JPH10146478A - パターン縫いミシン - Google Patents

パターン縫いミシン

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JPH10146478A
JPH10146478A JP32602796A JP32602796A JPH10146478A JP H10146478 A JPH10146478 A JP H10146478A JP 32602796 A JP32602796 A JP 32602796A JP 32602796 A JP32602796 A JP 32602796A JP H10146478 A JPH10146478 A JP H10146478A
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sewing
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Koichi Harada
幸一 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターン縫いミシンにおける種々の動作タイ
ミングを簡単に調整できず、操作者が調整できず、その
ため縫製品質や縫製能率を高めにくい。 【解決手段】 制御ユニットのROMに、押え足作動、
糸緩め終了、糸緩め開始、糸切り、糸つかみ、押え足開
放、布送り開始、布送り終了等の種々タイミングや糸切
り用ミシン速度等のデフォルト値と調整許容範囲とを予
め設定したタイミングテーブルを格納しておき、それら
の情報をディスプレイ52に表示させ、そのディスプレ
イ52への表示情報と入力情報とを介して、前記種々の
タイミング等を調整し設定可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製対象の加工布
を異なる2方向へ独立に布送り可能な布送り手段を備え
たパターン縫いミシンに関し、特に布送りの開始・終了
タイミング、糸切りタイミング、糸緩めタイミング、糸
つかみタイミング等をディスプレイへの表示情報と入力
情報とを介して調整し設定可能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】前記パターン縫いミシンは、通常、X,
Yの直交2方向へ加工布を独立に送る布送り機構を有
し、例えばベルトループ片の両端部を縫うような閂止め
縫い等の種々の縫目模様を縫製できる。前記布送り機構
は加工布をセットする為の布送り板とその布送り板に加
工布を押える押え足を有する。最近のパターン縫いミシ
ンには、各縫目模様の縫製終了毎に針板の下側で上糸と
下糸とを切断する糸切り機構、その糸切りに際して上糸
を緩める糸緩め機構、糸切り後に針板の上側において縫
針の目孔から延びる上糸端部をつかむ糸つかみ機構など
が装備され、多数の同一の縫目模様を順々に能率的に縫
製できるようになっている。前記布送り機構は、X軸サ
ーボモータと軸サーボモータとで駆動され、押え足、糸
切り機構、糸緩め機構、糸つかみ機構は、夫々、アクチ
ュエータとしてのエアシリンダやソレノイドアクチュエ
ータで駆動される。
【0003】前記布送り機構による布送り開始・終了の
タイミングは、縫製制御の制御プログラムを介して設定
される。この布送り開始・終了のタイミングをミシン速
度との関連において適切に自動調整する技術は公知であ
るが、布送り開始・終了のタイミングを操作者が簡単に
調整できるようには構成されていない。一方、押え足、
糸切り機構、糸緩め機構、糸つかみ機構は、ハード的な
構成を主体として構成されるため、また、これら諸機構
の動作タイミングは所定のシーケンスに従う必要がある
場合が多く動作タイミングの設定が不備になると所期の
機能を達成できなくなる関係上、操作者が簡単に調整で
きるようには構成されていない。
【0004】ミシン技術者が、前記押え足、糸切り機
構、糸緩め機構、糸つかみ機構等の動作タイミングを調
整する際には、リミットスイッチの位置を調整したり、
ディップスイッチにより電気回路の抵抗を調整したり、
制御プログラムに組み込んだ制御定数を変更したりする
ことで調整するようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
パターン縫いミシンでは、布送り開始・終了のタイミン
グ、押え足、糸切り機構、糸緩め機構、糸つかみ機構等
の動作タイミングを簡単に調整できるように構成されて
いなかったため、ミシン技術者が調整する場合でもそれ
ら動作タイミングの調整に多大の労力と時間がかかるこ
と、操作者が自分で希望する動作タイミングに簡単に調
整できないこと、加工布の種類や縫目模様に応じた最適
の動作タイミングに操作者が自分で簡単に調整できない
こと、等の問題がある。本発明の目的は、前記諸動作タ
イミングをディスプレイへの表示情報と入力情報とを介
して簡単に調整可能にしたパターン縫いミシンを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のパターン縫い
ミシンは、縫製対象の加工布を異なる2方向へ独立に布
送り可能な布送り手段を備えたパターン縫いミシンにお
いて、文字列を表示可能なディスプレイを含む操作パネ
ルと、前記布送り手段のモータのミシンモータに対する
布送り開始タイミングと終了タイミングをディスプレイ
への表示情報と入力情報を介して調整し設定可能な布送
りタイミング調整手段とを備えたものである。
【0007】前記操作パネルのディスプレイには、文字
列を表示可能であり、布送りタイミング調整手段は、こ
のディスプレイに、布送り手段のモータのミシンモータ
に対する布送り開始タイミングと終了タイミングの各々
について、例えば、調整許容範囲、デフォルト値等を表
示させ、その表示情報を参考として操作者に調整値を入
力設定させ、デフォルト値と調整値とから布送り開始タ
イミングと終了タイミングを設定する。布送り手段の駆
動制御部は、その設定された情報を用いて該当するモー
タを駆動制御する。布送りの開始タイミングと終了タイ
ミングを、縫製対象の加工布の種類や厚さ、縫目模様
(縫目パターン)に適したタイミングに調整すること
で、縫製品質を高めることができる。例えば、厚手の加
工布等では、布送り終了タイミングを遅らすことで糸締
まりが改善される。
【0008】請求項2のパターン縫いミシンは、請求項
1の発明において、更に、縫製終了時に針板の下側にお
いて上糸と下糸を切る糸切り手段の動作タイミングをデ
ィスプレイへの表示情報と入力情報を介して調整し設定
可能な糸切りタイミング調整手段を設けたことを特徴と
するものである。前記糸切りタイミング調整手段は、糸
切り手段の動作タイミングについて、操作パネルのディ
スプレイに、例えば、調整許容範囲、デフォルト値等を
表示させ、その表示情報を参考として操作者に調整値を
入力設定させ、デフォルト値と調整値とから動作タイミ
ングを設定する。糸切り手段の駆動制御部は、その設定
情報を用いて糸切り手段のアクチュエータを駆動制御す
る。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0009】請求項3のパターン縫いミシンは、請求項
1または2の発明において、更に、前記糸切り手段によ
る糸切りに際して上糸を緩める糸緩め手段の動作タイミ
ングをディスプレイへの表示情報と入力情報を介して調
整し設定可能な糸緩めタイミング調整手段を設けたこと
を特徴とするものである。前記糸緩めタイミング調整手
段は、前記糸切り手段による糸切りに際して上糸を緩め
る糸緩め手段の動作タイミングについて、操作パネルの
ディスプレイに、例えば、調整許容範囲、デフォルト値
等を表示させ、その表示情報を参考として操作者に調整
値を入力設定させ、デフォルト値と調整値とから動作タ
イミングを設定する。糸緩め手段の駆動制御部は、その
設定情報を用いて糸緩め手段のアクチュエータを駆動制
御する。その他、請求項1または2と同様の作用を奏す
る。
【0010】請求項4のパターン縫いミシンは、請求項
3の発明において、更に、前記糸切り手段による糸切り
後に縫針の目孔から延びる上糸端部をつかむ糸つかみ手
段の動作タイミングをディスプレイへの表示情報と入力
情報を介して調整し設定可能な糸つかみタイミング調整
手段を設けたことを特徴とするものである。前記糸つか
みタイミング調整手段は、前記糸切り手段による糸切り
後に縫針の目孔から延びる上糸端部をつかむ糸つかみ手
段の動作タイミングについて、操作パネルのディスプレ
イに、例えば、調整許容範囲、デフォルト値等を表示さ
せ、その表示情報を参考として操作者に調整値を入力設
定させ、デフォルト値と調整値とから動作タイミングを
設定する。糸つかみ手段の駆動制御部は、その設定情報
を用いて糸つかみ手段のアクチュエータを駆動制御す
る。その他、請求項3と同様の作用を奏する。
【0011】請求項5のパターン縫いミシンは、請求項
3の発明において、更に、前記布送り手段の押え足を縫
製終了時に上昇させる動作タイミングをディスプレイへ
の表示情報と入力情報を介して調整し設定可能な押え足
開放タイミング調整手段を設けたことを特徴とするもの
である。前記押え足開放タイミング調整手段は、前記布
送り手段の押え足を縫製終了時に上昇させる動作タイミ
ングについて、操作パネルのディスプレイに、例えば、
調整許容範囲、デフォルト値等を表示させ、その表示情
報を参考として操作者に調整値を入力設定させ、デフォ
ルト値と調整値とから動作タイミングを設定する。押え
足の駆動制御部は、その設定情報を用いて押え足駆動用
のアクチュエータを駆動制御する。その他、請求項3と
同様の作用を奏する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係るパター
ン縫いミシン1について説明すると、図1、図2に示す
ように、ミシン本体は、ベッド部2と脚柱部3とアーム
部4とを有し、アーム部4の先端側のヘッド部には針棒
抱きに昇降自在に支持された針棒5が設けられ、針棒5
の下端部には縫針6が装着され、アーム部4内に配設さ
れた上軸8(主軸)の先端が針棒クランク7を介して針
棒5に連結され、上軸8は軸受け9で回転自在に支持さ
れている。尚、図示省略したが、上軸8には天秤クラン
クを介して天秤も連結されている。ミシン本体の外側に
はミシンモータ10がミシン本体に固定して設けられ、
ミシンモータ10の出力軸はカップリング11を介して
上軸8に連結され、上軸8はミシンモータ10で回転駆
動される。前記ミシンモータ10はロータリエンコーダ
12を備えたサーボモータであり、後述の制御ユニット
30で駆動制御される。
【0013】ベッド部2内の縫針6に対応する部位に
は、例えば半回転釜からなる糸輪捕捉用釜13が設けら
れ、その糸輪捕捉用釜13を駆動する下軸14(釜駆動
軸)がベッド部2内に設けられ、下軸14は軸受け15
で回転自在に支持され、上軸8のプーリ16と下軸14
のプーリ17とに掛け回されたタイミングベルト18に
より上軸8と下軸14とは連動連結されている。前記ベ
ット部2内には、各縫製終了時に針板の下側において上
糸と下糸とを切断する一般的な構成の糸切り機構(図示
略)であってソレノイドアクチュエータ46(図3参
照)で駆動される糸切り機構が設けられている。
【0014】前記ミシン1のヘッド部の右側面には、糸
切り機構による糸切りに際して上糸を緩める一般的な構
成の糸緩め機構19であってエアシリンダ26(図3参
照)で駆動される糸緩め機構19が設けられている。前
記ベッド部2には、縫製対象の加工布を押えて直交2方
向(X方向とY方向)とに布送りする布送り機構20が
設けられている。この布送り機構20は、針板上面に配
置された布送り板21と押え足22と布送り台(図示
略)とを有し、布送り板21と押え足22とは布送り台
に連結され、この布送り台をX軸ステッピングモータ4
9とY軸ステッピングモータ50とで、夫々、水平面内
のX方向とY方向とに独立に移動駆動することで、加工
布の布送りがなされる。前記押え足22はエアシリンダ
23により下降位置(押え位置)と上昇位置(開放位
置)とに亙って昇降駆動される。
【0015】更に、前記ヘッド部の左側面には糸切り機
構による糸切り後に、縫針6の目孔から延びる上糸端部
をつかんで左方へ退避させて上糸端部が目孔から抜ける
のを防止する糸つかみ機構24が設けられ、この糸つか
み機構24はエアシリンダ25で駆動される。
【0016】次に、このミシン1の制御系について説明
する。図2に示すように、制御ユニット30は、CPU
31、ROM32、RAM33、入出力インターフェー
ス34、ディスプレイコントローラ35(D/C)、ロ
ータリーエンコーダ12のパルス信号をカウントするカ
ウンタ36、ロータリーエンコーダ12のA相のパルス
信号を分周して針数パルス(図5参照)を発生させる分
周回路37、ミシンモータ10を駆動する駆動回路3
8、押え足用エアシリンダ23のエア供給系の電磁弁の
ソレノイド45を駆動する駆動回路39、糸切り用ソレ
ノイドアクチュエータ46を駆動する駆動回路40、糸
つかみ用エアシリンダ25のエア供給系の電磁弁のソレ
ノイド47を駆動する駆動回路41、糸緩め用エアシリ
ンダのエア供給系の電磁弁のソレノイド48を駆動する
駆動回路42、布送り機構のX軸ステッピングモータ4
9の為の駆動回路43及びY軸ステッピングモータ50
の為の駆動回路44、等を備えている。
【0017】図5に示すように、前記ロータリーエンコ
ーダ12は、本実施形態の場合、1回転毎に例えば36
00個のA相パルス信号を出力するとともに1回転毎に
1個のZ相パルス信号(基準パルス)を出力する。前記
カウンタ36は、ロータリーエンコーダ12のA相のパ
ルス信号をカウントしていき、ロータリーエンコーダ1
2のZ相パルス信号にて0にリセットされる。前記分周
回路37は、A相パルス信号を分周することで、例えば
カウンタ36のカウント値が0〜1799の間は「H」
レベルで、カウント値が1800〜3599の間は
「L」レベルとなる針数パルスを出力する。
【0018】ミシン1の起動スイッチ51は入出力イン
ターフェース34に接続され、ミシン1の操作パネル5
3の液晶ディスプレイ52は、複数行複数列に亙って文
字列を表示可能な液晶ディスプレイであり、このディス
プレイ52はディスプレイコントローラ35で駆動制御
される。操作パネル53には、ディスプレイ52の画面
のカーソルを上下左右に移動させるカーソル移動キー、
実行キー、テンキー、その他種々のキーやスイッチ類が
設けられており、操作パネル53のキーやスイッチ類か
らの信号も入出力インターフェース34に供給される。
【0019】前記ROM22には、複数の縫目模様の模
様データ及び後述の図6のタイミングテーブルが予め格
納されるとともに、このミシン1と付属機器に対する全
ての制御の為の複数の制御プログラムが予め格納されて
おり、RAM33には前記複数の制御の実行の為に必要
な複数のメモリ類が設けられている。ディスプレイ52
を介して縫目模様(本実施形態の場合、針数50の縫目
模様)が選択され、ディスプレイ52を介してミシンモ
ータ0の回転速度が設定され、加工布が布送り機構20
にセットされた状態で、起動スイッチ51がONされる
と、図4に示すタイムチャートに示すような一連の動作
が実行されて、1つの縫目模様の縫製が実行される。
【0020】次に、図4のタイムチャートを参照しつつ
説明する。起動スイッチ51から起動指令が入力される
と、その起動指令から所定時間A経過後に押え足22が
押え位置に切換えられ、その押え位置への切換えから一
定時間B経過後にミシンモータ10が起動されて徐々に
速度が増加していき、そのミシンモータ10の起動開始
から所定時間C経過後に、糸緩め機構19が非緩め状態
に切換えられる。前記所定時間Aは例えば30msで、
調整可能な時間であり、一定時間Bは例えば5msであ
る。所定時間Cは例えば0msで、調整可能な時間であ
るが、この縫製開始時に糸緩めを行うことで縫製開始時
の縫針6の目孔からの糸抜けを防止することができる。
【0021】そのミシンモータ10の起動開始と共に縫
製が開始され、分周回路37からの針数パルスをカウン
トすることにより、縫製開始後の針数がカウントされて
いく。そして、各針の縫製サイクルにおいては、図5に
示すように、針上位置(上死点)から所定位相角Fs
(例えば、上軸8の位相角280°)のタイミングで布
送りが開始され、針上位置から所定位相角Fe(例え
ば、上軸8の位相角80°)のタイミングで布送りが終
了する。尚、位相角はカウンタ36のカウント値から演
算される。
【0022】以上のように、複数針の縫製を実行してい
ってその縫目模様における最終針(例えば、50針目)
になると、最終針の針数パルスの立ち上がりからミシン
モータ10の減速が開始されて糸切り用ミシン速度Fま
で減速され、その速度で一定時間駆動された後停止す
る。前記最終針の針数パルスの立ち上がりから所定時間
D(例えば、0ms)経過後には、糸切り機構による糸
切りに備えて糸緩め機構19により上糸が緩められ、ま
た、前記最終針の針数パルスの立ち上がりから所定時間
E(例えば、40ms)経過後に糸切り用ソレノイドア
クチュエータ46を作動させて糸切りが実行される。
【0023】一方、ミシンモータ10が停止してから所
定時間G(例えば、20ms)経過後に糸つかみ機構2
4を作動させて上糸端部が保持され、その糸つかみ動作
の終了後所定時間H(例えば、50ms)経過後に押え
足22が開放位置に切換えられ、以上で1つの縫目模様
を縫製する作業が終了し、その後縫製済みの加工布を移
動させたり取り除いたりしてから、次の縫製に移行す
る。ここで、前記A,C,D,E,F,G,H,Fs,
Fe等は調整可能なものであり、縫製条件(加工布の厚
さ、縫目模様の種類、縫製速度等)に応じて適切に調整
することが望ましい。
【0024】そこで、本実施形態のパターン縫いミシン
1においては、次のようにして前記の前記A,C,D,
E,F,G,H,Fs,Fe等を調整し設定できるよう
になっている。以下、これについて詳しく説明する。図
6のタイミングテーブルは、前記A,C,D,E,F,
G,H,Fs,Fe等で決まる図示の種々の動作タイミ
ング等を予め設定してROM33に格納したものであ
り、標準的なミシンモータ速度(例えば、2000sp
m)におけるデフォルト値と、調整許容幅とを設定して
ある。
【0025】例えば、図6における、A=30ms、B
=5ms、C=0ms、D=0ms、E=40ms、F
=400spm、G=20ms、H=50ms、Fs=
280°、Fe=80°、−a1〜+a2=−10〜+
10ms、−c1〜+c2=0〜+30ms、−d1〜
+d2=0〜+30ms、−e1〜+e2=−10〜+
30ms、−f1〜+f2=−100〜+100sp
m、−g1〜+g2=−10〜+30ms、−h1〜+
h2=−50〜+50ms、−fs1〜+fs2=−1
0〜+10°、−fe1〜+fe2=−10〜+10°
である。
【0026】縫製を開始する前に予め、種々の動作タイ
ミング等の何れかを調整する場合には、ディスプレイ5
2に図7に示すメニュー画面を表示させて、カーソルで
「Cタイミング調整」の項目を選択して実行キーを操作
すると、図8に示すタイミング調整画面(1/9)がデ
ィスプレイ52に表示されるので、そのデフォルト値と
調整許容範囲の表示情報を参考にして、ディスプレイ5
2のカーソル52aとカーソル移動キーとテンキーとを
介して、許容される調整値を入力欄に入力すると、その
調整値とデフォルト値とを加算した値としてAの値が設
定され、その設定値Aがメモリに記憶される。そして、
縫製制御においては、その設定値Aのタイミングで押え
足22を開放させるように押え足用ソレノイド45を駆
動制御するようになっている。
【0027】次に、カーソル52aを下方へ移動させて
次画面にスクロールさせると、図9に示すタイミング調
整画面(2/9)がディスプレイ52に表示されるの
で、前記と同様にして調整値を入力してCの値を設定
し、その設定値Cがメモリに記憶される。そして、縫製
制御においては、その設定値Cのタイミングで糸緩め機
構19を非緩め状態に切換えるように糸緩め用ソレノイ
ド48を駆動制御するようになっている。以下、図10
〜図16についても前記と同様であり、図10の画面へ
の表示情報と入力情報とを介してDの値を調整し設定し
てメモリに格納して、糸緩め開始タイミングを調整でき
るようになっている。
【0028】即ち、前記と同様に、図11の画面への表
示情報と入力情報とを介してEの値を調整し設定してメ
モリに格納して、糸切りタイミングを調整できるように
なっている。また、図12の画面への表示情報と入力情
報とを介してFの値を調整し設定してメモリに格納し
て、糸切り用ミシン速度Fを調整できるようになってい
る。また、図13の画面への表示情報と入力情報とを介
してGの値を調整し設定してメモリに格納して、糸つか
みタイミングを調整できるようになっている。
【0029】また、図14の画面への表示情報と入力情
報とを介してHの値を調整し設定してメモリに格納し
て、押え足開放タイミングを調整できるようになってい
る。また、図15の画面への表示情報と入力情報とを介
して布送り開始タイミングFsの値を調整し設定してメ
モリに格納して、布送り開始タイミングを調整できるよ
うになっている。また、図16の画面への表示情報と入
力情報とを介して布送り終了タイミングFeの値を調整
し設定してメモリに格納して、布送り終了タイミングを
調整できるようになっている。
【0030】前記図7〜図16のような画面を表示する
技術自体は公知技術と同様であるので、その詳しい説明
は省略する。また、前記のように、調整し設定された種
々の動作タイミングで動作するように、該当する駆動回
路に駆動信号を供給して駆動制御する技術自体も公知技
術とほぼ同様であるのでその詳しい説明は省略する。
【0031】以上説明したように、ディスプレイ52へ
の表示情報と入力情報とを介して、押え足作動タイミン
グ、糸緩め終了タイミング、糸緩め開始タイミング、糸
切りタイミング、糸切り用ミシン速度、糸つかみタイミ
ング、押え足開放タイミング、布送り開始タイミング、
布送り終了タイミング等を必要に応じて適宜調整し設定
して許容範囲内で変更することができるので、縫製条件
に適した動作タイミング等にして、縫製品質を高めた
り、各縫目模様を縫製するサイクルタイムを短縮して縫
製能率を高めたりすることができる。
【0032】例えば、加工布が厚い場合等には、布送り
の終了タイミングを遅らすことで、糸締まりが良好とな
り縫製品質が向上するし、加工布が薄い場合には布送り
の終了タイミングを早めることが望ましい。また、各動
作タイミングを極力早めることで、各縫目模様を縫製す
るサイクルタイムを大幅に短縮することができる。しか
も、ディスプレイ52への表示情報と入力情報とを介し
て簡単に調整することができるため、ミシン技術者は勿
論、ミシン1のユーザー(操作者)でもディスプレイ5
2の表示情報に従って簡単に能率的に調整することがで
きる。 また、図8〜図16に示した画面には、デフォ
ルト値と調整許容幅とを表示するように構成してあるた
め、不適切な調整値を入力したりするミスも生じにく
く、能率的に調整値を入力することができる。
【0033】ここで、前記実施形態を部分的に変更する
変更形態について説明する。 1) 図6の調整許容幅の代わりに、デフォト値に乗ず
る係数(例えば、0.7〜2.0等のような幅のある係
数)で以て設定してもよく、この場合図8〜図16の画
面においても、同様に係数で以て調整値を入力するもの
とする。
【0034】2) 前記図6のタイミングテーブルにお
けるデフォルト値と許容調整範囲の値は、ミシンモータ
10の標準的回転速度Voを前提して予め設定してある
ので、標準的回転速度Voで縫製する場合に適してい
る。しかし、ミシンモータ10の回転速度Vを標準的回
転速度Voから大きく変えた場合には、図6のテーブル
に設定してある値をそのまま適用せずに、ミシンモータ
10の回転速度Vに応じた補正を施すことも有り得る。
この場合、例えば、補正係数K=Vo/Vを図6のテー
ブルの諸数値のうちの全部または一部に乗算することで
補正し、その補正後のデータを図8〜図16の画面に表
示するように構成してもよい。
【0035】3) 図6のタイミングテーブルの諸数値
のうちのA,C,D,E,G,H等を、時間(ms)で
もって設定するのではなく、例えばミシンモータ10の
回転速度を反映するパルス信号(例えば、ロータリーエ
ンコーダ12のA相のパルス信号のようなパルス信号)
のパルス数で以て設定するのが望ましい。しかし、ミシ
ンモータ10の停止中にはロータリーエンコーダ12も
停止してしまうことから、制御ユニット30に設けたク
ロック信号発生器からのクロック信号をカウントしつ
つ、設定されているミシンモータ10の回転速度を加味
して、ロータリーエンコーダ12のパルス信号に相当す
るパルス信号を発生するパルス信号発生手段を設ける場
合には、図6のタイミングテーブルの諸数値のうちの
A,C,D,E,G,H等におけるデフォルト値と許容
調整範囲を、前記パルス信号発生手段のパルス信号数で
もって設定することができる。この場合、図8〜図16
の画面における調整値の設定も前記パルス信号数で以て
行うようにする。この構成によれば、ミシンモータ10
の回転速度が種々変更設定されても十分適合する。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ディスプレイ
を含む操作パネルと、布送りタイミング調整手段とを設
け、操作パネルのディスプレイへの表示情報と入力情報
とを介して、布送り手段のモータのミシンモータに対す
る布送り開始タイミングと終了タイミングとを調整し設
定できるため、そのタイミング調整が簡単となり、ミシ
ン技術者は勿論、操作者でも簡単に調整できるようにな
る。また、布送りの開始タイミングと終了タイミング
を、縫製対象の加工布の種類や厚さ、縫目模様(縫目パ
ターン)に適したタイミングに調整することで、縫製品
質を高めることもできる。
【0037】請求項2の発明によれば、糸切りタイミン
グ調整手段を設け、操作パネルのディスプレイへの表示
情報と入力情報とを介して、糸切り手段の動作タイミン
グを調整し設定できるため、そのタイミング調整が簡単
となり、ミシン技術者は勿論操作者でも簡単に調整でき
るようになる。その他、請求項1と同様の効果を奏す
る。
【0038】請求項3の発明によれば、糸緩めタイミン
グ調整手段を設け、操作パネルのディスプレイへの表示
情報と入力情報とを介して、糸緩め手段の動作タイミン
グを調整できるため、そのタイミング調整が簡単とな
り、ミシン技術者は勿論操作者でも簡単に調整できるよ
うになる。その他、請求項1または2と同様の効果を奏
する。
【0039】請求項4の発明によれば、糸つかみタイミ
ング調整手段を設け、操作パネルのディスプレイへの表
示情報と入力情報とを介して、糸つかみ手段の動作タイ
ミングを調整できるため、そのタイミング調整が簡単と
なり、ミシン技術者は勿論操作者でも簡単に調整できる
ようになる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
【0040】請求項5の発明によれば、押え足開放タイ
ミング調整手段を設け、操作パネルのディスプレイへの
表示情報と入力情報とを介して、押え足上昇の動作タイ
ミングを調整できるため、そのタイミング調整が簡単と
なり、ミシン技術者は勿論操作者でも簡単に調整できる
ようになる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパターン縫いミシンの
概略側面図である。
【図2】前記ミシンの正面図である。
【図3】前記ミシンの制御系のブロック図である。
【図4】前記ミシンの動作タイムチャートである。
【図5】エンコーダパルスと針数パルスと布送り開始タ
イミングと終了タイミングの説明図である。
【図6】タイミングテーブルの図表である。
【図7】メニュー画面の表示例を示す図である。
【図8】タイミング調整画面(1/9)の表示例を示す
図である。
【図9】タイミング調整画面(2/9)の表示例を示す
図である。
【図10】タイミング調整画面(3/9)の表示例を示
す図である。
【図11】タイミング調整画面(4/9)の表示例を示
す図である。
【図12】タイミング調整画面(5/9)の表示例を示
す図である。
【図13】タイミング調整画面(6/9)の表示例を示
す図である。
【図14】タイミング調整画面(7/9)の表示例を示
す図である。
【図15】タイミング調整画面(8/9)の表示例を示
す図である。
【図16】タイミング調整画面(9/9)の表示例を示
す図である。
【符号の説明】
1 パターン縫いミシン 10 ミシンモータ 12 ロータリーエンコーダ 19 糸緩め機構 20 布送り機構 22 押え足 24 糸つかみ機構 30 制御ユニット 52 ディスプレイ 52a カーソル 53 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 剛寿 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 原田 幸一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製対象の加工布を異なる2方向へ独立
    に布送り可能な布送り手段を備えたパターン縫いミシン
    において、 文字列を表示可能なディスプレイを含む操作パネルと、 前記布送り手段のモータのミシンモータに対する布送り
    開始タイミングと終了タイミングをディスプレイへの表
    示情報と入力情報を介して調整し設定可能な布送りタイ
    ミング調整手段と、 を備えたことを特徴とするパターン縫いミシン。
  2. 【請求項2】 更に、縫製終了時に針板の下側において
    上糸と下糸を切る糸切り手段の動作タイミングをディス
    プレイへの表示情報と入力情報を介して調整し設定可能
    な糸切りタイミング調整手段を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のパターン縫いミシン。
  3. 【請求項3】 更に、前記糸切り手段による糸切りに際
    して上糸を緩める糸緩め手段の動作タイミングをディス
    プレイへの表示情報と入力情報を介して調整し設定可能
    な糸緩めタイミング調整手段を設けたことを特徴とする
    請求項1または2に記載のパターン縫いミシン。
  4. 【請求項4】 更に、前記糸切り手段による糸切り後に
    縫針の目孔から延びる上糸端部をつかむ糸つかみ手段の
    動作タイミングをディスプレイへの表示情報と入力情報
    を介して調整し設定可能な糸つかみタイミング調整手段
    を設けたことを特徴とする請求項3に記載のパターン縫
    いミシン。
  5. 【請求項5】 更に、前記布送り手段の押え足を縫製終
    了時に上昇させる動作タイミングをディスプレイへの表
    示情報と入力情報を介して調整し設定可能な押え足開放
    タイミング調整手段を設けたことを特徴とする請求項3
    に記載のパターン縫いミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100987843B1 (ko) 2002-07-27 2010-10-13 뒤르콥 아들러 악티엔게젤샤프트 피작업물의 상부에서 하부측으로 니들 실의 자유 단부를당기는 방법 및 이를 실행하는 재봉기구
CN112251922A (zh) * 2020-10-13 2021-01-22 琦星智能科技股份有限公司 一种缝纫机的缝纫方法

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