JPH1016264A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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Publication number
JPH1016264A
JPH1016264A JP17131996A JP17131996A JPH1016264A JP H1016264 A JPH1016264 A JP H1016264A JP 17131996 A JP17131996 A JP 17131996A JP 17131996 A JP17131996 A JP 17131996A JP H1016264 A JPH1016264 A JP H1016264A
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JP
Japan
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temperature
intermediate transfer
roller
drum
thermal head
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Withdrawn
Application number
JP17131996A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Takahashi
博光 高橋
Koichi Dobashi
孝一 土橋
Isao Owada
功 大和田
Hiroyoshi Zama
宏芳 座間
Toshihiko Hatakeyama
利彦 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドと中間転写体と圧接手段との
間における熱移動を抑制し、これら各構成部の設定温度
を最適温度に安定させて高品質の記録が行なえる熱転写
プリンタを提供すること。 【解決手段】 サーマルヘッド3と中間転写体1,21
と圧接手段7との間における熱移動を抑制して記録時に
前記各構成部1,3,21,7の温度が最適温度を保持
するように制御する制御手段14を有することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
関し、特にインクリボンのインクをサーマルヘッドによ
り選択的に溶融して中間転写体にインクを転写し、この
インクを記録紙に再転写することにより所望の記録を行
なう熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクリボンのインク層をサ
ーマルヘッドの熱によって選択的に溶融して中間転写体
に一旦インクを転写し、このインクを記録紙に再転写す
ることにより所望の記録を行なう中間転写式の熱転写プ
リンタが知られている。
【0003】このような従来の熱転写プリンタは、図1
2に示すように、円筒形に形成された金属部材の表面に
中間転写体としてのゴム材を被覆した中間転写ローラ1
が回転自在に配設されており、この中間転写ローラ1の
内部には中間転写ローラ1を加熱するためのローラヒー
タ2が配設されている。前記中間転写ローラ1の近傍に
は、サーマルヘッド3が配設されている。このサーマル
ヘッド3は、中間転写ローラ1の中央部に対向するよう
に直線状に整列配置された複数の発熱素子を有してい
る。このサーマルヘッド3の両側には、インクリボン5
を前記中間転写ローラ1とサーマルヘッド3との間にほ
ぼ直線状に案内する1対のリボンロール4a,4aが配
設されている。
【0004】また、前記中間転写ローラ1の前記サーマ
ルヘッド3と直径方向の反対位置には、前記中間転写ロ
ーラ1に対して強い圧接力で圧接される圧接手段たるド
ラム7がステッピングモータ(図示せず)の駆動によっ
て回転自在に配設されている。このドラム7の内部に
は、ドラム7を加熱するためのドラムヒータ10が配設
されている。また、前記ドラム7の表面には普通紙やO
HPフィルム等の所定の記録紙8の一端部を挟持するク
ランパ9が配設されている。
【0005】前記サーマルヘッド3、中間転写ローラ1
およびドラム7には、表面温度を検出するための温度セ
ンサ(図示せず)がそれぞれ配設されている。そして、
各温度センサにより検出される温度は図示しない制御部
に出力されるようになっており、この温度センサの検出
結果に基づいて前記制御部が各構成部の温度を所定温度
まで加熱し維持するようになっている。
【0006】前記サーマルヘッド3をプレヒートする目
的は、インクリボン5からインク6を熱時剥離させて中
間転写ローラ1へ転写する補助のためであり、インク6
が発熱素子により発熱されてインクリボン5から剥離さ
れるまでインクリボン5を保温する役割を有していた。
したがって、そのプレヒート温度は40℃前後であっ
た。
【0007】また、前記中間転写ローラ1を加熱保温す
る目的は、インク6を中間転写ローラ1の上に熱時剥離
させる温度を保持するためであり、さらに記録紙8へ再
転写されるまでインク6を溶融あるいは半溶融状態に保
つためである。したがって、この中間転写ローラ1の温
度は、インクリボン5の種類がWAXインクリボンであ
る場合に55〜58℃であった。
【0008】また、前記ドラム7を加熱保温する目的
は、中間転写ローラ1のインク6を記録紙8へ再転写す
るのを補助するためであり、その温度は40〜60℃と
大雑把でよかった。
【0009】一方、前記インクリボン5は、イエロー
(以下、Yと略す)、マゼンダ(以下、Mと略す)、シ
アン(以下、Cと略す)、ブラック(以下、Bkと略
す)の4色を長手方向に順に繰り返し形成されているカ
ラーダンダラリボンである。
【0010】従来例における記録順序はY→M→C→B
kであるから、最初にYインク6の先頭位置がサーマル
ヘッド3に相対するようにインクリボン5を巻き取る。
このインクリボン5の色の判別は、図示しないフォトセ
ンサ等で各色のインク6間に印刷されているマーカー
(図示せず)を認識しながら行なう。
【0011】つぎに、従来の熱転写プリンタの作用につ
いて説明する。
【0012】まず、前記クランパ9に記録紙8の一端部
を挟持してドラム7を回転させる。これにより記録紙8
を前記ドラム7の周囲に巻き付けるとともにセンサ(図
示せず)により記録開始位置を特定すると、前記ドラム
7の回転を一時停止する。そして、このドラム7を前記
中間転写ローラ1に強い圧接力で圧接する。
【0013】一方、前記インクリボン5を一定の速度で
搬送するとともに前記インクリボン5を巻取りながら、
前記サーマルヘッド3の各発熱素子を所望の記録信号に
基づいて発熱させる。そして、サーマルヘッド3の各発
熱素子の選択的な発熱によりインクリボン5のYインク
6を部分的に溶融させて中間転写ローラ1の表面に転写
する。この中間転写ローラ1の表面に転写されたYイン
ク6を搬送される前記記録紙8に前記ドラム7の圧接力
により再転写する。
【0014】前記インクリボン5のYインク6を記録紙
8に再転写し終わると、このインクリボン5をカラ搬送
させて次のMインク6の先頭位置の頭出しを行なう。そ
して、前述したYインク6での転写、再転写と同様の工
程より、前記サーマルヘッド3と前記中間転写ローラ1
との圧接、および前記中間転写ローラ1と前記ドラム7
との圧接をそれぞれ行なって記録紙8に記録する。
【0015】このような工程をCインク6およびBkイ
ンク6についても繰り返し行なうことによって所望の記
録を得ていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱転写プリンタにおいては、前記サーマルヘッド3、前
記中間転写ローラ1および前記ドラム7の各温度が約4
0℃〜70℃の間でそれぞれ異なる温度に制御されてい
た。
【0017】すなわち、前記サーマルヘッド3は40℃
前後、前記中間転写ローラ1は55〜58℃、そしてド
ラム7は40〜60℃程度の温度を保持するように制御
されていた。このため、前記サーマルヘッド3と前記中
間転写ローラ1とが圧接されたときや、前記中間転写ロ
ーラ1と前記ドラム7とが圧接されたときには、高温側
から低温側へ熱が移動し、各部の温度が変動してしまう
場合があった。
【0018】これは、インクリボン5のインク6が中間
転写ローラ1に完全に転写されない等の熱時剥離に悪影
響を与えたり、記録紙8への記録品質が低下する場合が
あった。
【0019】また、熱転写プリンタの動作保証温度等の
環境温度は通常5〜35℃であるが、この環境温度の変
化によって前記各部の温度が影響を受けやすく、温度が
不安定になるという問題もあった。
【0020】本発明はこれらの問題点に鑑みてなされた
もので、サーマルヘッドと中間転写体と圧接手段との間
における熱移動を抑制し、これら各構成部の設定温度を
最適温度に安定させて高品質の記録が行なえる熱転写プ
リンタを提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る請求項1に記載の熱転写プリンタの特徴
は、サーマルヘッドと中間転写体と圧接手段との間にお
ける熱移動を抑制して記録時に前記各構成部の温度が最
適温度を保持するように制御する制御手段を有する点に
ある。そして、このような構成を採用したことにより、
サーマルヘッドと中間転写体と圧接手段との間における
熱移動を抑制し、これら各構成部の設定温度を最適温度
に安定させることができる。
【0022】また、請求項2に記載の熱転写プリンタの
特徴は、サーマルヘッドのプレヒート温度と中間転写体
の温度と圧接手段の温度とをすべて同一温度に制御する
制御手段を有する点にある。そして、このような構成を
採用したことにより、サーマルヘッドと中間転写体と圧
接手段との間における熱移動を抑制し安定した記録を行
なうことができる。
【0023】また、請求項3に記載の熱転写プリンタの
特徴は、サーマルヘッドのプレヒート温度と中間転写体
の温度と圧接手段の温度とをインクリボンの溶融温度よ
りも低温であって、動作保証温度よりも高温となるよう
に制御する制御手段を有する点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、動作保証温度の影響を
受けずに安定的な記録を行なうことができる。
【0024】また、請求項4に記載の熱転写プリンタの
特徴は、サーマルヘッドのプレヒート温度と中間転写体
の温度と圧接手段の温度とをインクリボンの種類に応じ
て制御する制御手段を有する点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、インクリボンに最適な
温度を設定することができ高品質の記録を得ることがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱転写プリンタの
各実施の形態を図1乃至図11を参照して説明する。な
お、従来の熱転写プリンタと同様の構成については同一
の符号を付して説明する。
【0026】図1乃至図2は、本発明の第1実施形態に
ついての説明図である。
【0027】図1は第1実施形態における熱転写プリン
タの要部断面図であり、この熱転写プリンタには、中間
転写体として円筒形の中間転写ローラ1が回転駆動自在
に配設されている。この中間転写ローラ1の内側には、
この中間転写ローラ1を所定温度に加熱するためのロー
ラヒータ2が内蔵されている。前記中間転写ローラ1は
円筒形に形成された芯金1aの表面に図示しないゴム材
としてのシリコーンゴムを被覆してゴム部1bを形成し
プラテンローラとしての役割をも果たせるようになって
おり、また中間転写ローラ1のゴム部1bの表面には密
着性を有する図示しない中間転写体が被膜されている。
そして、前記中間転写ローラ1にはモータ等の図示しな
い駆動装置が接続されている。
【0028】前記中間転写ローラ1はその剛性を確保す
る観点から直径20mm以上のものが望ましいが、芯金
1aの材質により剛性が確保できればさらに小さくする
ことも可能である。本第1実施形態においては、芯金1
aの外径を31mm、内径を28mm、芯金1aの材質
に炭素鋼Niメッキを使用している。また、本第1実施
形態における前記中間転写ローラ1の芯金1aの表面に
前記シリコーンゴムを被覆してなるゴム部1bの厚さは
0.5mmとし、そのゴム部1bの表面に積層されてな
る前記中間転写体は、ゴム部1bのシリコーンゴムとは
異なる材質からなるシリコーンゴムからなり、その層の
厚さは150μmとした。
【0029】なお、本第1実施形態の前記ローラヒータ
2としては、500Wのハロゲンランプを使用している
が、この500Wのハロゲンランプの他にも、前記中間
転写ローラ1の表面に転写されたインクリボン5のイン
ク6の溶融、軟化状態を持続させることができる熱量を
発生させ得るローラヒータ2であればよく、例えば、2
00Wのカートリッジヒータ等を使用することもでき
る。
【0030】前記中間転写ローラ1の近傍には、サーマ
ルヘッド3が配設されている。このサーマルヘッド3
は、直線状に整列配置された複数の発熱素子を有する2
00〜600dpiのラインヘッドであり、幅は75〜
300mmのものを使用する。本第1実施形態において
は、300dpi、幅220mmで、ドット数2560
ドットのものを使用する。このサーマルヘッド3の両側
には、ボビン4に巻回されたインクリボン5を前記中間
転写ローラ1とサーマルヘッド3との間にほぼ直線状に
案内する1対のリボンロール4a,4aが配設されてい
る。なお、前記インクリボン5は、一般に使用されてい
る熱転写用インクリボン5と同じ構成のものを使用す
る。本実施の形態においては、ベースフィルムにPET
3.5μmを用い、インク層は厚さ約2μmのWAX層
としたインクリボン5を使用した。
【0031】また、前記中間転写ローラ1の前記サーマ
ルヘッド3と直径方向の反対位置には、前記中間転写ロ
ーラ1に対して強い圧接力で圧接される圧接手段たる円
筒形のドラム7が回転自在に配設されている。
【0032】前記ドラム7は、記録媒体としての記録紙
8を巻き付けるのに十分な外周長を有しており、その表
面には前記記録紙8の一端部を挟持してドラム7に固定
するための平板状の1対のクランパ9がドラム7の軸方
向と平行に配設されている。本第1実施形態においては
ドラム7に巻回される記録紙8のサイズをA4、レター
サイズとしたので、ドラム7の外周長として記録紙長
(約300mm)と前記クランパ9の設置スペース(約
14mm)とを確保するため、前記ドラム7の直径は1
00mmとした。
【0033】前記ドラム7の外周面7aのうち前記クラ
ンパ9を配設する位置が平面状の平坦面7b(Dカット
面ともいう)となるようにカットされており、この平坦
面7bに配設されたクランパ9の上端部9aが前記ドラ
ム7の外周面7aよりも内側に位置するようにされてい
る。このクランパ9は、図示しない機構により上下に動
作して前記記録紙8を挟持し、あるいは開放するように
されている。
【0034】この記録紙8は、一般的な記録紙8でよい
しOHP用フィルムでもよい。
【0035】また、前記ドラム7の内側には、このドラ
ム7を所定温度に加熱するためのドラムヒータ10が内
蔵されている。本第1実施形態においては、前記ドラム
ヒータ10として1KWのハロゲンランプを使用してい
る。しかし、このドラムヒーータ10は、ドラム7に巻
回される記録紙8を加熱保温してインク6の再転写性能
を高めることができる熱量を発生させ得るものであれば
よい。
【0036】前記サーマルヘッド3、前記中間転写ロー
ラ1および前記ドラム7の近傍には、表面温度を検出す
る温度検出手段としてのヘッド温度センサ11、ローラ
温度センサ12およびドラム温度センサ13がそれぞれ
配設されている。これらの温度センサはサーミスタや赤
外線放射温度センサ等により構成されており、接触式あ
るいは非接触式の検出手段のいずれによってもよい。そ
して、各温度センサにより検出される温度は制御部14
に出力されるようになっている。この制御部14は、各
温度センサの検出結果に基づいて前記サーマルヘッド
3、前記中間転写ローラ1および前記ドラム7をすべて
同一温度に保持するように制御する。
【0037】ここで、前記サーマルヘッド3をプレヒー
トさせるのは、前記インクリボン5からインク6を剥離
するまでインクリボン5を保温し、インク6の熱時剥離
を補助するためである。
【0038】また、前記中間転写ローラ1を加熱保温す
るのは、中間転写ローラ1上にインク6を熱時剥離させ
るための温度保持と、記録紙8へ再転写されるまでイン
ク6を溶融あるいは半溶融状態に保つためである。
【0039】さらに、前記ドラム7を加熱保温するの
は、中間転写ローラ1のインク6を記録紙8へ再転写す
るのを補助するためである。
【0040】つぎに、これらの構成部の温度制御につい
て図2を参照して説明する。
【0041】前記ヘッド温度センサ11が前記サーマル
ヘッド3の温度を検出すると、この温度情報は前記制御
部14のヘッド制御部15に出力されるようになってい
る。このヘッド制御部15は、温度情報に基づいて前記
サーマルヘッド3の設定温度を判別するようになってい
る。そして、前記サーマルヘッド3の温度が設定温度に
達していない場合には、ヘッド駆動回路18にサーマル
ヘッド3の温度を上昇させるように命令を出して発熱素
子を発熱させる。また、前記サーマルヘッド3の温度が
設定温度に達している場合には、その温度を維持するよ
うに命令を出して発熱素子のプレヒートのための発熱を
停止する。前記ヘッド制御部15が、発熱素子の発熱命
令をヘッド駆動回路18に出力した場合には、サーマル
ヘッド3にパルス電流が流されて発熱するように制御さ
れる。
【0042】前記中間転写ローラ1の温度制御について
も、前記サーマルヘッド3の温度制御と同様である。す
なわち、前記中間転写ローラ1の温度を前記ローラ温度
センサ12が検出し、その温度情報に基づいて、前記制
御部14のローラヒータ制御部16が設定温度に達して
いるか否かを判別する。そして、設定温度以下であると
判断した場合には、ローラヒータ駆動回路19にローラ
ヒータ2を発熱させるように命令を出して設定温度に達
するまで加熱するようになっている。
【0043】また、前記ドラム7の温度制御について
も、前記中間転写ローラ1の温度制御と同様である。つ
まり、ドラム7の温度を前記ドラム温度センサ13が検
出し、その温度情報に基づいて、前記制御部14のドラ
ムヒータ制御部が設定温度に達しているか否かを判別す
る。そして、その温度が設定温度以下である場合にはド
ラムヒータ駆動回路20にドラムヒータ10を発熱させ
るように命令を出して設定温度に達するまで加熱し、そ
の後その温度を維持するようになっている。
【0044】なお、前述した前記制御部14による制御
は、各温度センサ11,12,13による温度の検出周
期ごとに一定周期のパルス信号をONするかOFFする
かの制御であるが、この制御に限定されるものではな
い。
【0045】例えば、パルス信号によらずに単純なON
とOFFとの制御、あるいは、サーマルヘッド3、各ヒ
ータ2,10、各温度センサ11,12,13の熱特性
に応じてパルスのONとOFFとの比やパルス信号の周
期を変える等の制御を行なうようにしてもよい。
【0046】また、図には示していないが、ファン等の
強制冷却手段を中間転写ローラ1等の近傍に配設して前
記制御部14により温度制御するようにしてもよい。
【0047】前記サーマルヘッド3は矢印A方向へ移動
して前記インクリボン5を挟んで前記中間転写ローラ1
に圧接し、前記ドラム7も前記サーマルヘッド3と同時
に前記中間転写ローラ1に圧接するように矢印C方向へ
移動する。
【0048】このときの圧接圧は、サーマルヘッド3の
場合には100〜300g/cm2とされており、本実
施形態では200g/cm2 とされている。また、前記
ドラム7の前記中間転写ローラ1に対する圧接圧は1〜
10Kg/cm2 であり、本実施形態では5Kg/cm
2 とされている。
【0049】このような圧接圧により圧接された後に、
中間転写ローラ1が回転されて、その摩擦力によりイン
クリボン5も搬送される。前記ドラム7も記録紙8を介
した中間転写ローラ1との摩擦力により回転するように
なっている。
【0050】なお、前記インクリボン5は図示しないモ
ータにより独自に巻き取られるようになっており、この
巻取速度は搬送速度よりも常に大きくなるように設定さ
れている。そして、これらの速度差はスリップ機構(図
示せず)によりスリップされることで転写終了後のイン
クリボン5が常に弛まないようにされている。
【0051】つぎに、本発明の熱転写プリンタの第1実
施形態による記録方法について説明する。
【0052】初期状態においてサーマルヘッド3は図1
の矢印B方向に前記中間転写ローラ1から離間して待機
しており、このサーマルヘッド3はインクリボン5から
も離間している。さらに、前記ドラム7も図1の矢印D
方向に前記中間転写ローラ1から離間して待機してい
る。
【0053】そして、熱転写プリンタに電源が投入され
ると、ローラヒータ2およびドラムヒータ10に電流が
流れて中間転写ローラ1およびドラム7を加熱し始め
る。さらにサーマルヘッド3にも所定のパルスを断続的
に与えることでサーマルヘッド3の温度を上昇させる。
また、このサーマルヘッド3に別体のヒータを付設し
て、このヒータの加熱によってサーマルヘッド3の温度
を所定温度まで上昇させてもよい。
【0054】これらの温度は前記ヘッド温度センサ1
1、ローラ温度センサ12およびドラム温度センサ13
によってそれぞれ感知し、前記制御部14が所定の温度
まで加熱して保温するように制御している。
【0055】この温度制御は、サーマルヘッド3、中間
転写ローラ1およびドラム7のそれぞれを50〜70℃
の間で、すべて同一温度となるよう制御している。この
設定温度はインクリボン5の種類により各々最適な温度
条件に設定される。本実施の形態で説明したWAXリボ
ンでは約55〜58℃で制御しているが、例えば、ベー
スフィルム上にインク層を形成しその上に金属の蒸着層
を形成してなるメタリックリボンでは約65〜70℃が
適当であり、ベースフィルム上に2層のインク層を形成
し下層を離型層となるWAX層とし、上層をインク層と
なる樹脂層(レンジ層)からなるリボンでは約60〜6
5℃が適当である。
【0056】この温度制御を行なうとともに記録紙8を
ドラム7に巻回させる動作も並行して行なわれる。これ
は、図示しない給紙トレイが配設されており、この給紙
トレイから記録紙8が1枚ずつドラム7に搬送される。
この搬送された記録紙8は前記ドラム7上のクランパ9
に一端部を挟持された後、前記ドラム7の回転に従って
前記ドラム7の外周に沿って巻回されるようにして初期
記録位置まで搬送されることとなる。
【0057】このドラム7の回転は、ドラム7専用の駆
動機構によるのではなく、前記中間転写ローラ1との摩
擦力により行なわれる。つまり、ドラム7を図示しない
ばねの付勢力により矢印C方向へ移動して、前記ドラム
7を前記中間転写ローラ1に対して圧接させた後、図示
しない駆動機構により前記中間転写ローラ1を回転させ
る。この回転に伴って前記ドラム7が前記中間転写ロー
ラ1との摩擦力により回転する。
【0058】そして、前記記録紙8が所望の記録開始位
置まで搬送されると、前記ドラム7の回転を停止すべく
前記中間転写ローラ1の回転を停止させる。
【0059】このようにして前記記録紙8を初期記録位
置まで搬送するとともに、インクリボン5を搬送し所望
のカラーのインク6の頭出しを行なう。
【0060】本第1実施形態では、Y、M、C、Bkの
4色のカラーダンダラリボンを使用しており、記録順序
はY→M→C→Bkとされているから、まずYインク6
の先頭位置がサーマルヘッド3と相対する位置となるよ
うに前記インクリボン5をカラ搬送する。このときのイ
ンク色の判別は、図示しないフォトセンサ等が前記イン
クリボン5の各色間に印刷されているマーカーを認識す
ることにより行なう。
【0061】なお、モノクロインクリボン5(以下、M
kと略す)を使用する際にはインク6を識別する必要は
ないので、前記インクリボン5のカラ搬送は行なわれな
いが、インクリボン5の弛みをなくすためにカラ搬送を
行なう場合もある。
【0062】そして、このカラ搬送によりYインク6の
先頭位置がサーマルヘッド3と相対する位置にくると、
前記サーマルヘッド3は矢印A方向に移動して前記イン
クリボン5を介して前記中間転写ローラ1に圧接され、
前記サーマルヘッド3の発熱によりインクリボン5のY
インク6は中間転写ローラ1に溶融転写される。この溶
融転写されたYインク6は、前記中間転写ローラ1がロ
ーラヒータ2により加熱されているため前記中間転写ロ
ーラ1上で溶融状態あるいは半溶融状態を保持しながら
回転移動する。その後、このYインク6は、前記ドラム
7の前記中間転写ローラ1に対する圧接力と、前記ドラ
ム7内に配設されたドラムヒータ10の加熱により、前
記ドラム7に巻回されている記録紙8に確実に再転写さ
れる。
【0063】そして、前記インクリボン5のYインク6
での記録が終了し、次のMインク6での記録を施すとき
には、前記中間転写ローラ1に対する前記ドラム7の圧
接状態や、前記中間転写ローラ1に対する前記サーマル
ヘッド3の圧接状態を解除することなく、そのままMイ
ンク6による記録が開始される。
【0064】このようにYインク6の記録が終了して
も、次のMインク6による記録を施すために、その都度
サーマルヘッド3およびドラム7の中間転写ローラ1に
対する圧接の解除や前記インクリボン5のMインク6の
先頭位置の検出のためのカラ搬送をしなくてもよいの
は、前色での記録終了後自動的に次色のインク6の先頭
位置が、サーマルヘッド3に相対する位置まで搬送され
るように予めインクリボン5の各色の長さを決定してい
るからである。
【0065】したがって、4色分の転写および再転写を
連続的に繰り返すことができる。
【0066】そして、Y、M、C、Bkインク6につい
てすべての記録が終了すると、前記サーマルヘッド3は
矢印B方向へ移動して前記中間転写ローラ1から離間
し、また前記ドラム7は矢印D方向へ移動して前記中間
転写ローラ1から離間し、それぞれ前記中間転写ローラ
1に対する圧接が解除され、前記記録紙8はドラム7上
のクランパ9から開放されて排紙される。
【0067】なお、本第1実施形態では4色の記録を連
続的に行なうこととしたが、これをインクリボン5の各
色の先頭位置を検出→中間転写ローラ1とサーマルヘッ
ド3および中間転写ローラ1とドラム7との圧接→1次
転写→再転写→圧接解除の各動作を各色ごとの記録動作
間に取り込みながら記録を行なってもよい。
【0068】また、本第1実施形態においてはカラー記
録を想定して説明したため、前記記録紙8をクランパ9
によりドラム7上にチャッキングするようにしたが、B
kインク6等の単色記録を行なう場合には、再転写と同
時に記録紙8を排紙すればよいため必ずしも記録紙8を
チャッキングする必要はない。
【0069】このように本第1実施形態によれば、前記
制御部14が、前記サーマルヘッド3、前記中間転写ロ
ーラ1および前記ドラム7の各温度を同一温度に制御す
るようになっているため、前記サーマルヘッド3および
前記ドラム7が前記中間転写ローラ1にそれぞれ圧接し
たとしても、その接触部分の温度差による熱伝導がなく
温度低下等の弊害を防止することができる。
【0070】また、前記サーマルヘッド3、前記中間転
写ローラ1および前記ドラム7の各温度を50℃以上の
同一温度に設定することにより、環境温度が変化しても
その環境温度は設定温度よりも低いためその影響をほと
んど受けることはない。
【0071】さらに、インクリボン5の種類に応じて最
適温度を実現できるため、より良好な記録を行なえる。
【0072】したがって、インクリボン5から中間転写
ローラ1へのインク6の転写や中間転写ローラ1から記
録紙8への再転写が確実に為され、高品質の記録を得る
ことができる。
【0073】つぎに、本発明の熱転写プリンタの第2実
施形態を図3および図4を参照しつつ説明する。
【0074】なお、前述した本発明の第1実施形態にお
いて説明した構成と同一の構成については同一の符号を
付し、再度の説明は省略する。
【0075】本第2実施形態においては、前述の中間転
写ローラ1が中間転写ベルト21とされ、この中間転写
ベルト21はプラテンローラ22とプレッシヤーローラ
23とによりテンションをかけられながら回転する構成
となっている。
【0076】前記中間転写ベルト21としてはシームレ
スベルトが適しているが、その他のつなぎ目を有するベ
ルト等であっても、そのつなぎ目位置におけるインク6
の転写、再転写を回避しながら使用すれば問題はない。
本第2実施形態において前記中間転写ベルト21として
厚さ50μmのポリイミドからなるシームレスベルトを
使用した。さらに、この中間転写ベルト21には、転写
用のコーティングゴム層を150μmの膜厚で形成して
いる。
【0077】また、前記プラテンローラ22とバックア
ップローラ23とは、それぞれ機能が独立しており、前
記プラテンローラ22は前記中間転写ベルト21へのイ
ンク6の転写をするものであり、前記バックアップロー
ラ23は前記記録紙8へのインク6の再転写を行なうも
のである。
【0078】本第2実施形態でのプラテンローラ22
は、芯金22aとして直径16mmのアルミニウム合金
を使用し、その外周にはシリコーンゴムによる膜厚1m
mのゴム部22bが形成されている。さらに、このプラ
テンローラ22の内部には、第1ローラヒータ2aとし
て消費電力200Wのハロゲンランプを使用して、前記
中間転写ベルト21の表面温度が所定の温度になるよう
に温度制御を行なっている。
【0079】また、本第2実施形態でのバックアップロ
ーラ23は、芯金23aとして直径42mmのアルミニ
ウム合金を使用し、その外周にはシリコーンゴムからな
る膜厚0.5mmのゴム部23bが形成されている。さ
らに、このバックアップローラ23の内部には、第2ロ
ーラヒータ2bとして消費電力200Wのハロゲンラン
プを使用し前記中間転写ベルト21の表面温度が設定温
度になるように温度制御を行なっている。
【0080】前記プラテンローラ22の近傍には第1ロ
ーラ温度センサ12aが配設されており、また、前記バ
ックアップローラ23の近傍には第2ローラ温度センサ
12bが配設されている。これらの温度センサは中間転
写ベルト21の温度を検出するためのものであり、サー
ミスタまたは赤外線放射温度センサ等により構成されて
いる。また、前記サーマルヘッド3およびドラム7に
は、第1実施形態と同様に、それぞれヘッド温度センサ
11、ドラム温度センサ13が配設されている。各温度
センサから検出された温度情報は、図4に示すように、
制御部14のヘッド制御部15、第1ローラヒータ制御
部16a、第2ローラヒータ制御部16b、ドラムヒー
タ制御部17に出力されるようになっており、この温度
情報に基づいて各制御部が温度制御を行なうようになっ
ている。
【0081】前記制御部14は、サーマルヘッド3、中
間転写ベルト21、ドラム7の表面温度がすべて同一温
度となるように、前記サーマルヘッド3をプレヒート
し、前記プラテンローラ22および前記バックアップロ
ーラ23内に配設した第1、第2ヒータ2a,2bおよ
び前記ドラム7内に配設したドラムヒータ10をそれぞ
れ制御するようになっている。
【0082】この温度制御は、第1実施形態と同様に、
インクリボン5の種類によって設定温度が異なり、WA
Xリボンでは約55〜58℃、メタリックリボンでは約
65〜70℃、レジン相を含むリボンでは約60〜65
℃となるように制御される。
【0083】つぎに、本第2実施形態の作用を説明す
る。サーマルヘッド3をインクリボン5および中間転写
ベルト21を介してプラテンローラ22に圧接させると
ともに、前記サーマルヘッド3の複数の発熱素子を選択
的に発熱させて、前記中間転写ベルト21へ前記インク
リボン5のインク6を一次的に転写する。このとき、前
記サーマルヘッド3と前記中間転写ベルト21の温度が
同一温度であるため、インクリボン5からインク6が確
実に中間転写ベルト21へ転写できる。
【0084】そして、前記プラテンローラ22が図示し
ない駆動源により回転駆動されると、前記プラテンロー
ラ22とバックアップローラ23との間に緊張状態で巻
回されている中間転写ベルト21は矢印E方向へ搬送さ
れ、さらに、前記インクリボン5も前記中間転写ベルト
21との摩擦力により一定速度で搬送される。
【0085】前記中間転写ベルト21上のインク6が、
前記ドラム7と前記バックアップローラ23との間まで
搬送されると、前記ドラム7が矢印D方向へ移動して前
記記録紙8と前記中間転写ベルト21とを前記バックア
ップローラ23に圧接する。このとき、前記中間転写ベ
ルト21は前記バックアップローラ23を介して前記第
2ヒータにより加熱されており、また、前記ドラム7も
前記ドラムヒータ10により加熱されているため、前記
インク6は記録紙8に確実に再転写することができる。
【0086】前記中間転写ベルト21が搬送されるに伴
い、前記記録紙8も搬送されて順次インク6が再転写さ
れて最終的な記録物が得られる。この後、前記ドラム7
が矢印方向へ後退して圧接状態が解除される。
【0087】以上のように本第2実施形態においては、
転写を行なう位置と再転写を行なう位置とがそれぞれプ
ラテンローラ22とバックアップローラ23とに分割し
て形成されているため、各転写に対応して最適な条件下
での記録を施すことができる。
【0088】また、前記制御部14が、前記プラテンロ
ーラ22と前記バックアップローラ23の内部に配設し
た第1ローラヒータ2aおよび第2ローラヒータ2bを
加熱保温し、前記中間転写ベルト21の温度を前記サー
マルヘッド3および前記ドラム7の各温度と同一温度に
制御するようになっている。このため、前記サーマルヘ
ッド3および前記ドラム7が前記中間転写ベルト21に
それぞれ圧接したとしても、その接触部分の温度差によ
る熱伝導がなく温度低下等の弊害を防止することができ
る。
【0089】また、前記サーマルヘッド3、前記中間転
写ベルト21および前記ドラム7の各温度を50℃以上
の同一温度に設定することにより、環境温度が変化して
もその環境温度は設定温度よりも低いためその影響をほ
とんど受けることはない。
【0090】さらに、インクリボン5の種類に応じて最
適温度を実現できるため、より良好な記録を行なえる。
【0091】つぎに、本発明の熱転写プリンタの第3実
施形態を図5および図6を参照しつつ説明する。
【0092】なお、前述した本発明の第1実施形態にお
いて説明した構成と同一の構成については同一の符号を
付し、再度の説明は省略する。
【0093】本第3実施形態における熱転写プリンタの
基本的な記録原理は第1実施形態と同様であるが、前記
第1実施形態で示したドラム7が、本第3実施形態では
プレッシャーローラ24となっている。
【0094】このプレッシャーローラ24は、中間転写
ローラ1に1次的に転写されたインク6を記録紙8に再
転写する際に前記中間転写ローラ1に対して圧接し、記
録紙8の圧接部分のみを加熱する機構となっている。
【0095】第1実施形態のドラム7のように記録紙8
を巻きつける機構は配設されていないので記録紙8の全
体を加熱保温する効果はない。
【0096】また、記録過程において第1実施形態のよ
うに4色の記録を連続的に一度に行なうことはなく、ス
イングバック方式により記録するようになっている。す
なわち、Yインク6による記録を行なった後に、サーマ
ルヘッド3の圧接解除、インクリボン5の次色の先頭位
置出し、インクリボン5にテンションを与えるためのイ
ンクリボン5のカラ搬送、記録紙8を最初の待機位置ま
で逆搬送し、次色のインク6により記録が行なわれる。
【0097】前記プレッシャーローラ24の内部には、
ハロゲンランプ等の第3ローラヒータ2cが配設されて
いる。この第3ローラヒータ2cは、前記プレッシャー
ローラ24の表面温度を前記中間転写ローラ1と同一温
度に加熱保温するためのものである。また、前記プレッ
シャーローラ24の近傍には、その表面温度を検出する
ための第3ローラ温度センサ12cが配設されている。
この第3ローラ温度センサ12cにより検出された温度
情報は、前記制御部14の第3ローラヒータ制御部16
cに入力されるようになっている。したがって、前記第
3ローラヒータ制御部16cは、この温度情報に基づい
て、前記プレッシャーローラ24の温度を前記中間転写
ローラ1と同一温度に加熱保温する制御を行なうように
なっている。
【0098】前記中間転写ローラ1は前記サーマルヘッ
ド3と同一温度に加熱保温されているため、結局、前記
プレッシャーローラ24と前記サーマルヘッド3と前記
中間転写ローラ1とはすべて同一温度に維持されてい
る。
【0099】このように本第3実施形態によれば、前記
制御部14が、前記サーマルヘッド3、前記中間転写ロ
ーラ1および前記プレッシャーローラ24の各温度を同
一温度に制御するようになっているため、前記サーマル
ヘッド3および前記プレッシャーローラ24を前記中間
転写ローラ1にそれぞれ圧接したとしても、その接触部
分の温度差による熱伝導がなく温度低下等の弊害を防止
することができる。
【0100】また、前記サーマルヘッド3、前記中間転
写ローラ1および前記プレッシャーローラ24の各温度
を50℃以上の同一温度に設定することにより、環境温
度が変化してもその環境温度は設定温度よりも低いため
その影響をほとんど受けることはない。
【0101】さらに、インクリボン5の種類に応じて最
適温度を実現できるため、より良好な記録を行なえる。
【0102】つぎに、本発明の熱転写プリンタの第4実
施形態を図7および図8を参照しつつ説明する。
【0103】なお、前述した本発明の第1実施形態乃至
第3実施形態において説明した構成と同一の構成につい
ては同一の符号を付し、再度の説明は省略する。
【0104】本第4実施形態における熱転写プリンタ
は、第2実施形態と第3実施形態とが組み合わされたも
のである。
【0105】すなわち、第2実施形態で示した熱転写プ
リンタのドラム7が前記第3実施形態で示したプレッシ
ャーローラ24になっている。
【0106】より具体的に説明すると、図7に示すよう
に、本第4実施形態においては、中間転写ベルト21が
プラテンローラ22とバックアップローラ23とにより
テンションをかけられながら回転する構成となってい
る。
【0107】前記中間転写ベルト21としては、第2実
施形態と同様、厚さ50μmのポリイミドからなるシー
ムレスベルトを使用した。さらに、この中間転写ベルト
21には、転写用のコーティングゴム層を150μmの
膜厚で形成している。
【0108】また、前記プラテンローラ22とバックア
ップローラ23とは、それぞれ機能が独立しており、前
記プラテンローラ22は前記中間転写ベルト21へイン
ク6を転写するものであり、前記バックアップローラ2
3は前記記録紙8へインク6を再転写するものである。
【0109】また、前記プラテンローラ22とインクリ
ボン5を介して対向する位置には、サーマルヘッド3が
矢印A,B方向に進退可能に配設されており、インクリ
ボン5のインク6を選択的に加熱して中間転写ベルト2
1に転写するようになっている。
【0110】前記バックアップローラ23と記録紙8お
よび中間転写ベルト21を介して対向する位置には、プ
レッシャーローラ24が矢印C,D方向に進退可能に配
設されている。このプレッシャーローラ24が矢印C方
向に移動したときには前記バックアップローラ23に圧
接圧を付与することとなるため、前記中間転写ベルト2
1上のインク6が前記記録紙8に再転写されるようにな
っている。
【0111】前記プラテンローラ22と前記バックアッ
プローラ23の内部には、それぞれ第1ローラヒータお
よび第2ローラヒータが配設されている。これらの第1
ローラヒータおよび第2ローラヒータは、前記プラテン
ローラ22および前記バックアップローラ23を介して
前記中間転写ベルト21の表面温度を設定温度まで加熱
保温するようになっている。
【0112】また、前記プレッシャーローラ24の内部
には、第3ローラヒータが配設されており、前記バック
アップローラ23との間に挟持する記録紙8を部分的に
加熱するようになっている。また、プレッシャーローラ
24を加熱しておくことにより、前記バックアップロー
ラ23から熱を奪うのを防止するようになっている。
【0113】前記プラテンローラ22の近傍には第1ロ
ーラ温度センサ12aが配設されており、第1ローラヒ
ータの加熱による中間転写ベルト21の温度を検出する
ようになっている。また、前記バックアップローラ23
の近傍には第2ローラ温度センサ12bが配設されてお
り、第2ローラヒータの加熱による中間転写ベルト21
の温度を検出するようになっている。さらに、プレッシ
ャーローラ24の近傍には第3ローラ温度センサ12c
が配設されており、前記第3ローラヒータ2cの加熱に
よる中間転写ベルト21の温度を検出するようになって
いる。そして、他の実施形態と同様に、前記サーマルヘ
ッド3の近傍にはヘッド温度センサ11が配設されてお
り、プレヒート温度を検出するようになっている。
【0114】前記各温度センサには、図8に示すよう
に、制御部14が電気的に接続されている。すなわち、
前記サーマルヘッド3はヘッド駆動回路18を介して前
記ヘッド制御部15により制御され、前記第1ローラヒ
ータ2aは第1ローラヒータ駆動回路19aを介して第
1ローラ駆動部により制御され、前記第2ローラヒータ
2bは第2ローラヒータ駆動回路19bを介して第2ロ
ーラ駆動部により制御され、前記第3ローラヒータ2c
は第3ローラヒータ駆動回路19cを介して第3ローラ
駆動部により制御されるようになっている。
【0115】こららの温度制御は、すべてが同一温度に
なるように制御されている。このため、前記サーマルヘ
ッド3と前記プラテンローラ22との圧接や、前記プラ
テンローラ22および前記バックアップローラ23との
前記中間転写ベルト21を介しての接触、あるいは、前
記バックアップローラ23と前記プレッシャーローラ2
4との圧接が行なわれた際の温度差による熱伝導を抑制
できるようになっている。
【0116】そして、本第4実施形態における熱転写プ
リンタの作用については、第2実施形態において説明し
た作用と同様であり、前記第2実施形態におけるドラム
7に代えて、前記プレッシャーローラ24が矢印C方向
へ進出して前記中間転写ベルト21上のインク6を記録
紙8に再転写する。
【0117】以上のように本第4実施形態によれば、転
写を行なう位置と再転写を行なう位置とがそれぞれプラ
テンローラ22とバックアップローラ23とに分割して
形成されているため、各転写に対応して最適な条件下で
の記録を施すことができる。
【0118】また、前記制御部14が、前記サーマルヘ
ッド3、前記中間転写ベルト21、および前記プレッシ
ャーローラ24の各温度を同一温度に制御するようにな
っている。このため、前記サーマルヘッド3および前記
ドラム7が前記中間転写ベルト21にそれぞれ圧接した
としても、その接触部分の温度差による熱伝導がなく温
度低下等の弊害を防止することができる。
【0119】また、前記サーマルヘッド3、前記中間転
写ベルト21および前記プレッシャーローラ24の各温
度を50℃以上の同一温度に設定することにより、環境
温度が変化してもその環境温度は設定温度よりも低いた
めその影響をほとんど受けることはない。
【0120】さらに、インクリボン5の種類に応じて最
適温度を実現できるため、より良好な記録を行なえる。
【0121】前述の本発明の各実施形態においては、記
録紙8の片面だけに記録を施す場合について説明した。
しかし、記録紙8の両面に記録を施す場合であっても記
録紙8の表面と裏面に、前述の実施の形態による記録を
それぞれ繰り返すことで両面記録を施すことができる。
【0122】そこで、記録紙8の両面に記録を施す際の
記録紙8の搬送手段について図9乃至図11を参照しつ
つ説明する。
【0123】図9に両面記録を施すための記録紙8の搬
送手段の1つを示す。
【0124】これは、前述の熱転写プリンタを使用して
前記記録紙8の一方の面に記録を施し、そのまま排紙さ
れた記録紙8をユーザーが取り出して、この記録紙8を
反対面に記録できるように再び給紙トレイ25にセット
し、両面記録を施すようにする手段である。
【0125】また、図10に示す記録紙8の搬送手段
は、原理的には図9と同様であるが、前述のユーザーに
よる手作業を簡便化したものである。
【0126】すなわち、給紙用トレイとしても使用でき
る排紙用スタッカー26を使用するものであり、まず、
一方の面に記録され、排紙された記録紙8を前記排紙用
スタッカー26にためておき、つぎにこの排紙用スタッ
カー26を給紙用トレイとして上下を逆にして装着し、
前記記録紙8の反対面に記録を施すようにして両面記録
を施すようにする手段である。
【0127】また、図11は両面記録に係る記録紙8の
搬送を、すべて熱転写プリンタ内で行なうようにした搬
送手段である。
【0128】これは、一方の面に記録された記録紙8は
排紙されず、搬送ルート27aを通って熱転写プリンタ
内の保管用スタッカー28に一旦保管され、その後記録
面が反対面となるように前記保管用スタッカー28から
搬送ルート27bを通り、反対面を記録した後排出ルー
ト27cを通って排紙用スタッカー26に排紙されるよ
うにした搬送手段である。
【0129】このような搬送手段を使用することによ
り、両面記録を容易に行なうことができる。
【0130】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0131】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る熱転写プ
リンタは、サーマルヘッドと中間転写体と圧接手段との
間における熱移動を抑制し、これら各構成部の設定温度
を最適温度に安定させて高品質の記録が行なえる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱転写プリンタの第1実施形態
を示す要部断面図
【図2】 本発明に係る熱転写プリンタの第1実施形態
における制御手段についての説明図
【図3】 本発明に係る熱転写プリンタの第2実施形態
を示す要部断面図
【図4】 本発明に係る熱転写プリンタの第2実施形態
における制御手段についての説明図
【図5】 本発明に係る熱転写プリンタの第3実施形態
を示す要部断面図
【図6】 本発明に係る熱転写プリンタの第3実施形態
における制御手段についての説明図
【図7】 本発明に係る熱転写プリンタの第4実施形態
を示す要部断面図
【図8】 本発明に係る熱転写プリンタの第4実施形態
における制御手段についての説明図
【図9】 本発明に係る熱転写プリンタの各実施形態に
おける両面記録を施す際の記録紙の搬送手段の説明図
【図10】 本発明に係る熱転写プリンタの各実施形態
における両面記録を施す際の記録紙の搬送手段の説明図
【図11】 本発明に係る熱転写プリンタの各実施形態
における両面記録を施す際の記録紙の搬送手段の説明図
【図12】 従来の熱転写プリンタを示す要部断面図
【符号の説明】
1 中間転写ローラ 2 ローラヒータ 3 サーマルヘッド 5 インクリボン 7 ドラム 8 記録紙 9 クランパ 10 ドラムヒータ 11 ヘッド温度センサ 12 ローラ温度センサ 13 ドラム温度センサ 14 制御部 15 ヘッド制御部 16 ローラヒータ制御部 17 ドラムヒータ制御部 24 排紙用スタッカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 座間 宏芳 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 畠山 利彦 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドに整列配置した発熱素子
    を発熱させてインクリボンのインクを中間転写体に熱溶
    融転写し、この中間転写体を加熱保温しながら前記イン
    クを圧接手段により記録媒体に圧接して再転写すること
    により記録を行なう熱転写プリンタであって、前記サー
    マルヘッドと前記中間転写体と前記圧接手段との間にお
    ける熱移動を抑制して記録時に前記各構成部の温度が最
    適温度を保持するように制御する制御手段を有すること
    を特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記サーマルヘッドの
    プレヒート温度と前記中間転写体の温度と前記圧接手段
    の温度とをすべて同一温度に制御することを特徴とする
    請求項1に記載の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記サーマルヘッドの
    プレヒート温度と前記中間転写体の温度と前記圧接手段
    の温度とを前記インクリボンの溶融温度よりも低温であ
    って、動作保証温度よりも高温となるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱転写
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記サーマルヘッドの
    プレヒート温度と前記中間転写体の温度と前記圧接手段
    の温度とを前記インクリボンの種類に応じて設定し制御
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載の熱転写プリンタ。
JP17131996A 1996-07-01 1996-07-01 熱転写プリンタ Withdrawn JPH1016264A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240883A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Sinfonia Technology Co Ltd サーマルプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240883A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Sinfonia Technology Co Ltd サーマルプリンタ

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