JPH101630A - 熱溶融性インク - Google Patents

熱溶融性インク

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JPH101630A
JPH101630A JP15360296A JP15360296A JPH101630A JP H101630 A JPH101630 A JP H101630A JP 15360296 A JP15360296 A JP 15360296A JP 15360296 A JP15360296 A JP 15360296A JP H101630 A JPH101630 A JP H101630A
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JP
Japan
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ink
wax
resin
melting point
hot
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JP15360296A
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Hidemasa Sawada
秀昌 澤田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクとしての接着性や鮮明性がよい等の良
好な印字品質があり、印字用紙上及びOHPシート上で
十分な濃度を示し、OHPシートの投影面に確実に陰部
分を形成できる熱溶融性インクを提供すること。 【解決手段】 熱溶融性インクは、常温において固体で
あり、略50℃以上の温度に融点を持つワックスと樹脂
と色材とを含むみ、上記ワックスの融点よりも樹脂の軟
化点が低い。図1に示すような手順で製造することが出
来る。Hi Mic 2095(2)、アマイドAP−
1(4)、アルコンP−70(6)、を、70℃〜25
0℃、好ましくは100℃〜200℃程度の温度で加熱
溶解し、Oil Black HBB(8)を混合す
る。これをディゾルバー(10)により200〜100
00RPM、好ましくは500〜5000RPMで攪拌
混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に用いられる熱溶融性インクに関する。更に詳し
くはインクを加熱溶融して記録が行われる熱溶融性イン
クに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方式として
は、例えば、静電誘引力を利用してインクを吐出させ
る、いわゆる電界制御方式;ピエゾ素子の振動圧力を利
用してインクを吐出させる、いわゆるドロップオンデマ
ンド方式(圧力パルス方式);高熱によって気泡を形
成、成長させることによって生じる圧力を利用してイン
クを吐出させる、いわゆるサーマルインクジェット方式
等の各種方式が提案されており、これらは極めて高精細
の画面を得ることができる。
【0003】これらのインクジェット記録方式には主溶
媒として水を用いる水性インクと、主溶媒として有機溶
媒を用いる油性インクとが一般に用いられている。水性
インクを用いた印刷画像は、全般に、耐水性に劣ってい
るのに対して、油性インクは、優れた耐水性を有する印
刷画像を提供することが可能である。
【0004】しかしながら、これらの水性及び油性イン
クは、室温では液体のため、記録紙に印刷するとニジミ
が発生しやすく、かつ、十分な印刷濃度が得られず、さ
らに、液体であるがゆえにインクからの析出物の発生が
起こりやすく、インクジェット記録方式の信頼性を大き
く低下させる原因となる欠点を有していた。
【0005】これら従来の溶液型のインクの欠点を改良
することを目的として、常温で固体のインクを使用し
た、いわゆるホットメルト型インクジェット記録用油性
インクが提案されている。具体的には、米国特許第36
53932号明細書においては、セバシン酸ジアルキル
エステルを含有するインク、米国特許第4390369
号明細書及び特開昭58-108271号公報において
は、天然ワックスを含有するインク、特開昭59-22
973号公報においては、ステアリン酸を含有するイン
ク、特開昭61-83268号公報においては、炭素原
子数20〜24の酸またはアルコールを含み、さらに
は、これらと融点が相対的に高いケトンを含有するイン
ク、特開昭62-48774号公報においては、高い水
酸基価を有する熱硬化性樹脂と、150℃より融点を有
する固体有機溶媒と、少量の染料物質とをふくむイン
ク、特開昭62-112627号公報においては、色材
と、室温で固体であり室温より高温に加熱すると液化す
る第1の溶媒と、該第1の溶媒を溶解する室温で液体で
かつ揮発性の高い第2の溶媒とからなるインク、特開昭
62-295973号公報においては、極性基を有する
合成ワックスと該ワックスに可溶な染料を含有するイン
ク、等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
熱溶融性インクは、樹脂及びワックスを混合するとき樹
脂の軟化点をワックスの融点と関連づけて考え、ワック
スの融点よりも樹脂の軟化点が低いインク組成を製作
し、ワックスの結晶化を成長させることにより不透明性
を向上させた物はなかった。この不透明性が要求される
理由は、インクをOHP用紙に付着させて光を投影した
とき、投影面に確実に陰となる部分(黒色部分)を形成
するためである。また、フルカラーの投影画像を形成す
るためには、OHP用紙上の黒色印字部分は投影面では
確実に陰(黒色となり)、赤色や黄色等の印字部分は光
を透過して投影面に赤色や黄色部分として投影されなけ
ればならない。従来は、この不透明なインク(熱溶融性
インク)を作製するために、黒色染料を溶解度ぎりぎり
の所まで投入しても完全には不透明とは成らず、投影面
に黒色を形成することが困難であった。ここで、熱溶融
性インクを用いる理由は、インクのにじみが発生せず、
OHP用紙にも容易に印字画像が付着できるためであ
る。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、インクとしての接着性や鮮明性
がよい等の良好な印字品質があり、印字用紙上及びOH
Pシート上で十分な濃度を示し、OHPシートの投影面
に確実に陰部分を形成できる熱溶融性インクを提供する
ことが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の熱溶融性インクは、常温において固体
であり、略50℃以上の温度に融点を持つワックスと、
樹脂と、色材とを含み、上記ワックスの融点よりも樹脂
の軟化点が低いことを特徴としている。ここでいう樹脂
の軟化点とは環球法により測定される物のことをさす。
しかし結晶性の樹脂においてはDSC法により測定され
る物でも良い。またワックスの融点とはDSC法により
測定される物のことをさす。
【0009】請求項1記載の熱溶融性インクにおいて
は、ワックス類はインクの主材となり、熱特性及び粘度
等インクの特性を決定するものである。樹脂は印刷用紙
への接着性の付与、あるいはインクの粘度制御といった
働きをする。色材はインク組成に色を付与するものであ
る。ワックスの融点よりも樹脂の軟化点が低いことによ
り、ワックスの結晶化が樹脂の微細結晶より妨げられ
ず、より大きく成長し、不透明度の高いインクを提供す
ることができる。そしてインク自体の透明度がほとんど
ないことにより、印刷用紙上での光学濃度が向上する。
これを用いて実際に印字を行ったとき、印刷用紙は当然
のことながらOHP用紙にも良好で十分な濃度を持つ鮮
明な画像を形成することが出来、OHPの投影面に確実
に陰部分(黒色部分)を形成できる。
【0010】また、請求項2に記載の熱溶融性インク
は、前記色材が黒色染料である。このため、印刷用紙や
OHP用紙に付着されたインクの画像の色は黒色とな
り、OHPの投影面であっても確実に陰部分(黒色部
分)を形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態の熱溶融性イン
クは、融点50〜150℃のワックス類を20〜80重
量%、及び重量平均分子量が500以上の樹脂5〜60
重量%、黒色染料0.1〜10重量%、好ましくは0.
5〜8重量%、更に好ましくは0.5〜5重量%を成分
として含有することにより成る。
【0012】本実施形態のインクに用いられるワックス
としては常温で固定であり、加熱することにより溶融す
るものであればよいが、室温は季節や使用地域や使用状
況に応じて変動するため、ほぼ50℃よりも低温では固
体のものが好ましい。また、融点については、インクジ
ェットプリンタに搭載されるインク加熱機構で容易に加
熱できしかもプリンタの構造体に影響が及ばない温度以
下の温度が好ましい。通常市販されているものではその
入手性から150℃までのものが実用的である。従っ
て、ワックスの融点として50℃〜150℃のものが好
ましく、しかも熱に対して安定なものが好ましい。
【0013】このワックスとしては、例えば、石油ワッ
クス、望ましくはパラフィンワックスまたはマイクロク
リスタリンワックスや、植物系ワックス、望ましくはキ
ャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワッ
クス、またはホホバ固体ロウや、動物系ワックス、望ま
しくはミツロウ、ラノリンまたは鯨ロウや、鉱物系ワッ
クス、望ましくはモンタンワックスや、合成炭化水素、
望ましくはフィッシャートロプシュワックスまたはポリ
エチレンワックスや、水素化ワックス、望ましくは硬化
ヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体や、変性ワックス、
望ましくはモンタンワックス誘導体、パラフィンワック
ス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体または
ポリエチレンワックス誘導体や、高級脂肪酸、望ましく
はベヘン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン
酸、またはラウリン酸や、高級アルコール、望ましくは
ステアリルアルコール、またはベヘニルアルコールや、
ヒドロキシステアリン酸、望ましくは12−ヒドロキシ
ステアリン酸または12−ヒドロキシステアリン酸誘導
体や、ケトン、望ましくはステアロンまたはラウロン
や、アミン、望ましくはドデシルアミン、テトラデシル
アミンまたはオクタデシルアミンや、エステル、望まし
くはステアリン酸メチル、ステアリン酸オクタデシル、
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、エチレング
リコール脂肪酸エステル、またはポリオキシエチレン脂
肪酸エステルや、重合ワックス、望ましくはα−オレフ
ィン無水マレイン酸共重合体ワックス等の従来公知のワ
ックスのいずれかを特に限定することなく用いることが
できる。
【0014】これらのワックスは単独でもしくは2種以
上を混合して用いることができ、上記インク中に20〜
80重量%の範囲で含有されることが望ましい。すなわ
ちワックスの含有量が20%未満であると、他の添加剤
の特性が全面に出てくるためインクの融点が高くなった
り定まらなくなったりして、インクジェットの吐出温度
においてインクがシャープに溶けなくなる。但し、他の
添加剤を適当に選出して、それらの融点とワックスの融
点がほぼ等しくなるように揃えて使用した場合はその限
りでない。また含有量が80重量%を越えるとインクと
して充分な溶融粘度が出ず、印刷用紙につきがたくな
る。
【0015】本実施形態に用いられる樹脂は印刷用紙へ
の接着性の付与、あるいはインクの粘度制御、としての
働きをする。また、前記ワックスの融点よりも樹脂の軟
化点が低いものを用いる。ここで、軟化点としては、環
球法により測定される物のことをさす。しかし結晶性の
樹脂においてはDSC法により測定される物でも良い。
またワックスの融点とはDSC法により測定される物の
ことをさす。
【0016】また、前記樹脂の分子量については、示差
屈折計を検出器としたゲル浸透クロマトグラフィ−、も
しくは熱伝導度計を検出器とした昇温ガスクロマトグラ
フィ−により分子量分別を行い、その結果から得られる
重量平均分子量MWが、望ましくは500以上5000
00以下であって、さらに望ましくは600以上400
000以下であって、最も望ましくは700以上300
000以下である。
【0017】前記樹脂としては、油溶性樹脂が望まし
い。該油溶性樹脂としては、例えば、オレフィン系樹
脂、望ましくはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂
またはポリイソブチレン樹脂や、ビニル系樹脂、望まし
くはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合樹脂または酢酸ビニル樹脂またはエチレ
ン−塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂や、アクリル系樹脂、
望ましくはメタクリル酸エステル樹脂,ポリアクリル酸
エステル樹脂,エチレン−エチルアクリレ−ト共重合樹
脂またはエチレン−メタクリル酸共重合樹脂や、フェノ
−ル樹脂や、ポリウレタン樹脂や、ポリアミド樹脂や、
ポリエステル樹脂や、ケトン樹脂や、アルキド樹脂や、
ロジン系樹脂や、水素添加ロジン樹脂や、石油樹脂や、
水素添加石油樹脂や、マレイン酸樹脂や、ブチラ−ル樹
脂や、テルペン樹脂や、水素添加テルペン樹脂や、クロ
マン−インデン樹脂等が挙げられる。また、これらの高
分子材料は、単独で用いてもよいし、2種以上混合して
用いてもよく、上記インク中に5〜60重量%の範囲で
含有されることが望ましい。すなわち含有量が5重量%
に満たないと、インクとして充分な溶融粘度が出ない。
また含有量が60重量%を越えると溶融粘度が高くな
り、インクジェット記録に用いられるプリンターヘッド
の作動温度では良好なインクの吐出が難しくなってしま
う。
【0018】本実施形態で使用する色材としては、従来
から油性インク組成物に用いられている染料及び顔料で
あればどれでも使用可能である。
【0019】顔料においては、有機無機を問わず印刷の
技術分野で一般に用いられるものを用いることができ
る。具体的には、例えばカーボンブラック、カドミウム
レッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、カドミウ
ムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ビリジア
ン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、
プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリ
ノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリ
レン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キ
ノフタロン系顔料、金属錯体顔料、等の従来公知の顔料
を特に限定することなく用いることができる。これらの
顔料は、組み合わせて使用することも可能である。
【0020】本実施形態では黒色のインクを作成するた
め、色材として黒色染料を使用する。勿論、インクの不
透明性が強く求められる他の色のインクの場合にはその
色の染料を使用すればよい。
【0021】前記黒色染料としては従来から油性インク
組成物に用いられている黒色染料であればどれでも使用
可能であるが、アゾ染料、ジスアゾ染料、金属錯塩染
料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染
料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、シアニン染
料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾ
キノン染料、ナフトキノン染料、キサンテン染料、フタ
ロシアニン染料、金属フタロシアニン染料、等の黒色油
溶性染料が好ましく、これらの黒色染料は、組み合わせ
て使用することも可能である。これらは上記インク中に
0.1〜10重量%、プリンターの発色性も考慮すると
好ましくは0.5〜8重量%、また、プリンターの動作
時の熱変化でインクから染料の析出しない保証として、
更に好ましくは0.7〜5重量%である。
【0022】
【実施例】
〈実施例1〉実施例1におけるビヒクルとしての常温固
体ワックスは、マイクロクリスタリンワックス(Hi
Mic 2095、日本精蝋(株)製、融点101
℃)、ステアリン酸アマイドワックス(アマイドAP−
1、日本化成工業(株)製、融点100℃)、樹脂とし
ては水添石油樹脂(アルコンP−70、荒川化学(株)
製、軟化点70℃)、染料は油溶性染料C.I.Sol
uvent Black3(Oil Black HB
B、オリエント工業(株)社製)である。
【0023】 インク処方 Hi Mic 2095 53重量% アマイドAP−1 20重量% アルコンP−70 25重量% Oil Black HBB 2重量% 上記熱溶融性インクは、図1に示すような手順で製造す
ることが出来る。
【0024】Hi Mic 2095(2)、アマイド
AP−1(4)、アルコンP−70(6)、を、70℃
〜250℃、好ましくは100℃〜200℃程度の温度
で加熱溶解し、Oil Black HBB(8)を混
合する。これをディゾルバー(10)により200〜1
0000RPM、好ましくは500〜5000RPMで
攪拌混合する。調製された該インク組成物(12)を東
洋濾紙社製加熱濾過装置ににより2μmのメッシュフィ
ルター(14)を使用して濾過を行い、最終的な熱溶融
性インク(16)を得る。
【0025】調製された該組成物(16)を110℃に
熱したホットプレート上で溶融させ、OHP用紙(PP
−2500、住友3M社製)上に線巻ロッド(巻線径
0.9mm)によりコートしたところ、鮮明で不透明な
インク膜が得られた。HAZE度計(スガ試験器(株)
製)により測定すると50.6%であった。
【0026】上記のインクをインクジェットプリンター
に搭載し、印刷を行うとプリンターヘッドの目づまりが
なく、記録紙上で鮮明な印字が得られた。更にOHP用
紙にも良好に印字でき、その印字物は十分に濃かった。
【0027】〈実施例2〉実施例2におけるビヒクルと
しての常温固体ワックスは、フィッシャートロプシュワ
ックス(FTP−1005、日本精蝋社製、融点98
℃)、ステアリン酸アマイドワックス(アマイドAP−
1、日本化成社製、融点100℃)、樹脂としては水添
石油樹脂(アルコンP−90、荒川化学工業社製、軟化
点90℃)、染料は油溶性染料C.I.Soliven
t Black 29(OlasolBlack RL
I、チバガイギー社製)である。
【0028】 インク処方 FTP−1005 60重量% アマイドAP−1 18重量% アルコンP−90 20重量% Olasol Black RLI 2重量% 上記熱溶融性インクは、実施例1と同様な手順で製造す
ることが出来る。前記FTP−1005、アマイドAP
−1、アルコンP−90、を、70℃〜250℃、好ま
しくは100℃〜200℃程度の温度で加熱溶解し、O
lasol Black RLIを混合する。これをデ
ィゾルバー により200〜10000RPM、好まし
くは500〜5000RPMで攪拌混合する。調整され
た該インク組成物を東洋濾紙社製加熱濾過装置ににより
2μmのメッシュフィルターを使用して濾過を行い、最
終的な熱溶融性インクを得る。
【0029】調製された該組成物を110℃に熱したホ
ットプレート上で溶融させ、OHP用紙(PP−250
0、住友3M社製)上に線巻ロッド(巻線径0.9m
m)によりコートしたところ、色彩が鮮明で不透明なイ
ンク膜が得られた。HAZE度計(スガ試験器(株)
製)により測定すると60.2%であった。
【0030】上記のインクをインクジェットプリンター
に搭載し、印刷を行うとプリンターヘッドの目づまりが
なく、記録紙上で鮮明な印字が得られた。
【0031】〈比較例1〉比較例1におけるビヒクルと
しての常温固体ワックスは、マイクロクリスタリンワッ
クス(Hi−Mic2095、日本精蝋(株)製、融点
101℃)ステアリン酸アマイドワックス(アマイドA
P−1、日本化成工業(株)製、融点100℃)、樹脂
としては水添石油樹脂(アルコンP−115、荒川化学
工業社製、軟化点115℃)、染料は油溶性染料C.
I.Soluvent BLACK29(ORASOL
BLACK RLI、チバガイギー社製)である。
【0032】比較例1におけるインク組成は以下のよう
なものである。
【0033】 インク処方 Hi−Mic2095 50重量% アマイドAP−1 20重量% アルコンP−115 28重量% ORASOL BLACK RLI 2重量% 上記比較例1のホットメルトインクは以下のような方法
で調整することができる。
【0034】Hi−Mic2095、アマイドAP−
1、アルコンP−115、を、70℃〜250℃、好ま
しくは100℃〜200℃程度の温度で加熱溶解し、O
RASOL BLACK RLIを混合する。これをデ
ィゾルバーにより200〜10000RPM、好ましく
は500〜5000RPMで攪拌混合する。調製された
該インク組成物を東洋濾紙社製加熱濾過装置ににより2
μmのメッシュフィルターを使用して濾過を行い、最終
的な熱溶融性インクを得る。
【0035】調製された該組成物を110℃に熱したホ
ットプレート上で溶融させ、OHP用紙(PP−250
0、住友3M社製)上に線巻ロッド(巻線径0.9m
m)によりコートしたところ、実施例2のインクと比べ
て明らかに透明度が上昇した。HAZE度計(スガ試験
器(株)製)により測定すると20.1%であった。
【0036】さらに、該組成物を120℃に熱したスラ
イドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、その上にカバ
−グラスをおいて軽く押え、これをニコン社製顕微鏡
(XF−UNR)にて透過光による観察を行った結果、
ワックスの微細結晶が見られた。
【0037】上記のインクをインクジェットプリンター
に搭載し、印刷を行うとプリンターヘッドの目づまりが
なく、記録紙上で鮮明な印字が得られた。しかしOHP
用紙上では印字物が光を透過してしまい、スライド用サ
ンプルとしては仕様困難だった。
【0038】〈比較例2〉比較例2におけるビヒクルと
しての常温固体ワックスは、パラフィンワックス(パラ
フィンワックス標準品155、日本精蝋社製、融点69
℃)、メチレンビスステアリン酸アマイド(ビスアマイ
ド、日本化成社製、融点143℃)、樹脂としてはポリ
アミド樹脂(バーサミド756、ヘンケル白水社製、軟
化点102〜112℃)、染料は油溶性染料C.I.S
olivent Black 3(Oil Black
HBB、オリエント工業(株)社製)である。
【0039】 インク処方 パラフィンワックス標準品155 49重量% ビスアマイド 25重量% バーサミド756 24重量% Oil Black HBB 2重量% 上記熱溶融性インクは、実施例1と同様な手順で製造す
ることが出来る。前記パラフィンワックス標準品15
5、ビスアマイド、バーサミド756を、70℃〜25
0℃、好ましくは100℃〜200℃程度の温度で加熱
溶解し、OilBlack HBBを混合する。これを
ディゾルバー により200〜10000RPM、好ま
しくは500〜5000RPMで攪拌混合する。調整さ
れた該インク組成物を東洋濾紙社製加熱濾過装置にによ
り2μmのメッシュフィルターを使用して濾過を行い、
最終的な熱溶融性インクを得る。
【0040】調製された該組成物を110℃に熱したホ
ットプレート上で溶融させ、OHP用紙(PP−250
0、住友3M社製)上に線巻ロッド(巻線径0.9m
m)によりコートしたところ、実施例1のインクと比べ
て明らかに透明度が上昇した。HAZE度計(スガ試験
器(株)製)により測定すると12.6%であった。
【0041】さらに、該組成物を120℃に熱したスラ
イドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、その上にカバ
−グラスをおいて軽く押え、これをニコン社製顕微鏡
(XF−UNR)にて透過光による観察を行った結果、
ワックスの微細結晶が見られた。
【0042】上記のインクをインクジェットプリンター
に搭載し、印刷を行うとプリンターヘッドの目づまりが
なく、記録紙上で鮮明な印字が得られた。しかしOHP
用紙上では印字物が光を透過してしまい、スライド用サ
ンプルとしては使用困難だった。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1の熱溶融性インクは、常温において固体であり、
略50℃以上の温度に融点を持つワックスと、樹脂と、
色材とを含むみ、上記ワックスの融点よりも樹脂の軟化
点が低いことを特徴としている。これによりワックスの
結晶化が樹脂の微細結晶より妨げられず、より大きく成
長し、不透明度の高いインクを提供することができる。
そしてインク自体の透明度がほとんどないことにより、
印刷用紙上での光学濃度が向上する。これを用いて実際
に印字を行ったとき、印刷用紙は当然のことながらOH
P用紙にも良好で鮮明な画像を形成でき、OHPの投影
面に確実に陰部分(黒色部分)を形成することができ
る。
【0044】また、請求項2に記載の熱溶融性インク
は、前記色材が黒色染料である。このため、印刷用紙や
OHP用紙に付着されたインクの画像の色は黒色とな
り、OHPの投影面であっても確実に陰部分(黒色部
分)を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるインク製造方法を
示す図である。
【符号の説明】
2 Hi Mic 2095 4 アマイドAP−1 6 アルコンP−70 8 Oil Black HBB

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温において固体であり、略50℃以上
    の温度に融点を持つワックスと、樹脂と、色材とを含む
    ことを特徴とする熱溶融性インクにおいて、上記ワック
    スの融点よりも樹脂の軟化点が低いことを特徴とする熱
    溶融性インク。
  2. 【請求項2】 前記色材は黒色染料であること特徴とす
    る請求項1に記載の熱溶融性インク。
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