JPH10154609A - 正特性サーミスタの製造方法 - Google Patents
正特性サーミスタの製造方法Info
- Publication number
- JPH10154609A JPH10154609A JP8314582A JP31458296A JPH10154609A JP H10154609 A JPH10154609 A JP H10154609A JP 8314582 A JP8314582 A JP 8314582A JP 31458296 A JP31458296 A JP 31458296A JP H10154609 A JPH10154609 A JP H10154609A
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- JP
- Japan
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- niobium
- temperature coefficient
- positive temperature
- coefficient thermistor
- manufacturing
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- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正特性サーミスタの製造方法において、微量
添加物であるニオブを均一に混合することにより、抵抗
値バラツキを小さくし、抵抗温度係数αの大きなものを
得ることを目的とする。 【解決手段】 添加物として用いるニオブにPb3Nb4
O13を用いて添加することにより、抵抗値バラツキの小
さいものを得、またその添加量が総ニオブ量に占める割
合をニオブに換算して25%以上となるように製造する
ことにより、抵抗温度係数αの大きなものを得ることが
可能となる。
添加物であるニオブを均一に混合することにより、抵抗
値バラツキを小さくし、抵抗温度係数αの大きなものを
得ることを目的とする。 【解決手段】 添加物として用いるニオブにPb3Nb4
O13を用いて添加することにより、抵抗値バラツキの小
さいものを得、またその添加量が総ニオブ量に占める割
合をニオブに換算して25%以上となるように製造する
ことにより、抵抗温度係数αの大きなものを得ることが
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の温度で抵抗
値が急激に増加する正特性サーミスタの製造方法に関す
るものである。
値が急激に増加する正特性サーミスタの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の正特性サーミスタの製造方
法について説明する。
法について説明する。
【0003】従来、正特性サーミスタの製造方法は、主
成分である炭酸バリウム、酸化チタンと、添加物である
酸化鉛、酸化アルミ、酸化硅素及び酸化ニオブなどを秤
量して混合し、仮焼、粉砕、造粒、成形の後、大気中で
焼成し、目的の正特性サーミスタを得ていた。
成分である炭酸バリウム、酸化チタンと、添加物である
酸化鉛、酸化アルミ、酸化硅素及び酸化ニオブなどを秤
量して混合し、仮焼、粉砕、造粒、成形の後、大気中で
焼成し、目的の正特性サーミスタを得ていた。
【0004】以上のように構成された正特性サーミスタ
の製造方法について、以下その動作について説明する。
先ず炭酸バリウム、酸化チタンは主成分であり、混合し
た後の仮焼において固相反応によりチタン酸バリウムを
得る。酸化鉛は抵抗値が急激に増加する温度を120℃
より高温側に移動させるシフト剤として知られている。
酸化アルミ、酸化硅素は焼結性を向上させる鉱化剤の役
目として、また粒成長を抑制する効果をもつ原料として
微量添加している。更に酸化ニオブは半導体化元素とし
て微量添加している。
の製造方法について、以下その動作について説明する。
先ず炭酸バリウム、酸化チタンは主成分であり、混合し
た後の仮焼において固相反応によりチタン酸バリウムを
得る。酸化鉛は抵抗値が急激に増加する温度を120℃
より高温側に移動させるシフト剤として知られている。
酸化アルミ、酸化硅素は焼結性を向上させる鉱化剤の役
目として、また粒成長を抑制する効果をもつ原料として
微量添加している。更に酸化ニオブは半導体化元素とし
て微量添加している。
【0005】これらを均一に分散させるため湿式による
混合を行なう。仮焼ではチタン酸バリウムを得、以下一
般的な磁器の製造方法による粉砕、造粒、成形を行な
い、大気中で焼成し、目的の正特性サーミスタを得てい
る。
混合を行なう。仮焼ではチタン酸バリウムを得、以下一
般的な磁器の製造方法による粉砕、造粒、成形を行な
い、大気中で焼成し、目的の正特性サーミスタを得てい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、半導体化元素である酸化ニオブの添加量
は極微量であるため、湿式による混合だけではこの酸化
ニオブを均一に分散することが難しく、正特性サーミス
タ内部のニオブ原子の存在が不均一になり、半導体化の
進行度合が内部で不均質になり易く、焼成条件の僅かな
差が室温抵抗値のバラツキを大きくしたり、また抵抗値
が急激に増加する温度(以下スイッチング温度とする)
における急峻さα(一般にα=2.303log(R2−R
1)/(T2−T1)、T1はスイッチング温度、R1はそ
のときの抵抗値、T2はT1+50℃、R2はそのときの
抵抗値)の大きなものが得難いという問題を有してい
た。
来の構成では、半導体化元素である酸化ニオブの添加量
は極微量であるため、湿式による混合だけではこの酸化
ニオブを均一に分散することが難しく、正特性サーミス
タ内部のニオブ原子の存在が不均一になり、半導体化の
進行度合が内部で不均質になり易く、焼成条件の僅かな
差が室温抵抗値のバラツキを大きくしたり、また抵抗値
が急激に増加する温度(以下スイッチング温度とする)
における急峻さα(一般にα=2.303log(R2−R
1)/(T2−T1)、T1はスイッチング温度、R1はそ
のときの抵抗値、T2はT1+50℃、R2はそのときの
抵抗値)の大きなものが得難いという問題を有してい
た。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁器内部のニオブ原子の存在を均一にし、室温抵抗
値のバラツキを小さくするとともに、更にスイッチング
温度における抵抗値の増加率(急峻さ)αの大きな、優
れた正特性サーミスタを提供することを目的とする。
で、磁器内部のニオブ原子の存在を均一にし、室温抵抗
値のバラツキを小さくするとともに、更にスイッチング
温度における抵抗値の増加率(急峻さ)αの大きな、優
れた正特性サーミスタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の正特性サーミスタの製造方法は、半導体化元
素として用いるニオブに、Pb3Nb4O13を用いるもの
である。
に本発明の正特性サーミスタの製造方法は、半導体化元
素として用いるニオブに、Pb3Nb4O13を用いるもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、半導
体化元素として用いるニオブに、Pb3Nb4O13を用い
るもので、更に請求項2の発明はαの大きなものを得る
ためにPb3Nb4O13の添加量をニオブに換算して、総
ニオブ量の25%以上とするものである。
体化元素として用いるニオブに、Pb3Nb4O13を用い
るもので、更に請求項2の発明はαの大きなものを得る
ためにPb3Nb4O13の添加量をニオブに換算して、総
ニオブ量の25%以上とするものである。
【0010】そして以上のごとくPb3Nb4O13を用い
ることにより、従来方法である酸化ニオブのみを添加す
る方法より、ニオブ化合物のカサが多くなり、添加量を
多くすることが出来、微量な添加物であるニオブを均一
に混合することが容易となるものである。
ることにより、従来方法である酸化ニオブのみを添加す
る方法より、ニオブ化合物のカサが多くなり、添加量を
多くすることが出来、微量な添加物であるニオブを均一
に混合することが容易となるものである。
【0011】
(実施例1)以下本発明の一実施例について説明する。
【0012】本実施例においては、化学式が(Ba0.8
Pb0.2-3x)TiO3+xPb3Nb4O13+(0.00
14−2x)Nb2O5+0.024SiO2+0.00
1Al2O3+0.0003Mn(NO3)2 (0<2x≦
0.0014)となるように、炭酸バリウム、酸化鉛、
酸化チタン、ニオブ酸バリウム、酸化ニオブ、酸化硅
素、酸化アルミ、硝酸マンガンを秤量し、混合、仮焼、
粉砕を行ない、所望の形状に成形したのち、最大140
0℃の大気中で焼成し、直径13mm、厚さ2.5mmの円
板状の正特性サーミスタを得た。これに金属アルミニウ
ムを融着させて電極を形成し、常温抵抗値(R25)及び
そのバラツキ
Pb0.2-3x)TiO3+xPb3Nb4O13+(0.00
14−2x)Nb2O5+0.024SiO2+0.00
1Al2O3+0.0003Mn(NO3)2 (0<2x≦
0.0014)となるように、炭酸バリウム、酸化鉛、
酸化チタン、ニオブ酸バリウム、酸化ニオブ、酸化硅
素、酸化アルミ、硝酸マンガンを秤量し、混合、仮焼、
粉砕を行ない、所望の形状に成形したのち、最大140
0℃の大気中で焼成し、直径13mm、厚さ2.5mmの円
板状の正特性サーミスタを得た。これに金属アルミニウ
ムを融着させて電極を形成し、常温抵抗値(R25)及び
そのバラツキ
【0013】
【外1】
【0014】を測定した。また従来例として、上記化学
式における2x=0の場合、即ち本発明の請求項1にあ
るPb3Nb4O13を用いない場合の正特性サーミスタを
作製し同様の測定を行なった。
式における2x=0の場合、即ち本発明の請求項1にあ
るPb3Nb4O13を用いない場合の正特性サーミスタを
作製し同様の測定を行なった。
【0015】ここで2xが0.0014を超える場合
は、常温抵抗値が非常に大きくなり正特性サーミスタと
して適さなくなるため除外した。
は、常温抵抗値が非常に大きくなり正特性サーミスタと
して適さなくなるため除外した。
【0016】本実施例による正特性サーミスタのR25、
R25のバラツキ
R25のバラツキ
【0017】
【外2】
【0018】、及び従来例による正特性サーミスタのR
25、R25のバラツキ
25、R25のバラツキ
【0019】
【外3】
【0020】を(表1)に比較して示している。
【0021】
【表1】
【0022】(表1)におけるNo.は試料番号、2x
は上記化学式における2x値、総ニオブ量に占めるPb
3Nb4O13のニオブ量の割合はニオブ換算による全添加
ニオブ量中にPb3Nb4O13として添加するニオブが何
%を占めているかを示す値、R25は試料50個の常温抵
抗値の平均、R25のバラツキはR25で測定した試料全て
の常温抵抗値の
は上記化学式における2x値、総ニオブ量に占めるPb
3Nb4O13のニオブ量の割合はニオブ換算による全添加
ニオブ量中にPb3Nb4O13として添加するニオブが何
%を占めているかを示す値、R25は試料50個の常温抵
抗値の平均、R25のバラツキはR25で測定した試料全て
の常温抵抗値の
【0023】
【外4】
【0024】をパーセントで示したもの、を各々示して
いる。さらに、試料番号1〜7は本発明によるもの、8
は従来例である。
いる。さらに、試料番号1〜7は本発明によるもの、8
は従来例である。
【0025】この(表1)から明らかなように、本実施
例による正特性サーミスタは、抵抗値バラツキの少ない
ものを得られるという点で優れた効果が得られる。
例による正特性サーミスタは、抵抗値バラツキの少ない
ものを得られるという点で優れた効果が得られる。
【0026】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0027】本実施例においては(実施例1)の化学式
における(0.00035≦2x≦0.0014)とな
るような正特性サーミスタを得、スイッチング温度にお
ける急峻さを示す抵抗温度係数αを測定した。
における(0.00035≦2x≦0.0014)とな
るような正特性サーミスタを得、スイッチング温度にお
ける急峻さを示す抵抗温度係数αを測定した。
【0028】また比較例として、上記化学式における2
xが0.00035未満、即ちニオブに換算して総ニオ
ブ添加量が25%未満の場合を、更に従来例として2x
=0、即ち本発明の請求項1にあるPb3Nb4O13を用
いない場合の正特性サーミスタを得、同様の測定を行な
った。
xが0.00035未満、即ちニオブに換算して総ニオ
ブ添加量が25%未満の場合を、更に従来例として2x
=0、即ち本発明の請求項1にあるPb3Nb4O13を用
いない場合の正特性サーミスタを得、同様の測定を行な
った。
【0029】本実施例による正特性サーミスタのR25、
α、及び比較例、従来例による正特性サーミスタの
R25、αを(表2)に比較して示している。
α、及び比較例、従来例による正特性サーミスタの
R25、αを(表2)に比較して示している。
【0030】
【表2】
【0031】(表2)におけるNo.は試料番号、2x
は上記化学式における2x値、総ニオブに占めるPb3
Nb4O13のニオブ量の割合はニオブ換算による全添加
ニオブ量中にPb3Nb4O13として添加するニオブが何
%を占めているかを示す値、R 25は試料50個の常温抵
抗値の平均、αはスイッチング温度における抵抗値増加
の急峻さを示す抵抗温度係数、を各々示している。
は上記化学式における2x値、総ニオブに占めるPb3
Nb4O13のニオブ量の割合はニオブ換算による全添加
ニオブ量中にPb3Nb4O13として添加するニオブが何
%を占めているかを示す値、R 25は試料50個の常温抵
抗値の平均、αはスイッチング温度における抵抗値増加
の急峻さを示す抵抗温度係数、を各々示している。
【0032】さらに、試料番号9〜13は本発明による
もの、14〜15は比較例、16は従来例である。
もの、14〜15は比較例、16は従来例である。
【0033】この(表2)から明らかなように、本実施
例による正特性サーミスタは、スイッチング温度におけ
る抵抗値増加の急峻さ、抵抗温度係数αの大きなものを
得られるという点で優れた効果が得られる。
例による正特性サーミスタは、スイッチング温度におけ
る抵抗値増加の急峻さ、抵抗温度係数αの大きなものを
得られるという点で優れた効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、チタン酸バリウ
ムを主成分とし、半導体化元素に用いるニオブをPb3
Nb4O13として添加することにより、抵抗値バラツキ
の小さい正特性サーミスタを得、またその量がニオブに
換算して総ニオブ添加量の25%以上を占める方法によ
り抵抗温度係数αの大きなものが得られる。
ムを主成分とし、半導体化元素に用いるニオブをPb3
Nb4O13として添加することにより、抵抗値バラツキ
の小さい正特性サーミスタを得、またその量がニオブに
換算して総ニオブ添加量の25%以上を占める方法によ
り抵抗温度係数αの大きなものが得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 チタン酸バリウムを主成分とし、半導体
化元素にニオブを用いる正特性サーミスタにおいて、ニ
オブの添加方法としてPb3Nb4O13を用いることを特
徴とする正特性サーミスタの製造方法。 - 【請求項2】 Pb3Nb4O13の添加量をニオブに換算
して、総ニオブ添加量の25%以上とする、請求項1に
記載の正特性サーミスタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8314582A JPH10154609A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 正特性サーミスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8314582A JPH10154609A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 正特性サーミスタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10154609A true JPH10154609A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18055036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8314582A Pending JPH10154609A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 正特性サーミスタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10154609A (ja) |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP8314582A patent/JPH10154609A/ja active Pending
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