JPH10160652A - 呼気濃縮捕集装置 - Google Patents

呼気濃縮捕集装置

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JPH10160652A
JPH10160652A JP33898596A JP33898596A JPH10160652A JP H10160652 A JPH10160652 A JP H10160652A JP 33898596 A JP33898596 A JP 33898596A JP 33898596 A JP33898596 A JP 33898596A JP H10160652 A JPH10160652 A JP H10160652A
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breath
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pump
tube
collection tube
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JP33898596A
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Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捕集管毎に異なる呼気の流量を一定化するこ
とにより、呼気成分の定量精度を向上させる等を課題と
する。 【解決手段】 呼気濃縮捕集装置10は、呼気Aが充填
された呼気採取バッグ82と、呼気採取バッグ82内に
連通する捕集管84と、呼気採取バッグ82内の呼気A
を捕集管84を通して吸引するとともにその吸引力を変
えられるポンプ12と、ポンプ12の吸引力を調節する
ポンプ制御部14と、捕集管84を通過する呼気Aの流
量fをを設定された一定値に保持するマスフローコント
ローラ15とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野、健康産
業、麻薬捜査等で用いられる呼気濃縮捕集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の呼気濃縮捕集装置を示す
断面構成図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0003】呼気濃縮捕集装置80は、呼気Aが充填さ
れた呼気採取バッグ82と、呼気採取バッグ82内に連
通する捕集管84と、呼気採取バッグ82内の呼気Aを
捕集管84を通して吸引するポンプ86と、捕集管84
を通過する呼気Aの積算流量を測定する積算流量計90
とを備えている。呼気採取バッグ82は、フッソ樹脂等
からなり、袋状を呈している。呼気採取バッグ82内に
は、予め被検者によって呼気Aが吹き込まれている。捕
集管84は、ガラス管又はステンレス管であり、呼気成
分を吸着する吸着剤841が内部に充填されている。吸
着剤841は、例えば多孔質ポリマである。ポンプ86
は、例えばダイヤフラムポンプである。呼気採取バッグ
82と捕集管84とは配管88aによって連結され、捕
集管84とポンプ86とは配管88bによって連結され
ている。配管88a,88bは、ビニル樹脂製である。
【0004】ポンプ86が動作すると、呼気Aが呼気採
取バッグ82から捕集管84を通って排出される。これ
により、呼気Aに含まれる呼気成分が、捕集管84の吸
着剤841に濃縮捕集される。操作者は、積算流量計9
0の表示値を読んで総吸引量を測定し、濃縮の倍率を計
算する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
呼気濃縮捕集装置80では以下の〜のような問題が
あった。
【0006】.捕集管84は、大きさや吸着剤841
の違いによって幾つもの種類があり、その種類毎に呼気
Aの流体抵抗が異なる。さらに、同じ種類の捕集管84
でも、吸着剤841の充填具合のバラツキ等によって、
呼気Aの流体抵抗が一本づつ異なる。一方、ポンプ86
の吸引力は一定である。その結果、捕集管84内を通過
する呼気Aの流量が、捕集管84毎に異なることにな
る。一般に、呼気Aの流量が大きいほど、呼気成分が吸
着剤841に吸着されにくくなる(下記実験1参照)。
したがって、同じ種類の捕集管84を用い、積算流量計
90によって総吸引量を如何に正確に測定しようとも、
流量の差異によって、呼気成分の定量精度が低下してい
た(下記実験2参照)。
【0007】〔実験1〕
【0008】一定容量のヘキサンの標準ガス(濃度90.3
ppb )を異なる流量で吸着剤841に吸着させた後、ガ
スクロマトグラフィーによって分析した。その結果から
次式により濃縮効率を求めた。
【0009】濃縮効率(%)=100×(濃縮した場合
のヘキサンの面積)/(濃縮しない場合のヘキサンの面
積×500) ・・・ (1)
【0010】つまり、濃縮倍率が500倍であったとき
を、濃縮効率が100%と定義する。また、使用した捕
集管84の形状は外径6mm×内径4mm×長さ160mm 、吸
着剤841は商品名「Tenax TA」、吸着時温度は27℃で
ある。
【0011】分析の結果、流量が500mL/min のとき濃縮
効率は61%(実質濃縮倍率305 倍)、流量が250mL/min
のとき濃縮効率は69%(実質濃縮倍率345 倍)、流量が
100mL/min のとき濃縮効率は89%(実質濃縮倍率445
倍)、流量が50mL/minのとき濃縮効率は89%(実質濃縮
倍率445 倍)であった。このように、流量が異なると濃
縮効率もかなり異なったものとなる。
【0012】〔実験2〕
【0013】同じ種類の二本の捕集管A,Bに対し、一
定容量のヘキサンの標準ガス(濃度90.3ppb )をそれぞ
れ同じ流量100mL/min (フィードバック制御せず)で吸
着剤841に吸着させた後、ガスクロマトグラフィーに
よって分析した。他の条件は実験1と同じである。
【0014】分析の結果、捕集管Aの濃縮効率は88%
(実質濃縮倍率440 倍)、捕集管Bの濃縮効率は90%
(実質濃縮倍率450 倍)であった。このように、捕集管
の種類が同じであっても、濃縮効率が異なったものとな
る。これは、吸着剤841の充填具合が捕集管84一本
毎に微妙に異なるため、実際の流量も捕集管84一本毎
に異なったためと考えられる。
【0015】.呼気採取バッグ82と捕集管84との
間の配管88aに、図示しなかったが、水分吸収フィル
タを介挿することが望ましい。この水分吸収フィルタ
は、呼気A中の水分を除去するシリカゲル等の吸湿材が
内部に充填されており、捕集管84、ポンプ86、積算
流量計90等への水分付着を防ぐ。ところが、吸湿剤
は、一定量の水分を吸収すると吸収能力がなくなるの
で、頻繁に交換又は再生しなければならない。したがっ
て、水分吸収フィルタの管理に多くの手間及び維持費を
要していた。
【0016】.捕集管84と配管88a,88bとの
連結・分離は、全て操作者の手作業によって行われる。
そのため、作業の簡略化及び作業時間の短縮化が図れな
かった。
【0017】
【発明の目的】そこで、本発明に係る呼気濃縮捕集装置
は次の三つを目的とする。第一に、捕集管毎に異なる呼
気の流量を一定化することにより、呼気成分の定量精度
を向上させる。第二に、呼気に含まれる水分を除去する
ための負担を軽減する。第三に、捕集管と配管との連結
・分離作業を簡略化するとともに、この作業時間を短縮
化する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、呼気が充填された呼
気採取容器と、この呼気採取容器内に連通する捕集管
と、前記呼気採取容器内の前記呼気を前記捕集管を通し
て吸引するポンプとを備えた呼気濃縮捕集装置を改良し
たものである。
【0019】請求項1記載の呼気濃縮捕集装置は、前記
ポンプが吸引力を変えられるものであり、更に、このポ
ンプの吸引力を調節するポンプ制御部と、前記捕集管を
通過する呼気の流量を設定された一定値に保持する流量
制御部とを備えたものである。
【0020】捕集管の流体抵抗は一本毎に異なるので、
流量制御部によって呼気の流量を一定値に保持する。し
かし、流量制御部は、ポンプの吸引力が小さすぎると設
定された流量を得ることができず、逆にポンプの吸引力
が大きすぎると圧力差が大きくなりすぎて流量制御の精
度が低下する。ここで圧力差とは、流量制御部における
導入側と排出側との気圧差のことである。また、この圧
力差が大きいと、流量制御部及びポンプの故障の原因に
もなる。そこで、ポンプ制御部によってポンプの吸引力
を調節することにより、適切な圧力差を得ている。
【0021】請求項2記載の呼気濃縮捕集装置は、前記
呼気採取容器と前記捕集管との間に、前記呼気を冷却す
ることにより当該呼気中に含まれる水分を除去する除湿
器を介挿させたものである。
【0022】呼気を冷却すると、呼気中の水分が水滴と
なって自然に落下する。したがって、従来必要であった
吸湿剤の交換・再生等が不要となる。
【0023】請求項3記載の呼気濃縮捕集装置は、更
に、前記呼気採取容器側の配管に対して前記捕集管を連
結又は分離するとともに前記捕集管の外径に合わせて交
換可能とした容器側継手と、前記ポンプ側の配管に対し
て前記捕集管を連結又は分離するとともに前記捕集管の
外径に合わせて交換可能としたポンプ側継手と、前記容
器側継手又は前記ポンプ側継手の少なくとも一方を前記
捕集管の長さ方向に移動自在とすることにより当該捕集
管を連結又は分離する着脱機構とを備えたものである。
【0024】容器側継手又はポンプ側継手を捕集管の長
さ方向に移動させるという簡単な操作で、捕集管を連結
又は分離できる。異なる外径の捕集管に対しては、容器
側継手及びポンプ側継手の交換によって対応が可能であ
る。異なる長さの捕集管に対しては、容器側継手又はポ
ンプ側継手を捕集管の長さ方向に移動させることによっ
て対応が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る呼気濃縮捕
集装置の一実施形態を示す構成図である。以下、この図
面に基づき説明する。ただし、図5と同一部分は同一符
号を付すことにより重複説明を省略する。
【0026】呼気濃縮捕集装置10は、呼気Aが充填さ
れた呼気採取容器としての呼気採取バッグ82と、呼気
採取バッグ82内に連通する捕集管84と、呼気採取バ
ッグ82内の呼気Aを捕集管84を通して吸引するとと
もにその吸引力を変えられるポンプ12と、ポンプ12
の吸引力を調節するポンプ制御部14と、捕集管84を
通過する呼気Aの流量fをを設定された一定値に保持す
る流量制御部としてのマスフローコントローラ15と、
呼気採取バッグ82と捕集管84との間に介挿されると
ともに呼気Aを冷却することにより呼気A中に含まれる
水分を除去する除湿器16と、呼気採取バッグ82側の
配管183に対して捕集管84を連結又は分離するとと
もに捕集管84の外径に合わせて交換可能としたバッグ
側継手20と、ポンプ12側の配管184に対して捕集
管84を連結又は分離するとともに捕集管84の外径に
合わせて交換可能としたポンプ側継手22と、ポンプ側
継手22を捕集管84の長さ方向に移動自在とすること
により捕集管84を連結又は分離する着脱機構24とを
備えたものである。
【0027】また、呼気濃縮捕集装置10には、呼気採
取バック82内の呼気Aの圧力pを測定する圧力計26
と、捕集管84の温度Tを一定にする恒温器28と、流
量fを積算する流量積算部30とが付設されている。さ
らに、呼気採取バッグ82と除湿器16とは急速継手8
2Jを介して配管181、除湿器16と圧力計26とは
配管182、圧力計26とバッグ側継手20とはユニオ
ン継手203を介して配管183、ポンプ側継手22と
ポンプ12とはユニオン継手223を介して配管18
4、ポンプ12とマスフローコントローラ15とは配管
185によって、それぞれ連結されている。マスフロー
コントローラ15の排出側には配管186が接続されて
いる。
【0028】ポンプ12は、直流モータによって駆動す
るロータリポンプであり、直流モータの回転数を変える
ことによって吸引力を変えることができる。直流モータ
を用いたのは、供給電圧を変えることにより簡単に回転
数を変えられるからである。
【0029】マスフローコントローラ15は、単位時間
に流れる気体の質量(質量流量)を測定するマスフロー
メータと、流量fを制御するバルブとから構成され、設
定された流量fを保持するとともに、測定された流量f
に対応する電気信号を流量積算部30へ出力する。
【0030】流量積算部30は、マスフローコントロー
ラ15から出力された流量fの電気信号を入力し、流量
fを積算して積算流量Fを算出し、積算流量Fに対応す
る電気信号をポンプ制御部14へ出力するとともに、積
算流量Fが一定値FF 以上になるとポンプ停止信号をポ
ンプ制御部14へ出力する。
【0031】圧力計26は、例えば、圧電素子に圧力を
加えると電圧が生じる圧電効果を利用した圧電式であ
り、呼気Aの圧力pに対応する電気信号をポンプ制御部
14へ出力するとともに、圧力pが一定値pF 以下にな
るとポンプ停止信号をポンプ制御部14へ出力する。ま
た、圧力計26は、T字管261によって呼気Aの流路
から分岐している。これにより、呼気Aの吸引時の抵抗
を減らすとともに、圧力計26内への呼気成分の吸着を
防止している。
【0032】ポンプ制御部14は、例えばマイクロコン
ピュータ及びそのプログラムと直流電圧電源とから構成
される。ポンプ制御部14の動作は、流量積算部30か
ら出力された積算流量Fが一定値FF 以上となった場合
又は圧力計26から出力された呼気Aの圧力pが一定値
F 以下となった場合に、ポンプ12を停止させるとと
もに、図示しない報知用のブザー、ランプ等を駆動する
ように、プログラムされている。また、ポンプ制御部1
4は、手動又は外部信号によって、ポンプ12への供給
電圧を変える機能を有している。
【0033】恒温器28は、加熱冷却部31と、温度制
御部32とから構成されている。加熱冷却部31は、上
側34と下側36とに分割でき、上側34と下側36と
で捕集管84を挟持するようになっている。したがっ
て、加熱冷却部31に対して捕集管84を簡単に着脱で
きる。上側34は、断熱材341、伝熱材342等から
構成されている。下側36は、断熱材361、伝熱材3
62、ペルチェ素子363、放熱フィン364等から構
成されている。伝熱材342,362及び放熱フィン3
64は、アルミニウム製である。伝熱材362の内部に
は、熱電対321が埋設されている。熱電対321は、
伝熱材362すなわち捕集管84の温度Tに対応する電
圧を温度制御部32へ出力する。温度制御部32は、例
えばマイクロコンピュータと、このマイクロコンピュー
タのメモリに格納された温度制御用プログラムと、直流
電圧電源とから構成される。温度制御部32の動作は、
熱電対321から出力された捕集管84の温度Tが一定
値TC になるように、ペルチェ素子363を通電制御す
るものである。
【0034】次に、呼気濃縮捕集装置10の動作を説明
する。
【0035】まず、着脱機構24によって捕集管84と
バッグ側継手20及びポンプ側継手22とを連結する。
続いて、呼気Aを充填した呼気採取バッグ82を急速継
手82Jに接続し、図示しないスタートスイッチをオン
にすると、ポンプ制御部14は、ポンプ12を駆動し、
流量積算部30から積算流量Fを入力するとともに圧力
計26から圧力pを入力する。そして、積算流量Fが一
定値FF 以上となるか、又は圧力pが一定値pF 以下と
なると、ポンプ制御部14はポンプ12を停止させる。
これにより濃縮捕集動作が終了する。
【0036】このとき、捕集管84の流体抵抗は一本毎
に異なるので、マスフローコントローラ15によって流
量fを一定値に保持する。しかし、マスフローコントロ
ーラ15は、ポンプ12の吸引力が小さすぎると設定さ
れた流量fを得ることができず、逆にポンプ12の吸引
力が大きすぎると圧力差が大きくなりすぎて流量制御の
精度が低下する。ここで圧力差とは、マスフローコント
ローラ15における導入側と排出側との気圧差のことで
ある。また、この圧力差が大きいと、マスフローコント
ローラ15及びポンプ12の故障の原因にもなる。そこ
で、ポンプ制御部14によってポンプ12の吸引力を調
節することにより、適切な圧力差を得ている。
【0037】図2は、呼気濃縮捕集装置10における除
湿器16の構造を示す断面図であり、図2〔1〕は呼気
の流路に沿って切断した縦断面図であり、図2〔2〕は
図2〔1〕のII−II線縦断面図である。以下、図1及び
図2に基づき除湿器16について説明する。
【0038】除湿器16は、配管181,182を囲繞
する伝熱材161と、伝熱材161を囲繞する断熱材1
62と、伝熱材161を介して配管181,182を冷
却するペルチェ素子163と、ペルチェ素子163を冷
却する放熱フィン164と、、伝熱材161に埋設され
た熱電対165と、熱電対165で検出された配管18
1,182の温度が一定値になるようにペルチェ素子1
63を通電制御する温度制御部166と、呼気A中から
除去された水分Wを一時的に貯えるドレイン管167
と、ドレイン管167に貯えられた水分Wを排出するド
レンコック168とによって構成されている。
【0039】伝熱材161及び放熱フィン164は、ア
ルミニウム製である。温度制御部166は、例えばマイ
クロコンピュータと、このマイクロコンピュータのメモ
リに格納された温度制御用プログラムと、直流電圧電源
とから構成される。配管181,182は、伝熱材16
1内においてV字状に連結され、連結部分から先がドレ
イン管167となって下に伸びている。ドレイン管16
7の先端には、ドレンコック168が取り付けられてい
る。
【0040】温度制御部166によって配管181,1
82を例えば1℃に冷却すると、配管181,182内
の呼気Aが露点以下となることにより、配管181,1
82の内壁に呼気中の水分が結露して水滴W0 を形成す
る。この水滴W0 は、自重によりドレン管167へ流れ
落ちる。ドレン管167に溜まった水分Wは、ドレンコ
ック168を操作することによって外へ排出される。
【0041】このように、除湿器16によれば、ドレン
コック168の操作だけで水分Wを除去できるので、従
来必要であった交換・再生等の手間が不要になり、その
結果、呼気A中水分の管理について作業の簡略化及び維
持費の低減化が達成される。なお、ペルチェ素子163
の温度制御は、フィードバック制御ではなくオープン制
御としてもよい。
【0042】図3は、呼気濃縮捕集装置10におけるバ
ッグ側継手20の構造を示す分解断面図である。以下、
図3に基づきバッグ側継手20について説明する。な
お、ポンプ側継手22も、バッグ側継手20と基本的に
同じ構造である。
【0043】バッグ側継手20は、円筒状のソケット体
202と、ソケット体202に着脱自在な円筒状のプラ
グ体201とから構成されている。プラグ体201は、
捕集管84を嵌め込む凹部201aと、凹部201aの
内周に嵌設されたOリング201b,201cと、ソケ
ット体202と螺合する雄ねじ部201aとから構成さ
れている。ソケット体202には、プラグ体201と螺
合する雌ねじ部202aが形成されている。このような
構造によって、プラグ体201はソケット体202に対
して着脱自在となっている。
【0044】捕集管84の外径D1 は、例えば6mm,8
mm,10mmの三種類がある。そこで、プラグ体201
も、捕集管84の外径D1 に合う内径D2 の三種類が用
意される。したがって、バッグ側継手20は、捕集管8
4の種類に応じてプラグ体201を交換することによ
り、どのような外径D1 の捕集管84でも連結すること
ができる。なお、図1に示す恒温器28内の伝熱材34
2,362も、捕集管84の外径D1 に合わせた内径の
ものに、交換できるようになっている。
【0045】図4は呼気濃縮捕集装置10における着脱
機構24の動作を示す概略正面図であり、図4〔1〕は
捕集管84を連結した状態を示し、図4〔2〕は捕集管
84を分離した状態を示す。以下、図1及び図4に基づ
き着脱機構24について説明する。なお、便宜上、恒温
器28等は省略して説明する。
【0046】着脱機構24は、バッグ側継手20に対し
て一定の距離を保つ固定部材241と、固定部材241
からバッグ側継手20へ向けて突設された案内棒24
2,243と、ポンプ側継手22を取り付けるとともに
案内棒242,243に沿って移動可能とした移動部材
244と、移動部材244をバッグ側継手20へ向けて
付勢する圧縮ばね245とから構成されている。移動部
材244は、把手等(図示せず)が設けられており、手
動によって移動できるようになっている。
【0047】捕集管84を連結するには、まず、圧縮ば
ね245の復元力に抗して移動部材244を固定部材2
41側へ移動させる。続いて、捕集管84の一端をポン
プ側継手22に嵌め込む。最後に、圧縮ばね245の復
元力によって移動部材244を捕集管84側へ戻す。こ
れにより、ポンプ側継手22に捕集管84の他端が嵌め
込まれる。圧縮ばね245は、その復元力によって捕集
管84をしっかりと固定する。
【0048】捕集管84を分離するには、まず、圧縮ば
ね245の復元力に抗して移動部材244を固定部材2
41側へ移動させる。これにより、ポンプ側継手22か
ら捕集管84の他端が外れる。続いて、捕集管84の一
端をポンプ側継手22から外す。最後に、圧縮ばね24
5の復元力によって移動部材244を捕集管84側へ戻
す。
【0049】このように、ポンプ側継手22を捕集管8
4の長さ方向に移動自在とした構造に加え圧縮ばね24
5の復元力を利用することによって、移動部材244を
移動させるだけで、捕集管84を簡単かつ正確に連結で
きる。
【0050】また、捕集管84の長さLには、例えば10
0mm ,160mm 等の種類がある。そこで、着脱機構24
は、どのような長さLにも対応できるように、バッグ側
継手20と固定部材241との距離、案内棒242,2
43の長さ、圧縮ばね245の伸縮時の長さ等を設定し
ている。したがって、着脱機構24によれば、バッグ側
継手20とポンプ側継手22との距離が伸縮自在である
ため、どのような長さLの捕集管84でも連結すること
ができる。
【0051】なお、本発明は、いうまでもなく、上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、着脱機構2
4はモータ等を用いて自動化してもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の呼気濃縮捕集装置によれ
ば、ポンプ制御部でポンプの吸引力を調節するととも
に、流量制御部で呼気の流量を一定値に保持することに
より、捕集管毎に異なる流体抵抗の大小にかかわらず呼
気の流量を一定化でき、これにより呼気成分の定量精度
を向上できる。
【0053】請求項2記載の呼気濃縮捕集装置によれ
ば、呼気を冷却して呼気中水分を除去する除湿器を設け
たので、従来必要であった吸湿剤の交換・再生等を不要
にでき、これにより呼気中水分の除去に要する作業の簡
略化及び維持費の低減化を達成できる。しかも、除去し
た呼気中水分を回収できるので、この呼気中水分に含ま
れる水溶性呼気成分を分析することもできるという、二
次的な効果も得られた。
【0054】請求項3記載の呼気濃縮捕集装置によれ
ば、捕集管の外径に合わせて交換可能とした容器側継手
及びポンプ側継手と、容器側継手又はポンプ側継手を捕
集管の長さ方向に移動自在とする着脱機構とを備えたこ
とにより、容器側継手又はポンプ側継手を捕集管の長さ
方向に移動させるという簡単な操作で、捕集管を連結又
は分離でき、これにより作業時間の短縮化及び作業の単
純化を達成できる。しかも、異なる外径の捕集管に対し
ては容器側継手及びポンプ側継手の交換によって、異な
る長さの捕集管に対しては容器側継手又はポンプ側継手
を捕集管の長さ方向に移動させることによって、それぞ
れ対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る呼気濃縮捕集装置の一実施形態を
示す構成図である。
【図2】図1の呼気濃縮捕集装置における除湿器の構造
を示す断面図であり、図2〔1〕は呼気の流路に沿って
切断した縦断面図であり、図2〔2〕は図2〔1〕のII
−II線縦断面図である。
【図3】図1の呼気濃縮捕集装置におけるバッグ側継手
の構造を示す分解断面図である。
【図4】本発明に係る呼気濃縮捕集装置における着脱機
構の動作を示す概略正面図であり、図4〔1〕は捕集管
を連結した状態を示し、図4〔2〕は捕集管を分離した
状態を示す。
【図5】従来の呼気濃縮捕集装置を示す断面構成図であ
る。
【符号の説明】
10 呼気濃縮捕集装置 12 ポンプ 14 ポンプ制御部 15 マスフローコントローラ(流量制御部) 16 除湿器 20 バッグ側継手(容器側継手) 22 ポンプ側継手 24 着脱機構 82 呼気採取バッグ(呼気採取容器) 84 捕集管 183 呼気採取バック側の配管 184 ポンプ側の配管 A 呼気 f 流量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼気が充填された呼気採取容器と、この
    呼気採取容器内に連通する捕集管と、前記呼気採取容器
    内の呼気を前記捕集管を通して吸引するポンプとを備え
    た呼気濃縮捕集装置において、 前記ポンプは吸引力を変えられるものであり、 更に、このポンプの吸引力を調節するポンプ制御部と、
    前記捕集管を通過する呼気の流量を設定された一定値に
    保持する流量制御部とを備えたことを特徴とする呼気濃
    縮捕集装置。
  2. 【請求項2】 呼気が充填された呼気採取容器と、この
    呼気採取容器内に連通する捕集管と、前記呼気採取容器
    内の呼気を前記捕集管を通して吸引するポンプとを備え
    た呼気濃縮捕集装置において、 前記呼気採取容器と前記捕集管との間に、前記呼気を冷
    却することにより当該呼気中に含まれる水分を除去する
    除湿器を介挿させたことを特徴とする呼気濃縮捕集装
    置。
  3. 【請求項3】 呼気が充填された呼気採取容器と、この
    呼気採取容器内に連通する捕集管と、前記呼気採取容器
    内の呼気を前記捕集管を通して吸引するポンプとを備え
    た呼気濃縮捕集装置において、 更に、前記呼気採取容器側の配管に対して前記捕集管を
    連結又は分離するとともに前記捕集管の外径に合わせて
    交換可能とした容器側継手と、前記ポンプ側の配管に対
    して前記捕集管を連結又は分離するとともに前記捕集管
    の外径に合わせて交換可能としたポンプ側継手と、前記
    容器側継手又は前記ポンプ側継手の少なくとも一方を前
    記捕集管の長さ方向に移動自在とすることにより当該捕
    集管を連結又は分離する着脱機構とを備えたことを特徴
    とする呼気濃縮捕集装置。
JP33898596A 1996-12-04 1996-12-04 呼気濃縮捕集装置 Pending JPH10160652A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093247A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sumitomo Chemical Co Ltd ガス定流量サンプリング装置
CN117338283A (zh) * 2023-12-04 2024-01-05 广东立腾医疗科技有限公司 呼气末气体浓度检测方法、装置、检测设备及存储介质

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