JPH10133083A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH10133083A
JPH10133083A JP8290049A JP29004996A JPH10133083A JP H10133083 A JPH10133083 A JP H10133083A JP 8290049 A JP8290049 A JP 8290049A JP 29004996 A JP29004996 A JP 29004996A JP H10133083 A JPH10133083 A JP H10133083A
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optical
optical member
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JP8290049A
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Tsukasa Uehara
司 上原
Kenji Kawano
兼資 川野
Seiji Iida
誠二 飯田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光束が一つの屈折面から内部に入射し、複数
の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から射出するよう
に構成した光学部材を備えた光学装置において、前記光
学部材の取り付けの仕方による光学性能の低下を防止す
る。 【解決手段】 光学部材1を、その屈折面1a,反射面
1b等から離れた一端部1hで、装置のベースの取り付
け部16に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば銀塩カメラ
やビデオカメラや電子スチルカメラ等に用いられる、複
数の屈折面及び複数の反射面が一体的に形成された光学
部材を備えた光学装置に関するものである。
【0002】
【関連の技術】複数の屈折面及び複数の反射面が一体的
に形成された透明光学部材を用い、光束が一つの屈折面
から透明光学部材の内部に入射し、複数の反射面で反射
を繰り返して別の屈折面から外部へ射出するように構成
された透明光学部材を複数有するズーム光学系が、特願
平7−65109号,特願平7−123256号に開示
されている。またこのような光学系を用い固体撮像素子
に結像させる構造の撮像装置は特願平7−65104
号,特願平7−65106号,特願平7−65107
号,特願平7−65108号,特願平7−65111号
に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしいずれも光学部
材の取り付け方法に関しては言及されていない。
【0004】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、光束が一つの屈折面から内部に入射し、複数
の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部へ射出す
るように構成した光学部材を備えた光学装置において、
前記光学部材の取り付けの仕方による光学性能の低下の
防止を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、光学装置を次の(1)〜(10)のと
おりに構成する。
【0006】(1)光束が一つの屈折面から内部に入射
し、複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部
へ射出するように構成した光学部材を備えた光学装置で
あって、前記光学部材はその一端で支持部材に固定され
ている光学装置。
【0007】(2)光束が一つの屈折面から内部に入射
し、複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部
へ射出するように構成した光学部材を複数有するズーム
光学系を備えた光学装置であって、前記ズーム光学系の
少なくとも1個の光学部材はその一端で支持部材に固定
されている光学装置。
【0008】(3)光学部材は、光束の屈折面及び反射
面から離れた位置に突出部を備え、この突出部が支持部
材に固定されている前記(1)または(2)記載の光学
装置。
【0009】(4)光学部材の突出部は、光学部材の長
手方向に直交する方向に突出するものである前記(3)
記載の光学装置。
【0010】(5)光学部材の突出部には、支持部材へ
の固定時に光束の屈折あるいは反射に悪影響を及ぼさな
いよう、スリット部、あるいは溝部が設けられている前
記(3)または(4)記載の光学装置。
【0011】(6)光学部材の固定部側に光学部材の成
形の際のゲートを設けた前記(3)または(4)記載の
光学装置。
【0012】(7)光束が一つの屈折面から内部に入射
し、複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部
へ射出するように構成した光学部材を複数有するズーム
光学系を備えた光学装置であって、前記ズーム光学系の
少なくとも1個の光学部材は、その一端が支持部材に固
定され、その長手方向に複数の突部を有し、この複数の
突部を介して前記支持部材の延長部に載置されている光
学装置。
【0013】(8)光学部材の複数の突部は、前記光学
部材の長手方向及び短手方向に互に離して設けている前
記(7)記載の光学装置。
【0014】(9)光束が一つの屈折面から内部に入射
し、複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部
へ射出するように構成した光学部材を備えた光学装置で
あって、前記光学部材は、その長手方向に複数の突部を
有し、この複数の突部を介して前記光学部材の支持部材
に載置され、前記複数の突部の1個が前記支持部材に接
着され前記支持部材に固定されている光学装置。
【0015】(10)支持部材は、光学部材の複数の突
部を受ける、高精度の位置決めのための受け部を備えて
いる前記(7)または(9)記載の光学装置。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、“撮
像装置”の実施例により詳しく説明する。なお、本発明
は、実施例のように固体撮像素子(たとえばCCD)を
有する装置に限定されるものではなく、銀塩カメラにお
いても同様に実施することができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1は、実施例1である“撮像装置”の斜
視図であり、同装置は第1,第2,第3の光学部材を用
いている。図2は図1のA方向から視た図(平面図)、
図3は図1のB方向から視た図(側面図)である。図4
は、各部材の説明用の図であり、図1から、第1,第
2,第3の光学部材を取り去った状態を示す図である。
図5は、入射光,反射光の基準光軸の説明図である。図
6は、入射光,反射光の光路図である。
【0018】各図において、1は2個の屈折面(図5に
おける入射光面1aと射出光面1f)と4個の反射面
(図5における1b,1c,1d,1e)が一体的に形
成されているプラスチック、あるいはガラス等からなる
第1の光学部材(通常のレンズにおける前群ユニットの
機能に相当する)であり、その一端部1hがベース(基
体ともいう)9の取り付け部16(図4参照)に取り付
けネジ17,17で固定されている。なお一端部1hで
取り付ける理由は特に材質がプラスチックの場合、温度
変化による膨張,収縮を吸収しようという考えによる。
後述するが第2の光学部材2も、第3の光学部材3も同
様な考えでそれぞれの一端を固定し、その長手方向(ほ
ぼC,D方向)に膨張収縮可能となっている。また一端
部をネジで止めるということは、ネジ止めによる応力が
光学性能を要求される部分(1aから1bに至る光路)
に悪影響を与えなくする意味でも効果がある。さらに本
実施例では材質がプラスチックの場合一端部1hの端面
1i側にゲート(射出成形の際の注入口)を設けてい
る。これも光学性能を要求される部分にゲートの影響を
与えないための配慮である。
【0019】2は2個の屈折面(図5における入射光面
2aと射出光面2g)と5個の反射面(図5における2
b,2c,2d,2e,2f)が一体的に形成されてい
るプラスチック、あるいはガラス等からなる第2の光学
部材(従来のレンズにおけるバリエータ)、3は2個の
屈折面(図5における入射光面3aと射出光3g)と5
個の反射面(図5における3b,3c,3d,3e,3
f)が一体的に形成されているプラスチック、あるいは
ガラス等からなる第3の光学部材(通常のレンズにおけ
るコンペンセータ)、4は絞り手段(機構の詳細は省
略)、5は第1の移動ベースであり、その一端に嵌合穴
5a,5aが、他端にはU溝5bが設けられ、前記5
a,5aはベース9の第1のガイドレール止め部11,
11にネジ13,13で取り付けられた第1のガイドレ
ール15とガタの無いように嵌め合わされ、前記5bは
ベース9の第2のガイドレール止め部10,10にネジ
13,13で取り付けられた第2のガイドレール14と
図2においてC,D方向に自由度を持って嵌め合わされ
ている。この結果後述のステッピングモータ6の駆動力
により第1の移動ベース5は、ガイドレール15に沿っ
てかつガイドレール15を基準にして図2のB及びBと
反対方向に摺動しながら滑らかに移動できるようになっ
ている。また第1の移動ベース5には嵌合穴5a,5a
のほぼ真上(図2における紙面手前方向、図3における
E方向)に第2の光学部材2を接着固定するための接着
部分5d(図4)が設けられ、この部分で第2の光学部
材2の一端(射出光側)を接着保持することができる。
なお図3に示すように第2の光学部材2と第1の移動ベ
ース5とは接着部5dでは密着しているがそれ以外の面
5e(図4)は5dより一段下げているため図3に示す
ように光学部材2と面5eでは隙間mが生じている。こ
の理由は前述したごとく環境変化(温度変化等)が生じ
たとき光学部材2が接着部5dを基準としてC,D方向
に自由に伸び縮みできるようにするためである。なお図
ではあえて隙間mを設けたがmを設けず、5d,5eを
同一面にしながら5d部だけで接着固定することも可能
である。5にはさらにラック部5c(図2,図4参照)
が設けられており、第1のステッピングモータ6のスク
リュ軸7に噛み合っている。これにより第1のステッピ
ングモータ6が不図示の回路によって駆動されると、前
記第1の移動ベース5及びこれに接着固定されている第
2の光学部材2が前記ガイドレール15に沿って送られ
ることとなる。なお第1のステッピングモータ6は第1
のアングル8に取り付けられており第1のアングル8は
ベース9に固定されている。
【0020】本実施例では、駆動源としてステッピング
モータを用いたが、特にこれにこだわる必要はなく、D
Cモータや超音波モータ、あるいはボイスコイル駆動
等、第1の駆動ベース5、第2の光学部材2を駆動でき
るものであればどのようなものでも構わない。
【0021】18は第2の移動ベースであり、構造は第
1の移動ベース5とほぼ同等である。やはり一端に嵌合
穴18a,18aが、他端には5b(図4)と同様なU
溝18bが設けられ、前記18a,18aがベース9の
第1のガイドレール止め部11,11に取り付けられた
第1のガイドレール15とガタの無いように嵌め合わさ
れ、前記18bはベース9の第3のガイドレール止め部
12,12にネジ13,13で取り付けられた第3のガ
イドレール22と図2のC,D方向に自由度を持って嵌
め合わされている。この結果第1の移動ベース5と同
様、第2の移動ベース18は第1のガイドレール15を
基準としてこれに沿って滑らかに移動することができ
る。
【0022】ここで基準となるガイドレール15を共通
にしたのは、ガイドレール15が別々の場合に比し以下
の,の利点があるからである。
【0023】図2におけるB方向及びこれと反対方向
に光学部材2と光学部材3はズーム移動を行う。この際
第2の光学部材2からの射出光軸と、第3の光学部材3
への入射光軸(後述の図5における2f〜3bの光軸)
は移動中及び移動後の停止位置において常に一致してい
ることが高性能ズーム機構にとって必要である。もしガ
イドレールが別々なら、組立精度,部品ばらつき等によ
り光軸が一致しなくなり性能に悪影響を及ぼす。ガイド
レールが共通ならばこのような問題が解消する。
【0024】部品の削減,組立工数の低減等でコスト
ダウンが達成できる。
【0025】第2の移動ベース18には嵌合穴18a,
18aのほぼ真上に第3の光学部材3を接着固定するた
めの接着部分18dが設けられ、この部分で第3の光学
部材3の一端(入射光側)を接着保持することができ
る。なお第1の移動ベース5と同様、接着部18dと他
の面18eでは所定の段差が設けられている。この理由
も同様に環境変化(温度変化等)に対応させるためであ
る。また第2の移動ベース18にはやはり第1の移動ベ
ース5と同様にラック部18c(図2,図4参照)が設
けられており、第2のステッピングモータ19のスクリ
ュ軸20に噛み合っている。これにより第2のステッピ
ングモータ19が不図示の回路によって駆動されると、
前記第2の移動ベース18及びこれに接着固定されてい
る第3の光学部材3が前記ガイドレール15に沿って送
られることとなる。なお第2のステッピングモータ19
は第2のアングル21に取り付けられており、第2のア
ングル21はベース9に固定されている。
【0026】23は光学ローパスフィルタ、24はIR
(赤外線)カットフィルタ、25はCCD(固体撮像素
子)であり、それぞれが光学情報を電気信号に変換する
ために必要とされる周知の手段であるが、図5に示すよ
うに、第1の光学部材1,第2の光学部材2,第3の光
学部材3を通過してきた光学情報を電気信号に変換する
ためのものである。なお一般的には光学ローパスフィル
タ23,IRカットフィルタ24,CCD25は所定の
構造体で一体的に結合,取り付けされているがここでは
この構造は不図示とする。またCCD25は一般的には
信号処理回路に接続されるがこの部分も不図示とする。
26はCCD25が取り付けられるCCD取り付け板、
27はこれらをベース9に取り付けるためのアングルで
あり、32はアングル27を図1のB方向に絞って形成
した突部である。(図2参照、図1においてはB方向か
ら見るとへこみ部)。CCD取り付け板26は、ネジ3
0,30、及びバネ座金29を挟み込んだビス28にて
突部32に突き当てられた形でアングル27に結合され
ている。これは第3の光学部材3の射出面3gからの射
出光がCCD25に入射する際、部品精度,組立誤差等
によりCCD25の面に垂直に入らない場合があるた
め、CCD25を傾き調整し所定の入射角度で入射させ
るためのものである。すなわちネジ28,30,30を
適当に締め込んだりゆるめたりすることで突部32を支
点としてCCD25を傾けるものである。
【0027】ここで第1の移動ベース5の嵌合穴5a,
5aのほぼ真上(第2の光学部材2からの射出光軸のほ
ぼ真下。図5において1つの平面上を各光軸は進むが、
この平面と2f〜3bの光軸の位置で交わる、この平面
に垂直な面内、あるいは面内に近傍に第1のガイドレー
ル15が存在し、かつ第1のガイドレール15は2f〜
3bの光軸と略平行である。)で第2の光学部材2を接
着固定し、第2の移動ベース18の嵌合穴18a,18
aのほぼ真上(第3の光学部材3の入射光軸のほぼ真
下)で第3の光学部材3を接着固定する構造とした理由
を以下に説明する。
【0028】先に述べたごとく、第2の光学部材2,第
3の光学部材3を保持する移動ベース5,18はともに
第1のガイドレール15に嵌合し、これに沿って移動可
能に構成されている。
【0029】環境に温度変化が生じたとき光学部材2は
膨張、あるいは収縮を起こすわけであるが、嵌合穴5
a,5aのほぼ真上5dでその射出光軸(図5の2fか
らの光線)側を第1の移動ベース5に接着固定されてい
るため、この部分を基準にして、図2のC方向に膨張あ
るいはD方向に収縮することとなる。一方第3の光学部
材3は嵌合穴18a,18aのほぼ真上18dでその入
射光軸(図5の3aに入射する光線)側で接着されてい
るため、この部分を基準にして、図2のD方向に膨張
し、C方向に収縮することとなる。すなわち両者は第1
のガイドレール15を基準にお互いに反対方向に膨張,
収縮する構造となっている。ガイドレール15のほぼ真
上には第2の光学部材2からの射出光軸及び第3の光学
部材3の入射光軸……図5における2fから3bに至る
光軸が存在するため、これは第2の光学部材2からの射
出光軸及び第3の光学部材3の入射光軸を基準にお互い
に反対方向に膨張,収縮する構造ということになる。こ
の結果、第2の光学部材2からの射出光が温度変化に影
響されず常に第3の光学部材3の入射光面3a(図5)
の同じ位置に入射することができるのである。
【0030】一方、第1の光学部材1も第1のガイドレ
ール15に近い一端部1hでベース9からの取り付け部
16に固定されているため、一端部1hを基準にほぼC
方向に膨張し、ほぼD方向に収縮することとなる。これ
は第2の光学部材2と同じ方向の膨張,収縮である。ま
た第1の光学部材1は取り付けネジ17の位置から射出
光面1fまでのC方向の寸法が40mm程度、第2の光
学部材2は接着固定部(2fからの射出光軸の位置)か
ら入射光面2aまでのC方向の寸法が45mm程度、と
大差ないため温度変化による両者の膨張収縮量は同程度
となっている。これにより射出光面1fからの射出光は
温度変化に影響されず常に第2の光学部材2の入射光面
2aのほぼ同じ位置に入射することができる。すなわち
温度変化による光学性能の劣化を防止できる構造となっ
ている。
【0031】なお第3の光学部材3からの射出光(3f
からの光線)は温度変化によりその位置が、図2中、C
方向あるいはD方向にシフトすることとなるが、この光
線はCCD25に入射する光線であり、CCD25は第
3の光学部材3に対しそのC方向,D方向の取り付け位
置精度は特に必要ではないため(ラフな精度で可)、問
題は生じない。
【0032】次にステッピングモータ6及び19の配置
について説明する。
【0033】図2において、第1のステッピングモータ
6は第1の光学部材1と第2の光学部材2と第3の光学
部材3に囲まれた位置に配置されている。また第2のス
テッピングモータ19は第2の光学部材2と第3の光学
部材3とCCD25に囲まれた位置に配置されている。
これはそれぞれの場所がちょうど光学部材の配置上のデ
ッドスペースになる場所であり、ここにそれぞれのステ
ッピングモータを配することで全体のスペース効率が上
がり装置の小型化に寄与できるのである。さらに、この
位置は第1の移動ベース5及び第2の移動ベース18が
移動する際に基準となる第1のガイドレール15の近傍
であり、それぞれの移動ベースを移動させる際にコジリ
等の発生も最小限に押さえられる位置であり精度良く光
学部材を移動させることができる。
【0034】また第2の光学部材2からの射出光かつ第
3の光学部材3への入射光(同一光軸……2f〜3bの
光軸)の近傍に基準となる第1のガイドレール15が配
置されているためズーム移動時のガタ等が2f〜3bへ
の光軸へ及ぼす悪影響を最小限に押さえることができ
る。ここで共通のガイドレールを図5における1e〜2
bの光軸近傍に配することもできるが以下のの理由で
2f〜3bの近傍が好ましい。
【0035】第1の光学部材1は移動することが無く
いつも一定の位置にある。これに比し第2の光学部材2
及び第3の光学部材3はズーム時、常に移動する。すな
わちガタ等による変動要因の多い、2f〜3bの光軸近
傍に基準とするガイドレール15を配した方が変動要因
を押さえることができ、より高精度なズーム機構とする
ことができるためである。
【0036】前述の構成において、画像をCCD25に
取り込む際の動作を図5等を用い説明する。ここで図5
における各光線の光路は主軸のみを描いてあり、光束の
全体の挙動については特願平7−65109号,特願平
7−123256号に開示されているためここでは詳述
しない。
【0037】図5において、まず被写体31の像情報が
第1の光学部材1の入射光面1aに入射される。なお第
1の光学部材1は前述のごとくプラスチックやガラス等
からなるため入射光面1aで像はその屈折力分、屈折し
て入射することとなる。またその際不図示の光量検知手
段の明るさの情報により不図示の制御手段が絞り機構4
を駆動し入射光量を所定の値とする。入射光面1aから
入射した光は反射面1b,1c,1d,1eで次々と反
射を繰り返し射出光面1fからやはり屈折力分屈折して
外部へ射出する。この光線は次に第2の光学部材2の入
射光面2aに入射するが同様に屈折力分屈折して入射す
る。第2の光学部材2の反射面2b,2c,2d,2
e,2fで次々と反射を繰り返し射出光面2gから屈折
力分屈折して光が外部へ射出される。この光線は次に第
3の光学部材3の入射光面3aで屈折光となって第3の
光学部材3の内部に入り3b,3c,3d,3e,3f
で順次反射され3gから屈折光が外部へ射出される。3
gからの光はローパスフィルタ23,IRカットフィル
タ24を通りCCD25に結像される。CCD25から
の像情報は、不図示の信号処理回路等で信号処理され、
最終的には不図示の表示装置に表示される。これを見て
操作者は被写体像を所望の画角に合わせるべく不図示の
操作装置を操作する。一般的なビデオカメラや電子スチ
ルカメラではズームスイッチでテレあるいはワイド側に
操作キーを操作する行為がこれに当たる。また一般的に
はズーム動作後オートフォーカス動作が行われるが、制
御方法は技術的には周知である。さらにこの間所望の明
るさを得るため不図示の制御部が絞り手段4を制御す
る。
【0038】前述の操作者のズームキー操作により第2
の光学部材2及び第3の光学部材3がどのように制御さ
れるかを以下に述べる。
【0039】操作者がテレ側にキーを操作すると、不図
示の制御部からの制御信号によりステッピングモータ6
及び19(図2)が所定の方向に回転駆動させられる。
同時にスクリュー7及び20も回転することとなる。ス
クリュー7及び20にはそれぞれ第1の移動ベース5の
ラック部5c、第2の移動ベース18のラック部18c
が噛み合っている(ネジ嵌合)ため、第2の光学部材2
と第3の光学部材3は、図1,図2,図5においてB方
向に所定量移動させられる。適当な位置で停止すると次
に第1の移動ベース5あるいは第2の移動ベース18が
B方向あるいはこれと反対方向に微少量移動しCCD2
5上にピントが合うように制御される。なお図2,図5
の状態は装置としてワイド端に近い状態の図であり、こ
れ以上ワイド側に装置を操作すると、第2の光学部材2
及び第3の光学部材3はB方向と反対方向に動くが、そ
の移動量はテレ側に移動させたときに比し少ない。図6
に本実施例の光学部材による光線の光路図を示した。光
学部材の内部で結像しながら光線の進む状態を参考とし
て示した。なお、テレ,ワイド操作時、複数の屈折面と
複数の反射面を有する複数の光学部材の移動による光束
の挙動は特願平7−65109号,特願平7−1232
56号に記述されているためここでは特に記さない。
【0040】なおこれらのズーム動作を行っている間も
所定の制御信号により絞り手段4は所定の制御をされて
いることは特に詳述するまでもない。さらに装置が電子
スチルカメラの場合はシャッタが必要であるため、絞り
手段4にシャッタ機能を持たせたり、あるいはシャッタ
機能を持ったCCDを搭載する、あるいは別途シャッタ
を設ける等が考えられる。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば、
光束が一つの屈折面から入射し、複数の反射面で、反射
し他の屈折面から外部へ射出するように構成した光学部
材を有する光学装置において、前記光学部材の固定の際
の応力による光学性能の低下、および温度変化による光
学性能の低下を防止することができる。
【0042】(実施例2)図7,図8は実施例2である
“撮像装置”の平面図,側面図である。図7,図8はそ
れぞれ実施例1の図2,図3に対応する。実施例1では
第2の光学部材2,第3の光学部材3をステッピングモ
ータ(6,19)とスクリュ(7,20)を用いて移動
させたが、本実施例ではカム送りの構成とし、さらにス
テッピングモータの配置も変更している。これは実施例
1よりもスペース効率をあげるため、特にメカ構造の厚
みを減少させるためになされたものである。また第2,
第3の光学部材の取り付け方法の変更も行っている。な
お図中、実施例1と同一部材は同一番号とし説明は省略
する。
【0043】1は第1の光学部材(図1の1と同じ)、
102は第2の光学部材(図1の2に相当)であり、実
施例1との違いは、第1の光学部材1のように、その一
端に取り付け部102hが設けられている。これはネジ
止めの際締めつけによる応力が光学性能に悪影響を与え
ないため、というのは先述したが、さらに形状を改善
し、本実施例では102に対しスリット部102i,1
02i,102i,102iを挟んだ形で取り付け部1
02hが形成されている(図8参照)。そしてこの取り
付け部102hが第1の移動ベース105(図1の5に
相当)の立ち上がり部105fにネジ150,150で
ネジ止めされている。
【0044】光学性能を必要とする部分に悪影響を与え
ない取り付け形状として、図9に示すような他の例も考
えられる。図9において、202は第2の光学部材の第
3の実施形態である。202hは102hと同様に光学
部材202の一端に設けられた取り付け部であるが、締
めつけ応力の逃げ部としてスリット部102iの代わり
に溝部202i,202iが設けられている。なお図9
の形態では図中、F,G方向に型を抜くことができる。
すなわち型構造も考慮した形態となっている。これは図
1における第1の光学部材1,第2の光学部材2,第3
の光学部材3も同様に型構造を考慮した形状となってい
る。また本実施例では光学部材の長手方向の一端部を突
出させて取り付け部としているが、締めつけ応力による
悪影響を光学性能に与えないためには、光学部材の屈折
面あるいは反射面から離れた位置、これらの面と直交方
向の位置、具体的には図9において、紙面表方向、ある
いは裏方向に取り付け部を突出させてこの部分を被固定
部材に取り付ける構造としても、同様な効果がある。
【0045】図7に戻り、103は第3の光学部材(図
1の3に相当)であり、第2の光学部材102と同様取
り付け部103h、及び不図示のスリット部103i,
103i,103i,103iが設けられている。そし
て第2の移動ベース118の立ち上がり部118fにネ
ジ151,151でネジ止めされている。なお第2の光
学部材102,第3の光学部材103ともにその取り付
け部は基準となる第1のガイドレール15側に設けてあ
る。これは実施例1と同様、温度による、膨張,収縮を
考慮したためである。
【0046】さらに本実施例では、第2の光学部材10
2を第1の移動ベース105にネジ止めする位置と、第
3の光学部材103を第2の移動ベース118にネジ止
めする位置が図7中第1のガイドレール15を挟んでほ
ぼ対称な位置(ガイドレール15からの距離もほぼ等し
い位置)にある。これは光学部材、移動ベースがともに
その材料の熱膨張率がほぼ等しい場合、例えばともに材
質がプラスチック材の場合、やはり温度変化による膨張
収縮の悪影響を光学性能に与えないための配慮である。
具体的に第2の光学部材102を例に取って以下に説明
する。
【0047】例えば温度が上昇したとき第1の移動ベー
ス105は第1のガイドレール15を基準にしてその取
り付け部105fが膨張により図中D方向にシフトす
る。ところが第2の光学部材102は、その取り付け部
102hを基準にして膨張により図中C方向(D方向と
反対方向)にシフトする。すなわちお互いにキャンセル
する方向に膨張するため結果として光軸2f〜3b(第
2の光学部材102からの射出光、第3の光学部材10
3への入射光)は第1のガイドレール15のほぼ真上の
位置を常に保つこととなる。温度が下がって収縮する場
合でも今度はお互いにキャンセルする方向に収縮するた
めやはり前記光軸2f〜3bは第1のガイドレール15
のほぼ真上から外れることはない。これは第3の光学部
材103と第2の移動ベース118との関係においても
同様である。これにより第2の光学部材102からの射
出光軸は常に第3の光学部材103の入射光面の一定の
場所に入射することとなり、その光学性能が悪化するこ
とはない。
【0048】第2の光学部材102、第3の光学部材1
03ともに図7においてそれぞれの下面に突部(図7に
おいて紙面裏側方向への出っ張り)102g,102
g,102g及び103g,103g,103gが設け
られている。
【0049】この理由は以下による。
【0050】実施例1において光学部材と移動ベースの
固定は接着で行った。製造時には3次元的に光学部材の
位置決めを治具で行い接着剤で固定することを想定して
いる。本実施例では例えば第2の光学部材102につい
て述べるなら(第3の光学部材103についても同様の
ため)、突部102g,102g,102gの精度を出
し、この部分を取り付けの基準にするという考えからで
ある。このようにすれば光学部材を移動ベースの上に載
せあとはネジ150,150を締めつけるだけで精度良
く移動ベースに固定できることとなる。
【0051】なお突部を設ける位置は移動ベース105
に載せたとき安定するように、長手方向(C,D方向)
になるべく離した位置、及び短手方向にも(C,D方向
と直交する方向)なるべく離した位置でトータル3カ所
必要である。また必要に応じ移動ベース105側に受け
面を設け、この部分の精度も出してより高精度に位置決
めすることもできる。
【0052】また光学部材の材質がガラスである場合
は、第2の光学部材102について述べるなら、取り付
け部102hが無い形態(実施例1の第2の光学部材2
と同様な形状)で前記突部102g,102g,102
gの少なくとも1カ所を接着固定することも可能であ
る。この場合は位置決め部分を接着固定するためより高
精度に位置決め固定されることとなる。
【0053】106は第2の移動ベース105を第1の
ガイドレール15に沿って移動させるための第1の駆動
モータであり、長穴部106aを備えた舌状のカム部1
06cが軸部120(図8参照)に結合している。なお
長穴部106aは第1の移動ベース105に設けられた
係合ピン105gと係合する構造となっており、図7に
おいては、一点鎖線Pから一点鎖線Qに第1の駆動モー
タ106が回転することで、第1の移動ベース105及
びこれに固定されている第2の光学部材102が図中B
方向に移動することとなる。なお図7において、2点鎖
線で描かれたカム部106cは所定角度だけ駆動モータ
106が回転したときのそれぞれの位置を表している。
【0054】第2の移動ベース118及びこれに固定さ
れている第3の光学部材103のB方向あるいはこれと
反対方向への移動は、第2の駆動モータ119による
が、第1の駆動モータ106と同様119には長穴部1
19aを備えた舌状のカム部119cが軸部(不図示)
に結合し、長穴部119aが第2の移動ベース118に
設けられた係合ピン118gと係合する構造となってお
り、これにより第2の移動ベース118及び第3の光学
部材103がB方向あるいはこれと反対方向に移動する
ことができる。なお2点鎖線のカム部119cは第2の
駆動モータ119が所定角回動したときのそれぞれの位
置を表している。
【0055】ここで本実施例における駆動モータ10
6,119の配置について説明する。
【0056】図7において、第1の駆動モータ106は
第2の光学部材102と第3の光学部材103とCCD
25との間に配置されており、第2の駆動モータ119
は第1の光学部材1と第2の光学部材102と第3の光
学部材103との間に配置されている。これは実施例1
と同様な配置であり、省スペース、装置の小型化を目的
とするものである。しかし実施例1ではステッピングモ
ータ6及び19の配置は単に平面図(図2)において空
きスペースへの配置である。本実施例では駆動モータ1
06及び119をそのモータ軸方向が図7紙面垂直方向
になるように配置し(実施例1では軸の方向は紙面と平
行な方向)さらに移動機構にカム機構を採用したこと
で、実施例1に比し駆動モータ106,119を図8中
E方向にシフトして配置することができた。この結果、
実施例1におけるステッピングモータ6及び19が配さ
れていた位置が空きスペースとなり、この場所に実装基
板を配置する等で、全体のスペース効率も良くなり、よ
り小型化に寄与することができる。なお本実施例ではカ
ム機構を採用したが平歯車,はすば歯車等の輪列を使用
し厚みが薄くなるような構成としても同様な効果があ
る。
【0057】以上説明したように、本実施例によれば、
実施例1と同様の効果が得られ、また光学部材の突出部
にスリットや溝を設けることにより、固定の際の応力に
よる光学性能への影響をさらに少なくすることができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学部材の固定の仕方による光学部材の光学性能の低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の斜視図
【図2】 実施例1の平面図
【図3】 実施例1の側面図
【図4】 各部材の説明図
【図5】 入射光,反射光の光軸の説明図
【図6】 入射光,反射光の光路図
【図7】 実施例2の平面図
【図8】 実施例2の側面図
【図9】 光学部材の突部の形状例を示す図
【符号の説明】
1 第1の光学部材 19 取り付け部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束が一つの屈折面から内部に入射し、
    複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部へ射
    出するように構成した光学部材を備えた光学装置であっ
    て、前記光学部材はその一端で支持部材に固定されてい
    ることを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 光束が一つの屈折面から内部に入射し、
    複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部へ射
    出するように構成した光学部材を複数有するズーム光学
    系を備えた光学装置であって、前記ズーム光学系の少な
    くとも1個の光学部材はその一端で支持部材に固定され
    ていることを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 光学部材は、光束の屈折面及び反射面か
    ら離れた位置に突出部を備え、この突出部が支持部材に
    固定されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 光学部材の突出部は、光学部材の長手方
    向に直交する方向に突出するものであることを特徴とす
    る請求項3記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 光学部材の突出部には、支持部材への固
    定時に光束の屈折あるいは反射に悪影響を及ぼさないよ
    う、スリット部、あるいは溝部が設けられていることを
    特徴とする請求項3または請求項4記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 光学部材の固定部側に光学部材の成形の
    際のゲートを設けたことを特徴とする請求項3または請
    求項4記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 光束が一つの屈折面から内部に入射し、
    複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部へ射
    出するように構成した光学部材を複数有するズーム光学
    系を備えた光学装置であって、前記ズーム光学系の少な
    くとも1個の光学部材は、その一端が支持部材に固定さ
    れ、その長手方向に複数の突部を有し、この複数の突部
    を介して前記支持部材の延長部に載置されていることを
    特徴とする光学装置。
  8. 【請求項8】 光学部材の複数の突部は、前記光学部材
    の長手方向及び短手方向に互に離して設けていることを
    特徴とする請求項7記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 光束が一つの屈折面から内部に入射し、
    複数の反射面で反射を繰り返し別の屈折面から外部へ射
    出するように構成した光学部材を備えた光学装置であっ
    て、前記光学部材は、その長手方向に複数の突部を有
    し、この複数の突部を介して前記光学部材の支持部材に
    載置され、前記複数の突部の1個が前記支持部材に接着
    され前記支持部材に固定されていることを特徴とする光
    学装置。
  10. 【請求項10】 支持部材は、光学部材の複数の突部を
    受ける、高精度の位置決めのための受け部を備えている
    ことを特徴とする請求項7または請求項9記載の光学装
    置。
JP8290049A 1996-08-22 1996-10-31 光学装置 Withdrawn JPH10133083A (ja)

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US08/915,044 US6243208B1 (en) 1996-08-22 1997-08-20 Optical element, optical system using optical element, and optical device with optical element
DE69731341T DE69731341T2 (de) 1996-08-22 1997-08-21 Optisches Bauelement und optisches System mit diesem
EP97114486A EP0825466B1 (en) 1996-08-22 1997-08-21 Optical element and optical system using the same
US09/792,242 US6337772B2 (en) 1996-08-22 2001-02-23 Optical element, optical system using optical element, and optical device with optical element
US09/995,463 US6650483B2 (en) 1996-08-22 2001-11-27 Optical element, optical system using optical element, and optical device with optical element

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53139803U (ja) * 1977-04-11 1978-11-06
JPS60163009A (ja) * 1984-02-06 1985-08-24 Hitachi Ltd プラスチックレンズの設計方法
JPH08234073A (ja) * 1995-02-28 1996-09-13 Canon Inc 光学装置

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