JPH10140104A - 粘着シートの製造方法 - Google Patents
粘着シートの製造方法Info
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- JPH10140104A JPH10140104A JP30182996A JP30182996A JPH10140104A JP H10140104 A JPH10140104 A JP H10140104A JP 30182996 A JP30182996 A JP 30182996A JP 30182996 A JP30182996 A JP 30182996A JP H10140104 A JPH10140104 A JP H10140104A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】剥離原紙に片面ポリエチレンラミネートを施し
たグラシン紙を用いて、且つ表面基材にフィルムを用い
た場合においても、カール矯正をほぼ一定の条件で行う
ことにより品質管理を容易にし、且つ、粘着シートの表
面に筋状ボコツキを生じさせることのない粘着シートの
製造方法を提供する。 【解決手段】剥離加工を施す面のみにポリエチレンラミ
ネート加工を施したグラシン紙を剥離原紙に用いて、該
剥離原紙に剥離剤層、粘着剤層を順次設け、カール矯正
のためにグラビアロールで該剥離紙の裏面(剥離剤層、
粘着剤層を設ける逆の面)に水付け処理を施した後に、
粘着剤層を介して表面基材であるフィルムを貼合する粘
着シートの製造工程において、該剥離原紙の裏面(水塗
りを施す面)が特定の吸水度(JIS P8140)の
剥離原紙を用い、水付け処理のためのグラビアロールの
表面速度をライン速度の50%以下にする。
たグラシン紙を用いて、且つ表面基材にフィルムを用い
た場合においても、カール矯正をほぼ一定の条件で行う
ことにより品質管理を容易にし、且つ、粘着シートの表
面に筋状ボコツキを生じさせることのない粘着シートの
製造方法を提供する。 【解決手段】剥離加工を施す面のみにポリエチレンラミ
ネート加工を施したグラシン紙を剥離原紙に用いて、該
剥離原紙に剥離剤層、粘着剤層を順次設け、カール矯正
のためにグラビアロールで該剥離紙の裏面(剥離剤層、
粘着剤層を設ける逆の面)に水付け処理を施した後に、
粘着剤層を介して表面基材であるフィルムを貼合する粘
着シートの製造工程において、該剥離原紙の裏面(水塗
りを施す面)が特定の吸水度(JIS P8140)の
剥離原紙を用い、水付け処理のためのグラビアロールの
表面速度をライン速度の50%以下にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、剥離剤層を設け
る面のみにポリエチレンラミネート加工を施したグラシ
ン紙を剥離原紙に用いて、表面基材にフィルムを用いた
粘着シートに関する。
る面のみにポリエチレンラミネート加工を施したグラシ
ン紙を剥離原紙に用いて、表面基材にフィルムを用いた
粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、粘着シートは、ラベル、シー
ル、ステッカー、ワッペン、オーバーラミ用等として商
業用、事務用、家庭用など広範囲な用途に使用されてい
る。この粘着シートは、一般的に表面基材、粘着剤、剥
離紙を積層して構成されるものである。粘着剤には溶剤
型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着
剤等が用いられている。
ル、ステッカー、ワッペン、オーバーラミ用等として商
業用、事務用、家庭用など広範囲な用途に使用されてい
る。この粘着シートは、一般的に表面基材、粘着剤、剥
離紙を積層して構成されるものである。粘着剤には溶剤
型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着
剤等が用いられている。
【0003】表面基材には、上質紙、クラフト紙、アー
ト紙、コート紙、キャストコート紙、感熱記録紙等の一
般紙・塗被紙類、アルミ箔ラミ紙、アルミ蒸着紙、樹脂
含浸紙、合成紙等の特殊紙類、PET、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル等のフィルム類が使われている。
ト紙、コート紙、キャストコート紙、感熱記録紙等の一
般紙・塗被紙類、アルミ箔ラミ紙、アルミ蒸着紙、樹脂
含浸紙、合成紙等の特殊紙類、PET、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル等のフィルム類が使われている。
【0004】この中でフィルム類は、他の表面基材用の
紙類に比べ高い耐久性を有することからオーバーラミ用
や屋外用等の粘着シートに用いられるほか、極めて高い
光沢を有することから高級感のある粘着シートに用いら
れる。
紙類に比べ高い耐久性を有することからオーバーラミ用
や屋外用等の粘着シートに用いられるほか、極めて高い
光沢を有することから高級感のある粘着シートに用いら
れる。
【0005】一方、剥離紙としては、ポリエチレンラミ
ネートタイプ、グラシンタイプ、クレーコートタイプ、
水系樹脂コートタイプおよびフィルムベースタイプ等に
分類でき、この中でもポリエチレンラミネートタイプ、
グラシンタイプが広範に使用されている。
ネートタイプ、グラシンタイプ、クレーコートタイプ、
水系樹脂コートタイプおよびフィルムベースタイプ等に
分類でき、この中でもポリエチレンラミネートタイプ、
グラシンタイプが広範に使用されている。
【0006】特に表面基材にフィルム類を用いた粘着シ
ートにはポリエチレンラミネートタイプの剥離紙を用い
ることが多い。しかしながらこの組合せは表面基材がフ
ィルムであるため、湿度変化に伴う寸法変化がないが、
剥離紙の一部は紙であるため湿度変化に伴う寸法変化が
著しい。
ートにはポリエチレンラミネートタイプの剥離紙を用い
ることが多い。しかしながらこの組合せは表面基材がフ
ィルムであるため、湿度変化に伴う寸法変化がないが、
剥離紙の一部は紙であるため湿度変化に伴う寸法変化が
著しい。
【0007】この結果、表面基材と剥離紙の寸法変化が
異なるため湿度変化に伴う粘着シートのカールが問題と
なる。
異なるため湿度変化に伴う粘着シートのカールが問題と
なる。
【0008】ポリエチレンラミネートタイプは通常、上
質紙やクラフト紙など基紙の内部にシリコーンなどの剥
離剤のしみ込みを防止するため、或いは剥離性能を効果
的に発揮せしめる目的で、基紙の表面にポリエチレンを
ラミネート処理し、その上に剥離剤層を設けたものであ
る。
質紙やクラフト紙など基紙の内部にシリコーンなどの剥
離剤のしみ込みを防止するため、或いは剥離性能を効果
的に発揮せしめる目的で、基紙の表面にポリエチレンを
ラミネート処理し、その上に剥離剤層を設けたものであ
る。
【0009】さらに、粘着シートの表面基材にフィルム
類を用いる場合は、カール防止のため剥離紙の裏面にも
ポリエチレンラミネート処理を施す場合がある。ラミネ
ートするポリエチレンとしては、高圧法低密度ポリエチ
レンが代表的に使用されている。
類を用いる場合は、カール防止のため剥離紙の裏面にも
ポリエチレンラミネート処理を施す場合がある。ラミネ
ートするポリエチレンとしては、高圧法低密度ポリエチ
レンが代表的に使用されている。
【0010】かかるポリエチレンラミネートタイプは、
空隙に富む上質紙やクラフト紙上に成膜したポリエチレ
ン層上にシリコーン(剥離剤)が完全に保持されるた
め、効果的に剥離性能を発揮する利点がある。
空隙に富む上質紙やクラフト紙上に成膜したポリエチレ
ン層上にシリコーン(剥離剤)が完全に保持されるた
め、効果的に剥離性能を発揮する利点がある。
【0011】しかし、剥離紙用基紙として上質紙やクラ
フト紙を用いるため、光透過性に乏しく、透過式の位置
検出機を有するラベラーでのラベル位置検知に問題を生
じる。また、粘着シートを巻取りの形態で使用する場
合、ポリエチレンラミネートタイプは上質紙やクラフト
紙などの紙厚の厚い紙を使用しているため巻取り径が大
きくなり加工時の効率が悪くなるなどの欠点を有してい
る。
フト紙を用いるため、光透過性に乏しく、透過式の位置
検出機を有するラベラーでのラベル位置検知に問題を生
じる。また、粘着シートを巻取りの形態で使用する場
合、ポリエチレンラミネートタイプは上質紙やクラフト
紙などの紙厚の厚い紙を使用しているため巻取り径が大
きくなり加工時の効率が悪くなるなどの欠点を有してい
る。
【0012】一方、グラシンタイプは、通常叩解度が2
30〜350mlCSF(カナダ標準フリーネス)とい
う範囲の高度な叩解処理をした化学パルプを原料として
抄造し、さらにスーパーカレンダー等の仕上げ設備で圧
縮処理を施し緻密化して得たグラシン紙に、シリコーン
等の剥離剤を設けたものである。このため、グラシンタ
イプの剥離紙は、光透過性に優れ、透過式の位置検出機
を有するラベラーでのラベル位置検知に問題を生じるこ
とがない長所を有する。
30〜350mlCSF(カナダ標準フリーネス)とい
う範囲の高度な叩解処理をした化学パルプを原料として
抄造し、さらにスーパーカレンダー等の仕上げ設備で圧
縮処理を施し緻密化して得たグラシン紙に、シリコーン
等の剥離剤を設けたものである。このため、グラシンタ
イプの剥離紙は、光透過性に優れ、透過式の位置検出機
を有するラベラーでのラベル位置検知に問題を生じるこ
とがない長所を有する。
【0013】また、グラシン紙はスーパーカレンダー等
の仕上げ設備で圧縮処理を施しているため、通常の上質
紙やクラフト紙に比べ非常に紙厚が薄くなる。その結
果、グラシン紙を剥離紙に用いた粘着シートは巻取りの
形状で使用する場合、上質紙やクラフト紙を剥離紙に用
いた粘着シートに比べ、シート厚が薄くなり、その巻取
り径が同じであれば、シートをより長く巻き取ることが
できるため、加工時の効率が良くなる利点もある。
の仕上げ設備で圧縮処理を施しているため、通常の上質
紙やクラフト紙に比べ非常に紙厚が薄くなる。その結
果、グラシン紙を剥離紙に用いた粘着シートは巻取りの
形状で使用する場合、上質紙やクラフト紙を剥離紙に用
いた粘着シートに比べ、シート厚が薄くなり、その巻取
り径が同じであれば、シートをより長く巻き取ることが
できるため、加工時の効率が良くなる利点もある。
【0014】しかし、先に述べたとおりグラシン紙は叩
解度230〜350mlCSFという範囲の高度な叩解
処理をした化学パルプを原料として抄造し、さらにスー
パーカレンダー等の仕上げ設備で緻密化しているため、
グラシン紙は湿度変化に伴う寸法安定性が極めて悪いと
いう欠点を有する。
解度230〜350mlCSFという範囲の高度な叩解
処理をした化学パルプを原料として抄造し、さらにスー
パーカレンダー等の仕上げ設備で緻密化しているため、
グラシン紙は湿度変化に伴う寸法安定性が極めて悪いと
いう欠点を有する。
【0015】この寸法安定性の悪さのため剥離紙にグラ
シンタイプを用いた場合は粘着加工時の粘着剤の乾燥に
よる脱湿および表面基材貼合後の吸湿により、粘着シー
トは表面基材側に大きくカールする。このようなカール
を抑制するため表面基材の貼り合わせ前または貼り合わ
せ後に、剥離紙裏面に水付け処理を施しカールを矯正す
るのが一般的である。
シンタイプを用いた場合は粘着加工時の粘着剤の乾燥に
よる脱湿および表面基材貼合後の吸湿により、粘着シー
トは表面基材側に大きくカールする。このようなカール
を抑制するため表面基材の貼り合わせ前または貼り合わ
せ後に、剥離紙裏面に水付け処理を施しカールを矯正す
るのが一般的である。
【0016】表面基材がフィルムである粘着シートであ
ると、通常グラシンタイプでも両面にポリエチレンラミ
ネート加工を施すが、両面にポリエチレンラミネートを
施すと圧縮処理をしたグラシン紙といえどもかなりの紙
厚となり巻取りにした場合、グラシンタイプの巻取り径
が小さいと言う長所が生かせなくなる。また、裏面にも
印刷を施して用いる粘着シートは少なくないが、裏面に
ポリエチレンラミネートを施している場合、著しく印刷
適性を下げる結果となる。
ると、通常グラシンタイプでも両面にポリエチレンラミ
ネート加工を施すが、両面にポリエチレンラミネートを
施すと圧縮処理をしたグラシン紙といえどもかなりの紙
厚となり巻取りにした場合、グラシンタイプの巻取り径
が小さいと言う長所が生かせなくなる。また、裏面にも
印刷を施して用いる粘着シートは少なくないが、裏面に
ポリエチレンラミネートを施している場合、著しく印刷
適性を下げる結果となる。
【0017】このため、巻取り径を小さくする必要があ
る場合や裏面に印刷を施す必要がある粘着シートの場合
は、やむなく粘着加工面側のみ片面ポリエチレンラミネ
ート加工を施したグラシンタイプの剥離紙に用いること
になるが、片面ポリエチレンラミネート加工では湿度変
化に伴う寸法安定性をフィルムと同等にするには至らな
い。
る場合や裏面に印刷を施す必要がある粘着シートの場合
は、やむなく粘着加工面側のみ片面ポリエチレンラミネ
ート加工を施したグラシンタイプの剥離紙に用いること
になるが、片面ポリエチレンラミネート加工では湿度変
化に伴う寸法安定性をフィルムと同等にするには至らな
い。
【0018】特に、粘着加工時の熱乾燥に伴う寸法変化
が大きく、何の処理も無しに表面基材であるフィルムと
貼合した場合、表面基材側に大きくカールし、使用に堪
えなくなる。このような加工時に発生するカールを極力
抑制するために、表面基材の貼り合わせ前または貼り合
わせ後に、剥離紙裏面にグラビアロールなどで水付け処
理を施しカールを矯正するのが一般的である。
が大きく、何の処理も無しに表面基材であるフィルムと
貼合した場合、表面基材側に大きくカールし、使用に堪
えなくなる。このような加工時に発生するカールを極力
抑制するために、表面基材の貼り合わせ前または貼り合
わせ後に、剥離紙裏面にグラビアロールなどで水付け処
理を施しカールを矯正するのが一般的である。
【0019】しかし、このようにして製造した片面ポリ
エチレンラミネートを施したグラシンタイプの剥離紙を
用い、表面基材にフィルムを用いた粘着シートには、さ
らなる問題を生じている。すなわち、剥離紙であるグラ
シン紙の裏面にカール矯正のために表面基材を貼合する
前もしくは貼合後にグラビアロールで水付け処理する場
合、最も適正な状態となるようにカール矯正をするため
には剥離紙に常に一定量を水付けする必要があるが、こ
れはあくまで水付け処理前の剥離紙の水分が一定の場合
である。
エチレンラミネートを施したグラシンタイプの剥離紙を
用い、表面基材にフィルムを用いた粘着シートには、さ
らなる問題を生じている。すなわち、剥離紙であるグラ
シン紙の裏面にカール矯正のために表面基材を貼合する
前もしくは貼合後にグラビアロールで水付け処理する場
合、最も適正な状態となるようにカール矯正をするため
には剥離紙に常に一定量を水付けする必要があるが、こ
れはあくまで水付け処理前の剥離紙の水分が一定の場合
である。
【0020】表面基材貼合後に水付け処理を施す場合、
その季節や天候などで剥離紙の吸湿量が異なり、一定量
の水付けを行ってもカール矯正の度合いが違うなどの問
題が生じ、その日の天候等で水付け量を変える必要が有
り、一定品質の粘着シートを得にくくなるので好ましく
ない。
その季節や天候などで剥離紙の吸湿量が異なり、一定量
の水付けを行ってもカール矯正の度合いが違うなどの問
題が生じ、その日の天候等で水付け量を変える必要が有
り、一定品質の粘着シートを得にくくなるので好ましく
ない。
【0021】一方、表面基材貼合前、すなわち粘着剤乾
燥直後に水付け処理を行う場合、剥離紙水分はほぼ一定
でありカール矯正のための水付け量も一定でよく安定し
た品質の粘着シートを得ることができ、片面ポリエチレ
ンラミネートを施したグラシンタイプの剥離紙に表面基
材にフィルムを用いた粘着シートのカール矯正方法とし
ては最も好ましい製造方法といえる。
燥直後に水付け処理を行う場合、剥離紙水分はほぼ一定
でありカール矯正のための水付け量も一定でよく安定し
た品質の粘着シートを得ることができ、片面ポリエチレ
ンラミネートを施したグラシンタイプの剥離紙に表面基
材にフィルムを用いた粘着シートのカール矯正方法とし
ては最も好ましい製造方法といえる。
【0022】しかし、この方法にも大きな問題がある。
すなわち、粘着剤乾燥直後に水付け処理を施すため、表
面(水付け処理面の反対面)は粘着剤で覆われており、
その結果水付け法としては付着量を簡単に制御するには
グラビアロールを用いるしか方法がなく、さらにグラビ
アロールを用いてもグラビアロールの逆側に押さえロー
ルを設置することが出来ない。その結果、押さえロール
無しにグラビアロールで水付けを行うとバタツキ等が発
生するためか均一に剥離紙の裏面に水が塗られずに結
果、剥離紙の筋状の細かな凹凸に起因したボコツキが発
生する。
すなわち、粘着剤乾燥直後に水付け処理を施すため、表
面(水付け処理面の反対面)は粘着剤で覆われており、
その結果水付け法としては付着量を簡単に制御するには
グラビアロールを用いるしか方法がなく、さらにグラビ
アロールを用いてもグラビアロールの逆側に押さえロー
ルを設置することが出来ない。その結果、押さえロール
無しにグラビアロールで水付けを行うとバタツキ等が発
生するためか均一に剥離紙の裏面に水が塗られずに結
果、剥離紙の筋状の細かな凹凸に起因したボコツキが発
生する。
【0023】通常の上質紙やクラフト紙等の紙基材から
なる表面基材を用いた場合このような剥離紙のボコツキ
は表面基材側には現れず品質上全く問題が無いが、表面
基材にフィルムを用いた場合、フィルム自体が高平滑で
高光沢なだけに水付け処理で発生した剥離紙の筋状のボ
コツキを増長する結果となり、このような剥離紙を用い
て表面基材にフィルムを用いた粘着シートは、高光沢を
有するものの、見た目に与える粘着シート表面の筋状の
凹凸感や光沢ムラが生じてしまい、高級感を有する粘着
シートが得られ難い。
なる表面基材を用いた場合このような剥離紙のボコツキ
は表面基材側には現れず品質上全く問題が無いが、表面
基材にフィルムを用いた場合、フィルム自体が高平滑で
高光沢なだけに水付け処理で発生した剥離紙の筋状のボ
コツキを増長する結果となり、このような剥離紙を用い
て表面基材にフィルムを用いた粘着シートは、高光沢を
有するものの、見た目に与える粘着シート表面の筋状の
凹凸感や光沢ムラが生じてしまい、高級感を有する粘着
シートが得られ難い。
【0024】また、このように筋状の凹凸感や光沢ムラ
を有する粘着シートは製品としての見栄えが悪いばかり
でなく、高平滑で通気性のない被着体、例えばガラス、
金属、プラスチック固体に貼り付けた場合、被着体との
間に空気が入ってしまう原因となり、見た目に与える粘
着シート表面のボコツキが生じてしまい、高級感を阻害
する。
を有する粘着シートは製品としての見栄えが悪いばかり
でなく、高平滑で通気性のない被着体、例えばガラス、
金属、プラスチック固体に貼り付けた場合、被着体との
間に空気が入ってしまう原因となり、見た目に与える粘
着シート表面のボコツキが生じてしまい、高級感を阻害
する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明
は、剥離原紙に片面ポリエチレンラミネートを施したグ
ラシン紙を用いて、且つ表面基材にフィルムを用いた場
合においても、カール矯正をほぼ一定の条件で行うこと
により品質管理を容易にし、且つ、粘着シートの表面に
筋状ボコツキを生じさせることのない粘着シートの製造
方法に関するものである。
は、剥離原紙に片面ポリエチレンラミネートを施したグ
ラシン紙を用いて、且つ表面基材にフィルムを用いた場
合においても、カール矯正をほぼ一定の条件で行うこと
により品質管理を容易にし、且つ、粘着シートの表面に
筋状ボコツキを生じさせることのない粘着シートの製造
方法に関するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは、上記課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、グラビアロール
による水付け処理にて発生する筋状ボコツキはライン速
度と該グラビアロールの表面速度との間の速度比に依存
し、速度比を上げるほどボコツキが悪化すること、また
グラビアロールの表面速度およびライン速度に対する速
度比が同一の条件で水付け処理を行う場合、その水付け
処理を施す剥離紙のJIS P8140に規定される吸
水時間が60秒の条件で測定(コッブ法)した吸水度
(以下単にコッブ吸水度と呼ぶ)が低ければ逆に吸水量
が増えるという、理由は定かではないが一見矛盾した結
果となる現象を見出したことにより、カール矯正のため
の水付け条件[水分計の剥離紙水分がポリエチレンラミ
ネートの重量込みで約5.5%(剥離紙の総重量の約2
5%がポリラミ部重量である場合)のとき粘着シートの
20℃/65%RHの雰囲気下でカールはなくフラット
となる]をほぼ一定に行い、品質を容易に管理し、且つ
粘着シート表面に筋状のボコツキを発生させることな
い、高級感にあふれる優れた粘着シートを製造できるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至ったのである。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、グラビアロール
による水付け処理にて発生する筋状ボコツキはライン速
度と該グラビアロールの表面速度との間の速度比に依存
し、速度比を上げるほどボコツキが悪化すること、また
グラビアロールの表面速度およびライン速度に対する速
度比が同一の条件で水付け処理を行う場合、その水付け
処理を施す剥離紙のJIS P8140に規定される吸
水時間が60秒の条件で測定(コッブ法)した吸水度
(以下単にコッブ吸水度と呼ぶ)が低ければ逆に吸水量
が増えるという、理由は定かではないが一見矛盾した結
果となる現象を見出したことにより、カール矯正のため
の水付け条件[水分計の剥離紙水分がポリエチレンラミ
ネートの重量込みで約5.5%(剥離紙の総重量の約2
5%がポリラミ部重量である場合)のとき粘着シートの
20℃/65%RHの雰囲気下でカールはなくフラット
となる]をほぼ一定に行い、品質を容易に管理し、且つ
粘着シート表面に筋状のボコツキを発生させることな
い、高級感にあふれる優れた粘着シートを製造できるこ
とを見出し、本発明を完成させるに至ったのである。
【0027】
【発明の実施の形態】 本発明は、剥離紙表面に塗工さ
れた粘着剤を乾燥するための乾燥機の直後に設置された
グラビアロールにて、粘着剤乾燥直後の剥離紙の裏面に
カール矯正のための水付け処理を行うことにより、ほぼ
一定の条件で水付け処理を行うものである。乾燥直後に
水付け処理を行わない場合は剥離紙が大気中の水分を吸
湿し水分が変化する。この吸湿量は加工時の天候により
異なる結果、カール矯正のための水付け量も異なり、日
によって剥離紙紙水分を6%以上にする必要が生じ、微
妙な修正を余儀なくされ一定品質の粘着シートを得るの
が困難となる。
れた粘着剤を乾燥するための乾燥機の直後に設置された
グラビアロールにて、粘着剤乾燥直後の剥離紙の裏面に
カール矯正のための水付け処理を行うことにより、ほぼ
一定の条件で水付け処理を行うものである。乾燥直後に
水付け処理を行わない場合は剥離紙が大気中の水分を吸
湿し水分が変化する。この吸湿量は加工時の天候により
異なる結果、カール矯正のための水付け量も異なり、日
によって剥離紙紙水分を6%以上にする必要が生じ、微
妙な修正を余儀なくされ一定品質の粘着シートを得るの
が困難となる。
【0028】そこで、本発明においては粘着剤を乾燥す
るための乾燥機の直後に水付け用のグラビアロールを設
置し水付け処理を行うことにより、剥離紙水分がほぼ一
定であり、カール矯正のための水付け量が常に一定とな
り品質管理が容易となるものである。しかし、先に述べ
たとおり剥離紙表面には粘着剤が塗工されているためグ
ラビアロール以外に水付け法がなく、またグラビアロー
ルの逆側に押さえロールを設置することも出来ない。そ
のためにバタツキが発生し不均一な水付きが原因と思わ
れる筋状のボコツキが発生することになる。
るための乾燥機の直後に水付け用のグラビアロールを設
置し水付け処理を行うことにより、剥離紙水分がほぼ一
定であり、カール矯正のための水付け量が常に一定とな
り品質管理が容易となるものである。しかし、先に述べ
たとおり剥離紙表面には粘着剤が塗工されているためグ
ラビアロール以外に水付け法がなく、またグラビアロー
ルの逆側に押さえロールを設置することも出来ない。そ
のためにバタツキが発生し不均一な水付きが原因と思わ
れる筋状のボコツキが発生することになる。
【0029】そこで本発明者らは鋭意研究を重ねた結
果、該グラビアロールの表面速度がライン速度の50%
以下での水付けでは筋状のボコツキは発生しないことが
あることを見出したのである。しかし、該ロールの表面
速度がライン速度の50%以下とするだけではカール矯
正に必要な水量を塗布することが困難であり、カール矯
正に必要な水量を塗布するには該ロールの表面速度をラ
イン速度の50%より高くする必要があるが、その場合
筋状のボコツキが発生する。もちろん、グラビアメッシ
ュの異なるグラビアロールに変えることにより該ロール
の表面速度をライン速度の50%以下に押さえる方法も
可能ではあるが、その場合にもボコツキが発生する。
果、該グラビアロールの表面速度がライン速度の50%
以下での水付けでは筋状のボコツキは発生しないことが
あることを見出したのである。しかし、該ロールの表面
速度がライン速度の50%以下とするだけではカール矯
正に必要な水量を塗布することが困難であり、カール矯
正に必要な水量を塗布するには該ロールの表面速度をラ
イン速度の50%より高くする必要があるが、その場合
筋状のボコツキが発生する。もちろん、グラビアメッシ
ュの異なるグラビアロールに変えることにより該ロール
の表面速度をライン速度の50%以下に押さえる方法も
可能ではあるが、その場合にもボコツキが発生する。
【0030】そこで発明者らは、こうした差異が発生す
る原因について鋭意研究を重ねた結果、剥離紙の該ロー
ルで水付け処理を施す面の吸水時間60秒の条件で測定
したコッブ吸水度が低ければ逆に吸水量が増えるとい
う、理由は定かではないが一見矛盾した結果となる現象
を見出したのである。すなわち、吸水時間60秒の条件
で測定したコッブ吸水度が10〜35g/m2であれば
該ロールの表面速度がライン速度の50%以下でカール
矯正に必要な水量を塗布することが可能であることを見
出し本発明を完成するに至った。
る原因について鋭意研究を重ねた結果、剥離紙の該ロー
ルで水付け処理を施す面の吸水時間60秒の条件で測定
したコッブ吸水度が低ければ逆に吸水量が増えるとい
う、理由は定かではないが一見矛盾した結果となる現象
を見出したのである。すなわち、吸水時間60秒の条件
で測定したコッブ吸水度が10〜35g/m2であれば
該ロールの表面速度がライン速度の50%以下でカール
矯正に必要な水量を塗布することが可能であることを見
出し本発明を完成するに至った。
【0031】本発明において、剥離紙用原紙の裏面が、
JIS P8140に規定される吸水時間が60秒の条
件で測定(コッブ法)した吸水度が10〜35g/m2
であることを特徴とする剥離紙用原紙を得るためには、
木材パルプを主原料とし、これに必要に応じて配合する
染料および接着剤等の諸薬品を配合して調成される紙料
において、ロジン系サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤およ
びその他合成サイズ剤等に代表される内添サイズ剤の種
類および添加量を適切に設定することにより得られる。
JIS P8140に規定される吸水時間が60秒の条
件で測定(コッブ法)した吸水度が10〜35g/m2
であることを特徴とする剥離紙用原紙を得るためには、
木材パルプを主原料とし、これに必要に応じて配合する
染料および接着剤等の諸薬品を配合して調成される紙料
において、ロジン系サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤およ
びその他合成サイズ剤等に代表される内添サイズ剤の種
類および添加量を適切に設定することにより得られる。
【0032】また、抄造された原紙に、サイズプレス装
置、ゲートロール塗工機などの塗工部でポリスチレン・
マレイン酸共重合体樹脂およびポリスチレン・アクリル
共重合体樹脂等に代表される表面サイズ剤やポリビニル
アルコールなどの水系樹脂水溶液の表面サイズ処理が施
されても良い。
置、ゲートロール塗工機などの塗工部でポリスチレン・
マレイン酸共重合体樹脂およびポリスチレン・アクリル
共重合体樹脂等に代表される表面サイズ剤やポリビニル
アルコールなどの水系樹脂水溶液の表面サイズ処理が施
されても良い。
【0033】なお、目的の吸水度を得る手段の例を上記
に記したが、これらの手段に限定されるものではなく、
結果的に剥離紙の裏面が、JIS P8140に規定さ
れる吸水時間が60秒の条件で測定(コッブ法)した吸
水度が、10〜35g/m2であれば、グラビアロール
の表面速度をライン速度の50%以下でカール矯正に必
要な水量を塗布することが可能である。吸水度が10g
/m2未満では、はじきなどが発生し、均一に水を塗布
することが困難であり、水付け量も絶対的に不足してし
まう。逆に35g/m2を越えると、カールとボコツキ
のバランスが取れない。
に記したが、これらの手段に限定されるものではなく、
結果的に剥離紙の裏面が、JIS P8140に規定さ
れる吸水時間が60秒の条件で測定(コッブ法)した吸
水度が、10〜35g/m2であれば、グラビアロール
の表面速度をライン速度の50%以下でカール矯正に必
要な水量を塗布することが可能である。吸水度が10g
/m2未満では、はじきなどが発生し、均一に水を塗布
することが困難であり、水付け量も絶対的に不足してし
まう。逆に35g/m2を越えると、カールとボコツキ
のバランスが取れない。
【0034】本発明における剥離紙用原紙は、剥離剤塗
工前に剥離剤が塗工される面にポリエチレンラミネート
を施したものを使用するわけであるが、エチレン系樹脂
の種類やラミネートの方法を特に規定するものでなく、
例えばエチレン系樹脂としては、エチレンの単独重合体
およびエチレン主体の共重合体等が挙げられ、具体的に
は高圧法で製造されるものとして、中密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、
エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、およびそれら
のアイオノマーが挙げられ、中低圧法で製造されるもの
として、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1
−ブテン共重合体等の線状低密度ポリエチレン等が挙げ
られる。しかし、もちろんこれらに限定されるものでは
ない。
工前に剥離剤が塗工される面にポリエチレンラミネート
を施したものを使用するわけであるが、エチレン系樹脂
の種類やラミネートの方法を特に規定するものでなく、
例えばエチレン系樹脂としては、エチレンの単独重合体
およびエチレン主体の共重合体等が挙げられ、具体的に
は高圧法で製造されるものとして、中密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、
エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、およびそれら
のアイオノマーが挙げられ、中低圧法で製造されるもの
として、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1
−ブテン共重合体等の線状低密度ポリエチレン等が挙げ
られる。しかし、もちろんこれらに限定されるものでは
ない。
【0035】またエチレン系樹脂のラミネート方法とし
ては、押し出しラミネーション、フィルムラミネーショ
ン等が適当であり、剥離紙用原紙のラミネートされる面
にはポリエチレンラミネート層との密着性をよくするた
めに、接着剤の塗工やオゾン処理、コロナ放電処理が施
されていても良い。
ては、押し出しラミネーション、フィルムラミネーショ
ン等が適当であり、剥離紙用原紙のラミネートされる面
にはポリエチレンラミネート層との密着性をよくするた
めに、接着剤の塗工やオゾン処理、コロナ放電処理が施
されていても良い。
【0036】
【実施例】 本発明を下記実施例によってさらに具体的
に説明するが、勿論本発明は、これらによって限定され
るものではない。なお、各実施例中、「部」および
「%」は、特に断らない限り、それぞれ「固形分重量
部」および「固形分重量%」を示すものである。
に説明するが、勿論本発明は、これらによって限定され
るものではない。なお、各実施例中、「部」および
「%」は、特に断らない限り、それぞれ「固形分重量
部」および「固形分重量%」を示すものである。
【0037】実施例1 [剥離紙用原紙の製造]先ず下記組成の紙料を調整し
た。 ・叩解度:230mlCSF(針葉樹クラフトパルプ) 50部 ・叩解度:230mlCSF(広葉樹クラフトパルプ) 50部 ・30%強化ロジンサイズ剤(商品名:SPE,荒川化学工業製)1.2部 ・30%硫酸アルミニウム 2部 注)CSF:JIS P8121に準拠して測定。 この紙料を、長網多筒型抄紙機により米坪量73g/m
2の原紙を抄造し、乾燥後サイズプレス装置により、ポ
リビニルアルコール系樹脂(商品名:NH20,日本合
成化学工業社製)の5%濃度の水溶液を塗布し、再度乾
燥した。このときの塗布量は1.2g/m2であった。
ついでスーパーカレンダーで圧縮処理を施しグラシン紙
に仕上げた。この原紙の裏面のJIS P8140に規
定される、吸水時間が60秒の条件で測定した吸水度は
30.0g/m2であった。
た。 ・叩解度:230mlCSF(針葉樹クラフトパルプ) 50部 ・叩解度:230mlCSF(広葉樹クラフトパルプ) 50部 ・30%強化ロジンサイズ剤(商品名:SPE,荒川化学工業製)1.2部 ・30%硫酸アルミニウム 2部 注)CSF:JIS P8121に準拠して測定。 この紙料を、長網多筒型抄紙機により米坪量73g/m
2の原紙を抄造し、乾燥後サイズプレス装置により、ポ
リビニルアルコール系樹脂(商品名:NH20,日本合
成化学工業社製)の5%濃度の水溶液を塗布し、再度乾
燥した。このときの塗布量は1.2g/m2であった。
ついでスーパーカレンダーで圧縮処理を施しグラシン紙
に仕上げた。この原紙の裏面のJIS P8140に規
定される、吸水時間が60秒の条件で測定した吸水度は
30.0g/m2であった。
【0038】得られたグラシン紙の剥離剤層を設ける側
にコロナ放電処理を施した後に、溶融押し出し被覆法に
より、フィルム厚さが25μmになるように低密度ポリ
エチレンを樹脂温度330℃でラミネートし表面被覆層
を形成した。
にコロナ放電処理を施した後に、溶融押し出し被覆法に
より、フィルム厚さが25μmになるように低密度ポリ
エチレンを樹脂温度330℃でラミネートし表面被覆層
を形成した。
【0039】[剥離紙の製造]下記組成を有するシリコ
ーン溶液を調整した。 ・付加反応型シリコーン(商品名:SD7220,東レ社製) 4.5部 ・白金触媒(商品名:SRX212,東レ社製) 0.5部 ・トルエン 95部 得られた上記剥離紙用原紙に得られた溶液をメイヤーバ
ーにより、乾燥後の重量が2.0g/m2となるように
フイルム上に塗工して剥離紙を得た。
ーン溶液を調整した。 ・付加反応型シリコーン(商品名:SD7220,東レ社製) 4.5部 ・白金触媒(商品名:SRX212,東レ社製) 0.5部 ・トルエン 95部 得られた上記剥離紙用原紙に得られた溶液をメイヤーバ
ーにより、乾燥後の重量が2.0g/m2となるように
フイルム上に塗工して剥離紙を得た。
【0040】[粘着シートの製造]上記剥離紙にアクリ
ル系溶剤型粘着剤(商品名:ニッセツKP−1954,
日本カーバイト社製)100部、硬化剤(商品名:ニッ
セツD−201)1.5部をリバースロールコーターで
ライン速度50m/分、塗工量が25g/m2となるよ
うに塗工乾燥した後、乾燥機のすぐ後ろに設置されたグ
ラビアロール(100メッシュ)にて該ロールの表面速
度をライン速度50m/分の46%である23m/分に
設定して裏面に水付け処理を行った。この時の水分計で
の剥離紙の水分は5.5%(ラミネート分の重さを入れ
た値。以下同様。)であった。ついで表面基材としてア
ルミ蒸着PET(商品名:MSN#25,東レ社製)を
貼り合わせて粘着シートを得た。
ル系溶剤型粘着剤(商品名:ニッセツKP−1954,
日本カーバイト社製)100部、硬化剤(商品名:ニッ
セツD−201)1.5部をリバースロールコーターで
ライン速度50m/分、塗工量が25g/m2となるよ
うに塗工乾燥した後、乾燥機のすぐ後ろに設置されたグ
ラビアロール(100メッシュ)にて該ロールの表面速
度をライン速度50m/分の46%である23m/分に
設定して裏面に水付け処理を行った。この時の水分計で
の剥離紙の水分は5.5%(ラミネート分の重さを入れ
た値。以下同様。)であった。ついで表面基材としてア
ルミ蒸着PET(商品名:MSN#25,東レ社製)を
貼り合わせて粘着シートを得た。
【0041】実施例2 実施例1の剥離紙用原紙の製造において、乾燥後のサイ
ズプレス装置にて塗布するポリビニルアルコール系樹脂
の塗布量を2.0g/m2になるように塗布する以外は
実施例1と同様に剥離紙用原紙および剥離紙を得た。こ
のときの、該原紙の裏面のJIS P8140に規定さ
れる、吸水時間が60秒の条件で測定した吸水度は2
1.5g/m2であった。ついでこの剥離紙を用いて粘
着シートを製造する際に、グラビアロールで裏面に水を
塗布する時の該ロールの表面速度をライン速度の36%
に変えた以外は実施例1と同様にして粘着シートを得
た。このときの水分計での剥離紙の水分は5.3%であ
った。
ズプレス装置にて塗布するポリビニルアルコール系樹脂
の塗布量を2.0g/m2になるように塗布する以外は
実施例1と同様に剥離紙用原紙および剥離紙を得た。こ
のときの、該原紙の裏面のJIS P8140に規定さ
れる、吸水時間が60秒の条件で測定した吸水度は2
1.5g/m2であった。ついでこの剥離紙を用いて粘
着シートを製造する際に、グラビアロールで裏面に水を
塗布する時の該ロールの表面速度をライン速度の36%
に変えた以外は実施例1と同様にして粘着シートを得
た。このときの水分計での剥離紙の水分は5.3%であ
った。
【0042】比較例1 実施例1の剥離紙用原紙の製造において、乾燥後のサイ
ズプレス装置にて塗布するポリビニルアルコール系樹脂
の塗布量を0.5g/m2になるように塗布する以外は
実施例1と同様に剥離紙用原紙、剥離紙および粘着シー
トを得た。このときの、該原紙の裏面のJIS P81
40に規定される、吸水時間が60秒の条件で測定した
吸水度は45g/m2であった。また、このときの水分
計での剥離紙の水分は4.5%であった。
ズプレス装置にて塗布するポリビニルアルコール系樹脂
の塗布量を0.5g/m2になるように塗布する以外は
実施例1と同様に剥離紙用原紙、剥離紙および粘着シー
トを得た。このときの、該原紙の裏面のJIS P81
40に規定される、吸水時間が60秒の条件で測定した
吸水度は45g/m2であった。また、このときの水分
計での剥離紙の水分は4.5%であった。
【0043】比較例2 実施例1の粘着シートを製造する際に、グラビアロール
で裏面に水を塗布する時の該ロールの表面速度をライン
速度の60%に変えた以外は実施例1と同様にして粘着
シートを得た。このときの水分計での剥離紙の水分は
7.2%であった。
で裏面に水を塗布する時の該ロールの表面速度をライン
速度の60%に変えた以外は実施例1と同様にして粘着
シートを得た。このときの水分計での剥離紙の水分は
7.2%であった。
【0044】比較例3 比較例1の粘着シートを製造する際に、グラビアロール
で裏面に水を塗布する時の該ロールの表面速度をライン
速度の60%に変えた以外は比較例1と同様にして粘着
シートを得た。このときの水分計での剥離紙の水分は
5.4%であった。
で裏面に水を塗布する時の該ロールの表面速度をライン
速度の60%に変えた以外は比較例1と同様にして粘着
シートを得た。このときの水分計での剥離紙の水分は
5.4%であった。
【0045】[ボコツキの評価]得られた粘着シート表
面の筋状のボコツキを下記方法により測定した。 (ボコツキ)粘着シート表面のボコツキを以下の基準に
従って目視で評価した。 ◎:ボコツキが全くない ○:ボコツキが僅かにあるが実用上問題ない △:ボコツキがある ×:ボコツキが多くみられる
面の筋状のボコツキを下記方法により測定した。 (ボコツキ)粘着シート表面のボコツキを以下の基準に
従って目視で評価した。 ◎:ボコツキが全くない ○:ボコツキが僅かにあるが実用上問題ない △:ボコツキがある ×:ボコツキが多くみられる
【0046】[カールの評価]得られた粘着シートから
A4サイズのサンプルを作成し20℃/65%RHの雰
囲気下に4時間調湿して下記の方法で評価した。 (カール)A4サイズのサンプルの平らなサンプル台の
上にカールした側を上に置き、サンプルの4隅がサンプ
ル台からどれだけ浮いたかを測定してその平均値を求め
て、下記の基準で評価した。 ◎:0cm ○:0〜1.5cm未満 △:1.5cm以上〜3.0cm未満 ×:3.0cm以上
A4サイズのサンプルを作成し20℃/65%RHの雰
囲気下に4時間調湿して下記の方法で評価した。 (カール)A4サイズのサンプルの平らなサンプル台の
上にカールした側を上に置き、サンプルの4隅がサンプ
ル台からどれだけ浮いたかを測定してその平均値を求め
て、下記の基準で評価した。 ◎:0cm ○:0〜1.5cm未満 △:1.5cm以上〜3.0cm未満 ×:3.0cm以上
【0047】
【表1】 *コッブサイズ度:JIS P8140に規定される吸
水時間が60秒の条件で測定 **速比:ライン速度に対するグラビアロールの表面速
度の比率
水時間が60秒の条件で測定 **速比:ライン速度に対するグラビアロールの表面速
度の比率
【0048】
【発明の効果】 表1の実施例1、2の結果から明らか
なようにグラビアロールの表面速度をライン速度の50
%以下に下げることで表面にボコツキのない高級感の有
る粘着シートを提供できるものであり、また表面速度が
低いほどボコツキは良好となる。同時に剥離紙裏面のJ
IS P8140に規定される、吸水時間が60秒の条
件で測定した吸水度を下げることにより理由は不明では
あるがカール矯正に十分な水量を塗布することが可能と
なり実用上全く問題の無い粘着シート提供できるもので
ある。
なようにグラビアロールの表面速度をライン速度の50
%以下に下げることで表面にボコツキのない高級感の有
る粘着シートを提供できるものであり、また表面速度が
低いほどボコツキは良好となる。同時に剥離紙裏面のJ
IS P8140に規定される、吸水時間が60秒の条
件で測定した吸水度を下げることにより理由は不明では
あるがカール矯正に十分な水量を塗布することが可能と
なり実用上全く問題の無い粘着シート提供できるもので
ある。
【0049】比較例1、3から明らかなように、剥離紙
裏面のJIS P8140に規定される吸水時間が60
秒の条件で測定した吸水度が35g/m2より高いとボ
コツキを良好にするためにグラビアロールの表面速度を
ライン速度の50%以下にすればカールがひどく実用に
耐えなくなり、また、カールを矯正するために必要な水
量を塗布するためにグラビアロールの回転速度ライン速
度の50%より上げるとカールは実用上問題の無い範囲
となるが、一方でボコツキがひどくなり実用に耐えな
い。また、剥離紙裏面のJIS P8140に規定され
る吸水時間が60秒の条件で測定した吸水度が35g/
m2以下であっても、グラビアロールの表面速度をライ
ン速度の50%より高くすればボコツキが発生し、また
カール矯正のための水量も適正でなくなるためカールが
発生し実用に耐えなくなる。
裏面のJIS P8140に規定される吸水時間が60
秒の条件で測定した吸水度が35g/m2より高いとボ
コツキを良好にするためにグラビアロールの表面速度を
ライン速度の50%以下にすればカールがひどく実用に
耐えなくなり、また、カールを矯正するために必要な水
量を塗布するためにグラビアロールの回転速度ライン速
度の50%より上げるとカールは実用上問題の無い範囲
となるが、一方でボコツキがひどくなり実用に耐えな
い。また、剥離紙裏面のJIS P8140に規定され
る吸水時間が60秒の条件で測定した吸水度が35g/
m2以下であっても、グラビアロールの表面速度をライ
ン速度の50%より高くすればボコツキが発生し、また
カール矯正のための水量も適正でなくなるためカールが
発生し実用に耐えなくなる。
【0050】以上から明らかなように既存の抄紙機等の
設備で、紙料に配合する内添サイズ剤の添加量や、サイ
ズプレス塗布液に表面サイズ剤を配合する等の手段で吸
水度を10〜35g/m2とすることと、カール矯正の
ためのグラビアロールでの水付けをそのロールの表面速
度をライン速度の50%以下にすることだけで、容易に
製造できるものであり、実用性において極めて優れたも
のである。
設備で、紙料に配合する内添サイズ剤の添加量や、サイ
ズプレス塗布液に表面サイズ剤を配合する等の手段で吸
水度を10〜35g/m2とすることと、カール矯正の
ためのグラビアロールでの水付けをそのロールの表面速
度をライン速度の50%以下にすることだけで、容易に
製造できるものであり、実用性において極めて優れたも
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】剥離加工を施す面のみにポリエチレンラミ
ネート加工を施したグラシン紙を剥離原紙に用いて、該
剥離原紙に剥離剤層、粘着剤層を順次設け、カール矯正
のためにグラビアロールで該剥離紙の裏面(剥離剤層、
粘着剤層を設ける逆の面)に水付け処理を施した後に、
粘着剤層を介して表面基材であるフィルムを貼合する粘
着シートの製造工程において、該剥離原紙の剥離剤層を
設ける面と反対の面(グラビアロールで水塗りを施す
面)のJIS P8140に規定される吸水時間が60
秒の条件で測定した吸水度(コッブ法)が、10〜35
g/m 2である剥離原紙を用い、且つ該剥離紙の裏面の
水付け処理のためのグラビアロールの表面速度をライン
速度の50%以下にすることを特徴とする粘着シートの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30182996A JPH10140104A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 粘着シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30182996A JPH10140104A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 粘着シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10140104A true JPH10140104A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17901668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30182996A Pending JPH10140104A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 粘着シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10140104A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011190456A (ja) * | 2011-05-20 | 2011-09-29 | Nitto Denko Corp | 粘着製品 |
| FI20236229A1 (en) * | 2023-11-03 | 2025-05-04 | Upm Raflatac Oy | Linerless wash-off label |
| US12617975B2 (en) | 2023-11-03 | 2026-05-05 | Upm Raflatac Oy | Face for a direct thermal linerless label and a direct thermal linerless label |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30182996A patent/JPH10140104A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011190456A (ja) * | 2011-05-20 | 2011-09-29 | Nitto Denko Corp | 粘着製品 |
| FI20236229A1 (en) * | 2023-11-03 | 2025-05-04 | Upm Raflatac Oy | Linerless wash-off label |
| FI131745B1 (en) * | 2023-11-03 | 2025-11-03 | Upm Raflatac Oy | A linerless wash-off label |
| US12505762B2 (en) | 2023-11-03 | 2025-12-23 | Upm Raflatac Oy | Linerless wash off label |
| US12617975B2 (en) | 2023-11-03 | 2026-05-05 | Upm Raflatac Oy | Face for a direct thermal linerless label and a direct thermal linerless label |
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