JPH10156559A - バーコードパターンニング装置 - Google Patents

バーコードパターンニング装置

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JPH10156559A
JPH10156559A JP8315979A JP31597996A JPH10156559A JP H10156559 A JPH10156559 A JP H10156559A JP 8315979 A JP8315979 A JP 8315979A JP 31597996 A JP31597996 A JP 31597996A JP H10156559 A JPH10156559 A JP H10156559A
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array
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Tsutomu Sakurai
努 櫻井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属皮膜等の記録体に、バーエレメントの場
所による太さのムラが無く、バーエレメントの太さの再
現性のよい微細なバーコードパターンを形成することが
できるバーコードパターンニング装置を提供する。 【解決手段】 複数のレーザダイオードチップ5を同一
出射方向に向け一列に配置してなるLDアレイ6と、こ
のLDアレイ6のON/OFFを制御する制御手段4
と、前記LDアレイ6からの出射光を相隣接するレーザ
ダイオードチップ5からの出射光が記録体2上で一部重
なるようにしてバー幅方向aのラインとなるように集光
する光学系7、8、9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、DVDやI
Dカードのアルミ蒸着膜等の金属皮膜にレーザ光を照射
してバーエレメント幅数μm〜数百μmの微細なバーコ
ードを形成するバーコードパターンニング装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】記録体のアルミ蒸着膜へのバーコードパ
ターンニング装置の従来例を図11に示す。従来のバー
コードパターンニング装置は、図11に示すように、記
録体2にレーザ光を照射するレーザ光出射手段と、記録
体をバー読取方向bに移動させる移動手段49と、バー
コードの情報を持ちそれに基づいてレーザ光の出射を制
御する図示しない制御手段とを有する。
【0003】レーザ光出射手段は、レーザ光を発振する
YAGレーザ媒体41と、これに励起光を照射して励起
するランプ42と、このランプ42からの励起光をYA
Gレーザ媒体41の中心線上に集光する励起光学系48
と、YAGレーザ媒体41の光軸上の後側に配設したレ
ーザ光を全反射するリアミラー43と、YAGレーザ媒
体41の光軸上の出射側に配設したQスイッチ素子45
と、レーザ光を一部透過し残りを反射してYAGレーザ
媒体41を発振させる出力ミラー44と、この出力ミラ
ー44から出射されたレーザ光を記録体2にバー幅方向
aのラインとなるように集光する光学系47とを有す
る。
【0004】制御手段は、バーコードの情報に基づき、
ランプ42を点灯させる直流電源50と、Qスイッチ素
子45への電圧印加をON/OFFする高周波回路51
とを有し、この両者を制御してレーザ光を出射させる。
【0005】一般にランプ42を数十μ秒の時間単位で
ON/OFF制御することは困難であるので、ランプ4
2を直流電源50により連続点灯させてYAGレーザ媒
体41を励起してポンピングしつつ、YAGレーザ媒体
41の光軸上に配設されたQスイッチ素子45を用い
て、このQスイッチ素子45へ印加する高周波回路51
からの印加電圧を制御することにより、その透過率を変
化させることによってレーザ光出射のON/OFFを制
御するのである。
【0006】次に、パターンニングの手順を説明する。
【0007】ランプ42を連続点灯させてYAGレーザ
媒体41を励起してポンピングし、高周波回路51をO
Nにすると、Qスイッチ素子45への印加電圧がONの
とき、Qスイッチ素子45がレーザ光を封じ込め、印加
電圧がOFFのとき、前記Qスイッチ素子45がレーザ
光を透過することにより出力ミラー44を通して瞬間的
なパルスとして一気に出射する。このQスイッチ素子4
5により、ポンピングされたレーザ光を瞬間的なパルス
として一気に出射することを以降Q動作と称することが
ある。出射されたレーザ光は、光学系47によって記録
体2にバー方向aのラインとなるように集光され、表面
のアルミ蒸着膜を蒸発させてバーエレメントを形成す
る。制御手段は、バーコードの情報に基づき、この印加
電圧のON/OFFを制御することにより、パルス間の
時間を変えることができる。以上の動作を繰り返し、こ
の出力ミラー44を透過したレーザ光をシリンドリカル
レンズ等を含む光学系47でバー幅方向aのラインとな
るように集光し、移動手段49によりバー読取方向bに
移動させられる記録体2のアルミ蒸着膜上にパターンニ
ングする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバーコードパターンニング装置では、下記の2つの
問題がある。
【0009】第1の問題点は、一般にYAGレーザ媒体
41の中心線上で最も励起光の強度が大きくなるように
励起光学系48が構成されているので、YAGレーザ媒
体41からの出射光は、図12(a)に示す図11のA
−A断面のように、その中心線上で最高強度となりこの
中心線から離れるにつれ徐々に強度が小さくなる強度分
布を示す。このようなレーザ光を光学系47によってラ
インとなるように集光すると、図12(b)に示す図1
1のB−B断面のように、一つのバーエレメントの中央
部から両端部に向かって照射量が徐々に低下し、バーエ
レメントの太さが不均一になるので、バーコードリーダ
による読み取りが困難になることである。
【0010】第2の問題点は、上記に説明したように、
YAGレーザ媒体41はランプ32により連続して励起
されポンピングされるので、Qスイッチへ印加している
高周波回路51のOFFまでの時間が変化すると、出射
前にポンピングされて蓄積されたレーザ光量が変化して
しまい、特にその時間が長くなると、図13に示すよう
に、Q動作により発生するレーザ光の強度が所望のもの
よりかなり大きなものとなり、所望のものより幅の大き
なバーエレメントが形成されてしまい、パターンニング
不良となることである。
【0011】本発明は、かかる問題を解決するため、金
属皮膜等の記録体に、バーエレメントの場所による太さ
のムラが無く、バーエレメントの太さの再現性のよい微
細なバーコードパターンを形成することができるバーコ
ードパターンニング装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、上記
目的を達成するため、記録体にレーザ光を照射してバー
コードを構成する各バーエレメントをバー読取方向に順
次形成するバーコードパターンニング装置において、複
数のレーザダイオードチップ(LDチップ)を同一出射
方向に向け一列に配置してなるLDアレイと、このLD
アレイのON/OFFを制御する制御手段と、前記LD
アレイからの出射光を相隣接するLDチップからの出射
光が記録体上で一部重なるようにしてバー幅方向のライ
ンとなるように集光する光学系とを有することを特徴と
する。
【0013】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置によれば、相隣接するLDチップからの出射光が
記録体上で一部重なるので、LDチップの夫々からのレ
ーザ光の結像のピッチ以上のムラが生じず、ほぼ均一な
バーエレメントを形成することができる。又、LDチッ
プは数十μ秒程度の所望の時間でON/OFFさせるこ
とができるので、バーコードを構成する各バーエレメン
トを所望の太さと間隔とにすることができる。
【0014】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置において、集光されたレーザ光のバー読取方向の
長さをw、LDアレイの点灯時間をt1 、レーザ光の集
光点と記録体との相対移動速度をv、バー形成周期を
T、各バーエレメントのデューティ比をdとするとき、
制御手段を、前記点灯時間t1 を下記関係式、w+t1
×v=d×T×v、を満たすように決めて、各バーエレ
メントに対するLDアレイのON/OFFを制御するよ
うに構成すると、バーエレメント幅がw+t1 ×vでバ
ーピッチがT×vであるバーコードパターンが得られ
る。
【0015】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置において、太さが2種類以上あるバーエレメント
の内最小の太さをもつバーエレメントを形成するときの
LDアレイの点灯時間をt1 、このバーエレメントの太
さのn倍の太さをもつバーエレメントを形成するときの
LDアレイの点灯時間をt2 、集光されたレーザ光のバ
ー読取方向の長さをw、レーザ光の集光点と記録体との
相対移動速度をvとするとき、制御手段を、前記点灯時
間t1 と前記点灯時間t2 とを下記関係式、w+t2 ×
v=n×(w+t1 ×v)、を満たすように決めて、各
バーエレメントに対するLDアレイのON/OFFを制
御するように構成すると、バーエレメントとこれの太さ
のn倍の太さをもつバーエレメントとで構成されるバー
コードパターンが得られる。
【0016】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置において、光学系に、この光学系の光軸とバー幅
方向とを含む面内でレンズ作用を有するスムージング用
シリンドリカルレンズを付加して、LDチップの夫々か
らの出射光の結像が記録体上で前記バー幅方向に前記結
像のピッチの2倍以上の長さに拡大されるように構成す
ると、LDチップが個々に故障しても、その両隣のLD
チップが正常ならば、連続線の途切れないバーエレメン
トを形成することができる。
【0017】本願の第2発明は、記録体にレーザ光を照
射してバーコードを構成する各バーエレメントをバー読
取方向に順次形成するバーコードパターンニング装置に
おいて、複数のLDチップを同一出射方向に向け一列に
配置してなるLDアレイと、このLDアレイからの出射
光の集光位置にレーザ媒体を配設してこのレーザ媒体を
端面励起させ、このレーザ媒体からの出射光をバー幅方
向のラインとなるように集光する光学系を有することを
特徴とする。
【0018】本願の第2発明のバーコードパターンニン
グ装置によれば、レーザ媒体の端面から出射されるレー
ザ光は、位相が揃い平行度が著しく優れるので、光学系
によりその回折限界近くまで集光することができ、バー
エレメント幅が数μm程度のマイクロバーエレメントを
形成することができる。
【0019】本願の第2発明のバーコードパターンニン
グ装置において、レーザ媒体の出射側の光軸上にQスイ
ッチ素子を配設し、LDアレイの点灯中にレーザ媒体を
Q動作させるように構成すると、レーザ出射時間を著し
く短くすることができ、レーザ光の強度を増大させるの
で、より金属結合力の強い金属皮膜へのパターンニング
が可能となる。又、相対移動によるバーエレメント幅の
増加量を小さくすることができるので、相対移動速度を
大きくすることができ、高速なパターンニングが可能と
なる。
【0020】本願の第1及び第2発明のバーコードパタ
ーンニング装置において、レーザ媒体の出射側の光軸上
に非線形光学結晶素子を配設し、出射光の周波数を逓倍
するように構成すると、短波長側でレーザ光の吸収率の
高い銀、銅、ニッケル等の金属皮膜へのパターンニング
が容易となる。
【0021】本願の第1及び第2発明のバーコードパタ
ーンニング装置において、レーザ媒体の出射側の光軸上
に偏光ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタ
から前記光軸の側方の光路上に受光素子とを配設する
と、パターンニング時には、記録体からの反射光を検出
することができるので、出射光の監視や制御が容易とな
る。又、LDアレイから弱い連続光を出射したときに
は、記録体からの反射光を検出することができるので、
記録済のバーコードを読み取ることができる。
【0022】本願の第3発明は、記録体にレーザ光を照
射してバーコードを構成する複数のバーエレメントを同
時に形成するバーコードパターンニング装置において、
複数のLDチップを同一出射方向に向け一列に配置して
なるLDアレイと、このLDアレイの個々のLDチップ
のON/OFFを制御する制御手段と、前記LDチップ
の夫々からの出射光を夫々集光する光学系とを有するこ
とを特徴とする。
【0023】本願の第3発明のバーコードパターンニン
グ装置によれば、バーコードを構成するバーエレメント
を複数同時に形成することができるので、高速なパター
ンニングが可能となる。又、一つのバーエレメントをL
Dチップ1個の連続点灯による連続した出射光により形
成することができるので、バーエレメント上の場所によ
るムラの無い均一なバーエレメントを容易に形成するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て以下に説明する。
【0025】本発明のバーコードパターンニング装置の
第1の実施形態は、図1に示すように、膜厚0.1μm
のアルミ蒸着膜を形成した記録体2にレーザ光をバー幅
方向aのラインとなるように集光するレーザ光出射手段
1と、記録体2をバー読取方向bに一定速度で移動させ
る移動手段3と、バーコードの情報を持ちそれに基づい
てレーザ光の出射を制御する制御手段4とを有する。
【0026】レーザ光出射手段1は、入射側から出射側
に向けて順に、波長809nmのレーザ光を発振する出
力0.1Wのレーザダイオードチップ(LDチップ)5
を50個バー幅方向aに一列に配置したLDアレイ6
と、レーザ光を記録体2に集光する光学系を構成する2
個の凸状のシリンドリカルレンズ8、9及び凹状のスム
ージング用シリンドリカルレンズ7とが光軸上に固定さ
れ鏡筒10に収納されている。 LDアレイ6は、図2
に示すように、夫々のLDチップ5の出射部の長手方向
がLDアレイ6の長手方向に向くように等間隔に配置さ
れ、全てのLDチップ5が同時にON/OFFされるよ
うに構成されている。
【0027】光学系は、図3に示すように、夫々のLD
チップ5からの出射光を、互いに直行した方向に母線を
配した2個のシリンドリカルレンズ8、9で結像するこ
とができ、更にバー読取方向bに母線を配したスムージ
ング用シリンドリカルレンズ7を付加して、夫々のLD
チップ5からの出射光の結像が前記バー読取方向bにの
みこの結像のピッチの2倍となるようにスムージングす
ることにより、LDアレイ6からの結像をバー幅方向a
の連続線とすることができる。
【0028】制御手段4は、バーコードの情報に基づき
LDアレイ6のON/OFFを数十μ秒の時間単位で下
記のように制御する。
【0029】すなわち、バーエレメント形成時のLDア
レイ6の点灯時間をt1 、このバーエレメントの太さの
n倍の太さをもつバーエレメントを形成するときのLD
アレイ6の点灯時間をt2 、集光されたレーザ光のバー
読取方向bの長さをw、移動手段3のレーザ光集光点に
対する移動速度をv、バー形成周期をT、バーエレメン
トのデューティ比をdとするとき、バーエレメント幅を
Dとすると、図4に示すように、前記点灯時間t1 、t
2 が下記関係式、 D=d×T×v=w+t2 ×v=n×(w+t1 ×
v)、 を満たすように各バーエレメントに対するLDアレイ6
のON/OFFを制御する。
【0030】上記構成により、LDアレイ6のON/O
FFを制御し、レーザ光を前記光学系でバー幅方向aの
ラインとなるように集光し、移動手段3によりそのライ
ンに直角なバー読取方向bに一定速度で移動させられる
記録体2のアルミ蒸着膜上に所望のバーコードをパター
ンニングすることができる。
【0031】得られたバーエレメントの例は、前記長さ
wが40μm、前記移動速度vが100mm/s、バー
形成周期Tが2000μsであるときに、前記点灯時間
1、t2 を夫々100μs、600μsとすると、細
い方のバーエレメントのデューティ比dが0.25とな
り、2種類のバーエレメントはバーエレメント幅Dが夫
々50μm、100μm(n=2)、バーピッチが20
0μmとなった。なお、バーエレメント長さすなわちバ
ー幅長さは3mmであった。
【0032】又、光学系にスムージング用シリンドリカ
ルレンズ7を付加することにより、LDチップ5の夫々
からの出射光の結像が、記録体2上でバー幅方向aに結
像のピッチの2倍以上の長さに拡大されるので、LDチ
ップ5が個々に故障しても、その両隣のLDチップが正
常ならば、連続線の途切れないバーエレメントを形成す
ることができる。
【0033】上記実施形態において、LDアレイ6から
の結像を連続線とするためには、スムージング用シリン
ドリカルレンズ7を、夫々のLDチップ5からの出射光
の結像がバー幅方向aにその結像の1ピッチ以上に拡大
されるように構成すればよい。
【0034】以下に本発明の他の実施形態を説明する
が、上記第1の実施形態のものと同じものや説明済のも
のは、それらと同じ符号で示し、細かい説明を省略す
る。
【0035】本発明のバーコードパターンニング装置の
第2の実施形態は、図5、図6に示すように、記録体2
にレーザ光をバー幅方向aのラインとなるように集光す
るレーザ光出射手段11と、記録体2をバー読取方向b
に一定速度で移動させる移動手段3と、バーコードの情
報を持ちそれに基づいてレーザ光の出射を制御する制御
手段12とを有する。
【0036】レーザ光出射手段11は、入射側から出射
側に向けて順に、50個のLDチップ5をバー幅方向a
に一列に配置したLDアレイ6と、LDアレイ6からの
レーザ光をYAGレーザ媒体16の励起レーザ光として
集光する励起光学系を構成するロッドレンズ13及びシ
リンドリカルレンズ14と、レーザ発振系を構成するリ
アミラー15、YAGレーザ媒体16、Qスイッチ素子
17及び出力ミラー18と、YAGレーザ媒体16から
出射されたレーザ光を記録体2に集光する非球面レンズ
19とが光軸上に固定され鏡筒20に収納されている。
【0037】励起光学系は、LDアレイ6のバー幅方向
aに母線を配したロッドレンズ13と、これに直角なバ
ー読取方向bに母線を配したシリンドリカルレンズ14
とを有し、LDアレイ6からの励起レーザ光をリアミラ
ー15を通してYAGレーザ媒体16の入射側端面に集
光して端面励起させる。
【0038】レーザ発振系は、LDアレイ6からの波長
809nmの励起レーザ光を全透過しYAGレーザ媒体
16が発振する波長1064nmのレーザ光を全反射す
るリアミラー15と、YAGレーザ媒体16と、レーザ
発振をON/OFFするQスイッチ素子17と、波長1
064nmのレーザ光を一部透過する出力ミラー18と
を有し、出射側端面から波長1064nmのレーザ光を
出射する。
【0039】制御手段12は、バーコードの情報に基づ
き、LDアレイ6のON/OFFと、このLDアレイ6
のOFF動作に同期させたQスイッチ素子17の動作と
を数十μ秒の時間単位で制御する。上記構成により、励
起レーザ光をYAGレーザ媒体16の入射側端面にバー
幅方向aのラインとなるように集光して、YAGレーザ
媒体16を端面励起させるので、位相が揃い平行度が著
しく優れたレーザ光を発振することができ、光学系によ
りその回折限界近くまで集光することができる。そして
LDアレイ6のON/OFFを制御して、所望量だけポ
ンピングして、Qスイッチ素子17によりQ動作させる
ので、強度の揃った瞬間的なパルス状のレーザ光を出射
することができる。従って、バーエレメント幅が数μm
程度のマイクロバーエレメントを高速に形成することが
できる。
【0040】得られたバーエレメントの例は、バーエレ
メント幅が4μm、バーピッチが40μmとなった。な
お、バーエレメント長さは200μmであった。
【0041】上記実施形態において、レーザ発振系から
リアミラー15を除き、YAGレーザ媒体16の入射側
端面を平滑かつ光軸に垂直に研磨し、この面に波長80
9nmの励起レーザ光を全透過し波長1064nmのレ
ーザ光を全反射するコーティングを施してもよい。
【0042】又、上記実施形態において、Qスイッチ素
子17と出力ミラー13との間の光軸上に、非線形光学
結晶素子21を付加して、YAGレーザ媒体16からの
レーザ光の周波数を逓倍して高調波を発生させ、図10
に示すように、銅、ニッケルが吸収し易い波長532n
mのグリーン光や銀が吸収し易い波長355nmの紫外
光にして出射することにより、銀、銅、ニッケル等の皮
膜上に容易にパターンニングすることもできる。
【0043】本発明のバーコードパターンニング装置の
第3の実施形態は、図7、図8に示すように、記録体2
にレーザ光をバー幅方向aのラインとなるように集光す
ると共に記録体2からの反射光を検出するレーザ光出射
手段23と、記録体2をバー読取方向bに一定速度で移
動させる移動手段3と、バーコードの情報と記録体2か
らの反射光の強度とに基づいてレーザ光の出射を制御す
る制御手段24とを有する。
【0044】レーザ光出射手段22は、50個のLDチ
ップ5をバー幅方向aに一列に配置したLDアレイ6
と、励起光学系を構成するロッドレンズ13及びシリン
ドリカルレンズ14と、レーザ発振系を構成するYAG
レーザ媒体25、及び出力ミラー18と、非球面レンズ
19とが入射側から出射側に向けて前記順序で光軸上に
固定され、レーザ光検出系を構成する偏光ビームスプリ
ッタ26及びλ/4板27が、この順序でYAGレーザ
媒体25と出力ミラー18との間の光軸上に配設され、
前記偏光ビームスプリッタ26の反射面から前記光軸の
側方に分岐される反射光を受光する受光素子28が鏡筒
30の側方に配設され、それら全てが鏡筒30に固定さ
れ収納されている。なお、LDアレイ6において、各L
Dチップ5bからの励起レーザ光がバー読取方向bに偏
光するように全LDチップ5bが配置されている。
【0045】励起光学系は、LDアレイ6からの励起レ
ーザ光を、ロッドレンズ13とシリンドリカルレンズ1
4とで、YAGレーザ媒体25の入射側端面に集光して
端面励起させる。
【0046】レーザ発振系は、LDアレイ6からの波長
809nmの励起レーザ光を全透過しYAGレーザ媒体
16が発振する波長1064nmのレーザ光を全反射す
るコーティングを片面に施したYAGレーザ媒体25
と、波長1064nmのレーザ光を一部透過する出力ミ
ラー18とを有し、出射側に波長1064nmのレーザ
光を出射する。
【0047】レーザ光検出系は、バー読取方向bに偏光
した入射レーザ光を、偏光ビームスプリッタ26が全透
過し、λ/4板27を1回通過させ記録体2に反射させ
てもう1回λ/4板27を通過させることにより、その
偏光方向が光軸回りに90度回転してバー幅方向aに偏
光した反射レーザ光にして、偏光ビームスプリッタ26
の反射面でほぼ全反射させて、受光素子28に入射させ
る。このことにより、記録体2へのレーザ光の照射強度
を検出することができる。
【0048】制御手段24は、バーコードの情報に基づ
き、LDアレイ6のON/OFF動作を数十μ秒の時間
単位で制御すると共に、受光素子28が受光した記録体
2からの反射光の強度をモニターしたり、これに基づい
てLDアレイ6への供給電力を調整したりして、パター
ンニングを制御することができる。又、既にバーコード
が形成されている記録体2を、アルミ蒸着膜が損傷しな
い程度の弱い連続光を照射して走査することにより、そ
の記録済バーコードを読み出すこともできるように構成
されている。
【0049】上記実施形態において、制御手段24に、
受光素子28が受光した反射光の強度の時間変化を記録
し、それに基づいて記録体2に自動的に焦点を合わせる
オートフォーカス手段を設けることもできる。
【0050】本発明のバーコードパターンニング装置の
第4の実施形態は、図9に示すように、記録体2にレー
ザ光をバー読取方向bに一列に並んだ点状に集光するレ
ーザ光出射手段31と、記録体2をバー幅方向aに一定
速度で移動させる移動手段33と、バーコードの情報を
持ちそれに基づいてレーザ光の出射を制御する制御手段
32とを有する。
【0051】レーザ光出射手段31は、入射側から出射
側に向けて順に、波長809nmのレーザ光を発振する
出力0.3WのLDチップ34を30個バー読取方向b
に一列に配置したLDアレイ35と、夫々にLDアレイ
35に対応したマイクロレンズが30個配置されたマイ
クロレンズ群36と、両端面が平滑かつ平行に研磨され
入射側端面に波長809nmの励起レーザ光を全透過し
波長1064nmのレーザ光を全反射するコーティング
を施し出射側端面に波長1064nmのレーザ光を一部
透過するコーティングを施したYAGレーザ媒体37
と、出射されたレーザ光を記録体2に集光するシリンド
リカルレンズ38とが光軸上に固定され鏡筒39に収納
されている。
【0052】制御手段32は、バーコードの情報に基づ
いて、各バーエレメントに対応するLDチップ34全て
を、個々にON/OFFさせると共にその強度を対応す
る各バーエレメントのバーエレメント幅によって段階的
に可変させる。
【0053】上記構成により、LDチップ34の夫々か
らの励起レーザ光を夫々に対応したマイクロレンズ群3
6によりYAGレーザ媒体37の片端面に集光して、Y
AGレーザ媒体37を端面励起させるので、位相が揃い
平行度が優れたレーザ光を発振し、シリンドリカルレン
ズ38により容易に所望のバーピッチに集光することが
できる。そしてバーコードの情報に基づいて、個々のL
Dアレイ34のON/OFFと強度を制御することによ
り、移動手段33によりバー幅方向aに一定速度で移動
させられる記録体2に、所望のバーエレメント幅の微細
なバーエレメントを高速に形成することができる。又、
一つのバーエレメントをLDチップ1個の連続点灯によ
る連続した出射光により形成することができるので、バ
ーエレメント上の場所によるムラの無い均一なバーエレ
メントを容易に形成することできる。
【0054】
【発明の効果】本願の第1発明のバーコードパターンニ
ング装置によれば、相隣接するLDチップからの出射光
が記録体上で一部重なるので、LDチップの夫々からの
レーザ光の結像のピッチ以上のムラが生じず、ほぼ均一
なバーエレメントを形成することができる。又、LDチ
ップは数十μ秒程度の所望の時間でON/OFFさせる
ことができるので、バーコードを構成する各バーエレメ
ントを所望の太さと間隔とにすることができる。
【0055】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置において、集光されたレーザ光のバー読取方向の
長さをw、LDアレイの点灯時間をt1 、レーザ光の集
光点と記録体との相対移動速度をv、バー形成周期を
T、各バーエレメントのデューティ比をdとするとき、
制御手段を、前記点灯時間t1 を下記関係式、w+t1
×v=d×T×v、を満たすように決めて、各バーエレ
メントに対するLDアレイのON/OFFを制御するよ
うに構成すると、バーエレメント幅がw+t1 ×vでバ
ーピッチがT×vであるバーコードパターンが得られ
る。
【0056】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置において、太さが2種類以上あるバーエレメント
の内最小の太さをもつバーエレメントを形成するときの
LDアレイの点灯時間をt1 、このバーエレメントの太
さのn倍の太さをもつバーエレメントを形成するときの
LDアレイの点灯時間をt2 、集光されたレーザ光のバ
ー読取方向の長さをw、レーザ光の集光点と記録体との
相対移動速度をvとするとき、制御手段を、前記点灯時
間t1 と前記点灯時間t2 とを下記関係式、w+t2 ×
v=n×(w+t1 ×v)、を満たすように決めて、各
バーエレメントに対するLDアレイのON/OFFを制
御するように構成すると、バーエレメントとこれの太さ
のn倍の太さをもつバーエレメントとで構成されるバー
コードパターンが得られる。
【0057】本願の第1発明のバーコードパターンニン
グ装置において、光学系に、この光学系の光軸とバー幅
方向とを含む面内でレンズ作用を有するスムージング用
シリンドリカルレンズを付加して、LDチップの夫々か
らの出射光の結像が記録体上で前記バー幅方向に前記結
像のピッチの2倍以上の長さに拡大されるように構成す
ると、LDチップが個々に故障しても、その両隣のLD
チップが正常ならば、連続線の途切れないバーエレメン
トを形成することができる。
【0058】本願の第2発明のバーコードパターンニン
グ装置によれば、レーザ媒体の端面から出射されるレー
ザ光は、位相が揃い平行度が著しく優れるので、光学系
によりその回折限界近くまで集光することができ、バー
エレメント幅が数μm程度のマイクロバーエレメントを
形成することができる。
【0059】本願の第2発明のバーコードパターンニン
グ装置において、レーザ媒体の出射側の光軸上にQスイ
ッチ素子を配設し、LDアレイの点灯中にレーザ媒体を
Q動作させるように構成すると、レーザ出射時間を著し
く短くすることができ、レーザ光の強度を増大させるの
で、より金属結合力の強い金属皮膜へのパターンニング
が可能となる。又、相対移動によるバーエレメント幅の
増加量を小さくすることができるので、相対移動速度を
大きくすることができ、高速なパターンニングが可能と
なる。
【0060】本願の第1及び第2発明のバーコードパタ
ーンニング装置において、レーザ媒体の出射側の光軸上
に非線形光学結晶素子を配設し、出射光の周波数を逓倍
するように構成すると、短波長側でレーザ光の吸収率の
高い銀、銅、ニッケル等の金属皮膜へのパターンニング
が容易となる。
【0061】本願の第1及び第2発明のバーコードパタ
ーンニング装置において、レーザ媒体の出射側の光軸上
に偏光ビームスプリッタと、この偏光ビームスプリッタ
から前記光軸の側方の光路上に受光素子とを配設する
と、パターンニング時には、記録体からの反射光を検出
することができるので、出射光の監視や制御が容易とな
る。又、LDアレイから弱い連続光を出射したときに
は、記録体からの反射光を検出することができるので、
記録済のバーコードを読み取ることができる。
【0062】本願の第3発明のバーコードパターンニン
グ装置によれば、バーコードを構成するバーエレメント
を複数同時に形成することができるので、高速なパター
ンニングが可能となる。又、一つのバーエレメントをL
Dチップ1個の連続点灯による連続した出射光により形
成することができるので、バーエレメント上の場所によ
るムラの無い均一なバーエレメントを容易に形成するこ
とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略斜視図。
【図2】LDアレイの実施形態を示す概略斜視図。
【図3】本発明の第1の実施形態の光学系を説明する概
略図。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるバーエレメン
ト形成方法を説明する線図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す概略斜視図。
【図6】本発明の第2の実施形態の光学系を説明する概
略図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す概略斜視図。
【図8】本発明の第3の実施形態の光学系を説明する概
略図。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す概略斜視図。
【図10】各種金属における照射光の波長と反射率との
関係を示す線図。
【図11】従来例を示す概略斜視図。
【図12】従来例のレーザ光の強度分布を説明する概略
図。
【図13】従来例のバーエレメントの強度変化を説明す
る概略図。
【符号の説明】
2 記録体 4、12、24、32 制御手段 5 レーザダイオードチップ(LDチップ) 6、35 LDアレイ 7 スムージング用シリンドリカルレンズ 8、9、14、38 シリンドリカルレンズ 13 ロッドレンズ 16、25、37 YAGレーザ媒体 17 Qスイッチ素子 19 非球面レンズ 26 偏光ビームスプリッタ 28 受光素子 36 マイクロレンズ群 a バー幅方向 b バー読取方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01S 3/11 H01S 3/11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録体にレーザ光を照射してバーコード
    を構成する各バーエレメントをバー読取方向に順次形成
    するバーコードパターンニング装置において、 複数のレーザダイオードチップを同一出射方向に向け一
    列に配置してなるLDアレイと、このLDアレイのON
    /OFFを制御する制御手段と、前記LDアレイからの
    出射光を相隣接するレーザダイオードチップからの出射
    光が記録体上で一部重なるようにしてバー幅方向のライ
    ンとなるように集光する光学系とを有することを特徴と
    するバーコードパターンニング装置。
  2. 【請求項2】 集光されたレーザ光のバー読取方向の長
    さをw、LDアレイの点灯時間をt1 、レーザ光の集光
    点と記録体との相対移動速度をv、バー形成周期をT、
    各バーエレメントのデューティ比をdとするとき、 制御手段は、前記点灯時間t1 を下記関係式、 w+t1 ×v=d×T×v、 を満たすように決めて、各バーエレメントに対するLD
    アレイのON/OFFを制御する請求項1記載のバーコ
    ードパターンニング装置。
  3. 【請求項3】 太さが2種類以上あるバーエレメントの
    内最小の太さをもつバーエレメントを形成するときのL
    Dアレイの点灯時間をt1 、このバーエレメントの太さ
    のn倍の太さをもつバーエレメントを形成するときのL
    Dアレイの点灯時間をt2 、集光されたレーザ光のバー
    読取方向の長さをw、レーザ光の集光点と記録体との相
    対移動速度をvとするとき、 制御手段は、前記点灯時間t1 と前記点灯時間t2 とを
    下記関係式、 w+t2 ×v=n×(w+t1 ×v)、 を満たすように決めて、各バーエレメントに対するLD
    アレイのON/OFFを制御する請求項1又は2記載の
    バーコードパターンニング装置。
  4. 【請求項4】 光学系に、この光学系の光軸とバー幅方
    向とを含む面内でレンズ作用を有するスムージング用シ
    リンドリカルレンズを付加して、レーザダイオードチッ
    プの夫々からの出射光の結像が記録体上で前記バー幅方
    向に前記結像のピッチの2倍以上の長さに拡大されるよ
    うに構成した請求項1、2又は3記載のバーコードパタ
    ーンニング装置。
  5. 【請求項5】 記録体にレーザ光を照射してバーコード
    を構成する各バーエレメントをバー読取方向に順次形成
    するバーコードパターンニング装置において、 複数のレーザダイオードチップを同一出射方向に向け一
    列に配置してなるLDアレイと、このLDアレイからの
    出射光の集光位置にレーザ媒体を配設してこのレーザ媒
    体を端面励起させ、このレーザ媒体からの出射光をバー
    幅方向のラインとなるように集光する光学系を有するこ
    とを特徴とするバーコードパターンニング装置。
  6. 【請求項6】 レーザ媒体の出射側の光軸上にQスイッ
    チ素子を配設し、LDアレイの点灯中にレーザ媒体をQ
    動作させる請求項5記載のバーコードパターンニング装
    置。
  7. 【請求項7】 光学系の光軸上に非線形光学結晶素子を
    配設し、出射光の周波数を逓倍する請求項1ないし6の
    いずれかに記載のバーコードパターンニング装置。
  8. 【請求項8】 光学系の光軸上に配設され記録体からの
    反射光を前記光軸の側方に分岐させる偏光ビームスプリ
    ッタと、前記光軸の側方に配設され前記偏光ビームスプ
    リッタから分岐された前記反射光を検出する受光素子と
    を備えた請求項1ないし7のいずれかに記載のバーコー
    ドパターンニング装置。
  9. 【請求項9】 記録体にレーザ光を照射してバーコード
    を構成する複数のバーエレメントを同時に形成するバー
    コードパターンニング装置において、 複数のレーザダイオードチップを同一出射方向に向け一
    列に配置してなるLDアレイと、このLDアレイの個々
    のレーザダイオードチップのON/OFFを制御する制
    御手段と、前記レーザダイオードチップの夫々からの出
    射光を夫々集光する光学系とを有することを特徴とする
    バーコードパターンニング装置。
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JP2002219588A (ja) * 2001-01-23 2002-08-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd レーザ加工方法及び装置
JP2005211769A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Sharp Corp 基板製造装置
WO2020050335A1 (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 古河電気工業株式会社 溶接方法および溶接装置

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