JPH10145996A - 磁石発電機のロータ - Google Patents
磁石発電機のロータInfo
- Publication number
- JPH10145996A JPH10145996A JP8302762A JP30276296A JPH10145996A JP H10145996 A JPH10145996 A JP H10145996A JP 8302762 A JP8302762 A JP 8302762A JP 30276296 A JP30276296 A JP 30276296A JP H10145996 A JPH10145996 A JP H10145996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- rotor
- iron bowl
- protection cover
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の磁石発電機のロータは、永久磁石の奥
にリングを配置して鉄椀の軸方向における永久磁石の位
置決めを行っていた。リングを用いたことによってロー
タの部品点数が多くなり、ロータのコストが高くなって
いた。 【解決手段】 ロータ1は、鉄椀4の内側に永久磁石5
を配置し、その内側に磁石保護カバー6が配置される。
磁石保護カバー6は、断面略L字形の環状体で、その鍔
部6bが鉄椀4の開口端に固着される。この磁石保護カ
バー6は、永久磁石5が鉄椀4の奥方へ移動するのを規
制する規制部材6cを一体に備える。規制部材6cを磁
石保護カバー6に一体に設けたことにより、従来用いて
いたリングが不要になり、結果的に部品点数が減少し、
ロータ1のコストを下げることができる。
にリングを配置して鉄椀の軸方向における永久磁石の位
置決めを行っていた。リングを用いたことによってロー
タの部品点数が多くなり、ロータのコストが高くなって
いた。 【解決手段】 ロータ1は、鉄椀4の内側に永久磁石5
を配置し、その内側に磁石保護カバー6が配置される。
磁石保護カバー6は、断面略L字形の環状体で、その鍔
部6bが鉄椀4の開口端に固着される。この磁石保護カ
バー6は、永久磁石5が鉄椀4の奥方へ移動するのを規
制する規制部材6cを一体に備える。規制部材6cを磁
石保護カバー6に一体に設けたことにより、従来用いて
いたリングが不要になり、結果的に部品点数が減少し、
ロータ1のコストを下げることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石発電機のロー
タにおける永久磁石の位置決めに関する。また、本発明
は、磁石発電機のロータにおける永久磁石と鉄椀との間
の磁力損失を低減させる技術に関する。
タにおける永久磁石の位置決めに関する。また、本発明
は、磁石発電機のロータにおける永久磁石と鉄椀との間
の磁力損失を低減させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁石発電機のロータを図8に示
す。磁石発電機のロータJ1 は、ボスJ2 とリベットJ
3 を介して回転駆動される鉄椀J4 と、この鉄椀J4 内
に配置される永久磁石J5 と、この永久磁石J5 の内側
に配置されるとともに、鉄椀J4の開口端側で鉄椀J4
に固着される断面略L字形を呈した環状の磁石保護カバ
ーJ6 とを備える。従来の磁石発電機のロータJ1 は、
永久磁石J5 を鉄椀J4 の軸方向(回転軸の軸方向)に
位置決めするためにリングJ7 を用い、このリングJ7
によって永久磁石J5 が鉄椀J4 の奥方へ移動するのを
規制していた。
す。磁石発電機のロータJ1 は、ボスJ2 とリベットJ
3 を介して回転駆動される鉄椀J4 と、この鉄椀J4 内
に配置される永久磁石J5 と、この永久磁石J5 の内側
に配置されるとともに、鉄椀J4の開口端側で鉄椀J4
に固着される断面略L字形を呈した環状の磁石保護カバ
ーJ6 とを備える。従来の磁石発電機のロータJ1 は、
永久磁石J5 を鉄椀J4 の軸方向(回転軸の軸方向)に
位置決めするためにリングJ7 を用い、このリングJ7
によって永久磁石J5 が鉄椀J4 の奥方へ移動するのを
規制していた。
【0003】また、磁石発電機のロータJ1 は、鉄椀J
4 の開口端に、塑性変形によって磁石保護カバーJ6 を
固着させる係止片J8 を一体に備える。従来の係止片J
8 は、鉄椀J4 の開口端の最も内側に設けられていた。
つまり、従来の係止片J8 の根元の内端Aは、鉄椀J4
の開口端の内端Bと一致していた。
4 の開口端に、塑性変形によって磁石保護カバーJ6 を
固着させる係止片J8 を一体に備える。従来の係止片J
8 は、鉄椀J4 の開口端の最も内側に設けられていた。
つまり、従来の係止片J8 の根元の内端Aは、鉄椀J4
の開口端の内端Bと一致していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記で示したように、
従来の磁石発電機のロータJ1 は、リングJ7 を用いて
永久磁石J5 の位置決めを行っていたため、部品点数が
多く、製造コストが高くなる不具合があった。
従来の磁石発電機のロータJ1 は、リングJ7 を用いて
永久磁石J5 の位置決めを行っていたため、部品点数が
多く、製造コストが高くなる不具合があった。
【0005】また、従来の磁石発電機のロータJ1 は、
係止片J8 の根元の内端Aが、鉄椀J4 の開口端Bの内
端と一致していたため、係止片J8 を内側に塑性変形さ
せると、係止片J8 の根元の内端に内側に向かう円弧部
Cが形成されてしまう。この円弧部Cと永久磁石J5 と
が干渉すると、永久磁石J5 が破損する可能性があるた
め、円弧部Cと永久磁石J5 との干渉を回避する目的
で、鉄椀J4 の開口端の内側に、隙間幅0.5mm、軸
方向寸法8mmほどの空隙部Dを設けていた。このよう
な大きな空隙部Dを設けると、この空隙部Dによって磁
力損失が増大し、発電出力が低下する不具合があった。
係止片J8 の根元の内端Aが、鉄椀J4 の開口端Bの内
端と一致していたため、係止片J8 を内側に塑性変形さ
せると、係止片J8 の根元の内端に内側に向かう円弧部
Cが形成されてしまう。この円弧部Cと永久磁石J5 と
が干渉すると、永久磁石J5 が破損する可能性があるた
め、円弧部Cと永久磁石J5 との干渉を回避する目的
で、鉄椀J4 の開口端の内側に、隙間幅0.5mm、軸
方向寸法8mmほどの空隙部Dを設けていた。このよう
な大きな空隙部Dを設けると、この空隙部Dによって磁
力損失が増大し、発電出力が低下する不具合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、部品点数を減らして製造コストを
抑えることのできる磁石発電機のロータの提供にある。
また、他の目的として、鉄椀と永久磁石との間の空隙部
を小さく、あるいは無くして磁力損失を減らし、発電出
力を上げることのできる磁石発電機のロータの提供にあ
る。
もので、その目的は、部品点数を減らして製造コストを
抑えることのできる磁石発電機のロータの提供にある。
また、他の目的として、鉄椀と永久磁石との間の空隙部
を小さく、あるいは無くして磁力損失を減らし、発電出
力を上げることのできる磁石発電機のロータの提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の磁石発電機のロータは、次の技術的手段
を採用した。 〔請求項1の手段〕磁石保護カバーと一体に設けた規制
部材が、鉄椀の内側において永久磁石の位置決めを行う
ため、従来用いていたリングが不要になる。このため、
従来に比較して部品点数が減り、磁石発電機のロータの
コストを抑えることができる。
めに、本発明の磁石発電機のロータは、次の技術的手段
を採用した。 〔請求項1の手段〕磁石保護カバーと一体に設けた規制
部材が、鉄椀の内側において永久磁石の位置決めを行う
ため、従来用いていたリングが不要になる。このため、
従来に比較して部品点数が減り、磁石発電機のロータの
コストを抑えることができる。
【0008】〔請求項3の手段〕磁石保護カバーを塑性
変形で固着させる係止片の根元の内端を、鉄椀の開口端
の内端から外方へ離れた位置に設けたため、係止片を内
側に塑性変形させても、係止片の根元の内端に形成され
る円弧部は永久磁石に干渉しなくなる。このため、従来
形成していた干渉を回避する目的の空隙部が不要にな
り、空隙部を小さく、あるいは無くすことができる。こ
のように、空隙部を小さく、あるいは無くすことによ
り、磁力損失が小さくなり、磁石発電機の発電出力が増
大する。
変形で固着させる係止片の根元の内端を、鉄椀の開口端
の内端から外方へ離れた位置に設けたため、係止片を内
側に塑性変形させても、係止片の根元の内端に形成され
る円弧部は永久磁石に干渉しなくなる。このため、従来
形成していた干渉を回避する目的の空隙部が不要にな
り、空隙部を小さく、あるいは無くすことができる。こ
のように、空隙部を小さく、あるいは無くすことによ
り、磁力損失が小さくなり、磁石発電機の発電出力が増
大する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例およ
び変形例を用いて説明する。 (実施例の構成)図1ないし図5は実施例を示すもの
で、図1は磁石発電機のロータの断面図、図2はその要
部拡大図である。
び変形例を用いて説明する。 (実施例の構成)図1ないし図5は実施例を示すもの
で、図1は磁石発電機のロータの断面図、図2はその要
部拡大図である。
【0010】磁石発電機は、オートバイのエンジンの端
に装着されるもので、この磁石発電機に用いられるロー
タ1は、クランクシャフトの端に固定されて回転駆動さ
れるボス2と、このボス2の外周に同芯的に配置され、
ボス2にリベット3によって強固に結合された鉄椀4と
を有する。
に装着されるもので、この磁石発電機に用いられるロー
タ1は、クランクシャフトの端に固定されて回転駆動さ
れるボス2と、このボス2の外周に同芯的に配置され、
ボス2にリベット3によって強固に結合された鉄椀4と
を有する。
【0011】ボス2は、鋼材を鍛造によって成形した
後、切削加工等の機械加工によって作られたもので、ク
ランクシャフトの端に固定されるテーパ部2aに対して
外径方向に直角に延び、且つ円板状に設けられた鍔部2
bを有し、この鍔部2bに鉄椀4の底部4aが固着され
る。鉄椀4は、圧延鋼板をプレス加工によって環状のお
椀形状に絞られて作られたもので、ボス2の鍔部2bに
接合される底部4aを有する。鉄椀4の円筒部4bの内
側には、フェライトまたは希土類等の永久磁石5が配置
されている。永久磁石5は、通常90°の弓形磁石を4
個使用している。
後、切削加工等の機械加工によって作られたもので、ク
ランクシャフトの端に固定されるテーパ部2aに対して
外径方向に直角に延び、且つ円板状に設けられた鍔部2
bを有し、この鍔部2bに鉄椀4の底部4aが固着され
る。鉄椀4は、圧延鋼板をプレス加工によって環状のお
椀形状に絞られて作られたもので、ボス2の鍔部2bに
接合される底部4aを有する。鉄椀4の円筒部4bの内
側には、フェライトまたは希土類等の永久磁石5が配置
されている。永久磁石5は、通常90°の弓形磁石を4
個使用している。
【0012】永久磁石5の内側には、磁石保護カバー6
が配置されている。この磁石保護カバー6は、図3およ
び図4に示される。なお、図3は磁石保護カバー6の断
面図を示し、図4は磁石保護カバー6を底方向から見た
図を示す。磁石保護カバー6は、SUS等の非磁性体金
属の薄板をプレス加工によって断面略L字形を呈した環
状に形成したもので、永久磁石5が外周面に装着される
筒状部6aと、鉄椀4の開口端に当接した状態で鉄椀4
に固着される鍔部6bとを備える。
が配置されている。この磁石保護カバー6は、図3およ
び図4に示される。なお、図3は磁石保護カバー6の断
面図を示し、図4は磁石保護カバー6を底方向から見た
図を示す。磁石保護カバー6は、SUS等の非磁性体金
属の薄板をプレス加工によって断面略L字形を呈した環
状に形成したもので、永久磁石5が外周面に装着される
筒状部6aと、鉄椀4の開口端に当接した状態で鉄椀4
に固着される鍔部6bとを備える。
【0013】磁石保護カバー6には、永久磁石5が鉄椀
の奥方(図1の左側)へ移動するのを規制する位置決め
用の規制部材6cが一体に形成されている。本実施例の
規制部材6cは、磁石保護カバー6の筒状部6aに切り
曲げ加工を施して形成したもので、複数の永久磁石5の
それぞれに規制部材6cが当接するように、筒状部6a
の周囲に複数形成されている。規制部材6cは、鍔部6
bとの間に永久磁石5を挟んで永久磁石5の位置決めを
行うものである。そこでこの実施例の規制部材6cは、
永久磁石5の組付け性を向上させる目的で、規制部材6
cの先端側にアールが付けられている。
の奥方(図1の左側)へ移動するのを規制する位置決め
用の規制部材6cが一体に形成されている。本実施例の
規制部材6cは、磁石保護カバー6の筒状部6aに切り
曲げ加工を施して形成したもので、複数の永久磁石5の
それぞれに規制部材6cが当接するように、筒状部6a
の周囲に複数形成されている。規制部材6cは、鍔部6
bとの間に永久磁石5を挟んで永久磁石5の位置決めを
行うものである。そこでこの実施例の規制部材6cは、
永久磁石5の組付け性を向上させる目的で、規制部材6
cの先端側にアールが付けられている。
【0014】なお、鍔部6bの上部には、後工程にて永
久磁石5と鉄椀4とを接着するための液状の接着剤が滴
下される。その際に、液状の接着剤を永久磁石5と鉄椀
4との界面に浸透させるために、鍔部6bには複数の孔
6dが打抜き加工によって形成されている(図4参
照)。
久磁石5と鉄椀4とを接着するための液状の接着剤が滴
下される。その際に、液状の接着剤を永久磁石5と鉄椀
4との界面に浸透させるために、鍔部6bには複数の孔
6dが打抜き加工によって形成されている(図4参
照)。
【0015】磁石保護カバー6は、永久磁石5とともに
鉄椀4の内側に装着された後、鉄椀4の端部に設けられ
た係止片4cを内側に巻カシメし、塑性変形した係止片
4cの先端と鉄椀4の端面との間で磁石保護カバー6の
鍔部6bを挟み付けて、磁石保護カバー6を鉄椀4に固
着したものである。この固定技術を具体的に説明する。
鉄椀4の内側に装着された後、鉄椀4の端部に設けられ
た係止片4cを内側に巻カシメし、塑性変形した係止片
4cの先端と鉄椀4の端面との間で磁石保護カバー6の
鍔部6bを挟み付けて、磁石保護カバー6を鉄椀4に固
着したものである。この固定技術を具体的に説明する。
【0016】係止片4cは、鉄椀4の端面に切削加工に
よって略円筒状に形成されたもので、カシメ前の形状を
図2の2点鎖線に示し、カシメ後の形状を図2の実線に
示す。この係止片4cは、その根元の内端Aが、鉄椀4
の開口端の内端Bから外方へ離れた位置に設けられてい
る。このため、係止片4cを巻カシメによって内側に塑
性変形させても、係止片4cの根元の内端に形成される
円弧部Cが永久磁石5の外側の離れた位置に形成され、
塑性変形による円弧部Cが永久磁石5に干渉しなくな
る。この結果、従来形成していた干渉を回避する目的の
空隙部D(従来技術参照)が基本的に不要になる。
よって略円筒状に形成されたもので、カシメ前の形状を
図2の2点鎖線に示し、カシメ後の形状を図2の実線に
示す。この係止片4cは、その根元の内端Aが、鉄椀4
の開口端の内端Bから外方へ離れた位置に設けられてい
る。このため、係止片4cを巻カシメによって内側に塑
性変形させても、係止片4cの根元の内端に形成される
円弧部Cが永久磁石5の外側の離れた位置に形成され、
塑性変形による円弧部Cが永久磁石5に干渉しなくな
る。この結果、従来形成していた干渉を回避する目的の
空隙部D(従来技術参照)が基本的に不要になる。
【0017】しかるに、この実施例でも従来技術とは異
なる作用の空隙部αを設けた。この実施例の空隙部α
は、磁石挿入時の案内用の面取りであり、従来の空隙部
Dに比較して小さく設けられている。具体的には、従来
の空隙部Dは、隙間幅0.5mm、軸方向寸法8mmほ
どであったが、この実施例の空隙部αは、傾き0.3/
1.5、軸方向寸法1.5mmほどに小さく設けられて
いる。
なる作用の空隙部αを設けた。この実施例の空隙部α
は、磁石挿入時の案内用の面取りであり、従来の空隙部
Dに比較して小さく設けられている。具体的には、従来
の空隙部Dは、隙間幅0.5mm、軸方向寸法8mmほ
どであったが、この実施例の空隙部αは、傾き0.3/
1.5、軸方向寸法1.5mmほどに小さく設けられて
いる。
【0018】(実施例の効果)本実施例の磁石発電機の
ロータ1は、磁石保護カバー6と一体に設けた規制部材
6cが、鉄椀4の内側にて永久磁石5の位置決めを行う
ため、従来位置決め用に用いていたリングが不要にな
る。このため、従来に比較して部品点数が減り、磁石発
電機のロータ1のコストを抑えることができ、結果的に
このロータ1を用いた磁石発電機のコストを抑えること
ができる。
ロータ1は、磁石保護カバー6と一体に設けた規制部材
6cが、鉄椀4の内側にて永久磁石5の位置決めを行う
ため、従来位置決め用に用いていたリングが不要にな
る。このため、従来に比較して部品点数が減り、磁石発
電機のロータ1のコストを抑えることができ、結果的に
このロータ1を用いた磁石発電機のコストを抑えること
ができる。
【0019】磁石保護カバー6を鉄椀4に固着させる係
止片4cの根元の内端Aを、鉄椀4の開口端の内端Bか
ら外方へ離れた位置に設けたため、係止片4cを内側に
巻カシメしても、塑性変形による円弧部Cは永久磁石5
に干渉しない。このため、従来形成していた干渉を回避
する目的の空隙部αが不要になるが、磁石挿入用の面取
りとして空隙部αを設けた。しかし本実施例で設けた空
隙部αは、磁石挿入用の面取りであるため、従来に比較
して僅かである。このように、空隙部αは最小限度で済
むため、空隙部αによる界磁起磁力損失が小さくなり、
結果的にこのロータ1を用いた磁石発電機の発電出力が
増大する。
止片4cの根元の内端Aを、鉄椀4の開口端の内端Bか
ら外方へ離れた位置に設けたため、係止片4cを内側に
巻カシメしても、塑性変形による円弧部Cは永久磁石5
に干渉しない。このため、従来形成していた干渉を回避
する目的の空隙部αが不要になるが、磁石挿入用の面取
りとして空隙部αを設けた。しかし本実施例で設けた空
隙部αは、磁石挿入用の面取りであるため、従来に比較
して僅かである。このように、空隙部αは最小限度で済
むため、空隙部αによる界磁起磁力損失が小さくなり、
結果的にこのロータ1を用いた磁石発電機の発電出力が
増大する。
【0020】具体的には、従来の空隙部D(隙間幅0.
5mm、軸方向寸法8mm)を有する従来のロータ1
と、本実施例の空隙部α(傾き0.3/1.5、軸方向
寸法1.5mm)を有するロータ1とを磁石発電機に搭
載して比較した場合、図5に示すように、従来のロータ
を使用した磁石発電機の出力を100%とした場合、本
実施例のロータ1を使用した磁石発電機の出力は120
%に上昇した。
5mm、軸方向寸法8mm)を有する従来のロータ1
と、本実施例の空隙部α(傾き0.3/1.5、軸方向
寸法1.5mm)を有するロータ1とを磁石発電機に搭
載して比較した場合、図5に示すように、従来のロータ
を使用した磁石発電機の出力を100%とした場合、本
実施例のロータ1を使用した磁石発電機の出力は120
%に上昇した。
【0021】(変形例)上記の実施例では、磁石保護カ
バー6の筒状部6aに切り曲げ加工を施して規制部材6
cを形成した例を示したが、磁石保護カバー6の筒状部
6aを外方に打ち出す突起打出し加工によって規制部材
6cを形成しても良い。
バー6の筒状部6aに切り曲げ加工を施して規制部材6
cを形成した例を示したが、磁石保護カバー6の筒状部
6aを外方に打ち出す突起打出し加工によって規制部材
6cを形成しても良い。
【0022】上記の実施例では、係止片4cを鉄椀4の
端面に円筒状に形成し、それを巻カシメして磁石保護カ
バー6を鉄椀4に固着させた例を示したが、図6の一点
鎖線に示すように、係止片4cを鉄椀4の端面にアンダ
ーカットで形成し、その係止片4cを図6の実線に示す
ようにプレスカシメして磁石保護カバー6を鉄椀4に固
着させても良いし、図7に示すように、鉄椀4の端面に
係止片4cを切り曲げで形成し、その係止片4cの曲げ
によって磁石保護カバー6を鉄椀4に固着させても良
い。
端面に円筒状に形成し、それを巻カシメして磁石保護カ
バー6を鉄椀4に固着させた例を示したが、図6の一点
鎖線に示すように、係止片4cを鉄椀4の端面にアンダ
ーカットで形成し、その係止片4cを図6の実線に示す
ようにプレスカシメして磁石保護カバー6を鉄椀4に固
着させても良いし、図7に示すように、鉄椀4の端面に
係止片4cを切り曲げで形成し、その係止片4cの曲げ
によって磁石保護カバー6を鉄椀4に固着させても良
い。
【図1】ロータの断面図である(実施例)。
【図2】鉄椀の開口端を示す断面図である(実施例)。
【図3】磁石保護カバーの断面図である(実施例)。
【図4】磁石保護カバーの底視図である(実施例)。
【図5】空隙部の体積と磁石発電機の出力との関係を示
すグラフである(実施例)。
すグラフである(実施例)。
【図6】鉄椀の開口端を示す断面図である(変形例)。
【図7】鉄椀の開口端を示す断面図である(変形例)。
【図8】ロータの断面図である(従来例)。
1 磁石発電機のロータ 4 鉄椀 4c 係止片 5 永久磁石 6 磁石保護カバー 6c 規制部材 A 係止片の根元の内端 B 鉄椀の開口端の内端 α 空隙部
Claims (3)
- 【請求項1】回転駆動される鉄椀と、 この鉄椀内に配置される永久磁石と、 この永久磁石の内側に配置されるとともに、前記鉄椀の
開口端側で前記鉄椀に固着される断面略L字形を呈した
環状の磁石保護カバーとを備える磁石発電機のロータに
おいて、 前記磁石保護カバーは、前記永久磁石が前記鉄椀の奥方
へ移動するのを規制する規制部材を一体に備えることを
特徴とする磁石発電機のロータ。 - 【請求項2】請求項1の磁石発電機のロータにおいて、 前記磁石保護カバーは、金属よりなる薄板製で、金属加
工によって前記規制部材が設けられたことを特徴とする
磁石発電機のロータ。 - 【請求項3】請求項1または請求項2の磁石発電機のロ
ータにおいて、 前記鉄椀は、その開口端に塑性変形によって前記磁石保
護カバーを固着させる係止片を一体に備え、 この係止片の根元の内端は、前記鉄椀の開口端の内端か
ら外方へ離れた位置に設けられたことを特徴とする磁石
発電機のロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8302762A JPH10145996A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 磁石発電機のロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8302762A JPH10145996A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 磁石発電機のロータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10145996A true JPH10145996A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17912846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8302762A Pending JPH10145996A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 磁石発電機のロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10145996A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007033692A1 (de) | 2007-02-08 | 2008-08-21 | Mitsubishi Electric Corp. | Magnet-Generator |
| US7709987B2 (en) * | 2006-10-20 | 2010-05-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Magneto rotor |
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