JPH1016300A - プリンタの印字ピッチ補正方法 - Google Patents

プリンタの印字ピッチ補正方法

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JPH1016300A
JPH1016300A JP19537996A JP19537996A JPH1016300A JP H1016300 A JPH1016300 A JP H1016300A JP 19537996 A JP19537996 A JP 19537996A JP 19537996 A JP19537996 A JP 19537996A JP H1016300 A JPH1016300 A JP H1016300A
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JP19537996A
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Yuji Urushida
裕治 漆田
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Shinko Seisakusho KK
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Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字処理速度に影響を与えずに印字ピッチ補
正動作を行うプリンタを提供する。 【解決手段】 印字ヘッドのドット密度をDi(dpi) と
し、単位寸法あたりに印字する文字数で示される文字ピ
ッチをCp(cpi) とした場合に、1つの文字を印字するた
めに必要なドット数で示される文字ドット数Cd(ただし
Cd=Di/Cp)に生じる小数点以下の端数によって生じる
印字ピッチ誤差を補正する。上位装置10から送出される
印字データによって指定される文字の横幅によって決定
される印字ピッチ誤差を1文字づつ累積し、印字ピッチ
誤差の累積値が1ドット以上の値に到達したときに、印
字媒体に対する印字データの印字開始位置を示す印字開
始位置ポインタを1ドット減算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを行方
向に移動させて印字動作を行うドットマトリックス方式
のプリンタにおいて、文字ピッチの設定値に応じて生じ
る印字ピッチの誤差を補正する印字ピッチ補正方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からドットインパクト方式又は感熱
式の印字ヘッドを行方向に移動させて印字動作を行うド
ットマトリックス方式のプリンタがある。このようなプ
リンタにおいては、1インチの範囲に印字するドット数
(以下、ドット密度という)Di dpi(Dots Per Inch)
は、印字ヘッドのドットピッチによって定まる。一方、
1インチの範囲に印字する文字数(以下、文字ピッチと
いう)Cp cpi(Character Per Inch)は、印字仕様に応
じて任意に設定されるようになっている。ここで、1つ
の文字を印字するために必要なドット数(以下、文字ド
ット数)Cdは、次の式(1)で定義される。 Cd=Di/Cp (1) 例えば、ドット密度Diを180dpi ,文字ピッチCp
を10cpi とすれば、式(1)により、文字ドット数C
dは18ドット/文字となる。また、Di=180dpi
,Cp=12cpi とすれば、式(1)により、Cd=
15ドット/文字となる。プリンタは、このようにして
設定された文字ドット数Cdに基づいて印字動作を行っ
ている。
【0003】ところが、文字ピッチCpによっては、文
字ドット数Cdが整数とならずに、小数点以下の端数を
生じるときがある。例えば、ドット密度Diが180dp
i であるときに、文字ピッチCpを13cpi にした場合
には、計算上の文字ドット数Cdは、13.8ドット/
文字となり、小数点以下の端数(実際には小数点2位以
下の端数があるが省略している)が生じる。小数点以下
の端数を含む文字ドット数に基づいて印字動作を行うこ
とは不可能であるため、文字ドット数Cdに端数が生じ
た場合には、その端数を切り上げてあるいは切り捨て
て、文字ドット数Cd(この例では14ドット/文字)
に基づいて印字を行わざるを得ない。
【0004】プリンタに印字データを与える上位装置
は、プリンタの最大印字幅の範囲に印字する印字データ
を生成する際に、1行あたりの文字数を計算上の文字ピ
ッチCpに基づいて決定する。このため、計算上の文字
ピッチに小数点以下の端数が含まれている場合には、上
位装置からプリンタに与えられる1行分の文字数と、プ
リンタで印字し得る1行分の文字数とが一致せず、プリ
ンタに与えられる印字データの一部が印字されないとい
う不都合を生じることがある。例えば、プリンタの印字
ヘッドのドット密度Diが180dpi である場合に、文
字ピッチCpが13cpi に設定されていれば、計算上の
文字ドット数Cdは13.8ドット/文字となる。ここ
で、プリンタは、文字ドット数Cdを例えば14ドット
/文字の単位で印字せざるを得ないので、1文字につい
て14−13.8=0.2ドット分の印字ピッチの誤差
が生じる。プリンタの最大印字幅が960ドットである
場合には、計算上の文字ドット数を13.8ドット/文
字とすれば、1行について960/13.8=69文字
の印字データが印字できるはずである。ところが、実際
にプリンタで印字できる文字は、実際の文字ドット数が
14ドット/文字であるから、1行について960/1
4=68文字しか印字できない。つまり、上位装置が文
字ピッチ13cpi を前提として、1行分の印字データ6
9文字を送出したとしても、プリンタは、68文字しか
印字することができず、最後の1文字分の印字を行うこ
とができない。
【0005】このような不都合を解消するためには、計
算上の文字ドット数に対応した印字が行えるように、印
字ピッチを補正することが必要となる。従来は、プリン
タにおける1行の印字期間中に印字ヘッドの移動速度を
1文字分の印字時間に相当する分だけ遅らせることによ
り、上位装置から送出される1行分の印字データを全て
印字するようにした印字ピッチ補正方法が採用されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の印字ピッチ補正方法においては、印字ヘッドの移動
速度を遅延させるので、プリンタの印字処理速度が低下
してしまう欠点が生じる。しかも、このような補正動作
を行う場合には、文字ピッチCpが大きいほど、すなわ
ち文字ドット数Cdが大きいほど、1文字分の印字時間
が長くなるので、印字ヘッドの移動速度を遅らせる時間
も長くなってしまい、印字処理速度がより低下してしま
うという問題が生じる。本発明は、このような事情に基
づいてなされたもので、その目的は、印字処理速度に影
響を与えずに印字ピッチ補正動作を行うプリンタを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、印字ヘッドを
行方向に移動させて印字動作を行うドットマトリックス
方式のプリンタにおいて、単位寸法あたりのドット数で
示される前記印字ヘッドのドット密度をDiとし、単位
寸法あたりに印字する文字数で示される文字ピッチをC
pとした場合に、1つの文字を印字するために必要なド
ット数で示される文字ドット数Cd(ただしCd=Di
/Cp)に小数点以下の端数が生じる場合に、その端数
により生じる印字ピッチ誤差を補正する印字ピッチ補正
方法であって、上位装置から送出される印字データによ
って指定される文字の横幅によって決定される印字ピッ
チ誤差を1文字づつ累積して保持する誤差累積処理と、
前記印字ピッチ誤差の累積値が1ドット以上の値に到達
したか否かを判定し、その判定結果が肯定ならば、印字
媒体に対する前記印字データの印字開始位置を示す印字
開始位置ポインタを1ドット減算するとともに、前記印
字ピッチ誤差の累積値から1ドット減算した後、前記誤
差累積処理に移行し、前記判定結果が否定ならば、前記
誤差累積処理に戻る印字ピッチ補正処理とを、1行の印
字動作期間中1文字単位で繰り返して実行することを特
徴としている。上記方法によれば、1文字毎に印字ピッ
チ誤差が累積して保持され、その累積値が1ドット以上
の値に到達したときに、印字開始位置ポインタが1ドッ
ト分減算されることにより、文字データの印字位置が1
ドット分だけずらされて、1ドット分の印字ピッチの誤
差が補正される。
【0008】本発明は、1行の印字動作の開始時点にお
いて、上位装置から送出される印字コマンド情報に基づ
いてレフトマージンポインタにセットされるレフトマー
ジン量により生じる印字ピッチ誤差が1ドット以上の値
か否かを判定し、その判定結果が肯定ならば、印字開始
位置ポインタを前記印字ピッチ誤差から小数点以下の値
を切り捨てた値に相当するドット数だけ減算した後に誤
差累積処理に移行し、前記判定結果が否定ならば、その
まま誤差累積処理に移行することを特徴としている。上
記方法によれば、1行毎に設定されるレフトマージンに
よって生じる印字ピッチ誤差についても補正がなされ
る。
【0009】本発明は、印字ピッチ誤差の累積値を最小
幅の文字単位に換算して取り扱うことを特徴としてい
る。上記方法によれば、印字ピッチ誤差を最小幅の文字
単位に換算して取り扱うので、小数点以下の数値となる
印字ピッチ誤差を扱う必要がなくなり、数値処理が簡素
化される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の印字ピッチ補正方法を
使用するプリンタの構成の一例を示すブロック図であ
る。プリンタ1は、上位装置10から送出される印字デ
ータに基づいて印字動作を行う。CPU2は、以下の各
部に対する制御を行う。ROM3は、CPU1の制御プ
ログラム等を格納している。フォントROM4は、印字
データとしてのフォントデータを格納している。
【0011】RAM5は、上位装置10から送出される
印字コマンド情報を格納するためのバッファ51と、後
述する印字ピッチ誤差の累積値に相当する値を計数する
ための累積カウンタ52と、印字時における左側余白量
(レフトマージン量)を保持するレフトマージンポイン
タ(以下LMポインタという)53と、印字媒体上に印
字データ(フォントデータ)を印字出力する際の印字媒
体上における印字位置をドット単位で保持して管理する
ための印字開始位置ポインタ54とを備えている。な
お、レフトマージン量及び印字位置の原点は、印字媒体
上の左端位置に相当する。
【0012】上記印字コマンド情報は、上位装置10か
らプリンタ1に印字データとともに送出される情報であ
って、1行分の印字データをRAM5の所定領域に展開
するために必要な情報である1行分の印字データの量、
当該行におけるレフトマージン量、及びその他印字動作
に必要な情報を含んで構成されている。
【0013】また、上記LMポインタ53で管理される
レフトマージン量は、1行分の印字動作の開始前に上記
印字コマンド情報に基づいて更新されるようになってお
り、印字開始位置ポインタ54で管理される印字開始位
置は、1文字ごとに更新されるようになっている。
【0014】通信部6は、上位装置10から与えられる
印字データ及び印字コマンド情報を受信するとともに、
所定の応答データを上位装置に送信するものである。印
字部7は、ドットインパクト方式又は感熱式の印字ヘッ
ド(図示せず)を行方向に移動させて印字動作を行うも
のである。搬送部8は、印字媒体の搬送を行うものであ
る。
【0015】図2(a)〜図2(d)は、このプリンタ
によって印字される各文字の横幅を示す説明図である。
なお、縦サイズHは、いずれの文字種も24ドットであ
る。図2(a)は、通常のANK文字(Alphabetic Nume
tric Kana)及びハーフピッチ横倍角文字を示しており、
この実施の形態では横幅Wが14ドットで構成されてい
る。図2(b)は、通常の漢字及びANK文字の横倍角
文字のドット構成である。上記図2(a)のANK文字
の2倍の横幅であるため、横幅Wが28ドットで構成さ
れている。図2(c)は、ANK文字の半角文字(ハー
フピッチ)及びハーフスペースのドット構成である。横
幅が7ドットで構成される。図2(d)は、漢字の横倍
角文字のドット構成である。横幅Wが56ドットで構成
される。
【0016】図2(c)に示すように、このプリンタで
印字し得る最小の横幅Wは、7ドットである。ここで、
図2(c)に示した最小文字(ANK文字の半角文字及
びハーフスペースの横幅を1単位とすれば、図2(a)
のANK文字及びハーフピッチ横倍角文字は2単位、図
2(b)の漢字及びANK文字の横倍角文字は4単位、
図2(d)の漢字の横倍角文字は8単位となる。すなわ
ち、どの文字も、最小文字の横幅の整数倍の横幅となる
ように構成されている。後述するように、図1のRAM
5の累積カウンタ54は、最小文字の横幅を1単位とし
て、1行中に含まれる文字数の累積値を計数するように
なっている。この文字数の累積値は、後で説明するよう
に、印字ピッチ誤差の累積値に対応している。
【0017】表1〜表3は、文字ピッチの補正状態を示
す表である。プリンタの印字ヘッドのドット密度Diを
180dpi とし、文字ピッチCpを13cpi とした場合
において、通常のANK文字(図2(a))のみで印字
した状態を表1に示し、漢字(ANK文字の倍角)のみ
で印字した状態を表2に示し、ハーフピッチ(半角)の
みで印字した状態を表3に示す。各升目はそれぞれ1文
字に対応している。
【表1】
【表2】
【表3】
【0018】補正無しの累積ドット数A1は、印字ピッ
チ補正動作を行わない場合の印字ドット数の累積値を示
す。計算上の累積ドット数A2は、小数点以下の端数を
含む文字ドット数Cdでの印字ドット数の累積値を示
す。補正した累積ドット数A3は、本発明方法による補
正を行う場合の印字ドット数の累積値を示す。印字ピッ
チ誤差累積値Bは、計算上の累積ドット数A2と補正し
た累積ドット数A3との差である。累積カウンタの計数
値Cは、先に説明した最小幅の文字を1単位として換算
した場合の文字数の計数値であり、後述するように1文
字当たりの印字ピッチ誤差を最小横幅の文字数に置き換
えた数値を示している。図1で示したRAM5の累積カ
ウンタ52の計数値を示す。したがって、1文字目、2
文字目、3文字目、…の順番で各累積ドット数A1〜A
3、印字ピッチ誤差の累積値B、及び累積カウンタ52
の累積値Cはそれぞれ加算されていく。
【0019】表1を例にとって説明すると、ANK文字
1つ当たりの累積ドット数A1が14ドットで、計算上
の累積ドット数A2が13.8ドットであるから、1文
字あたりの印字ピッチ誤差Epは、両者の差である0.
2ドットとなる。以下、印字ピッチ誤差の累積値Cは、
文字数が1文字づつ増えるにつれて0.2ドット単位で
増加するが、5文字目でちょうど1ドットに到達する。
つまり、5文字目において、補正動作を行わない場合の
累積ドット数A1は、14ドットの5文字分の70ドッ
トである。ここで、対応する計算上の累積ドット数A2
は、13.8ドットの5文字分の69ドットとなってお
り、印字ピッチ誤差Epは1ドットになっている。
【0020】したがって、印字動作の過程において、5
文字目の1ドット目の位置を4文字目の14ドット目に
1ドット分だけ補正することにより、表1中に*(アス
タリスク)の符号を付したように、5文字目の累積ドッ
ト数を計算上の累積ドット数A2と同じにすることがで
きる。このように、印字ピッチ誤差の累積値Cが丁度1
ドット以上2ドット未満の値に到達したときに、1ドッ
ト分の補正動作を行うことによって、印字ピッチ誤差を
1ドットの単位で補正することができる。
【0021】1文字あたりの印字ピッチ誤差Epは、そ
の文字の横幅に比例した値となる。したがって、印字し
ようとする文字のそれぞれの印字ピッチ誤差の累積値が
1ドット以上に到達したか否かを判定し、その判定結果
が肯定であるときに補正動作を実行すればよい。
【0022】ここで、小数点以下の数値で示される印字
ピッチ誤差をそのままの形式で取り扱うと、数値処理が
繁雑となる不都合が生じるので、印字ピッチ誤差を最小
横幅の文字の単位に置換(換算)して累積カウンタ値C
で計数することにより、印字ピッチ誤差を整数で取り扱
ってその処理を簡素化している。
【0023】この実施の形態では、最小横幅の文字(ハ
ーフピッチ)の計算上の文字ドット数が6.9ドットと
なり、実際の文字ドット数が7ドットとなるため、上記
最小横幅の文字の印字ピッチ誤差が0.1ドットにな
る。つまり、最小横幅の文字10文字分で印字ピッチ誤
差1ドットに相当するから、最小横幅の文字を1単位と
して、累積カウンタ52によって計数し、この累積値C
が10単位以上に到達したときに、丁度印字ピッチ誤差
が1ドットに到達しているので、1ドットの補正動作を
行うようにすればよい。そして、このような印字ピッチ
補正動作の結果、補正された累積ドット数が補正累積ド
ット数A3として示されている。なお、1ドット分の補
正が行われた部分には*の符号を付してある。なお、表
2及び表3は、横幅のドット数が異なる文字について、
表1と同じように示したものであるため、その説明は省
略する。
【0024】図3は、ANK文字のドット構成の説明図
であり、図3(a)に示すように、ANK文字の横幅1
4ドットの内、実際に印字される領域(印字領域)が9
ドット設定されており、その右側には文字間の余白とし
て斜線で示される印字されない領域(余白領域)が5ド
ットとなるように設定されている。したがって、図3
(b)に示すように、補正動作の際に、当該文字Cnの
14ドット目(余白領域)に次の文字Cn+1の1ドッ
ト目(印字領域)が重なり合っても問題が生じることは
ない。なお、ANK文字以外の文字であっても、その右
側には必ず1ドット以上の余白領域が設定されているの
で、1ドット分の重なりによる問題が生じることはな
い。
【0025】図4は、印字処理の概略フローチャートで
あり、図5は、印字ピッチ補正処理を示すフローチャー
トであり、図6は、誤差累積処理を示すフローチャート
である。まず、図4を参照して印字処理の概略動作を説
明する。プリンタ1のCPU2は、上位装置10から送
信される印字データ及び印字コマンド情報を待機してお
り(ステップS1)、印字データ及び印字コマンド情報
を受信すると、その印字コマンド情報を解析してバッフ
ァ51に格納する(ステップS2)。なお、この実施の
形態では、レフトマージン量は、ANK文字のピッチの
単位で設定されるようになっている。
【0026】そして、1行分のデータ、すなわち印字デ
ータ及び印字コマンド情報が受信されたか否かを判定す
る(ステップS3)。この判定結果が否定(“N”)な
らば、ステップS1に移行し、引き続きデータの受信を
待機する。一方、ステップS3の判定結果が肯定
(“Y”)ならば、上記印字コマンド情報に従ってRA
M5の所定領域に印字データを展開するための領域を確
保するとともに、受信した印字データを1文字分ずつ上
記所定領域に展開する(ステップS4)。そして、この
ステップS4の処理中に、1文字分ずつ、次に述べる印
字ピッチ補正処理及び誤差累積処理が実行される。
【0027】ステップS4の展開処理が終了すると、展
開された印字データが印字部7に送出され(ステップS
5)、印字部7による印字がなされて(ステップS
6)、1行分の印字動作を終了する。
【0028】次に、図5及び図6を参照して、印字ピッ
チ補正処理及び誤差累積処理を説明する。この印字ピッ
チ補正処理及び誤差累積処理は、前述した図4の印字処
理の印字データ展開中(ステップS4)、1文字ずつの
展開動作の度に実行されるようになっている。まず、図
5を参照して説明すると、CPU2は、1行の印字処理
の実行中か否かを判定する(ステップS10)。ステッ
プS10が否定(“N”)であれば、すなわち、1行分
の印字データの処理開始時点であれば、累積カウンタ5
2を初期化(クリア)する(ステップS11)。次い
で、バッファ51に格納されているレフトマージン量を
ドット数の単位でLMポインタ53にセットする(ステ
ップS12)。そして、セットしたレフトマージン量が
ANK文字で5文字以上か否か、すなわちハーフピッチ
文字10文字以上か否かを判定する(ステップS1
3)。ステップS13が肯定(“Y”)であれば、1ド
ット分の印字ピッチ誤差が生じるから、印字ピッチ補正
を行うために、印字位置開始ポインタ54の値を−1す
る(ステップS14)とともに、LMポインタ53を−
1する(ステップS15)。
【0029】次に、ステップS16の誤差累積処理に移
行する。この誤差累積処理は、上位装置10から送出さ
れる印字データに含まれる横幅をハーフピッチの文字単
位で示される印字ピッチ誤差に換算して累積する処理を
行うものである。以下、誤差累積処理について図6のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0030】なお、上位装置10から送出される文字デ
ータには、当該文字データの横幅のドット数を示すデー
タが含まれている。図6において、当該文字データが横
拡大文字か否かを判定し(ステップS30)、これが肯
定(“Y”)ならば、漢字か否かを判定する(ステップ
S31)。これが、肯定ならば、漢字は、ハーフピッチ
文字8文字分に相当するので、累積カウンタ52を+8
して(ステップS32)、リターンする。ステップS3
1で否定(“N”)ならば、横拡大文字であるため、ハ
ーフピッチ文字4文字分に相当するから、累積カウンタ
52を+4して(ステップS33)、リターンする。一
方、ステップS30で否定(“N”)、すなわち横拡大
文字でなければ、ハーフピッチ横倍角文字か否かを判定
し(ステップS34)、肯定ならば、累積カウンタ52
を+2して(ステップS35)、リターンする。ステッ
プS34で否定ならば、ハーフピッチか否かを判定し
(ステップS36)、肯定(“Y”)ならば、累積カウ
ンタ52を+1して(ステップS37)、リターンす
る。ステップS36で、否定(“N”)ならば、ノーマ
ルANK文字か否かを判定し(ステップS38)、肯定
ならばノーマルANK文字なので、累積カウンタ52を
+2して(ステップS39)、リターンする。ステップ
S38が否定(“N”)ならば、ANK文字の倍角なの
で、累積カウンタ52を+4して(ステップS40)、
リターンする。
【0031】図6の処理から図5のステップS17にリ
ターンすると、累積カウンタ52が10以上の値に到達
したか否かを判定する(ステップS17)。この判定結
果が肯定(“Y”)ならば、印字ピッチ誤差の累積値が
1ドット以上に到達しているので、累積カウンタ52か
ら10を減算し(ステップS18)、印字開始位置ポイ
ンタ54を−1して印字ピッチ誤差を補正して(ステッ
プS19)、図4のステップS3にリターンする。一
方、ステップS17で否定(“N”)ならば、そのまま
ステップS3にリターンする。
【0032】以上詳述したように、この実施の形態のプ
リンタの印字ピッチ補正方法によれば、1文字毎に印字
ピッチ誤差の累積値を最小横幅の文字数の単位に換算し
て累積して保持しておき、その累積値が10文字以上の
値に到達したとき、すなわち丁度印字ピッチ誤差が1ド
ット以上の値に到達したときに、印字開始位置ポインタ
を1ドット分減算することによって、印字媒体上におけ
る文字データの印字位置を1ドット分だけずらせること
により、1ドット分の印字ピッチの誤差を補正してい
る。したがって、印字ヘッドのドット密度と文字ピッチ
との組み合わせによって印字される文字ドット数に小数
点以下の端数が生じてしまう場合であっても、印字ピッ
チを適切に補正することができる。しかも、従来方法と
異なり、印字ヘッドの移動速度を遅らせる必要がないの
で、印字処理速度の低下もない。
【0033】また、1行の印字動作の開始時点におい
て、レフトマージンポインタにセットされているレフト
マージン量により生じる印字ピッチ誤差が1ドット以上
の値か否かを判定し、その判定結果が肯定ならば、印字
開始位置ポインタを1ドット分減算して印字ピッチ誤差
を補正しているので、レフトマージンによる印字ピッチ
誤差についても適切に補正することができる。
【0034】なお、上述の実施の形態においては、レフ
トマージン量により生じる誤差が1ドットである場合に
ついてのみ説明したが、レフトマージン量により生じる
印字ピッチ誤差が1ドットより大となる場合には、印字
ピッチ誤差から小数点以下の値を切り捨てた値に相当す
るドット数だけ減算して印字ピッチ誤差を補正すればよ
い。
【0035】また、本発明方法は、印字ヘッドを行方向
に移動して1行づつ印字を行うドットマトリックス方式
のプリンタであれば、その印字ヘッドの形式がインパク
トドット式あるいは感熱式であっても広く適用すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のリンタの
印字ピッチ補正方法によれば、1文字毎に印字ピッチ誤
差の累積値を累積して保持しておき、その累積値が1ド
ット以上の値に到達したときに、印字開始位置ポインタ
を1ドット分減算することにより、文字データの印字位
置を1ドット分だけずらせることにより、1ドット分の
印字ピッチの誤差を補正している。したがって、印字ヘ
ッドのドット密度と文字ピッチとの組み合わせによって
印字される文字ドット数に小数点以下の端数が生じてし
まう場合であっても、印字ピッチを適切に補正すること
ができる。しかも、従来方法と異なり、印字ヘッドの移
動速度を遅らせる必要がないので、印字処理速度の低下
もない。
【0037】また、1行の印字動作の開始時点におい
て、レフトマージンポインタにセットされているレフト
マージン量により生じる印字ピッチ誤差が1ドット以上
の値か否かを判定し、その判定結果が肯定ならば、印字
開始位置ポインタを1ドット減算した後に誤差累積処理
に移行し、前記判定結果が否定ならば、そのまま誤差累
積処理に移行する場合には、1行毎に設定されるレフト
マージンによって生じる印字ピッチ誤差についても印字
ピッチの補正を行うことができる。
【0038】また、印字ピッチ誤差の累積値を最小幅の
文字単位に換算して取り扱う場合には、印字ピッチ誤差
を最小幅の文字単位に換算して取り扱うので、小数点以
下の数値となる印字ピッチ誤差を扱う必要がなくなり、
数値処理が簡素化されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字ピッチ補正方法を使用するプリン
タの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】プリンタによって印字される各文字の横幅を示
す説明図である。
【図3】ANK文字のドット構成の説明図である。
【図4】印字処理の概略フローチャートである。
【図5】印字ピッチ補正処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】誤差累積処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ 5 RAM 51 バッファ 52 累積カウンタ 53 レフトマージンポインタ 54 印字開始位置ポインタ 10 上位装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを行方向に移動させて印字動
    作を行うドットマトリックス方式のプリンタにおいて、
    単位寸法あたりのドット数で示される前記印字ヘッドの
    ドット密度をDiとし、単位寸法あたりに印字する文字
    数で示される文字ピッチをCpとした場合に、1つの文
    字を印字するために必要なドット数で示される文字ドッ
    ト数Cd(ただしCd=Di/Cp)に小数点以下の端
    数が生じる場合に、その端数により生じる印字ピッチ誤
    差を補正する印字ピッチ補正方法であって、 上位装置から送出される印字データによって指定される
    文字の横幅によって決定される印字ピッチ誤差を1文字
    づつ累積して保持する誤差累積処理と、 前記印字ピッチ誤差の累積値が1ドット以上の値に到達
    したか否かを判定し、その判定結果が肯定ならば、印字
    媒体に対する前記印字データの印字開始位置を示す印字
    開始位置ポインタを1ドット減算するとともに、前記印
    字ピッチ誤差の累積値から1ドット減算した後、前記誤
    差累積処理に移行し、前記判定結果が否定ならば、前記
    誤差累積処理に戻る印字ピッチ補正処理とを、 1行の印字動作期間中1文字単位で繰り返して実行する
    こと、 を特徴とするプリンタの印字ピッチ補正方法。
  2. 【請求項2】1行の印字動作の開始時点において、上位
    装置から送出される印字コマンド情報に基づいてレフト
    マージンポインタにセットされるレフトマージン量によ
    り生じる印字ピッチ誤差が1ドット以上の値か否かを判
    定し、その判定結果が肯定ならば、印字開始位置ポイン
    タを前記印字ピッチ誤差から小数点以下の値を切り捨て
    た値に相当するドット数だけ減算した後に誤差累積処理
    に移行し、前記判定結果が否定ならば、そのまま誤差累
    積処理に移行すること、 を特徴とする請求項1記載のプリンタの印字ピッチ補正
    方法。
  3. 【請求項3】印字ピッチ誤差の累積値を最小幅の文字単
    位に換算して取り扱うことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のプリンタの印字ピッチ補正方法。
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