JPH1015973A - 表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法 - Google Patents
表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法Info
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- JPH1015973A JPH1015973A JP8170298A JP17029896A JPH1015973A JP H1015973 A JPH1015973 A JP H1015973A JP 8170298 A JP8170298 A JP 8170298A JP 17029896 A JP17029896 A JP 17029896A JP H1015973 A JPH1015973 A JP H1015973A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 いわゆる同時一体成形において、発泡ビーズ
の型内発泡により得られる合成樹脂型内発泡成形体に融
着不良が発生しない表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の
製造方法を提供する。 【解決手段】 成形型2を構成する2つの金型3,4の
いずれか一方の金型3に熱可塑性樹脂表皮材5を配置し
て型締め後、この成形型内6に発泡ビーズ7を充填し、
蒸気加熱によりこれら発泡ビーズ7を発泡させて互いに
融着させると共に、これら発泡ビーズ7と前記熱可塑性
樹脂表皮材5を融着一体化させる表皮付き合成樹脂型内
発泡成形体1の製造方法において、少なくとも前記蒸気
加熱の途中で且つ前記発泡ビーズ7の発泡前に、前記一
方の金型3を上型とし、且つ、他方の金型4を下型とし
ている。前記成形型内6に残留するドレインを除去して
から前記発泡ビーズ7を発泡させる。
の型内発泡により得られる合成樹脂型内発泡成形体に融
着不良が発生しない表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の
製造方法を提供する。 【解決手段】 成形型2を構成する2つの金型3,4の
いずれか一方の金型3に熱可塑性樹脂表皮材5を配置し
て型締め後、この成形型内6に発泡ビーズ7を充填し、
蒸気加熱によりこれら発泡ビーズ7を発泡させて互いに
融着させると共に、これら発泡ビーズ7と前記熱可塑性
樹脂表皮材5を融着一体化させる表皮付き合成樹脂型内
発泡成形体1の製造方法において、少なくとも前記蒸気
加熱の途中で且つ前記発泡ビーズ7の発泡前に、前記一
方の金型3を上型とし、且つ、他方の金型4を下型とし
ている。前記成形型内6に残留するドレインを除去して
から前記発泡ビーズ7を発泡させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車用
内装材等に使用される表皮付き合成樹脂型内発泡成形体
の製造方法に関する。
内装材等に使用される表皮付き合成樹脂型内発泡成形体
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体の製造方法としては、例えば、成形型を構成す
る2つの金型のいずれか一方の金型に熱可塑性樹脂表皮
材を配置して型締め後、この成形型内に発泡ビーズを充
填し、蒸気加熱によりこれら発泡ビーズを発泡させて互
いに融着させると共に、これら発泡ビーズと前記熱可塑
性樹脂表皮材を融着一体化させる、いわゆる同時一体成
形が知られている。
泡成形体の製造方法としては、例えば、成形型を構成す
る2つの金型のいずれか一方の金型に熱可塑性樹脂表皮
材を配置して型締め後、この成形型内に発泡ビーズを充
填し、蒸気加熱によりこれら発泡ビーズを発泡させて互
いに融着させると共に、これら発泡ビーズと前記熱可塑
性樹脂表皮材を融着一体化させる、いわゆる同時一体成
形が知られている。
【0003】この方法において、前記2つの金型が上下
方向に型締め及び型開き可能とされている場合には、前
記一方の金型は、前記熱可塑性樹脂表皮材を配置し易く
するために下型とされている。
方向に型締め及び型開き可能とされている場合には、前
記一方の金型は、前記熱可塑性樹脂表皮材を配置し易く
するために下型とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような場合においては、前記蒸気加熱により発泡ビーズ
を発泡させるため、この蒸気加熱の途中で且つ前記発泡
ビーズの発泡前には、前記成形型内にドレイン(水分)
が残留することがあり、そのため、この残ったドレイン
によって、前記発泡ビーズの型内発泡により得られる合
成樹脂型内発泡成形体に、発泡ビーズの融着不良が発生
するという問題点がある。
ような場合においては、前記蒸気加熱により発泡ビーズ
を発泡させるため、この蒸気加熱の途中で且つ前記発泡
ビーズの発泡前には、前記成形型内にドレイン(水分)
が残留することがあり、そのため、この残ったドレイン
によって、前記発泡ビーズの型内発泡により得られる合
成樹脂型内発泡成形体に、発泡ビーズの融着不良が発生
するという問題点がある。
【0005】この発明は、以上のような事情や問題点に
鑑みてなされたものであり、いわゆる同時一体成形にお
いて、発泡ビーズの型内発泡により得られる合成樹脂型
内発泡成形体に融着不良が発生しない表皮付き合成樹脂
型内発泡成形体の製造方法を提供することを目的とす
る。
鑑みてなされたものであり、いわゆる同時一体成形にお
いて、発泡ビーズの型内発泡により得られる合成樹脂型
内発泡成形体に融着不良が発生しない表皮付き合成樹脂
型内発泡成形体の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段とするところは、第1に、成形型を構成する2つ
の金型のいずれか一方の金型に熱可塑性樹脂表皮材を配
置して型締め後、この成形型内に発泡ビーズを充填し、
蒸気加熱によりこれら発泡ビーズを発泡させて互いに融
着させると共に、これら発泡ビーズと前記熱可塑性樹脂
表皮材を融着一体化させる表皮付き合成樹脂型内発泡成
形体の製造方法において、少なくとも前記蒸気加熱の途
中で且つ前記発泡ビーズの発泡前に、前記一方の金型を
上型とし、且つ、他方の金型を下型としていることにあ
る。
の手段とするところは、第1に、成形型を構成する2つ
の金型のいずれか一方の金型に熱可塑性樹脂表皮材を配
置して型締め後、この成形型内に発泡ビーズを充填し、
蒸気加熱によりこれら発泡ビーズを発泡させて互いに融
着させると共に、これら発泡ビーズと前記熱可塑性樹脂
表皮材を融着一体化させる表皮付き合成樹脂型内発泡成
形体の製造方法において、少なくとも前記蒸気加熱の途
中で且つ前記発泡ビーズの発泡前に、前記一方の金型を
上型とし、且つ、他方の金型を下型としていることにあ
る。
【0007】第2に、前記成形型内に残留するドレイン
を除去してから前記発泡ビーズを発泡させることにあ
る。
を除去してから前記発泡ビーズを発泡させることにあ
る。
【0008】第3に、前記成形型内に発泡ビーズを充填
した後、他方の金型に形成した蒸気孔から水蒸気を供給
して前記発泡ビーズが互いに融着する温度より低い温度
でこれら発泡ビーズを予備加熱し、その状態で所定時間
保持して前記発泡ビーズを水蒸気で蒸らし、次いで前記
発泡ビーズが互いに融着する温度以上の温度でこれら発
泡ビーズを本加熱することにある。
した後、他方の金型に形成した蒸気孔から水蒸気を供給
して前記発泡ビーズが互いに融着する温度より低い温度
でこれら発泡ビーズを予備加熱し、その状態で所定時間
保持して前記発泡ビーズを水蒸気で蒸らし、次いで前記
発泡ビーズが互いに融着する温度以上の温度でこれら発
泡ビーズを本加熱することにある。
【0009】第4に、前記成形型内で熱可塑性樹脂表皮
材を成形して前記一方の金型に配置した後、この成形型
内に前記発泡ビーズを充填することにある。
材を成形して前記一方の金型に配置した後、この成形型
内に前記発泡ビーズを充填することにある。
【0010】第5に、前記一方の金型の少なくとも前記
熱可塑性樹脂表皮材が配置される部分が、通気性金属
型、通気性セラミック型、若しくは通気性電鋳型でなる
ことにある。
熱可塑性樹脂表皮材が配置される部分が、通気性金属
型、通気性セラミック型、若しくは通気性電鋳型でなる
ことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図7に示すように、第1
実施形態に係る表皮付き合成樹脂型内発泡成形体1の製
造方法は、成形型2を構成する2つの金型3,4のう
ち、一方の金型3に熱可塑性樹脂表皮材5を配置して型
締め後、この成形型内6に発泡ビーズ7を充填し、蒸気
加熱によりこれら発泡ビーズ7を発泡させて互いに融着
させると共に、これら発泡ビーズ7と前記熱可塑性樹脂
表皮材5を融着一体化させる表皮付き合成樹脂型内発泡
成形体1の製造方法において、前記蒸気加熱の途中で且
つ前記発泡ビーズ7の発泡前に、前記一方の金型3を上
型とし、且つ、他方の金型4を下型としているものであ
る。
に基づいて説明する。図1乃至図7に示すように、第1
実施形態に係る表皮付き合成樹脂型内発泡成形体1の製
造方法は、成形型2を構成する2つの金型3,4のう
ち、一方の金型3に熱可塑性樹脂表皮材5を配置して型
締め後、この成形型内6に発泡ビーズ7を充填し、蒸気
加熱によりこれら発泡ビーズ7を発泡させて互いに融着
させると共に、これら発泡ビーズ7と前記熱可塑性樹脂
表皮材5を融着一体化させる表皮付き合成樹脂型内発泡
成形体1の製造方法において、前記蒸気加熱の途中で且
つ前記発泡ビーズ7の発泡前に、前記一方の金型3を上
型とし、且つ、他方の金型4を下型としているものであ
る。
【0012】即ち、図1に示すように、まず、前記一方
の金型3に、前記熱可塑性樹脂表皮材5を配置して型締
めする。
の金型3に、前記熱可塑性樹脂表皮材5を配置して型締
めする。
【0013】ここで、前記成形型2は、上下方向に型締
め及び型開き可能な2つの金型3,4で構成されている
と共に、前記一方の金型3が上型とされ、且つ、他方の
金型4が下型とされている。
め及び型開き可能な2つの金型3,4で構成されている
と共に、前記一方の金型3が上型とされ、且つ、他方の
金型4が下型とされている。
【0014】前記一方の金型3は、例えば、横断面が凹
状で且つ内部にチャンバー3bが形成され、その表面3
a側には、前記チャンバー3bと連通する複数の減圧孔
3cが形成されている。そして、前記チャンバー3bに
は、蒸気弁A1、減圧弁B1、ドレイン弁C1がそれぞ
れ接続されている。
状で且つ内部にチャンバー3bが形成され、その表面3
a側には、前記チャンバー3bと連通する複数の減圧孔
3cが形成されている。そして、前記チャンバー3bに
は、蒸気弁A1、減圧弁B1、ドレイン弁C1がそれぞ
れ接続されている。
【0015】前記他方の金型4は、例えば、横断面が凸
状で且つ内部にチャンバー4bが形成され、その表面4
a側には、前記チャンバー4bと連通する複数の蒸気孔
4cが形成されている。そして、前記チャンバー4bに
は、蒸気弁A2、減圧弁B2、ドレイン弁C2がそれぞ
れ接続されており、前記成形型内6へ発泡ビーズ7を充
填するためのフィーダー8が設けられている。
状で且つ内部にチャンバー4bが形成され、その表面4
a側には、前記チャンバー4bと連通する複数の蒸気孔
4cが形成されている。そして、前記チャンバー4bに
は、蒸気弁A2、減圧弁B2、ドレイン弁C2がそれぞ
れ接続されており、前記成形型内6へ発泡ビーズ7を充
填するためのフィーダー8が設けられている。
【0016】前記熱可塑性樹脂表皮材5としては、例え
ば、塩化ビニル系樹脂や、あるいはポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂等
からなる熱可塑性樹脂シート等が挙げられる。なお、こ
の熱可塑性樹脂表皮材5は、当該表皮付き合成樹脂型内
発泡成形体1の表皮として使用されるので、その用途に
応じて着色剤等により所望の色に着色しておけばよい。
ば、塩化ビニル系樹脂や、あるいはポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂等
からなる熱可塑性樹脂シート等が挙げられる。なお、こ
の熱可塑性樹脂表皮材5は、当該表皮付き合成樹脂型内
発泡成形体1の表皮として使用されるので、その用途に
応じて着色剤等により所望の色に着色しておけばよい。
【0017】この熱可塑性樹脂表皮材5を一方の金型3
に配置するには、他の成形型等であらかじめ真空成形等
により前記一方の金型3の表面3a形状に適合するよう
に成形したものを配置すればよい。この場合には、前記
減圧孔3c等から一方の金型3と前記熱可塑性樹脂表皮
材5の間を減圧し、この熱可塑性樹脂表皮材5を吸い付
ける等して一方の金型3に固定すればよい。
に配置するには、他の成形型等であらかじめ真空成形等
により前記一方の金型3の表面3a形状に適合するよう
に成形したものを配置すればよい。この場合には、前記
減圧孔3c等から一方の金型3と前記熱可塑性樹脂表皮
材5の間を減圧し、この熱可塑性樹脂表皮材5を吸い付
ける等して一方の金型3に固定すればよい。
【0018】また、前記成形型内6で熱可塑性樹脂表皮
材5を成形して前記一方の金型3に配置することもで
き、この場合には、上記のように熱可塑性樹脂表皮材5
を他の成形型等であらかじめ成形しておく手間を省略で
きるという利点がある。この成形方法としては、例え
ば、真空成形やスラッシュ成形等が挙げられる。
材5を成形して前記一方の金型3に配置することもで
き、この場合には、上記のように熱可塑性樹脂表皮材5
を他の成形型等であらかじめ成形しておく手間を省略で
きるという利点がある。この成形方法としては、例え
ば、真空成形やスラッシュ成形等が挙げられる。
【0019】ここで、得られる表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体1が、例えば他の部材に取付けるための取付具
等を必要とする場合には、前記他方の金型4の表面4a
にあらかじめ所定形状のインサート材(図示せず)を配
置しておき、前記発泡ビーズ7の型内発泡の際に、これ
ら発泡ビーズ7が発泡して互いに融着した合成樹脂型内
発泡成形体と前記インサート材とが一体化されるように
してもよい。
泡成形体1が、例えば他の部材に取付けるための取付具
等を必要とする場合には、前記他方の金型4の表面4a
にあらかじめ所定形状のインサート材(図示せず)を配
置しておき、前記発泡ビーズ7の型内発泡の際に、これ
ら発泡ビーズ7が発泡して互いに融着した合成樹脂型内
発泡成形体と前記インサート材とが一体化されるように
してもよい。
【0020】次に、図2に示すように、前記フィーダー
8から成形型内6へ発泡ビーズ7を充填する。
8から成形型内6へ発泡ビーズ7を充填する。
【0021】前記発泡ビーズ7を構成する合成樹脂とし
ては、例えば、ポリオレフィン系樹脂やポリスチレン系
樹脂等が挙げられる。
ては、例えば、ポリオレフィン系樹脂やポリスチレン系
樹脂等が挙げられる。
【0022】前記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、プロピレンホモポリマー、エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ブテンラ
ンダム3元共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合
体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリ(ブテン−1)等のポリエチレ
ン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これら
を単独で又は2種以上を混合して使用することができ
る。
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、プロピレンホモポリマー、エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ブテンラ
ンダム3元共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合
体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリ(ブテン−1)等のポリエチレ
ン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これら
を単独で又は2種以上を混合して使用することができ
る。
【0023】このポリオレフィン系樹脂は、無架橋の状
態のものが好ましいが、パーオキサイドや放射線等によ
り架橋させたものであってもよい。
態のものが好ましいが、パーオキサイドや放射線等によ
り架橋させたものであってもよい。
【0024】また、このポリオレフィン系樹脂に、他の
熱可塑性樹脂を混合したものも使用できる。このような
熱可塑性樹脂としては、前記ポリプロピレン系樹脂と混
合する場合には、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン、ビニル芳香族系ポリマー、ポリブテ
ン、アイオノマー等が挙げられる。そして、前記ポリエ
チレン系樹脂と混合する場合には、例えばビニル芳香族
系ポリマー、ポリブテン、アイオノマー等が挙げられ
る。なお、これらの場合の熱可塑性樹脂の配合量として
は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して20重
量部以下、より好ましくは、5乃至10重量部とするの
が望ましい。
熱可塑性樹脂を混合したものも使用できる。このような
熱可塑性樹脂としては、前記ポリプロピレン系樹脂と混
合する場合には、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状低
密度ポリエチレン、ビニル芳香族系ポリマー、ポリブテ
ン、アイオノマー等が挙げられる。そして、前記ポリエ
チレン系樹脂と混合する場合には、例えばビニル芳香族
系ポリマー、ポリブテン、アイオノマー等が挙げられ
る。なお、これらの場合の熱可塑性樹脂の配合量として
は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して20重
量部以下、より好ましくは、5乃至10重量部とするの
が望ましい。
【0025】前記発泡ビーズ7は、例えば、上記のよう
な合成樹脂をあらかじめ粒子状に成形加工しておき、耐
圧容器中でこの合成樹脂粒子に揮発性発泡剤を含有さ
せ、攪拌しながら水中に分散させ、加圧下で所定の発泡
温度まで加熱した後、この水分散物を低圧域に放出する
方法等によって、予備発泡させた状態で製造しておけば
よい。
な合成樹脂をあらかじめ粒子状に成形加工しておき、耐
圧容器中でこの合成樹脂粒子に揮発性発泡剤を含有さ
せ、攪拌しながら水中に分散させ、加圧下で所定の発泡
温度まで加熱した後、この水分散物を低圧域に放出する
方法等によって、予備発泡させた状態で製造しておけば
よい。
【0026】この発泡ビーズ7を型内発泡させる際の発
泡倍率としては、3倍より小さい場合には、得られる合
成樹脂型内発泡成形体の緩衝性等が低下する傾向があ
り、60倍より大きい場合には、前記合成樹脂型内発泡
成形体の収縮が大きくなると共に、柔らかくなり過ぎて
強度等が低下する傾向があるので、3乃至60倍、好ま
しくは5乃至50倍、より好ましくは8乃至45倍、特
に好ましくは10乃至35倍が望ましい。このような発
泡ビーズ7としては、例えば、エペランPP(商品名,
鐘淵化学工業社製,発泡倍率15倍)等を好適に使用で
きる。
泡倍率としては、3倍より小さい場合には、得られる合
成樹脂型内発泡成形体の緩衝性等が低下する傾向があ
り、60倍より大きい場合には、前記合成樹脂型内発泡
成形体の収縮が大きくなると共に、柔らかくなり過ぎて
強度等が低下する傾向があるので、3乃至60倍、好ま
しくは5乃至50倍、より好ましくは8乃至45倍、特
に好ましくは10乃至35倍が望ましい。このような発
泡ビーズ7としては、例えば、エペランPP(商品名,
鐘淵化学工業社製,発泡倍率15倍)等を好適に使用で
きる。
【0027】この際、前記一方の金型3の表面3aには
熱可塑性樹脂表皮材5が配置されていて、型締めした状
態では、前記他方の金型4の蒸気孔4cからしか成形型
内6の空気が逃げないので、前記発泡ビーズ7を充填し
易くするために、充填時にこれら発泡ビーズ7が落下し
ない程度に少し型開きし、その隙間から前記空気を逃が
すようにしてもよい。
熱可塑性樹脂表皮材5が配置されていて、型締めした状
態では、前記他方の金型4の蒸気孔4cからしか成形型
内6の空気が逃げないので、前記発泡ビーズ7を充填し
易くするために、充填時にこれら発泡ビーズ7が落下し
ない程度に少し型開きし、その隙間から前記空気を逃が
すようにしてもよい。
【0028】なお、前記発泡ビーズ7は、あらかじめ内
部に加圧ガスを浸透させて内圧を付与した状態で前記成
形型内6へ充填してもよいし、また、加圧ガスを用いて
圧縮した状態で充填してもよいし、あるいは、内圧の付
与や圧縮を行うことなく、そのままの状態で充填しても
よい。
部に加圧ガスを浸透させて内圧を付与した状態で前記成
形型内6へ充填してもよいし、また、加圧ガスを用いて
圧縮した状態で充填してもよいし、あるいは、内圧の付
与や圧縮を行うことなく、そのままの状態で充填しても
よい。
【0029】また、この発泡ビーズ7の型内発泡により
得られる合成樹脂型内発泡成形体と前記熱可塑性樹脂表
皮材5との接着性を向上させるために、必要に応じて前
記発泡ビーズ7と接触するこの熱可塑性樹脂表皮材5の
裏面5bに、あらかじめ接着剤を塗布しておいてもよ
い。この接着剤としては、例えば、合成樹脂の有機溶媒
溶液、樹脂エマルジョン、樹脂パウダー等が挙げられ
る。また、これらに使用される合成樹脂としては、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、エチレン−プロピレン共重合体、塩素化ポリ
プロピレン、塩素化ポリエチレン、エチレン−プロピレ
ン−ブテン3元共重合体、これらの混合物等のポリオレ
フィン系樹脂等が挙げられる。
得られる合成樹脂型内発泡成形体と前記熱可塑性樹脂表
皮材5との接着性を向上させるために、必要に応じて前
記発泡ビーズ7と接触するこの熱可塑性樹脂表皮材5の
裏面5bに、あらかじめ接着剤を塗布しておいてもよ
い。この接着剤としては、例えば、合成樹脂の有機溶媒
溶液、樹脂エマルジョン、樹脂パウダー等が挙げられ
る。また、これらに使用される合成樹脂としては、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、エチレン−プロピレン共重合体、塩素化ポリ
プロピレン、塩素化ポリエチレン、エチレン−プロピレ
ン−ブテン3元共重合体、これらの混合物等のポリオレ
フィン系樹脂等が挙げられる。
【0030】その後、図3に示すように、前記他方の金
型4のチャンバー4bに接続した蒸気弁A2を開いて水
蒸気Sを前記蒸気孔4cから成形型内6へ供給し、前記
発泡ビーズ7を加熱発泡させる。
型4のチャンバー4bに接続した蒸気弁A2を開いて水
蒸気Sを前記蒸気孔4cから成形型内6へ供給し、前記
発泡ビーズ7を加熱発泡させる。
【0031】この際、前記発泡ビーズ7が互いに融着す
る温度以上の温度でこれら発泡ビーズ7を本加熱する前
に、互いに融着する温度より低い温度でこれら発泡ビー
ズ7をあらかじめ予備加熱しておけば、発泡ビーズ7が
互いに融着することなく充分に加熱された状態とするこ
とができる。
る温度以上の温度でこれら発泡ビーズ7を本加熱する前
に、互いに融着する温度より低い温度でこれら発泡ビー
ズ7をあらかじめ予備加熱しておけば、発泡ビーズ7が
互いに融着することなく充分に加熱された状態とするこ
とができる。
【0032】なお、前記発泡ビーズ7が互いに融着する
温度とは、深さが50mm程度の成形型内6へ発泡ビー
ズ7を充填し、所定温度(所定圧力)の水蒸気Sを10
乃至20秒間この成形型内6へ供給した時に、前記発泡
ビーズ7が互いに融着して合成樹脂型内発泡成形体の形
状を保持可能な状態となる最低温度をいう。
温度とは、深さが50mm程度の成形型内6へ発泡ビー
ズ7を充填し、所定温度(所定圧力)の水蒸気Sを10
乃至20秒間この成形型内6へ供給した時に、前記発泡
ビーズ7が互いに融着して合成樹脂型内発泡成形体の形
状を保持可能な状態となる最低温度をいう。
【0033】この発泡ビーズ7が互いに融着する温度
は、使用される合成樹脂の種類等によって異なるので、
あらかじめこの温度を調べてから、前記予備加熱の際の
水蒸気Sの温度を設定すればよい。この水蒸気Sの温度
としては、低すぎる場合には、予備加熱による効果が充
分に発揮されなくなる傾向があるので、この発泡ビーズ
7が互いに融着する温度をT(℃)とした場合、(T−
35)乃至T(℃)、好ましくは(T−30)乃至(T
−3)(℃)、より好ましくは(T−25)乃至(T−
5)(℃)の範囲とするのが望ましい。また、前記水蒸
気Sの圧力は、上記の温度範囲となるように適宜調整す
ればよい。
は、使用される合成樹脂の種類等によって異なるので、
あらかじめこの温度を調べてから、前記予備加熱の際の
水蒸気Sの温度を設定すればよい。この水蒸気Sの温度
としては、低すぎる場合には、予備加熱による効果が充
分に発揮されなくなる傾向があるので、この発泡ビーズ
7が互いに融着する温度をT(℃)とした場合、(T−
35)乃至T(℃)、好ましくは(T−30)乃至(T
−3)(℃)、より好ましくは(T−25)乃至(T−
5)(℃)の範囲とするのが望ましい。また、前記水蒸
気Sの圧力は、上記の温度範囲となるように適宜調整す
ればよい。
【0034】また、上記のようにして予備加熱した後、
その状態で所定時間保持して前記発泡ビーズ7を水蒸気
Sで蒸らせば、前記発泡ビーズ7間に供給された水蒸気
Sの潜熱を有効に利用できるので、特に厚さが大きい合
成樹脂型内発泡成形体を成形する場合等、前記発泡ビー
ズ7をより均一に加熱できるという利点がある。
その状態で所定時間保持して前記発泡ビーズ7を水蒸気
Sで蒸らせば、前記発泡ビーズ7間に供給された水蒸気
Sの潜熱を有効に利用できるので、特に厚さが大きい合
成樹脂型内発泡成形体を成形する場合等、前記発泡ビー
ズ7をより均一に加熱できるという利点がある。
【0035】なお、予備加熱した後は、水蒸気Sの供給
を続けた状態で蒸らしてもよいし、あるいは水蒸気Sの
供給を停止し、更に必要に応じてドレイン弁C2を開け
た状態で蒸らしてもよい。この蒸らしの際の保持時間
は、前記成形型内6における発泡ビーズ7層の厚さ、発
泡ビーズ7の大きさ、形状、発泡倍率等によって異なる
が、例えば、発泡ビーズ7層の厚さが50mm程度のも
のでは、約3秒間以上、好ましくは約5秒間以上、より
好ましくは約10秒間以上とすることが望ましい。
を続けた状態で蒸らしてもよいし、あるいは水蒸気Sの
供給を停止し、更に必要に応じてドレイン弁C2を開け
た状態で蒸らしてもよい。この蒸らしの際の保持時間
は、前記成形型内6における発泡ビーズ7層の厚さ、発
泡ビーズ7の大きさ、形状、発泡倍率等によって異なる
が、例えば、発泡ビーズ7層の厚さが50mm程度のも
のでは、約3秒間以上、好ましくは約5秒間以上、より
好ましくは約10秒間以上とすることが望ましい。
【0036】前記発泡ビーズ7を水蒸気Sで蒸らした後
は、これら発泡ビーズ7間にドレイン(水分)が存在
し、その状態で本加熱すれば発泡ビーズ7相互の融着不
良が生じることがあるため、この成形型内6に残留する
ドレインを除去することが望ましい。
は、これら発泡ビーズ7間にドレイン(水分)が存在
し、その状態で本加熱すれば発泡ビーズ7相互の融着不
良が生じることがあるため、この成形型内6に残留する
ドレインを除去することが望ましい。
【0037】このドレインを除去する方法としては、例
えば、図4に示すように、前記他方の金型4のチャンバ
ー4bに接続した減圧弁B2を開いて前記蒸気孔4cか
ら成形型内6を真空引きする方法等が挙げられる。
えば、図4に示すように、前記他方の金型4のチャンバ
ー4bに接続した減圧弁B2を開いて前記蒸気孔4cか
ら成形型内6を真空引きする方法等が挙げられる。
【0038】なお、前記発泡ビーズ7を水蒸気Sで蒸ら
した後、即ち、前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビー
ズ7の発泡前においては、前記一方の金型3が上型とさ
れ、且つ、他方の金型4が下型とされているので、上記
のような真空引きを行えば、重力に抗することなく、む
しろ重力を利用して前記ドレインを下方の蒸気孔4cか
ら簡単に吸い出すことができる。そのため、このドレイ
ンを確実に除去でき、前記成形型内6にドレインがほと
んど残留することがないという利点がある。
した後、即ち、前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビー
ズ7の発泡前においては、前記一方の金型3が上型とさ
れ、且つ、他方の金型4が下型とされているので、上記
のような真空引きを行えば、重力に抗することなく、む
しろ重力を利用して前記ドレインを下方の蒸気孔4cか
ら簡単に吸い出すことができる。そのため、このドレイ
ンを確実に除去でき、前記成形型内6にドレインがほと
んど残留することがないという利点がある。
【0039】次に、前記発泡ビーズ7が互いに融着する
温度以上の温度で本加熱する。この本加熱は、図5に示
すように、前記蒸気弁A2を開いて水蒸気Sを前記蒸気
孔4cから成形型内6へ供給することにより行われる。
この際、上記のように、水蒸気Sによる蒸らしを行った
後、ドレインを除去するために前記成形型内6を真空引
きしていた場合には、前記本加熱のための水蒸気Sをよ
りスムーズに成形型内6へ供給することができる。
温度以上の温度で本加熱する。この本加熱は、図5に示
すように、前記蒸気弁A2を開いて水蒸気Sを前記蒸気
孔4cから成形型内6へ供給することにより行われる。
この際、上記のように、水蒸気Sによる蒸らしを行った
後、ドレインを除去するために前記成形型内6を真空引
きしていた場合には、前記本加熱のための水蒸気Sをよ
りスムーズに成形型内6へ供給することができる。
【0040】また、この際の水蒸気Sの温度は、前記発
泡ビーズ7が互いに融着する温度以上であればよいが、
高すぎる場合には、得られる合成樹脂型内発泡成形体9
の収縮が大きくなり過ぎる傾向があるので、前記発泡ビ
ーズ7が互いに融着する温度より30℃高い温度、好ま
しくは25℃高い温度を超えないようにするのが望まし
い。
泡ビーズ7が互いに融着する温度以上であればよいが、
高すぎる場合には、得られる合成樹脂型内発泡成形体9
の収縮が大きくなり過ぎる傾向があるので、前記発泡ビ
ーズ7が互いに融着する温度より30℃高い温度、好ま
しくは25℃高い温度を超えないようにするのが望まし
い。
【0041】上記のようにして本加熱した後は、前記発
泡ビーズ7に、水蒸気Sによる熱を充分に伝達させるた
めに、その状態を保持することが望ましい。この際の保
持に要する時間は、例えば、発泡ビーズ7層の厚さが5
0mm程度のものに対しては約2秒間以上、好ましくは
約5秒間以上であることが望ましいが、その時間が長す
ぎる場合には、得られる合成樹脂型内発泡成形体9に収
縮が生じるので、このような収縮が生じない範囲内で適
宜設定すればよい。
泡ビーズ7に、水蒸気Sによる熱を充分に伝達させるた
めに、その状態を保持することが望ましい。この際の保
持に要する時間は、例えば、発泡ビーズ7層の厚さが5
0mm程度のものに対しては約2秒間以上、好ましくは
約5秒間以上であることが望ましいが、その時間が長す
ぎる場合には、得られる合成樹脂型内発泡成形体9に収
縮が生じるので、このような収縮が生じない範囲内で適
宜設定すればよい。
【0042】次いで、前記成形型2を型開きすれば、図
6に示すように、前記発泡ビーズ7の型内発泡により得
られた合成樹脂型内発泡成形体9と、該合成樹脂型内発
泡成形体9の表面9aに融着一体化された熱可塑性樹脂
表皮材5とからなる耳部5cを有する表皮付き合成樹脂
型内発泡成形体1aが得られる。
6に示すように、前記発泡ビーズ7の型内発泡により得
られた合成樹脂型内発泡成形体9と、該合成樹脂型内発
泡成形体9の表面9aに融着一体化された熱可塑性樹脂
表皮材5とからなる耳部5cを有する表皮付き合成樹脂
型内発泡成形体1aが得られる。
【0043】なお、型開きする前に、前記成形型2はあ
らかじめ冷却しておいてもよい。また、得られた表皮付
き合成樹脂型内発泡成形体1aは、成形型2から脱型し
た後、例えば常圧下、50乃至80℃で3乃至24時間
程度、養生、乾燥することが望ましい。また、この実施
形態のように、前記熱可塑性樹脂表皮材5の端部が余っ
て前記耳部5cが形成される場合には、脱型後、上記の
ように養生、乾燥してから前記耳部5cを切断すれば、
図7に示す表皮付き合成樹脂型内発泡成形体1を得るこ
とができる。
らかじめ冷却しておいてもよい。また、得られた表皮付
き合成樹脂型内発泡成形体1aは、成形型2から脱型し
た後、例えば常圧下、50乃至80℃で3乃至24時間
程度、養生、乾燥することが望ましい。また、この実施
形態のように、前記熱可塑性樹脂表皮材5の端部が余っ
て前記耳部5cが形成される場合には、脱型後、上記の
ように養生、乾燥してから前記耳部5cを切断すれば、
図7に示す表皮付き合成樹脂型内発泡成形体1を得るこ
とができる。
【0044】以上のように、前記発泡ビーズ7を予備加
熱をし、水蒸気Sにより蒸らした後、本加熱すれば、発
泡ビーズ7から合成樹脂型内発泡成形体9を製造するの
と同時に、該合成樹脂型内発泡成形体9と前記熱可塑性
樹脂表皮材5とを融着一体化でき、しかも、前記ドレイ
ンを確実に除去できるので、前記合成樹脂型内発泡成形
体9には発泡ビーズ7の融着不良の発生がない表皮付き
合成樹脂型内発泡成形体1を製造することができる。
熱をし、水蒸気Sにより蒸らした後、本加熱すれば、発
泡ビーズ7から合成樹脂型内発泡成形体9を製造するの
と同時に、該合成樹脂型内発泡成形体9と前記熱可塑性
樹脂表皮材5とを融着一体化でき、しかも、前記ドレイ
ンを確実に除去できるので、前記合成樹脂型内発泡成形
体9には発泡ビーズ7の融着不良の発生がない表皮付き
合成樹脂型内発泡成形体1を製造することができる。
【0045】図8に示すように、第2実施形態に係る表
皮付き合成樹脂型内発泡成形体1の製造方法は、上記第
1実施形態において、前記一方の金型3の前記熱可塑性
樹脂表皮材5が配置される部分を通気性電鋳型13で構
成したものである。
皮付き合成樹脂型内発泡成形体1の製造方法は、上記第
1実施形態において、前記一方の金型3の前記熱可塑性
樹脂表皮材5が配置される部分を通気性電鋳型13で構
成したものである。
【0046】前記通気性電鋳型13は、前記チャンバー
3bと連通する微細な通気孔をその表面3a全体又は任
意の箇所に有していて通気性があり、例えばニッケル電
鋳等により製造される(例えば、ポーラスデンチュウ,
商品名,江南特殊産業社製)。
3bと連通する微細な通気孔をその表面3a全体又は任
意の箇所に有していて通気性があり、例えばニッケル電
鋳等により製造される(例えば、ポーラスデンチュウ,
商品名,江南特殊産業社製)。
【0047】このように、前記通気性電鋳型13は、そ
の表面3a全体又は任意の箇所に微細な通気孔を有して
いるので、既述のように、前記熱可塑性樹脂表皮材5を
真空成形により前記一方の金型3に配置する場合では、
この通気性電鋳型13と前記熱可塑性樹脂表皮材5の間
の空気やガスの抜けをより向上させることができる。そ
のため、前記熱可塑性樹脂表皮材5を一方の金型3の表
面3aにより確実に密着させることができると共に、前
記通気孔の直径は数十μm〜100μm程度と微小なた
め、前記熱可塑性樹脂表皮材5の表面5aにこれら通気
孔の跡が残らないという利点もある。
の表面3a全体又は任意の箇所に微細な通気孔を有して
いるので、既述のように、前記熱可塑性樹脂表皮材5を
真空成形により前記一方の金型3に配置する場合では、
この通気性電鋳型13と前記熱可塑性樹脂表皮材5の間
の空気やガスの抜けをより向上させることができる。そ
のため、前記熱可塑性樹脂表皮材5を一方の金型3の表
面3aにより確実に密着させることができると共に、前
記通気孔の直径は数十μm〜100μm程度と微小なた
め、前記熱可塑性樹脂表皮材5の表面5aにこれら通気
孔の跡が残らないという利点もある。
【0048】なお、前記通気性電鋳型13に代えて、金
属又はセラミック粒子を所定条件で焼結して表面3a全
体に直径が数μm程度の微細な通気孔を形成した通気性
金属型若しくは通気性セラミック型(例えば、ポーセラ
ックスII,商品名,新東工業社製)を使用してもよい。
あるいは、金属型やセラミック型の表面3a全体又は任
意の箇所に、直径が0.4mm以下程度、好ましくは
0.2mm以下程度の微細な通気孔をドリル等で機械的
に形成した通気性金属型若しくは通気性セラミック型も
使用できる。
属又はセラミック粒子を所定条件で焼結して表面3a全
体に直径が数μm程度の微細な通気孔を形成した通気性
金属型若しくは通気性セラミック型(例えば、ポーセラ
ックスII,商品名,新東工業社製)を使用してもよい。
あるいは、金属型やセラミック型の表面3a全体又は任
意の箇所に、直径が0.4mm以下程度、好ましくは
0.2mm以下程度の微細な通気孔をドリル等で機械的
に形成した通気性金属型若しくは通気性セラミック型も
使用できる。
【0049】以上、上記第1及び第2実施形態において
は、前記熱可塑性樹脂表皮材5を前記一方の金型3に配
置する時から、前記2つの金型3,4を上下方向に型締
め及び型開きとすると共に、前記一方の金型3を上型と
し、且つ、他方の金型4を下型としているが、これに限
定されるものではなく、少なくとも前記蒸気加熱の途中
で且つ前記発泡ビーズ7の発泡前において、上記の状態
であればよい。
は、前記熱可塑性樹脂表皮材5を前記一方の金型3に配
置する時から、前記2つの金型3,4を上下方向に型締
め及び型開きとすると共に、前記一方の金型3を上型と
し、且つ、他方の金型4を下型としているが、これに限
定されるものではなく、少なくとも前記蒸気加熱の途中
で且つ前記発泡ビーズ7の発泡前において、上記の状態
であればよい。
【0050】即ち、例えば、前記2つの金型3,4の型
締め及び型開き方向を適宜の方向に変更可能な成形機等
を用いることができる。この場合、例えば、最初は前記
熱可塑性樹脂表皮材5を配置し易いように、水平方向等
に型締め及び型開き可能としておくか、あるいは、上下
方向に型締め及び型開き可能として前記一方の金型3を
下型としておき、前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビ
ーズ7の発泡前において、上下方向に型締め及び型開き
可能とすると共に、前記一方の金型3を上型とし、且
つ、他方の金型4を下型として前記ドレインを除去し易
いようにし、更に、ドレインを除去した後は、得られた
表皮付き合成樹脂型内発泡成形体1を脱型し易いよう
に、再び元の状態に戻す等の方法を用いてもよい。
締め及び型開き方向を適宜の方向に変更可能な成形機等
を用いることができる。この場合、例えば、最初は前記
熱可塑性樹脂表皮材5を配置し易いように、水平方向等
に型締め及び型開き可能としておくか、あるいは、上下
方向に型締め及び型開き可能として前記一方の金型3を
下型としておき、前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビ
ーズ7の発泡前において、上下方向に型締め及び型開き
可能とすると共に、前記一方の金型3を上型とし、且
つ、他方の金型4を下型として前記ドレインを除去し易
いようにし、更に、ドレインを除去した後は、得られた
表皮付き合成樹脂型内発泡成形体1を脱型し易いよう
に、再び元の状態に戻す等の方法を用いてもよい。
【0051】また、前記一方の金型3が、横断面が凹状
に形成された凹型(雌型)である場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、前記一方の金型3
が凸型(雄型)で、且つ、他方の金型4が凹型(雌型)
であってもよい。
に形成された凹型(雌型)である場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、前記一方の金型3
が凸型(雄型)で、且つ、他方の金型4が凹型(雌型)
であってもよい。
【0052】更に、前記一方の金型3に熱可塑性樹脂表
皮材5を配置する前に、該熱可塑性樹脂表皮材5の表面
5aに皮シボ等の製品意匠模様用凹凸をあらかじめ形成
しておいてもよいし、あるいは、前記一方の金型3の表
面3aに、皮シボ等の製品意匠模様用凹凸をあらかじめ
形成しておいて、前記蒸気加熱による発泡ビーズ7の型
内発泡の際、熱可塑性樹脂表皮材5の表面5aに前記製
品意匠模様用凹凸を転写してもよい。
皮材5を配置する前に、該熱可塑性樹脂表皮材5の表面
5aに皮シボ等の製品意匠模様用凹凸をあらかじめ形成
しておいてもよいし、あるいは、前記一方の金型3の表
面3aに、皮シボ等の製品意匠模様用凹凸をあらかじめ
形成しておいて、前記蒸気加熱による発泡ビーズ7の型
内発泡の際、熱可塑性樹脂表皮材5の表面5aに前記製
品意匠模様用凹凸を転写してもよい。
【0053】
【実施例】次に、この発明を実施例により更に詳細に説
明するが、この発明は係る実施例に限定されるものでは
ない。
明するが、この発明は係る実施例に限定されるものでは
ない。
【0054】実施例1 熱可塑性樹脂表皮材として、塩化ビニル樹脂シート(厚
さ:0.5mm)とポリプロピレン系樹脂押出発泡シー
ト(厚さ:2.5mm)の積層シートを用い、成形型を
構成する2つの金型のうちの一方の金型を上型とし、且
つ、他方の金型を下型として、前記塩化ビニル樹脂シー
ト側が一方の金型の表面に密着するようにこの一方の金
型で熱可塑性樹脂表皮材の真空成形を行った。次いで、
型締めした後、成形型内へ発泡ビーズとしてエペランP
P(商品名,鐘淵化学工業社製,発泡倍率15倍,あら
かじめ空気圧で内圧2kg/cm2を付与したもの)を充填し
た。
さ:0.5mm)とポリプロピレン系樹脂押出発泡シー
ト(厚さ:2.5mm)の積層シートを用い、成形型を
構成する2つの金型のうちの一方の金型を上型とし、且
つ、他方の金型を下型として、前記塩化ビニル樹脂シー
ト側が一方の金型の表面に密着するようにこの一方の金
型で熱可塑性樹脂表皮材の真空成形を行った。次いで、
型締めした後、成形型内へ発泡ビーズとしてエペランP
P(商品名,鐘淵化学工業社製,発泡倍率15倍,あら
かじめ空気圧で内圧2kg/cm2を付与したもの)を充填し
た。
【0055】次に、他方の金型に形成した蒸気孔から水
蒸気(0.7kg/cm2)を成形型内へ供給して予備加熱を
行い、5秒間発泡ビーズの蒸らしを行った後、成形型内
の圧力が500mmHg以下となるように、真空ポンプを用
いてドレイン及び水蒸気を吸引、除去した。
蒸気(0.7kg/cm2)を成形型内へ供給して予備加熱を
行い、5秒間発泡ビーズの蒸らしを行った後、成形型内
の圧力が500mmHg以下となるように、真空ポンプを用
いてドレイン及び水蒸気を吸引、除去した。
【0056】その後、再び前記蒸気孔から水蒸気(3.
2〜3.7kg/cm2)を成形型内へ供給し、3〜5秒間保
持して本加熱した後、水冷し、次いで放冷し、型開きし
て表皮付き合成樹脂型内発泡成形体を得た。
2〜3.7kg/cm2)を成形型内へ供給し、3〜5秒間保
持して本加熱した後、水冷し、次いで放冷し、型開きし
て表皮付き合成樹脂型内発泡成形体を得た。
【0057】実施例2 熱可塑性樹脂表皮材として、ポリオレフィン系樹脂シー
ト(厚さ:0.75mm)とポリプロピレン系樹脂押出
発泡シート(厚さ:2.5mm)の積層シートを用い、
蒸らしを行わなかった以外は、実施例1と同様にして表
皮付き合成樹脂型内発泡成形体を得た。
ト(厚さ:0.75mm)とポリプロピレン系樹脂押出
発泡シート(厚さ:2.5mm)の積層シートを用い、
蒸らしを行わなかった以外は、実施例1と同様にして表
皮付き合成樹脂型内発泡成形体を得た。
【0058】実施例3 発泡ビーズとして発泡倍率30倍のエペランPP(商品
名,鐘淵化学工業社製,あらかじめ空気圧で内圧2kg/c
m2を付与したもの)を用いる点、予備加熱の際に圧力
0.5kg/cm2の水蒸気を供給する点、及び本加熱の際に
圧力2.4〜2.8kg/cm2の水蒸気を供給する点以外
は、実施例1と同様にして表皮付き合成樹脂型内発泡成
形体を得た。
名,鐘淵化学工業社製,あらかじめ空気圧で内圧2kg/c
m2を付与したもの)を用いる点、予備加熱の際に圧力
0.5kg/cm2の水蒸気を供給する点、及び本加熱の際に
圧力2.4〜2.8kg/cm2の水蒸気を供給する点以外
は、実施例1と同様にして表皮付き合成樹脂型内発泡成
形体を得た。
【0059】実施例4 熱可塑性樹脂表皮材として、ポリオレフィン系樹脂シー
ト(厚さ:0.75mm)とポリプロピレン系樹脂押出
発泡シート(厚さ:2.5mm)の積層シートを用い、
蒸らしを行わなかった以外は、実施例3と同様にして表
皮付き合成樹脂型内発泡成形体を得た。
ト(厚さ:0.75mm)とポリプロピレン系樹脂押出
発泡シート(厚さ:2.5mm)の積層シートを用い、
蒸らしを行わなかった以外は、実施例3と同様にして表
皮付き合成樹脂型内発泡成形体を得た。
【0060】比較例1 一方の金型を下型とし、且つ、他方の金型を上型とした
以外は、実施例1と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
以外は、実施例1と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
【0061】比較例2 一方の金型を下型とし、且つ、他方の金型を上型とした
以外は、実施例2と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
以外は、実施例2と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
【0062】比較例3 一方の金型を下型とし、且つ、他方の金型を上型とした
以外は、実施例3と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
以外は、実施例3と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
【0063】比較例4 一方の金型を下型とし、且つ、他方の金型を上型とした
以外は、実施例3と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
以外は、実施例3と同様にして表皮付き合成樹脂型内発
泡成形体を得た。
【0064】以上、実施例1乃至4、及び比較例1乃至
4で得られた表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の物性と
して、(イ)発泡ビーズの融着率と、(ロ)合成樹脂型
内発泡成形体と熱可塑性樹脂表皮材の接着性を下記の評
価方法によりそれぞれ調べた。その結果を表1に示す。
4で得られた表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の物性と
して、(イ)発泡ビーズの融着率と、(ロ)合成樹脂型
内発泡成形体と熱可塑性樹脂表皮材の接着性を下記の評
価方法によりそれぞれ調べた。その結果を表1に示す。
【0065】(イ)発泡ビーズの融着率 得られた表皮付き合成樹脂型内発泡成形体における合成
樹脂型内発泡成形体の表面にナイフで薄く切れ目を入れ
た後、折り曲げて破断させ、その破断面を観察した。そ
して、発泡ビーズの破断面積の割合を百分率で表し、下
記の評価基準に基づいて評価した。
樹脂型内発泡成形体の表面にナイフで薄く切れ目を入れ
た後、折り曲げて破断させ、その破断面を観察した。そ
して、発泡ビーズの破断面積の割合を百分率で表し、下
記の評価基準に基づいて評価した。
【0066】〔評価基準〕 A:発泡ビーズの融着率が60%以上 B:発泡ビーズの融着率が40〜59% C:発泡ビーズの融着率が20〜39%以上 D:発泡ビーズの融着率が19%以下
【0067】(ロ)合成樹脂型内発泡成形体と熱可塑性
樹脂表皮材の接着性得られた表皮付き合成樹脂型内発泡
成形体の合成樹脂型内発泡成形体と熱可塑性樹脂表皮材
を引き剥がした後、その界面状態を観察し、下記の評価
基準に基づいて評価した。
樹脂表皮材の接着性得られた表皮付き合成樹脂型内発泡
成形体の合成樹脂型内発泡成形体と熱可塑性樹脂表皮材
を引き剥がした後、その界面状態を観察し、下記の評価
基準に基づいて評価した。
【0068】〔評価基準〕 A:合成樹脂型内発泡成形体層で材料破断のみが観察さ
れる。 B:合成樹脂型内発泡成形体層の材料破断及び合成樹脂
型内発泡成形体層と熱可塑性樹脂表皮材の界面剥離の双
方が観察される。 C:合成樹脂型内発泡成形体層と熱可塑性樹脂表皮材の
界面剥離が観察される。 D:合成樹脂型内発泡成形体層と熱可塑性樹脂表皮材が
接着していない。
れる。 B:合成樹脂型内発泡成形体層の材料破断及び合成樹脂
型内発泡成形体層と熱可塑性樹脂表皮材の界面剥離の双
方が観察される。 C:合成樹脂型内発泡成形体層と熱可塑性樹脂表皮材の
界面剥離が観察される。 D:合成樹脂型内発泡成形体層と熱可塑性樹脂表皮材が
接着していない。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、少なくとも前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビー
ズの発泡前に、前記一方の金型を上型とし、且つ、他方
の金型を下型としているので、前記他方の金型の蒸気孔
等から成形型内を真空引きすれば、重力に抗することな
く、むしろ重力を利用して前記成形型内に残留するドレ
インを下方の蒸気孔等から簡単に吸い出すことができ
る。そのため、このドレインを確実に除去でき、前記成
形型内にドレインがほとんど残ることがないという利点
がある。
ば、少なくとも前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビー
ズの発泡前に、前記一方の金型を上型とし、且つ、他方
の金型を下型としているので、前記他方の金型の蒸気孔
等から成形型内を真空引きすれば、重力に抗することな
く、むしろ重力を利用して前記成形型内に残留するドレ
インを下方の蒸気孔等から簡単に吸い出すことができ
る。そのため、このドレインを確実に除去でき、前記成
形型内にドレインがほとんど残ることがないという利点
がある。
【0071】請求項2の発明によれば、前記成形型内に
残留するドレインを除去してから前記発泡ビーズを発泡
させるので、前記合成樹脂型内発泡成形体に発泡ビーズ
の融着不良の発生がない表皮付き合成樹脂型内発泡成形
体を製造することができる。また、前記ドレインを除去
するために、前記成形型内を真空引きしていた場合に
は、前記発泡ビーズを加熱発泡させるための水蒸気をよ
りスムーズに成形型内へ供給できるという利点がある。
残留するドレインを除去してから前記発泡ビーズを発泡
させるので、前記合成樹脂型内発泡成形体に発泡ビーズ
の融着不良の発生がない表皮付き合成樹脂型内発泡成形
体を製造することができる。また、前記ドレインを除去
するために、前記成形型内を真空引きしていた場合に
は、前記発泡ビーズを加熱発泡させるための水蒸気をよ
りスムーズに成形型内へ供給できるという利点がある。
【0072】請求項3の発明によれば、前記成形型内に
発泡ビーズを充填した後、他方の金型に形成した蒸気孔
から水蒸気を供給して前記発泡ビーズが互いに融着する
温度より低い温度でこれら発泡ビーズを予備加熱し、そ
の状態で所定時間保持して前記発泡ビーズを水蒸気で蒸
らし、次いで前記発泡ビーズが互いに融着する温度以上
の温度でこれら発泡ビーズを本加熱するので、前記予備
加熱により、発泡ビーズが互いに融着することなく充分
に加熱された状態とすることができる。また、前記水蒸
気による蒸らしにより、前記発泡ビーズ間に供給された
水蒸気の潜熱を有効に利用できるので、特に厚さが大き
い合成樹脂型内発泡成形体を成形する場合等、前記発泡
ビーズをより均一に加熱できるという利点がある。その
ため、前記合成樹脂型内発泡成形体の融着不良の発生を
より効果的に抑えることができる。
発泡ビーズを充填した後、他方の金型に形成した蒸気孔
から水蒸気を供給して前記発泡ビーズが互いに融着する
温度より低い温度でこれら発泡ビーズを予備加熱し、そ
の状態で所定時間保持して前記発泡ビーズを水蒸気で蒸
らし、次いで前記発泡ビーズが互いに融着する温度以上
の温度でこれら発泡ビーズを本加熱するので、前記予備
加熱により、発泡ビーズが互いに融着することなく充分
に加熱された状態とすることができる。また、前記水蒸
気による蒸らしにより、前記発泡ビーズ間に供給された
水蒸気の潜熱を有効に利用できるので、特に厚さが大き
い合成樹脂型内発泡成形体を成形する場合等、前記発泡
ビーズをより均一に加熱できるという利点がある。その
ため、前記合成樹脂型内発泡成形体の融着不良の発生を
より効果的に抑えることができる。
【0073】請求項4の発明によれば、前記成形型内で
熱可塑性樹脂表皮材を成形して前記一方の金型に配置し
た後、この成形型内に前記発泡ビーズを充填するので、
前記熱可塑性樹脂表皮材を他の成形型等であらかじめ成
形しておく手間を省略できるという利点がある。
熱可塑性樹脂表皮材を成形して前記一方の金型に配置し
た後、この成形型内に前記発泡ビーズを充填するので、
前記熱可塑性樹脂表皮材を他の成形型等であらかじめ成
形しておく手間を省略できるという利点がある。
【0074】請求項5の発明によれば、前記一方の金型
の少なくとも前記熱可塑性樹脂表皮材が配置される部分
が、通気性金属型、通気性セラミック型、若しくは通気
性電鋳型でなり、その表面全体又は任意の箇所に微細な
通気孔を有しているので、前記熱可塑性樹脂表皮材を真
空成形により前記一方の金型に配置する場合では、この
通気性電鋳型等と前記熱可塑性樹脂表皮材の間の空気や
ガスの抜けをより向上させることができる。そのため、
前記熱可塑性樹脂表皮材を一方の金型の表面により確実
に密着させることができると共に、前記通気孔の直径は
数μm〜数百μm以下程度と微小なため、前記熱可塑性
樹脂表皮材の表面にこれら通気孔の跡が残らないという
利点もある。
の少なくとも前記熱可塑性樹脂表皮材が配置される部分
が、通気性金属型、通気性セラミック型、若しくは通気
性電鋳型でなり、その表面全体又は任意の箇所に微細な
通気孔を有しているので、前記熱可塑性樹脂表皮材を真
空成形により前記一方の金型に配置する場合では、この
通気性電鋳型等と前記熱可塑性樹脂表皮材の間の空気や
ガスの抜けをより向上させることができる。そのため、
前記熱可塑性樹脂表皮材を一方の金型の表面により確実
に密着させることができると共に、前記通気孔の直径は
数μm〜数百μm以下程度と微小なため、前記熱可塑性
樹脂表皮材の表面にこれら通気孔の跡が残らないという
利点もある。
【図1】第1実施形態に係る表皮付き合成樹脂型内発泡
成形体の製造方法において、一方の金型に熱可塑性樹脂
表皮材を配置して型締めした状態を示す側断面説明図。
成形体の製造方法において、一方の金型に熱可塑性樹脂
表皮材を配置して型締めした状態を示す側断面説明図。
【図2】成形型内へ発泡ビーズを充填する様子を示す側
断面説明図。
断面説明図。
【図3】発泡ビーズを充填した後、成形型内へ水蒸気を
供給する様子を示す側断面説明図。
供給する様子を示す側断面説明図。
【図4】成形型内を真空引きする様子を示す側断面説明
図。
図。
【図5】成形型内へ水蒸気を供給して発泡ビーズを型内
発泡させた状態を示す側断面説明図。
発泡させた状態を示す側断面説明図。
【図6】成形型内から脱型された耳部を有する表皮付き
合成樹脂型内発泡成形体の側断面図。
合成樹脂型内発泡成形体の側断面図。
【図7】図6の耳部を切断した後の表皮付き合成樹脂型
内発泡成形体の側断面図。
内発泡成形体の側断面図。
【図8】第2実施形態に係る表皮付き合成樹脂型内発泡
成形体の製造方法において、一方の金型に熱可塑性樹脂
表皮材を配置して型締めした状態を示す側断面説明図。
成形体の製造方法において、一方の金型に熱可塑性樹脂
表皮材を配置して型締めした状態を示す側断面説明図。
1 表皮付き合成樹脂型内発泡成形体 2 成形型 3 一方の金型 4 他方の金型 4c 蒸気孔 5 熱可塑性樹脂表皮材 6 成形型内 7 発泡ビーズ S 水蒸気 9 合成樹脂型内発泡成形体 13 通気性電鋳型(若しくは通気性金属型、通気性セ
ラミック型)
ラミック型)
Claims (5)
- 【請求項1】 成形型を構成する2つの金型のいずれか
一方の金型に熱可塑性樹脂表皮材を配置して型締め後、
この成形型内に発泡ビーズを充填し、蒸気加熱によりこ
れら発泡ビーズを発泡させて互いに融着させると共に、
これら発泡ビーズと前記熱可塑性樹脂表皮材を融着一体
化させる表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法に
おいて、 少なくとも前記蒸気加熱の途中で且つ前記発泡ビーズの
発泡前に、前記一方の金型を上型とし、且つ、他方の金
型を下型としていることを特徴とする表皮付き合成樹脂
型内発泡成形体の製造方法。 - 【請求項2】 前記成形型内に残留するドレインを除去
してから前記発泡ビーズを発泡させることを特徴とする
請求項1記載の表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造
方法。 - 【請求項3】 前記成形型内に発泡ビーズを充填した
後、他方の金型に形成した蒸気孔から水蒸気を供給して
前記発泡ビーズが互いに融着する温度より低い温度でこ
れら発泡ビーズを予備加熱し、その状態で所定時間保持
して前記発泡ビーズを水蒸気で蒸らし、次いで前記発泡
ビーズが互いに融着する温度以上の温度でこれら発泡ビ
ーズを本加熱することを特徴とする請求項1又は2記載
の表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法。 - 【請求項4】 前記成形型内で熱可塑性樹脂表皮材を成
形して前記一方の金型に配置した後、この成形型内に前
記発泡ビーズを充填することを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか記載の表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の
製造方法。 - 【請求項5】 前記一方の金型の少なくとも前記熱可塑
性樹脂表皮材が配置される部分が、通気性金属型、通気
性セラミック型、若しくは通気性電鋳型でなることを特
徴とする請求項4記載の表皮付き合成樹脂型内発泡成形
体の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8170298A JPH1015973A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法 |
| PCT/JP1997/002272 WO1998000287A1 (en) | 1996-06-28 | 1997-06-27 | Method of manufacturing skin-carrying internal-mold expansion molded body of synthetic resin and metal mold used for the same method |
| EP97928530A EP0960719B1 (en) | 1996-06-28 | 1997-06-27 | Method of manufacturing skin-carrying internal-mold expansion molded body of synthetic resin, and metal mold used for the same method |
| US09/142,210 US6261489B1 (en) | 1996-06-28 | 1997-06-27 | Method of manufacturing skin-carrying internal-mold expansion molded body of synthetic resin and metal mold used for the same method |
| DE69730526T DE69730526T2 (de) | 1996-06-28 | 1997-06-27 | Verfahren zum herstellen eines beschichteten, in einem formwerkzeug expandierten, gegenstandes aus synthetischem harz, und bei diesem verfahren verwendetes metallformwerkzeug |
| CNB971943273A CN1157283C (zh) | 1996-06-28 | 1997-06-27 | 带表皮合成树脂型腔发泡成型体的制造方法以及该制造中所使用的模具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8170298A JPH1015973A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1015973A true JPH1015973A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15902381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8170298A Pending JPH1015973A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 表皮付き合成樹脂型内発泡成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1015973A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0970792A3 (en) * | 1998-07-10 | 2000-05-24 | DEVI S.p.A. | Process and apparatus for molding a plastic foam material coupled with a film, in particular to realise motor vehicle upholstery elements |
| JP2002292670A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 表皮端材の処理方法 |
| WO2010017672A1 (en) * | 2008-08-11 | 2010-02-18 | Tzongin Yeh | Foam product having an accessory and method of making |
| WO2010125984A1 (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-04 | 株式会社ブリヂストン | シートパッド |
| JP2014008659A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Yamamon:Kk | 発泡樹脂製容器 |
| JP2014214559A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 株式会社稲葉製作所 | 天井及び壁の少なくともどちらかに断熱・緩衝機能を有する面材を備えた簡易建築物、並びに前記簡易建築物における前記面材の取付方法 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP8170298A patent/JPH1015973A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0970792A3 (en) * | 1998-07-10 | 2000-05-24 | DEVI S.p.A. | Process and apparatus for molding a plastic foam material coupled with a film, in particular to realise motor vehicle upholstery elements |
| JP2002292670A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 表皮端材の処理方法 |
| WO2010017672A1 (en) * | 2008-08-11 | 2010-02-18 | Tzongin Yeh | Foam product having an accessory and method of making |
| WO2010125984A1 (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-04 | 株式会社ブリヂストン | シートパッド |
| JP2010259535A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Bridgestone Corp | シートパッド |
| CN102413739A (zh) * | 2009-04-30 | 2012-04-11 | 株式会社普利司通 | 坐垫 |
| JP2014008659A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Yamamon:Kk | 発泡樹脂製容器 |
| JP2014214559A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 株式会社稲葉製作所 | 天井及び壁の少なくともどちらかに断熱・緩衝機能を有する面材を備えた簡易建築物、並びに前記簡易建築物における前記面材の取付方法 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050513 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |