JPH10156903A - 樹脂製品の成形方法 - Google Patents
樹脂製品の成形方法Info
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- JPH10156903A JPH10156903A JP31967896A JP31967896A JPH10156903A JP H10156903 A JPH10156903 A JP H10156903A JP 31967896 A JP31967896 A JP 31967896A JP 31967896 A JP31967896 A JP 31967896A JP H10156903 A JPH10156903 A JP H10156903A
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- resin
- piston
- molding
- mold
- hole
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボイドやクラック及びウェルド等の発生を抑
制する樹脂製品の成形方法を提供すること。 【解決手段】 ピストン4の形状を呈するキャビティ空
間1eを有する成形型1を配置する成形型配置工程と、
キャビティ空間1e内に溶融樹脂5を射出する射出工程
と、キャビティ空間1e内に射出された樹脂が固化する
以前にキャビティ空間1e内の樹脂を押圧することによ
り、樹脂を所定の部分に移動する押圧工程とを備えた。
制する樹脂製品の成形方法を提供すること。 【解決手段】 ピストン4の形状を呈するキャビティ空
間1eを有する成形型1を配置する成形型配置工程と、
キャビティ空間1e内に溶融樹脂5を射出する射出工程
と、キャビティ空間1e内に射出された樹脂が固化する
以前にキャビティ空間1e内の樹脂を押圧することによ
り、樹脂を所定の部分に移動する押圧工程とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製品の成形方法
に関し、より詳細には、車両のブレーキ装置やクラッチ
装置に利用されるマスタシリンダに用いられる合成樹脂
ピストンの成形方法に関する。
に関し、より詳細には、車両のブレーキ装置やクラッチ
装置に利用されるマスタシリンダに用いられる合成樹脂
ピストンの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂製品の成形方法は、樹脂製品
の形状を呈する空間を有する成形型を配置する成形型配
置工程と、前記空間内に溶融樹脂を射出する射出工程と
を備えたものであり、成形型に溶融した樹脂を充填する
ことにより、合成樹脂材から成る製品を成形するもので
ある。
の形状を呈する空間を有する成形型を配置する成形型配
置工程と、前記空間内に溶融樹脂を射出する射出工程と
を備えたものであり、成形型に溶融した樹脂を充填する
ことにより、合成樹脂材から成る製品を成形するもので
ある。
【0003】一般的に、樹脂製品を樹脂成形(熱可塑性
樹脂による成形)する際には、溶融樹脂を樹脂製品の軸
方向へ向けて射出することにより、樹脂を型内に均一に
充填させて真円度及び寸法精度を向上させることが行わ
れる。更に、ガラス繊維を混入させて樹脂の強度を向上
させることが行われる。
樹脂による成形)する際には、溶融樹脂を樹脂製品の軸
方向へ向けて射出することにより、樹脂を型内に均一に
充填させて真円度及び寸法精度を向上させることが行わ
れる。更に、ガラス繊維を混入させて樹脂の強度を向上
させることが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た樹脂製品の成形方法においては、成形しようとする樹
脂製品が肉厚部を有していると、ボイド及びクラック等
が生じる虞がある。
た樹脂製品の成形方法においては、成形しようとする樹
脂製品が肉厚部を有していると、ボイド及びクラック等
が生じる虞がある。
【0005】本発明は、ボイドやクラック及びウェルド
等の発生を抑制する樹脂製品の成形方法を提供すること
を、その技術的課題とするものである。
等の発生を抑制する樹脂製品の成形方法を提供すること
を、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、樹脂製品の形状を呈する空間を有する成形型
を配置する成形型配置工程と、前記空間内に溶融樹脂を
射出する射出工程と、前記空間内に射出された樹脂が固
化する以前に前記空間内の樹脂を押圧することにより、
所定の部分に樹脂を移動させる押圧工程とを備えた樹脂
製品の成形方法を構成した。
るために、樹脂製品の形状を呈する空間を有する成形型
を配置する成形型配置工程と、前記空間内に溶融樹脂を
射出する射出工程と、前記空間内に射出された樹脂が固
化する以前に前記空間内の樹脂を押圧することにより、
所定の部分に樹脂を移動させる押圧工程とを備えた樹脂
製品の成形方法を構成した。
【0007】好ましくは、前記樹脂製品はピストンであ
り、前記ピストンは、前記ピストンが摺動自在に挿入さ
れるシリンダ本体のシリンダ孔の径に略等しいフランジ
部を有しており、樹脂の押圧される部分は、前記成形型
において樹脂が前記フランジ部を形成している部分の近
傍である樹脂製品の成形方法が望ましい。
り、前記ピストンは、前記ピストンが摺動自在に挿入さ
れるシリンダ本体のシリンダ孔の径に略等しいフランジ
部を有しており、樹脂の押圧される部分は、前記成形型
において樹脂が前記フランジ部を形成している部分の近
傍である樹脂製品の成形方法が望ましい。
【0008】好ましくは、前記シリンダ本体は車両用マ
スタシリンダのシリンダ本体であり、前記ピストンは前
記フランジ部を前方側と後方側との二箇所に有している
樹脂製品の成形方法が望ましい。
スタシリンダのシリンダ本体であり、前記ピストンは前
記フランジ部を前方側と後方側との二箇所に有している
樹脂製品の成形方法が望ましい。
【0009】請求項1の樹脂製品の成形方法によれば、
成形型を配置し、この成形型に溶融樹脂を射出すること
により、成形型内に溶融樹脂が充填される。成形型内の
樹脂の流動において、樹脂が分流し、更にこの分流した
樹脂が合流するといった状況は生じない。
成形型を配置し、この成形型に溶融樹脂を射出すること
により、成形型内に溶融樹脂が充填される。成形型内の
樹脂の流動において、樹脂が分流し、更にこの分流した
樹脂が合流するといった状況は生じない。
【0010】更に、この成形型内の溶融樹脂が固化する
前に、成形型内の樹脂を押圧することにより、押圧され
る部分の樹脂が所定の方向に移動される。この樹脂を押
圧する工程により、成形型内において樹脂の密度の低い
部位に溶融樹脂を行き渡らせることが推測され、より均
一な溶融樹脂の充填ができるものと思われる。
前に、成形型内の樹脂を押圧することにより、押圧され
る部分の樹脂が所定の方向に移動される。この樹脂を押
圧する工程により、成形型内において樹脂の密度の低い
部位に溶融樹脂を行き渡らせることが推測され、より均
一な溶融樹脂の充填ができるものと思われる。
【0011】更に、溶融樹脂を押圧することで、溶融樹
脂の配向をランダムに分散させる効果が得られるものと
推測される。
脂の配向をランダムに分散させる効果が得られるものと
推測される。
【0012】請求項2の樹脂製品の成形方法によれば、
請求項1の作用に加えて、成形型内において、樹脂がフ
ランジ部を成形している部分の近傍が押圧されることに
なり、特にピストンの成形時において、樹脂がフランジ
部を成形している部分近傍の樹脂の配向をランダムに分
散させる効果が得られるものと推測される。
請求項1の作用に加えて、成形型内において、樹脂がフ
ランジ部を成形している部分の近傍が押圧されることに
なり、特にピストンの成形時において、樹脂がフランジ
部を成形している部分近傍の樹脂の配向をランダムに分
散させる効果が得られるものと推測される。
【0013】請求項3の樹脂製品の成形方法によれば、
請求項2の作用に加えて、成形型内において、樹脂が前
方側及び後方側のフランジ部を成形している部分の近傍
が押圧されることになり、特にピストンの成形時におい
て、樹脂が両フランジ部を成形している部分近傍の樹脂
の配向をランダムに分散させる効果が得られるものと推
測される。
請求項2の作用に加えて、成形型内において、樹脂が前
方側及び後方側のフランジ部を成形している部分の近傍
が押圧されることになり、特にピストンの成形時におい
て、樹脂が両フランジ部を成形している部分近傍の樹脂
の配向をランダムに分散させる効果が得られるものと推
測される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態により
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0015】図1は本実施の形態の合成樹脂ピストンの
成形用の樹脂成形型1の断面図であり、図2は、図1の
樹脂成形型1により成形された合成樹脂ピストン4の断
面図である。図1、図2に示すように、合成樹脂ピスト
ン4の成形用の樹脂成形型1は、固定型1aと、可動型
1bと、上部スライド1c、下部スライド1dとから成
る。
成形用の樹脂成形型1の断面図であり、図2は、図1の
樹脂成形型1により成形された合成樹脂ピストン4の断
面図である。図1、図2に示すように、合成樹脂ピスト
ン4の成形用の樹脂成形型1は、固定型1aと、可動型
1bと、上部スライド1c、下部スライド1dとから成
る。
【0016】成形型1は、その内部に合成樹脂ピストン
4の形状を呈するキャビティ空間1eを備え、固定型1
aにおいてキャビティ空間1eの軸の延長線上に射出孔
1fを有している。
4の形状を呈するキャビティ空間1eを備え、固定型1
aにおいてキャビティ空間1eの軸の延長線上に射出孔
1fを有している。
【0017】上部スライド1c及び下部スライド1dの
外周に、成形型1内の樹脂を押圧し、ピストン4の貫通
孔4g、4fを形成する第1押圧装置2、第2押圧装置
3が配設されている。第1、第2押圧装置2、3は、油
圧シリンダ2a、3aと加工ピン2b、3bとを有して
いる。加工ピン2b、3bは、フランジ部4b、4dを
成形する部分1f、1gの近傍に位置するとともに、上
部スライド1c、下部スライド1dとに形成された孔に
摺動可能に配設されている。図1に示す初期状態におい
ては、加工ピン2b、3bの先端部分だけがキャビティ
空間1e内に突出している。
外周に、成形型1内の樹脂を押圧し、ピストン4の貫通
孔4g、4fを形成する第1押圧装置2、第2押圧装置
3が配設されている。第1、第2押圧装置2、3は、油
圧シリンダ2a、3aと加工ピン2b、3bとを有して
いる。加工ピン2b、3bは、フランジ部4b、4dを
成形する部分1f、1gの近傍に位置するとともに、上
部スライド1c、下部スライド1dとに形成された孔に
摺動可能に配設されている。図1に示す初期状態におい
ては、加工ピン2b、3bの先端部分だけがキャビティ
空間1e内に突出している。
【0018】油圧シリンダ2a、3aに作動液が供給さ
れると、加工ピン2b、3bは、油圧シリンダ2a、3
a及びスライド1c、1dの孔を摺動し、キャビティ空
間1e内に向けて移動される。
れると、加工ピン2b、3bは、油圧シリンダ2a、3
a及びスライド1c、1dの孔を摺動し、キャビティ空
間1e内に向けて移動される。
【0019】スライド1c、1dは、加工ピン2b、3
bがキャビティ空間1eを移動することにより加工ピン
2b、3bと当接する当接部1ca、1daを備えてい
る。当接部1ca、1daは、スライド1c、1dに対
して摺動可能に配設されており、図示しない付勢部材、
例えば、油圧部材、スプリング等によりキャビティ空間
1eに向けて付勢されている。
bがキャビティ空間1eを移動することにより加工ピン
2b、3bと当接する当接部1ca、1daを備えてい
る。当接部1ca、1daは、スライド1c、1dに対
して摺動可能に配設されており、図示しない付勢部材、
例えば、油圧部材、スプリング等によりキャビティ空間
1eに向けて付勢されている。
【0020】図3は、樹脂成形型1に溶融樹脂が射出さ
れた状態を示す図であり、図4は、樹脂成形型1に溶融
樹脂が射出された後、押圧装置2、3が作動された状態
を示す図であり、図5は、樹脂成形型1において樹脂が
固化した状態を示す図である。図1〜図5に基づいて、
合成樹脂ピストン2の成形方法について説明する。
れた状態を示す図であり、図4は、樹脂成形型1に溶融
樹脂が射出された後、押圧装置2、3が作動された状態
を示す図であり、図5は、樹脂成形型1において樹脂が
固化した状態を示す図である。図1〜図5に基づいて、
合成樹脂ピストン2の成形方法について説明する。
【0021】先ず、図1に示すようにして、樹脂成形型
1が配置される。
1が配置される。
【0022】次いで、図3に示すようにして、樹脂射出
孔1fから溶融した合成樹脂5(芳香族ナイロンにガラ
ス繊維が混入されたもの)の射出が行われる。射出され
た溶融樹脂5は、ピストン4(図2中)の前方部4a、
前方側フランジ部4b、本体部4c、後方側フランジ部
4d、及び後方部4eとを成形するべくキャビティ空間
1eの軸方向に図3中の右側から左側へと流れる。
孔1fから溶融した合成樹脂5(芳香族ナイロンにガラ
ス繊維が混入されたもの)の射出が行われる。射出され
た溶融樹脂5は、ピストン4(図2中)の前方部4a、
前方側フランジ部4b、本体部4c、後方側フランジ部
4d、及び後方部4eとを成形するべくキャビティ空間
1eの軸方向に図3中の右側から左側へと流れる。
【0023】溶融樹脂5がキャビティ空間1e内に射出
されることにより、溶融樹脂5により当接部1caが図
3中上方に、又、当接部1daが図3中下方に向けて押
圧される。しかしながら、当接部1ca、1daは溶融
樹脂5の押圧力以上でキャビティ空間1eに向けて付勢
部材により付勢されていることから、溶融樹脂5により
当接部1ca、1daが図3中上方及び下方に移動され
ることはない。
されることにより、溶融樹脂5により当接部1caが図
3中上方に、又、当接部1daが図3中下方に向けて押
圧される。しかしながら、当接部1ca、1daは溶融
樹脂5の押圧力以上でキャビティ空間1eに向けて付勢
部材により付勢されていることから、溶融樹脂5により
当接部1ca、1daが図3中上方及び下方に移動され
ることはない。
【0024】次いで、図4に示すように、溶融樹脂5が
樹脂成形型1のキャビティ空間1eに90%ほど充填さ
れると、押圧装置2、3のシリンダ2a、3aに作動液
が供給され、加工ピン2b、3bが、加工ピン2b、3
bの軸がキャビティ空間1eの軸と垂直となるようにキ
ャビティ空間1eに向けて前進移動される。
樹脂成形型1のキャビティ空間1eに90%ほど充填さ
れると、押圧装置2、3のシリンダ2a、3aに作動液
が供給され、加工ピン2b、3bが、加工ピン2b、3
bの軸がキャビティ空間1eの軸と垂直となるようにキ
ャビティ空間1eに向けて前進移動される。
【0025】加工ピン2bが移動されると、加工ピン2
bはその先端部分で溶融樹脂5が前方フランジ部4bを
形成している部分5aの後方側近傍部分を押圧し、孔4
fを形成しながら図4中上方向に向かって前進する。加
工ピン2bが前進して加工ピン2bと上部スライド1c
の当接部1caとが当接すると、加工ピン2bは付勢部
材の付勢力に抗して当接部1caを図4中上方に押し上
げながら前進する。従って、加工ピン2bは、キャビテ
ィ空間1eをキャビティ空間1eの径方向において貫通
することになる。加工ピン2bがキャビティ空間1eを
貫通することにより、貫通孔である孔4gが形成され
る。
bはその先端部分で溶融樹脂5が前方フランジ部4bを
形成している部分5aの後方側近傍部分を押圧し、孔4
fを形成しながら図4中上方向に向かって前進する。加
工ピン2bが前進して加工ピン2bと上部スライド1c
の当接部1caとが当接すると、加工ピン2bは付勢部
材の付勢力に抗して当接部1caを図4中上方に押し上
げながら前進する。従って、加工ピン2bは、キャビテ
ィ空間1eをキャビティ空間1eの径方向において貫通
することになる。加工ピン2bがキャビティ空間1eを
貫通することにより、貫通孔である孔4gが形成され
る。
【0026】同様に、加工ピン3bが移動されると、加
工ピン3bはその先端部分で溶融樹脂5が後方フランジ
部4dを形成している部分5bの前方側近傍部分を押圧
し、孔4gを形成しながら図4中下方向に向かって前進
する。加工ピン3bが前進して加工ピン3bと下部スラ
イド1dの当接部1daと当接すると、加工ピン3bは
当接部1daを付勢部材の付勢力に抗して図4中下方に
押し下げながら前進する。従って、加工ピン3bは、キ
ャビティ空間1eをキャビティ空間1eの径方向におい
て貫通することになる。加工ピン3bがキャビティ空間
1eを貫通することにより、貫通孔である孔4gが形成
される。
工ピン3bはその先端部分で溶融樹脂5が後方フランジ
部4dを形成している部分5bの前方側近傍部分を押圧
し、孔4gを形成しながら図4中下方向に向かって前進
する。加工ピン3bが前進して加工ピン3bと下部スラ
イド1dの当接部1daと当接すると、加工ピン3bは
当接部1daを付勢部材の付勢力に抗して図4中下方に
押し下げながら前進する。従って、加工ピン3bは、キ
ャビティ空間1eをキャビティ空間1eの径方向におい
て貫通することになる。加工ピン3bがキャビティ空間
1eを貫通することにより、貫通孔である孔4gが形成
される。
【0027】加工ピン2b、3bの移動の際にも溶融樹
脂5は依然として成形型1に射出孔1fから射出されて
おり、成形型1内においては、キャビティ空間1eの軸
部分における溶融樹脂5の密度はキャビティ面側の溶融
樹脂5の密度よりも大きくなっていると考えられる。し
かしながら、加工ピン2b、3bを前進移動させること
で溶融樹脂を押圧することにより、押圧される部分及び
その近傍部分の樹脂が拡散移動され、この樹脂の移動に
伴って樹脂密度の低い部位に溶融樹脂を行き渡らせるこ
とができるものと推測される。従って、より均一な溶融
樹脂5の充填ができるものと思われる。
脂5は依然として成形型1に射出孔1fから射出されて
おり、成形型1内においては、キャビティ空間1eの軸
部分における溶融樹脂5の密度はキャビティ面側の溶融
樹脂5の密度よりも大きくなっていると考えられる。し
かしながら、加工ピン2b、3bを前進移動させること
で溶融樹脂を押圧することにより、押圧される部分及び
その近傍部分の樹脂が拡散移動され、この樹脂の移動に
伴って樹脂密度の低い部位に溶融樹脂を行き渡らせるこ
とができるものと推測される。従って、より均一な溶融
樹脂5の充填ができるものと思われる。
【0028】更に、加工ピン2b、3bを移動させて溶
融樹脂を押圧することで、溶融樹脂中の特にガラス繊維
の配向をランダムに分散させる効果が得られるものと推
測される。
融樹脂を押圧することで、溶融樹脂中の特にガラス繊維
の配向をランダムに分散させる効果が得られるものと推
測される。
【0029】射出孔1fからは溶融樹脂5が射出され続
け、やがて樹脂成形型1内には溶融樹脂5が100%充
填されることになる。
け、やがて樹脂成形型1内には溶融樹脂5が100%充
填されることになる。
【0030】図5に示すように、溶融樹脂の冷却固化後
において、油圧シリンダ2a内の作動液がシリンダ2a
外に排出され、加工ピン2bが図5中下方向に後退して
初期位置に復帰される。同様にして、油圧シリンダ3a
内の作動液がシリンダ3a外に排出され、加工ピン3b
が図5中上方向に後退して初期位置に復帰される。
において、油圧シリンダ2a内の作動液がシリンダ2a
外に排出され、加工ピン2bが図5中下方向に後退して
初期位置に復帰される。同様にして、油圧シリンダ3a
内の作動液がシリンダ3a外に排出され、加工ピン3b
が図5中上方向に後退して初期位置に復帰される。
【0031】従って、樹脂の固化後において成形型1に
は、貫通孔4f、4gを有する合成樹脂材から成るピス
トン4が成形されることになる。成形されたピストン4
は、可動型1bが図5中左方に移動され、上部スライド
1cが図5中上方に移動され、下部スライド1dが図5
中下方に移動されて成形型1内から取り出される。
は、貫通孔4f、4gを有する合成樹脂材から成るピス
トン4が成形されることになる。成形されたピストン4
は、可動型1bが図5中左方に移動され、上部スライド
1cが図5中上方に移動され、下部スライド1dが図5
中下方に移動されて成形型1内から取り出される。
【0032】図2に示すように、成形されたピストン4
は、長さL1 部分の前方部4aと、長さL2 部分の前方
側フランジ部4bと、長さL3 部分の肉厚部である中間
部4cと、長さL4 部分の後方側フランジ部4dと、長
さL5 部分の後方部4eとから構成される。前方側フラ
ンジ部4b及び後方側フランジ部4dの径は後述するシ
リンダ孔11aの径に略等しく、中間部4cは、その両
端において前方側フランジ部4a及び後方側フランジ部
4dの径と略等しく、両端からその中央部に向かって徐
々に縮径するテーパ状を呈している。前方側フランジ部
4bの後方近傍においては、合成樹脂ピストン4の径方
向(図2中上下方向)に延在し合成樹脂ピストン4の軸
を通って貫通する小孔4gが形成され、後方側フランジ
部4dの前方近傍においては、合成樹脂ピストン4の径
方向で合成樹脂ピストン4の軸を通って貫通する小孔4
gが成形されている。
は、長さL1 部分の前方部4aと、長さL2 部分の前方
側フランジ部4bと、長さL3 部分の肉厚部である中間
部4cと、長さL4 部分の後方側フランジ部4dと、長
さL5 部分の後方部4eとから構成される。前方側フラ
ンジ部4b及び後方側フランジ部4dの径は後述するシ
リンダ孔11aの径に略等しく、中間部4cは、その両
端において前方側フランジ部4a及び後方側フランジ部
4dの径と略等しく、両端からその中央部に向かって徐
々に縮径するテーパ状を呈している。前方側フランジ部
4bの後方近傍においては、合成樹脂ピストン4の径方
向(図2中上下方向)に延在し合成樹脂ピストン4の軸
を通って貫通する小孔4gが形成され、後方側フランジ
部4dの前方近傍においては、合成樹脂ピストン4の径
方向で合成樹脂ピストン4の軸を通って貫通する小孔4
gが成形されている。
【0033】更に、前方部4aには穴4hが設けられる
とともに、穴4hと貫通孔4fとを連通する連通孔4i
が形成される。
とともに、穴4hと貫通孔4fとを連通する連通孔4i
が形成される。
【0034】次に、図6を用いて合成樹脂ピストン4を
車両用のブレーキ用タンデムマスタシリンダ10に採用
した場合の実施例を説明する。図6において、シリンダ
本体11はシリンダ孔11aを有し、図6中左端が閉塞
されるとともに右端が開口している。シリンダ本体11
の外周にはオイルリザーバ(図示省略)に接続される左
右一対のリザーバ結合部12、13が形成されるととも
に、シリンダ本体11の周壁には各リザーバ結合部1
2、13とシリンダ本体11の内部とを連通するサプラ
イポート14a、14b、14cが形成されている。
車両用のブレーキ用タンデムマスタシリンダ10に採用
した場合の実施例を説明する。図6において、シリンダ
本体11はシリンダ孔11aを有し、図6中左端が閉塞
されるとともに右端が開口している。シリンダ本体11
の外周にはオイルリザーバ(図示省略)に接続される左
右一対のリザーバ結合部12、13が形成されるととも
に、シリンダ本体11の周壁には各リザーバ結合部1
2、13とシリンダ本体11の内部とを連通するサプラ
イポート14a、14b、14cが形成されている。
【0035】シリンダ孔11aの開口部には金属ピスト
ン15が、中央部には合成樹脂ピストン4がそれぞれ往
復摺動可能に挿入されている。シリンダ孔11a内は、
両ピストン4、15によって第2圧力室17が区画され
るとともに、合成樹脂ピストン4とシリンダ孔11aの
底面とによって第1圧力室16が区画されている。更
に、第1及び第2圧力室16、17を液密保持するため
に密封材であるカップ材18、19、20、21が設け
られていて、カップ材18、19は前方側フランジ部4
a及び後方側フランジ部4dに支持されて、合成樹脂ピ
ストン4の前方部4a及び後方4eに嵌合され、カップ
材20、21は金属ピストン15に嵌合されている。
ン15が、中央部には合成樹脂ピストン4がそれぞれ往
復摺動可能に挿入されている。シリンダ孔11a内は、
両ピストン4、15によって第2圧力室17が区画され
るとともに、合成樹脂ピストン4とシリンダ孔11aの
底面とによって第1圧力室16が区画されている。更
に、第1及び第2圧力室16、17を液密保持するため
に密封材であるカップ材18、19、20、21が設け
られていて、カップ材18、19は前方側フランジ部4
a及び後方側フランジ部4dに支持されて、合成樹脂ピ
ストン4の前方部4a及び後方4eに嵌合され、カップ
材20、21は金属ピストン15に嵌合されている。
【0036】又、シリンダ孔11aと、合成樹脂ピスト
ン4の前方側フランジ部4bと後方側フランジ部4dと
の間の、即ち、中間部4cの外周面とで、第1ブレーキ
供給給室22を区画し、シリンダ孔11aと金属ピスト
ン15の外周面とでは、第2ブレーキ液供給室23を区
画している。
ン4の前方側フランジ部4bと後方側フランジ部4dと
の間の、即ち、中間部4cの外周面とで、第1ブレーキ
供給給室22を区画し、シリンダ孔11aと金属ピスト
ン15の外周面とでは、第2ブレーキ液供給室23を区
画している。
【0037】シリンダ孔11aの底部にはリテーナ24
が配設されており、リテーナ24とと合成樹脂ピストン
4の前方部4aに嵌着されたリテーナとの間にはスプリ
ング25が介装され、合成樹脂ピストン4を常時図6右
方に付勢している。合成樹脂ピストン4の後方部4eに
嵌着されたリテーナと金属ピストン15との間にはスプ
リング26が介装され、金属ピストン15を常時図6中
右方に付勢している。リテーナ24と合成樹脂ピストン
4との間には、インレットバルブ27が配設されてい
る。インレットバルブ27はリテーナ24に摺動可能に
配設され、インレットバルブ27のバルブ部27aは、
合成樹脂ピストン4の前方部4aに形成された穴4hに
挿入されている。
が配設されており、リテーナ24とと合成樹脂ピストン
4の前方部4aに嵌着されたリテーナとの間にはスプリ
ング25が介装され、合成樹脂ピストン4を常時図6右
方に付勢している。合成樹脂ピストン4の後方部4eに
嵌着されたリテーナと金属ピストン15との間にはスプ
リング26が介装され、金属ピストン15を常時図6中
右方に付勢している。リテーナ24と合成樹脂ピストン
4との間には、インレットバルブ27が配設されてい
る。インレットバルブ27はリテーナ24に摺動可能に
配設され、インレットバルブ27のバルブ部27aは、
合成樹脂ピストン4の前方部4aに形成された穴4hに
挿入されている。
【0038】図6(非作動状態)の状態で金属ピストン
15に押圧力が加えられると、スプリング26の付勢力
に抗して金属ピストン15は図6中左方に向かって移動
され、金属ピストン15に装着されているカップ材20
がサプライポート14bを遮断して、第2圧力室17内
のブレーキ液が昇圧される。第2圧力室17内のブレー
キ液の昇圧により合成樹脂ピストン4が図6中左方に移
動されると、インレットバルブ27のバルブ部27aが
合成樹脂ピストン4の連通孔4iを遮断して、第1圧力
室16内のブレーキ液が昇圧される。両圧力室16、1
7のブレーキ液の昇圧によりアウトレットポート28を
介して車輪ブレーキにブレーキ液が圧送される。
15に押圧力が加えられると、スプリング26の付勢力
に抗して金属ピストン15は図6中左方に向かって移動
され、金属ピストン15に装着されているカップ材20
がサプライポート14bを遮断して、第2圧力室17内
のブレーキ液が昇圧される。第2圧力室17内のブレー
キ液の昇圧により合成樹脂ピストン4が図6中左方に移
動されると、インレットバルブ27のバルブ部27aが
合成樹脂ピストン4の連通孔4iを遮断して、第1圧力
室16内のブレーキ液が昇圧される。両圧力室16、1
7のブレーキ液の昇圧によりアウトレットポート28を
介して車輪ブレーキにブレーキ液が圧送される。
【0039】金属ピストン15に対する押圧力が解除さ
れると、両スプリング25、26の付勢力により両ピス
トン4、15が図6中右方へ復帰移動される。即ち、両
ピストン4、15の復動に伴って、バルブ部27aが連
通孔4iを開放して第1圧力室16を第1ブレーキ液供
給室22に連通させ、カップ材20がサプライポート1
4bを開放して、第2圧力室17を第2ブレーキ液供給
室23に連通させて、ブレーキ液圧が降圧される。
れると、両スプリング25、26の付勢力により両ピス
トン4、15が図6中右方へ復帰移動される。即ち、両
ピストン4、15の復動に伴って、バルブ部27aが連
通孔4iを開放して第1圧力室16を第1ブレーキ液供
給室22に連通させ、カップ材20がサプライポート1
4bを開放して、第2圧力室17を第2ブレーキ液供給
室23に連通させて、ブレーキ液圧が降圧される。
【0040】以上説明したように、本実施の形態の合成
樹脂ピストン4の成形方法によれば、押圧装置2、3に
より成形型1内の樹脂を移動させ、樹脂密度の低い部位
に溶融樹脂を行き渡らせることで、より均一な溶融樹脂
5の充填を可能としている。更に、シリンダ孔の径に略
等しいフランジ部を備えたピストンを従来の合成樹脂ピ
ストンの成形方法において成形すると、射出される樹脂
の流れる方向がキャビティ空間の軸方向であるため、樹
脂及びガラス繊維は略軸方向に並んで冷えて固まること
になる。一般的に樹脂は冷えて固まると樹脂の流れの方
向に対して垂直方向に収縮するものであり、従って、特
に寸法精度が必要とされるようなシリンダ孔の径に略等
しいフランジ部及びその近辺において樹脂の収縮が起こ
ると、シリンダ孔内においてピストンががたつき、ひい
ては、ピストンの滑らかな摺動を妨げる虞れがある。し
かしながら、本実施の形態における成形方法によれば、
合成樹脂ピストン4の成形時に、前方側フランジ部4
a、後方側フランジ部4dの成形部分1g、1fの近辺
において、樹脂の配向を分散することができることか
ら、樹脂が冷えて固まる際には、寸法精度が特に必要と
される両フランジ部4b、4d及びその近辺における樹
脂のピストン4の径方向への収縮が抑制され、且つ、ピ
ストン4の軸方向の収縮も抑制されることになり、寸法
精度を確保することを可能としている。加えて、ボイ
ド、クラックとうの発生をも抑制可能となる。
樹脂ピストン4の成形方法によれば、押圧装置2、3に
より成形型1内の樹脂を移動させ、樹脂密度の低い部位
に溶融樹脂を行き渡らせることで、より均一な溶融樹脂
5の充填を可能としている。更に、シリンダ孔の径に略
等しいフランジ部を備えたピストンを従来の合成樹脂ピ
ストンの成形方法において成形すると、射出される樹脂
の流れる方向がキャビティ空間の軸方向であるため、樹
脂及びガラス繊維は略軸方向に並んで冷えて固まること
になる。一般的に樹脂は冷えて固まると樹脂の流れの方
向に対して垂直方向に収縮するものであり、従って、特
に寸法精度が必要とされるようなシリンダ孔の径に略等
しいフランジ部及びその近辺において樹脂の収縮が起こ
ると、シリンダ孔内においてピストンががたつき、ひい
ては、ピストンの滑らかな摺動を妨げる虞れがある。し
かしながら、本実施の形態における成形方法によれば、
合成樹脂ピストン4の成形時に、前方側フランジ部4
a、後方側フランジ部4dの成形部分1g、1fの近辺
において、樹脂の配向を分散することができることか
ら、樹脂が冷えて固まる際には、寸法精度が特に必要と
される両フランジ部4b、4d及びその近辺における樹
脂のピストン4の径方向への収縮が抑制され、且つ、ピ
ストン4の軸方向の収縮も抑制されることになり、寸法
精度を確保することを可能としている。加えて、ボイ
ド、クラックとうの発生をも抑制可能となる。
【0041】更に、小孔4f、4gを形成することによ
り、肉厚部である中間部4cひいてはフランジ部4b、
4d近辺を薄肉化することが可能となり、ボイド、クラ
ック等の発生をも抑制している。
り、肉厚部である中間部4cひいてはフランジ部4b、
4d近辺を薄肉化することが可能となり、ボイド、クラ
ック等の発生をも抑制している。
【0042】更に、キャビティ空間1e内において溶融
樹脂が分流し、分流した溶融樹脂が合流するといった状
況が生じない為、ウェルドが生じる虞も無い。
樹脂が分流し、分流した溶融樹脂が合流するといった状
況が生じない為、ウェルドが生じる虞も無い。
【0043】従って、ボイドやクラック及びウェルド等
の発生を抑制する合成樹脂ピストン4の成形方法を提供
することを可能としている。
の発生を抑制する合成樹脂ピストン4の成形方法を提供
することを可能としている。
【0044】本実施の形態においては、樹脂成形型1
は、固定型1aと、可動型1bと、上部スライド1c
と、下部スライド1dとから構成されているが、この構
成に限定するものでないことは言うまでもない。
は、固定型1aと、可動型1bと、上部スライド1c
と、下部スライド1dとから構成されているが、この構
成に限定するものでないことは言うまでもない。
【0045】又、本実施の形態においては、押圧装置
2、3は油圧シリンダ2a、3aと加工ピン2b、3b
とを有しているが、特にこの構成に限定するものでない
ことは言うまでもない。従って、孔4f、4gは棒状の
加工ピン2a、3aのみにより形成されるものではな
く、溶融樹脂5を押圧して移動させることが可能なもの
であればよい。
2、3は油圧シリンダ2a、3aと加工ピン2b、3b
とを有しているが、特にこの構成に限定するものでない
ことは言うまでもない。従って、孔4f、4gは棒状の
加工ピン2a、3aのみにより形成されるものではな
く、溶融樹脂5を押圧して移動させることが可能なもの
であればよい。
【0046】又、本実施の形態においては、樹脂製品と
して合成樹脂ピストン4を成形したが、特にこれに限定
するものでないことは言うまでもない。
して合成樹脂ピストン4を成形したが、特にこれに限定
するものでないことは言うまでもない。
【0047】又、本実施の形態においては、マスタシリ
ンダ用の合成樹脂ピストン4を成形したが、特にこれに
限定するものでないことは言うまでもない。
ンダ用の合成樹脂ピストン4を成形したが、特にこれに
限定するものでないことは言うまでもない。
【0048】又、本実施の形態においては、前方部4a
と前方側フランジ部4bと肉厚部である中間部4cと後
方側フランジ部4dと後方部4eとから構成される合成
樹脂ピストン4を成形しているが、特にこの形状に限定
されるものではないことは言うまでもない。
と前方側フランジ部4bと肉厚部である中間部4cと後
方側フランジ部4dと後方部4eとから構成される合成
樹脂ピストン4を成形しているが、特にこの形状に限定
されるものではないことは言うまでもない。
【0049】又、本実施の形態においては、溶融樹脂5
が成形型1内に90%充填された際に、押圧装置2、3
の加工ピン2b、3bが前進移動されているが、特にこ
の構成に限定するものでないことは言うまでもない。即
ち、加工ピン2、3が前進移動されて成形型1内の樹脂
を押圧することにより、樹脂が所定の部分に移動可能と
されればよい。
が成形型1内に90%充填された際に、押圧装置2、3
の加工ピン2b、3bが前進移動されているが、特にこ
の構成に限定するものでないことは言うまでもない。即
ち、加工ピン2、3が前進移動されて成形型1内の樹脂
を押圧することにより、樹脂が所定の部分に移動可能と
されればよい。
【0050】又、本実施の形態においては、孔4g、4
fgは貫通孔とされているが、特にこの形状に限定する
ものではない。
fgは貫通孔とされているが、特にこの形状に限定する
ものではない。
【0051】又、本実施の形態においては、ピストン4
は芳香族ナイロンにガラス樹脂が混入されたものから成
形されているが、特にこの構成に限定するものでないこ
とは言うまでもない。
は芳香族ナイロンにガラス樹脂が混入されたものから成
形されているが、特にこの構成に限定するものでないこ
とは言うまでもない。
【0052】以上、本発明を上記実施の形態に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、押圧工程により樹脂を所定の部分に移動するこ
とで、成形型内においてより均一な溶融樹脂の充填を可
能としている。
よれば、押圧工程により樹脂を所定の部分に移動するこ
とで、成形型内においてより均一な溶融樹脂の充填を可
能としている。
【0054】更に、樹脂製品の成形時に、押圧する部分
及びその近辺において樹脂の配向を分散することができ
ることから、樹脂が冷えて固まる際には樹脂の収縮が抑
制され、寸法精度を確保することを可能としている。加
えて、ボイド、クラック等の発生をも抑制可能となる。
及びその近辺において樹脂の配向を分散することができ
ることから、樹脂が冷えて固まる際には樹脂の収縮が抑
制され、寸法精度を確保することを可能としている。加
えて、ボイド、クラック等の発生をも抑制可能となる。
【0055】更に、樹脂製品の肉厚部に穴を形成するこ
とにより、肉厚部を薄肉化することが可能となり、ボイ
ド、クラック等の発生を更に抑制可能とできる。
とにより、肉厚部を薄肉化することが可能となり、ボイ
ド、クラック等の発生を更に抑制可能とできる。
【0056】更に、空間内において溶融樹脂が分流し、
分流した溶融樹脂が合流するといった状況が生じない
為、ウェルドが生じる虞も無い。
分流した溶融樹脂が合流するといった状況が生じない
為、ウェルドが生じる虞も無い。
【0057】従って、ボイドやクラック及びウェルド等
の発生を抑制する樹脂製品の成形方法を提供することを
可能としている。
の発生を抑制する樹脂製品の成形方法を提供することを
可能としている。
【0058】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、樹脂ピストンの成形に最適な成形方法
を提供することを可能としている。
の効果に加えて、樹脂ピストンの成形に最適な成形方法
を提供することを可能としている。
【0059】ピストンの成形時には、押圧する部分、ひ
いては、フランジ部を成形する部分の近辺において、樹
脂の配向をランダムにすることができることから、樹脂
が冷えて固まる過程において、押圧する部分ひいてはフ
ランジ部を成形する部分近辺における樹脂の収縮が抑制
され、寸法精度を確保すること及びボイド、クラック等
を抑制することを可能としている。
いては、フランジ部を成形する部分の近辺において、樹
脂の配向をランダムにすることができることから、樹脂
が冷えて固まる過程において、押圧する部分ひいてはフ
ランジ部を成形する部分近辺における樹脂の収縮が抑制
され、寸法精度を確保すること及びボイド、クラック等
を抑制することを可能としている。
【0060】更に、フランジ部近傍に穴が設けられたピ
ストンが成形されることから、穴が設けられたことによ
ってピストンを薄肉化することが可能となり、ボイド、
クラック等の発生をも抑制することを可能としている。
ストンが成形されることから、穴が設けられたことによ
ってピストンを薄肉化することが可能となり、ボイド、
クラック等の発生をも抑制することを可能としている。
【0061】従って、特に寸法精度が必要とされるよう
なフランジ部及びその近辺において樹脂の収縮を防ぐこ
とにより寸法精度を確保し、更に、ボイドやクラックの
発生を防ぐピストンを提供すること可能としている。
なフランジ部及びその近辺において樹脂の収縮を防ぐこ
とにより寸法精度を確保し、更に、ボイドやクラックの
発生を防ぐピストンを提供すること可能としている。
【0062】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、マスタシリンダに最適なピストンを成
形する成形方法を提供することを可能としている。
の効果に加えて、マスタシリンダに最適なピストンを成
形する成形方法を提供することを可能としている。
【0063】ピストンの成形時に、押圧する部分、ひい
ては、前方及び後方側フランジ部を成形する部分の近辺
において、樹脂の配向を分散することができることか
ら、樹脂が冷えて固まる過程において、押圧する部分ひ
いては前方側及び後方側フランジ部を成形する部分近辺
における樹脂のピストンの収縮が抑制されることから、
寸法精度を、更には、ボイド、クラック等の発生を抑制
することを可能としている。
ては、前方及び後方側フランジ部を成形する部分の近辺
において、樹脂の配向を分散することができることか
ら、樹脂が冷えて固まる過程において、押圧する部分ひ
いては前方側及び後方側フランジ部を成形する部分近辺
における樹脂のピストンの収縮が抑制されることから、
寸法精度を、更には、ボイド、クラック等の発生を抑制
することを可能としている。
【0064】更に、前方側及び後方側フランジ部の近傍
に穴が設けられたピストンが成形されることから、穴が
設けられたことによってピストンを薄肉化することが可
能となり、よりボイド、クラック等の発生をも抑制する
ことを可能としている。
に穴が設けられたピストンが成形されることから、穴が
設けられたことによってピストンを薄肉化することが可
能となり、よりボイド、クラック等の発生をも抑制する
ことを可能としている。
【0065】従って、特に寸法精度が必要とされるよう
なフランジ部及びその近辺において樹脂の収縮を防ぐこ
とにより寸法精度を確保し、更に、ボイドやクラックの
発生を防ぐ、車両用マスタシリンダに用いられる合成樹
脂ピストンを提供すること可能としている。
なフランジ部及びその近辺において樹脂の収縮を防ぐこ
とにより寸法精度を確保し、更に、ボイドやクラックの
発生を防ぐ、車両用マスタシリンダに用いられる合成樹
脂ピストンを提供すること可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の成形型1の断面図。
【図2】図1の成形型1により成形されたピストン4の
断面図。
断面図。
【図3】図1の成形型に溶融樹脂5が射出された状態を
示した図。
示した図。
【図4】図3の加工ピン2b、3bが前進移動された状
態を示した図。
態を示した図。
【図5】図4の成形型1の溶融樹脂が固化した状態を示
した図。
した図。
【図6】図2の合成樹脂ピストン4を採用した車両ブレ
ーキ用マスタシリンダ10の断面図。
ーキ用マスタシリンダ10の断面図。
1 成形型 1e キャビティ
空間 4 ピストン 4b 前方側フランジ部 4d 後方側フラ
ンジ部 4f、4g 孔 5 溶融樹脂 5a、5b フラ
ンジ部成形部分 11 シリンダ本体 11a シリン
ダ孔
空間 4 ピストン 4b 前方側フランジ部 4d 後方側フラ
ンジ部 4f、4g 孔 5 溶融樹脂 5a、5b フラ
ンジ部成形部分 11 シリンダ本体 11a シリン
ダ孔
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂製品の形状を呈する空間を有する成
形型を配置する成形型配置工程と、前記空間内に溶融樹
脂を射出する射出工程と、前記空間内に射出された樹脂
が固化する以前に前記空間内の樹脂を押圧することによ
り、所定の部分に樹脂を移動させる押圧工程とを備えた
樹脂製品の成形方法。 - 【請求項2】 前記樹脂製品はピストンであり、前記ピ
ストンは、前記ピストンが摺動自在に挿入されるシリン
ダ本体のシリンダ孔の径に略等しいフランジ部を有して
おり、樹脂が押圧される部分は、前記成形型において樹
脂が前記フランジ部を形成している部分の近傍である請
求項1の樹脂製品の成形方法。 - 【請求項3】 前記シリンダ本体は車両用マスタシリン
ダのシリンダ本体であり、前記ピストンは前記フランジ
部を前方側と後方側との二箇所に有している請求項2の
樹脂製品の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31967896A JPH10156903A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 樹脂製品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31967896A JPH10156903A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 樹脂製品の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10156903A true JPH10156903A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18112976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31967896A Pending JPH10156903A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 樹脂製品の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10156903A (ja) |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP31967896A patent/JPH10156903A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050405 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |