JPH10158177A - 痒み及び/又は痛み抑制剤 - Google Patents
痒み及び/又は痛み抑制剤Info
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- JPH10158177A JPH10158177A JP8317696A JP31769696A JPH10158177A JP H10158177 A JPH10158177 A JP H10158177A JP 8317696 A JP8317696 A JP 8317696A JP 31769696 A JP31769696 A JP 31769696A JP H10158177 A JPH10158177 A JP H10158177A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 補骨脂、大黄、シルク、熊笹及び桑から
選ばれる1種もしくは2種以上の天然物又はその抽出物
を含有する痒み及び/又は痛み抑制剤。 【効果】 サブスタンスP拮抗作用が強く、安全性も高
い。
選ばれる1種もしくは2種以上の天然物又はその抽出物
を含有する痒み及び/又は痛み抑制剤。 【効果】 サブスタンスP拮抗作用が強く、安全性も高
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサブスタンスP拮抗
作用を有する痒み及び/又は痛み抑制剤に関する。
作用を有する痒み及び/又は痛み抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】サブスタンスPは回腸収縮作用、唾液分
泌促進作用、痛覚の刺激作用等を有することが知られて
いる11個のアミノ酸からなるペプチドである。このサ
ブスタンスPは、近年ではタキキニン類の一種として位
置づけられている。
泌促進作用、痛覚の刺激作用等を有することが知られて
いる11個のアミノ酸からなるペプチドである。このサ
ブスタンスPは、近年ではタキキニン類の一種として位
置づけられている。
【0003】このサブスタンスPは、消化器系疾患、神
経系疾患、循環器系疾患など広い範囲で作用しているこ
とが知られているが、特にハンチントン舞踏病、カルチ
ノイド症候群、慢性疼痛、皮膚血管透過性亢進等におい
て深く関与すると考えられている。
経系疾患、循環器系疾患など広い範囲で作用しているこ
とが知られているが、特にハンチントン舞踏病、カルチ
ノイド症候群、慢性疼痛、皮膚血管透過性亢進等におい
て深く関与すると考えられている。
【0004】これらサブスタンスPの関与する疾患の治
療薬を開発する目的で種々のサブスタンスP拮抗剤が報
告されている(M. M. Chang, S. E. Leeman, H. D. Nia
ll,Nature New Biol., 232, 86(1971)、Hugan R. M. et
al, Br. J. Pharmacol., 99(Suppl.), 62P(1990))。
療薬を開発する目的で種々のサブスタンスP拮抗剤が報
告されている(M. M. Chang, S. E. Leeman, H. D. Nia
ll,Nature New Biol., 232, 86(1971)、Hugan R. M. et
al, Br. J. Pharmacol., 99(Suppl.), 62P(1990))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のサブスタンスP拮抗剤は合成ペプチドであり、ア
ゴニスト作用及びヒトに対する抗原性を有するため、安
全性の面から医薬として開発されるには至っておらず、
サブスタンスPの関与する痒み・痛みを抑制する薬剤も
開発されていない。従って本発明の目的は優れたサブス
タンスP拮抗作用を有するとともに安全性の高い痒み及
び/又は痛み抑制剤を提供することにある。
従来のサブスタンスP拮抗剤は合成ペプチドであり、ア
ゴニスト作用及びヒトに対する抗原性を有するため、安
全性の面から医薬として開発されるには至っておらず、
サブスタンスPの関与する痒み・痛みを抑制する薬剤も
開発されていない。従って本発明の目的は優れたサブス
タンスP拮抗作用を有するとともに安全性の高い痒み及
び/又は痛み抑制剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは前記
課題を解決すべく広く植物の抽出物についてその薬理作
用を検討してきたところ、食品等として使用されている
安全性の高い後述する植物又はその抽出物が、特に皮膚
において優れたサブスタンスP拮抗作用を有することを
見出し、本発明を完成するに至った。
課題を解決すべく広く植物の抽出物についてその薬理作
用を検討してきたところ、食品等として使用されている
安全性の高い後述する植物又はその抽出物が、特に皮膚
において優れたサブスタンスP拮抗作用を有することを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は補骨脂、大黄、シル
ク、熊笹及び桑から選ばれる1種もしくは2種以上の天
然物又はその抽出物を含有する痒み及び/又は痛み抑制
剤を提供するものである。
ク、熊笹及び桑から選ばれる1種もしくは2種以上の天
然物又はその抽出物を含有する痒み及び/又は痛み抑制
剤を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる天然物のうち植物
とは、それらの全草又はそれらの葉、茎、根、果実、種
子及び花のうちの1又は2以上の箇所(以下「原体」と
称する)又はこれを乾燥して粉砕したものであり、植物
抽出物とは、原体を乾燥し又は乾燥することなく粉砕し
た後、室温又は加温下に溶剤により抽出するか又はソッ
クスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することによ
り得られる各種溶媒抽出液、その希釈液、その濃縮液、
あるいはその乾燥末を意味するものである。本発明にお
いては、補骨脂は成熟種子、大黄は根茎、シルクは絹繊
維、熊笹は樹皮、桑は葉の乾燥物又はその抽出物を用い
ることが好ましい。本発明において、これらの天然物又
はその抽出物は1種又は2種以上を用いることができ
る。
とは、それらの全草又はそれらの葉、茎、根、果実、種
子及び花のうちの1又は2以上の箇所(以下「原体」と
称する)又はこれを乾燥して粉砕したものであり、植物
抽出物とは、原体を乾燥し又は乾燥することなく粉砕し
た後、室温又は加温下に溶剤により抽出するか又はソッ
クスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することによ
り得られる各種溶媒抽出液、その希釈液、その濃縮液、
あるいはその乾燥末を意味するものである。本発明にお
いては、補骨脂は成熟種子、大黄は根茎、シルクは絹繊
維、熊笹は樹皮、桑は葉の乾燥物又はその抽出物を用い
ることが好ましい。本発明において、これらの天然物又
はその抽出物は1種又は2種以上を用いることができ
る。
【0009】これらの天然物からの抽出は、有効成分を
効率的に得る為に、水及び/又は水溶性有機溶媒を用い
て行なうことが必要である。ここで用いられる水溶性有
機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール等が挙げられるが、就中、エタノ
ール、ブタノール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコールが好ましい。水溶性有機溶媒は1種又
は2種以上を混合して用いてもよく、更に水と組み合せ
ることが好ましい。上記植物に対する溶媒の量は1〜2
0重量倍とすることが好ましい。
効率的に得る為に、水及び/又は水溶性有機溶媒を用い
て行なうことが必要である。ここで用いられる水溶性有
機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール等が挙げられるが、就中、エタノ
ール、ブタノール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコールが好ましい。水溶性有機溶媒は1種又
は2種以上を混合して用いてもよく、更に水と組み合せ
ることが好ましい。上記植物に対する溶媒の量は1〜2
0重量倍とすることが好ましい。
【0010】一方、原料となる上記天然物は、そのまま
抽出に用いるより、粗末又は粉末とすることが好まし
い。上記天然物は上記抽出溶媒に浸漬し、常法により抽
出を行なえばよいが、必要に応じて50℃程度まで加温
して抽出効率を高めてもよい。また、抽出物をそのまま
又は濃縮した後、溶媒で分画し、有効画分のみ取り出す
と、より少量で高い効果を期待することができる。ここ
で分画に用いる溶媒としては、水と酢酸エチルが好まし
く、この水画分を用いることが好ましい。
抽出に用いるより、粗末又は粉末とすることが好まし
い。上記天然物は上記抽出溶媒に浸漬し、常法により抽
出を行なえばよいが、必要に応じて50℃程度まで加温
して抽出効率を高めてもよい。また、抽出物をそのまま
又は濃縮した後、溶媒で分画し、有効画分のみ取り出す
と、より少量で高い効果を期待することができる。ここ
で分画に用いる溶媒としては、水と酢酸エチルが好まし
く、この水画分を用いることが好ましい。
【0011】上記天然物又はその抽出物は、サブスタン
スPによる皮膚血管透過性亢進を抑制する作用を有す
る。従って、上記植物又はその抽出物を含有する本発明
の痒み及び/又は痛み抑制剤は、特に皮膚における各種
炎症症状の治療薬として有用である。
スPによる皮膚血管透過性亢進を抑制する作用を有す
る。従って、上記植物又はその抽出物を含有する本発明
の痒み及び/又は痛み抑制剤は、特に皮膚における各種
炎症症状の治療薬として有用である。
【0012】本発明の痒み抑制剤は、上記天然物又はそ
の抽出物を配合する限りいかなる形態でもよいが、錠
剤、顆粒剤、カプセル剤等の経口投与用製剤;注射剤;
軟膏クリーム、ローション、ゲル等の外用剤;浴用剤等
として用いることができる。これらの製剤とするには、
上記天然物又はその抽出物と賦形剤、増量剤、結合剤、
湿潤化剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝
剤、保存剤、矯味剤、香料、被覆剤等を適宜組み合わせ
て処方することにより製造することができる。また入浴
剤とするには、これらの添加剤に加え、無機塩類、炭酸
ガス、炭酸ガス発生物を配合せしめることができる。
の抽出物を配合する限りいかなる形態でもよいが、錠
剤、顆粒剤、カプセル剤等の経口投与用製剤;注射剤;
軟膏クリーム、ローション、ゲル等の外用剤;浴用剤等
として用いることができる。これらの製剤とするには、
上記天然物又はその抽出物と賦形剤、増量剤、結合剤、
湿潤化剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝
剤、保存剤、矯味剤、香料、被覆剤等を適宜組み合わせ
て処方することにより製造することができる。また入浴
剤とするには、これらの添加剤に加え、無機塩類、炭酸
ガス、炭酸ガス発生物を配合せしめることができる。
【0013】本発明の痒み及び/又は痛み抑制剤の投与
量は、症状、投与ルート等によっても異なるが、一般に
成人に対して上記天然物抽出物(乾燥重量)として10
〜5,000mg、特に50〜2,000mgを通常1日1
〜4回に分けて投与するのが好ましい。また、入浴剤と
して使用する場合は、特に限定されないが、標準的な浴
水150〜200L当り、上記天然物の原体の粉末(原
末)0.001〜1,000gから得られる抽出物の量
とすることが好ましく、更に原末0.01〜100gか
ら得られる抽出物の量とすることが好ましい。
量は、症状、投与ルート等によっても異なるが、一般に
成人に対して上記天然物抽出物(乾燥重量)として10
〜5,000mg、特に50〜2,000mgを通常1日1
〜4回に分けて投与するのが好ましい。また、入浴剤と
して使用する場合は、特に限定されないが、標準的な浴
水150〜200L当り、上記天然物の原体の粉末(原
末)0.001〜1,000gから得られる抽出物の量
とすることが好ましく、更に原末0.01〜100gか
ら得られる抽出物の量とすることが好ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明の痒み及び/又は痛み抑制剤は、
安全性が高く、かつサブスタンスP拮抗作用が強いので
サブスタンスPが関与する疾患に基づく痒み及び/又は
痛み、特に皮膚炎症に基づく痒み及び/又は痛みの治療
剤として有用である。
安全性が高く、かつサブスタンスP拮抗作用が強いので
サブスタンスPが関与する疾患に基づく痒み及び/又は
痛み、特に皮膚炎症に基づく痒み及び/又は痛みの治療
剤として有用である。
【0015】
【実施例】次に実施例、試験例を挙げて本発明を説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0016】製造例1 補骨脂抽出物 オランダビユ(Psoralea corylifolia)の熟成種子を細
切し、その10gに水とエタノールの混液(50:5
0)100mlを加え浸漬した。これを濾過し補骨脂抽出
物を得た。
切し、その10gに水とエタノールの混液(50:5
0)100mlを加え浸漬した。これを濾過し補骨脂抽出
物を得た。
【0017】製造例2 大黄抽出物 大黄(Rheum palmatum)の根茎を細切し、その10gに
水とエタノールの混液(58:42)100mlを加え浸
漬した。これを濾過し大黄抽出物を得た。
水とエタノールの混液(58:42)100mlを加え浸
漬した。これを濾過し大黄抽出物を得た。
【0018】製造例3 シルク抽出物 絹繊維10gを1N塩酸10mlと水とエタノールの混液
(50:50)100mlを加え浸漬した。これを濾過し
シルク抽出物を得た。
(50:50)100mlを加え浸漬した。これを濾過し
シルク抽出物を得た。
【0019】製造例4 熊笹抽出物 クマザサ(Sasa albo-marginata)の樹皮を細切し、そ
の10gに水とエタノールの混液(70:30)100
mlを加え浸漬した。これを濾過し熊笹抽出物を得た。
の10gに水とエタノールの混液(70:30)100
mlを加え浸漬した。これを濾過し熊笹抽出物を得た。
【0020】製造例5 桑抽出物 トウグワ(Morus alba)の葉を細切し、その10gに水
とエタノールの混液(50:50)100mlを加え浸漬
した。これを濾過し桑抽出物を得た。
とエタノールの混液(50:50)100mlを加え浸漬
した。これを濾過し桑抽出物を得た。
【0021】試験例1 モルモット背部を剃毛し、被験エキス溶液(生理食塩水
で濃度500μg(固形分重量)/mlに希釈する)10
0μl皮内投与し、6時間後にエバンスブルー(生理食
塩水に溶解、5mg/ml、モルモット体重1kg当たり0.
5ml)を静脈内投与した。次いで先の被験物質皮内投与
部位に、被験エキス溶液50μl及びサブスタンスP溶
液(10-5M)50μlを皮内投与した。20分後に、
モルモット背部の皮膚を剥ぎ、裏側から色素(エバンス
ブルー)が漏出している面積を測定した。その結果、表
1に示す如く、本発明における天然物抽出物はサブスタ
ンスPによる血管透過性亢進作用を抑制することがわか
る。
で濃度500μg(固形分重量)/mlに希釈する)10
0μl皮内投与し、6時間後にエバンスブルー(生理食
塩水に溶解、5mg/ml、モルモット体重1kg当たり0.
5ml)を静脈内投与した。次いで先の被験物質皮内投与
部位に、被験エキス溶液50μl及びサブスタンスP溶
液(10-5M)50μlを皮内投与した。20分後に、
モルモット背部の皮膚を剥ぎ、裏側から色素(エバンス
ブルー)が漏出している面積を測定した。その結果、表
1に示す如く、本発明における天然物抽出物はサブスタ
ンスPによる血管透過性亢進作用を抑制することがわか
る。
【0022】
【表1】
【0023】試験例2 天然物抽出物による痒み抑制効
果 7〜10週齢雌性WBN/ILA−HT系ヘアレスラッ
トを個別ケージに入れ、1時間環境に馴化させた後、背
部右側に評価天然物抽出物500μg(固形分重量)/
ml又は生理食塩水(溶媒)を50μl/site塗布した。
背部左側については処置を施さなかった。6時間後、塗
布した背部右側に評価天然物抽出物(500μg/ml:
50μl/site)の塗布及び起痒物質(サブスタンスP
10−5M:50μl/site)の皮内投与を行ない、9
0分間、8mmビデオカメラで撮影し、投与部位側及び無
処置側の掻き・舐め時間を測定した。評価の指標として
は、グルーミングの影響を取り除くために、試験部位
(右側)の掻き・舐め時間を無処置部(左側)の掻き・
舐め時間で割ることによって掻き頻度を算出し、効力評
価を行なった。その結果、本発明における天然物抽出物
は、優れた痒み抑制効果を有することが確認された。
果 7〜10週齢雌性WBN/ILA−HT系ヘアレスラッ
トを個別ケージに入れ、1時間環境に馴化させた後、背
部右側に評価天然物抽出物500μg(固形分重量)/
ml又は生理食塩水(溶媒)を50μl/site塗布した。
背部左側については処置を施さなかった。6時間後、塗
布した背部右側に評価天然物抽出物(500μg/ml:
50μl/site)の塗布及び起痒物質(サブスタンスP
10−5M:50μl/site)の皮内投与を行ない、9
0分間、8mmビデオカメラで撮影し、投与部位側及び無
処置側の掻き・舐め時間を測定した。評価の指標として
は、グルーミングの影響を取り除くために、試験部位
(右側)の掻き・舐め時間を無処置部(左側)の掻き・
舐め時間で割ることによって掻き頻度を算出し、効力評
価を行なった。その結果、本発明における天然物抽出物
は、優れた痒み抑制効果を有することが確認された。
【0024】
【表2】
【0025】試験例3 天然物抽出物による痛み抑制効
果 Randall-Selitto 法により本発明における天然物抽出物
を評価した。すなわち、5週齢SD系雄性ラットに、エ
ーテル麻酔下にて左後肢足底皮内に流動パラフィンに懸
濁せしめたMycobacterium butyricum 0.6mg/0.1
ml/headを注射した(第0日目)。第14日目に右後肢
の疼痛閥値の測定(UGO BASILE社製疼痛閥値測定装置を
使用)を行ない、平均値がほぼ均一となるように群分け
し、その日より1日1回、連日植物抽出物を右後肢に塗
布した。第28日目に右後肢の疼痛閥値を再び測定し、
疼痛を感じる加重値の差により鎮痛効果を評価した。そ
の結果、本発明における天然物抽出物は、優れた痛み抑
制効果を有することが確認された。
果 Randall-Selitto 法により本発明における天然物抽出物
を評価した。すなわち、5週齢SD系雄性ラットに、エ
ーテル麻酔下にて左後肢足底皮内に流動パラフィンに懸
濁せしめたMycobacterium butyricum 0.6mg/0.1
ml/headを注射した(第0日目)。第14日目に右後肢
の疼痛閥値の測定(UGO BASILE社製疼痛閥値測定装置を
使用)を行ない、平均値がほぼ均一となるように群分け
し、その日より1日1回、連日植物抽出物を右後肢に塗
布した。第28日目に右後肢の疼痛閥値を再び測定し、
疼痛を感じる加重値の差により鎮痛効果を評価した。そ
の結果、本発明における天然物抽出物は、優れた痛み抑
制効果を有することが確認された。
【0026】
【表3】
【0027】実施例1(錠剤) 下記組成の錠剤を直接圧縮成形により製造した。 補骨脂抽出物(製造例1) 100mg 結晶セルロース 393mg 乳糖 100mg ヒドロキシプロピルセルロース−L 4mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 全 量 500mg
【0028】実施例2(顆粒剤) 下記成分を均一に混合し、捏和し、押し出し造粒機によ
り造粒し、篩別して顆粒剤を得た。 (成分) (g) 熊笹抽出物(製造例4) 10 結晶セルロース 50 10%ヒドロキシプロピルセルロース 40 計 100
り造粒し、篩別して顆粒剤を得た。 (成分) (g) 熊笹抽出物(製造例4) 10 結晶セルロース 50 10%ヒドロキシプロピルセルロース 40 計 100
【0029】実施例3(噴霧剤) 下記成分を1ボンベ中に含む噴霧剤を常法により製造し
た。 (成分) (g) 大黄抽出物(製造例2) 1 オレイン酸 3 フレオン11 1.2 フレオン12 2.5 フレオン114 1.3 計 9
た。 (成分) (g) 大黄抽出物(製造例2) 1 オレイン酸 3 フレオン11 1.2 フレオン12 2.5 フレオン114 1.3 計 9
【0030】実施例4(軟膏剤) 下記成分を均一に混合し、軟膏剤を得た。 (成分) (g) シルク抽出物(製造例3) 10 スクワラン 20 グリセリン 20 セチルアルコール 5 マグネシウムステアレート 3 プロピレングリコール 5 水 20 エタノール 7 計 90
【0031】実施例5(カプセル剤) 下記成分を均一に混合し、カプセル剤を得た。 (成分) (g) 桑抽出物(製造例5) 100 結晶セルロース 100 乳糖 150 軽質無水ケイ酸 20 計 370
【0032】実施例6(クリーム) 下記成分を均一に混合し、クリームを得た。 (成分) (g) 補骨脂抽出物(製造例1) 1 コレステロール 0.5 コレステリルイソステアレート 1 ポリエーテル変性シリコーン 1.5 環状シリコーン 20 メチルフェニルポリシロキサン 2 メチルポリシロキサン 2 硫酸マグネシウム 0.5 55%エタノール 5 カルボキシメチルキチン 0.5 精製水 66 計 100
【0033】 実施例7(スキンローション) (成分) (g) シルク抽出物(製造例3) 2 グリセリンモノステアレート 1 エタノール 15 プロピレングリコール 4 イソプロピルパルミテート 3 ラノリン 1 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 セラミド 1 香料,色素 微量 精製水 残量 計 100.0
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 ADA A61K 35/78 ADAU AED AEDC (72)発明者 金澤 聡 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 西澤 義則 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 補骨脂、大黄、シルク、熊笹及び桑から
選ばれる1種もしくは2種以上の天然物又はその抽出物
を含有する痒み及び/又は痛み抑制剤。 - 【請求項2】 天然物抽出物が、当該天然物から水又は
/及び水溶性有機溶媒を用いて抽出した抽出物である請
求項1記載の痒み及び/又は痛み抑制剤。 - 【請求項3】 天然物抽出物が、水又は/及び水溶性有
機溶媒を用いて抽出したものを水と酢酸エチルで分画し
て得られた水画分である請求項1記載の痒み及び/又は
痛み抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8317696A JPH10158177A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 痒み及び/又は痛み抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8317696A JPH10158177A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 痒み及び/又は痛み抑制剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158177A true JPH10158177A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18091013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8317696A Pending JPH10158177A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 痒み及び/又は痛み抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158177A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10158179A (ja) * | 1996-11-28 | 1998-06-16 | Kao Corp | 皮膚外用剤 |
| US6482420B2 (en) | 2000-12-27 | 2002-11-19 | Noboru Huziwara | Composition having bactericidal action, cosmetics containing said composition and ultraviolet ray screening agent |
| EP1506782A1 (en) * | 2003-08-11 | 2005-02-16 | I-Hung Chu | Vapor fraction from seeds of glycine max (L.) merr. and composition thereof |
| JP2006241018A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Hoodo:Kk | 発毛促進剤、白髪防止及び/又は治療剤、止痒性組成物及び創傷治癒促進組成物 |
| US7112344B2 (en) | 2003-08-11 | 2006-09-26 | I-Hung Chu | Vapor fraction from seeds of Glycine max (L.)Merr. and composition thereof |
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