JPH10142954A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10142954A
JPH10142954A JP8302753A JP30275396A JPH10142954A JP H10142954 A JPH10142954 A JP H10142954A JP 8302753 A JP8302753 A JP 8302753A JP 30275396 A JP30275396 A JP 30275396A JP H10142954 A JPH10142954 A JP H10142954A
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capacitance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙及びトナーの状態によらず、安定した
画像を形成する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、電子写真方式
を採用する画像形成装置において、感光体上にトナー像
を形成する現像手段と、転写フィルムに転写電荷を付与
する部材と感光体間の静電容量を検出する測定手段と、
所定のタイミングで測定手段により検出された静電容量
の値に基づいて、転写条件を制御する制御手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用する複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用する複写機等の画像
形成装置では、同一の画像データに対して一定の濃度の
画像が記録紙上に再現されることが望まれる。この要望
に対して、安定した濃度の画像を記録紙上に再現するた
め、コピーの実行前、又は、所定のモードが設定された
場合に、感光体上に基準トナー像を形成し、形成したト
ナー像の記録紙上への転写効率を検出し、検出した結果
に基づいて、現像条件または転写条件を制御するものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置は、トナーが劣化した場合、また紙が吸湿し
予想以上に抵抗値が下がった場合などには、適切な制御
が行われず、転写効率が低下する問題があった。例え
ば、記録紙が吸湿した場合には、その抵抗値が低下す
る。このため、トナーが適切に帯電されていても、転写
部においてトナーの逆帯電が生じ、感光体ドラム上に残
留するトナーが増加し、結果として転写効率が低下す
る。また、トナーが劣化している場合には、現像後、転
写前におけるトナーの帯電量が低下する。この結果、転
写部においてトナーの逆帯電が生じ、感光体ドラム上に
残留するトナーが増加して、結果として転写効率が低下
してしまう。
【0004】本発明の目的は、記録紙やトナーの状態に
よらず、安定した転写を行う画像形成装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、電子写真方式を採用する画像形成装置において、感
光体上にトナー像を形成する現像手段と、転写フィルム
に転写電荷を付与する部材と感光体間の静電容量を検出
する測定手段と、所定のタイミングで測定手段により検
出された静電容量の値に基づいて、転写条件を制御する
制御手段とを備える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
の画像形成装置の実施形態の複写機について順に説明す
る。 (1)実施形態 図1は、実施形態におけるディジタルフルカラー複写機
の断面図である。本複写機は、原稿の画像を読み取るイ
メージリーダ部100と、読み取った原稿の画像データ
に基づいて、記録紙上に画像を形成するプリンタ部20
0とに大きく分けられる。イメージリーダ部100にお
いて、原稿台ガラス1上に載置された原稿は、スキャナ
2の備えるランプ3により照射される。原稿面からの反
射光は、ミラー4,5,6、及び、結像レンズ7を介し
てCCDラインセンサ8において結像する。スキャナ2
は、スキャナモータ10により矢印方向(副走査方向)
に設定倍率に応じた速度Vで移動する。これにより、原
稿台ガラス1上に載置された原稿が全面にわたって走査
される。また、ミラー5及び6は、スキャナ2の移動に
伴い、速度V/2で同じく矢印方向(副走査方向)に移
動する。CCDラインセンサ8により得られるR,G,
Bの多値電気信号は、読取信号処理部9において8ビッ
トの階調データに変換された後に、プリンタ部200に
出力される。なお、イメージリーダ部100の上部には
コピー枚数の設定及びコピーの実行を行う操作パネル5
0が設けられている。操作パネル50には、転写出力の
調整処理の実行キーが設けられている(図示せず)。転
写出力の調整処理の実行キーが押下された場合には、後
に説明する手順で転写出力の調整処理が実行される。プ
リンタ部200において、プリントヘッド部20は、読
取信号処理部9より入力される階調データに基づいて、
レーザダイオード駆動信号を生成し、この駆動信号によ
り半導体レーザを発光させる。プリントヘッド部20よ
り射出されるレーザビームは、ミラー21及び22を介
して感光体ドラム23の表面を露光走査する。感光体ド
ラム23の表面は、1複写毎に露光を受ける前にイレー
サランプ24で照射され、帯電チャージャ25で一様に
帯電されている。この状態で露光を受けると、感光体ド
ラム23上に原稿の静電潜像が形成される。シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックのトナー現像器27〜30
のうち、まず、シアンのトナー現像器27が選択され、
感光体ドラム23上の静電潜像を現像する。給紙カセッ
ト31〜33より適当な記録紙がタイミングローラ対3
4まで搬送される。タイミングローラ対34は、感光体
ドラム23上に現像されたトナー像の先端と、記録紙の
先端とが一致するタイミングで記録紙を転写ドラム40
へ搬送する。搬送された記録紙は、吸着チャージャ35
及び吸着ローラ37により転写ドラム40に静電吸着さ
れる。押圧部材36は、記録紙を転写ドラム40に密着
させ、より強く吸着させるために、転写ドラム40を吸
着ローラ37方向に押さえる。感光体ドラム23上に現
像されたシアンのトナー像は、転写フィルムを介して金
属からなる転写ローラ38に所定の電圧が印加されるこ
とで、転写ドラム40上に巻き付けられた記録紙に転写
される。押圧部材39は、記録紙と感光体ドラム23と
の密着度を高め、転写性を高めるために、転写ドラム4
0を感光体ドラム23方向に押さえる。トナー像の転写
後に感光体ドラム23上に残留するトナーは、クリーナ
26により除去される。シアンに続いて、マゼンタ、イ
エロー、ブラックのトナー現像器が順に選択され、感光
体ドラム23の帯電、露光、及び、トナー現像が行われ
る。感光体ドラム23上に現像された各色のトナー像
は、上記転写ドラム40上に巻き付けられた記録紙上に
順に重ねて転写される。4色分のトナー像が転写された
記録紙は、転写ドラム40の表面が分離除電チャージャ
41により除電された後、押し上げ部材42により押し
上げられ、押し上げられた記録紙の先端が分離爪43に
引っかかることで、転写ドラム40の表面より分離す
る。転写ドラム40より分離した記録紙は、定着装置4
4を通って加熱定着された後にトレイ45に排出され
る。
【0007】紙の抵抗値とトナー帯電量は、感光体ドラ
ム23上に可視像化されたトナー像を記録紙上に転写す
る際の転写効率に影響する。以下に、記録紙及びトナー
帯電量の特性について説明する。記録紙が周辺の環境に
より吸湿したり、乾燥したりすると、その電気特性が変
化する。図2は、記録紙の体積抵抗値(Ω・cm)と絶
対湿度(g/m3)との関係を示すグラフである。この
グラフより解るように、絶対湿度が高くなるにつれて、
記録紙の体積抵抗値は低くなる。また、図3は、紙の比
誘電率εと、絶対湿度(g/m3)との関係を示すグラ
フである。このグラフより解るように、絶対湿度が高く
なり紙の体積抵抗値が低下するのに伴い、紙の比誘電率
εは増加する。また、記録紙に転写される前のトナー帯
電量も、湿度により変化する。図4は、転写前における
トナー帯電量(μc/g)と、絶対湿度(g/m3)と
の関係を示すグラフである。グラフより解るように、絶
対湿度が高くなるにつれて、転写前におけるトナー帯電
量は低い値になる。図5は、3つの環境下において、そ
れぞれ装置を7〜8時間放置して環境になじませた後、
転写出力を変化させて画像を出力させた場合のトナー濃
度の推移を表すグラフである。実線で表すグラフは、温
度23℃、湿度50%RHの環境下における特性曲線を
示す。転写出力がL1の範囲内にある時に、転写効率は
最良となり、記録紙上のトナー濃度が最大となる。トナ
ー濃度は、転写出力が約400μAを越えたあたりから
徐々に低下する。点線で表すグラフは、温度18℃、湿
度20%RHの環境下における特性曲線を示す。湿度5
0%RHの場合に比べて、転写出力の増加に伴うトナー
濃度の増加率は低く、転写効率が最良、即ち、トナー濃
度が最大になる転写出力の値は大きくなる。記録紙上の
トナー濃度は、転写出力がL2の範囲内において最大と
なる。トナー濃度は、転写出力が550μAを越えたあ
たりから湿度50%RHの場合よりも緩やかに低下す
る。一点鎖線で表すグラフは、温度28℃、湿度80%
RHの環境下における特性曲線を示す。グラフより理解
されるように、湿度50%RHの場合に比べて、転写出
力の増加に伴うトナー濃度の増加率は高く、トナー濃度
は急激に増加する。トナー濃度は、転写出力が100〜
200μAの範囲内において最大となり、転写出力が2
00μAを越えたあたりから湿度50%RHの場合より
も急激に低下する。以上の3つのグラフより理解される
ように、湿度が高い場合には、転写出力の増加に伴うト
ナー濃度の増加率は高くなり、最大濃度に達した後の低
下率も高くなる。また、湿度が低い場合には、転写出力
の増加に伴うトナー濃度の増加率は低くなり、最大濃度
に達した後の低下率も低くなる。また、最大のトナー濃
度を得ることのできる転写出力の範囲は、湿度が低い方
が広くなる。引き続き図5を参照しつつ、高湿時の適正
転写出力領域の説明を行う。図5に示したように、例え
ば80%RH等、湿時の高い場合には、紙上でトナー濃
度が最大となる転写出力の範囲が湿度の低い場合に比べ
て非常に狭くなる。これは、特に高出力側でトナー濃度
の低下し始めるタイミングが早いからである。この高出
力側でのトナー濃度の低下は、図4に示したように、高
湿な環境下においてトナー帯電量が低下し、転写ローラ
38が転写フィルムを介して印加する電圧によりトナー
が逆極性に帯電した結果、記録紙上に転写されずに感光
体ドラム23上に残留することが大きな原因である。こ
のトナーの逆帯電は、トナー帯電量をある程度高くする
ことで防止することができる。また、図2に示すよう
に、記録紙の抵抗値も湿度の上昇に伴い低下するが、こ
の抵抗値が十分に高い場合には、転写出力を低く抑え、
トナーの逆帯電を抑制することができる。
【0008】図6は、実施形態における複写機の感光体
ドラム23及び転写ドラム40周辺の詳細な構成を示す
図である。図1と同じ構成物には同じ参照番号を付し、
ここでの重複した説明は省く。中央演算処理装置(以
下、CPUという)14に接続されるROM16には、
以下に説明する各制御テーブルのデータが格納されてお
り、RAM13には、制御処理実行時に必要なデータが
一時的に格納される。転写ローラ38には、所定の電圧
を印加するHV電源212が接続されている。また、転
写部直前の位置には、転写直前のトナー帯電量を引き上
げる転写前チャージャ130が設けられている。転写前
チャージャ130に流れるチャージワイヤー電流は30
0μAに固定されており、必要に応じてそのグリッド電
圧がHV電源131により制御される。通常のコピー実
行時、CPU14は、環境センサ15によりプリンタ部
200の絶対湿度(%RH)を検出し、その結果に基づ
き転写ローラ38への印加電圧を変化させ転写効率を一
定に保つ。以下に示す表1は、検出された絶対湿度に対
応する印加電圧を特定する制御テーブルである。この制
御テーブルは、フルカラー画像を形成する際に用いるテ
ーブルであり、各種の制御データと共に、ROM16に
格納されている。表示するように、転写出力は実験デー
タを基に絶対湿度が低くなるほど高くなるように設定さ
れている。それぞれの湿度区分における転写出力は1色
目より2色目、2色目より3色目というように順に高く
なるように設定されている。これは前色の出力による転
写フィルムのチャージアップの影響を考慮したものであ
る。
【表1】
【0009】操作パネル50上に設ける転写出力調整処
理の実行キーが押下された場合、CPU14は、転写部
に流れる電流値より記録紙及びトナーの静電容量を求
め、求めた値より転写前トナーの帯電量が低下している
か否か、及び、記録紙の抵抗値が下がっているか否かを
判定する。判定の結果、転写前トナーの帯電量が適正値
以下の場合には、転写前チャージャ130のグリッド電
圧を引き上げて、転写前トナーの帯電量を引き上げる。
また、記録紙の静電容量及び抵抗値が適正値外である場
合には、転写ローラ38に印加する電圧を所定量だけ引き
下げる。これにより、転写部で逆帯電して感光体上に残
留するトナーを減少する。図7は、操作パネル50上に
設ける転写出力調整処理の実行キーが押下された場合
に、CPU14の実行する処理のフローチャートであ
る。以下、このフローチャートの流れに従い、関連する
図面を参照しつつ処理の内容について詳しく説明する。
まず、所定のレーザ露光量、グリッド電圧、現像バイア
スにより、転写ドラム40に搬送されてくる記録紙の後
半の位置に対応する感光体ドラム23上の位置に、基準
トナーパターンを形成する(ステップS1)。転写ロー
ラ38は、転写ドラムに巻き付けられている記録紙の先
端が転写部に達する直前から所定値の電圧を印加し始
め、記録紙の終端が転写部を通過した後に、電圧の印加
を停止する。図8の(a)は、記録紙502が転写部に
まだ達していない時、即ち、転写ローラ38と感光体ド
ラム23との間に転写フィルム503のみが存在する状
態を示し、(b)は、転写ローラ38と感光体ドラム2
3との間に記録紙502及び転写フィルム503が存在
する状態を示し、(c)は、転写ローラ38と感光体ド
ラム23との間にトナー層501、記録紙502、及び
転写フィルム503が存在する状態を示す。CPU14
は、図8の(a),(b)及び(c)に示すタイミング
において、電流測定部214に流れる電流値に基づいて
静電容量を測定する(ステップS2)。図9は、転写ロ
ーラ38と感光体ドラム23との間に存在する感光体誘
電層500、トナー層501、記録紙502、転写フィ
ルム503の厚さd、比誘電率ε、静電容量Cについて
示す図である。電流測定部214に流れる電流値は、感
光体誘電層500、トナー層501、記録紙502、転
写フィルム503それぞれの静電容量C1〜C4に依存
する。単位面積当たりの静電容量Cは、比誘電率ε/厚
さdに比例する。即ち、電流測定部214に流れる電流
は、厚さd1〜d4及び比誘電率ε1〜ε4の値に依存
する。本装置では、転写フィルム503に体積抵抗値1
014〜1015Ω・cmの絶縁フィルムを用いている。こ
のため、電流測定のために電圧を印加しても、各相の分
極により電荷が移動するだけで、自由電荷は殆ど流れな
い。このため、測定される電流値から、各層がコンデン
サとして直列につながっているときの全体の静電容量を
求めることができる。図8の(a)の状態では、感光体
誘電層500、転写フィルム503の直列時の容量Ca
が測定される。図8の(b)の状態では、感光体誘電層
500、記録紙502、転写フィルム503の直列時の
容量Cbが測定される。図8の(c)の状態では、感光
体誘電層500、トナー層501、記録紙502、転写
フィルム503の直列時の容量Ccが測定される。図9
に示すように、感光体誘電層500の容量をC1,トナ
ー層501の容量をC2,記録紙502の容量をC3,
転写フィルム503の容量をC4で表すと、上記Ca,
Cb,Ccは、以下の数1〜数3の関係を満足する。
【数1】Ca -1=C1-1+C4-1
【数2】Cb -1=C1-1+C3-1+C4-1
【数3】Cc -1=C1-1+C2-1+C3-1+C4-1 基準トナーパターンは、同一露光条件及び同一現像条件
で作成される。トナーの比誘電率は、絶対湿度による変
化が少ない。これに対して、転写前トナーの帯電量は、
図4に示すように絶対湿度の増加に伴い低下する。この
ため、絶対湿度の変化により、感光体上への現像トナー
量は、図10に示すグラフのように変化する。この結
果、静電容量測定時のトナー層501の厚さd2が変化
し、静電容量が変化する。このため、トナー層の静電容
量を測定することで、間接的にトナーの帯電量を知るこ
とができる。そこで、上記ステップS2において測定さ
れた各状態での静電容量の値に基づいて、次の数4によ
りトナー層501の静電容量C2を求める(ステップS
3)。
【数4】C2=(Cc -1−Cb -1)-1 求めたトナー層501の静電容量C2がROM16に格
納された基準値C2ref(=20pf)以上であった場
合には(ステップS4でYES)、現像された(転写前
の)トナーの帯電量が低く、転写出力によりトナーが逆
帯電して、感光体ドラム23上に残留しやすい状態にあ
ると判断し、転写前チャージャ130のグリッド電圧を
通常用いられる値よりも所定量だけ増加し、トナー帯電
量を引き上げる(ステップS5)。具体的には、ROM
16に格納される表2に示す制御テーブルを参照して転
写前チャージャ130のグリッド電圧を決定する。な
お、求めたトナー層501の静電容量C2が基準値C2
ref(=20pf)に満たない場合には(ステップS4
でNO)、転写前チャージャ130のグリッド電圧の制
御をスキップする。
【表2】 上記のようにグリッド電圧を制御することで、転写前に
おけるトナーの帯電量が増加して、転写出力が高い場合
であっても転写部においてトナーが逆極性に帯電され、
感光体ドラム23上に残留するのを防止することができ
る。この結果、図11に一点鎖線で示すように、転写出
力とトナー濃度の関係が修正され、転写出力によらず、
安定した転写効率を得ることができるようになる。一
方、記録紙502の静電容量C3は、図3に示したよう
に絶対湿度の変化に伴う比誘電率の変化に影響される。
また、前述の通り、記録紙502の抵抗値も絶対湿度に
より変化するため、静電容量C3を検出することで、間
接的に、抵抗値の変化を知ることができる。そこで、上
記ステップS2において測定された各状態での静電容量
Ca,Cb,Ccの値に基づいて、次の数5により記録紙
502の静電容量C3を求める(ステップS6)。
【数5】C3=(Cb −1+Ca -1)-1 求めた記録紙502の静電容量C3が基準値C3ref以
上の場合(ステップS7でYES)、図12に矢印で示
すように、転写ローラ38に印加する電圧を、現在設定
している値より所定量だけ引き下げるようにHV電源2
12を制御する(ステップS8)。具体的には、表1に
示す転写出力の制御テーブルの絶対湿度と転写出力の関
係を1段階低い値にシフトする。例えば、絶対湿度に対
応する転写出力の値を全体的に0.2引き下げる。記録
紙502の静電容量C3が基準値C3refに満たない場
合には(ステップS7でNO)、処理を終了する。
【0010】(2)変形例 以下、操作パネル50上に設ける転写出力調整処理の実
行キーが押下された場合に、CPU14の実行する転写
出力調整処理の変形例について説明する。この転写出力
調整処理の変形例は、処理の流れ自体は図7に示したフ
ローチャートと同じであるが、基準トナーパターンの形
成内容(図7のステップS1に相当する処理)が異な
る。従って、静電容量を測定するタイミング(図7のス
テップS2に相当する処理)、及び、静電容量の測定値
からトナー層501の静電容量C2を求める際に用いる
式、及び、記録紙502の静電容量C3を求める際に用
いる式が異なる。なお、求めたトナー層501の静電容
量C2及び記録紙502の静電容量C3に基づく転写前
チャージャ130及び転写ローラ38の出力制御の内容
は、上記転写出力調整処理と同じである。以下、この相
違点について説明する。図13は、この転写出力調整処
理の変形例において、CPU14の実行するフローチャ
ートである。転写出力調整処理の変形例では、所定のレ
ーザ露光量、グリッド電圧、現像バイアスにより感光体
ドラム23上に形成したトナー像を直接転写フィルム上
に転写する(ステップS10)。CPU14は、図14
の(a)に示すように記録紙502が転写部にまだ達し
ていない時、即ち、転写ローラ38と感光体ドラム23
との間に転写フィルム503だけが存在するタイミン
グ、(b)に示すように転写ローラ38と感光体ドラム
23との間にトナー層501及び転写フィルム503が
存在するタイミング、及び、(c)に示すように転写ロ
ーラ38と感光体ドラム23との間に記録紙502及び
転写フィルム503が存在するタイミングにおいて、電
流測定手段214に流れる電流値より静電容量を測定す
る(ステップS11)。ここで、図14の(a)の状態
では、感光体誘電層500、転写フィルム503の直列
時の上記容量C’aが測定される。図14の(b)の状
態では、感光体誘電層500、トナー層501、転写フ
ィルム503の直列時の容量C’bが測定される。図1
4の(c)の状態では、感光体誘電層500、記録紙5
02、転写フィルム503の直列時の容量C’cが測定
される。上記転写出力調整処理の場合と同様に、感光体
誘電層500の容量をC1,トナー層501の容量をC
2,記録紙502の容量をC3,転写フィルム503の
容量をC4で表すと、上記C’a,C’b,C’cは、以
下の数6〜数8の関係を満足する。
【数6】C’a -1=C1-1+C4-1=Ca -1
【数7】C’b -1=C1-1+C2-1+C4-1
【数8】C’c -1=C1-1+C3-1+C4-1=Cb -1 上記の数6〜数8より、次の数9を用いてトナー層50
1の静電容量C2を算出する(ステップS12)。
【数9】C2=(C’b -1−C’a -1)-1 算出したトナー層501の静電容量C2の値が所定の基
準値C2ref以上の場合には(ステップS13でYE
S)、トナーが劣化して転写前におけるトナーの帯電量
が低下していると判断して、転写前チャージャ130の
グリッド電圧を通常用いられる値よりも所定量だけ増加
し、トナー帯電量を引き上げる(ステップS14)。算
出したトナー層501の静電容量C2の値が所定の基準
値C2refに満たない場合には(ステップS13でN
O)、転写前チャージャ130の出力制御を行わずに次
のステップS15へとすすむ。また、次の数10を用い
て記録紙502の静電容量C3を算出する(ステップS
15)。
【数10】C3=(C’c −1−C’a -1)-1 算出した記録紙502の静電容量C3の値が所定の基準
値C3ref以上の場合には(ステップS16でYE
S)、記録紙502の抵抗値が低下しており、転写部に
おいてトナーの逆帯電が発生しやすい状態にあると判断
して、転写ローラ38に印加する電圧を所定量だけ引き
下げる(ステップS17)。算出した記録紙502の静
電容量C3の値が所定の基準値C3refに満たない場合
には(ステップS16でNO)、転写ローラ38の出力
制御を行わずに処理を終了する。なお、本実施形態の複
写機では、転写ローラ38を用いているが、転写ブラシ
などを用いても同様の効果を得ることができる。また、
転写ドラム40のかわりに転写ベルトを用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明の画像形成装置では、所定のタイ
ミングで測定手段により転写フィルムに転写電荷を付与
する部材と感光体間の静電容量を検出し、検出した静電
容量の値より、間接的に記録紙の抵抗値及びトナーの劣
化状態を調べる。これにより、転写条件を適切に制御す
ることができる。また、記録紙の抵抗値及びトナーの劣
化状態を、測定手段による測定値のみで調べるため、装
置の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態におけるディジタルフルカラー複写
機の断面図である。
【図2】 記録紙の体積抵抗値(Ω・cm)と絶対湿度
(g/m3)との関係を示すグラフである。
【図3】 紙の比誘電率εと、絶対湿度(g/m3)と
の関係を示すグラフである。
【図4】 転写前におけるトナー帯電量(μc/g)
と、絶対湿度(g/m3)との関係を示すグラフであ
る。
【図5】 3つの環境下において、それぞれ装置を7〜
8時間放置して環境になじませた後、転写出力を変化さ
せて画像を出力させた場合のトナー濃度の推移を表すグ
ラフである。
【図6】 実施形態における複写機の感光体ドラム及び
転写ドラム周辺の詳細な構成を示す図である。
【図7】 CPUの実行する転写出力調整処理のフロー
チャートである。
【図8】 (a)〜(c)は、転写ローラと感光体ドラ
ムとの間の3つの状態を示す図である。
【図9】 感光体誘電層、トナー層、記録紙、転写フィ
ルムの各々の厚み及び静電容量C1〜C4の関係を示す
図である。
【図10】 絶対湿度の変化により、トナー帯電量が変
化したときに、感光体上へに付着するトナーの量を示す
グラフである。
【図11】 転写出力とトナー濃度の関係を示すグラフ
である。
【図12】 転写出力とトナー濃度の関係を示すグラフ
である。
【図13】 CPUの実行する転写出力調整処理の変形
例のフローチャートである。
【図14】 (a)〜(c)は、転写ローラと感光体ド
ラムとの間の3つの状態を示す図である。
【符号の説明】
13…RAM 14…CPU 15…環境センサ 16…ROM 23…感光体ドラム 31〜33…給紙カセット 38…転写ローラ 40…転写ドラム 130…転写前チャージャ 131、212…HV電源 214…電流測定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式を採用する画像形成装置に
    おいて、 感光体上にトナー像を形成する現像手段と、 転写フィルムに転写電荷を付与する部材と感光体間の静
    電容量を検出する測定手段と、 所定のタイミングで測定手段により検出された静電容量
    の値に基づいて、転写条件を制御する制御手段とを備え
    ることを特徴とする画像形成装置。
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