JPH1176204A - 呼気濃縮捕集装置 - Google Patents
呼気濃縮捕集装置Info
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- JPH1176204A JPH1176204A JP9268135A JP26813597A JPH1176204A JP H1176204 A JPH1176204 A JP H1176204A JP 9268135 A JP9268135 A JP 9268135A JP 26813597 A JP26813597 A JP 26813597A JP H1176204 A JPH1176204 A JP H1176204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 計測の迅速化を課題とする。
【解決手段】 呼気採取容器Kを着脱自在に保持する容
器保持部2と、呼気中の特定成分を吸着する捕集管Hの
各端部を着脱自在に保持する第1の捕集管保持部3及び
第2の捕集管保持部4と、その下流側の吸引ポンプ11
と、ポンプ制御部11aと、第2の捕集管保持部4と吸
引ポンプ11間の圧力を検出する圧力センサ13と、吸
引ポンプ11の流量を検出する流量計14と、動作制御
部8とを備え、この動作制御部8が、吸引ポンプ11駆
動開始後の平衡状態となる圧力を吸引圧力Pkに設定す
る吸引圧力設定機能81と、この吸引圧力Pkから所定
の統一気圧の下での積算流量V0を算出する実流量算出
機能82と、この積算流量V0が所定量となったときに
吸引ポンプ11の駆動を停止する実流量均一化機能83
とを備えている。
器保持部2と、呼気中の特定成分を吸着する捕集管Hの
各端部を着脱自在に保持する第1の捕集管保持部3及び
第2の捕集管保持部4と、その下流側の吸引ポンプ11
と、ポンプ制御部11aと、第2の捕集管保持部4と吸
引ポンプ11間の圧力を検出する圧力センサ13と、吸
引ポンプ11の流量を検出する流量計14と、動作制御
部8とを備え、この動作制御部8が、吸引ポンプ11駆
動開始後の平衡状態となる圧力を吸引圧力Pkに設定す
る吸引圧力設定機能81と、この吸引圧力Pkから所定
の統一気圧の下での積算流量V0を算出する実流量算出
機能82と、この積算流量V0が所定量となったときに
吸引ポンプ11の駆動を停止する実流量均一化機能83
とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野、健康産
業、麻薬捜査等で用いられる呼気濃縮捕集装置に関す
る。
業、麻薬捜査等で用いられる呼気濃縮捕集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の呼気濃縮捕集装置100
を示す概略構成図である。この呼気濃縮捕集装置100
は、呼気Aが封入される呼気採取容器Kを着脱自在に保
持する容器保持部110と、この容器保持部110の下
流側に配管152を介して接続される共に,呼気A中の
特定成分を吸着する捕集管Hの一端部を着脱自在に保持
する第1の捕集管保持部120と、捕集管Hの他端部を
着脱自在に保持する第2の捕集管保持部130と、この
第2の捕集管保持部130の下流側に配管153を介し
て接続されたマスフローコントローラ170と、配管1
53の中間で分岐する分岐管153aを介して設けられ
た圧力センサ180と、マスフローコントローラ170
の下流側に配管154を介して接続された吸引ポンプ1
40とを備えている。
を示す概略構成図である。この呼気濃縮捕集装置100
は、呼気Aが封入される呼気採取容器Kを着脱自在に保
持する容器保持部110と、この容器保持部110の下
流側に配管152を介して接続される共に,呼気A中の
特定成分を吸着する捕集管Hの一端部を着脱自在に保持
する第1の捕集管保持部120と、捕集管Hの他端部を
着脱自在に保持する第2の捕集管保持部130と、この
第2の捕集管保持部130の下流側に配管153を介し
て接続されたマスフローコントローラ170と、配管1
53の中間で分岐する分岐管153aを介して設けられ
た圧力センサ180と、マスフローコントローラ170
の下流側に配管154を介して接続された吸引ポンプ1
40とを備えている。
【0003】上記構成により、呼気中成分の濃縮吸着を
行う場合には、吸引ポンプ140が駆動され、呼気採取
容器K内の呼気Aが当該吸引ポンプ140側に吸引され
る。その際、呼気Aは、捕集管H内の吸着剤H1中を通
過して排出される。これにより、呼気Aに含まれる呼気
成分が、捕集管Hの吸着剤H1に濃縮捕集される。
行う場合には、吸引ポンプ140が駆動され、呼気採取
容器K内の呼気Aが当該吸引ポンプ140側に吸引され
る。その際、呼気Aは、捕集管H内の吸着剤H1中を通
過して排出される。これにより、呼気Aに含まれる呼気
成分が、捕集管Hの吸着剤H1に濃縮捕集される。
【0004】このとき、マスフローコントローラ170
により、通過する呼気Aの単位時間ごとの流量が検出さ
れ、これに基づいて積算流量が算出される。そして、こ
の積算流量が一定量になると吸引ポンプ140の駆動が
停止され、濃縮捕集作業が終了されていた。
により、通過する呼気Aの単位時間ごとの流量が検出さ
れ、これに基づいて積算流量が算出される。そして、こ
の積算流量が一定量になると吸引ポンプ140の駆動が
停止され、濃縮捕集作業が終了されていた。
【0005】また、一方で、呼気採取容器K内の呼気A
が全て吸引されてなお吸引ポンプ140が駆動し続ける
ことを防止するため、圧力センサ180により検出され
る第2の捕集管保持部130とマスフローコントローラ
170との間の圧力が、所定の圧力以下となった場合に
も吸引ポンプ140の作動を停止させていた。
が全て吸引されてなお吸引ポンプ140が駆動し続ける
ことを防止するため、圧力センサ180により検出され
る第2の捕集管保持部130とマスフローコントローラ
170との間の圧力が、所定の圧力以下となった場合に
も吸引ポンプ140の作動を停止させていた。
【0006】また、マスフローコントローラ170の検
出流量に基づいて、呼気A中の呼気成分の濃縮倍率が算
出されていた。
出流量に基づいて、呼気A中の呼気成分の濃縮倍率が算
出されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、捕集管H内に吸着剤H1が封入されているた
め、吸着剤H1の流動抵抗によって圧力損失が生じ、マ
スフローコントローラ170により検出される流量は、
大気圧の下で検出される流量と異なっていた。このた
め、検出流量に基づいて算出される捕集管Hによる呼気
A中の呼気成分の濃縮倍率は、圧力損失分のズレが生じ
ていた。
来例では、捕集管H内に吸着剤H1が封入されているた
め、吸着剤H1の流動抵抗によって圧力損失が生じ、マ
スフローコントローラ170により検出される流量は、
大気圧の下で検出される流量と異なっていた。このた
め、検出流量に基づいて算出される捕集管Hによる呼気
A中の呼気成分の濃縮倍率は、圧力損失分のズレが生じ
ていた。
【0008】また、複数ある捕集管Hの各吸着剤H1
は、手作業によって個別に封入しているため、各捕集管
Hごとに、その積め具合に粗密の差異が生じ、よって内
部の圧力損失に差異が生じていた。このため、各捕集管
Hごとに濃縮倍率に差異が生じ、後の呼気成分の分析に
おける精度の低下が生じていた。
は、手作業によって個別に封入しているため、各捕集管
Hごとに、その積め具合に粗密の差異が生じ、よって内
部の圧力損失に差異が生じていた。このため、各捕集管
Hごとに濃縮倍率に差異が生じ、後の呼気成分の分析に
おける精度の低下が生じていた。
【0009】さらに、前述したように、上記従来例で
は、一定の圧力低下により吸引ポンプ140の駆動を停
止するため、各捕集管Hごとに圧力損失が異なる場合、
かかる圧力損失が大きい捕集管Hについては、呼気採取
容器K内の呼気が残っていても吸引ポンプ140が停止
してしまうという不都合があった。
は、一定の圧力低下により吸引ポンプ140の駆動を停
止するため、各捕集管Hごとに圧力損失が異なる場合、
かかる圧力損失が大きい捕集管Hについては、呼気採取
容器K内の呼気が残っていても吸引ポンプ140が停止
してしまうという不都合があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、捕集管に生じる圧力低下の影響を低減
し、分析精度の向上を図り得る呼気濃縮捕集装置を提供
することを、その目的とする。
改善し、特に、捕集管に生じる圧力低下の影響を低減
し、分析精度の向上を図り得る呼気濃縮捕集装置を提供
することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、呼気が封入される呼気採取容器を着脱自在に保持す
る容器保持部と、この容器保持部に気体の流路を介して
連通すると共に,呼気中の特定成分を吸着する捕集管の
一端部を着脱自在に保持する第1の捕集管保持部と、捕
集管の他端部を着脱自在に保持する第2の捕集管保持部
と、この第2の捕集管保持部と気体の流路を介して連通
する吸引ポンプと、この吸引ポンプの出力を調整するポ
ンプ制御部と、第2の捕集管保持部と吸引ポンプ間の圧
力を検出する圧力センサと、吸引ポンプにより吸引され
る気体流量を検出する流量計と、各部の動作制御を行う
動作制御部と、を備えている。
は、呼気が封入される呼気採取容器を着脱自在に保持す
る容器保持部と、この容器保持部に気体の流路を介して
連通すると共に,呼気中の特定成分を吸着する捕集管の
一端部を着脱自在に保持する第1の捕集管保持部と、捕
集管の他端部を着脱自在に保持する第2の捕集管保持部
と、この第2の捕集管保持部と気体の流路を介して連通
する吸引ポンプと、この吸引ポンプの出力を調整するポ
ンプ制御部と、第2の捕集管保持部と吸引ポンプ間の圧
力を検出する圧力センサと、吸引ポンプにより吸引され
る気体流量を検出する流量計と、各部の動作制御を行う
動作制御部と、を備えている。
【0012】そして、この動作制御部が、圧力センサに
検出される吸引ポンプの駆動開始後の平衡状態となる検
出圧力を吸引圧力に設定する吸引圧力設定機能と、この
吸引圧力と流量計の出力とから所定の統一気圧の下での
流量を算出すると共にこの流量に基づいて吸引ポンプの
駆動開始からの積算流量を算出する実流量算出機能と、
この積算流量が所定量となったときに前記吸引ポンプの
駆動を停止する実流量均一化機能と、を備えている。
検出される吸引ポンプの駆動開始後の平衡状態となる検
出圧力を吸引圧力に設定する吸引圧力設定機能と、この
吸引圧力と流量計の出力とから所定の統一気圧の下での
流量を算出すると共にこの流量に基づいて吸引ポンプの
駆動開始からの積算流量を算出する実流量算出機能と、
この積算流量が所定量となったときに前記吸引ポンプの
駆動を停止する実流量均一化機能と、を備えている。
【0013】上記の構成では、吸引ポンプの駆動により
呼気採取容器内の呼気が当該吸引ポンプ側に吸引され
る。これにより、呼気は、捕集管内を通過して含有する
特定成分の吸着が行われる。このとき、捕集管内の吸着
剤の流動抵抗により圧力損失を生じ、吸引ポンプの駆動
開始直後には急激な圧力の低下が圧力センサによって検
出される。かかる圧力低下は、一過性の現象であり、そ
の後、一定の圧力(大気圧よりも負圧)まで上昇して、
検出圧力は一定の圧力で安定した状態(平衡状態)とな
る。
呼気採取容器内の呼気が当該吸引ポンプ側に吸引され
る。これにより、呼気は、捕集管内を通過して含有する
特定成分の吸着が行われる。このとき、捕集管内の吸着
剤の流動抵抗により圧力損失を生じ、吸引ポンプの駆動
開始直後には急激な圧力の低下が圧力センサによって検
出される。かかる圧力低下は、一過性の現象であり、そ
の後、一定の圧力(大気圧よりも負圧)まで上昇して、
検出圧力は一定の圧力で安定した状態(平衡状態)とな
る。
【0014】吸引圧力設定機能では、かかる平衡状態に
おける検出圧力を吸引圧力に設定する。そして、実流量
算出機能では、新たに設定されたこの吸引圧力に基づい
て流量計から出力される単位時間当たりの流量(吸引圧
力下での流量)を所定の統一気圧(各捕集管ごとに均一
の気圧下での流量を算出することができれば良く、統一
気圧については数値的な限定は要しない。目安として
は、大気圧を基準とする。)の下での流量に換算し、例
えば、この換算流量に、吸引ポンプの駆動開始からの経
過時間を乗じて積算流量を算出する。
おける検出圧力を吸引圧力に設定する。そして、実流量
算出機能では、新たに設定されたこの吸引圧力に基づい
て流量計から出力される単位時間当たりの流量(吸引圧
力下での流量)を所定の統一気圧(各捕集管ごとに均一
の気圧下での流量を算出することができれば良く、統一
気圧については数値的な限定は要しない。目安として
は、大気圧を基準とする。)の下での流量に換算し、例
えば、この換算流量に、吸引ポンプの駆動開始からの経
過時間を乗じて積算流量を算出する。
【0015】実流量均一化機能では、この積算流量が予
め設定された所定量となったときに、吸引ポンプの駆動
を停止し、呼気濃縮作業を終了する。このとき、上記所
定量は、目標とする濃縮倍率に応じて設定される。
め設定された所定量となったときに、吸引ポンプの駆動
を停止し、呼気濃縮作業を終了する。このとき、上記所
定量は、目標とする濃縮倍率に応じて設定される。
【0016】請求項2記載の発明では、動作制御部以外
は、請求項1記載の発明と同様の構成を有している。
は、請求項1記載の発明と同様の構成を有している。
【0017】そして、この動作制御部が、圧力センサに
検出される吸引ポンプの駆動開始後の平衡状態となる検
出圧力を吸引圧力に設定する吸引圧力設定機能と、この
吸引圧力と流量計の出力とから大気圧の下での流量を算
出すると共にこの流量に基づいて吸引ポンプの駆動開始
からの積算流量を算出する実流量算出機能と、積算流量
に基づいて呼気の濃縮倍率を算出する濃縮倍率算出機能
と、を備え、さらに、この算出された濃縮倍率を表示す
る表示器を設けるという構成を採っている。
検出される吸引ポンプの駆動開始後の平衡状態となる検
出圧力を吸引圧力に設定する吸引圧力設定機能と、この
吸引圧力と流量計の出力とから大気圧の下での流量を算
出すると共にこの流量に基づいて吸引ポンプの駆動開始
からの積算流量を算出する実流量算出機能と、積算流量
に基づいて呼気の濃縮倍率を算出する濃縮倍率算出機能
と、を備え、さらに、この算出された濃縮倍率を表示す
る表示器を設けるという構成を採っている。
【0018】上記の構成では、吸引ポンプの駆動開始
後、平衡状態に至ってから、吸引圧力設定機能により、
吸引圧力が設定され、実流量算出機能により、大気圧の
下での積算流量が算出される。
後、平衡状態に至ってから、吸引圧力設定機能により、
吸引圧力が設定され、実流量算出機能により、大気圧の
下での積算流量が算出される。
【0019】そして、この積算流量に基づいて、濃縮倍
率算出機能により、呼気の濃縮倍率が算出されると共に
表示器に表示される。例えば、この表示器に表示される
濃縮倍率が、予め設定した値に到達したときに、常に、
呼気濃縮作業を終了することにより、複数の捕集管の全
てについて、濃縮倍率の均一化が図られる。
率算出機能により、呼気の濃縮倍率が算出されると共に
表示器に表示される。例えば、この表示器に表示される
濃縮倍率が、予め設定した値に到達したときに、常に、
呼気濃縮作業を終了することにより、複数の捕集管の全
てについて、濃縮倍率の均一化が図られる。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を備えると共に、動作制御部が、吸引
ポンプの駆動開始直後に生じる急激な圧力低下の際の最
低検出圧力を吸引ポンプ停止圧力に決定する停止圧力決
定機能と、圧力センサの出力が平衡状態の吸引圧力から
低下して吸引ポンプ停止圧力を下回った場合に,吸引ポ
ンプを停止する吸引ポンプ停止機能と、を備えるという
構成を採っている。
発明と同様の構成を備えると共に、動作制御部が、吸引
ポンプの駆動開始直後に生じる急激な圧力低下の際の最
低検出圧力を吸引ポンプ停止圧力に決定する停止圧力決
定機能と、圧力センサの出力が平衡状態の吸引圧力から
低下して吸引ポンプ停止圧力を下回った場合に,吸引ポ
ンプを停止する吸引ポンプ停止機能と、を備えるという
構成を採っている。
【0021】この構成では、請求項1記載の発明と同様
の動作が行われ、吸引ポンプの駆動開始直後の最低検出
圧力が、停止圧力決定機能により、吸引ポンプ停止圧力
に設定される。そして、検出圧力が平衡状態に持ち直し
た後、呼気採取容器内の呼気が全て吸引されて、再び検
出圧力の低下が生じ、且つ設定された吸引ポンプ停止圧
力を下回ったときに、吸引ポンプの駆動が停止されて呼
気の濃縮作業が終了する。
の動作が行われ、吸引ポンプの駆動開始直後の最低検出
圧力が、停止圧力決定機能により、吸引ポンプ停止圧力
に設定される。そして、検出圧力が平衡状態に持ち直し
た後、呼気採取容器内の呼気が全て吸引されて、再び検
出圧力の低下が生じ、且つ設定された吸引ポンプ停止圧
力を下回ったときに、吸引ポンプの駆動が停止されて呼
気の濃縮作業が終了する。
【0022】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を備えると共に、容器保持部に、呼気
採取容器を一定の温度に保持する恒温槽を併設するとい
う構成を採っている。
発明と同様の構成を備えると共に、容器保持部に、呼気
採取容器を一定の温度に保持する恒温槽を併設するとい
う構成を採っている。
【0023】かかる構成では、複数の呼気採取容器に対
して常時同じ温度に維持されて呼気濃縮作業が行われ
る。
して常時同じ温度に維持されて呼気濃縮作業が行われ
る。
【0024】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を備えると共に、動作制御部が、駆動
開始後の吸引ポンプに対して,ポンプ制御部を介して所
定圧力を維持して吸引させる動作制御を行う圧力安定化
機能を備えるという構成を採っている。
発明と同様の構成を備えると共に、動作制御部が、駆動
開始後の吸引ポンプに対して,ポンプ制御部を介して所
定圧力を維持して吸引させる動作制御を行う圧力安定化
機能を備えるという構成を採っている。
【0025】上記構成では、圧力安定化機能により、吸
引ポンプ駆動開始後の平衡状態が人為的に形成される。
また、この圧力安定化機能により維持される所定圧力が
前述した吸引圧力設定機能により吸引圧力に設定され、
かかる吸引圧力に基づいて実流量算出機能により積算流
量が算出される。
引ポンプ駆動開始後の平衡状態が人為的に形成される。
また、この圧力安定化機能により維持される所定圧力が
前述した吸引圧力設定機能により吸引圧力に設定され、
かかる吸引圧力に基づいて実流量算出機能により積算流
量が算出される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図1乃至図
5に基づいて説明する。
5に基づいて説明する。
【0027】図1は、本実施形態の構成図である。同図
の如く、本実施形態は、呼気Aが封入される呼気採取容
器Kを着脱自在に保持する容器保持部2と、この容器保
持部2に気体の流路としての配管51,52を介して連
通し,呼気A中の特定成分を吸着する捕集管Hの一端部
を着脱自在に保持する第1の捕集管保持部3と、捕集管
Hの他端部を着脱自在に保持する第2の捕集管保持部4
と、この第2の捕集管保持部4と気体の流路としての配
管56,57,53,58を介して連通する吸引ポンプ
11と、この吸引ポンプ11の出力を調整するポンプ制
御部11aと、第2の捕集管保持部4と吸引ポンプ11
との間の圧力を検出する圧力センサ13と、吸引ポンプ
11により吸引される気体流量を検出する流量計として
のマスフローコントローラ14と、上述した各部の動作
制御を行う動作制御部8とを備えた呼気濃縮捕集装置1
0を示している。
の如く、本実施形態は、呼気Aが封入される呼気採取容
器Kを着脱自在に保持する容器保持部2と、この容器保
持部2に気体の流路としての配管51,52を介して連
通し,呼気A中の特定成分を吸着する捕集管Hの一端部
を着脱自在に保持する第1の捕集管保持部3と、捕集管
Hの他端部を着脱自在に保持する第2の捕集管保持部4
と、この第2の捕集管保持部4と気体の流路としての配
管56,57,53,58を介して連通する吸引ポンプ
11と、この吸引ポンプ11の出力を調整するポンプ制
御部11aと、第2の捕集管保持部4と吸引ポンプ11
との間の圧力を検出する圧力センサ13と、吸引ポンプ
11により吸引される気体流量を検出する流量計として
のマスフローコントローラ14と、上述した各部の動作
制御を行う動作制御部8とを備えた呼気濃縮捕集装置1
0を示している。
【0028】さらに、この呼気濃縮捕集装置10は、上
記の構成に加えて、捕集管Hの上流側に装備され呼気A
の水分を除去する除湿器12と、装着された捕集管Hの
温度tを一定にする恒温器7とを有している。
記の構成に加えて、捕集管Hの上流側に装備され呼気A
の水分を除去する除湿器12と、装着された捕集管Hの
温度tを一定にする恒温器7とを有している。
【0029】以下、各部を詳説する。上述の呼気採取容
器Kは、密閉された内部に呼気を貯留するフッ素樹脂,
ポリエステル等からなる袋状容器である貯留部K1(最
大容積は5[l]程度)と、この貯留部K1内部に連通
する筒状の供給口K2と、この供給口K2に装備され,
当該供給口K2の開閉を切り換える手動式のコックK3
とから構成される(参照:図2(A)はコックK3の閉
状態,図2(B)はコックK3の開状態)。
器Kは、密閉された内部に呼気を貯留するフッ素樹脂,
ポリエステル等からなる袋状容器である貯留部K1(最
大容積は5[l]程度)と、この貯留部K1内部に連通
する筒状の供給口K2と、この供給口K2に装備され,
当該供給口K2の開閉を切り換える手動式のコックK3
とから構成される(参照:図2(A)はコックK3の閉
状態,図2(B)はコックK3の開状態)。
【0030】捕集管Hは、外径6[mm],内径4[m
m],長さ160[mm]程度のガラス管又はステンレ
ス管であり、呼気成分を吸着する吸着剤H1が内部に充
填されている。吸着剤H1は、例えば多孔質ポリマ,グ
ラファイトカーボン等である。
m],長さ160[mm]程度のガラス管又はステンレ
ス管であり、呼気成分を吸着する吸着剤H1が内部に充
填されている。吸着剤H1は、例えば多孔質ポリマ,グ
ラファイトカーボン等である。
【0031】容器保持部2は、図2に示すように、当該
容器保持部2に接続された配管51に通じる円孔21を
備えており、その内部にはOリング22が装備され、呼
気採取容器Kに設けられた筒状の呼気の供給口K2が挿
抜自在となっている。また、円孔21の他端部側には、
配管51が接続されている。
容器保持部2に接続された配管51に通じる円孔21を
備えており、その内部にはOリング22が装備され、呼
気採取容器Kに設けられた筒状の呼気の供給口K2が挿
抜自在となっている。また、円孔21の他端部側には、
配管51が接続されている。
【0032】容器保持部2には、当該容器保持部2に保
持された呼気採取容器Kを一定の温度(60[゜C]程
度)に保持する恒温槽90が併設されている。ここで、
呼気採取容器Kの温度変化により生じる影響について説
明する。次式は、濃度X[ppm]([ppm]=[μL/
L])から絶対量Y[μg/L]への換算式を表している。
持された呼気採取容器Kを一定の温度(60[゜C]程
度)に保持する恒温槽90が併設されている。ここで、
呼気採取容器Kの温度変化により生じる影響について説
明する。次式は、濃度X[ppm]([ppm]=[μL/
L])から絶対量Y[μg/L]への換算式を表している。
【0033】X×(273×M)/{22.4×(27
3+t)}=Y
3+t)}=Y
【0034】上式で、Mは分子量,tは呼気の温度
([゜C])を示している。この式から分かるように、濃
度と絶対量との間では、温度tが係数となって存在する
ため、呼気濃縮作業を行う場合には、各呼気採取容器K
ごとに均一温度の下で行うことが望ましい。
([゜C])を示している。この式から分かるように、濃
度と絶対量との間では、温度tが係数となって存在する
ため、呼気濃縮作業を行う場合には、各呼気採取容器K
ごとに均一温度の下で行うことが望ましい。
【0035】この恒温槽90は、外部に対して断熱構造
を有すると共に,その内部気温を一定に保持する図示し
ない熱源を備えている。この恒温槽90により、複数の
呼気採取容器Kに対して、常に一体の温度で呼気濃縮作
業を行うことが可能となり、かかる濃縮作業時における
外気温の影響を効果的に抑制することができる。このた
め、各捕集管Hごとに生じる分析精度の低下を有効に抑
制することが可能である。
を有すると共に,その内部気温を一定に保持する図示し
ない熱源を備えている。この恒温槽90により、複数の
呼気採取容器Kに対して、常に一体の温度で呼気濃縮作
業を行うことが可能となり、かかる濃縮作業時における
外気温の影響を効果的に抑制することができる。このた
め、各捕集管Hごとに生じる分析精度の低下を有効に抑
制することが可能である。
【0036】容器保持部2の下流側で、配管51と配管
52との間には、図1に示すように、除湿器12が接続
されている。この除湿器12は、通過する呼気Aを冷却
することにより呼気A中に含まれる水分の除去を行う。
この除湿器12は、例えば、略U字状に形成され下方に
撓んだ配管と、この配管を冷却するペルチェ素子等を使
用した冷却部と、配管の下部に溜まった水分を貯留する
貯留部とを備える構成のものが使用される。なお、配管
51,52は、フッ素樹脂等から形成されている。或い
は、過塩素酸マグネシウムの充填管から構成しても良
い。
52との間には、図1に示すように、除湿器12が接続
されている。この除湿器12は、通過する呼気Aを冷却
することにより呼気A中に含まれる水分の除去を行う。
この除湿器12は、例えば、略U字状に形成され下方に
撓んだ配管と、この配管を冷却するペルチェ素子等を使
用した冷却部と、配管の下部に溜まった水分を貯留する
貯留部とを備える構成のものが使用される。なお、配管
51,52は、フッ素樹脂等から形成されている。或い
は、過塩素酸マグネシウムの充填管から構成しても良
い。
【0037】そして、配管52の下流側の端部は、第1
の捕集管保持部3と接続されている。この第1の捕集管
保持部3は、一方の端部に配管52の端部が連結される
保持部本体30と、この保持部本体30の他端部にシー
ル材35aを介して装備された保持部材35とから構成
されている。この保持部材35は、一方から他方にかけ
て貫通しており、一方の端部で第1の捕集管保持部3に
接続され、他方の端部が捕集管Hの一端部が嵌挿自在の
挿入穴となっている。かかる挿入穴の内側には二本のO
リングが装備されており、これにより、嵌挿された捕集
管Hの一端部を保持すると共にシール性の強化を図って
いる。また、保持部材35は、デッドボリュームを小さ
くするため、なるべく容積を小さくすることが望まし
い。
の捕集管保持部3と接続されている。この第1の捕集管
保持部3は、一方の端部に配管52の端部が連結される
保持部本体30と、この保持部本体30の他端部にシー
ル材35aを介して装備された保持部材35とから構成
されている。この保持部材35は、一方から他方にかけ
て貫通しており、一方の端部で第1の捕集管保持部3に
接続され、他方の端部が捕集管Hの一端部が嵌挿自在の
挿入穴となっている。かかる挿入穴の内側には二本のO
リングが装備されており、これにより、嵌挿された捕集
管Hの一端部を保持すると共にシール性の強化を図って
いる。また、保持部材35は、デッドボリュームを小さ
くするため、なるべく容積を小さくすることが望まし
い。
【0038】次に、恒温器7について説明する。この恒
温器7は、第1の捕集管保持部3と第2の捕集管保持部
4とに保持された捕集管Hを所定温度に冷却する機能を
有し、加熱冷却部70と、温度制御部71とから構成さ
れている。加熱冷却部70は、上側72と下側73とに
分割でき、上側72と下側73とで捕集管Hを挟持する
ようになっている。したがって、加熱冷却部70に対し
て捕集管Hを簡単に着脱できる。
温器7は、第1の捕集管保持部3と第2の捕集管保持部
4とに保持された捕集管Hを所定温度に冷却する機能を
有し、加熱冷却部70と、温度制御部71とから構成さ
れている。加熱冷却部70は、上側72と下側73とに
分割でき、上側72と下側73とで捕集管Hを挟持する
ようになっている。したがって、加熱冷却部70に対し
て捕集管Hを簡単に着脱できる。
【0039】上側72は、断熱材721、伝熱材722
等から構成されている。下側73は、断熱材731、伝
熱材732、ペルチェ素子733、放熱フィン734等
から構成されている。断熱材721,731は、ガラス
ウール製、伝熱材722,732及び放熱フィン734
は、アルミニウム製である。
等から構成されている。下側73は、断熱材731、伝
熱材732、ペルチェ素子733、放熱フィン734等
から構成されている。断熱材721,731は、ガラス
ウール製、伝熱材722,732及び放熱フィン734
は、アルミニウム製である。
【0040】伝熱材732の内部には、熱電対735が
埋設されている。この熱電対735は、伝熱材732す
なわち捕集管Hの温度tに対応する電圧を温度制御部7
1へ出力する。温度制御部71は、例えばマイクロコン
ピュータと、このマイクロコンピュータのメモリに格納
された温度制御用プログラムと、直流電圧電源とから構
成される。温度制御部71の動作は、熱電対735から
出力された捕集管Hの温度tが一定値tC になるよう
に、ペルチェ素子733を通電制御するものである。
埋設されている。この熱電対735は、伝熱材732す
なわち捕集管Hの温度tに対応する電圧を温度制御部7
1へ出力する。温度制御部71は、例えばマイクロコン
ピュータと、このマイクロコンピュータのメモリに格納
された温度制御用プログラムと、直流電圧電源とから構
成される。温度制御部71の動作は、熱電対735から
出力された捕集管Hの温度tが一定値tC になるよう
に、ペルチェ素子733を通電制御するものである。
【0041】恒温器7の下流側には、前述した捕集管H
の他端部を保持する第2の捕集管保持部4が配設されて
いる。この第2の捕集管保持部4は、保持部本体40と
これに連結された保持部材41とから構成されている。
この保持部材41は、前述した第1の捕集管保持部3の
保持部材35と同構造のものである。また、保持部本体
40は、継手56aを介して配管56と連結されると同
時に着脱機構42に保持されている。
の他端部を保持する第2の捕集管保持部4が配設されて
いる。この第2の捕集管保持部4は、保持部本体40と
これに連結された保持部材41とから構成されている。
この保持部材41は、前述した第1の捕集管保持部3の
保持部材35と同構造のものである。また、保持部本体
40は、継手56aを介して配管56と連結されると同
時に着脱機構42に保持されている。
【0042】着脱機構42は、第1の捕集管保持部3に
対して一定の距離を保つ固定部材43と、固定部材43
から第1の捕集管保持部3側へ向けて突設された案内棒
44,45と、保持部本体40を保持するとともに案内
棒44,45に沿って移動可能とした移動部材46と、
移動部材46を第1の捕集管保持部3へ向けて付勢する
圧縮ばね47とから構成されている。移動部材46は、
把手等(図示せず)が設けられており、手動によって移
動できるようになっている。
対して一定の距離を保つ固定部材43と、固定部材43
から第1の捕集管保持部3側へ向けて突設された案内棒
44,45と、保持部本体40を保持するとともに案内
棒44,45に沿って移動可能とした移動部材46と、
移動部材46を第1の捕集管保持部3へ向けて付勢する
圧縮ばね47とから構成されている。移動部材46は、
把手等(図示せず)が設けられており、手動によって移
動できるようになっている。
【0043】捕集管Hを連結するには、まず、圧縮ばね
47の復元力に抗して移動部材46を固定部材43側へ
移動させる。続いて、捕集管Hの一端を第1の捕集管保
持部3の保持部材35に嵌め込む。最後に、圧縮ばね4
7の復元力によって移動部材46を捕集管H側へ戻す。
これにより、第2の捕集管保持部4の保持部材41に捕
集管Hの他端部が嵌め込まれる。圧縮ばね47は、その
復元力によって捕集管Hをしっかりと固定する。
47の復元力に抗して移動部材46を固定部材43側へ
移動させる。続いて、捕集管Hの一端を第1の捕集管保
持部3の保持部材35に嵌め込む。最後に、圧縮ばね4
7の復元力によって移動部材46を捕集管H側へ戻す。
これにより、第2の捕集管保持部4の保持部材41に捕
集管Hの他端部が嵌め込まれる。圧縮ばね47は、その
復元力によって捕集管Hをしっかりと固定する。
【0044】捕集管Hを分離するには、まず、圧縮ばね
47の復元力に抗して移動部材46を固定部材43側へ
移動させる。これにより、保持部材41から捕集管Hの
他端部が外れる。続いて、捕集管Hの一端を第1の捕集
管保持部3の保持部材35から外す。最後に、圧縮ばね
47の復元力によって移動部材46を捕集管H側へ戻
す。
47の復元力に抗して移動部材46を固定部材43側へ
移動させる。これにより、保持部材41から捕集管Hの
他端部が外れる。続いて、捕集管Hの一端を第1の捕集
管保持部3の保持部材35から外す。最後に、圧縮ばね
47の復元力によって移動部材46を捕集管H側へ戻
す。
【0045】このように、第2の捕集管保持部4を捕集
管Hの長さ方向に移動自在とした構造に加え圧縮ばね4
7の復元力を利用することによって、移動部材46を移
動させるだけで、捕集管Hを簡単かつ正確に連結でき
る。
管Hの長さ方向に移動自在とした構造に加え圧縮ばね4
7の復元力を利用することによって、移動部材46を移
動させるだけで、捕集管Hを簡単かつ正確に連結でき
る。
【0046】配管56は、捕集管Hの着脱の際に第2の
捕集管保持部4と同時に図1における左右方向に往復移
動する。このため、配管56と連通状態で連結された配
管57の一端部には、シリンダ構造の連結部57aが形
成されている。かかる連結部57aは、配管56の外径
とほぼ等しい内径の筒状部材であり、配管56を内部に
挿入自在であると共に当該配管56が内部で摺動自在と
なっている。また、連結部57aと配管56との間には
図示しないOリング等のシール部材が介挿されており、
これにより、配管56は、配管57に対して気密性を維
持しながら往復移動が自在となっている。
捕集管保持部4と同時に図1における左右方向に往復移
動する。このため、配管56と連通状態で連結された配
管57の一端部には、シリンダ構造の連結部57aが形
成されている。かかる連結部57aは、配管56の外径
とほぼ等しい内径の筒状部材であり、配管56を内部に
挿入自在であると共に当該配管56が内部で摺動自在と
なっている。また、連結部57aと配管56との間には
図示しないOリング等のシール部材が介挿されており、
これにより、配管56は、配管57に対して気密性を維
持しながら往復移動が自在となっている。
【0047】配管57と配管53との間には、T字状に
分岐した配管13aを介して圧力センサ13が接続され
ている。圧力センサ13は、例えば、圧電素子に圧力を
加えると電圧が生じる圧電効果を利用した圧電式であ
り、呼気Aの第2の捕集管保持部4と吸引ポンプ11と
の間における圧力pに対応する電気信号を動作制御部8
へ出力する。
分岐した配管13aを介して圧力センサ13が接続され
ている。圧力センサ13は、例えば、圧電素子に圧力を
加えると電圧が生じる圧電効果を利用した圧電式であ
り、呼気Aの第2の捕集管保持部4と吸引ポンプ11と
の間における圧力pに対応する電気信号を動作制御部8
へ出力する。
【0048】圧力センサ13の下流側には、捕集管Hを
通過する呼気Aの流量fを検出し動作制御部8に出力す
る流量計としてのマスフローコントローラ14が装備さ
れ、当該マスフローコントローラ14には、流量fを積
算する流量積算部15が併設されている。
通過する呼気Aの流量fを検出し動作制御部8に出力す
る流量計としてのマスフローコントローラ14が装備さ
れ、当該マスフローコントローラ14には、流量fを積
算する流量積算部15が併設されている。
【0049】このマスフローコントローラ14は、その
下流側に配管58を介して配設された吸引ポンプ11に
付勢されて単位時間に流れる気体の質量(質量流量)を
測定するマスフローメータと、流量を制御するバルブと
から構成され、設定された流量を保持するとともに、測
定された流量に対応する電気信号を動作制御部8及び流
量積算部15へ出力する。
下流側に配管58を介して配設された吸引ポンプ11に
付勢されて単位時間に流れる気体の質量(質量流量)を
測定するマスフローメータと、流量を制御するバルブと
から構成され、設定された流量を保持するとともに、測
定された流量に対応する電気信号を動作制御部8及び流
量積算部15へ出力する。
【0050】流量積算部15は、マスフローコントロー
ラ14から出力された流量の電気信号を入力し、流量を
積算して積算流量を算出する。
ラ14から出力された流量の電気信号を入力し、流量を
積算して積算流量を算出する。
【0051】吸引ポンプ11は、上記の通り、吸引を行
うことにより装置全体を通じて呼気の流動を付勢してお
り、配管59から吸引した呼気を排気する。また、この
吸引ポンプ11は、直流モータによって駆動するロータ
リポンプであり、直流モータの回転数を変えることによ
って吸引力を変えることができる。直流モータを用いた
のは、供給電圧を変えることにより簡単に回転数を変え
られるからである。
うことにより装置全体を通じて呼気の流動を付勢してお
り、配管59から吸引した呼気を排気する。また、この
吸引ポンプ11は、直流モータによって駆動するロータ
リポンプであり、直流モータの回転数を変えることによ
って吸引力を変えることができる。直流モータを用いた
のは、供給電圧を変えることにより簡単に回転数を変え
られるからである。
【0052】なお、配管56,57,53,58,59
は、気体の流路であり、いずれもフッ素樹脂等から形成
されている。
は、気体の流路であり、いずれもフッ素樹脂等から形成
されている。
【0053】ポンプ制御部11aは、例えばマイクロコ
ンピュータ及びそのプログラムと直流電圧電源とから構
成される。ポンプ制御部11aは、動作制御部8からの
動作指令信号又は手動よって、吸引ポンプ11への供給
電圧を変える機能を有している。これにより、吸引ポン
プ11の直流モータの回転数制御を行い、吸引力を調節
する。
ンピュータ及びそのプログラムと直流電圧電源とから構
成される。ポンプ制御部11aは、動作制御部8からの
動作指令信号又は手動よって、吸引ポンプ11への供給
電圧を変える機能を有している。これにより、吸引ポン
プ11の直流モータの回転数制御を行い、吸引力を調節
する。
【0054】動作制御部8は、例えば、シーケンサ,P
C等から構成され、後述する呼気濃縮捕集装置10の動
作の通りにマスフローコントローラ14,吸引ポンプ1
1及び後述する表示器8aの動作制御を行う。かかる動
作制御部8について、より詳細に説明する。
C等から構成され、後述する呼気濃縮捕集装置10の動
作の通りにマスフローコントローラ14,吸引ポンプ1
1及び後述する表示器8aの動作制御を行う。かかる動
作制御部8について、より詳細に説明する。
【0055】ここで、動作制御部8の有する各機能をよ
り分かりやすくするために、単に吸引ポンプ11を駆動
する以外に何も行わない場合における捕集管H内の流動
抵抗により生じる圧力損失ΔPの移り変わりを図4に示
す。この図4に示すグラフにおいて、縦軸は捕集管Hの
上流側と下流側との間に生じる圧力差から求められる圧
力損失ΔPであり、横軸は吸引ポンプ11の駆動開始か
らの経過時間tを示す。
り分かりやすくするために、単に吸引ポンプ11を駆動
する以外に何も行わない場合における捕集管H内の流動
抵抗により生じる圧力損失ΔPの移り変わりを図4に示
す。この図4に示すグラフにおいて、縦軸は捕集管Hの
上流側と下流側との間に生じる圧力差から求められる圧
力損失ΔPであり、横軸は吸引ポンプ11の駆動開始か
らの経過時間tを示す。
【0056】かかるグラフによれば、吸引ポンプ11の
駆動開始直後は、急激な気圧変化に対して呼気Aは捕集
管H内の吸着剤内部を通過し切れず、捕集管H内の呼気
の通過が殆どない状態であり、従って圧力損失ΔPが急
激に増加する。そして、圧力損失ΔPが一定値|Pj|
に至ると、捕集管H内を呼気Aが通過して、すぐに、圧
力損失ΔPは減少して一定の値|Ph|に落ち着く。さ
らに、呼気採取容器K内の呼気Aが殆ど吸い出され、圧
力損失ΔPは、再び増加を開始して、前述した駆動直後
の最大値|Pj|よりも大きくなる。即ち、大気圧を1
気圧とした場合における絶対圧力は0気圧に近い状態と
なる。
駆動開始直後は、急激な気圧変化に対して呼気Aは捕集
管H内の吸着剤内部を通過し切れず、捕集管H内の呼気
の通過が殆どない状態であり、従って圧力損失ΔPが急
激に増加する。そして、圧力損失ΔPが一定値|Pj|
に至ると、捕集管H内を呼気Aが通過して、すぐに、圧
力損失ΔPは減少して一定の値|Ph|に落ち着く。さ
らに、呼気採取容器K内の呼気Aが殆ど吸い出され、圧
力損失ΔPは、再び増加を開始して、前述した駆動直後
の最大値|Pj|よりも大きくなる。即ち、大気圧を1
気圧とした場合における絶対圧力は0気圧に近い状態と
なる。
【0057】このような、圧力損失ΔPの変化に対応す
るべく、動作制御部8は、以下に示す各機能を有してい
る。
るべく、動作制御部8は、以下に示す各機能を有してい
る。
【0058】即ち、この動作制御部8は、図3に示すよ
うに、圧力センサ13に検出される吸引ポンプ11の駆
動開始後の平衡状態となる検出圧力Pを吸引圧力Pkに
設定する吸引圧力設定機能81と、この吸引圧力Pkと
マスフローコントローラ14の出力とから大気圧P0の
下での単位時間ごとの流量Q0を算出すると共にこの流
量Q0に基づいて吸引ポンプ11の駆動開始からの積算
流量V0を算出する実流量算出機能82と、この積算流
量V0が所定量Vmとなったときに吸引ポンプ11の駆動
を停止する実流量均一化機能83とを備えている。
うに、圧力センサ13に検出される吸引ポンプ11の駆
動開始後の平衡状態となる検出圧力Pを吸引圧力Pkに
設定する吸引圧力設定機能81と、この吸引圧力Pkと
マスフローコントローラ14の出力とから大気圧P0の
下での単位時間ごとの流量Q0を算出すると共にこの流
量Q0に基づいて吸引ポンプ11の駆動開始からの積算
流量V0を算出する実流量算出機能82と、この積算流
量V0が所定量Vmとなったときに吸引ポンプ11の駆動
を停止する実流量均一化機能83とを備えている。
【0059】ここで、吸引圧力Pkは、前述した図4に
おける圧力損失ΔPが一定値|Ph|となるときの検出
圧力Pであり、Pk=P0−|Ph|と表すことができ
る。
おける圧力損失ΔPが一定値|Ph|となるときの検出
圧力Pであり、Pk=P0−|Ph|と表すことができ
る。
【0060】さらに、動作制御部8では、吸引ポンプ1
1の駆動開始からの経過時間tを計時する計時機能(図
示せず)を備えており、マスフローコントローラ14の
検出流量をQとした場合、大気圧P0の下での積算流量
V0は、V0=Pk(Q・t)/P0から算出される。
1の駆動開始からの経過時間tを計時する計時機能(図
示せず)を備えており、マスフローコントローラ14の
検出流量をQとした場合、大気圧P0の下での積算流量
V0は、V0=Pk(Q・t)/P0から算出される。
【0061】また、所定量Vmは、呼気濃縮における目
標とする濃縮倍率に応じて設定される数値であり、呼気
採取容器Kの容積よりも小さく設定される。
標とする濃縮倍率に応じて設定される数値であり、呼気
採取容器Kの容積よりも小さく設定される。
【0062】動作制御部8は、さらに、吸引ポンプ11
の駆動開始直後に生じる急激な圧力低下の際の最低検出
圧力Pminを吸引ポンプ停止圧力に決定する停止圧力決
定機能84と、圧力センサ13の出力が,平衡状態の吸
引圧力Pkから低下して吸引ポンプ停止圧力Pminを下回
った場合に,吸引ポンプ11を停止する吸引ポンプ停止
機能85とを備えている。
の駆動開始直後に生じる急激な圧力低下の際の最低検出
圧力Pminを吸引ポンプ停止圧力に決定する停止圧力決
定機能84と、圧力センサ13の出力が,平衡状態の吸
引圧力Pkから低下して吸引ポンプ停止圧力Pminを下回
った場合に,吸引ポンプ11を停止する吸引ポンプ停止
機能85とを備えている。
【0063】ここで、吸引ポンプ停止圧力Pminとは、
前述した図4における圧力損失ΔPが吸引ポンプ11の
駆動開始直後に生じる最上昇値Pjとなるときの検出圧
力Pであり、Pmin=P0−|Pj|と表すことができ
る。
前述した図4における圧力損失ΔPが吸引ポンプ11の
駆動開始直後に生じる最上昇値Pjとなるときの検出圧
力Pであり、Pmin=P0−|Pj|と表すことができ
る。
【0064】さらにまた、この動作制御部8は、前述し
た積算流量V0に基づいて呼気の濃縮倍率を算出する濃
縮倍率算出機能86と、を備えている。また、この算出
された濃縮倍率を表示する液晶画面を備えた表示器8a
がこの動作制御部8に併設されている。
た積算流量V0に基づいて呼気の濃縮倍率を算出する濃
縮倍率算出機能86と、を備えている。また、この算出
された濃縮倍率を表示する液晶画面を備えた表示器8a
がこの動作制御部8に併設されている。
【0065】ここで、濃縮倍率算出機能86による濃縮
倍率の算出方法について詳説する。本実施形態中で述べ
る濃縮倍率とは、一般に、化学の分野で使用される濃度
の変化量の割合のことではなく、捕集管Hに吸着された
呼気A中の特定成分の量[pg]vを呼気Aの単位体積中に
含まれる特定成分の含有量w[pg/ml]により除した数値
v/wにより示される。
倍率の算出方法について詳説する。本実施形態中で述べ
る濃縮倍率とは、一般に、化学の分野で使用される濃度
の変化量の割合のことではなく、捕集管Hに吸着された
呼気A中の特定成分の量[pg]vを呼気Aの単位体積中に
含まれる特定成分の含有量w[pg/ml]により除した数値
v/wにより示される。
【0066】具体的に説明すると、特定成分の濃度が1
[pg/ml]の呼気A500[ml]が捕集管Hを通過した場
合、特定成分100%吸着するとして、その吸着量は、
500[pg]となり、濃縮倍率が500倍ということにな
る。
[pg/ml]の呼気A500[ml]が捕集管Hを通過した場
合、特定成分100%吸着するとして、その吸着量は、
500[pg]となり、濃縮倍率が500倍ということにな
る。
【0067】即ち、ここでいう濃縮倍率は、呼気Aの通
過量に完全に比例するため、当該呼気Aの通過量が精度
良く検出されることが前提となる。図6に示す従来例で
は、マスフローコントローラ170から検出される流量
に基づいて濃縮倍率が算出されたため、捕集管Hによる
圧力損失の影響を受けており、その算出値は不正確であ
ったが、濃縮倍率算出機能86では、実流量算出機能8
2によって算出された積算流量V0に基づいて濃縮倍率
が算出され(呼気Aの単位体積中に含まれる特定成分の
含有量w[pg/ml]、呼気Aの通過量がV0[ml]、吸着割合
がp[%]であれば、濃縮倍率はpV0となる)、圧力損失
の影響を受けることなく濃縮倍率が求められ、かかる数
値が表示器8aに表示される。
過量に完全に比例するため、当該呼気Aの通過量が精度
良く検出されることが前提となる。図6に示す従来例で
は、マスフローコントローラ170から検出される流量
に基づいて濃縮倍率が算出されたため、捕集管Hによる
圧力損失の影響を受けており、その算出値は不正確であ
ったが、濃縮倍率算出機能86では、実流量算出機能8
2によって算出された積算流量V0に基づいて濃縮倍率
が算出され(呼気Aの単位体積中に含まれる特定成分の
含有量w[pg/ml]、呼気Aの通過量がV0[ml]、吸着割合
がp[%]であれば、濃縮倍率はpV0となる)、圧力損失
の影響を受けることなく濃縮倍率が求められ、かかる数
値が表示器8aに表示される。
【0068】次に、呼気濃縮捕集装置10の動作を図1
乃至図5に基づいて説明する。図5は、呼気濃縮捕集装
置10の動作の流れを示すフローチャートである。
乃至図5に基づいて説明する。図5は、呼気濃縮捕集装
置10の動作の流れを示すフローチャートである。
【0069】上記の構成では、吸引ポンプ11の駆動に
より呼気採取容器K内の呼気Aが当該吸引ポンプ11側
に吸引される(ステップS1)。これにより、呼気A
は、捕集管H内を通過して含有する特定成分の吸着が行
われる。このとき、捕集管H内の吸着剤H1の流動抵抗
により圧力損失ΔPを生じ、吸引ポンプ11の駆動開始
直後には一過性の急激な圧力の低下が圧力センサ13に
よって検出される。
より呼気採取容器K内の呼気Aが当該吸引ポンプ11側
に吸引される(ステップS1)。これにより、呼気A
は、捕集管H内を通過して含有する特定成分の吸着が行
われる。このとき、捕集管H内の吸着剤H1の流動抵抗
により圧力損失ΔPを生じ、吸引ポンプ11の駆動開始
直後には一過性の急激な圧力の低下が圧力センサ13に
よって検出される。
【0070】このとき、動作制御部8の停止圧力決定機
能84では、検出圧力Pが低下から上昇に切り替わった
状態を検出し(ステップS2)、その際の当該検出圧力
Pを吸引ポンプ停止圧力Pminに設定する(ステップS
3)。
能84では、検出圧力Pが低下から上昇に切り替わった
状態を検出し(ステップS2)、その際の当該検出圧力
Pを吸引ポンプ停止圧力Pminに設定する(ステップS
3)。
【0071】さらに、吸引圧力設定機能81では、検出
圧力Pが所定の僅かな変化率以下で一定時間継続する状
態を平衡状態として認識する(ステップS4)と共に、
当該平衡状態の検出圧力Pの平均値を吸引圧力Pkに設
定する(ステップS5)。
圧力Pが所定の僅かな変化率以下で一定時間継続する状
態を平衡状態として認識する(ステップS4)と共に、
当該平衡状態の検出圧力Pの平均値を吸引圧力Pkに設
定する(ステップS5)。
【0072】かかる吸引圧力Pkが設定されると、これ
に基づいて、実流量算出機能82によって、マスフロー
コントローラ14からの信号を流量積算部15で受け、
V0=Pk(Q・t)/P0から、大気圧の下での積算流
量(実流量)V0が算出される(ステップS6)。以
下、時間の経過に伴って、随時,積算流量V0は算出さ
れ続ける。
に基づいて、実流量算出機能82によって、マスフロー
コントローラ14からの信号を流量積算部15で受け、
V0=Pk(Q・t)/P0から、大気圧の下での積算流
量(実流量)V0が算出される(ステップS6)。以
下、時間の経過に伴って、随時,積算流量V0は算出さ
れ続ける。
【0073】この積算流量V0が算出されると、これに
基づいて、濃縮倍率算出機能86により濃縮倍率が算出
され、表示器8aに表示される(ステップS7)。積算
流量V0と同様に、時間の経過に伴い、濃縮倍率は、随
時,算出され、その都度、新たな濃縮倍率が表示され
る。
基づいて、濃縮倍率算出機能86により濃縮倍率が算出
され、表示器8aに表示される(ステップS7)。積算
流量V0と同様に、時間の経過に伴い、濃縮倍率は、随
時,算出され、その都度、新たな濃縮倍率が表示され
る。
【0074】また、積算流量V0が算出されると、予め
設定された所定量Vmとその大小が比較され(ステップ
S8)、かかる所定量Vmを越えた場合に、吸引ポンプ
11が停止されて(ステップS9)、呼気濃縮作業が終
了する。
設定された所定量Vmとその大小が比較され(ステップ
S8)、かかる所定量Vmを越えた場合に、吸引ポンプ
11が停止されて(ステップS9)、呼気濃縮作業が終
了する。
【0075】積算流量V0が、所定量Vmを越えていない
場合には、吸引ポンプ停止機能85によって、現在の検
出圧力Pと前述した吸引ポンプ停止圧力Pminとの大小
が比較され(ステップS10)、検出圧力Pの方が低い
場合には、吸引ポンプ11の駆動が停止されて(ステッ
プS9)、呼気濃縮動作が終了する。また、検出圧力P
が吸引ポンプ停止圧力Pminより高い場合には、ステッ
プS8に戻り、積算流量V0が所定量と比較される。
場合には、吸引ポンプ停止機能85によって、現在の検
出圧力Pと前述した吸引ポンプ停止圧力Pminとの大小
が比較され(ステップS10)、検出圧力Pの方が低い
場合には、吸引ポンプ11の駆動が停止されて(ステッ
プS9)、呼気濃縮動作が終了する。また、検出圧力P
が吸引ポンプ停止圧力Pminより高い場合には、ステッ
プS8に戻り、積算流量V0が所定量と比較される。
【0076】以上のように、本実施形態では、動作制御
部8が、検出圧力Pの平衡状態から吸引圧力Pkを設定
する吸引圧力設定機能81と、この吸引圧力Pkに基づ
いて大気圧下での積算流量V0を算出する実流量算出機
能82を備えているため、濃縮倍率の算出を精度良く行
うことが可能である。
部8が、検出圧力Pの平衡状態から吸引圧力Pkを設定
する吸引圧力設定機能81と、この吸引圧力Pkに基づ
いて大気圧下での積算流量V0を算出する実流量算出機
能82を備えているため、濃縮倍率の算出を精度良く行
うことが可能である。
【0077】また、複数の捕集管Hについて呼気濃縮作
業を順次行った場合でも、各捕集管Hの流動損失ΔPに
個別に対応して均一条件下での積算流量V0を求めるこ
とが可能である。
業を順次行った場合でも、各捕集管Hの流動損失ΔPに
個別に対応して均一条件下での積算流量V0を求めるこ
とが可能である。
【0078】さらに、上記の積算流量V0に基づいて各
捕集管Hに対する呼気Aの通過量を決定する実流量算出
機能83を有するため、従来のように、各捕集管Hごと
に呼気Aの通過量に差ができず、濃縮倍率の均一化を図
ることが可能である。このため、複数の各捕集管Hごと
に、検査精度を向上させることが可能である。
捕集管Hに対する呼気Aの通過量を決定する実流量算出
機能83を有するため、従来のように、各捕集管Hごと
に呼気Aの通過量に差ができず、濃縮倍率の均一化を図
ることが可能である。このため、複数の各捕集管Hごと
に、検査精度を向上させることが可能である。
【0079】なお、動作制御部8には、実流量均一化機
能83を設けず、表示器8aの濃縮倍率表示に基づいて
吸引ポンプ11を停止する構成としても良い。かかる手
法でも、圧力損失の異なる各捕集管Hごとに、濃縮倍率
の均一化を図ることが可能である。
能83を設けず、表示器8aの濃縮倍率表示に基づいて
吸引ポンプ11を停止する構成としても良い。かかる手
法でも、圧力損失の異なる各捕集管Hごとに、濃縮倍率
の均一化を図ることが可能である。
【0080】また、停止圧力決定機能84及び吸引ポン
プ停止機能85を備え、吸引ポンプ11の駆動直後に生
じる急激な圧力低下における最低圧力を吸引ポンプ11
の停止圧力Pminとするため、各捕集管Hごとに圧力損
失ΔPに応じた停止圧力Pminが設定され、従来のよう
に、圧力損失ΔPの大きな捕集管Hの場合に対してすぐ
に呼気Aの吸引を中断する不都合を回避し、呼気濃縮作
業を円滑に行うことが可能である。
プ停止機能85を備え、吸引ポンプ11の駆動直後に生
じる急激な圧力低下における最低圧力を吸引ポンプ11
の停止圧力Pminとするため、各捕集管Hごとに圧力損
失ΔPに応じた停止圧力Pminが設定され、従来のよう
に、圧力損失ΔPの大きな捕集管Hの場合に対してすぐ
に呼気Aの吸引を中断する不都合を回避し、呼気濃縮作
業を円滑に行うことが可能である。
【0081】また、表示器8aには、濃縮倍率の他に、
大気圧の下での流量Q0,圧力損失ΔP及び積算流量V0
を表示する構成としても良い。
大気圧の下での流量Q0,圧力損失ΔP及び積算流量V0
を表示する構成としても良い。
【0082】さらに、前述した動作制御部8には、新た
に、駆動開始後の吸引ポンプ11に対して,ポンプ制御
部11aを介して所定圧力を維持して吸引させる動作制
御を行う圧力安定化機能を付加しても良い。この場合、
この圧力安定化機能により維持される所定圧力が、前述
した吸引圧力設定機能81により吸引圧力Pkに設定さ
れ、実流量算出機能82により積算流量V0が算出され
る。さらに、この積算流量V0から濃縮倍率算出機能8
6により濃縮倍率が算出される。
に、駆動開始後の吸引ポンプ11に対して,ポンプ制御
部11aを介して所定圧力を維持して吸引させる動作制
御を行う圧力安定化機能を付加しても良い。この場合、
この圧力安定化機能により維持される所定圧力が、前述
した吸引圧力設定機能81により吸引圧力Pkに設定さ
れ、実流量算出機能82により積算流量V0が算出され
る。さらに、この積算流量V0から濃縮倍率算出機能8
6により濃縮倍率が算出される。
【0083】また、この圧力安定化機能を動作制御部8
に設けた場合には、停止圧力決定機能84及び吸引ポン
プ停止機能85は不要である。
に設けた場合には、停止圧力決定機能84及び吸引ポン
プ停止機能85は不要である。
【0084】この圧力安定化機能により、捕集管Hと吸
引ポンプ11との間の圧力を予め設定した一定の圧力に
人為的に調節することが可能となり、これにより、平衡
状態を安定して維持することができるため、積算流量V
0をより精度良く算出することが可能となる。即ちこれ
より、より精度良く呼気濃縮作業を行うことが可能とな
る。
引ポンプ11との間の圧力を予め設定した一定の圧力に
人為的に調節することが可能となり、これにより、平衡
状態を安定して維持することができるため、積算流量V
0をより精度良く算出することが可能となる。即ちこれ
より、より精度良く呼気濃縮作業を行うことが可能とな
る。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、流量計の検出流
量を大気圧の下での流量に換算する実流量算出機能を備
えているため、捕集管の圧力損失にかかわらず精度良く
流量測定を行うことが可能である。
量を大気圧の下での流量に換算する実流量算出機能を備
えているため、捕集管の圧力損失にかかわらず精度良く
流量測定を行うことが可能である。
【0086】また、実流量算出機能により検出圧力の平
衡状態を吸引圧力として大気圧の下での積算流量を算出
し、実流量均一化機能により算出された積算流量に基づ
いて吸引ポンプの停止タイミングが設定されるため、各
捕集管の圧力損失ごとに個別に対応して大気圧の下での
呼気通過量を均一化することができ、各捕集管に吸着さ
れる呼気中の呼気成分の濃縮倍率を均一化することが可
能である。
衡状態を吸引圧力として大気圧の下での積算流量を算出
し、実流量均一化機能により算出された積算流量に基づ
いて吸引ポンプの停止タイミングが設定されるため、各
捕集管の圧力損失ごとに個別に対応して大気圧の下での
呼気通過量を均一化することができ、各捕集管に吸着さ
れる呼気中の呼気成分の濃縮倍率を均一化することが可
能である。
【0087】請求項2記載の発明では、濃縮倍率算出機
能及び表示器により、現在行われている呼気濃縮作業の
濃縮倍率を目視により確認することができ、これによ
り、各捕集管ごとに濃縮倍率の均一化を図ることが可能
である。
能及び表示器により、現在行われている呼気濃縮作業の
濃縮倍率を目視により確認することができ、これによ
り、各捕集管ごとに濃縮倍率の均一化を図ることが可能
である。
【0088】請求項3記載の発明では、停止圧力決定機
能及び吸引ポンプ停止機能を備え、吸引ポンプの駆動直
後に生じる急激な圧力低下における最低圧力を吸引ポン
プの停止圧力とするため、各捕集管ごとに圧力損失に応
じた停止圧力が設定され、従来のように、圧力損失の大
きな捕集管の場合に対してすぐに呼気の吸引を中断する
不都合を回避し、呼気濃縮作業を円滑に行うことが可能
である。
能及び吸引ポンプ停止機能を備え、吸引ポンプの駆動直
後に生じる急激な圧力低下における最低圧力を吸引ポン
プの停止圧力とするため、各捕集管ごとに圧力損失に応
じた停止圧力が設定され、従来のように、圧力損失の大
きな捕集管の場合に対してすぐに呼気の吸引を中断する
不都合を回避し、呼気濃縮作業を円滑に行うことが可能
である。
【0089】請求項4記載の発明では、動作制御部に、
圧力安定化機能を備えているため、捕集管と吸引ポンプ
との間の圧力を予め設定した一定の圧力に人為的に調節
することが可能となり、これにより、平衡状態を安定し
て維持することができるため、積算流量をより精度良く
算出することが可能となる。即ちこれより、より精度良
く呼気濃縮作業を行うことが可能となる。
圧力安定化機能を備えているため、捕集管と吸引ポンプ
との間の圧力を予め設定した一定の圧力に人為的に調節
することが可能となり、これにより、平衡状態を安定し
て維持することができるため、積算流量をより精度良く
算出することが可能となる。即ちこれより、より精度良
く呼気濃縮作業を行うことが可能となる。
【0090】請求項5記載の発明では、恒温槽を容器保
持部に併設しているため、複数の呼気採取容器に対し
て、常に一体の温度で呼気濃縮作業を行うことが可能と
なり、かかる濃縮作業時における外気温の影響を効果的
に抑制することができる。このため、各捕集管ごとに生
じる分析精度の低下を有効に抑制することが可能であ
る。
持部に併設しているため、複数の呼気採取容器に対し
て、常に一体の温度で呼気濃縮作業を行うことが可能と
なり、かかる濃縮作業時における外気温の影響を効果的
に抑制することができる。このため、各捕集管ごとに生
じる分析精度の低下を有効に抑制することが可能であ
る。
【図1】本発明に係る呼気濃縮捕集装置の一実施形態を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】図1の呼気濃縮捕集装置における容器保持部の
構造を示す断面図であり、図2(A)は呼気採取容器の
装着時又は取り外し直前の状態を示し、図2(B)は呼
気採取容器の呼気を外部に吸い出している状態を示して
いる。
構造を示す断面図であり、図2(A)は呼気採取容器の
装着時又は取り外し直前の状態を示し、図2(B)は呼
気採取容器の呼気を外部に吸い出している状態を示して
いる。
【図3】図1の呼気濃縮捕集装置における制御系のブロ
ック図を示している。
ック図を示している。
【図4】吸引ポンプ駆動開始からの捕集管による圧力損
失を示す線図である。
失を示す線図である。
【図5】呼気濃縮捕集装置の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図6】従来の呼気濃縮捕集装置の構成図である。
2 容器保持部 3 第1の捕集管保持部 4 第2の捕集管保持部 8 動作制御部 8a 表示器 10 呼気濃縮捕集装置 11 吸引ポンプ 11a ポンプ制御部 13 圧力センサ 14 マスフローコントローラ(流量計) 81 吸引圧力設定機能 82 実流量算出機能 83 実流量均一化機能 84 停止圧力決定機能 85 吸引ポンプ停止機能 86 濃縮倍率算出機能 A 呼気 H 捕集管 K 呼気採取容器
Claims (5)
- 【請求項1】 呼気が封入される呼気採取容器を着脱自
在に保持する容器保持部と、この容器保持部に気体の流
路を介して連通すると共に,前記呼気中の特定成分を吸
着する捕集管の一端部を着脱自在に保持する第1の捕集
管保持部と、前記捕集管の他端部を着脱自在に保持する
第2の捕集管保持部と、この第2の捕集管保持部と気体
の流路を介して連通する吸引ポンプと、この吸引ポンプ
の出力を調整するポンプ制御部と、前記第2の捕集管保
持部と前記吸引ポンプ間の圧力を検出する圧力センサ
と、前記吸引ポンプにより吸引される気体流量を検出す
る流量計と、前記各部の動作制御を行う動作制御部と、
を備え、 この動作制御部が、 前記圧力センサからの前記吸引ポンプの駆動開始後の平
衡状態となる検出圧力を吸引圧力に設定する吸引圧力設
定機能と、 この吸引圧力と前記流量計の出力とから所定の統一気圧
の下での流量を算出すると共にこの流量に基づいて前記
吸引ポンプの駆動開始からの積算流量を算出する実流量
算出機能と、 この積算流量が所定量となったときに前記吸引ポンプの
駆動を停止する実流量均一化機能と、 を備えることを特徴とする呼気濃縮捕集装置。 - 【請求項2】 呼気が封入される呼気採取容器を着脱自
在に保持する容器保持部と、この容器保持部に気体の流
路を介して連通すると共に,前記呼気中の特定成分を吸
着する捕集管の一端部を着脱自在に保持する第1の捕集
管保持部と、前記捕集管の他端部を着脱自在に保持する
第2の捕集管保持部と、この第2の捕集管保持部と気体
の流路を介して連通する吸引ポンプと、この吸引ポンプ
の出力を調整するポンプ制御部と、前記第2の捕集管保
持部及び前記吸引ポンプ間の圧力を検出する圧力センサ
と、前記吸引ポンプにより吸引される気体流量を検出す
る流量計と、前記各部の動作制御を行う動作制御部と、
を備え、 この動作制御部が、 前記圧力センサに検出される前記吸引ポンプの駆動開始
後の平衡状態となる検出圧力を吸引圧力に設定する吸引
圧力設定機能と、 この吸引圧力と前記流量計の出力とから所定の統一気圧
の下での流量を算出すると共にこの流量に基づいて前記
吸引ポンプの駆動開始からの積算流量を算出する実流量
算出機能と、 前記積算流量に基づいて前記呼気の濃縮倍率を算出する
濃縮倍率算出機能と、を備え、 この算出された濃縮倍率を表示する表示器を設けたこと
を特徴とする呼気濃縮捕集装置。 - 【請求項3】 前記動作制御部が、 前記吸引ポンプの駆動開始直後に生じる急激な圧力低下
の際の最低検出圧力を吸引ポンプ停止圧力に決定する停
止圧力決定機能と、 前記圧力センサの出力が,前記平衡状態の吸引圧力から
低下して前記吸引ポンプ停止圧力を下回った場合に,前
記吸引ポンプを停止する吸引ポンプ停止機能と、を備え
ることを特徴とする請求項1記載の呼気濃縮捕集装置。 - 【請求項4】 前記容器保持部に、前記呼気採取容器を
一定の温度に保持する恒温槽を併設したことを特徴とす
る請求項1記載の呼気濃縮捕集装置。 - 【請求項5】 前記動作制御部が、駆動開始後の前記吸
引ポンプに対して,前記ポンプ制御部を介して所定圧力
を維持して吸引させる動作制御を行う圧力安定化機能を
備えることを特徴とする請求項1記載の呼気濃縮捕集装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9268135A JPH1176204A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 呼気濃縮捕集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9268135A JPH1176204A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 呼気濃縮捕集装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176204A true JPH1176204A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17454389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9268135A Withdrawn JPH1176204A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 呼気濃縮捕集装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176204A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008530532A (ja) * | 2005-02-07 | 2008-08-07 | アピーロン インコーポレイティド | 分析中の呼気の流れ制御 |
| JP2015507201A (ja) * | 2012-02-09 | 2015-03-05 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | ガスサンプリング装置及び方法 |
| EP2965691B1 (en) * | 2014-03-26 | 2018-08-08 | Edan Instruments, Inc. | Water removal device for gas sampling, and method and system |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP9268135A patent/JPH1176204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008530532A (ja) * | 2005-02-07 | 2008-08-07 | アピーロン インコーポレイティド | 分析中の呼気の流れ制御 |
| JP2015507201A (ja) * | 2012-02-09 | 2015-03-05 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | ガスサンプリング装置及び方法 |
| EP2965691B1 (en) * | 2014-03-26 | 2018-08-08 | Edan Instruments, Inc. | Water removal device for gas sampling, and method and system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |