JPH10129063A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH10129063A JPH10129063A JP28830696A JP28830696A JPH10129063A JP H10129063 A JPH10129063 A JP H10129063A JP 28830696 A JP28830696 A JP 28830696A JP 28830696 A JP28830696 A JP 28830696A JP H10129063 A JPH10129063 A JP H10129063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink film
- reel
- take
- roller
- speed
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な画像品質を維持しつつ低コスト化およ
び省スペース化に対応可能な記録装置を提供する。 【解決手段】 インクフィルム32に当接しこれを案内
する搬送ローラ37の搬送ローラ駆動ギア69に一方向
クラッチ68を付設し、印字動作時には、インクフィル
ム32の搬送に従属して搬送ローラが自由回転するよう
に、インクフィルム搬送に換算した搬送ローラ駆動ギア
69の速度を印字速度より遅くするとともに、所定の巻
取り力をかけながらインクフィルム32を巻くために、
巻取側リール31の巻取側リール駆動ギア35にトルク
リミッタ76を付設し、インクフィルム搬送に換算した
巻取側リール駆動ギア35の速度を印字速度より速くし
たという簡単な構造により、画像品質を良好に維持しつ
つ、部品の低コスト化および省スペース化を容易にし
た。
び省スペース化に対応可能な記録装置を提供する。 【解決手段】 インクフィルム32に当接しこれを案内
する搬送ローラ37の搬送ローラ駆動ギア69に一方向
クラッチ68を付設し、印字動作時には、インクフィル
ム32の搬送に従属して搬送ローラが自由回転するよう
に、インクフィルム搬送に換算した搬送ローラ駆動ギア
69の速度を印字速度より遅くするとともに、所定の巻
取り力をかけながらインクフィルム32を巻くために、
巻取側リール31の巻取側リール駆動ギア35にトルク
リミッタ76を付設し、インクフィルム搬送に換算した
巻取側リール駆動ギア35の速度を印字速度より速くし
たという簡単な構造により、画像品質を良好に維持しつ
つ、部品の低コスト化および省スペース化を容易にし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写記録装置に
おけるインクフィルムの搬送方法を改良したものに関す
る。
おけるインクフィルムの搬送方法を改良したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録装置は、プラテンローラと、
これに対して圧接及び圧接解除可能となった印字ヘッド
としてのサーマルヘッドとを有し、記録紙がプラテンロ
ーラとサーマルヘッドとの間に送り込まれる。記録紙と
サーマルヘッドとの間には、一方の表面に熱溶融性ある
いは熱昇華性のインクが塗布されたインクフィルムが搬
送されるようになっている。このインクフィルムは、供
給側リールから繰り出されて、巻取側リールに巻き取ら
れる。1つのサーマルヘッドにより記録紙に対してカラ
ー画像を再現する場合には、表面にイエロ、マゼンタお
よびシアン等の色のインクがこの順で塗布されたインク
フィルムが用いられ、各色の画像の重ね合わせによって
プリントされる。
これに対して圧接及び圧接解除可能となった印字ヘッド
としてのサーマルヘッドとを有し、記録紙がプラテンロ
ーラとサーマルヘッドとの間に送り込まれる。記録紙と
サーマルヘッドとの間には、一方の表面に熱溶融性ある
いは熱昇華性のインクが塗布されたインクフィルムが搬
送されるようになっている。このインクフィルムは、供
給側リールから繰り出されて、巻取側リールに巻き取ら
れる。1つのサーマルヘッドにより記録紙に対してカラ
ー画像を再現する場合には、表面にイエロ、マゼンタお
よびシアン等の色のインクがこの順で塗布されたインク
フィルムが用いられ、各色の画像の重ね合わせによって
プリントされる。
【0003】ところで、供給側リールに巻回されたイン
クフィルムは、従来巻取側リールを回転駆動することに
より巻き取るようにしていたが、サーマルヘッドがイン
クフィルムを記録紙に当接させながら加熱する際に、巻
取側リールがインクフィルムを強いトルクで巻き取る
と、インクフィルムにシワが発生したりインクフィルム
に当接した記録紙に力が加わってその位置がずれたりし
て、画像の欠損やずれが生じることがあり、一方、巻取
側リールの巻取り力を弱めると、非印字時に弱められた
巻取側リールの駆動トルクのみによってはインクフィル
ムを搬送できずインクフィルムの次画面頭出し動作を行
うことができないという問題があった。
クフィルムは、従来巻取側リールを回転駆動することに
より巻き取るようにしていたが、サーマルヘッドがイン
クフィルムを記録紙に当接させながら加熱する際に、巻
取側リールがインクフィルムを強いトルクで巻き取る
と、インクフィルムにシワが発生したりインクフィルム
に当接した記録紙に力が加わってその位置がずれたりし
て、画像の欠損やずれが生じることがあり、一方、巻取
側リールの巻取り力を弱めると、非印字時に弱められた
巻取側リールの駆動トルクのみによってはインクフィル
ムを搬送できずインクフィルムの次画面頭出し動作を行
うことができないという問題があった。
【0004】これに対し、本出願人は先に、インクフィ
ルムに当接しこれを案内する搬送ローラの駆動伝達部に
電磁クラッチを設け、この電磁クラッチをオン・オフ制
御することによりインクフィルムの搬送精度を確保した
技術を提案している(特開平6−143719号公報参
照)。
ルムに当接しこれを案内する搬送ローラの駆動伝達部に
電磁クラッチを設け、この電磁クラッチをオン・オフ制
御することによりインクフィルムの搬送精度を確保した
技術を提案している(特開平6−143719号公報参
照)。
【0005】この技術によれば、印字動作時にはインク
フィルムはプラテンローラのトルクによって搬送され、
このとき電磁クラッチはオフされており、搬送ローラは
インクフィルムに当接しこのインクフィルムの搬送に従
属しながら自由回転するに過ぎず、搬送ローラはインク
フィルムに張力を与えることはない。また、巻取側リー
ルは搬送されてきたインクフィルムを巻き取るだけなの
で、巻取側リールもまたインクフィルムに張力を与える
ことはない。すなわち、印字動作時においては、インク
フィルムはプラテンローラのトルクのみによって搬送さ
れ、インクフィルムに無理な張力が加わることはない。
フィルムはプラテンローラのトルクによって搬送され、
このとき電磁クラッチはオフされており、搬送ローラは
インクフィルムに当接しこのインクフィルムの搬送に従
属しながら自由回転するに過ぎず、搬送ローラはインク
フィルムに張力を与えることはない。また、巻取側リー
ルは搬送されてきたインクフィルムを巻き取るだけなの
で、巻取側リールもまたインクフィルムに張力を与える
ことはない。すなわち、印字動作時においては、インク
フィルムはプラテンローラのトルクのみによって搬送さ
れ、インクフィルムに無理な張力が加わることはない。
【0006】一方、非印字動作時、例えばインクフィル
ムの頭出し等を行う場合には、サーマルヘッドはプラテ
ンローラから離隔するためプラテンローラはインクフィ
ルムを搬送することはできない。また、巻取側リールの
巻取り力は弱くこれのみではインクフィルムを巻き取る
ことができないが、このとき電磁クラッチがオンにされ
て搬送ローラは所定のトルクで回転するため、インクフ
ィルムはこの回転を受けて搬送される。
ムの頭出し等を行う場合には、サーマルヘッドはプラテ
ンローラから離隔するためプラテンローラはインクフィ
ルムを搬送することはできない。また、巻取側リールの
巻取り力は弱くこれのみではインクフィルムを巻き取る
ことができないが、このとき電磁クラッチがオンにされ
て搬送ローラは所定のトルクで回転するため、インクフ
ィルムはこの回転を受けて搬送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載された熱転写記録装置では、前記搬送ローラは、軸
芯とその表面に付された発泡ゴムからなるローラ体とに
より構成されおり、インクフィルムは前記ローラ体との
摩擦力で搬送され、また、この搬送ローラの回転により
インクフィルムの移動量を制御し、インクフィルムの次
画面の頭出し動作等を行うようになっている。
記載された熱転写記録装置では、前記搬送ローラは、軸
芯とその表面に付された発泡ゴムからなるローラ体とに
より構成されおり、インクフィルムは前記ローラ体との
摩擦力で搬送され、また、この搬送ローラの回転により
インクフィルムの移動量を制御し、インクフィルムの次
画面の頭出し動作等を行うようになっている。
【0008】したがって、搬送ローラの回転速度がイン
クフィルムの搬送速度を支配するものであるため、搬送
ローラのローラ体を装置の小型化のために例えば発泡で
ないソリッドゴムとしたような場合には、搬送ローラと
インクフィルムとの摩擦係数が小さくなって滑りが生じ
画像品質に影響を及ぼする虞れがある。このため、搬送
ローラの材質・形状の設計自由度が少ないものであっ
た。
クフィルムの搬送速度を支配するものであるため、搬送
ローラのローラ体を装置の小型化のために例えば発泡で
ないソリッドゴムとしたような場合には、搬送ローラと
インクフィルムとの摩擦係数が小さくなって滑りが生じ
画像品質に影響を及ぼする虞れがある。このため、搬送
ローラの材質・形状の設計自由度が少ないものであっ
た。
【0009】また、電磁クラッチを使用しているため、
コスト高となるばかりか、その設置のためにある程度の
大きさのスペースを必要とするものであった。
コスト高となるばかりか、その設置のためにある程度の
大きさのスペースを必要とするものであった。
【0010】本発明の目的は、良好な画像品質を維持し
つつ低コスト化および省スペース化に対応可能な記録装
置を提供することにある。
つつ低コスト化および省スペース化に対応可能な記録装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、インクフィルムが巻回され
た供給側リールと、インクフィルムを巻き取る巻取側リ
ールと、巻取側リールに連結される巻取側リール駆動伝
達部と、巻取側リールの駆動トルクを制限するトルク制
限手段と、印字動作時には供給側リールから供給された
インクフィルムをプラテンローラ上の記録紙に圧接し、
非印字動作時にはプラテンローラ上の記録紙からインク
フィルムを離隔させる印字ヘッドと、インクフィルムに
当接され当該インクフィルムを案内する搬送ローラと、
搬送ローラの回転量を検出する回転量検出手段と、回転
量検出手段の検出信号に基づいてインクフィルムの移動
量を制御する制御手段と、搬送ローラに連結される搬送
ローラ駆動伝達部と、搬送ローラのインクフィルム搬送
方向の自由回転を許容する一方向クラッチとを備え、印
字動作時には、搬送ローラ駆動伝達部のインクフィルム
搬送に換算した速度を印字速度よりも遅くするととも
に、巻取側リール駆動伝達部のインクフィルム搬送に換
算した速度を印字速度よりも速く設定したことを特徴と
する熱転写記録装置である。
に、請求項1記載の発明は、インクフィルムが巻回され
た供給側リールと、インクフィルムを巻き取る巻取側リ
ールと、巻取側リールに連結される巻取側リール駆動伝
達部と、巻取側リールの駆動トルクを制限するトルク制
限手段と、印字動作時には供給側リールから供給された
インクフィルムをプラテンローラ上の記録紙に圧接し、
非印字動作時にはプラテンローラ上の記録紙からインク
フィルムを離隔させる印字ヘッドと、インクフィルムに
当接され当該インクフィルムを案内する搬送ローラと、
搬送ローラの回転量を検出する回転量検出手段と、回転
量検出手段の検出信号に基づいてインクフィルムの移動
量を制御する制御手段と、搬送ローラに連結される搬送
ローラ駆動伝達部と、搬送ローラのインクフィルム搬送
方向の自由回転を許容する一方向クラッチとを備え、印
字動作時には、搬送ローラ駆動伝達部のインクフィルム
搬送に換算した速度を印字速度よりも遅くするととも
に、巻取側リール駆動伝達部のインクフィルム搬送に換
算した速度を印字速度よりも速く設定したことを特徴と
する熱転写記録装置である。
【0012】この発明にあっては、印字動作時には、印
字ヘッドによりインクフィルムがプラテンローラ上の記
録紙に圧接され、インクフィルムはプラテンローラのト
ルクによって搬送される。ここで、一方向クラッチが付
設された搬送ローラ駆動伝達部の回転速度は、インクフ
ィルムの移動によりこれに当接されて回転する搬送ロー
ラの回転速度より遅くされているので、搬送ローラ駆動
伝達部が回転する状態においても、搬送ローラはインク
フィルムに当接しこのインクフィルムの搬送に従属しな
がら自由回転するに過ぎず、搬送ローラはインクフィル
ムに張力を与えることはない。また、トルク制限手段が
付設された巻取側リール駆動伝達部回転のインクフィル
ム搬送に換算した速度を印字速度より速くしたので、イ
ンクフィルムが緩まない程度の所定の巻取り力をかけな
がら巻取側リールの周速が印字速度(インクフィルムの
移動速度)となってインクフィルムが巻き取られる。こ
のように、巻取側リールは搬送されてきたインクフィル
ムを巻き取るだけなので、巻取側リールもまたインクフ
ィルム32に余計な張力を与えることはない。
字ヘッドによりインクフィルムがプラテンローラ上の記
録紙に圧接され、インクフィルムはプラテンローラのト
ルクによって搬送される。ここで、一方向クラッチが付
設された搬送ローラ駆動伝達部の回転速度は、インクフ
ィルムの移動によりこれに当接されて回転する搬送ロー
ラの回転速度より遅くされているので、搬送ローラ駆動
伝達部が回転する状態においても、搬送ローラはインク
フィルムに当接しこのインクフィルムの搬送に従属しな
がら自由回転するに過ぎず、搬送ローラはインクフィル
ムに張力を与えることはない。また、トルク制限手段が
付設された巻取側リール駆動伝達部回転のインクフィル
ム搬送に換算した速度を印字速度より速くしたので、イ
ンクフィルムが緩まない程度の所定の巻取り力をかけな
がら巻取側リールの周速が印字速度(インクフィルムの
移動速度)となってインクフィルムが巻き取られる。こ
のように、巻取側リールは搬送されてきたインクフィル
ムを巻き取るだけなので、巻取側リールもまたインクフ
ィルム32に余計な張力を与えることはない。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の熱転写記録装置において、非印字動作時には、前記
巻取側リール駆動伝達部のインクフィルム搬送に換算し
た速度を、前記搬送ローラ駆動伝達部のインクフィルム
搬送に換算した速度より速く設定したことを特徴とす
る。
載の熱転写記録装置において、非印字動作時には、前記
巻取側リール駆動伝達部のインクフィルム搬送に換算し
た速度を、前記搬送ローラ駆動伝達部のインクフィルム
搬送に換算した速度より速く設定したことを特徴とす
る。
【0014】この発明にあっては、非印字動作時に、印
字ヘッドの圧接が解除されてプラテンローラ上の記録紙
からインクフィルムが離隔され、インクフィルムの次画
面頭出しが行われる。搬送ローラ駆動伝達部および巻取
側リール駆動伝達部が回転駆動され、この場合に、イン
クフィルムの巻取り力が供給側のバックテンションより
大きければ、インクフィルム搬送に換算した速度におい
て巻取側リール駆動伝達部の方が搬送ローラ駆動伝達部
よりも速いので、搬送ローラのインクフィルムとの摩擦
力に左右されることなく、巻取側リールによりインクフ
ィルムが巻き取られる。このとき搬送ローラは自由回転
の状態となり、搬送ローラ駆動伝達部の速度よりも速く
インクフィルムが送られる。また、インクフィルムの巻
取り力が供給側のバックテンションより若干小さい場合
には、インクフィルムの移動速度が搬送ローラ駆動伝達
部のインクフィルム搬送に換算した速度に近付いて遂に
支配的となり、巻取側リールによる巻取り力に加えて搬
送ローラのインクフィルムとの摩擦力が補助されて、イ
ンクフィルムが巻き取られることとなり、このためイン
クフィルムが搬送ローラの回転より遅れて搬送されるこ
ともない。このように、非印字動作時には、搬送ローラ
による補助を受けてインクフィルムの巻取りが簡易かつ
確実に行われるとともに、インクフィルムの移動と搬送
ローラの回転とがずれることなく対応して、インクフィ
ルムの搬送精度が確保される。
字ヘッドの圧接が解除されてプラテンローラ上の記録紙
からインクフィルムが離隔され、インクフィルムの次画
面頭出しが行われる。搬送ローラ駆動伝達部および巻取
側リール駆動伝達部が回転駆動され、この場合に、イン
クフィルムの巻取り力が供給側のバックテンションより
大きければ、インクフィルム搬送に換算した速度におい
て巻取側リール駆動伝達部の方が搬送ローラ駆動伝達部
よりも速いので、搬送ローラのインクフィルムとの摩擦
力に左右されることなく、巻取側リールによりインクフ
ィルムが巻き取られる。このとき搬送ローラは自由回転
の状態となり、搬送ローラ駆動伝達部の速度よりも速く
インクフィルムが送られる。また、インクフィルムの巻
取り力が供給側のバックテンションより若干小さい場合
には、インクフィルムの移動速度が搬送ローラ駆動伝達
部のインクフィルム搬送に換算した速度に近付いて遂に
支配的となり、巻取側リールによる巻取り力に加えて搬
送ローラのインクフィルムとの摩擦力が補助されて、イ
ンクフィルムが巻き取られることとなり、このためイン
クフィルムが搬送ローラの回転より遅れて搬送されるこ
ともない。このように、非印字動作時には、搬送ローラ
による補助を受けてインクフィルムの巻取りが簡易かつ
確実に行われるとともに、インクフィルムの移動と搬送
ローラの回転とがずれることなく対応して、インクフィ
ルムの搬送精度が確保される。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の熱転写記録装置において、前記搬送ローラ駆
動伝達部と前記巻取側リール駆動伝達部とは、同一の駆
動源から回転駆動力が加えられることを特徴とする。
は2記載の熱転写記録装置において、前記搬送ローラ駆
動伝達部と前記巻取側リール駆動伝達部とは、同一の駆
動源から回転駆動力が加えられることを特徴とする。
【0016】この発明にあっては、同一の駆動源からの
回転駆動力を受けて、搬送ローラ駆動伝達部および巻取
側リール駆動伝達部が回転駆動される。
回転駆動力を受けて、搬送ローラ駆動伝達部および巻取
側リール駆動伝達部が回転駆動される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る熱転写記録装置を示す外観斜視図である。なお、説
明の便宜上、記録紙を排出する際に先端側となる記録紙
の縁辺を、記録紙の先端と称する。
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る熱転写記録装置を示す外観斜視図である。なお、説
明の便宜上、記録紙を排出する際に先端側となる記録紙
の縁辺を、記録紙の先端と称する。
【0018】図示する熱転写記録装置10は、例えば、
写真の焼付を行う現像所などにおいて使用され、ネガフ
ィルムの複数駒に記録された情報を1枚の記録紙上に再
現するいわゆるインデックス・プリントなどを出力する
ために用いられる。熱転写記録装置10には、ネガフィ
ルムに記録された情報に対して種々の画像処理を行う図
示しない制御装置がインターフェースを介して接続さ
れ、制御装置からの画像信号や制御信号がインターフェ
ースを介して入力されるようになっている。
写真の焼付を行う現像所などにおいて使用され、ネガフ
ィルムの複数駒に記録された情報を1枚の記録紙上に再
現するいわゆるインデックス・プリントなどを出力する
ために用いられる。熱転写記録装置10には、ネガフィ
ルムに記録された情報に対して種々の画像処理を行う図
示しない制御装置がインターフェースを介して接続さ
れ、制御装置からの画像信号や制御信号がインターフェ
ースを介して入力されるようになっている。
【0019】熱転写記録装置10の本体をなすハウジン
グ11の上面には蓋部材12が揺動軸12a(図2参
照)を中心に開閉自在に取り付けられ、蓋部材12を開
放した状態でインクフィルムカセットがハウジング11
内の所定位置に装填されるようになっている。図中左手
前側が装置10の前面となっており、この前面側に排紙
部22が設けられ、背面側に給紙部21が設けられてい
る。給紙部21には、複数枚の記録紙を収納した給紙ト
レイ14が傾斜して設けられている。また、この熱転写
記録装置10内には、画像を再現した後の記録紙の不要
部分(記録紙の先端部分および/または後端部分)をカ
ットするカッタユニット23が設けられており、カット
された用紙片を貯えるダスタ部24が装置前面側に抜き
差し自在に設けられている。不要部分をカットした後の
記録紙は、用紙排出口16を通って、ダスタ部24の前
面に一体的に設けられた排紙トレイ17上に縦方向に排
出される。
グ11の上面には蓋部材12が揺動軸12a(図2参
照)を中心に開閉自在に取り付けられ、蓋部材12を開
放した状態でインクフィルムカセットがハウジング11
内の所定位置に装填されるようになっている。図中左手
前側が装置10の前面となっており、この前面側に排紙
部22が設けられ、背面側に給紙部21が設けられてい
る。給紙部21には、複数枚の記録紙を収納した給紙ト
レイ14が傾斜して設けられている。また、この熱転写
記録装置10内には、画像を再現した後の記録紙の不要
部分(記録紙の先端部分および/または後端部分)をカ
ットするカッタユニット23が設けられており、カット
された用紙片を貯えるダスタ部24が装置前面側に抜き
差し自在に設けられている。不要部分をカットした後の
記録紙は、用紙排出口16を通って、ダスタ部24の前
面に一体的に設けられた排紙トレイ17上に縦方向に排
出される。
【0020】また、本実施の形態の熱転写記録装置10
では熱昇華性のインクが塗布されたインクフィルムが用
いられており、昇華したインクをトラップする受像紙と
しての記録紙は、印画紙のような腰の強い厚手(150
〜250μm)の用紙が用いられている。
では熱昇華性のインクが塗布されたインクフィルムが用
いられており、昇華したインクをトラップする受像紙と
しての記録紙は、印画紙のような腰の強い厚手(150
〜250μm)の用紙が用いられている。
【0021】図2は、熱転写記録装置の蓋部材を開放し
た状態を示す概略断面図、図3は、熱転写記録装置の本
体にインクフィルムカセットを装填した状態を示す概略
断面図、図4(1)〜(3)は、それぞれ、給紙時、印
字開始時、および印字終了時における熱転写記録装置の
作動状態を概略で示す断面図、図5(1)(2)は、先
端カット時および後端カット時における熱転写記録装置
の作動状態を概略で示す断面図である。
た状態を示す概略断面図、図3は、熱転写記録装置の本
体にインクフィルムカセットを装填した状態を示す概略
断面図、図4(1)〜(3)は、それぞれ、給紙時、印
字開始時、および印字終了時における熱転写記録装置の
作動状態を概略で示す断面図、図5(1)(2)は、先
端カット時および後端カット時における熱転写記録装置
の作動状態を概略で示す断面図である。
【0022】熱転写記録装置10の内部構造を詳述すれ
ば、図2に示すように、ハウジング11内には、プラテ
ンローラ25が回転自在に支持されており、蓋部材12
の内面側には、図示しない連動部材によって、サーマル
ヘッド26を有するヘッドベース27がプラテンローラ
25に対して進退移動自在に取り付けられている。ヘッ
ドベース27がプラテンローラ25に対して前進移動す
ると、サーマルヘッド26はプラテンローラ25に圧接
する位置に移動する一方、ヘッドベース27がプラテン
ローラ25に対して後退移動すると、サーマルヘッド2
6は圧接を解除する位置に移動する。ヘッドベース27
は、図示しないスプリングなどの弾発手段によって、サ
ーマルヘッド26をプラテンローラ25に対して後退し
た位置すなわち圧接解除位置に保持するように、図2中
矢印Rで示す方向に付勢されている。
ば、図2に示すように、ハウジング11内には、プラテ
ンローラ25が回転自在に支持されており、蓋部材12
の内面側には、図示しない連動部材によって、サーマル
ヘッド26を有するヘッドベース27がプラテンローラ
25に対して進退移動自在に取り付けられている。ヘッ
ドベース27がプラテンローラ25に対して前進移動す
ると、サーマルヘッド26はプラテンローラ25に圧接
する位置に移動する一方、ヘッドベース27がプラテン
ローラ25に対して後退移動すると、サーマルヘッド2
6は圧接を解除する位置に移動する。ヘッドベース27
は、図示しないスプリングなどの弾発手段によって、サ
ーマルヘッド26をプラテンローラ25に対して後退し
た位置すなわち圧接解除位置に保持するように、図2中
矢印Rで示す方向に付勢されている。
【0023】蓋部材12に回転自在に取り付けた駆動軸
28には、ヘッドベース27に当接して当該ヘッドベー
ス27を前進移動させ、サーマルヘッド26をプラテン
ローラ25に対して圧接させる圧接用偏心カム29が固
着されている。駆動軸28を回転して圧接用偏心カム2
9を回転駆動するために、パルスモータからなるサーマ
ルヘッド駆動モータM1が駆動軸28に接続されてい
る。
28には、ヘッドベース27に当接して当該ヘッドベー
ス27を前進移動させ、サーマルヘッド26をプラテン
ローラ25に対して圧接させる圧接用偏心カム29が固
着されている。駆動軸28を回転して圧接用偏心カム2
9を回転駆動するために、パルスモータからなるサーマ
ルヘッド駆動モータM1が駆動軸28に接続されてい
る。
【0024】図3に示すように、サーマルヘッド26と
プラテンローラ25との間には、供給側リール30から
繰り出されて巻取側リール31に巻き取られることにな
る帯状のインクフィルム32が搬送されるようになって
いる。インクフィルム32は、3色のイエロインク層、
マゼンタインク層及びシアンインク層とオーバコート層
とが、この順でベースフィルムに塗布されて形成されて
いる。供給側および巻取側の両リール30、31は、イ
ンクフィルムカセット33内に収容されている。このイ
ンクフィルムカセット33は、ハウジング11に対して
着脱自在となっており、ハウジング11内に取り付けた
保持プレート34上にセットすることで所定位置に装着
される。巻取側リール31に取り付けたギア35の一部
がインクフィルムカセット33に形成した開口部に臨ん
でおり、カセット装着時には、装置側に設けたギア36
が前記ギア35と噛み合うようになっている。ギア36
は、モータM2により回転駆動され、送り出されるイン
クフィルム32を巻取側リール31に巻き取る。
プラテンローラ25との間には、供給側リール30から
繰り出されて巻取側リール31に巻き取られることにな
る帯状のインクフィルム32が搬送されるようになって
いる。インクフィルム32は、3色のイエロインク層、
マゼンタインク層及びシアンインク層とオーバコート層
とが、この順でベースフィルムに塗布されて形成されて
いる。供給側および巻取側の両リール30、31は、イ
ンクフィルムカセット33内に収容されている。このイ
ンクフィルムカセット33は、ハウジング11に対して
着脱自在となっており、ハウジング11内に取り付けた
保持プレート34上にセットすることで所定位置に装着
される。巻取側リール31に取り付けたギア35の一部
がインクフィルムカセット33に形成した開口部に臨ん
でおり、カセット装着時には、装置側に設けたギア36
が前記ギア35と噛み合うようになっている。ギア36
は、モータM2により回転駆動され、送り出されるイン
クフィルム32を巻取側リール31に巻き取る。
【0025】カセット装着時にインクフィルム32の搬
送路を形成すべく、プラテンローラ25の近傍には、イ
ンクフィルム32に当接され当該インクフィルムを案内
する搬送ローラ37が設けられている。この搬送ローラ
37は、印字時には回転フリーとなるが、非印字時にイ
ンクフィルム32を移動させたいときには、巻取側リー
ル31による巻取り力を補助するために、当該搬送ロー
ラ37にモータM3からの駆動力が伝達可能となるよう
に構成されている。印字時においては、インクフィルム
32は、記録紙18の搬送に伴って送り出され、サーマ
ルヘッド26の先端に設けられたインクフィルムガイド
板38と、搬送ローラ37とに案内されて巻取側リール
31に巻き取られることになる。このインクフィルムの
搬送系の詳細については後述する。
送路を形成すべく、プラテンローラ25の近傍には、イ
ンクフィルム32に当接され当該インクフィルムを案内
する搬送ローラ37が設けられている。この搬送ローラ
37は、印字時には回転フリーとなるが、非印字時にイ
ンクフィルム32を移動させたいときには、巻取側リー
ル31による巻取り力を補助するために、当該搬送ロー
ラ37にモータM3からの駆動力が伝達可能となるよう
に構成されている。印字時においては、インクフィルム
32は、記録紙18の搬送に伴って送り出され、サーマ
ルヘッド26の先端に設けられたインクフィルムガイド
板38と、搬送ローラ37とに案内されて巻取側リール
31に巻き取られることになる。このインクフィルムの
搬送系の詳細については後述する。
【0026】記録紙18は前記給紙トレイ14の上に傾
斜した状態で保持されるが、記録紙18の幅方向を規制
するために、給紙トレイ14には幅規制板40が設けら
れている。この幅規制板40は、記録紙18のサイズに
応じて幅方向にスライド移動自在となっている。
斜した状態で保持されるが、記録紙18の幅方向を規制
するために、給紙トレイ14には幅規制板40が設けら
れている。この幅規制板40は、記録紙18のサイズに
応じて幅方向にスライド移動自在となっている。
【0027】給紙トレイ14上の記録紙18は、給紙ロ
ーラ45と、この給紙ローラ45に対して微小なギャッ
プを隔てて配置された捌きローラ46とにより1枚ずつ
給紙されて、ガイド部材47に案内されながら搬送され
る。給紙ローラ45は、パルスモータからなる給紙モー
タM4により回転駆動されるが、捌きローラ46は非回
転となっている。捌きローラ46はその硬度を70度と
硬くしてあり、さらに表面にはコーティング処理を施し
てある。また、前記ギャップは、紙厚に所定寸法を加え
た0.3mm程度に設定してある。このように構成する
ことにより、厚手の記録紙18を滑らかに給紙でき、さ
らに記録紙18の表面にキズを付けることもない。
ーラ45と、この給紙ローラ45に対して微小なギャッ
プを隔てて配置された捌きローラ46とにより1枚ずつ
給紙されて、ガイド部材47に案内されながら搬送され
る。給紙ローラ45は、パルスモータからなる給紙モー
タM4により回転駆動されるが、捌きローラ46は非回
転となっている。捌きローラ46はその硬度を70度と
硬くしてあり、さらに表面にはコーティング処理を施し
てある。また、前記ギャップは、紙厚に所定寸法を加え
た0.3mm程度に設定してある。このように構成する
ことにより、厚手の記録紙18を滑らかに給紙でき、さ
らに記録紙18の表面にキズを付けることもない。
【0028】プラテンローラ25の上流側には当該プラ
テンローラ25に隣接して、グリップローラ50と、こ
のグリップローラ50に対して当接するピンチローラ5
1とが配置され、これら両ローラ50、51の間に、給
紙された記録紙18が送り込まれる。グリップローラ5
0はパルスモータからなるグリップローラ駆動モータM
5により回転駆動され、ピンチローラ51は記録紙の搬
送に伴って従動回転する。
テンローラ25に隣接して、グリップローラ50と、こ
のグリップローラ50に対して当接するピンチローラ5
1とが配置され、これら両ローラ50、51の間に、給
紙された記録紙18が送り込まれる。グリップローラ5
0はパルスモータからなるグリップローラ駆動モータM
5により回転駆動され、ピンチローラ51は記録紙の搬
送に伴って従動回転する。
【0029】プラテンローラ50の下流側には、記録紙
18を排紙トレイ17上に排出するために、用紙排出口
16側に位置する第1排出ローラ対53と、プラテンロ
ーラ25側に位置する第2排出ローラ対54とが所定距
離を隔てて取り付けられている。これら排出ローラ対5
3、54は、パルスモータからなる搬送モータM6によ
り回転駆動されるようになっている。
18を排紙トレイ17上に排出するために、用紙排出口
16側に位置する第1排出ローラ対53と、プラテンロ
ーラ25側に位置する第2排出ローラ対54とが所定距
離を隔てて取り付けられている。これら排出ローラ対5
3、54は、パルスモータからなる搬送モータM6によ
り回転駆動されるようになっている。
【0030】プラテンローラ25と排出ローラ対54と
の間には、排紙処理の際の記録紙18の搬送を案内する
ガイド部材55が設けられている。このガイド部材55
の下方には、印字動作がなされるときに記録紙18を収
容する収容スペース56が形成されている。
の間には、排紙処理の際の記録紙18の搬送を案内する
ガイド部材55が設けられている。このガイド部材55
の下方には、印字動作がなされるときに記録紙18を収
容する収容スペース56が形成されている。
【0031】図示する熱転写記録装置10にあっては、
記録紙18にカラー画像を再現する際には、まず、図4
(1)に示すように、記録紙18を給紙トレイ14から
給紙して矢印Pで示す方向に搬送し、図4(2)に示す
ように、記録紙18を収容スペース56に収容する。次
いで、この状態から矢印Qで示す方向に記録紙18を戻
し搬送しながらイエロの画像を形成するようになってい
る。つまり、戻し印字方式となっている。記録紙18を
戻し搬送しながらイエロの画像を転写した後に、次のマ
ゼンタの画像を再現する準備のために記録紙18は前進
搬送される。このように、面順次方式によって例えば3
色の画像を重ねて転写することにより、記録紙18にカ
ラー画像が形成される。サーマルヘッド26がプラテン
ローラ25に圧接するのは戻し搬送のときのみであり、
記録紙18を前進搬送するときには、サーマルヘッド2
6はプラテンローラ25から離れている。印字動作中に
戻し搬送と前進搬送とを繰り返すときにおいては、グリ
ップローラ50およびピンチローラ51は常に記録紙1
8を挟持し続けている。
記録紙18にカラー画像を再現する際には、まず、図4
(1)に示すように、記録紙18を給紙トレイ14から
給紙して矢印Pで示す方向に搬送し、図4(2)に示す
ように、記録紙18を収容スペース56に収容する。次
いで、この状態から矢印Qで示す方向に記録紙18を戻
し搬送しながらイエロの画像を形成するようになってい
る。つまり、戻し印字方式となっている。記録紙18を
戻し搬送しながらイエロの画像を転写した後に、次のマ
ゼンタの画像を再現する準備のために記録紙18は前進
搬送される。このように、面順次方式によって例えば3
色の画像を重ねて転写することにより、記録紙18にカ
ラー画像が形成される。サーマルヘッド26がプラテン
ローラ25に圧接するのは戻し搬送のときのみであり、
記録紙18を前進搬送するときには、サーマルヘッド2
6はプラテンローラ25から離れている。印字動作中に
戻し搬送と前進搬送とを繰り返すときにおいては、グリ
ップローラ50およびピンチローラ51は常に記録紙1
8を挟持し続けている。
【0032】前記ガイド部材55の下側には、グリップ
ローラ50とピンチローラ51により搬送される記録紙
18を、排出ローラ対53、54などが設けられている
排紙部22あるいは収容スペース56のいずれか一方に
選択的に導くために、支持軸57を中心として揺動ガイ
ド58が揺動自在に設けられている。揺動ガイド58は
可撓性素材より形成されている。図4(2)に示すよう
に、揺動ガイド58を上方位置に揺動すると、グリップ
ローラ50などにより搬送される記録紙18は収容スペ
ース56に収容される。一方、図5(1)に示すよう
に、揺動ガイド58を上方位置から下方位置まで支持軸
57を中心として時計方向に揺動すると、記録紙18は
排紙部22に向けて搬送される。
ローラ50とピンチローラ51により搬送される記録紙
18を、排出ローラ対53、54などが設けられている
排紙部22あるいは収容スペース56のいずれか一方に
選択的に導くために、支持軸57を中心として揺動ガイ
ド58が揺動自在に設けられている。揺動ガイド58は
可撓性素材より形成されている。図4(2)に示すよう
に、揺動ガイド58を上方位置に揺動すると、グリップ
ローラ50などにより搬送される記録紙18は収容スペ
ース56に収容される。一方、図5(1)に示すよう
に、揺動ガイド58を上方位置から下方位置まで支持軸
57を中心として時計方向に揺動すると、記録紙18は
排紙部22に向けて搬送される。
【0033】印字品位の向上のためには印字時に記録紙
18が排出ローラ対53、54に挟まれないようにする
必要があるが、本実施の形態のように揺動ガイド58を
設けて排紙部22に至る搬送経路の下方位置に収容スペ
ース56を形成するようにすれば、プラテンローラ25
と排出ローラ対53、54との間の距離を小さくするこ
とができ、装置10の床面積が小さくなる。
18が排出ローラ対53、54に挟まれないようにする
必要があるが、本実施の形態のように揺動ガイド58を
設けて排紙部22に至る搬送経路の下方位置に収容スペ
ース56を形成するようにすれば、プラテンローラ25
と排出ローラ対53、54との間の距離を小さくするこ
とができ、装置10の床面積が小さくなる。
【0034】前記第1排出ローラ対53と第2排出ロー
ラ対54との間に設けられるカッタユニット23は、ロ
ータリーカッタ60と、このカッタ60との共働により
記録紙18をカットする受け台61とを有する。このカ
ッタユニット23により非印字領域をカットすることが
でき、カットされた不要な用紙片は、その自重により、
カッタユニット23の下方位置に配置されたダスタ部2
4内に落下し回収される。
ラ対54との間に設けられるカッタユニット23は、ロ
ータリーカッタ60と、このカッタ60との共働により
記録紙18をカットする受け台61とを有する。このカ
ッタユニット23により非印字領域をカットすることが
でき、カットされた不要な用紙片は、その自重により、
カッタユニット23の下方位置に配置されたダスタ部2
4内に落下し回収される。
【0035】図6にも拡大して示すように、グリップロ
ーラ50に隣接して、給紙時における記録紙先端あるい
は印字時における記録紙後端を検出するセンサS1が設
置されている。センサS1は、記録紙18の先端あるい
は後端を検出したときにオン信号を発する。なお、セン
サS1は印字時には記録紙後端を検出することから、以
下の説明においては便宜上、後端検出センサS1と称す
る。
ーラ50に隣接して、給紙時における記録紙先端あるい
は印字時における記録紙後端を検出するセンサS1が設
置されている。センサS1は、記録紙18の先端あるい
は後端を検出したときにオン信号を発する。なお、セン
サS1は印字時には記録紙後端を検出することから、以
下の説明においては便宜上、後端検出センサS1と称す
る。
【0036】図2に示したように、カッタユニット23
には、記録紙先端を検出する先端検出センサS2が設置
されている。先端検出センサS2は、記録紙18の先端
を検出したときにオン信号を発する。先端検出センサS
2が記録紙18の先端を検出した時点を基準として、搬
送モータM6を駆動するパルスが管理され、記録紙先端
から所定長さだけ記録紙18をカットする先端カット
と、記録紙後端から所定長さだけ記録紙18をカットす
る後端カットとが行われる。
には、記録紙先端を検出する先端検出センサS2が設置
されている。先端検出センサS2は、記録紙18の先端
を検出したときにオン信号を発する。先端検出センサS
2が記録紙18の先端を検出した時点を基準として、搬
送モータM6を駆動するパルスが管理され、記録紙先端
から所定長さだけ記録紙18をカットする先端カット
と、記録紙後端から所定長さだけ記録紙18をカットす
る後端カットとが行われる。
【0037】また、図2及び図3に示すように、本実施
の形態の熱転写記録装置10の内部下方には、コントロ
ールユニット19が配置されており、このコントロール
ユニット19は、外部電力を供給する電源部、装置外部
に設けられた図示しない制御装置からインターフェース
を介して信号を受けると共に装置内各部の制御を行う制
御手段としてのコントローラ90、及び各種基板等を有
している。
の形態の熱転写記録装置10の内部下方には、コントロ
ールユニット19が配置されており、このコントロール
ユニット19は、外部電力を供給する電源部、装置外部
に設けられた図示しない制御装置からインターフェース
を介して信号を受けると共に装置内各部の制御を行う制
御手段としてのコントローラ90、及び各種基板等を有
している。
【0038】次に、本実施の形態のインクフィルムの搬
送系について説明する。
送系について説明する。
【0039】図7(A)はインクフィルムが搬送される
様子を示す図、(B)は(A)に示されるエンコーダセ
ンサの出力変化を示すグラフ、図8はインクフィルムの
平面図である。なお、図中符号「Y」はイエロインク
層、「M」はマゼンタインク層、「C」はシアンインク
層、および「OL」は、オーバコート層を示す。
様子を示す図、(B)は(A)に示されるエンコーダセ
ンサの出力変化を示すグラフ、図8はインクフィルムの
平面図である。なお、図中符号「Y」はイエロインク
層、「M」はマゼンタインク層、「C」はシアンインク
層、および「OL」は、オーバコート層を示す。
【0040】図7(A)に示すように、給側リール30
から繰り出されるインクフィルム32は、サーマルヘッ
ド26とプラテンローラ25との間を通過し、搬送ロー
ラ37を介して巻取側リール31に巻き取られる。搬送
ローラ37が回転すると、エンコーダ62を跨ぐように
して設けられるフォトセンサであるエンコーダセンサ6
3の出力が、図7(B)に示すように、「入光→遮光」
または「遮光→入光」と変化し、このエンコーダセンサ
63の出力の変化(図7(B)のaの部分)をカウント
することによって、搬送ローラ37の回転角度を検出
し、インクフィルム32の搬送量を求めている。ここで
エンコーダ62およびエンコーダセンサ63は回転量検
出手段を構成する。
から繰り出されるインクフィルム32は、サーマルヘッ
ド26とプラテンローラ25との間を通過し、搬送ロー
ラ37を介して巻取側リール31に巻き取られる。搬送
ローラ37が回転すると、エンコーダ62を跨ぐように
して設けられるフォトセンサであるエンコーダセンサ6
3の出力が、図7(B)に示すように、「入光→遮光」
または「遮光→入光」と変化し、このエンコーダセンサ
63の出力の変化(図7(B)のaの部分)をカウント
することによって、搬送ローラ37の回転角度を検出
し、インクフィルム32の搬送量を求めている。ここで
エンコーダ62およびエンコーダセンサ63は回転量検
出手段を構成する。
【0041】具体的には、インクフィルムの搬送量Lは
次式により求められる。 L=r0 ・θ ここに、r0 :搬送ローラのローラ半径 θ :搬送ローラの回転角度(rad) したがって、各色のインク層のフィルムの長さL0 (図
8参照)は、次式のように表される。 L0 =r0 ・θ0 ここに、θ0 :インクフィルムをL0 巻くのに回転する
搬送ローラの回転角度(rad) 逆に言えば、インクフィルムをL0 搬送するのに必要な
搬送ローラの回転角度θ0 は、 θ0 =L0 /r0 で与えられ、各色のインク層の先頭位置までのインクフ
ィルム32の搬送は、各色の搬送量がL0 になるまで、
すなわち搬送ローラ37の回転角度が、θ0 (イエ
ロ)、2θ0 (マゼンタ)、3θ0 (シアン)になるま
で巻く制御を行う。
次式により求められる。 L=r0 ・θ ここに、r0 :搬送ローラのローラ半径 θ :搬送ローラの回転角度(rad) したがって、各色のインク層のフィルムの長さL0 (図
8参照)は、次式のように表される。 L0 =r0 ・θ0 ここに、θ0 :インクフィルムをL0 巻くのに回転する
搬送ローラの回転角度(rad) 逆に言えば、インクフィルムをL0 搬送するのに必要な
搬送ローラの回転角度θ0 は、 θ0 =L0 /r0 で与えられ、各色のインク層の先頭位置までのインクフ
ィルム32の搬送は、各色の搬送量がL0 になるまで、
すなわち搬送ローラ37の回転角度が、θ0 (イエ
ロ)、2θ0 (マゼンタ)、3θ0 (シアン)になるま
で巻く制御を行う。
【0042】このように、インクフィルム32の移動量
を搬送ローラの回転角度と搬送ローラのローラ半径の積
から算出する構成とされており、各色のインク層の先頭
位置までのフィルムの搬送は、搬送ローラが所定の角度
まで回転することを検知することで制御している。
を搬送ローラの回転角度と搬送ローラのローラ半径の積
から算出する構成とされており、各色のインク層の先頭
位置までのフィルムの搬送は、搬送ローラが所定の角度
まで回転することを検知することで制御している。
【0043】図9は、ズレのない所望の搬送を行った場
合のインクフィルムを示す平面図である。なお、印字領
域を四角枠で示す。
合のインクフィルムを示す平面図である。なお、印字領
域を四角枠で示す。
【0044】図6に示したように、搬送ローラ37に隣
接して、インクフィルム32に付された黒マーカ86を
検出する検出手段としての読み取りセンサS3が設置さ
れている。なお、前記各センサS1、S2,およびS3
としては、反射型フォトセンサが例示できるが、この場
合に限定されるものではなく、透過型フォトセンサより
構成しても良い。
接して、インクフィルム32に付された黒マーカ86を
検出する検出手段としての読み取りセンサS3が設置さ
れている。なお、前記各センサS1、S2,およびS3
としては、反射型フォトセンサが例示できるが、この場
合に限定されるものではなく、透過型フォトセンサより
構成しても良い。
【0045】黒マーカ86は、図8および図9に示した
ように、各イエロインク層の先頭部分(巻取側)に写し
込まれている。前述したように、図中符号「Y」はイエ
ロインク層、「M」はマゼンタインク層、「C」はシア
ンインク層、および「OL」は、オーバコート層を示
す。ここで、オーバコート層とは、印字部分の退色を防
止するために印字最終段階で記録紙18の全面にラミネ
ート用樹脂としてのオーバコート剤を熱転写するための
ものである。また、本明細書中において単にインク層と
示す場合には、オーバコート層も含まれる概念として使
用する。
ように、各イエロインク層の先頭部分(巻取側)に写し
込まれている。前述したように、図中符号「Y」はイエ
ロインク層、「M」はマゼンタインク層、「C」はシア
ンインク層、および「OL」は、オーバコート層を示
す。ここで、オーバコート層とは、印字部分の退色を防
止するために印字最終段階で記録紙18の全面にラミネ
ート用樹脂としてのオーバコート剤を熱転写するための
ものである。また、本明細書中において単にインク層と
示す場合には、オーバコート層も含まれる概念として使
用する。
【0046】インクフィルム32の画面毎の頭出しは、
オーバコートを印字後、前記読み取りセンサS3により
黒マーカ86を検出するまでインクフィルム32を送り
出した後に停止させることで行われるようになってい
る。
オーバコートを印字後、前記読み取りセンサS3により
黒マーカ86を検出するまでインクフィルム32を送り
出した後に停止させることで行われるようになってい
る。
【0047】図10は、インクフィルムの搬送系の駆動
機構を示す斜視図である。巻取側リール31はモータM
2に、また搬送ローラ37はモータM3により回転駆動
力される図2に示すような構成でもよいが、実際上は図
10に示すように、共通する一つのフィルム駆動モータ
M23により搬送ローラ37および巻取側リール31を
回転駆動できる構成とするのが好ましく、所定のギア比
により回転駆動上の機能を確保している(以降において
はフィルム駆動モータM23を使用した場合について説
明する)。このようにすれば、一層の低コスト化および
省スペース化を図ることができる。
機構を示す斜視図である。巻取側リール31はモータM
2に、また搬送ローラ37はモータM3により回転駆動
力される図2に示すような構成でもよいが、実際上は図
10に示すように、共通する一つのフィルム駆動モータ
M23により搬送ローラ37および巻取側リール31を
回転駆動できる構成とするのが好ましく、所定のギア比
により回転駆動上の機能を確保している(以降において
はフィルム駆動モータM23を使用した場合について説
明する)。このようにすれば、一層の低コスト化および
省スペース化を図ることができる。
【0048】すなわち、フィルム駆動モータM23の駆
動軸にはギア65が連結され、このギア65には、第1
段ギア66の大ギア66aおよび第2段ギア67の大ギ
ア67aの2つのギアが噛合している。
動軸にはギア65が連結され、このギア65には、第1
段ギア66の大ギア66aおよび第2段ギア67の大ギ
ア67aの2つのギアが噛合している。
【0049】第1段ギア66は、前記大ギア66aと同
軸に小ギア66bが一体的に形成されている。本実施の
形態では特に、第1段ギア66の小ギア66bは、搬送
ローラ37の軸71に一方向クラッチ68を介して連結
した搬送ローラ駆動伝達部としての搬送ローラ駆動ギア
69に噛合している。この一方向クラッチ68は、例え
ば搬送ローラ駆動ギア69を固定して考えた場合に、搬
送ローラ37のインクフィルム搬送方向の自由回転を許
容し、逆方向の回転を禁止するように設定されており、
従来周知の種々の一方向クラッチを適用することができ
る。なお、一方向クラッチ68とギア69とは一体化さ
れ、一方向クラッチ付きギア70を構成している。
軸に小ギア66bが一体的に形成されている。本実施の
形態では特に、第1段ギア66の小ギア66bは、搬送
ローラ37の軸71に一方向クラッチ68を介して連結
した搬送ローラ駆動伝達部としての搬送ローラ駆動ギア
69に噛合している。この一方向クラッチ68は、例え
ば搬送ローラ駆動ギア69を固定して考えた場合に、搬
送ローラ37のインクフィルム搬送方向の自由回転を許
容し、逆方向の回転を禁止するように設定されており、
従来周知の種々の一方向クラッチを適用することができ
る。なお、一方向クラッチ68とギア69とは一体化さ
れ、一方向クラッチ付きギア70を構成している。
【0050】一方、第2段ギア67は、前記大ギア67
aと同軸に小ギア67bが一体的に形成されている。第
2段ギア67の小ギア67bは、アイドラー軸72の一
端に連結されたギア73に噛合しており、このアイドラ
ー軸72の他端に連結されたギア36は、巻取側リール
31の軸75にトルク制限手段としてのトルクリミッタ
76を介して連結した巻取側リール駆動伝達部としての
巻取側リール駆動ギア35に噛合している。トルクリミ
ッタ76は、巻取側リール31の軸75とギア35との
間に一定の強さを超えたトルク差が生じると、スリップ
するものであり、このトルクリミッタについては、従来
周知の技術であるため詳細な説明は省略する。
aと同軸に小ギア67bが一体的に形成されている。第
2段ギア67の小ギア67bは、アイドラー軸72の一
端に連結されたギア73に噛合しており、このアイドラ
ー軸72の他端に連結されたギア36は、巻取側リール
31の軸75にトルク制限手段としてのトルクリミッタ
76を介して連結した巻取側リール駆動伝達部としての
巻取側リール駆動ギア35に噛合している。トルクリミ
ッタ76は、巻取側リール31の軸75とギア35との
間に一定の強さを超えたトルク差が生じると、スリップ
するものであり、このトルクリミッタについては、従来
周知の技術であるため詳細な説明は省略する。
【0051】したがって、巻取側リール31には、イン
クフィルム32が緩まない程度の所定のトルクが印加さ
れることになり、インクフィルム32に過大なトルクが
印加されることによるインクフィルム32のシワの発生
を防止することができる。この結果、インクフィルム3
2から記録紙18に転写された画像の欠損や色ずれを回
避することが可能となっている。
クフィルム32が緩まない程度の所定のトルクが印加さ
れることになり、インクフィルム32に過大なトルクが
印加されることによるインクフィルム32のシワの発生
を防止することができる。この結果、インクフィルム3
2から記録紙18に転写された画像の欠損や色ずれを回
避することが可能となっている。
【0052】また本実施の形態では、印字動作時には、
搬送ローラ駆動ギア69のインクフィルム搬送に換算し
た速度を印字速度よりも遅くするとともに、巻取側リー
ル駆動ギア35のインクフィルム搬送に換算した速度を
印字速度よりも速くなるように設定している。
搬送ローラ駆動ギア69のインクフィルム搬送に換算し
た速度を印字速度よりも遅くするとともに、巻取側リー
ル駆動ギア35のインクフィルム搬送に換算した速度を
印字速度よりも速くなるように設定している。
【0053】すなわち、印字動作時に搬送ローラ37を
自由回転させるために、一方向クラッチ68が付設され
た搬送ローラ駆動ギア69の回転速度を、インクフィル
ム32の移動によりこれに当接されて回転する搬送ロー
ラ37の回転速度より遅くする。このようにすれば、搬
送ローラ駆動ギア69が回転する状態においても、一方
向クラッチ68を利用することにより、電磁クラッチ等
を使用することなく、搬送ローラ37を従動回転させる
ことができ、したがって、インクフィルム32にトルク
が付加されることによるインクフィルム32のシワの発
生を防止することができる。
自由回転させるために、一方向クラッチ68が付設され
た搬送ローラ駆動ギア69の回転速度を、インクフィル
ム32の移動によりこれに当接されて回転する搬送ロー
ラ37の回転速度より遅くする。このようにすれば、搬
送ローラ駆動ギア69が回転する状態においても、一方
向クラッチ68を利用することにより、電磁クラッチ等
を使用することなく、搬送ローラ37を従動回転させる
ことができ、したがって、インクフィルム32にトルク
が付加されることによるインクフィルム32のシワの発
生を防止することができる。
【0054】また、巻取側リール31の周速が印字速度
(インクフィルムの移動速度)となり、所定の巻取り力
をかけながらインクフィルム32を巻き取ることができ
るように、トルクリミッタ76が付設された巻取側リー
ル駆動ギア35の回転速度を、印字速度に相当する巻取
側リール31の回転速度より速くしている。
(インクフィルムの移動速度)となり、所定の巻取り力
をかけながらインクフィルム32を巻き取ることができ
るように、トルクリミッタ76が付設された巻取側リー
ル駆動ギア35の回転速度を、印字速度に相当する巻取
側リール31の回転速度より速くしている。
【0055】ここで、巻取側リール31にはインクフィ
ルム32が順次巻き取られていくため、巻取側リール3
1の回転速度は、巻始めと巻終わりとで相違する。巻取
側リール31の回転速度が速いのは巻始めなので、トル
クリミッタ76が付設された巻取側リール駆動ギア35
の回転速度は、この巻始めの巻取側リール31の回転速
度より速くする必要がある。また、トルクリミッタは極
低速ではリップル(トルクの振れ)が大きくなる傾向が
あるので、ある程度速度差を持たせるために、巻取側リ
ール駆動ギア35の回転速度は、巻始めの巻取側リール
31の回転速度より例えば10rpm程度速くするのが
望ましい。
ルム32が順次巻き取られていくため、巻取側リール3
1の回転速度は、巻始めと巻終わりとで相違する。巻取
側リール31の回転速度が速いのは巻始めなので、トル
クリミッタ76が付設された巻取側リール駆動ギア35
の回転速度は、この巻始めの巻取側リール31の回転速
度より速くする必要がある。また、トルクリミッタは極
低速ではリップル(トルクの振れ)が大きくなる傾向が
あるので、ある程度速度差を持たせるために、巻取側リ
ール駆動ギア35の回転速度は、巻始めの巻取側リール
31の回転速度より例えば10rpm程度速くするのが
望ましい。
【0056】具体的には、例えば、印字速度:10mm
/sec、搬送ローラ径:10mm、巻取側リール径:
18mmとすると、搬送ローラ37の回転速度は、 10×60/(10×π)=約19rpm、 一方向クラッチ68が付設された搬送ローラ駆動ギア6
9の回転速度は、搬送ローラ37の回転速度より例えば
10rpm遅くしたとすれば、 19−10=9rpm、 また、巻始めの巻取側リール31の回転速度は、 10×60/(18×π)=約10.6rpm、 トルクリミッタ76が付設された巻取側リール駆動ギア
35の回転速度は、10rpm程度速度差を持たせると
すれば、 10.6+10=21.6rpm となる。
/sec、搬送ローラ径:10mm、巻取側リール径:
18mmとすると、搬送ローラ37の回転速度は、 10×60/(10×π)=約19rpm、 一方向クラッチ68が付設された搬送ローラ駆動ギア6
9の回転速度は、搬送ローラ37の回転速度より例えば
10rpm遅くしたとすれば、 19−10=9rpm、 また、巻始めの巻取側リール31の回転速度は、 10×60/(18×π)=約10.6rpm、 トルクリミッタ76が付設された巻取側リール駆動ギア
35の回転速度は、10rpm程度速度差を持たせると
すれば、 10.6+10=21.6rpm となる。
【0057】したがって、搬送ローラ径や巻取側リール
径にもよるが、上記例の場合は、搬送ローラ駆動ギア6
9の1回転に対し、巻取側リール駆動ギア35が約2回
転する割合の回転速度比となっている。つまり、このよ
うな関係を満たすように各ギア比、およびフィルム駆動
モータM23の回転数が設定されている。
径にもよるが、上記例の場合は、搬送ローラ駆動ギア6
9の1回転に対し、巻取側リール駆動ギア35が約2回
転する割合の回転速度比となっている。つまり、このよ
うな関係を満たすように各ギア比、およびフィルム駆動
モータM23の回転数が設定されている。
【0058】一方、非印字動作時においては、搬送ロー
ラ駆動ギア69と巻取側リール駆動ギア35との回転速
度比が上記のように既に決まっているので、次画面頭出
し速度の要求に基づいて、フィルム駆動モータM23の
速度を設定する。ここで、次画面頭出しを急ぐことか
ら、頭出し時の回転速度を大きくするために印字動作時
と非印字動作時との速度差を大きくとる必要がある。こ
の場合に、例えばフィルム駆動モータM23としてパル
スモータを使用し、パルスレート(実用範囲)の低速域
を使って印字動作時の回転速度とし、高速域を使って頭
出し時の回転速度としている。
ラ駆動ギア69と巻取側リール駆動ギア35との回転速
度比が上記のように既に決まっているので、次画面頭出
し速度の要求に基づいて、フィルム駆動モータM23の
速度を設定する。ここで、次画面頭出しを急ぐことか
ら、頭出し時の回転速度を大きくするために印字動作時
と非印字動作時との速度差を大きくとる必要がある。こ
の場合に、例えばフィルム駆動モータM23としてパル
スモータを使用し、パルスレート(実用範囲)の低速域
を使って印字動作時の回転速度とし、高速域を使って頭
出し時の回転速度としている。
【0059】非印字動作時のインクフィルム32の動き
は、つまり次画面の頭出し動作であり、フィルム駆動モ
ータM23を作動させ、巻取側リール31を回してイン
クフィルム32を送る。また、供給側リール30の軸に
もトルクリミッタ(図示せず)が配置されており、イン
クフィルム32に供給側張力(バックテンション)がか
かるようになっているが、この力がフィルム送りに抵抗
する力になっている。このバックテンションが巻取側リ
ール31の巻取り力より大きいとインクフィルム32は
進まなくなるので、巻取り力を補助するために、搬送ロ
ーラ37を回転駆動させる構成となっている。
は、つまり次画面の頭出し動作であり、フィルム駆動モ
ータM23を作動させ、巻取側リール31を回してイン
クフィルム32を送る。また、供給側リール30の軸に
もトルクリミッタ(図示せず)が配置されており、イン
クフィルム32に供給側張力(バックテンション)がか
かるようになっているが、この力がフィルム送りに抵抗
する力になっている。このバックテンションが巻取側リ
ール31の巻取り力より大きいとインクフィルム32は
進まなくなるので、巻取り力を補助するために、搬送ロ
ーラ37を回転駆動させる構成となっている。
【0060】また、上記のような搬送ローラ駆動ギア6
9と巻取側リール駆動ギア35との回転速度比から、結
果的に非印字動作時には、巻取側リール駆動ギア35の
インクフィルム搬送に換算した速度は、搬送ローラ駆動
ギア69のインクフィルム搬送に換算した速度より速く
設定される。
9と巻取側リール駆動ギア35との回転速度比から、結
果的に非印字動作時には、巻取側リール駆動ギア35の
インクフィルム搬送に換算した速度は、搬送ローラ駆動
ギア69のインクフィルム搬送に換算した速度より速く
設定される。
【0061】したがって、非印字動作時におけるインク
フィルム32の搬送時は、インクフィルム32の巻取り
力がバックテンションより大きければ、搬送ローラ37
のインクフィルム32との摩擦力に左右されることなく
インクフィルム32を巻き取ることができる。また、イ
ンクフィルム32の巻取り力がバックテンションより若
干小さくても、搬送ローラ37のインクフィルム32と
の摩擦力によって補助されて、インクフィルム32を巻
き取ることができ、このためインクフィルム32が搬送
ローラ37の回転より遅れて搬送されることもない。な
お、前述した従来例で示す搬送ローラを電磁クラッチを
介して駆動する方式では、搬送ローラの回転速度がフィ
ルムの送り速度を支配するが、本実施の形態では、上記
バックテンションおよび巻取り力のバランスによって
は、搬送ローラ37を回転駆動する速度よりも速くイン
クフィルム32を送る場合がある。
フィルム32の搬送時は、インクフィルム32の巻取り
力がバックテンションより大きければ、搬送ローラ37
のインクフィルム32との摩擦力に左右されることなく
インクフィルム32を巻き取ることができる。また、イ
ンクフィルム32の巻取り力がバックテンションより若
干小さくても、搬送ローラ37のインクフィルム32と
の摩擦力によって補助されて、インクフィルム32を巻
き取ることができ、このためインクフィルム32が搬送
ローラ37の回転より遅れて搬送されることもない。な
お、前述した従来例で示す搬送ローラを電磁クラッチを
介して駆動する方式では、搬送ローラの回転速度がフィ
ルムの送り速度を支配するが、本実施の形態では、上記
バックテンションおよび巻取り力のバランスによって
は、搬送ローラ37を回転駆動する速度よりも速くイン
クフィルム32を送る場合がある。
【0062】ところで、インクフィルムの搬送系におい
ては一般に、上記バックテンションおよび巻取り力のバ
ランスをとるのが決して容易ではなく、図11に示すよ
うに、例えば巻取り力が強すぎてインクフィルム32を
送りすぎ、各色のインク層の中ほどより印字を開始して
次画面の先端まで印字してしまったり、逆に図12に示
すように、例えばバックテンションがあまりに強すぎて
インクフィルム32が送れずに(移動量が足りず)、前
色のインク層の後端から印字してしまったりする場合が
ある。これに対し、本実施の形態では上記のように、巻
取側リール31の巻取り力を過大にせず、かつ当該巻取
り力では足りない場合にその不足分を補う形で搬送ロー
ラ37を使用するようにしたので、バックテンションが
あまりに強すぎて搬送ローラ37の補助を受けたとして
もインクフィルム32の搬送ができなくなるような事態
さえ回避できるように、インクフィルム32に対するバ
ックテンションおよび巻取り力を設定すればよい。
ては一般に、上記バックテンションおよび巻取り力のバ
ランスをとるのが決して容易ではなく、図11に示すよ
うに、例えば巻取り力が強すぎてインクフィルム32を
送りすぎ、各色のインク層の中ほどより印字を開始して
次画面の先端まで印字してしまったり、逆に図12に示
すように、例えばバックテンションがあまりに強すぎて
インクフィルム32が送れずに(移動量が足りず)、前
色のインク層の後端から印字してしまったりする場合が
ある。これに対し、本実施の形態では上記のように、巻
取側リール31の巻取り力を過大にせず、かつ当該巻取
り力では足りない場合にその不足分を補う形で搬送ロー
ラ37を使用するようにしたので、バックテンションが
あまりに強すぎて搬送ローラ37の補助を受けたとして
もインクフィルム32の搬送ができなくなるような事態
さえ回避できるように、インクフィルム32に対するバ
ックテンションおよび巻取り力を設定すればよい。
【0063】次に、図示した熱転写記録装置10の作動
を図4(1)〜(3)、図5(1)(2)に基づいて説
明する。
を図4(1)〜(3)、図5(1)(2)に基づいて説
明する。
【0064】《給紙(図4(1))》コントローラ90
から印字指令が出力されると、給紙モータM4により給
紙ローラ45が回転駆動され、記録紙18が1枚だけ矢
印P方向に前進搬送され、後端検出センサS1により記
録紙先端を検出すると、給紙モータM4が停止される。
次いで、グリップローラ駆動モータM5によりグリップ
ローラ50が回転駆動され、記録紙18がさらに前進搬
送されて記録紙18の後端を後端検出センサS1で検出
すると、グリップローラ駆動モータM5が停止される。
記録紙18の前進搬送は、サーマルヘッド26がプラテ
ンローラ25から離れた状態でなされる。また、揺動ガ
イド58は上方位置に揺動しており、記録紙18は収容
スペース56に案内される。
から印字指令が出力されると、給紙モータM4により給
紙ローラ45が回転駆動され、記録紙18が1枚だけ矢
印P方向に前進搬送され、後端検出センサS1により記
録紙先端を検出すると、給紙モータM4が停止される。
次いで、グリップローラ駆動モータM5によりグリップ
ローラ50が回転駆動され、記録紙18がさらに前進搬
送されて記録紙18の後端を後端検出センサS1で検出
すると、グリップローラ駆動モータM5が停止される。
記録紙18の前進搬送は、サーマルヘッド26がプラテ
ンローラ25から離れた状態でなされる。また、揺動ガ
イド58は上方位置に揺動しており、記録紙18は収容
スペース56に案内される。
【0065】このような給紙と同時に、フィルムの次画
面頭出しが行われる。この次画面頭出しは、読み取りセ
ンサS3により黒マーカ86が検出されるまでインクフ
ィルム32を巻取側に送り出した後に停止させることで
行われる。
面頭出しが行われる。この次画面頭出しは、読み取りセ
ンサS3により黒マーカ86が検出されるまでインクフ
ィルム32を巻取側に送り出した後に停止させることで
行われる。
【0066】次画面頭出しでは、フィルム駆動モータM
23であるパルスモータをパルスレートの高速域を使っ
て作動させ、搬送ローラ駆動ギア69および巻取側リー
ル駆動ギア35を回転駆動させる。この場合に、インク
フィルム32の巻取り力がバックテンションより大きけ
れば、インクフィルム搬送に換算した速度において巻取
側リール駆動ギア35の方が搬送ローラ駆動ギア69よ
りも速いので、搬送ローラ37のインクフィルム32と
の摩擦力に左右されることなく、巻取側リール31によ
りインクフィルム32を巻き取ることができる。このと
き搬送ローラ37は自由回転の状態となり、搬送ローラ
駆動ギア69を回転駆動するインクフィルム搬送に換算
した速度よりも速くインクフィルム32が送られる。
23であるパルスモータをパルスレートの高速域を使っ
て作動させ、搬送ローラ駆動ギア69および巻取側リー
ル駆動ギア35を回転駆動させる。この場合に、インク
フィルム32の巻取り力がバックテンションより大きけ
れば、インクフィルム搬送に換算した速度において巻取
側リール駆動ギア35の方が搬送ローラ駆動ギア69よ
りも速いので、搬送ローラ37のインクフィルム32と
の摩擦力に左右されることなく、巻取側リール31によ
りインクフィルム32を巻き取ることができる。このと
き搬送ローラ37は自由回転の状態となり、搬送ローラ
駆動ギア69を回転駆動するインクフィルム搬送に換算
した速度よりも速くインクフィルム32が送られる。
【0067】また、インクフィルム32の巻取り力がバ
ックテンションより若干小さい場合には、インクフィル
ム32の移動速度が搬送ローラ駆動ギア69のインクフ
ィルム搬送に換算した速度に近付いて遂に支配的とな
り、巻取側リール31による巻取り力に加えて搬送ロー
ラ37のインクフィルム32との摩擦力が補助されて、
インクフィルム32を巻き取ることができる。このため
インクフィルム32が搬送ローラ37の回転より遅れて
搬送されることもない。このように、非印字動作時に
は、搬送ローラ37による補助を受けてインクフィルム
32の巻取りが簡易かつ確実に行われるとともに、イン
クフィルム32の移動と搬送ローラ37の回転とがずれ
ることなく対応して、簡易かつ確実にインクフィルム3
2の搬送精度を確保することが可能となっている。
ックテンションより若干小さい場合には、インクフィル
ム32の移動速度が搬送ローラ駆動ギア69のインクフ
ィルム搬送に換算した速度に近付いて遂に支配的とな
り、巻取側リール31による巻取り力に加えて搬送ロー
ラ37のインクフィルム32との摩擦力が補助されて、
インクフィルム32を巻き取ることができる。このため
インクフィルム32が搬送ローラ37の回転より遅れて
搬送されることもない。このように、非印字動作時に
は、搬送ローラ37による補助を受けてインクフィルム
32の巻取りが簡易かつ確実に行われるとともに、イン
クフィルム32の移動と搬送ローラ37の回転とがずれ
ることなく対応して、簡易かつ確実にインクフィルム3
2の搬送精度を確保することが可能となっている。
【0068】《印字開始(図4(2))》フィルムの次
画面頭出しが完了すると、印字開始となる。すなわち、
サーマルヘッド26がプラテンローラ25に対して圧接
され、次いで、グリップローラ50が回転されて記録紙
18が矢印Q方向に戻し搬送され、後端検出センサS1
により記録紙後端を検出した直後から印字が開始され、
記録紙18にはイエロ画像が形成される。印字中に記録
紙を戻し搬送する搬送系は、グリップローラ50のみで
ある。
画面頭出しが完了すると、印字開始となる。すなわち、
サーマルヘッド26がプラテンローラ25に対して圧接
され、次いで、グリップローラ50が回転されて記録紙
18が矢印Q方向に戻し搬送され、後端検出センサS1
により記録紙後端を検出した直後から印字が開始され、
記録紙18にはイエロ画像が形成される。印字中に記録
紙を戻し搬送する搬送系は、グリップローラ50のみで
ある。
【0069】この印字動作時には、インクフィルム32
はプラテンローラ25のトルクによって搬送され、フィ
ルム駆動モータM23であるパルスモータは、パルスレ
ートの低速域を使って作動され、搬送ローラ駆動ギア6
9および巻取側リール駆動ギア35を回転駆動する。こ
こで、一方向クラッチ68が付設された搬送ローラ駆動
ギア69の回転速度は、インクフィルム32の移動によ
りこれに当接されて回転する搬送ローラ37の回転速度
より遅くされているので、搬送ローラ駆動ギア69が回
転する状態においても、搬送ローラ37はインクフィル
ムに当接しこのインクフィルムの搬送に従属しながら自
由回転するに過ぎず、搬送ローラ37はインクフィルム
に張力を与えることはない。また、トルクリミッタ76
が付設された巻取側リール駆動ギア35回転のインクフ
ィルム搬送に換算した速度を印字速度より速くしたの
で、インクフィルム32が緩まない程度の所定の巻取り
力をかけながら、巻取側リール31の周速が印字速度
(インクフィルムの移動速度)となってインクフィルム
32が巻き取られる。このように、巻取側リール31は
搬送されてきたインクフィルム32を巻き取るだけなの
で、巻取側リール31もまたインクフィルム32に余計
な張力を与えることはない。すなわち、印字動作時にお
いては、インクフィルムに無理な張力が加わらず、した
がって、インクフィルム32にトルクが付加されること
によるインクフィルム32のシワの発生等を防止するこ
とができる。
はプラテンローラ25のトルクによって搬送され、フィ
ルム駆動モータM23であるパルスモータは、パルスレ
ートの低速域を使って作動され、搬送ローラ駆動ギア6
9および巻取側リール駆動ギア35を回転駆動する。こ
こで、一方向クラッチ68が付設された搬送ローラ駆動
ギア69の回転速度は、インクフィルム32の移動によ
りこれに当接されて回転する搬送ローラ37の回転速度
より遅くされているので、搬送ローラ駆動ギア69が回
転する状態においても、搬送ローラ37はインクフィル
ムに当接しこのインクフィルムの搬送に従属しながら自
由回転するに過ぎず、搬送ローラ37はインクフィルム
に張力を与えることはない。また、トルクリミッタ76
が付設された巻取側リール駆動ギア35回転のインクフ
ィルム搬送に換算した速度を印字速度より速くしたの
で、インクフィルム32が緩まない程度の所定の巻取り
力をかけながら、巻取側リール31の周速が印字速度
(インクフィルムの移動速度)となってインクフィルム
32が巻き取られる。このように、巻取側リール31は
搬送されてきたインクフィルム32を巻き取るだけなの
で、巻取側リール31もまたインクフィルム32に余計
な張力を与えることはない。すなわち、印字動作時にお
いては、インクフィルムに無理な張力が加わらず、した
がって、インクフィルム32にトルクが付加されること
によるインクフィルム32のシワの発生等を防止するこ
とができる。
【0070】《印字終了(図4(3))》イエロ画像の
印字が終了すると、記録紙18の戻し搬送も停止され、
サーマルヘッド26のプラテンローラ25に対する圧接
が解除される。
印字が終了すると、記録紙18の戻し搬送も停止され、
サーマルヘッド26のプラテンローラ25に対する圧接
が解除される。
【0071】次色の印字、あるいはオーバーコートの印
字が必要な場合には、記録紙18は、図4(2)に示し
たように、グリップローラ50により前進搬送されて収
容スペース56に案内される。印字開始位置への前進搬
送は、グリップローラ駆動モータM5を所定パルス数だ
け回転させることによりなされる。このような次色印字
の準備と同時に、インクフィルム巻取モータM3が回転
駆動され、搬送ローラ37の一端に設けたエンコーダ6
2でインクフィルム32の搬送量をパルスカウントしつ
つ、次のインク層の位置出しが行われる。そして、同様
な印字動作が実行されて、次色が印字される。この動作
を、全ての色について繰り返し、あるいはオーバーコー
トを印字する。
字が必要な場合には、記録紙18は、図4(2)に示し
たように、グリップローラ50により前進搬送されて収
容スペース56に案内される。印字開始位置への前進搬
送は、グリップローラ駆動モータM5を所定パルス数だ
け回転させることによりなされる。このような次色印字
の準備と同時に、インクフィルム巻取モータM3が回転
駆動され、搬送ローラ37の一端に設けたエンコーダ6
2でインクフィルム32の搬送量をパルスカウントしつ
つ、次のインク層の位置出しが行われる。そして、同様
な印字動作が実行されて、次色が印字される。この動作
を、全ての色について繰り返し、あるいはオーバーコー
トを印字する。
【0072】《先端カット(図5(1))》一画面分の
すべての印字が終了すると、サーマルヘッド26のプラ
テンローラ25に対する圧接が解除され、揺動ガイド5
8が下方位置に揺動される。グリップローラ50により
前進搬送される記録紙18が排紙部22に向けて案内さ
れる。また、搬送モータM6も所定のタイミングで回転
駆動され、第2排出ローラ対54により、記録紙18が
前進搬送される。そして、先端検出センサS2が記録紙
18の先端を検出した時点を基準に搬送モータM6のパ
ルスを管理しつつ、記録紙18は、カッタユニット23
によりその先端から所定長さだけ先端カットされ、ダス
タ部24内に落下して回収される。この際、記録紙18
の搬送は一旦停止される。
すべての印字が終了すると、サーマルヘッド26のプラ
テンローラ25に対する圧接が解除され、揺動ガイド5
8が下方位置に揺動される。グリップローラ50により
前進搬送される記録紙18が排紙部22に向けて案内さ
れる。また、搬送モータM6も所定のタイミングで回転
駆動され、第2排出ローラ対54により、記録紙18が
前進搬送される。そして、先端検出センサS2が記録紙
18の先端を検出した時点を基準に搬送モータM6のパ
ルスを管理しつつ、記録紙18は、カッタユニット23
によりその先端から所定長さだけ先端カットされ、ダス
タ部24内に落下して回収される。この際、記録紙18
の搬送は一旦停止される。
【0073】《後端カット(図5(2))》先端カット
が終了すると、所定長さに対応したパルス数だけ搬送モ
ータM6を駆動し、第1排出ローラ対53および第2排
出ローラ対54により記録紙18を搬送する。その後、
記録紙18は、カッタユニット23によりその後端から
所定長さだけ後端カットされ、ダスタ部24内に回収さ
れる。このようにして、非印字領域がカットされたいわ
ゆるボーダーレス画像が得られるようになっている。カ
ットされた用紙片の回収が終了すると、記録紙18は、
第1排出ローラ対53により搬送されて、排紙トレイ1
7の上に排出される。
が終了すると、所定長さに対応したパルス数だけ搬送モ
ータM6を駆動し、第1排出ローラ対53および第2排
出ローラ対54により記録紙18を搬送する。その後、
記録紙18は、カッタユニット23によりその後端から
所定長さだけ後端カットされ、ダスタ部24内に回収さ
れる。このようにして、非印字領域がカットされたいわ
ゆるボーダーレス画像が得られるようになっている。カ
ットされた用紙片の回収が終了すると、記録紙18は、
第1排出ローラ対53により搬送されて、排紙トレイ1
7の上に排出される。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の熱転
写記録装置によれば、印字動作時においては、インクフ
ィルムに無理な張力が加わらず、したがって、インクフ
ィルムに過大なトルクが付加されることによるインクフ
ィルムのシワの発生等を防止することができ、簡単な構
造でありながら、画像品質を良好に維持しつつ、部品の
低コスト化および省スペース化を容易に達成することが
できる。
写記録装置によれば、印字動作時においては、インクフ
ィルムに無理な張力が加わらず、したがって、インクフ
ィルムに過大なトルクが付加されることによるインクフ
ィルムのシワの発生等を防止することができ、簡単な構
造でありながら、画像品質を良好に維持しつつ、部品の
低コスト化および省スペース化を容易に達成することが
できる。
【0075】請求項2記載の熱転写記録装置によれば、
非印字動作時には、搬送ローラによる補助を受けてイン
クフィルムの巻取りを簡易かつ確実に行うことができる
とともに、インクフィルムの移動と搬送ローラの回転と
がずれることなく対応して、インクフィルムの搬送精度
を確保することが可能となる。
非印字動作時には、搬送ローラによる補助を受けてイン
クフィルムの巻取りを簡易かつ確実に行うことができる
とともに、インクフィルムの移動と搬送ローラの回転と
がずれることなく対応して、インクフィルムの搬送精度
を確保することが可能となる。
【0076】請求項3記載の熱転写記録装置によれば、
一層の低コスト化および省スペース化を図ることができ
る。
一層の低コスト化および省スペース化を図ることができ
る。
【図1】 本発明の一実施の形態に係る熱転写記録装置
を示す外観斜視図である。
を示す外観斜視図である。
【図2】 本装置の蓋部材を開放した状態を示す概略断
面図である。
面図である。
【図3】 本装置の本体にインクフィルムカセットを装
填した状態を示す概略断面図である。
填した状態を示す概略断面図である。
【図4】 (1)〜(3)は、給紙時、印字開始時、及
び印字終了時における本装置の作動状態を示す断面図で
ある。
び印字終了時における本装置の作動状態を示す断面図で
ある。
【図5】 (1)(2)は、先端カット時及び後端カッ
ト時における本装置の作動状態を示す断面図である。
ト時における本装置の作動状態を示す断面図である。
【図6】 印字部の要部拡大図である。
【図7】 (A)はインクフィルムが搬送される様子を
示す図、(B)は(A)に示されるエンコーダセンサの
出力変化を示すグラフである。
示す図、(B)は(A)に示されるエンコーダセンサの
出力変化を示すグラフである。
【図8】 インクフィルムの平面図である。
【図9】 ズレのない所望の搬送を行った場合の印字例
を示すインクフィルムの平面図である。
を示すインクフィルムの平面図である。
【図10】 インクフィルムの搬送系の駆動機構を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図11】 次画面の先端まで印字した例を示すインク
フィルムの平面図である。
フィルムの平面図である。
【図12】 前色の後端から印字した例を示すインクフ
ィルムの平面図である。
ィルムの平面図である。
18…記録紙、 25…プラテンローラ、 26…サーマルヘッド(印字ヘッド)、 30…供給側リール、 31…巻取側リール、 32…インクフィルム、 33…インクフィルムカセット、 35…巻取側リール駆動ギア(巻取側リール駆動伝達
部)、 37…搬送ローラ、 62…エンコーダ(回転量検出手段)、 63…エンコーダセンサ(回転量検出手段)、 68…一方向クラッチ、 69…搬送ローラ駆動ギア(搬送ローラ駆動伝達部)、 76…トルクリミッタ(トルク制限手段)、 86…黒マーカ、 90…コントローラ(制御手段)、 M23…フィルム駆動モータ(駆動源) Y、M、C、OL…インク層。
部)、 37…搬送ローラ、 62…エンコーダ(回転量検出手段)、 63…エンコーダセンサ(回転量検出手段)、 68…一方向クラッチ、 69…搬送ローラ駆動ギア(搬送ローラ駆動伝達部)、 76…トルクリミッタ(トルク制限手段)、 86…黒マーカ、 90…コントローラ(制御手段)、 M23…フィルム駆動モータ(駆動源) Y、M、C、OL…インク層。
Claims (3)
- 【請求項1】 インクフィルムが巻回された供給側リー
ルと、 インクフィルムを巻き取る巻取側リールと、 巻取側リールに連結される巻取側リール駆動伝達部と、 巻取側リールの駆動トルクを制限するトルク制限手段
と、 印字動作時には供給側リールから供給されたインクフィ
ルムをプラテンローラ上の記録紙に圧接し、非印字動作
時にはプラテンローラ上の記録紙からインクフィルムを
離隔させる印字ヘッドと、 インクフィルムに当接され当該インクフィルムを案内す
る搬送ローラと、 搬送ローラの回転量を検出する回転量検出手段と、 回転量検出手段の検出信号に基づいてインクフィルムの
移動量を制御する制御手段と、 搬送ローラに連結される搬送ローラ駆動伝達部と、 搬送ローラのインクフィルム搬送方向の自由回転を許容
する一方向クラッチとを備え、 印字動作時には、搬送ローラ駆動伝達部のインクフィル
ム搬送に換算した速度を印字速度よりも遅くするととも
に、巻取側リール駆動伝達部のインクフィルム搬送に換
算した速度を印字速度よりも速く設定したことを特徴と
する熱転写記録装置。 - 【請求項2】 非印字動作時には、前記巻取側リール駆
動伝達部のインクフィルム搬送に換算した速度を、前記
搬送ローラ駆動伝達部のインクフィルム搬送に換算した
速度より速く設定したことを特徴とする請求項1記載の
熱転写記録装置。 - 【請求項3】 前記搬送ローラ駆動伝達部と前記巻取側
リール駆動伝達部とは、同一の駆動源から回転駆動力が
加えられることを特徴とする請求項1又は2記載の熱転
写記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28830696A JPH10129063A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28830696A JPH10129063A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 熱転写記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10129063A true JPH10129063A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17728471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28830696A Withdrawn JPH10129063A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10129063A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015107624A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 三菱電機株式会社 | プリンタ |
| JP2015150800A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | 三菱電機株式会社 | 熱転写プリンタ |
| CN106394005A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 竹林伟业科技发展(天津)股份有限公司 | 一种无底纸打印机通道系统 |
| CN108973358A (zh) * | 2017-05-31 | 2018-12-11 | 兄弟工业株式会社 | 托架和打印设备 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28830696A patent/JPH10129063A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015107624A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 三菱電機株式会社 | プリンタ |
| JP2015150800A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | 三菱電機株式会社 | 熱転写プリンタ |
| CN106394005A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 竹林伟业科技发展(天津)股份有限公司 | 一种无底纸打印机通道系统 |
| CN108973358A (zh) * | 2017-05-31 | 2018-12-11 | 兄弟工业株式会社 | 托架和打印设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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