JPH10158548A - アニオン型電着塗料及びそれを使用した塗膜形成方法 - Google Patents

アニオン型電着塗料及びそれを使用した塗膜形成方法

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JPH10158548A
JPH10158548A JP31653196A JP31653196A JPH10158548A JP H10158548 A JPH10158548 A JP H10158548A JP 31653196 A JP31653196 A JP 31653196A JP 31653196 A JP31653196 A JP 31653196A JP H10158548 A JPH10158548 A JP H10158548A
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JP
Japan
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coating film
group
aqueous resin
coating
weight
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Pending
Application number
JP31653196A
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English (en)
Inventor
Koji Hirano
浩司 平野
Yutaka Inoue
裕 井上
Kenji Aoki
健二 青木
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗料の低温硬化性、塗膜外観及び塗膜性能に優
れたアニオン型電着塗料を提供する。 【解決手段】水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂を
基体樹脂とし、トリス(アルコキシカルボニルアミノ)
トリアジンを架橋剤とする熱硬化性樹脂組成物を含有す
ることを特徴とするアニオン型電着塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアニオン型
電着塗料及びそれを使用した塗膜形成方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】現在、陽極酸化処理したアルミサッシ等
の被塗物にはワンコ−トで仕上がり性の良いアニオン型
電着塗料が塗装されている。該アニオン型電着塗料とし
ては、水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂のアミン
中和物にメラミン架橋剤を配合し、水分散してなるメラ
ミン硬化型電着塗料が一般的に使用されている。
【0003】しかしながら、このようなメラミン硬化型
電着塗料は、通常、十分な塗膜性能を得るためには18
0℃以上の焼き付け温度が必要であり、焼き付けに要す
るエネルギー(電気、燃料等)の消費も多くなるので製
品コストが高く経済的に不利である。さらに、このもの
から形成された硬化塗膜は、塗膜の強靱性が劣るため
に、製品を段ボ−ル等の梱包材料で包装する際に、ま
た、梱包されたアルミニウムサッシ建材の輸送中に塗膜
と梱包材料とが擦れて塗膜に傷が付き、商品の価値が低
下するといった問題点があった。梱包が全く施されてい
ないものや、梱包が部分的に行われているものにおいて
も、積み重ねられた建材の隙間に砂、埃などが入り込み
塗膜同士が擦れ塗膜に擦り傷が付き、商品の価値が低下
するといった問題点があった。
【0004】また、メラミン硬化型電着塗膜は、上記し
た以外にも耐候性及び耐薬品性などの塗膜性能が十分で
ないためにこれらの塗膜性能の改善が要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来からの
アニオン型電着塗料の低温硬化性及び塗膜性能を改善し
たアニオン型電着塗料及びその塗膜形成方法の開発を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、架橋剤
として、従来からのメラミン樹脂に変えてトリス(アル
コキシカルボニルアミノ)トリアジンを使用することに
より、低温硬化性、塗膜性能に優れた塗料を提供できる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、 1.水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂を基体樹脂
とし、トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジ
ンを架橋剤とする熱硬化性樹脂組成物を含有することを
特徴とするアニオン型電着塗料、 2.水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂が、アクリ
ル系重合体であることを特徴とする上記のアニオン型電
着塗料、 3.水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂が、アルコ
キシシリル基を側鎖に有するビニル系共重合体であるこ
とを特徴とする上記1又は2に記載のアニオン型電着塗
料、 4.陽極酸化処理したアルミニウム基材を、水酸基及び
カルボキシル基含有水性樹脂を基体樹脂とし、トリス
(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンを架橋剤と
する熱硬化性樹脂組成物を含有するアニオン型電着塗料
中で電着塗装し、次に得られた電着塗装物を未水洗もし
くは水洗後、焼き付けることを特徴とする塗膜の形成方
法に係わる。
【0008】本発明塗料で使用する水酸基及びカルボキ
シル基含有水性樹脂は、アニオン型電着塗料として従来
から使用されている公知の樹脂を、特に制限なしに使用
することができる。該水性樹脂としては、酸価約10〜
200mgKOH/g、好ましくは約15〜100mg
KOH/g、水酸基価約30〜300mgKOH/g、
好ましくは約40〜200mgKOH/gの範囲のもの
である。また、このものの重量平均分子量は約1万〜2
0万の範囲が好ましい。酸価が約10mgKOH/g未
満になると水分散性が低下するので塗料の貯蔵安定性が
悪くなる、一方、約200mgKOH/gを越えると塗
膜の耐候性等の性能が劣るので好ましくない。また、水
酸基価が約30mgKOH/g未満になると硬化性が低
下し、一方、約300mgKOH/gを越えると反応し
ない水酸基が塗膜中に多く残るので塗膜の耐久性が悪く
なるので好ましくない。重量平均分子量が約1万を下回
ると塗料の貯蔵安定性や耐候性、耐モルタル性等の塗膜
性能が悪くなり、一方、約20万を上回ると塗膜の平滑
性等が悪くなるので好ましくない。
【0009】上記した水性樹脂としては、例えば、ビニ
ル系共重合体、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ
素樹脂、シリコ−ン樹脂などを挙げることができる。こ
れらの樹脂は1種もしくは2種以上組み合わせて使用す
ることができる。これらの中でも、下記のビニル系共重
合体を使用することが好ましい。
【0010】ビニル系共重合体しては、水酸基含有ビニ
ル系モノマ−、エチレン性不飽和カルボン酸及び必要に
応じてその他の不飽和モノマ−をラジカル共重合反応さ
せてなるビニル系共重合体が挙げられる。
【0011】本発明塗料を艶消し塗料として使用する場
合には、モノマ−成分としてアルコキシシリル基含有ビ
ニル系モノマ−を使用することにより艶消し塗料を得る
ことができる。
【0012】これらのモノマ−成分としては、下記のも
のを挙げることができる。
【0013】(1)水酸基含有ビニル系モノマ−類:例
えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレ−ト、(ポリ)エチレングリコ−ルモ
ノ(メタ)アクリレ−ト、(ポリ)プロピレングリコ−
ルモノ(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシブチルビニル
エ−テル、(メタ)アリルアルコ−ル、及び上記した水
酸基含有ビニル系モノマ−類とβ−プロピオラクトン、
ジメチルプロピオラクトン、ブチロラクトン、γ−バレ
ロラクトン、γ−カプロラクトン、γ−カプリロラクト
ン、γ−ラウリロラクトン、ε−カプロラクトン、δ−
カプロラクトン等のラクトン類化合物との反応物等、商
品名としては、プラクセルFM1(ダイセル化学社製、
商品名、カプロラクトン変性(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシエステル類)、プラクセルFM2(同左)、プラク
セルFM3(同左)、プラクセルFA−1(同左)、プ
ラクセルFA2(同左)、プラクセルFA3(同左)
等、(2)エチレン性不飽和カルボン酸類:例えば、
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、プラクセルFM1A
(以下、ダイセル化学社製、カプロラクトン変性カルボ
キシル基含有(メタ)アクリルモノマ−、商品名)、プ
ラクセルFM4A、プラクセルFM10A等、(3)ア
ルコキシシリル基含有ビニル系モノマ−類:例えば、γ
−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン等、(4)その他の
不飽和モノマ−類:例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル
などの(メタ)アクリル酸のC1〜18のアルキル又は
シクロアルキルエステル類、スチレンなどの芳香族ビニ
ルモノマ−類、(メタ)アクリル酸アミド、N−ブトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロ−ル(メ
タ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド及び
その誘導体類、(メタ)アクリロニトリル化合物類等 これらのモノマ−の配合割合において、上記水酸基含有
モノマ−類は、共重合体の水酸基価が約30〜300m
gKOH/gの範囲に入るように配合すればよいが、上
記モノマ−類の総モノマ−量換算で水酸基含有モノマ−
類が約3〜40重量%、好ましくは約5〜30重量%の
範囲である。
【0014】また、上記エチレン性不飽和カルボン酸
は、共重合体の酸価が約10〜200mgKOH/gの
範囲に入るように配合すればよいが、上記モノマ−類の
総モノマ−量に対してエチレン性不飽和カルボン酸が約
3〜30重量%、好ましくは約4〜20重量%の範囲で
ある。
【0015】上記したようにアルコキシシリル基含有ビ
ニル系モノマ−類は艶消し塗膜が要求される場合に使用
される。該モノマ−類の配合量は上記モノマ−類の総モ
ノマ−量に対して約0.1〜20重量%、好ましくは約
0.2〜15重量%の範囲である。
【0016】その他の不飽和モノマ−類としては、(メ
タ)アクリル酸のC1 〜C18のアルキル又はシクロアル
キルエステル類及びスチレンなどの芳香族ビニルモノマ
−類を使用することが好ましい。該モノマ−類の配合量
は上記モノマ−類の総モノマ−量に対して約37〜95
重量%、好ましくは約60〜91重量%の範囲である。
【0017】ラジカル共重合反応させる方法としては、
従来から公知の溶液重合方法等で行うことができる。
【0018】本発明塗料で使用する架橋剤は、トリス
(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンであって、
水性樹脂中の水酸基、カルボキシル基の活性水素基と反
応することによって硬化塗膜を形成するものである。該
トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジン架橋
剤のアルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシル基、ブトキシ基などのC1〜4の低級
アルコキシル基が包含される。
【0019】本発明塗料において、上記水性樹脂と架橋
剤との配合割合は両者の総合計量固形分換算で、水性樹
脂が40〜85重量%、好ましくは50〜80重量%の
範囲であり、架橋剤は15〜60重量%、好ましくは2
0〜50重量%の範囲である。水性樹脂の配合割合が4
0重量%を下回り、そして架橋剤が60重量%を上回る
と低温硬化性、耐候性、加工性等の塗膜性能が悪くな
り、一方、水性樹脂の配合割合が85重量%を上回り、
そして架橋剤が15重量%を下回ると低温硬化性、耐候
性、耐擦り傷性、加工性等の塗膜性能が悪くなるので好
ましくない。
【0020】本発明塗料には、水性樹脂と架橋剤との硬
化を促進するために、例えば、リン酸、パラトルエンス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリクロル酢
酸、トルフルオロメタンスルホン酸、リン酸、モノブチ
ル、リン酸ジブチルなど酸触媒、チタニウムオキサイド
アセトアセトネ−ト、テトラキス(ジエチルアミノ)チ
タニウム、チタノセンジクロライド、チタニウムテトラ
クロライド、ジメチルチンジメトキシド、ジルコニウム
アセトアセテ−ト、アルミニウムトリクロライド、スタ
ナストリフレ−ト、テトラブチルジアセトキシスタノキ
サン、セリウムトリクロライド、トリブチルチントリフ
レ−ト、ジルコニウムイソプロポキシド、ブチルチンエ
チルヘキサノエ−ト、イットリウムイソプロポキシド、
セシウムアセトアセトネ−ト、ニッケルエチルヘキサノ
エ−トなどの金属触媒を配合することができる。該硬化
触媒は、水性樹脂及び架橋剤の固形分合計量100重量
部当たり約0.001〜10重量部、好ましくは約0.
01〜5重量部の範囲が良い。
【0021】本発明塗料には、必要に応じて顔料、染
料、有機溶剤、流動性調整剤等を配合することができ
る。
【0022】本発明塗料は、例えば、上記水性樹脂の有
機溶剤(例えば、プロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−
ル、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブなどの水に溶
解もしくは分散可能な有機溶剤)溶液に中和剤(例え
ば、ジエチルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリエチル
アミン、ジメチルエタノ−ルアミン、モノエタノ−ルア
ミン、アンモニアなどの塩基性化合物)を水性樹脂のカ
ルボキシル基に対して約0.1〜0.5当量になるよう
に混合分散し、次いでこのものに架橋剤を混合分散した
のち、脱イオン水を混合分散して電着塗料を製造するこ
とができる。
【0023】本発明塗料は、特に着色もしくは無着色陽
極酸化アルミニウム材を使用するアルミニウム建材分野
に適用することが好ましい。
【0024】本発明塗膜の形成方法は、上記で得られた
アニオン型電着塗料を電着塗料浴(例えば、固形分約5
〜20重量%、好ましくは約6〜12重量%)とし、こ
の浴中に該アルミニウム材を浸漬した後、乾燥膜厚が約
5〜30ミクロンになるようにアニオン電着塗装を行
い、次いで必要に応じて水洗(水道水、透過水等)後、
焼付け(例えば、約120〜200℃で約20〜40分
間)により硬化塗膜を形成することができる。
【0025】
【実施例】本発明について、実施例を掲げて詳細に説明
する。本発明は提供した実施例に限定されるものではな
い。
【0026】アクリル系共重合体(a)の製造例 反応容器中にイソプロピルアルコ−ルを70gを仕込み
80℃に保持した中へスチレン10g、メチルメタクリ
レ−ト31g、n−ブチルアクリレ−ト10g、エチル
アクリレ−ト30g、2−ヒドロキシエチルアクリレ−
ト12g、アクリル酸7g、及びアゾビスジメチルバレ
ロニトリル2gの混合物を3時間かけて滴下し、次いで
アゾビスジメチルバレロニトリル1gを添加し、80℃
で1時間保持して反応い共重合体(a)ワニスを製造し
た。該共重合体は、重量平均分子量約2万、酸価55m
gKOH/g、水酸基価58mgKOH/gであった。
【0027】アクリル系共重合体(b)の製造例 反応容器中にイソプロピルアルコ−ルを70gを仕込み
80℃に保持した中へスチレン10g、メチルメタクリ
レ−ト30g、n−ブチルアクリレ−ト3g、エチルア
クリレ−ト30g、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト
19g、アクリル酸5g、γ−(メタ)アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン3g、及びアゾビスジメチル
バレロニトリル1gの混合物を3時間かけて滴下し、次
いでアゾビスジメチルバレロニトリル1gを添加し、8
0℃で1時間保持して反応を行い共重合体(b)ワニス
を製造した。該共重合体は、重量平均分子量約5万、酸
価39mgKOH/g、水酸基価92mgKOH/gで
あった。
【0028】実施例1 上記共重合体(a)70g(固形分量)に共重合体
(a)のカルボキシル基に対して0.4当量のトリエチ
ルアミンを配合した後、混合分散し、次いでこのもの
に、トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジン
(アルコキシル基がメトキシ基/ブトキシ基=60/4
0モル比のもの)30g混合分散した後、攪拌を行いな
がら脱イオン水を徐々に滴下し、更にPHが8.0にな
るようにトリエチルアミンを添加して固形分10重量%
の実施例1の艶有り電着塗料を製造した。
【0029】比較例1 実施例1において、トリス(アルコキシカルボニルアミ
ノ)トリアジンに変えてサイメル303(三井サイテッ
ク株式会社製、商品名、メトキシ化メラミン樹脂)を同
量使用した以外は実施例1と同様にして比較例1の艶消
し電着塗料を製造した。
【0030】実施例2 上記共重合体(b)70g(固形分量)に共重合体
(b)のカルボキシル基に対して0.4当量のトリエチ
ルアミンを配合した後、混合分散し、次いでこのもの
に、トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジン
(アルコキシル基がメトキシ基/ブトキシ基=60/4
0モル比のもの)30g混合分散した後、攪拌を行いな
がら脱イオン水を徐々に滴下し、更にPHが8.0にな
るようにトリエチルアミンを添加して固形分10重量%
の実施例2の艶消し電着塗料を製造した。
【0031】比較例2 実施例2において、トリス(アルコキシカルボニルアミ
ノ)トリアジンに変えてサイメル303(三井サイテッ
ク株式会社製、商品名、メトキシ化メラミン樹脂)を同
量使用した以外は実施例2と同様にして比較例2の艶消
し電着塗料を製造した。
【0032】上記した実施例及び比較例で得られた電着
塗料を電着浴とし、このものに被塗物(皮膜厚約10ミ
クロンの陽極酸化アルミニウム材、大きさは150×7
0×0.5mm)を浸漬し、乾燥膜厚が約10ミクロン
になるようにアニオン電着塗装を行い、次いで塗装物を
浴槽から引き上げた後、水洗を行い、続いて140℃で
30分間焼付けて実施例及び比較例のクリヤ−塗膜を形
成した。
【0033】表1に結果をまとめて示す。
【0034】
【表1】
【0035】塗料貯蔵安定性:塗料を試験管(高さ20
cm、容量20cc)に充填し、20℃で7日間静置し
た後、容器の底に沈殿した残渣の高さを調べた。◎は残
渣が0.5mm以下で良好、○は残渣が0.6〜5mm
でほぼ良好、△は残渣が6〜10mmでやや不良、×は
11mm以上で不良のもの 鏡面反射率:JIS K−5400の60度鏡面反射率
を測定した 平滑性:塗膜表面(ユズ肌、凹凸等)を目視で評価し
た。◎は良好、○はほぼ良好、△はやや不良、×は不良
のもの 艶有り塗膜外観:塗膜表面の仕上り外観(光沢ムラな
ど)を肉眼で調べた。◎は良好、○はほぼ良好、△はや
や不良、×は不良を示す 艶消し塗膜外観:塗膜表面の仕上り外観(光沢ムラな
ど)を肉眼で調べた。◎は良好、○はほぼ良好、△はや
や不良、×は不良のもの 鉛筆引掻き試験:JIS K−5400 8.4.2
(手かき法)に準じて擦り傷を調べた フィッシャ−硬度試験:フィッシャ−スコ−プH−10
0V(フィッシャ−社製)を使用して試験した。測定条
件は次ぎの通りである。測定荷重4mN〜256mN
(0.5sec Hold)、荷重パタ−ンはロ−デン
グ法、測定温度20℃ 結果はビッカ−ズ圧子に荷重P
(N)=4mNをかけた時のくぼみの深さt(mm)か
ら得られる硬度HU=P/(26.4×t2 )を求め
た。数値が大きい方が硬度が高く、特に150以上が好
ましい 摩擦抵抗試験:表面性測定機(タイプ ヘイドン14
D、新東科学株式会社製)を使用してボ−ル圧子(直径
10mmSUS製)に垂直荷重1000gをかけ、移動
速度1000mm/minの時の塗膜表面の動摩擦係数
を求めた。数値が小さい方が摩擦が小さく、特に0.2
未満が好ましい 段ボ−ルラビング試験:ラビングテスタ−(学振式染色
物摩擦堅牢度試験機、DAIEI KAGAKU SE
IKI MFG.Co.Ltd社製)を使用して20×
20mmの段ボ−ル圧子(両面段ボ−ル2種CS−2、
JIS Z 1516)に垂直荷重をかけ20サイクル
塗膜表面を擦(ラビング)った。◎は塗膜に全く擦り傷
が認められないもの、○はほぼ良好なもの、△はやや不
良、×は不良のもの 連続荷重式引掻強度試験:スクラッチ レジスタント
テスタ− (連続荷重式引掻強度試験機、トライボギ
ア、タイプ18L型、新東科学株式会社製)を使用して
引掻針(ダイアモンド製先端0.05mmR(90
°))に垂直荷重0〜100gをかけ移動速度600m
m/minで移動距離100mmとした時の耐荷重(塗
膜が傷つかずに耐えられる荷重量)を測定した。数値が
大きいほど耐傷性が良く、特に100以上が好ましい エリクセン試験:素地に達するように塗膜にゴバン目を
100個作り、ゴバン目を作った塗板の裏側からエリク
セン試験機により5mm押出した後の塗膜の外観を観察
した。◎は塗膜に異常が全く認められないもの、○は塗
膜の1箇所に異常がみとめられたもの、△は塗膜の2〜
5箇所に異常がみとめられたもの、×は塗膜の6箇所以
上に異常がみとめられたもの 耐酸性:5重量%の塩酸水溶液(20℃)に72時間浸
漬後の塗膜外観を調べた。◎は全く異常がなく良好、○
はほぼ良好、△はブリスタ−が発生したもの、×はブリ
スタ−が多く発生したもの。
【0036】耐アルカリ性:1重量%の苛性ソ−ダ−水
溶液(20℃)に72時間浸漬後の塗膜外観を調べた。
◎は全く異常がなく良好、○はほぼ良好、△はブリスタ
−が発生したもの、×はブリスタ−が多く発生したも
の。
【0037】
【発明の効果】本発明塗料によると、架橋剤成分である
トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンは水
性分散楳中で安定な分散体として存在し、かつ基体樹脂
との反応は水系中では全く進まないので塗料の貯蔵性が
優れる。また、該架橋剤は親水性が強いことから電着析
出塗膜の水濡れ性が良くなるので塗液や水洗水との馴染
みがよいので塗膜の仕上がり外観が優れる。
【0038】電着塗膜は塗膜の焼き付け過程において、
該架橋剤から分離した親水性のアルコ−ル成分(メタノ
−ルやブタノ−ル成分)が水分の蒸発とともに揮発する
のでワキなどの塗装欠陥のない塗膜が形成できる。
【0039】また、形成された硬化塗膜は、メラミン架
橋剤と同様のトリアジン環を有しているので塗膜の硬度
が高く、かつ架橋剤と基体樹脂とはウレタン結合により
結合しているので強靱な塗膜が形成され、耐擦り傷性、
加工性、耐薬品性などに優れた効果を発揮する。
【0040】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 143/04 C09D 143/04 201/06 201/06 C25D 13/06 C25D 13/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂を
    基体樹脂とし、トリス(アルコキシカルボニルアミノ)
    トリアジンを架橋剤とする熱硬化性樹脂組成物を含有す
    ることを特徴とするアニオン型電着塗料。
  2. 【請求項2】水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂
    が、アクリル系重合体であることを特徴とする請求項1
    に記載のアニオン型電着塗料。
  3. 【請求項3】水酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂
    が、アルコキシシリル基を側鎖に有するビニル系共重合
    体であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアニ
    オン型電着塗料。
  4. 【請求項4】陽極酸化処理したアルミニウム基材を、水
    酸基及びカルボキシル基含有水性樹脂を基体樹脂とし、
    トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンを架
    橋剤とする熱硬化性樹脂組成物を含有するアニオン型電
    着塗料中で電着塗装し、次に得られた電着塗装物を未水
    洗もしくは水洗後、焼き付けることを特徴とする塗膜形
    成方法。
JP31653196A 1996-11-27 1996-11-27 アニオン型電着塗料及びそれを使用した塗膜形成方法 Pending JPH10158548A (ja)

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