JPH10162795A - パック電池 - Google Patents
パック電池Info
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- JPH10162795A JPH10162795A JP8317502A JP31750296A JPH10162795A JP H10162795 A JPH10162795 A JP H10162795A JP 8317502 A JP8317502 A JP 8317502A JP 31750296 A JP31750296 A JP 31750296A JP H10162795 A JPH10162795 A JP H10162795A
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- JP
- Japan
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- battery
- batteries
- battery pack
- cylindrical
- container
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電池の放熱効率を向上させ、個々の電池間の温
度差を小さくすることによって、サイクル寿命性能の向
上したパック電池を提供する。 【解決手段】複数の円筒形電池2が、容器3内に収納さ
れてなるパック電池において、容器3内面と円筒形電池
2が実質的に接触し得ない容器3壁が、複数の換気孔を
有する構成とする。
度差を小さくすることによって、サイクル寿命性能の向
上したパック電池を提供する。 【解決手段】複数の円筒形電池2が、容器3内に収納さ
れてなるパック電池において、容器3内面と円筒形電池
2が実質的に接触し得ない容器3壁が、複数の換気孔を
有する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル−カドミ
ウム電池、ニッケル−水素電池、リチウムイオン電池等
の円筒形二次電池を複数個収納したパック電池の改良に
関するものである。
ウム電池、ニッケル−水素電池、リチウムイオン電池等
の円筒形二次電池を複数個収納したパック電池の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコン、ワープロ等の
情報機器や携帯電話等の移動通信機器、ビデオカメラ、
液晶テレビ等のAV機器の需要が急増している。その電
源としてニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電
池、リチウムイオン電池等の密閉式小形二次電池が多く
使用されており、その中でもリチウムイオン二次電池に
代表される非水電解質二次電池は高電圧、高エネルギー
密度、軽量といった特性が活かされ、多種多様な分野で
盛んに採用されている。前記種々の機器の電源として使
用される電池は、多くの場合複数個の電池を直列及び/
又は並列接続し、それを密閉するパック電池で使用され
る。
情報機器や携帯電話等の移動通信機器、ビデオカメラ、
液晶テレビ等のAV機器の需要が急増している。その電
源としてニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電
池、リチウムイオン電池等の密閉式小形二次電池が多く
使用されており、その中でもリチウムイオン二次電池に
代表される非水電解質二次電池は高電圧、高エネルギー
密度、軽量といった特性が活かされ、多種多様な分野で
盛んに採用されている。前記種々の機器の電源として使
用される電池は、多くの場合複数個の電池を直列及び/
又は並列接続し、それを密閉するパック電池で使用され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パック電池は1つの容
器に複数個の電池が隣接するように設置され、密閉され
ているため、電池充放電時のジュール熱による熱がこも
ってしまう。また機器作動によってパック電池の周囲温
度が著しく高まる場合がある。このようにパック電池の
温度は充放電電流の大小、使用機器の使用状態等によっ
て大きく変化する。また、ノート型パソコン等のように
パック電池の占有体積が大きい機器ではパック電池内の
個々の電池間の温度差が大きくなる。一般に電池は温度
によって充放電特性が変化するため、パック電池内の個
々の電池間の温度差が大きくなると、電池間の性能のば
らつきが大きくなり、その結果最も性能低下した電池が
パック電池全体の性能を支配してしまう。その傾向はリ
チウム二次電池に代表される非水電解質二次電池に顕著
に現れる。その理由は非水電解質二次電池は、電解質が
水溶液系であるニッケル−カドミウム電池、ニッケル−
水素電池、鉛蓄電池等に比して過充電、過放電により電
池が劣化する度合いが大きいためである。本発明の目的
は、電池の放熱効率を向上させ、個々の電池間の温度差
を小さくすることによって、サイクル寿命性能の向上し
たパック電池を提供することである。
器に複数個の電池が隣接するように設置され、密閉され
ているため、電池充放電時のジュール熱による熱がこも
ってしまう。また機器作動によってパック電池の周囲温
度が著しく高まる場合がある。このようにパック電池の
温度は充放電電流の大小、使用機器の使用状態等によっ
て大きく変化する。また、ノート型パソコン等のように
パック電池の占有体積が大きい機器ではパック電池内の
個々の電池間の温度差が大きくなる。一般に電池は温度
によって充放電特性が変化するため、パック電池内の個
々の電池間の温度差が大きくなると、電池間の性能のば
らつきが大きくなり、その結果最も性能低下した電池が
パック電池全体の性能を支配してしまう。その傾向はリ
チウム二次電池に代表される非水電解質二次電池に顕著
に現れる。その理由は非水電解質二次電池は、電解質が
水溶液系であるニッケル−カドミウム電池、ニッケル−
水素電池、鉛蓄電池等に比して過充電、過放電により電
池が劣化する度合いが大きいためである。本発明の目的
は、電池の放熱効率を向上させ、個々の電池間の温度差
を小さくすることによって、サイクル寿命性能の向上し
たパック電池を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の、複数の円筒形電池2が容器3内に収納され
てなるパック電池、あるいは複数の円筒形電池2が容器
3に収納され、各円筒形電池2の側面の一部が容器3か
ら露出するように収納されたパック電池は、容器3内面
と円筒形電池3が実質的に接触し得ない箇所に、複数の
換気孔1を有することを特徴とする。この構成を採用す
ることによりパック内の通気性が飛躍的に向上する。そ
のため、放熱が進行し、熱が部分的にこもることがなく
なるため、容器3内の個々の電池2温度差を小さくで
き、また電池パック全体の絶対的な温度の上昇も抑える
ことができる。その結果、電池2特性のばらつきが抑え
られ、サイクル寿命性能が向上する。さらに、電池2温
度上昇を抑えるため安全性も向上する。上記構成におい
て、円筒形電池が実質的に接触し得ない箇所が、円筒形
電池周面と対向する容器壁面に存在することが好まし
い。その理由は、換気孔の場所が、電池で熱せられた気
流の激しい電池同士の隣接部分(空間)となるため、パ
ック内の通気性が飛躍的に向上するからである。従っ
て、放熱が進行し、熱が部分的にこもることがなくな
る。
に本発明の、複数の円筒形電池2が容器3内に収納され
てなるパック電池、あるいは複数の円筒形電池2が容器
3に収納され、各円筒形電池2の側面の一部が容器3か
ら露出するように収納されたパック電池は、容器3内面
と円筒形電池3が実質的に接触し得ない箇所に、複数の
換気孔1を有することを特徴とする。この構成を採用す
ることによりパック内の通気性が飛躍的に向上する。そ
のため、放熱が進行し、熱が部分的にこもることがなく
なるため、容器3内の個々の電池2温度差を小さくで
き、また電池パック全体の絶対的な温度の上昇も抑える
ことができる。その結果、電池2特性のばらつきが抑え
られ、サイクル寿命性能が向上する。さらに、電池2温
度上昇を抑えるため安全性も向上する。上記構成におい
て、円筒形電池が実質的に接触し得ない箇所が、円筒形
電池周面と対向する容器壁面に存在することが好まし
い。その理由は、換気孔の場所が、電池で熱せられた気
流の激しい電池同士の隣接部分(空間)となるため、パ
ック内の通気性が飛躍的に向上するからである。従っ
て、放熱が進行し、熱が部分的にこもることがなくな
る。
【0005】また上記構成において、換気孔の外側又は
内側に覆いが配置されていることが好ましい。その理由
は、本構成を採用することにより、換気孔から異物が入
りにくい構成を実現できるためである。仮に容器内に異
物が入っても、換気孔位置が円筒形電池周面と対向する
容器壁面であることで、円筒形電池上端及び/又は下端
部に換気孔が位置する場合に比して、電気的接続部分に
前記異物が存在する確率が小さくなる。従って、前記異
物が導電性材料であっても、致命的な故障とはなりにく
く、安全性も高くなる。
内側に覆いが配置されていることが好ましい。その理由
は、本構成を採用することにより、換気孔から異物が入
りにくい構成を実現できるためである。仮に容器内に異
物が入っても、換気孔位置が円筒形電池周面と対向する
容器壁面であることで、円筒形電池上端及び/又は下端
部に換気孔が位置する場合に比して、電気的接続部分に
前記異物が存在する確率が小さくなる。従って、前記異
物が導電性材料であっても、致命的な故障とはなりにく
く、安全性も高くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を単電
池に円筒形のリチウム二次電池を用いたパック電池を例
に述べる。まず、単電池の作製法を述べる。正極板には
厚さ20μmのアルミニウム箔の両面にリチウムコバル
ト複合酸化物を主体としたペースト状の溶液を塗布し、
乾燥・圧延した後、幅54mmに切断したものを用い
た。また負極板には厚さ10μmの銅箔の両面に炭素材
を主体としたペースト状の溶液を塗布し、乾燥・圧延し
た後、幅56mmに切断したものを用いた。これらの正
極板と負極板とを厚さ25μm幅58mmのポリエチレ
ン微多孔膜からなるセパレータを介して捲回し、捲回群
を作製した。この捲回群を缶に挿入し、予め負極集電体
に溶着させたタブ端子を缶底に溶着する。次に炭酸プロ
ピレンと炭酸ジメチルを体積比で30:70に混合した
溶媒にLiPF6を1mol/lの濃度で溶解させた電
解液を5ml注入した後、予め正極集電体に溶着させた
正極タブ端子を正極キャップに溶着し、正極キャップを
缶上部に配置させ、絶縁性のガスケットを介して缶上部
をかしめて電池を密閉した。
池に円筒形のリチウム二次電池を用いたパック電池を例
に述べる。まず、単電池の作製法を述べる。正極板には
厚さ20μmのアルミニウム箔の両面にリチウムコバル
ト複合酸化物を主体としたペースト状の溶液を塗布し、
乾燥・圧延した後、幅54mmに切断したものを用い
た。また負極板には厚さ10μmの銅箔の両面に炭素材
を主体としたペースト状の溶液を塗布し、乾燥・圧延し
た後、幅56mmに切断したものを用いた。これらの正
極板と負極板とを厚さ25μm幅58mmのポリエチレ
ン微多孔膜からなるセパレータを介して捲回し、捲回群
を作製した。この捲回群を缶に挿入し、予め負極集電体
に溶着させたタブ端子を缶底に溶着する。次に炭酸プロ
ピレンと炭酸ジメチルを体積比で30:70に混合した
溶媒にLiPF6を1mol/lの濃度で溶解させた電
解液を5ml注入した後、予め正極集電体に溶着させた
正極タブ端子を正極キャップに溶着し、正極キャップを
缶上部に配置させ、絶縁性のガスケットを介して缶上部
をかしめて電池を密閉した。
【0007】次に上記単電池を用いた電池パックの作製
法を述べる。上記のように作製した単電池を2個並列接
続した電池群を3個直列に接続し、図1の断面図に示す
ように樹脂製の容器3に電池2を配置、収納し、パック
電池を得た。図1の容器3には図示しない正極外部端
子、負極外部端子が設けられている。また同図のように
円筒形電池周面と対向する容器3の壁面で、円筒形電池
2が実質的に接触し得ない箇所に直径2mmの換気孔1
を複数個設けた。上記構成では、電池2が換気孔1を塞
ぐことが無く、常に容器3内の換気がスムースに行わ
れ、電池2温度上昇を抑制し、容器3内の複数の電池2
温度を均一化することができる。また換気孔1は、円筒
形電池2周面に近い位置に存在している。通常円筒形電
池は、その周面が電池表面積の大部分を占めるため、そ
の周囲を換気することにより、最も効率よく電池2温度
上昇の抑制することができる。あるいは容器3内の複数
の電池2温度をより均一化することができる。容器3内
の複数の電池2温度を均一化することにより、容器3内
の各電池2の特性を同等にすることができる。どの電池
系でもその温度により過充電領域、過放電領域が異なっ
てくる。複数の単電池が並列及び/又は直列に接続され
た状態で、その一部の電池の過充電領域、過放電領域が
異なってくると、特定の電池のみの劣化の進行が速ま
る。前述したように最も特性の悪い電池がパック電池全
体の特性を支配してしまう。特に電解質に有機溶媒等を
含む非水電解質二次電池は、過充電、過放電による電池
の劣化が水溶液系電解質電池に比して激しいので、本発
明の構成を採用することは寿命特性に対して特に効果的
である。
法を述べる。上記のように作製した単電池を2個並列接
続した電池群を3個直列に接続し、図1の断面図に示す
ように樹脂製の容器3に電池2を配置、収納し、パック
電池を得た。図1の容器3には図示しない正極外部端
子、負極外部端子が設けられている。また同図のように
円筒形電池周面と対向する容器3の壁面で、円筒形電池
2が実質的に接触し得ない箇所に直径2mmの換気孔1
を複数個設けた。上記構成では、電池2が換気孔1を塞
ぐことが無く、常に容器3内の換気がスムースに行わ
れ、電池2温度上昇を抑制し、容器3内の複数の電池2
温度を均一化することができる。また換気孔1は、円筒
形電池2周面に近い位置に存在している。通常円筒形電
池は、その周面が電池表面積の大部分を占めるため、そ
の周囲を換気することにより、最も効率よく電池2温度
上昇の抑制することができる。あるいは容器3内の複数
の電池2温度をより均一化することができる。容器3内
の複数の電池2温度を均一化することにより、容器3内
の各電池2の特性を同等にすることができる。どの電池
系でもその温度により過充電領域、過放電領域が異なっ
てくる。複数の単電池が並列及び/又は直列に接続され
た状態で、その一部の電池の過充電領域、過放電領域が
異なってくると、特定の電池のみの劣化の進行が速ま
る。前述したように最も特性の悪い電池がパック電池全
体の特性を支配してしまう。特に電解質に有機溶媒等を
含む非水電解質二次電池は、過充電、過放電による電池
の劣化が水溶液系電解質電池に比して激しいので、本発
明の構成を採用することは寿命特性に対して特に効果的
である。
【0008】本発明の換気孔1の構造は、図1に示した
換気孔1がむき出しのものの他に、換気孔1の外側又は
内側に覆いを配置した構造が好ましい。例えば図2、図
3に示すように、外側又は内側へ壁面の一部を変形させ
て突出させることにより、覆いを形成すると共に換気孔
1を形成した構造である。図2、図3の構成にすること
により、容器3内への異物混入を困難にすることがで
き、それによる万が一の短絡事故等を防止することがで
きる。図2、図3の構成を比較すると換気孔1の、内側
に覆いを設けた構成の方がかさばらず、パック電池の体
積エネルギー密度が高くなる点で好ましいと言える。
換気孔1がむき出しのものの他に、換気孔1の外側又は
内側に覆いを配置した構造が好ましい。例えば図2、図
3に示すように、外側又は内側へ壁面の一部を変形させ
て突出させることにより、覆いを形成すると共に換気孔
1を形成した構造である。図2、図3の構成にすること
により、容器3内への異物混入を困難にすることがで
き、それによる万が一の短絡事故等を防止することがで
きる。図2、図3の構成を比較すると換気孔1の、内側
に覆いを設けた構成の方がかさばらず、パック電池の体
積エネルギー密度が高くなる点で好ましいと言える。
【0009】本発明の実施に当たり、複数の円筒形電池
が容器に収納され、各円筒形電池の側面の一部が容器か
ら露出するように収納されたパック電池にも上述した構
成の換気孔を適用可能である。
が容器に収納され、各円筒形電池の側面の一部が容器か
ら露出するように収納されたパック電池にも上述した構
成の換気孔を適用可能である。
【0010】
【実施例】発明の実施の形態で述べた円筒形リチウム二
次電池を2本並列に接続し、さらにそれを3つ直列に接
続した。その2並列3直列の電池群を樹脂製の容器に図
1に示すように収納し、パック電池とした。このパック
電池は、直径が2mmの換気孔1を、円筒形電池3の周
面と対向する容器3の壁面で、円筒形電池3とは実質的
に接触し得ない箇所に片面につき5つ設けた。このパッ
ク電池を実施例1と呼ぶ。また比較のため、換気孔1
を、図4のように円筒形電池3の周面と実質的に接触す
る容器3壁面に有したパック電池を作製した。換気孔1
の配置位置以外は実施例1と全く同条件で作製したもの
である。このパック電池を比較例と呼ぶ。また、図6に
示すように換気孔1を全く設けない以外は実施例1のパ
ック電池と全く同条件で従来例のパック電池を作製し
た。上記したパック電池は、おのおの2800mAh−
10.8Vの初期特性がある。
次電池を2本並列に接続し、さらにそれを3つ直列に接
続した。その2並列3直列の電池群を樹脂製の容器に図
1に示すように収納し、パック電池とした。このパック
電池は、直径が2mmの換気孔1を、円筒形電池3の周
面と対向する容器3の壁面で、円筒形電池3とは実質的
に接触し得ない箇所に片面につき5つ設けた。このパッ
ク電池を実施例1と呼ぶ。また比較のため、換気孔1
を、図4のように円筒形電池3の周面と実質的に接触す
る容器3壁面に有したパック電池を作製した。換気孔1
の配置位置以外は実施例1と全く同条件で作製したもの
である。このパック電池を比較例と呼ぶ。また、図6に
示すように換気孔1を全く設けない以外は実施例1のパ
ック電池と全く同条件で従来例のパック電池を作製し
た。上記したパック電池は、おのおの2800mAh−
10.8Vの初期特性がある。
【0011】作製したパック電池を設定電圧12.6
V、制限電流2800mAで2.5時間定電圧充電を行
って完全充電状態にした後、充放電時の温度変化、サイ
クル寿命試験、高温放置試験をそれぞれ行った。充放電
時の温度変化の測定は、パック電池内に収納された6個
の電池側面にそれぞれ2箇所熱電対をテープで固定し、
各条件下にパック電池を放置して充放電を行い、各単電
池の温度変化及びパック電池内の個々の電池間の温度差
を測定した。放電は2800mA(1CmAに相当)の
電流で放電終止電圧7.5Vに至るまで放電し、その後
設定電圧12.6V、制限電流2800mA(1Cm
A)で2.5時間定電圧充電を行った。パック電池の設
置条件、周囲温度、充放電時の電池の最高温度及び電池
間の最大温度差を表1に示す。尚、表中のパック電池設
置条件で、「部分加熱温度」と表示した項目は、パック
電池を構成する個々の単電池に温度差をつけてから充放
電を行う試験の条件を示したものである。パック電池を
構成する個々の単電池に温度差を与える方法は、パック
電池の一部に温度設定のできるヒータを巻き付け、加温
するものである。表中の部分加熱温度は、1時間静置状
態で加温した後の温度差を示しており、この状態から充
放電を開始する。
V、制限電流2800mAで2.5時間定電圧充電を行
って完全充電状態にした後、充放電時の温度変化、サイ
クル寿命試験、高温放置試験をそれぞれ行った。充放電
時の温度変化の測定は、パック電池内に収納された6個
の電池側面にそれぞれ2箇所熱電対をテープで固定し、
各条件下にパック電池を放置して充放電を行い、各単電
池の温度変化及びパック電池内の個々の電池間の温度差
を測定した。放電は2800mA(1CmAに相当)の
電流で放電終止電圧7.5Vに至るまで放電し、その後
設定電圧12.6V、制限電流2800mA(1Cm
A)で2.5時間定電圧充電を行った。パック電池の設
置条件、周囲温度、充放電時の電池の最高温度及び電池
間の最大温度差を表1に示す。尚、表中のパック電池設
置条件で、「部分加熱温度」と表示した項目は、パック
電池を構成する個々の単電池に温度差をつけてから充放
電を行う試験の条件を示したものである。パック電池を
構成する個々の単電池に温度差を与える方法は、パック
電池の一部に温度設定のできるヒータを巻き付け、加温
するものである。表中の部分加熱温度は、1時間静置状
態で加温した後の温度差を示しており、この状態から充
放電を開始する。
【0012】
【表1】
【0013】表1に示すように実施例1は、どの条件下
においても比較例及び従来例より電池最高温度が低く、
また容器内の個々の電池間温度差も小さい。容器3内面
と円筒形電池3が実質的に接触し得ない容器3壁の部分
に穴を開けて空気の通気性をよくしたため、放熱がしや
すくなったことがわかる。パック電池内の個々の電池間
に温度差を与えた条件でも、実施例1は比較例及び従来
例よりパック電池内の個々の電池間の温度差が小さい。
比較例のパック電池が、実施例1のパック電池よりも良
好な放熱効果が得られない理由は、比較例の電池パック
の換気孔1が円筒形電池周面により塞がれる場合があ
り、換気が良好でなかったためと考えられる。
においても比較例及び従来例より電池最高温度が低く、
また容器内の個々の電池間温度差も小さい。容器3内面
と円筒形電池3が実質的に接触し得ない容器3壁の部分
に穴を開けて空気の通気性をよくしたため、放熱がしや
すくなったことがわかる。パック電池内の個々の電池間
に温度差を与えた条件でも、実施例1は比較例及び従来
例よりパック電池内の個々の電池間の温度差が小さい。
比較例のパック電池が、実施例1のパック電池よりも良
好な放熱効果が得られない理由は、比較例の電池パック
の換気孔1が円筒形電池周面により塞がれる場合があ
り、換気が良好でなかったためと考えられる。
【0014】次に小形機器に組み込まれたパック電池を
想定して、つまりパック電池内の電池が外部から暖めら
れた場合を想定して、パック電池の一部にヒータを巻き
付けパック電池自体に初期10℃の温度差を与えた状態
でサイクル寿命試験を行った。充放電条件は周囲温度2
5℃、放電は放電電流560mA0.2CmA)、放電
終止電圧7.5Vで、充電は設定電圧12.6V、制限
電流2800mA(1CmA)、充電時間2.5時間の
定電流定電圧充電で、充電後30分間休止を1サイクル
とした。サイクル寿命試験の結果、図5に示すように実
施例のパック電池は200サイクル後も初期容量の約8
0%の容量があり、容量の推移も安定している。これに
対して比較例のパック電池は200サイクルで初期容量
の約70%の容量となり、従来例のパック電池は更に低
いレベルで容量推移している。これはパック電池内の温
度ばらつきによって電池間の容量ばらつきが大きくな
り、結果的に容量の小さい電池がパック電池全体の容量
を支配し、容量低下が早期に起こったと考えられる。従
って、パック電池内の個々の電池間の温度差を抑えるこ
とは、機器作動時の電池に対する負荷を均一にすること
となり、その結果サイクル寿命が向上する。
想定して、つまりパック電池内の電池が外部から暖めら
れた場合を想定して、パック電池の一部にヒータを巻き
付けパック電池自体に初期10℃の温度差を与えた状態
でサイクル寿命試験を行った。充放電条件は周囲温度2
5℃、放電は放電電流560mA0.2CmA)、放電
終止電圧7.5Vで、充電は設定電圧12.6V、制限
電流2800mA(1CmA)、充電時間2.5時間の
定電流定電圧充電で、充電後30分間休止を1サイクル
とした。サイクル寿命試験の結果、図5に示すように実
施例のパック電池は200サイクル後も初期容量の約8
0%の容量があり、容量の推移も安定している。これに
対して比較例のパック電池は200サイクルで初期容量
の約70%の容量となり、従来例のパック電池は更に低
いレベルで容量推移している。これはパック電池内の温
度ばらつきによって電池間の容量ばらつきが大きくな
り、結果的に容量の小さい電池がパック電池全体の容量
を支配し、容量低下が早期に起こったと考えられる。従
って、パック電池内の個々の電池間の温度差を抑えるこ
とは、機器作動時の電池に対する負荷を均一にすること
となり、その結果サイクル寿命が向上する。
【0015】次にパック内に異物が入る可能性を評価し
た。粒径1mmのガラスビーズをパック電池の上から1
00g落として容器内に入ったガラスビーズの重量を測
定するものである。比較の対象は、換気孔の外側又は内
側に覆いが配置されたものである。具体的には図2に示
すような容器3外側へ壁面の一部を変形させて突出させ
ることにより、覆いを形成すると共に換気孔1を形成し
た構造パック電池(実施例2)と、図3に示すような容
器3内側へ壁面の一部を変形させて突出させることによ
り、覆いを形成すると共に換気孔1を形成した構造のパ
ック電池(実施例3)である。その結果、実施例2、実
施例3のパック電池容器3内に混入したビーズは0.2
gに対して、実施例1のパック電池容器3内に混入した
ビーズは4gだった。このことから判るように、換気孔
の1外側又は内側に覆いが配置された構造にすることに
より、容器3内に異物が入る可能性がかなり少なくなる
ことがわかる。
た。粒径1mmのガラスビーズをパック電池の上から1
00g落として容器内に入ったガラスビーズの重量を測
定するものである。比較の対象は、換気孔の外側又は内
側に覆いが配置されたものである。具体的には図2に示
すような容器3外側へ壁面の一部を変形させて突出させ
ることにより、覆いを形成すると共に換気孔1を形成し
た構造パック電池(実施例2)と、図3に示すような容
器3内側へ壁面の一部を変形させて突出させることによ
り、覆いを形成すると共に換気孔1を形成した構造のパ
ック電池(実施例3)である。その結果、実施例2、実
施例3のパック電池容器3内に混入したビーズは0.2
gに対して、実施例1のパック電池容器3内に混入した
ビーズは4gだった。このことから判るように、換気孔
の1外側又は内側に覆いが配置された構造にすることに
より、容器3内に異物が入る可能性がかなり少なくなる
ことがわかる。
【0016】本実施例ではリチウムイオン二次電池を収
納したパック電池を用いたが、ニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−水素電池等の円筒形電池を収納したパッ
ク電池でも同様の効果が得られる。また、比較例のよう
に、円筒形電池周面の部分に穴を開けて、更に実施例1
のように穴を開けたパック容器はさらに好ましい。ま
た、円筒形電池周面の一部が露出するような形状に成形
した容器に組電池を収納した場合でも、実施例1のよう
な場所に穴を確保することは熱放散性の効果をもたら
す。
納したパック電池を用いたが、ニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−水素電池等の円筒形電池を収納したパッ
ク電池でも同様の効果が得られる。また、比較例のよう
に、円筒形電池周面の部分に穴を開けて、更に実施例1
のように穴を開けたパック容器はさらに好ましい。ま
た、円筒形電池周面の一部が露出するような形状に成形
した容器に組電池を収納した場合でも、実施例1のよう
な場所に穴を確保することは熱放散性の効果をもたら
す。
【0017】
【発明の効果】本発明により、パック電池の放熱効率を
向上させ、個々の電池間の温度差を小さくすることによ
って、サイクル寿命性能の向上したパック電池を提供す
ることができた。
向上させ、個々の電池間の温度差を小さくすることによ
って、サイクル寿命性能の向上したパック電池を提供す
ることができた。
【図1】本発明のパック電池の一例の断面図である。
【図2】本発明のパック電池の一例の断面図である。
【図3】本発明のパック電池の一例の断面図である。
【図4】比較例のパック電池の一例の断面図である。
【図5】パック電池の充放電サイクル数に対する容量保
持率の関係を示した図である。
持率の関係を示した図である。
【図6】従来のパック電池の一例の断面図である。
1.換気孔 2.電池 3.容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 伸和 東京都中央区日本橋本町2丁目8番7号 新神戸電機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】複数の円筒形電池が容器内に収納されてな
るパック電池において、 容器壁には前記円筒形電池が実質的に接触し得ない箇所
に、複数の換気孔を有すること特徴とするパック電池。 - 【請求項2】複数の円筒形電池が容器に収納され、各円
筒形電池の側面の一部が容器から露出するように収納さ
れたパック電池において、 容器壁には前記円筒形電池が実質的に接触し得ない箇所
に、複数の換気孔を有すること特徴とするパック電池。 - 【請求項3】円筒形電池が実質的に接触し得ない箇所
が、円筒形電池周面と対向する容器壁面に存在すること
を特徴とする請求項1又は2記載のパック電池。 - 【請求項4】換気孔の外側又は内側に覆いが配置された
請求項1〜3のいずれかに記載のパック電池。 - 【請求項5】円筒形電池が非水電解質二次電池である請
求項1〜4のいずれかに記載のパック電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8317502A JPH10162795A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | パック電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8317502A JPH10162795A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | パック電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10162795A true JPH10162795A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18088954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8317502A Abandoned JPH10162795A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | パック電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10162795A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013504841A (ja) * | 2009-09-10 | 2013-02-07 | ノイホルト、ノーマン | 蓄電部分用インサート |
| WO2020153016A1 (ja) | 2019-01-25 | 2020-07-30 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
| WO2020152992A1 (ja) | 2019-01-25 | 2020-07-30 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
| WO2021020003A1 (ja) | 2019-07-29 | 2021-02-04 | 三洋電機株式会社 | 電池パック |
| WO2021019970A1 (ja) | 2019-07-29 | 2021-02-04 | 三洋電機株式会社 | 電池パック |
| WO2021020328A1 (ja) | 2019-08-01 | 2021-02-04 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP8317502A patent/JPH10162795A/ja not_active Abandoned
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013504841A (ja) * | 2009-09-10 | 2013-02-07 | ノイホルト、ノーマン | 蓄電部分用インサート |
| WO2020153016A1 (ja) | 2019-01-25 | 2020-07-30 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
| WO2020152992A1 (ja) | 2019-01-25 | 2020-07-30 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
| US12237533B2 (en) | 2019-01-25 | 2025-02-25 | Panasonic Energy Co., Ltd. | Battery pack |
| US12294107B2 (en) | 2019-01-25 | 2025-05-06 | Panasonic Energy Co., Ltd. | Battery pack |
| WO2021020003A1 (ja) | 2019-07-29 | 2021-02-04 | 三洋電機株式会社 | 電池パック |
| WO2021019970A1 (ja) | 2019-07-29 | 2021-02-04 | 三洋電機株式会社 | 電池パック |
| US12300842B2 (en) | 2019-07-29 | 2025-05-13 | Panasonic Energy Co., Ltd. | Battery pack |
| WO2021020328A1 (ja) | 2019-08-01 | 2021-02-04 | 三洋電機株式会社 | パック電池 |
| US12183942B2 (en) | 2019-08-01 | 2024-12-31 | Panasonic Energy Co., Ltd. | Battery pack |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040210 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040407 |