JPH10152325A - メタバナジン酸アンモニウムの製造方法 - Google Patents
メタバナジン酸アンモニウムの製造方法Info
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- JPH10152325A JPH10152325A JP32350296A JP32350296A JPH10152325A JP H10152325 A JPH10152325 A JP H10152325A JP 32350296 A JP32350296 A JP 32350296A JP 32350296 A JP32350296 A JP 32350296A JP H10152325 A JPH10152325 A JP H10152325A
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- vanadium
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Abstract
(57)【要約】
【課題】バナジウム成分及びアンモニウム成分を含有す
る水溶液中にガス供給管先端開口部から酸化性ガスを導
入して、バナジウム成分を酸化してメタバナジン酸アン
モニウムを製造する工程において、生成するメタバナジ
ン酸アンモニウムが開口部周辺にスケーリングしない改
善されたメタバナジン酸アンモニウムの製造方法を提供
する。 【解決手段】酸化槽内に収容されたバナジウム及びアン
モニウムが溶存する水溶液中に、酸化槽の内側に突出し
て設けられたガス供給管の先端開口部から酸化性ガスを
導入し、バナジウムを酸化してメタバナジン酸アンモニ
ウムを製造する工程において、酸化性ガスと共に加熱水
蒸気を導入する。
る水溶液中にガス供給管先端開口部から酸化性ガスを導
入して、バナジウム成分を酸化してメタバナジン酸アン
モニウムを製造する工程において、生成するメタバナジ
ン酸アンモニウムが開口部周辺にスケーリングしない改
善されたメタバナジン酸アンモニウムの製造方法を提供
する。 【解決手段】酸化槽内に収容されたバナジウム及びアン
モニウムが溶存する水溶液中に、酸化槽の内側に突出し
て設けられたガス供給管の先端開口部から酸化性ガスを
導入し、バナジウムを酸化してメタバナジン酸アンモニ
ウムを製造する工程において、酸化性ガスと共に加熱水
蒸気を導入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタバナジン酸アンモ
ニウムの製造方法に関し、詳しくは、酸化性ガス供給管
の開口部表面におけるメタバナジン酸アンモニウムのス
ケーリングが抑制されたメタバナジン酸アンモニウムの
製造方法に関する。
ニウムの製造方法に関し、詳しくは、酸化性ガス供給管
の開口部表面におけるメタバナジン酸アンモニウムのス
ケーリングが抑制されたメタバナジン酸アンモニウムの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石油系燃料を使用するボイラー等
の排ガス煙道中に設けられた集塵器などにより捕集され
た燃焼灰は、バナジウム等の金属を含有している。前記
の燃焼灰の組成は、例えば、カーボンが10〜80重量
%、Niが0.3〜2重量%、NH4 が0.5〜2
0、Feが0.3〜2、SO4 が20〜60重量%、
Mgが0.1〜8重量%、Vが1〜5重量%、SiO2
が0.1〜1重量%である。
の排ガス煙道中に設けられた集塵器などにより捕集され
た燃焼灰は、バナジウム等の金属を含有している。前記
の燃焼灰の組成は、例えば、カーボンが10〜80重量
%、Niが0.3〜2重量%、NH4 が0.5〜2
0、Feが0.3〜2、SO4 が20〜60重量%、
Mgが0.1〜8重量%、Vが1〜5重量%、SiO2
が0.1〜1重量%である。
【0003】上記の金属は、環境保護または資源の有効
利用の観点から、種々の処理により回収されている。例
えば、燃焼灰と水とを混合し、バナジウム成分を溶解状
態にした後、この液中にアンモニアと酸化剤とを供給
し、バナジウムを酸化してメタバナジン酸アンモニウム
に変換し、残る固形分を瀘別した後、瀘液の冷却によ
り、メタバナジン酸アンモニウムを析出させて回収する
方法が知られている。
利用の観点から、種々の処理により回収されている。例
えば、燃焼灰と水とを混合し、バナジウム成分を溶解状
態にした後、この液中にアンモニアと酸化剤とを供給
し、バナジウムを酸化してメタバナジン酸アンモニウム
に変換し、残る固形分を瀘別した後、瀘液の冷却によ
り、メタバナジン酸アンモニウムを析出させて回収する
方法が知られている。
【0004】ところで、上記の酸化反応には、通常、バ
ナジウム及びアンモニウムが溶存する水溶液中にガス供
給管が突出して配置された酸化槽が使用されるが、酸化
性ガス供給管の開口部表面にメタバナジン酸アンモニウ
ムがスケーリングし、極端な場合は、酸化性ガス供給管
の開口部を塞ぐ等のトラブルを生ずる。
ナジウム及びアンモニウムが溶存する水溶液中にガス供
給管が突出して配置された酸化槽が使用されるが、酸化
性ガス供給管の開口部表面にメタバナジン酸アンモニウ
ムがスケーリングし、極端な場合は、酸化性ガス供給管
の開口部を塞ぐ等のトラブルを生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、酸化性ガス供給
管の開口部表面におけるメタバナジン酸アンモニウムの
スケーリングが抑制されたメタバナジン酸アンモニウム
の製造方法を提供することにある。
鑑みなされたものであり、その目的は、酸化性ガス供給
管の開口部表面におけるメタバナジン酸アンモニウムの
スケーリングが抑制されたメタバナジン酸アンモニウム
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、バナジウム及びアンモニウムが溶存する水溶液中に
酸化性ガスを導入してメタバナジン酸アンモニウムを製
造するに当たり、上記の水溶液中にガス供給管が突出し
て配置された酸化槽を使用し、ガス供給管から酸化性ガ
スと共に加熱水蒸気を導入することを特徴とするメタバ
ナジン酸アンモニウムの製造方法に存する。
は、バナジウム及びアンモニウムが溶存する水溶液中に
酸化性ガスを導入してメタバナジン酸アンモニウムを製
造するに当たり、上記の水溶液中にガス供給管が突出し
て配置された酸化槽を使用し、ガス供給管から酸化性ガ
スと共に加熱水蒸気を導入することを特徴とするメタバ
ナジン酸アンモニウムの製造方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、バナジウム及びアンモニウムが溶存する水溶
液中にガス供給管が突出して配置された酸化槽を使用す
る。そして、上記のガス供給管から酸化性ガスを導入し
て溶存する4価のバナジウムを5価に酸化すると共にメ
タバナジン酸アンモニウムとして回収する。
本発明は、バナジウム及びアンモニウムが溶存する水溶
液中にガス供給管が突出して配置された酸化槽を使用す
る。そして、上記のガス供給管から酸化性ガスを導入し
て溶存する4価のバナジウムを5価に酸化すると共にメ
タバナジン酸アンモニウムとして回収する。
【0008】本発明において、バナジウム成分およびア
ンモニウム成分が溶存する水溶液(原料水溶液)は、例
えば、石油系燃料を使用するボイラー等の排ガス煙道中
に設けられた集塵器などにより捕集された燃焼灰と水と
を混合してバナジウム成分を溶解して調製される。この
際、液のpHは、例えば、硫酸などの酸を加えて通常3
程度以下、好ましくは1.5〜3程度とされ、また、液
温は、特に制限されないが、好ましくは40〜70℃と
される。
ンモニウム成分が溶存する水溶液(原料水溶液)は、例
えば、石油系燃料を使用するボイラー等の排ガス煙道中
に設けられた集塵器などにより捕集された燃焼灰と水と
を混合してバナジウム成分を溶解して調製される。この
際、液のpHは、例えば、硫酸などの酸を加えて通常3
程度以下、好ましくは1.5〜3程度とされ、また、液
温は、特に制限されないが、好ましくは40〜70℃と
される。
【0009】上記の原料水溶液のアンモニウム成分は、
アンモニア又はアンモニウム化合物として添加される。
アンモニウム成分の添加量は、反応により消費される
量、すなわち、バナジウム元素1モル当たりアンモニウ
ム成分1モル、および、後述するpH維持のために必要
な量を考慮して決定される。原料水溶液のpHは、通常
7以上、好ましくは7〜9、より好ましくは8〜9に調
整される。
アンモニア又はアンモニウム化合物として添加される。
アンモニウム成分の添加量は、反応により消費される
量、すなわち、バナジウム元素1モル当たりアンモニウ
ム成分1モル、および、後述するpH維持のために必要
な量を考慮して決定される。原料水溶液のpHは、通常
7以上、好ましくは7〜9、より好ましくは8〜9に調
整される。
【0010】pHを7以上に調整する方法としては、反
応成分でもある上記のアンモニア又はアンモニウム化合
物の添加により行うことが出来る。pHの調整は、アン
モニア成分が化学量論的に十分に存在する場合は、pH
調整のみを目的として苛性ソーダなどの苛性アルカリ等
を併用することが出来るが、反応系に新たな化学種を持
ち込むことを避けるため、アンモニア又はアンモニア化
合物のみで調整するのが好ましい。
応成分でもある上記のアンモニア又はアンモニウム化合
物の添加により行うことが出来る。pHの調整は、アン
モニア成分が化学量論的に十分に存在する場合は、pH
調整のみを目的として苛性ソーダなどの苛性アルカリ等
を併用することが出来るが、反応系に新たな化学種を持
ち込むことを避けるため、アンモニア又はアンモニア化
合物のみで調整するのが好ましい。
【0011】本発明方法を連続運転方式で行う場合、ア
ンモニア又はアンモニウム化合物の添加およびpHの調
整は、酸化槽内で行ってもよいが、酸化槽に供給される
迄に行なわれるのが好ましい。
ンモニア又はアンモニウム化合物の添加およびpHの調
整は、酸化槽内で行ってもよいが、酸化槽に供給される
迄に行なわれるのが好ましい。
【0012】また、反応温度は、特に限定されないが、
バナジウム成分の反応率および酸化反応により生成する
メタバナジン酸アンモニウムの溶解度を高く維持するた
め、高温であるのが好ましく、通常70℃以上、好まし
くは85〜95℃である。
バナジウム成分の反応率および酸化反応により生成する
メタバナジン酸アンモニウムの溶解度を高く維持するた
め、高温であるのが好ましく、通常70℃以上、好まし
くは85〜95℃である。
【0013】原料水溶液の加熱は、酸化槽へ供液する前
に加熱装置を使用して行なってもよいが、この場合は次
の様な問題がある。すなわち、原料水溶液中に溶存して
いる金属の濃度が高い場合は、伝熱面における昇温が局
部的な熱刺激となり、あるいは、共存する溶質の成分に
よっては昇温により溶解度が低下する。その結果、溶液
中の金属類の結晶核が発生して成長し、加熱装置内の閉
塞を惹起することがある。従って、本発明において、原
料水溶液の加熱は、液量が多い酸化層の中で行なうのが
好ましい。
に加熱装置を使用して行なってもよいが、この場合は次
の様な問題がある。すなわち、原料水溶液中に溶存して
いる金属の濃度が高い場合は、伝熱面における昇温が局
部的な熱刺激となり、あるいは、共存する溶質の成分に
よっては昇温により溶解度が低下する。その結果、溶液
中の金属類の結晶核が発生して成長し、加熱装置内の閉
塞を惹起することがある。従って、本発明において、原
料水溶液の加熱は、液量が多い酸化層の中で行なうのが
好ましい。
【0014】本発明においては、水溶液中にガス供給管
が突出して配置された酸化槽を使用するが、当該酸化槽
には、通常、原料水溶液を供給する供液口、排液口、加
熱・保温装置、および、撹拌装置が具備され、好ましく
は、酸化槽が密閉型であり且つ槽内を加圧維持すること
が出来る内圧調節装置、および、排気気体中のアンモニ
アガス等を回収することが出来る冷却コンデンサー装置
が具備される。
が突出して配置された酸化槽を使用するが、当該酸化槽
には、通常、原料水溶液を供給する供液口、排液口、加
熱・保温装置、および、撹拌装置が具備され、好ましく
は、酸化槽が密閉型であり且つ槽内を加圧維持すること
が出来る内圧調節装置、および、排気気体中のアンモニ
アガス等を回収することが出来る冷却コンデンサー装置
が具備される。
【0015】上記のガス供給管の先端開口部の構造は、
特に限定されないが、例えば、逆円錐形状を備え且つ上
方に向けられた逆円錐の底部に多数の通気孔を有する構
造、ドーナツ形状を備え且つ上方に位置する円環部に多
数の通気孔を有する構造、上方に向けた末広がりの開口
構造などが挙げられる。
特に限定されないが、例えば、逆円錐形状を備え且つ上
方に向けられた逆円錐の底部に多数の通気孔を有する構
造、ドーナツ形状を備え且つ上方に位置する円環部に多
数の通気孔を有する構造、上方に向けた末広がりの開口
構造などが挙げられる。
【0016】本発明に使用される酸化性ガスとしては、
例えば、空気、酸素、オゾンが挙げられるが、これらの
中では、実用性の観点から、空気が好ましい。
例えば、空気、酸素、オゾンが挙げられるが、これらの
中では、実用性の観点から、空気が好ましい。
【0017】本発明においては、酸化槽内の原料水溶液
中に酸化性ガスを導入することにより溶存する4価のバ
ナジウムが5価に酸化され、原料水溶液中のアンモニウ
ムによりメタバナジン酸アンモニウムが生成する。酸化
性ガスの消費計算量としては、バナジウム成分1モル当
たり酸素分子として3/2モルである。しかしながら、
原料水溶液中には、通常、バナジウム以外の金属成分が
溶存しており、当該他の金属成分により酸素が消費され
る。従って、酸化性ガスの実際の導入量は、他の金属成
分の含有量を考慮し、前記の計算量より過剰量とされ
る。
中に酸化性ガスを導入することにより溶存する4価のバ
ナジウムが5価に酸化され、原料水溶液中のアンモニウ
ムによりメタバナジン酸アンモニウムが生成する。酸化
性ガスの消費計算量としては、バナジウム成分1モル当
たり酸素分子として3/2モルである。しかしながら、
原料水溶液中には、通常、バナジウム以外の金属成分が
溶存しており、当該他の金属成分により酸素が消費され
る。従って、酸化性ガスの実際の導入量は、他の金属成
分の含有量を考慮し、前記の計算量より過剰量とされ
る。
【0018】上記の酸化の際、ガス供給管の開口部表面
においてメタバナジン酸アンモニウムのスケーリングが
起り易い。この理由は、必ずしも明確ではないが、次の
様に推定される。すなわち、酸化反応は、主として、酸
化性ガスが供給されるガス供給管の開口部において起こ
り、しかも、ガス供給管の開口部表面は、酸化性ガスの
導入により温度が低下する。従って、ガス供給管の開口
部表面においてメタバナジン酸アンモニウムのスケーリ
ングが起り易い。
においてメタバナジン酸アンモニウムのスケーリングが
起り易い。この理由は、必ずしも明確ではないが、次の
様に推定される。すなわち、酸化反応は、主として、酸
化性ガスが供給されるガス供給管の開口部において起こ
り、しかも、ガス供給管の開口部表面は、酸化性ガスの
導入により温度が低下する。従って、ガス供給管の開口
部表面においてメタバナジン酸アンモニウムのスケーリ
ングが起り易い。
【0019】本発明においては、上記のスケーリングを
防止するため、酸化性ガスの導入と併せて加熱水蒸気を
導入する。これにより、ガス供給管の開口部のメタバナ
ジン酸アンモニウムの濃度を希釈し、且つ、開口部表面
の温度低下を抑制することにより、ガス供給管の開口部
表面へのメタバナジン酸アンモニウムのスケーリングを
防止することが出来る。また、ガス供給管の開口部の上
部近傍に配置された攪拌翼へのスケーリングも抑制する
ことが出来る。
防止するため、酸化性ガスの導入と併せて加熱水蒸気を
導入する。これにより、ガス供給管の開口部のメタバナ
ジン酸アンモニウムの濃度を希釈し、且つ、開口部表面
の温度低下を抑制することにより、ガス供給管の開口部
表面へのメタバナジン酸アンモニウムのスケーリングを
防止することが出来る。また、ガス供給管の開口部の上
部近傍に配置された攪拌翼へのスケーリングも抑制する
ことが出来る。
【0020】加熱水蒸気の温度としては、特に限定され
ないが、通常100℃(1気圧)以上、内圧を加圧状態
で反応させる場合は、好ましくは120℃(約2気圧)
以上、より好ましくは135℃(約3気圧)以上、特に
好ましくは155℃(約5気圧)以上である。斯かる加
熱水蒸気の導入量は、通常、空気導入により液温が低下
する熱量を補償する程度とされる。
ないが、通常100℃(1気圧)以上、内圧を加圧状態
で反応させる場合は、好ましくは120℃(約2気圧)
以上、より好ましくは135℃(約3気圧)以上、特に
好ましくは155℃(約5気圧)以上である。斯かる加
熱水蒸気の導入量は、通常、空気導入により液温が低下
する熱量を補償する程度とされる。
【0021】ところで、温度低下防止のみを考慮し、加
熱水蒸気を導入する代わりに、供給される空気を間接加
熱する方法も考えられる。しかしながら、この方法で
は、酸化性ガスの加熱効率が低いのみならず、ガス供給
管の開口部におけるメタバナジン酸アンモニウムの濃度
希釈の効果がなく、従って、スケーリングを防止するに
は十分ではない。
熱水蒸気を導入する代わりに、供給される空気を間接加
熱する方法も考えられる。しかしながら、この方法で
は、酸化性ガスの加熱効率が低いのみならず、ガス供給
管の開口部におけるメタバナジン酸アンモニウムの濃度
希釈の効果がなく、従って、スケーリングを防止するに
は十分ではない。
【0022】本発明において、酸化槽内は加圧条件に維
持するのが好ましい。これにより、原料水溶液中のアン
モニウム濃度を高濃度に維持することが出来ると共にア
ンモニアガスの発散を抑制し、且つ、水分の蒸発を抑制
することにより保温・加熱のエネルギーを節約すること
が出来る。加圧条件は、通常0.05〜2Kg/cm2
G(ゲージ圧、以下同じ)、好ましくは0.1〜1.5
Kg/cm2G、より好ましくは0.5〜1.0Kg/
cm2Gである。
持するのが好ましい。これにより、原料水溶液中のアン
モニウム濃度を高濃度に維持することが出来ると共にア
ンモニアガスの発散を抑制し、且つ、水分の蒸発を抑制
することにより保温・加熱のエネルギーを節約すること
が出来る。加圧条件は、通常0.05〜2Kg/cm2
G(ゲージ圧、以下同じ)、好ましくは0.1〜1.5
Kg/cm2G、より好ましくは0.5〜1.0Kg/
cm2Gである。
【0023】
【実施例】以下、本発明を、実施例により更に詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例に
おいては、収容される原料水溶液中にガス供給管が突出
して配置され、加熱・保温装置、内圧調節装置、冷却コ
ンデンサー装置、供液口、排液口を備え、ガス供給管の
開口部の上部近傍に撹拌翼が配置された容量20m3の
密閉型の酸化槽を使用した。上記のガス供給管の先端開
口部は、管外径80mmのドーナツ形状を備え且つ上方
に位置する円環部に内径が4mmの多数の通気孔を有す
るの構造を備えている。
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、以下の諸例に
おいては、収容される原料水溶液中にガス供給管が突出
して配置され、加熱・保温装置、内圧調節装置、冷却コ
ンデンサー装置、供液口、排液口を備え、ガス供給管の
開口部の上部近傍に撹拌翼が配置された容量20m3の
密閉型の酸化槽を使用した。上記のガス供給管の先端開
口部は、管外径80mmのドーナツ形状を備え且つ上方
に位置する円環部に内径が4mmの多数の通気孔を有す
るの構造を備えている。
【0024】実施例1 石油系燃料を使用するボイラーの排ガス煙道中に設けら
れた集塵器により捕集された燃焼灰10Tonと水50
m3とを混合し、得られたスラリーに硫酸を添加してp
Hを2に調整し、さらに、50℃に加熱して含有されて
いる金属成分を全て溶解した後、アンモニア水を投入し
てpHを9に調節し、原料水溶液を調製した。
れた集塵器により捕集された燃焼灰10Tonと水50
m3とを混合し、得られたスラリーに硫酸を添加してp
Hを2に調整し、さらに、50℃に加熱して含有されて
いる金属成分を全て溶解した後、アンモニア水を投入し
てpHを9に調節し、原料水溶液を調製した。
【0025】酸化槽に、供液口から連続的に上記の原料
水溶液を10m3/hrの割合で供液し、前記ガス供給
管の開口部から原料水溶液中に50℃の空気100Nm
3/hrおよび3気圧の加熱水蒸気0.05〜0.1T
on/hrの割合で導入しつつ、酸化反応を続けた。
水溶液を10m3/hrの割合で供液し、前記ガス供給
管の開口部から原料水溶液中に50℃の空気100Nm
3/hrおよび3気圧の加熱水蒸気0.05〜0.1T
on/hrの割合で導入しつつ、酸化反応を続けた。
【0026】その間、加熱・保温装置により液温を90
〜95℃に、また、排出口から供液量と略同量の割合で
液量を排出して液面を略同水位に維持し、内圧調節装置
により内圧を0.5Kg/cm2Gに維持した。また、
内圧調節装置の弁から排出される気体中の水蒸気および
アンモニアガスは、冷却コンデンサーにより回収し、酸
化槽内に戻した。
〜95℃に、また、排出口から供液量と略同量の割合で
液量を排出して液面を略同水位に維持し、内圧調節装置
により内圧を0.5Kg/cm2Gに維持した。また、
内圧調節装置の弁から排出される気体中の水蒸気および
アンモニアガスは、冷却コンデンサーにより回収し、酸
化槽内に戻した。
【0027】このような操作を330日間連続して運転
した後、運転を停止し、内部水溶液を全量排出した後、
ガス供給管の開口部表面および撹拌翼表面を観察したと
ころ、何れの表面にもメタバナジン酸アンモニウムによ
るスケーリングは殆ど見られず、ガス供給管の開口部の
閉塞の心配は全く無かった。
した後、運転を停止し、内部水溶液を全量排出した後、
ガス供給管の開口部表面および撹拌翼表面を観察したと
ころ、何れの表面にもメタバナジン酸アンモニウムによ
るスケーリングは殆ど見られず、ガス供給管の開口部の
閉塞の心配は全く無かった。
【0028】比較例1 実施例1において、加熱水蒸気は導入せず、90℃に間
接加熱(ヒーター加熱)した空気を使用した以外は、実
施例1と同様にして330日間運転を続けた。その後、
実施例1と同様にガス供給管の開口部表面および撹拌翼
表面を観察したところ、ガス供給管の開口部表面には、
硬いスケールが緻密に付着していた。従って、次回の運
転のため、前記のスケールを剥離する作業が必要であっ
た。
接加熱(ヒーター加熱)した空気を使用した以外は、実
施例1と同様にして330日間運転を続けた。その後、
実施例1と同様にガス供給管の開口部表面および撹拌翼
表面を観察したところ、ガス供給管の開口部表面には、
硬いスケールが緻密に付着していた。従って、次回の運
転のため、前記のスケールを剥離する作業が必要であっ
た。
【0029】比較例2 実施例1において、加熱水蒸気は導入せず、50℃に間
接加熱した空気を使用した以外は、実施例1と同様にし
て運転を続けた。その後、運転開始後60日目にガス供
給管の開口部がスケーリングにより閉塞され、運転不能
となった。
接加熱した空気を使用した以外は、実施例1と同様にし
て運転を続けた。その後、運転開始後60日目にガス供
給管の開口部がスケーリングにより閉塞され、運転不能
となった。
【0030】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、原料水
溶液中にガス供給管が突出して配置された酸化槽を使用
するメタバナジン酸アンモニウムの製造方法において、
酸化性ガス供給管の開口部表面におけるメタバナジン酸
アンモニウムのスケーリングが抑制され、その結果、長
期間に渡る連続運転が可能となる。
溶液中にガス供給管が突出して配置された酸化槽を使用
するメタバナジン酸アンモニウムの製造方法において、
酸化性ガス供給管の開口部表面におけるメタバナジン酸
アンモニウムのスケーリングが抑制され、その結果、長
期間に渡る連続運転が可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 バナジウム及びアンモニウムが溶存する
水溶液中に酸化性ガスを導入してメタバナジン酸アンモ
ニウムを製造するに当たり、上記の水溶液中にガス供給
管が突出して配置された酸化槽を使用し、ガス供給管か
ら酸化性ガスと共に加熱水蒸気を導入することを特徴と
するメタバナジン酸アンモニウムの製造方法。 - 【請求項2】 酸化槽内が0.05〜2Kg/cm2G
に加圧されている請求項1に記載のメタバナジン酸アン
モニウムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32350296A JPH10152325A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | メタバナジン酸アンモニウムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32350296A JPH10152325A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | メタバナジン酸アンモニウムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10152325A true JPH10152325A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18155416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32350296A Pending JPH10152325A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | メタバナジン酸アンモニウムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10152325A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6333012B1 (en) * | 1996-12-25 | 2001-12-25 | Kashima-Kita Electric Power Corp. | Process for producing ammonium metavanadate |
| US8815185B1 (en) | 2013-03-04 | 2014-08-26 | Chevron U.S.A. Inc. | Recovery of vanadium from petroleum coke slurry containing solubilized base metals |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP32350296A patent/JPH10152325A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6333012B1 (en) * | 1996-12-25 | 2001-12-25 | Kashima-Kita Electric Power Corp. | Process for producing ammonium metavanadate |
| US8815185B1 (en) | 2013-03-04 | 2014-08-26 | Chevron U.S.A. Inc. | Recovery of vanadium from petroleum coke slurry containing solubilized base metals |
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