JPH10155931A - 乾式スプリンクラ消火設備における開放弁 - Google Patents

乾式スプリンクラ消火設備における開放弁

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JPH10155931A
JPH10155931A JP31977496A JP31977496A JPH10155931A JP H10155931 A JPH10155931 A JP H10155931A JP 31977496 A JP31977496 A JP 31977496A JP 31977496 A JP31977496 A JP 31977496A JP H10155931 A JPH10155931 A JP H10155931A
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JP
Japan
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valve
pressure
primary side
communication port
opening
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JP31977496A
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Inventor
Masayuki Nakamura
雅之 中村
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流水検知弁の小型化を図ると共にシール漏れ
の発生を防止する。 【解決手段】 本体の一次側と二次側とを連通させる連
通口と、該連通口の下流側に設けられ該連通口を開閉す
る弁体と、該一次側に設けられ該弁体に強制開弁力を付
与する加圧室と、を備えた流水検知弁であって;該加圧
室が、前記弁体に連結され、かつ、一次側の水圧を受け
る摺動自在なバランサを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乾式スプリンク
ラ消火設備に用いられている開放弁に関するものであ
る。
【0002】乾式スプリンクラ消火設備の開放弁は、一
次側と二次側との連通口を開閉する弁体を備え、この弁
体の一次側は水源と連結された本管に接続され、その二
次側は、圧縮空気の充填されている配管に接続されてい
る。
【0003】この消火設備は、火災等の発生によりスプ
リンクラヘッドが開放すると、二次側の圧縮空気が放出
され、弁体の二次側の押圧力が弁体の一次側の押圧力よ
り小さくなる。そうすると、開放弁は開放され、一次側
の消火水は圧縮空気を押圧しながら二次側へ流れ込みス
プリンクラヘッドから放出される。
【0004】このスプリンクラヘッドは、放水対象領域
の広さに応じて配設すべき個数が決定されるが、広いフ
ロアの場合は、多数のスプリンクラヘッドが必要となる
とともに、それに応じて長い配管が必要となる。
【0005】ところが、配管の延べ距離が長いと、該配
管内の空気量が多いために、火災により開放したスプリ
ンクラヘッドから圧縮空気の放出が開始されても、配管
内の圧力は急激に低下せず、二次側の圧力が開弁圧力、
即ち、弁体が開くような低い圧力になるまでには、相当
の時間を要する。
【0006】そのため、スプリンクラヘッドが開放され
てから弁体が開くまで長い時間がかかるので、一次側の
消火水がスプリンクラヘッドから放出されるまでには長
時間を要することになり、火災発生初期における消火は
困難となる。
【0007】そこで、開放弁を迅速に開かせるために、
アクセラレータが用いられる。このアクセラレータは、
その一次側入口を開放弁の二次側に連結し、その二次側
出口を該弁体の一次側の加圧室に連結している。
【0008】このアクセラレータはボデー内を空気室と
流体室とに仕切るダイヤフラムと、該流体室に設けられ
た一次側入口及び二次側出口と、該流体室内に設けられ
入口が該一次側入口から離間し、出口が該二次側出口と
連通する流通路と、該流通路の入口を開閉するバルブ
と、該バルブを弁座に圧接せしめるスプリングと;該バ
ルブ及びフラムに固定され、該流体室と空気室とを連通
せしめる連通パイプと、該パイプ内に設けられたオリフ
ィスと、を備えている。
【0009】このアクセラレータでは、空気室は密封さ
れ、該空気室には、二次側圧になるまで二次側の空気が
流れ込み、流体室と空気室とは同圧になるとともに、バ
ルブは入口を閉鎖している。
【0010】季節による温度変化や微少な漏れなどによ
り、空気室の圧力が低下すると、該空気室内の空気はそ
の差圧分だけ、連通パイプを介して流体室内に流れ出
す。この時、バルブ及びフラムを空気の流れ方向に移動
させようとする力が働くが、該差圧は微少なため、その
力も小さいものとなる。そのため、バルブはスプリング
の力に打ち勝つことができないので開弁しない。
【0011】火災発生によりスプリンクラヘッドが開く
と、開放弁の二次側の圧力が低下し、アクセラレータの
流体室の圧力も急激に低下する。そのため、空気室の圧
力が大きくなるので該空気室内の空気は連通パイプを介
して流体室に流れ込もうとする。
【0012】ところが、該パイプにはオリフィスがある
ので、流体室内にはわずかづつしか排出することができ
ない。そのため、フラムが押し下げられるので、バルブ
は開かれ、一次側入口の空気は流通路を通って二次側出
口から排出されるとともに、開放弁の加圧室が加圧さ
れ、該弁体は、配管内の圧縮空気が開弁圧力まで低下し
ないうちに開放され、迅速に一次側の消火水が二次側の
配管に供給される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の開放弁の弁体
は、クラッパ方式で、回動自在なスイングアームに固定
され、該弁体の弁座との当接部には、密封用ゴムが設け
られている。しかし、この弁には、次の様な問題があ
る。
【0014】(1)弁体は、一次側の水受圧面で消火水の
圧力を受け、二次側の空気受圧面で圧縮空気の圧力を受
ける。そして、水受圧面の面積A1、空気受圧面の面積
2、一次側の圧力P1、二次側の圧力P2が次の条件を
満たす時閉弁状態を維持する。 P11≦P22
【0015】通常一次側の圧力P1と二次側の圧力P2
比、即ち、作動圧力比は5:1に設定されているが、こ
の場合5A1=5A2となるので、空気受圧面の面積A2
が水受圧面の面積A1の5倍となり、弁体の回動の為大
きなスペースが必要となり、本体が大形化する。
【0016】そこで、該面積A1を小さくし、該面積A2
を小さくすることも考えられる。しかし、該面積A
1は、一次側と二次側との連通口の断面積に相当するの
で、それが小さくなると、二次側の空気圧力を高くする
必要があるから、空気圧力が高い大きなコンプレッサが
必要となるとともに、シール漏れの問題が発生する。
【0017】又、弁体の空気受圧面が大きいと、一次側
の加圧室もそれに応じて大きくなるので、本体も大型化
する。
【0018】(2)弁体は、クラッパ方式で、回動自在な
スイングアームに固定され、その弁座の当接部には密閉
用ゴムが設けられているが、このゴムが弁座に接触する
当接部には、輪状のシール跡、即ち、癖ができてしま
う。
【0019】遊びが必要な該クラッパ方式の場合、該ス
イングアームを回転させて開弁させた後該スイングアー
ムを前記と逆方向に回して着座させると、弁座と輪状シ
ール跡とが互いにずれてしまい、シール漏れが発生する
ことがある。
【0020】この発明は、上記事情に鑑み、開放弁の小
型化を図るとともに、シール漏れの発生を防止すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、本体の一次
側と二次側とを連通させる連通口と、該連通口の下流側
に設けられ該連通口を開閉する弁体と、該一次側に設け
られ該弁体に強制開弁力を付与する加圧室と、を備えた
開放弁であって;該加圧室が、前記弁体に連結され、か
つ、一次側の水圧を受ける摺動自在なバランサを備えて
いることを特徴とする乾式スプリンクラ消火設備におけ
る開放弁、である。
【0022】この発明は、本体の一次側と二次側とを連
通させる連通口と、該連通口に設けられた弁座と、該連
通口の下流側に設けられ該連通口を開閉する弁体と、該
一次側に設けられ該弁体に強制開弁力を付与する加圧室
と、を備えた開放弁であって;該加圧室が、前記弁体に
連結され、かつ、一次側の水圧を受ける摺動自在なバラ
ンサを備え、該弁体が、摺動ガイド手段を備えているこ
とを特徴とする乾式スプリンクラ消火設備における開放
弁、である。
【0023】
【発明の実施の形態】開放弁の一次側と二次側との連通
口は、該連通口の下流側に設けた弁体により開閉され
る。該開放弁の一次側に、バランサを備えた加圧室を設
ける。このバランサは弁体と対向して連結され、一次側
の水圧を受けるもので、このバランサにより弁体にかか
る一次側の水圧は減殺され軽減さるので、一次側の水圧
が高くても弁体が受ける開弁方向の力は小さなものとな
る。
【0024】弁体には、摺動ガイドが設けられている。
このガイドは弁体の移動を規制するとともに、閉弁時に
弁体と弁座との間に位置ずれが生じないようにする。
【0025】加圧室は、アクセラレータに接続されてい
る。このアクセラレータの作動により加圧室のバランサ
が開弁方向に押圧されると、二次側の圧力に抗して弁体
が弁座から離れ強制的に開弁する。
【0026】弁体とバランサの配置及びその摺動方向は
必要に応じて適宜選択され、例えば、それらは開放弁の
軸心と直交方向に配設されて該直交方向に摺動したり、
又、該軸心と平行方向に配設されて該平行方向に摺動し
たりする。
【0027】
【実施例】この発明の実施例を図1〜図6により説明す
る。開放弁1の一次側2は、本管3、ポンプ4を介して
水源5に接続され、又、その二次側6はスプリンクラヘ
ッド7を配設した配管8に接続されている。該スプリン
クラヘッド7は、閉鎖型スプリンクラヘッドであり、配
管8内は圧縮空気が充填されている。
【0028】開放弁1は、図1、図2に示す様に、本体
10の一次側2と二次側6との連通口11を開閉する弁
体15を備えている。この弁体15は直径D10=150
mmの円板で、弁座16に着座しており、その一次側2
の水受圧面2a及び二次側6の空気受圧面6aは、直径
10=150mmの円形状に形成されている。この弁体
15には、弁座16と当接する部分にゴム等のシール部
材15aが設けられている。
【0029】本体10の一次側2には、前記連通口11
に対向する加圧室18が設けられている。この加圧室1
8はシリンダ部19と、該シリンダ部19に摺動自在に
挿着されたピストン部20と、を備えており、このピス
トン部20が一次側圧により発生する、弁体15を開け
ようとする力の大部分を打ち消すバランサBLの役割を
する。
【0030】このピストン部20は、例えば、直径D20
=130mmの円板であり、互いに反対方向の力、即
ち、一次側2の消火水Wの圧力と、この圧力と対向する
加圧室18内の空気Kの圧力と、を受ける。
【0031】ピストン部20と弁体15とは、一次側に
おいて互いに対向してガイドロッド21に固定されてい
る。このロッド21は、本体10の軸心Cと直交すると
ともに、ガイド支持部22により摺動自在に支持されて
いる。このロッド21は該弁体15を矢印A15方向に
摺動案内するが、その径や長さは必要に応じて適宜選択
される。
【0032】開放弁1の二次側6は引出パイプ31を介
してアクセラレータ30の一次側入口60に連結されて
いる。アクセラレータ30は、図4〜図6に示す様に、
液体室40によりボデー41内が押圧室43と流体室4
5とに仕切られている。
【0033】液体室40は、シリンダ部46と、該シリ
ンダ部46の両端面を密閉する第1ダイアフラム47及
び第2ダイアフラム48と、該シリンダ部46に挿着さ
れ該液体室40内を第1の部屋40aと第2の部屋40
bとに仕切るピストン部49と、を備えている。
【0034】このピストン部49は円板状に形成され、
その中央部には弁体連結棒50が直立して設けられてい
る。このピストン部49には、前記第1の部屋40aと
第2の部屋40bとを連通せしめるオリフィス51が形
成されているが、このオリフィス51の大きさは、必要
に応じて適宜決定される。液体室40には、緩慢流体、
例えば、シリコンオイルSOが充填されている。この緩
慢流体は、空気に比べて大きな粘性を持っているもので
あれば良く、必ずシリコンオイルに限定されるものでは
ない。
【0035】押圧室43には、駆動スプリング55が設
けられているが、このスプリング55はダイアフラム4
7とボデー41の上部内壁41aとの間に張設されてい
る。このスプリング55はダイアフラム47をダイアフ
ラム48側に押圧するものである。そのばね力やばねの
種類などは必要に応じて適宜選択される。
【0036】押圧室43は大気連通口56を介して大気
に連通しているので、該押圧室43内は常時大気圧であ
る。
【0037】流体室45には、引出パイプ31に接続す
る一次側入口60と、二次側パイプ32に接続する二次
側出口61とが設けられている。この出口61は、流体
室45内に設けた流通路63に連結されている。この流
通路63の入口64には、弁座65が設けられ、この弁
座65にはバルブ70が圧接している。このバルブ70
には、スプリング71により閉弁方向の押圧力が付与さ
れている。
【0038】バルブ70の中心部とピストン部49の中
央部は流通路63、ダイアフラム48を貫通する弁体連
結棒50を介して連結されている。前記流通路63、ダ
イアフラム48の貫通部Sにはシール手段が設けられて
いる。
【0039】アクセラレータ30の二次側出口61は、
二次側パイプ32に接続されているが、該パイプ32
は、大気開放パイプ33、圧力パイプ34、加圧パイプ
35に分岐している。
【0040】大気開放パイプ33には、オリフィス36
が設けられ、圧力パイプ34は、圧力スイッチ37に接
続されている。加圧パイプ35は開放弁1の加圧室18
に接続されて、該加圧室18内は、通常、オリフィス3
6から入る空気により大気圧に維持されている。
【0041】次に本実施例の作動につき説明するが、ま
ず、火災監視時について説明する。開放弁1の一次側の
水圧P10及びその二次側6の空気圧P11はそれぞれ所定
圧に保たれている。この水圧P10と空気圧P11との作動
圧力比P10:P11は通常5:1であり、例えば、水圧P
10=14kgf/cm2、空気圧P11=2.8kgf/
cm2であるが、衝撃等による開弁事故を防止するた
め、開閉臨界値2.8kgf/cm2を越えた値、例え
ば、空気圧P11=3.8kgf/cm2に設定される。
【0042】弁体15の水受圧面2aと空気受圧面6a
は同一面積、即ち、πS10であるが、ここで、S10
(D10/2)2である。水受圧面2aには水圧P10がか
かり、又、空気受圧面6aには空気圧P11がかかる。そ
のため、弁体15の水受圧面2aには全体としてπS10
×P10の圧力がかかり、又、空気受圧面6aには全体と
してπS10×P11の圧力がかかり、πS10×P10>πS
1011となる。
【0043】この時、弁体15と連結されているピスト
ン部20には前記水圧受圧面にかかる水力と反対方向の
水圧がかかる。このピストン部20にかかる水圧、即
ち、バランス圧Bはピストン部20の面積πS20×水圧
10であるが、ここで、S20=D20/2)2である。こ
のバランス圧Bの分だけキャンセルされ、弁体15の水
受圧面2aにかかる水圧は軽減される。即ち、弁体15
の水受圧面2aに実際かかる圧力は、 πS10×P10=πP10(S10−S20) となる。従って、弁体15を閉じておくためには弁体1
5の空気受圧面6の圧力が、πP10(S10−S20)より
大きければ良いことになる。
【0044】更に述べると、弁体閉止条件は πP10(S10−S20)≦πS1011 であり、この条件がくずれると開弁する。この圧力と圧
力との作動圧力比は5:1であるから、 5P11×(S10−S20)≦P11×S10 4/5×S10≦S20 となる。そのため、ピストン部20の径D20を弁体15
の径D10の4/5以上の大きさにすれば、弁体15を従
来例の様に大きくしなくても閉弁条件を満足することが
できる。なお、上記ピストン部20の径D20に対して弁
体15の径D10が大き過ぎても開弁しなくなるため、ピ
ストン部20の径D20を、弁体15の径D10の9/10
以下にすることも必要である。
【0045】このように、一次側圧P10により発生する
弁体15を開けようとする力は、バランサBLにより大
部分が打ち消され、通常の弁体15の面積で二次側を低
圧空気にしても閉止することが可能となる。
【0046】アクセラレータ30の一次側32の流体室
45には開放弁1の二次側6の圧縮空気Kが充填され、
該圧縮空気Kは液体室40のダイアフラム48をダイア
フラム47側に押し上げる。そうすると、シリコンオイ
ルSOはオリフィス51を通ってピストン部49の第2
の部屋40bから、第1の部屋40aに移動するととも
に、ピストン部49も移動し、スプリング55を圧縮さ
せ、該オイルSOが二次側16の空気、即ち、圧縮空気
Kの圧力と同圧になるまで、該スプリング55は圧縮さ
れる。
【0047】バルブ70はスプリング71のばね力と圧
縮空気Kの圧力とによる閉弁圧力を受け閉鎖されてい
る。
【0048】このアクセラレータ30では、季節による
温度変化や微少なガス漏れにより流体室45内の圧力が
減少した場合には、減圧した分だけスプリング55が伸
びようとするので、第1の部屋40aのシリコンオイル
は、ピストン部49のオリフィス51を通って、第2の
部屋40bに流入する。この時、ピストン部49及びバ
ルブ70に開弁方向の力が働くが、第2の部屋40bへ
の流入は徐々で、かつ、量が少なく、その力は小さいの
で、前記閉弁圧力に打ち勝つことができない。そのた
め、閉弁状態が維持される。
【0049】アクセラレータ30の二次側44はパイプ
32、35を介して加圧室18に連通している。この加
圧室18はオリフィス36を介して大気圧に維持されて
いる。
【0050】次に火災発生時について説明する。火災の
発生によりスプリンクラヘッド7Aが開くと、開放弁1
の二次側6の圧縮空気が該スプリンクラヘッド7Aから
放出され、二次側6の圧縮空気の圧力が前記の季節によ
る温度変化や微小なガス漏れの場合に比べ急激に低下す
る。
【0051】この時、アクセラレータ30の流体室45
の圧力も急激に低下し、図6に示す様に、スプリング5
5が伸びるので、シリコンオイルSOは、オリフィス5
1を通って第1の部屋40aから第2の部屋40bに移
動する。
【0052】しかし、シリコンオイルSOは粒性があ
り、オリフィス51を急速に通過できないので、該オイ
ルSOの移動速度はスプリング55の伸びる速度より遅
くなり追いつかなくなる。そのため、バルブ70は前記
閉弁圧力に打ち勝って押し下げられ、開弁するので、一
次側32の圧縮空気Kは入口64を介して二次側44に
流れ加圧パイプ35を通って加圧室18に流れ込みピス
トン部20を弁体15側に押圧する。なお、二次側パイ
プ32はオリフィス36を介して大気開放パイプ33に
連通しており、該オリフィス36により出口61から流
れる圧縮空気Kは大気開放パイプ33に抜け出る量が少
なく大部分が加圧パイプ35や圧力パイプ34に流れ
る。このため、圧縮空気Kはピストン部20を上記のよ
うに押圧できる。又、圧力パイプ34に流れた圧縮空気
Kは圧力スイッチ37を作動させ、圧力スイッチ37は
制御盤(図示せず)を介して警報機(図示せず)やポン
プ4などに、上記開放弁1が開弁し流水したとの信号を
送出し、警報を発したり、ポンプを駆動させたりなどの
動作をさせる。
【0053】そのため、開放弁1は、その二次側の圧力
が開弁圧力まで低下しない状態において、強制的に開弁
させられるので、火災の初期の段階で一次側2の消火水
Wを二次側6のスプリンクラヘッド7Aに供給すること
が可能となる。
【0054】開放弁1の弁体15は、開閉時にガイドロ
ッド21に案内され、軸心Cと直交方向に摺動するの
で、弁座16と弁体15のシール部材15aとの当接位
置は常に同一となる。そのため、シール部材15aにシ
ール跡が付いても、常にシール跡と弁座16とが当接す
るのでシール漏れを生ずることはない。
【0055】開放弁1が開弁する時には、弁体15の直
径D10の1/3だけ摺動するように設計されている。こ
れは弁体15の直径D10の1/4だけ摺動すれば、直径
10の連通口11と同一流路断面積が確保できるからで
あり、又、流体抵抗を減少させるためである。
【0056】なお、開放弁1の一次側入口1Aの断面積
は、弁体15の水受圧面の面積と同じに設計されてい
る。又、流水量は、一次側2及び二次側6ともに、例え
ば、2800L/minに設定されている。
【0057】アクセラレータ30では、ピストン部49
は液体室40内に配設されているので、該ピストン部4
9に設けたオリフィス51は、外部と遮断されている。
そのため、ゴミ等の流入によりオリフィス51が詰まる
ことはない。
【0058】又、オリフィス51を通る流体は、粘性の
大きいシリコンオイルSOなので、オリフィスの口径が
多少大きくてもその役割を果たすことができる。そのた
め、該流体が空気である場合に比べオリフィスの口径の
製造管理が容易となる。
【0059】このアクセラレータ30では、ダイアフラ
ム47を押圧する駆動源としてスプリングを用いている
ので、該スプリングが最小に縮む位置、又は、スプリン
グ自体の特性を設定すれば、いくらでも小さくなる。
【0060】しかし、押圧室に空気を密閉し、空気を駆
動源とする場合は、火災監視時の圧力と作動圧力の差が
大きい場合、例えば、火災監視時の圧力が10kg/c
2で、2kg/cm2になった時にアクセラレータが作
動するように設計されていたとすると、空気室の体積は
アクセラレータ作動時を1とすると、火災監視時には5
の体積をとる必要があり、ボデーが大型化する。という
のは、空気の場合、空気室の圧力と空気室の体積は反比
例するからである。
【0061】これに対して、スプリングの場合はそのリ
ニア性のためにスプリングが最小に縮む位置を0にして
おくことや、ばね定数の選択によりいかなる寸法にも設
計可能であるので、アクセラレータ自体の小型化が可能
となる。
【0062】
【実施例】この発明の他の実施例を図7により説明す
る。この開放弁1では、ピストン部20aと弁体15a
とは互いにガイドロッド21aに固定されていると共
に、このガイドロッド21aはピストン部20aと弁体
15aを貫通している。更に、このガイドロッド21a
は一次側、二次側において各々設けられたガイド支持部
22a、22bに摺動自在に支持されている。
【0063】以下、一次側及び二次側におけるガイドロ
ッドの端部を各々100aおよび100bとして説明す
る。また、弁体15aの二次側の面に当接部101aが
設けられており、開放弁1が開弁した場合に当接部10
1aがガイド支持部22bの一次側方向の端に当接し、
ピストン部20aの一端100aはガイドロッド21a
の二次側方向の端で止めるように構成されている。
【0064】このため、特にアクセラレータ30が故障
などにより作動せず、二次側パイプ32に圧縮空気が流
れず、圧力スイッチ37に圧縮空気Kが到達しない場合
であっても、加圧室18aから水が流入し、加圧パイプ
35と圧力パイプ34を経由して圧力スイッチ37を動
作させることができる。
【0065】鎮火などによりスプリンクラヘッド7から
の放水が必要なくなった場合には、ポンプ4を停止させ
た後、ガイドロッド21aの一端100bを外部から駆
動装置などにより力を加えることにより、弁体15a、
ピストン部20a、を元の位置に戻し、開放弁1を閉じ
ることができる。
【0066】
【実施例】この発明の更に他の実施例を説明する。上記
実施例では、ガイドロッド21を摺動自在に支持するた
めの摺動ガイド手段としてガイド支持部22を用いた例
を示したが、摺動ガイド手段はこれに限定されず、この
ガイドロッド21を本体10の軸心Cと直交すると共
に、矢印A15方向に摺動案内させるための筒状ガイド
支持部を本体10内部に設けても良く、又、摺動ガイド
手段を用いる代わりピストン部20を複数、例えば、2
個設け、これらのピストン部によりガイドロッド21を
摺動自在に支持するようにしても良い。
【0067】このような構成をとることによって、上記
各実施例のガイド支持部22のように水密構造をとる必
要がなくなり、製造面のコスト軽減や水密構造の劣化に
よる漏水の危険性もなくなる。
【0068】又、上記各実施例では、圧力パイプ34が
圧力スイッチ37に接続され、ガイドロッド22と圧力
スイッチ37により流水検知手段を構成したが、流水検
知手段はこれに限定されず、例えば、本体10の外側に
位置するガイドロッド22の部分に突起を設けて、開放
弁1が開放すると共に、ガイドロッド21が摺動するこ
とにより、この突起がマイクロスイッチに当接させるよ
うにして、ガイドロッド22、突起、マイクロスイッチ
により流水検知手段を構成するようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、次
の様な顕著な効果を奏する。 (1)弁体の一次側に連通する加圧室に、該弁体と対向し
て連結されたバランサを設けたので、弁体の水受圧面に
かかる圧力は該バランサにより大部分キャンセルされ
る。そのため、二次側の空気受圧面は従来例に比べ大幅
に小さくすることができるので、開放弁を小型化するこ
とができる。
【0070】(2)弁体に摺動ガイドを設けたので、開閉
時には常に同一軌跡上を移動する。そのため、従来例と
異なり、閉弁時には弁体と座金とは常に同一位置で当接
することになるので、シール漏れが発生することはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開放弁の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1の開弁状態を示す縦断面図である。
【図3】乾式スプリンクラ消火装置のフローチャートを
示す図である。
【図4】本発明のアクセラレータを示す縦断面図であ
る。
【図5】図4の他の状態を示す縦断面図である。
【図6】図4の開弁状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 開放弁 2 一次側 3 本管 6 二次側 8 配管 10 本体 11 連通口 15 弁体 16 弁座 18 加圧室 19 シリンダ部 20 ピストン部 30 アクセラレータ 40 液体室 41 ボデー 43 押圧室 45 流体室 46 シリンダ部 47 ダイアフラム 48 ダイアフラム 49 ピストン部 51 オリフィス 55 駆動スプリング 56 大気連通口 60 一次側入口 61 二次側出口 63 流通路 64 入口 65 弁座 70 バルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一次側と二次側とを連通させる連
    通口と、該連通口の下流側に設けられ該連通口を開閉す
    る弁体と、該一次側に設けられ該弁体に強制開弁力を付
    与する加圧室と、を備えた開放弁であって;該加圧室
    が、前記弁体に連結され、かつ、一次側の水圧を受ける
    摺動自在なバランサを備えていることを特徴とする乾式
    スプリンクラ消火設備における開放弁。
  2. 【請求項2】 本体の一次側と二次側とを連通させる連
    通口と、該連通口に設けられた弁座と、該連通口の下流
    側に設けられ該連通口を開閉する弁体と、該一次側に設
    けられ該弁体に強制開弁力を付与する加圧室と、を備え
    た開放弁であって;該加圧室が、前記弁体に連結され、
    かつ、一次側の水圧を受ける摺動自在なバランサを備
    え、 該弁体が、摺動ガイド手段を備えていることを特徴とす
    る乾式スプリンクラ消火設備における開放弁。
  3. 【請求項3】 加圧室が、アクセラレータを介して二次
    側に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の乾式スプリンクラ消火設備における開放弁。
JP31977496A 1996-11-29 1996-11-29 乾式スプリンクラ消火設備における開放弁 Pending JPH10155931A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433316B1 (ko) * 2002-04-08 2004-05-28 주식회사 파라다이스산업 스프링클러 설비용 드라이 파이프 밸브
JP2010006235A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The 防舷材用安全弁
CN103432705A (zh) * 2013-09-10 2013-12-11 广州市禹成消防科技有限公司 导水管组件及自动跟踪灭火装置
KR101692827B1 (ko) * 2015-08-19 2017-01-05 한국소방산업기술원 건식밸브 및 이를 포함하는 스프링클러 건식배관 소화시스템

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