JPH10139478A - 封着用組成物 - Google Patents
封着用組成物Info
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- JPH10139478A JPH10139478A JP2940697A JP2940697A JPH10139478A JP H10139478 A JPH10139478 A JP H10139478A JP 2940697 A JP2940697 A JP 2940697A JP 2940697 A JP2940697 A JP 2940697A JP H10139478 A JPH10139478 A JP H10139478A
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Abstract
を得る。 【解決手段】実質的に重量%で、ビスマス系の低融点ガ
ラスの粉末60〜99%と低膨張セラミックスフィラー
の粉末1〜40%とからなる組成物であり、低融点ガラ
スの組成が実質的に重量表示で、Bi2 O3 :77〜9
5%、MgO+ZnO:1〜20%、B2 O3 :2〜1
0%、SiO2 :0〜1%、CeO2 :0〜10%から
なる。
Description
より封着できるブラウン管(CRT)のパネルとファン
ネルとを封着するための封着用組成物、およびプラズマ
ディスプレイパネル(PDP)または蛍光表示管(VF
D)を封着するための封着用組成物に関する。
ルとの封着には、特公昭36−17821に開示される
タイプのPbO−B2 O3 −ZnO−SiO2 系結晶性
低融点ガラスを用い、440〜450℃の温度に30〜
40分程度保持して封着していた。かくして封着された
パネルとファンネルはその内部を10-6Torr以下の
高真空を得るため300〜380℃に加熱されつつ排気
される。
ガラス基板の封着には、低融点ガラスを用い、440〜
500℃の温度で保持することにより封着していた。か
くして、封着されたパネルはPDPの場合は250〜3
80℃に加熱されつつ排気され、100〜500Tor
rになるようにNe、He−Xe等の放電ガスが封入さ
れて、またVFDの場合は真空を得るため250〜38
0℃に加熱されつつ排気されて封止される。
末は、鉛成分を含有するガラスが用いられていたが、鉛
成分を含有しないガラスを用いるとリサイクルなどの点
で有利である。また、従来の非鉛の封着用ガラス粉末
は、封着対象物であるガラスと熱膨張率がマッチングせ
ず、パネルが割れたり、排気のときの加熱によりガラス
基板にハンダが流動したり、発泡したり、封着部分が割
れたりしていた。
を用い、CRT、PDPおよびVFDを封着するのに適
したガラスセラミックス組成物の提供を目的とする。
マス系の低融点ガラスの粉末60〜99重量%と低膨張
セラミックスフィラーの粉末1〜40重量%とからなる
組成物であり、該低融点ガラスの組成が実質的に重量表
示で、Bi2 O3 :77〜95%、MgO+ZnO:1
〜20%、B2 O3 :2〜10%、SiO2 :0〜1
%、CeO2 :0〜10%、からなることを特徴とする
封着用組成物を提供する。
点ガラスの組成範囲について、以下に説明する。本発明
においては、比較的低温の400〜550℃、かつ短時
間(6分〜1時間)で充分に流動して、封着できるよう
に、軟化点が500℃以下の低融点ガラスを用いる。本
発明の低融点ガラスはCRTを封着する場合のように、
短時間で封着することが必要な場合には、結晶性である
ことが好ましい。一方、複数回の加熱を経て封着する用
途の場合には、非結晶性であることが好ましい場合もあ
る。
分で昇温し、封着温度(400〜500℃)で2時間保
持したとき、示差熱分析(DTA)で発熱ピークが生じ
るものをいう。
組成範囲を持つ。 Bi2 O3 77〜95%、 MgO+ZnO 1〜20%、 B2 O3 2〜10%、 SiO2 0〜 1%、 CeO2 0〜10%。
ガラス組成の説明において、単に%という。)未満で
は、軟化点が高くなりすぎ、流動性が悪く、封着部の強
度、気密性が損なわれ、400〜550℃では封着でき
ないおそれがある。その含有量が95%超では、ガラス
化が困難になる。好ましくは79%以上であり、また9
3%以下である。
されればよく、この合計の含有量が1%未満では、該低
融点ガラスの加熱時の結晶化が激しくなりすぎ、流動性
が悪くなる。また合計の含有量が20%超では、軟化点
が高くなりすぎ、流動性が悪くなる。どちらの場合も、
封着部の強度、気密性が損なわれ、400〜550℃で
は封着できないおそれがある。好ましくは2%以上であ
り、また15%以下である。
好ましい。8%超では、ガラス化しにくくなり、安定し
たガラスができなくなるおそれがある。また、ZnOは
0〜20%とされるのが好ましい。20%超では、軟化
点が高くなる。
〜98%とすることが好ましい。85%未満では封着温
度が高くなりすぎる場合があるためである。特に好まし
くは87%以上である。
の流動性が悪くなり、封着部の強度、気密性が損なわれ
るおそれがある。その含有量が10%超では、ガラスの
軟化点が高くなり、400〜550℃では封着できなく
なるおそれがある。好ましくは3%以上であり、また8
%以下である。
ることによって、該低融点ガラスの結晶化を抑制し、流
動性を高めうる。ただし、含有量が1%超では、軟化点
が高くなりすぎるおそれがある。特に低い温度で封着す
る必要のある場合は、実質的に含有しないことが好まし
い。
成中のBi2 O3 がガラス融解中に金属ビスマスとして
析出することを抑制し、該封着用組成物の電気絶縁性の
低下を抑止できる。ただし、含有量が10%超では、軟
化点が高くなりすぎ、400〜550℃では封着できな
いおそれがある。好ましくは0.01%以上であり、ま
た5%以下である。
該封着用組成物の熱膨張係数を、大幅に増大させない範
囲で添加できる。また、In2 O3 、TiO2 、SnO
2 、ZrO2 も、軟化点を大幅に増大させない範囲で添
加してもよく、Li2 O、Na2 O、K2 O、Cl、F
も、CRT、PDP、VFDの特性に悪影響を与えない
範囲で添加してもよい。これらの成分は添加された場合
でも、合量で10%以下とすることが好ましく、特に好
ましくは5%以下である。
体を劣化させることがあるため、添加を避ける場合があ
る。かかる場合はCuOは実質的に含有されないことが
好ましい。
適当な封着温度を得るために280〜360℃であるこ
とが好ましい。特にCRTなどのより低い封着温度が要
求される分野に用いる封着用組成物として用いるために
は、ガラス転移点は280〜350℃、特に280〜3
40℃であることが好ましい。
とは、室温〜300℃における熱膨張係数が70×10
-7/℃以下であるセラミックスフィラーをいう。かかる
低膨張セラミックスフィラーとしては、ジルコン、コー
ジェライト、チタン酸アルミニウム、アルミナ、ムライ
ト、シリカ、β−ユークリプタイト、β−スポジュメン
およびβ−石英固溶体から選ばれる1種以上が好まし
く、特に、コージェライト、ジルコンは封着強度に優れ
るため、望ましい。
量は、低融点ガラス粉末と低膨張セラミックスフィラー
粉末との総量に対して60〜99重量%の範囲であり、
低膨張セラミックスフィラー粉末の含有量は低融点ガラ
ス粉末と低膨張セラミックスフィラーとの総量に対して
1〜40重量%の範囲である。
膨張セラミックスフィラー粉末の量が少ないため、封着
用組成物の焼成後の熱膨張係数が大きくなりすぎ、封着
される対象物のガラスと熱膨張係数が合わず、割れやす
い。その含有量が60重量%未満では、ガラス分が少な
く流動性が悪くなり、封着部の気密性が損なわれるおそ
れがある。
室温〜250℃の平均熱膨張係数は65×10-7〜10
0×10-7/℃となることが好ましい。平均熱膨張係数
が、この範囲をはずれると、封着対象物のガラスと熱膨
張係数のマッチングが困難になる。
ファンネルとを封着するために適用する場合には、ビス
マス系の低融点ガラス粉末70〜99重量%と低膨張セ
ラミックスフィラー粉末1〜30重量%とからなり、焼
成後の室温〜300℃の平均熱膨張係数が80×10-7
〜100×10-7/℃であることが好ましい。
の温度に5分〜1時間保持することにより、CRTのパ
ネルとファンネルとを封着でき、封着後の300〜38
0℃の排気時の加熱により、流動したり、発泡したり、
機械的強度が損なわれたりすることがない。
ファンネルとを封着するために適用する場合において、
低融点ガラス粉末の含有量が99重量%超では、低膨張
セラミックスフィラー粉末の量が少ないため、熱膨張係
数が大きくなりすぎ、パネルおよびファンネルと熱膨張
係数が合わず、割れやすい。その含有量が70重量%未
満では、ガラス分が少なく流動性が悪くなり、CRTと
して充分な真空が得られにくい。
着用組成物の平均熱膨張係数が80×10-7〜100×
10-7/℃の範囲外になると、封着後のパネルガラスま
たはファンネルガラスまたは封着部に引張応力が働き、
バルブの耐圧強度が低下する。
はVFD封着用に適用する場合は、ビスマス系の低融点
ガラス粉末60〜98重量%と低膨張セラミックスフィ
ラー粉末2〜40重量%とからなり、焼成後の室温〜2
50℃の平均熱膨張係数が65×10-7〜90×10-7
/℃であることが好ましい。
の温度で5分〜1時間保持することにより、PDPまた
はVFDを封着でき、封着後に280〜380℃で排気
する際に、加熱により流動したり、発泡したり、機械的
強度が損なわれたりすることがない。
はVFD封着用に適用する場合において、低融点ガラス
粉末の含有量が98重量%超では、低膨張セラミックス
フィラー粉末量が少ないため、焼成後の熱膨張係数が大
きくなりすぎて基板ガラスと熱膨張係数が合わず、封着
後のシールフリット部に引張応力が残り割れやすい。6
0重量%未満では、ガラス分が少なく流動性が悪くな
り、PDPやVFDとして充分な封着部の気密性が得ら
れない。
着用組成物の平均熱膨張係数が65×10-7〜90×1
0-7/℃の範囲外になると、封着後に基板ガラスまたは
封着部に引張応力が働き、耐圧強度が低下する。
色剤を添加し使用することもできる。
%)となるように原料を調合・混合し、1000〜14
00℃の温度にて溶融しガラス化しガラスを得た。次い
でこのガラスをボールミルで粉砕し、低融点ガラス粉末
を得た。
ックスフィラー粉末とを表1、表2の構成欄に示す重量
割合で混合し、封着用組成物を調製した。例1〜17は
実施例、例18〜20は比較例である。また、例1〜
3、例18はCRT用途、例4〜16、19はPDP用
途、例17、20はVFD用途に調製した例である。
径、接着残留歪み、熱膨張係数を測定した結果を表1、
表2に示す。それぞれの測定法は以下のとおりである。
を示すもので、封着用組成物の試料粉末(CRT用は
8.0g、PDP、VFD用は4.5g)を、直径1
2.7mmの円柱状に加圧成形後、表1、表2に記載し
た焼成温度に30分間保持したとき、封着用組成物が流
動した直径(単位:mm)である。このフローボタンは
CRT用は26.5mm以上、PDP、VFD用は20
mm以上が望ましい。
(酢酸イソアミルにニトロセルロース1.2%を溶解し
た溶液)とを重量比9.0:1.0の割合で混合してペ
ーストとした。このペーストを、CRT用はファンネル
ガラス片の上、PDP、VFD用は基板ガラス片の上、
に塗布し、フローボタン径の場合と同条件で焼成後、ガ
ラス片と焼成後の封着用組成物との間に発生した残留歪
み(単位:nm/cm)をポーラリメーターを用いて測
定した。「+」は焼成後の封着用組成物が圧縮歪みを受
けていること、また、「−」は焼成後の封着用組成物が
引張歪みを受けていることを示す。この残留歪みは−1
00〜+500nm/cmの範囲が望ましい。
径の場合と同条件で焼成後、所定寸法に研磨して、熱膨
張測定装置により昇温速度10℃/分の条件で伸びの量
を測定し、室温〜300℃(CRT用途)または室温〜
250℃(PDPまたはVFD用途)までの平均熱膨張
係数(単位:×10-7/℃)を算出した。
を行ったCRT、PDP、VFDの強度を測定した。
パネルの間に封着用組成物を介在させ、400〜500
℃に30分間保持してファンネルとパネルを封着してバ
ルブを製造した。PDPについては、この封着用組成物
をあらかじめPDPの基板の端部に介在させ、400〜
500℃で30分間保持し封着して、パネルを製造し
た。VFDについては、電極等を形成したガラス基板の
端部の間にグリッドを設置して介在させ、400〜50
0℃で30分間保持してガラス基板どうしを封着して、
パネルを製造した。
水圧強度を測定した結果を表1、表2に示す。耐水圧強
度の測定法は次のとおりである。
水による圧力差を与えて破壊するときの圧力差を測定し
た(単位:kg/cm2 、5個の平均値)。バルブまた
はパネルとしての強度を保証するために、通常この耐水
圧強度は3kg/cm2 以上が望ましい。
ラスのガラス転移点(単位:℃)を記載した。ガラス転
移点はDTAを用いて昇温速度10℃/分で測定した。
は、実用的に充分な特性を有することがわかる。また例
18〜20においては、フローボタン径が小さく、耐水
圧強度が低い。
T、PDP、VFDなどの封着に好適な封着用組成物が
得られる。本発明の封着用組成物を用いて封着したCR
T、PDP、VFDは特に耐水圧強度に優れる。
Claims (6)
- 【請求項1】実質的にビスマス系の低融点ガラスの粉末
60〜99重量%と低膨張セラミックスフィラーの粉末
1〜40重量%とからなる組成物であり、該低融点ガラ
スの組成が実質的に重量表示で、 Bi2 O3 77〜95%、 MgO+ZnO 1〜20%、 B2 O3 2〜10%、 SiO2 0〜 1%、 CeO2 0〜10%、 からなることを特徴とする封着用組成物。 - 【請求項2】低膨張セラミックスフィラーが、ジルコ
ン、コージェライト、チタン酸アルミニウム、アルミ
ナ、ムライト、シリカ、β−ユークリプタイト、β−ス
ポジュメンおよびβ−石英固溶体からなる群より選ばれ
る1種以上である請求項1記載の封着用組成物。 - 【請求項3】焼成後の室温〜250℃の平均熱膨張係数
が65×10-7〜100×10-7/℃である請求項1ま
たは2記載の封着用組成物。 - 【請求項4】ビスマス系の低融点ガラスの粉末70〜9
9重量%と低膨張セラミックスフィラーの粉末1〜30
重量%とからなり、焼成後の室温〜300℃の平均熱膨
張係数が80×10-7〜100×10-7/℃である、ブ
ラウン管のパネルとファンネルとを封着するための請求
項1、2または3記載の封着用組成物。 - 【請求項5】実質的にビスマス系の低融点ガラスの粉末
60〜98重量%と低膨張セラミックスフィラー2〜4
0重量%とからなり、焼成後の室温〜250℃の平均熱
膨張係数が65×10-7〜90×10-7/℃である、プ
ラズマディスプレイまたは蛍光表示管を封着するための
請求項1、2または3記載の封着用組成物。 - 【請求項6】該低融点ガラスの組成が実質的に重量表示
で、 Bi2 O3 77〜95%、 MgO+ZnO 1〜20%、 Bi2 O3 +ZnO 85〜98%、 B2 O3 2〜10%、 SiO2 0〜 1%、 CeO2 0〜10%、 からなる請求項1、2、3、4または5記載の封着用組
成物。
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