JPH1015534A - 屎尿処理装置の加熱機構 - Google Patents

屎尿処理装置の加熱機構

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JPH1015534A
JPH1015534A JP8192846A JP19284696A JPH1015534A JP H1015534 A JPH1015534 A JP H1015534A JP 8192846 A JP8192846 A JP 8192846A JP 19284696 A JP19284696 A JP 19284696A JP H1015534 A JPH1015534 A JP H1015534A
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JP
Japan
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heating
human waste
flame flow
container
catalyst
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JP8192846A
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Inventor
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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RENTARUNO NIKKEN KK
Original Assignee
RENTARUNO NIKKEN KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉した容器に屎尿を投入し、屎尿を加熱し
て蒸発させる処理において、熱を有効に利用することが
できる。 【解決手段】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
容器51と、容器51内に収納された球形状をした蓄熱
体60と、容器51内に収納した屎尿と蓄熱体60を攪
拌する攪拌手段28と、容器51を加熱して屎尿を蒸発
させる加熱手段23と、加熱手段23に火炎流を供給す
る燃焼手段25と、触媒を収納して容器51から蒸発し
た水蒸気を通過させることで悪臭を除去する触媒手段2
13とから構成され、この加熱手段23は、その内部に
火炎流を巡回させるための空洞を持ち、容器51の底部
をこの空洞に位置させてあり、この燃焼手段25は、上
下段に上室と下室の空間を持ち、バーナー204からの
火炎流を下室より加熱手段23の空洞に案内し、加熱手
段23の空洞から排出された火炎流を上室に導入した後
に排気し、上室内に触媒手段213を収納したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄化処理施設のな
い屋外、船舶や電車等の交通機関、外囲から閉鎖されて
バキュームカーが入り込めないトンネル内等での屎尿の
処理を行う屎尿処理装置に関し、特に、屎尿を加熱する
熱を有効に利用することができる屎尿処理装置の加熱機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】人体から排泄された屎尿は、一般の家屋
においては水洗トイレ等により下水管に放出するか、浄
化槽に一時貯留して浄化してから河川に放流するのが通
例である。しかしながら、屋外で催し物を行う場合、例
えば運動会、見本市、集会等の人員が多数繰り出す会場
では、従来から仮設の便所を設けることで参加者の生理
的現象を解消していた。
【0003】このように、従来における屋外や浄化施設
のない場所での屎尿の処理では、移動できる仮設便所が
用いられていた。しかし、その多くは屎尿を一時収納す
る便槽を持った構造のものであり、人体から排泄された
屎尿はそのままこの便槽に蓄えられるものであった。従
って、仮設便所を使用した後には、バキュームカー等に
よって便槽に貯留された屎尿を回収し、屎尿処理施設に
移送しなけらばならないものであった。このため、回収
後の処理が必要となり、後処理に手数がかかるとともに
非衛生的なものであった。
【0004】また、長距離を移動する電車、バス、船舶
等の交通機関では、排泄された屎尿を貯留する専用のタ
ンクを備えており、このタンク内に屎尿を収納し、化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点でバキ
ュームカーにより回収する方法が一般的であった。
【0005】このように、従来の仮設便所、あるいは移
動できる交通機関での屎尿の処理は、人体より排泄され
たままの状態で貯留し、その後回収するのがほとんどで
あった。このため、貯留方法、回収方法、処理方法の何
れをとっても非近代的であり、極めて非衛生的であると
言わざるを得なかった。従って、長期間仮設便所を使用
していると、排泄した屎尿がタンク内に残留し、悪臭の
原因となるものであった。また、使用後の仮設便所を清
掃する作業は作業員に嫌がれるため、仮設便所や交通機
関の便所のメンテナンスの近代化のためからも好ましい
ものではなかった。
【0006】このような実情から、従来より衛生的に屎
尿を処理する方法が各種考えられていた。例えば、屎尿
と共に化学薬品を投入し、殺菌及び防臭を行う方法があ
る。この方法は新幹線等の交通機関に多く用いられてい
るが、薬品を含んだ屎尿がタンクと便器の間で循環する
ため、長期の使用が行われると便器を流れる水が汚れ、
悪臭を発生して使用者にとって不評となっていた。ま
た、タンクを空にして次の使用に準備するために、タン
クには多量の薬品を投入しておかなければならず、薬品
による経費が高くなる欠点があった。
【0007】さらに、ビニール等の袋に屎尿を収納して
パッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法
も考えられている。しかし、一回の排泄においてかなり
広い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費
用が高くなるとともに、後日ビニール袋から屎尿を分離
するための処理が必要とされるものである。この方法で
は、パッキングするまでの処理は比較的容易であるが、
その後の処理が煩わしく、かつその処理施設が大掛かり
となるものであった。
【0008】さらに、排泄された屎尿を密閉した蒸発容
器に収納し、バーナーの火力で直接屎尿を加熱して蒸発
させる方法も考えられている。例えば、特許公告昭和4
5年17236号、特許公告昭和49年2545号、特
許公告昭和50年3149号、特許公開昭和52年58
239号、特許公開昭和53年110268号、特許公
開昭和55年165415号などが知られている。しか
し、これらの方法であっては、バーナーの火炎を屎尿に
噴出させてその表面から蒸発させようとしているため、
屎尿の大部分の成分である水分は効率良く蒸発できず、
完全に屎尿を処理するためには多くのエネルギーを必要
としていた。
【0009】また、これらの構成であっては屎尿の乾燥
後における蒸発容器の清掃は行われず、長期の使用にお
いては蒸発容器の底に屎尿から蒸発できなかった残留物
が堆積することになり、熱効率が悪くなるものであっ
た。このような場合には、残留物を清掃するために、そ
の都度装置を分解してメンテナンスを行わなければなら
ず、保守のために手数と費用がかかる欠点があった。
【0010】このように、仮設便所での屎尿の処理には
多くの問題が残されており、排泄された屎尿を仮設便所
の内部で完全に処理することができにくいものであっ
た。このような社会的な需要により、本願の出願人と同
一の発明者は屎尿を加熱することで、屎尿の大部分の成
分である水分を蒸発させることができる屎尿処理装置を
提案している。この提案された屎尿処理装置は仮設便所
に設けて使用するものであり、装置内には屎尿を収納す
る密閉した乾燥釜(耐熱性のある蒸発容器)を設けてあ
り、この乾燥釜内には回転できる攪拌羽根が軸支してあ
り、乾燥釜内には攪拌羽根の回転に従って屎尿と共に内
底で転動する蓄熱体を複数個収納させた構成となってい
る。
【0011】そして、この乾燥釜を外部から加熱して乾
燥釜内の屎尿を加熱し、同時に攪拌羽根を回転させるこ
とで屎尿を混合させ、屎尿の水分を迅速に蒸発させるこ
とができる。この蒸発の際には、球形をした蓄熱体が乾
燥釜の底で転動し、屎尿の温度を均一に加熱すると共
に、それ自体の熱を屎尿に伝達して加熱速度を上昇させ
ることができるものである(例えば、特願昭63年12
4150号などがある)。
【0012】この機構は基本的なもので、同発明者はそ
の後も改良された屎尿処理装置を順次提案している。特
願平2年164594号では、乾燥釜に空気を圧送する
パイプと排気のパイプを連結し、排気のパイプには集塵
機と凝縮器を接続した構成が示されている。この機構で
は、乾燥釜の内部で蒸発された屎尿の内、水蒸気は凝結
して回収し、水洗用水に循環して使用することができ、
屎尿の乾燥後に乾燥釜に残った塵埃は空気と共に吸引し
て回収し、塵埃は集塵機によって空気と分離させること
ができるものである。この機構により、乾燥釜に投入し
た屎尿から水分を回収でき、屎尿の乾燥後に乾燥釜に残
った蒸発できない塵埃を清掃することができ、屎尿処理
装置を連続して使用することが可能となるものである。
【0013】また、特願平2年411577号では屎尿
処理装置をユニット化し、仮設便所に装着し易いように
構成してある。この機構では、乾燥釜の構造を円筒形に
形成し、この乾燥釜の側面より屎尿を投入することがで
きるようにしてある。このため、乾燥釜の上部に便器を
配置する必要性が無くなり、装置の高さを低くすること
ができる特徴がある。
【0014】特願平2年412559号では、小便器で
回収される小便を貯留する貯留槽を設け、貯留槽と便器
の間を噴射噴出パイプで接続した構成である。この構成
では、大小便は便器に排泄し、小便は小便器で回収する
ように区分し、乾燥釜に大小便を投入する際には貯留槽
から小便を便器に噴出させ、小便を大小便と共に乾燥釜
に投入させることができる。このため、便器を小便で清
掃することができ、上水道が設置できない場所であって
も仮設便所を水洗化させることができる。
【0015】さらに、特願平3年067538号では、
乾燥釜の側面から液面センサーを挿入しておき、乾燥釜
内に投入した屎尿の液面の位置を常時検知することがで
きる機構が示されている。この機構では、屎尿の液面高
さを検知して判断することにより、一時的に大量の屎尿
が投入されて屎尿の蒸発処理の能力を低下させないよう
に防止することができ、オーバーフローによる故障の発
生を防止することができるものである。
【0016】そして、特願平3年189280号では、
送風器と触媒箱の間にヒーターを内蔵した再加熱箱を配
置すると共に、乾燥釜と集塵機を結ぶパイプと触媒箱の
間にバイパスを設けた構成である。この構成では、屎尿
の蒸発処理の際にはバイパスにより乾燥釜からの空気を
触媒箱に流動させて空気の流動を効率化させることがで
きる。また、乾燥釜の清掃処理の際にはバイパスを閉鎖
し、塵埃を含んだ空気を集塵機にそのまま流動させるこ
とができるものである。
【0017】また、特願平3年189281号は、特願
平3年189280号を改良したものであり、乾燥釜と
集塵機を結ぶパイプにはバイパスのパイプを接続し、こ
のバイパスパイプの終端にはエゼクターの負圧側を接続
し、エゼクターに触媒箱を接続した構成である。この構
成では、バイパスパイプが開通しているとエゼクターに
より乾燥釜内の空気が強制的に吸引されて触媒箱に流動
させられるので、乾燥釜の空気の流動効率が高められて
蒸発が促進される効果がある。
【0018】特願平3年265237号では、乾燥釜の
排気パイプにゴミ回収箱を接続し、このゴミ回収箱に
紙、布などで形成したゴミ袋を収納した構成である。こ
の構成では、乾燥釜の清掃時には塵埃を含んだ空気をゴ
ミ袋に流入させ、このゴミ袋では空気のみが通過して塵
埃は分離することができるものである。サイクロン式の
集塵機に比べて確実に塵埃を分離できる効果がある。
【0019】そして、特願平5年031170号では、
便器と屎尿処理装置を分離し、便器に投入された屎尿を
タンクに貯留した後にバッジ式に連続して蒸発・乾燥の
処理を行うことができるものである。この屎尿処理装置
では、水平な軸で回動できるやや球形の乾燥釜の上部に
屎尿投入用の開口を形成し、乾燥釜の内部には球形の蓄
熱体を収納してあり、乾燥釜の底部を加熱できるバーナ
ーを設けた構成である。この構成により、乾燥釜に投入
された屎尿はバーナーの熱で蒸発・乾燥され、この処理
の間は乾燥釜を揺動することにより蓄熱体で屎尿を攪拌
でき、乾燥後は乾燥釜を回転することで塵埃を開口より
落下させることができるものである。
【0020】特願平5年121968号では、乾燥釜の
送風パイプと排気パイプに切り換え弁を介在させ、切り
換え弁を介してゴミ回収箱と送風機を乾燥釜に直列に接
続できるように構成してある。この構成では、乾燥釜の
清掃時には空気が屎尿処理装置の内部で循環し、塵埃の
回収効率が向上する効果がある。
【0021】特願平5年125360号では、乾燥釜の
下面に高周波コイルを設置し、この高周波コイルに高周
波の電力を供給することにより電磁波を発生させる構成
である。乾燥釜には高周波の電磁波が交拌するため、直
接加熱ではなく、乾燥釜自体が発熱して屎尿を加熱する
ことができる。このため、迅速に必要とする乾燥釜のみ
を加熱させることができ、熱損失が少なくなる効果があ
る。
【0022】特願平5年307135号では、乾燥釜自
体は通常は直立しており、乾燥釜の上部は常時開口して
おり、清掃時のみ転倒できる構成となっている。この乾
燥釜の内部には蓄熱体を収納すると共に、上部の開口は
転倒時に閉鎖できる蓋板を設けてある。この構成では、
乾燥釜に投入した屎尿の蒸発・乾燥の処理の際には、乾
燥釜自体は静止して直立しているが、屎尿が蒸発した後
の清掃の処理の際には乾燥釜が転倒し、内部に残ってい
た塵埃をその開口から放出させることができる。この塵
埃の放出の際において、蓋板(その面には小さな穴が複
数個開口してある)が自動的に乾燥釜の開口を閉鎖し、
蓄熱体が落下するのを防止して、塵埃のみが蓋板の小さ
な穴からゴミ皿に放出させることができるものであり、
屎尿処理装置の構成を簡略化させることができる。
【0023】さらに、特願平5年314445号では、
回転自在に乾燥釜を支持しておき、この乾燥釜の外周に
はモーターの出力を噛み合わせておき、乾燥釜内には球
形の蓄熱体を複数個収納し、乾燥釜の上部に位置してい
る蓋板からは乾燥釜の内部に向けて邪魔板を3本挿入し
た構成となっている。この構成では、今までの屎尿処理
装置の乾燥釜と相違し、乾燥釜自体が垂直な軸線を中心
にして回転し、高周波コイルからの電磁波によって屎尿
を加熱させることができるものである。そして、乾燥釜
の内部に収納してある蓄熱体は邪魔板によって乾燥釜と
共には回転せず、乾燥釜の底で転動し、屎尿を攪拌して
加熱することができるものである。この構成では、乾燥
釜の内部で攪拌羽根を回転させる必要が無くなるので、
屎尿処理装置全体の高さを低くすることができる。ま
た、回転羽根を回転させる構成であっては、乾燥釜内に
投入された屎尿以外の異物(例えば、ボールペン、衣
類、時計など)が回転する回転羽根に絡みつくことによ
る故障を排除できる優れた効果を有するものである。
【0024】また、特願平6年151631号では、同
様に、回転自在に乾燥釜を支持しておき、この乾燥釜の
外周にはモーターの出力を噛み合わせておき、乾燥釜内
には球形の蓄熱体を複数個収納し、乾燥釜の上部に位置
している蓋板からは乾燥釜の内部に向けて邪魔板を1本
挿入した構成となっている。この構成であっても、乾燥
釜自体が垂直な軸線を中心にして回転し、高周波コイル
からの電磁波によって屎尿を加熱させることができるも
のである。この発明では、邪魔板は吸引パイプに固定さ
れた1枚で形成してあり、複数の邪魔板間に蓄熱体が嵌
まり込まないため、乾燥釜の回転により蓄熱体が確実に
転動できるものであった。
【0025】これらの新しく提案された屎尿処理装置で
は、排泄された屎尿は乾燥釜内で密閉されたままで加熱
でき、攪拌羽根や乾燥釜が回転することで屎尿が混合さ
せることができるものである。加熱された屎尿は、全体
の温度が均一に上昇し、大部分の成分である水分が蒸発
し、水蒸気となって大気中に発散される。この加熱と混
合により屎尿の蒸発速度が早くなり、屎尿の処理時間が
短縮することができるものである。また、大気中に拡散
される水蒸気は触媒等で無臭化させ、人家等が立ち込ん
でいたり、人員が多数集合しているような場所であって
も、悪臭を発散させることがなく、環境保全の面からし
ても好ましいものであった。
【0026】このように密閉された蒸発容器内で屎尿を
蒸発、拡散させるのは極めて衛生的であり、かつ作業を
システム化することができて、メンテナンス等において
作業員に負担をかけないものである。しかし、従来の屎
尿処理装置では乾燥釜を固定しておき、この乾燥釜の内
部で攪拌羽根を回転させて屎尿を混合させる構成のもの
が殆どであった。この機構であっては、乾燥釜内に屎尿
以外の蒸発できない異物が投入されると、回転する攪拌
羽根とこの異物が噛み合い、故障の原因となることが多
かった。例えば、使用者の不注意により、便器に金属製
のボールペン、ベルト、衣類等が投入されることもあ
る。これらの異物が乾燥釜に投入されると、異物が攪拌
羽根と乾燥釜の間に食い込み、攪拌羽根の回転を停止さ
せたり、攪拌羽根や乾燥釜を磨耗させる現象を発生させ
るものであった。
【0027】また、乾燥釜の内部に攪拌羽根を収納して
おくと、限定された乾燥釜の内部空間がこれらの機構で
狭くなるため、乾燥釜の内部空間を有効に利用すること
ができない要因となっていた。
【0028】このような欠点を解消するため、特願平5
年314445号、特願平6年151631号では乾燥
釜自体を回転させる構成とし、攪拌羽根を用いずに屎尿
を混合させることができるように工夫してある。だが、
この機構であっては、乾燥釜を回転自在に支持しなけれ
ばならず、しかも、乾燥釜を上下方向に移動せず、か
つ、中心軸が偏位しないように支持しなければならな
い。回転する乾燥釜が上下に移動したり、回転軸が味噌
擂り運動を起こすとなれば、乾燥釜の開口端が蓋板から
離れることになり、乾燥釜の気密性が保たれなくなるか
らである。
【0029】このように、乾燥釜の回転運動を規制しよ
うとすれば、上下方向と回転方向の二方向の規制機構
(ローラーなど)が必要となり、この規制機構は複雑に
ならざるを得ないものである。また、規制機構が複雑と
なれば、乾燥釜の組み立ての作業工程に手間がかかるも
のであり、また、屎尿処理装置の点検や保守のために乾
燥釜を取り外す作業に手数がかかるものであった。
【0030】また、この乾燥釜で屎尿を蒸発・乾燥させ
た後に残る塵埃は、連続して屎尿の処理を行うために除
去しなければならないが、清掃のための吸引パイプを乾
燥釜に所定の長さだけ挿入させる制御が困難なものであ
った。従来では、吸引パイプの移動量を検出して、適正
な長さだけ上下動できるように制御していたが、吸引パ
イプを移動させるための機構と制御の機構が複雑になる
ものであった。
【0031】このため、本願の発明者は特願平6年21
9457号によりこれらの欠点を改良した屎尿処理装置
を出願している。この新しく提案された屎尿処理装置で
は、架台の上部に回転保持手段を設け、この回転保持手
段の下部に蒸発容器を吊り下げ、この蒸発容器の下面に
間隔を置いて電磁加熱手段を設けた構成を特徴とするも
のである。この提案された構成では、蒸発容器は吊り下
げられて回転されるため、その下部、側面には何ら支持
手段を設ける必要が無くなり、蒸発容器を保持する機構
が極めて簡素となる特徴がある。
【0032】また、この構成であっては、蒸発容器だけ
を回転保持手段の下部から取り外すことが可能となり、
定期的な点検や保守のために蒸発容器の内部を外部に露
出することが容易となる。蒸発容器の上部を覆っている
被覆手段を取外し、蒸発容器の内部を上から観察するこ
とも可能であるが、被覆手段に接続してある各種のパイ
プや機器を取り外さなければならず、作業にかかる手数
が遙に複雑となるためである。
【0033】このように、蒸発容器に屎尿を投入し、蒸
発容器ごと屎尿を加熱して蒸発させて処理するには、屎
尿の温度上昇を均一に行うために屎尿を攪拌する機構を
設けなければならないものであった。この攪拌のために
は、蒸発容器の内部の中央で攪拌羽根を回転させて屎尿
を攪拌させるか、攪拌羽根を回転しないように固定して
蒸発容器を回転させて屎尿を攪拌させるか、の何れかの
構成が採られていた。この内で、蒸発容器を固定して攪
拌羽根を回転させる機構では(例えば、特願昭63年1
90857号など)、攪拌羽根を軸支する機構が簡易と
なり、蒸発容器を堅牢に支持することができる特徴を有
していた。しかし、攪拌羽根を蒸発容器の底付近で回転
させる機構のため、屎尿を蒸発させた後に蒸発容器に残
った塵埃を回収するのが困難なものであった。これは攪
拌羽根により蒸発容器の底付近に塵埃を吸引するパイプ
を設置することができないものであり、攪拌羽根を支持
する回転軸の下端付近から塵埃を吸引しなければならな
かったからである。
【0034】また、蒸発容器を回転させ、攪拌羽根を固
定する機構では(例えば、特願平6年151631号な
ど)、水平な天板の下面に蒸発容器を気密に回転自在に
設けておき、天板より蒸発容器の下方に向けて邪魔板を
設けたパイプを吊り下げる機構が採られていた。この機
構では、蒸発容器を回転させると、邪魔板が相対的に蒸
発容器の底付近で回転することになり、蒸発容器と共に
回転する屎尿を攪拌することができるものである。この
機構では、邪魔板を保持するパイプが蒸発容器の底に接
近し、しかも、蒸発容器の中心から外れた位置にあるた
め、蒸発容器の底にある塵埃を万遍なく吸引するのが容
易となり、蒸発容器の清掃が確実となる特徴を有してい
た。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】このように、屎尿を蒸
発させることで乾燥させて処理する機構が各種開発され
てきているが、密閉した容器に屎尿を収納して、容器を
加熱する機構は共通するものである。この容器を加熱す
るためには、電気ヒーターによる直接加熱、電磁誘導に
よる電磁加熱、石油バーナーによる直火の加熱などの各
種の方法が考えられる。この容器に対する加熱とは別
に、容器から蒸発した水蒸気を再度加熱しなければなら
ないものであった。これは、蒸発容器から蒸発された水
蒸気の中にはアンモニア、尿素などの悪臭を含む各種の
成分が含まれており、そのまま外囲に拡散させると悪臭
の原因となるためである。このため、蒸発した水蒸気を
外部に拡散させる前に触媒に接触させ、触媒で悪臭の成
分を酸化還元させることで無臭に変質させなければなら
ないものである。
【0036】このように、屎尿の乾燥処理においては、
悪臭の除去を行うために触媒に水蒸気を接触させなけれ
ばならないが、触媒の活性温度は200度より300度
前後の温度であり、この活性温度に維持しなければ触媒
は機能を発揮しないものである。このため、従来の屎尿
処理装置では、蒸発容器を加熱する加熱手段とは別に、
触媒を加熱するための第二の加熱手段を必要としてい
た。従って、従来における屎尿処理装置では、蒸発容器
のための第一の熱源と、触媒を加熱する第二の熱源が必
要であり、大きなエネルギーを消費するものであった。
このことから、熱源を一本化して、消費するエネルギー
を減少できることが望まれていた。
【0037】このことから、本願の発明では、灯油バー
ナーの火炎流により蒸発容器を加熱して屎尿を蒸発・乾
燥させるとともに、蒸発容器を加熱した火炎流が外部を
排出する前に、その熱の一部で触媒と水蒸気を加熱させ
るようにしたことを特徴とするものである。この構成に
より、屎尿を蒸発させる熱源と、水蒸気の再加熱の熱源
と、触媒の加熱の熱源を単一の熱源で共用させることを
目的としている。このように、灯油バーナーによって発
生した火炎流による熱を、蒸発容器と触媒箱に利用する
ことができれば、熱源が単一となって機構が簡単とな
る。また、触媒を加熱するための専用の熱源が不要とな
るので、熱損失を少なくし、エネルギーの損失を最小に
押さえることができるものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された容器と、容
器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容器内に収納
した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容器を加熱し
て屎尿を蒸発させる加熱手段と、加熱手段に火炎流を供
給する燃焼手段と、触媒を収納して容器から蒸発した水
蒸気を通過させることで悪臭を除去する触媒手段とから
構成され、この加熱手段は、その内部に火炎流を巡回さ
せるための空洞を持ち、容器の底部をこの空洞に位置さ
せてあり、この燃焼手段は、上下段に上室と下室の空間
を持ち、バーナーからの火炎流を下室より加熱手段の空
洞に案内し、加熱手段の空洞から排出された火炎流を上
室に導入した後に排気し、上室内に触媒手段を収納した
ことを特徴とするものである。
【0039】本願の請求項2の発明は、屎尿を収納する
耐熱性のある閉鎖された容器と、容器内に収納された球
形状をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を
攪拌する攪拌手段と、容器を加熱して屎尿を蒸発させる
加熱手段と、加熱手段に火炎流を供給する燃焼手段と、
加熱手段と燃焼手段の間に介在され、火炎流の供給を制
御する風路切換手段と、触媒を収納して容器から蒸発し
た水蒸気を通過させることで悪臭を除去する触媒手段と
から構成され、この加熱手段は、その内部に火炎流を巡
回させるための空洞を持ち、容器の底部をこの空洞に位
置させてあり、この燃焼手段は、上下段に上室と下室の
空間を持ち、バーナーからの火炎流を下室より加熱手段
の空洞に案内し、加熱手段の空洞から排出された火炎流
を上室に導入した後に排気し、上室内に触媒手段を収納
し、この風路切換手段は、下室から加熱手段の空洞に火
炎流の流動を必要に応じて制御することを特徴とするも
のである。
【0040】本願の請求項3の発明は、屎尿を収納する
耐熱性のある閉鎖された容器と、容器内に収納された球
形状をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を
攪拌する攪拌手段と、容器を加熱して屎尿を蒸発させる
加熱手段と、加熱手段に火炎流を供給する燃焼手段と、
触媒を収納して容器から蒸発した水蒸気を通過させるこ
とで悪臭を除去する触媒手段とから構成され、この加熱
手段は、その内部に火炎流を巡回させるための空洞を持
ち、容器の底部をこの空洞に位置させてあり、この燃焼
手段は、上下段に上室と下室の空間を持ち、上室と下室
を区切る分離板には火炎流の一部が流動する開口を形成
し、バーナーからの火炎流を下室より加熱手段の空洞に
案内し、加熱手段の空洞から排出された火炎流を上室に
導入した後に排気すると共に、開口から一部の火炎流を
下室から上室に流動させ、上室内に触媒手段を収納した
ことを特徴とするものである。
【0041】本願の請求項4の発明は、請求項1、2お
よび3記載の屎尿処理装置の加熱機構において、前記燃
焼手段は、外部から閉鎖された箱状の外形を持ち、その
内部の中央には内部空間を上下に区切る分離板を水平に
固定し、この分離板により内部空間を上室と下室に二分
し、下室の一側面にはバーナーからの火炎流を流入する
開口を設け、上室の一側面には火炎流を排出する開口を
設け、分離板の他側面には上室と下室を連通する隙間を
形成し、箱状の下部側面には下室に連通して火炎流を加
熱手段の方法に流動させる開口を形成し、箱状の下部側
面には上室に連通して加熱手段からの火炎流を上室に流
動させる開口を形成し、上室内に触媒手段を収納したこ
とを特徴とするものである。
【0042】本願の請求項5の発明は、請求項1、2、
3および4記載の屎尿処理装置の加熱機構において、前
記触媒手段は、内部が空洞の箱状をしており、この空洞
の一端と他端には空気を流動させるための一対のパイプ
を接続し、空洞内であって両パイプの間には触媒を収納
し、一方のパイプには容器の内部空間と連通し、他方の
パイプには空気を吸引する吸引手段を接続したことを特
徴とするものである。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。この実施の形態では、大小便を加熱す
ることにより蒸発・乾燥させて処理できる仮設便所11
について説明する。しかしながら、この実施の形態に限
定されることなく、小便のみを蒸発・乾燥させることの
できる屎尿処理装置であっても同一の目的を達成するこ
とはいうまでもない。この実施の形態では、それ単独で
自由に移動させることができ、催物会場、河川敷等の場
所で一時的に利用することができる仮設便所11に屎尿
処理装置を応用した例について説明している。
【0044】〔仮設便所11の全体の構成〕
【0045】図1は、実施の形態における仮設便所11
の外観を示すものであり、この仮設便所11の外枠は、
例えばプラスチックや強化合成樹脂で形成されており、
全体が立体形の箱状となっている。この仮設便所11の
底部分は地面に設置される基台12となっており、この
基台12は平面形状が正方形をした高さが低い平坦な立
方体形をしている。この基台12の上面には、利用者が
内部に入ることができる空間を形成し、上部に屋根を設
けた家状のハウス13が載置してある。このハウス13
の一側面には、手前側に引いくことでハウス13の内部
が開放でき、利用者がハウス13内に出入りすることが
できるドアー14が取り付けてある。
【0046】この仮設便所11の内部であって、基台1
2の上部には大小便の屎尿を加熱することで蒸発させて
処理する屎尿処理装置15が固定してある。そして、屎
尿処理装置15の上部の中央には洋式の便器16が固定
してあり、仮設便所11の利用者はこの便器16を大小
便の排泄に利用することができる。そして、基台12の
下面の左右には、フォークリフト車のフォークを挿入
し、仮設便所11を移動させるための一対の差込み溝1
7が設けてある。両差込み溝17は下方に向けて『コ』
の字形に開口してある。
【0047】次に、図2は仮設便所11からハウス13
及び外装を取り外し、屎尿処理装置15の内部の構成を
仮設便所11の前側から見た正面図であり、図3は同様
の屎尿処理装置15の内部の構成を示す側面図(図1で
右側の側面から見た状態)であり、図4は同様の屎尿処
理装置15の内部の構成を示す平面図(図4では下側が
正面となっていて、図1における前側が図4の下側に対
応する)である。各図では、屎尿処理装置15の主要な
機構の配置を示し、各機構を保持するための装置のユニ
ットは鎖線で示してある。
【0048】この屎尿処理装置15は、上面と周囲が一
体に閉鎖され、下方が開いた形状で強化プラスチックな
どで形成されたカバーによってその全体が覆われてい
る。このカバーは屎尿処理装置15を立体的に被ってお
り、屎尿処理装置15の内部に水や異物が入らないよう
に保護している。また、屎尿処理装置15の底部には平
坦な形状をした支持基板31が設けてあり、この支持基
板31により屎尿処理装置15の機構、及び仮設便所1
1を保持している。この支持基板31は薄肉鋼板を組み
合わせてモノコックに組み立ててあり、屎尿処理装置1
5を含む仮設便所11全体を支えることができるように
頑丈に組み立ててある。この支持基板31の下面の左右
(図2、図4で左右)にはそれぞれフォークケース32
が平行となるように固着してあり、このフォークケース
32は下方に向けて『コ』の字形となったレール状の形
状となっていて、この『コ』の字形となった内面が前記
差込み溝17となっている。
【0049】図2は屎尿処理装置15を正面から見たも
ので、この図では火炎流を発生する灯油バーナーは取り
外して省略してある。この図における支持基板31の上
面の左右にはL型チャンネル材等で立体形に組み立てた
保持枠33、34を垂直に配置してあり、両保持枠3
3、34の上端の間には架台35が水平に載置してあ
る。この保持枠33、34と架台35により、屎尿処理
装置15を構成する各機構を保持して固定できるように
なっている。これらの保持枠33、34の間に位置して
加熱手段としての加熱部23が設けてあり、加熱部23
は支持基板31の上面に載置してある。この加熱部23
の上部には乾燥部21が位置させてあり、乾燥部21の
底面が加熱部23の内部に嵌まり込むように組み合わせ
てある。そして、乾燥部21の上面中央には、回転しな
がら蒸発した水蒸気を外部に排気する駆動軸(構成につ
いては後述する)が突起してあり、この駆動軸には排風
パイプ37の下端が接続してある。この排風パイプ37
は架台35に固定されて回転しないものであり(固定の
方法は図示しない)、駆動軸の上端と排風パイプ37の
下端とは相互に回転できるように維持されていながら、
空気が外部に流出しないように接合してある。この排風
パイプ37は乾燥部21の内部空間と外部を連通させ、
乾燥部21の内部にある空気や塵埃を外部に放出できる
ものであり、排風パイプ37の途中には流路の開閉を行
うバルブ38を設けてある。
【0050】この乾燥部21の右側には駆動部22を設
けてあり、この駆動部22は後述する構成により乾燥部
21と一体に組み立ててあり、駆動部22は乾燥部21
の駆動軸を回転させる作用を行うことになる。また、支
持基板31の上面であって図2中左側には立方体形をし
た燃焼手段としての燃焼部25を載置してあり、この燃
焼部25は加熱部23とその底部側面で連通してある。
乾燥部21の上面には連通パイプ137の一端が接続し
てあり、連通パイプ137の他端は燃焼部25の上面に
接続してあり、乾燥部21より蒸発した屎尿の水蒸気は
連通パイプ137を通じて燃焼部25の内部空間に流動
するようになっている。そして、乾燥部21の上面に位
置して送風機36が設けてあり、この送風機36の吸引
側には吸引パイプ138が接続してあり、吸引パイプ1
38の他端は燃焼部25の上面に接続してある。また、
燃焼部25の前面の中央には排気パイプ139の一端が
接続してあり、この排気パイプ139は曲げられて乾燥
部21と燃焼部25の間を通過して屎尿処理装置15の
後方に延長させられている。また、排気パイプ139の
中間には送風機36の排出側が接続してある。そして、
架台35の上面中央には便器16が載置してある。
【0051】次に、図3は屎尿処理装置15を側面から
見たもので(図2の左側から見た状態である)、前述の
支持基板31の下面にはフォークケース32が固着して
あり、支持基板31の上面にはL型チャンネルによって
立体形に組み立てられた保持枠34が載置してある(図
3では、保持枠34は保持枠33の後側に位置し、図面
では現れていない)。この支持基板31の上面の右側に
は加熱部23が載置してあり、乾燥部21の手前側には
駆動部22が取り付けてある。この駆動部22は乾燥部
21の内部に収納した屎尿を攪拌する作用を行うもので
ある。また、乾燥部21の側面の一部は前方(図3にお
いて左方向)に突出しており、この突出した部分の上面
にはゴムなどで蛇腹状に成形したジョイント39の下端
が接続してある。このジョイント39は円筒形をして上
下端が開口したものであり、その上端には便器16の下
部開口が接続してある。
【0052】図4は屎尿処理装置15のカバーを取り外
して上方から見下ろしたもので、支持基板31上に配置
した各機構を示している。この図4では、図中の下方が
ドアー14が位置する仮設便所11の前側であり、図中
の上方を仮設便所11の裏側となるように図示してい
る。この図4では、正方形をした枠状の支持基板31が
設けてあり、この支持基板31の下面には一対のフォー
クケース32が左右にそれぞれ固定してある。この支持
基板31の上面中央には乾燥部21が配置して固定して
あり、乾燥部21の一側(図4で右側)には駆動部22
を連結してあり、乾燥部21の上部(図4で上方)には
送風機36が位置させてある。そして、支持基板31の
上面の左側には燃焼部25が載置してあり、乾燥部21
と燃焼部25とは連通パイプ137で接続してあり、燃
焼部25と送風機36とは吸引パイプ138で接続して
ある。そして、乾燥部21と燃焼部25の間の空間には
排気パイプ139が水平に配置してあり、排気パイプ1
39の一端は燃焼部25の側面に接続してあり、排気パ
イプ139の他端は燃焼部25の後方に位置して開放し
ている。
【0053】なお、これらの図2、図3、図4では、乾
燥部21、駆動部22、加熱部23、防臭機構18を図
示して説明しているが、実際には屎尿処理装置15の機
能を発揮させるためには、塵埃を空気より分離して取り
除く塵埃分離部なども必要とされる。しかし、本願の発
明では燃焼部25の内部構造を要旨としているため、こ
れらの構成の説明は省略する。
【0054】次に、図5、図6、図7はともに乾燥部2
1、駆動部22、加熱部23の具体的な構成を示すもの
である。この図5は乾燥部21、駆動部22、加熱部2
3を仮設便所11の左斜め前の上方から見た状態を示す
ものであり、便器16と乾燥部21の結合部分(ジョイ
ント39)は取り外してある。また、図6は乾燥部21
を上方から見たものであり、乾燥部21を覆っている保
持板41を取り外し、乾燥部21の内部を示している。
また、図7は乾燥部21の内部構成を示すために、縦に
切断した側断面図であり、図4中におけるAーA矢視し
た断面、図5中におけるBーB矢視した断面に相当す
る。
【0055】〔乾燥部21の構成〕
【0056】乾燥部21の構成は図5、図6、図7、図
8によって示され、乾燥部21の主要部材は乾燥釜51
より構成されている。この乾燥部21の主要部材である
乾燥釜51は、排泄された大小便を加熱して蒸発させて
乾燥させるもので、乾燥釜51はその底部を閉鎖し、上
端を開口した寸胴状の形状をしている。つまり、この乾
燥釜51はそのドラム缶の上半分を切断し、円筒形をし
た下半分と底部分だけを残した形状となっており、乾燥
釜51は耐熱性のあるステンレス、高張力鋼等の金属材
料で形成してある。そして、乾燥釜51の上端の開口周
縁には、図6、図8で示すように平坦なリング状をした
フランジ52が接合してあり、乾燥釜51の上端には鉢
巻き状にフランジ52が固定した形状となっている。こ
の乾燥釜51の外周とフランジ52の内周とは電気溶接
等によりその接合面が気密となるように連結してある。
【0057】また、乾燥釜51の側面には、薄肉鋼板で
箱状に組み立てて、内部が空洞をした導入部54を電気
溶接等によって固着してある。この導入部54は図5、
図8で示すように外部から閉鎖された箱状をしており、
その上面は平坦な平面となっており、両側は側面から見
て台形となっており、この両側は乾燥釜51に垂直に固
定されている。そして、導入部54の底面は両側の下端
に連結され、乾燥釜51の中心方向に向けて傾斜させら
れており、導入部54の全体は下面が傾斜した立方形を
している。この乾燥釜51と導入部54との結合におい
ては、乾燥釜51の側面に形成した四角い開口(図示せ
ず)を導入部54で塞ぐように連結してあり、乾燥釜5
1と導入部54の内部空間は連通させてある。つまり、
円筒形状の乾燥釜51の側面に薄肉鋼板で立体形に形成
された導入部54を溶接等で固着し、乾燥釜51の内部
空間に導入部54の内部空間を連通させた構造となって
いる。そして、この導入部54の平坦となった上面に
は、リング状をした連結リング55が固着してあり、連
結リング55の中央にある投入口56は導入部54の内
部空間と外部を連通するように開口してある。このよう
な構成のため、投入口56から屎尿を投下すると導入部
54の底面に着地するが、屎尿は導入部54の底面の傾
斜に従って乾燥釜51の内部空間に流動させられること
になる。
【0058】このような構成により、乾燥部21は乾燥
釜51とフランジ52により帽子を逆さにしたような形
状で、さらに、乾燥釜51の側面より立方体形をした導
入部54が水平方向に突出した形状となっている。この
導入部54の投入口56は図4で示すように、支持基板
31の中心に位置するように設置し、この連結リング5
5の上方に便器16が位置するように配置してある。ま
た、図6、図8で示すように、リング状のフランジ52
には、その周囲に等間隔に配置され、上下に開口したボ
ルト穴53を形成してあり、このボルト穴53はこの実
施の形態では8箇所に開口してある。
【0059】〔乾燥釜51内に収納した蓄熱体60〕
【0060】この乾燥釜51はその内部に大小便を貯留
し、乾燥釜51を底面とその周囲から加熱することで大
小便を蒸発させることができる。しかし、乾燥釜51を
加熱するだけでは大小便の蒸発を円滑に行うことができ
ないため、乾燥釜51に貯留した大小便を攪拌し、温度
の上昇を均一に保たなければならない。このため、乾燥
釜51内には大小便の加熱を補助するとともに、大小便
の攪拌を行わせるための複数の蓄熱体60が収納してあ
る。この蓄熱体60は球形状をしており、鉄、真鍮など
の金属、あるいは焼結によって形成したセラミック等を
その材質としている。これらの蓄熱体60の外径は、乾
燥釜51の内径の1/5から1/10程度の大きさに設
定してある。これらの蓄熱体60を乾燥釜51内に収納
した状態は、図6、図7によって示されている。
【0061】〔乾燥釜51内で回転する攪拌手段の機
構〕
【0062】この乾燥釜51の内部空間には、保持板4
1より吊り下げられ、乾燥釜51の内部で回転する攪拌
手段としての攪拌部28が収納してある。この攪拌部2
8は乾燥釜51の底付近で回転し、前述の蓄熱体60を
押し廻すことができるものであり、その具体的な構成に
ついては後で説明する。
【0063】〔保持板41の形状と開口した各種の穴の
関係〕
【0064】次に、図8により、乾燥釜51の上部開口
を塞ぐための保持板41の形状と開口した各種の穴の関
係を説明する。この保持板41は、それ自体は一枚のや
や肉厚の平面の形状をした金属板を材料としており、こ
の保持板41は前述の保持枠33、34に水平に保持さ
れており、保持板41には各種の機器を取付けるための
複数の穴を開口してある。以下において、保持板41の
形状と複数の穴について説明する。
【0065】まず、保持板41の平面形状は図4、図6
で示されており、長方形のそれぞれの角隅部分を切断し
た形状となっている。この保持板41の右側(図5、図
8において右奥側)の中央部分には大きな四角形をした
モーター穴42が開口してあり、保持板41の左側(図
8で左手前側)の中央には径大な軸穴61が開口してあ
る。つまり、保持板41の長辺の左右にはモーター穴4
2と軸穴61が開口してあり、それぞれは保持板41の
短辺の中央に位置しており、モーター穴42と軸穴61
の中心軸は保持板41の長辺の中央に位置することにな
る。そして、保持板41の左側(図8で左手前側)の平
面部分には、軸穴61より同一の距離に複数の通口62
が開口してある。これらの通口62は図8で示すよう
に、軸穴61を中心として円形に配置され、各通口62
の間隔は等間隔になるように設定してある。この実施の
形態では、通口62は8箇所に開口してあり、各通口6
2の間隔および配置は前述したボルト穴53の間隔と配
置と同一に設定してある。
【0066】また、この保持板41の平面にはそれぞれ
固有の目的のため、複数の穴が上下に貫通開口してあ
る。保持板41の左側(図8で左手前側)であって、前
述の複数の通口62で円形に囲まれた範囲の内側には、
軸穴61よりも外側に離れた位置に排出穴64が開口し
てある。そして、保持板41の手前側(図8で右手前
側)であって、前述の複数の通口62で円形に囲まれた
範囲の内側には、軸穴61よりも外側に離れた位置には
給気穴63が開口してある。この給気穴63は外部から
乾燥釜51内に空気を供給するためのものであり、排気
穴64は乾燥釜51より蒸発した水蒸気を外部に排出す
るためのものである。
【0067】また、保持板41の上面にはリング状をし
た軸支リング68が密着して固定してあり、この軸支リ
ング68の軸線は軸穴61の軸線と一致させてある。こ
の軸支リング68の周囲には細長い箸状をした複数の支
え板69の先端が固着してあり、各支え板69は軸支リ
ング68を中心として放射状に配置させてある。これら
の支え板69の下面は保持板41の上面に電気溶接等で
接合してあり、軸支リング68に加えられた荷重をこれ
らの支え板69で分散させ、保持板41が変形しないよ
うに荷重分散を図っている。軸支リング68と支え板6
9を保持板41に固定する前の状態は図8で示され、保
持板41に固定した後の状態は図5によって示されてい
る。
【0068】〔軸受部24を軸支リング68に軸支させ
る構成〕
【0069】このようにして保持板41の上面には軸支
リング68が固定され、この軸支リング68には垂直軸
をその回転軸線とする軸受部24が回転自在に組み合わ
されている。この軸受部24は、図5、図7、図9で示
すように、その下半分は保持板41の下面に露出してお
り、上半分は保持板41の上面に露出するように保持さ
れている。この軸受部24の下端には攪拌部28の上部
を連結し、攪拌部28は図7、図9で示すように軸受部
24に吊り下げられ、軸受部24により攪拌部28が水
平方向に回転自在に保持されている。この軸受部24の
具体的な構成は後述する。
【0070】〔乾燥部21を保持板41に固定する機
構〕
【0071】前述した乾燥部21は保持板41の下面に
密着して固定され、乾燥部21は保持板41に吊り下げ
られるように組み立てられている。この乾燥部21を保
持板41に固定する構成を図5、図7、図8により説明
する。図8は乾燥部21と保持板41を固定する前の状
態を示すもので、図5は乾燥部21と保持板41を固定
した後の状態を示すものである。乾燥部21と保持板4
1を組み立てるには、乾燥部21を構成するフランジ5
2の上面を保持板41の下面に対向させ、フランジ52
の上面を保持板41の下面に密着させる(説明は前後す
るが、このときに乾燥釜51内にはすでに攪拌部28と
蓄熱体60を収納してある)。そして、保持板41に開
口した通口62とフランジ52に開口したボルト穴53
のそれぞれの位置を一致させる。これらの通口62の配
置位置は、複数のボルト穴53と同じ配置位置に設定し
てあるため、両者は全て一致する。
【0072】次いで、開口が一致した各ボルト穴53と
通口62にそれぞれボルト66を挿入し、ボルト66の
下端からナットを締め付け、保持板41の下面にフラン
ジ52を固定する。このようにして、フランジ52と乾
燥釜51から成る乾燥部21は保持板41の下面に吊り
下げられるようにして固定される。この乾燥部21を保
持板41に固定することにより、乾燥釜51の上端開口
は保持板41により外部から閉鎖されたことになる。な
お、保持板41には軸穴61、給気穴63、排気穴64
が開口してあるため、保持板41の下面に吊り下げられ
た乾燥釜51の内部空間はこれらの軸穴61(実際には
軸受部24の中央の通気穴)、給気穴63、排気穴64
及び投入口56で外部と連通することになる。
【0073】〔軸受部24のより具体的な構成〕
【0074】前述した軸受部24の具体的な構成及び軸
支リング68との関連は図10、図11によって示され
ている。図10は軸受部24を構成する部材を上下に分
解して示したものであり、図11は軸受部24を軸支リ
ング68に軸支して取り付けた状態を示す縦断面図であ
る。この軸受部24はその中央で駆動軸76をその軸線
を垂直となるように保持し、駆動軸76を水平方向に回
転自在に軸支できるものである。そして、同時に、駆動
軸76は回転しながらも、乾燥釜51の内部と外部の間
で空気を流通させることができる機能を持つものであ
る。
【0075】この軸受部24の全体を支える機能を有す
る外軸筒71はやや円筒形状をしており、この外軸筒7
1は前述した軸支リング68の中央の開口に挿入され
る。この外軸筒71の全体は円筒形であり、その中心軸
には上下方向に軸穴74を貫通開口してある。また、外
軸筒71の中央の外周には円盤形をした固定リング72
を固着してあり、外軸筒71と固定リング72により円
筒形の中央に刀の鍔を一体に固着した外形となってい
る。この外軸筒71と固定リング72は電気溶接等によ
って一体に連結するか、無垢材を切削によって一体に切
り出して形成する。この固定リング72は外軸筒71の
外周の上下の長さのほぼ中央に位置させてあり、この固
定リング72の周囲の複数個所(本実施の形態では図1
0で示すように4箇所)には上下に貫通したネジ穴73
を開口してある。また、軸支リング68は平坦なリング
状をしており、この軸支リング68の周囲の複数個所
(本実施の形態では図10で示すように4箇所)にはネ
ジ穴70(内周面に雌ねじが切削してある)が形成して
ある。
【0076】この外軸筒71を軸支リング68に取り付
けるには、軸支リング68の中央の開口に外軸筒71の
下半分を上方から挿入し、固定リング72の下面が軸支
リング68の上面に密着するように嵌め合わせる。そし
て、固定リング72に形成したネジ穴73と軸支リング
68に形成したネジ穴70の位置を一致させ、ネジ穴7
3よりボルト75を挿入し、このボルト75を固定リン
グ72にネジ込む。このボルト75を締め付けることに
より、固定リング72は軸支リング68に固定され、外
軸筒71全体は軸支リング68に固定される。外軸筒7
1がボルト75により軸支リング68に固定された状態
は図11で示される。
【0077】この外軸筒71により回転自在に軸支され
るのは細長いパイプ形状をした駆動軸76である。この
駆動軸76は図10で示すように、その中心軸に上下に
貫通開口した通気穴77を持つパイプ状をしており、駆
動軸76の下端にはリング状をした連結板78を固着し
てある。この連結板78はその中央に開口を形成してあ
り、駆動軸76の下端に開口した通気穴77の開口軸
と、連結板78の中心の開口軸とを一致させ、駆動軸7
6の下端と連結板78の上面とを電気溶接等により一体
となるように固着してある。この連結板78の周囲の複
数個所(本実施の形態では図10で示すように4箇所)
には、挿通穴79が上下方向に貫通開口してある。ま
た、駆動軸76の上部の外周にはネジ山80が形成して
あり、駆動軸76の外側面の上端より下方に向けてこの
ネジ山80と交差するようにして、縦方向にキー溝81
が切欠き形成してある。さらに、駆動軸76の外周であ
って連結板78よりも少し上方の位置から上側は、その
外径が下部の外径より径小となるように加工してあり、
外径の異なる部分は段部82となっている。
【0078】〔駆動軸76を保持する機構〕
【0079】この駆動軸76を外軸筒71で回転自在に
保持する機構は図10で示すように、ベアリング84
(ユニットとなっていて、ボールベアリングが内部に収
納してある)、スペーサー85、押え板86、ベアリン
グ91(ユニットとなっていて、ボールベアリングが内
部に収納してある)、スペーサー92、押え板94から
構成されている。このベアリング84はリング状をして
おり、内蔵したボールベアリングにより内外周のリング
が自由に回転することができるもので、このベアリング
84を軸穴74の下端開口から挿入し、軸穴74の途中
にある段部にその外周を係止させる。さらに、軸穴74
の下端開口よりリング状をしたスペーサー85を挿入
し、スペーサー85の上面をベアリング84の下面に密
着させる。次いで、円筒形をした押え板86を外軸筒7
1の下面に密着させ、図11で示すように押え板86を
ネジ87で外軸筒71に固定する。
【0080】次に、ベアリング91はリング状をしてお
り、内蔵したボールベアリングにより内外周のリングが
自由に回転することができるもので、このベアリング9
1を駆動軸76に形成した軸穴74の上端開口より挿入
し、軸穴74の途中にある段部にその外周を係止させ
る。さらに、軸穴74の上端開口よりスペーサー92を
挿入し、スペーサー92の下面をベアリング91の上面
に密着させる。次いで、円板形をした押え板94を外軸
筒71の上面に密着させ、図11で示すように押え板9
4をネジ99で外軸筒71に固定する。このようにして
軸受けの機構を組み立てることができる。
【0081】このようにして組み立てられたベアリング
84、スペーサー85、押え板86による軸穴74の下
端の開口より駆動軸76の上端をその内部に挿入し、駆
動軸76をさらに軸穴74の中央部に挿通させ、次いで
ベアリング91、スペーサー92、押え板94で構成さ
れた軸穴74の上端の開口を通過させる。すると、駆動
軸76の全体は軸穴74内に挿入され、駆動軸76の上
下部が外軸筒71の上下端より突出した状態で組み立て
られる。この状態では、図11で示すように、駆動軸7
6の段部82がベアリング84の内周側の下面と接触
し、駆動軸76はそれ以上は軸穴74に挿入されなくな
る。次いで、外軸筒71の上端から突出した駆動軸76
の上端よりパイプ状をした離間筒93を挿通し、この離
間筒93をスペーサー92、押え板94と駆動軸76の
隙間に差し込み、離間筒93の下端がベアリング91の
上面に達するまで挿入する。この離間筒93は薄肉のパ
イプ状をしており、その内径は駆動軸76の外径と等し
くなるように設定してあり、その長さは離間筒93の下
端がベアリング91の上面に接したときに押え板94の
上面より高い位置になるように設定してある。そして、
駆動軸76の上端よりプーリー95を挿入し、プーリー
95の下面を離間筒93の上端に接触させたなら、駆動
軸76のキー溝81とプーリー95のキー溝98に跨が
るようにしてキー97を差し込む。このキー97により
駆動軸76とプーリー95がその円周方向に滑らないよ
うに固定することができる。
【0082】さらに、駆動軸76の上端よりプーリー押
え96を挿通し、プーリー押え96をネジ山80にネジ
込む。このプーリー押え96の内周には雌ねじが切削形
成してあるため、この雌ねじをネジ山80にネジ込む
と、プーリー押え96の下面がプーリー95、離間筒9
3を下方に押さえつける。このプーリー押え96でプー
リー95、離間筒93が押し下げられるが、相対的に駆
動軸76は引き上げられることになる。この駆動軸76
が引き上げられると、駆動軸76の外周に形成した段部
82がベアリング84に引っ掛かり、それ以上は駆動軸
76は引き上げられず、駆動軸76は上下のベアリング
84、ベアリング91によって挟持され、外軸筒71の
中心に宙吊りされたことになる。このようにして、駆動
軸76は上下にある一対のベアリング84、91で回転
自在に保持され、その中心軸は垂直を維持して軸支され
ている。
【0083】〔攪拌部28の構成〕
【0084】次に、前述した攪拌部28の構成を図12
により説明する。なお、攪拌部28の構成は図6、図
7、図8、図9にも視線を変えて図示してあるため、こ
れらの図も参考にされたい。図12では攪拌部28の外
観を示しており、この図12の上半分には駆動軸76も
示してあり、駆動軸76の下端に攪拌部28が吊り下げ
られるように連結されている。そして、駆動軸76によ
って吊り下げられた攪拌部28は、乾燥釜51の内部空
間で回転自在に保持されている。
【0085】この攪拌部28全体は駆動軸76の下端に
連結されるもので、攪拌部28の上端に固着してある連
結板105により吊り下げられるものである。この連結
板105はその中央に開口を形成したリング状をしてお
り、連結板105の形状は前述した連結板78とほぼ同
じ形状に形成してあり、この連結板105の周囲の複数
個所(本実施の形態では図12で示すように4箇所)に
はネジ穴106を上下に貫通開口してある。この連結板
105の中央には開口が形成してあり、この開口には吊
下げパイプ107を嵌め込んであり、連結板105と吊
下げパイプ107とは電気溶接などで一体となるように
連結してある。この吊下げパイプ107はその中央に上
下の貫通開口を形成したパイプ状をしており、その長さ
は比較的短く、その下端は斜めに傾斜して切断されてい
る。
【0086】そして、吊下げパイプ107の斜めに切断
された下端には斜向パイプ108の上端が連結してあ
り、斜向パイプ108の上端は吊下げパイプ107の下
端とは逆方向に斜めに傾斜して切断してあり、吊下げパ
イプ107の下端に斜向パイプ108を連結すると、吊
下げパイプ107の軸線(この軸線は垂直に保持されて
いる)に対して斜向パイプ108の軸線は斜め下方に傾
斜させられる(つまり、図7で示すように吊下げパイプ
107と斜向パイプ108は『く』の字形に折り曲げら
れている)。この斜向パイプ108はその中心に貫通開
口を形成して上下端が開口したパイプ状をしており、吊
下げパイプ107の下端と斜向パイプ108の上端とを
電気溶接等により気密に連結することで、両者の中央に
は空気が漏れることなく流動させられる。
【0087】また、この斜向パイプ108の下端は斜め
に切断されており、この下端の切断方向は斜向パイプ1
08の上端が切断された方向と同じ向きである。そし
て、この斜向パイプ108の下端には吸引パイプ109
の上端が連結してあり、この吸引パイプ109の上端は
斜向パイプ108の下端とは逆方向に斜めに傾斜して切
断してあり、斜向パイプ108の下端に吸引パイプ10
9の上端を連結すると、吸引パイプ109の軸線は垂直
に保持されている(つまり、図7で示すように吊下げパ
イプ107と斜向パイプ108は『く』の字形に折り曲
げられている。このため、吊下げパイプ107、斜向パ
イプ108、吸引パイプ109によりクランク状に曲げ
られた構成となっている。)。この吸引パイプ109は
その中心に貫通開口を形成して上下端が開口したパイプ
状をしており、斜向パイプ108の下端と吸引パイプ1
09の上端とを電気溶接等により気密に連結すること
で、両者の中央には空気が漏れることなく流動させられ
る。
【0088】このように、吊下げパイプ107と斜向パ
イプ108が斜めに接続され、次いで斜向パイプ108
と吸引パイプ109が逆方向に斜めに接続され、吊下げ
パイプ107と斜向パイプ108と吸引パイプ109に
より一本のパイプ状をしたクランク体102が形成され
ている。このクランク体102においては、図7で示す
ように、吸引パイプ109の軸線は吊下げパイプ107
の軸線と平行となり、かつ、両者は垂直に保持されるこ
とになる。そして、吊下げパイプ107、斜向パイプ1
08、吸引パイプ109の接合面が気密に溶接されてい
るため、クランク体102は一本のパイプと同じ作用を
行うことになり、吊下げパイプ107の上端開口より吸
引パイプ109の下端開口まで空気を漏れることなく流
動させることができる。
【0089】前述の吸引パイプ109にはやや三角形状
をした一対の三角板110と111を挿通してあり、吸
引パイプ109の下端より両三角板110、111の中
央に形成した開口を挿入することで図12に示すように
配置してある。そして、これらの三角板110、111
は図6で示されるように、2つの直線を直角となるよう
に交差させ、残りの辺を内側に円弧形に削った形状とな
っている。この三角板110、111は、図6で示すよ
うに、その直角となった鋭角の頂点を乾燥釜51の内壁
に向けて位置させてあり、両三角板110、111の円
弧形となった辺は乾燥釜51の中心に向けられてある。
そして、三角板110は吸引パイプ109の上部に電気
溶接等で固着してあり、三角板111は吸引パイプ10
9の下部に電気溶接等で固着してあり、三角板110と
111は上下に間隔をおいて平行に配置してある。
【0090】そして、三角板110と三角板111の直
線の辺にはそれぞれ長方形をした側板112、113
(図12では、他の側板113は側板112の影に隠れ
て図示されていない。図9を参照されたい。)を固着し
てあり、三角板110、111、側板112、113に
より一体となった構造物が組み立てられている。これら
の三角板110と111において、乾燥釜51の中央に
向いたそれぞれの一辺は円弧状に凹んでおり、この円弧
状をした辺には湾曲された攪拌板114の背面を密着し
てある。この攪拌板114の背面と、三角板110、1
11及び側板112、113のそれぞれ接触辺を電気溶
接等で気密に固着し、これらによりやや三角形の箱形を
した外部から密閉された構造物を形成してある。
【0091】さらに、攪拌板114の円弧形となった下
辺には、薄肉鋼板をテーパー状に曲げて形成したスカー
ト板115の上端を固着してあり、攪拌板114、スカ
ート板115によってブルドーザーの排土板に似た形状
を組み立ててある。この攪拌板114は図6で示すよう
に、その曲率半径は乾燥釜51の内周の曲率半径よりも
大きく設定してあり、攪拌板114の両端の長さは乾燥
釜51の内径よりも少し小さくなる程度に設定してあ
る。このため、三角板110、111に固着された状態
の攪拌板114は、攪拌板114の両端を結ぶ直線が乾
燥釜51の中心付近を通過し(図6を参照)、攪拌板1
14、スカート板115により乾燥釜51の内部空間が
二分されるように配置してある。
【0092】〔攪拌部28を軸受部24に連結する構
成〕
【0093】このように構成された攪拌部28は、図
7、図9で示すように軸受部24の下部に吊り下げられ
るようにして連結される。この連結の手順では、連結板
105の上面を連結板78の下面に密着させ、挿通穴7
9とネジ穴106の位置を一致させ、各挿通穴79より
ボルト104を挿入し、各ボルト104をネジ穴106
にネジ込む。このボルト104をネジ込むと連結板78
と連結板105は密着して連結され、軸受部24の下部
に攪拌部28の上部が連結されることになる。この連結
において、吊下げパイプ107の上端開口と駆動軸76
の通気穴77の下端開口とが接続され、吊下げパイプ1
07と通気穴77の上下方向に空気の流動が確実に行う
ことができるように連通される。すなわち、吸引パイプ
109の下端開口より通気穴77の上端開口まで、一本
のパイプが形成されたことになり、一連の流路により、
空気は吸引パイプ109の下端開口より通気穴77の上
端開口を流動することができる。
【0094】そして、攪拌部28が軸受部24に吊り下
げされた状態の平面は図6で示され、攪拌板114の両
端は乾燥釜51の内壁より接触しない程度に少し間隔を
離した位置にあり、円弧形となった攪拌板114の中央
は乾燥釜51の内径の1/4程度の距離を乾燥釜51の
内壁から離してある。また、攪拌部28が軸受部24に
吊り下げられた状態の側面は図7、図9により示され、
スカート板115の下辺は乾燥釜51の底面に接触しな
い程度に少し上方に離して位置し、スカート板115が
乾燥釜51の底面に接触しないように設定してある。ま
た、図7で示すように、吸引パイプ109はその軸線を
垂直に位置させてあり、吸引パイプ109の下端開口は
乾燥釜51の底面より少し上方に位置させてある。そし
て、攪拌部28が軸受部24に吊り下げられた状態で
は、吊下げパイプ107に斜向パイプ108が斜め下方
に傾斜して位置し、吸引パイプ109は乾燥釜51の内
壁に接近するように配置される。このため、駆動軸76
が回転すると、吸引パイプ109は、吊下げパイプ10
7の軸線と吸引パイプ109の軸線の距離を半径とした
円形を描くようにして乾燥釜51の内部空間で回転する
ことになる。
【0095】〔駆動部22の構成〕
【0096】次に図5、図7、図8により駆動部22の
構成を説明する。この駆動部22の主要部材は円筒形を
したモーター118によって構成されており、このモー
ター118の上部には回転数を減速して出力する長方体
形をしたギアボックス119が一体に連結してある。こ
のギアボックス119の上面中央には、減速された回転
力を出力するための出力軸120が垂直に突出させてあ
る。また、前述した保持板41の右側(図5、図8にお
いて右奥側)には四角いモーター穴42が開口してあ
り、このモーター穴42を跨ぐようにして薄肉板金を折
り曲げて形成したモーター固定具121がネジによって
固定してある。このモーター固定具121はその長さが
モーター穴42の開口幅より少し長く、その断面形状は
『コ』の字形となっていて、その両端を水平に延長した
足部分を有している。このモーター固定具121の両端
に形成した足部分を保持板41の上面に密着させ、各足
部分をネジで固定するとモーター固定具121はモータ
ー穴42を塞ぐように固定される。このモーター固定具
121の中央には円形の開口122を形成してあり、前
記出力軸120を開口122の下方より上方に挿入し、
ギアボックス119の上面を保持板41の下面に密着さ
せたなら、ギアボックス119とモーター固定具121
をネジにより連結する。こうして、モーター118、ギ
アボックス119をモーター固定具121に固定するこ
とができる。
【0097】このようにモーター固定具121にギアボ
ックス119を固定すると、モーター固定具121の上
面より出力軸120が垂直に突起することになる。この
出力軸120にプーリー123を嵌め込み、プーリー1
23の高さ位置を駆動軸76に固着したプーリー95と
同じ高さに設定する(図7を参照)。そして、両プーリ
ー95と123の外周の間には、ゴム等で形成した無端
状をしたベルト124を掛け廻しておく(図5、図7、
図8を参照)。なお、図5、図8では図示していない
が、図7で示すように、保持板41の上面であってモー
ター穴42に接近した位置にはネジ板125を突起させ
てあり、このネジ板125には水平方向に移動できるテ
ンションボルト126をネジ込んである。このテンショ
ンボルト126の先端はモーター固定具121の側面に
接触させてあり、テンションボルト126を廻すことに
よりモーター固定具121を図7中で水平に左右方向に
移動させることができる。このテンションボルト126
により、モーター固定具121を水平に移動させること
により、プーリー95とプーリー123の中心軸線の間
隔を変動させ、ベルト124のテンションを微調整する
ことができる。このベルト124の張り状態を調整する
ことで、モーター118からの回転力を駆動軸76に円
滑に伝えることができる。
【0098】〔加熱部23の構成〕
【0099】次に、前述した加熱部23の構成を説明す
る。加熱部23の外形は図2、図3、図5により示され
ており、加熱部23の断面構造は図7、図9によって示
されている。さらに、図13、図14によってこの加熱
部23の構造はさらに詳しく説明されている。図2、図
3、図5で示すように、この加熱部23の外形は内部が
空洞の偏平な箱状をしている。この加熱部23全体は、
例えば耐火煉瓦や耐火ボード等の耐熱性のある材料によ
り製造され、外部に熱を伝播させない構造に組み立てら
れている。
【0100】図13は前述した加熱部23、燃焼部2
5、風路切換手段としての風路切換部26を組み立てた
状態を示す斜視図であり、この風路切換部26は加熱部
23と燃焼部25の間に配置されており、火炎流の流動
を遮蔽を制御することができる。この図において、加熱
部23、風路切換部26、燃焼部25は連結して示して
あるが、燃焼部25に接続するバーナー204と吊下げ
蓋板192は少し離して示してある。
【0101】次に、図14は加熱部23を詳しく説明す
るために、主要な部材を上下に分離して示したものであ
り、この加熱部23は火床箱161と蓋板162より構
成されている。この加熱部23は、火床箱161と蓋板
162によって立方形をした内部が空洞の箱状に組み立
てられいる。まず、火床箱161は上方が開放していて
四方を囲まれて底面を持った正方形の箱状をしていお
り、内壁と底面は耐熱性のある耐火煉瓦やグラスウール
等で構成されている。この火床箱161の内部空間Cは
何ら障害物が無く、この内部空間C内で高温の火炎流が
流動することができる。そして、火床箱161の一側面
(図14において左手前の面)の左右には、この火床箱
161の内部空間Cと連通する熱風導入口163と熱風
排出口164が間隔をおいて貫通開口してある。これら
熱風導入口163、熱風排出口164はそれぞれが長方
形の窓状をしており、それぞれが独立して火床箱161
の内部空間Cと連通している。
【0102】次に、蓋板162は薄肉の耐熱性を持った
耐火ボードや耐火材料で形成されており、正方形に切断
されている。この蓋板162の外形は、前述した火床箱
161の外径とほぼ同一に設定してあり、蓋板162を
火床箱161の上部開口に密着することにより、火床箱
161の内部空間Cを外部から閉鎖することができる。
そして、蓋板162の中央には上下に貫通した円形の釜
穴165が開口してあり、この釜穴165の内径は前述
した乾燥釜51の外径とほぼ一致させてある。このた
め、釜穴165に乾燥釜51の底部を挿入すると、乾燥
釜51の外周は釜穴165の内周と気密に密着し、内部
空間Cから火炎流を外部に放出しないように防いでい
る。
【0103】次に、図15によって風路切換部26の構
成を説明する。この風路切換部26は加熱部23と風路
切換部26の間に介在されており、必要に応じて燃焼部
25からの火炎流を加熱部23に流動させたり、またそ
の流動を遮断することができるものである。
【0104】この加熱部23の主要部材である接続体1
71は長方体形状をしており、接続体171は耐熱性の
ある耐火煉瓦やグラスウール等で構成され、その左右の
長さ前述した火床箱161の一側の長さとほぼ同一に設
定し、その上下の幅は火床箱161の上下の厚みとほぼ
同一に設定してある。そして、接続体171の風路切換
部26側の側面(図15で左奥側)にはこの接続体17
1全体を支えるための固定板172が固着してあり、固
定板172は厚肉の金属板などにより構成してある。こ
の接続体171の幅広となっている側面(図15で右手
前の面)には、左右に間隔を置いて弁収納口173と1
74が貫通開口してあり、接続体171の幅広の側面に
は左右に二つの弁収納口173と174が眼鏡のような
開口が形成されている。この弁収納口173の内径は前
述した熱風導入口163の内径とほぼ一致させてあり、
弁収納口174の内径は前述した熱風排出口164の内
径とほぼ一致させてあり、接続体171の幅広の側面を
火床箱161の側面に密着させたとき、熱風導入口16
3と弁収納口173が連通し、熱風排出口164と弁収
納口174が連通するようにそれぞれの位置が設定して
ある。
【0105】この接続体171の幅狭の側面の中央には
軸穴175と177が水平方向に開口させてあり、接続
体171の中央であって弁収納口173と174を区切
る壁面の中央には軸穴176が水平方向に開口してあ
る。これらの軸穴175、176、177は同一軸線上
となるように一直線上に配置してあり、しかも、軸穴1
75、176、177はそれぞれ弁収納口173、17
4の中央に位置するように配置してある。次に、弁羽根
181、182はそれぞれ火炎流の流路を遮蔽するため
のものであり、弁羽根181の長さは弁収納口173の
水平方向の長さにほぼ等しく、弁羽根181の幅は弁収
納口173の上下の高さにほぼ等しくなるように設定し
てある。また、弁羽根182は弁収納口174の内部空
間に挿入されるものであり、弁羽根182の長さは弁収
納口174の水平方向の長さにほぼ等しく、弁羽根18
2の幅は弁収納口174の上下の長さにほぼ等しくなる
ように設定してある。そして、弁羽根181の中央に
は、その長さ方向に沿って貫通した取付穴183が形成
してあり、弁羽根182の中央には、その長さ方向に沿
って貫通した取付穴184が形成してある。
【0106】これらの弁羽根181、182を組み立て
るには、弁羽根181を弁収納口173の内部空間に挿
入し、取付穴183の軸線を軸穴175と176の軸線
と一致させる。また、弁羽根182を弁収納口174の
内部空間に挿入し、取付穴184の軸線を軸穴176と
177の軸線と一致させる。その状態で、細長い金属製
の丸棒状をした揺動軸185を軸穴175の外側(図1
5で右奥側)から挿入し、この揺動軸185を軸穴17
5、取付穴183、軸穴176、取付穴184、軸穴1
77の順に挿入する。そして、揺動軸185と取付穴1
83を固着し、揺動軸185と取付穴184を固着する
ことにより、弁羽根181、182、揺動軸185は一
体となり、軸穴175、176、177を中心にして回
動することができる。
【0107】そして、揺動軸185の一端(図15にお
いて左手前側の端部)を軸穴177の側面より突出させ
ておき、突出した揺動軸185の一端には弁モーター1
86の出力軸187と連結させる。弁モーター186
は、その内部にギヤーモーターを収納しており、電気信
号の制御により、出力軸187を正逆の何れの方向にも
回動させることができ、特定の角度位置で出力軸187
を停止させることができるものである。このような構成
により、弁モーター186を作動させると、出力軸18
7が正逆転し、この出力軸187の回転によって揺動軸
185が従動され、同時に弁羽根181、182も回動
させられる。すると、弁羽根181は弁収納口173の
内部で回転し、弁羽根182は弁収納口174の内部で
回転する。このため、弁収納口173の開口が弁羽根1
81によって開放されたり閉鎖されたりし、弁収納口1
74の開口が弁羽根182によって開放されたり閉鎖さ
れたりし、弁収納口173、174の空間を閉鎖した
り、開放したりする作用を行うことができる。
【0108】次に、図16、図17によって前述した風
路切換部26の構成に付いて詳しく説明する。この図1
6は風路切換部26を構成する主要な部材を分離して示
したものであり、図17は風路切換部26の内部に組み
込まれた部材を実線で示し、外形を鎖線によって示し、
風路切換部26内で火炎流が流動する方向を説明するた
めの説明図である。
【0109】この風路切換部26を構成している主要な
部材は、火炎流箱191、吊下げ蓋板192およびバー
ナー204とから構成されている。この火炎流箱191
は例えば耐火煉瓦や耐熱性のあるグラスウール等によっ
て構成され、外形は長方体形をした箱状をしており、周
囲の壁と底部を持って上方が開口しており、その中央に
内部空間Dを有している。この火炎流箱191の内部空
間D内にバーナー204によって発生した火炎流が巡回
し、その巡回の流路により熱の供給と回収を行うことが
できる。この火炎流箱191の長方体形状となった側面
の内、その一方の一対の側面(図16中において右手前
側と左奥側)は幅広であり、火炎流箱191の他方の一
対の側面(図16中において左手前側と右奥側)は幅狭
である。この火炎流箱191の幅広の一方の側面(図1
6において右手前側)の下部の左右には流出口193、
流入口194が開口してあり、流出口193、流入口1
94は火炎流箱191の側面下部で眼鏡のように左右に
配置され、各流出口193、流入口194はそれぞれ内
部空間Dと連通している。この流出口193の内径は前
述した弁収納口173の内径とほぼ一致させてあり、流
入口194の内径は前述した弁収納口174の内径とほ
ぼ一致させてあり、接続体171の幅広の側面を火炎流
箱191の側面に密着させたとき、弁収納口173と流
出口193が連通し、弁収納口174と流入口194が
連通するようにそれぞれの位置が設定してある。
【0110】そして、火炎流箱191の幅狭となった側
面(図16において左手前側)の下部中央(下面より約
1/4の高さ)には内部空間Dと連通する火炎口195
が開口してあり、火炎口195の周囲にはネジを挿入す
るための止め穴196が複数形成してある。そして、火
炎流箱191の幅狭となった側面(図16において左手
前側)の上部中央(上面より約1/4の位置)には、内
部空間Dと連通する排風ジョイント197が接続してあ
る。
【0111】次に、火炎流箱191の内部空間Dの上下
の中央には、肉薄で平坦な板状をした分離板198が水
平に配置してあり、この分離板198によって内部空間
Dは上下に二つの部屋に区分されている。この分離板1
98の長辺の長さは内部空間Dの長さより少し短く設定
してあり、分離板198の短辺の長さは内部空間Dの幅
とほぼ同一に設定してある。この分離板198を火炎流
箱191の内部空間Dの中央に位置させ、分離板198
の一方の短辺を内部空間Dの火炎口195の内壁に密着
させると、分離板198の他方の短辺は内部空間Dの内
壁より離れて隙間Eが形成される。この隙間Eにより、
火炎流箱191の内部空間Dの上室と下室が連通するこ
とができる。
【0112】また、この分離板198の左右の長辺の内
の一辺(図16において右手前側)には、その長辺の中
央から手前側の短辺に向けてL字形の切込み199が形
成されており、分離板198全体は長方形をした平面の
一つの角を切り取った形状となっている。この切込み1
99は前述した流入口194の上方に位置しており、切
込み199の長辺と火炎流箱191の内底との間には閉
鎖板200が垂直に固定してあり、切込み199の短辺
と火炎流箱191の内底との間には垂直に閉鎖板201
が固定してある。この閉鎖板200の幅は切込み199
の長辺の長さとほぼ同一に設定してあり、閉鎖板201
の幅は切込み199の短辺の長さとほぼ同一に設定して
ある。このように構成してあるため、分離板198、閉
鎖板200、閉鎖板201と火炎流箱191の内壁によ
り、断面が四角い煙突状をした空間が形成され、この煙
突状の空間に流入口194が連通していることになる。
また、分離板198と閉鎖板201によって内部空間D
の下室が区切られているため、火炎口195と流出口1
93とは導通しているが、流出口193と流入口194
とは閉鎖され、空気の流動は行われない。
【0113】次に、この屎尿処理装置15の熱源となる
バーナー204は、灯油を主な燃料とし、灯油を気流と
共に噴霧しながら火花で着火することにより火炎流を発
生させ、内蔵した送風機からの気流によって一定の方向
に噴出させることができ、従来から知られている構造の
ものである。このバーナー204の側面には火炎流を噴
出させるための火炎パイプ205が固着してあり、この
火炎パイプ205の先端外周にはリング状をしたフラン
ジ206が固着してある。このフランジ206の周囲の
複数箇所にはネジ穴207が貫通開口させてあり、ネジ
穴207を止め穴196に位置合わせした後、止めネジ
208をネジ穴207に挿通し、止めネジ208を止め
穴196にネジ込むことによって、フランジ206と火
炎パイプ205、バーナー204を固定することができ
る。
【0114】次に、この火炎流箱191の箱状に開口し
た上面に密着させ、火炎流箱191の内部空間Dを閉鎖
する吊下げ蓋板192に付いて説明する。この吊下げ蓋
板192は耐火ボードなどの薄肉の断熱材料で形成され
た長方形をしており、その外形は火炎流箱191の上部
の長方形の形状にほぼ一致させてある。この吊下げ蓋板
192の下面を火炎流箱191の上縁に密着させること
により、内部空間Dを外部から閉鎖して箱状に密閉させ
ることができるものであり、この吊下げ蓋板192の中
央の前後にはパイプ穴211、212が上下に貫通開口
させてある。
【0115】この吊下げ蓋板192には触媒を収納した
触媒手段としての触媒箱213を取り付けることができ
る。この触媒箱213は立体形をしていて、それ全体が
内部空間Dの上室に挿入させることができるものであ
り、触媒箱213の外殻は耐熱性のある金属の薄肉材料
で形成され、内部には触媒粒を貯留することができる。
この触媒箱213の外形は、長方体の四方の隅部分を切
断し、前後の下面を斜めに切り取ったやや舟形の形状を
している。この触媒箱213の内部は空洞であり、触媒
箱213の上面の前後にはそれぞれ吊下げパイプ21
4、215が垂直に固着してある。この触媒箱213を
吊下げ蓋板192に固定するには、吊下げパイプ214
をパイプ穴211に挿入して固着し、吊下げパイプ21
5をパイプ穴212に挿入して固着し、吊下げパイプ2
14、215を介して触媒箱213を吊下げ蓋板192
の下面に吊り下げて固定することができる。
【0116】次に、図17は前述した分離板198、閉
鎖板200、閉鎖板201を組み立てた構成を示すもの
である。前述したように、分離板198は耐火材料で長
方形に形成されており、この分離板198の一方の長辺
の半分は中央からL字形に切込み199が加工してあ
る。この分離板198は内部空間D内のほぼ中央に水平
に保持され、内部空間Dを上下に二つ部屋に分離してい
る。この切込み199は前述した流入口194の開口に
向けてある。そして、切込み199の長辺と火炎流箱1
91の内底の間には幅広の閉鎖板200を垂直に固着し
てあり、切込み199の短辺と火炎流箱191の内底の
間には幅狭の閉鎖板201が垂直に固着してある。そし
て、閉鎖板200と閉鎖板201の側面は気密に固着し
てあり、閉鎖板200、閉鎖板201の外側の側面は火
炎流箱191の内壁に気密に固着してある。このことか
ら、火炎流箱191の内壁の角隅と閉鎖板200、閉鎖
板201によって垂直に煙突状をしたダクト状の空間が
形成されたことになる。
【0117】次に、図18は前述した触媒箱213の内
部の構造を示すものである。この触媒箱213の外殻は
耐熱性のある金属製の薄肉材料で形成されており、その
内部は中空となっている。そして、触媒箱213の上面
の前後には吊下げパイプ214、215が固着してあ
り、吊下げパイプ214、215はそれぞれ触媒箱21
3の内部空間と連通してある。そして、この触媒箱21
3の内部空間であって吊下げパイプ214と215の下
部開口の間に位置して、複数の触媒ユニット217が並
列に組み込まれている。この触媒ユニット217はその
内部にプラチナや白金などの触媒粒を収納してあり、外
部を金属網で固定した立体形のブロック状をしている。
この触媒ユニット217を複数個配置することにより、
吊下げパイプ214と215の間で空気が流動すると、
この空気流は触媒ユニット217の内部に収納した触媒
粒と接触することができるように配置してある。なお、
触媒ユニット217は、使用の頻度に応じて清掃した
り、新規に取り替えることができるように、各ユニット
単位で取り外せるようになっている。
【0118】次に、実施の形態の仮設便所11に収納し
た屎尿処理装置15の動作をそれぞれ具体的に説明す
る。
【0119】<利用者による仮設便所11の使用>
【0120】この仮設便所11を利用して大小便を排泄
しようとする利用者は、ドアー14を開きハウス13の
内部に入り込み、便器16に対し大小便を排泄する。排
泄された大小便は便器16の下部に開口した排出口(図
示せず)より屎尿処理装置15に落下し、屎尿処理装置
15内において加熱され、その大部分の成分である水分
が蒸発・乾燥されて処理される。
【0121】<乾燥釜51への大小便の投入>
【0122】すると、図3で示すように便器16に向か
って排泄された大小便は便器16の下部の排出口を通過
し、蛇腹状になったジョイント39によりさらに下方に
案内される。そして、途中にある開閉弁(図示せず)を
通過し、ジョイント39の下端が接続された連結リング
55にまで流下する。図5で示すように、連結リング5
5の中央には投入口56が開口してあるため、流下した
大小便は投入口56より導入部54の内部空間に投入さ
れる。この導入部54の底面は乾燥釜51の方向に向け
て傾斜させられているため、大小便はその傾斜した方向
に従って流動し、乾燥釜51の内部空間に流入させられ
る。なお、大小便の一部がジョイント39や導入部54
の内壁に付着することもあるが、利用者が排便した後で
図示しないタンクより少量の洗浄水を便器16に噴射
し、これらの付着した大小便を洗浄水とともに乾燥釜5
1の内部空間に流入させることができる。
【0123】<触媒ユニット217の予熱>
【0124】このように乾燥釜51の内部に大小便を投
入したら、次いで乾燥釜51を加熱して大小便を蒸発・
乾燥させる処理に移行する。しかし、この蒸発・乾燥の
処理を行う前に触媒ユニット217を予熱して所定の温
度に高めておかなければならない。これは触媒ユニット
217を或る一定の温度以上に保たなければ触媒として
の機能を発揮することができず、触媒粒が酸化還元の作
用を行わないからである。この予熱のにおいては、弁モ
ーター186を作動させることで出力軸187を駆動
し、出力軸187に連結した揺動軸185を回転させ、
揺動軸185と共に弁羽根181、182を回動させ
る。すると、弁羽根181が弁収納口173の内部空間
で垂直に立ち、弁羽根182が弁収納口174の内部空
間で垂直に立つので、この位置で弁モーター186を停
止させて各弁羽根181、182をその位置に保持させ
る。このように弁羽根181、182が垂直に立てられ
たことから、弁収納口173、174の開口は遮断さ
れ、弁収納口173、174では空気の流動が行われな
くなる。このことから、弁収納口173を通じての流出
口193から熱風導入口163への空気の流動は停止さ
れ、弁収納口174を通じての熱風排出口164から流
入口194への空気の流動は停止される。
【0125】次いで、バーナー204に灯油を供給する
とともに駆動用の電力を供給し、灯油を霧状に噴射させ
るとともに、その灯油に電気火花で着火し、火炎流を発
生させる。図17で示されるように、この火炎流Fはバ
ーナー204の火炎パイプ205より噴出され、火炎流
Fは火炎口195より火炎流箱191の内部空間Dの下
室に流入する。前述のように弁羽根181によって弁収
納口173が閉鎖されていることから、流出口193の
方向には火炎流は流出しない。このため、幅の狭い隙間
Eを図17中でM方向に流動し、火炎流は分離板198
の上面である内部空間Dの上室に流動する。そして、M
方向に流動した火炎流は、内部空間Dの上室にある触媒
箱213の外周と接触して加熱した後で、排風ジョイン
ト197より外部に排出され、図17中でL方向に排出
される。このように、図17で矢印F、M、Lの方向に
火炎流が移動することから、火炎流は触媒箱213の外
周と接触し、触媒箱213全体を加熱させて触媒箱21
3の内部に収納してある触媒ユニット217を加熱させ
る。所定の時間だけ、このように火炎流Fを矢印M、L
の方向に流動させることにより、触媒箱213の内部に
収納した触媒ユニット217に収納してある触媒粒はそ
の機能を発揮するに充分な温度に高められることにな
る。なお、矢印Lの方向に流出した火炎流は排風ジョイ
ント197より排気パイプ139に流動し、この排気パ
イプ139の後端の開口より外囲に拡散させられる。
【0126】<流路の切換>
【0127】このように、触媒ユニット217の温度が
高められて触媒としての機能を発揮するだけの温度に達
したならば、火炎流の流路を切換えて乾燥釜51内に収
納した大小便を加熱して蒸発・乾燥させる。このため
に、弁モーター186を作動させて出力軸187を回転
させ、出力軸187によって揺動軸185、弁羽根18
1、182を同時に回動させる。この回動により、弁羽
根181を弁収納口173の内部空間で水平に位置さ
せ、弁羽根182を弁収納口174の内部空間で水平に
位置させる。このため、弁収納口173、174はそれ
ぞれ開放され、その内部を空気が流動することができる
ように変動する。すると、弁収納口173、174が閉
鎖されていた状態のときには、隙間Eから上室に向かっ
て矢印Mの方向に流動していた火炎流は、面積が大きく
流動抵抗の少ない流出口193より図17中で矢印Jの
方向に流動し、弁収納口173を通過し、弁収納口17
3の側面に密着させてある熱風導入口163より火床箱
161の内部空間Cに流入する。この内部空間Cの内部
に流入した火炎流は、乾燥釜51の底部と接触すると共
に内部空間Cで旋回し、熱風排出口164の開口より外
部に排出する。このように熱風導入口163より火床箱
161の内部空間Cに火炎流が噴入すると、火床箱16
1の内部空間Cには図7、図9で示すように乾燥釜51
の底部分が露出しており、火炎流は乾燥釜51の底の部
分と接触することで乾燥釜51を加熱することになる。
このため、乾燥釜51は加熱され、乾燥釜51の内部に
収納してある大小便はその温度が上昇させられ、その大
部分の成分である水分が蒸発させられることになる。
【0128】次いで、熱風排出口164から排出された
火炎流は、開放されている弁収納口174を通過した火
炎流箱191の流入口194に流入する。この流入口1
94には、閉鎖板200、閉鎖板201によって煙突状
に仕切られている空間が連通していることから、火炎流
は図17中で矢印Kの方向に流動し、上昇することから
内部空間Dの上室に流動する。この内部空間Dの上室に
流入した火炎流の一部は触媒箱213を加熱した後で、
排風ジョイント197より図17中でL方向に排出され
る。このように、図17でL方向に排風ジョイント19
7より排出された火炎流は排気パイプ139を流動し、
排気パイプ139より仮設便所11の後方に向かい、図
3でN方向に噴出して大気中に拡散される。
【0129】<外部からの乾燥釜51への空気の供給と
排気>
【0130】このように乾燥釜51を加熱すると、乾燥
釜51に収納した大小便は沸騰し、この大部分の成分で
ある水分は蒸発することになる。そして、この乾燥の処
理の最中には乾燥釜51の内部には外部からの新鮮な空
気が給気穴63より乾燥釜51の内部に注入され、この
空気に含まれている酸素が沸騰している大小便に接触
し、その成分を酸化させる作用をすることになる。ま
た、この空気の供給と同時に、乾燥釜51内で蒸発した
水蒸気と空気を外部に放出させなければならない。この
空気の供給と水蒸気を外部に放出させる作用を行うの
は、送風機36を動作させることにより行う。すなわ
ち、送風機36が作動すると、送風機36の吸引側に接
続してある吸引パイプ138は空気を吸引し、吸引パイ
プ138に接続してある吊下げパイプ214で空気が吸
引され、吊下げパイプ214の一端に接続してある触媒
箱213の内部の空気を図13、図18でP方向に吸引
して排出する。すると、触媒箱213の内部の負圧とな
ることから、他方の吊下げパイプ215は図18中で空
気をQ方向に吸引することになり、吊下げパイプ215
に接続してある連通パイプ137の空気を吸引し、結果
として連通パイプ137の終端に接続してある乾燥釜5
1の内部の空気が吸引される。こうして、乾燥釜51の
内部の空気が連通パイプ137、吊下げパイプ215、
触媒箱213、吊下げパイプ214を通過して送風機3
6方向に吸引されることになると、乾燥釜51の内部は
負圧となり、給気穴63より外部の空気が乾燥釜51に
流入し、新鮮が空気が乾燥釜51に流入することから、
沸騰している大小便はその酸素により酸化される。な
お、送風機36によって吸引された空気は、排気パイプ
139の途中で合流し、図図3でN方向に噴出して大気
中に拡散される。
【0131】そして、この乾燥釜51を加熱して大小便
を蒸発させると、蒸発した水蒸気にはアンモニアや尿素
等の悪臭を発生する要素を含んでいる。このまま外囲に
拡散すると、仮設便所11の周囲に悪臭を排出すること
になるため、排出する前に無臭に変化させなければなら
ない。前述のように、乾燥釜51から流動してきた悪臭
を含む水蒸気は図18でQ方向に流動し、連通パイプ1
37を介して触媒箱213の内部に吸引される。この水
蒸気は触媒箱213で再度加熱され、次いで、加熱され
ている触媒ユニット217を通過することになる。この
触媒ユニット217には触媒粒が充満してあるため、水
蒸気は触媒粒の表面と接触して酸化還元され、無臭の状
態に変質され、次いで、吊下げパイプ214より図18
中P方向に排出される。この吊下げパイプ214より図
18中P方向に排出された水蒸気と空気は、吸引パイプ
138、送風機36を通過して外囲に拡散され、無臭と
なって放出されることになる。
【0132】<攪拌部28の回転運動>
【0133】前述した加熱部23による乾燥釜51の加
熱の動作と同時に、攪拌部28のモーター118には電
力が供給されて攪拌の動作を開始する。モーター118
に電力が供給されると、モーター118の回転出力はギ
アボックス119を介してその回転数が減速され、上端
にある出力軸120を低速で回転させる。すると、出力
軸120に固着してあるプーリー123も同時に回転
し、図5、図7、図8で示すように、ベルト124を介
してプーリー95を従動させ、プーリー95の回転によ
りその中央に固着してある駆動軸76を水平方向に回転
させる(このプーリー95と駆動軸76との間には、図
10、図11で示すようにキー97を噛み合わせて介在
させてあるため、水平方向への回転はスリップせず、プ
ーリー95と駆動軸76は同期して回転する)。この駆
動軸76は図10、図11で示すように、その上下部を
外軸筒71に固定されたベアリング84、91によって
それぞれ保持されているため、駆動軸76は水平方向に
円滑に回転することが維持されている。このように、ベ
ルト124を介してプーリー95が従動されると、その
回転力がキー97を介して駆動軸76に伝えられ、プー
リー95と駆動軸76が同時に同じ方向に回転すること
になる。
【0134】この駆動軸76の下部には、図7、図8、
図9で示すように攪拌部28が吊り下げられているた
め、攪拌部28全体は駆動軸76と共に乾燥釜51の内
部空間で水平方向に回転することになる。この回転の動
作では、駆動軸76の下端に固着した連結板78に連結
板105が連結してあり、連結板105には吊下げパイ
プ107、斜向パイプ108、吸引パイプ109で構成
されたクランク状となったクランク体102が吊り下げ
られているため、クランク体102は乾燥釜51の内部
で駆動軸76と同期して回転することになる。この回転
動作では、吸引パイプ109は駆動軸76を回転の中心
として、乾燥釜51内で円形の軌跡を描きながら回転す
る。そして、吸引パイプ109の回転運動では、吸引パ
イプ109の下端開口は乾燥釜51の底面と接触しない
程度の間隔を保っており、吸引パイプ109は乾燥釜5
1の底面と接触せずに回転することができる。
【0135】この吸引パイプ109が回転すると、吸引
パイプ109の側面に固着してある三角板110、11
1および攪拌板114、スカート板115も同時に乾燥
釜51内で円形の回転運動を行うことになる。この攪拌
板114、スカート板115の回転では、攪拌板114
の両側端は乾燥釜51の内壁と少しの間隔を離してお
り、スカート板115の下端は乾燥釜51の底と少しの
間隔を離しており、攪拌板114、スカート板115は
乾燥釜51と接触せずに回転する。そして、攪拌板11
4、スカート板115は、図6で示すように、攪拌板1
14、スカート板115で乾燥釜51内の空間を二つに
区分しており、この状態を維持しながら攪拌板114、
スカート板115が回転するため、攪拌板114とスカ
ート板115は乾燥釜51の内部に貯留された大小便を
攪拌することになり、同時に乾燥釜51内に収納してあ
る蓄熱体60を押し廻して転動させることになる。
【0136】<蓄熱体60による大小便の攪拌>
【0137】このようにモーター118が作動すると、
その回転出力によって攪拌部28全体が回転させられ、
攪拌板114、スカート板115により乾燥釜51内に
投入してある蓄熱体60を乾燥釜51の内部で転動させ
ることになる。攪拌板114とスカート板115で乾燥
釜51に収納した大小便を攪拌すると同時に、この蓄熱
体60を転動させるため、乾燥釜51内に収納した大小
便は攪拌板114、スカート板115、蓄熱体60によ
って攪拌され、大小便全体の温度が均一に上昇するよう
にかき混ぜられる。また、蓄熱体60が転動させられる
と、各蓄熱体60の表面には大小便が付着させられ、蓄
熱体60が発熱している熱は大小便に伝達され、大小便
の温度を上昇させる補助の作用を行う。こうして、大小
便は蓄熱体60によって攪拌されながら、その温度が伝
えられ、大小便全体の温度の上昇が行われる。
【0138】<乾燥釜51による大小便の蒸発・乾燥の
処理の終了>
【0139】このように加熱部23により乾燥釜51を
加熱しながら攪拌部28を回転させることにより、乾燥
釜51内に収納された大小便は沸騰を続け、大小便の大
部分の成分である水分は蒸発を続ける。この蒸発の動作
を継続すると、最終的には乾燥釜51内に収納した大小
便の全てが蒸発されることになる。乾燥釜51内の大小
便の全てが蒸発したならば、加熱部23により乾燥釜5
1を加熱する必要がなくなり、蒸発・乾燥の処理を終了
しなければならない。この動作の終了は図示しない温度
センサーにより乾燥釜51の温度上昇を検知することに
よって自動的に行なうことができる。すなわち、図示し
ない温度センサーにより乾燥釜51の側面の温度変化が
常時監視されており、この乾燥釜51内に大小便が存在
する場合には乾燥釜51の温度は沸騰点付近で維持され
ていて、温度は高くならない。しかし、大小便が全て蒸
発されると乾燥釜51の表面温度は急激に上昇すること
になり、この温度の変化を温度センサーによって検知す
ることで乾燥釜51内の大小便が全て蒸発されたことを
判断することができる。温度センサーにより、乾燥釜5
1内の大小便の蒸発が全て完了されたと判断されたとき
には、バーナー204に供給している灯油と駆動電力が
停止され、火炎パイプ205から火炎流が放出されなく
なり、乾燥釜51の加熱は停止される。
【0140】<乾燥釜51の清掃処理>
【0141】このようにして、乾燥釜51内に収納した
大小便を全て蒸発・乾燥させると、その大部分の成分で
ある水分は蒸発するが、大小便に含まれる有機物や無機
質等は塵埃となって乾燥釜51内に残留することにな
る。このような塵埃が乾燥釜51の内壁および底に付着
して堆積すると、永年の使用によって攪拌板114、ス
カート板115、蓄熱体60が乾燥釜51内で回転でき
なくなり、ついには屎尿処理装置15の処理機能を果た
さなくなることになる。このため、大小便の蒸発・乾燥
の処理が終了したならば、次いで、乾燥釜51内の清掃
の処理を行ない、乾燥釜51内に残留した塵埃を除去し
なければならない。
【0142】この清掃の処理においては、モーター11
8により攪拌部28を回転させながら、駆動軸76に設
けた通気穴77の上端開口より空気を吸引することによ
って行うことができる。すなわち、バルブ38に接続し
た吸引器(図示しないが、送風機の吸引側を連通パイプ
に接続してある)で吸引を開始し、バルブ38を開口す
ると排風パイプ37を介して通気穴77内の空気を吸引
することになる。すると、駆動軸76の下端に接続して
あるクランク体102を構成する吊下げパイプ107、
斜向パイプ108、吸引パイプ109は通気穴77と連
通しているため、吸引パイプ109の下端開口から空気
が順次吸引されることになる。この吸引パイプ109の
下端開口より空気が吸引されると、乾燥釜51の底付近
に残った蒸発できない有機物や無機質等の塵埃は空気と
共に吸引パイプ109の下端開口から吸引される。そし
て、空気と共に吸引された塵埃は、吸引パイプ109、
斜向パイプ108、吊下げパイプ107および通気穴7
7を通過し、乾燥釜51より外部に放出される。この空
気と共に吸引された塵埃は、排風パイプ37、バルブ3
8を通過し、図示しない塵埃分離器(電気掃除機におけ
るゴミ袋と同じような構成となっている)により塵埃の
みが捕獲され、空気は分離されて清浄となり外部に放出
される。
【0143】この清掃の処理の際においても、モーター
118は継続して動作しており、プーリー123、ベル
ト124、プーリー95を介して攪拌部28全体は乾燥
釜51内で味噌擦り運動のように円形の軌跡を描いて回
転している。このため、吸引パイプ109の下端開口は
乾燥釜51の底近くで円形に回転し、乾燥釜51の底に
溜まっていた塵埃を万遍なく吸い上げることができる。
この攪拌部28が回転すると攪拌板114、スカート板
115も同時に回転し、蓄熱体60を乾燥釜51の底で
転動させるため、蓄熱体60によって乾燥釜51の底に
溜まっていた塵埃を剥ぎ取る作用をするとともに、塵埃
を細かく砕く作用を行ない、乾燥釜51の底に溜まって
いた塵埃は剥離されると同時に、空気と共に吸引され易
いように細かく粉砕される。
【0144】<清掃の処理の停止>
【0145】このように乾燥釜51の内部に貯留されて
いる塵埃を吸引することにより、乾燥釜51の清掃の処
理を行うことができ、この処理を所定の時間継続したな
らば清掃の処理が完了する。この清掃の処理の停止で
は、モーター118はその動作を停止し、攪拌部28は
回転をせずに停止し、バルブ38は閉鎖され、塵埃と空
気の吸引は停止することになる。そして、清掃の処理が
完了したならば、屎尿処理装置15を構成する各機構は
その状態を維持して待機し、仮設便所11を次に利用し
て便器16に排泄したい利用者のために待機する。この
ような一連のサイクルを順次繰り返すことにより、仮設
便所11の便器16に排泄された大小便を無臭に乾燥さ
せてすることができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1の発
明によれば、屎尿を収納する容器の下部に加熱手段を配
置し、この加熱手段には燃焼手段より火炎流を流動させ
るように構成してある。この燃焼手段は内部が空洞の箱
状をしており、上下に上室と下室の二段に区切られてい
て、バーナーからの火炎流を下室に導入し、下室より加
熱手段の空洞に導いて巡回させることにより容器の底面
を加熱させることができる。そして、加熱手段の内部を
巡回した火炎流は燃焼手段の上室に流入し、この上室よ
り外囲に放出されるようになっている。このように加熱
手段と燃焼手段を組み合わせ、火炎流を流動させている
ので、バーナーからの火炎流は下室から加熱手段の空洞
と上室の順に流れ、燃焼の効率を向上させることができ
る。
【0147】また、燃焼手段の上室には触媒を収納した
触媒手段を配置してあるため、加熱手段で容器を加熱し
た火炎流が燃焼手段に戻って来たときには、火炎流は触
媒手段を加熱し、触媒が機能するに充分の温度に高める
ことができる。このため、容器を加熱して少し温度が下
がった火炎流であっても、触媒手段を加熱するには充分
な温度を維持しているため、本来ならばそのまま排出す
る火炎流の熱を再度利用することができ、熱の利用度が
向上する。また、従来は触媒手段のみを加熱するための
ヒーターやバーナーが必要であったのが、廃熱を再利用
するため、二次的な熱源を必要とせず、機構が簡易にな
る。
【0148】本願の請求項2の発明によれば、燃焼手段
と加熱手段の間に風路切換手段を介在させたため、バー
ナーからの火炎流を必要に応じて加熱手段に誘導するこ
とができる。このため、バーナーの初期において火炎流
が安定して噴出しない状態のときなどでは、安定するま
で加熱手段に火炎流を流出させないように維持すること
ができる。また、機構の動作が初期の状態の時には、燃
焼手段を所定の温度にまで高めるまで風路切換手段の流
路を閉鎖しておくことができ、燃焼手段などを作動状態
にまで温度を高めさせることができる。
【0149】本願の請求項3の発明によれば、燃焼手段
の上室と下室を仕切る分離板には開口が形成してあり、
この開口により上室と下室の間で空気の流動が可能とな
るように構成してある。このため、風路切換手段の開口
を閉鎖してあると、バーナーからの火炎流は下室から開
口を通じて上室に流動し、上室に設けた触媒手段と接触
して加熱することができる。この上室にのみ火炎流を流
動させることにより、触媒手段を最初に加熱して触媒の
機能を発揮するに充分な温度に高めさせ、その温度に維
持してから風路切換手段の開口を開放して火炎流を加熱
手段に流動させ、加熱手段により容器を加熱することが
できる。このことは、装置の立ち上げの初期に加熱手段
で容器を加熱して屎尿を蒸発させると、悪臭を含んだ水
蒸気と空気は触媒としての機能を果たさない温度である
触媒手段を通過することになり、周囲に悪臭を拡散する
ことになるからである。このように、装置の初期段階で
の触媒手段の予熱を分離板に形成した開口によって行う
ことができるので、機構が簡易でありながら、風路切換
手段を操作することで触媒手段の予熱を確実に行うこと
が可能となる。
【0150】本願の請求項4の発明によれば、燃焼手段
の内部空間は分離板により上室と下室に区切られてお
り、箱状の燃焼手段の一側面からは火炎流を下室に導入
できるようにしてあり、同じ燃焼手段の一側面には上室
から火炎流を外部に流出させる開口を形成してある。そ
して、分離板の他側には上室と下室を導通させる隙間を
形成してあり、上室には触媒手段を収納してある。この
ため、燃焼手段の一側面から内部空間に流入したバーナ
ーの火炎流は下室に導かれ、火炎流の一部は隙間を通過
して上室に流入し、上室で触媒手段を加熱することがで
きる。
【0151】また、箱状の燃焼手段の下部側面には下室
より加熱手段の内部空洞に火炎流を導く開口を形成して
ある。また、箱状の燃焼手段の下部側面には加熱手段か
らの火炎流を上室に導く開口を形成してある。このよう
な流路を形成してあることから、バーナーからの火炎流
は下室を通過して加熱手段の内部空洞に流入し、容器を
加熱することができる。容器の加熱を終わった火炎流は
加熱手段より排出され、燃焼手段の上室に流動し、上室
で触媒手段を加熱した後で外部に流出される。このよう
に、バーナーからの火炎流は下側から旋回して加熱手段
に流入し、次いで上昇しながら旋回して上室に流れるこ
とになり、熱を持った火炎流が流動し易い流路を形成し
ていることになる。このため、燃焼の効率が向上し、バ
ーナーからの火炎流は円滑に旋回しながら排出されるこ
とになる。
【0152】本願の請求項5の発明によれば、触媒手段
の内部には触媒を収納してあり、触媒手段の一方には容
器の内部空間と連通してあり、触媒手段の他方には吸引
手段を接続してある。このため、吸引手段を作動して空
気を吸引すると、容器の内部から蒸発した水蒸気は触媒
手段の内部に向けて吸引され、触媒手段の内部に収納し
た触媒と水蒸気が接触し、悪臭の原因となる要素が酸化
還元され、無臭に変質させられる。そして、変質された
水蒸気を含む空気は、吸引手段より外部に排出されるの
で、容器の内部に収納した屎尿が蒸発して水蒸気が発生
しても周囲に悪臭を拡散させることなく、衛生的に屎尿
処理装置を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屎尿処理装置を仮設便所に応用した実
施の形態を示す、仮設便所の全体斜視図である。
【図2】本発明の屎尿処理装置を応用した仮設便所の内
部の機構の配置を示す、屎尿処理装置を正面から視たス
ケルトン図である。
【図3】本発明の屎尿処理装置を応用した仮設便所の内
部の機構の配置を示す、屎尿処理装置を側面から視たス
ケルトン図である。
【図4】本発明の屎尿処理装置を応用した仮設便所の内
部の機構の配置を示す、屎尿処理装置を上方から見たス
ケルトン図である。
【図5】本発明の屎尿処理装置における乾燥釜の外観を
示す斜視図である。
【図6】本発明の屎尿処理装置の保持板を取り外した状
態の乾燥釜を上面から見た平面図である。
【図7】本発明の屎尿処理装置を図4におけるAーA、
図5におけるBーBに矢視した縦断面図である。
【図8】本発明の屎尿処理装置の加熱部と駆動部の主要
部材を分解して、上下に分離して示した分解斜視図であ
る。
【図9】本発明の屎尿処理装置の攪拌部と軸受部の構成
を示すために、乾燥部と加熱部を破線で示した側面図で
ある。
【図10】本発明の屎尿処理装置の軸受部の構成を示
す、主要部材を分解して上下に配置して示す分解斜視図
である。
【図11】本発明の屎尿処理装置における軸受部の構成
を示す縦断面図である。
【図12】本発明の屎尿処理装置の攪拌部の構成を軸受
部の一部と共に示す斜視図である。
【図13】本発明の屎尿処理装置の加熱部と燃焼部を構
成する主要部材を示す斜視図である。
【図14】本発明の屎尿処理装置の加熱部を構成する部
材を上下に分離して示した斜視図である。
【図15】本発明の屎尿処理装置の風路切換部を構成す
る部材を分離し、組み立てる前の状態を示す斜視図であ
る。
【図16】本発明の屎尿処理装置の燃焼部を構成する主
要部材を示す斜視図である。
【図17】本発明の屎尿処理装置の燃焼部における内部
空間の風路の配置を示すために、外殻を破線で示した説
明図である。
【図18】本発明の屎尿処理装置の触媒箱の内部を示
す、外殻を破線で示したスケルトン図である。
【符号の説明】
11 仮設便所 12 基台 13 ハウス 15 屎尿処理装置 16 便器 21 容器としての乾燥部 22 駆動部 23 加熱手段としての加熱部 24 軸受部 25 燃焼手段としての燃焼部 26 風路切換手段としての風路切換部 28 攪拌手段としての攪拌部 41 保持板 51 乾燥釜 52 フランジ 54 導入部 56 投入口 60 蓄熱体 76 駆動軸 77 通気穴 102 クランク体 107 吊り下げパイプ 108 斜向パイプ 109 吸引パイプ 110 三角板 111 三角板 114 攪拌板 115 スカート板 118 モーター 141 固定板 142 固定板 143 側板 144 攪拌板 145 攪拌板 193 開口 194 開口 204 バーナー 213 触媒手段としての触媒箱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段と、加熱手段に
    火炎流を供給する燃焼手段と、触媒を収納して容器から
    蒸発した水蒸気を通過させることで悪臭を除去する触媒
    手段とから構成され、この加熱手段は、その内部に火炎
    流を巡回させるための空洞を持ち、容器の底部をこの空
    洞に位置させてあり、この燃焼手段は、上下段に上室と
    下室の空間を持ち、バーナーからの火炎流を下室より加
    熱手段の空洞に案内し、加熱手段の空洞から排出された
    火炎流を上室に導入した後に排気し、上室内に触媒手段
    を収納したことを特徴とする屎尿処理装置の加熱機構。
  2. 【請求項2】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段と、加熱手段に
    火炎流を供給する燃焼手段と、加熱手段と燃焼手段の間
    に介在され、火炎流の供給を制御する風路切換手段と、
    触媒を収納して容器から蒸発した水蒸気を通過させるこ
    とで悪臭を除去する触媒手段とから構成され、この加熱
    手段は、その内部に火炎流を巡回させるための空洞を持
    ち、容器の底部をこの空洞に位置させてあり、この燃焼
    手段は、上下段に上室と下室の空間を持ち、バーナーか
    らの火炎流を下室より加熱手段の空洞に案内し、加熱手
    段の空洞から排出された火炎流を上室に導入した後に排
    気し、上室内に触媒手段を収納し、この風路切換手段
    は、下室から加熱手段の空洞に火炎流の流動を必要に応
    じて制御することを特徴とする屎尿処理装置の加熱機
    構。
  3. 【請求項3】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段と、加熱手段に
    火炎流を供給する燃焼手段と、触媒を収納して容器から
    蒸発した水蒸気を通過させることで悪臭を除去する触媒
    手段とから構成され、この加熱手段は、その内部に火炎
    流を巡回させるための空洞を持ち、容器の底部をこの空
    洞に位置させてあり、この燃焼手段は、上下段に上室と
    下室の空間を持ち、上室と下室を区切る分離板には火炎
    流の一部が流動する開口を形成し、バーナーからの火炎
    流を下室より加熱手段の空洞に案内し、加熱手段の空洞
    から排出された火炎流を上室に導入した後に排気すると
    共に、開口から一部の火炎流を下室から上室に流動さ
    せ、上室内に触媒手段を収納したことを特徴とする屎尿
    処理装置の加熱機構。
  4. 【請求項4】 前記燃焼手段は、外部から閉鎖された箱
    状の外形を持ち、その内部の中央には内部空間を上下に
    区切る分離板を水平に固定し、この分離板により内部空
    間を上室と下室に二分し、下室の一側面にはバーナーか
    らの火炎流を流入する開口を設け、上室の一側面には火
    炎流を排出する開口を設け、分離板の他側面には上室と
    下室を連通する隙間を形成し、箱状の下部側面には下室
    に連通して火炎流を加熱手段の方法に流動させる開口を
    形成し、箱状の下部側面には上室に連通して加熱手段か
    らの火炎流を上室に流動させる開口を形成し、上室内に
    触媒手段を収納したことを特徴とする請求項1、2およ
    び3記載の屎尿処理装置の加熱機構。
  5. 【請求項5】 前記触媒手段は、内部が空洞の箱状をし
    ており、この空洞の一端と他端には空気を流動させるた
    めの一対のパイプを接続し、空洞内であって両パイプの
    間には触媒を収納し、一方のパイプには容器の内部空間
    と連通し、他方のパイプには空気を吸引する吸引手段を
    接続したことを特徴とする請求項1、2、3および4記
    載の屎尿処理装置の加熱機構。
JP8192846A 1996-07-03 1996-07-03 屎尿処理装置の加熱機構 Pending JPH1015534A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113735634A (zh) * 2021-08-27 2021-12-03 贺骊池 一种基于动物粪便加工用肥料除菌加工装置

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