JPH10148695A - スクラムタイミングレコーダ装置 - Google Patents

スクラムタイミングレコーダ装置

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JPH10148695A
JPH10148695A JP8321197A JP32119796A JPH10148695A JP H10148695 A JPH10148695 A JP H10148695A JP 8321197 A JP8321197 A JP 8321197A JP 32119796 A JP32119796 A JP 32119796A JP H10148695 A JPH10148695 A JP H10148695A
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scrum
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラム時間を正確に計測する。 【解決手段】 プロセス入力手段10はスクラム信号の
入力によって各制御棒位置信号をスキャンしてスキャン
データを取込む。計測処理手段11は、プロセス入力手
段によって取込まれるスキャンデータを時系列に所定時
間に亘って、スキャンデータ群エリアへ保存する。信号
解析処理手段12は、計測処理手段によってスキャンデ
ータ群エリアへ保存されたスキャンデータを取出して正
常なパルス状信号とするように信号解析処理を施し得ら
れる解析データを解析データ群エリアへ保存する。スキ
ャンデータ群エリア13は、スキャンデータを保存する
ものである。解析データ群エリア14は、信号解析処理
を施し得られる解析データを保存するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所にお
ける原子炉内の制御棒スクラム動作の健全性を検証する
スクラムタイミングレコーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来のスクラムタイミングレ
コーダ装置を示す構成図であって、原子炉NV内に原子
炉の出力調整をするために制御棒L1〜L205が配置
され、制御棒L1〜L205は、制御棒駆動装置D1〜
D205によって、それぞれの駆動量に応じて駆動さ
れ、それぞれの制御棒位置信号が制御棒位置検出装置1
によって出力されている。スクラム信号発生装置2で
は、原子炉出力を緊急停止させるための制御棒L1〜L
205を全挿入させるイベントトリガ信号であるスクラ
ム信号を出力する。
【0003】スクラムタイミングレコーダ100は、電
磁オシロ等で構成され、スクラム信号を入力すると制御
棒位置検出装置1から各制御棒位置信号を入力して記録
する。
【0004】図21は、スクラムタイミングレコーダ1
00に記録される制御棒1本が全引抜位置からスクラム
したときの制御棒位置信号の出力波形を示し、原子炉N
Vに対向する左側の制御棒位置検出装置1では、0%,
40%,60%,100%に各接点信号を出力するよう
になっており、これが右側のようにストローク信号とし
て出力される。
【0005】スクラム信号発生装置2からスクラム信号
が発せられると、スクラム発生から制御棒が炉心上部に
向かって挿入させられる位置に対応して、0,10,4
0,60,100%および全挿入位置の通過時点で発生
するストローク信号が図示するようにパルス状信号とし
て出力される。
【0006】ここで、FI〜F3信号とは、スクラムし
た際、制御棒が全挿入位置に正しく保持されているかを
検知するための信号である。スクラム発生において、制
御棒はスクラム動作を行うが、図21に示すように炉心
のトップで30秒程制御棒駆動機構から押し上げられた
状態となり、その後に制御棒駆動機構の押し上げが止ま
り、制御棒の自重により全挿入位置に落ちつく。F2信
号はストローク信号の100%と兼ねるものである。
【0007】これらの発生する信号を制御棒位置信号と
して抽出し、電磁オシロに記録させ、スクラム時間を採
取し、制御棒の駆動の健全性評価が可能である。なお、
計測時間はスクラム発生から10秒間のデータ採取を行
えば、スクラム時間の計測が行なえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たスクラムタイミングレコーダ100では、次のように
種々の問題点がある。
【0009】すなわち、前述のパルス信号群は図22に
示すようにマグネットMが接点CONのスイッチSWを
通過するとき機械的動作に伴なう単純な接点信号である
り、正しいパルス信号の波形が出力されない場合があ
る。
【0010】第1には、図23に示すように出力波形に
チャタリングが発生し易くスクラム時間の正確な算出の
支障となる場合がある。
【0011】第2には、タイミングのずれによるもので
通常のスクラム動作では、図21あるいは図24の上段
に示すようにスクラム開始から10秒経過後に制御棒の
全挿入位置を示すが、制御棒動作の調整段階において、
図25の下段に示すように制御棒位置がスクラム発生か
ら10秒以内に全挿入位置を示すことがある。この場
合、パルス数が異常で、スクラム時間が正確に算出でき
ない。
【0012】第3には、図22に示すスイッチSWから
のパルス状信号の信号割れによるものである。パルス状
信号が図26に示す上段のように3つに信号が割れて出
力されると図26に示す下段のように3つのパルス状信
号となることがある。この場合、炉内の環境に応じてし
きい値を下げる微調整作業を行うが、この作業は大変な
手間を要している。
【0013】第4には、測定制御棒の抽出によるもの
で、オペレータが制御棒座標から信号線を探して、電磁
オシロを信号線に接続していたので、接続ミス等が発生
するおそれもある。
【0014】第5には、シングルスクラムSW動作状態
表示に関するもので、スクラム動作をさせる制御棒の指
定はスクラム信号発生装置2から制御棒毎にSWのオン
状態からオフ状態にすることで行なわれる。この際、全
ての制御棒のSWが通常のオフ状態であることを確認し
た後、次の制御棒スクラム指定を行う必要があり、これ
がオペレータにとって極めて大変な作業であった。
【0015】そこで、本発明は正確にスクラム時間を測
定し、制御棒スクラム動作の健全性を検証可能とするス
クラムタイミングレコーダ装置を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原子
炉に配設される複数の制御棒の各位置を表す各制御棒位
置信号を検出して出力する制御棒位置検出装置と、制御
棒を緊急挿入するスクラム信号を発生させるスクラム信
号発生装置とを有し、スクラム信号によって制御棒を挿
入させたとき制御棒位置信号からスクラム時間を収集
し、制御棒のスクラム動作の健全性をスクラム時間によ
って検証するスクラムタイミングレコーダ装置におい
て、スクラム信号の入力によって各制御棒位置信号をス
キャンしてスキャンデータを取込むプロセス入力手段
と、このプロセス入力手段によって取込まれるスキャン
データを時系列に所定時間に亘ってスキャンデータ群エ
リアへ保存する計測処理手段と、この計測処理手段によ
ってスキャンデータ群エリアへ保存されたスキャンデー
タを取出して正常なパルス状信号とするように信号解析
処理を施し得られる解析データを解析データ群エリアへ
保存する信号解析処理手段とを設けるようにしたもので
ある。この手段によれば、接点信号に起因する事象を考
慮して正常なパルス状信号となるので正しいスクラム時
間の算出ができ、これによりオペレータにリアルタイム
にスクラム時間を提供でき、プラント立上げの早期化も
図れる。また計測部に機械的な動作を用いていないの
で、確実にスクラム動作のデータを採取でき、オペレー
タの精神的な負担を軽減できる。さらに、ディジタル数
値により処理を行なっているので、オペレータの個人差
によるデータ評価にバラつきがなく、信頼性の高い評価
ができる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載のスクラ
ムタイミングレコーダ装置において、信号解析処理手段
は、スキャンデータの信号波形にチャタリングがある場
合、所定の是正処理を施して正常なパルス状信号とする
チャタリングマスク処理手段を設けるようにしたもので
ある。この手段によれば、各制御棒の通過位置に対応す
るパルス信号を時系列にスキャンデータ群エリアに記憶
しておき、スキャンデータ群上に記憶されたパルス信号
からチャタリング波形に相当する挙動データにマスクを
かけるので、パルスの波形がチャタリングしても、スク
ラム時間を正しく算出することができる。
【0018】請求項3の発明は、請求項2記載のスクラ
ムタイミングレコーダ装置において、信号解析処理手段
は、スキャンデータの信号波形にタイミングずれがある
場合、所定のタイミングずれ是正処理を施して正常なパ
ルス状信号とするタイミングずれデータ処理手段を付加
するようにしたものである。この手段によれば、タイミ
ングずれが修正され制御棒のスクラム時間を算出する。
これによって、制御棒動作の調整時におけるタイミング
ずれに影響することなく、スクラム時間を正確に算出す
ることができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項3記載のスクラ
ムタイミングレコーダ装置において、信号解析処理手段
は、スキャンデータの信号波形に信号割れがある場合、
所定の信号割れ是正処理を施して正常なパルス状信号と
する信号割れデータ処理手段を付加するようにしたもの
である。この手段によれば、信号割れ波形に相当する挙
動データにマスクをかけ、解析データ群に蓄えて各制御
棒のスクラム時間を計測する。信号波形がいくつかの波
形に分割されても、スクラム時間を正しく算出すること
ができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
記載のいずれかのスクラムタイミングレコーダ装置にお
いて、解析データ群エリアへ保存された解析データにつ
いて制御棒座標テーブルを参照して制御棒番号を抽出す
る制御棒番号抽出手段と、制御棒番号毎にスクラム時間
を算出して所定の帳票形式に加工し出力装置へ出力する
帳票処理手段とを付加するようにしたものである。この
手段によれば、解析データ群エリアに記憶された解析デ
ータについて各々の制御棒番号を抽出することができ、
オペレータの介在なしに制御棒番号毎のスクラム時間が
算出できる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
記載のいずれかのスクラムタイミングレコーダ装置にお
いて、オペレータの介入によってスクラム動作させると
きスクラム動作を実行可能な待機状態であることを表示
して知らせるスクラム信号発生表示手段を付加するよう
にしたものである。この手段によれば、スクラム動作の
待機状態であることが即座に認識でき、誤操作やオペレ
ータの手間を軽減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の第1実施の形態を示すス
クラムタイミングレコーダ装置の構成図である。
【0024】スクラムタイミングレコーダ装置は、スク
ラムタイミングレコーダ101に制御棒位置検出装置1
とスクラム信号発生装置2とが接続されており、スクラ
ムタイミングレコーダ101は、プロセス入力手段10
と計測処理手段11とタイマー11aと信号解析処理手
段12とスキャンデータ群エリア13と解析データ群エ
リア14とから構成されている。
【0025】ここで、計測処理手段11は、プロセス入
力手段10によって取込まれるスキャンデータを時系列
に所定時間に亘って、スキャンデータ群エリア13へ保
存する。信号解析処理手段12は、計測処理手段11に
よってスキャンデータ群エリア13へ保存されたスキャ
ンデータを取出して正常なパルス状信号とするように信
号解析処理を施し得られる解析データを解析データ群エ
リア14へ保存する。スキャンデータ群エリア13は、
スキャンデータを保存するものである。解析データ群エ
リア14は、信号解析処理を施し得られる解析データを
保存するものである。
【0026】さらに、図2は、図1に示す信号解析処理
手段12の詳細を示すもので、信号解析処理手段12
は、チャタリングマスク処理手段15とタイミングずれ
データ処理手段16と信号割れデータ処理手段17とチ
ャタリングマスクデータ群エリア18とタイミングずれ
データ群エリア19とからなっている。
【0027】ここで、チャタリングマスク処理手段15
は、スキャンデータの信号波形にチャタリングがある場
合に所定の是正処理を施して正常なパルス状信号とする
ものである。タイミングずれデータ処理手段16は、ス
キャンデータの信号波形にタイミングずれがある場合、
所定のタイミングずれ是正処理を施して正常なパルス状
信号とするものである。信号割れデータ処理手段17
は、スキャンデータの信号波形に信号割れがある場合、
所定の信号割れ是正処理を施して正常なパルス状信号と
するものである。
【0028】次に、第1実施の形態の作用を図3に示す
処理手順によって説明する。
【0029】まず、制御棒位置検出装置1から出力され
る制御棒位置信号とスクラム信号発生装置2から出力さ
れるONのスクラム信号とかプロセス入力手段10に入
力し、この入力データを常時、時系列に図4に示すよう
なスキャンデータ群エリア13に蓄えている(S1)。
【0030】この図14に示すスキャンデータ群エリア
13は、プロセス入力手段10の1回分のスキャンデー
タ群(スクラム信号及び制御棒位置を示すストローク、
全挿入位置を示すF2、F3)をスクラム動作の所要時
間以上の10秒、1msec周期で時系列にトップから
ボトム方向に蓄え可能な構成となっている。さらに、ス
キャンデータ群エリア13はエリアの最後までスキャン
データ群が達すると、スキャンデータ群エリア13のト
ップに戻る循環バッファとなっている。このスキャンデ
ータ群エリア13の状態が計測処理手段11によって監
視されている。
【0031】スクラム信号発生装置2からスクラム信号
がONからOFFに変化すると計測処理手段11ではス
クラム計測時間の経過を計測するタイマー11aを0秒
から動作させ、このタイマー11aが10秒を示したな
らば、計測処理手段11ではスキャンデータ群エリア1
3へのデータ更新を停止させる(S2〜S4)。この停
止の際のデータサンブルは、図5に示すように、全ての
制御棒位置信号について、1回分のスキャンデータ群1
msecの分解で、「0」,「1」で保存されている。
この蓄えられたスキャンデータ群により、信号解析処理
手段12の内部処理に従って以下の解析処理が行われ
る。
【0032】まず、最初に図2に示すチャタリングマス
ク処理手段15がスキャンデータ群エリア13について
スクラム信号の発生時点を検索する(S5)。そして、
チャタリング波形の検索処理を行い、チャタリングマス
クデータ群エリア18を更新する(S6)。
【0033】具体的には、図6に示す処理を実行する
が、パルス状信号は、一般に、図7に示す上段のよう
に、接点波形の検出から離脱或いは離脱から検出までの
最小幅は機械動作性能上t=4msec以上である。従
って、図示t1やt2のように4msec未満であれ
ば、チャタリングとみなして処理を行う(図7の下
段)。
【0034】まず、スキャンデータ群エリア13のおい
てスクラム発生時点から時系列方向に変化データ位置X
1を抽出し、チャタリングマスクデータ群エリア18を
更新する(S21,S22)。更新方法は、図8に示す
ように”スクラム発生からの相対時間”と”変化データ
X1のスキャンデータ群”について行う。同様に、次の
変化データ位置X2を抽出する(S23)。これら変化
データX1から変化データX2の変化幅が4msec以
上であれば、チャタリング波形でないのでチャタリング
マスクデータ群エリア18にそのままX2のデータを更
新する(S24)。
【0035】このとき変化幅が4msec未満であれ
ば、チャタリング波形であるのでX2はチャタリングマ
スクデータ群エリア18に更新しない。この変化データ
位置X2を基準としてチャタリング処理を行うためX2
をX1に移す(S25)。さらに、チャタリング処理の
完了を判断するために、スクラム発生時点から10秒間
以上の変化データの抽出となっていないかチェックを行
う。10秒経過していなければチャタリング処理の継続
を行う(S26)。
【0036】続いて、タイミングずれデータ処理手段1
6によってチャタリングマスクデータ群エリア18に基
づいてタイミングずれデータ処理を実行する(S7)。
【0037】詳細には、図9に示す処理がされ、スクラ
ム発生からF3の第1パルスの検出を基準として、以降
に検出されるストローク%のパルス変化の検出を100
%値として、各ストローク%を求める。まず、前述した
チャタリングマスクデータ群エリア18の内容において
スクラム発生から全挿入位置を示すF3の第1パルス信
号の変化を検索する(S31)。このパルスの発生検出
を基準として、以降に発生するストローク%変化の検索
を行う(S32)。このストローク%の変化が100%
となるので、このタイミングずれデータ群エリア19を
更新する。(S33)。これにより、スクラム信号発生
方向に向かってタイミングずれデータ群エリア19を更
新する(S34)。なお、チャタリングデータ群エリア
18のデータ検索がスクラム信号発生時点まで到達した
ら処理を終了する(S35)。
【0038】さらに、タイミングずれデータ群エリア1
9のデータを基に信号割れデータ処理手段17によって
処理がされ、解析データ群エリア14のデータを更新す
る(S8,S9)。
【0039】詳細には、図10に示す処理がされるが、
図11の上段に示すようにT1またはT2の時間が20
msecに等しいか未満の場合、下段に示すように最後
の波形のみ残し、先の波形を削除する処理がされる。
【0040】まず、図10に示すように、タイミングず
れデータ群エリア19の内容において、データ群エリア
の後部から変化のあるストローク信号のスキャンデータ
X1を検出し、解析データ群エリア14を更新する(S
41)。更新後、タイミングずれデータ群エリア19の
内容において、スキャンデータX1からさらにスクラム
信号検出方向にさかのぼって変化データを検出し、X2
へセットし、解析データ群エリア14を更新する(S4
2)。更新後、タイミングずれデータ群エリア19の内
容においてX2からさらにさかのぼって変化のあるスト
ローク信号のスキャンデータを検出し、X3にセットす
る(S43)。
【0041】ここで、X2からX3を引いた演算結果が
20msec以下であれば、1つの連続したパルス波形
となるのでスキャンデータX2,X3を解析データ群5
5を更新する(S44,S45)。このようにパルス波
形の判別をスクラム信号発生時点まで繰り返す(S4
6,S47)。
【0042】このように第1実施の形態によれば、スク
ラム動作による接点信号にて予かじめ起こりうる事象を
考慮した接点動作となるので、正しいスクラム時間が算
出される。これにより、オペレータに正確なスクラム時
間をリアルタイムに提供でき、プラントの立上げの早期
化が図れる。また、チャタリング等の一過性の接点誤動
作が生じたり、あるいは制御棒駆動の調整段階でもスク
ラム時間が正しく計測できる。また、磁場における接点
の動作調整作業が不要となる。計測部に機械的な動作箇
所を用いていないので、確実にスクラム動作のデータ採
取でき、オペレータの精神的な負担が軽減され、ディジ
タル数値にて処理を行なっているので、オペレータの個
人差によるデータ評価にバラつきがなく、ついては信頼
性の高い評価ができる。
【0043】次に、本発明の第2実施の形態について図
12を参照して説明する。
【0044】図12に示す第2実施の形態は、図1に示
す第1実施の形態に制御棒番号抽出手段21と帳票処理
手段22とプリンタ23と制御棒番号対応テーブル24
とを追設している。
【0045】制御棒番号抽出手段21は、解析データ群
エリア14へ保存された解析データについて制御棒番号
対応テーブル24を参照して制御棒番号を抽出するもの
である。帳票処理手段22は、制御棒番号毎にスクラム
時間を算出して所定の帳票形式に加工しプリンタ23へ
出力するものである。
【0046】制御棒番号抽出手段21では、図13に示
す処理を行い、解析データ群エリア14の変化のあった
データに基づいて、図15に示す制御棒番号対応テーブ
ル24を参照して制御棒番号を求める(S51)。帳票
処理手段22は、解析データ群エリア14からデータを
取込み帳票形式に加工してプリンタ23へ出力する(S
52)。
【0047】詳細には、図14に示す処理によって、ま
ず、制御棒番号抽出手段21は、解析データ群エリア1
4の内容において変化したスキャンデータの有無のチェ
ックを行う(S61,S62)。無ければ処理終了する
が、有れば変化したスキャンデータのハードロケーショ
ン番号に基づき図15に示す制御棒番号対応テーブル2
4を検索し、制御棒座標を求める(S63〜S65)。
そして、図16に示すように制御棒番号毎に挿入位置に
対してスクラム時間が印字されて出力される。
【0048】このように、従来のオペレータが測定制御
棒座標を検索し、電磁オシロ等を接続する手間が不要と
なり、確実に動作した制御棒番号のスクラム時間が採取
可能となったので、信頼性が向上し、オペレータの作業
負担が軽減される。
【0049】次に、本発明の第3実施の形態について図
17を参照して説明する。
【0050】図17に示す第3実施の形態は図12に示
す第2実施の形態にスクラム信号発生表示手段25を追
設している。
【0051】スクラム信号発生表示手段25は、スクラ
ム信号発生装置2から単一の制御棒についてオペレータ
の介入によってスクラム動作させるときスクラム動作を
実行可能な待機状態であることを表示して知らせるもの
である。
【0052】スクラム信号発生装置2とスクラム信号発
生表示手段25とは、図18に示すように、スクラム信
号発生装置2には、制御棒番号1〜205に対応するス
イッチSW1〜SW205が設けられ、常時接点閉とな
って、オペレータが個別にシングルのスクラム動作をす
るとき接点開となる。そして、SW1〜SW205は、
直列回路を構成し、スクラム信号発生表示手段25の電
源26に接続され、直列回路には、表示ランプ27と表
示ランプ28とが並列に接続されている。
【0053】この構成で、図19に示すように任意の制
御棒についてSW1〜SW205のいずれかがOFFと
されるとスクラム信号が出力され、スクラム信号発生表
示手段25の表示ランプ27,28が消灯する(S7
1,S72)。また、リセットされるとスクラム信号発
生表示手段25の表示ランプ27,28が点灯する(S
73,S74)。
【0054】これにより任意のスクラムSWがどれか一
つでもスクラム動作指令があると、SWがOFFで動作
し、一括表示窓は消灯となる。また、スクラム動作指令
を示したSWをスクラム指令から通常位置に戻すとON
なり、一括表示窓である表示ランプ27,28がスクラ
ム動作待機状態を示す”点灯”となる。
【0055】このように、オペレータが次のスクラム動
作指令を行う際、その度に他の制御棒の各スクラムSW
状態をいちいち確認することなく、全数のスクラムSW
状態を一つの表示窓で表示して知らせることができ、オ
ペレータの作業負担が軽減できる。
【0056】なお、他の実施の形態として、一般的な産
業プラントにおいても本発明を適用できる。すなわち、
イベントトリガとして高速で変化する過度現象、例え
ば、タービントリツプシーケンス、温度変化、電圧/電
源変動および流量/圧力変動等のような事象をデータ収
集する場合にチャタリングタイミングずれ、信号割れを
処理して適正なデータを得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、スキャンデータの信号波形を修正して正常な信号
とするので正しいスクラム時間を算出ができ、オペレー
タの精神的な負担を軽減でき、また、ディジタル数値に
て処理を行なっているので、オペレータの個人差による
データ評価にバラつきがなく、信頼性の高い評価ができ
る。
【0058】請求項2の発明によれば、各制御棒の通過
位置に対応するパルス信号を時系列に記憶したスキャン
データ群のパルス信号からチャタリング波形に相当する
挙動データにマスクをかけるので、パルスの波形がチャ
タリングしても、スクラム時間を正しく算出することが
できる。
【0059】請求項3の発明によれば、タイミングずれ
を修正してスクラム時間を算出するので、制御棒の調整
時に起因するタイミングずれに影響されることなく、正
確なスクラム時間を算出することができる。
【0060】請求項4の発明によれば、信号割れ波形に
相当する挙動データにマスクをかけるので、スクラム時
間を正しく算出することができる。
【0061】請求項5の発明によれば、制御棒番号とス
クラム時間の対応が即座に判り、誤判断を解消し、オペ
レ−タの負担を軽減することができる。
【0062】請求項6の発明によれば、単一の制御棒に
ついてオペレータがスクラム動作を実行可能な待機状態
であることが表示で知ることができるので、誤操作のお
それを解消し、多数のスイッチを確認する手間が不要と
なり、オペレータの負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すスクラムタイミ
ングレコーダ装置の構成図である。
【図2】図1のスクラムタイミングレコーダ装置に備え
る信号解析処理手段の構成図である。
【図3】図1のスクラムタイミングレコーダ装置の処理
手順を示すフローチャートである。
【図4】図1のスクラムタイミングレコーダ装置に備え
るスキャンデータ群エリアの構成図である。
【図5】図4のスキャンデータ群エリアの詳細を示す説
明図である。
【図6】図2のチャタリングマスク処理手段の処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】図2のチャタリングマスク処理手段の作用を示
す説明図である。
【図8】図1の解析データ群エリアを示す構成図であ
る。
【図9】図2のタイミングずれデータ処理手段の処理手
順を示すフローチャートである。
【図10】図2の信号割れデータ処理手段の処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】図2の信号割れデータ処理手段の作用を示す
説明図である。
【図12】本発明の第2実施の形態を示すスクラムタイ
ミングレコーダ装置の構成図である。
【図13】図12のスクラムタイミングレコーダ装置に
備える制御棒番号抽出手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】図13の具体的フローチャートである。
【図15】図12のスクラムタイミングレコーダ装置に
備える制御棒番号対応テーブルを示す構成図である。
【図16】図12のスクラムタイミングレコーダ装置に
備えるプリンタへ出力された印字例である。
【図17】本発明の第3実施の形態を示すスクラムタイ
ミングレコーダ装置の構成図である。
【図18】図17のスクラムタイミングレコーダ装置に
備えるスクラム信号発生表示手段とスクラム信号発生装
置の構成図である。
【図19】図17のスクラム信号発生表示手段の処理手
順を示すフローチャートである。
【図20】従来のスクラムタイミングレコーダ装置を示
す構成図である。
【図21】スクラム発生時の各信号を示すタイミングチ
ャートである。
【図22】制御棒位置検出装置の接点を示す説明図であ
る。
【図23】制御棒位置検出装置のチャタリング出力波形
例である。
【図24】タイミングずれ出力波形を示す第1の説明図
である。
【図25】タイミングずれ出力波形を示す第2の説明図
である。
【図26】信号割れ出力波形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御棒位置検出装置 2 スクラム信号発生装置 10 プロセス入力手段 11 計測処理手段 12 信号解析処理手段 13 スキャンデータ群エリア 14 解析データ群エリア 15 チャタリングマスク処理手段 16 タイミングずれデータ処理手段 17 信号割れデータ処理手段 18 チャタリングマスクデータ群エリア 19 タイミングずれデータ群エリア 21 制御棒番号抽出手段 22 帳票処理手段 24 制御棒番号対応テーブル 25 スクラム信号発生表示手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉に配設される複数の制御棒の各位
    置を表す各制御棒位置信号を検出して出力する制御棒位
    置検出装置と、前記制御棒を緊急挿入するスクラム信号
    を発生させるスクラム信号発生装置とを有し、前記スク
    ラム信号によって前記制御棒を挿入させたとき前記制御
    棒位置信号からスクラム時間を収集し、制御棒のスクラ
    ム動作の健全性をスクラム時間によって検証するスクラ
    ムタイミングレコーダ装置において、 前記スクラム信号の入力によって前記各制御棒位置信号
    をスキャンしてスキャンデータを取込むプロセス入力手
    段と、このプロセス入力手段によって取込まれるスキャ
    ンデータを時系列に所定時間に亘ってスキャンデータ群
    エリアへ保存する計測処理手段と、この計測処理手段に
    よってスキャンデータ群エリアへ保存されたスキャンデ
    ータを取出して正常なパルス状信号とするように信号解
    析処理を施し得られる解析データを解析データ群エリア
    へ保存する信号解析処理手段とを備えることを特徴とす
    るスクラムタイミングレコーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記信号解析処理手段は、前記スキャン
    データの信号波形にチャタリングがある場合、所定の是
    正処理を施して正常なパルス状信号とするチャタリング
    マスク処理手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    のスクラムタイミングレコーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記信号解析処理手段は、前記スキャン
    データの信号波形にタイミングずれがある場合、所定の
    タイミングずれ是正処理を施して正常なパルス状信号と
    するタイミングずれデータ処理手段を付加することを特
    徴とする請求項2記載のスクラムタイミングレコーダ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記信号解析処理手段は、前記スキャン
    データの信号波形に信号割れがある場合、所定の信号割
    れ是正処理を施して正常なパルス状信号とする信号割れ
    データ処理手段を付加することを特徴とする請求項3記
    載のスクラムタイミングレコーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記解析データ群エリアへ保存された解
    析データについて制御棒座標テーブルを参照して制御棒
    番号を抽出する制御棒番号抽出手段と、制御棒番号毎に
    スクラム時間を算出して所定の帳票形式に加工し出力装
    置へ出力する帳票処理手段とを付加することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4記載のいずれかのスクラムタイ
    ミングレコーダ装置。
  6. 【請求項6】 オペレータの介入によってスクラム動作
    させるときスクラム動作を実行可能な待機状態であるこ
    とを表示して知らせるスクラム信号発生表示手段を付加
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のいず
    れかのスクラムタイミングレコーダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121144A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Toshiba Corp 制御棒駆動時間測定装置およびその校正方法、診断方法および補正方法

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