JPH10159122A - 建設機械の作業機の姿勢制御装置 - Google Patents

建設機械の作業機の姿勢制御装置

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JPH10159122A
JPH10159122A JP32195196A JP32195196A JPH10159122A JP H10159122 A JPH10159122 A JP H10159122A JP 32195196 A JP32195196 A JP 32195196A JP 32195196 A JP32195196 A JP 32195196A JP H10159122 A JPH10159122 A JP H10159122A
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Eiji Egawa
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業機を除くフロント部材の動作に係わらず、
常に作業機の回動動作を指示する操作手段の操作信号に
応じた速度で作業機の絶対角度を変える 【解決手段】制御ユニット7において、目標角速度v3
から目標角速度v1,v2の和を減じてバケット1cの
フィードフォワード制御信号v3ffを求め、操作レバ
ー50cが操作された場合には、バケット1cの目標角
度γcをそのときの絶対角度γにし、操作レバー50c
が操作されない場合には、目標角度γcをバケット1c
の回転動作終了時の絶対角度γ0にし、これらの目標角
度γcを用いてフィードバック制御信号v3fbを求
め、フィードフォワード制御信号v3ffとフィードバ
ック制御信号v3fbとを加算し、バケット1cの補正
目標角速度v3′を求め、この値から、流量制御弁4c
の制御信号であるバルブ指令値p3a,p3bを求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節型のフロン
ト装置を備えた建設機械の作業機の姿勢制御装置に係わ
り、特に、ブーム、アーム、バケット又は把持装置等か
らなるフロント装置を備えた油圧ショベルにおいて、作
業機であるバケットや把持装置の姿勢を制御する姿勢制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の建設機械では、フロント装置先端
に位置する作業機を除く全てのフロント部材の動作が作
業機の姿勢に影響するために、作業機の車体に対する姿
勢を保持したり変更したりする場合には、作業機を除く
全てのフロント部材の動作に応じて作業機を操作しなけ
ればならず、熟練を必要とする困難な作業であった。
【0003】そこで、このような作業を容易にするため
の作業機の姿勢制御装置が特開昭58−20835号公
報に提案されている。この姿勢制御装置では、作業機で
あるバケットが操作されない場合には、バケットを作業
腕の角度信号により角速度制御することに加え角度偏差
信号により位置制御をすることにより、バケット以外の
他のフロント装置が動作しても、バケットが地面に対し
てなす角度である絶対角度を高精度に保持でき、またバ
ケットが操作されると、バケットの絶対角度を保持する
ためのバケット角度保持信号とバケットを操作するバケ
ット操作レバーにより発生したバケット操作信号のうち
高い方を選択し、バケットの制御信号とすることによ
り、バケット操作レバーの操作方向と逆の方向にバケッ
トの絶対角度が変わることがなく、バケットの絶対角度
の修正操作をスムーズに行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題がある。
【0005】特開昭58−20835号公報に記載の従
来技術では、バケットが操作された場合には、バケット
角度保持信号とバケット操作信号のうち高い方を選択し
てバケットの制御信号とするためにバケット操作信号が
バケット角度保持信号を越えないうちはバケットの絶対
角度の変更ができないという不都合が生じる。
【0006】つまり、バケット操作レバーを操作して
も、バケットの絶対角度の変更ができない不感帯が生
じ、この不感帯は、バケットを除く他のフロント部材の
動作に応じてバケット角度保持信号が変動することに伴
ない変動する。
【0007】したがって、バケット操作レバーの操作量
に対するバケットの絶対角度の変わり始めが判りにく
く、またバケットの絶対角度を一定の角速度で変えるた
めにバケット操作レバーの操作量を一定にしていても、
他のフロント部材の動作によっては急にバケットの絶対
角度が変わらなくなってしまうなど、バケットの操作性
が良くない。
【0008】本発明の目的は、作業機を除くフロント部
材の動作に係わらず、常に作業機の回動動作を指示する
操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶対角度を
変えることのできる建設機械の作業機の姿勢制御装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のフロ
ント部材により構成される多関節型のフロント装置と、
前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータ
と、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油
の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロ
ント装置の先端に位置するフロント部材として作業機を
含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)
前記複数のフロント部材の回転動作をそれぞれ指示する
複数の操作手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関
する状態量を検出する状態量検出手段と、(c)前記操
作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入
力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により作業
機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を
除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に
対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により
作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部
材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示
する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶
対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を
駆動制御する演算制御手段とを備える構成とする。
【0010】以上のように構成した本発明においては、
制御演算手段により、操作手段により作業機の回転動作
が指示されると、他のフロント部材の動作に係わらず、
常にその操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶
対角度が変わるように作業機に係わる流量制御弁を駆動
制御するので、その操作手段により回転動作が指示され
ても作業機の絶対角度が変わらないような操作手段の不
感帯がなくなり、良好な作業機の操作性が得られる。
【0011】(2)また、上記の目的を達成するため
に、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のフロ
ント部材により構成される多関節型のフロント装置と、
前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータ
と、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油
の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロ
ント装置の先端に位置するフロント部材として作業機を
含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)
前記作業機の移動ベクトル及び回転動作を指示する操作
手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量
を検出する状態量検出手段と、(c)前記操作手段の操
作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これ
らの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回
転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他
のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対して
なす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作
業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材
の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示す
る操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対
角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆
動制御する演算制御手段とを備える構成とする。
【0012】以上のように構成した本発明においても、
上記(1)と同様に、制御演算手段により、操作手段に
より作業機の回転動作が指示されると、他のフロント部
材の動作に係わらず、常にその操作手段の操作信号に応
じた速度で作業機の絶対角度が変わるように作業機に係
わる流量制御弁を駆動制御するので、その操作手段によ
り回転動作が指示されても作業機の絶対角度が変わらな
いような操作手段の不感帯がなくなり、良好な作業機の
操作性が得られる。
【0013】(3)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信
号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段
による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材
の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速
度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じて
前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業
機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制
御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むものとす
る。
【0014】(4)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信
号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段
による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材
の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速
度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じて
フィードフォワード制御用の補正目標角速度を求める手
段と、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示
されないときには、前記操作手段の前回の操作による回
転動作終了時の前記作業機の絶対角度を目標角度とし、
前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示される
と、そのときに前記状態量検出手段の検出信号から求め
た前記作業機の絶対角度を目標角度とし、それぞれフィ
ードバック制御用の補正目標角速度を求める手段と、前
記フィードフォワード制御用の補正目標角速度に前記フ
ィードバック制御用の補正目標角速度を加算し前記作業
機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正
目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制
御信号を生成し出力する手段とを含むものとする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を油圧ショベルに適
用した場合の実施形態を図面を用いて説明する。
【0016】まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図
5により説明する。図1において、本発明が適用される
油圧ショベルは油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2から
の圧油により駆動されるブームシリンダ3a、アームシ
リンダ3b、バケットシリンダ3cを含む複数の油圧ア
クチュエータと、油圧アクチュエータ3a〜3cに供給
される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁4a〜4
cとを有し、これらは油圧ショベルの被駆動部材を駆動
する油圧駆動装置を構成している。
【0017】また、油圧ショベルは、図2に示すよう
に、互いに回動可能に連結されたブーム1a、アーム1
b及び作業機であるバケット1cからなる多関節型のフ
ロント装置1Aと、上部旋回体1dと下部走行体1eか
らなる車体1Bとで構成され、フロント装置1Aのブー
ム1aの基端は上部旋回体の前部に支持されている。
【0018】以上のような油圧ショベルに本実施形態に
よる作業機の姿勢制御装置が設けられている。この姿勢
制御装置は、図1に示すように、ブーム1a、アーム1
b及びバケット1cの回転動作をそれぞれ指示する操作
レバー装置5a〜5cと、ブーム1a、アーム1b及び
バケット1cの回動支点にそれぞれ設けられ、フロント
装置1Aの姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角
を検出する角度検出器6a,6b,6cと、操作レバー
装置5a〜5cの操作信号及び角度検出器6a〜6cの
検出信号を入力し、これらの信号に基づき、バケット1
cの姿勢制御を行うための制御信号(電気信号)を流量
制御弁4a〜4cに出力する制御演算手段である制御ユ
ニット7とで構成されている。
【0019】操作レバー装置5a〜5cは、それぞれ操
作レバー50a〜50cを有しており、操作レバー50
a〜50cの操作量に応じた操作信号u1〜u3を生成
する。
【0020】制御ユニット7における処理内容を図3の
フローチャートを基に、図4及び図5を用いて説明す
る。
【0021】図3に示すように、はじめに手順100に
おいて、図4に示すようなブーム1a、アーム1b及び
バケット1cの回動角の検出信号θ1〜θ3が角度検出
器6a〜6cから入力される。
【0022】次に手順110において、操作レバー50
a〜50cの操作によりそれぞれ発生したブーム1a、
アーム1b及びバケット1cの操作信号u1〜u3が操
作レバー装置5a〜5cから入力される。
【0023】次に手順115において、図5に示す姿勢
制御装置7zにより、角度検出器6a〜6cの検出信号
θ1〜θ3を用いて姿勢制御信号θ′を求め、変換器7
s,7t,7uにより、目標シリンダ速度に対応する操
作信号u1〜u3と姿勢制御信号θ′を用いてリンク構
成に基づいた幾何学演算をすることにより、操作信号u
1〜u3にそれぞれ対応する目標角速度v1,v2,v
3をそれぞれ求める。
【0024】次に手順120において、下記の式(1)
により、目標角速度v1〜v3からバケット1cのフィ
ードフォワード制御用の補正目標角速度を示すフィード
フォワード制御信号v3ffを求める。 v3ff=v3−(v1+v2) (1) 次に手順130において、操作レバー装置5cの操作レ
バー50cが操作された場合(u3≠0)には、手順1
40に進み、図5に示すスイッチ7hをONにして、バ
ケット1cのフィードバック制御の目標角度γcをその
ときの絶対角度γに更新し、記憶する。
【0025】ここで、絶対角度γは、図4に示すように
バケット1cが地面に対してなす角度であり、下記の式
(2)で求められる。 γ=θ1+θ2+θ3 (2) (角度は時計回り方向を+、反時計回り方向を−とす
る) 一方、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作さ
れない場合(u3=0)には、手順140を介さずに手
順150に進む。
【0026】次に手順150において、下記の式(3)
により、目標角度γc、検出信号θ1〜θ3により求め
た絶対角度γ及び制御ゲインKzからフィードバック制
御用の補正目標角速度を示すフィードバック制御信号v
3fbを求める。 v3fb=Kz・(γc−γ) (3) ここで、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作
された場合(u3≠0)には、上記の通り、目標角度γ
cは、そのときに角度検出器6a〜6cにより検出され
た検出信号θ1〜θ3により求めたバケット1cの絶対
角度γとなり、操作レバー装置5cの操作レバー50c
が操作されない場合(u3=0)には、目標角度γc
は、操作レバー50cの前回の操作によるバケット1c
の回転動作終了時のバケット1cの絶対角度γ0とな
る。
【0027】従って、操作レバー装置5cの操作レバー
50cが操作された場合(u3≠0)には、上記の式
(3)で常にγc=γとなるので、フィードバック制御
信号v3fbは常に0となり、フィードバック制御は行
われない。一方、操作レバー装置5cの操作レバー50
cが操作されない場合(u3=0)には、目標角度γc
であるバケット1cの回転動作終了時のバケット1cの
絶対角度γ0を保持するようにフィードバック制御が行
われる。
【0028】次に手順160において、下記の式(4)
に示すように、フィードフォワード制御信号v3ffと
フィードバック制御信号v3fbとを加算し、バケット
1cの補正目標角速度v3′を求める。 v3′=v3ff+v3fb (4) 次に手順165において、図5に示す姿勢制御装置7z
により、角度検出器6a〜6cからの検出信号θ1〜θ
3を用いて姿勢制御信号θ′を求め、図5に示す変換器
7vにより、補正目標角速度v3′と姿勢制御信号θ′
とを用いて、リンク構成に基づいた幾何学演算をするこ
とにより、バケット1cの補正操作信号u3′を求め
る。
【0029】次に手順170において、ブーム1aの操
作信号u1より、図5に示す関数7a,7bを用いて流
量制御弁4aの制御信号であるバルブ指令値p1a,p
1bを求め、アーム1bの操作信号u2より、図5に示
す関数7c,7dを用いて流量制御弁4bの制御信号で
あるバルブ指令値p2a,p2bを求め、手順165で
求めたバケット1cの補正制御信号u3′より、図5に
示す関数7e,7fを用いて流量制御弁4cの制御信号
であるバルブ指令値p3a,p3bを求める。
【0030】なお、関数7a〜7fは、図5に示すよう
に、操作信号u1,u2及び補正制御信号u3′が大き
くなるほど、対応するバルブ指令値p1a〜p3bが大
きくなる特性となっている。
【0031】次に手順180において、手順170で求
めたバルブ指令値p1a〜p3bを流量制御弁4a〜4
cの電磁駆動部9a〜10cにそれぞれ出力し、はじめ
に戻る。
【0032】以上のように構成した本実施形態では、操
作レバー装置5cにより回転動作が指示されると、制御
ユニット7における手順120により、フィードフォワ
ード制御信号v3ffが求められ、手順140により、
スイッチ7hがONになり、目標角度γcをそのときの
絶対角度γに更新し、手順150により、フィードバッ
ク制御信号v3fbは0となり、手順160により、フ
ィードフォワード制御信号v3ffに等しいバケット1
cの補正目標角速度v3′が求められ、バケット1cの
角速度が補正目標角速度v3′となるように流量制御弁
9c駆動制御され、バケット1cが補正目標角速度v
3′で駆動する。つまり、この場合には、フィードバッ
ク制御が行われず、補正目標角速度v3′は、ブーム1
aの目標角速度v1とアーム1bの目標角速度v2との
和をバケット1cの目標角速度v3から減じた値となる
ので、常にブーム1a、アーム1bの動作がキャンセル
され、操作レバー50cの操作に応じた角速度でバケッ
ト1cの絶対角度が変わる。
【0033】操作レバー装置5cにより回転動作が指示
されていないときは、手順120によりフィードフォワ
ード制御信号v3ffは、 v3ff=−(v1+v2) つまり、バケット1cがブーム1aやアーム1bに対し
て逆動作しバケット1cの絶対角度γをバケット1cの
回転動作終了時の絶対角度γ0に保持するための信号と
なり、手順160で、フィードフォワード制御信号v3
ffに手順150で求められるフィードバック信号v3
fbが加算された補正目標角速度v3′が求められ、バ
ケット1cの角速度が補正目標角速度v3′となるよう
に流量制御弁9c駆動制御され、バケット1cが補正目
標角速度v3′で駆動する。つまり、この場合には、フ
ィードフォワード制御とフィードバック制御により、常
にバケット1cの絶対角度γがバケット1cの回転動作
終了時の絶対角度γ0に保持される。
【0034】以上のように本実施形態によれば、操作レ
バー装置5cの操作レバー50cを操作してもバケット
1cの絶対角度が変わらないような操作レバー50cの
不感帯がなくなり、ブーム1aやアーム1bの動作に係
わらず、常に操作レバー50cの操作量に応じた速度で
バケット1cの絶対角度を変えることができ、良好なバ
ケット1cの操作性が得られる。
【0035】本発明の第2の実施形態を図6〜図12に
より説明する。図中、図1、図4、図5等に示した部
材、機能と同等の部材、機能には同じ符号を付してい
る。
【0036】図6において、本実施形態の姿勢制御装置
は、第1の実施形態で述べたのと同様な図7に示す油圧
ショベルに設けられており、第1の実施形態の姿勢制御
装置に対して、操作レバー装置5a〜5cの代わりに、
バケット1cの移動ベクトル及び回転動作を指示する操
作レバー装置8が設けられており、その他の構成は第1
の実施形態と同様である。
【0037】操作レバー装置8は、操作レバー8aを有
し、この操作レバー8aを倒すことでバケット1cの移
動ベクトルを指示し、操作レバー8aを回転させること
でバケット1cの回転動作を指示する。つまり、操作レ
バー装置8は、操作レバー8aのX方向の倒れ量に応じ
て操作信号Uxを発生し、Y方向の倒れ量に応じて操作
信号Uyを発生し、操作レバー8aの回転角に応じた操
作信号Uzを発生する。
【0038】制御ユニット7Aにおける処理内容を図8
のフローチャートを基に、図9〜図12により説明す
る。
【0039】図8に示すように、はじめに手順100に
おいて、図9に示すようなブーム1a、アーム1b及び
バケット1cの検出信号θ1〜θ3が角度検出器6a〜
6cから入力される。
【0040】次に手順105において、操作レバー8a
の操作によりそれぞれ発生したブーム1a、アーム1b
及びバケット1cの操作信号Ux,Uy,Uzが操作レ
バー装置8から入力される。
【0041】次に手順106において、図10に示す座
標変換器7mにより、操作信号Ux,Uyを座標変換
し、教示ベクトルaを求め、演算器7nにより、下記の
式(5)に示すように、教示ベクトルaにゲインKff
を乗じて、バケット1cが操作信号Ux,Uyに比例し
て移動するようなフィードフォワード制御ベクトルUf
fを求める。 Uff=Kff・a (5) 次に手順107において、図10に示す偏差計算器7o
により、アーム1bの先端の偏差dを計算し、演算器7
pにより、下記の式(6)に示すように、偏差dにゲイ
ンKfbを乗じて、アーム1cの先端が図12の目標軌
跡rに沿って移動するようなフィードバック制御ベクト
ルUfbを求める。 Ufb=Kfb・d (6) 次に手順108において、図10に示す加算手段7qに
より、下記の式(7)に示すように、手順106で求め
たフィードフォワード制御ベクトルUffと手順107
で求めたフィードバック制御ベクトルUfbを加算して
アーム先端制御ベクトルVを求める(図11及び図12
参照)。 V=Uff+Ufb (7) 次に手順109において、図10の座標変換器7rによ
り、アーム先端制御ベクトルVを得るために動作すべき
ブームシリンダ3a、アームシリンダ3bの速度を示す
目標シリンダ速度信号U1,U2を求める。
【0042】次に手順115〜180の処理を行い、流
量制御弁4a〜4cの駆動制御を行うが、これらの処理
は第1の実施形態と同じであり、目標シリンダ速度信号
U1,U2及び制御信号Uzと姿勢制御信号θ′とから
目標角速度v1〜v3を求め(手順115)、目標角速
度v1〜v3からフィードフォワード制御信号v3ff
を求める(手順120)。操作レバー8aによりバケッ
ト1cの回転動作が指示された場合(Uz≠0)には、
スイッチ7hをONにして、バケット1cのフィードバ
ック制御の目標角度γcをそのときの絶対角度γに更
新、記憶し、操作レバー8aによりバケット1cの回転
動作が指示されない場合(Uz=0)には、フィードバ
ック制御の目標角度γcをバケット1cの回転動作終了
時の絶対角度γ0とし(手順130,140)、フィー
ドバック制御の目標角度γcからそのときの絶対角度γ
を減じて制御ゲインKzを乗じフィードバック制御信号
v3fbを求める(手順150)。更に、フィードフォ
ワード制御信号v3ffとフィードバック制御信号v3
fbとを加算しバケット1cの補正目標角速度v3′を
求め(手順160)、補正目標角速度v3′と姿勢制御
信号θ′とを用い、バケット1cの目標シリンダ速度U
3を求め(手順165)、目標シリンダ速度U1,U
2,U3から関数7a〜7fを用いてバルブ指令値p1
a〜p3bを求め(手順170)、これら指令値p1a
〜p3bを流量制御弁4a〜4cの電磁駆動部9a〜1
0cにそれぞれ出力し(手順180)、はじめに戻る。
【0043】以上のように構成した本実施形態において
も、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0044】本発明の第3の実施形態を図13及び図1
4により説明する。図中、図1、図2に示した部材、機
能と同等の部材、機能には同じ符号を付している。
【0045】図13において、本実施形態の姿勢制御装
置は、第2の実施形態のバケット1cの代わりに作業機
として把持装置1fが設けられ、把持装置1fを用いて
対象物を掴んで移動するハンドリング作業のできる図1
4に示すような解体仕様の油圧ショベルに設けられてい
る。また、本実施形態の姿勢制御装置は、第2の実施形
態に対して、操作レバー装置8の代わりに、把持装置1
fの移動ベクトル、回転動作及び開閉動作を指示する操
作レバー装置80が設けられており、その他の構成は第
2の実施形態と同様である。
【0046】操作レバー装置80は、操作レバー80a
を有し、この操作レバー80aを倒すことで把持装置1
fの移動ベクトルを指示し、操作レバー80aを回転さ
せることで把持装置1fの回転動作を指示する。つま
り、操作レバー装置80は、操作レバー80aのX方向
の倒れ量に応じて操作信号Uxを発生し、Y方向の倒れ
量に応じて操作信号Uyを発生し、操作レバー80aの
回転角に応じて操作信号Uzを発生する。
【0047】また、操作レバー80aの上面に、把持装
置1fの開閉を指示する開閉スイッチ80bを有してお
り、開閉スイッチ80bのON、OFFに応じて操作信
号Usを発生する。
【0048】制御ユニット7Bでは、第2の実施形態と
同様に、操作信号Ux〜Uzに基づいて流量制御弁4a
〜4cへの制御信号が求められ、この制御信号が流量制
御弁4a〜4cに出力される。更に、操作信号Usに応
じて流量制御弁4dへの制御信号が求められ、この制御
信号が流量制御弁4dに出力される。
【0049】この結果、操作レバー80aの操作量に応
じた角速度で把持装置1fが回転動作し、開閉スイッチ
80bの操作により把持装置1fが開閉する。
【0050】以上のように構成した本実施形態において
も、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0051】なお、以上の第1〜第3実施形態では、バ
ケット1cや把持装置1fの回転動作が指示されないと
きは、バケット1cや把持装置1fの絶対角度を高精度
で一定に保持するようにフィードバック制御を行ってい
るが、絶対角度を高精度で保持することが要求されない
場合には、フィードバック制御を行わないように、図1
及び図8に示す手順130〜150を削除して、手順1
65の補正目標角速度をフィードフォワード制御信号v
3ffとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、作業機を除くフロント
部材の動作に係わらず、常に作業機の回動動作を指示す
る操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶対角度
を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における建設機械の作
業機の姿勢制御装置を示す図である。
【図2】油圧ショベルの外観を示す図である。
【図3】制御ユニット7における処理内容を示すフロー
チャートである。
【図4】姿勢制御の動作を説明する図である。
【図5】制御ユニット7の制御機能を示す機能ブロック
図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における建設機械の作
業機の姿勢制御装置を示す図である。
【図7】油圧ショベルの外観を示す図である。
【図8】制御ユニット7Aにおける処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図9】姿勢制御の動作を説明する図である。
【図10】制御ユニット7Aの制御機能を示す機能ブロ
ック図である。
【図11】直線軌跡制御の操作入力とそれに対応するバ
ケットの移動動作を説明する図である。
【図12】直線軌跡制御の制御方法を説明する図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施形態における建設機械の
作業機の姿勢制御装置を示す図である。
【図14】油圧ショベルの外観を示す図である。
【符号の説明】
1A フロント装置 1B 車体 1a ブーム 1b アーム 1c バケット 1d 上部旋回体 1e 下部走行体 1f 把持装置 2 油圧ポンプ 3a〜3c 油圧アクチュエータ 4a〜4c 流量制御弁 5a〜5c 操作レバー装置 6a〜6c 角度検出器 7,7A,7B 制御ユニット 8,80 操作レバー装置 9a〜10c 電磁駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに回動可能に連結された複数のフロ
    ント部材により構成される多関節型のフロント装置と、
    前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータ
    と、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油
    の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロ
    ント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を
    含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)
    前記複数のフロント部材の回転動作をそれぞれ指示する
    複数の操作手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関
    する状態量を検出する状態量検出手段と、(c)前記操
    作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入
    力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により作業
    機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を
    除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に
    対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により
    作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部
    材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示
    する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶
    対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を
    駆動制御する演算制御手段とを備えることを特徴とする
    建設機械の作業機の姿勢制御装置。
  2. 【請求項2】 互いに回動可能に連結された複数のフロ
    ント部材により構成される多関節型のフロント装置と、
    前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータ
    と、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油
    の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロ
    ント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を
    含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)
    前記作業機の移動ベクトル及び回転動作を指示する操作
    手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量
    を検出する状態量検出手段と、(c)前記操作手段の操
    作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これ
    らの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回
    転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他
    のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対して
    なす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作
    業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材
    の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示す
    る操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対
    角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆
    動制御する演算制御手段とを備えることを特徴とする建
    設機械の作業機の姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の建設機械の作業機
    の姿勢制御装置において、前記制御演算手段は、前記操
    作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とか
    ら前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他
    のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作
    業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速
    度の和を減じて前記作業機の補正目標角速度を求める手
    段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機
    に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段と
    を含むことを特徴とする建設機械の作業機の姿勢制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の建設機械の作業機
    の姿勢制御装置において、前記制御演算手段は、前記操
    作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とか
    ら前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他
    のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、 前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目
    標角速度の和を減じてフィードフォワード制御用の補正
    目標角速度を求める手段と、 前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されな
    いときには、前記操作手段の前回の指示による回転動作
    終了時の前記作業機の絶対角度を目標角度とし、前記操
    作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、そ
    のときに前記状態量検出手段の検出信号から求めた前記
    作業機の絶対角度を目標角度とし、それぞれフィードバ
    ック制御用の補正目標角速度を求める手段と、 前記フィードフォワード制御用の補正目標角速度に前記
    フィードバック制御用の補正目標角速度を加算し前記作
    業機の補正目標角速度を求める手段と、 前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わ
    る流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含む
    ことを特徴とする建設機械の作業機の姿勢制御装置。
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