JPH10160738A - ピペット装置 - Google Patents

ピペット装置

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JPH10160738A
JPH10160738A JP31947296A JP31947296A JPH10160738A JP H10160738 A JPH10160738 A JP H10160738A JP 31947296 A JP31947296 A JP 31947296A JP 31947296 A JP31947296 A JP 31947296A JP H10160738 A JPH10160738 A JP H10160738A
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Susumu Nakano
進 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピペット本体に対してチップを装着したこ
と、チップが液体に触れたこと、及びチップ内に液体が
吸入されたことを検出し得るピペット装置を提供するこ
と。 【解決手段】 ピペット本体2に設けられ、その内部を
液吸入及び排出用のピストン4が摺動するシリンダ3
と、該シリンダ3の外周の所定位置に互に非導通の状態
で設けられた第1及び第2の導電性電極部材5、6と、
前記第1及び第2の電極部材5、6の外周部に共通に嵌
合装着されて該チップ内部に液を吸入する導電性チップ
9と、前記第1及び第2の電極部材5、6に対して個別
に電気的に接続された制御回路16とを具備する。導電
性チップ9を前記第1及び第2の電極部材5、6へ装着
したときに、第1及び第2の電極部材5、6がチップ9
を介して互に導通して所定の閉回路が形成されることに
より、制御回路16が前記チップ9の装着を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピペット本体に対
してチップを装着したこと、チップが液体に触れたこ
と、及びチップ内に液体が吸入されたことを検出し得る
ピペット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サンプリングの分野において、
ピペットにより所定量の試料を吸入して他の個所へ更に
一定の少量ずつ分注する工程を行っており、近年はこれ
を自動的に行ういわゆる自動分注装置が出現した。この
場合、ピペット内に試料を所定量だけ吸引する工程を自
動化するためには、まずピペットに対してチップの取付
けが完了したことを自動的に確実に検出し、次いでチッ
プが下動してその下端が試料の液面に接触した時点を正
確に自動検出することが不可欠であり、そのための種々
の試みがなされている。
【0003】まず、チップをピペットに対して取付け完
了したことを検出する従来例(以下、第1の従来例とい
う)として、ピペットをチップラックに対して下動させ
て、相対的にチップがピペット下端に対して所定位置ま
で嵌合されたときに、チップ上端がピペット本体側のマ
イクロスイッチと連動する機構をばねに抗して押して該
マイクロスイッチを切換えて、チップの取付け完了を検
出するものがあった。
【0004】また、チップの液面接触を検出する従来例
(以下、第2の従来例という)として、特開昭63−1
09330号「液面検出方法及びその装置」において、
プランジャ(ピストン)6の移動により配管9を介して
ノズル(チップ)2に予じめ空気を送っておき、ノズル
2が液面に接触したときに配管9内の圧力が上昇するの
でこれによりノズル2の液面への接触を検出し、しかる
後に一旦ノズル2を上昇させてノズル先端の空気の気泡
を取り除いた後に、ノズル2を再び下動させてノズル内
に所定量の液体を吸引するものがあった。
【0005】また、同じく液面接触を検出する従来例
(以下、第3の従来例という)として、特開平2−19
6964号「自動分注装置の液面検出方法」において、
ノズル14が液面に接触したときのエアホース12内の
圧力上昇を、ノズル14の下降時に検出したエアホース
12の内圧基準値に対して相対的に求めることにより、
上記使用条件の変化にもかかわらず所定量の試料の吸引
を行うようにしたものもある。
【0006】また、チップ内に試料が実際に吸入された
か否かを検出する従来例(以下、第4の従来例という)
としては、作業者が外部から自分の目で視認するしかな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、第1の従来
例によれば、マイクロスイッチと連動する機械的連動機
構の構成が複雑であり、特にマルチピペットの場合に構
成が複雑になってコストが高くなるという欠点があっ
た。
【0008】また第2の従来例によれば、空気自体がも
ともと圧縮性流体で圧力変動が起き易いことに起因し
て、液面接触検出時点がずれ易く、液体の吸入量に誤差
を生ずるおそれがあり、また温度の変化、ノズルの吸入
口の径の変化あるいは装置固有の吸入性能等の使用条件
の変化により同様に吸入量誤差を生じやすく、またノズ
ル2を一旦上動させて再下動させる操作が面倒であると
いう欠点があった。
【0009】また、第3の従来例によれば、第2の従来
例における使用条件の変化による吸入量誤差は解消出来
るものの、上述した如き、空気自体の圧力変動による液
面接触検出時点のずれに起因する液体の吸入量誤差を防
止するのは難しいという欠点があった。
【0010】また、第4の従来例によれば、作業者がチ
ップ内への試料吸入の有無を視認する作業が困難で見落
としを生じやすく、特にチップが不透明の場合には視認
が不可能であった。なお、これらの試料吸入の視認に見
落としがあったり又は視認が不可能であると、特に試料
が血液のときは血液中のフィブリンがチップ下端の吸入
孔に寒天状に目詰まりしやすいので、ピストンが上下動
して機械自体は試料を吸入したと判断しても実際には吸
入が行われておらず、機械の重大な誤作動を生ずるとい
う欠点もあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明になるピペット装
置の第1の例は、ピペット本体(2)に設けられ、その
内部を液(11)吸入及び排出用のピストン(4)が摺
動するシリンダ(3)と、該シリンダ(3)の外周の所
定位置に互に非導通の状態で設けられた第1及び第2の
導電性電極部材(5、6)と、前記第1及び第2の電極
部材(5、6)の外周部に共通に嵌合装着されてその内
部に液を吸入する導電性チップ(9)と、前記第1及び
第2の電極部材(5、6)に対して個別に電気的に接続
された制御回路(16)とを具備し、該導電性チップ
(9)の前記第1及び第2の電極部材(5、6)への装
着時に、該第1及び第2の電極部材(5、6)が該チッ
プ(9)を介して互に導通して所定の閉回路が形成され
ることにより、前記制御回路(16)が前記チップ
(9)の装着を検出することを特徴とする。
【0012】本発明になるピペット装置の第2の例は、
ピペット本体(2)に設けられ、その内部を液吸入及び
排出用のピストン(4)が摺動するシリンダ(3)と、
該シリンダ(3)の略先端に設けられた導電性電極部材
(5)と、該電極部材(5)の外周部に嵌合装着されて
その内部に液を吸入する導電性チップ(9)と、前記電
極部材(5)と、ピペット内に吸入されるべき液体(1
1)とに対して、個別に電気的に接続された制御回路
(16)とを具備し、導電性チップ(9)が、前記液体
の液面に近接して接触したときに、前記電極部材(5)
と液体との間に前記チップ(9)を介して所定の閉回路
が形成されることにより、前記制御回路(16)が前記
チップ(9)の液体への接触を検出することを特徴とす
る。
【0013】本発明になるピペット装置の第3の例は、
ピペット本体(2)に設けらたシリンダ(3)と、該シ
リンダ(3)の内部を液吸入及び排出用に摺動するピス
トン(4)と、該ピペット本体の所定部分に嵌合装着さ
れてその内部に液を吸入するチップ(9)とを具備し、
前記ピストン(4)は、前記チップ(9)内に吸入され
た液体に対して光を射出する発光径路(4a)と、該液
体の液面から反射した光を受け取る受光径路(4b)と
を具備することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の第1の例によれば、導電性チップを利
用して、このチップがピペットに取付けられるときに、
該ピペットの第1及び第2の電極部材を互に導通させる
ことにより、チップの取付けを電気的に確実に検出し、
機械的取付けの場合の如き複雑な構成をなくする。
【0015】次に、ピペットのシリンダを導電性として
このシリンダと第1の電極部材を互に導通させることに
より、制御回路からの配線をシリンダ及び第2の電極部
材に対して行って、配線構造を簡易化する。
【0016】次に、第2の電極部材と導電性シリンダと
の間に絶縁部材を介在させることにより、両者を例えば
同軸的構造として、構成をコンパクト化し得る。
【0017】本発明の第2の例によれば、シリンダに設
けた電極部材に接触する導電性チップを利用して、チッ
プが液面に接触したときに電極部材と液体との間が導通
することにより、チップの液面接触の時点を検出し、こ
れにより、従来例の如き空気圧を利用した液面検出の不
安定という欠点を解消する。
【0018】本発明の第3の例によれば、シリンダ内を
摺動するピストン自体に発光径路と受光径路とを設け
て、チップ内に吸入された液面への反射光を検出するこ
とにより、チップ内へ液が実際に吸入されたか否かを電
気光学的に確実に検出し得る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明になるピペット装
置の一部断面概略構成図である。
【0020】同図中、1は、マルチピペット装置のうち
の1つのピペット装置であり(他のピペット装置も同様
の構成ゆえ図示を省略する)、ピペット本体2の下端に
取付けた導電性のシリンダ3を有する。このシリンダ3
は、例えばステンレス製であり、その上端にテフロン樹
脂等よりなるシール7を配される。他のシリンダ材料と
しては、樹脂にステンレス粉末を混入して導電性を持た
せてもよい。
【0021】4は、樹脂製又はステンレス金属製等のピ
ストンで、ピペット装置1の上部の押釦操作及びばねの
作用(共に図示せず)により上下方向に往復動される。
ピストン4は更にその軸線方向挿通孔内に、チップ内に
吸入した液の有無を検出するための、発光径路4a及び
受光径路4bを有する光ファイバを予じめ挿通埋設され
ている。
【0022】5はシリンダ3と同様の材料からなりかつ
大略中空円錐台形状の第1の比較的小径の導電性電極部
材で、シリンダ3の下端外周に互に導通状態で嵌合又は
螺合により固定される。又は、第1の電極部材5は最初
からシリンダ3と一体導電性部材から形成してもよい。
【0023】6は同じくシリンダ3と同様の材料からな
りかつ大略中空円錐台形状の第2の比較的大径の導電性
電極部材で、シリンダ3の上部外周に、テフロン樹脂等
よりなる絶縁パイプ8を介して嵌合固定される。従っ
て、第2の電極部材6とシリンダ3とは電気的に非導通
である。また図1に示す如く、第1及び第2の電極部材
5、6の各外周は、軸方向に見て、後述するチップ9の
内周に沿う円錘状外径面を形成する。
【0024】9はポリプロピレン樹脂等にカーボン粉末
を混入してなる不透明かつ導電性のチップで、予じめ公
知のチップラック(図示せず)上に保持されている。
【0025】10は試料容器で、電解質液体の試料11
を収容している。
【0026】16は制御回路で、シリンダ3、第2の電
極部材6、及び試料11に対して夫々結線された合計3
本の配線17、18、19と、電源20と、アンプ21
と、これに配線22aを介したマルチプレクサ23と、
A/Dコンバータ24と、中央制御装置(CPU)25
とを具備し、適宜抵抗R1〜R5が配される。初期状態
では、ピペット装置1における配線17及び18間の回
路(以下第1の回路という)、及び同じく配線17及び
19間の回路(以下第2の回路という)は夫々開成され
ており、電源20とアースとの間の抵抗R1及びR2に
夫々電圧V1及びV2が生じているものとする。この場
合配線17は導電性のシリンダ3に接続されているが、
要は配線17がシリンダ3を介して第1の電極部材5に
接続導通すればよいのであるから、シリンダ3自体は絶
縁材料から構成すると共にシリンダ3を軸線方向に挿通
してその下端が第1の電極部材5に接続された他の配線
を設け、該他の配線の上端に上記配線17を接続するよ
うにしてもよい。あるいはまた、可能であれば、配線1
7を直接的に第1の電極部材5に接続するようにしても
よい。
【0027】なお、本実施例のマルチピペット装置にお
いて、上記ピペット装置1以外の他の各ピペット装置
(図示せず)においてもアンプ21までは夫々同様の構
成であり、各アンプからの配線22b、・・・22nが
全て上記マルチプレクサ23に結線されている。
【0028】図2は、アンプ21の出力側ポイントP1
における電圧V3を時間t変化と共に示したものであ
り、上記初期状態では、ポイントP1の電圧は抵抗R1
〜R5に対応したV3とする。
【0029】次に、その操作に付いて、便宜上マルチピ
ペットのうちの1つのピペット装置1についてのみ説明
するが、他のピペット装置についても同様に同期的に動
作する。
【0030】まず、ピペット装置1が、公知のチップラ
ック(図示せず)上に保持された複数のチップのうち所
定のチップ9に対して自動的に下降すると、図1に示す
如く、相対的にチップ9は第1及び第2の電極部材5、
6の外径部分に共通に嵌合装着される。従って、シリン
ダ3、第1の電極部材5、チップ9及び第2の電極部材
6からなる上記第1の回路(配線17、18間)が閉成
されるので、図1中二点鎖線で示す如く、それらの部材
3、5、9及び6に固有の各抵抗値の総和である見かけ
上の抵抗R′1が上記抵抗R1と並列に生ずる。従っ
て、電圧V1は初期値より小さくなり、このためポイン
トP1の初期電圧V3は、図2に示す如く、V3aまで
上昇して、これがマルチプレクサ23、及びA/Dコン
バータ24からCPU25に入力される。従って、CP
U25は所定の信号を出力して、ピペット装置1の下降
動作を停止させてチップ9の装着を完了し、次いで上昇
させる。これによれば、チップ9のピペット装置1への
装着確認を電気的に行っているので、マイクロスイッチ
及び押圧ばね等で行う場合の如く、構成が複雑化するこ
とはない。
【0031】次に、ピペット装置1が水平方向に移動し
て、図1に示す如く、容器10の上方へ至って下降を開
始して、チップ9の下端が電解質試料11の液面に接触
する。これにより、シリンダ3、第1の電極部材5、チ
ップ9及び試料11の径路からなる第2の回路(配線1
7、19間)が閉成されるので、図1中同じく二点鎖線
で示す如く、上記見かけ上の抵抗R′1の代わりに、上
記各部材3、5、9、11に固有の各抵抗値の総和であ
る見かけ上の抵抗R′2が上記抵抗R2と並列に生ず
る。従って、図2に示す如く、ポイントPの電圧V3b
は初期電圧V3よりも小さくなって、これが同様にCP
U25に入力され、これによりチップ9が試料に接触し
たことが検出される。続いて、CPU25は所定の信号
を出力して、今度はピストン4を図1に示す下降限位置
から上昇摺動させて、チップ9内に試料を吸引させる。
これによれば、チップ9の試料液面への接触が直接的に
かつ電気的に検出されるので、空気圧を利用する場合に
比して、検出精度が良好であり、かつ試料液面に接触さ
せる部材として導電性チップ9をそのまま利用している
ので、特別の液面接触用電極部材を設ける必要もなく構
成が簡単化される。
【0032】続いて、図3に示す如く、ピストン4が若
干距離だけ上動してチップ9の下端に試料11が吸引さ
れるが、このとき発光径路4aからの光26が常時吸入
試料液面11に対して出射されてここで反射してその幾
分かが受光径路4bに戻る。チップ9の内部が円錘形を
しているので、試料11の吸入に伴い、試料11液面の
面積は徐々に増大して液面からの反射光も徐々に増大す
る。そして、吸入された試料11が一定量に達したと
き、受光径路4bでの受光量が一定値に達して、これが
所定の光−電気信号変換回路(図示せず)において電気
信号に変換されて、上記試料11の吸引が検出される。
この場合、チップ9が導電性であるか否かは関係ないの
でいずれでもよく、またチップ9の材料は透明でも不透
明でもよいが、透明の場合はチップ外部からの光がチッ
プ内部へ進入して外乱となり誤検出を招くおそれがある
ので、不透明であるほうが好ましい。
【0033】これによれば、試料がチップ9内に実際に
吸入されたことを電気光学的に検出しているので、作業
者が視認する等の必要が無く、検出精度が向上しかつ作
業も容易となる。特に、試料が血液でフィブリンが凝固
してチップ吸入孔を閉塞したとしても、これを即座に検
出して誤作動を未然に防止し得るのでその利用価値は高
い。また、上記とは逆に、チップ9から試料が実際に排
出されたことも同様にして検出可能である。
【0034】次に、図4に図1の回路の他の例を示す。
同図中、マルチプレクサ23に対して図1のA/Dコン
バータ24の代わりに一対のコンパレータ27a、27
bと一のデジタル入出力回路28とが接続されており、
また図4中の各ポイントP1、P2、P3における電圧
の変化を夫々、図5A〜図5Cに示す。
【0035】これによれば、一方のコンパレータ27a
は、図5Aに示す如く、チップ装着時の電圧V3aと所
定の基準電圧VAとを比較して、電圧V3aが基準電圧
VAよりも大きいときに図5Bに示す如くチップ装着検
出信号V4aをデジタル入出力回路28を介してCPU
25へ出力してチップ9の装着を報知する。また、他方
のコンパレータ27bは、チップ9の液面接触時の電圧
V3bと所定の基準電圧VBとを比較して、電圧V3b
が基準電圧VBよりも小さいときに図5Cに示す如く液
面接触検出信号V5aを出力して同様にチップ9の液面
接触を報知する。
【0036】なお、上記実施例では、ピッペト装置1が
複数本のマルチピペット型について説明しているが、ピ
ッペト装置1が1つのみのものを適用し得ることは勿論
である。
【0037】また、マルチピペット型において、チップ
9の装着検出及びチップ内への試料の吸入検出のための
各機構は複数のピッペト装置1の夫々について設けるこ
とが好ましいが、液面接触検出機構は場合によっては1
つのピッペト装置1のみに設けるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、次に示す
利点がある。
【0039】導電性チップを利用して、このチップが
ピペットに取付けられるときに、該チップを介してピペ
ットの第1及び第2の電極部材を互に導通させることに
より、チップの取付けを電気的に確実に検出し、マイク
ロスイッチ利用の場合の如き複雑な構成を不要として、
構成を簡単化しかつ検出精度を向上し得る。
【0040】ピペットのシリンダを導電性としかつ該
シリンダと第1の電極部材を互に導通した構成とするこ
とにより、制御回路からの配線を第1の電極部材に対し
て行う代わりにシリンダに対して行い、もって該シリン
ダ及び第2の電極部材間の導通閉成を検出することによ
り、配線の結線構造を簡易化する。
【0041】第2の電極部材と導電性シリンダとの間
に絶縁部材を介在させることにより、両者を例えば同軸
的構造として、構成をコンパクト化し得る。
【0042】シリンダに設けた電極部材に接触する導
電性チップを利用して、チップが液面に接触したときに
電極部材と液体との間が導通することによりチップの液
面接触の時点を検出するようにし、これにより、従来例
の如き空気圧を利用した液面検出における検出の不安定
を解消して、検出精度を向上し得、またチップが液面に
接触するので特に液面に接触する電極を設ける必要がな
く構成を簡単化し得る。
【0043】シリンダ内を摺動するピストン自体に発
光径路と受光径路とを設けて、チップ内に吸入された液
面への反射光を検出することにより、外部から液の吸入
の有無の視認検出を不要として、チップ内への液の吸入
又は排出を電気光学的に確実に検出し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピペット装置の一部断面概略構成図で
ある。
【図2】図1の装置のポイントP1における電圧(V)
の変化を示す図である。
【図3】図1の装置の一部の断面図である。
【図4】図1の装置の他の一部の断面図である。
【図5】図5A乃至図5Cは夫々、図4中の各ポイント
P1、P2、P3における電圧の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 ピペット装置 2 ピペット
本体 3 シリンダ 4 ピストン 4a 発光径路 4b 受光径
路 5 第1の電極部材 6 第2の電
極部材 8 絶縁部材 9 チップ 11 試料 16 制御回
路 17、18、19 配線 20 電源 23 マルチプレクサ 24 A/D
コンバータ 25 CPU 26 光 27a、27b コンパレータ 28 デジタ
ル入出力回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピペット本体(2)に設けられ、その内
    部を液吸入及び排出用のピストン(4)が摺動するシリ
    ンダ(3)と、 該シリンダ(3)の外周の所定位置に互に非導通の状態
    で設けられた第1及び第2の導電性電極部材(5、6)
    と、 前記第1及び第2の電極部材(5、6)の外周部に共通
    に嵌合装着されてその内部に液を吸入する導電性チップ
    (9)と、 前記第1及び第2の電極部材(5、6)に対して個別に
    電気的に接続された制御回路(16)とを具備し、 該導電性チップ(9)の前記第1及び第2の電極部材
    (5、6)への装着時に、該第1及び第2の電極部材
    (5、6)が該チップ(9)を介して互に導通して所定
    の閉回路が形成されることにより、前記制御回路(1
    6)が前記チップ(9)の装着を検出することを特徴と
    するピペット装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 前記シリンダ(3)は導電材料より形成され、かつ該シ
    リンダ(3)は、前記第1の電極部材(5)に導通する
    が前記第2の電極部材(6)に対しては非導通であり、
    前記制御回路(16)は前記シリンダ(3)及び第2の
    電極部材(6)に対して個別に電気的に接続されている
    ことを特徴とする前記装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置であって、 前記第2の電極部材(6)と前記シリンダ(3)とはそ
    の間に介在した絶縁部材(8)により互に非導通とされ
    ていることを特徴とする前記装置。
  4. 【請求項4】 ピペット本体(2)に設けられ、その内
    部を液吸入及び排出用のピストン(4)が摺動するシリ
    ンダ(3)と、 該シリンダ(3)の略先端に設けられた導電性電極部材
    (5)と、 該電極部材(5)の外周部に嵌合装着されてその内部に
    液を吸入する導電性チップ(9)と、 前記電極部材(5)と、ピペット内に吸入されるべき液
    体(11)とに対して、個別に電気的に接続された制御
    回路(16)とを具備し、 導電性チップ(9)が、前記液体(11)の液面に近接
    して接触したときに、前記電極部材(5)と液体との間
    に前記チップ(9)を介して所定の閉回路が形成される
    ことにより、前記制御回路(16)が前記チップ(9)
    の液体への接触を検出することを特徴とするピペット装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項5に記載の装置であって、 前記シリンダ(3)は導電材料より形成されて前記電極
    部材(5)に導通しており、前記制御回路(16)は前
    記電極部材(5)及びシリンダ(3)に対して個別に電
    気的に接続されていることを特徴とする前記装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置であって、 前記第2の電極部材(6)と前記シリンダ(3)とはそ
    の間に介在した絶縁部材(8)により互に非導通とされ
    ていることを特徴とする前記装置。
  7. 【請求項7】 ピペット本体(2)に設けらたシリンダ
    (3)と、 該シリンダ(3)の内部を液吸入及び排出用に摺動する
    ピストン(4)と、 該ピペット本体の所定部分に嵌合装着されてその内部に
    液(11)を吸入するチップ(9)とを具備し、 前記ピストン(4)は、前記チップ(9)内に吸入され
    た液体に対して光を射出する発光径路(4a)と、該液
    体の液面から反射した光を受け取る受光径路(4b)と
    を具備することを特徴とするピペット装置。
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