JPH10155930A - スプリンクラ消火設備及びそのアクセラレータ - Google Patents

スプリンクラ消火設備及びそのアクセラレータ

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Publication number
JPH10155930A
JPH10155930A JP31977396A JP31977396A JPH10155930A JP H10155930 A JPH10155930 A JP H10155930A JP 31977396 A JP31977396 A JP 31977396A JP 31977396 A JP31977396 A JP 31977396A JP H10155930 A JPH10155930 A JP H10155930A
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JP
Japan
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valve
chamber
opening
outlet
pressure
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Application number
JP31977396A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nakamura
雅之 中村
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放弁の小型化及びシール漏れ防止並びにア
クセラレータのオリフィスの製造管理の容易化及びゴミ
詰まりの防止を図る。 【解決手段】 開放弁が、連通口を開閉する弁体と、該
弁体と連結され一次側の水圧を受けて該弁体に掛かる水
圧を減殺するバランサと、を備え、アクセラレータの液
体室が、弾性膜により封鎖されたシリンダ部と、前記バ
ルブに連結され該シリンダ部を第1の部屋と第2の部屋
に仕切るピストン部と、該ピストン部に形成され前記両
部屋を連通させるオリフィスと、第2の部屋に収納され
た気体袋と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプリンクラ消
火設備及びアクセラレータに関するものである。
【0002】乾式スプリンクラ消火設備には、開放弁が
設けられている。この開放弁は、一次側と二次側との連
通口を開閉する弁体を備え、この弁体の一次側は水源と
連結された本管に接続され、その二次側は、圧縮空気の
充填されている配管に接続されている。
【0003】この消火設備は、火災等の発生により該配
管に設けられたスプリンクラヘッドが開放すると、二次
側の圧縮空気が放出され、弁体の二次側の押圧力が弁体
の一次側の押圧力より小さくなる。そうすると、開放弁
は開放され、一次側の消火水は圧縮空気を押圧しながら
二次側へ流れ込み該スプリンクラヘッドから放出され
る。
【0004】このスプリンクラヘッドは、放水対象領域
の広さに応じて配設すべき個数が決定されるが、広いフ
ロアの場合は、多数のスプリンクラヘッドが必要となる
とともに、それに応じて長い配管が必要となる。
【0005】ところが、配管の延べ距離が長いと、該配
管内の空気量が多いために、火災により開放されたスプ
リンクラヘッドから圧縮空気の放出が開始されても、配
管内の圧力は急激に低下せず、二次側の圧力が開弁圧
力、即ち、弁体が開くような低い圧力になるまでには、
相当の時間を要する。
【0006】そのため、スプリンクラヘッドが開放され
てから弁体が開くまで長い時間がかかるので、一次側の
消火水がスプリンクラヘッドから放出されるまでには長
時間を要することになり、火災発生初期における消火は
困難となる。
【0007】そこで、開放弁を迅速に開かせるために、
アクセラレータが用いられる。このアクセラレータは、
その一次側入口を開放弁の二次側に連結し、その二次側
出口を該弁体の一次側の加圧室に連結している。
【0008】このアクセラレータはボデー内を空気室と
流体室とに仕切るダイヤフラムと、該流体室に設けられ
た一次側入口及び二次側出口と、該流体室内に設けられ
入口が該一次側入口から離間し、出口が該二次側出口と
連通する流通路と、該流通路の入口を開閉するバルブ
と、該バルブを弁座に圧接せしめるスプリングと;該バ
ルブ及びダイヤフラムに固定され、該流体室と空気室と
を連通せしめる連通パイプと、該パイプ内に設けられた
オリフィスと、を備えている。
【0009】このアクセラレータでは、空気室は密封さ
れ、該空気室には、二次側圧になるまで二次側の空気が
流れ込み、流体室と空気室とは同圧になるとともに、バ
ルブは入口を閉鎖する。
【0010】季節による温度変化や微少な漏れなどによ
り、空気室の圧力が低下すると、該空気室内の空気はそ
の差圧分だけ、連通パイプを介して流体室内に流れ出
す。この時、バルブ及びダイヤフラムを空気の流れ方向
に移動させようとする力が働くが、該差圧は微少なた
め、その力も小さいものとなる。そのため、バルブはス
プリングの力に打ち勝つことができないので開弁しな
い。
【0011】火災発生によりスプリンクラヘッドが開く
と、開放弁の二次側の圧力が低下し、アクセラレータの
流体室の圧力も急激に低下する。そのため、空気室の圧
力が流体室のそれより大きくなるので、該空気室内の空
気は連通パイプを介して流体室に流れ込もうとする。
【0012】ところが、該パイプにはオリフィスがある
ので、流体室内にはわずかづつしか排出することができ
ない。そのため、ダイヤフラムが押し下げられるので、
バルブは開かれ、一次側入口の空気は流通路を通って二
次側出口から排出されるとともに、開放弁の加圧室が加
圧され、該弁体は、配管内の圧縮空気が開弁圧力まで低
下しないうちに開放され、迅速に一次側の消火水が二次
側の配管に供給される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の開放弁の弁体
は、クラッパ方式で、回動自在なスイングアームに固定
され、該弁体の弁座との当接部には、密封用ゴムが設け
られている。しかし、この弁には、次の様な問題があ
る。
【0014】(1)弁体は、一次側の水受圧面で消火水の
圧力を受け、二次側の空気受圧面で圧縮空気の圧力を受
ける。そして、水受圧面の面積A1、空気受圧面の面積
2、一次側の圧力P1、二次側の圧力P2が次の条件を
満たす時閉弁状態を維持する。 P11≦P22 通常一次側の圧力P1と二次側の圧力P2の比、即ち、作
動圧力比は、例えば、5:1に設定されているが、この
場合5A1は約A2と等しくなるので、空気受圧面の面積
2が水受圧面の面積A1の5倍となり、弁体の回動の為
大きなスペースが必要となり、本体が大形化する。
【0015】そこで、該面積A1を小さくし、該面積A2
を小さくすることも考えられる。しかし、該面積A1
一次側と二次側との連通口の断面積に相当するので、そ
れが小さくなると、二次側の空気圧力を高くする必要が
あるから、空気圧力が高い大きなコンプレッサが必要と
なると共に、シール漏れの問題が発生する。
【0016】又、弁体の空気受圧面が大きいと、一次側
の加圧室もそれに応じて大きくなるので、本体も大型化
する。
【0017】(2)弁体は、クラッパ方式で、回動自在な
スイングアームに固定され、その弁座の当接部には密閉
用ゴムが設けられているが、このゴムが弁座に接触する
当接部には、輪状のシール跡、即ち、癖ができてしま
う。
【0018】遊びが必要な該クラッパ方式の場合、該ス
イングアームを回転させて開弁させた後該スイングアー
ムを前記と逆方向に回して着座させると、弁座と輪状シ
ール跡とが互いにずれてしまい、シール漏れが発生する
ことがある。
【0019】又、従来のアクセラレータには次のような
問題がある。 (1)連通パイプに設けたオリフィスにゴミ等が詰まり、
正常に作動しなことがある。 (2)該オリフィスを通るのは粘性の小さい空気なので、
この口径を設計通り正確に形成しないと、アクセラレー
タが正常に作動しなくなる。ところが、このオリフィス
の口径は小さいので、その製作管理は極めて困難とな
る。
【0020】この発明は、上記事情に鑑み、装置の小型
化を図るとともに、シール漏れの発生を防止することを
目的とする。他の目的は、オリフィスのゴミ詰まりを防
止すると共に、製造管理の容易化を図ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、入口と出口
を有するボデーと,該ボデー内に固定され、液体が密封
されている液体室と,前記入口と出口に連通し、該液体
室を包囲する気体室と,該出口を開閉するバルブと,を
備えたアクセラレータであって;該液体室が、開口端を
弾性膜により封鎖された有底のシリンダ部と、前記バル
ブに連結され、かつ、該シリンダ部を第1の部屋と第2
の部屋に仕切るピストン部と、該ピストン部に形成さ
れ、前記両部屋を連通させるオリフィスと、第2の部屋
に収納された気体袋と、を備えていることを特徴とする
アクセラレータ、である。
【0022】この発明は、本体の一次側と二次側とを連
通させる連通口と、該連通口の下流側に設けられ該連通
口を開閉する弁体と、該一次側に設けられ該弁体に強制
開弁力を付与する加圧室と、を備えた開放弁と,一次側
入口が該開放弁の二次側に連結され、二次側出口が該開
放弁の加圧室に連通するアクセラレータと,を有するス
プリンクラ消火設備であって;前記開放弁の弁体が、摺
動ガイド手段を備え、加圧室が、前記弁体に連結され、
かつ、一次側の水圧を受ける摺動自在なバランサを備
え、アクセラレータが、入口と出口を有するボデーと、
該ボデー内に固定され、液体が密封されている液体室
と、前記入口と出口に連通し、該液体室を包囲する気体
室と、該出口を開閉するバルブと、を備え、かつ、該液
体室が、弾性膜により封鎖されたシリンダ部と、前記バ
ルブに連結され該シリンダ部を第1の部屋と第2の部屋
に仕切るピストン部と、該ピストン部に形成され前記両
部屋を連通させるオリフィスと、第2の部屋に収納され
た気体袋と、を備えていることを特徴とするスプリンク
ラ消火設備、である。
【0023】
【発明の実施の形態】開放弁の一次側と二次側との連通
口は、該連通口の下流側に設けた弁体により開閉され
る。該開放弁の一次側に、バランサを備えた加圧室を設
ける。このバランサは弁体と対向して連結され、一次側
の水圧を受けるもので、このバランサにより弁体にかか
る一次側の水圧は減殺され大部分がキャンセルさるの
で、一次側の水圧が高くても弁体が受ける開弁方向の力
は小さなものとなる。
【0024】弁体には、摺動ガイドが設けられている。
このガイドは弁体の移動を規制するとともに、閉弁時に
弁体と弁座との間に位置ずれが生じないようにする。
【0025】加圧室は、アクセラレータに接続されてい
る。このアクセラレータの作動により加圧室のバランサ
が開弁方向に押圧されると、二次側の圧力に抗して弁体
が弁座から離れ強制的に開弁する。
【0026】弁体とバランサの配置及びその摺動方向は
必要に応じて適宜選択され、例えば、それらは開放弁の
軸心と直交方向に配設されて該直交方向に摺動したり、
又、該軸心と平行方向に配設されて該平行方向に摺動し
たりする。
【0027】アクセラレータは、ボデー内に固定された
液体室と、該液体室を包囲する気体室と、該気体室に連
通する入口及び出口と、該出口を開閉するバルブと、を
備えている。
【0028】液体室は、開口端がゴム等の弾性膜により
覆われている有底のシリンダ部と、該シリンダ部に挿着
され、液体室内を第1の部屋と第2の部屋に仕切るピス
トン部と、該ピストン部に設けられ、該両部屋を連通す
るオリフィスと、該第2の部屋に設けられた気体袋と、
を備えている。このピストン部は、摺動自在な連結棒を
介してバルブに連結されている。
【0029】液体室には、緩慢流体、例えば、シリコン
オイル、などが封入されているが、必ずしもこのオイル
に限定されるものではない。気体袋には、所定圧の空気
が封入されるが、この袋の形状や大きさ、封入される気
体の種類、使用個数等は必要に応じて適宜選択される。
バルブは、ピストン部とバルブとの間に張設されたスプ
リングを介して出口に圧接される。
【0030】このアクセラレータでは、気体室の圧力が
低下すると、オリフィスを介して第2の部屋から第1の
部屋に液体が流れ込むが、この流入量は少量なので、急
速な圧力変化に見合う分だけの液体の移動はできない。
そのため、ピストン部は降下するので、バルブはスプリ
ングのばね力に抗して移動し、開弁する。
【0031】
【実施例】この発明の実施例を図1〜図6により説明す
る。開放弁1の一次側2は、本管3、ポンプ4を介して
水源5に接続され、又、その二次側6はスプリンクラヘ
ッド7を配設した配管8に接続されている。該スプリン
クラヘッド7は、閉鎖型スプリンクラヘッドであり、配
管8内は圧縮空気が充填されている。
【0032】開放弁1は、図1、図2に示す様に、本体
10の一次側2と二次側6との連通口11を開閉する弁
体15を備えている。この弁体15は直径D10=150
mmの円板で、弁座16に着座しており、その一次側2
の水受圧面2a及び二次側6の空気受圧面6aは、直径
10=150mmの円形状に形成されている。この弁体
10には、弁座16と当接する部分にゴム等のシール部
材15aが設けられている。
【0033】本体10の一次側2には、前記連通口11
に対向する加圧室18が設けられている。この加圧室1
8はシリンダ部19と、該シリンダ部19に摺動自在に
挿着されたピストン部20と、を備えており、このピス
トン部20が一次側により発生する、弁体15を開けよ
うとする力の大部分を打ち消すバランサBLの役割をす
る。
【0034】このピストン部20は、例えば、直径D20
=130mmの円板であり、互いに反対方向の力、即
ち、一次側2の消火水Wの圧力と、この圧力と対向する
加圧室18内の空気Kの圧力と、を受ける。このピスト
ン部20は弁体15と連結されているので、弁体15が
着座すると移動を停止する。
【0035】ピストン部20と弁体15とは、一次側に
おいて互いに対向してガイドロッド21に固定されてい
る。このロッド21は、本体10の軸心Cと直交すると
ともに、ガイド支持部22により摺動自在に支持されて
いる。このロッド21は該弁体15を矢印A15方向に
摺動案内するが、その径や長さは必要に応じて適宜選択
される。
【0036】開放弁の二次側6は、引出パイプ31を介
してアクセラレータ30の一次側入口60に連結されて
いる。アクセラレータ30は図4〜図5に示す様に、一
次側入口60と二次側出口61とを有するボデー41
と、該ボデー41内に設けられた液体室40と、該液体
室40を包囲する気体室45と、該ボデーの出口61を
開閉するバルブ70と、を備えている。
【0037】ボデー41は、基台57と該基台57に立
設された側壁57aと、を備え、該基台57には、開放
弁1の二次側に連通する一次側入口60と、該弁1の加
圧室18に連通する二次側出口61とが形成されてい
る。該側壁57aの開口端部の外面側にはキャップ状の
カバー58が螺着され、又、その内面側には液体室40
のシリンダ部46が螺着されている。
【0038】液体室40は開口部が弾性体、例えば、キ
ャップ状のゴム膜47により閉鎖されている有底円筒状
のシリンダ部46と、該シリンダ部46に挿着され、液
体室40内を第1の部屋40aと第2の部屋40bとに
仕切るピストン部49と、該ピストン部49に設けら
れ、前記両部屋40a、40bを連通せしめるオリフィ
ス51と、該ピストン部49とバルブ70とを連結する
摺動自在な連結棒50と、該第2の部屋40bに内蔵さ
れた気体袋48と、を備えている。第1の部屋40aは
ピストン部49のゴム膜47側に位置し、第2の部屋4
0bはその底部49B側に位置している。この液体室4
0内には緩慢液体、例えば、シリコンオイルなどのオイ
ルが充填される。又、気体袋48には所定圧の気体、例
えば、空気ARが封入される。
【0039】該気体室45は、バルブ室52と押圧室4
3とからなり、この両室52、43は基台の側壁57a
の連通孔63を介して連通している。
【0040】バルブ70は、該バルブ70とシリンダ部
46の底部49Bとの間に介在するスプリング71によ
り閉弁方向に付勢されている。
【0041】アクセラレータ30の二次側出口61は、
二次側パイプ32に接続されているが、該パイプ32
は、大気開放パイプ33、圧力パイプ34、加圧パイプ
35に分岐している。
【0042】大気開放パイプ33には、オリフィス36
が設けられ、圧力パイプ34は、圧力スイッチ37に接
続されている。加圧パイプ35は開放弁1の加圧室18
に接続されて、該加圧室18内は、通常、オリフィス3
6から入る空気により大気圧に維持されている。
【0043】次に本実施例の作動につき説明するが、ま
ず、火災監視時について説明する。開放弁1の一次側の
水圧P10及びその二次側6の空気圧P11はそれぞれ所定
圧に保たれている。この水圧P10と空気圧P11との作動
圧力比P10:P11は通常5:1であり、例えば、水圧P
10=14kgf/cm2、空気圧P11=2.8kgf/
cm2であるが、衝撃等による開弁事故を防止するた
め、開閉臨界値2.8kgf/cm2を越えた値、例え
ば、空気圧P11=3.8kgf/cm2に設定される。
【0044】弁体15の水受圧面2aと空気受圧面6a
は同一面積、即ち、πS10であり、水受圧面2aには水
圧P10がかかり、又、空気受圧面6aには空気圧P11
かかる。そのため、弁体15の水受圧面2aには全体と
してπS10×P10の圧力がかかり、又、空気受圧面6a
には全体としてπS10×P11の圧力がかかり、πS10×
10>πS1011、となる。
【0045】この時、弁体15と連結されているピスト
ン部20には前記水圧受圧面にかかる水力と反対方向の
水圧がかかる。このピストン部20にかかる水圧、即
ち、バランス圧Bはピストン部20の面積πS20×水圧
10であり、このバランス圧の分だけキャンセルされ、
弁体15の水受圧面2aにかかる水圧は軽減される。即
ち、弁体15の水受圧面2aに実際かかる圧力は、 πP10(S10−S20) となる。従って、弁体15を閉じておくためには弁体1
5の空気受圧面6の圧力が、πP10(S10−S20)より
大きければ良いことになる。
【0046】更に述べると、弁体閉止条件は πP10(S10−S20)≦πS1011 であり、この条件がくずれると開弁する。この圧力と圧
力との作動圧力比は5:1であるから、 5P11×(S10−S20)≦P11×S10 4/5×S1020 となる。そのため、ピストン部20の径S20を弁体15
の径S10の4/5以上の大きさにすれば、弁体15を従
来例の様に大きくしなくても閉弁条件を満足することが
できる。なお、上記ピストン部20の径D20に対して弁
体15の径D10が大き過ぎても開弁しなくなるため、ピ
ストン部20の径D20を、弁体15の径D10の9/10
以下にすることも必要である。
【0047】このように、一次側圧P10により発生する
弁体15を開けようとする力は、バランサBLにより大
部分が打ち消され、通常の弁体15の面積で二次側を低
圧空気にしても閉止することが可能となる。
【0048】アクセラレータ30の一次側31の気体室
45には開放弁1の二次側6の圧縮空気Kが充填され、
該圧縮空気Kはゴム膜47をピストン部49側へ押圧す
る。そうすると、シリコンオイルSOはオリフィス51
を通ってピストン部49の第2の部屋40bから、第1
の部屋40aに移動するとともに、ピストン部49も移
動し、気体袋48を圧縮させ、該オイルSOが二次側の
空気、即ち、圧縮空気Kの圧力と同圧になるまで、該気
体袋48は圧縮される。
【0049】バルブ70はスプリング71のばね力と圧
縮空気Kの圧力とによる閉弁圧力を受け閉鎖されてい
る。
【0050】このアクセラレータ30では、季節による
温度変化や微少なガス漏れにより流体室45内の圧力が
減少した場合には、減圧した分だけ気体袋48が膨張し
ようとするので、第2の部屋40bのシリコンオイル
は、ピストン部49のオリフィス51を通って、第1の
部屋40aに流入する。この時、ピストン部49及びバ
ルブ70に開弁方向の力が働くが、第2の部屋40bへ
の流入は徐々で、かつ、量が少なく、その力は小さいの
で、前記閉弁圧力に打ち勝つことができない。そのた
め、バルブ70は閉弁状態を維持する。
【0051】アクセラレータ30の二次側44はパイプ
32、35を介して加圧室18に連通している。この加
圧室18はオリフィス36を介して大気圧に維持されて
いる。
【0052】次に火災発生時について説明する。火災の
発生によりスプリンクラヘッド7Aが開くと、開放弁1
の二次側6の圧縮空気が該スプリンクラヘッド7Aから
放出され、二次側6の圧縮空気の圧力が前記の季節によ
る温度変化や微小なガス漏れの場合に比べ急激に低下す
る。
【0053】この時、アクセラレータ30の気体室45
の圧力も急激に低下し、図5に示す様に、気体袋48が
膨張しようとするので、シリコンオイルSOは、オリフ
ィス51を通って第2の部屋40bから第1の部屋40
aに移動する。
【0054】しかし、シリコンオイルSOは粘性があ
り、オリフィス51を急速に通過できないので、該オイ
ルSOの移動速度は空気袋48の膨張速度より遅くなり
追いつかなくなる。そのため、ピストン部46が押し上
げられ、バルブ70は前記閉弁圧力に打ち勝って押し上
げられ、開弁するので、二次側6の圧縮空気Kは二次側
出口61に流れ加圧パイプ35を通って加圧室18に流
れ込みピストン部20を弁体15側に押圧する。なお、
二次側パイプ32はオリフィス36を介して大気開放パ
イプ33に連通しており、該オリフィス36により出口
61から流れる圧縮空気Kは大気開放パイプ33に抜け
出る量が少なく大部分が加圧パイプ35や圧力パイプ3
4に流れる。このため、圧縮空気Kはピストン部20を
上記のように押圧できる。又、圧力パイプ34に流れた
圧縮空気Kは圧力スイッチ37を作動させ、圧力スイッ
チ37は制御盤(図示せず)を介して警報機(図示せ
ず)やポンプ4などに、上記開放弁1が開弁し流水した
との信号を送出し、警報を発したり、ポンプを駆動させ
たりなどの動作をさせる。
【0055】そのため、開放弁1は、その二次側の圧力
が開弁圧力まで低下しない状態において、強制的に開弁
させられるので、火災の初期の段階で一次側2の消火水
Wを二次側6のスプリンクラヘッド7Aに供給すること
が可能となる。
【0056】開放弁1の弁体15は、開閉時にガイドロ
ッド21に案内され、軸心Cと直交方向に摺動するの
で、弁座16と弁体15のシール部材15aとの当接位
置は常に同一となる。そのため、シール部材15aにシ
ール跡が付いても、常にシール跡と弁座16とが当接す
るのでシール漏れを生ずることはない。
【0057】開放弁1が開弁する時には、弁体15の直
径D10の1/3だけ摺動するように設計されている。こ
れは弁体15の直径D10の1/4だけ摺動すれば、直径
10の連通口11と同一流路断面積が確保できるからで
あり、又、流路抵抗を減少させるためである。
【0058】なお、開放弁1の一次側入口1Aの断面積
は、弁体15の水受圧面の面積と同じに設計されてい
る。又、流水量は、一次側2及び二次側6ともに、例え
ば、2800L/minに設定されている。
【0059】アクセラレータ30では、ピストン部49
は液体室40内に配設されているので、該ピストン部4
9に設けたオリフィス51は、外部と遮断されている。
そのため、ゴミ等の流入によりオリフィス51が詰まる
ことはない。
【0060】又、オリフィス51を通る流体は、粘性の
大きいシリコンオイルSOなので、オリフィスの口径が
多少大きくてもその役割を果たすことができる。そのた
め、該流体が空気である場合に比べオリフィスの口径の
製造管理が容易となる。
【0061】
【実施例】この発明の他の実施例を図6により説明す
る。この開放弁1では、ピストン部20aと弁体15a
とは互いにガイドロッド21aに固定されていると共
に、このガイドロッド21aはピストン部20aと弁体
15aを貫通している。更に、このガイドロッド21a
は一次側、二次側において各々設けられたガイド支持部
22a、22bに摺動自在に支持されている。
【0062】以下、一次側及び二次側におけるガイドロ
ッドの端部を各々100aおよび100bとして説明す
る。また、弁体15aの二次側の面に当接部101aが
設けられており、開放弁1が開弁した場合に当接部10
1aがガイド支持部22bの一次側方向の端に当接し、
ピストン部20aの一端100aはガイドロッド21a
の二次側方向の端で止めるように構成されている。
【0063】このため、特にアクセラレータ30が故障
などにより作動せず、二次側パイプ32に圧縮空気が流
れず、圧力スイッチ37に圧縮空気Kが到達しない場合
であっても、加圧室18aから水が流入し、加圧パイプ
35と圧力パイプ34を経由して圧力スイッチ37を動
作させることができる。
【0064】鎮火などによりスプリンクラヘッド7から
の放水が必要なくなった場合には、ポンプ4を停止させ
た後、ガイドロッド21aの一端100bを外部から駆
動装置などにより力を加えることにより、弁体15a、
ピストン部20a、を元の位置に戻し、開放弁1を閉じ
ることができる。
【0065】
【実施例】この発明の更に他の実施例を説明する。上記
実施例では、ガイドロッド21を摺動自在に支持するた
めの摺動ガイド手段としてガイド支持部22を用いた例
を示したが、摺動ガイド手段はこれに限定されず、この
ガイドロッド21を本体10の軸心Cと直交すると共
に、矢印A15方向に摺動案内させるための筒状ガイド
支持部を本体10内部に設けても良く、又、摺動ガイド
手段を用いる代わりピストン部20を複数、例えば、2
個設け、これらのピストン部によりガイドロッド21を
摺動自在に支持するようにしても良い。
【0066】このような構成をとることによって、上記
各実施例のガイド支持部22のように水密構造をとる必
要がなくなり、製造面のコスト軽減や水密構造の劣化に
よる漏水の危険性もなくなる。
【0067】又、上記各実施例では、圧力パイプ34が
圧力スイッチ37に接続され、ガイドロッド22と圧力
スイッチ37により流水検知手段を構成したが、流水検
知手段はこれに限定されず、例えば、本体10の外側に
位置するガイドロッド22の部分に突起を設けて、開放
弁1が開放すると共に、ガイドロッド21が摺動するこ
とにより、この突起がマイクロスイッチに当接させるよ
うにして、ガイドロッド22、突起、マイクロスイッチ
により流水検知手段を構成するようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、次
の様な顕著な効果を奏する。 (1)液体室にピストン部を設け、該ピストン部に第1の
部屋と第2の部屋とを連通せしめるオリフィスを設けた
ので、オリフィスは外部と遮断されている。そのため、
従来例と異なりオリフィスにゴミ等が詰まることはな
い。
【0069】(2)液体室にシリコンオイルなどの緩慢液
体が充填されているので、該液体がオリフィス内を通る
時には大きな流体抵抗が発生する。そのため、オリフィ
スの口径の大きさを精密に形成しなくても支障はないの
で、製作管理が容易である。 (3)弁体の一次側に連通する加圧室に、該弁体に連結さ
れたバランサを設けたので、弁体の水受圧面にかかる圧
力は該バランサにより大部分キャンセルされる。そのた
め、二次側の空気受圧面は従来例に比べ大幅に小さくす
ることができるので、開放弁を小型化することができ
る。
【0070】(4)弁体に摺動ガイド手段を設けたので、
開閉時には常に同一軌跡上を移動する。そのため、従来
例と異なり、閉弁時には弁体と座金とは常に同一位置で
当接することになるので、シール漏れが発生することは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開放弁の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1の開弁状態を示す縦断面図である。
【図3】乾式スプリンクラ消火装置のフローチャートを
示す図である。
【図4】本発明のアクセラレータを示す縦断面図であ
る。
【図5】図4の開弁状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 開放弁 2 一次側 3 本管 6 二次側 8 配管 10 本体 11 連通口 15 弁体 16 弁座 18 加圧室 19 シリンダ部 20 ピストン部 30 アクセラレータ 40 液体室 41 ボデー 43 押圧室 45 流体室 46 シリンダ部 47 ダイヤフラム 48 ダイヤフラム 49 ピストン部 51 オリフィス 55 駆動スプリング 56 大気連通口 60 一次側入口 61 二次側出口 63 流通路 64 入口 65 弁座 70 バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口を有するボデーと,該ボデー
    内に固定され、液体が密封されている液体室と,前記入
    口と出口に連通し、該液体室を包囲する気体室と,該出
    口を開閉するバルブと,を備えたアクセラレータであっ
    て;該液体室が、開口端を弾性膜により封鎖された有底
    のシリンダ部と、 前記バルブに連結され、かつ、該シリンダ部を第1の部
    屋と第2の部屋に仕切るピストン部と、 該ピストン部に形成され、前記両部屋を連通させるオリ
    フィスと、 第2の部屋に収納された気体袋と、 を備えていることを特徴とするアクセラレータ。
  2. 【請求項2】 バルブが、ばね手段により閉弁方向に付
    勢されていることを特徴とする請求項1記載のアクセラ
    レータ。
  3. 【請求項3】 本体の一次側と二次側とを連通させる連
    通口と、該連通口の下流側に設けられ該連通口を開閉す
    る弁体と、該一次側に設けられ該弁体に強制開弁力を付
    与する加圧室と、を備えた開放弁と,一次側入口が該開
    放弁の二次側に連結され、二次側出口が該開放弁の加圧
    室に連通するアクセラレータと,を有するスプリンクラ
    消火設備であって;前記開放弁の加圧室が、前記弁体に
    連結され、かつ、一次側の水圧を受ける摺動自在なバラ
    ンサを備え、 アクセラレータが、入口と出口を有するボデーと、該ボ
    デー内に固定され、液体が密封されている液体室と、前
    記入口と出口に連通し、該液体室を包囲する気体室と、
    該出口を開閉するバルブと、を備え、かつ、該液体室
    が、弾性膜により封鎖されたシリンダ部と、前記バルブ
    に連結され該シリンダ部を第1の部屋と第2の部屋に仕
    切るピストン部と、該ピストン部に形成され前記両部屋
    を連通させるオリフィスと、第2の部屋に収納された気
    体袋と、 を備えていることを特徴とするスプリンクラ消火設備。
  4. 【請求項4】 本体の一次側と二次側とを連通させる連
    通口と、該連通口の下流側に設けられ該連通口を開閉す
    る弁体と、該一次側に設けられ該弁体に強制開弁力を付
    与する加圧室と、を備えた開放弁と,一次側入口が該開
    放弁の二次側に連結され、二次側出口が該開放弁の加圧
    室に連通するアクセラレータと,を有するスプリンクラ
    消火設備であって;前記開放弁の弁体が、摺動ガイド手
    段を備え、又、加圧室が、前記弁体に連結され、かつ、
    一次側の水圧を受ける摺動自在なバランサを備え、 アクセラレータが、入口と出口を有するボデーと、該ボ
    デー内に固定され、液体が密封されている液体室と、前
    記入口と出口に連通し、該液体室を包囲する気体室と、
    該出口を開閉するバルブと、を備え、かつ、該液体室
    が、弾性膜により封鎖されたシリンダ部と、前記バルブ
    に連結され該シリンダ部を第1の部屋と第2の部屋に仕
    切るピストン部と、該ピストン部に形成され前記両部屋
    を連通させるオリフィスと、第2の部屋に収納された気
    体袋と、 を備えていることを特徴とするスプリンクラ消火設備。
JP31977396A 1996-11-29 1996-11-29 スプリンクラ消火設備及びそのアクセラレータ Pending JPH10155930A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113101579A (zh) * 2021-05-12 2021-07-13 广东喷保消防科技有限公司 一种基于细水雾泵与ar结合的智能灭火设备

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