JPH10148180A - 圧縮機におけるハウジングの連結構造 - Google Patents

圧縮機におけるハウジングの連結構造

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JPH10148180A
JPH10148180A JP8309248A JP30924896A JPH10148180A JP H10148180 A JPH10148180 A JP H10148180A JP 8309248 A JP8309248 A JP 8309248A JP 30924896 A JP30924896 A JP 30924896A JP H10148180 A JPH10148180 A JP H10148180A
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Japan
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housing
component
components
gasket
muffler
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JP8309248A
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English (en)
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Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Yoshihiro Makino
善洋 牧野
Masanori Sonobe
正法 園部
Takeshi Mizufuji
健 水藤
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1081Casings, housings

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機においてハウジング構成部材間の芯合わ
せ精度を改善すると共にハウジング構成部材間に介在さ
れるガスケットの位置決めやズレ防止を効果的に行い得
るハウジングの連結構造を提供する。 【解決手段】シリンダブロック(第1のハウジング構成
部材)1の前側接合端部に環状凸条1aを形成すると共
に、フロントハウジング(第2のハウジング構成部材)
2の後側接合端部に前記環状凸条1aと符合する環状溝
2aを形成する。そして、第1及び第2のハウジング構
成部材1,2の接合端部間にガスケット4を介在させつ
つ環状溝2a内に環状凸条1aを嵌入させて第1及び第
2のハウジング構成部材1,2を相互に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のハウジング
構成部材を相互接合して内部収容室を区画形成すると共
に当該内部収容室内に外部から供給されるガスを圧縮す
るための圧縮機構を設けた圧縮機に関し、特に、圧縮機
におけるハウジングの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用空調システムに使用されている圧
縮機の一類型に斜板式圧縮機がある。この種の斜板式圧
縮機のハウジングは一般に、複数のシリンダボアが形成
されたシリンダブロックの接合端部にOリング等のシー
ル要素を介在させつつフロントハウジング(及び/又は
リヤハウジング)の接合端部を接合することにより構成
される。このハウジング内に区画されるクランク室(内
部収容室)には、斜板を介して複数のピストンを同時に
往復駆動するための駆動軸が回動可能に支承されてい
る。この駆動軸の両端はシリンダブロック側の収容孔内
に設けられたラジアルベアリングと、フロントハウジン
グ側の収容孔内に設けられたラジアルベアリングとによ
って支持される。従って、駆動軸及び斜板の回動を円滑
にしてピストン駆動の正確を期するためには、シリンダ
ブロック側の収容孔の軸心とフロントハウジング側の収
容孔の軸心とを高精度で一致させることが好ましく、シ
リンダブロックに対するフロントハウジングの位置決め
精度が重要となる。
【0003】従来より、シリンダブロックに対するフロ
ントハウジングの位置決めには、例えば図5に示すよう
な少なくとも二本の平行ピン91(一本のみ図示)を用
いる手法が知られている。更に詳述すると、図5に示す
ように、シリンダブロック92の接合端の上側及び下側
部(上側部のみ図示)に位置決め用平行ピン91の直径
に対応する内径のピン孔93を穿設すると共に、フロン
トハウジング94の接合端部には前記ピン孔93と対向
して前記平行ピン91の一部を収容可能な収容孔95を
穿設する。そして、相対向するピン孔93及び収容孔9
5に対して平行ピン91を進入させ、当該平行ピン91
の外周と接するピン孔93の内周壁93aの一辺と収容
孔95の内周壁95aの一辺とを水平方向に一致させ、
その結果として、シリンダブロック92に対するフロン
トハウジング94の径方向への位置決めを達成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような二本の平行ピン91を用いる方法では、平行ピン
91の交差にピン孔93又は収容孔95の交差が更に積
み重なることになるため、シリンダブロック92とフロ
ントハウジング94との芯合わせ精度を更に改善するに
は限界がある。このため、上述のような二本の平行ピン
を用いる方法では十分に満足のいく精度でシリンダブロ
ック92とフロントハウジング94との間の芯合わせを
行うことができなくなりつつある。
【0005】また、シリンダブロックとフロントハウジ
ングとの間に介在されるシール要素についても、相互接
合されるシリンダブロック及びフロントハウジングの形
状の変更等に伴ってOリング以外のシール要素の使用が
必要とされており、この場合に当該シール要素の位置決
めやズレ防止のための対策が必要となる。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ハウジング構成部材間に介在され
るシール要素の位置決めやズレ防止に効果を発揮すると
共に、ハウジング構成部材間の芯合わせ精度に優れた圧
縮機におけるハウジングの連結構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のハウジング構成部材を相互接合して内部収容室を区画
形成すると共に当該内部収容室内に外部から供給される
ガスを圧縮するための圧縮機構を設けた圧縮機におい
て、第1のハウジング構成部材の接合端部に凸部を形成
すると共に第2のハウジング構成部材の接合端部に前記
凸部と符合する凹部を形成し、前記第1及び第2のハウ
ジング構成部材の接合端部間にガスケットを介在させつ
つ前記凹部内に前記凸部を嵌入させて前記第1及び第2
のハウジング構成部材を相互に接合してなる圧縮機にお
けるハウジングの連結構造であることをその要旨とす
る。
【0008】第1のハウジング構成部材と第2のハウジ
ング構成部材とはそれらの各接合端部に形成された凸部
と凹部との嵌合関係によって相互に接合されるため、従
来の如き平行ピンを用いる場合に比して、両ハウジング
構成部材間の芯合わせ精度を向上させることができる。
また、両接合端部間に介在されるガスケットは、その凹
凸を利用して各ハウジング構成部材に対して位置決めす
ることができ、更にガスケットの位置決め後において
は、当該凹凸部をガスケットのズレ防止に役立たせるこ
とができる。
【0009】請求項2の発明は、前記第1のハウジング
構成部材の接合端部に形成された凸部は環状凸条であ
り、前記第2のハウジング構成部材の接合端部に形成さ
れた凹部は前記環状凸条と嵌合可能な環状溝であること
を特徴とする。
【0010】この構成によれば、環状溝内に環状凸条を
嵌合するだけで両ハウジング構成部材の径方向への相対
位置決めが完了するので、ハウジングの組み付けが容易
となる。この点、少なくとも二本の平行ピンがないと径
方向への位置決めが完了しない従来の手法と対照的であ
る。
【0011】尚、前記環状凸条は、連続した一つの凸条
のみを意味するものではなく、断続的な凸条の配列、即
ち複数の円弧状凸条が環を描くように配列されたものを
も含む概念である。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の圧縮機におけるハウジングの連結構造において、前記
ガスケットが前記第1のハウジング構成部材の凸部の外
側において当該凸部と係合するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0013】この構成によれば、ガスケットの内側とハ
ウジング構成部材の凸部の外側との係合関係に基づい
て、前述のような位置決め及びズレ防止が達成される。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載
の圧縮機におけるハウジングの連結構造において、前記
第1及び第2のハウジング構成部材の各々にはマフラ構
成部が一体形成されており、前記第1及び第2のハウジ
ング構成部材の相互接合に基づき、前記圧縮機構から吐
出される圧縮ガスの脈動を緩和するマフラ室が形成され
ることを特徴とする。
【0014】この構成によれば、第1及び第2のハウジ
ング構成部材の相互接合と同時にマフラ構成部の接合が
されてマフラ室が形成される。このマフラ室は、圧縮機
の稼動時に圧縮機構から吐出される圧縮ガスの脈動を緩
和し、当該吐出脈動が原因となる振動や騒音を低減して
圧縮機の商品価値を高める。
【0015】請求項5の発明は、請求項4に記載の圧縮
機におけるハウジングの連結構造において、前記ガスケ
ットは前記第1及び第2のハウジング構成部材の接合端
部間のシールのみならず、前記第1及び第2のハウジン
グ構成部材のマフラ構成部間におけるシールをも行うも
のであることを特徴とする。
【0016】かかるガスケットの採用で、各ハウジング
構成部材の本体部分に一体化されたマフラ構成部分の形
状変更に容易に対応することができる。前述のように、
当該ガスケットの位置決め及びズレ防止はハウジング構
成部材の凹凸部との係合関係に依拠するため、Oリング
を用いる場合のようにOリングを収容するためだけの収
容溝を一方のハウジング構成部材の接合端部に形成する
必要がなく、各種のハウジング形状に容易に対応できる
という点で本発明は汎用性に優れている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を容量可変型揺動斜
板式圧縮機に具体化した一実施形態について図面を参照
しつつ説明する。
【0018】図1に示すように、中央ハウジングを構成
するシリンダブロック1の前端にはフロントハウジング
2がハウジング用ガスケット4を介して接合されてい
る。シリンダブロック1及びフロントハウジング2はそ
れぞれ第1及び第2のハウジング構成部材に相当する。
一方、シリンダブロック1の後端にはリヤハウジング3
が弁形成体5を介して接合固定されている。弁形成体5
は、バルブプレート6、二つの弁形成プレート7A,7
B及びリテーナ形成プレート8からなる。図1及び図2
に示すように、この圧縮機には複数の第1ボルト挿通孔
9が、フロントハウジング2からシリンダブロック1及
び弁形成体5を貫通してリヤハウジング3に穿設されて
いる。各第1ボルト挿通孔9には、それぞれ第1通しボ
ルト10がフロントハウジング2側より挿入され、その
先端部に形成されたネジ部10aがリヤハウジング3の
第1ボルト挿通孔9に形成されたネジ孔9aに螺合され
ている。こうして、フロントハウジング2、シリンダブ
ロック1及びリヤハウジング3が複数の第1通しボルト
10によって相互に接合固定されている。
【0019】ここで、第1のハウジング構成部材として
のシリンダブロック1と第2のハウジング構成部材とし
てのフロントハウジング2との接合はインロー構成によ
って達成されている。即ち、シリンダブロック1の接合
端部には凸部としての環状凸条1aが形成されている。
一方、フロントハウジング2の接合端部には、前記環状
凸条1aと嵌合可能な凹部としての環状溝2aが形成さ
れている。シリンダブロック1側の環状凸条1aはイン
ロー部として、フロントハウジング2側の環状溝2a内
に嵌入する。ガスケット4は環状凸条1aを取り囲む環
状部4aを備えており、環状凸条1aの外周側にはガス
ケット4の環状部4aが配置される。従って、当該ガス
ケット4はその環状部4aの内側において環状凸条1a
と係合しており、この係合関係に基づいてガスケット4
はシリンダブロック1に対して位置決めされると共に、
取付後もガスケット4のシリンダブロック半径方向への
位置ズレを防止されている。前記複数の第1通しボルト
10を締め付けることで、ガスケット4の環状部4a
は、環状凸条1aの周囲においてシリンダブロック1の
接合端部とフロントハウジング2の接合端部との間で挟
圧固定される。
【0020】図1に示すように、シリンダブロック1と
フロントハウジング2とによって内部収容室としてのク
ランク室11が区画形成される。シリンダブロック1及
びフロントハウジング2の各中心部には、駆動軸12の
各端部を収容するための収容孔1b,2bがそれぞれ形
成されている。収容孔1b,2bの各々には前後一対を
なすラジアルベアリング13が配設されており、これら
ラジアルベアリング13によって駆動軸12が回転可能
に支持されている。
【0021】駆動軸12の前端部外周とフロントハウジ
ング2の収容孔2bの内壁面との間には環状のリップシ
ール14が介装されており、駆動軸12の表面に沿った
圧力洩れを防止している。この駆動軸12の前端部は図
示しない電磁クラッチ機構を介して車両エンジン等の外
部駆動源に作動連結され、当該電磁クラッチ機構の接続
動作時に外部駆動源の駆動力が駆動軸12に伝達され
る。
【0022】クランク室11内において駆動軸12上に
は、回転支持体21が一体回転可能に止着されている。
また、駆動軸12に対しては斜板15が駆動軸12の軸
線方向に沿ってスライド可能かつ傾動可能に支持されて
いる。回転支持体21の裏面外周部には左右一対の支持
アーム22(一つのみ図示)が突設され、各支持アーム
22にはガイド孔22aが形成されている。また、斜板
15の前面側には左右一対のガイドピン16(一つのみ
図示)が突設され、各ガイドピン16の先端には球状部
16aが形成されている。そして、各ガイドピン16の
球状部16aが各支持アーム22のガイド孔22aに対
して摺動可能に嵌入されている。こうして、ガイドピン
16と支持アーム22とがヒンジ機構を構成し、両者の
連係により斜板15は駆動軸12の軸線方向へ傾動可能
でかつ同駆動軸12と一体回転可能となっている。
【0023】斜板15の傾動は、ガイド孔22aと球状
部16aとの間のスライドガイド関係及び駆動軸12の
スライド支持作用により案内される。斜板15の半径中
心部がシリンダブロック1側に接近移動されると、同斜
板15の傾角が減少する。回転支持体21とシリンダブ
ロック1との間において駆動軸12上にはリング状のス
トッパ23が外嵌固定されており、斜板15が同ストッ
パ23に当接されることで斜板15の最小傾角が規定さ
れる。また、斜板15の前面側には傾角規制突部17が
形成されており、この傾角規制突部17が回転支持体2
1の裏面側に当接することで斜板15の最大傾角が規定
される。
【0024】図1及び図2に示すように、シリンダブロ
ック1には、駆動軸12を取り囲んで複数のシリンダボ
ア25(本実施形態では五つ)が駆動軸12と平行に延
びるように貫通形成されている。各シリンダボア25に
はそれぞれ片頭ピストン26が往復動可能に嵌挿され、
各ピストン26の端面と弁形成体5との間において各シ
リンダボア25内には容積可変の圧縮室が形成されてい
る。各ピストン26の前端部には斜板15の外周部が前
後一対のシュー27を介して係留されており、斜板15
の回転運動はシュー27を介してピストン26の前後往
復運動に変換される。
【0025】図1に示すように、リヤハウジング3内に
は、吸入室30とそれを取り囲む環状の吐出室31が形
成されている。吸入室30は吸入圧領域を形成し、吐出
室31は吐出圧領域を形成する。バルブプレート6には
吸入ポート6a及び吐出ポート6bが形成されている。
弁形成プレート7Aには吸入弁7aが形成され、弁形成
プレート7Bには吐出弁7bが形成されている。
【0026】外部冷媒回路(図示略)から吸入口46
(図2参照)を介して吸入室30に供給された冷媒ガス
は、ピストン26の往復動作に基づいて吸入ポート6a
から吸入弁7aを押し退けてシリンダボア25内へ流入
する。シリンダボア25内へ流入した冷媒ガスは、ピス
トン26の往復動作に基づいて吐出ポート6bから吐出
弁7bを押し退けて吐出室31へ吐出される。吐出弁7
bはリテーナ形成プレート8のリテーナ8aによって開
度規制されている。
【0027】回転支持体21とフロントハウジング2の
内壁面との間には、スラストベアリング28が介在され
ている。このスラストベアリング28は、シリンダボア
25から片頭ピストン26、シュー27、斜板15、ガ
イドピン16及び支持アーム22を介して回転支持体2
1に作用する圧縮反力を受け止める。
【0028】弁形成体5に貫設された放圧通路32は、
吸入室30とクランク室11とを接続している。リヤハ
ウジング3及びシリンダブロック1内を貫通する圧力供
給通路33は吐出室31とクランク室11とを接続し、
同通路33の途中には容量制御弁34が設けられてい
る。また、リヤハウジング3内において感圧通路35は
吸入室30と容量制御弁34とを接続している。容量制
御弁34はダイヤフラム34aを備えており、同ダイヤ
フラム34aは感圧通路35を介して導入される吸入ガ
スの圧力の高低に応じて作動する。このダイヤフラム3
4aの作動に応じて弁体34bが圧力供給通路33の開
度を調節する。その結果、クランク室11の内圧が調節
され、ピストン26の前後に作用するクランク室11の
内圧とシリンダボア25内の圧力との格差が調整され
る。この圧力格差に応じて斜板15の傾斜角が変更さ
れ、ピストン26のストローク調節、即ち、吐出容量の
調整が行われる。容量制御弁34は、設定された吸入圧
を維持するように圧縮機の吐出容量を変更する。
【0029】図1及び図2に示すように、シリンダブロ
ック1の上部にはリヤ側マフラ構成部41が一体形成さ
れ、また、フロントハウジング2の上部にはフロント側
マフラ構成部42が一体形成されている。フロント側マ
フラ構成部42及びリヤ側マフラ構成部41には、これ
らの外周側肉部を縦貫するように第2ボルト挿通孔47
が穿設されている。リヤ側マフラ構成部41とフロント
側マフラ構成部42との間に前記ガスケット4のマフラ
シール部4bを介在させた状態で、第2ボルト挿通孔4
7に対してフロント側マフラ構成部42の側から第2通
しボルト48が挿入されている。そして、第2通しボル
ト48の先端に形成されたネジ部48aをリヤ側マフラ
構成部41の第2ボルト挿通孔47に形成されたネジ孔
47aに螺合することにより、フロント側及びリヤ側マ
フラ構成部42,41の接合端部間でガスケット4のマ
フラシール部4bを挟圧しつつ、シリンダブロック1と
フロントハウジング2との接合を行っている。こうし
て、マフラシール部4bを挟んで互いに隣接するリヤ側
マフラ構成部41及びフロント側マフラ構成部42によ
り、その内側にマフラ室43を区画形成している。
【0030】このマフラ室43は、連通路44を介して
リヤハウジング3の吐出室31に連通されると共に、吐
出口45を介して外部冷媒回路と接続されている。各シ
リンダボア25から吐出室31に吐出された圧縮ガス
は、連通路44を介してマフラ室43に導入される。こ
のマフラ室43への導入によって圧縮ガスの吐出脈動が
減衰緩和される。脈動が緩和された圧縮ガスはマフラ室
43から吐出口45を経て外部冷媒回路に送り出され
る。
【0031】以上の説明からもわかるように、シリンダ
ブロック1の接合端部及びリヤ側マフラ構成部41と、
フロントハウジング2の接合端部及びフロント側マフラ
構成部42との間に介在されるハウジング用ガスケット
4は、両接合端部の形状に対応した環状部4aと、両マ
フラ構成部41,42の端部形状に対応したマフラシー
ル部4bとを備えた特殊形状のシール部材である。かか
るガスケット4は、例えば金属製の薄板状母材の表面に
合成ゴム等のシール性付与材を被覆することにより構成
される。従って、ガスケット4は、シリンダブロック1
及びフロントハウジング2の接合端部間のシール材(封
止材)として機能するのみならず、両マフラ構成部4
1,42間におけるシール材としての役目をも担う。
尚、第2通しボルト48は、ガスケット4のマフラシー
ル部4bの一部に形成された通し孔49を通して取り付
けられている。このため、ガスケット4の環状部4aが
シリンダブロック1の環状凸条1aと同心円の関係にあ
ったとしても、第2通しボルト48は環状凸条1aに対
するガスケット4の回り止め手段としての役目を果たす
ことができる。
【0032】この揺動斜板式圧縮機の作用の概要につい
て説明する。電磁クラッチ機構の接続により車両エンジ
ン(外部駆動源)から駆動軸12に動力が伝達される
と、斜板15の回転に連動して各ピストン26が往復動
される。これに伴い、各シリンダボア25内の圧縮室で
は、吸入室30からの冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出室
31への圧縮ガスの吐出が周期的に実行される。吐出室
31に吐出された高圧ガスは連通路44を介してマフラ
室43内に導入され、マフラ室43を経由して吐出口4
5から外部冷媒回路に排出される。同吐出高圧ガスがマ
フラ室43を通過することによりその圧力脈動成分が同
マフラ室43内において反射・干渉され、外部冷媒回路
に排出されるガスの圧力脈動が減衰される。
【0033】(ハウジング構成部材の製造及び組み付け
手順)第1のハウジング構成部材としてのシリンダブロ
ック1及び第2のハウジング構成部材としてのフロント
ハウジング2の製造加工方法及び両者の組み付け手順に
ついて説明する。この方法及び手順としては次の二通り
の手法がある。
【0034】図3は第1の手法の概要を示す。即ち、
(A)工程以前に、駆動軸12用の収容孔1bを未だ穿
設していないシリンダブロック1と、駆動軸12用の収
容孔2bを未だ穿設していないフロントハウジング2と
を準備する。そして、(A)工程において、シリンダブ
ロック1の環状凸条1aをフロントハウジング2の環状
溝2a内に嵌入し、未完成状態のシリンダブロック1と
フロントハウジング2とを一旦相互接合する。次に、
(B)工程において、穿孔機を用いて、相互接合された
シリンダブロック1及びフロントハウジング2の各中心
部に所要の収容孔1b及び2bを一度に穿設し、シリン
ダブロック1及びフロントハウジング2の形状加工を完
了する。この(B)工程の後、両者を一旦分離し、クラ
ンク室11内に駆動軸12や斜板15等の圧縮機構の構
成部材を組み付けてから、シリンダブロック1とフロン
トハウジング2との接合端部間にガスケット4を介在さ
せつつ両者を再度接合し、ボルト10,48で締め付け
固定することで当該圧縮機の組み立てを完了する。
【0035】図4は第2の手法の概要を示す。この手法
では、シリンダブロック1及びフロントハウジング2と
もにその形状加工を完了した状態で準備される。即ち、
シリンダブロック1の収容孔1bとフロントハウジング
2の収容孔2bとは互いに無関係に別々の工程で形成さ
れる。形状加工済みのシリンダブロック1及びフロント
ハウジング2が準備されると、クランク室11内に駆動
軸12や斜板15等の圧縮機構の構成部材を組み付けて
から、シリンダブロック1とフロントハウジング2との
接合端部間にガスケット4を介在させつつ両者を接合す
る。そして、ボルト10,48で締め付け固定すること
で当該圧縮機の組み立てを完了する。
【0036】ハウジング構成部材の加工方法及び組み付
け手順の違いによりハウジング構成部材間の芯合わせ精
度にどの程度の違いが生ずるかに関する試作実験の結果
を説明する。ここで、「芯合わせ精度」とは、二つのハ
ウジング構成部材を相互接合した場合に、一方のハウジ
ング構成部材の軸芯に対して他方のハウジング構成部材
の軸芯が最大でどれだけの距離だけ偏心し得るかを数値
で表したものをいう。より具体的には、シリンダブロッ
ク1の収容孔1bの軸芯に対してフロントハウジング2
の収容孔2bの軸芯が偏心する場合の最大偏心距離を測
定及び計算に基づいて求めたものをいう。芯合わせ精度
を表す数値が小さいほど芯合わせ精度に優れており、よ
り好ましいと言える。
【0037】同形同寸のハウジングの試作実験によれ
ば、第1の手法(図3)による場合の芯合わせ精度は、
0.035(mm)であり、第2の手法(図4)による
場合の芯合わせ精度は、0.100(mm)であった。
これに対し、前述した二本の平行ピンを用いる従来の手
法(図5)に従って同形同寸のシリンダブロック1とフ
ロントハウジング2とを接合した場合の芯合わせ精度
は、0.324(mm)であった。このように、インロ
ー部形成による凹凸関係での接合を指向した第1の手法
及び第2の手法のいずれも、平行ピンによる従来の手法
よりも優れた芯合わせ精度を達成した。他方、第2の手
法による芯合わせ精度は第1の手法による場合よりも若
干劣るが、0.100(mm)という程度の精度があれ
ば圧縮機のハウジング構成部材間の芯合わせ精度として
は十分であり、その芯合わせ精度故に圧縮機の機能に何
らかの支障を生ずるということはない。
【0038】以下、この実施形態の効果を説明する。 (イ)前記第1の手法(図3)及び第2の手法(図4)
によれば、平行ピンによる従来の手法(図5)に比し
て、シリンダブロック1とフロントハウジング2との間
の芯合わせ精度を向上させることができる。このため、
駆動軸12をより理想に近い状況で収容孔2b,1b内
の前後ラジアルベアリング13によって回動可能に支持
することができる。
【0039】(ロ)シリンダブロック1とフロントハウ
ジング2との間の芯合わせ精度の向上は、各シリンダボ
ア25内の圧縮室におけるトップクリアランスの狂いを
極力少なくすると共に、斜板15の傾動動作を円滑化
し、圧縮機本来の圧縮作用に良い影響を及ぼす。
【0040】(ハ)シリンダブロック1の環状凸条1a
に符合するようにガスケット4の環状部4aを形成して
この環状部4aが環状凸条1aと係合するようにしたの
で、この係合関係に基づいてガスケット4のシリンダブ
ロック1に対する位置決め及びズレ防止を効果的に達成
することができる。
【0041】(ニ)従来より部材間のシール要素として
Oリングが多用されているが、Oリングは一般に規格品
であり、それが適用される部材の一方にOリング形状に
対応した収容溝を形成する必要もあって、ハウジング構
成部材の形状変更に容易に対応できない。これに対し、
本実施形態によれば、シールの必要な部位の形状にあわ
せて容易に自家製造可能なガスケット4を使用すること
ができるため、Oリングの使用を前提とした場合に比べ
て設計の自由度が大きい。このことは、シリンダブロッ
ク1及びフロントハウジング2の各々にマフラ構成部4
1,42を一体形成するハウジング設計においては大き
な利点となる。
【0042】(ホ)前記第2の手法(図4)は第1の手
法(図3)に比べて芯合わせ精度は若干劣るが、第2の
手法では、シリンダブロック1の収容孔1bとフロント
ハウジング2の収容孔2bとを互いに無関係に別々の工
程で形成することができるため、シリンダブロック1又
はフロントハウジング2のいずれか一方に加工精度上の
不具合がある場合に、その不具合のある方のハウジング
構成部材のみを取り替え又は作り直すという処置が可能
となる。この意味で、第2の手法はハウジング構成部材
の不良率の低減に有利であり、量産に適している。
【0043】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、次のような態様にて実施することも可能で
ある。 (a)前記実施形態ではシリンダブロック1に凸部とし
ての環状凸条1aを設けフロントハウジング2に凹部と
しての環状溝2aを設けたが、凹凸関係を逆にし、シリ
ンダブロック1に環状溝を設けフロントハウジング2に
環状凸条を設けてもよい。
【0044】(b)揺動斜板式以外の他の斜板式圧縮機
に対して本発明を適用すること。例えば、両頭ピストン
を用いた斜板式圧縮機における相対向する二つのシリン
ダブロックを接合するために、本発明のようなインロー
部による凹凸嵌合構成を採用してもよい。
【0045】(c)その他のピストン式圧縮機、例え
ば、斜板に代えてウエーブカムを備えたウエーブカム式
圧縮機における二つのハウジング構成部材の接合に本発
明を適用すること。また、ピストン式圧縮機に限定され
るものではなく、ロータリ式圧縮機(例えば、ベーン式
圧縮機やスクロール型圧縮機)における二つのハウジン
グ構成部材の接合に本発明を適用すること。
【0046】尚、前記各請求項に記載の発明以外に上記
実施形態から把握できる技術的思想としては次のものが
あげられる。 (補1).複数のハウジング構成部材を相互接合してガ
スの圧縮機構を収容するための内部収容室を区画形成す
る圧縮機の製造方法であって、A) 第1のハウジング構
成部材の接合端部に凸部を形成すると共に、第2のハウ
ジング構成部材の接合端部に前記凸部と符合する凹部を
形成し、B) 前記凹部内に前記凸部を嵌入させつつ前記
第1のハウジング構成部材と前記第2のハウジング構成
部材とを相互に接合した状態で、当該第1及び第2のハ
ウジング構成部材の各々に対して同一軸線に沿った駆動
軸用の収容孔を同時に穿設し、C) 前記各収容孔の穿設
後に前記第1及び第2のハウジング構成部材を分離し
て、当該両ハウジング構成部材内に圧縮機構を組み付
け、D) 前記第1及び第2のハウジング構成部材の接合
端部間にガスケットを介在させつつ前記第1及び第2の
ハウジング構成部材を再び相互接合することを特徴とす
る圧縮機の製造方法。
【0047】この補1の製造方法によれば、二つのハウ
ジング構成部材の駆動軸収容孔間の芯合わせ精度が格段
に優れた圧縮機を製造することができる。 (補2).複数のハウジング構成部材を相互接合してガ
スの圧縮機構を収容するための内部収容室を区画形成す
る圧縮機の製造方法であって、A) 第1のハウジング構
成部材の接合端部に凸部を形成すると共に、駆動軸用の
収容孔を穿設し、B) 第2のハウジング構成部材の接合
端部に前記凸部と符合する凹部を形成すると共に、前記
第1のハウジング構成部材の収容孔と対向する駆動軸用
の収容孔を穿設し、C) 前記第1及び第2のハウジング
構成部材内に圧縮機構を組み付け、D) 前記第1及び第
2のハウジング構成部材の接合端部間にガスケットを介
在させつつ前記凹部内に前記凸部を嵌入させることで前
記第1及び第2のハウジング構成部材を相互接合するこ
とを特徴とする圧縮機の製造方法。
【0048】この補2の製造方法によれば、二つのハウ
ジング構成部材の駆動軸収容孔間の芯合わせ精度が許容
域にある圧縮機を製造することができる。特に、この補
2の製造方法は部材の不良率を低減でき大量生産に極め
て適している。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように各請求項に記載の発
明によれば、ハウジング構成部材間の芯合わせ精度を向
上させることができると共に、ハウジング構成部材間に
介在されるシール要素(ガスケット)の位置決めやズレ
防止を効果的に達成することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に従う斜板式圧縮機の縦断面図。
【図2】図1のA−A線における横断面図。
【図3】ハウジング組み付けの第1の手法の概要を示す
断面図。
【図4】ハウジング組み付けの第2の手法の概要を示す
断面図。
【図5】平行ピンを用いる従来の手法の概要を示す要部
断面図。
【符号の説明】
1…第1のハウジング構成部材としてのシリンダブロッ
ク、1a…凸部としての環状凸条、2…第2のハウジン
グ構成部材としてのフロントハウジング、2a…凹部と
しての環状溝、4…ハウジング用ガスケット、4a…環
状部、4b…マフラシール部、5…弁形成体、11…内
部収容室としてのクランク室、12…駆動軸、15…斜
板、21…回転支持体、26…片頭ピストン(5,12,15,
21,26 は圧縮機構を構成する)、41…リヤ側マフラ構
成部、42…フロント側マフラ構成部、43…マフラ
室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水藤 健 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のハウジング構成部材を相互接合し
    て内部収容室を区画形成すると共に当該内部収容室内に
    外部から供給されるガスを圧縮するための圧縮機構を設
    けた圧縮機において、 第1のハウジング構成部材の接合端部に凸部を形成する
    と共に第2のハウジング構成部材の接合端部に前記凸部
    と符合する凹部を形成し、前記第1及び第2のハウジン
    グ構成部材の接合端部間にガスケットを介在させつつ前
    記凹部内に前記凸部を嵌入させて前記第1及び第2のハ
    ウジング構成部材を相互に接合してなる圧縮機における
    ハウジングの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記第1のハウジング構成部材の接合端
    部に形成された凸部は環状凸条であり、前記第2のハウ
    ジング構成部材の接合端部に形成された凹部は前記環状
    凸条と嵌合可能な環状溝である請求項1に記載の圧縮機
    におけるハウジングの連結構造。
  3. 【請求項3】 前記ガスケットは前記第1のハウジング
    構成部材の凸部の外側において当該凸部と係合するよう
    に構成されている請求項1又は2に記載の圧縮機におけ
    るハウジングの連結構造。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のハウジング構成部材
    の各々にはマフラ構成部が一体形成されており、前記第
    1及び第2のハウジング構成部材の相互接合に基づいて
    前記圧縮機構から吐出される圧縮ガスの脈動を緩和する
    マフラ室が形成される請求項1〜3のいずれか一項に記
    載の圧縮機におけるハウジングの連結構造。
  5. 【請求項5】 前記ガスケットは前記第1及び第2のハ
    ウジング構成部材の接合端部間のシールのみならず、前
    記第1及び第2のハウジング構成部材のマフラ構成部間
    におけるシールをも行うものである請求項4に記載の圧
    縮機におけるハウジングの連結構造。
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