JPH101402A - 抗菌防かび用コート剤 - Google Patents

抗菌防かび用コート剤

Info

Publication number
JPH101402A
JPH101402A JP15107096A JP15107096A JPH101402A JP H101402 A JPH101402 A JP H101402A JP 15107096 A JP15107096 A JP 15107096A JP 15107096 A JP15107096 A JP 15107096A JP H101402 A JPH101402 A JP H101402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibacterial
silica sol
coating agent
antifungal
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15107096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Azuma
彰子 東
Tsunetoshi Honda
常俊 本田
Ayako Higo
綾子 肥後
Akira Nishihara
明 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP15107096A priority Critical patent/JPH101402A/ja
Publication of JPH101402A publication Critical patent/JPH101402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基体の表面状態を損なわない非常に薄く透明
で、硬度と密着性に優れ、抗菌防かび効果が持続する抗
菌防かび用コート剤の開発。 【解決手段】 アルコール中でアルコキシシランを、下
記(1) 式を満たす量の塩酸および硝酸から選んだ酸触媒
と下記(2) 式を満たす量の水の存在下で加水分解・縮合
させて調製した、粘度が10 cps以下、SiO2換算のシリカ
ゾル濃度が 0.5〜2.5 重量%のシリカゾル溶液中に、ク
ロルヘキシジンや有機防かび剤(BZT等)の少なくとも1
種を0.05〜1重量%の濃度で溶解させた溶液からなる。 0.004 ≦[H]/[Si]≦0.100 (1) 1.2 ≦[H2O]/[Si]≦10.0 (2) ただし、[H], [Si], [H2O]はそれぞれ、酸触媒、加水分
解性有機シラン化合物、水のモル量。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維素材および繊
維製品等の有機物はもとより、ガラス、金属、プラスチ
ックといった、表面が平滑で強固に結合した皮膜を形成
しにくい基体に対しても長期間にわたって抗菌防かび効
果を発揮し、かつ基体の表面状態を損なわない、透明で
薄く平滑な皮膜を形成できる抗菌防かび用コート剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の抗菌防かび用コート剤としては、
有機樹脂をバインダーとして含む樹脂液中に無機系抗菌
剤 (例、銀担持アパタイト) または有機系抗菌剤 (クロ
ルヘキシジン) を分散または溶解させたものがある。ま
た、金属アルコキシドのアルコール溶液に銀担持アパタ
イトを分散させた抗菌防かび用コート剤が、主にプラス
チック、砂といった用途に使用されている。
【0003】しかし、従来の抗菌防かび用コート剤のう
ち、銀担持アパタイトを用いたものは抗菌防かび効果の
持続性がなく、また皮膜が粒子を含む不均質な分散系で
あるため、金属、ガラス、プラスチックなどの表面性状
を阻害することがあった。樹脂液中に有機系抗菌剤を含
有させた抗菌防かびコート剤は、抗菌剤が樹脂表面に出
にくいため、高い抗菌性が発現しにくいという欠点があ
った。
【0004】抗菌防かび効果が持続する抗菌防かび皮膜
形成用処理液が特開平7−165516号公報に提案されてい
る。この処理液は、溶媒 (例、アルコール) 中に特定量
の金属アルコキシド (例、シリコンテトラエトキシド)
とクロルヘキシジンとを溶解させたものからなる。任意
成分として、塩酸、硝酸などの酸 (架橋促進剤) とアク
リル樹脂、酢酸ビニル樹脂などの増粘剤を含有させても
よい。
【0005】この処理液は、確かに抗菌防かび効果の持
続性に優れているが、処理液がすぐにゲル化し易く、ゲ
ル化しかかった処理液を使用すると、抗菌防かび効果の
持続性が低下し、また基体の表面性状も著しく悪化す
る。そのため、調製した処理液の多くが無駄になるとい
う経済上の問題があり、実用化は困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金
属、ガラス、プラスチックといった表面の結合性が比較
的弱く平滑な基体に抗菌防かび性を付与するのに適し
た、基体の表面状態を損なわない非常に薄く透明で、硬
度と密着性が高く、効果が持続する抗菌防かび性皮膜を
形成することができる抗菌防かび用コート剤を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の抗菌防かび用コ
ート剤は、有機溶媒中で加水分解性有機シラン化合物
を、下記(1) 式を満たす量の塩酸および硝酸から選んだ
酸触媒と下記(2) 式を満たす量の水の存在下で加水分解
・縮合させて調製した、粘度が10 cps以下、SiO2換算の
シリカゾル濃度が 0.5〜2.5 重量%のシリカゾル溶液中
に、抗菌剤および防かび剤から選ばれた少なくとも1種
の有機薬剤を0.05〜1重量%の濃度で溶解させた溶液か
らなる抗菌防かび用コート剤。
【0008】0.004 ≦[H]/[Si]≦0.100 (1) 1.2 ≦[H2O]/[Si]≦10.0 (2) ただし、[H], [Si], [H2O]はそれぞれ、酸触媒、加水分
解性有機シラン化合物、水のモル量である。本発明にお
いて、「粘度」は室温 (約25℃) での粘度を意味する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においてシリカゾルを調製
するための原料として用いる加水分解性有機シラン化合
物は、代表的には、テトラエトキシシラン (=エチルシ
リケート) 、テトラプロポキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリ
エトキシシランなどのアルコキシシラン類である。しか
し、その他、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロ
ロシラン、フェニルトリクロロシランなどのクロロシラ
ン類;tert−ブチルジメチルクロロシラン、 N,N−ビス
(トリメチルシリル) ウレア、 N,O−ビス (トリメチル
シリル) アセトアミド、ヘキサメチルジシラザン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシメチルジエトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、 N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、 N−
β− (アミノエチル) −γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、 N−β− (アミノエチル) −γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリク
ロロシラン、ビニルトリス (β−メトキシエトキシ)シ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシ
シランなどの官能基を有するアルコキシシラン類も使用
できる。
【0010】また、これらの有機シラン化合物の部分加
水分解物、例えば、テトラエトキシシランを部分加水分
解したエトキシポリシロキサン、メチルジメトキシシラ
ンを部分加水分解したメトキシポリシロキサンなども、
シリカゾルの合成原料として使用できる。
【0011】有機シラン化合物の加水分解・縮合反応に
用いる有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、ヘキサノールなどのアル
コール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、4−ヒ
ドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン等のケトン類;
トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭
化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルア
セトアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドなど
のスルホキシド類などが挙げられる。
【0012】好ましい溶媒は、アルコール、およびアル
コールと他の有機溶媒との混合溶媒である。アルコール
に少量の2−アルコキシエタノールまたはβ−ジケトン
を含有させてもよい。それにより皮膜強度が向上する。
【0013】本発明によれば、加水分解性有機シラン化
合物を、塩酸および/または硝酸からなる酸触媒と水の
存在下に有機溶媒中で加水分解・縮合させてシリカゾル
を調製するが、その際の酸触媒と水の使用量を、[H]/[S
i]のモル比が 0.004〜0.100、好ましくは0.01〜0.08、
[H2O]/[Si]のモル比が 1.2〜10.0、好ましくは 2.0〜1
0.0の範囲内となるようにする。なお、[H2O] で表され
る水の量には、酸触媒に含まれる水の量も含む。こうし
て合成したシリカゾルを、SiO2換算濃度で 0.5〜2.5 重
量%濃度、粘度10 cps以下に調整した後、有機系の抗菌
剤および/または防かび剤をシリカゾル中に溶解させる
と、本発明の抗菌防かび用コート剤が得られる。
【0014】このコート剤は、ゲル化を生ずることなく
比較的長期間にわたって使用することができ、従ってコ
ート剤を無駄なく使用できる。また、このコート剤を基
体に塗布し、次いで加熱して硬化させることにより形成
した皮膜は、表面が平滑で反射率が低く、基体の表面状
態がそのまま見える、即ち、表面状態が損なわれない。
この皮膜は硬度と密着性が高いので、抗菌剤および/ま
たは防かび剤を長期間にわたって皮膜内に保持しておく
ことができ、抗菌防かび効果が持続する。
【0015】触媒として塩酸、硝酸以外の酸 (例えば、
リン酸、硫酸、または酢酸などの有機酸) を使用する
と、加熱後に生成する皮膜の硬度、密着性が低下し、抗
菌防かび効果の持続性が低下する。
【0016】酸触媒が塩酸および/または硝酸であって
も、酸触媒と水の使用量が上記範囲より多くなると、ゲ
ル化が起こり易くなり、コート剤が使用しにくくなる
上、形成された皮膜の平滑性が悪化し、また薄膜塗布が
困難となる。酸触媒や水が上記範囲より少ない場合に
は、膜の硬度や密着性が低下し、抗菌防かび効果の持続
性が低下する。
【0017】有機シラン化合物の加水分解・縮合は、室
温ないし加熱下で行うことができ、好ましい反応温度は
20〜80℃の範囲内である。反応は、シラン化合物が完全
に加水分解し、シリカゾルが生成するまで続ける。シリ
カゾルの生成は粘度変化、またはGCP Massといった分析
手段により判定できる。得られたシリカゾル溶液を、必
要に応じて溶媒 (この時の溶媒には水も使用できる) で
希釈し、シリカゾル濃度をSiO2換算濃度で 0.5〜2.5 重
量%、好ましくは 0.8〜1.5 重量%に調整し、かつ濃度
調整後の溶液粘度が10 cps以下、好ましくは5cps 以下
となるようにする。
【0018】シリカゾル溶液の濃度がSiO2換算濃度で0.
5 重量%未満では、皮膜強度が低下するため、抗菌防か
び効果の持続性が低下する。この濃度が2.5 重量%を超
えるか、シリカゾル溶液の粘度が10 cpsを超えると、成
膜精度が低下するため、薄い皮膜の形成が困難となる。
【0019】こうして調製したシリカゾル溶液に、少な
くとも1種の有機抗菌剤および/または防かび剤を添加
し、溶解させる。使用する有機抗菌剤と防かび剤の種類
は特に制限されず、用途および使用環境に応じて適当な
ものを選べばよい。
【0020】抗菌剤としては、下記(a) 式で示されるク
ロルヘキシジンおよびそのトリフルオロメチル誘導体な
らびにそれらの塩が、抗菌効果が高いことから好ましい
が、他に塩化ベンザルコニウム等も使用できる。好まし
い防かび剤としては、それぞれ下記(b) 式および(c) 式
で示されるチアベンダゾール(TBZ) およびo−フェニル
フェノールが挙げられるが、他にプロパルギル−N・3
−クロロフェニルカーバメート等も使用できる。
【0021】
【化1】
【0022】クロルヘキシジンだけでは防かび効果が不
十分であるので、これを防かび剤と一緒にシリカゾル溶
液に溶解させることが好ましい。抗菌剤および/または
防かび剤のシリカゾル溶液中の濃度 (薬剤を2種以上使
用する場合には合計濃度) は0.05〜1重量%、好ましく
は 0.1〜0.5 重量%の範囲とする。薬剤濃度が0.05重量
%未満では抗菌性および/または防かび性が不十分であ
る。薬剤濃度が1重量%を超えると、本発明のコート剤
の皮膜形成性が阻害される。
【0023】本発明の抗菌防かび用コート剤の基体への
塗布は、スプレー法、浸漬法、ロール塗布法、スピンコ
ート法などの各種の塗布法により行うことができる。塗
布した後、そのまま放置しても皮膜は形成されるが、好
ましくは50〜150 ℃に10分〜2時間程度加熱して皮膜を
より強固なものにする。皮膜の乾燥厚みは特に制限され
ないが、通常は0.05〜0.5 μm、好ましくは0.08〜0.15
μmといった非常に薄膜で、十分な耐久性、従って抗菌
防かび効果の持続性を持った皮膜が得られる。
【0024】本発明のコート剤により抗菌防かび性を付
与できる基体は非常に多岐にわたり、木材、天然および
合成繊維とその製品、プラスチックといった有機材料か
ら、ガラス、金属、タイル、セメント、コンクリート、
セラミックスといった無機材料のいずれにも適用可能で
ある。本発明のコート剤は、透明性、低反射性、表面平
滑性に優れた薄く均質な皮膜を形成できるので、外観が
重視される製品の抗菌防かび性付与に使用するのに特に
適している。そのような製品の例には、ガラス製品、家
電製品、フィルムなどがある。
【0025】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに説明する。
実施例中、%は特に指定のない限り重量%である。
【0026】(実施例1)冷却器、攪拌機および温度調
節装置を備えた反応用フラスコに、溶媒のエタノール、
この溶媒に対してSiO2換算濃度で10%になる量のテトラ
エトキシシラン、[H]/[Si]モル比が0.01となる量の濃硝
酸、濃硝酸に含まれる水も考慮して[H2O]/[Si]モル比が
8となる量のイオン交換水を加え、200 rpm で攪拌しな
がら60℃で1時間反応させてシリカゾル溶液を合成し
た。この溶液をエタノールで20倍に希釈して、SiO2換算
シリカゾル濃度が0.5 %、粘度が1.8 cps のシリカゾル
溶液を調製した。
【0027】このシリカゾル溶液にクロルヘキシジン
(グルコン酸塩として使用)0.05%とチアベンダゾール
0.05%を溶解させて、抗菌防かび用コート剤を作製し
た。使用条件を揃えるため、コート剤を作製してから約
3時間後に下記の塗布試験に使用した。
【0028】上記コート剤を浸漬法によりガラスに塗布
し、100 ℃に1時間加熱して乾燥皮膜を得た。この皮膜
(膜厚 0.1μm)の鉛筆硬度およびヘーズ (ヘーズメー
タで測定) を調べた結果を表1に示す。
【0029】別に、上記のコート剤を浸漬法によりポリ
エチレンテレフタレートフィルムに塗布し、上記と同様
に加熱して抗菌防かび性皮膜を形成した。このフィルム
を水道水に2週間浸漬した。水道水に浸漬前と浸漬後の
フィルムの抗菌性と防かび性を次のようにして調査し
た。その結果も表1に併せて示す。
【0030】抗菌性 フィルム (2×2cm) を滅菌済み容器に入れ、菌懸濁液
[試験菌:黄色ブドウ状球菌(Staphylococcus aureus)]
0.1 mL(菌数:約 5.0×105 個/mL) を接種し、恒温培
養器内で35℃に18時間静置培養した。容器に滅菌水10 m
L を加えて振盪することにより集菌し、生菌数を計数し
た。
【0031】防かび性 フィルム (3×3cm) をポテトデキストロース寒天培地
上に置き、かび胞子液[かび:トリコデルマ(Tricoderm
a)] 約0.1 mL (胞子数:約 2.0×106 個/mL)を接種
し、恒温培養器内で27℃にて2週間培養し、2週間後の
かびの発育状態を観察した。
【0032】(実施例2)シリカゾル溶液の合成条件
と、クロルヘキシジンおよびチアベンダゾールの濃度を
表1に示すように変更した以外は実施例1を繰り返し
た。試験結果も表1に一緒に示す。
【0033】(実施例3)酸触媒として塩酸を使用し、
防かび剤としてo−フェニルフェノールを使用し、シリ
カゾル溶液の合成条件を表1に示すように変更した以外
は実施例1を繰り返した。試験結果も表1に一緒に示
す。
【0034】(比較例1〜2)シリカゾル合成時の酸触
媒と水の使用量を表1に示すように変化させた以外は実
施例1を繰り返した。試験結果も表1に一緒に示す。
【0035】(比較例3〜4)シリカゾル溶液の希釈倍
率を表1に示すように変更した以外は実施例1を繰り返
した。試験結果も表1に一緒に示す。
【0036】(比較例5)シリカゾル合成時の酸触媒と水
の使用量を表1に示すように変化させた以外は実施例3
を繰り返した。試験結果も表1に一緒に示す。なお、希
釈後のシリカゾル溶液の粘度は、比較例4を除いていず
れも10 cps以下であった。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示すように、本発明の抗菌防かび用
コート剤は、皮膜硬度が高く、ヘーズが低く、強固で透
明性に優れた皮膜を形成し、また水道水に2週間浸漬し
た後も抗菌効果と防かび効果がいずれも持続していた。
【0039】これに対し、シリカゾルの合成条件または
濃度が本発明の範囲外である比較例では、いずれも皮膜
硬度が非常に低く、ヘーズが高かった。皮膜が軟らかい
ため、水道水に2週間浸漬した後では抗菌効果と防かび
効果がいずれも大きく低下した。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の抗菌防
かび用コート剤は、薄く表面が平滑で透明性に優れた抗
菌防かび性皮膜を形成することができる。この皮膜は高
硬度かつ高強度であるため、抗菌防かび効果が持続す
る。従って、特に美麗な表面を持つ基体に対して、基体
の表面状態を損なわずに長期間にわたって抗菌防かび性
を付与することができ、抗菌剤や防かび剤の適用範囲を
広げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西原 明 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒中で加水分解性有機シラン化合
    物を、下記(1) 式を満たす量の塩酸および硝酸から選ん
    だ酸触媒と下記(2) 式を満たす量の水の存在下で加水分
    解・縮合させて調製した、粘度が10 cps以下、SiO2換算
    のシリカゾル濃度が 0.5〜2.5 重量%のシリカゾル溶液
    中に、抗菌剤および防かび剤から選ばれた少なくとも1
    種の有機薬剤を0.05〜1重量%の濃度で溶解させた溶液
    からなる抗菌防かび用コート剤。 0.004 ≦[H]/[Si]≦0.100 (1) 1.2 ≦[H2O]/[Si]≦10.0 (2) ただし、[H], [Si], [H2O]はそれぞれ、酸触媒、加水分
    解性有機シラン化合物、水のモル量である。
  2. 【請求項2】 前記シリカゾル溶液中に、クロルヘキシ
    ジンを含む少なくとも1種の抗菌剤と少なくとも1種の
    防かび剤とを溶解させた溶液からなる、請求項1記載の
    抗菌防かび用コート剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコート剤から基
    体上に形成された、乾燥膜厚0.05〜0.5 μmの抗菌防か
    び性皮膜。
JP15107096A 1996-06-12 1996-06-12 抗菌防かび用コート剤 Pending JPH101402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15107096A JPH101402A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 抗菌防かび用コート剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15107096A JPH101402A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 抗菌防かび用コート剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH101402A true JPH101402A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15510658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15107096A Pending JPH101402A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 抗菌防かび用コート剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH101402A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060123A1 (en) * 2007-11-05 2009-05-14 Millidyne Oy Antimicrobiological coating, coating solution and method for manufacturing and reforming the coating

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060123A1 (en) * 2007-11-05 2009-05-14 Millidyne Oy Antimicrobiological coating, coating solution and method for manufacturing and reforming the coating

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4847120A (en) Compositions and processes producing scratch resistant polysiloxane coatings
JP4296431B2 (ja) バイオフィルム阻害コーティングを有する支持体
KR19990082535A (ko) 기능성 도장품과 그 제조방법 및 용도
JPH0345095B2 (ja)
CN102046560A (zh) 石膏材料
JPH0733321B2 (ja) 抗菌性シリカゲルおよび抗菌性樹脂
WO1998041589A1 (en) Antifouling silicone emulsion coating composition, process for producing the same and antifouling article coated therewith
JPH045706B2 (ja)
JPWO2006129695A1 (ja) 有機シラン化合物とホウ素化合物からなる高分子
JPS6312106B2 (ja)
JPH0579271B2 (ja)
JP2846446B2 (ja) シリコーンプライマー組成物
JPH0686571B2 (ja) 抗菌・導電性組成物および抗菌・導電性樹脂組成物
JP3225859B2 (ja) シリコーン転写フィルム、及びその転写構成体
JPH04226545A (ja) シロキサン有機複合重合体物品及びその製法
JPH0786183B2 (ja) 被覆用塗料組成物
JPH02219885A (ja) プライマー組成物
JPH101402A (ja) 抗菌防かび用コート剤
JPH07126555A (ja) 抗菌性コーティング用組成物及びその使用方法
JP3320647B2 (ja) 珪素系塗料用抗菌剤、抗菌性珪素系塗料組成物、その塗膜、およびその塗膜で被覆された抗菌性基材
CN116783255B (zh) 亲水性涂覆组合物及其制备方法
JP2002302637A (ja) 親水性塗膜形成用組成物、それを用いる複合材料の製造方法及び複合材料
JPS62260868A (ja) 被覆組成物
JPS59179684A (ja) 防曇性組成物
JPS6112734A (ja) 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法