JPH10149897A - プラズマ処理方法 - Google Patents
プラズマ処理方法Info
- Publication number
- JPH10149897A JPH10149897A JP8310293A JP31029396A JPH10149897A JP H10149897 A JPH10149897 A JP H10149897A JP 8310293 A JP8310293 A JP 8310293A JP 31029396 A JP31029396 A JP 31029396A JP H10149897 A JPH10149897 A JP H10149897A
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- JP
- Japan
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- plasma
- sample
- magnetic field
- gauss
- flux density
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- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】試料のイオンによるダメージがなくしかも安定
したプラズマの点火を可能とし、その結果長期にわたっ
て安定した処理を試料に施すことができるプラズマ処理
方法を提供する。 【解決手段】反応容器(プラズマ生成室21および試料
室23)内にガスを導入し、マイクロ波および磁場を印
加して、電子サイクロトロン共鳴励起によりプラズマを
発生させて試料Sに処理を施すプラズマ処理方法であっ
て、マイクロ波を印加してプラズマを点火させるとき、
試料S上の磁束密度が+10ガウスから−200ガウス
の範囲となるように磁場を印加することを特徴とするプ
ラズマ処理方法。
したプラズマの点火を可能とし、その結果長期にわたっ
て安定した処理を試料に施すことができるプラズマ処理
方法を提供する。 【解決手段】反応容器(プラズマ生成室21および試料
室23)内にガスを導入し、マイクロ波および磁場を印
加して、電子サイクロトロン共鳴励起によりプラズマを
発生させて試料Sに処理を施すプラズマ処理方法であっ
て、マイクロ波を印加してプラズマを点火させるとき、
試料S上の磁束密度が+10ガウスから−200ガウス
の範囲となるように磁場を印加することを特徴とするプ
ラズマ処理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子サイクロトロ
ン共鳴(ECR:Electron Cyclotron Resonance)励起
によりプラズマを発生させて、試料にエッチングやCV
Dなどの処理を施すプラズマ処理方法に関する。
ン共鳴(ECR:Electron Cyclotron Resonance)励起
によりプラズマを発生させて、試料にエッチングやCV
Dなどの処理を施すプラズマ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ECRを利用してプラズマを発生させ、
このプラズマを照射して試料に処理を施す装置は、通常
の高周波プラズマなどに比べて低圧力領域で高活性なプ
ラズマを発生させることができるとともに、イオン流の
指向性や均一性に優れているため、高集積半導体素子等
の製造において広く用いられている。
このプラズマを照射して試料に処理を施す装置は、通常
の高周波プラズマなどに比べて低圧力領域で高活性なプ
ラズマを発生させることができるとともに、イオン流の
指向性や均一性に優れているため、高集積半導体素子等
の製造において広く用いられている。
【0003】しかし、このECRを利用するプラズマ処
理装置には、アルミニウム合金膜(Al合金膜)やポリ
シリコン膜のエッチング処理などを繰り返すうちに、マ
イクロ波を導入してもプラズマが発生しなくなる場合、
すなわちプラズマの点火が困難になる場合があるという
問題があった。プラズマが安定して点火できなければ、
エッチングなどの処理ができず、さらにマイクロ波がプ
ラズマの生成に用いられないため、試料に直接入射しレ
ジストを焦がしたり、試料上に形成されるデバイスを破
壊することも起こる。
理装置には、アルミニウム合金膜(Al合金膜)やポリ
シリコン膜のエッチング処理などを繰り返すうちに、マ
イクロ波を導入してもプラズマが発生しなくなる場合、
すなわちプラズマの点火が困難になる場合があるという
問題があった。プラズマが安定して点火できなければ、
エッチングなどの処理ができず、さらにマイクロ波がプ
ラズマの生成に用いられないため、試料に直接入射しレ
ジストを焦がしたり、試料上に形成されるデバイスを破
壊することも起こる。
【0004】このプラズマの点火が困難になる原因につ
いては、例えばCl2およびBCl3の混合ガスのプラズ
マによるAl合金膜のエッチングにおいては、次のよう
に考えられている。Al合金膜をエッチングするとき、
Al合金膜をマスクしているレジストもまた、プラズマ
照射により物理的にスパッタされて、ClやBClまた
はAlなどのイオンやラジカルと反応して、反応生成物
となって反応容器内に付着する。そして、この反応生成
物が、エッチング処理を繰り返すうちに、反応容器内に
堆積し、プラズマの点火を阻害するようになる。例え
ば、マイクロ波導入窓に堆積した場合には、マイクロ波
の反応容器内への入射が妨げられるとともに、マイクロ
波のマッチング(整合)をとることが困難になる。
いては、例えばCl2およびBCl3の混合ガスのプラズ
マによるAl合金膜のエッチングにおいては、次のよう
に考えられている。Al合金膜をエッチングするとき、
Al合金膜をマスクしているレジストもまた、プラズマ
照射により物理的にスパッタされて、ClやBClまた
はAlなどのイオンやラジカルと反応して、反応生成物
となって反応容器内に付着する。そして、この反応生成
物が、エッチング処理を繰り返すうちに、反応容器内に
堆積し、プラズマの点火を阻害するようになる。例え
ば、マイクロ波導入窓に堆積した場合には、マイクロ波
の反応容器内への入射が妨げられるとともに、マイクロ
波のマッチング(整合)をとることが困難になる。
【0005】また、ポリシリコンのエッチングにおいて
も、同様にレジストの付着に起因していると考えられて
いる。
も、同様にレジストの付着に起因していると考えられて
いる。
【0006】このような場合にプラズマを点火する方法
として、反応容器内に導入するマイクロ波の電力を大き
くすることや、磁場発生コイルにより発生させる磁場を
強めて試料上の磁束密度を200ガウス以上にすること
などが行われている。
として、反応容器内に導入するマイクロ波の電力を大き
くすることや、磁場発生コイルにより発生させる磁場を
強めて試料上の磁束密度を200ガウス以上にすること
などが行われている。
【0007】しかし、マイクロ波の電力を大きくする
と、プラズマ中のプラズマ(イオン)密度が増加し、そ
の結果大量のイオンが試料に入射するため、試料のイオ
ンによるダメージ(チャージアップダメージ)が増加す
る。半導体素子の製造においては、このイオンによるダ
メージは、半導体素子の歩留まりを低下させる。
と、プラズマ中のプラズマ(イオン)密度が増加し、そ
の結果大量のイオンが試料に入射するため、試料のイオ
ンによるダメージ(チャージアップダメージ)が増加す
る。半導体素子の製造においては、このイオンによるダ
メージは、半導体素子の歩留まりを低下させる。
【0008】また、試料上の磁束密度を大きくすると、
プラズマの発生点であるECR励起点が、通常は試料に
近づくため、試料まで到達するプラズマ(イオン)が増
加する。そのため、試料上の磁束密度を大きくすると、
マイクロ波の電力を大きくした場合と同様、試料のイオ
ンによるダメージが増加する。
プラズマの発生点であるECR励起点が、通常は試料に
近づくため、試料まで到達するプラズマ(イオン)が増
加する。そのため、試料上の磁束密度を大きくすると、
マイクロ波の電力を大きくした場合と同様、試料のイオ
ンによるダメージが増加する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するためになされたものであって、試料のイオン
によるダメージがなくしかも安定したプラズマの点火を
可能とすることにより、長期にわたって安定した処理を
試料に施すことができるプラズマ処理方法を提供するこ
とを目的としている。
を解決するためになされたものであって、試料のイオン
によるダメージがなくしかも安定したプラズマの点火を
可能とすることにより、長期にわたって安定した処理を
試料に施すことができるプラズマ処理方法を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ処理方
法は、反応容器内にガスを導入し、マイクロ波および磁
場を印加して、電子サイクロトロン共鳴励起によりプラ
ズマを発生させて試料に処理を施すプラズマ処理方法で
あって、マイクロ波を印加してプラズマを点火させると
き、試料上の磁束密度が+10ガウスから−200ガウ
スの範囲となるように磁場を印加することを特徴として
いる。
法は、反応容器内にガスを導入し、マイクロ波および磁
場を印加して、電子サイクロトロン共鳴励起によりプラ
ズマを発生させて試料に処理を施すプラズマ処理方法で
あって、マイクロ波を印加してプラズマを点火させると
き、試料上の磁束密度が+10ガウスから−200ガウ
スの範囲となるように磁場を印加することを特徴として
いる。
【0011】なお、この試料上の磁束密度の範囲は、試
料上の中心を磁束密度の評価位置とし、この試料上の中
心位置での磁束密度に関して定めたものである。また、
磁束密度は、電子サイクロトロン共鳴励起を起こさせる
ため反応容器内に発生させる磁場の極性を+(正)とし
ている。
料上の中心を磁束密度の評価位置とし、この試料上の中
心位置での磁束密度に関して定めたものである。また、
磁束密度は、電子サイクロトロン共鳴励起を起こさせる
ため反応容器内に発生させる磁場の極性を+(正)とし
ている。
【0012】本発明者らは、試料上の磁束密度を下げる
こと、すなわち、小さくするか逆の極性にすることによ
り、プラズマ(イオン)の密度を小さくして、試料のイ
オンによるダメージを低減できることに着目した。
こと、すなわち、小さくするか逆の極性にすることによ
り、プラズマ(イオン)の密度を小さくして、試料のイ
オンによるダメージを低減できることに着目した。
【0013】そこで、プラズマ生成室および試料室に反
応生成物が堆積した装置を用いて、試料上の磁束密度を
下げる方向で変化させ安定したプラズマの点火が容易か
どうかを試験した。
応生成物が堆積した装置を用いて、試料上の磁束密度を
下げる方向で変化させ安定したプラズマの点火が容易か
どうかを試験した。
【0014】その結果、試料上の磁束密度を+10ガウ
スから−200ガウスとすると、プラズマが極めて点火
しやすくなること、特に、−50ガウスから−120ガ
ウスとすると特にちらつきのない安定したプラズマの点
火ができることを確認したのである。
スから−200ガウスとすると、プラズマが極めて点火
しやすくなること、特に、−50ガウスから−120ガ
ウスとすると特にちらつきのない安定したプラズマの点
火ができることを確認したのである。
【0015】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
ものであり、試料上の磁束密度が+10ガウスから−2
00ガウスの範囲となるように磁場を印加することによ
り、ちらつきのない安定したプラズマの点火を容易と
し、また従来に比べて磁束密度を下げることにより試料
のイオンによるダメージを低減させることができる。
ものであり、試料上の磁束密度が+10ガウスから−2
00ガウスの範囲となるように磁場を印加することによ
り、ちらつきのない安定したプラズマの点火を容易と
し、また従来に比べて磁束密度を下げることにより試料
のイオンによるダメージを低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0017】図1は、ECRを利用するプラズマ処理装
置を示す模式的断面図である。
置を示す模式的断面図である。
【0018】反応容器は、プラズマを発生させるプラズ
マ生成室21と発生したプラズマを引き出して試料に処
理を施す試料室23とに分かれている。
マ生成室21と発生したプラズマを引き出して試料に処
理を施す試料室23とに分かれている。
【0019】プラズマ生成室21の上部壁中央には、マ
イクロ波導入窓21aが設けられ、プラズマ生成室を気
密に封止するとともに、この窓からマイクロ波を導入す
るようになっている。マイクロ波導入窓21aは、石英
やアルミナ(Al2O3)などで作製される。プラズマ生
成室21の下部壁中央には円形のプラズマ引出口21b
が設けられ、プラズマ生成室21で発生したプラズマが
ここから試料室23に引き出される。プラズマは磁界に
よって引き出される。この磁界は、後述する磁場発生コ
イル35により形成され、試料室23に向かうに従い磁
束密度が低下する発散磁界となっている。また、プラズ
マ生成室21にガスを供給するために、ガス供給管24
が設けられている。
イクロ波導入窓21aが設けられ、プラズマ生成室を気
密に封止するとともに、この窓からマイクロ波を導入す
るようになっている。マイクロ波導入窓21aは、石英
やアルミナ(Al2O3)などで作製される。プラズマ生
成室21の下部壁中央には円形のプラズマ引出口21b
が設けられ、プラズマ生成室21で発生したプラズマが
ここから試料室23に引き出される。プラズマは磁界に
よって引き出される。この磁界は、後述する磁場発生コ
イル35により形成され、試料室23に向かうに従い磁
束密度が低下する発散磁界となっている。また、プラズ
マ生成室21にガスを供給するために、ガス供給管24
が設けられている。
【0020】マイクロ波導入窓21aには導波管22の
一端が接続され、導波管22の他端はマイクロ波発振器
(図示せず)に接続されている。また、プラズマ生成室
21を取り囲み、これと同心状に、ECR励起に必要な
磁場を発生させる磁場発生コイル35が配設されてい
る。ECR励起に必要な磁場(ECR磁場)は、マイク
ロ波の周波数が2.45GHzのとき、約875ガウス
である。磁場強度がこのECR磁場を満足する位置(E
CR励起点)で、プラズマが主に発生する。
一端が接続され、導波管22の他端はマイクロ波発振器
(図示せず)に接続されている。また、プラズマ生成室
21を取り囲み、これと同心状に、ECR励起に必要な
磁場を発生させる磁場発生コイル35が配設されてい
る。ECR励起に必要な磁場(ECR磁場)は、マイク
ロ波の周波数が2.45GHzのとき、約875ガウス
である。磁場強度がこのECR磁場を満足する位置(E
CR励起点)で、プラズマが主に発生する。
【0021】試料室23内には試料台27が配設されて
おり、その上に試料Sが静電吸着などにより載置され
る。試料室23の側壁にはガス供給管25が配設され、
また下部壁には排気口23aが開口されている。
おり、その上に試料Sが静電吸着などにより載置され
る。試料室23の側壁にはガス供給管25が配設され、
また下部壁には排気口23aが開口されている。
【0022】さらに、試料台付近での磁場強度を制御す
るために、補助コイル36が試料台27の下部に配設さ
れている。補助コイル36の中心軸は、磁場発生コイル
35の中心軸と同心にされている。補助コイル36に、
磁場発生コイル35とは逆の方向に電流を通流すること
により、磁場発生コイル35により発生する磁場と逆の
極性の磁場を発生させることができる。ここでは、磁場
発生コイル35により発生する磁場を+(正)とする。
るために、補助コイル36が試料台27の下部に配設さ
れている。補助コイル36の中心軸は、磁場発生コイル
35の中心軸と同心にされている。補助コイル36に、
磁場発生コイル35とは逆の方向に電流を通流すること
により、磁場発生コイル35により発生する磁場と逆の
極性の磁場を発生させることができる。ここでは、磁場
発生コイル35により発生する磁場を+(正)とする。
【0023】本発明のプラズマ処理方法を、この装置を
用いてAl−Si−CuなどのAl合金膜をエッチング
する場合を例にとり説明する。試料Sは、例えばAl合
金膜が成膜され、さらにレジストで所定パターンにマス
クされたシリコンウエハである。
用いてAl−Si−CuなどのAl合金膜をエッチング
する場合を例にとり説明する。試料Sは、例えばAl合
金膜が成膜され、さらにレジストで所定パターンにマス
クされたシリコンウエハである。
【0024】プラズマ生成室21および試料室23を
所要の圧力まで排気した後、エッチングガスとして例え
ばCl2およびBCl3の混合ガスを供給し、プラズマ生
成室21および試料室23を所定の圧力とする。
所要の圧力まで排気した後、エッチングガスとして例え
ばCl2およびBCl3の混合ガスを供給し、プラズマ生
成室21および試料室23を所定の圧力とする。
【0025】磁場発生コイル35に電流を通流してプ
ラズマ発生室にECR励起に必要な磁場を形成する。ま
た、補助コイル36に磁場発生コイル35とは逆の方向
に所定量の電流を通流することにより、試料S上の中心
位置の磁束密度を+10ガウスから−200ガウスの範
囲となるようにする。
ラズマ発生室にECR励起に必要な磁場を形成する。ま
た、補助コイル36に磁場発生コイル35とは逆の方向
に所定量の電流を通流することにより、試料S上の中心
位置の磁束密度を+10ガウスから−200ガウスの範
囲となるようにする。
【0026】プラズマ生成室21にマイクロ波を導入
して、エッチングガスをECR励起してプラズマを点火
させる。
して、エッチングガスをECR励起してプラズマを点火
させる。
【0027】補助コイル36に通流する電流量を必要
に応じて低下させ、磁場発生コイル35により主に形成
される発散磁界を調整して、プラズマを試料室23内の
試料台27上に導き、試料S上のAl合金膜をエッチン
グする。
に応じて低下させ、磁場発生コイル35により主に形成
される発散磁界を調整して、プラズマを試料室23内の
試料台27上に導き、試料S上のAl合金膜をエッチン
グする。
【0028】この方法によれば、ちらつきのない安定し
たプラズマの点火が可能で、また従来に比べてプラズマ
点火時の磁束密度を下げることにより試料のイオンによ
るダメージを低減させることができる。
たプラズマの点火が可能で、また従来に比べてプラズマ
点火時の磁束密度を下げることにより試料のイオンによ
るダメージを低減させることができる。
【0029】なお、この例ではプラズマの点火とプラズ
マ処理の両方に対して、同一のガスを用いたが、プラズ
マの点火の際、例えばN2やCl2などのプラズマの点火
が容易なガスを用いても良い。
マ処理の両方に対して、同一のガスを用いたが、プラズ
マの点火の際、例えばN2やCl2などのプラズマの点火
が容易なガスを用いても良い。
【0030】また、Al合金膜のエッチングを例にとり
説明したが、本発明のプラズマ処理方法は、ポリシリコ
ン膜のエッチングやシリコン酸化膜のエッチングなどに
も適用することができることは言うまでもない。
説明したが、本発明のプラズマ処理方法は、ポリシリコ
ン膜のエッチングやシリコン酸化膜のエッチングなどに
も適用することができることは言うまでもない。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0032】図1に示したECRプラズマ処理装置を用
いて、試料台上の磁束密度を変化させて、プラズマの点
火を評価した。試料台上の磁束密度は、磁場発生コイル
35に通流する電流量を固定し、補助コイル36に通流
する電流量を変化させることにより、変化させた。な
お、ここでは磁場発生コイル35により発生する磁場の
極性を+(正)とする。
いて、試料台上の磁束密度を変化させて、プラズマの点
火を評価した。試料台上の磁束密度は、磁場発生コイル
35に通流する電流量を固定し、補助コイル36に通流
する電流量を変化させることにより、変化させた。な
お、ここでは磁場発生コイル35により発生する磁場の
極性を+(正)とする。
【0033】プラズマの点火の条件は、次の通りであ
る。使用したガスはN2とし、その流量は200sccmと
した。また、試料室23の圧力は、3、4、6、8mTor
rとした。マイクロ波の周波数は2.45GHz、その
パワーは600Wとした。また、ECR励起点は、プラ
ズマ生成室21内であって、プラズマ引き出し口から約
60mmの位置に形成した。
る。使用したガスはN2とし、その流量は200sccmと
した。また、試料室23の圧力は、3、4、6、8mTor
rとした。マイクロ波の周波数は2.45GHz、その
パワーは600Wとした。また、ECR励起点は、プラ
ズマ生成室21内であって、プラズマ引き出し口から約
60mmの位置に形成した。
【0034】このプラズマの点火を評価した結果を表1
に示す。◎は、点火良好でしかもプラズマのちらつきも
ない状態のものである。○は、点火は良好であるが、数
回に1回プラズマがちらつくときがある状態のものであ
る。△は、点火は良好であるが、プラズマがちらつく状
態のものである。×は、点火不良であり、たとえ点火し
てもプラズマがちらつく状態のものである。すなわち、
◎および○が点火良好、△は時々点火不良、×は点火不
良を示す。
に示す。◎は、点火良好でしかもプラズマのちらつきも
ない状態のものである。○は、点火は良好であるが、数
回に1回プラズマがちらつくときがある状態のものであ
る。△は、点火は良好であるが、プラズマがちらつく状
態のものである。×は、点火不良であり、たとえ点火し
てもプラズマがちらつく状態のものである。すなわち、
◎および○が点火良好、△は時々点火不良、×は点火不
良を示す。
【0035】
【表1】
【0036】この結果から、試料台上の磁束密度が+1
0ガウスから−200ガウスの間にあるときが点火良好
とわかる。特に、試料台上の磁束密度が−50ガウスか
ら−120ガウス付近にあるとき、プラズマのちらつき
もなく最も点火良好であった。
0ガウスから−200ガウスの間にあるときが点火良好
とわかる。特に、試料台上の磁束密度が−50ガウスか
ら−120ガウス付近にあるとき、プラズマのちらつき
もなく最も点火良好であった。
【0037】なお、この結果はN2ガスを用いたもので
あるが、Cl2、BCl3、O2、Arなどの種々のガス
でも同様の結果が得られる。
あるが、Cl2、BCl3、O2、Arなどの種々のガス
でも同様の結果が得られる。
【0038】また、図1に示したECRプラズマ処理装
置を用いて、Al合金膜のエッチングを行い、試料のイ
オンによるダメージ(チャージアップダメージ)をアン
テナMOSキャパシタの耐圧測定により評価した。
置を用いて、Al合金膜のエッチングを行い、試料のイ
オンによるダメージ(チャージアップダメージ)をアン
テナMOSキャパシタの耐圧測定により評価した。
【0039】その結果、試料台上の磁束密度を+10ガ
ウス以下にすることにより、試料のダメージを低減でき
ることが確認できた。逆に、試料台上の磁束密度を+1
00ガウス以上とすると、試料へのダメージが増加し
た。
ウス以下にすることにより、試料のダメージを低減でき
ることが確認できた。逆に、試料台上の磁束密度を+1
00ガウス以上とすると、試料へのダメージが増加し
た。
【0040】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理方法は、試料のイ
オンによるダメージがなくしかも安定したプラズマの点
火を可能とする。その結果、長期にわたって安定した処
理を試料に施すことができる。
オンによるダメージがなくしかも安定したプラズマの点
火を可能とする。その結果、長期にわたって安定した処
理を試料に施すことができる。
【図1】ECRを利用するプラズマ処理装置を示す模式
的縦断面図である。
的縦断面図である。
21 プラズマ生成室 21a マイクロ波導入窓 21b プラズマ引出口 22 導波管 23 試料室 23a 排気口 24 ガス導入管 25 ガス導入管 27 試料台 35 磁場発生コイル 36 補助コイル S 試料
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/3065 H01L 21/302 B
Claims (1)
- 【請求項1】反応容器内にガスを導入し、マイクロ波お
よび磁場を印加して、電子サイクロトロン共鳴励起によ
りプラズマを発生させて試料に処理を施すプラズマ処理
方法であって、マイクロ波を印加してプラズマを点火さ
せるとき、試料上の磁束密度が+10ガウスから−20
0ガウスの範囲となるように磁場を印加することを特徴
とするプラズマ処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8310293A JPH10149897A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | プラズマ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8310293A JPH10149897A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | プラズマ処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10149897A true JPH10149897A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18003483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8310293A Pending JPH10149897A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | プラズマ処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10149897A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002533950A (ja) * | 1998-12-30 | 2002-10-08 | ラム リサーチ コーポレーション | プラズマ処理リアクタ内でプラズマを点火するための方法 |
| KR100454457B1 (ko) * | 2001-04-26 | 2004-10-28 | 닛신덴키 가부시키 가이샤 | 이온빔 조사장치 및 이 장치용 플라즈마 점화방법 |
| KR100481685B1 (ko) * | 2002-06-20 | 2005-04-07 | 한국과학기술연구원 | 전자 싸이클로트론 공명 플라즈마와 펄스형 직류 바이어스결합형 상온 화학 증착 시스템 및 이를 이용한 금속복합막 제조방법 |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP8310293A patent/JPH10149897A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002533950A (ja) * | 1998-12-30 | 2002-10-08 | ラム リサーチ コーポレーション | プラズマ処理リアクタ内でプラズマを点火するための方法 |
| KR100454457B1 (ko) * | 2001-04-26 | 2004-10-28 | 닛신덴키 가부시키 가이샤 | 이온빔 조사장치 및 이 장치용 플라즈마 점화방법 |
| KR100481685B1 (ko) * | 2002-06-20 | 2005-04-07 | 한국과학기술연구원 | 전자 싸이클로트론 공명 플라즈마와 펄스형 직류 바이어스결합형 상온 화학 증착 시스템 및 이를 이용한 금속복합막 제조방법 |
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