JPH10140090A - 陰極線管用接着剤およびその硬化物 - Google Patents

陰極線管用接着剤およびその硬化物

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JPH10140090A
JPH10140090A JP31287496A JP31287496A JPH10140090A JP H10140090 A JPH10140090 A JP H10140090A JP 31287496 A JP31287496 A JP 31287496A JP 31287496 A JP31287496 A JP 31287496A JP H10140090 A JPH10140090 A JP H10140090A
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meth
acrylate
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cathode ray
ray tube
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Michio Takachi
通夫 高地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化時の収縮性が少ない陰極線管用接着剤お
よびその硬化物を提供する。 【解決手段】 A成分:ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレートおよびポリエステル
(メタ)アクリレートからなる群から選ばれた少なくと
も1以上の(メタ)アクリレート95〜30重量%、B
成分:スチレン、(メタ)アクリロニトリルおよび(メ
タ)アクリル酸エステルからなる群より選ばれた少なく
とも1以上のモノマーの重合体であって数平均分子量5
00以上のもの5〜70重量%とからなることを特徴と
する。硬化後の25℃における屈折率が1.520〜
1.560であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化時の収縮性が
少ない陰極線管用接着剤およびその硬化物に関し、より
詳細には、テレビや各種ディスプレーに使用する陰極線
管の表面にプラスチックフィルムシートを接着させる際
に使用する陰極線管用接着剤およびその硬化物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビや各種ディスプレー用とし
て陰極線管が多く使用されている。これら陰極線管は、
溶融ガラスを型で成形し生産するが、成形時にパネルガ
ラスの表面に凹凸が生じるため、パネルガラスの研磨が
不可欠である。この研磨工程を合理化し、製造コストを
低減するために、紫外線硬化型陰極線管用接着剤が特開
平7−312171号公報や特開平8−127760号
公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
陰極線管用接着剤では、紫外線によって硬化させると樹
脂が大きく収縮し、貼り合わせたプラスチックフィルム
シート表面に歪みを生じることがある。また、この収縮
のため、パネルガラスとの界面で微細な隙間を形成し、
その結果として画像が見難くなり、あるいはキズがある
ように見えるという不都合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、特定の(メタ)アクリレートと、特定の重合体を
特定量配合することにより、上記問題点が解決できるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、下記A成分、B成分か
らなることを特徴とする陰極線管用接着剤を提供するも
のである。 A成分:ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メ
タ)アクリレートおよびポリエステル(メタ)アクリレ
ートからなる群から選ばれた少なくとも1以上の(メ
タ)アクリレート95〜30重量%、 B成分:スチレン、(メタ)アクリロニトリルおよび
(メタ)アクリル酸エステルからなる群より選ばれた少
なくとも1以上のモノマーの重合体であって数平均分子
量500以上のもの5〜70重量%。 また、硬化後の25℃における屈折率が1.520〜
1.560である前記陰極線管用接着剤を提供するもの
である。加えて、前記陰極線管用接着剤の硬化物を提供
するものである。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】A成分 本発明の陰極線管用接着剤に使用するA成分は、ウレタ
ン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、ポリエステル(メタ)アクリレートのうち少なくと
も1以上の(メタ)アクリレートである。
【0007】A成分であるウレタン(メタ)アクリレー
トとしては、有機イソシアネート(U1成分)に1分子
中に少なくとも1個の水酸基を有する(メタ)アクリレ
ートモノマー(U2成分)とを公知の方法で反応して得
られる反応生成物が例示できる。また、U2成分の一部
が1分子中に2個以上の水酸基を有するポリオール(U
3成分)であってもよい。
【0008】U1成分の「有機イソシアネート」として
は、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネー
ト)などのジイソシアネートやヘキサメチレンジイソシ
アネートの3量体、イソホロンジイソシアネートの3量
体などのイソシアヌレートなどが例示できる。
【0009】U2成分の「1分子中に少なくとも1個の
水酸基を有する(メタ)アクリレートモノマー」として
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブ
タンジオールモノ(メタ)アクリレート、フェノキシヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレートなどが例示できる。
【0010】U3成分の「1分子中に2個以上の水酸基
を有するポリオール」としては、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラエチレング
リコールなどのポリエーテルポリオールや、ポリカプロ
ラクトン、ポリブチロラクトンなどのポリエステルポリ
オールなどが例示できる。
【0011】U1とU2成分の反応は、例えば、常圧
下、反応温度60〜90℃で、U1成分であるNCO基
1.0化学当量に対して、水酸基が0.8〜1.2化学
当量、特に好ましくは0.9〜1.1化学当量となる割
合でU2成分を反応させる。水酸基を有する化合物とし
て、U2成分の一部をU3成分に代えて反応させてもよ
い。一般に、反応促進のために触媒を使用することが好
ましい。使用できる触媒としては、ジブチル錫ジラウレ
ート、ジブチル錫ジエチルヘキソエート、ジブチル錫サ
ルファイド、ジブチル錫ジブトキシドなどがある。触媒
の使用量は、50〜5000ppm、特には250〜1
000ppmであることが好ましい。この範囲で充分な
触媒作用を発揮するからである。
【0012】A成分であるエポキシ(メタ)アクリレー
トとしては、1分子中に少なくとも1個のエポキシ基を
有する各種エポキシ樹脂(E1成分)、1分子中にエポ
キシ基と反応性を有する官能基を少なくとも1個有する
(メタ)アクリレート(E2成分)とを、公知の方法で
反応させた反応生成物が例示できる。
【0013】E1成分の「1分子中に少なくとも1個の
エポキシ基を有する各種エポキシ樹脂」としては、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ
樹脂及びそれらの誘導体などが例示できる。
【0014】E2成分の「1分子中にエポキシ基と反応
性を有する官能基を少なくとも1個有する(メタ)アク
リレート」としては、アクリル酸、メタクリル酸、(β
−カルボキシ−β−メチル)エチルメタアクリレート、
β−カルボキシエチルアクリレート、クロトン酸、イタ
コン酸、フマル酸などが例示できる。
【0015】E1とE2成分の反応としては、常圧下、
反応温度70〜130℃にて、E2成分のエポキシ基1
化学当量に対して、E2成分を、例えば官能基がカルボ
キシル基である場合にはカルボキシル基を0.8〜1.
2化学当量、特には0.9〜1.1化学当量となる配合
比で反応させることが好ましい。一般に、反応促進のた
めに触媒を使用することが好ましい。触媒の代表例とし
ては、ベンジルメチルアミン、トリエチルアミン、塩化
ベンジルトリメチルアンモニウム、トリエタノールアミ
ンなどが例示でき、その使用量は、0.1〜10重量
%、特には0.3〜5重量%であることが好ましい。
【0016】A成分であるポリエステル(メタ)アクリ
レートとしては、1分子中に少なくとも2個の水酸基を
有するポリオール(P1成分)、1分子中に少なくとも
2個のカルボキシル基を有する有機酸またはそれらに類
する酸無水物(P2成分)、1分子中に少なくとも1個
のカルボキシル基を有する(メタ)アクリレート(P3
成分)を公知の方法で反応させて得られる反応生成物が
例示できる。
【0017】P1成分の「1分子中に少なくとも2個の
水酸基を有するポリオール」としては、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラエチ
レングリコールなどのポリエーテルポリオールや、ポリ
カプロラクトン、ポリブチロラクトンなどのポリエステ
ルポリオールなどが例示できる。
【0018】P2成分の「1分子中に少なくとも2個の
カルボキシル基を有する有機酸またはそれらに類する酸
無水物」としては、フタル酸、アジピン酸、無水フタル
酸、無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸などが例示できる。
【0019】P3成分の「1分子中に少なくとも1個の
カルボキシル基を有する(メタ)アクリレート」として
は、アクリル酸、メタクリル酸、β−カルボキシ(メ
タ)アクリレート、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸
などが例示できる。
【0020】P1、P2成分の反応は、常圧または減圧
下で、温度70〜200℃で、P1成分の水酸基1化学
当量に対して、P2成分のカルボキシル基を、0.8〜
1.2化学当量、特には0.9〜1.1化学当量となる
配合比で反応させることが好ましい。一般に、反応促進
のために触媒を使用することが好ましい。触媒の代表例
としては、塩化第一錫、チタンテトラブトキシド、ジブ
チル錫ジラウレートなどが例示でき、その使用量は好ま
しくは100〜10000ppmである。
【0021】A成分は、陰極線管用接着剤中に95〜3
0重量%含まれていることが好ましく、特には、90〜
60重量%であることが好ましい。A成分の含有割合が
95重量%を超えると、活性エネルギー線による硬化時
の収縮率が大きく、貼り合わせたプラスチックフィルム
シート表面に歪みを生じてしまったり、パネルガラスと
の界面で微細な隙間を形成し、結果として、画像が見難
くなってしまったり、キズついて見えるという不具合を
生じてしまう。一方、A成分の含有割合が30重量%よ
りも少ないと、組成物の粘度が著しく上昇し、塗工が困
難となり、実用に適さない。
【0022】B成分 本発明の陰極線管用接着剤に使用するB成分は、スチレ
ン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸エ
ステルのうち少なくとも1種類を含むモノマーを重合し
て得られた数平均分子量500以上の重合体である。
【0023】B成分の重合体を構成するモノマーには、
スチレン、(メタ)アクリロニトリル、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシ(メタ)アクリレート、モルホリン(メタ)ア
クリレート、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸
などが例示できる。
【0024】本発明で使用するB成分は、上記モノマー
を公知の方法によって反応させて得られる反応生成物で
ある。例えば、常圧下、反応温度60〜100℃で、ト
ルエン、酢酸エチル等の溶剤中で原料のモノマーを仕込
み重合する。反応は、一般に、触媒を使用することが好
ましい。触媒としては、過酸化ベンゾイル、過酸化イソ
ブチル、過酸化メチルベンゾイルなどの過酸化物、2,
2−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス
(2−メチルブチロニトリル)などのアゾ化合物が例示
でき、その使用量は、0.5〜10重量%、特には、3
〜8重量%であることが好ましい。重合終了後、生成し
たポリマーのドープを熱風乾燥機で加熱し、溶媒成分を
蒸散除去する。得られた重合体の分子末端または側鎖の
部分が、水酸基や(メタ)アクリロイル基、アリル基、
スチリル基、ビニルベンジル基、ビニルエーテル基、ビ
ニルシリル基、ジシクロペンタジエニル基、イソプロピ
ルフェニル基、5−ノボネン−2−イル基など、重合性
基によって変性されたものであってもよい。
【0025】B成分の数平均分子量は、500以上であ
ることが好ましく、特には1,000〜10,000で
ある。数平均分子量が500を下回ると、硬化時の収縮
が大きく、実用に適さない。
【0026】B成分は、陰極線管用接着剤中に5〜70
重量%含まれていることが好ましく、特には、10〜4
0重量%であることが好ましい。B成分の含有割合が5
重量%より少ないと、活性エネルギー線による硬化時の
収縮率が大きく、貼り合わせたプラスチックフィルムシ
ート表面に歪みを生じてしまったり、パネルガラスとの
界面で微細な隙間を形成し、結果として、画像が見難く
なってしまったり、キズついて見えるという不都合を生
じる。また、B成分の含有割合が70重量%を超える
と、組成物の粘度が著しく上昇するため、塗工が困難と
なり、実用に適さない。
【0027】また、本発明においては、陰極線管用接着
剤の粘度調整、硬化物の物性改良などを目的に、任意の
エチレン性不飽和単量体(以下、希釈モノマーとい
う。)を使用することが可能である。希釈モノマーとし
ては、スチレン、(メタ)アクリルニトリル、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、1,4−ブタンジオール(メタ)アクリレ
ート、フェノキシヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、2−
クロロスチレン、(メタ)アクリル酸などが例示でき
る。これら希釈モノマーは単独で使用しても2種類以上
を混合して使用してもよい。希釈モノマーの配合量は、
本発明の陰極線管用接着剤100重量部に対し、5〜7
0重量部、特には10〜40重量部であることが好まし
い。この範囲で充分に粘度の調整が図れるからである。
【0028】本発明の陰極線管用接着剤は、紫外線、電
子線などの活性エネルギー線によって硬化させることが
できる。紫外線によって硬化させる場合は、予め陰極線
管用接着剤に光重合開始剤を配合してもよい。また、必
要に応じて光重合開始助剤も併用することもできる。光
重合開始剤としては、特に限定されないが、その代表例
を挙げると、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイン
メチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン
などが例示できる。光重合開始助剤としては、特に限定
されないが、その代表例を挙げると、トリエタノールア
ミン、メチルジエタノールアミン,4−ジメチルアミノ
安息香酸エチルなどのアミン類が例示できる。
【0029】さらに、本発明の陰極線管用接着剤は、前
述の成分にて十分にその目的を達成できるものである
が、さらに、性能・物性向上のため、本来の特性を変え
ない範囲において、消泡剤、レベリング剤、帯電防止
剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤などを添加す
ることもできる。
【0030】本発明の陰極線管用接着剤は、硬化物の2
5℃における屈折率が、1.520〜1.560、特に
は1.530〜1.540であることが好ましい。一般
に、陰極線管に用いられるパネルガラスの屈折率が1.
536であり、陰極線管用接着剤の屈折率が前記範囲を
逸脱すると、屈折率の差が大きくなり過ぎ、画面上のキ
ズ目立つからである。陰極線管用接着剤の硬化物の屈折
率は、陰極線管用接着剤を構成する成分の内、屈折率の
高いものや低いものを適当な配合割合で使用することに
より、調整することができる。例えば、硬化物の屈折率
を高くするためには、高屈折率成分、例えば、ポリスチ
レンなど芳香族環を多く有する成分を多く使用し、逆
に、硬化物の屈折率を低くする場合には、低屈折率成
分、例えば、ポリアクリル酸エステルなどを多く使用す
る。
【0031】本発明の陰極線管用接着剤を使用して、テ
レビ用のブラウン管、各種CRTディスプレーを製造す
ることができる。例えば、溶融ガラス成形し、かつ研磨
前のブラウン管パネルガラスに本発明の陰極線管用接着
剤を塗布し、次いでこの塗膜面にフィルムシートを重ね
ると、パネルガラスの研磨工程を合理化して各種陰極線
管が製造できる。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0033】(測定項目) (1)粘度(cP/25℃):E型粘度計を用いて測定
した。 (2)屈折率:硬化前の樹脂組成物及び(3)の条件で
紫外線硬化させた硬化物の屈折率を25℃においてアッ
ペ式屈折率計にて測定した。 (3)紫外線硬化性:ガラス板上に各陰極線管用接着剤
を200μmの厚みで塗工し、高圧水銀ランプ120W
/cm×8m/min.×1パスで紫外線を照射し、接
着剤が硬化したか否かを指触にて判定した。その結果、
接着剤塗膜表面にタックなしを○、接着剤塗膜表面にや
やタックありを△、接着剤塗膜表面にタックありを×と
した。 (4)硬化収縮率:陰極線管用接着剤の硬化前と(3)
の条件下で硬化させた硬化物のそれぞれの比重を測定
し、そこから次式:硬化収縮率(%)={〔(硬化後の
比重)−(硬化前の比重)〕/(硬化前の比重)}×1
00にて硬化収縮率を求めた。 (5)接着性:パネルガラス上に各接着剤を200μm
の厚みで塗工し、その上からポリエステルフィルム(帝
人(株)製、表面にプライマー処理あり)を隙間の生じ
ないように密着させた後、高圧水銀ランプにて積算光量
400mJ/cm2の紫外線を照射し、硬化させた。こ
のポリエステルフィルムを2cm巾でカットし、90°
ピール剥離によってその接着力を測定した。
【0034】[合成例1]撹拌機、温度計、滴下ロート
及び乾燥空気供給口を備えた反応容器を油浴中に浸漬
し、これに2,4−トリレンイソシアネート(TDI)
の348g(2モル)、ジブチル錫ジラウレート(DB
TDL)の0.5gを仕込み、昇温した。反応容器内が
70℃となったら、滴下ロートより、ポリカプロラクト
ン(ダイセル化学工業(株)製「PCL205」分子量
530)の530g(1モル)を滴下した。滴下終了
後、残存NCO濃度が、理論値4.8%以下となったと
き、滴下ロートから2−エチルヘキシルアクリレートの
232g(2モル)を滴下した。滴下終了後、残存NC
O濃度が0.1%以下となるまで熟成し、ウレタンアク
リレートを得た。
【0035】[合成例2]合成例1のTDIに変えて、
4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
の500g(2モル)としたこと以外は、合成例1と同
様にして、ウレタンアクリレートを得た。
【0036】[合成例3]合成例1の2−エチルヘキシ
ルアクリレートに代え、EO変性フタル酸アクリレート
(大阪有機化学工業(株)製「ビスコート2308」)
を618g(2モル)使用したこと以外は、合成例1と
同様にして、ウレタンアクリレートを得た。
【0037】[実施例1〜6および比較例1〜3]表−
1に示す配合組成に従って各成分を均一に混合し、陰極
線管用接着剤を得た。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の陰極線管用接着剤は、屈折率、
接着性、硬化時の収縮性が少なく、パネルガラスとプラ
スチックフィルムとを接着する陰極線管用接着剤として
有効である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A成分、B成分からなることを特徴
    とする陰極線管用接着剤。 A成分:ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メ
    タ)アクリレートおよびポリエステル(メタ)アクリレ
    ートからなる群から選ばれた少なくとも1以上の(メ
    タ)アクリレート95〜30重量%、 B成分:スチレン、(メタ)アクリロニトリルおよび
    (メタ)アクリル酸エステルからなる群より選ばれた少
    なくとも1以上のモノマーの重合体であって数平均分子
    量500以上のもの5〜70重量%
  2. 【請求項2】 硬化後の25℃における屈折率が1.5
    20〜1.560である請求項1記載の陰極線管用接着
    剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の陰極線管用接着
    剤の硬化物。
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