JPH10151674A - 管ライニング材及びその製造方法 - Google Patents
管ライニング材及びその製造方法Info
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- JPH10151674A JPH10151674A JP31323496A JP31323496A JPH10151674A JP H10151674 A JPH10151674 A JP H10151674A JP 31323496 A JP31323496 A JP 31323496A JP 31323496 A JP31323496 A JP 31323496A JP H10151674 A JPH10151674 A JP H10151674A
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- layer
- pipe lining
- film
- melting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチックフィルムの均一で強力な接着を
実現してバーストの発生を防ぐことができる管ライニン
グ材を提供すること。 【構成】 通気性を有する低融点の表面層2aを高融点
の不織布2−2の外周面に積層して成る管状の樹脂吸収
材2の前記表面層2aの外表面に多層複合フィルム(プ
ラスチックフィルム3)を熱溶着するとともに、樹脂吸
収材2に硬化性樹脂を含浸せしめて管ライニング材1を
構成する。本発明によれば、管ライニング材1におい
て、樹脂吸収材2を構成する高融点の不織布2−1の外
周面に低融点の表面層2aを積層し、この表面層2aの
外表面に多層複合フィルム3を熱溶着するようにしたた
め、該多層複合フィルム3を樹脂吸収材2の外表面に均
一、且つ、強力に接着することができ、管ライニング材
1のバーストを確実に防ぐことができる。
実現してバーストの発生を防ぐことができる管ライニン
グ材を提供すること。 【構成】 通気性を有する低融点の表面層2aを高融点
の不織布2−2の外周面に積層して成る管状の樹脂吸収
材2の前記表面層2aの外表面に多層複合フィルム(プ
ラスチックフィルム3)を熱溶着するとともに、樹脂吸
収材2に硬化性樹脂を含浸せしめて管ライニング材1を
構成する。本発明によれば、管ライニング材1におい
て、樹脂吸収材2を構成する高融点の不織布2−1の外
周面に低融点の表面層2aを積層し、この表面層2aの
外表面に多層複合フィルム3を熱溶着するようにしたた
め、該多層複合フィルム3を樹脂吸収材2の外表面に均
一、且つ、強力に接着することができ、管ライニング材
1のバーストを確実に防ぐことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として管路の補
修に用いられる管ライニング材とその製造方法に関す
る。
修に用いられる管ライニング材とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された下水管等の管路が老朽
化した場合、該管路を掘出することなく、その内周面に
ライニングを施して当該管路を補修する管ライニング工
法が提案され、既に実用に供されている。この管ライニ
ング工法は、外表面が気密性の高いプラスチックフィル
ムで被覆された管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せ
しめて成る管ライニング材を流体圧によって管路内に反
転させながら挿入するとともに、該管ライニング材を管
路の内周面に押圧し、その状態を保ったまま管ライニン
グ材を加熱等して該管ライニング材に含浸された硬化性
樹脂を硬化せしめ、硬化した管ライニング材によって管
路の内周面をライニングして該管路を補修する工法であ
る。
化した場合、該管路を掘出することなく、その内周面に
ライニングを施して当該管路を補修する管ライニング工
法が提案され、既に実用に供されている。この管ライニ
ング工法は、外表面が気密性の高いプラスチックフィル
ムで被覆された管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せ
しめて成る管ライニング材を流体圧によって管路内に反
転させながら挿入するとともに、該管ライニング材を管
路の内周面に押圧し、その状態を保ったまま管ライニン
グ材を加熱等して該管ライニング材に含浸された硬化性
樹脂を硬化せしめ、硬化した管ライニング材によって管
路の内周面をライニングして該管路を補修する工法であ
る。
【0003】ところで、斯かる管ライニング工法に使用
される管ライニング材は、硬化後にその表面に皺が発生
しないように管路の内径よりも若干小さい径に成形され
ており、管路の内壁が腐食や摩耗によって部分的にサイ
ズが大きく成っていても対応できるように流体圧によっ
て十分伸びるよう構成されている。具体的には、管ライ
ニング材は管路の内径の−10%〜+15%程度の変化
に対応することができるよう構成されている。
される管ライニング材は、硬化後にその表面に皺が発生
しないように管路の内径よりも若干小さい径に成形され
ており、管路の内壁が腐食や摩耗によって部分的にサイ
ズが大きく成っていても対応できるように流体圧によっ
て十分伸びるよう構成されている。具体的には、管ライ
ニング材は管路の内径の−10%〜+15%程度の変化
に対応することができるよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように管ライニ
ング材は流体圧によって大きく伸ばされるが、このと
き、該管ライニング材の管路内への反転挿入によって管
ライニング材の最内層に位置するプラスチックフィルム
も大きく伸ばされるため、該プラスチックフィルムの強
度の弱い部分から管ライニング材にバーストが発生する
という問題があった。
ング材は流体圧によって大きく伸ばされるが、このと
き、該管ライニング材の管路内への反転挿入によって管
ライニング材の最内層に位置するプラスチックフィルム
も大きく伸ばされるため、該プラスチックフィルムの強
度の弱い部分から管ライニング材にバーストが発生する
という問題があった。
【0005】上記管ライニング材のバーストの問題に対
しては以下の解決策が考えられる。 (a)プラスチックフィルムと樹脂吸収材を構成する不
織布との接着を極力強力、且つ、きめ細かくすることに
よってプラスチックフィルムを均一に伸ばす。 (b)プラススチックフィルムの伸びを大きくする。 (c)プラスチックフィルムの厚さを厚くする。
しては以下の解決策が考えられる。 (a)プラスチックフィルムと樹脂吸収材を構成する不
織布との接着を極力強力、且つ、きめ細かくすることに
よってプラスチックフィルムを均一に伸ばす。 (b)プラススチックフィルムの伸びを大きくする。 (c)プラスチックフィルムの厚さを厚くする。
【0006】ところが、実験によれば、上記(b),
(c)の対策によってプラスチックフィルムの伸び或は
厚さを大きくしても、プラスチックフィルムの不織布へ
の接着が弱かったり不均一である場合には、管ライニン
グ材のバーストを防ぐことができないことが明らかとな
った。
(c)の対策によってプラスチックフィルムの伸び或は
厚さを大きくしても、プラスチックフィルムの不織布へ
の接着が弱かったり不均一である場合には、管ライニン
グ材のバーストを防ぐことができないことが明らかとな
った。
【0007】従って、管ライニング材のバーストを防ぐ
には前記(a)の対策が最も有効である。
には前記(a)の対策が最も有効である。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、プラスチックフィルムの均一
で強力な接着を実現してバーストの発生を防ぐことがで
きる管ライニング材とその製造方法を提供することにあ
る。
で、その目的とする処は、プラスチックフィルムの均一
で強力な接着を実現してバーストの発生を防ぐことがで
きる管ライニング材とその製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、通気性を有する低融点の表
面層を高融点の不織布の外周面に積層して成る管状の樹
脂吸収材の前記表面層の外表面にプラスチックフィルム
を熱溶着するとともに、樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸
せしめて管ライニング材を構成することを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、通気性を有する低融点の表
面層を高融点の不織布の外周面に積層して成る管状の樹
脂吸収材の前記表面層の外表面にプラスチックフィルム
を熱溶着するとともに、樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸
せしめて管ライニング材を構成することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記表面層を、その外表面がパンチング加
工によって前記高融点の不織布に混在せしめられ熱処理
によって平滑化された低融点の不織布で構成したことを
特徴とする。
明において、前記表面層を、その外表面がパンチング加
工によって前記高融点の不織布に混在せしめられ熱処理
によって平滑化された低融点の不織布で構成したことを
特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記低融点の不織布をポリエチレン、アド
マー、ポリプロピレン、アイオノマー又はEAAの単
体、混合体、発泡体又は複合体或はそれらを主体とする
共重合体で構成したことを特徴とする。
明において、前記低融点の不織布をポリエチレン、アド
マー、ポリプロピレン、アイオノマー又はEAAの単
体、混合体、発泡体又は複合体或はそれらを主体とする
共重合体で構成したことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、低融点の不織布を表面が低融点樹脂で内部
が高融点樹脂から成る2層構造を有する糸で構成したこ
とを特徴とする。
明において、低融点の不織布を表面が低融点樹脂で内部
が高融点樹脂から成る2層構造を有する糸で構成したこ
とを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記表面層を、前記高融点の不織布の外周
面に熱溶着又はラミネート接合された低融点の孔あきプ
ラスチックフィルムで構成したことを特徴とする。
明において、前記表面層を、前記高融点の不織布の外周
面に熱溶着又はラミネート接合された低融点の孔あきプ
ラスチックフィルムで構成したことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記低融点の孔あきプラスチックフィルム
をポリエチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノ
マー又はEAAの単体、混合体、発泡体又は複合体或は
それらを主体とする共重合体で構成したことを特徴とす
る。
明において、前記低融点の孔あきプラスチックフィルム
をポリエチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノ
マー又はEAAの単体、混合体、発泡体又は複合体或は
それらを主体とする共重合体で構成したことを特徴とす
る。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記表面層を、前記高融点の不織布の外表
面に溶融結合された低融点のプラスチックパウダーで構
成したことを特徴とする。
明において、前記表面層を、前記高融点の不織布の外表
面に溶融結合された低融点のプラスチックパウダーで構
成したことを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記低融点のプラスチックパウダーをポリ
エチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノマー又
はEAAの単体、混合体、発泡体又は複合体或はそれら
を主体とする共重合体で構成したことを特徴とする。
明において、前記低融点のプラスチックパウダーをポリ
エチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノマー又
はEAAの単体、混合体、発泡体又は複合体或はそれら
を主体とする共重合体で構成したことを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記高融点の不織布をポリエステル、ナイ
ロン、アクリル、ビニロン、ガラス、カーボン又はセラ
ミックの単体又はそれぞれの混合体で構成したことを特
徴とする。
明において、前記高融点の不織布をポリエステル、ナイ
ロン、アクリル、ビニロン、ガラス、カーボン又はセラ
ミックの単体又はそれぞれの混合体で構成したことを特
徴とする。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記表面層の外表面に熱溶着されるプラ
スチックフィルムをポリエチレン、ナイロン、アイオノ
マー、ポリプロピレン、ポリエステル、アドマー、EA
A又はEVOHの単体又は複合体或はこれらを主体とす
る共重合体で構成したことを特徴とする。
発明において、前記表面層の外表面に熱溶着されるプラ
スチックフィルムをポリエチレン、ナイロン、アイオノ
マー、ポリプロピレン、ポリエステル、アドマー、EA
A又はEVOHの単体又は複合体或はこれらを主体とす
る共重合体で構成したことを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記表面層の外表面に熱溶着されるプラ
スチックフィルムを表面フィルム層/熱反応性接着フィ
ルム層/中間フィルム層/熱反応性接着フィルム層/溶
融結合フィルム層の5層構造を有するチューブ状の多層
複合フィルムで構成したことを特徴とする。
発明において、前記表面層の外表面に熱溶着されるプラ
スチックフィルムを表面フィルム層/熱反応性接着フィ
ルム層/中間フィルム層/熱反応性接着フィルム層/溶
融結合フィルム層の5層構造を有するチューブ状の多層
複合フィルムで構成したことを特徴とする。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記表面フィルム層を低融点のポリエ
チレン、ポリプロピレン又はそれぞれの共重合体で構成
し、前記熱反応性接着フィルム層を中融点又は低融点の
アドマー、EAA又はアイオノマーで構成し、前記中間
フィルム層を高融点のナイロン、EVOH又はポリエス
テルで構成し、前記溶融結合フィルム層を低融点のポリ
エチレン、ポリプロピレン又はそれぞれの共重合体で構
成したことを特徴とする。
の発明において、前記表面フィルム層を低融点のポリエ
チレン、ポリプロピレン又はそれぞれの共重合体で構成
し、前記熱反応性接着フィルム層を中融点又は低融点の
アドマー、EAA又はアイオノマーで構成し、前記中間
フィルム層を高融点のナイロン、EVOH又はポリエス
テルで構成し、前記溶融結合フィルム層を低融点のポリ
エチレン、ポリプロピレン又はそれぞれの共重合体で構
成したことを特徴とする。
【0021】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12記載の発明において、前記多層複合フィルムを共押
出インフレーション法によってシームレスのチューブ状
に成形することを特徴とする。
12記載の発明において、前記多層複合フィルムを共押
出インフレーション法によってシームレスのチューブ状
に成形することを特徴とする。
【0022】請求項14記載の発明は、請求項11,1
2又は13記載の発明において、前記表面フィルム層と
溶融結合フィルム層の材質及び両熱反応性接着フィルム
層の材質をそれぞれ同一とし、前記多層複合フィルムを
3種類の材質で構成したことを特徴とする。
2又は13記載の発明において、前記表面フィルム層と
溶融結合フィルム層の材質及び両熱反応性接着フィルム
層の材質をそれぞれ同一とし、前記多層複合フィルムを
3種類の材質で構成したことを特徴とする。
【0023】請求項15記載の発明は、通気性を有する
低融点の表面層を高融点の不織布の外周面に積層して成
る管状の樹脂吸収材をチューブ状のプラスチックフィル
ムの内側に通し、該樹脂吸収材を真空引きしてこれの外
表面にプラスチックフィルムを密着せしめ、その状態を
保ったままプラスチックフィルムを加熱してこれを樹脂
吸収材の外表面に溶着一体化した後、樹脂吸収材に硬化
性樹脂を含浸せしめて管ライニング材を製造することを
特徴とする。
低融点の表面層を高融点の不織布の外周面に積層して成
る管状の樹脂吸収材をチューブ状のプラスチックフィル
ムの内側に通し、該樹脂吸収材を真空引きしてこれの外
表面にプラスチックフィルムを密着せしめ、その状態を
保ったままプラスチックフィルムを加熱してこれを樹脂
吸収材の外表面に溶着一体化した後、樹脂吸収材に硬化
性樹脂を含浸せしめて管ライニング材を製造することを
特徴とする。
【0024】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、前記樹脂吸収材の内側に気密性の高い
加圧チューブを挿入し、該加圧チューブを流体圧によっ
て膨張させて前記プラスチックフィルムと樹脂吸収材を
円管状に押し広げるとともに、樹脂吸収材を真空引きし
てこれの外表面にプラスチックフィルムを密着せしめる
ようにしたことを特徴とする。
の発明において、前記樹脂吸収材の内側に気密性の高い
加圧チューブを挿入し、該加圧チューブを流体圧によっ
て膨張させて前記プラスチックフィルムと樹脂吸収材を
円管状に押し広げるとともに、樹脂吸収材を真空引きし
てこれの外表面にプラスチックフィルムを密着せしめる
ようにしたことを特徴とする。
【0025】請求項17記載の発明は、請求項15又は
16記載の発明において、前記多層複合フィルムの加熱
を該多層複合フィルムに対して加熱装置を相対移動させ
ることによって行い、該多層複合フィルムを前記樹脂吸
収材の一端から他端に向かって長さ方向に順次溶着せし
めるようにしたことを特徴とする。
16記載の発明において、前記多層複合フィルムの加熱
を該多層複合フィルムに対して加熱装置を相対移動させ
ることによって行い、該多層複合フィルムを前記樹脂吸
収材の一端から他端に向かって長さ方向に順次溶着せし
めるようにしたことを特徴とする。
【0026】従って、本発明によれば、管ライニング材
において、樹脂吸収材を構成する高融点の不織布の外周
面に通気性を有する低融点の表面層を積層し、この表面
層の外表面にプラスチックフィルムを熱溶着するように
したため、該プラスチックフィルムが樹脂吸収材の外表
面に均一、且つ、強力に接着され、管ライニング材のバ
ーストが確実に防がれる。
において、樹脂吸収材を構成する高融点の不織布の外周
面に通気性を有する低融点の表面層を積層し、この表面
層の外表面にプラスチックフィルムを熱溶着するように
したため、該プラスチックフィルムが樹脂吸収材の外表
面に均一、且つ、強力に接着され、管ライニング材のバ
ーストが確実に防がれる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0028】図1は本発明に係る管ライニング材の部分
斜視図、図2は同管ライニング材の構成を示す拡大部分
断面図である。
斜視図、図2は同管ライニング材の構成を示す拡大部分
断面図である。
【0029】本発明に係る管ライニング材1は、図1に
示すように、管状の樹脂吸収材2の外表面にプラスチッ
クフィルム3を被覆するとともに、樹脂吸収材2に不飽
和ポリエテスル等の熱硬化性樹脂を含浸せしめて構成さ
れている。尚、樹脂吸収材2には熱硬化性樹脂に代えて
光硬化性樹脂、常温硬化性樹脂等の他の硬化性樹脂を含
浸せしめても良い。
示すように、管状の樹脂吸収材2の外表面にプラスチッ
クフィルム3を被覆するとともに、樹脂吸収材2に不飽
和ポリエテスル等の熱硬化性樹脂を含浸せしめて構成さ
れている。尚、樹脂吸収材2には熱硬化性樹脂に代えて
光硬化性樹脂、常温硬化性樹脂等の他の硬化性樹脂を含
浸せしめても良い。
【0030】ところで、上記樹脂吸収材2は、図2に示
すように、低融点の表面層2aを高融点の不織布2−1
の外周面に積層して構成されており、低融点の表面層2
aは、低融点の不織布2−2をパンチング加工によって
高融点の不織布2−1の外表面に織り込むようにして混
在せしめるとともに、低融点の不織布2−2を加熱して
表面を溶融せしめて平滑化することによって形成されて
いる。ここで、高融点の不織布2−1はポリエステル、
ナイロン、アクリル、ビニロン、ガラス、カーボン又は
セラミックの単体又はそれぞれの混合体で構成され、低
融点の不織布2−2はポリエチレン、アドマー、ポリプ
ロピレン、アイオノマー又はEAAの単体、混合体、発
泡体又は複合体或はそれらを主体とする共重合体で構成
されている。尚、低融点の不織布2−2を図3に示すよ
うに表面が低融点樹脂2−2a’で内部が高融点樹脂2
−2b’から成る2層構造を有する糸2−2’で構成し
ても良い。
すように、低融点の表面層2aを高融点の不織布2−1
の外周面に積層して構成されており、低融点の表面層2
aは、低融点の不織布2−2をパンチング加工によって
高融点の不織布2−1の外表面に織り込むようにして混
在せしめるとともに、低融点の不織布2−2を加熱して
表面を溶融せしめて平滑化することによって形成されて
いる。ここで、高融点の不織布2−1はポリエステル、
ナイロン、アクリル、ビニロン、ガラス、カーボン又は
セラミックの単体又はそれぞれの混合体で構成され、低
融点の不織布2−2はポリエチレン、アドマー、ポリプ
ロピレン、アイオノマー又はEAAの単体、混合体、発
泡体又は複合体或はそれらを主体とする共重合体で構成
されている。尚、低融点の不織布2−2を図3に示すよ
うに表面が低融点樹脂2−2a’で内部が高融点樹脂2
−2b’から成る2層構造を有する糸2−2’で構成し
ても良い。
【0031】又、前記プラスチックフィルム3は、図2
に示すように、表面フィルム層3−1/熱反応性接着フ
ィルム層3−2/中間フィルム層3−3/熱反応性接着
フィルム層3−4/溶融結合フィルム層3−5の5層の
ラミネート構造を有する多層複合フィルムで構成されて
おり、これは共押出インフレーション法によってシーム
レスのチューブ状に成形されている。即ち、このチュー
ブ状の多層複合フィルム3は、中間フィルム層3−3を
間に挟んでその両面(外周面と内周面)に表面フィルム
層3−1と溶融結合フィルム層3−5を熱反応性接着フ
ィルム層3−2,3−4によって接着一体化して5層の
ラミネート構造を構成しており、後述のように当該管ラ
イニング材1の製造過程において加熱によって多層複合
フィルム3を樹脂吸収材2の外表面に溶着させる際、最
内層の溶融結合フィルム層3−5は溶融して樹脂吸収材
2の外表面に溶け込む(図2参照)。
に示すように、表面フィルム層3−1/熱反応性接着フ
ィルム層3−2/中間フィルム層3−3/熱反応性接着
フィルム層3−4/溶融結合フィルム層3−5の5層の
ラミネート構造を有する多層複合フィルムで構成されて
おり、これは共押出インフレーション法によってシーム
レスのチューブ状に成形されている。即ち、このチュー
ブ状の多層複合フィルム3は、中間フィルム層3−3を
間に挟んでその両面(外周面と内周面)に表面フィルム
層3−1と溶融結合フィルム層3−5を熱反応性接着フ
ィルム層3−2,3−4によって接着一体化して5層の
ラミネート構造を構成しており、後述のように当該管ラ
イニング材1の製造過程において加熱によって多層複合
フィルム3を樹脂吸収材2の外表面に溶着させる際、最
内層の溶融結合フィルム層3−5は溶融して樹脂吸収材
2の外表面に溶け込む(図2参照)。
【0032】而して、上記表面フィルム層3−1に対し
ては、 1)動摩擦係数が小さいこと。 2)耐水性が高いこと。 3)スチームバリヤー性が高いこと。 4)熱溶着性が高いこと。 5)耐ピンホール性が高いこと。 6)耐スチレン性が高いこと。 7)耐脆化性が高いこと。 8)安価であること。 等が要求され、これらの特性を満たす表面フィルム層3
−1として低融点のポリエチレン(PE)、ポリプロピ
レン(PP)又はそれぞれの共重合体から成る厚さ10
〜100μmのフィルムが用いられる。
ては、 1)動摩擦係数が小さいこと。 2)耐水性が高いこと。 3)スチームバリヤー性が高いこと。 4)熱溶着性が高いこと。 5)耐ピンホール性が高いこと。 6)耐スチレン性が高いこと。 7)耐脆化性が高いこと。 8)安価であること。 等が要求され、これらの特性を満たす表面フィルム層3
−1として低融点のポリエチレン(PE)、ポリプロピ
レン(PP)又はそれぞれの共重合体から成る厚さ10
〜100μmのフィルムが用いられる。
【0033】又、前記熱反応性接着フィルム層3−2,
3−4に対しては、 1)異種フィルム及び不織布に対する接着性が高いこ
と。 2)耐スチレン性が高いこと。 3)耐脆化性が高いこと。 等が要求され、これらの特性を満たす熱反応性接着フィ
ルム層3−2,3−4として中融点又は低融点のアドマ
ー、EAA又はアイオノマーから成る厚さ5〜30μm
のフィルムが用いられる。
3−4に対しては、 1)異種フィルム及び不織布に対する接着性が高いこ
と。 2)耐スチレン性が高いこと。 3)耐脆化性が高いこと。 等が要求され、これらの特性を満たす熱反応性接着フィ
ルム層3−2,3−4として中融点又は低融点のアドマ
ー、EAA又はアイオノマーから成る厚さ5〜30μm
のフィルムが用いられる。
【0034】ここで、アドマー(商品名)はポリオレフ
ィンに特殊官能基を導入した接着樹脂、EAAはエチレ
ン・アクリル酸共重合体樹脂、アイオノマーはエチレン
・メタクリル酸共重合体樹脂であり、これらは異種フィ
ルムに対する接着性が高いため、中間フィルム層3−3
の両面に異種フィルムから成る表面フィルム層3−1と
溶融結合フィルム層3−5を強固に接合一体化せしめ
る。
ィンに特殊官能基を導入した接着樹脂、EAAはエチレ
ン・アクリル酸共重合体樹脂、アイオノマーはエチレン
・メタクリル酸共重合体樹脂であり、これらは異種フィ
ルムに対する接着性が高いため、中間フィルム層3−3
の両面に異種フィルムから成る表面フィルム層3−1と
溶融結合フィルム層3−5を強固に接合一体化せしめ
る。
【0035】更に、前記中間フィルム層3−3に対して
は、 1)ガスバリヤー性が高いこと。 2)融点が高いこと。 3)耐ピンホール性が高いこと。 4)耐スチレン性が高いこと。 5)耐脆化性が高いこと。 等が要求され、これらの特性を満たす中間フィルム層3
−3として高融点のナイロン、エチレンビニルアルコー
ル(EVOH)又はポリエステルから成る厚さ5〜50
μmのフィルムが用いられる。
は、 1)ガスバリヤー性が高いこと。 2)融点が高いこと。 3)耐ピンホール性が高いこと。 4)耐スチレン性が高いこと。 5)耐脆化性が高いこと。 等が要求され、これらの特性を満たす中間フィルム層3
−3として高融点のナイロン、エチレンビニルアルコー
ル(EVOH)又はポリエステルから成る厚さ5〜50
μmのフィルムが用いられる。
【0036】又、前記溶融結合フィルム層3−5に対し
ては、 1)動摩擦係数が小さいこと。 2)熱溶着時の流動性が高いこと。 3)耐スチレン性が高いこと。 4)安定した強度を有すること。 5)耐脆化性が高いこと。 6)安価であること。 等が要求され、これらの特性を満たす溶融結合フィルム
層3−5として低融点のポリエチレン(PE)、ポリプ
ロピレン(PP)又はそれぞれの共重合体から成る厚さ
10〜100μmのフィルムが用いられる。
ては、 1)動摩擦係数が小さいこと。 2)熱溶着時の流動性が高いこと。 3)耐スチレン性が高いこと。 4)安定した強度を有すること。 5)耐脆化性が高いこと。 6)安価であること。 等が要求され、これらの特性を満たす溶融結合フィルム
層3−5として低融点のポリエチレン(PE)、ポリプ
ロピレン(PP)又はそれぞれの共重合体から成る厚さ
10〜100μmのフィルムが用いられる。
【0037】而して、以上の表面フィルム層3−1/熱
反応性接着フィルム層3−2/中間フィルム層3−3/
熱反応性接着フィルム層3−4/溶融結合フィルム層3
−5を構成する各フィルムの材質を組み合わせることに
よって、例えば下表のような6種類の多層構造フィルム
(1)〜(6)が得られる。
反応性接着フィルム層3−2/中間フィルム層3−3/
熱反応性接着フィルム層3−4/溶融結合フィルム層3
−5を構成する各フィルムの材質を組み合わせることに
よって、例えば下表のような6種類の多層構造フィルム
(1)〜(6)が得られる。
【0038】
【表1】尚、表1において、LDPEは低密度ポリエチ
レン、HDPEは高密度ポリエチレンである。
レン、HDPEは高密度ポリエチレンである。
【0039】表1における多層複合フィルム(6)を除
く他の全ての多層複合フィルム(1)〜(5)において
は、表面フィルム層3−1と溶融結合フィルム層3−5
の材質及び両熱反応性接着フィルム層3−2,3−4の
材質をそれぞれ同一とし、各多層複合フィルム(1)〜
(5)を3種類の材質で構成しているため、各多層複合
フィルム(1)〜(5)の製造コストが低く抑えられ
る。
く他の全ての多層複合フィルム(1)〜(5)において
は、表面フィルム層3−1と溶融結合フィルム層3−5
の材質及び両熱反応性接着フィルム層3−2,3−4の
材質をそれぞれ同一とし、各多層複合フィルム(1)〜
(5)を3種類の材質で構成しているため、各多層複合
フィルム(1)〜(5)の製造コストが低く抑えられ
る。
【0040】次に、以上の構成を有する管ライニング材
1の製造方法を図4乃至図10に基づいて説明する。
尚、図4、図5、図7及び図8は本発明に係る製造方法
をその工程順に示す説明図、図6は図5のA部拡大詳細
図、図9は図7に示す状態における多層複合フィルム層
と樹脂吸収材及び加圧チューブの詳細構造を示す断面
図、図10は樹脂吸収材の真空引きを示す断面図であ
る。
1の製造方法を図4乃至図10に基づいて説明する。
尚、図4、図5、図7及び図8は本発明に係る製造方法
をその工程順に示す説明図、図6は図5のA部拡大詳細
図、図9は図7に示す状態における多層複合フィルム層
と樹脂吸収材及び加圧チューブの詳細構造を示す断面
図、図10は樹脂吸収材の真空引きを示す断面図であ
る。
【0041】本発明に係る製造方法においては、先ず、
図4に示すように、帯状に裁断された高融点の不織布3
−1の表面に厚さの薄い低融点の不織布2−2をパンチ
ング機25を用いてパンチング加工して織り込むように
して混在せしめながら、熱ローラー26によって低融点
の不織布2−2の表面を加熱溶融させて平滑化するとと
もに、目の粗さを細かくして表面層2aを形成する。
図4に示すように、帯状に裁断された高融点の不織布3
−1の表面に厚さの薄い低融点の不織布2−2をパンチ
ング機25を用いてパンチング加工して織り込むように
して混在せしめながら、熱ローラー26によって低融点
の不織布2−2の表面を加熱溶融させて平滑化するとと
もに、目の粗さを細かくして表面層2aを形成する。
【0042】次に、表面層2aが形成された不織布2−
2を図5に示すように表面層が外側に位置するように丸
めて端部同士を突き合わせ、その突き合わせ部をミシン
で縫い合わせて管状の樹脂吸収材2を得る。そして、こ
の樹脂吸収材2の外周にこれの縫い合わせ部に沿って薄
いリボンテープ27を接着して縫い合わせ部を補強す
る。ここで、リボンテープ27は、図6に詳細に示すよ
うに、高融点の不織布27−1の表面に低融点の不織布
(又は通気性を有するプラスチックフィルム)27−2
を被覆して構成されている。
2を図5に示すように表面層が外側に位置するように丸
めて端部同士を突き合わせ、その突き合わせ部をミシン
で縫い合わせて管状の樹脂吸収材2を得る。そして、こ
の樹脂吸収材2の外周にこれの縫い合わせ部に沿って薄
いリボンテープ27を接着して縫い合わせ部を補強す
る。ここで、リボンテープ27は、図6に詳細に示すよ
うに、高融点の不織布27−1の表面に低融点の不織布
(又は通気性を有するプラスチックフィルム)27−2
を被覆して構成されている。
【0043】尚、管状の樹脂吸収材2を成形する方法と
しては、上記ロック縫いの他、直線縫い、針によるパン
チング加工、溶着、接着剤による接着等によって帯状の
不織布の突き合わせ部を接合する方法を採用することが
できる。
しては、上記ロック縫いの他、直線縫い、針によるパン
チング加工、溶着、接着剤による接着等によって帯状の
不織布の突き合わせ部を接合する方法を採用することが
できる。
【0044】次に、図7に示すように、チューブ状の前
記多層複合フィルム3内に管状の前記樹脂吸収材2を通
し、この樹脂吸収材2の内側に気密性の高い加圧チュー
ブ4を挿入する。尚、この状態における多層複合フィル
ム3と樹脂吸収材2及び加圧チューブ4の詳細構造は図
9に示される。
記多層複合フィルム3内に管状の前記樹脂吸収材2を通
し、この樹脂吸収材2の内側に気密性の高い加圧チュー
ブ4を挿入する。尚、この状態における多層複合フィル
ム3と樹脂吸収材2及び加圧チューブ4の詳細構造は図
9に示される。
【0045】而して、多層複合フィルム3の最内層を構
成する溶融結合フィルム層3−5は動摩擦係数の小さな
フィルムで構成されるため、樹脂吸収材2を多層複合フ
ィルム3内に通す際に両者間に大きな摩擦抵抗が発生せ
ず、樹脂吸収材2は多層複合フィルム3内に抵抗なくス
ムーズに挿入される。
成する溶融結合フィルム層3−5は動摩擦係数の小さな
フィルムで構成されるため、樹脂吸収材2を多層複合フ
ィルム3内に通す際に両者間に大きな摩擦抵抗が発生せ
ず、樹脂吸収材2は多層複合フィルム3内に抵抗なくス
ムーズに挿入される。
【0046】而して、図7に示す状態から加圧チューブ
4の両端を塞いで該加圧チューブ4を密封構造とし、図
8に示すようにコンプレッサー5からエアーホース6を
経て加圧チューブ4内に圧縮エアーを供給すると、該加
圧チューブ4は圧縮エアーの圧力を受けて膨張し、樹脂
吸収材2及び多層複合フィルム3を円管状に押し広げ
る。
4の両端を塞いで該加圧チューブ4を密封構造とし、図
8に示すようにコンプレッサー5からエアーホース6を
経て加圧チューブ4内に圧縮エアーを供給すると、該加
圧チューブ4は圧縮エアーの圧力を受けて膨張し、樹脂
吸収材2及び多層複合フィルム3を円管状に押し広げ
る。
【0047】そして、上記状態を保ったまま、図8及び
図10に示すように、真空ポンプ7及びバキュームホー
ス8を用いて樹脂吸収材2を真空引きすれば、該樹脂吸
収材2の外側に位置する多層複合フィルム3が樹脂吸収
材1内に発生する負圧に引かれて樹脂吸収材2の表面層
の外表面に密着する。このとき、表面層は前述のように
平滑化されて目の粗さが細かくされており、しかも、多
層複合フィルム3の最外層を構成する表面フィルム層3
−1は高い耐ピンホール性を有しているため、樹脂吸収
材2が前述のように真空引きされても、該表面フィルム
層3−1にピンホールが発生しにくい。又、表面フィル
ム層3−1にピンホールが万一発生しても、該表面フィ
ルム層3−1は熱溶着性の高い低融点のフィルムで構成
されているため、後述の溶着工程における加熱によって
該表面フィルム層3−1が溶融し、この表面フィルム層
3−1に発生していたピンホールが埋められて消失す
る。尚、図10において、9は真空パッドである。
図10に示すように、真空ポンプ7及びバキュームホー
ス8を用いて樹脂吸収材2を真空引きすれば、該樹脂吸
収材2の外側に位置する多層複合フィルム3が樹脂吸収
材1内に発生する負圧に引かれて樹脂吸収材2の表面層
の外表面に密着する。このとき、表面層は前述のように
平滑化されて目の粗さが細かくされており、しかも、多
層複合フィルム3の最外層を構成する表面フィルム層3
−1は高い耐ピンホール性を有しているため、樹脂吸収
材2が前述のように真空引きされても、該表面フィルム
層3−1にピンホールが発生しにくい。又、表面フィル
ム層3−1にピンホールが万一発生しても、該表面フィ
ルム層3−1は熱溶着性の高い低融点のフィルムで構成
されているため、後述の溶着工程における加熱によって
該表面フィルム層3−1が溶融し、この表面フィルム層
3−1に発生していたピンホールが埋められて消失す
る。尚、図10において、9は真空パッドである。
【0048】その後、図8に示すように、円筒状の加熱
装置10内に樹脂吸収材2を多層複合フィルム3及び加
圧チューブ4と共に通し、該加熱装置10を駆動しなが
らこれを牽引ロープ11で樹脂吸収材2の一端から他端
まで図示矢印方向に移動させれば、多層複合フィルム3
は加熱装置10によって加熱されて樹脂吸収材2の外周
面に次々と溶着され、樹脂吸収材2の外表面は多層複合
フィルム3によって被覆される。尚、加熱装置10は、
樹脂吸収材2よりも十分大径な円筒状筒体12の内周面
に傾斜して取り付けられた複数の直線状電気ヒーター1
3によって構成されており、電気ヒーター13に電源1
4から通電すれば、該電気ヒーター13が発熱して前述
のように多層複合フィルム3が加熱される。
装置10内に樹脂吸収材2を多層複合フィルム3及び加
圧チューブ4と共に通し、該加熱装置10を駆動しなが
らこれを牽引ロープ11で樹脂吸収材2の一端から他端
まで図示矢印方向に移動させれば、多層複合フィルム3
は加熱装置10によって加熱されて樹脂吸収材2の外周
面に次々と溶着され、樹脂吸収材2の外表面は多層複合
フィルム3によって被覆される。尚、加熱装置10は、
樹脂吸収材2よりも十分大径な円筒状筒体12の内周面
に傾斜して取り付けられた複数の直線状電気ヒーター1
3によって構成されており、電気ヒーター13に電源1
4から通電すれば、該電気ヒーター13が発熱して前述
のように多層複合フィルム3が加熱される。
【0049】ここで、多層複合フィルム3は、前述のよ
うに、その中間に高融点のフィルムから成る中間フィル
ム層3−3を有しているため、加熱によって該中間フィ
ルム層3−3が溶融することがなく、この中間フィルム
層3−3及びその内側の熱反応性接着フィルム層3−4
を介して加熱装置10から十分な熱が溶融結合フィルム
層3−5に伝達される。この場合、溶融結合フィルム層
3−5は熱溶着時の流動性が高い低融点のフィルムで構
成されているため、これは溶融状態で樹脂吸収材2の表
面層の不織布に良好に溶け込み(図2参照)、多層複合
フィルム3を樹脂吸収材2の外表面に強固に接合せしめ
る。この場合、前述のように表面層2aを構成する低融
点の不織布2−2は熱ローラー26によって加熱溶融せ
しめられて平滑化されているため(図4参照)、多層複
合フィルム3は樹脂吸収材2の外表面に均一、且つ、強
力に接着される。
うに、その中間に高融点のフィルムから成る中間フィル
ム層3−3を有しているため、加熱によって該中間フィ
ルム層3−3が溶融することがなく、この中間フィルム
層3−3及びその内側の熱反応性接着フィルム層3−4
を介して加熱装置10から十分な熱が溶融結合フィルム
層3−5に伝達される。この場合、溶融結合フィルム層
3−5は熱溶着時の流動性が高い低融点のフィルムで構
成されているため、これは溶融状態で樹脂吸収材2の表
面層の不織布に良好に溶け込み(図2参照)、多層複合
フィルム3を樹脂吸収材2の外表面に強固に接合せしめ
る。この場合、前述のように表面層2aを構成する低融
点の不織布2−2は熱ローラー26によって加熱溶融せ
しめられて平滑化されているため(図4参照)、多層複
合フィルム3は樹脂吸収材2の外表面に均一、且つ、強
力に接着される。
【0050】尚、この溶融結合フィルム層3−5を構成
するフィルムは安価であるため、多層複合フィルム3を
樹脂吸収材2の外表面により強力に溶着せしめるために
溶融結合フィルム層3−5の厚さを厚くしても、大幅な
コストアップを招くことがない。
するフィルムは安価であるため、多層複合フィルム3を
樹脂吸収材2の外表面により強力に溶着せしめるために
溶融結合フィルム層3−5の厚さを厚くしても、大幅な
コストアップを招くことがない。
【0051】而して、以上のようにしてその外表面に多
層複合フィルム3が被覆された樹脂吸収材2には不飽和
ポリエステル等の未硬化の熱硬化性樹脂が含浸され、最
終的に図1に示す管ライニング材1が得られる。
層複合フィルム3が被覆された樹脂吸収材2には不飽和
ポリエステル等の未硬化の熱硬化性樹脂が含浸され、最
終的に図1に示す管ライニング材1が得られる。
【0052】ここで、2層構造を有する管状樹脂吸収材
の製造方法を図11乃至図14に基づいて説明する。
尚、図11乃至図14は2層構造を有する管状樹脂吸収
の製造方法をその工程順に示す説明図である。
の製造方法を図11乃至図14に基づいて説明する。
尚、図11乃至図14は2層構造を有する管状樹脂吸収
の製造方法をその工程順に示す説明図である。
【0053】図11に示すように帯状の2枚の高融点の
不織布2,2’を互いにズラせて重ね合わせ、下側の不
織布2の表面(下面)に形成された表面層が外側2aに
位置するように両不織布2,2’を図11の矢印方向に
丸めて図12に示すように管状に成形する。
不織布2,2’を互いにズラせて重ね合わせ、下側の不
織布2の表面(下面)に形成された表面層が外側2aに
位置するように両不織布2,2’を図11の矢印方向に
丸めて図12に示すように管状に成形する。
【0054】次に、図13に示すように、各不織布2,
2’の突き合わせ部にリボン状の補強用不織布28,2
9をそれぞれ当て、パンチング機30,31を用いて補
強用不織布28,29をパンチング加工することによっ
て両不織布2,2’の突き合わせ部を補強用不織布2
8,29によって接合(パンチング接合)して図14に
示すような2層構造を有する管状樹脂吸収材を得る。
2’の突き合わせ部にリボン状の補強用不織布28,2
9をそれぞれ当て、パンチング機30,31を用いて補
強用不織布28,29をパンチング加工することによっ
て両不織布2,2’の突き合わせ部を補強用不織布2
8,29によって接合(パンチング接合)して図14に
示すような2層構造を有する管状樹脂吸収材を得る。
【0055】次に、管ライニング材1の他の製造方法を
図15乃至図18に基づいて説明する。尚、図15乃至
図18は他の製造方法をその工程順に示す説明図であ
る。
図15乃至図18に基づいて説明する。尚、図15乃至
図18は他の製造方法をその工程順に示す説明図であ
る。
【0056】本製造方法においては、前記製造方法と同
様の工程(図4及び図5参照)を経て得られた管状の樹
脂吸収材2の一端に図15に示すように牽引ロープ15
を結び、該牽引ロープ15を、樹脂吸収材2よりも若干
大径の多層複合フィルム3内に通してこれを図示矢印方
向に引き、樹脂吸収材2を多層複合フィルム3内に引き
込む。尚、多層構造フィルム3は前述と同様に構成され
て5層構造を有している。
様の工程(図4及び図5参照)を経て得られた管状の樹
脂吸収材2の一端に図15に示すように牽引ロープ15
を結び、該牽引ロープ15を、樹脂吸収材2よりも若干
大径の多層複合フィルム3内に通してこれを図示矢印方
向に引き、樹脂吸収材2を多層複合フィルム3内に引き
込む。尚、多層構造フィルム3は前述と同様に構成され
て5層構造を有している。
【0057】次に、図16に示すように、樹脂吸収材2
に、真空ポンプ16に接続されたバキュームホース17
を接続し、真空ポンプ16を駆動して樹脂吸収材2を真
空引きする。すると、図示のように、多層複合フィルム
3は樹脂吸収材2内に発生する負圧に引かれて樹脂吸収
材2の外表面に密着するが、前述のように多層複合フィ
ルム3の直径は樹脂吸収材2のそれよりも大きいため、
図16に示すように樹脂吸収材2の幅方向両端部に多層
複合フィルム3のバリ3aが発生する。
に、真空ポンプ16に接続されたバキュームホース17
を接続し、真空ポンプ16を駆動して樹脂吸収材2を真
空引きする。すると、図示のように、多層複合フィルム
3は樹脂吸収材2内に発生する負圧に引かれて樹脂吸収
材2の外表面に密着するが、前述のように多層複合フィ
ルム3の直径は樹脂吸収材2のそれよりも大きいため、
図16に示すように樹脂吸収材2の幅方向両端部に多層
複合フィルム3のバリ3aが発生する。
【0058】そして、上記状態を保ったまま、図17に
示すように、上下に配されたヒーター18の間を、密着
状態にある樹脂吸収材2と多層複合フィルム3を図示矢
印方向に移動させて多層複合フィルム3をヒーター18
によって一端から順次加熱すれば、該多層複合フィルム
3が樹脂吸収材2の外表面に順次溶着一体化される。こ
のとき、ヒーター18を通過した直後の多層複合フィル
ム3のバリ3aは、左右両端に垂直に配されたガイドロ
ーラ19によって上方へ折り曲げられ、ローラ20によ
って本体フィルム(多層複合フィルム3のバリ3aを除
く部分であって、樹脂吸収材2に密着する部分)3bに
押圧される。このとき、この押圧されたバリ3aは未だ
加熱溶融状態にあるため、本体フィルム3bに溶着一体
化される。
示すように、上下に配されたヒーター18の間を、密着
状態にある樹脂吸収材2と多層複合フィルム3を図示矢
印方向に移動させて多層複合フィルム3をヒーター18
によって一端から順次加熱すれば、該多層複合フィルム
3が樹脂吸収材2の外表面に順次溶着一体化される。こ
のとき、ヒーター18を通過した直後の多層複合フィル
ム3のバリ3aは、左右両端に垂直に配されたガイドロ
ーラ19によって上方へ折り曲げられ、ローラ20によ
って本体フィルム(多層複合フィルム3のバリ3aを除
く部分であって、樹脂吸収材2に密着する部分)3bに
押圧される。このとき、この押圧されたバリ3aは未だ
加熱溶融状態にあるため、本体フィルム3bに溶着一体
化される。
【0059】而して、以上のようにしてその外表面に多
層複合フィルム3が被覆された樹脂吸収材2には不飽和
ポリエステル等の未硬化の熱硬化性樹脂が含浸され、最
終的に図18に示す管ライニング材1が得られる。
層複合フィルム3が被覆された樹脂吸収材2には不飽和
ポリエステル等の未硬化の熱硬化性樹脂が含浸され、最
終的に図18に示す管ライニング材1が得られる。
【0060】次に、以上のようにして製造される管ライ
ニング材1を用いて施工される管ライニング工法を図1
9及び図20に基づいて説明する。尚、図19は管ライ
ニング工法を示す断面図、図20は図19のB部拡大詳
細図である。
ニング材1を用いて施工される管ライニング工法を図1
9及び図20に基づいて説明する。尚、図19は管ライ
ニング工法を示す断面図、図20は図19のB部拡大詳
細図である。
【0061】図19に示すように、21は地中に埋設さ
れた下水管等の管路、22は地上に開口するマンホール
であり、地上のマンホール22の開口部の周縁には反転
ノズル23が設置されている。
れた下水管等の管路、22は地上に開口するマンホール
であり、地上のマンホール22の開口部の周縁には反転
ノズル23が設置されている。
【0062】而して、管路21の補修に際しては、管ラ
イニング材1の一端が外側に折り返されて前記反転ノズ
ル23の上部外周に取り付けられ、該管ライニング材1
の折り返された部分の内部に注水ホース24から水が注
入される。すると、管ライニング材1は水圧によって管
路21内に順次反転しながら挿入されるが、このように
管ライニング材1が反転されると、反転前には該管ライ
ニング材1の樹脂吸収材2の外表面を被覆していた多層
複合フィルム3が図20に示すように樹脂吸収材2の内
面側に位置する。
イニング材1の一端が外側に折り返されて前記反転ノズ
ル23の上部外周に取り付けられ、該管ライニング材1
の折り返された部分の内部に注水ホース24から水が注
入される。すると、管ライニング材1は水圧によって管
路21内に順次反転しながら挿入されるが、このように
管ライニング材1が反転されると、反転前には該管ライ
ニング材1の樹脂吸収材2の外表面を被覆していた多層
複合フィルム3が図20に示すように樹脂吸収材2の内
面側に位置する。
【0063】従って、多層複合フィルム3においては、
最内層として表面フィルム層3−1が位置し、その外側
に熱反応性接着フィルム層3−2/中間フィルム層3−
3/熱反応性接着フィルム層3−4/溶融結合フィルム
層3−5がこの順に位置する。尚、溶融結合フィルム層
3−5は前述のように樹脂吸収材2の不織布に溶け込ん
で樹脂吸収材2と一体化されている。
最内層として表面フィルム層3−1が位置し、その外側
に熱反応性接着フィルム層3−2/中間フィルム層3−
3/熱反応性接着フィルム層3−4/溶融結合フィルム
層3−5がこの順に位置する。尚、溶融結合フィルム層
3−5は前述のように樹脂吸収材2の不織布に溶け込ん
で樹脂吸収材2と一体化されている。
【0064】ここで、表面フィルム層3−1は、動摩擦
係数が小さくて耐水性の高いフィルムで構成されている
ため、管ライニング材1の反転作業がスムーズに行われ
るとともに、樹脂吸収材2への水の浸入が確実に防がれ
る。
係数が小さくて耐水性の高いフィルムで構成されている
ため、管ライニング材1の反転作業がスムーズに行われ
るとともに、樹脂吸収材2への水の浸入が確実に防がれ
る。
【0065】而して、管ライニング材1の管路21内へ
の反転挿入がその全長に亘って終了すると、管ライニン
グ材1を水圧によって管路21の内周面に押圧したま
ま、例えば、管ライニング材1の内部の水を温水と置換
したり、スチームで水を加熱することによって管ライニ
ング材1を温めれば、該管ライニング材1の樹脂吸収材
2に含浸されている熱硬化性樹脂が熱によって硬化する
ため、管路21は、硬化した管ライニング材1によって
その内周面がライニングされて補修される。
の反転挿入がその全長に亘って終了すると、管ライニン
グ材1を水圧によって管路21の内周面に押圧したま
ま、例えば、管ライニング材1の内部の水を温水と置換
したり、スチームで水を加熱することによって管ライニ
ング材1を温めれば、該管ライニング材1の樹脂吸収材
2に含浸されている熱硬化性樹脂が熱によって硬化する
ため、管路21は、硬化した管ライニング材1によって
その内周面がライニングされて補修される。
【0066】以上において、本発明に係る管ライニング
材1においては、樹脂吸収材2を構成する高融点の不織
布2−1の外周面に低融点の表面層2aを積層し、この
表面層2aの外表面に多層複合フィルム3を熱溶着する
ようにしたため、該多層複合フィルム3が樹脂吸収材2
の外表面に均一、且つ、強力に接着され、ライニング施
工中における管ライニング材1のバーストが確実に防が
れる。
材1においては、樹脂吸収材2を構成する高融点の不織
布2−1の外周面に低融点の表面層2aを積層し、この
表面層2aの外表面に多層複合フィルム3を熱溶着する
ようにしたため、該多層複合フィルム3が樹脂吸収材2
の外表面に均一、且つ、強力に接着され、ライニング施
工中における管ライニング材1のバーストが確実に防が
れる。
【0067】ところで、管ライニング材1の硬化に際し
て、熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂の温水
やスチーム等の熱媒による外部からの加熱とそれ自身の
硬化発熱によって該不飽和ポリエステルからスチレンガ
スが発生しても、多層複合フィルム3の表面フィルム層
3−1/熱反応性接着フィルム層3−2/中間フィルム
層3−3/熱反応性接着フィルム層3−4/溶融結合フ
ィルム層3−5は全て耐スチレン性の高いフィルムで構
成されているため、該多層複合フィルム3が膨潤して切
れたりする不具合が発生することがない。
て、熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂の温水
やスチーム等の熱媒による外部からの加熱とそれ自身の
硬化発熱によって該不飽和ポリエステルからスチレンガ
スが発生しても、多層複合フィルム3の表面フィルム層
3−1/熱反応性接着フィルム層3−2/中間フィルム
層3−3/熱反応性接着フィルム層3−4/溶融結合フ
ィルム層3−5は全て耐スチレン性の高いフィルムで構
成されているため、該多層複合フィルム3が膨潤して切
れたりする不具合が発生することがない。
【0068】又、多層複合フィルム3のフィルム層3−
1〜3−5は全て耐脆化性の高いフィルムで構成されて
いるため、管ライニング材1が極低温に晒されても、多
層複合フィルム3の脆化による破損等が発生せず、管ラ
イニング材1には高い耐久性が確保される。
1〜3−5は全て耐脆化性の高いフィルムで構成されて
いるため、管ライニング材1が極低温に晒されても、多
層複合フィルム3の脆化による破損等が発生せず、管ラ
イニング材1には高い耐久性が確保される。
【0069】更に、表面フィルム層3−1はスチームバ
リヤー性の高いフィルムで構成され、中間フィルム層3
−3はガスバリヤー性の高いフィルムで構成されている
ため、管ライニング材1の反転に例えば圧縮エアーを用
い、熱硬化性樹脂の硬化にスチームを用いる場合におい
ても、スチームの樹脂吸収材2への浸入が表面フィルム
層3−1によって阻止されて熱硬化性樹脂の硬化が安定
して行われるとともに、圧縮エアーの漏れ中間フィルム
層3−3によって阻止されて管ライニング材1の内部に
高い気密性が確保される。
リヤー性の高いフィルムで構成され、中間フィルム層3
−3はガスバリヤー性の高いフィルムで構成されている
ため、管ライニング材1の反転に例えば圧縮エアーを用
い、熱硬化性樹脂の硬化にスチームを用いる場合におい
ても、スチームの樹脂吸収材2への浸入が表面フィルム
層3−1によって阻止されて熱硬化性樹脂の硬化が安定
して行われるとともに、圧縮エアーの漏れ中間フィルム
層3−3によって阻止されて管ライニング材1の内部に
高い気密性が確保される。
【0070】又、中間フィルム層3−3は耐ピンホール
性の高いフィルムで構成されているため、ライニング施
工時等において表面フィルム層3−1が破壊されても、
管ライニング材1に高い水密性と気密性を確保すること
ができる。
性の高いフィルムで構成されているため、ライニング施
工時等において表面フィルム層3−1が破壊されても、
管ライニング材1に高い水密性と気密性を確保すること
ができる。
【0071】尚、本実施の形態では、プラスチックフィ
ルムとして5層構造を有する多層複合フィルムを管状樹
脂吸収材の外表面に熱溶着する場合について述べたが、
管状樹脂吸収材の外表面に熱溶着されるプラスチックフ
ィルムとしてはポリエチレン、ナイロン、アイオノマ
ー、ポリプロピレン、ポリエステル、アドマー、EAA
又はEVOHの単体又は複合体或はこれらを主体とする
共重合体で構成される単層のものも使用することができ
る。
ルムとして5層構造を有する多層複合フィルムを管状樹
脂吸収材の外表面に熱溶着する場合について述べたが、
管状樹脂吸収材の外表面に熱溶着されるプラスチックフ
ィルムとしてはポリエチレン、ナイロン、アイオノマ
ー、ポリプロピレン、ポリエステル、アドマー、EAA
又はEVOHの単体又は複合体或はこれらを主体とする
共重合体で構成される単層のものも使用することができ
る。
【0072】ここで、通気性を有する表面層を高融点の
不織布の表面に形成する他の方法を図21、図22にそ
れぞれ示す。
不織布の表面に形成する他の方法を図21、図22にそ
れぞれ示す。
【0073】図21に示す方法では、低融点のプラスチ
ックフィルム32を高融点の不織布2−2の表面に熱溶
着又はラミネート接合し、このプラスチックフィルム3
2をパンチング機33を用いてパンチング加工して孔あ
きフィルムとすることによって、高融点の不織布2−1
の表面に通気性を有する表面層を形成するようにしてい
る。尚、プラスチックフィルム32の材質としては、ポ
リエチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノマー
又はEAAの単体、混合体、発泡体又は混合体或はそれ
らを主体とする共重合体が選定される。
ックフィルム32を高融点の不織布2−2の表面に熱溶
着又はラミネート接合し、このプラスチックフィルム3
2をパンチング機33を用いてパンチング加工して孔あ
きフィルムとすることによって、高融点の不織布2−1
の表面に通気性を有する表面層を形成するようにしてい
る。尚、プラスチックフィルム32の材質としては、ポ
リエチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノマー
又はEAAの単体、混合体、発泡体又は混合体或はそれ
らを主体とする共重合体が選定される。
【0074】又、図22に示す方法では、高融点の不織
布2−1の表面上にノズル34から低融点のプラスチッ
クパウダー35を散布し、この散布されたプラスチック
パウダー35をヒーター36によって加熱してこれを高
融点の不織布2−1の表面に溶融結合させて通気性を有
する表面層2aを形成するようにしている。尚、プラス
チックパウダー35の材質としては、ポリエチレン、ア
ドマー、ポリプロピレン、アイオノマー又はEAAの単
体、混合体、発泡体又は混合体或はそれらを主体とする
共重合体が選定される。
布2−1の表面上にノズル34から低融点のプラスチッ
クパウダー35を散布し、この散布されたプラスチック
パウダー35をヒーター36によって加熱してこれを高
融点の不織布2−1の表面に溶融結合させて通気性を有
する表面層2aを形成するようにしている。尚、プラス
チックパウダー35の材質としては、ポリエチレン、ア
ドマー、ポリプロピレン、アイオノマー又はEAAの単
体、混合体、発泡体又は混合体或はそれらを主体とする
共重合体が選定される。
【0075】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、通気性を有する低融点の表面層を高融点の不織
布の外周面に積層して成る管状の樹脂吸収材の前記表面
層の外表面にプラスチックフィルムを熱溶着するととも
に、樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて管ライニン
グ材を構成したため、プラスチックフィルムの管状樹脂
吸収材への均一で強力な接着が可能となり、管ライニン
グ材のバーストを効果的に防ぐことができるという効果
が得られる。
よれば、通気性を有する低融点の表面層を高融点の不織
布の外周面に積層して成る管状の樹脂吸収材の前記表面
層の外表面にプラスチックフィルムを熱溶着するととも
に、樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて管ライニン
グ材を構成したため、プラスチックフィルムの管状樹脂
吸収材への均一で強力な接着が可能となり、管ライニン
グ材のバーストを効果的に防ぐことができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管ライニング材の部分斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る管ライニング材の構成を示す拡大
部分断面図である。
部分断面図である。
【図3】低融点の不織布を構成する糸の部分斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る管ライニング材の製造方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】本発明に係る管ライニング材の製造方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】図5のA部拡大詳細図である。
【図7】本発明に係る管ライニング材の製造方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図8】本発明に係る管ライニング材の製造方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図9】図7に示す状態における多層複合フィルム層と
樹脂吸収材及び加圧チューブの詳細構造を示す断面図で
ある。
樹脂吸収材及び加圧チューブの詳細構造を示す断面図で
ある。
【図10】樹脂吸収材の真空引きを示す断面図である。
【図11】2層構造を有する管状樹脂吸収材の製造方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図12】2層構造を有する管状樹脂吸収材の製造方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図13】2層構造を有する管状樹脂吸収材の製造方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図14】2層構造を有する管状樹脂吸収材の製造方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図15】本発明に係る管ライニング材の別製造方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図16】本発明に係る管ライニング材の別製造方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図17】本発明に係る管ライニング材の他の製造方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図18】本発明に係る管ライニング材の他の製造方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図19】本発明に係る管ライニング材を用いて施工さ
れる管ライニング工法を示す断面図である。
れる管ライニング工法を示す断面図である。
【図20】図19のB部拡大詳細図である。
【図21】表面層の別形成方法を示す断面図である。
【図22】表面層の別形成方法を示す断面図である。
1 管ライニング材 2 樹脂吸収材 2a 表面層 2−1 高融点の不織布 2−2 低融点の不織布 3 多層複合フィルム(プラスチックフィルム) 3−1 表面フィルム層 3−2 熱反応性接着フィルム層 3−3 中間フィルム層 3−4 熱反応性接着フィルム層 3−5 溶融結合フィルム層 4 加圧チューブ 5 コンプレッサー 7,16 真空ポンプ 10 加熱装置 32 孔あきプラスチックフィメム 35 プラスチックパウダー 36 ヒーター
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神山 隆夫 神奈川県平塚市代官町31番27号株式会社湘 南合成樹脂製作所内 (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有限 会社 横島内 (72)発明者 遠藤 茂 茨城県つくば市花畑2丁目12番4号株式会 社ゲット内 (72)発明者 青木 啓之 埼玉県所沢市林1丁目194番地の4株式会 社オール内
Claims (17)
- 【請求項1】 通気性を有する低融点の表面層を高融点
の不織布の外周面に積層して成る管状の樹脂吸収材の前
記表面層の外表面にプラスチックフィルムを熱溶着する
とともに、樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて構成
されることを特徴とする管ライニング材。 - 【請求項2】 前記表面層は、その外表面がパンチング
加工によって前記高融点の不織布に混在せしめられ熱処
理によって平滑化された低融点の不織布で構成されるこ
とを特徴とする請求項1記載の管ライニング材。 - 【請求項3】 前記低融点の不織布は、ポリエチレン、
アドマー、ポリプロピレン、アイオノマー又はEAAの
単体、混合体、発泡体又は複合体或はそれらを主体とす
る共重合体で構成されることを特徴とする請求項2記載
の管ライニング材。 - 【請求項4】 前記低融点の不織布は、表面が低融点樹
脂で内部が高融点樹脂から成る2層構造を有する糸で構
成されることを特徴とする請求項2記載の管ライニング
材。 - 【請求項5】 前記表面層は、前記高融点の不織布の外
周面に熱溶着又はラミネート接合された低融点の孔あき
プラスチックフィルムで構成されることを特徴とする請
求項1記載の管ライニング材。 - 【請求項6】 前記低融点の孔あきプラスチックフィル
ムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー又
はEAAの単体、混合体、発泡体又は複合体或はそれら
を主体とする共重合体で構成されることを特徴とする請
求項5記載の管ライニング材。 - 【請求項7】 前記表面層は、前記高融点の不織布の外
表面に溶融結合された低融点のプラスチックパウダーで
構成されることを特徴とする請求項1記載の管ライニン
グ材。 - 【請求項8】 前記低融点のプラスチックパウダーは、
ポリエチレン、アドマー、ポリプロピレン、アイオノマ
ー又はEAAの単体、混合体、発泡体又は複合体或はそ
れらを主体とする共重合体で構成されることを特徴とす
る請求項7記載の管ライニング材。 - 【請求項9】 前記高融点の不織布は、ポリエステル、
ナイロン、アクリル、ビニロン、ガラス、カーボン又は
セラミックの単体又はそれぞれの混合体で構成されるこ
とを特徴とする請求項1記載の管ライニング材。 - 【請求項10】 前記表面層の外表面に熱溶着されるプ
ラスチックフィルムは、ポリエチレン、ナイロン、アイ
オノマー、ポリプロピレン、ポリエステル、アドマー、
EAA又はEVOHの単体又は複合体或はこれらを主体
とする共重合体で構成されることを特徴とする請求項1
記載の管ライニング材。 - 【請求項11】 前記表面層の外表面に熱溶着されるプ
ラスチックフィルムを表面フィルム層/熱反応性接着フ
ィルム層/中間フィルム層/熱反応性接着フィルム層/
溶融結合フィルム層の5層構造を有するチューブ状の多
層複合フィルムで構成したことを特徴とする請求項1記
載の管ライニング材。 - 【請求項12】 前記表面フィルム層を低融点のポリエ
チレン、ポリプロピレン又はそれぞれの共重合体で構成
し、前記熱反応性接着フィルム層を中融点又は低融点の
アドマー、EAA又はアイオノマーで構成し、前記中間
フィルム層を高融点のナイロン、EVOH又はポリエス
テルで構成し、前記溶融結合フィルム層を低融点のポリ
エチレン、ポリプロピレン又はそれぞれの共重合体で構
成したことを特徴とする請求項11記載の管ライニング
材。 - 【請求項13】 前記多層複合フィルムは、共押出イン
フレーション法によってシームレスのチューブ状に成形
されることを特徴とする請求項11又は12記載の管ラ
イニング材。 - 【請求項14】 前記表面フィルム層と溶融結合フィル
ム層の材質及び両熱反応性接着フィルム層の材質をそれ
ぞれ同一とし、前記多層複合フィルムを3種類の材質で
構成したことを特徴とする請求項11,12又は13記
載の管ライニング材。 - 【請求項15】 通気性を有する低融点の表面層を高融
点の不織布の外周面に積層して成る管状の樹脂吸収材を
チューブ状のプラスチックフィルムの内側に通し、該樹
脂吸収材を真空引きしてこれの外表面にプラスチックフ
ィルムを密着せしめ、その状態を保ったままプラスチッ
クフィルムを加熱してこれを樹脂吸収材の外表面に溶着
一体化した後、樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめる
ようにしたことを特徴とする管ライニング材の製造方
法。 - 【請求項16】 前記樹脂吸収材の内側に気密性の高い
加圧チューブを挿入し、該加圧チューブを流体圧によっ
て膨張させて前記プラスチックフィルムと樹脂吸収材を
円管状に押し広げるとともに、樹脂吸収材を真空引きし
てこれの外表面にプラスチックフィルムを密着せしめる
ようにしたことを特徴とする請求項15記載の管ライニ
ング材の製造方法。 - 【請求項17】 前記多層複合フィルムの加熱を該多層
複合フィルムに対して加熱装置を相対移動させることに
よって行い、該多層複合フィルムを前記樹脂吸収材の一
端から他端に向かって長さ方向に順次溶着せしめるよう
にしたことを特徴とする請求項15又は16記載の管ラ
イニング材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31323496A JPH10151674A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 管ライニング材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31323496A JPH10151674A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 管ライニング材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10151674A true JPH10151674A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18038735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31323496A Pending JPH10151674A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 管ライニング材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10151674A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6679966B1 (en) * | 1999-05-27 | 2004-01-20 | Joachim Brandenburger | Liner with a tubular film that is coated with a nonwoven |
| JP2007160761A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Ashimori Ind Co Ltd | 管路の内張り材 |
| JP2011025675A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-02-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 管状ライニング材及び既設管の更生方法 |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP31323496A patent/JPH10151674A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6679966B1 (en) * | 1999-05-27 | 2004-01-20 | Joachim Brandenburger | Liner with a tubular film that is coated with a nonwoven |
| JP2007160761A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Ashimori Ind Co Ltd | 管路の内張り材 |
| JP2011025675A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-02-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 管状ライニング材及び既設管の更生方法 |
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