JPH10149557A - 光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバー - Google Patents
光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバーInfo
- Publication number
- JPH10149557A JPH10149557A JP8303192A JP30319296A JPH10149557A JP H10149557 A JPH10149557 A JP H10149557A JP 8303192 A JP8303192 A JP 8303192A JP 30319296 A JP30319296 A JP 30319296A JP H10149557 A JPH10149557 A JP H10149557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- cover
- semiconductor substrate
- optical
- photodetector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種光学要素を一体に構成することにより、
部品点数を削減し、組立コストが低減されるようにし
た、光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバーを提
供すること。 【解決手段】 光学ピックアップ用受発光素子13に対
して、その半導体基板の上面,発光素子,マイクロプリ
ズム及び第一及び第二の光検出器を覆うカバー14であ
って、前記カバー14の前記発光素子から出射されたレ
ーザ光の通過する一面に、光学要素14bが一体に備え
られるように、受発光素子13を構成する。
部品点数を削減し、組立コストが低減されるようにし
た、光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバーを提
供すること。 【解決手段】 光学ピックアップ用受発光素子13に対
して、その半導体基板の上面,発光素子,マイクロプリ
ズム及び第一及び第二の光検出器を覆うカバー14であ
って、前記カバー14の前記発光素子から出射されたレ
ーザ光の通過する一面に、光学要素14bが一体に備え
られるように、受発光素子13を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばミニディス
ク(MD)・コンパクトディスク(CD)等の記録・再
生光ディスク装置の光学ピックアップ用受発光素子及び
そのカバーに関するものである。
ク(MD)・コンパクトディスク(CD)等の記録・再
生光ディスク装置の光学ピックアップ用受発光素子及び
そのカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク用の光学ピッ
クアップは、例えば、図10に示すように構成されてい
る。図10において、光学ピックアップ1は、対物レン
ズ2と、ベース部(図示せず)上に固定配置された受発
光素子3と、光学系4とを含んでいる。
クアップは、例えば、図10に示すように構成されてい
る。図10において、光学ピックアップ1は、対物レン
ズ2と、ベース部(図示せず)上に固定配置された受発
光素子3と、光学系4とを含んでいる。
【0003】光学ピックアップ1は、対物レンズ2がフ
ォーカシング方向及びトラッキング方向に移動されるこ
とにより、受発光素子3から出射されたレーザ光を光学
系4及び対物レンズ2を介して、対物レンズ2の上方で
回転駆動される光ディスク5の信号記録面上のある一点
に収束合焦させ、光ディスク5の信号記録面からのレー
ザ光(戻り光)を対物レンズ2及び光学系4を介して受
発光素子3内に入射させる。
ォーカシング方向及びトラッキング方向に移動されるこ
とにより、受発光素子3から出射されたレーザ光を光学
系4及び対物レンズ2を介して、対物レンズ2の上方で
回転駆動される光ディスク5の信号記録面上のある一点
に収束合焦させ、光ディスク5の信号記録面からのレー
ザ光(戻り光)を対物レンズ2及び光学系4を介して受
発光素子3内に入射させる。
【0004】ここで、光学系4は、受発光素子3から出
射されたレーザ光を対物レンズ2に導き、また、光ディ
スク5からの戻り光を対物レンズ2から受発光素子3に
導くもので、図示の場合、二つの光路折曲げ用ミラー4
a,4bから構成されている。また、図示しない二軸ア
クチュエータにより、対物レンズ2がフォーカシング方
向及びトラッキング方向に移動調整されることにより、
受発光素子3から出射されたレーザ光は、光学系4のミ
ラー4a,4bそして対物レンズ2を介して、光ディス
ク5の信号記録面に収束合焦するようになっている。光
ディスク5の信号記録面からの戻り光は、対物レンズ2
及び光学系のミラー4a,4bを介して、受発光素子3
に入射される。
射されたレーザ光を対物レンズ2に導き、また、光ディ
スク5からの戻り光を対物レンズ2から受発光素子3に
導くもので、図示の場合、二つの光路折曲げ用ミラー4
a,4bから構成されている。また、図示しない二軸ア
クチュエータにより、対物レンズ2がフォーカシング方
向及びトラッキング方向に移動調整されることにより、
受発光素子3から出射されたレーザ光は、光学系4のミ
ラー4a,4bそして対物レンズ2を介して、光ディス
ク5の信号記録面に収束合焦するようになっている。光
ディスク5の信号記録面からの戻り光は、対物レンズ2
及び光学系のミラー4a,4bを介して、受発光素子3
に入射される。
【0005】上記受発光素子3は、図11及び図12に
示すように、第一の半導体基板3a上に光出力用の第二
の半導体基板3bが載置され、この第二の半導体基板3
b上に発光素子としての半導体レーザ素子3cが搭載さ
れている。半導体レーザ素子3cの前方の第一の半導体
基板3a上には、台形形状のマイクロプリズム3dが、
その半透過面としての傾斜面を半導体レーザ素子3c側
にして、設置されている。さらに、受発光素子3は、上
端が開放した直方体状のケース6内に収容されていると
共に、そのケース6の上端が、ガラス板7により閉じら
れている。
示すように、第一の半導体基板3a上に光出力用の第二
の半導体基板3bが載置され、この第二の半導体基板3
b上に発光素子としての半導体レーザ素子3cが搭載さ
れている。半導体レーザ素子3cの前方の第一の半導体
基板3a上には、台形形状のマイクロプリズム3dが、
その半透過面としての傾斜面を半導体レーザ素子3c側
にして、設置されている。さらに、受発光素子3は、上
端が開放した直方体状のケース6内に収容されていると
共に、そのケース6の上端が、ガラス板7により閉じら
れている。
【0006】これにより、半導体レーザ素子3cから第
二の半導体基板3bの表面に沿って出射した光ビーム
は、マイクロプリズム3dの傾斜面にて反射されて、上
方に向かって進み、ガラス板7を透過して、光学系4の
ミラー4aに向かって進むことになる。そして、ミラー
4aにより反射された光ビームは、さらに光学系4のミ
ラー4bにより反射された後、対物レンズ2を介して、
光ディスク5の信号記録面に収束される。光ディスク5
の信号記録面からの戻り光は、再び、対物レンズ2,光
学系4のミラー4b,4aを介して、さらにガラス板7
を介して、マイクロプリズム3dの傾斜面から、マイク
ロプリズム3d内に入射し、マイクロプリズム3dの底
面に達する。このマイクロプリズム3dの底面に達した
戻り光は、一部がこの底面を透過すると共に、一部がこ
の底面で反射され、マイクロプリズム3dの上面に向か
って進む。ここで、マイクロプリズム3dの戻り光入射
位置の下部の第一の半導体基板3a上には、第一の光検
出器3eが形成されている。
二の半導体基板3bの表面に沿って出射した光ビーム
は、マイクロプリズム3dの傾斜面にて反射されて、上
方に向かって進み、ガラス板7を透過して、光学系4の
ミラー4aに向かって進むことになる。そして、ミラー
4aにより反射された光ビームは、さらに光学系4のミ
ラー4bにより反射された後、対物レンズ2を介して、
光ディスク5の信号記録面に収束される。光ディスク5
の信号記録面からの戻り光は、再び、対物レンズ2,光
学系4のミラー4b,4aを介して、さらにガラス板7
を介して、マイクロプリズム3dの傾斜面から、マイク
ロプリズム3d内に入射し、マイクロプリズム3dの底
面に達する。このマイクロプリズム3dの底面に達した
戻り光は、一部がこの底面を透過すると共に、一部がこ
の底面で反射され、マイクロプリズム3dの上面に向か
って進む。ここで、マイクロプリズム3dの戻り光入射
位置の下部の第一の半導体基板3a上には、第一の光検
出器3eが形成されている。
【0007】また、上記底面で反射された戻り光は、マ
イクロプリズム3dの上面にて反射されて、再びマイク
ロプリズム3dの底面に入射される。そして、マイクロ
プリズム3dの上面で反射された戻り光の入射されるマ
イクロプリズム3dの底面部分の下部の第一の半導体基
板3aには、第二の光検出器3fが形成されている。
イクロプリズム3dの上面にて反射されて、再びマイク
ロプリズム3dの底面に入射される。そして、マイクロ
プリズム3dの上面で反射された戻り光の入射されるマ
イクロプリズム3dの底面部分の下部の第一の半導体基
板3aには、第二の光検出器3fが形成されている。
【0008】上記第一の光検出器3e,第二の光検出器
3fは、それぞれ複数のセンサブロックに分割されてお
り、各センサブロックの検出信号がそれぞれ独立して出
力されるようになっている。尚、第二の半導体基板3b
上には、半導体レーザ素子3cの出射側とは反対側に、
第三の光検出器3gが備えられている。この第三の光検
出器3gは、半導体レーザ素子3cの発光強度をモニタ
するためのものである。
3fは、それぞれ複数のセンサブロックに分割されてお
り、各センサブロックの検出信号がそれぞれ独立して出
力されるようになっている。尚、第二の半導体基板3b
上には、半導体レーザ素子3cの出射側とは反対側に、
第三の光検出器3gが備えられている。この第三の光検
出器3gは、半導体レーザ素子3cの発光強度をモニタ
するためのものである。
【0009】このように構成された光学ピックアップ1
によれば、受発光素子3の半導体レーザ素子3cから出
射されたレーザ光は、マイクロプリズム3dの傾斜面に
入射し、この傾斜面で反射される。マイクロプリズム3
dの傾斜面で反射されたレーザ光は、光学系4のミラー
4a,4b及び対物レンズ2を介して、光ディスク5の
信号記録面の所望のトラック位置のある一点に集束され
る。光ディスク5からの戻り光は、再び、対物レンズ
2,光学系4のミラー4b,4aを介して、受発光素子
3のマイクロプリズム3dの傾斜面に入射し、この傾斜
面を透過することにより、マイクロプリズム3d内に進
む。
によれば、受発光素子3の半導体レーザ素子3cから出
射されたレーザ光は、マイクロプリズム3dの傾斜面に
入射し、この傾斜面で反射される。マイクロプリズム3
dの傾斜面で反射されたレーザ光は、光学系4のミラー
4a,4b及び対物レンズ2を介して、光ディスク5の
信号記録面の所望のトラック位置のある一点に集束され
る。光ディスク5からの戻り光は、再び、対物レンズ
2,光学系4のミラー4b,4aを介して、受発光素子
3のマイクロプリズム3dの傾斜面に入射し、この傾斜
面を透過することにより、マイクロプリズム3d内に進
む。
【0010】マイクロプリズム3d内に入射した戻り光
は、このマイクロプリズム3dの底面に達する。この底
面に入射した戻り光は、一部が透過すると共に、一部が
マイクロプリズム3dの上面方向に反射される。底面を
通過した戻り光は、第一の光検出器3eに入射され、他
方、底面で反射された戻り光は、マイクロプリズム3d
の上面で反射され、マイクロプリズム3dの底面を通過
して、第二の光検出器3fに入射する。
は、このマイクロプリズム3dの底面に達する。この底
面に入射した戻り光は、一部が透過すると共に、一部が
マイクロプリズム3dの上面方向に反射される。底面を
通過した戻り光は、第一の光検出器3eに入射され、他
方、底面で反射された戻り光は、マイクロプリズム3d
の上面で反射され、マイクロプリズム3dの底面を通過
して、第二の光検出器3fに入射する。
【0011】このように戻り光が、第一の光検出器3e
及び第二の光検出器3fに入射するので、光検出器3e
及び3fの各センサブロックからの検出信号に基づい
て、再生信号や、例えばいわゆる差動3分割法(D−3
DF法)により、フォーカス信号が検出され、また第一
の光検出器3eの各センサ部の検出信号の差に基づい
て、トラッキングエラーが検出される。
及び第二の光検出器3fに入射するので、光検出器3e
及び3fの各センサブロックからの検出信号に基づい
て、再生信号や、例えばいわゆる差動3分割法(D−3
DF法)により、フォーカス信号が検出され、また第一
の光検出器3eの各センサ部の検出信号の差に基づい
て、トラッキングエラーが検出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示したコンパクトディスク用の光学ピックアップ1に
おいては、光学ピックアップ1全体の厚さ、即ち光ディ
スク5の下面から光学ピックアップ1の最下部までの厚
さをできるだけ薄くするために、光学系4のミラー4
a,4bにより光路を折曲げるようにしている。このた
め部品点数が多くなると共に、光学系4の各ミラー4
a,4bの位置決めを正確に行なう必要があるため、組
立が複雑になり、部品コスト及び組立コストが高くなっ
てしまうという問題があった。
に示したコンパクトディスク用の光学ピックアップ1に
おいては、光学ピックアップ1全体の厚さ、即ち光ディ
スク5の下面から光学ピックアップ1の最下部までの厚
さをできるだけ薄くするために、光学系4のミラー4
a,4bにより光路を折曲げるようにしている。このた
め部品点数が多くなると共に、光学系4の各ミラー4
a,4bの位置決めを正確に行なう必要があるため、組
立が複雑になり、部品コスト及び組立コストが高くなっ
てしまうという問題があった。
【0013】また、半導体レーザ素子3cから出射する
光ビームの非点隔差を補正するためには、例えば図13
に示すように、出射側に斜めに配設された非点隔差補正
板としての平板ガラス8aを備えた、半導体レーザダイ
オード8が知られているが、受発光素子3は、例えばセ
ラミックパッケージにより封止されているため、半導体
レーザ素子3c固有の非点隔差を補正するための非点隔
差補正板等の補正手段を受発光素子3内に組み込むこと
は困難である。また、このような補正手段は、使用する
半導体レーザ素子3cの光ビームの波長が異なると、非
点隔差も異なることから、非点隔差補正板も対応して変
更する必要があるという問題があった。
光ビームの非点隔差を補正するためには、例えば図13
に示すように、出射側に斜めに配設された非点隔差補正
板としての平板ガラス8aを備えた、半導体レーザダイ
オード8が知られているが、受発光素子3は、例えばセ
ラミックパッケージにより封止されているため、半導体
レーザ素子3c固有の非点隔差を補正するための非点隔
差補正板等の補正手段を受発光素子3内に組み込むこと
は困難である。また、このような補正手段は、使用する
半導体レーザ素子3cの光ビームの波長が異なると、非
点隔差も異なることから、非点隔差補正板も対応して変
更する必要があるという問題があった。
【0014】さらに、無限光学系を構成する場合には、
光路中にコリメータレンズを挿入する必要があると共
に、半導体レーザ素子3cとして高出力のものを使用す
る場合には、光軸に対する偏光方向による光量の差が比
較的大きくなることから、これを補正する光学部品を挿
入する必要がある。従って、これらの場合には、それぞ
れ部品点数が多くなり、部品コスト及び組立コストが高
くなってしまうという問題があった。
光路中にコリメータレンズを挿入する必要があると共
に、半導体レーザ素子3cとして高出力のものを使用す
る場合には、光軸に対する偏光方向による光量の差が比
較的大きくなることから、これを補正する光学部品を挿
入する必要がある。従って、これらの場合には、それぞ
れ部品点数が多くなり、部品コスト及び組立コストが高
くなってしまうという問題があった。
【0015】本発明は、以上の点に鑑み、各種光学要素
を一体に構成することにより、部品点数を削減し、組立
コストが低減されるようにした、光学ピックアップ用受
発光素子及びそのカバーを提供することを目的としてい
る。
を一体に構成することにより、部品点数を削減し、組立
コストが低減されるようにした、光学ピックアップ用受
発光素子及びそのカバーを提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、第一の半導体基板上に形成された第一及び第二の
光検出器と、前記第一の半導体基板上に搭載された第二
の半導体基板上に形成され、レーザ光を出射する発光素
子と、前記第一の半導体基板上に載置され、前記発光素
子から出射されたレーザ光の照射される部分に傾斜面が
形成され、その底面に半透過膜と無反射膜が形成され、
その上面に全反射膜の形成されたマイクロプリズムと、
前記基板の表面と発光素子,光検出器及びマイクロプリ
ズムを覆うカバーと、を有し、前記発光素子からのレー
ザ光を、前記傾斜面で反射させて、カバーの一面を介し
て、光ディスクに導くと共に、光ディスクからの戻り光
を、このカバーの一面を介して前記傾斜面からマイクロ
プリズム内に入射させ、前記第一の光検出器に照射させ
ると共に、前記半透過膜で反射されたレーザ光を、前記
全反射膜で、さらに反射した後、前記無反射膜を透過さ
せて、前記第二の光検出器に照射させる構成とし、さら
に、前記カバーの一面に、特定の光学機能を持つ光学要
素が一体に備えられている、受発光素子により、達成さ
れる。
れば、第一の半導体基板上に形成された第一及び第二の
光検出器と、前記第一の半導体基板上に搭載された第二
の半導体基板上に形成され、レーザ光を出射する発光素
子と、前記第一の半導体基板上に載置され、前記発光素
子から出射されたレーザ光の照射される部分に傾斜面が
形成され、その底面に半透過膜と無反射膜が形成され、
その上面に全反射膜の形成されたマイクロプリズムと、
前記基板の表面と発光素子,光検出器及びマイクロプリ
ズムを覆うカバーと、を有し、前記発光素子からのレー
ザ光を、前記傾斜面で反射させて、カバーの一面を介し
て、光ディスクに導くと共に、光ディスクからの戻り光
を、このカバーの一面を介して前記傾斜面からマイクロ
プリズム内に入射させ、前記第一の光検出器に照射させ
ると共に、前記半透過膜で反射されたレーザ光を、前記
全反射膜で、さらに反射した後、前記無反射膜を透過さ
せて、前記第二の光検出器に照射させる構成とし、さら
に、前記カバーの一面に、特定の光学機能を持つ光学要
素が一体に備えられている、受発光素子により、達成さ
れる。
【0017】上記構成によれば、半導体基板の上面,発
光素子,マイクロプリズム及び第一及び第二の光検出器
を覆うカバーの発光素子からの光ビームが通過する一面
に、光学要素、即ち発光素子からの光ビームの非点隔差
を補正するための非点隔差補正板,アナモルフィック光
学系,コリメータレンズとしてもしくはこれと同等に作
用する偏光ホログラム素子等が一体に形成されているの
で、当該光学要素が容易に組み込まれることになり、当
該光学要素の作用を受けた光ビームに基づいて、光ディ
スクの信号記録面に記録された情報信号の再生が行なわ
れることになる。
光素子,マイクロプリズム及び第一及び第二の光検出器
を覆うカバーの発光素子からの光ビームが通過する一面
に、光学要素、即ち発光素子からの光ビームの非点隔差
を補正するための非点隔差補正板,アナモルフィック光
学系,コリメータレンズとしてもしくはこれと同等に作
用する偏光ホログラム素子等が一体に形成されているの
で、当該光学要素が容易に組み込まれることになり、当
該光学要素の作用を受けた光ビームに基づいて、光ディ
スクの信号記録面に記録された情報信号の再生が行なわ
れることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの態様に限られるものではな
い。
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの態様に限られるものではな
い。
【0019】図1は、本発明による受発光素子及びその
カバーを備えたコンパクトディスク用の光学ピックアッ
プの好適な実施形態を示す図である。図1において、光
学ピックアップ10は、光収束手段としての対物レンズ
11と、ベース部(基板)12と、ベース部12上に配
設された受発光素子13及び光学系を一体に組み込んだ
カバー14と、コリメータレンズ15とを含んでいる。
カバーを備えたコンパクトディスク用の光学ピックアッ
プの好適な実施形態を示す図である。図1において、光
学ピックアップ10は、光収束手段としての対物レンズ
11と、ベース部(基板)12と、ベース部12上に配
設された受発光素子13及び光学系を一体に組み込んだ
カバー14と、コリメータレンズ15とを含んでいる。
【0020】光学ピックアップ10は、対物レンズ11
がフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動され
ることにより、受発光素子13から出射されたレーザ光
をカバー14内の光学系及びコリメータレンズ15,対
物レンズ11を介して、対物レンズ11の図示の場合左
方で回転駆動される光ディスク16の信号記録面上のあ
る一点に収束合焦させる。そして、光ディスク16の信
号記録面からの戻り光を対物レンズ11,コリメータレ
ンズ15及びカバー14内の光学系を介して受発光素子
14内に入射させる。
がフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動され
ることにより、受発光素子13から出射されたレーザ光
をカバー14内の光学系及びコリメータレンズ15,対
物レンズ11を介して、対物レンズ11の図示の場合左
方で回転駆動される光ディスク16の信号記録面上のあ
る一点に収束合焦させる。そして、光ディスク16の信
号記録面からの戻り光を対物レンズ11,コリメータレ
ンズ15及びカバー14内の光学系を介して受発光素子
14内に入射させる。
【0021】上記カバー14は、受発光素子13全体を
覆うように、ベース部12に取り付けられており、受発
光素子13を外気から保護するようになっている。ここ
で、カバー14内の光学系は、図2及び図3に示すよう
に、受発光素子13から出射されたレーザ光をコリメー
タレンズ15に導き、また、光ディスク15からの戻り
光を対物レンズ11,コリメータレンズ15から受発光
素子13に導くものである。この光学系は、カバー14
の内面に一体に形成された第一の反射面14aと、図面
にて左端付近に一体に設けられた非点隔差補正用の手
段、例えば、平行平板等の平板部14bとを備えてい
る。また、このカバー14は、さらに平板部14bとは
反対側の端部(即ち、図面にて右側の端部)付近の内面
に45度だけ斜め下方に向いた第二の反射面14cを備
えている。
覆うように、ベース部12に取り付けられており、受発
光素子13を外気から保護するようになっている。ここ
で、カバー14内の光学系は、図2及び図3に示すよう
に、受発光素子13から出射されたレーザ光をコリメー
タレンズ15に導き、また、光ディスク15からの戻り
光を対物レンズ11,コリメータレンズ15から受発光
素子13に導くものである。この光学系は、カバー14
の内面に一体に形成された第一の反射面14aと、図面
にて左端付近に一体に設けられた非点隔差補正用の手
段、例えば、平行平板等の平板部14bとを備えてい
る。また、このカバー14は、さらに平板部14bとは
反対側の端部(即ち、図面にて右側の端部)付近の内面
に45度だけ斜め下方に向いた第二の反射面14cを備
えている。
【0022】第一の反射面14aは、受発光素子13か
ら上方に向かって進む光ビームを、反射によりベース部
12の表面に沿ってほぼ平行に導くように、45度だけ
傾斜して配設されている。
ら上方に向かって進む光ビームを、反射によりベース部
12の表面に沿ってほぼ平行に導くように、45度だけ
傾斜して配設されている。
【0023】さらに、上記平板部14bは、カバー14
と一体的に取り付けられていると共に、光透過性を有し
ており、図2に示すように、受発光素子13からの光ビ
ームの光軸に対して、傾斜角θ1だけ傾斜して配設され
ている。この場合、平板部14bは、図2にて鎖線で示
すように、異なる傾斜角例えばθ2等に調整されるよう
に構成されている。これにより、受発光素子13からの
光ビームは、その波長に応じて、平板部14bの傾きを
調整することで、この平板部14bを通過する際に、そ
の非点隔差が補正されることになる。
と一体的に取り付けられていると共に、光透過性を有し
ており、図2に示すように、受発光素子13からの光ビ
ームの光軸に対して、傾斜角θ1だけ傾斜して配設され
ている。この場合、平板部14bは、図2にて鎖線で示
すように、異なる傾斜角例えばθ2等に調整されるよう
に構成されている。これにより、受発光素子13からの
光ビームは、その波長に応じて、平板部14bの傾きを
調整することで、この平板部14bを通過する際に、そ
の非点隔差が補正されることになる。
【0024】ここで、カバー14は、例えば透明材料で
あるプラスチック等から成形されるが、平板部14b以
外は、光透過性を必要としないため、例えばアクリル,
ポリエステル,アモルファスポリオレフィン等の透明な
光学プラスチックとポリフェニレンサルファイド(PP
S),熱硬化性エポキシ樹脂等の不透明樹脂による二色
成形や、透明ガラスと不透明樹脂による一体成形等によ
っても構成される。また、上記反射面14a,14c
は、例えば誘電体多層膜や高反射金属膜から成る反射膜
(図示せず)を備えている。尚、カバー14の内面のう
ち、上記反射面14a,14c以外の内面は、好ましく
は、不要光を吸収する特性を有するように、例えば反射
防止コーティング等の光吸収膜を形成することにより構
成されてもよく、また黒色塗料を塗布したり、黒色材料
を表面処理し、さらには所定角度に傾斜して形成される
ことにより、受発光素子13からの光の散乱(迷光)を
防止するように構成されてもよい。
あるプラスチック等から成形されるが、平板部14b以
外は、光透過性を必要としないため、例えばアクリル,
ポリエステル,アモルファスポリオレフィン等の透明な
光学プラスチックとポリフェニレンサルファイド(PP
S),熱硬化性エポキシ樹脂等の不透明樹脂による二色
成形や、透明ガラスと不透明樹脂による一体成形等によ
っても構成される。また、上記反射面14a,14c
は、例えば誘電体多層膜や高反射金属膜から成る反射膜
(図示せず)を備えている。尚、カバー14の内面のう
ち、上記反射面14a,14c以外の内面は、好ましく
は、不要光を吸収する特性を有するように、例えば反射
防止コーティング等の光吸収膜を形成することにより構
成されてもよく、また黒色塗料を塗布したり、黒色材料
を表面処理し、さらには所定角度に傾斜して形成される
ことにより、受発光素子13からの光の散乱(迷光)を
防止するように構成されてもよい。
【0025】かくして、図示しない二軸アクチュエータ
により、対物レンズ11がフォーカシング方向及びトラ
ッキング方向に移動調整されることにより、受発光素子
13から出射されたレーザ光は、上記第一の反射面14
a及び平板部14bを介して、コリメータレンズ15で
平行光に変換された後、対物レンズ11に入射し、さら
に対物レンズ11により光ディスク16の信号記録面に
収束合焦するようになっている。光ディスク16の信号
記録面からの戻り光は、対物レンズ11,コリメータレ
ンズ15及び平板部14bを通って、第一の反射面14
aで反射され、受発光素子13に入射されるようになっ
ている。
により、対物レンズ11がフォーカシング方向及びトラ
ッキング方向に移動調整されることにより、受発光素子
13から出射されたレーザ光は、上記第一の反射面14
a及び平板部14bを介して、コリメータレンズ15で
平行光に変換された後、対物レンズ11に入射し、さら
に対物レンズ11により光ディスク16の信号記録面に
収束合焦するようになっている。光ディスク16の信号
記録面からの戻り光は、対物レンズ11,コリメータレ
ンズ15及び平板部14bを通って、第一の反射面14
aで反射され、受発光素子13に入射されるようになっ
ている。
【0026】上記受発光素子13は、図4に示すよう
に、第一の半導体基板13a上に光出力用の第二の半導
体基板13bが載置され、この第二の半導体基板13b
上に発光素子としての半導体レーザ素子13cが搭載さ
れている。半導体レーザ素子13cの前方の第一の半導
体基板13a上には、台形形状のマイクロプリズム13
dが、その半透過面としての傾斜面を半導体レーザ素子
13c側にして、設置されている。
に、第一の半導体基板13a上に光出力用の第二の半導
体基板13bが載置され、この第二の半導体基板13b
上に発光素子としての半導体レーザ素子13cが搭載さ
れている。半導体レーザ素子13cの前方の第一の半導
体基板13a上には、台形形状のマイクロプリズム13
dが、その半透過面としての傾斜面を半導体レーザ素子
13c側にして、設置されている。
【0027】これにより、半導体レーザ素子13cから
第二の半導体基板13bの表面に沿って出射した光ビー
ムは、マイクロプリズム13dの傾斜面にて反射され
て、上方に向かって進み、前記カバー14の第一の反射
面14aによって反射され、平板部14cを通って、コ
リメータレンズ15に向かって進むことになる。また、
光ディスク16の信号記録面からの戻り光は、コリメー
タレンズ15を通った後、カバー14の平板部14b及
び第一の反射面14aを介して、マイクロプリズム13
dの傾斜面を透過して、マイクロプリズム13dの底面
に達する。このマイクロプリズム13dの底面に達した
戻り光は、一部がこの底面を透過すると共に、一部がこ
の底面で反射され、マイクロプリズム13dの上面に向
かって進む。
第二の半導体基板13bの表面に沿って出射した光ビー
ムは、マイクロプリズム13dの傾斜面にて反射され
て、上方に向かって進み、前記カバー14の第一の反射
面14aによって反射され、平板部14cを通って、コ
リメータレンズ15に向かって進むことになる。また、
光ディスク16の信号記録面からの戻り光は、コリメー
タレンズ15を通った後、カバー14の平板部14b及
び第一の反射面14aを介して、マイクロプリズム13
dの傾斜面を透過して、マイクロプリズム13dの底面
に達する。このマイクロプリズム13dの底面に達した
戻り光は、一部がこの底面を透過すると共に、一部がこ
の底面で反射され、マイクロプリズム13dの上面に向
かって進む。
【0028】ここで、マイクロプリズム13dの戻り光
入射位置の下部の第一の半導体基板13a上には、第一
の光検出器13eが形成されている。また、上記底面で
反射された戻り光は、マイクロプリズム13dの上面に
て反射されて、再びマイクロプリズム13dの底面に入
射される。そして、マイクロプリズム13dの上面で反
射された戻り光の入射されるマイクロプリズム13dの
底面部分の下部の第一の半導体基板13aには、第二の
光検出器13fが形成されている。上記第一の光検出器
13e,第二の光検出器13fは、図5に示すように、
それぞれ複数(図示の場合には、中央と両側の三つ)の
センサブロックA,B,C,D,E,Fに分割されてお
り、各センサブロックA,B,C,D,E,Fの検出信
号SA,SB,SC,SD,SE,SFがそれぞれ独立
して出力されるようになっている。
入射位置の下部の第一の半導体基板13a上には、第一
の光検出器13eが形成されている。また、上記底面で
反射された戻り光は、マイクロプリズム13dの上面に
て反射されて、再びマイクロプリズム13dの底面に入
射される。そして、マイクロプリズム13dの上面で反
射された戻り光の入射されるマイクロプリズム13dの
底面部分の下部の第一の半導体基板13aには、第二の
光検出器13fが形成されている。上記第一の光検出器
13e,第二の光検出器13fは、図5に示すように、
それぞれ複数(図示の場合には、中央と両側の三つ)の
センサブロックA,B,C,D,E,Fに分割されてお
り、各センサブロックA,B,C,D,E,Fの検出信
号SA,SB,SC,SD,SE,SFがそれぞれ独立
して出力されるようになっている。
【0029】さらに、第一の半導体基板13a上には、
マイクロプリズム13dの第二の半導体基板13bとは
反対側に、第三の光検出器13gが備えられている。こ
の第三の光検出器13gは、半導体レーザ素子13cの
発光強度をモニタするためのものであり、半導体レーザ
素子13cから出射した光ビームが、マイクロプリズム
13dの傾斜面から入射して、マイクロプリズムdの反
対側の端面から出射した後、前述したカバー14の第三
の反射面14dにより反射されて、入射するようになっ
ている。
マイクロプリズム13dの第二の半導体基板13bとは
反対側に、第三の光検出器13gが備えられている。こ
の第三の光検出器13gは、半導体レーザ素子13cの
発光強度をモニタするためのものであり、半導体レーザ
素子13cから出射した光ビームが、マイクロプリズム
13dの傾斜面から入射して、マイクロプリズムdの反
対側の端面から出射した後、前述したカバー14の第三
の反射面14dにより反射されて、入射するようになっ
ている。
【0030】本実施形態は以上のように構成されてお
り、受発光素子13の半導体レーザ素子13cから出射
されたレーザ光は、マイクロプリズム13dの傾斜面に
入射し、この傾斜面で反射される。マイクロプリズム1
3dの傾斜面で反射されたレーザ光は、カバー14の第
一の反射面14aで反射され、平板部14bにより非点
隔差の補正が行なわれた後、コリメータレンズ15及び
対物レンズ11を介して、光ディスク16の信号記録面
の所望のトラック位置のある一点に集束される。光ディ
スク16からの戻り光は、再び、対物レンズ11,コリ
メータレンズ15,平板部14b及び第一の反射面14
aを介して、受発光素子13のマイクロプリズム13d
の傾斜面に入射し、この傾斜面を透過することにより、
マイクロプリズム13d内に進む。
り、受発光素子13の半導体レーザ素子13cから出射
されたレーザ光は、マイクロプリズム13dの傾斜面に
入射し、この傾斜面で反射される。マイクロプリズム1
3dの傾斜面で反射されたレーザ光は、カバー14の第
一の反射面14aで反射され、平板部14bにより非点
隔差の補正が行なわれた後、コリメータレンズ15及び
対物レンズ11を介して、光ディスク16の信号記録面
の所望のトラック位置のある一点に集束される。光ディ
スク16からの戻り光は、再び、対物レンズ11,コリ
メータレンズ15,平板部14b及び第一の反射面14
aを介して、受発光素子13のマイクロプリズム13d
の傾斜面に入射し、この傾斜面を透過することにより、
マイクロプリズム13d内に進む。
【0031】マイクロプリズム13d内に入射した戻り
光は、このマイクロプリズム13dの底面に達し、一部
が透過すると共に、一部がマイクロプリズム13dの上
面方向に反射される。底面を通過した戻り光は、第一の
光検出器13eに入射され、他方、底面で反射された戻
り光は、マイクロプリズム13dの上面で反射され、マ
イクロプリズム13dの底面を通過して、第二の光検出
器13fに入射する。ここで、光ディスク16がジャス
トフォーカスの位置にある場合には、上記第一の光検出
器13eと第二の光検出器13f上に形成されるスポッ
トは、図5に示すように、同じ大きさである。また、光
ディスク16が近い場合には、図6に示すように、第一
の光検出器13e上に形成されるスポットが大きく、ま
た第二の光検出器13f上に形成されるスポットは小さ
くなる。さらに、光ディスク16が遠い場合には、図7
に示すように、第一の光検出器13e上に形成されるス
ポットが小さく、また第二の光検出器13f上に形成さ
れるスポットは大きくなる。
光は、このマイクロプリズム13dの底面に達し、一部
が透過すると共に、一部がマイクロプリズム13dの上
面方向に反射される。底面を通過した戻り光は、第一の
光検出器13eに入射され、他方、底面で反射された戻
り光は、マイクロプリズム13dの上面で反射され、マ
イクロプリズム13dの底面を通過して、第二の光検出
器13fに入射する。ここで、光ディスク16がジャス
トフォーカスの位置にある場合には、上記第一の光検出
器13eと第二の光検出器13f上に形成されるスポッ
トは、図5に示すように、同じ大きさである。また、光
ディスク16が近い場合には、図6に示すように、第一
の光検出器13e上に形成されるスポットが大きく、ま
た第二の光検出器13f上に形成されるスポットは小さ
くなる。さらに、光ディスク16が遠い場合には、図7
に示すように、第一の光検出器13e上に形成されるス
ポットが小さく、また第二の光検出器13f上に形成さ
れるスポットは大きくなる。
【0032】このように戻り光が、第一の光検出器13
e及び第二の光検出器13fに入射し、光ディスク16
のフォーカス状態に応じて各光検出器13e,13f上
に形成されるスポットの大きさが変化するので、光検出
器13e及び13fの各センサブロックからの検出信号
に基づいて、再生信号や、例えばいわゆる差動3分割法
(D−3DF法)により、フォーカス信号が検出され、
また第一の光検出器13eの各センサ部の検出信号の差
に基づいて、トラッキングエラーが検出される。例え
ば、差動3分割法においては、第一の光検出器13e及
び第二の光検出器13fからの検出信号SA乃至SFに
基づいて、フォーカスエラー信号FEは、
e及び第二の光検出器13fに入射し、光ディスク16
のフォーカス状態に応じて各光検出器13e,13f上
に形成されるスポットの大きさが変化するので、光検出
器13e及び13fの各センサブロックからの検出信号
に基づいて、再生信号や、例えばいわゆる差動3分割法
(D−3DF法)により、フォーカス信号が検出され、
また第一の光検出器13eの各センサ部の検出信号の差
に基づいて、トラッキングエラーが検出される。例え
ば、差動3分割法においては、第一の光検出器13e及
び第二の光検出器13fからの検出信号SA乃至SFに
基づいて、フォーカスエラー信号FEは、
【数1】 により得られる。また、トラッキングエラー信号TE
は、
は、
【数2】 により得られる。さらに、再生信号RFは、
【数3】 により得られる。
【0033】ところで、受発光素子13の半導体レーザ
素子13cから出射した光ビームは、図2及び図3に示
すように、マイクロプリズム13dの傾斜面に入射した
とき、一部がマイクロプリズム13d内に進み、マイク
ロプリズム13dの反対側の端面から出射した後、カバ
ー14の内面に形成された第二の反射面14cにより反
射されて、第一の半導体基板13a上の第三の光検出器
13gに入射する。これにより、半導体レーザ素子13
cの発光光量のモニタが行なわれる。この場合、第三の
光検出器13gには、光ディスク16からの戻り光が入
射することはないので、戻り光による干渉が排除される
ことになり、半導体レーザ素子13cの発光光量の正確
なモニタが行われる。従って、光ディスク16の信号記
録面に照射する光ビームの光量が、正確に制御されるこ
とになり、光学ピックアップ10の再生動作の安定性が
向上することになる。
素子13cから出射した光ビームは、図2及び図3に示
すように、マイクロプリズム13dの傾斜面に入射した
とき、一部がマイクロプリズム13d内に進み、マイク
ロプリズム13dの反対側の端面から出射した後、カバ
ー14の内面に形成された第二の反射面14cにより反
射されて、第一の半導体基板13a上の第三の光検出器
13gに入射する。これにより、半導体レーザ素子13
cの発光光量のモニタが行なわれる。この場合、第三の
光検出器13gには、光ディスク16からの戻り光が入
射することはないので、戻り光による干渉が排除される
ことになり、半導体レーザ素子13cの発光光量の正確
なモニタが行われる。従って、光ディスク16の信号記
録面に照射する光ビームの光量が、正確に制御されるこ
とになり、光学ピックアップ10の再生動作の安定性が
向上することになる。
【0034】尚、図1に示した光学ピックアップ10に
おいて、再生すべき光ディスク16の種類が異なる場合
に、受発光素子13の半導体レーザ素子13cから出射
する光ビームの波長が変更されることがある。この場
合、半導体レーザ素子13cからの光ビームの非点隔差
が変化するので、カバー14の非点隔差補正板としての
平板部14bの傾斜角度θ1が変更される必要がある。
かくして、平板部14bは、例えば図2にて鎖線で示す
ように、傾斜角度θ2に変更されることにより、半導体
レーザ素子13cの光ビームの波長変更に対応すること
ができるようになっている。
おいて、再生すべき光ディスク16の種類が異なる場合
に、受発光素子13の半導体レーザ素子13cから出射
する光ビームの波長が変更されることがある。この場
合、半導体レーザ素子13cからの光ビームの非点隔差
が変化するので、カバー14の非点隔差補正板としての
平板部14bの傾斜角度θ1が変更される必要がある。
かくして、平板部14bは、例えば図2にて鎖線で示す
ように、傾斜角度θ2に変更されることにより、半導体
レーザ素子13cの光ビームの波長変更に対応すること
ができるようになっている。
【0035】図8は、本発明による受発光素子のための
カバーの第二の実施形態を示している。図8において、
カバー20は、図1に示したカバー14と基本的には同
じ構成であるが、平板部14bの代わりに、アルモルフ
ィックレンズ部21を有していると共に、受発光素子1
3の半導体レーザ素子13cが高出力のものである点で
異なる構成である。アナモルフィックレンズ部21は、
例えば第一の反射部14aで反射され水平にコリメータ
レンズ15に向かって延びる光軸に関して、横方向に比
較的大きな倍率を有していると共に、縦方向に比較的小
さな倍率を有している。これにより、高出力の半導体レ
ーザ素子13cの偏光方向に関して異なる指向性を有し
ている場合であっても、この指向性が補正され、光軸に
関して、強度が平均化されると共に、半導体レーザ素子
13cから出射された光ビームが有効に利用されること
になる。
カバーの第二の実施形態を示している。図8において、
カバー20は、図1に示したカバー14と基本的には同
じ構成であるが、平板部14bの代わりに、アルモルフ
ィックレンズ部21を有していると共に、受発光素子1
3の半導体レーザ素子13cが高出力のものである点で
異なる構成である。アナモルフィックレンズ部21は、
例えば第一の反射部14aで反射され水平にコリメータ
レンズ15に向かって延びる光軸に関して、横方向に比
較的大きな倍率を有していると共に、縦方向に比較的小
さな倍率を有している。これにより、高出力の半導体レ
ーザ素子13cの偏光方向に関して異なる指向性を有し
ている場合であっても、この指向性が補正され、光軸に
関して、強度が平均化されると共に、半導体レーザ素子
13cから出射された光ビームが有効に利用されること
になる。
【0036】図9は、本発明による受発光素子のための
カバーの第三の実施形態を示している。図8において、
カバー30は、図1に示したカバー14と基本的には同
じ構成であるが、平板部14bの代わりに、偏光ホログ
ラム素子部31を有していると共に、コリメータレンズ
15が省略されている点で異なる構成である。この偏光
ホログラム素子部31は、偏光に応じて回折し、かつ平
行光に変換する機能を有している。つまり、偏光ホログ
ラム素子部31は、例えばホログラムパターンを適宜に
設定して、入射光ビームの偏光に応じて回折作用を発揮
するとともに、凸レンズの機能を有している。このた
め、例えば第一の反射部14aで反射され水平に延びる
光軸に関して、コリメータレンズとして作用することに
よって、第一の反射面14aで反射された光ビームを平
行光に変換する。これにより、別体のコリメータレンズ
15が省略されることになり、光学ピックアップ全体の
部品点数が少なくて済み、部品コスト及び組立コストが
低減されることになる。
カバーの第三の実施形態を示している。図8において、
カバー30は、図1に示したカバー14と基本的には同
じ構成であるが、平板部14bの代わりに、偏光ホログ
ラム素子部31を有していると共に、コリメータレンズ
15が省略されている点で異なる構成である。この偏光
ホログラム素子部31は、偏光に応じて回折し、かつ平
行光に変換する機能を有している。つまり、偏光ホログ
ラム素子部31は、例えばホログラムパターンを適宜に
設定して、入射光ビームの偏光に応じて回折作用を発揮
するとともに、凸レンズの機能を有している。このた
め、例えば第一の反射部14aで反射され水平に延びる
光軸に関して、コリメータレンズとして作用することに
よって、第一の反射面14aで反射された光ビームを平
行光に変換する。これにより、別体のコリメータレンズ
15が省略されることになり、光学ピックアップ全体の
部品点数が少なくて済み、部品コスト及び組立コストが
低減されることになる。
【0037】上記実施形態においては、コンパクトディ
スク用の光学ピックアップ10の場合について説明した
が、これに限らず、ミニディスク等の光磁気ディスクを
含む他のタイプの光ディスクのための光学ピックアップ
のための受発光素子及びそのカバーに対して、本発明を
適用できることは明らかである。
スク用の光学ピックアップ10の場合について説明した
が、これに限らず、ミニディスク等の光磁気ディスクを
含む他のタイプの光ディスクのための光学ピックアップ
のための受発光素子及びそのカバーに対して、本発明を
適用できることは明らかである。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、各種
光学要素を一体に構成することにより、部品点数を削減
し、組立コストが低減されるようにした、光学ピックア
ップ用受発光素子及びそのカバーを提供することができ
る。
光学要素を一体に構成することにより、部品点数を削減
し、組立コストが低減されるようにした、光学ピックア
ップ用受発光素子及びそのカバーを提供することができ
る。
【図1】本発明によるカバーを備えた受発光素子の第一
の実施形態を組み込んだ光学ピックアップを示す概略断
面図である。
の実施形態を組み込んだ光学ピックアップを示す概略断
面図である。
【図2】図1の光学ピックアップにおけるカバーの拡大
平面図である。
平面図である。
【図3】図1の光学ピックアップにおけるカバーの拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】図1の光学ピックアップにおける受発光素子の
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図5】図1の光学ピックアップにおける受発光素子の
第一及び第二の光検出器の合焦状態を示す拡大平面図で
ある。
第一及び第二の光検出器の合焦状態を示す拡大平面図で
ある。
【図6】図5の第一及び第二の光検出器における光ディ
スクが合焦位置より近い場合を示す拡大平面図である。
スクが合焦位置より近い場合を示す拡大平面図である。
【図7】図5の第一及び第二の光検出器における光ディ
スクが合焦位置より遠い場合を示す拡大平面図である。
スクが合焦位置より遠い場合を示す拡大平面図である。
【図8】本発明によるカバーを備えた受発光素子の第二
の実施形態を示す概略断面図である。
の実施形態を示す概略断面図である。
【図9】本発明によるカバーを備えた受発光素子の第三
の実施形態を示す概略断面図である。
の実施形態を示す概略断面図である。
【図10】従来の光学ピックアップの一例を示す概略図
である。
である。
【図11】図10の光学ピックアップにおける受発光素
子の構成を示す拡大斜視図である。
子の構成を示す拡大斜視図である。
【図12】図11の受発光素子の断面図である。
【図13】従来の光学ピックアップで使用される非点隔
差補正用ガラス板を備えた半導体レーザ素子の構成例を
示す概略図である。
差補正用ガラス板を備えた半導体レーザ素子の構成例を
示す概略図である。
10・・・光学ピックアップ、11・・・対物レンズ、
12・・・ベース部、13・・・受発光素子、14・・
・カバー、14a・・・第一の反射面、14b・・・平
板部(傾斜角度調整可能な非点隔差補正板)、15・・
・コリメータレンズ、16・・・光ディスク、20,3
0・・・カバー、21・・・アナモルフィックレンズ
部、31・・・偏光ホログラム素子(コリメータレン
ズ)。
12・・・ベース部、13・・・受発光素子、14・・
・カバー、14a・・・第一の反射面、14b・・・平
板部(傾斜角度調整可能な非点隔差補正板)、15・・
・コリメータレンズ、16・・・光ディスク、20,3
0・・・カバー、21・・・アナモルフィックレンズ
部、31・・・偏光ホログラム素子(コリメータレン
ズ)。
Claims (5)
- 【請求項1】 第一の半導体基板上に形成された第一及
び第二の光検出器と、 前記第一の半導体基板上に搭載された第二の半導体基板
上に形成され、レーザ光を出射する発光素子と、 前記第一の半導体基板上に載置され、前記発光素子から
出射されたレーザ光の照射される部分に傾斜面が形成さ
れ、その底面に半透過膜と無反射膜が形成され、その上
面に全反射膜の形成されたマイクロプリズムと、 前記基板の表面と発光素子,光検出器及びマイクロプリ
ズムを覆うカバーと、を有し、 前記発光素子からのレーザ光を、前記傾斜面で反射させ
て、カバーの一面を介して、光ディスクに導くと共に、
光ディスクからの戻り光を、このカバーの一面を介して
前記傾斜面からマイクロプリズム内に入射させ、前記第
一の光検出器に照射させると共に、前記半透過膜で反射
されたレーザ光を、前記全反射膜で、さらに反射した
後、前記無反射膜を透過させて、前記第二の光検出器に
照射させる構成とし、 さらに、前記カバーの一面に、特定の光学機能を持つ光
学要素が一体に備えられていることを特徴とする受発光
素子。 - 【請求項2】 前記カバーの一面に備えられた光学要素
が、傾斜角度が調整可能に支持された発光素子からのレ
ーザ光の非点隔差を補正するための非点隔差補正板であ
ることを特徴とする請求項1に記載の受発光素子。 - 【請求項3】 前記カバーの一面に備えられた光学要素
が、アナモルフィックレンズの機能を有していることを
特徴とする請求項1に記載の受発光素子。 - 【請求項4】 前記カバーの一面に備えられた光学要素
が、コリメータレンズもしくはこれと同等に作用する偏
光ホログラム素子であることを特徴とする請求項1に記
載の受発光素子。 - 【請求項5】 第一の半導体基板上に形成された第一及
び第二の光検出器と、前記第一の半導体基板上に搭載さ
れた第二の半導体基板上に形成され、レーザ光を出射す
る発光素子と、前記第一の半導体基板上に載置され、前
記発光素子から出射されたレーザ光の照射される部分に
傾斜面が形成され、その底面に半透過膜と無反射膜が形
成され、その上面に全反射膜の形成されたマイクロプリ
ズムと、を有する受発光素子に対して、 前記第一の半導体基板の上面,発光素子,マイクロプリ
ズム及び第一及び第二の光検出器を覆うようにした、受
発光素子のカバーであって、 前記カバーの一面に、光学要素が一体に備えられている
ことを特徴とする、受発光素子のカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8303192A JPH10149557A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8303192A JPH10149557A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10149557A true JPH10149557A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17917996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8303192A Pending JPH10149557A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10149557A (ja) |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP8303192A patent/JPH10149557A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5712841A (en) | Optical unit having a radiation source, a detector and a grating, and scanning device including the optical unit | |
| US5602383A (en) | Optical apparatus for optically reading and recording information | |
| US5727111A (en) | Optical pick-up and light detecting cover therefor | |
| JPS60263341A (ja) | 光学ヘツド | |
| US6400666B1 (en) | Optical pickup device | |
| US5745304A (en) | Integrated optical pickup system capable of reading optical disks of different thickness | |
| US7483360B2 (en) | Optical pickup device using polarizing hologram element and hologram laser therefor | |
| US7106681B1 (en) | Optical head arrangements with single substrate lasers | |
| US7072254B2 (en) | Optical pickup device and recording medium used therefor | |
| US5717678A (en) | Optical pickup device for accessing each of optical disks of different types | |
| JP3564829B2 (ja) | 光学ピックアップ | |
| US7426172B2 (en) | Optical module and optical pickup including the same | |
| US6947367B2 (en) | Single means for converting beam widths of plural laser beams with different entry and exit angle with offset | |
| JPH10149557A (ja) | 光学ピックアップ用受発光素子及びそのカバー | |
| KR100480638B1 (ko) | 광픽업장치 | |
| JP2718326B2 (ja) | 光ピックアップ | |
| JPH0721580A (ja) | 光ヘッド並びにこれを用いた光ディスク装置およびこれに用いる伝搬型プリズム | |
| JP2728211B2 (ja) | 光ヘッド | |
| JP2008503022A (ja) | 光学記憶システム用光ピックアップにおける走査ビーム生成装置及び方法、小型光ピックアップヘッド並びにそれを組み込んだ光学記憶システム | |
| US7486592B2 (en) | Optical head having dual optical paths | |
| JPH10247338A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
| JPH11203707A (ja) | 半導体集積発光装置および光学ピックアップ装置 | |
| JPH09167373A (ja) | 光ヘッド装置 | |
| JPH1040571A (ja) | 投受光ユニットおよびそれを用いた光ピックアップ | |
| JPH11273131A (ja) | 光学装置 |