JPH10142736A - ポリエステル支持体、その製造方法及びそれを用いた写真感光フィルム - Google Patents

ポリエステル支持体、その製造方法及びそれを用いた写真感光フィルム

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JPH10142736A
JPH10142736A JP30516896A JP30516896A JPH10142736A JP H10142736 A JPH10142736 A JP H10142736A JP 30516896 A JP30516896 A JP 30516896A JP 30516896 A JP30516896 A JP 30516896A JP H10142736 A JPH10142736 A JP H10142736A
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polyester
layer
acid
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JP30516896A
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Manabu Higuchi
学 樋口
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面性に優れた、ハロゲン化銀写真感光フィ
ルムの製造方法、およびハロゲン化銀写真感光フィルム
材料の提供にある。更に詳しくは、フィルムのネジレカ
ールを防止したハロゲン化銀写真感光フィルムの製造方
法、およびハロゲン化銀写真感光フィルム材料を提供す
る。 【解決手段】 「配向角」が50度より高い又は−50
度より低いポリエステル支持体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面性に優れた、ハ
ロゲン化銀写真感光フィルムの製造方法、およびハロゲ
ン化銀写真感光フィルムに関するものである。更に詳し
くは、フィルムのネジレカールを防止したハロゲン化銀
写真感光フィルムの製造方法、およびハロゲン化銀写真
感光フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル支持体は、高い力学強度を
達成するために一般に縦方向、横方向に2軸以上延伸し
て製膜されることが多い。この延伸によってポリエステ
ル分子鎖の配向が現れ、延伸倍率により支持体の配向角
等の物性が変化する。また、延伸時、特に横延伸される
時、フィルムはチャックで両端をつかんで延伸されるた
め、端部に比べて中央部は、少し遅れて延伸され、この
差がフィルムの幅方向の変化(ボ−イング現象)となっ
て現れる。このようにフィルム延伸条件、フィルム幅方
向で物性が異なり、特に、生産性向上の為巾の広い支持
体にすると物性値の巾方向変化が大きくなりしやすくな
る。
【0003】ここで配向角とは、複屈折配向計によって
測定できる。この測定では、分子の平均的な配向方向が
測定でき、分子の配向主軸の情報が得られる。測定法
は、全周方向(360度)で複屈折配向計で測定し、そ
の最も大きくなる角度を配向角として表す。ここで、角
度0度をフィルム巾方向の向きとし、プラス側を時計ま
わりに、マイナス側を反時計周りの方向とする。90度
と−90度はフィルム縦方向に位置する。
【0004】2軸延伸したポリエステルフィルムを使用
する場合しばしこのボーイング現象によって製品の性能
上問題が発生する。特に写真用支持体として用いた場合
深刻な問題が発生する。写真用フィルムは少なくとも一
方の面に感光層が設けられ、該層の吸湿膨張係数がポリ
エステルベースより高く、低湿度下でフィルムにカール
が発生する。この時、配向角と直交する方向にカールが
発生しこのカールが斜め方向に向くとフィルムにねじれ
(ネジレカール)が発生する。これによりカメラ内、現
像処理機、プリンター機、その他周辺機器内でフィルム
の平面性がなくなり搬送トラブルを発生させる。特にア
ドバンストフォトシステムのような逆転送り出しを行う
システム、フィルムシート製品などで問題が発生しやす
い。しかしながら従来の技術では配向角を巾方向一定に
するようなつまりボーイング現象を抑える製膜条件を得
ることは難しく半ばあきらめられていた状態であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
平面性に優れた、ハロゲン化銀写真感光フィルムの製造
方法、およびハロゲン化銀写真感光フィルム材料の提供
にある。更に詳しくは、フィルムのネジレカールを防止
したハロゲン化銀写真感光フィルムの製造方法、および
ハロゲン化銀写真感光フィルム材料の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの課題は、「配向
角」が50度より高い又は−50度より低いポリエステ
ル支持体により達成された。
【0007】
【発明の実施の形態】製膜したポリエステルベースは目
的に応じて塗布、裁断される。写真用フィルムではポリ
エステル支持体上に感光層を設けて35mm巾、24m
m巾等必要な形態に裁断加工される。加工されたフィル
ムを低湿度下で吊り下げ放置しておくと感光層中の水分
が減り感光層の体積収縮が始まる。ポリエステル支持体
も若干体積収縮するがとの程度は2桁程度小さく、結果
としてフィルムがカールしはじめる。この時カールがフ
ィルム長手方向に発生するか、巾方向に発生する場合は
特に問題は発生しないが、時にフィルムがねじれてカー
ルすることがある。このフィルムをカメラ、現像処理
機、プリンター、周辺機器をとおすとフィルムの平面性
が保たれず走行不良、ピンぼけ等の問題が発生、ひどい
ときにはフィルムの折れ、切断トラブルも発生すること
もあり本トラブルは致命的な故障になりかねない。
【0008】ネジレカール現象解析、改良を検討した結
果、ポリエステル支持体の配向角が関与していることを
つきとめた。このような問題は特にポリエチレンナフタ
レ−ト(以下PENと略することがある)フィルムで特
に著しい。これはPET等に比べネッキングを発生しや
すく、延伸ムラを発生しやすいためである。さらに、6
0μm以上の厚手フィルム発生しやすい。これは厚いほ
ど延伸時の延伸ムラを発生しやすく、配向ムラが大きく
なり易いためである。更に鋭意検討した結果、今までは
配向角を下げる方向がネジレカール改良されると考えて
きたが、意外なことに配向角をある値以上に上げるとネ
ジレカールほとんど発生しなくなることを発見した。こ
れは配向角がある値以上になると斜め方向(配向角方
向)へのカールが不安定になり急激に0度の方向にカー
ル(トイ状カール)することが理由と解った。フィルム
にトイ状カールが発生するとフィルムはねじれなくなり
走行不良等がなくなる事が解った。またボーイング現象
で配向角が巾方向に多少変動してもネジレカール値は大
きく変わりにくく広幅製膜したベースに特に改良効果が
期待される。
【0009】一方、支持体の製膜巾を狭くすることは配
向角変化が小さく狙った配向角にあわせやすくなる。配
向角の変化が小さい場合は配向角低い値を狙いネジレカ
ール悪化させないことも可能だが、製膜巾が狭いと生産
性が低下する。つまり生産性が高くかつネジレカールし
難いフィルムは、支持体の配向角を50より高くまたは
−50度より低くすること、好ましくは60度以上また
は−60度以下、更に好ましくは70度以上または−7
0度以下の支持体を用いることで達成された。
【0010】次に本発明で用いるポリエステル支持体に
ついて述べる。本発明のポリエステル支持体は、力学特
性、耐熱性に優れる芳香族ポリエステルを用いることが
好ましい。ポリエステルは、一般にジオールとジカルボ
ン酸を必須成分として形成されるが、ここで言う芳香族
ポリエステルとは、ジカルボン酸の主成分が芳香族ジカ
ルボン酸からなるものであるが、必要に応じて脂肪族ジ
カルボン酸、脂環族ジカルボン酸と混用してもよい。こ
のようななかで好ましいジカルボン酸として、(2,6
−、1,5−、1,4−、2,7−)ナフタレンジカル
ボン酸(NDCA)、テレフタル酸(TPA)、イソフ
タル酸(IPA)、オルトフタル酸(OPA)、パラフ
ェニレンジカルボン酸(PPDC)およびそのエステル
形成体を挙げることができる。この中で、さらに2,6
−ナフタレンジカルボン酸(2,6−NDCA)および
そのエステル形成体が好ましい。しかし、3−スルフォ
イソフタル酸塩やスルフォナフタレンジカルボン酸塩の
ような親水性モノマ−を共重合させると、現像処理中に
吸水に起因する力学強度(特に曲げ弾性)の低下を引き
起こし好ましくない。
【0011】ジオールは、エチレングリコール(E
G)、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)、ネオ
ペンチルグリコール(NPG)、ビスフェノールA(B
PA)、ビフェノール(BP)が好ましく、さらにエチ
レングリコ−ルが好ましい。ポリエチレングリコ−ル、
ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ
−ル等のポリアルキレングリコ−ルは、現像処理中に吸
水に起因する力学強度(特に曲げ弾性)の低下を引き起
こし好ましくない。
【0012】ヒドロキシカルボン酸としてパラヒドロキ
シ安息香酸(PHBA)、6−ヒドロキシ−2−ナフタ
レンカルボン酸(HNCA)を用いてもよい。これら
の、ナフタレンジカルボン酸残基、エチレングリコ−ル
残基はいずれも、共重合体の形で存在してもよく、また
ポリマ−ブレンドの形で存在してもよい。実質的に線状
である範囲において、必要に応じて単官能または3以上
の多官能の水酸基含有化合物(例えばペンタエリスト−
ルやグリセリン)、あるいは酸含有化合物(例えばトリ
メリット酸)が共重合されていてもよい。本発明のポリ
エステルには、分子内に水酸基とカルボキシル基(ある
いはそのエステル)を同時に有するヒドロキシカルボン
酸(例えばヒドロキシ安息香酸のような芳香族オキシ
酸、ω−ヒドロキシカプロン酸)を共重合していてもよ
い。また、安息香酸、ナフタレンモノカルボン酸、メト
キシポリアルキレングリコ−ルのような1官能性化合物
によって、末端の水酸基を封鎖したものであってもよ
い。
【0013】これらのポリエステルは、ガラス転移温度
(Tg)が65℃以上、200℃以下のものが好まし
く、より好ましくは80℃以上、190℃以下、さらに
好ましくは100℃以上、180℃以下である。本発明
の写真感光フィルムが一般適に曝される最高温度は夏期
の店頭販売での温度に相当する65℃である。従って支
持体のTgはこの温度を上回っていることが必要であ
る。さらに希ではあるが、最も過酷な条件が、真夏の屋
外に駐車した自動車内に放置された場合で、80℃以上
の温度に達する。このため、支持体のTgは90℃以上
であることがより好ましい。一方汎用性を有しかつ透明
なTgが200℃を越えるポリエステルはまだ開発され
ていない。
【0014】このようなポリエステルを達成する上で好
ましいのが、ポリエチレンナフタレ−トを主成分とする
ものである。ナフタレンジカルボン酸を含有するポリエ
ステルは、その剛直な分子構造のために、Tgを高くし
やすい上に、ヤング率等の力学強度も上昇させやすいた
めである。このような「ポリエチレンナフタレ−トを主
成分とする」ポリエステルとは、全ジカルボン酸残基中
に含まれるナフタレンジカルボン酸の含率が50mol
%以上であることが好ましい。より好ましくは、70m
ol%以上、さらに好ましくは、90mol%以上であ
る。これは、共重合体であってもよく、ポチマ−ブレン
ドであってもよい。ポリマ−ブレンドの好ましい相手
は、相溶性の観点からポリエチレンテレフタレ−ト(P
ET)、ポリアリレ−ト(PAr)、ポリカ−ボネイト
(PC)、ポリシクロヘキサンジメタノ−ルテレフテレ
−ト(PCT)等を挙げることができる。最も好ましい
のは、ポリエチレンナフタレ−トホモポリマ−であり、
特に2,6−ポリエチレンナフタレ−トホモポリマ−が
好ましい。
【0015】これらのホモポリマーおよびコポリマー
は、従来公知のポリエステルの製造方法に従って合成で
きる。例えば酸成分をグリコール成分と直接エステル化
反応してもよく(直重法)、または酸成分としてジアル
キルエステル(例えばジメチルエステルやジエチルエス
テルが好ましい)を用いて、グリコール成分とエステル
交換反応をし、これを減圧下で加熱して余剰のグリコー
ル成分を除去してもよい(エステル交換法)。あるい
は、酸成分を酸ハライドとしておき、グリコールと反応
させてもよい。なかでも好ましいのはエステル交換法で
ある。これらの重合時、必要に応じて、エステル交換反
応触媒あるいは重合反応触媒を用いたり、耐熱安定化剤
(例えば亜リン酸、リン酸、トリメチルフォスフェ−
ト、トリエチルフォスフェ−ト、テトラエチルアンモニ
ウム)を添加してもよい。これらのポリエステル合成法
については、例えば、高分子実験学第5巻「重縮合と重
付加」(共立出版、1980年)第103頁〜第136
頁、“合成高分子V”(朝倉書店、1971年)第18
7頁〜第286頁の記載や特開平5−163337、同
3−179052、同2−3420、同1−27562
8、特開昭62−290722、同61−241316
等を参考に行うことができる。このようにして重合した
ポリマ−は、オルソクロロフェノ−ル溶媒中にて、35
℃で測定した極限粘度が0.40以上,0.9以下のも
のが好ましく、0.45〜0.70のものがさらに好ま
しい。
【0016】本発明に用いるポリエステルの好ましい具
体的化合物例を示すが、本発明がこれに限定されるもの
ではない。 ポリエステル ホモポリマ−例 HP−1:ポリエチレンナフタレ−ト(PEN) 〔2,6−ナフタレンジカルボン酸(NDCA)/エチレングリコー ル(EG)(100/100)〕(PEN) Tg=119℃ HP−2:ポリエチレンテレフタレ−ト(PET) {テレフタル酸(TPA)/エチレングリコ−ル(EG)(100/ 100)}(PET) Tg=69℃
【0017】 ポリエステル コポリマ−例(括弧内の数字はモル比を示す) CP−1:2,6−NDCA/TPA/EG(50/50/100) Tg= 92℃ CP−2:2,6−NDCA/TPA/EG(75/25/100) Tg=102℃ CP−3:2,6−NDCA/TPA/EG/BPA(50/50/75/ 25) Tg=112℃ CP−4:2,6−NDCA/EG/BPA(100/50/50) Tg=155℃ CP−5:2,6−NDCA/EG/BPA(100/25/75) Tg=155℃ CP−6:2,6−NDCA/EG/CHDM/BPA(100/25/25 /50) Tg=150℃ CP−7:2,6−NDCA/NPG/EG(100/70/30) Tg=145℃ CP−8:2,6−NDCA/EG/BP(100/20/80) Tg=130℃ CP−9:PHBA/EG/2,6−NDCA(200/100/100) Tg=150℃
【0018】 ポリエステル ポリマ−ブレンド例(括弧内の数字は重量比を示す) PB−1:PEN/PET(60/40) Tg= 95℃ PB−2:PEN/PET(80/20) Tg=104℃ PB−3:PAr/PEN(15/85) Tg=138℃ PB−4:PAr/PCT/PEN(10/10/80) Tg=135℃ PB−5:PAr/PC/PEN(10/10/80) Tg=140℃ PB−6:PEN/PET/PAr(50/25/25) Tg=108℃
【0019】これらのポリエステル中に経時安定性付与
の目的で紫外線吸収剤を添加しても良い。紫外線吸収剤
としては、可視領域に吸収を持たないものが望ましく、
かつその添加量はポリマーフィルムの重量に対して通常
0.5重量%ないし20重量%、好ましくは1重量%な
いし10重量%程度である。0.5重量%未満では紫外
線劣化を抑える効果を期待できない。紫外線吸収剤とし
ては2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ドデシルオキ
シ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,4,
4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンなど
のベンゾフェノン系、2(2′−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキ
シ3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′−ジ−t−ブチル
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベン
ゾトリアゾール系、サリチル酸フェニル、サリチル酸メ
チル等のサリチル酸系紫外線収剤が挙げられる。
【0020】また、芳香族系ポリエステルの屈折率は、
1.6〜1.7と高いのに対し、この上に塗設する感光
層の主成分であるゼラチンの屈折率は1.50〜1.5
5とこの値より小さいので、光がフィルムエッジから入
射した時、ベースと乳剤層の界面で反射していわゆるラ
イトパイピング現象(縁被り)を起こす。この様なライ
トパイピング現象を回避するため、フィルムに不活性無
機粒子等を含有させる方法ならびに染料を添加する方法
等が知られている。染料添加による方法はフィルムヘイ
ズを著しく増加させないので好ましい。フィルム染色に
使用する染料については、色調は感光材料の一般的な性
質上グレー染色が好ましく、ポリエステルフィルムの製
膜温度域での耐熱性に優れ、かつポリエステルとの相溶
性に優れたものが好ましい。染料としては、上記の観点
から三菱化成製のDiaresin、日本化薬製のKa
yaset等ポリエステル用として市販されている染料
を混合することにより目的を達成することが可能であ
る。特に耐熱安定性の観点から、特願平5−05080
6に記載の染料が好ましい。
【0021】本発明によるポリエステルフィルムは、用
途に応じて易滑性を付与することも可能であり、不活性
無機化合物の練り込み、あるいは界面活性剤の塗布等が
一般的手法として用いられる。このような不活性無機粒
子としてはSiO2 、TiO2 、BaSO4 、CaCO
3 、タルク、カオリン等が例示される。また、上記のポ
リエステル合成反応系に不活性な粒子を添加する外部粒
子系による易滑性付与以外にポリエステルの重合反応時
に添加する触媒等を析出させる内部粒子系による易滑性
付与方法も採用可能である。外部粒子系としてはポリエ
ステルフィルムと比較的近い屈折率をもつSiO2 、あ
るいは析出する粒子径を比較的小さくすることが可能な
内部粒子系を選択することが望ましい。更には、よりフ
ィルムの透明性を得るために機能付与した層を積層する
方法も好ましい。この手段としては具体的には複数の押
し出し機ならびにフィードブロック、あるいはマルチマ
ニフォールドダイによる共押出し法が例示される。
【0022】次に、本発明に用いられる支持体の表面処
理について示す。本発明のポリエステル誘導体からなる
支持体上に写真層(例えば感光性ハロゲン化銀乳剤層、
中間層、フィルター層、導電性層、など)を強固に接着
させるためには薬品処理、機械的処理、コロナ処理、火
焔処理、紫外線処理、高周波処理、グロー処理、活性プ
ラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸化処
理、などの表面活性化処理をした後、直接写真層を塗布
する手法、あるいは一旦これらの表面処理をした後、下
塗り層を設けこの上に写真乳剤層を塗布する方法が有効
である(例えば米国特許第2,698,241号、同
2,764,520号、同2,864,755号、同
3,462,335号、同3,475,193号、同
3,143,421号、同3,501,301号、同
3,460,944号、同3,674,531号、英国
特許第788,365号、同804,005号、同89
1,469号、特公昭48−43122号、同51−4
46号等)。支持体の表面処理としては、上記の中でも
コロナ処理、紫外線処理、グロー処理、火焔処理が特に
効果があるり、このなかでも特にグロ−処理が有効であ
る。これらについては「発明協会公開技法 公技番号9
4−6023号」に記載の方法に従って実施することが
できる。
【0023】本発明の支持体には、帯電防止層を付与す
ることが好ましい。このような帯電防止剤は特に制限さ
れず、導電性の帯電防止剤でも良いし、帯電列調整作用
を有する化合物でも良い。導電性帯電防止剤としては、
金属酸化物やイオン性化合物などを挙げることができ、
本発明で好ましく用いられる導電性の帯電防止剤は、現
像処理後も帯電防止性が失活しない導電性金属酸化物及
びその誘導体,導電性金属,炭素繊維,π共役系高分子
(ポリアリーレンビニレン等)などであり、この中でも
特に好ましく用いられる導電性材料は結晶性の金属酸化
物粒子である。この導電性金属酸化物粒子の最も好まし
い物は、ZnO、TiO2 、SnO2、Al23 、In
23 、SiO2 、MgO、BaO、MoO3 、V25
の中から選ばれた少なくとも1種の結晶性の金属酸化物
或いはこれらの複合酸化物の微粒子である。この中で特
に好ましい物は、SnO2 を主成分とし酸化アンチモン
約5〜20%含有させ及び/又はさらに他成分(例えば
酸化珪素、ホウ素、リンなど)を含有させた導電性材料
である。これらの導電性の結晶性酸化物、或いはその複
合酸化物の微粒子はその体積抵抗率が107Ωcm以
下、よりこのましくは106Ω以下、さらに好ましくは
105Ωcm以下である。これらの導電性素材および塗
設方法の詳細はは「発明協会公開技法 公技番号94−
6023号」に記載されており、これに従って実施する
ことができる。
【0024】次に表面処理した支持体と感光層の間に設
ける下塗り層について述べる。下塗り層としては、第1
層として支持体によく接着する層(以下、下塗り第1層
と略す)を設け、その上に第2層として下塗り第1層と
写真層をよく接着する層(以下、下塗り第2層と略す)
を塗布するいわゆる重層法と、支持体と写真層をよく接
着する層を一層のみ塗布する単層法とがある。重層法に
おける下塗り第1層では、例えば、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、ブタジエン、酢酸ビニル、スチレン、アクリ
ロニトリル、メタクリル酸エステル、メタクリル酸、ア
クリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸等の中から選ば
れた単量体を出発原料とする共重合体、エポキシ樹脂、
ゼラチン、ニトロセルロース、ポリ酢酸ビニルなどが用
いられる。下塗り第2層では、主としてゼラチンが用い
られる。
【0025】単層法においては、多くは支持体を膨潤さ
せ、下塗りポリマーと界面混合させる事によって良好な
接着性を得る方法が多く用いられる。この下塗りポリマ
ーとしては、ゼラチン、ゼラチン誘導体、ガゼイン、寒
天、アルギン酸ソーダ、でんぷん、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリル酸共重合体、無水マレイン酸共重合体
などの水溶性ポリマー、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロースエステル、
塩化ビニル含有共重合体、塩化ビニリデン含有共重合
体、アクリル酸エステル含有共重合体、酢酸ビニル含有
共重合体、酢酸ビニル含有共重合体等のラテックスポリ
マー、などが用いられる。これらのうち好ましいのはゼ
ラチンである。ゼラチンとしては、いわゆる石灰処理ゼ
ラチン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼラチン
誘導体及び変性ゼラチン等当業界で一般に用いられてい
るものはいずれも用いることができる。これらのゼラチ
ンのうち、最も好ましく用いられるのは石灰処理ゼラチ
ン、酸処理ゼラチンである。
【0026】上記の下塗りポリマーは、硬化することが
できる。硬膜剤としては例えば、クロム塩(クロム明ば
んなど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グルター
ルアルデヒドなど)、エポキシ化合物類、イソシアネー
ト類、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロロ−6−ヒ
ドロキシ−s−トリアジンなど)、エピクロルヒドリン
樹脂、ポリアマイド−エピクロルヒドリン樹脂、シアヌ
ルクロリド系化合物)、ビニルスルホンあるいはスルホ
ニル系化合物、カルバモイルアンモニウム塩系化合物、
アミジニウム塩系化合物、カルボジイミド系化合物、ピ
リジニウム塩系化合物などを挙げることができる。
【0027】本発明の下塗り層には、必要に応じて各種
の添加剤を含有させることができる。例えば界面活性
剤、帯電防止剤、アンチハレーション剤着色用染料、顔
料、塗布助剤、カブレ防止剤等である。また、本発明の
下塗り層には画像の透明性や粒状性を実質的に損なわな
い程度に無機または、有機の微粒子をマット剤として含
有させることができる。無機の微粒子のマット剤として
はシリカ(SiO2),二酸化チタン(TiO2 ),炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどを使用することが
できる。有機の微粒子マット剤としては、ポリメチルメ
タクリレ−ト、セルロ−スアセテ−トプロピオネ−ト、
ポリスチレン、米国特許第4、142、894号に記載
されている処理液可溶性のもの、米国特許第4、39
6、706号に記載されているポリマ−などを用いるこ
とができる。これらの微粒子マット剤の平均粒径は0.
01〜10μmのものが好ましい。より好ましくは、
0.05〜5μmである。また、その含有量は0.5〜
600mg/m2 が好ましく、更に好ましくは、1〜4
00mg/m2 である。本発明に使用される支持体を膨
潤させる化合物として、レゾルシン、クロルレゾルシ
ン、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾー
ル、フェノール、o−クロルフェノール、p−クロルフ
ェノール、ジクロルフェノール、トリクロルフェノー
ル、モノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリフルオロ酢
酸、抱水クロラール等が用いられる。この中で好ましい
のはレゾルシンとp−クロルフェノールである。これら
の下塗り素材の詳細はは「発明協会公開技法 公技番号
94−6023号」に記載されており、これに従って実
施することができる。
【0028】これらの下塗り液は、一般によく知られた
塗布方法、例えばディップコート法、エアーナイフコー
ト法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤー
バーコート法、グラビアコート法、或いは米国特許第
2,681,294号明細書に記載のホッパーを使用す
るエクストルージョンコート法等により塗布することが
できる。また必要に応じて、米国特許第2,761,7
91号、3,508,947号、2,941,898
号、及び3,526,528号明細書、原崎勇次著「コ
ーティング工学」253頁(1973年朝倉書店発行)
等に記載された方法により2層以上の層を同時に塗布す
ることができる。このような下塗り層の塗設は本発明の
熱処理後に実施するのが好ましい。これらの下塗り層
は、接着性を付与するための層であるため、粘着性を有
するものが多く、その結果ブロッキングを発生しやすく
好ましくない。
【0029】また、本発明においては感光性ハロゲン化
銀乳剤層を両面に有する感材、片面だけの感材のどちら
でもよい。片面に乳剤層を有する場合、本支持体の反対
側にバック層を付与することが好ましく用いられる。こ
のバック層には、種々の機能を発現させるために数層の
構成層を有するのが一般である。それらは、例えば密着
層、帯電防止層、耐傷性付与層、滑り層、耐くっつき防
止層、カ−ル防止層などを挙げることができる。さら
に、US3,782,947号やUS4,279,94
5号に記載されているような透明磁気記録層を塗設して
もよい。これらの層の構成順や、その厚さも特に限定さ
れなく、場合により同一機能層を2層以上にしてもよ
い。また、各層の厚さは、好ましくは、0.0001μ
m〜10μmであり、0.001μm〜5μmがより好
ましい。全層の厚さは、0.001〜10μmが好まし
い。バック側の構成層は、それぞれの機能を有する素材
のみからなってもよいが、一般にはバインダ−と共に用
いられる。このバインダ−は、疎水性のポリマ−でもよ
く、また下引き層に用いるような親水性のポリマ−であ
ってもよく、あるいはラテックスのように架橋されてい
てもよい。バック層の機能の一つに帯電防止層がある
が、これは上述した方法により設けることができる。
【0030】また、滑り層を付与する場合、用いられる
滑り剤としては、例えば、特公昭53−292号公報に
開示されているようなポリオルガノシロキサン、米国特
許第4、275、146号明細書に開示されているよう
な高級脂肪酸アミド、特公昭58−33541号公報、
英国特許第927、446号明細書或いは特開昭55−
126238号及び同58−90633号公報に開示さ
れているような高級脂肪酸エステル(炭素数10〜24
の脂肪酸と炭素数10〜24のアルコールのエステ
ル)、そして、米国特許第3、933、516号明細書
に開示されているような高級脂肪酸金属塩、また、特開
昭58−50534に開示されているような、直鎖高級
脂肪酸と直鎖高級アルコールのエステル、世界公開90
108115.8に開示されているような分岐アルキル
基を含む高級脂肪酸−高級アルコールエステル等が知ら
れている。
【0031】このうちポリオルガノシロキサンとして
は、一般的に知られている、ポリジメチルシロキサンポ
リジエチルシロキサン等のポリアルキルシロキサン、ポ
リジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサ
ン等のポリアリールシロキサンのほかに、特公昭53−
292,特公昭55−49294、特開昭60−140
341等に示されるような、C5 以上のアルキル基を持
つオルガノポリシロキサン、側鎖にポリオキシアルキレ
ン基を有するアルキルポリシロキサン、側鎖にアルコキ
シ、ヒドロキシ、水素、カルボキシル、アミノ、メルカ
プト基を有するようなオルガノポリシロキサン等の変性
ポリシロキサンを用いることもできる。また、シロキサ
ンユニットを有するブロックコポリマーや、特開昭60
−191240に示されるようなシロキサンユニットを
側鎖に持つグラフトコポリマーを用いることもできる。
高級脂肪酸及びその誘導体、高級アルコール及びその誘
導体としては、高級脂肪酸、高級脂肪酸の金属塩、高級
脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸の多価
アルコールエステル等、また、高級脂肪族アルコール、
高級脂肪族アルコールのモノアルキルフォスファイト、
ジアルキルフォスファイト、トリアルキルフォスファイ
ト、モノアルキルフォスフェート、ジアルキルフォスフ
ェート、トリアルキルフォスフェート、高級脂肪族のア
ルキルスルフォン酸、そのアミドこれらの滑り層を構成
する素材の詳細はは「発明協会公開技法 公技番号94
−6023号」に記載されており、これに従って実施す
ることができる。
【0032】これらの滑り剤の使用量は特に限定されな
いが、その含有量は十分な滑り、耐傷性を発現するため
には0.001〜0.1g/m2 が好ましく、より好ま
しくは0.005〜0.05g/m2 である。これらの
滑り剤は疎水性が高いため溶剤にたいして溶解性が悪い
ものが多い。そのためトルエンやキシレン等の非極性の
有機溶剤中に溶解する方法または塗布液中に分散する方
法があるが非極性有機溶剤は取扱い難いため分散する方
法が好ましい。滑り剤を分散する方法としては、一般的
に知られている乳化、分散法を利用する事が出来る。具
体的には、有機溶剤に溶解しておいて水中で乳化する方
法、滑り剤を高温で溶融して水中で乳化する方法、ボー
ルミル、サンドグラインダーによる固体分散法等であ
る。このような乳化分散法については、刈米、小石、日
高編集、「乳化・分散技術応用ハンドブック」(サイエ
ンスフォーラム版)等の成書に記載されている。
【0033】更に、本発明のハロゲン化銀写真感光材料
には、各種の情報を記録するために特開平6−0593
57に記載されているような磁気記録層を有していても
よい。磁気記録層は支持体層のバック面に用いるのが好
ましく、塗布または印刷によって設けることができる。
又、各種の情報を記録するために光学的に記録するスペ
ースを感光材料に与えてもよい。
【0034】こようにして下塗り層、バック層を塗設し
た支持体上にハロゲン化銀感光層を塗設する。ハロゲン
化銀乳剤層としてはカラー用黒白用何れでもよく、「発
明協会公開技法 公技番号94−6023号」に記載さ
れているような感光層を塗設するとよい。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 (1)支持体の作成 PENの固形分に対して、特願平5−316676号記
載の染料、化合物I−6と化合物I−24をそれぞれ5
4ppm、平均粒径0.3μmの球状シリカ粒子を0.
1%添加した、ポリエチレン−2,6−ナフタレ−トを
常法に従ってエステル交換法で重合した。この固有粘度
は0.62であった。このペレットを170℃で4時間
乾燥した後、300℃で溶融後T型ダイから押し出した
あと急冷し、未延伸フィルムを作製した。これを縦方
向、横方向に逐次二軸延伸し、その後熱固定を行った。
このようにして、表1に示した幅の支持体を得た。この
厚みは0.6m巾のものは75μm、それ以外は90μ
m、であった。製膜幅は、表1に示したがこれは横延伸
時チャックで押さえた部分を切り取った後の値である。
【0036】(2)支持体の表面処理 下記条件でグロ−表面処理を実施した。断面が直径2c
mの円柱状の長さ120cmの棒状電極を10cm間隔
に4本絶縁板上に固定した。この電極板を真空タンク内
に固定し、この電極面から15cm離れ、電極面に正対
するように、この支持体を2秒間の表面処理が行われる
ように走行させた。フィルムが電極を通過する直前に、
フィルムが直径50cmの温度コントローラー付き加熱
ロールに3/4周接触するように加熱ロールを配置し、
さらに加熱ロールと電極ゾーンの間のフィルム面に熱電
対温度計を接触させることによりフィルム面温度を各フ
ィルムのTg−5℃にコントロールした。真空槽内の圧
力は0.2Torr、雰囲気気体中のH2O分圧は75
%で行った。放電周波数は30KHz、各水準の処理強
度は表1に示す条件で行った。真空グロー放電電極は特
願平5−147864記載の方法に従った。放電処理後
の支持体が巻き取られる前に表面温度が30℃になるよ
うに、直径50cmの温度コントローラー付き冷却ロー
ルに接触させ巻き取った。
【0037】(3)バック第1層(導電層)の塗設 塩化第2スズ水和物230重量部と三塩化アンチモン2
3重量部をエタノール3000重量部に溶解し均一溶液
を得た。この溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液を前記
溶液がpH3になるまで滴下し、コロイド状酸化第2スズ
と酸化アンチモンの共沈澱物を得た。得られた共沈澱を
50℃に24時間放置し、赤褐色のコロイド状沈澱を得
た。赤褐色コロイド状沈澱を遠心分離により分離した。
過剰なイオンを除くため沈澱に水を加え遠心分離によっ
て水洗した。この操作を3回繰り返し過剰イオンを除去
した。過剰イオンを除去したコロイド状沈澱200重量
部を水1500重量部に再分散し、500℃に加熱した
焼成炉に噴霧し、青みがかった平均粒径0.005μm
の酸化第二スズ一酸化アンチモン複合物の微粒子を得
た。この微粒子粉末の抵抗率は25Ω・cmであった。上
記微粉末40重量部と水60重量部の混合液をpH7.0
に調製し、撹はん機で粗分散の後横型サンドミル(ダイ
ノミル、Willy A. Backfen AG製)で滞留時間が30
分になるまで分散して、一次粒子が一部凝集して2次凝
集体として0.05μmになる分散液を調製した。
【0038】下記処方の液を乾燥膜厚が0.3μmにな
るように塗布し、110℃で30秒間乾燥した。 ・上記導電性微粒子分散液(SnO2/Sb22 、0.15μm) 100重量部 ・ゼラチン(Ca++を100ppm含有した石灰処理ゼラチン) 10重量部 ・水 270重量部 ・メタノール 600重量部 ・レゾルシン 20重量部 ・ノニオン性界面活性剤(特公平3−27099号に記載 のノニオン性界面活性剤 I−13) 0.1重量部
【0039】(4)支持体の熱処理 TAC以外の支持体に対して、表面処理、バック第1層
の塗設終了後、各支持体のガラス転移温度(Tg)より
5℃低く設定した温度のゾ−ンを通過させ支持体を昇温
した。これをTg−5℃に保持した巻取り室で巻取った
後、Tg−5℃に設定した恒温槽にいれ、48時間熱処
理を行った。なお、巻芯への巻き付けは全てバック層塗
布面を内巻にして実施した。このときの条件を以下に示
す。
【0040】(5)下塗り層(乳剤層側)の塗設 BTA処理の終わった支持体に、下記組成の下塗り液を
ワイヤーバーを用いて10ml/m2 塗布し、115℃
で2分間乾燥後卷き取った。 ・ゼラチン 10.0重量部 ・水 24.0重量部 ・メタノール 961.0重量部 ・サリチル酸 3.0重量部 ・特開昭51−3619号記載の 合成例1:ポリアマイド−エピクロルヒドリン樹脂 0.5重量部 ・ノニオン性界面活性剤(特公平3−27099号に記載の ノニオン性界面活性剤:I−13)0.1重量部
【0041】(6)バック第2層の塗設 表面処理、下塗り層、バック第1層(導電層)、の塗設
後に、下記処方の液を乾燥膜厚が1.2μmになるよう
に塗布した。乾燥はTg−5℃で行った。 ・ジアセチルセルロース 100重量部 ・トリメチロールプロパン−3−トルエンジイソシアネート 25重量部 ・メチルエチルケトン 1050重量部 ・シクロヘキサノン 1050重量部
【0042】(7)バック第3層(滑り層)の塗設 (7-1) 滑り層第1液の調製 下記の1液を90℃加温容解し、2液に添加後、高圧ホ
モジナイザーで分散し滑り分散原液とした。 1液 ・滑り剤:C613CH(OH)(CH2 10COOC4061 0.7 g ・滑り剤:n-C1735COOC4081-n 1.1 g ・キシレン 2.5 g (7-2) 滑り層第2液の調製 上記滑り層第1液に下記のバインダー、溶剤を加え塗布
液とした。 ・プロピレングリコールモノメチルエーテル 34.0 g ・ジアセチルセルロース 3.0 g ・アセトン 600.0 g ・シクロヘキサノン 350.0 g (7-3) 滑り層の塗設 上記塗布液を10cc/m2 の塗布量でバック層最上層
にワイヤーバーを用いてコートした。
【0043】(8)感光材料の調整 全ての支持体上に、特開平7−191430の実施例1
に記載の感光材料を塗布した。
【0044】(9)配向角 製膜後、あるいはスリット後、感光層塗布後は感光層を
脱膜してネジレカール測定するフィルムスリット位置に
相当した部分よりサンプリングする。これを「自動複屈
折計」(新王子製紙(株)製 KOBURA−21DH
型)を用い、測定波長:590nmで360度にわたっ
て360点測定し、配向角(光学主軸の傾き:Incline
)を求める。
【0045】(10)ネジレカール測定 感光材料塗布後のフィルムを24mm巾*1.5mに裁
断しネジレカール用サンプルを作成した。スリットは片
端部より1番から順に番号をつけた。ネジレカールはフ
ィルムを垂直につるし、上端部を固定し、下端部に6g
の重りを付け、20℃25%雰囲気下で放置した。4時
間以上放置後、フィルム下端部のネジレ角度を測定しネ
ジレカール値とした。0度が最もよくプラス、マイナス
ともに数字の大きくなる方が悪い。結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】(10)結果 本発明を実施し、配向角50度より高くまたは−50度
より低くすることで走行不良の発生しない100度以下
に下げることが出来た。また、特に配向角70度以上、
−70度以下にすると顕著にネジレカール低減すること
が出来た。
【0048】
【発明の効果】「配向角」が50度より高い又は−50
度より低いポリエステル支持体によってフィルムのネジ
レカールを防止したハロゲン化銀写真感光フィルムの製
造方法、およびハロゲン化銀写真感光フィルム材料を提
供することが出来た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 「配向角」が50度より高い又は−50
    度より低いポリエステル支持体。
  2. 【請求項2】 該ポリエステル支持体がポリエチレン−
    2,6−ナフタレ−トを主成分とすることを特徴とす
    る、請求項1に記載の写真用支持体。
  3. 【請求項3】 該ポリエステル支持体がポリエチレン−
    2,6−ナフタレ−トフィルムであることを特徴とす
    る、請求項1、2に記載の写真感光フィルムの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3に記載のポリエステル
    支持体の少なくとも片面に、にハロゲン化銀写真感光層
    を少なくとも1層設けたことを特徴とするハロゲン化銀
    写真感光フィルム。
JP30516896A 1996-11-15 1996-11-15 ポリエステル支持体、その製造方法及びそれを用いた写真感光フィルム Pending JPH10142736A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100451828C (zh) * 2000-11-20 2009-01-14 富士胶片株式会社 卤化银彩色照相感光材料及形成彩色影像的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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