JPH10163617A - はんだドロスの還元方法および還元装置 - Google Patents

はんだドロスの還元方法および還元装置

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JPH10163617A
JPH10163617A JP8330293A JP33029396A JPH10163617A JP H10163617 A JPH10163617 A JP H10163617A JP 8330293 A JP8330293 A JP 8330293A JP 33029396 A JP33029396 A JP 33029396A JP H10163617 A JPH10163617 A JP H10163617A
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JP
Japan
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solder
dross
residue
reducing
molten
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Pending
Application number
JP8330293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Mahama
和利 真浜
Suguru Tan
英 丹
Teruhiro Sudo
輝弘 須藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to JP8330293A priority Critical patent/JPH10163617A/ja
Publication of JPH10163617A publication Critical patent/JPH10163617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噴流式はんだ付け装置で発生するはんだドロス
を精練することなくしかも再利用できるようにはんだを
回収することを目的とする。 【解決手段】噴流式はんだ付け装置で発生するはんだド
ロスを溶融はんだ槽19内に投入し、還元剤を添加して
撹拌棒21によって撹拌してはんだドロスを還元し、は
んだドロスからはんだを回収して還元はんだ回収ボック
ス40に取出すようにし、はんだの有効使用率を向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明ははんだドロスの還元
方法および還元装置に係り、とくに噴流式はんだ付け装
置において発生するはんだドロス(はんだ酸化物)を還
元して再利用可能なはんだを取出すのに用いて好適なは
んだドロスの還元方法および還元装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路を製造する場合には、予め配線
パターンが形成されている回路基板上に電子部品をマウ
ントするようにし、電子部品のリードをリード挿通孔を
通して回路基板のパターン面側に突出させるようにす
る。そしてこのような状態において回路基板を静かに噴
流式はんだ付け装置の上を通過させるようにしている。
噴流式はんだ付け装置の上を通過する際に、回路基板の
下面に突出している電子部品のリードが接続用ランドに
はんだ付けされるようになり、これによって所定の電子
回路が形成されることになる。
【0003】噴流式はんだ付け装置においては、溶融は
んだが空気中の酸素と結合することによってはんだ酸化
物、すなわちはんだドロスが発生する。このはんだドロ
スははんだ付け装置から取出されるとともに、専門の処
理業者が精練処理を行なうようにし、再生はんだとして
再生した後に再び利用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】噴流式はんだ付け装置
内におけるはんだドロスの発生量は、はんだ槽によって
多少異なるが約1kg/時間であって、これははんだの
供給量に対して約50重量%を占めている。このような
はんだドロスは購入価格の約30%の価格で再生処理業
者に売却可能だが、購入価格と売却価格との差額が使用
者側の負担となっている。すなわちはんだを実際に購入
しても、その内の約50重量%が実際に使用されるだけ
であって、残りの50%が使用されていない。
【0005】上述の如くこのようなはんだドロスは再生
処理を専門に行なう業者によって再生されて再利用され
ることになるために、無駄になるわけではないが、精練
処理を行なうための反射炉を有していない場合には、再
生することができない。はんだドロスがそのまま廃棄さ
れると、このはんだ中に含まれる鉛によって環境汚染に
つながる可能性がある。
【0006】はんだドロスは酸化物であるから、還元剤
を用いることによってある程度還元してはんだに戻すこ
とが可能になる。ところが人手によって還元剤を使用し
て還元を行なうと、そのために1回当り15〜20分の
時間を必要とし、作業効率が悪い。また人手による還元
の作業は溶融はんだや還元剤に作業員が接触したり、は
んだに含まれる鉛や還元作用によって発生するヒューム
を人体が吸引する可能性があり、必ずしも作業環境上好
ましいものではない。
【0007】噴流式はんだ付け装置内におけるはんだド
ロスの発生を抑えるために、はんだ槽を窒素雰囲気にす
る装置も開発されているが、広くは普及していない。ま
た窒素およびこのような窒素を密閉しておく装置の価格
が高いことから、はんだ付け装置のコストアップにつな
がるものである。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、とくに噴流式はんだ付け装置において
発生するはんだドロスの大半を還元することが可能なは
んだドロスの還元方法および還元装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】方法に関する発明は、溶
融はんだ槽にはんだドロスを投入する工程と、はんだド
ロスが投入された溶融はんだ槽を撹拌する工程と、前記
溶融はんだ槽に還元剤を添加する工程と、溶融はんだ槽
中のはんだドロスを還元する工程と、溶融はんだ中の残
渣を分離する工程と、をそれぞれ具備するはんだドロス
の還元方法に関するものである。
【0010】前記還元剤がホウふっ化アンモニウムを主
成分とする薬剤であってよい。また前記還元剤が粒状ま
たは粉状であってよい。
【0011】装置に関する発明は、溶融状態ではんだを
収容する溶融はんだ槽と、前記溶融はんだ槽内にはんだ
ドロスを投入するためのドロス投入口と、前記はんだド
ロスが投入された溶融はんだ槽を撹拌する撹拌手段と、
前記はんだドロスが投入された溶融はんだ槽内に還元剤
を添加する還元剤添加部と、溶融はんだ槽内の残渣を集
めるプレス板と、前記プレス板によって集められた残渣
を回収する残渣回収容器と、をそれぞれ具備するはんだ
ドロスの還元装置に関するものである。
【0012】このような装置において、溶融はんだ槽中
に浸漬された状態で前記プレス板によって集められた残
渣を受入れる残渣回収かごを具備し、残渣を受入れた前
記残渣回収かごを昇降手段によって上昇させて溶融はん
だ浴中から残渣を分離し、分離された残渣を前記残渣回
収容器に移すようにしてよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るはんだドロスの還元装置の全体の外観を示すものであ
って、この還元装置はフロントパネル10を備えるとと
もに、フロントパネル10上に電源スイッチ11と操作
釦12とが設けられている。さらに操作釦12の側方に
は表示ランプ13が取付けられている。またフロントパ
ネル10上には温度調整器14が設けられており、後述
する溶融はんだ槽内の温度の調整を行ない得るようにし
ている。またこの還元装置の側方には換気ファン15が
設けられている。
【0014】図2はこのような還元装置の内部の構造を
示すものであって、この還元装置は溶融はんだ槽19を
備えるとともに、溶融はんだ槽19の上部にはこのはん
だ槽19を横切るように水平に回転軸20が回転可能に
取付けられている。回転軸20には180°ずれた方向
に複数の撹拌棒21が取付けられている。また回転軸2
0の端部にはスプロケット22が取付けられるととも
に、スプロケット22はローラチェーン23を介して減
速機24の出力軸に取付けられているスプロケットに伝
動されるようになっている。減速機24はモータ25の
回転を減速するようになっている。
【0015】溶融はんだ槽19の上部にははんだドロス
投入口29が設けられている。このドロス投入口29は
図1に示すように開閉蓋30によって開閉されるように
なっている。また上記はんだドロス投入口29の側部に
は還元剤用のホッパ31が設けられており、蓋板32に
よって開閉自在になっている。そして上記還元剤用ホッ
パ31は図7に示すように、回転式のロータリフィーダ
33を備えており、このロータリフィーダ33をアクチ
ュエータ34(図1参照)によって回転駆動することに
よって、ホッパ31内に還元剤を供給するようにしてい
る。
【0016】溶融はんだ槽19内にはその前面側に図7
に示すようにせき板37が取付けられるとともに、この
せき板37の前方において溶融はんだ槽19にはオーバ
フローガイド38が接続されている。オーバフローガイ
ド38は先端側が下方に屈曲されるようになっている。
またこのオーバフローガイド38の入口部分は小孔39
を介して溶融はんだ槽19の内部と連通されるようにな
っている。そしてオーバフローガイド38の先端部を受
けるようにその下側に還元はんだ回収ボックス40が配
置されている。
【0017】溶融はんだ槽19内には図2に示すよう
に、上記回転軸20とほぼ平行に第1プレス板44が配
されている。第1プレス板44はその上端側の両側をリ
ニアアクチュエータ45の可動子46に連結されてお
り、これによって溶融はんだ槽19内を回転軸20と直
角方向にこの第1プレス板44が移動し得るようにして
いる。
【0018】さらに溶融はんだ槽19内には第2プレス
板47が配されている。第2プレス板47は多数の小孔
48を備えるとともに、回転軸49によって回転可能に
支持されている。そしてこの回転軸49は回転アクチュ
エータ50によって回転駆動されるようになっている。
すなわち回転軸49に取付けられているスプロケット5
1がローラチェーン52を介して回転アクチュエータ5
0のスプロケット53と伝動されるようになっている。
【0019】上記第2プレス板47の背面側には残渣回
収かご54が配されている。この残渣回収かご54はそ
の両側にアーム55を備えるとともに、アーム55の側
方に屈曲した先端側の部分は左右の残渣回収シリンダ5
6のロッドによって支持されており、このような残渣回
収シリンダ56によって残渣回収かご54が昇降動作す
るようになっている。
【0020】残渣回収かご54の上部には残渣掻寄せ板
57が配されている。残渣掻寄せ板57は図7に示すよ
うに断面がほぼコ字状をなしており、上昇してきた残渣
回収かご54から残渣を掻出すようにするものであっ
て、掻寄せ板駆動アクチュエータ58によって後方に移
動されるようになっている。そして残渣掻寄せ板57に
よって掻寄せられた残渣を受けるように、その下側には
残渣回収ボックス59が配されている。なお残渣回収ボ
ックス59の上方にはガイド60が配され、このガイド
60によって落下する残渣が案内されるようになってい
る。
【0021】図3はこのような還元装置に供給するはん
だドロスを集めるために用いられるはんだドロス回収ボ
ックス62を示している。このはんだドロス回収ボック
ス62は噴流式はんだ付け装置で発生するはんだドロス
を回収するものであって、両側に取手63を備えるとと
もに、上記開口64が蓋板65によって開閉自在に覆わ
れるようになっている。そして蓋板65をロックするた
めの止め金具66が前面側に設けられている。
【0022】このように本実施の形態に係るはんだドロ
ス還元装置は、はんだドロスを約250℃前後の温度に
加熱した状態で溶融して保持する溶融はんだ槽19と、
はんだドロスおよび還元剤を混ぜ合わせる撹拌棒21
と、はんだドロスを圧縮してはんだを分離させる第1プ
レス板44と、同第2プレス板47と、残渣を回収する
残渣回収かご54と、分離したはんだを集める還元はん
だ回収ボックス40と、分離された残渣を集める残渣回
収ボックス59と、還元剤を定量添加するための還元剤
用ホッパ31とを主要な構成とするものである。
【0023】このようなはんだドロスの還元装置による
はんだドロスの還元のサイクルは図5に示すようなフロ
ーチャートによって表わされる。またこのようなはんだ
ドロスの還元装置の各アクチュエータの動作は、図6に
示すタイムチャートで表わされるようになっている。図
7〜図10はこのような還元装置の主要部の構成を順を
追って説明したものである。
【0024】次にこのようなはんだドロス還元装置の動
作を順を追って説明する。図7に示すように噴流式はん
だ付け装置で発生したはんだドロスを直接還元装置のは
んだドロス投入口29に投入する。あるいは図3に示す
はんだドロス回収ボックス62によってはんだドロスを
一旦受けるとともに、このような状態で還元装置まで運
ぶ。そしてはんだドロス回収ボックス62を使用する場
合には、はんだドロスを収納したドロス回収ボックス6
2を図4に示すように反転させ、還元装置のはんだドロ
ス投入口29にセットする。そしてはんだドロス回収ボ
ックス62の止め金具66を外し、はんだドロス回収ボ
ックス62内のはんだドロスを還元装置内に落下させ
る。
【0025】このようにはんだドロス回収ボックス62
からはんだドロスを還元装置内に投入すると、投入され
たはんだドロスの体積に比例して、溶融はんだ槽19内
の溶融はんだはオーバフローガイド38を通過して還元
はんだ回収ボックス40に回収される。回収されたはん
だは、還元はんだ回収ボックス40内において冷却さ
れ、インゴットになる。そしてこのようなはんだのイン
ゴットが再び噴流式はんだ付け装置で使用されるように
なる。
【0026】はんだドロス回収ボックス62から溶融は
んだ槽19内に落下したはんだドロスはモータ25、減
速機24、ローラチェーン23、スプロケット22、回
転軸20を介して数本の撹拌棒21によって撹拌される
ようになり(図8参照)、溶融はんだ槽19内において
予め加熱されている溶融はんだと接触して溶かされる。
ここで溶融はんだ槽19の溶融はんだの上に浮遊するは
んだドロスの上に、還元剤用ホッパ31から還元剤を図
9に示すように投入する。この投入はアクチュエータ3
4(図1参照)によってロータリフィーダ33を駆動す
ることによって行なわれる。なおここでは例えばドロス
1kgに対して約1gの粒状または粉末状の還元剤が投
入される。
【0027】還元剤を還元剤用ホッパ31から投入した
ならば、その後に再びモータ25を駆動し、減速機24
によって減速し、ロータチェーン23およびスプロケッ
ト22を介して回転軸20を回転駆動する。すると回転
軸20に取付けられている撹拌棒21が回転し、溶融は
んだ槽19内においてはんだドロスと還元剤とを混ぜ合
わせることになる。これによってはんだドロスの大半が
還元されてはんだになる。
【0028】還元されたはんだの一部はドロス残渣の内
部に残っているために、図10に示すように第1のプレ
ス板44を第2のプレス47に近接する方向に移動させ
る。なお第1のプレス板44は小孔を備えず、これに対
して第2のプレス板47は小孔48を備えている。リニ
アアクチュエー45を作動させて可動子46を第2プレ
ス板47側に移動させると、第1プレス板41が同方向
に移動するようになる。
【0029】このように第2プレス板47に対して近接
するように第1プレス板44を移動させると、ドロス残
渣の内部のはんだが第2のプレス板47の小孔48を通
って残渣から分離される。なお第1プレス板44にも小
孔を形成するようにしてもよい。そして必要であればリ
ニアアクチュエータ45によってこの工程を2〜3回繰
返す。このような繰返し動作によって、投入されたはん
だドロスに対してはんだの還元率を70重量%以上にす
ることが可能になっている。
【0030】還元されなかった残りの約30重量%のド
ロス残渣を回収するために、第2プレス板47を回転ア
クチュエータ50によって回転軸49を介して図11に
示すように水平に回動させる。この動作は回転アクチュ
エータ50によってスプロケット53、ローラチェーン
52、およびスプロケット51を介して回転軸49を約
90°回転させることによって達成される。そしてこの
後に第1プレス板44をリニアアクチュエータ45によ
って第2プレス板47の元の位置まで移動させることに
よって、残渣を残渣回収かご54上に集める。
【0031】この後に両側の残渣回収シリンダ56を作
動させることによって、残渣回収かご54を図12に示
すように溶融はんだ槽19のはんだの液面よりも上方に
引上げる。このときに溶融しているはんだは残渣回収か
ご54の穴から落下し、残渣だけが残渣回収かご54に
残る。
【0032】このようにして残渣を集めた残渣回収かご
54が上方に移動されたならば、この後に掻寄せ板駆動
アクチュエータ58を作動させるようにし、これによっ
て残渣掻寄せ板57を図12に示すように背面側へ移動
させるようにし、残渣回収かご54上の残渣を掻落し、
ガイド60を通して残渣回収ボックス59上へ落下させ
る。
【0033】このように本実施の形態に係るはんだドロ
スの還元装置は、還元されたはんだを還元はんだ回収ボ
ックス40によって回収するとともに、還元できない残
渣を残渣回収ボックス59へ落下させて回収するように
している。一般に処理が可能なドロスの量は、溶融はん
だ槽19内の溶融半田量に対して30重量%以下が適量
である。またはんだドロス投入口29から投入された後
に残渣回収ボックス59によって残渣が回収されるため
のサイクルタイムは5〜20分程度である。
【0034】このような還元装置の還元剤用ホッパ31
から供給される還元剤としては、例えば主成分がホウふ
っ化アンモニウム(NH4 BF4 )である例えばクリノ
ックス(商品名)を用いることが好適である。このよう
なホウふっ化アンモニウムを主成分とする還元剤を用い
た場合におけるはんだドロスの還元の反応は次のように
して行なわれる。
【0035】 NH4 BF4 →HF↑+NH3 ↑+BF3 ↑ あるいは NH4 BF4 →NH4 F↑+BF3 ↑ なお還元されずに残渣として残渣回収ボックス59で回
収される残渣は図5に示すように精練処理されて再生は
んだに再生される。なお精練処理は通常専用の反射炉に
よって行なわれるようになっている。そしてこのような
再生はんだもまた噴流式はんだ付け装置で用いることが
可能である。
【0036】このように本実施の形態に係るはんだドロ
スの還元方法および還元装置は、噴流式はんだ付け装置
において発生するはんだの酸化物であるはんだドロスか
らはんだを分離再生するものであって、はんだドロスに
還元剤を添加することによって、はんだと残渣とに分離
することを原理とする。とくにはんだドロス還元装置は
はんだドロスとはんだを加熱する溶融はんだ槽19、お
よびはんだドロスと還元剤とを混合する撹拌棒21から
成る撹拌装置、残渣からはんだを分離するプレス板4
4、47、残渣を取除く残渣回収かご54、および還元
剤供給用ホッパ31から構成される装置に関するもので
ある。なお噴流式はんだ付け装置で回収したはんだドロ
スに触れることなく還元装置にはんだドロスを供給する
ために、はんだドロス回収ボックス62(図3参照)を
利用してよい。
【0037】このような還元方法および還元装置によれ
ば、製造工場内においてはんだドロスを還元し、噴流式
はんだ付け装置で再使用することが可能になり、再処理
業者に売却する残渣の量が減少することになる。また残
渣の大半を還元して再利用することが可能になるため
に、半田の購入量が削減できる。本実施の形態に係る装
置によれば、約30重量%の削減が可能になっている。
またこのような装置を利用すると、はんだドロスの還元
が自動的に行なわれるようになり、はんだに含まれる
鉛、還元剤、還元作用によって発生するガスに作業者が
接触することが減少し、安全性が大幅に向上することに
なる。
【0038】
【発明の効果】方法に関する発明は、溶融はんだ槽には
んだドロスを投入する工程と、はんだドロスが投入され
た溶融はんだ槽を撹拌する工程と、溶融はんだ槽に還元
剤を添加する工程と、溶融はんだ槽中のはんだドロスを
還元する工程と、溶融はんだ中の残渣を分離する工程と
をそれぞれ具備するはんだドロスの還元方法に関するも
のである。
【0039】従ってこのような方法に関する発明によれ
ば、精練処理を行なうことなくしかも噴流はんだ槽で発
生するはんだドロスの大半を還元して再利用することが
可能になり、精練による再生処理を行なう残渣の量が少
なくなるとともに、はんだの使用量を削減することが可
能になる。
【0040】還元剤がホウふっ化アンモニウムを主成分
とする薬剤である構成によれば、ホウふっ化アンモニウ
ムによって効果的にはんだドロスの還元を行なって再利
用することが可能になる。
【0041】還元剤が粒状または粉状である構成によれ
ば、酸化剤の取扱いが容易で添加量の計量が確実に行な
われるようになる。
【0042】還元装置に関する発明は、溶融状態ではん
だを収容する溶融はんだ槽と、溶融はんだ槽内にはんだ
ドロスを投入するためのドロス投入口と、はんだドロス
が投入された溶融はんだ槽を撹拌する撹拌手段と、はん
だドロスが投入された溶融はんだ槽内に還元剤を添加す
る還元剤添加部と、溶融はんだ槽内の残渣を集めるプレ
ス板と、プレス板によって集められた残渣を回収する残
渣回収容器とをそれぞれ具備するはんだドロスの還元装
置に関するものである。
【0043】このような還元装置によれば、はんだドロ
スを自動的に還元して再利用可能なはんだを取出すこと
が可能になり、はんだに含まれる鉛、還元剤、還元の際
に発生するガスに作業者が接触することが防止され、安
全性が向上することになる。
【0044】溶融はんだ槽中に浸漬された状態でプレス
板によって集められた残渣を受入れる残渣回収かごを具
備し、残渣を受入れた残渣回収かごを昇降手段によって
上昇させて溶融はんだ浴中から残渣を分離し、分離され
た残渣を残渣回収容器に移すようにした構成によれば、
溶融はんだ中から残渣を効果的かつ確実に分離すること
が可能になり、とくに残渣の回収が容易に行なわれるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】はんだドロスの還元装置の全体の外観斜視図で
ある。
【図2】同装置の内部構造を示す斜視図である。
【図3】はんだドロス回収ボックスの斜視図である。
【図4】はんだドロス回収ボックスによるはんだドロス
の投入を示す外観斜視図である。
【図5】はんだドロス還元装置によるはんだドロスの還
元を示すフローチャートである。
【図6】はんだドロス還元装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図7】はんだドロス還元装置による還元の動作を示す
要部縦断面図である。
【図8】はんだドロス還元装置による還元の動作を示す
要部縦断面図である。
【図9】はんだドロス還元装置による還元の動作を示す
要部縦断面図である。
【図10】はんだドロス還元装置による還元の動作を示
す要部縦断面図である。
【図11】はんだドロス還元装置による還元の動作を示
す要部縦断面図である。
【図12】はんだドロス還元装置による還元の動作を示
す要部縦断面図である。
【符号の説明】
10‥‥フロントパネル、11‥‥電源スイッチ、12
‥‥操作釦、13‥‥表示ランプ、14‥‥温度調整
器、15‥‥換気ファン、19‥‥溶融はんだ槽、20
‥‥回転軸、21‥‥撹拌棒、22‥‥スプロケット、
23‥‥ローラチェーン、24‥‥減速機、25‥‥モ
ータ、29‥‥はんだドロス投入口、30‥‥開閉蓋、
31‥‥還元剤用ホッパ、32‥‥蓋板、33‥‥ロー
タリフィーダ、34‥‥アクチュエータ、37‥‥せき
板、38‥‥オーバフローガイド、39‥‥小孔、40
‥‥還元はんだ回収ボックス、44‥‥第1プレス板、
45‥‥リニアアクチュエータ、46‥‥可動子、47
‥‥第2プレス板、48‥‥小孔、49‥‥回転軸、5
0‥‥回転アクチュエータ、51‥‥スプロケット、5
2‥‥ローラチェーン、53‥‥スプロケット、54‥
‥残渣回収かご、55‥‥アーム、56‥‥残渣回収シ
リンダ、57‥‥残渣掻寄せ板、58‥‥掻寄せ板駆動
アクチュエータ、59‥‥残渣回収ボックス、60‥‥
ガイド、62‥‥はんだドロス回収ボックス、63‥‥
取手、64‥‥上部開口、65‥‥蓋板、66‥‥止め
金具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融はんだ槽にはんだドロスを投入する工
    程と、 はんだドロスが投入された溶融はんだ槽を撹拌する工程
    と、 前記溶融はんだ槽に還元剤を添加する工程と、 溶融はんだ槽中のはんだドロスを還元する工程と、 溶融はんだ中の残渣を分離する工程と、 をそれぞれ具備するはんだドロスの還元方法。
  2. 【請求項2】前記還元剤がホウふっ化アンモニウムを主
    成分とする薬剤であることを特徴とする請求項1に記載
    のはんだドロスの還元方法。
  3. 【請求項3】前記還元剤が粒状または粉状であることを
    特徴とする請求項1に記載のはんだドロスの還元方法。
  4. 【請求項4】溶融状態ではんだを収容する溶融はんだ槽
    と、 前記溶融はんだ槽内にはんだドロスを投入するためのド
    ロス投入口と、 前記はんだドロスが投入された溶融はんだ槽を撹拌する
    撹拌手段と、 前記はんだドロスが投入された溶融はんだ槽内に還元剤
    を添加する還元剤添加部と、 溶融はんだ槽内の残渣を集めるプレス板と、 前記プレス板によって集められた残渣を回収する残渣回
    収容器と、 をそれぞれ具備するはんだドロスの還元装置。
  5. 【請求項5】溶融はんだ槽中に浸漬された状態で前記プ
    レス板によって集められた残渣を受入れる残渣回収かご
    を具備し、残渣を受入れた前記残渣回収かごを昇降手段
    によって上昇させて溶融はんだ浴中から残渣を分離し、
    分離された残渣を前記残渣回収容器に移すようにしたこ
    とを特徴とする請求項4に記載のはんだドロスの還元装
    置。
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