JPH10138487A - インクジェットプリンタの噴射装置 - Google Patents
インクジェットプリンタの噴射装置Info
- Publication number
- JPH10138487A JPH10138487A JP9325500A JP32550097A JPH10138487A JP H10138487 A JPH10138487 A JP H10138487A JP 9325500 A JP9325500 A JP 9325500A JP 32550097 A JP32550097 A JP 32550097A JP H10138487 A JPH10138487 A JP H10138487A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- heating chamber
- chamber
- layer
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/07—Ink jet characterised by jet control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
- B41J2/14064—Heater chamber separated from ink chamber by a membrane
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相異なる熱膨張係数を持つ多層で構成された
膜を有するインクジェットプリンタの噴射装置を提供す
る。 【解決手段】 複数のレジスタ層703と,電気的エネ
ルギを供給する複数の電極704,704’と,電気的
エネルギにより発熱するヒータ部705と,加熱チャン
ババリヤ712により形成されヒータ部705からの伝
熱により熱膨張する媒体を含む空間である複数の加熱チ
ャンバ713と,相異なる熱膨張係数を有する多数層で
形成された膜層714と,膜714とインクバリヤ70
9により形成される空間であってインクを貯留するイン
クチャンバ707と,インクを媒体に噴射させるための
開口部710を有するノズルプレート711と,電気的
エネルギを供給するための電源供給手段715を含めて
構成される。これにより,膜714の垂直方向への作動
時熱変換により発生する座屈動作を迅速化させ駆動速度
を向上させることができる。
膜を有するインクジェットプリンタの噴射装置を提供す
る。 【解決手段】 複数のレジスタ層703と,電気的エネ
ルギを供給する複数の電極704,704’と,電気的
エネルギにより発熱するヒータ部705と,加熱チャン
ババリヤ712により形成されヒータ部705からの伝
熱により熱膨張する媒体を含む空間である複数の加熱チ
ャンバ713と,相異なる熱膨張係数を有する多数層で
形成された膜層714と,膜714とインクバリヤ70
9により形成される空間であってインクを貯留するイン
クチャンバ707と,インクを媒体に噴射させるための
開口部710を有するノズルプレート711と,電気的
エネルギを供給するための電源供給手段715を含めて
構成される。これにより,膜714の垂直方向への作動
時熱変換により発生する座屈動作を迅速化させ駆動速度
を向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタの噴射装置に係り,特に加熱アクチュエータ方式を
用いてインクを開口部に噴射させるために,アクチュエ
ータとして複数の膜を相異なる熱膨張係数を有する材質
で構成して,垂直方向への作動時に熱変換により発生す
る座屈(buckling)動作を迅速化させ,向上された駆動
速度を有するインクジェットプリンタの噴射装置に関す
る。
ンタの噴射装置に係り,特に加熱アクチュエータ方式を
用いてインクを開口部に噴射させるために,アクチュエ
ータとして複数の膜を相異なる熱膨張係数を有する材質
で構成して,垂直方向への作動時に熱変換により発生す
る座屈(buckling)動作を迅速化させ,向上された駆動
速度を有するインクジェットプリンタの噴射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず,一般のインクジェットプリンタの
構成及び動作原理を図12に基づき説明する。
構成及び動作原理を図12に基づき説明する。
【0003】図12に示すように,インクジェットプリ
ンタは,プリンタインタフェースを通してコンピュータ
(図示せず)から信号を受けて,プリンタ動作に必要な
初期設定値及びシステムに必要な数値を貯蔵しているE
PROM11内のシステムプログラムを読み取って解釈
実行し,そのプログラム内容に応じてた制御信号を出力
するCPU10と,制御に必要なプログラム及び多数の
フォントを内蔵しているROM12と,システム動作時
のデータを一時に保管するために使われるRAM13
と,前記CPU10の制御に必要な殆どのロジック回路
を備えており,CPU10の周辺素子に対するデータ伝
送を実行するASIC回路部20と,ASIC回路20
から伝達されるCPU10の制御信号に応じてインクカ
ートリッジ31の駆動を制御するヘッドドライバ30
と,メインモータ41の動作を制御するメインモータド
ライバ40と,キャリジリターン駆動モータ51の動作
を制御するキャリジモータドライバ50と,ステッピン
グモータなどを用いて給紙及び排紙を行うためのライン
フィードモータ61の駆動を制御するラインフィードモ
ータドライバ60とから主に構成される。
ンタは,プリンタインタフェースを通してコンピュータ
(図示せず)から信号を受けて,プリンタ動作に必要な
初期設定値及びシステムに必要な数値を貯蔵しているE
PROM11内のシステムプログラムを読み取って解釈
実行し,そのプログラム内容に応じてた制御信号を出力
するCPU10と,制御に必要なプログラム及び多数の
フォントを内蔵しているROM12と,システム動作時
のデータを一時に保管するために使われるRAM13
と,前記CPU10の制御に必要な殆どのロジック回路
を備えており,CPU10の周辺素子に対するデータ伝
送を実行するASIC回路部20と,ASIC回路20
から伝達されるCPU10の制御信号に応じてインクカ
ートリッジ31の駆動を制御するヘッドドライバ30
と,メインモータ41の動作を制御するメインモータド
ライバ40と,キャリジリターン駆動モータ51の動作
を制御するキャリジモータドライバ50と,ステッピン
グモータなどを用いて給紙及び排紙を行うためのライン
フィードモータ61の駆動を制御するラインフィードモ
ータドライバ60とから主に構成される。
【0004】コンピュータからプリンタインタフェース
を通して伝達される印刷信号は,CPU10の制御信号
に応じて各モータ41,51,61などを駆動して印字
を施す。この際,前記インクカートリッジ31は多数の
開口部を有するノズルから微細なインクドロップを噴射
して,印刷媒体上にドットを形成させる方式が多く用い
られている。
を通して伝達される印刷信号は,CPU10の制御信号
に応じて各モータ41,51,61などを駆動して印字
を施す。この際,前記インクカートリッジ31は多数の
開口部を有するノズルから微細なインクドロップを噴射
して,印刷媒体上にドットを形成させる方式が多く用い
られている。
【0005】ここで,インクカートリッジ31の構成に
ついてさらに詳しく説明する。図13は,インクカート
リッジ31の構造を示した断面図であって,容器の外面
をなすケース1内に貯蔵されるスポンジに吸入されてい
るインク2と,ヘッド部3より構成される。
ついてさらに詳しく説明する。図13は,インクカート
リッジ31の構造を示した断面図であって,容器の外面
をなすケース1内に貯蔵されるスポンジに吸入されてい
るインク2と,ヘッド部3より構成される。
【0006】図14は,図13に示したヘッド部3の拡
大断面図である。図示のように,ヘッド部3は,インク
内に混合された不純物を取り除くためのフィルタ32
と,フィルタ32によりフィルタリングされたインクを
貯蔵するインクスタンバイチャンバ33と,インクスタ
ンバイチャンバ33から供給されるインクをインク加熱
ヒータ部及びインクチャンバが形成されたチップ35に
供するためのインクバイア34と,インクバイア34か
ら供給されたインクを印刷媒体に向かって噴射させるた
めの多数の開口部が設けられたノズルプレート36とか
ら主に構成されている。
大断面図である。図示のように,ヘッド部3は,インク
内に混合された不純物を取り除くためのフィルタ32
と,フィルタ32によりフィルタリングされたインクを
貯蔵するインクスタンバイチャンバ33と,インクスタ
ンバイチャンバ33から供給されるインクをインク加熱
ヒータ部及びインクチャンバが形成されたチップ35に
供するためのインクバイア34と,インクバイア34か
ら供給されたインクを印刷媒体に向かって噴射させるた
めの多数の開口部が設けられたノズルプレート36とか
ら主に構成されている。
【0007】図15は図14のIV−IV’軸に沿って
ノズルプレート36を切断した様子を示す断面図であ
る。図15に示すように,ヘッド部3の先端には,多数
の開口部を有するノズルプレート36とチップ35との
間のインクチャンバ(図示せず)に提供するためのイン
クバイア34と,インクブァイア34からノズルプレー
ト36の各開口部にインクを伝達するための多数のイン
クチャンネル37と,インクチャンネル37を通して供
給されたインクを噴射する多数のチップ35と,多数の
チップ35に電源を供するための多数の電気的接続手段
38が形成されている。
ノズルプレート36を切断した様子を示す断面図であ
る。図15に示すように,ヘッド部3の先端には,多数
の開口部を有するノズルプレート36とチップ35との
間のインクチャンバ(図示せず)に提供するためのイン
クバイア34と,インクブァイア34からノズルプレー
ト36の各開口部にインクを伝達するための多数のイン
クチャンネル37と,インクチャンネル37を通して供
給されたインクを噴射する多数のチップ35と,多数の
チップ35に電源を供するための多数の電気的接続手段
38が形成されている。
【0008】図16は,図15のV−V’軸に沿ってチ
ップ35を切断した様子を示す拡大断面図である。シリ
コン(Si)基板101層上に,酸化膜表面処理により
生成された酸化表面膜(SiO2)102の上部に形成
され電気的なエネルギを印加することにより加熱するレ
ジスタ層103と,レジスタ層103の上部に形成され
電気的に連結を供する二つの電極104,104’と,
前記二つの電極104,104’の上部とレジスタ層1
03との間に形成されるヒータ部105がインクとの化
学作用により腐食及び変形されることを防ぐための多層
構造の保護層106と,ヒータ部105から発生される
熱によりインク内にバブルを生成させるインクチャンバ
107と,インクバイア34から供給されるインクをイ
ンクチャンバ107に供給するための流路として機能す
るインクチャネル(図示せず。)と,インクチャネルを
介して供給されるインクをインクチャンバ107内に到
達するための空間を形成する壁として機能するインクバ
リヤ109と,インクチャンバ107で形成されるバブ
ルの体積変化により押されるインクを噴射させるための
多数の開口部110を有するノズルプレート111とか
ら構成されている。
ップ35を切断した様子を示す拡大断面図である。シリ
コン(Si)基板101層上に,酸化膜表面処理により
生成された酸化表面膜(SiO2)102の上部に形成
され電気的なエネルギを印加することにより加熱するレ
ジスタ層103と,レジスタ層103の上部に形成され
電気的に連結を供する二つの電極104,104’と,
前記二つの電極104,104’の上部とレジスタ層1
03との間に形成されるヒータ部105がインクとの化
学作用により腐食及び変形されることを防ぐための多層
構造の保護層106と,ヒータ部105から発生される
熱によりインク内にバブルを生成させるインクチャンバ
107と,インクバイア34から供給されるインクをイ
ンクチャンバ107に供給するための流路として機能す
るインクチャネル(図示せず。)と,インクチャネルを
介して供給されるインクをインクチャンバ107内に到
達するための空間を形成する壁として機能するインクバ
リヤ109と,インクチャンバ107で形成されるバブ
ルの体積変化により押されるインクを噴射させるための
多数の開口部110を有するノズルプレート111とか
ら構成されている。
【0009】この際,ノズルプレート111と加熱ヒー
タ105は,相互に一定距離離れて付着されている。ま
た,一対の電極104,104’は,外部から電気的に
接続のための端子バンパ(図示せず)と接続されてい
る。このバンパと電気的な接続がヘッドコントローラ
(図示せず)と相互接続され,それぞれのノズル開口部
の定められた位置でインクを噴射させることが可能であ
る。
タ105は,相互に一定距離離れて付着されている。ま
た,一対の電極104,104’は,外部から電気的に
接続のための端子バンパ(図示せず)と接続されてい
る。このバンパと電気的な接続がヘッドコントローラ
(図示せず)と相互接続され,それぞれのノズル開口部
の定められた位置でインクを噴射させることが可能であ
る。
【0010】また,上述したように,各インクチャンバ
107の側面にはインク供給用のインクバリヤ109が
設けられているが,このインクバリヤ109は共通イン
クバイア34と接続されており,インクスタンバイチャ
ンバ33からのインクの流入を案内するようなってい
る。
107の側面にはインク供給用のインクバリヤ109が
設けられているが,このインクバリヤ109は共通イン
クバイア34と接続されており,インクスタンバイチャ
ンバ33からのインクの流入を案内するようなってい
る。
【0011】次に,上記のように構成された従来のイン
ク噴射装置の噴射動作について,図17に基づいて説明
する。まず,印刷命令がプリンタインタフェースを通し
てCPU10に印加され,CPU10はその印刷命令に
応じてヘッドドライバ30を駆動して,印字を行いたい
位置にある一対の電極104,104’に電気的なエネ
ルギを供給する。
ク噴射装置の噴射動作について,図17に基づいて説明
する。まず,印刷命令がプリンタインタフェースを通し
てCPU10に印加され,CPU10はその印刷命令に
応じてヘッドドライバ30を駆動して,印字を行いたい
位置にある一対の電極104,104’に電気的なエネ
ルギを供給する。
【0012】二つの電極104,104’に電気的エネ
ルギが印加されると,ヒータ部105において,電気的
抵抗熱,すなわちP=I2Rにより一定時間のジュール
熱が発生する。このヒータ部105の表面は,略500
℃〜550℃まで加熱され,その上部にある複数の保護
層106に熱が伝導される。その際に,保護層106に
湿着しているインクに熱が伝達されるが,この際のヒー
タ部において蒸気圧により発生するバブル及び蒸気圧の
分布Cはヒータ部105の中心を対称軸として中心部が
最高に現れるが,この熱によりインクが加熱されてバブ
ルが形成され,この蒸気圧バブルによりヒータ部105
の上部のインクに体積変化が生ずる。この体積変化によ
り,インクは,多数の開口部を有するノズルプレート1
11の開口部110を通して外部に押し出される。
ルギが印加されると,ヒータ部105において,電気的
抵抗熱,すなわちP=I2Rにより一定時間のジュール
熱が発生する。このヒータ部105の表面は,略500
℃〜550℃まで加熱され,その上部にある複数の保護
層106に熱が伝導される。その際に,保護層106に
湿着しているインクに熱が伝達されるが,この際のヒー
タ部において蒸気圧により発生するバブル及び蒸気圧の
分布Cはヒータ部105の中心を対称軸として中心部が
最高に現れるが,この熱によりインクが加熱されてバブ
ルが形成され,この蒸気圧バブルによりヒータ部105
の上部のインクに体積変化が生ずる。この体積変化によ
り,インクは,多数の開口部を有するノズルプレート1
11の開口部110を通して外部に押し出される。
【0013】そして,この時点で,二つの電極104,
104’に伝達される電気的エネルギの供給を遮断する
と,瞬間的にヒータ部105が冷却され,膨張したバブ
ルが収縮して,インクが再び正常形態に復元しようとす
る。膨張してノズルプレートの開口部の外へ排出された
インクは,表面張力などの原理によりドロップ状に媒体
に向かって噴射され像を形成する。そして,外部に噴射
されたインクに相当する体積分だけ内部圧力が降下し
て,インクは貯蔵筒からインクバイアを経て再充填され
る。
104’に伝達される電気的エネルギの供給を遮断する
と,瞬間的にヒータ部105が冷却され,膨張したバブ
ルが収縮して,インクが再び正常形態に復元しようとす
る。膨張してノズルプレートの開口部の外へ排出された
インクは,表面張力などの原理によりドロップ状に媒体
に向かって噴射され像を形成する。そして,外部に噴射
されたインクに相当する体積分だけ内部圧力が降下し
て,インクは貯蔵筒からインクバイアを経て再充填され
る。
【0014】従来のインクジェットプリンタでは,上記
のような原理によりインクの噴射を行っていたが,かか
る従来の技術による噴射方法は次のような問題点を有し
ている。
のような原理によりインクの噴射を行っていたが,かか
る従来の技術による噴射方法は次のような問題点を有し
ている。
【0015】第1に,インクを噴射させるために,高熱
を用いてバブルを形成しているので,インク成分の熱的
変化が生じるとともに,バブルによる衝撃波で装置内部
の寿命が縮まるため,高品質の印刷を求めるユーザの不
満の原因となるという問題点があった。
を用いてバブルを形成しているので,インク成分の熱的
変化が生じるとともに,バブルによる衝撃波で装置内部
の寿命が縮まるため,高品質の印刷を求めるユーザの不
満の原因となるという問題点があった。
【0016】第2に,インクとレジスタ層103及び二
つの電極104,104’が保護層106を中間媒体で
接合されるているので,電気的に相互反応し,ヒータ部
105と二つの電極104,104’の境界層でイオン
の相互移動による腐食が発生し,ヘッドの寿命が縮まる
という問題点があった。
つの電極104,104’が保護層106を中間媒体で
接合されるているので,電気的に相互反応し,ヒータ部
105と二つの電極104,104’の境界層でイオン
の相互移動による腐食が発生し,ヘッドの寿命が縮まる
という問題点があった。
【0017】第3に,インクを含有しているインクバリ
ヤ内でバブルを発生させているので,その衝撃により再
充填のためのサイクルタイムが延びるという問題点があ
った。
ヤ内でバブルを発生させているので,その衝撃により再
充填のためのサイクルタイムが延びるという問題点があ
った。
【0018】第4に,バブルの形状に応じてドロップの
直進性,円形性,均一性などが左右されるため,印刷の
品質が安定しないと言う問題点があった。
直進性,円形性,均一性などが左右されるため,印刷の
品質が安定しないと言う問題点があった。
【0019】上記問題点を解決するための改善策が,大
韓民国特許出願第96−24617号及び第96−24
618号に開示されている。
韓民国特許出願第96−24617号及び第96−24
618号に開示されている。
【0020】その内容を簡略に説明する。まず,構成面
をみれば,Si基板層上に酸化表面処理のために生成さ
れた酸化表面膜(SiO2)の上部に形成され電気的エ
ネルギを印加することにより加熱動作する複数のレジス
タ層と,レジスタ層の上部に対をなして形成され,相異
なる極性の電気的エネルギを印加可能な複数の電極と,
レジスタ層の所定部分のうち二つの電極に印加される相
異なる極性の電気的エネルギによりレジスタ層から発生
する熱を用いて加熱動作するヒータ部と,電極及びヒー
タ部の表面が空気との酸化接触により腐食及び変形され
ることを防止するための多層の保護層と,ヒータ部の上
部に一定空間を形成するために保護層を覆っている絶縁
層と,絶縁層により形成されヒータ部で発生する熱によ
り熱膨張する気体及び液体を含む空間として作用する複
数の加熱チャンバと,複数の加熱チャンバを密閉し,下
部のヒータ部からの加熱によりチャンバ内部の熱変化に
より発生する熱膨張により体積変化を生じさせるための
膜層と,膜層の上部に位置しインクバイアから伝達され
るインクをインクチャネルを通して流入させる壁として
機能するインクバリヤと,膜層とインクバリヤにより形
成される空間であってインクバイアからインクチャネル
を通して供給されたインクを含むインクチャンバと,イ
ンクバリヤ及びインクチャンバの上部に位置しインクチ
ャンバ内のインクを媒体に向かって噴射させるための複
数の開口部を有するノズルプレートと,対をなす複数の
電極に相異なる極性の電気的エネルギを供給するための
電気的接続手段とから構成されている。
をみれば,Si基板層上に酸化表面処理のために生成さ
れた酸化表面膜(SiO2)の上部に形成され電気的エ
ネルギを印加することにより加熱動作する複数のレジス
タ層と,レジスタ層の上部に対をなして形成され,相異
なる極性の電気的エネルギを印加可能な複数の電極と,
レジスタ層の所定部分のうち二つの電極に印加される相
異なる極性の電気的エネルギによりレジスタ層から発生
する熱を用いて加熱動作するヒータ部と,電極及びヒー
タ部の表面が空気との酸化接触により腐食及び変形され
ることを防止するための多層の保護層と,ヒータ部の上
部に一定空間を形成するために保護層を覆っている絶縁
層と,絶縁層により形成されヒータ部で発生する熱によ
り熱膨張する気体及び液体を含む空間として作用する複
数の加熱チャンバと,複数の加熱チャンバを密閉し,下
部のヒータ部からの加熱によりチャンバ内部の熱変化に
より発生する熱膨張により体積変化を生じさせるための
膜層と,膜層の上部に位置しインクバイアから伝達され
るインクをインクチャネルを通して流入させる壁として
機能するインクバリヤと,膜層とインクバリヤにより形
成される空間であってインクバイアからインクチャネル
を通して供給されたインクを含むインクチャンバと,イ
ンクバリヤ及びインクチャンバの上部に位置しインクチ
ャンバ内のインクを媒体に向かって噴射させるための複
数の開口部を有するノズルプレートと,対をなす複数の
電極に相異なる極性の電気的エネルギを供給するための
電気的接続手段とから構成されている。
【0021】上記構成において,加熱チャンバの内部を
液体と気体の混合物で構成したのは,膜が座屈(バック
リング)現象により加熱チャンバ側に体積変形を与える
ためである。座屈現象は熱や圧力などの原因により変形
された膜が元状態に復帰する際現れる現象である。体積
が変形した膜が元の状態に復帰する際に,加熱チャンバ
方向に一定部分が弾性的に曲がりながら,インクチャン
バにインクを流入させる。なお,100%液体のみを注
入する際に,液体は弾性を有しないので,座屈現象が現
れずインクの供給がなされない点に留意する必要があ
る。
液体と気体の混合物で構成したのは,膜が座屈(バック
リング)現象により加熱チャンバ側に体積変形を与える
ためである。座屈現象は熱や圧力などの原因により変形
された膜が元状態に復帰する際現れる現象である。体積
が変形した膜が元の状態に復帰する際に,加熱チャンバ
方向に一定部分が弾性的に曲がりながら,インクチャン
バにインクを流入させる。なお,100%液体のみを注
入する際に,液体は弾性を有しないので,座屈現象が現
れずインクの供給がなされない点に留意する必要があ
る。
【0022】上記発明にかかる噴射方式により,従来の
技術にかかるインクジェットプリンタの噴射装置が有す
る殆どの問題点を解決することが可能となったが,しか
しながら,次の問題点は依然として解決されないまま残
っていた。
技術にかかるインクジェットプリンタの噴射装置が有す
る殆どの問題点を解決することが可能となったが,しか
しながら,次の問題点は依然として解決されないまま残
っていた。
【0023】すなわち,上記噴射装置においては,使用
されている膜が一層の同材質で構成されているため同一
の熱膨張率を有する。したがって,初期熱膨張時には,
加熱チャンバの急激な膨張によりインクチャンバと接触
した面と加熱チャンバと接触した面との間に不均衡が生
じる。その結果,インクチャンバ側は相対的に圧縮応力
を受けることになり,体積変形の速度が遅くなるととも
に,長期使用の間には亀裂を起こして,使用寿命の限界
を有するという問題があった。
されている膜が一層の同材質で構成されているため同一
の熱膨張率を有する。したがって,初期熱膨張時には,
加熱チャンバの急激な膨張によりインクチャンバと接触
した面と加熱チャンバと接触した面との間に不均衡が生
じる。その結果,インクチャンバ側は相対的に圧縮応力
を受けることになり,体積変形の速度が遅くなるととも
に,長期使用の間には亀裂を起こして,使用寿命の限界
を有するという問題があった。
【0024】また,収縮時にも,インクチャンバ部の膜
部と加熱チャンバ部との収縮量が厚さ方向について線形
的に変形するために,加熱チャンバ側の分力の和が加熱
チャンバ内の残留蒸気圧より大きくなる際に長時間がか
かり,結局インク供給速度が遅くなり,従って印刷速度
が低下するという問題点も有していた。
部と加熱チャンバ部との収縮量が厚さ方向について線形
的に変形するために,加熱チャンバ側の分力の和が加熱
チャンバ内の残留蒸気圧より大きくなる際に長時間がか
かり,結局インク供給速度が遅くなり,従って印刷速度
が低下するという問題点も有していた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記従来の
インクジェットプリンタの噴射装置が有する上記問題点
に鑑みてなされたものであり,その目的は,インクチャ
ンバを膜を用いてインクチャンバと加熱チャンバとに分
離することにより,レジスタ層を覆っている保護層とイ
ンクの接触による腐食を防止し,かつインク噴射による
衝撃からヒータ部を保護することにより,装置の寿命を
延長させるとともに,膜を相異なる熱膨張係数を有する
多層構造で構成することにより,上下垂直方向への動作
時に,熱発生による座屈動作をさらに迅速にして,イン
クの噴射及び再充填速度を向上させることにより,より
高速駆動が可能な,新規かつ改良されたインクジェット
プリンタの噴射装置を提供することである。
インクジェットプリンタの噴射装置が有する上記問題点
に鑑みてなされたものであり,その目的は,インクチャ
ンバを膜を用いてインクチャンバと加熱チャンバとに分
離することにより,レジスタ層を覆っている保護層とイ
ンクの接触による腐食を防止し,かつインク噴射による
衝撃からヒータ部を保護することにより,装置の寿命を
延長させるとともに,膜を相異なる熱膨張係数を有する
多層構造で構成することにより,上下垂直方向への動作
時に,熱発生による座屈動作をさらに迅速にして,イン
クの噴射及び再充填速度を向上させることにより,より
高速駆動が可能な,新規かつ改良されたインクジェット
プリンタの噴射装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に基づいて構成されるインクジェットプリン
タの噴射装置は,請求項1に記載のように,基板の上部
に形成される複数のレジスタ層と,前記レジスタ層の上
部に対をなして形成され,相異なる極性の電気的エネル
ギが印加される複数の電極と,前記レジスタ層の一部と
して構成され,前記複数の電極に印加される電気的エネ
ルギにより熱を発生するヒータ部と,前記ヒータ部に一
定空間を形成するためのヒータ部の周囲に配置される加
熱チャンババリヤと,前記加熱チャンババリヤにより形
成され,前記ヒータ部から発生される熱により熱膨張す
る媒体を含む空間として構成される複数の加熱チャンバ
と,前記複数の加熱チャンバを密閉し,前記加熱チャン
バ内部が加熱される際に,熱膨張により体積変化を起こ
すとともに,相異なる熱膨張係数を有する多数層で形成
された膜層と,前記膜層の上部に位置し,インクバイア
から供給されるインクをインクチャネルを介して流入さ
せる壁として機能するインクバリヤと,前記膜とインク
バリヤにより形成される空間であってインクバイアから
インクチャネルを介して供給されるインクを含むインク
チャンバと,前記インクバリヤ及び前記インクチャンバ
の上部に位置し,前記インクチャンバ内のインクをメデ
ィアに噴射させるための開口部を有するノズルプレート
と,前記対をなす複数の電極に相異なる極性の電気的エ
ネルギを供給するための電気的連結手段を含めて構成さ
れることを特徴としている。
に,本発明に基づいて構成されるインクジェットプリン
タの噴射装置は,請求項1に記載のように,基板の上部
に形成される複数のレジスタ層と,前記レジスタ層の上
部に対をなして形成され,相異なる極性の電気的エネル
ギが印加される複数の電極と,前記レジスタ層の一部と
して構成され,前記複数の電極に印加される電気的エネ
ルギにより熱を発生するヒータ部と,前記ヒータ部に一
定空間を形成するためのヒータ部の周囲に配置される加
熱チャンババリヤと,前記加熱チャンババリヤにより形
成され,前記ヒータ部から発生される熱により熱膨張す
る媒体を含む空間として構成される複数の加熱チャンバ
と,前記複数の加熱チャンバを密閉し,前記加熱チャン
バ内部が加熱される際に,熱膨張により体積変化を起こ
すとともに,相異なる熱膨張係数を有する多数層で形成
された膜層と,前記膜層の上部に位置し,インクバイア
から供給されるインクをインクチャネルを介して流入さ
せる壁として機能するインクバリヤと,前記膜とインク
バリヤにより形成される空間であってインクバイアから
インクチャネルを介して供給されるインクを含むインク
チャンバと,前記インクバリヤ及び前記インクチャンバ
の上部に位置し,前記インクチャンバ内のインクをメデ
ィアに噴射させるための開口部を有するノズルプレート
と,前記対をなす複数の電極に相異なる極性の電気的エ
ネルギを供給するための電気的連結手段を含めて構成さ
れることを特徴としている。
【0027】膜層は,請求項2に記載のように,インク
と湿着する最上部層が前記加熱チャンバと接する層より
熱膨張率が高い材質で構成され,中間の他の層も順次に
前記加熱チャンバ側に向かうほど熱膨張率が低くなるよ
うに構成することが好ましい。さらに,膜層は,請求項
3に記載のように,1μm〜3μmの範囲内の厚さに構
成することが好ましい。
と湿着する最上部層が前記加熱チャンバと接する層より
熱膨張率が高い材質で構成され,中間の他の層も順次に
前記加熱チャンバ側に向かうほど熱膨張率が低くなるよ
うに構成することが好ましい。さらに,膜層は,請求項
3に記載のように,1μm〜3μmの範囲内の厚さに構
成することが好ましい。
【0028】そして,膜層は,請求項4に記載のよう
に,前記加熱チャンバの上部において,前記インクチャ
ンバの前記インクバリヤにより保持され水平状態をなし
ており,前記加熱チャンバの熱膨張と相異なる熱膨張率
を有する多層による収縮率の差により,座屈運動を行う
ように構成されることが好ましい。
に,前記加熱チャンバの上部において,前記インクチャ
ンバの前記インクバリヤにより保持され水平状態をなし
ており,前記加熱チャンバの熱膨張と相異なる熱膨張率
を有する多層による収縮率の差により,座屈運動を行う
ように構成されることが好ましい。
【0029】また,加熱チャンバ内の媒体は,請求項5
に記載のように,気体であることが好ましく,より好ま
しくは,請求項6に記載のように,空気が充填される。
に記載のように,気体であることが好ましく,より好ま
しくは,請求項6に記載のように,空気が充填される。
【0030】あるいは,加熱チャンバ内の媒体は,請求
項7に記載のように,気体と液体の混合物とすることも
可能であり,その場合には,加熱チャンバ内の液体は,
請求項8に記載のように,フッ素系の溶液とすることが
できる。
項7に記載のように,気体と液体の混合物とすることも
可能であり,その場合には,加熱チャンバ内の液体は,
請求項8に記載のように,フッ素系の溶液とすることが
できる。
【0031】さらに,膜層は,請求項9に記載のよう
に,前記インクチャンバを形成するインクと湿着する部
分の面積が前記加熱チャンバと接する膜の面積より大き
く構成することができる。
に,前記インクチャンバを形成するインクと湿着する部
分の面積が前記加熱チャンバと接する膜の面積より大き
く構成することができる。
【0032】また,ノズルプレートの開口部は,請求項
10に記載のように,膜の作動方向に開口するように設
けられることが好ましい。
10に記載のように,膜の作動方向に開口するように設
けられることが好ましい。
【0033】以上のように,本発明にかかる噴射装置の
動作の特徴は,膜の膨張及び収縮による方向性に関して
おり,膜が順次異なる熱膨張係数を有する構成されるこ
とにより変形量の差を生じさせ,この変形量による膜の
動作方向は,加熱チャンバ及びインクチャンバに対して
垂直方向を成すように構成される。
動作の特徴は,膜の膨張及び収縮による方向性に関して
おり,膜が順次異なる熱膨張係数を有する構成されるこ
とにより変形量の差を生じさせ,この変形量による膜の
動作方向は,加熱チャンバ及びインクチャンバに対して
垂直方向を成すように構成される。
【0034】さらに,請求項11に記載のように,前記
基板の上部とレジスタ層との間に電気的に絶縁された金
属層が形成すれば,前記加熱ヒータであるレジスタの下
部とサポートとの間に加熱チャンバ内の熱を迅速に冷却
させ,メブレインのバックリング動作を向上させ,すな
わち動作周波数を向上させることができる。
基板の上部とレジスタ層との間に電気的に絶縁された金
属層が形成すれば,前記加熱ヒータであるレジスタの下
部とサポートとの間に加熱チャンバ内の熱を迅速に冷却
させ,メブレインのバックリング動作を向上させ,すな
わち動作周波数を向上させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照しながら本
発明に基づいて構成されたインクジェットプリンタの噴
射装置の好適な実施形態について詳細に説明する。な
お,以下の説明及び添付図面において,実質的に同一の
機能構成を有する構成要素については同一符号を付する
ことにより,重複説明を省略することにする。
発明に基づいて構成されたインクジェットプリンタの噴
射装置の好適な実施形態について詳細に説明する。な
お,以下の説明及び添付図面において,実質的に同一の
機能構成を有する構成要素については同一符号を付する
ことにより,重複説明を省略することにする。
【0036】図1は,本発明の好適な実施形態にかかる
噴射装置の拡大断面図である。酸化表面処理された基板
層701の上部に形成され電気的エネルギを印加するこ
とにより加熱動作するレジスタ層703と,前記レジス
タ層703の上部に形成され対をなして相異なる極性の
電気的エネルギが印加される複数の電極704,70
4’と,レジスタ層703の上部の所定部分のうち二つ
の電極704,704’に印加される電気的エネルギに
より前記レジスタ層703から発生される熱により加熱
動作するヒータ部705と,前記ヒータ部705の上部
に一定空間を形成するために前記ヒータ部の上部を除い
た保護層706の上部を覆っている加熱チャンババリヤ
712と,前記加熱チャンババリヤ712により形成さ
れ前記ヒータ部705で発生される熱により熱膨張され
る媒体を含む空間として作用する複数の加熱チャンバ7
13と,前記加熱チャンババリヤ712の上部と加熱チ
ャンバ713の上部を覆って加熱チャンバ713を密閉
し,相異なる熱膨張係数を有する多数層で構成された膜
層714と,前記膜層714の上部に位置し,インクバ
イアから伝達されるインクをインクチャネルを通して流
入させる壁の役割をするインクバリヤ709と,前記膜
層714とインクバリヤ709により形成される空間で
あってインクを含有しているインクチャンバ707と,
前記インクバリヤ709及びインクチャンバ707の上
部に位置し,前記インクチャンバ707内のインクをメ
ディアに向かって噴射させるための複数の開口部を有す
るノズルプレート711と,前記対をなす複数の電極に
電気的エネルギを供給するための電気的連結手段715
とから構成される。
噴射装置の拡大断面図である。酸化表面処理された基板
層701の上部に形成され電気的エネルギを印加するこ
とにより加熱動作するレジスタ層703と,前記レジス
タ層703の上部に形成され対をなして相異なる極性の
電気的エネルギが印加される複数の電極704,70
4’と,レジスタ層703の上部の所定部分のうち二つ
の電極704,704’に印加される電気的エネルギに
より前記レジスタ層703から発生される熱により加熱
動作するヒータ部705と,前記ヒータ部705の上部
に一定空間を形成するために前記ヒータ部の上部を除い
た保護層706の上部を覆っている加熱チャンババリヤ
712と,前記加熱チャンババリヤ712により形成さ
れ前記ヒータ部705で発生される熱により熱膨張され
る媒体を含む空間として作用する複数の加熱チャンバ7
13と,前記加熱チャンババリヤ712の上部と加熱チ
ャンバ713の上部を覆って加熱チャンバ713を密閉
し,相異なる熱膨張係数を有する多数層で構成された膜
層714と,前記膜層714の上部に位置し,インクバ
イアから伝達されるインクをインクチャネルを通して流
入させる壁の役割をするインクバリヤ709と,前記膜
層714とインクバリヤ709により形成される空間で
あってインクを含有しているインクチャンバ707と,
前記インクバリヤ709及びインクチャンバ707の上
部に位置し,前記インクチャンバ707内のインクをメ
ディアに向かって噴射させるための複数の開口部を有す
るノズルプレート711と,前記対をなす複数の電極に
電気的エネルギを供給するための電気的連結手段715
とから構成される。
【0037】以上のように,本実施の形態にかかる噴射
装置においては,膜層714を用いて加熱チャンバ71
3とインクチャンバ707とを分離することにより,イ
ンクとヒータ部705の接触による腐食を防止し,バブ
ル生成後噴射による衝撃からヒータ部705を保護する
ことが可能である。
装置においては,膜層714を用いて加熱チャンバ71
3とインクチャンバ707とを分離することにより,イ
ンクとヒータ部705の接触による腐食を防止し,バブ
ル生成後噴射による衝撃からヒータ部705を保護する
ことが可能である。
【0038】また,前記膜層714は,熱膨張係数が相
異なる多数層で構成され,インクを接する最上部層の熱
膨張係数が最高であり,加熱チャンバ部713と接する
最下部層の熱膨張係数が最低の順に配列され構成され
る。また前記膜層714は,インクチャンバ707と接
触する最上部層の断面積が加熱チャンバ部713と接す
る最下部層の断面積より広く構成される。さらに前記膜
層714は1μm〜3μmの範囲内の厚さを有するよう
に構成されている。
異なる多数層で構成され,インクを接する最上部層の熱
膨張係数が最高であり,加熱チャンバ部713と接する
最下部層の熱膨張係数が最低の順に配列され構成され
る。また前記膜層714は,インクチャンバ707と接
触する最上部層の断面積が加熱チャンバ部713と接す
る最下部層の断面積より広く構成される。さらに前記膜
層714は1μm〜3μmの範囲内の厚さを有するよう
に構成されている。
【0039】前記加熱チャンバ部713内の媒体は空気
などの気体または気体とフッ素系の液体物質の混合物で
構成される。フッ素系の液体は熱導電性と蒸気圧が高く
溶融点が低い液体である。加熱チャンバ部713の内部
の蒸気圧が増加し,かつ熱伝導及び対流により膜層の最
下部層から熱が伝導され膜層の最上部に伝達される。こ
れにより,各膜層の有する固有特性である熱膨張係数に
より変形をなすことになる。
などの気体または気体とフッ素系の液体物質の混合物で
構成される。フッ素系の液体は熱導電性と蒸気圧が高く
溶融点が低い液体である。加熱チャンバ部713の内部
の蒸気圧が増加し,かつ熱伝導及び対流により膜層の最
下部層から熱が伝導され膜層の最上部に伝達される。こ
れにより,各膜層の有する固有特性である熱膨張係数に
より変形をなすことになる。
【0040】以下,図2〜図7を参照しながら本実施の
形態にかかるインクジェットプリンタの噴射装置による
印刷動作について説明する。
形態にかかるインクジェットプリンタの噴射装置による
印刷動作について説明する。
【0041】図2に示すように,二つの電極704,7
04’に電気的エネルギが印加されると,レジスタ層7
03の上部ヒータ部705における加熱が開始する。す
なわち,二つの電極704,704’に印加された電気
的エネルギは,レジスタ層703により熱エネルギに変
換される。これにより熱伝導及び対流現象により加熱チ
ャンバ713内の媒体は熱膨張し,かつ内部蒸気圧によ
りインクチャンバ707側に体積変化を起こす。
04’に電気的エネルギが印加されると,レジスタ層7
03の上部ヒータ部705における加熱が開始する。す
なわち,二つの電極704,704’に印加された電気
的エネルギは,レジスタ層703により熱エネルギに変
換される。これにより熱伝導及び対流現象により加熱チ
ャンバ713内の媒体は熱膨張し,かつ内部蒸気圧によ
りインクチャンバ707側に体積変化を起こす。
【0042】ここで,AとA’は,膜層のうち最上部層
714a,すなわちインクチャンバ707内のインクと
湿着された部分に伝導された熱による熱膨張を意味す
る。そして,BとB’は膜層のうち最下部層714b,
すなわち加熱チャンバ713と当接する部分に伝達され
た熱により熱膨張する力を意味する。図示のように,本
実施の形態にかかる噴射装置においては,A−A’がB
−B’より相対的に大きいことがわかる。この膜層の相
異なる熱膨張により膜層の体積変化は,インクチャンバ
707内のインクをノズルプレート711の開口部71
0側に押圧される。
714a,すなわちインクチャンバ707内のインクと
湿着された部分に伝導された熱による熱膨張を意味す
る。そして,BとB’は膜層のうち最下部層714b,
すなわち加熱チャンバ713と当接する部分に伝達され
た熱により熱膨張する力を意味する。図示のように,本
実施の形態にかかる噴射装置においては,A−A’がB
−B’より相対的に大きいことがわかる。この膜層の相
異なる熱膨張により膜層の体積変化は,インクチャンバ
707内のインクをノズルプレート711の開口部71
0側に押圧される。
【0043】図3は,図2に示す動作により加熱チャン
バ713内の熱的膨張の程度が次第に大きくなるにつ
れ,膜の膨張がさらに深化する状態を示している。かか
る動作により,インクチャンバ707内のインクはノズ
ルプレート711の開口部710側にさらに押圧され
る。
バ713内の熱的膨張の程度が次第に大きくなるにつ
れ,膜の膨張がさらに深化する状態を示している。かか
る動作により,インクチャンバ707内のインクはノズ
ルプレート711の開口部710側にさらに押圧され
る。
【0044】図4は,図3に示す動作がピークに達し,
加熱チャンバ713内の熱膨張が飽和状態に達すること
により,ノズルプレート711の開口部710からイン
クが噴射される直前に至った状態を示している。
加熱チャンバ713内の熱膨張が飽和状態に達すること
により,ノズルプレート711の開口部710からイン
クが噴射される直前に至った状態を示している。
【0045】図5は,二つの電極704,704’に供
される電気的エネルギを遮断することにより,加熱チャ
ンバ713内の熱膨張が停止し,収縮が開始する状態を
示している。かかる動作により,ノズルプレート711
の開口部710において,噴射直前の状態のインクは開
口部710から分離される。
される電気的エネルギを遮断することにより,加熱チャ
ンバ713内の熱膨張が停止し,収縮が開始する状態を
示している。かかる動作により,ノズルプレート711
の開口部710において,噴射直前の状態のインクは開
口部710から分離される。
【0046】一方,膜層714(714a,714b)
は,印加された熱エネルギが遮断されることにより,元
の状態に復帰するために収縮し始める。ここで,膜層7
14の最上部層714aと最下部層714bの熱膨張係
数が異なるために,各層の収縮変化も相違する。この
際,A’はインクチャンバ707に湿着する最上部層7
14aの収縮力を,B’は加熱チャンバ713と当接す
る最下部層714bの収縮力を意味する。
は,印加された熱エネルギが遮断されることにより,元
の状態に復帰するために収縮し始める。ここで,膜層7
14の最上部層714aと最下部層714bの熱膨張係
数が異なるために,各層の収縮変化も相違する。この
際,A’はインクチャンバ707に湿着する最上部層7
14aの収縮力を,B’は加熱チャンバ713と当接す
る最下部層714bの収縮力を意味する。
【0047】図6は,図5の動作により,相異なる熱膨
張係数を有する膜714a,714bの収縮及び冷却の
状態を示している。インクチャンバ707内のインクと
湿着した最上部層114aの収縮率は,それ自体の熱膨
張係数の変化率により,その収縮の速度が速く現れ,相
対的に加熱チャンバ713と当接する最下部層114b
の収縮速度は遅く進行することがわかる。この際,ノズ
ルプレート711の開口部710から取り外されたイン
ク滴は楕円形をなしている。
張係数を有する膜714a,714bの収縮及び冷却の
状態を示している。インクチャンバ707内のインクと
湿着した最上部層114aの収縮率は,それ自体の熱膨
張係数の変化率により,その収縮の速度が速く現れ,相
対的に加熱チャンバ713と当接する最下部層114b
の収縮速度は遅く進行することがわかる。この際,ノズ
ルプレート711の開口部710から取り外されたイン
ク滴は楕円形をなしている。
【0048】図7は,図6のような膜714の収縮と共
にノズルプレート711の開口部710から噴射された
インク量に相当する空間が形成されたインクチャンバ7
07内にインクが供給される状態を示している。上部膜
層714aの収縮力が下部膜層714bの収縮力に比べ
て相対的に大きいので,膜714は一時に座屈(バック
リング)動作を示す。A’>B’なので,膜が瞬間的に
膜の下部層に屈曲される現象が現れる。これによりイン
クチャンバ707内の空間に形成された吸入力によりイ
ンクチャネルを通してインクが供される。そして,開口
部の外に噴射された楕円形のインク滴は円形状態を示
し,つまり用紙に印字の形態に現れる。
にノズルプレート711の開口部710から噴射された
インク量に相当する空間が形成されたインクチャンバ7
07内にインクが供給される状態を示している。上部膜
層714aの収縮力が下部膜層714bの収縮力に比べ
て相対的に大きいので,膜714は一時に座屈(バック
リング)動作を示す。A’>B’なので,膜が瞬間的に
膜の下部層に屈曲される現象が現れる。これによりイン
クチャンバ707内の空間に形成された吸入力によりイ
ンクチャネルを通してインクが供される。そして,開口
部の外に噴射された楕円形のインク滴は円形状態を示
し,つまり用紙に印字の形態に現れる。
【0049】次に,以上に説明した本実施の形態にかか
るインクジェットプリンタの噴射装置の動作について説
明することにする。
るインクジェットプリンタの噴射装置の動作について説
明することにする。
【0050】すでに説明したように,本実施の形態にか
かる噴射装置においては,加熱チャンバ713とインク
チャンバ707が複数の膜層714により境をなしてお
り,この複数の膜層714は相異なる熱膨張率を有する
材質で構成されている。また,インクチャンバ707側
のインクと接する最上部層714aの膨張係数が最高で
あり,加熱チャンバ部713と接する最下部層714b
の膨張係数が最低となるように順次配列されている。
かる噴射装置においては,加熱チャンバ713とインク
チャンバ707が複数の膜層714により境をなしてお
り,この複数の膜層714は相異なる熱膨張率を有する
材質で構成されている。また,インクチャンバ707側
のインクと接する最上部層714aの膨張係数が最高で
あり,加熱チャンバ部713と接する最下部層714b
の膨張係数が最低となるように順次配列されている。
【0051】従って,まず電気的エネルギの供給装置で
ある電極層704,704’に電源が供給されると,ヒ
ータ部705が加熱され加熱チャンバ713を加熱させ
る。この際,加熱チャンバ713内には気体あるいは気
体と熱伝導性と蒸気圧の高い低溶融点の液体であるフッ
素系物質の混合物が充填されている。したがって,内部
の蒸気圧が増加して圧力が増加すると共に,熱伝導及び
対流により膜714の最下部層714bから熱が伝導さ
れ膜の最上部層714aに伝達される。これにより,各
材質の有する固有特性である熱膨張係数により変形が始
まる。
ある電極層704,704’に電源が供給されると,ヒ
ータ部705が加熱され加熱チャンバ713を加熱させ
る。この際,加熱チャンバ713内には気体あるいは気
体と熱伝導性と蒸気圧の高い低溶融点の液体であるフッ
素系物質の混合物が充填されている。したがって,内部
の蒸気圧が増加して圧力が増加すると共に,熱伝導及び
対流により膜714の最下部層714bから熱が伝導さ
れ膜の最上部層714aに伝達される。これにより,各
材質の有する固有特性である熱膨張係数により変形が始
まる。
【0052】この熱変形量は,熱膨張率が最高の膜の最
上部層714aで最大となり,膜の最下部層714bに
向かうにつれ順次に変形量が小さくなる。かかる変形量
の差により,膜714は,加熱チャンバ713内の蒸気
圧により圧力が低い方向であるインクチャンバ707側
に体積変形を起こす。このように,加熱チャンバ713
の温度増加により,複数膜層714の熱膨張による熱変
形が生じるとともに,加熱チャンバ713内の気体ある
いは気体と液体の混合物を加熱させ蒸気圧を増加させ熱
変形された膜層714の体積変形の方向性を決定する。
上部層714aで最大となり,膜の最下部層714bに
向かうにつれ順次に変形量が小さくなる。かかる変形量
の差により,膜714は,加熱チャンバ713内の蒸気
圧により圧力が低い方向であるインクチャンバ707側
に体積変形を起こす。このように,加熱チャンバ713
の温度増加により,複数膜層714の熱膨張による熱変
形が生じるとともに,加熱チャンバ713内の気体ある
いは気体と液体の混合物を加熱させ蒸気圧を増加させ熱
変形された膜層714の体積変形の方向性を決定する。
【0053】また,膜層714が複数の相異なる膜層7
14a,714bから構成することにより,各膜714
(714a,714b)の厚さ方向に関して,インクチ
ャンバ707側の外郭輪郭形の長さ(W2)が加熱チャ
ンバ713側の輪郭形の長さ(W1)より長く構成する
ことが可能である。また,インクチャンバ707側の温
度が加熱チャンバ713側の温度より低くくなり,熱変
形差が発生するが,かかる場合にも,膜層714を複数
の相異なる膜層714a,714bから構成することに
より柔軟に対応することができる。
14a,714bから構成することにより,各膜714
(714a,714b)の厚さ方向に関して,インクチ
ャンバ707側の外郭輪郭形の長さ(W2)が加熱チャ
ンバ713側の輪郭形の長さ(W1)より長く構成する
ことが可能である。また,インクチャンバ707側の温
度が加熱チャンバ713側の温度より低くくなり,熱変
形差が発生するが,かかる場合にも,膜層714を複数
の相異なる膜層714a,714bから構成することに
より柔軟に対応することができる。
【0054】したがって,それぞれの膜714は,図2
〜図4に示すように,膨張時に,インクチャンバ707
側の膜層714aはA−A方向に変形量(δ1)だけ変
形し,加熱チャンバ713側の膜層714bは変形方向
はB−B方向に変形量(δ2)だけ変形する。その際
に,上部膜層714aと下部膜層714bとの変形量の
間には,δ1>δ2の関係が生じる。
〜図4に示すように,膨張時に,インクチャンバ707
側の膜層714aはA−A方向に変形量(δ1)だけ変
形し,加熱チャンバ713側の膜層714bは変形方向
はB−B方向に変形量(δ2)だけ変形する。その際
に,上部膜層714aと下部膜層714bとの変形量の
間には,δ1>δ2の関係が生じる。
【0055】また,変形方向に関しては,膨張時に,加
熱チャンバ713内の蒸気圧変化により,膜714をC
−C方向に変形させることにより,インクチャンバ70
7内に体積変形を生じさせ,その変形量に応じて開口部
710の外部に向かってインク滴に輪郭変形を生じさせ
ることができる。
熱チャンバ713内の蒸気圧変化により,膜714をC
−C方向に変形させることにより,インクチャンバ70
7内に体積変形を生じさせ,その変形量に応じて開口部
710の外部に向かってインク滴に輪郭変形を生じさせ
ることができる。
【0056】さらに,継続して加熱と膨張によりインク
チャンバ707内の体積変化量は増加し始める。インク
滴は,最終的に噴射直線方向の粘性による粘性力が,滴
サイズ増加と自重による粘性力より大きくなる。インク
滴が開口部710から分離し始める前後いずれか時点
で,図5に示すように,電気的エネルギの供給を遮断す
ると,加熱チャンバ713が冷却されて圧力降下を起こ
す。そして,図5〜図7に示すように,膜714の最上
部層714aは,A’−A’方向に変形量(δ1’)分
だけ収縮し,膜714の最下部層714bは,B’−
B’方向に変形量(δ2’)分だけ収縮し始める。
チャンバ707内の体積変化量は増加し始める。インク
滴は,最終的に噴射直線方向の粘性による粘性力が,滴
サイズ増加と自重による粘性力より大きくなる。インク
滴が開口部710から分離し始める前後いずれか時点
で,図5に示すように,電気的エネルギの供給を遮断す
ると,加熱チャンバ713が冷却されて圧力降下を起こ
す。そして,図5〜図7に示すように,膜714の最上
部層714aは,A’−A’方向に変形量(δ1’)分
だけ収縮し,膜714の最下部層714bは,B’−
B’方向に変形量(δ2’)分だけ収縮し始める。
【0057】かかる動作により,膜714の最上部層7
14aと最下部層714bのA’−A’方向とB’−
B’方向への収縮による圧縮力により,C’−C’方向
に分力の和による力が加わり,さらに加熱チャンバ71
3内の圧力降下により,膜714は,加熱チャンバ71
3方向へ体積変形を引き起こす。そして,いずれかの時
点で,インクチャンバ707側の膜714の最上部層7
14aは,温度の低いインクと直接に接することによ
り,膜714の最下部層714bより温度低下率が高ま
ってその収縮率が促進される。そして,最終的に,冷却
/収縮速度がそれぞれの膜層714a,714b間にお
いて差を示すことになる。さらに,C’−C’方向の分
力が加熱チャンバ713内の圧力より高くなれば,座屈
(バックリング)現象が生じ,複数の膜層714は膨張
方向とは逆方向である加熱チャンバ714側に変形さ
れ,かつこの体積変化によりインクチャンバ707内に
吸入力が発生する。従って,インク貯蔵筒(図示せ
ず。)のインクがインクチャネルを通してインクチャン
バに流入される。
14aと最下部層714bのA’−A’方向とB’−
B’方向への収縮による圧縮力により,C’−C’方向
に分力の和による力が加わり,さらに加熱チャンバ71
3内の圧力降下により,膜714は,加熱チャンバ71
3方向へ体積変形を引き起こす。そして,いずれかの時
点で,インクチャンバ707側の膜714の最上部層7
14aは,温度の低いインクと直接に接することによ
り,膜714の最下部層714bより温度低下率が高ま
ってその収縮率が促進される。そして,最終的に,冷却
/収縮速度がそれぞれの膜層714a,714b間にお
いて差を示すことになる。さらに,C’−C’方向の分
力が加熱チャンバ713内の圧力より高くなれば,座屈
(バックリング)現象が生じ,複数の膜層714は膨張
方向とは逆方向である加熱チャンバ714側に変形さ
れ,かつこの体積変化によりインクチャンバ707内に
吸入力が発生する。従って,インク貯蔵筒(図示せ
ず。)のインクがインクチャネルを通してインクチャン
バに流入される。
【0058】一方,インク滴は,当初の楕円形の状態
で,印刷媒体方向に進行するが,その進行過程において
徐々に形を整え,最終的には,略円形形状をなして印刷
媒体に衝突し,印刷媒体の表面に略円形のドット像を形
成する。そして,上記のようなインクの噴射と供給を繰
り返しながら,所望の印刷動作を行うのである。
で,印刷媒体方向に進行するが,その進行過程において
徐々に形を整え,最終的には,略円形形状をなして印刷
媒体に衝突し,印刷媒体の表面に略円形のドット像を形
成する。そして,上記のようなインクの噴射と供給を繰
り返しながら,所望の印刷動作を行うのである。
【0059】さらに,本発明にかかるインクジェットプ
リンタの噴射装置の別の実施形態によれば,図8に示す
ように,加熱チャンバ713の熱冷却速度を向上させる
ために,支持手段としてのシリコン基板701とその上
部のレジスタ層703及び電極704,704’から成
る加熱装置との間に,金属層716を形成させればその
効果が一層良好になる。
リンタの噴射装置の別の実施形態によれば,図8に示す
ように,加熱チャンバ713の熱冷却速度を向上させる
ために,支持手段としてのシリコン基板701とその上
部のレジスタ層703及び電極704,704’から成
る加熱装置との間に,金属層716を形成させればその
効果が一層良好になる。
【0060】支持手段701の上部とレジスタ層703
との間に形成された金属層716は電気的に絶縁された
熱伝導性に優れた材質が使われる。そして,このように
金属層716が介挿されることにより,動作周波数を向
上させ,加熱チャンバ713内の熱を迅速に冷却させ,
膜714の座屈(バックンリグ)動作を支援することが
できる。
との間に形成された金属層716は電気的に絶縁された
熱伝導性に優れた材質が使われる。そして,このように
金属層716が介挿されることにより,動作周波数を向
上させ,加熱チャンバ713内の熱を迅速に冷却させ,
膜714の座屈(バックンリグ)動作を支援することが
できる。
【0061】さらに,図9〜図11には,本発明にかか
るインクジェットプリンタの噴射装置のさらに別の実施
形態が示されている。この噴射装置においても,シリコ
ンなどの支持層801上にレジスタ層803及び対を成
す電極層(個別電極層804及び共通電極層804’)
から成る加熱装置層が形成され,加熱装置層803,8
04,804’の上部は保護層806に覆われている。
そして,この保護層806と多層構造の膜層814との
間に加熱チャンバ813が構成されている。そして,保
護層806の膜層814が形成されている以外の部分に
はインクバリヤ812が形成されており,その上部にイ
ンクチャンバ807が形成されており,さらにインクチ
ャンバ807の水平方向にインクを噴射させるための開
口部810が形成されている。
るインクジェットプリンタの噴射装置のさらに別の実施
形態が示されている。この噴射装置においても,シリコ
ンなどの支持層801上にレジスタ層803及び対を成
す電極層(個別電極層804及び共通電極層804’)
から成る加熱装置層が形成され,加熱装置層803,8
04,804’の上部は保護層806に覆われている。
そして,この保護層806と多層構造の膜層814との
間に加熱チャンバ813が構成されている。そして,保
護層806の膜層814が形成されている以外の部分に
はインクバリヤ812が形成されており,その上部にイ
ンクチャンバ807が形成されており,さらにインクチ
ャンバ807の水平方向にインクを噴射させるための開
口部810が形成されている。
【0062】図10及び図11は,それぞれ,図9のX
VI−XVI’線とXVII−XVII’線と線を基準
として,噴射装置を上下に切断して,それぞれ分離した
状態を示している。図示のように,本実施の形態によれ
ば,加熱チャンバ813の構成が管(ノズル)内に設け
られていることが容易にわかる。
VI−XVI’線とXVII−XVII’線と線を基準
として,噴射装置を上下に切断して,それぞれ分離した
状態を示している。図示のように,本実施の形態によれ
ば,加熱チャンバ813の構成が管(ノズル)内に設け
られていることが容易にわかる。
【0063】図10に示すように,保護層806及びイ
ンクバリヤ812により形成されるノズル構造の加熱チ
ャンバ813の上部に,多層構造の膜814が配置され
ており,膜814は,先の実施形態の場合と同様に,相
異なる熱膨張係数を有する多数層から構成されている。
その際に,先の実施形態の場合と同様に,インクチャン
バ807側のインクと接する膜層814aの熱膨張係数
が最高であり,加熱チャンバ部813と接する膜層81
4bの熱膨張係数が最低となるように順次配置されてい
ることに留意する必要がある。
ンクバリヤ812により形成されるノズル構造の加熱チ
ャンバ813の上部に,多層構造の膜814が配置され
ており,膜814は,先の実施形態の場合と同様に,相
異なる熱膨張係数を有する多数層から構成されている。
その際に,先の実施形態の場合と同様に,インクチャン
バ807側のインクと接する膜層814aの熱膨張係数
が最高であり,加熱チャンバ部813と接する膜層81
4bの熱膨張係数が最低となるように順次配置されてい
ることに留意する必要がある。
【0064】一方,図11は,各個別電極804に印加
される電気的エネルギにより加熱チャンバ813を加熱
させるために形成された多数の加熱レジスタ層803及
び共通電極804’の構造を示す。
される電気的エネルギにより加熱チャンバ813を加熱
させるために形成された多数の加熱レジスタ層803及
び共通電極804’の構造を示す。
【0065】なお,本実施の形態にかかるインクジェッ
トプリンタの噴射装置の動作については,先の実施形態
にかかるインクジェットプリンタの噴射装置の動作と実
質的に同一などのその詳細説明は省略する。ただし,本
実施の形態においては,インクが噴射される開口部81
0の方向が,膜814の膨張方向とは異なり,水平方向
に向いている点に留意する必要がある。
トプリンタの噴射装置の動作については,先の実施形態
にかかるインクジェットプリンタの噴射装置の動作と実
質的に同一などのその詳細説明は省略する。ただし,本
実施の形態においては,インクが噴射される開口部81
0の方向が,膜814の膨張方向とは異なり,水平方向
に向いている点に留意する必要がある。
【0066】以上,添付図面を参照しながら,本発明に
かかるインクジェットプリンタの噴射装置の好適な実施
形態について説明したが本発明はかかる例に限定されな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想
到し得ることは明らかであり,それらについても当然に
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
かかるインクジェットプリンタの噴射装置の好適な実施
形態について説明したが本発明はかかる例に限定されな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想
到し得ることは明らかであり,それらについても当然に
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,イ
ンクの噴射方式が,バブル形成による噴射方式でなく,
膜の体積変化による噴射方式なので,噴射されるインク
量が均一であり,ドッドの鮮明度が優れるという効果が
ある。
ンクの噴射方式が,バブル形成による噴射方式でなく,
膜の体積変化による噴射方式なので,噴射されるインク
量が均一であり,ドッドの鮮明度が優れるという効果が
ある。
【0068】また,膜の体積変化は安定的に行われるの
で,従来の装置のように,バブルの収縮と爆発後にンク
充填が行われていた場合に比較して,インクの再充填が
安定して行われ,かつインク供給時間の短縮化がはかれ
る。
で,従来の装置のように,バブルの収縮と爆発後にンク
充填が行われていた場合に比較して,インクの再充填が
安定して行われ,かつインク供給時間の短縮化がはかれ
る。
【0069】さらにまた,膜を相異なる熱膨張係数を有
する材質の多層構造に構成すれば,膜の座屈運動を生じ
させるために,設計当初から膜の曲率を調整する作業が
不要となり,また,膜の座屈運動も安定して行われるの
で,高品質及び高速の印刷を期待することができる。
する材質の多層構造に構成すれば,膜の座屈運動を生じ
させるために,設計当初から膜の曲率を調整する作業が
不要となり,また,膜の座屈運動も安定して行われるの
で,高品質及び高速の印刷を期待することができる。
【図1】本発明に基づいて構成されたインクジェットプ
リンタの噴射装置を構成するヘッド部の実施の一形態を
示す拡大断面図である。
リンタの噴射装置を構成するヘッド部の実施の一形態を
示す拡大断面図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの噴射装置
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
【図3】図1に示すインクジェットプリンタの噴射装置
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
【図4】図1に示すインクジェットプリンタの噴射装置
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
【図5】図1に示すインクジェットプリンタの噴射装置
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
【図6】図1に示すインクジェットプリンタの噴射装置
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
【図7】図1に示すインクジェットプリンタの噴射装置
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
を構成するヘッド部の動作を示す拡大断面図である。
【図8】本発明に基づいて構成されたインクジェットプ
リンタの噴射装置を構成するヘッド部の別の実施の形態
を示す拡大断面図である。
リンタの噴射装置を構成するヘッド部の別の実施の形態
を示す拡大断面図である。
【図9】本発明に基づいて構成されたインクジェットプ
リンタの噴射装置を構成するヘッド部のさらに別の実施
の形態を示す拡大断面図である。
リンタの噴射装置を構成するヘッド部のさらに別の実施
の形態を示す拡大断面図である。
【図10】図9に示すヘッド部の一部をXVI−XV
I’線を基準として切断して示す概略的な見取図であ
る。
I’線を基準として切断して示す概略的な見取図であ
る。
【図11】図9に示すヘッド部の一部をXVII−XV
II’線を基準として切断して示す概略的な見取図であ
る。
II’線を基準として切断して示す概略的な見取図であ
る。
【図12】従来のインクジェットプリンタの概略的な機
能構成を示すブロック図である。
能構成を示すブロック図である。
【図13】従来のインクジェットプリンタの噴射装置が
形成されるインクカートリッジ部分を概略的構成を示す
断面図である。
形成されるインクカートリッジ部分を概略的構成を示す
断面図である。
【図14】図13に示すインクカートリッジの一部に構
成されるヘッド部の概略構成を示す拡大断面図である。
成されるヘッド部の概略構成を示す拡大断面図である。
【図15】図14に示す従来のヘッド部の一部をIV−
IV’を基準として切断して拡大して示す略平断面図で
ある。
IV’を基準として切断して拡大して示す略平断面図で
ある。
【図16】図15に示す従来のヘッド部の一部をV−
V’を基準にして切断して拡大して示す略平断面図であ
る。
V’を基準にして切断して拡大して示す略平断面図であ
る。
【図17】図16に示す従来のインクジェットプリンタ
の噴射装置の概略的な動作を示す略平断面図である。
の噴射装置の概略的な動作を示す略平断面図である。
701 基板 703 レジスタ層 704,704’ 電極 705 ヒータ部 710 開口部 711 ノズルプレート 712 加熱チャンババリヤ 713 加熱チャンバ 714 膜層 714a 最上部層 714b 最下部層
Claims (11)
- 【請求項1】 基板の上部に形成される複数のレジスタ
層と;前記レジスタ層の上部に対をなして形成され,相
異なる極性の電気的エネルギが印加される複数の電極
と;前記レジスタ層の一部として構成され,前記複数の
電極に印加される電気的エネルギにより熱を発生するヒ
ータ部と;前記ヒータ部に一定空間を形成するためのヒ
ータ部の周囲に配置される加熱チャンババリヤと;前記
加熱チャンババリヤにより形成され,前記ヒータ部から
発生される熱により熱膨張する媒体を含む空間として構
成される複数の加熱チャンバと;前記複数の加熱チャン
バを密閉し,前記加熱チャンバ内部が加熱される際に,
熱膨張により体積変化を起こすとともに,相異なる熱膨
張係数を有する多数層で形成された膜層と;前記膜層の
上部に位置し,インクバイアから供給されるインクをイ
ンクチャネルを介して流入させる壁として機能するイン
クバリヤと;前記膜とインクバリヤにより形成される空
間であってインクバイアからインクチャネルを介して供
給されるインクを含むインクチャンバと;前記インクバ
リヤ及び前記インクチャンバの上部に位置し,前記イン
クチャンバ内のインクをメディアに噴射させるための開
口部を有するノズルプレートと;前記対をなす複数の電
極に相異なる極性の電気的エネルギを供給するための電
気的連結手段を含めて構成されることを特徴とする,イ
ンクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項2】 前記膜層はインクと湿着する最上部層が
前記加熱チャンバと接する層より熱膨張率が高い材質で
構成され,中間の他の層も順次に前記加熱チャンバ側に
向かうほど熱膨張率が低いことを特徴とする,請求項1
に記載のインクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項3】 前記膜層は,1μm〜3μmの範囲内の
厚さを有することを特徴とする,請求項1または2に記
載のインクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項4】 前記膜層は,前記加熱チャンバの上部に
おいて,前記インクチャンバの前記インクバリヤにより
保持され水平状態をなしており,前記加熱チャンバの熱
膨張と相異なる熱膨張率を有する多層による収縮率の差
により,座屈運動を行うことを特徴とする,請求項1,
2または3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ
の噴射装置。 - 【請求項5】 前記加熱チャンバ内の媒体は気体である
ことを特徴とする,請求項1,2,3または4のいずれ
かに記載のインクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項6】 前記加熱チャンバ内の気体は空気である
ことを特徴とする,請求項5に記載のインクジェットプ
リンタの噴射装置。 - 【請求項7】 前記加熱チャンバ内の媒体は気体と液体
の混合物であることを特徴とする,請求項1,2,3ま
たは4のいずれかに記載のインクジェットプリンタの噴
射装置。 - 【請求項8】 前記加熱チャンバ内の液体はフッ素系の
溶液であることを特徴とする,請求項7に記載のインク
ジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項9】 前記膜層は,前記インクチャンバを形成
するインクと湿着する部分の面積が前記加熱チャンバと
接する膜の面積より大きく構成されることを特徴とす
る,請求項1,2,3,4,5,6,7または8のいず
れかに記載のインクジェットプリンタの噴射装置。 - 【請求項10】 前記ノズルプレートの開口部は,前記
膜の作動方向に開口するように設けられることを特徴と
する,請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9
のいずれかに記載のインクジェットプリンタの噴射装
置。 - 【請求項11】 前記基板の上部とレジスタ層との間に
電気的に絶縁された金属層が形成されることを特徴とす
る,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または
10のいずれかに記載のインクジェットプリンタの噴射
装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019960052920A KR100209498B1 (ko) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 서로 다른 열팽창 계수 특성을 지닌 다중 멤브레인을 갖는 잉크젯 프린터의 분사장치 |
| KR1996P52920 | 1996-11-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138487A true JPH10138487A (ja) | 1998-05-26 |
| JP3063973B2 JP3063973B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=19481250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9325500A Expired - Lifetime JP3063973B2 (ja) | 1996-11-08 | 1997-11-10 | インクジェットプリンタの噴射装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6074043A (ja) |
| EP (1) | EP0841166A3 (ja) |
| JP (1) | JP3063973B2 (ja) |
| KR (1) | KR100209498B1 (ja) |
| CN (1) | CN1184031A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015089680A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | ゼロックス コーポレイションXerox Corporation | 高周波昇温熱空気式作動用の作動流体 |
Families Citing this family (57)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6543884B1 (en) * | 1996-02-07 | 2003-04-08 | Hewlett-Packard Company | Fully integrated thermal inkjet printhead having etched back PSG layer |
| KR100209513B1 (ko) * | 1997-04-22 | 1999-07-15 | 윤종용 | 잉크젯 프린트헤드에서 액티브(Active) 액체 저장 및 공급 장치 |
| GB9802871D0 (en) * | 1998-02-12 | 1998-04-08 | Xaar Technology Ltd | Operation of droplet deposition apparatus |
| US6188415B1 (en) | 1997-07-15 | 2001-02-13 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet printer having a thermal actuator comprising an external coil spring |
| US6712453B2 (en) | 1997-07-15 | 2004-03-30 | Silverbrook Research Pty Ltd. | Ink jet nozzle rim |
| US7337532B2 (en) | 1997-07-15 | 2008-03-04 | Silverbrook Research Pty Ltd | Method of manufacturing micro-electromechanical device having motion-transmitting structure |
| US7556356B1 (en) | 1997-07-15 | 2009-07-07 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printhead integrated circuit with ink spread prevention |
| US6290861B1 (en) * | 1997-07-15 | 2001-09-18 | Silverbrook Research Pty Ltd | Method of manufacture of a conductive PTFE bend actuator vented ink jet printer |
| US6935724B2 (en) | 1997-07-15 | 2005-08-30 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet nozzle having actuator with anchor positioned between nozzle chamber and actuator connection point |
| US6682174B2 (en) | 1998-03-25 | 2004-01-27 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet nozzle arrangement configuration |
| US7465030B2 (en) | 1997-07-15 | 2008-12-16 | Silverbrook Research Pty Ltd | Nozzle arrangement with a magnetic field generator |
| AUPP398798A0 (en) * | 1998-06-09 | 1998-07-02 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image creation method and apparatus (ij43) |
| US7468139B2 (en) | 1997-07-15 | 2008-12-23 | Silverbrook Research Pty Ltd | Method of depositing heater material over a photoresist scaffold |
| US7195339B2 (en) | 1997-07-15 | 2007-03-27 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet nozzle assembly with a thermal bend actuator |
| US6648453B2 (en) | 1997-07-15 | 2003-11-18 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet printhead chip with predetermined micro-electromechanical systems height |
| KR100232853B1 (ko) * | 1997-10-15 | 1999-12-01 | 윤종용 | 잉크젯 프린터 헤드의 가열장치 및 이의 제조방법 |
| KR100232852B1 (ko) * | 1997-10-15 | 1999-12-01 | 윤종용 | 잉크젯 프린터 헤드 및 이의 제조방법 |
| US6217157B1 (en) * | 1998-06-22 | 2001-04-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharging head and liquid discharging apparatus |
| US6902255B1 (en) | 1998-10-16 | 2005-06-07 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printers |
| KR100498050B1 (ko) * | 1998-10-09 | 2005-10-14 | 삼성전자주식회사 | 열압축방식 잉크젯프린터헤드의 제작방법 및 그 잉크젯프린터헤드 |
| US6863378B2 (en) * | 1998-10-16 | 2005-03-08 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printer having enclosed actuators |
| RU2144470C1 (ru) * | 1998-11-03 | 2000-01-20 | Самсунг Электроникс Ко., Лтд. | Микроинжектор и способ его изготовления (варианты) |
| RU2143343C1 (ru) * | 1998-11-03 | 1999-12-27 | Самсунг Электроникс Ко., Лтд. | Микроинжектор и способ изготовления микроинжектора |
| RU2147522C1 (ru) * | 1998-11-03 | 2000-04-20 | Самсунг Электроникс Ко., Лтд. | Микроинжекционное устройство |
| US6299293B1 (en) | 1998-12-03 | 2001-10-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Substrate for liquid discharge head, liquid discharge head and liquid discharge apparatus |
| US6386686B1 (en) * | 1998-12-03 | 2002-05-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head, manufacturing method of liquid discharge head, head cartridge, and liquid discharge apparatus |
| KR100536088B1 (ko) * | 1999-04-23 | 2005-12-12 | 제일모직주식회사 | 폴리이미드와 금속의 다층박막으로 이루어진 잉크젯 프린터 헤드의 멤브레인 |
| KR100526693B1 (ko) * | 1999-05-19 | 2005-11-08 | 제일모직주식회사 | 잉크젯프린터 헤드 |
| KR100561355B1 (ko) * | 1999-11-04 | 2006-03-16 | 삼성전자주식회사 | 잉크분사장치의 노즐부 제작방법 및 잉크분사장치 |
| KR100620286B1 (ko) * | 1999-11-04 | 2006-09-07 | 삼성전자주식회사 | 잉크분사장치의 노즐부 제작방법 및 잉크분사장치 |
| US6491375B1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-12-10 | Xerox Corporation | Integrated printhead |
| US6312109B1 (en) * | 2000-01-12 | 2001-11-06 | Pamelan Company Limited | Ink-jet head with bubble-driven flexible membrane |
| AUPQ605800A0 (en) | 2000-03-06 | 2000-03-30 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printehead assembly |
| AU2002217402A1 (en) * | 2000-12-27 | 2002-07-08 | Mizur Technology, Ltd. | Digital printing device and method |
| US6428140B1 (en) * | 2001-09-28 | 2002-08-06 | Hewlett-Packard Company | Restriction within fluid cavity of fluid drop ejector |
| JP2004004177A (ja) * | 2002-05-30 | 2004-01-08 | Seiko Epson Corp | 製膜装置とその液状体充填方法及びデバイス製造方法とデバイス製造装置並びにデバイス |
| KR100468854B1 (ko) * | 2002-10-10 | 2005-01-29 | 삼성전자주식회사 | 미소 유량의 제어가 가능한 마이크로 구조체 |
| US6692108B1 (en) * | 2002-11-23 | 2004-02-17 | Silverbrook Research Pty Ltd. | High efficiency thermal ink jet printhead |
| US6863382B2 (en) * | 2003-02-06 | 2005-03-08 | Eastman Kodak Company | Liquid emission device having membrane with individually deformable portions, and methods of operating and manufacturing same |
| JP3770252B2 (ja) * | 2003-02-27 | 2006-04-26 | ソニー株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出方法 |
| US20040257412A1 (en) * | 2003-06-18 | 2004-12-23 | Anderson James D. | Sealed fluidic interfaces for an ink source regulator for an inkjet printer |
| US6786580B1 (en) | 2003-06-18 | 2004-09-07 | Lexmark International, Inc. | Submersible ink source regulator for an inkjet printer |
| US6837577B1 (en) * | 2003-06-18 | 2005-01-04 | Lexmark International, Inc. | Ink source regulator for an inkjet printer |
| US6776478B1 (en) | 2003-06-18 | 2004-08-17 | Lexmark International, Inc. | Ink source regulator for an inkjet printer |
| US6796644B1 (en) | 2003-06-18 | 2004-09-28 | Lexmark International, Inc. | Ink source regulator for an inkjet printer |
| US6817707B1 (en) | 2003-06-18 | 2004-11-16 | Lexmark International, Inc. | Pressure controlled ink jet printhead assembly |
| US7147314B2 (en) * | 2003-06-18 | 2006-12-12 | Lexmark International, Inc. | Single piece filtration for an ink jet print head |
| US7387370B2 (en) * | 2004-04-29 | 2008-06-17 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Microfluidic architecture |
| US20080062224A1 (en) * | 2004-09-28 | 2008-03-13 | Industrial Technology Research Institute | Inkjet printhead |
| CN101367294B (zh) * | 2007-08-17 | 2011-07-06 | 国际联合科技股份有限公司 | 墨水导引结构及应用此墨水导引结构的喷墨印头 |
| US8033643B2 (en) * | 2009-05-15 | 2011-10-11 | Eastman Kodak Company | Recyclable continuous ink jet print head and method |
| US8113627B2 (en) * | 2009-06-19 | 2012-02-14 | Eastman Kodak Company | Micro-fluidic actuator for inkjet printers |
| EP2670600B1 (en) * | 2011-01-31 | 2020-07-29 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Thermal fluid-ejection mechanism having heating resistor on cavity sidewalls |
| US9004652B2 (en) | 2013-09-06 | 2015-04-14 | Xerox Corporation | Thermo-pneumatic actuator fabricated using silicon-on-insulator (SOI) |
| US9004651B2 (en) | 2013-09-06 | 2015-04-14 | Xerox Corporation | Thermo-pneumatic actuator working fluid layer |
| US10166770B2 (en) | 2015-07-31 | 2019-01-01 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Addressing pigment settling defects in TIJ by using natural convection to stir the ink |
| CN109070591B (zh) * | 2016-07-12 | 2021-06-18 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 多层喷嘴流体喷射装置 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4480259A (en) * | 1982-07-30 | 1984-10-30 | Hewlett-Packard Company | Ink jet printer with bubble driven flexible membrane |
| JPS6169467A (ja) * | 1985-06-11 | 1986-04-10 | Seiko Epson Corp | 記録液滴吐出型記録装置 |
| JPH02137930A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-28 | Nec Home Electron Ltd | インクジェット・ヘッド |
| JPH04329148A (ja) * | 1991-04-30 | 1992-11-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジェットプリンタ |
| JPH05229122A (ja) * | 1992-02-25 | 1993-09-07 | Seiko Instr Inc | インクジェットプリントヘッドおよびインクジェットプリントヘッドの駆動方法 |
| JPH06996A (ja) * | 1992-06-19 | 1994-01-11 | Hitachi Koki Co Ltd | 液滴吐出器 |
| JPH0687213A (ja) * | 1992-09-04 | 1994-03-29 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタヘッド |
| JPH07285221A (ja) * | 1994-04-19 | 1995-10-31 | Sharp Corp | インクジェットヘッド |
| JPH08118632A (ja) * | 1994-10-19 | 1996-05-14 | Fujitsu Ltd | インクジェットヘッド |
-
1996
- 1996-11-08 KR KR1019960052920A patent/KR100209498B1/ko not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-07 EP EP97119548A patent/EP0841166A3/en not_active Withdrawn
- 1997-11-10 CN CN97120141A patent/CN1184031A/zh active Pending
- 1997-11-10 JP JP9325500A patent/JP3063973B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-11-10 US US08/966,535 patent/US6074043A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015089680A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | ゼロックス コーポレイションXerox Corporation | 高周波昇温熱空気式作動用の作動流体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0841166A3 (en) | 1998-09-16 |
| KR100209498B1 (ko) | 1999-07-15 |
| US6074043A (en) | 2000-06-13 |
| KR19980034764A (ko) | 1998-08-05 |
| JP3063973B2 (ja) | 2000-07-12 |
| EP0841166A2 (en) | 1998-05-13 |
| CN1184031A (zh) | 1998-06-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3063973B2 (ja) | インクジェットプリンタの噴射装置 | |
| JP4323947B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JP2004130800A (ja) | インクジェットプリントヘッド及びその製造方法 | |
| JP3063971B2 (ja) | インクジェットプリンタの噴射装置及び噴射方法 | |
| JP5525519B2 (ja) | 分離されたヒータを有するプリントヘッド | |
| TWI270466B (en) | Ink jet record head | |
| JP2005022402A (ja) | インクジェットプリントヘッド | |
| JP2004224053A (ja) | 液滴吐出器及びこれを採用したインクジェットプリントヘッド | |
| KR100205745B1 (ko) | 잉크젯 프린터의 분사 장치 및 분사 방법 | |
| JPH01247168A (ja) | インクジェットヘッド | |
| US6711806B2 (en) | Method of manufacturing a thermal fluid jetting apparatus | |
| JP2001341309A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
| JP3918913B2 (ja) | インクジェットプリントヘッド | |
| JP3063970B2 (ja) | インクジェットプリンタの噴射装置 | |
| JP2005022413A (ja) | インクジェットプリントヘッドの駆動方法 | |
| EP0816093A2 (en) | Ink spraying device and method | |
| GB2267254A (en) | Structure of single-integrated-chip ink-jet print head. | |
| JP2006007780A (ja) | インクジェットヘッド,インクジェットヘッドの製造方法 | |
| JP2003039678A (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JP3544061B2 (ja) | インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 | |
| JPH0343254A (ja) | 熱インクジェットの印字ヘッド | |
| JP2001088305A (ja) | 記録装置 | |
| KR20040033185A (ko) | 잉크젯 프린트헤드 | |
| JPH09216356A (ja) | インクジェットプリンタのインク噴射装置及び方法 | |
| JPH0911461A (ja) | インクジェット記録ヘッド |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000328 |