JPH10152906A - Rc又はsrc構造物における露出鋼材の防食方法および打継ぎ工法 - Google Patents
Rc又はsrc構造物における露出鋼材の防食方法および打継ぎ工法Info
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- JPH10152906A JPH10152906A JP32594796A JP32594796A JPH10152906A JP H10152906 A JPH10152906 A JP H10152906A JP 32594796 A JP32594796 A JP 32594796A JP 32594796 A JP32594796 A JP 32594796A JP H10152906 A JPH10152906 A JP H10152906A
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Abstract
食材や、被覆コンクリートのはつり取り・ケレン等の除
去作業が不要で、打継ぎ部の強度の低下や振動・騒音お
よび廃棄物処理の心配のないRC又はSRC構造物にお
ける露出鋼材の防食方法および打継ぎ工法を提供する。 【解決手段】 露出している梁鉄骨1および梁鉄筋2の
表面には、ポリマーセメント4を塗布・被覆して防食す
る。ポリマーセメント4としては、例えば、特殊変性エ
チレン酢酸ビニル共重合体エマルションを主成分とする
混和液と、普通ポルトランドセメント、天然硬質骨材、
増粘剤、減水剤等の混合粉体と、から成る日本化成株式
会社製のNSボンドスーパー(商品名)を水で練り混ぜ
たポリマーセメントモルタルを使用する。
Description
リート)又はSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)構造物に
おける露出鋼材(鉄骨、鉄筋等)の防食方法および打継
ぎ工法に関する。
しては、新たなコンクリートの打継ぎ予定が数ヶ月から
1年以内の場合には、図2(A)に示すように、打継ぎ
予定部の鉄骨Sや鉄筋Rをそのまま露出させておいた
り、或いは該露出部分の鉄骨Sや鉄筋Rの表面にセメン
トペーストやモルタルのろ等を塗布して防食を図り、打
継ぎ時にこれら防食材をケレン除去した上で、図2
(B)に示すように、新たな鉄骨S′を接続したり新た
な鉄筋R′を圧接してから、新たなコンクリートを打継
いでいた。
場合には、図3(A)に示すように、打継ぎ部分の鉄骨
Sや鉄筋Rも含めてコンクリートCを余計に打ち増しし
て被覆し、この被覆コンクリートCにより鉄骨Sや鉄筋
Rの防食を図り、打継ぎ時には、図3(B)に示すよう
に、上記被覆コンクリートCをはつり取って、打継ぎ部
の鉄骨Sや鉄筋Rを露出してから、新たな鉄骨S′や鉄
筋R′を接合した後、新たなコンクリートを打継いでい
た。
2に示す従来の工法は、打継ぐ前に、鉄骨Sや鉄筋Rの
表面に生じた錆や、塗布してあるセメントペースト或い
はモルタルのろ等をケレンして除去しなければならない
だけでなく、中性化がある程度進行したコンクリート表
面にそのまま新たなコンクリートを打継ぐことになる等
の解決すべき課題を有している。
ぎ前に、所定の打継ぎ面まで被覆コンクリートCをはつ
り取る必要があり、その結果、はつり取り時の振動や騒
音等による近隣への環境問題および廃棄コンクリートの
処理問題が生じたり、はつり取り時の振動や衝撃による
鉄骨や鉄筋の定着部が付着性能の低下を来すだけでな
く、打継ぎコンクリート面における骨材の浮きによる表
面強度の低下等の解決すべき多くの課題を有している。
になされたもので、その目的とするところは、打継ぎ部
の鉄骨や鉄筋等の表面に塗布した防食材や、被覆コンク
リートのはつり取り・ケレン等の除去作業が不要で、打
継ぎ部の強度の低下や振動・騒音および廃棄物処理の心
配のないRC又はSRC構造物における露出鋼材の防食
方法および打継ぎ工法を提供することにある。
構造物における露出鋼材の防食方法は、RC又はSRC
構造物から露出している鉄骨や鉄筋等の鋼材の表面にポ
リマーセメントを被覆して防食することを特徴とする。
なお、本発明においてポリマーセメントとは、セメント
と骨材にポリマーを加え、水で練り混ぜたものを意味
し、骨材の粒径によってポリマーセメントモルタル、ポ
リマーセメントフィラー、また、骨材を用いない場合に
は、ポリマーセメントペーストと呼び分ける。
ける打継ぎ工法は、RC又はSRC構造物の打継ぎ部か
ら露出している鉄骨や鉄筋等の鋼材の表面にポリマーセ
メントを被覆して防食し、該被覆を除去することなく新
たなRC又はSRC構造物を打継ぐことを特徴とし、さ
らに、上記RC又はSRC構造物の打継ぎ部のコンクリ
ート面にポリマーセメントを被覆して保護することも特
徴とする。なお、本発明においても、ポリマーセメント
とは、ポリマーセメントモルタル、ポリマーセメントフ
ィラー、またはポリマーセメントペーストを意味する。
図面を参照しながら説明する。図1(A)において、B
は、梁鉄骨1、梁鉄筋2およびコンクリト3から構成さ
れる鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)梁である。上記梁
鉄筋2は、さらに梁主筋2aとスターラップ2bから構
成されている。
記梁主筋2a)は、鉄骨鉄筋コンクリート梁Bの打継ぎ
部分において、露出している。図示のように、スターラ
ップ2bも一部露出する場合もある。
の表面には、ポリマーセメント4を塗布・被覆して防食
する。該ポリマーセメント4の塗布層の厚みを1〜3m
m程度として、安定した層を形成することが好ましい
が、これに限定するものではない。なお、本発明におい
てポリマーセメントとは、ポリマーセメントモルタル、
ポリマーセメントフィラー、またはポリマーセメントペ
ーストを意味する。該ポリマーセメント4としては、例
えば、特殊変性エチレン酢酸ビニル共重合体エマルショ
ンを主成分とする混和液と、普通ポルトランドセメン
ト、天然硬質骨材、増粘剤、減水剤等の混合粉体と、か
ら成る日本化成株式会社製のNSボンドスーパー(商品
名)を水で練り混ぜたポリマーセメントモルタルを使用
する。梁鉄骨1および梁鉄筋2の表面への塗布方法とし
ては、吹き付けや刷毛塗りが好ましいが、これに限定す
るものではない。
例に限定するものではなく、特にポリマーとしては、天
然ゴムラテックス(NR)、クロロプレンゴム(C
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニ
トルブタジエンゴム(NBR)、メタクル酸メチルブタ
ジエンゴム(MBR)、ポリアクリル酸エステル(PA
E)、ポリ酢酸ビニル(PVAC)、アクリル酸エステ
ルスチレン、ポリプロピオン酸ビニル(PVP)、エチ
レン酢酸ビニル(EVA)、ポリプロピレン(PP)、
酢酸ビニルビニルバーサテート(VAVeoVa)、メ
チルセルロース(MC)、ポリビニルアルコール(PV
A、ポバール)、アクリル酸塩ーアクリル酸カルシウ
ム、不飽和ポリエステル、エポキシなどの1種類、また
は、これらを適宜混合したものを使用することができ
る。
ような特徴を有することを、条件とする。 1)中性化や塩害を抑制する効果が大きく防食性がある
こと。 2)弾性限界歪がセメントモルタルより大きく、圧縮・
引張・せん断・曲げ・付着等の各種強度が高いこと。 3)無機質材料が主成分であり、人体や環境に対し安全
であること。
も、上記ポリマーセメント4を塗布して中性化等に対す
る保護を行う。該コンクリート3の打継ぎ面への塗布方
法としては、吹き付けが好ましいが、これに限定するも
のではない。鋼材の接合部には、当該接合工法の施工
上、必要な部分には直接ポリマーセメントが付着しない
ように養生して、その上にポリマーセメントを連続的に
被覆する。
ンクリート梁Bの打継ぎ部分に新たなコンクリートを打
継ぐ場合には、それまでに付着したゴミや汚れ等を水圧
洗浄等により除去してから、上記塗布したポリマーセマ
ント4を鉄骨1・鉄筋2の表面やコンクリート3の打継
ぎ面から除去することなく(ただし、鋼材接合のために
必要な部分のポリマーセメントは除去する場合もあ
る。)、図1(B)に示すように、上記梁鉄骨1に新た
な梁鉄骨1′を接続(ボルト接合等)すると共に、上記
梁主筋2aに新たな梁主筋2a′をガス圧接してスター
ラップ2b′を配筋した後、新たなコンクリート3′を
打継ぐ。なお、上記ガス圧接時の熱によりセメント結合
水の蒸発やポリマーセメントの熱分解が考えられるの
で、ポリマーセメント部分を水等で十分に冷却する必要
がある。ただし、圧接熱による付着不良が生じた場合に
はケレン等で除去する。
記ポリマーセメント4を上記鉄骨1や鉄筋2の表面から
除去する必要がないが、それは次のような理由による。 1)ポリマーセメント4と鉄骨1および鉄筋2との付着
性は非常に高い。 2)ポリマーセメント4を塗布した鉄骨1や鉄筋2とコ
ンクリートとの付着性は、一般の鉄骨や鉄筋等とコンク
リートとの付着性と同等以上である。
クリート塗布面から除去する必要がない理由も次の通り
である。 1)ポリマーセメント4と旧コンクリート3との付着性
は、非常に高い。しかも、ポリマーセメント4の圧縮強
度、引張強度およびせん断強度は、コンクリートよりも
高く、弾性係数は、ほぼ同等である。 2)ポリマーセメント4と新コンクリート3′との付着
性は、一体打ちコンクリートに比べてせん断力伝達が同
等以上である。 3)ポリマーセメント4と新コンクリート3′との付着
性は、一体打ちコンクリートに比べて曲げや引張力の伝
達性能が1/3〜1/2程度であるが、図3に示す従来
のはつり面で打継いだ部分の付着力と同等以上であり、
しかも、ばらつきが非常に少ない。 4)一般の打継ぎ部では、コンクリート面にせん断力伝
達性能を求めることはあるが、曲げや引張力の伝達性能
を要求することは希である。曲げや引張力の伝達性能が
要求される場合には、打継ぎ前に、上記ポリマーセメン
ト4を塗り重ねることで、一体打ちコンクリートと同等
の曲げ引張り伝達性能を確保できる。
が、これに限定するものではなく、柱や壁、床などの他
のSRCあるいはRC構造物材であってもよい。
クリートやモルタルのろ等の防食材料のはつり・ケレン
等の除去作業が不要である。 2)従って、従来のようなはつり面におけるコンクリー
ト打継ぎ表面の強度低下や鉄骨・鉄筋表面の付着不良等
が生じない。 3)また、従来のような防食材のはつり作業による近隣
への振動・騒音公害や廃棄物処理の心配が無くなる。 4)本発明により、新築工事に限らず改築工事や増築工
事において、工事箇所を複数の工区に分割し、他の部分
を使用・運用しながら数ヶ月から数年間に亘って順次工
区を移動させて行う工事への適用が期待される。 5)本発明により、工事を一時中断させる場合の打継ぎ
部や露出鋼材の防食処理への適用が期待される。 6)本発明により、特に鉄道・道路等の土木工事のよう
な打継ぎ期間が長い工事への適用が期待される。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】RC又はSRC構造物から露出している鉄
骨や鉄筋等の鋼材の表面にポリマーセメントを被覆して
防食することを特徴とするRC又はSRC構造物におけ
る露出鋼材の防食方法。 - 【請求項2】RC又はSRC構造物の打継ぎ部から露出
している鉄骨や鉄筋等の鋼材の表面にポリマーセメント
を被覆して防食し、該被覆を除去することなく新たなR
C又はSRC構造物を打継ぐことを特徴とするRC又は
SRC構造物における打継ぎ工法。 - 【請求項3】上記RC又はSRC構造物の打継ぎ部のコ
ンクリート面にポリマーセメントを被覆して保護するこ
とを特徴とする請求項2に記載のRC又はSRC構造物
における打継ぎ工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32594796A JPH10152906A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | Rc又はsrc構造物における露出鋼材の防食方法および打継ぎ工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32594796A JPH10152906A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | Rc又はsrc構造物における露出鋼材の防食方法および打継ぎ工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10152906A true JPH10152906A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18182389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32594796A Pending JPH10152906A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | Rc又はsrc構造物における露出鋼材の防食方法および打継ぎ工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10152906A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002129665A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Sakata Construction Co Ltd | 構造物構築時の鉄骨防錆方法 |
| JP2018119299A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 日本車輌製造株式会社 | 付着強化型排水桝 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP32594796A patent/JPH10152906A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002129665A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Sakata Construction Co Ltd | 構造物構築時の鉄骨防錆方法 |
| JP2018119299A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 日本車輌製造株式会社 | 付着強化型排水桝 |
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