JPH10136558A - Ptc素子を用いた限流装置 - Google Patents

Ptc素子を用いた限流装置

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JPH10136558A
JPH10136558A JP8285493A JP28549396A JPH10136558A JP H10136558 A JPH10136558 A JP H10136558A JP 8285493 A JP8285493 A JP 8285493A JP 28549396 A JP28549396 A JP 28549396A JP H10136558 A JPH10136558 A JP H10136558A
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JP
Japan
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ptc element
current
temperature
current limiting
ptc
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Application number
JP8285493A
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English (en)
Inventor
Takashi Ohashi
隆 大橋
Yoshihiro Kawanishi
良広 川西
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限流動作後、PTC素子の温度を直ちに低下
させて、復帰動作が速くできるようにする。 【解決手段】 この限流装置10は交流電源と負荷から
なる電路の交流電源と負荷との間に遮断器を介して直列
に接続している。限流装置10は、温度が上昇すること
により抵抗値が増大する正の抵抗温度係数を有するPT
C素子11と、このPTC素子11の電流の通電方向の
両端部にその電流の通電方向に垂直な方向になるように
配設した一対の電極板12,13と、これらの各電極板
12,13から外部に延出する端子14,15と、電極
板12を介して外気をPTC素子11内に導入するフー
ド16と、電極板13を介してPTC素子11内で発生
した熱を導出するフード17と、ファンモータ19によ
り駆動されてフード16内に外気を導入するファン18
とから構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送配電系統等の電
路に流れる短絡電流あるいは過負荷電流等の過電流から
送配電系統あるいは送配電系統等の電路に配設した電力
機器を保護するための限流装置に係わり、特にPTC素
子を用いた限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、送配電系統に流れる短絡電流ある
いは過負荷電流等の過電流から送配電系統あるいは送配
電系統等の電路に配設した電力機器を保護するために、
温度が上昇することにより抵抗値が増大する正の抵抗温
度係数を有する素子(PTC(Positive Temperature C
oefficient)サーミスタ、以下PTC素子という)を送
配電系統の電路に用いることが提案されるようになっ
た。
【0003】このPTC素子を送配電系統の電路に遮断
器と併設して用いた場合、例えば、何らかの理由によ
り、この電路に定格電流以上の過電流が流れると、PT
C素子内にジュール熱が発生してPTC素子の温度が上
昇する。すると、このPTC素子は正の抵抗温度係数を
有するため、PTC素子の温度が所定の相転移温度以上
になると、その抵抗値が急激に増大してこの電路に流れ
る過電流を抑制(限流)するようになる。その後、遮断
器が動作して回路が遮断される。一方、事故が回復した
後PTC素子の温度が常温に戻ると、その抵抗値は元の
低抵抗値になるためPTC素子は自動復帰し、遮断器が
再投入されるとこの電路には通常の所定の電流が流れる
ようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、PTC素子が
温度上昇したままであるとその抵抗値は大きいままであ
るため、PTC素子の温度が常温に戻るまで限流動作し
た状態が継続して、この電路には通常の電流より少ない
電流しか流れないとともに、負荷側の電圧が低下して負
荷への給電が不能になって、送配電系統等の電路の回復
動作が遅くなるという問題を生じる。そこで、PTC素
子をハニカム構造に形成して、このハニカム構造の貫通
孔を冷却媒体の流通路とし、限流動作した後に事故が回
復すると、直ちにPTC素子の温度を低下させて電路に
所定の電流が流れるようにすることが提案された。
【0005】しかしながら、PTC素子をハニカム構造
に形成した場合、その貫通孔の方向は電路に流れる電流
の通電方向である。このため、このPTC素子の両端部
に電極板を取り付けると、冷却媒体は電極板により遮断
されるため、PTC素子内を冷却媒体が流れなくなると
いう問題を生じる。
【0006】そのため、両電極板もハニカム構造に形成
し、これらの両電極板に形成したハニカム構造の貫通孔
とPTC素子に形成したハニカム構造の貫通孔を一致さ
せて電極板とPTC素子とを連通させるようにすれば、
PTC素子内にも冷却媒体が流れるようになる。しかし
ながら、電極板にもハニカム構造を採用するとともにP
TC素子に形成したハニカム構造の貫通孔に一致させよ
うとすると、電極板のコストが高くなるとともに、PT
C素子と電極板とを導電性接着剤等により固着する工程
が面倒で複雑になるという問題を生じる。また、電流の
通電方向に冷却媒体を強制的に流入、流出させるように
しようとすると、冷却ファン等の冷却媒体の供給手段の
配置構造が複雑になるという問題も生じる。そこで、本
発明は上記した問題点を解決するために、PTC素子の
冷却を容易にするとともに、限流動作後のPTC素子の
温度を直ちに低下させて、迅速な復帰動作を可能にする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の温度に
なると急激にその抵抗値が増大する正の抵抗温度係数を
有するPTC素子を電路に備えて同電路に流れる過電流
を抑制するPTC素子を用いた限流装置であって、上記
課題を解決するために、請求項1に記載の発明において
は、電路に流れる電流の通電方向と平行に相対向する一
対の平面の一方から他方に連通する冷却媒体の流通路を
形成したPTC素子と、電路とPTC素子とを電気的に
接続する一対の電極板とを備え、PTC素子の両端部に
電路に流れる電流の通電方向と直角方向になるように一
対の端子板を配設するようにしている。
【0008】このように構成することにより、定常時に
おいては、PTC素子の常温での抵抗値は小さいため、
電路に給電される電流はPTC素子を通して流れる。一
方、短絡等の事故により定格電流以上の過電流がPTC
素子に流れる異常時には、過電流が流れたときに生じる
ジュール熱によりPTC素子の温度が上昇し、PTC素
子の温度が所定の温度になるとこの素子の抵抗値が急激
に増大して、PTC素子に流れる電流は抑制(限流)さ
れる。
【0009】そして、過電流状態が解消すると、PTC
素子に形成した電流の通電方向と平行に相対向する一対
の平面の一方から他方に連通する冷却媒体の流通路を通
して冷却媒体が流れるようになるので、PTC素子の温
度は直ちに常温まで低下することとなる。これにより、
復帰後、この電路に給電される電流はPTC素子を通し
て流れるようになる。
【0010】請求項2に記載の発明においては、上述の
PTC素子に形成した冷却媒体の流通路は同PTC素子
をハニカム構造に形成した貫通孔である。このように、
貫通孔をハニカム構造にして形成すると、ハニカム構造
は表面積が大きいので放熱効果が大きくかつPTC素子
内の熱はこの貫通孔を通して放熱されることとなるの
で、温度上昇したPTC素子は直ちに常温まで低下する
ようになる。
【0011】請求項3に記載の発明においては、上述の
PTC素子は電路に対して平行方向になるように同電路
に接続するとともに冷却媒体の流通路を下方から上方に
連通するようにしている。このように、電路に対して平
行方向になるように同電路に接続するとともに冷却媒体
の流通路を下方から上方に連通するようにすると、冷却
媒体の流通路の向きは電路を横切る方向になるため、P
TC素子内でジュール熱により発生した熱は流通路に放
出された後、自然対流によりPTC素子の下部より上部
に向けて上昇して外部に放出されることとなるので、温
度上昇したPTC素子は直ちに常温まで低下するように
なる。
【0012】請求項4に記載の発明においては、上述の
PTC素子として常温抵抗率が小さくかつ常温抵抗率に
対する抵抗上昇が2〜3桁であるV23−Cr23セラ
ミックスを用いるようにしている。このV23−Cr2
3セラミックスは常温抵抗率が小さいため、電路に給
電される電流は電力損出を伴うことなくPTC素子を通
して流れるようになる。また、V23−Cr23セラミ
ックスは常温抵抗率に対する抵抗上昇が2〜3桁である
ので、この素子に定格電流以上の過電流が流れると、急
激にその抵抗値が増大するようになるため、この電路に
流れる過電流を確実に限流することができるようにな
る。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、PT
C素子の常温での抵抗値は小さいため、この素子を電路
に直接接続しても抵抗損失は小さく、定常時の電力損失
を最小限にすることができ、電力損失を伴うことなく電
力系統を保護することができるようになる。また、過電
流状態が解消すると流通路を通して冷却媒体が流れてP
TC素子の温度は直ちに常温まで低下するので、この種
の限流装置の信頼性が向上する。
【0014】請求項2に記載の発明においては、ハニカ
ム構造に基づく放熱性により、短時間でのPTC素子の
冷却が可能となるので、温度上昇したPTC素子は直ち
に常温まで低下する。その結果、復帰動作が速くなり、
この種の限流装置の復帰性が向上する。請求項3に記載
の発明においては、PTC素子からの放出熱は自然対流
によりその下部より上部に向けて外部に放出されるの
で、放熱効率が向上し、限流動作した後直ちに常温まで
低下するので、この種の限流装置の復帰性が向上すると
ともにその信頼性が向上する。
【0015】請求項4に記載の発明においては、常温抵
抗率が小さくかつ常温抵抗率に対する抵抗上昇率が2〜
3桁であるV23−Cr23セラミックスを用いれば、
この素子に定格電流以上の過電流が流れても、温度上昇
に基づく素子の破壊を防止することができるようにな
る。また、過電流が流れると確実にその抵抗値が増大す
るので、限流動作の応答性が向上し、この種の限流装置
の応答性が向上する。また、V23−Cr23セラミッ
クスはBaTiO3系セラミックスと比較して抵抗が小
さいため、断面積を小さくすることが可能となり、小型
のPTC素子を使用することができて、この種の限流装
置の小型化が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の限流装置の一実
施形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の限流装
置を送配電系統の電路に直列に接続して、この電路に流
れる過電流を抑制する場合の一例を示す図である。図1
に示すように、この限流装置10は交流電源20と負荷
30からなる電路Lの交流電源20と負荷30との間に
遮断器40を介して直列に接続している。なお、この電
路Lは大地に対して平行に配設されているものとする。
【0017】限流装置10は、図2に示すように、温度
が上昇することにより抵抗値が増大する正の抵抗温度係
数を有する素子(PTC(Positive Temperature Coeff
icient)サーミスタ、以下、PTC素子という)11
と、このPTC素子11の電流の通電方向の両端部にそ
の電流の通電方向に直角な方向になるように配設した一
対の電極板12,13と、これらの各電極板12,13
から外部に延出する端子14,15と、PTC素子11
に外気を導入するフード16と、PTC素子11内で発
生した熱を外部に導出するフード17と、ファンモータ
19により駆動されてフード16内に外気を導入するフ
ァン18とから構成している。なお、フード16,17
は樹脂、磁器、ガラス繊維強化プラスチック等の絶縁性
材料により形成している。
【0018】PTC素子11としては、その比抵抗が急
激に増大する温度(一般的には相転移温度という)が8
0℃〜200℃程度のもので、常温での抵抗値が小さく
かつ相転移温度になると急激に抵抗値が増大するものを
用いることが好ましい。ここで、PTC素子11として
は、一般的には、チタン酸バリウム(BaTiO3)系
セラミックスを用いることが知られているが、表1に示
すように、V23系セラミックスはBaTiO3系セラ
ミックスより、常温抵抗率、電圧依存性、機械的強度等
の点でPTC素子として優れた特性を有することが明ら
かとなったので、本発明においてはPTC素子11とし
て、V23系セラミックス、特にV23−Cr23セラ
ミックスを用いる。
【0019】
【表1】
【0020】このV23−Cr23系セラミックスから
なるPTC素子11は、図2に示すように、その内部に
蜂の巣のように多くの貫通孔11aを有するハニカム構
造に形成したものを使用する。このようにハニカム構造
に形成したV23−Cr23セラミックスからなるPT
C素子11は、図3の温度−比抵抗特性に示すように、
130℃程度で相転移するPTC素子が得られる。
【0021】なお、V23系セラミックスとして上記の
23−Cr23セラミックスの他、Al23を固溶し
たV23系セラミックスを用いてもよい。また、チタン
酸鉛(PbTiO3)セラミックス、チタン酸ビスマス
(BiTiO3)セラミックス、クリストバライト系材
料等を用いてもよい。
【0022】また、PTC素子11としては、ポリエチ
レン−カーボン系複合材料あるいはポリオレフィン−カ
ーボン系複合材料からなる合成樹脂により形成すること
も可能である。
【0023】電極板12,13としては銅、アルミニウ
ム、ステンレス等の金属板を使用し、この電極板12,
13をPTC素子11の貫通孔11aを有さない両端面
に配置し、錫・鉛ハンダ、銀ロウ、導電性接着剤等によ
り固着してPTC素子11と各電極板12,13を一体
化している。あるいは、PTC素子11の貫通孔11a
を有さない両端面にメタリコンを形成し、このメタリコ
ンに各電極板12,13を押圧接しても同等の効果が得
られる。また、各電極板12,13よりそれぞれ延出し
て端子部材14,15を溶接して配設しており、これら
の端子部材14,15はPTC素子11が大地に平行に
なるように配設された電路Lに対して平行になるように
接続される。
【0024】PTC素子11の下部にはPTC素子11
内に外気を導入するフード16を配置しており、PTC
素子11の上部にはPTC素子11内の熱を外部に導出
するフード17を配置している。そして、フード16の
下方にはファンモータ19により駆動されるファン18
が配置され、ファンモータ19を駆動することによりフ
ァン18が回転してフード16内に外気が送り込まれ
る。
【0025】このように構成される限流装置10は、ハ
ニカム構造に形成したPTC素子11の貫通孔11aが
大地に対して平行に配設された電路Lに対して垂直にな
るように接続するとともに、交流電源20と負荷30と
の間に遮断器40を介して直列に接続している。そのた
め、PTC素子11内で発生した熱は自然対流によりP
TC素子11の下部から上部に上昇するとともに、ファ
ンモータ19の駆動によりファン18が回転してフード
16を介して外気がPTC素子11内に流入し、PTC
素子11内の貫通孔11aで熱交換した後、フード17
を介して外部に排出される。これにより、温度上昇した
PTC素子11の温度は低下することとなる。
【0026】ついで、上述したように構成した限流装置
10の動作を説明する。何らかの理由により、限流装置
10の下流側の電路Lに配設された負荷が短絡する事故
が生じると、定格電流以上の過電流ISが電路に流れ
て、PTC素子11はジュール熱により発熱して温度が
上昇する。PTC素子11の温度が上昇して、その温度
が130℃を超すとPTC素子11の比抵抗が図3に示
すように増大し、その抵抗値が急激に増大するため、P
TC素子11内を流れていた電流は限流される。
【0027】このとき、PTC素子11は上述の表1に
示すように、常温抵抗率に対する抵抗上昇が2〜3桁で
あるので、急激にその比抵抗が増大し、その抵抗値が急
激に増大して限流動作を行う。このため、PTC素子1
1は負の抵抗温度係数(NTC(Negative Temperature
Coefficient))領域に至るまでに温度上昇することが
防止され、定格電流以上の過電流によりPTC素子11
が破壊されることが防止できるようになる。
【0028】一方、短絡等の事故が発生して電路Lに定
格電流以上の過電流ISが流れると、図示しないセンサ
がこの過電流ISを検出して、遮断器40を遮断させ
る。すると、この遮断器40の遮断動作に連動してファ
ンモータ19が駆動され、このファンモータ19の駆動
によりファン18が回転駆動されて、フード16を介し
て外気がPTC素子11内に流入する。PTC素子11
内に外気が流入すると、外気はハニカム構造の貫通孔1
1a内で熱交換した後、フード17を介して外部に排出
される。これにより、貫通孔11aを介してPTC素子
11は冷却されて温度上昇したPTC素子11の温度は
低下することとなる。したがって、PTC素子11は常
温の抵抗値に戻ることとなり、限流動作後の復帰が速く
なる。
【0029】上述のように構成した本実施の形態におい
ては、PTC素子11として常温での抵抗値が小さいV
23−Cr23セラミックスを用いているため、このP
TC素子11を電路Lに直接接続しても抵抗損失は小さ
くなる。そのため、定常時の電力損失を最小限にするこ
とができ、電力損失を伴うことなく過電流を防止するこ
とができるようになる。
【0030】また、PTC素子11はハニカム構造に形
成しているので、冷却効率が向上し、短絡事故等が発生
してPTC素子11に大電流が流れてPTC素子11が
温度上昇しても、短時間で冷却されて常温に復帰するの
でこの種の限流装置の復帰性が向上するとともに、電力
系統の保守が容易になり保守性が向上する。
【0031】さらに、V23−Cr23セラミックスは
BaTiO3系セラミックスと比較して抵抗が小さいた
め、断面積を小さくすることが可能となり、小型のPT
C素子11を使用することができて、この種の限流装置
の小型化が可能となる。また、V23−Cr23セラミ
ックスは常温抵抗率に対する抵抗上昇が2〜3桁である
ので、PTC素子11に定格電流以上の過電流が流れて
も、NTC領域に至るまでに温度上昇をすることがない
ため、温度上昇に基づくPTC素子11の破壊を防止す
ることができるようになる。また、過電流が流れると確
実にその抵抗値が増大するので、限流動作の応答性が向
上し、この種の限流装置の応答性が向上する。
【0032】なお、上述の実施の形態においては、空気
を冷却媒体としてファン18の回転駆動により、PTC
素子11内に空気よりなる冷却媒体を流入させる例につ
いて説明したが、冷却媒体として液体(例えば、絶縁油
等)、空気以外の気体(例えば、CO2ガス,N2ガス
等)を用いるようにしてもよい。この場合、ポンプ等の
駆動装置により冷却媒体を循環させ、冷却媒体の循環サ
イクルの間に冷却媒体をハニカム構造に形成したPTC
素子11の貫通孔11aに流入、流出させるようにすれ
ばよい。
【0033】また、上述の実施の形態においては、本発
明の限流装置10はフード16,17とファン18およ
びファンモータ19を設け、ファンモータ19の駆動に
よりファン18が回転し、フード16を介して外気がP
TC素子11内に流入し、PTC素子11内で熱交換し
た後、フード17を介して外部に排出するようにした例
について説明したが、本発明の限流装置10を放熱状態
が良好な環境で使用する場合においては、フード16,
17とファン18およびファンモータ19を設けなくて
もよい。
【0034】この場合、PTC素子11内で発生したジ
ュール熱に応じた熱は貫通孔11aで熱交換した後、P
TC素子11の下部から上部に向けて自然対流により上
昇して、PTC素子11の外部に放出されることとな
る。また、本発明の限流装置10は上述の実施の形態に
限定されものではなく、例えば、サイリスタ装置の保護
用として用いることができるもできるし、あるいは低圧
ネットワーク配電用の限流ヒューズの代わりに用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の限流装置を送配電系統の電路に直接
接続する一例を示す図である。
【図2】 本発明の限流装置の概略構成を示す図であ
る。
【図3】 本発明のPTC素子の温度−比抵抗特性を示
す図である。
【符号の説明】
10…限流装置、11…PTC素子(正の抵抗温度係数
を有する素子)、12,13…電極板、14,15…端
子、16,17…フード、18…ファン、19…ファン
モータ、20…交流電源、30…負荷、40…遮断器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の温度になると急激にその抵抗値が
    増大する正の抵抗温度係数を有するPTC素子を電路に
    備えて同電路に流れる過電流を抑制するPTC素子を用
    いた限流装置であって、 前記電路に流れる電流の通電方向と平行に相対向する一
    対の平面の一方から他方に連通する冷却媒体の流通路を
    形成したPTC素子と、 前記電路と前記PTC素子とを電気的に接続する一対の
    電極板とを備え、 前記PTC素子の両端部に前記電路に流れる電流の通電
    方向と直角方向になるように前記一対の電極板を配設し
    たことを特徴とするPTC素子を用いた限流装置。
  2. 【請求項2】 前記PTC素子に形成した前記冷却媒体
    の流通路は同PTC素子をハニカム構造に形成した貫通
    孔であることを特徴とする請求項1に記載のPTC素子
    を用いた限流装置。
  3. 【請求項3】 前記PTC素子は前記電路に対して平行
    方向になるように同電路に接続して前記冷却媒体の流通
    路を同PTC素子の下方から上方に連通するようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のPT
    C素子を用いた限流装置。
  4. 【請求項4】 前記PTC素子は常温抵抗率が小さくか
    つ常温抵抗率に対する抵抗上昇率が2〜3桁であるV2
    3−Cr23セラミックスであることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載のPTC素子を用
    いた限流装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105514928A (zh) * 2015-12-10 2016-04-20 广东志高空调有限公司 一种应用于空调传输线路的保护电路

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CN105514928A (zh) * 2015-12-10 2016-04-20 广东志高空调有限公司 一种应用于空调传输线路的保护电路

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