JPH10159191A - 免震床版 - Google Patents
免震床版Info
- Publication number
- JPH10159191A JPH10159191A JP32191396A JP32191396A JPH10159191A JP H10159191 A JPH10159191 A JP H10159191A JP 32191396 A JP32191396 A JP 32191396A JP 32191396 A JP32191396 A JP 32191396A JP H10159191 A JPH10159191 A JP H10159191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor slab
- structures
- gap
- coil springs
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002955 isolation Methods 0.000 title claims description 19
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、地震等によって構造物が上下前後
左右の何れの方向に振動して変位しても構造物の隙間を
閉鎖した状態を維持できる簡易構造の免震床版を提供す
ることを課題とするものである。 【解決手段】 構造物2,3 の上面2a,3a に跨がって載置
されることにより該構造物2,3 の隙間5 を閉鎖可能な床
版本体1 と、該床版本体1 に設けられ、且つ前記隙間5
に突出する突出部6 と、該突出部6 に一端側が連結さ
れ、且つ他端側が構造物2,3 の壁面に夫々連結される少
なくとも一対の伸縮体12,13 とからなることにある。
左右の何れの方向に振動して変位しても構造物の隙間を
閉鎖した状態を維持できる簡易構造の免震床版を提供す
ることを課題とするものである。 【解決手段】 構造物2,3 の上面2a,3a に跨がって載置
されることにより該構造物2,3 の隙間5 を閉鎖可能な床
版本体1 と、該床版本体1 に設けられ、且つ前記隙間5
に突出する突出部6 と、該突出部6 に一端側が連結さ
れ、且つ他端側が構造物2,3 の壁面に夫々連結される少
なくとも一対の伸縮体12,13 とからなることにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接する構造物の
間の隙間を閉鎖する床版に関し、更に詳しくは、地震等
によって構造物が上下前後左右の何れの方向に振動して
も、該構造物の振動に即座に追従して隙間を閉鎖した状
態を維持できる免震床版に関する。
間の隙間を閉鎖する床版に関し、更に詳しくは、地震等
によって構造物が上下前後左右の何れの方向に振動して
も、該構造物の振動に即座に追従して隙間を閉鎖した状
態を維持できる免震床版に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の免震床版としては、例えば、橋架
の床版は、各床版間の隙間を閉鎖すべく、床版間の接合
部分に平面略櫛状の接合部が設けられ、該接合部の凹凸
を互いに近接させて噛合することによって床版の膨張収
縮、揺れ等の変位が生じても隙間が閉鎖し続ける構造と
なっている。かかる免震床版は、簡易な構造で、且つ橋
架の長手方向に変位が生じた場合には、接合部が互いに
出退し合って隙間を閉鎖することができる利点がある
が、その方向以外に変位が生じた場合、凹凸の噛合が外
れる等によって隙間を閉鎖できなくなるという重大な欠
点を有する。
の床版は、各床版間の隙間を閉鎖すべく、床版間の接合
部分に平面略櫛状の接合部が設けられ、該接合部の凹凸
を互いに近接させて噛合することによって床版の膨張収
縮、揺れ等の変位が生じても隙間が閉鎖し続ける構造と
なっている。かかる免震床版は、簡易な構造で、且つ橋
架の長手方向に変位が生じた場合には、接合部が互いに
出退し合って隙間を閉鎖することができる利点がある
が、その方向以外に変位が生じた場合、凹凸の噛合が外
れる等によって隙間を閉鎖できなくなるという重大な欠
点を有する。
【0003】また、実公平2−47685号公報に記載
された免震床版の構造のものも知られている。その概略
を図7に基づいて説明すると、所定間隔をおいて隣接す
る構造物21,21 の隙間を閉鎖する床版本体22(カバープ
レート)と、構造物21,21 の隙間に沿って壁面方向に開
口して固定された断面略コ字形の保持部23,23 と、前記
床版本体22の下面略中央部に釣支されたボルト24に回動
自在に連結された棒状の支持部材25とからなり、該支持
部材25の両端に設けられたローラー26,26 が保持部23,2
3 に摺動自在に嵌装されている。
された免震床版の構造のものも知られている。その概略
を図7に基づいて説明すると、所定間隔をおいて隣接す
る構造物21,21 の隙間を閉鎖する床版本体22(カバープ
レート)と、構造物21,21 の隙間に沿って壁面方向に開
口して固定された断面略コ字形の保持部23,23 と、前記
床版本体22の下面略中央部に釣支されたボルト24に回動
自在に連結された棒状の支持部材25とからなり、該支持
部材25の両端に設けられたローラー26,26 が保持部23,2
3 に摺動自在に嵌装されている。
【0004】かかる構成からなる免震床版は、構造物2
1,21 が変位してその隙間に拡狭が生じた場合には、支
持部材25のローラー26が保持部23内を摺動することによ
ってボルト24を中心に回動し、ボルト24を常に隙間の中
心に位置させる、即ち、カバープレート22を隙間の中心
に位置させることによりカバープレート22が外れること
を防止するというものである(同図二点鎖線で示す)。
1,21 が変位してその隙間に拡狭が生じた場合には、支
持部材25のローラー26が保持部23内を摺動することによ
ってボルト24を中心に回動し、ボルト24を常に隙間の中
心に位置させる、即ち、カバープレート22を隙間の中心
に位置させることによりカバープレート22が外れること
を防止するというものである(同図二点鎖線で示す)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の構造の免震床版は、構造物21の変位によって支
持部材25が押引きされ、支持部材25のローラー26が、保
持部23内に当接しながら摺動する構成であるため、該ロ
ーラー26と保持部23との間の摩擦抵抗が大きくなると円
滑に摺動しなくなる。即ち、構造物21の壁面と支持部材
25との成す角度が大きくなれば摺動時の摩擦抵抗が大き
くなり、又、設置後長期の間にローラー26及び保持部23
内に粉塵が堆積したり、或いは長手方向に配設された保
持部23が変形して蛇行する等によって円滑に摺動し難く
なるという問題点があった。
報記載の構造の免震床版は、構造物21の変位によって支
持部材25が押引きされ、支持部材25のローラー26が、保
持部23内に当接しながら摺動する構成であるため、該ロ
ーラー26と保持部23との間の摩擦抵抗が大きくなると円
滑に摺動しなくなる。即ち、構造物21の壁面と支持部材
25との成す角度が大きくなれば摺動時の摩擦抵抗が大き
くなり、又、設置後長期の間にローラー26及び保持部23
内に粉塵が堆積したり、或いは長手方向に配設された保
持部23が変形して蛇行する等によって円滑に摺動し難く
なるという問題点があった。
【0006】また、保持部23に棒状の支持部材25が嵌装
されているので、例えば、地震によって短時間の間に構
造物21が前後左右方向に変位を繰り返した場合には、そ
の変位に追従できずに支持部材25が保持部23から外れ、
従って、床版本体22が構造物21,21 の隙間に落ちる恐れ
があるという問題点がある。さらに、構造物21の前後左
右方向の変位に上下方向の変位が加わった場合には、隣
接する構造物21,21 の壁面に固定された保持部23が上下
に位置ずれするので、ボルト24と支持部材25の連結部分
や保持部23が極めて破損し易い。
されているので、例えば、地震によって短時間の間に構
造物21が前後左右方向に変位を繰り返した場合には、そ
の変位に追従できずに支持部材25が保持部23から外れ、
従って、床版本体22が構造物21,21 の隙間に落ちる恐れ
があるという問題点がある。さらに、構造物21の前後左
右方向の変位に上下方向の変位が加わった場合には、隣
接する構造物21,21 の壁面に固定された保持部23が上下
に位置ずれするので、ボルト24と支持部材25の連結部分
や保持部23が極めて破損し易い。
【0007】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、地震等によって構造物が上下前後左
右の何れの方向に振動して変位しても構造物の隙間を閉
鎖した状態を維持できる簡易構造の免震床版を提供する
ことを課題とする。
てなされたもので、地震等によって構造物が上下前後左
右の何れの方向に振動して変位しても構造物の隙間を閉
鎖した状態を維持できる簡易構造の免震床版を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、構造物2,3 の上面2a,3a に跨がって載置され
ることにより該構造物2,3 の隙間5 を閉鎖可能な床版本
体1 と、該床版本体1 に設けられ、且つ前記隙間5 に突
出する突出部6 と、該突出部6 に一端側が連結され、且
つ他端側が構造物2,3 の壁面に夫々連結される少なくと
も一対の伸縮体12,13 とからなることにある。
決するためになされたもので、その課題を解決するため
の手段は、構造物2,3 の上面2a,3a に跨がって載置され
ることにより該構造物2,3 の隙間5 を閉鎖可能な床版本
体1 と、該床版本体1 に設けられ、且つ前記隙間5 に突
出する突出部6 と、該突出部6 に一端側が連結され、且
つ他端側が構造物2,3 の壁面に夫々連結される少なくと
も一対の伸縮体12,13 とからなることにある。
【0009】上記構成からなる免震床版は、構造物2,3
の壁面に連結された対の伸縮体12,13 が床版本体1 の突
出部6 に夫々連結されているので、伸縮体12,13 の相互
の反撥力によって突出部6 は隙間5 の略中央に位置する
こととなる。即ち、構造物2,3 が変位した場合には、伸
縮体12,13 が伸縮して互いに反撥し合うことにより、突
出部6 は隙間5 の略中央の位置が維持されるから、該突
出部6 に固定された床版本体1 が構造物2,3 の上面2a,3
a から外れることがない。
の壁面に連結された対の伸縮体12,13 が床版本体1 の突
出部6 に夫々連結されているので、伸縮体12,13 の相互
の反撥力によって突出部6 は隙間5 の略中央に位置する
こととなる。即ち、構造物2,3 が変位した場合には、伸
縮体12,13 が伸縮して互いに反撥し合うことにより、突
出部6 は隙間5 の略中央の位置が維持されるから、該突
出部6 に固定された床版本体1 が構造物2,3 の上面2a,3
a から外れることがない。
【0010】このように突出部6 を隙間5 の略中央に位
置させる手段として伸縮体12,13 を用いることにより、
構造物2,3 が上下前後左右の何れの方向に変位しても伸
縮体12,13 が伸縮して柔軟に吸収し、突出部6 は隙間5
の略中央位置にて維持されることとなる。例えば、地震
によって短時間の間に構造物2,3 が上下前後左右方向に
反復して変位しても、壁面に連結された伸縮体12,13 が
その変位に従って伸縮するから、従来の免震床版のよう
に支持部材が保持部から外れたり、支持部材や保持部が
破損したりして床版本体が隙間に脱落する事態が極めて
生じ難く、地震が発生しても確実に構造物2,3 の隙間5
を閉鎖し続けることが可能となる。
置させる手段として伸縮体12,13 を用いることにより、
構造物2,3 が上下前後左右の何れの方向に変位しても伸
縮体12,13 が伸縮して柔軟に吸収し、突出部6 は隙間5
の略中央位置にて維持されることとなる。例えば、地震
によって短時間の間に構造物2,3 が上下前後左右方向に
反復して変位しても、壁面に連結された伸縮体12,13 が
その変位に従って伸縮するから、従来の免震床版のよう
に支持部材が保持部から外れたり、支持部材や保持部が
破損したりして床版本体が隙間に脱落する事態が極めて
生じ難く、地震が発生しても確実に構造物2,3 の隙間5
を閉鎖し続けることが可能となる。
【0011】また、前記伸縮体12,13 としては、例え
ば、請求項2記載のように、コイルばねを用いれば、安
価で、且つ簡易な構造の免震床版を構成することができ
る。
ば、請求項2記載のように、コイルばねを用いれば、安
価で、且つ簡易な構造の免震床版を構成することができ
る。
【0012】さらに、請求項3記載の手段は、前記伸縮
体12,13 の一端側が突出部6 に回動自在に連結され、且
つ他端側が構造物2,3 の壁面に回動自在に夫々連結され
てなることにある。かかる手段によれば、構造物2,3 の
変位に従って伸縮する伸縮体12,13 は、構造物2,3 が何
れの方向に変位しても、伸縮体12,13 の両端側が突出部
6 及び構造物2,3 の壁面に対して回動するから、伸縮体
12,13 は、その連結部分にて折れ曲がることもなく直線
状に伸縮する。
体12,13 の一端側が突出部6 に回動自在に連結され、且
つ他端側が構造物2,3 の壁面に回動自在に夫々連結され
てなることにある。かかる手段によれば、構造物2,3 の
変位に従って伸縮する伸縮体12,13 は、構造物2,3 が何
れの方向に変位しても、伸縮体12,13 の両端側が突出部
6 及び構造物2,3 の壁面に対して回動するから、伸縮体
12,13 は、その連結部分にて折れ曲がることもなく直線
状に伸縮する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る免震床版の一
実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1
及び図2に於いて、1 は、構造物2,3 の隙間5 を閉鎖す
べく構造物2,3 の上面2a,3a に両縁側が跨がって載置さ
れる長板状の床版本体を示し、その床版本体1 の幅は、
構造物2,3 の隙間5 の幅よりも広く形成され、床版本体
1 は、トラック等が乗っても破損しない耐荷重性を有す
る。
実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1
及び図2に於いて、1 は、構造物2,3 の隙間5 を閉鎖す
べく構造物2,3 の上面2a,3a に両縁側が跨がって載置さ
れる長板状の床版本体を示し、その床版本体1 の幅は、
構造物2,3 の隙間5 の幅よりも広く形成され、床版本体
1 は、トラック等が乗っても破損しない耐荷重性を有す
る。
【0014】6 は、床版本体1 の下面略中央部から所定
間隔を置いて釣支された棒状の突出部を示す(図では、
省略して一か所のみを示す)。
間隔を置いて釣支された棒状の突出部を示す(図では、
省略して一か所のみを示す)。
【0015】7,7 は、突出部6 の下方に設けられ、且つ
突出部6 の軸芯を中心として水平方向に回動自在な床版
連結部を示す(回転方向を図1の矢印Aで表す)。8,8
は、構造物2 の壁面に隙間5 の幅と略同じ長さ間隔を置
いて夫々固定された一対の取付台を示し、同様に構造物
3 の壁面にも一対の取付台9,9 が固定されている。10,1
1 は、前記取付台8,9 に水平方向に回動自在に軸支され
た壁面連結部を示す(回転方向を図1の矢印Bで表
す)。尚、図2に示すように、床版連結部7 は、壁面連
結部10よりもやや下方に位置して設けられている。
突出部6 の軸芯を中心として水平方向に回動自在な床版
連結部を示す(回転方向を図1の矢印Aで表す)。8,8
は、構造物2 の壁面に隙間5 の幅と略同じ長さ間隔を置
いて夫々固定された一対の取付台を示し、同様に構造物
3 の壁面にも一対の取付台9,9 が固定されている。10,1
1 は、前記取付台8,9 に水平方向に回動自在に軸支され
た壁面連結部を示す(回転方向を図1の矢印Bで表
す)。尚、図2に示すように、床版連結部7 は、壁面連
結部10よりもやや下方に位置して設けられている。
【0016】12,13 は、一端側12a,13a が床版連結部7
に連結され、且つ他端側12b,13b が壁面連結部10,11 に
連結された対向する一対の伸縮体たるコイルばねを示
し、各コイルばね12,13 は均等な反撥力を有する。さら
に、対向する一対のコイルばね12,13 は、床版連結部7
に二組連結されてなり、図1に示すように、突出部6 を
中心として各コイルばね12,13 は略X字状を成す。
に連結され、且つ他端側12b,13b が壁面連結部10,11 に
連結された対向する一対の伸縮体たるコイルばねを示
し、各コイルばね12,13 は均等な反撥力を有する。さら
に、対向する一対のコイルばね12,13 は、床版連結部7
に二組連結されてなり、図1に示すように、突出部6 を
中心として各コイルばね12,13 は略X字状を成す。
【0017】14は、一面側14a が構造物2,3 の壁面の上
端側に固定され、且つ他面側14b が構造物2,3 の上面と
面一となる側面略L字状の補助受け材を示す。
端側に固定され、且つ他面側14b が構造物2,3 の上面と
面一となる側面略L字状の補助受け材を示す。
【0018】上記構成からなる免震床版は、構造物2,3
の壁面に連結された対のコイルばね12,13 が床版本体1
の突出部6 に夫々連結されているので、コイルばね12,1
3 の相互の反撥力によって突出部6 は隙間5 の中央に位
置する。そして、構造物2,3 が変位した場合、コイルば
ね12,13 が伸縮して互いに反撥し合うことにより、突出
部6 は隙間5 の中央位置が維持される。従って、突出部
6 が固定された床版本体1 は、その両縁側が構造物2,3
の上面2a,3a から外れることがない。
の壁面に連結された対のコイルばね12,13 が床版本体1
の突出部6 に夫々連結されているので、コイルばね12,1
3 の相互の反撥力によって突出部6 は隙間5 の中央に位
置する。そして、構造物2,3 が変位した場合、コイルば
ね12,13 が伸縮して互いに反撥し合うことにより、突出
部6 は隙間5 の中央位置が維持される。従って、突出部
6 が固定された床版本体1 は、その両縁側が構造物2,3
の上面2a,3a から外れることがない。
【0019】具体的には、図3(イ)に示すように、構
造物3 が、後方向に変位(矢印C方向)して隙間5が拡
がった場合には、構造物3 の壁面に連結されたコイルば
ね13(便宜上、第一コイルばね13という)が引っ張られ
て伸張すると同時に、構造物2 の壁面に連結されたコイ
ルばね12(便宜上、第二コイルばね12という)が伸張し
て突出部6 を構造物2 側に引っ張ることとなるので、対
向する両ばね12,13 の引張り力が均衡して突出部6 は、
隙間5 の中央に位置することとなる。
造物3 が、後方向に変位(矢印C方向)して隙間5が拡
がった場合には、構造物3 の壁面に連結されたコイルば
ね13(便宜上、第一コイルばね13という)が引っ張られ
て伸張すると同時に、構造物2 の壁面に連結されたコイ
ルばね12(便宜上、第二コイルばね12という)が伸張し
て突出部6 を構造物2 側に引っ張ることとなるので、対
向する両ばね12,13 の引張り力が均衡して突出部6 は、
隙間5 の中央に位置することとなる。
【0020】逆に、構造物3 が前方向(矢印D方向)に
変位して隙間5 が狭まった場合には、同図(ロ)に示す
ように、第一コイルばね13が収縮するに従い第二コイル
バネ12も収縮しながら突出部6 を引き寄せて隙間5 の中
央に位置させる。
変位して隙間5 が狭まった場合には、同図(ロ)に示す
ように、第一コイルばね13が収縮するに従い第二コイル
バネ12も収縮しながら突出部6 を引き寄せて隙間5 の中
央に位置させる。
【0021】また、同図(ハ)に示すように、構造物3
が左右方向(矢印E方向)に変位した場合には、第一コ
イルばね13の一方13' が伸張すると同時に、それと対向
する第二コイルばね12の一方12' も伸張し、且つ第一コ
イルばね13の他方13" が収縮すると同時に、それと対向
する第二コイルばね12の他方12" も収縮し、対向する両
ばね12,13 の引張り力が均衡して突出部6 は、隙間5 の
中央に位置することとなる。尚、後左方向等に構造物3
が変位しても、同様に対向する両ばね12,13 によって突
出部6 は、隙間5 の中央に位置する。
が左右方向(矢印E方向)に変位した場合には、第一コ
イルばね13の一方13' が伸張すると同時に、それと対向
する第二コイルばね12の一方12' も伸張し、且つ第一コ
イルばね13の他方13" が収縮すると同時に、それと対向
する第二コイルばね12の他方12" も収縮し、対向する両
ばね12,13 の引張り力が均衡して突出部6 は、隙間5 の
中央に位置することとなる。尚、後左方向等に構造物3
が変位しても、同様に対向する両ばね12,13 によって突
出部6 は、隙間5 の中央に位置する。
【0022】さらに、構造物3 が上下方向に変位して
も、同様に対向する両ばね12,13 が伸張して引っ張り合
うことにより床版本体1 が構造物2,3 から脱落すること
もない。
も、同様に対向する両ばね12,13 が伸張して引っ張り合
うことにより床版本体1 が構造物2,3 から脱落すること
もない。
【0023】ところで、床版連結部7 及び壁面連結部1
0,11 は、水平方向に回動自在に設けられているので、
構造物2,3 の変位に従って伸縮する各コイルばね12,13
は、床版連結部7 及び壁面連結部10,11 に連結された連
結部分に折れ曲がることもなく、コイルばね12,13 は直
線状に伸縮でき、従って、コイルばね12は損傷し難くな
るという利点がある。
0,11 は、水平方向に回動自在に設けられているので、
構造物2,3 の変位に従って伸縮する各コイルばね12,13
は、床版連結部7 及び壁面連結部10,11 に連結された連
結部分に折れ曲がることもなく、コイルばね12,13 は直
線状に伸縮でき、従って、コイルばね12は損傷し難くな
るという利点がある。
【0024】このように対向するコイルばね12,13 の相
互反撥を利用して突出部6 を隙間5の中央位置に維持さ
せて床版本体1 の脱落を防止する構成であれば、構造物
2,3が上下前後左右の何れの方向に変位しても、両ばね1
2,13 が瞬時に追従して伸縮して突出部6 を隙間5 の中
央位置を維持することができ、従来の免震床版のよう
に、摩擦抵抗に影響を受けることがない。
互反撥を利用して突出部6 を隙間5の中央位置に維持さ
せて床版本体1 の脱落を防止する構成であれば、構造物
2,3が上下前後左右の何れの方向に変位しても、両ばね1
2,13 が瞬時に追従して伸縮して突出部6 を隙間5 の中
央位置を維持することができ、従来の免震床版のよう
に、摩擦抵抗に影響を受けることがない。
【0025】さらに、例えば、地震によって構造物2,3
が短時間の間に前後左右方向に反復して変位を生じて
も、壁面に連結された両バネが伸縮してその変位分を柔
軟に吸収するから、従来の免震床版のように支持部材が
保持部から外れたり、支持部材や保持部が破損したりし
て床版本体が隙間に脱落する事態が極めて生じ難く、地
震が発生しても確実に構造物2,3 の隙間5 を閉鎖し続け
ることが可能となる。
が短時間の間に前後左右方向に反復して変位を生じて
も、壁面に連結された両バネが伸縮してその変位分を柔
軟に吸収するから、従来の免震床版のように支持部材が
保持部から外れたり、支持部材や保持部が破損したりし
て床版本体が隙間に脱落する事態が極めて生じ難く、地
震が発生しても確実に構造物2,3 の隙間5 を閉鎖し続け
ることが可能となる。
【0026】また、本発明に係る免震床版の構造は、床
版本体1 に対向するコイルばね12,13 を連結し、且つ該
コイルばね12,13 を構造物2,3 の壁面に連結するという
簡易な構造であるため、施工も容易で、且つ資材費も安
価である。
版本体1 に対向するコイルばね12,13 を連結し、且つ該
コイルばね12,13 を構造物2,3 の壁面に連結するという
簡易な構造であるため、施工も容易で、且つ資材費も安
価である。
【0027】尚、上記実施形態に於いて、床版本体1 の
突出部6 には、対向する一対のコイルばね12,13 が二組
連結されているが、必ずしもかかる構成に限定されず、
例えば、図4に示すように、突出部6 に対向する一対の
コイルばね12,13 が一組連結された構成でもよい。
突出部6 には、対向する一対のコイルばね12,13 が二組
連結されているが、必ずしもかかる構成に限定されず、
例えば、図4に示すように、突出部6 に対向する一対の
コイルばね12,13 が一組連結された構成でもよい。
【0028】また、上記実施形態に於いて、床版本体1
に固定された突出部6 は、棒状であったが、必ずしも突
出部6 は、棒状に限定されず、例えば、図5に示すよう
に、床版本体1 の長手方向に固定した板状の突出部6 で
あってもよく、かかる板状の突出部6 を固定した場合に
は、対向する一対のコイルばね12,13 を突出部6 の両端
部6b,6b に夫々連結すればよい。
に固定された突出部6 は、棒状であったが、必ずしも突
出部6 は、棒状に限定されず、例えば、図5に示すよう
に、床版本体1 の長手方向に固定した板状の突出部6 で
あってもよく、かかる板状の突出部6 を固定した場合に
は、対向する一対のコイルばね12,13 を突出部6 の両端
部6b,6b に夫々連結すればよい。
【0029】さらに、上記実施形態に於いて、伸縮体1
2,13 としてコイルばねを用いてなるが、必ずしも伸縮
体12,13 は、コイルばねに限定されず、例えば、耐候性
等に優れたゴムを用いてもよく、又、油圧シリンダ、エ
アシリンダを伸縮体12,13 として用いてもよい。また、
油圧シリンダにコイルばねを組み合わせてコイルばねの
反撥力を調整できる伸縮体12,13 を用いてもよい。要
は、床版本体1 の突出部6 を両構造物2,3 の壁面から中
央方向に常時付勢できるもの又は両構造物2,3 の壁面方
向に常時引張ることができるものであればよいのであっ
て、上記実施形態のように、コイルばねに限定されるも
のではない。
2,13 としてコイルばねを用いてなるが、必ずしも伸縮
体12,13 は、コイルばねに限定されず、例えば、耐候性
等に優れたゴムを用いてもよく、又、油圧シリンダ、エ
アシリンダを伸縮体12,13 として用いてもよい。また、
油圧シリンダにコイルばねを組み合わせてコイルばねの
反撥力を調整できる伸縮体12,13 を用いてもよい。要
は、床版本体1 の突出部6 を両構造物2,3 の壁面から中
央方向に常時付勢できるもの又は両構造物2,3 の壁面方
向に常時引張ることができるものであればよいのであっ
て、上記実施形態のように、コイルばねに限定されるも
のではない。
【0030】また、上記実施形態に於いて、構造物2,3
には、補助受け材14が固定されてなるが、必ずしも補助
受け材14を構造物2,3 に固定しなければならないわけで
はない。但し、補助受け材14を固定することにより、図
6に示すように、構造物2,3 が変位して互いに近づき隙
間5 が極めて狭くなった場合でも、補助受け材14の先端
部14a が突出部6 に当接するから伸縮体12,13 が構造物
2,3 の壁面間に押し潰されることがないという利点があ
る。
には、補助受け材14が固定されてなるが、必ずしも補助
受け材14を構造物2,3 に固定しなければならないわけで
はない。但し、補助受け材14を固定することにより、図
6に示すように、構造物2,3 が変位して互いに近づき隙
間5 が極めて狭くなった場合でも、補助受け材14の先端
部14a が突出部6 に当接するから伸縮体12,13 が構造物
2,3 の壁面間に押し潰されることがないという利点があ
る。
【0031】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る免震床版
は、簡易な構造を以て、上下前後左右の何れの方向に構
造物が変位しても、速やかに突出部を構造物の隙間の略
中央に位置させることができるから、床版本体が構造物
から外れて脱落することを防止できる。
は、簡易な構造を以て、上下前後左右の何れの方向に構
造物が変位しても、速やかに突出部を構造物の隙間の略
中央に位置させることができるから、床版本体が構造物
から外れて脱落することを防止できる。
【0032】即ち、一対の伸縮体の相互反撥力を利用し
て突出部の位置を維持するものであるから、従来の免震
床版のように、摩擦抵抗に影響を受けることもなく、更
には、構造物の変位によって免震床版の支持部材等の構
成部材が破損したりすることがない。従って、床版本体
は、構造物の変位に拘わらずその上面に跨がった状態で
隙間を閉鎖し続け、定期的なメンテナンスの回数も従来
に比べて少なくすることができる。
て突出部の位置を維持するものであるから、従来の免震
床版のように、摩擦抵抗に影響を受けることもなく、更
には、構造物の変位によって免震床版の支持部材等の構
成部材が破損したりすることがない。従って、床版本体
は、構造物の変位に拘わらずその上面に跨がった状態で
隙間を閉鎖し続け、定期的なメンテナンスの回数も従来
に比べて少なくすることができる。
【0033】さらに、本発明に係る免震床版は、従来の
ものでは対応できない構造物の変位、例えば、地震によ
って生ずる構造物の上下前後左右方向の小刻みな反復に
も伸縮体が伸縮して吸収するから床版本体が脱落せず、
地震対策に特に顕著な効果を有する。
ものでは対応できない構造物の変位、例えば、地震によ
って生ずる構造物の上下前後左右方向の小刻みな反復に
も伸縮体が伸縮して吸収するから床版本体が脱落せず、
地震対策に特に顕著な効果を有する。
【0034】また、請求項2記載のように伸縮体として
コイルばねを用いれば、安価で、且つ簡易な構造の免震
床版を構成することができ、又、請求項3記載の如く伸
縮体の両端を回動自在に連結すれば、伸縮体は、連結部
分にて折れ曲がることもなく直線状に伸縮するから伸縮
体が損傷し難くなる。
コイルばねを用いれば、安価で、且つ簡易な構造の免震
床版を構成することができ、又、請求項3記載の如く伸
縮体の両端を回動自在に連結すれば、伸縮体は、連結部
分にて折れ曲がることもなく直線状に伸縮するから伸縮
体が損傷し難くなる。
【図1】本発明に係る免震床版の一実施形態を示す一部
省略平面図。
省略平面図。
【図2】図1のX−X線断面側面図。
【図3】(イ)、(ロ)、(ハ)は、構造物が前後左右
に変位した際の免震床版の状態を示す一部省略平面図。
に変位した際の免震床版の状態を示す一部省略平面図。
【図4】本発明に係る免震床版の他実施形態を示す一部
省略平面図。
省略平面図。
【図5】本発明に係る免震床版の他実施形態を示す一部
省略平面図。
省略平面図。
【図6】構造物が変位して隙間が狭まくなった際の免震
床版の状態を示す断面側面図。
床版の状態を示す断面側面図。
【図7】従来の免震床版を示す一部省略概略平面図。
1 …床版本体、2,3 …構造物、2a,3a …上面、5 …隙
間、6 …突出部、12,13 …伸縮体
間、6 …突出部、12,13 …伸縮体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 寿克 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目6番2号 株式会社日建設計内
Claims (3)
- 【請求項1】 構造物(2),(3) の上面(2a),(3a) に跨が
って載置されることにより該構造物(2),(3) の隙間(5)
を閉鎖可能な床版本体(1) と、該床版本体(1)に設けら
れ、且つ前記隙間(5) に突出する突出部(6) と、該突出
部(6) に一端側が連結され、且つ他端側が構造物(2),
(3) の壁面に夫々連結される少なくとも一対の伸縮体(1
2),(13) とからなることを特徴とする免震床版。 - 【請求項2】 前記伸縮体(12),(13) が、コイルばねか
らなる請求項1記載の免震床版。 - 【請求項3】 前記伸縮体(12),(13) の一端側が突出部
(6) に回動自在に連結され、且つ他端側が構造物(2),
(3) の壁面に回動自在に夫々連結されてなる請求項1又
は2記載の免震床版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32191396A JPH10159191A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 免震床版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32191396A JPH10159191A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 免震床版 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10159191A true JPH10159191A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18137810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32191396A Pending JPH10159191A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 免震床版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10159191A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155582A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-05-31 | Oobaru:Kk | 隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造 |
| JP2023045118A (ja) * | 2021-09-21 | 2023-04-03 | カネソウ株式会社 | 目地カバー装置 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32191396A patent/JPH10159191A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155582A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-05-31 | Oobaru:Kk | 隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造 |
| JP2023045118A (ja) * | 2021-09-21 | 2023-04-03 | カネソウ株式会社 | 目地カバー装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH08246565A (ja) | 地震伸縮ジョイントカバー組立体 | |
| JPH10159191A (ja) | 免震床版 | |
| JP2002180693A5 (ja) | ||
| JP2003074127A (ja) | 床用目地装置 | |
| JP2002173989A (ja) | 免震建物周囲の溝カバー装置 | |
| JP2002038612A (ja) | 床用目地装置 | |
| JP2662774B2 (ja) | 構造物用免震支承構造 | |
| KR20220015681A (ko) | 익스펜션 조인트 및 그 시공방법 | |
| KR101786617B1 (ko) | 확장성이 강화된 조립 벤치 | |
| JP2002013103A (ja) | 構造物用伸縮ジョイント | |
| JP3293008B2 (ja) | エキスパンションジョイント及び架設体の架設方法 | |
| JP3378130B2 (ja) | エキスパンションジョイント | |
| JPH11152707A (ja) | 橋梁用伸縮継手 | |
| JPH07116687B2 (ja) | 構造物用中段せん断ストッパ付きゴム支承装置 | |
| JP3844265B2 (ja) | 鉄骨構造物の緩衝装置 | |
| JP3158195B2 (ja) | 免震建造物用伸縮継手 | |
| JPH0622003Y2 (ja) | 伸縮継手装置 | |
| JPH0753966B2 (ja) | 橋梁における半可動式支承構造 | |
| JP2560692Y2 (ja) | 道路伸縮装置 | |
| JP3442309B2 (ja) | 目地カバー装置 | |
| JPH10219607A (ja) | 橋梁の連結装置 | |
| JP3951440B2 (ja) | 連絡通路構造 | |
| JP3578670B2 (ja) | デッキプレート用耐震型ハンガー金具 | |
| JP2598759B2 (ja) | 床用伸縮継手装置 | |
| JPH09279519A (ja) | 橋板構造 |