JPH10166038A - 可変断面押出成形装置 - Google Patents

可変断面押出成形装置

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Publication number
JPH10166038A
JPH10166038A JP35234196A JP35234196A JPH10166038A JP H10166038 A JPH10166038 A JP H10166038A JP 35234196 A JP35234196 A JP 35234196A JP 35234196 A JP35234196 A JP 35234196A JP H10166038 A JPH10166038 A JP H10166038A
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JP
Japan
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die
hole
fixed
container
moving
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Application number
JP35234196A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Kato
雅嗣 加藤
Tadayoshi Sato
忠義 佐藤
Kazuyuki Takeda
和之 竹田
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MA Aluminum Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い可変断面押出成形を安定的に行う
ことができる可変断面押出装置を提供する。 【解決手段】 成形材が収納されるコンテナ2と、この
コンテナの一端部側に配設されてコンテナ内の成形材1
を他端部側に押圧する加圧機3と、コンテナの他端部に
配設されて押出される成形材を押出孔4を介して製品形
状に成形するダイスアッセンブリ5と、このダイスアッ
センブリを基盤上に支承するダイスタック6と、押出孔
の形状を変化させる駆動手段8とを備えてなり、ダイス
アッセンブリ5は、固定ダイス孔が穿設された固定ダイ
ス11と、この固定ダイスに移動自在に設けられて移動
ダイス孔が穿設された移動ダイス12とを有し、移動ダ
イス12に駆動手段8の駆動部24先端が連結され、か
つ固定ダイスとダイスタックとには、それぞれ駆動部が
挿通可能な開口部が形成されるとともに、先端部が移動
ダイス12に係合し、その移動を測定する変位測定手段
40が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出方向に断面形
状が変化する成形体を押出成形するための可変断面押出
成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、熱交換器用のフィンチュ
ーブ等の各種管材や、軽量化の要請が強い車両に用いら
れる各種の構造部材として、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金の押出成形によって成形されたものが多々使
用されている。この押出成形は、コンテナの先端部に上
記構成部材等の断面形状を有する押出孔が穿設されたダ
イスを固定し、コンテナ内に加熱した素材(ビレット)
を挿入するとともに、このビレットを加圧機(ステム)
によって上記ダイス側に押圧して上記押出孔から押し出
すことにより、上記構成部材を成形するものである。こ
のような押出加工によれば、ダイスの押出孔が一定の断
面形状を有しているために、得られた上記構成部材等
も、長手方向に向けて一定の断面形状に成形される。
【0003】しかしながら、上記構成部材のうち、例え
ば一般乗用車やトラック等の各種車輌の構造部材におい
ては、上記押出用ダイスでこれを成形した場合には、例
えば得られたサイドフレームが長手方向に向けて一定の
断面形状、換言すれば一定の断面二次モーメントを有す
るために、長手方向において必要以上の寸法および強度
を有する部材が成形されてしまい、成形材料が無駄にな
って不経済であるとともに、当該構成部材の設置スペー
スのコンパクト化および軽量化を妨げるという問題点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このような問
題点を解決する従来の押出用ダイスとして、特開平5−
31527号公報に見られるような、押出用ダイスをコ
ンテナに固定される固定ダイスと、この固定ダイスに対
して移動自在に設けられた移動ダイスとから構成し、移
動ダイスを適宜移動させることにより、固定ダイスの固
定ダイス孔と移動ダイスの移動ダイス孔との連通部分に
よって構成される押出孔の形状を変化させて、成形され
る構成部材の断面形状を長手方向に向けて変化させる可
変断面押出用ダイスが提案されている。このような可変
断面押出用ダイスによれば、発生する応力分布に応じた
形状の押出成形が可能であり、よって例えば長手方向の
中央部や両端部等、どの部分においても応力が一定とな
るような合理的な断面形状を有する構成部材等を成形す
ることができるという利点がある。
【0005】ところが、上記従来の可変断面押出用ダイ
スを押出成形装置に組込もうとする場合には、固定ダイ
スと移動ダイスとを相対移動させようとすると、加圧機
による押出方向に対して両者から押出される成形体の押
出基準心を保持することが難しく、よって安定的な押出
成形が困難であるとともに装置が複雑化し、また少なく
とも一方を移動させる場合においても、押出成形装置に
は大きなスラスト方向の荷重が作用するために、加圧機
と固定ダイスの相対位置を確実に保持しつつ、さらに固
定ダイスに対して移動ダイスを精度良く、かつ円滑に摺
動させることが構造上極めて困難であり、結局高い精度
で押出成形することが極めて難しいといった種々の実際
上の問題点があった。本発明は、このような可変断面押
出成形を現実的に行う際に生じる課題を有効に解決すべ
くなされたもので、精度の高い可変断面押出成形を安定
的に行うことができる可変断面押出成形装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る可変断面押出成形装置は、成形材が収納されるコ
ンテナと、このコンテナの一端部側に配設されて上記コ
ンテナ内の成形材を他端部側に押圧する加圧機と、上記
コンテナの他端部に配設されて上記コンテナから押出さ
れる成形材を押出孔を介して製品形状に成形するダイス
が組込まれたダイスアッセンブリと、このダイスアッセ
ンブリを基盤上に支承するダイスタックと、上記押出孔
の形状を変化させる駆動手段とを備えてなり、上記ダイ
スアッセンブリは、上記ダイスタックに固定され、固定
ダイス孔が穿設された固定ダイスと、この固定ダイスに
移動自在に設けられ、移動ダイス孔が穿設された移動ダ
イスとを有し、上記固定ダイス孔と移動ダイス孔との連
通部分によって形状が可変の上記押出孔が構成されると
ともに、上記移動ダイスに上記駆動手段の駆動部先端が
連結され、かつ上記ダイスアッセンブリとダイスタック
とには、それぞれ移動ダイスまたは上記駆動部が挿通可
能な開口部が形成されるとともに、上記開口部に挿通さ
れるとともに先端部が上記移動ダイスに係合し、当該移
動ダイスの移動を測定する変位測定手段が設けられてい
ることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、上記固定
ダイスに上記固定ダイス孔に連通する孔部が穿設され、
この孔部内に、上記移動ダイスが摺動自在に組込まれて
いることを特徴とするものであり、請求項3に記載の発
明は、上記加圧機、コンテナおよび上記ダイスアッセン
ブリを支持するダイスタックは、水平方向に順次配設さ
れ、上記固定ダイスおよび上記ダイスタックの側壁に上
記開口部が形成されるとともに、上記ダイスタックの側
壁に上記駆動手段が固定されていることを特徴とするも
のである。
【0008】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3のいずれかに記載の変位測定手段が、上記開口部
に挿通されて先端部が上記移動ダイスに当接するロッド
と、このロッドを上記移動ダイス側に向けて付勢する付
勢部材と、上記ロッドの基端部に連結されて当該ロッド
の変位量を電気信号に変換する変位測定装置とを備えて
なることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4のいずれかに記載のダイスアッセンブリに、当該ダ
イスアッセンブリを加熱する加熱手段が配設されている
ことを特徴とするものであり、請求項6に記載の発明
は、上記ダイスアッセンブリが、管状のダイリング内
に、上記成形材の押出方向に向けて順次上記固定ダイス
と、この固定ダイスを支持するバックプレートとが収納
された構成であり、かつ上記ダイリングの外周部には、
上記固定ダイスの開口部と連通して上記移動ダイスまた
は上記駆動部が挿通可能な開口部が穿設され、かつ上記
ダイリングの外周に、周方向に沿って複数のヒータが組
込まれれることによって上記加熱手段が構成されている
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項1〜6のいずれかに記載の発明にあ
っては、固定ダイスと移動ダイスを有するダイスアッセ
ンブリをダイスタックを介して基盤上に支承し、かつダ
イスアッセンブリとダイスタックとに形成した開口部
に、それぞれ互いに連結された上記移動ダイスまたは駆
動部を挿通して当該移動ダイスを駆動するとともに、移
動ダイスに係合する変位測定手段によって当該移動ダイ
スの移動を測定しているので、上記固定ダイスの位置を
基準とし、かつこの固定ダイスに対して移動ダイスを正
確かつ円滑に移動させることができ、よって精度の高い
可変断面押出成形を安定的に行うことができる。また、
押出される成形体が固定ダイス孔を基準として延出する
ために、そのガイドが容易になる。
【0011】特に請求項2に記載の発明においては、固
定ダイスに孔部を穿設して、この孔部内に移動ダイスを
摺動自在に組込んでいるので、固定ダイス孔と移動ダイ
ス孔との相対変位を生じること無く、上記移動ダイスを
円滑に移動させることが可能となる。加えて、請求項3
に記載の発明においては、上記固定ダイスおよびダイス
タックの側壁に上記開口部を形成し、上記ダイスタック
の側壁に駆動手段を固定しているので、固定ダイス、移
動ダイスおよび駆動手段の相対変位を生じることが無
く、よって上記駆動手段による押圧軸線を常に一定に保
持することができるために、上記押圧軸線の変位によっ
て移動ダイスの駆動力が増加するといった虞も無く、固
定ダイスに対する移動ダイスの摺動を精度良く、かつ円
滑に行うことが可能となる。
【0012】さらに、上記移動ダイスの移動を制御する
ためにその変位量を測定するに際して、例えば上記駆動
手段の駆動部の変位量を測定することも考えられるが、
当該駆動部と移動ダイスとの間にあそび(隙間)を生じ
ることが避けられないために、上記駆動部の変位量を測
定しても、移動ダイス自体の変位量との間に上記あそび
に起因する誤差が生じてしまう。この点、請求項4に記
載の発明によれば、付勢部材によって移動ダイス側に付
勢したロッドの先端を直接移動ダイスに当接させている
ので、移動ダイス自体の変位量を正確に測定することが
でき、この結果、上記移動ダイスの移動を高い精度で制
御することができる。
【0013】ところで、このような押出装置において
は、押出成形の当初は加熱した成形材が投入されたコン
テナからの熱によってダイスアッセンブリが加熱される
が、当初ダイスタックは常温であるために、時間の経過
とともに熱がダイスアッセンブリ側からダイスタック側
に逃げてしまい、次第にダイスアッセンブリの温度が低
下して当該ダイスアッセンブリが熱収縮するとともに、
逆にダイスタックは熱膨張する。このため、上記ダイス
アッセンブリを支承するダイスタックとの間に隙間を生
じて固定ダイスの位置が不安定になる虞がある。そこ
で、請求項5に記載の発明のように、ダイスアッセンブ
リを加熱する加熱手段を配設すれば、経時的にダイスア
ッセンブリの温度が低下傾向を示した際に、上記加熱手
段によって積極的にダイスアッセンブリを加熱すること
により、ダイスタックとの間に熱収縮に起因する隙間が
発生することを防止することができる。
【0014】また、この種の押出装置においては、押出
成形時に、上記ダイスアッセンブリに加圧機からの押圧
力によって押出方向に大きな荷重が作用する。このた
め、上記ダイスアッセンブリを固定ダイスおよび移動ダ
イスのみから構成した場合には、上記荷重に起因する剪
断力に抗するために固定ダイスの厚さ寸法を大きくする
必要がある。一方、固定ダイスの固定ダイス孔の加工に
は数十〜数百ミクロン単位の高い精度が要求されるため
に、当該固定ダイスの厚さ寸法が大きくなると、加工に
手間を要して製造単価の高騰化を招く。
【0015】この点、請求項6に記載の発明によれば、
上記ダイスアッセンブリを、管状のダイリング内に、固
定ダイスを支持するバックプレートと固定ダイスとを収
納した構成としているので、上記固定ダイスの厚さ寸法
をより薄く設定することができてその製造が容易になる
とともに、ダイリングおよびバックプレートについて
は、異なる形状に対応した種々の固定ダイスに対して、
共通部材として使用することができて経済的である。な
お、この場合に移動ダイスを外部から駆動するために
は、上記ダイリングの外周部にも上記固定ダイスの開口
部と連通して移動ダイスまたは駆動部が挿通可能な開口
部を穿設すればよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明に係る可変
断面押出成形装置の一実施形態を示すものである。図1
に示すように、この可変断面押出成形装置は、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金のビレット(成形材)1が
収納されるコンテナ2と、このコンテナ2の一端部側に
配設されてコンテナ2内のビレット1を他端部側に押圧
するステム(加圧機)3と、コンテナ2の他端部に配設
されてこのコンテナ2から押出される成形材を押出孔4
を介して製品形状に成形するダイスアッセンブリ5と、
このダイスアッセンブリ5を基盤上に支承するダイスタ
ック6と、このダイスタック6の後段に配設されたエン
ドプラテン7とが水平方向に配設され、さらに押出孔4
の形状を変化させる駆動装置(駆動手段)8が設けられ
るとともに、ダイスアッセンブリ5の移動ダイス12の
変位量を直接測定する変位測定手段40が設けられるこ
とによって概略構成されたものである。ここで、ステム
3、ダイスタック6およびエンドプラテン7は、それぞ
れ床面(基盤)上に直接または間接的に固定されてお
り、さらにステム3とエンドプラテン7とは、互いの4
隅に介装されたタイロッド(図示を略す。)によって連
結されている。
【0017】また、ダイスタック6は、図1および図2
に示すように、方形板状の部材で、その中央部には上方
に開口するU字状の凹部9が形成されている。そして、
この凹部9内に、ダイスアッセンブリ5が挿脱自在に収
納されている。このダイスアッセンブリ5は、例えば一
部フランジが形成されないH型部材を押出加工するため
のもので、円管状のダイリング10内に、成形材1の押
出方向に向けて順次固定ダイス11と、この固定ダイス
11に穿設された孔部22内に摺動自在に設けられた移
動ダイス12と、固定ダイス11を支持するバックプレ
ート13と、固定ダイス11の上流側に設けられてバッ
クプレート13とともに固定ダイスを挟むリードインプ
レート16とが収納されたものである。ここで、ダイス
タック6の凹部9の内壁部には、成形材の押出方向と交
差する方向に溝部9aが形成されており、この溝部9a
内にダイリング10の外周に形成された凸部10aが嵌
合されている。
【0018】他方、固定ダイス11は、熱間工具鋼によ
って形成された略外観円板状の部材で、図5および図6
に示すように、コンテナ2側に位置する上面15の中央
部には、コンテナ2から押出される成形材1の流路とな
る凹部17が形成されるとともに、この凹部17の底部
に固定ダイス孔18が穿設されている。
【0019】この固定ダイス孔18は、成形するH型部
材の一方のフランジの最大厚さ寸法と同一の幅寸法を有
するフランジ部形成孔19と、このフランジ部形成孔1
9の中央部と直交する方向に延びるウエブ形成孔20
と、このウエブ形成孔20の他端部に形成されたフラン
ジ部連通孔21とから形成されたものである。フランジ
部連通孔21は、フランジ部形成孔19と同一の長さ寸
法を有し、かつ該フランジ部形成孔19よりも大きな幅
寸法を有するように形成されている。また、この固定ダ
イス11の側面中央部には、ウエブ形成孔20と平行に
延びて側面間を貫通し、かつ固定ダイス孔18と連通す
る孔部22が穿設されており、この孔部22の側面中央
部には、移動ダイス12の側面を密に摺動自在に案内す
るための案内壁23が形成されている。そして、この固
定ダイス11の孔部22内に、移動ダイス12が摺動自
在に設けられている。
【0020】この移動ダイス12は、図7に示すよう
に、孔部22内に挿入される頭部25と、この頭部25
を孔部22内において摺動させるための駆動装置8の駆
動軸(駆動部)24の先端部24aが連結されるクラン
プ部26とから一体に構成されたものである。上記頭部
25は、熱間工具鋼等によって形成された外観略方形板
状の部材で、その中央部には、固定ダイス孔18と同一
寸法に形成されたフランジ部形成孔27と、このフラン
ジ部形成孔27の中央部と直交するウエブ形成孔28
と、このウエブ形成孔の他端部に形成されたフランジ部
連通孔29からなる移動ダイス孔30が穿設されてい
る。なお、上記ウエブ形成孔28は、この移動ダイス1
2の側壁31と平行になるように形成されている。移動
ダイス12は、フランジ部形成孔27を固定ダイス孔1
8のフランジ部連通孔21側に位置させ、かつ互いのウ
エブ形成孔20、28を連通させて、固定ダイス11の
孔部22内の案内壁23に沿って摺動自在に挿入されて
いる。
【0021】そして、この移動ダイス12の移動方向に
のぞむダイリング10の側壁には、固定ダイス11の孔
部22よりも僅かに大きな開口部34が形成されてお
り、この開口部34から移動ダイス12を内部に組込ま
れた固定ダイス11の孔部22内に装着するようになっ
ている。さらに、ダイリング10の外周部には、上記開
口部34が形成された部位を除いて、複数(図では合計
12)の長穴10c…が穿設されており、各々の長穴1
0c内にヒータ(加熱手段)50が組込まれている。一
方、図2に示すように、ダイスタック6の側面には、取
付け部材32を介して上記駆動装置8が固定されてい
る。この駆動装置8は、油圧シリンダ33と、この油圧
シリンダ33によって進退する駆動軸24とから構成さ
れたもので、上記駆動装置24は、ダイスタック6およ
びダイリング10の側壁に形成された開口部34、35
に挿通されて、その先端部24aが移動ダイス12のク
ランプ部26に連結されている。
【0022】さらに、図1および図8に示すように、駆
動装置8が取付けられている取付け部材32には、移動
ダイス12の変位量を直接測定するための上記変位測定
手段40が取付けられている。この変位測定手段40
は、軸受41によって取付け台32上に移動ダイス12
の移動方向に向けて進退自在の設けられたロッド42
と、このロッド42にピン43によって固定された受け
板44と軸受41との間に介装されてロッド42を移動
ダイス42側に付勢するスプリング(付勢部材)45
と、ロッド42の基端部に連結されてロッドの変位量を
電気信号に変換するデジタルスケール(変位測定装置)
46とから構成されたもので、ロッド42の先端部42
aは、スプリングの付勢力によって、常時移動ダイス1
2に固定された係止板12aに当接するようになってい
る。また、この先端部42aは、スクリュージョイント
47によって長さ寸法が調整可能になっている。
【0023】次に、図1〜図11に基づいて、以上の構
成からなる可変断面押出成形装置を用いたアルミニウム
またはアルミニウム合金製のH型部材の押出加工方法に
ついて説明する。先ず、ステム3を後退させた状態で、
コンテナ2内に加熱したアルミニウムビレット1を挿入
した後に、ステム3を前進させて当該ビレット1をダイ
スアッセンブリ5内の固定ダイス11側に向けて押出
す。すると、図9に示すように、固定ダイス孔18と移
動ダイス孔30との連通部分によって構成されるダイス
孔4(図中ハッチングで示す部分)から成形材1が押出
され、ダイス孔4の形状を断面形状とするH型部材が押
出成形される。そして、これと並行して、適宜駆動装置
8の油圧シリンダ33を制御することにより、駆動軸2
4を介して移動ダイス12を固定ダイス11の孔部22
内において摺動させると、成形される部材のフランジ間
のウエブの長さ寸法Lを漸次増減させることができる。
【0024】次いで、移動ダイス12をさらに移動させ
て、図10に示す位置に設定すると、ウエブの両端部
に、フランジ部形成孔19、27とフランジ部連通孔2
0、29との連通部分に相当する厚さ寸法Wのフランジ
を有するH型部材が成形される。この際に、上述した状
態を保持しつつ移動ダイス12を移動させることによ
り、長手方向に向けてフランジの厚さ寸法Wを適宜変化
させることができる。また、図11に示すように、固定
ダイス孔18と移動ダイス孔30との互いのウエブ形成
孔20、28を連通させ、かつ一方のフランジ部形成孔
19、27と他方のフランジ部連通孔21、29とを連
通させない位置において成形材1を押出すと、成形材1
は、ウエブ形成孔20、28の連通した押出孔4のみを
通過して押出されるため、この結果、押出孔4の長さ寸
法に対応したフラットバー状のウエブのみを有する平板
状の構成部材が成形される。以上のように、駆動装置8
によって移動ダイス12を固定ダイス11に対して適宜
位置に移動させることにより、長手方向に向けて多様な
可変断面形状を有する構成部材を容易に成形加工するこ
とができる。
【0025】この際に、移動ダイス12を正確な位置に
移動させるために、図8に示した変位測定手段40によ
って移動ダイス12の変位量が計測される。すなわち、
ロッド42は、スプリング45によって常に移動ダイス
12に付勢されて係止板12aに当接しているために、
移動ダイス12が移動するとこれに追従し、その変位量
が直接デジタルスケール46からの出力信号として計測
される。そこで、当該変位量に対応させて駆動装置8の
油圧シリンダ33が制御されて、移動ダイス12が所望
の位置まで移動される。
【0026】この際に、固定ダイス11には、ステム3
によってコンテナ2内のビレット1を押出すことによっ
て生じるスラスト力が作用するが、当該スラスト力は、
先ず固定ダイス11の上流側に配設されたリードインプ
レート16に作用するために、直接固定ダイス11に作
用する上記スラスト力が緩和される。また、時間の経過
とともに、次第にダイスアッセンブリ5の温度が低下し
てダイスアッセンブリ5が熱収縮するとともに、逆にダ
イスタック6は熱膨張する。そこで、押出成形を行うに
従って、ダイスアッセンブリ5の温度が低下傾向を示し
た際に、ヒータ50に通電してダイリング10を積極的
に加熱することにより、ダイリング10が熱収縮してダ
イスタック6との間に隙間が発生することを防止すると
ともに、アルミニウムの変形抵抗の増大を防ぎ、可変断
面押出を行い易くする。
【0027】なお、上記可変断面押出成形装置によっ
て、他の形状の可変断面部材を押出成形する場合には、
先ずダイリング10に設けた吊り具によってダイスアッ
センブリ5全体を吊り上げてダイスタック6の凹部9か
ら上方に抜出し、次いで当該部材の対応した固定ダイス
および移動ダイスを組込んだダイスアッセンブリをダイ
スタック6の凹部9内に収納させればよい。
【0028】以上のように、上記構成からなる可変断面
押出成形装置にあっては、固定ダイス11と移動ダイス
12を有するダイスアッセンブリ5をダイスタック6を
介して基盤上に支承し、かつ固定ダイスとダイスタック
とに形成した開口部に、それぞれ互いに連結された上記
移動ダイスまたは駆動部を挿通して当該移動ダイスを駆
動するとともに、スプリング45によってロッド42が
直接移動ダイス12に当接する変位測定手段40によっ
て移動ダイス12の移動を測定しているので、上記固定
ダイス11の位置を基準とし、かつこの固定ダイス11
に対して移動ダイス12を正確かつ円滑に移動させるこ
とができ、よって精度の高い可変断面押出成形を安定的
に行うことができる。また、押出される成形体が固定ダ
イス孔11を基準として延出するために、そのガイドが
容易になる。
【0029】特に、固定ダイス11に孔部22を穿設し
て、この孔部22内に移動ダイス12を摺動自在に組込
んでいるので、固定ダイス孔11と移動ダイス孔12と
の相対変位を生じること無く、よって移動ダイス12の
摺動を円滑に行わせることができる。しかも、ダイスタ
ック6の側壁に駆動装置8を固定しているので、固定ダ
イス11、移動ダイス12および駆動装置8間に相対変
位を生じることが無く、この結果駆動装置8による押圧
軸線を常に一定に保持することができるために、上記押
圧軸線の変位によって移動ダイス12の駆動力が増加す
るといった虞も無い。このため、固定ダイス11に対す
る移動ダイス12の摺動を精度良く、かつ円滑に行うこ
とができる。
【0030】さらに、上記変位測定手段40によって直
接移動ダイス12の移動を測定しているので、デジタル
スケール(変位測定装置)46によって変換された電気
的信号に基づいて油圧シリンダ33を制御することによ
り、移動ダイス12を高い精度で所望の位置に移動させ
ることができる。加えて、ダイリング10にヒータ50
を配設しているので、このヒータ50によって積極的に
ダイリング10を加熱することにより、ダイスタック6
との間に熱収縮に起因する隙間が発生することを防止す
るとともに、素材アルミニウムの温度低下による変形抵
抗の増加を防止することができる。
【0031】また、ダイスアッセンブリ5を、管状のダ
イリング10内に、バックプレート13と固定ダイス1
1とリードインプレート16とを収納した構成としてい
るので、固定ダイス11の厚さ寸法をより薄く設定する
ことができてその製造が容易になるとともに、ダイリン
グ10およびバックプレート13、リードインプレート
16については、異なる形状に対応した種々の固定ダイ
スに対して、共通部材として使用することができて経済
的である。
【0032】なお、上記実施の形態においては、固定ダ
イス11および移動ダイス12としてH型の構成部材を
押出成形するものを使用した場合についてのみ説明した
が、これに限るものではなく、各種の可変断面の構成部
材を押出成形するための固定ダイスおよび移動ダイスを
組込むことが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6のい
ずれかに記載の可変断面押出成形装置によれば、固定ダ
イスの位置を基準とし、かつこの固定ダイスに対して移
動ダイスを正確に移動させることができるために、精度
の高い可変断面押出成形を安定的に行うことができると
ともに、押出される成形体が固定ダイス孔を基準として
延出するために、そのガイドが容易になる。この際に、
請求項2に記載の発明によれば、固定ダイス孔と移動ダ
イス孔との間に相対変位を生じること無く、さらに請求
項3に記載の発明によれば、固定ダイス、移動ダイスお
よび駆動手段の相対変位を生じることが無いために、固
定ダイスに対する移動ダイスの摺動を一層精度良く、か
つ円滑に行うことが可能になる。さらに、請求項4に記
載の発明によれば、付勢部材によって移動ダイス側に付
勢したロッドの先端を直接移動ダイスに当接させている
ので、移動ダイス自体の変位量を正確に測定することが
でき、この結果、上記移動ダイスの移動を高い精度で制
御することができるという効果が得られる。
【0034】また、請求項5に記載の発明によれば、経
時的にダイスアッセンブリの温度が低下傾向を示した際
に、加熱手段によって積極的にダイスアッセンブリを加
熱することにより、ダイスタックとの間に熱収縮に起因
して隙間が発生すること、および素材の温度が低下して
変形抵抗が増大することを共に防止することができ、請
求項6に記載の発明によれば、固定ダイスの厚さ寸法を
より薄く設定することができてその製造が容易になると
ともに、ダイリングおよびバックプレートについては、
異なる形状に対応した種々の固定ダイスに対して、共通
部材として使用することができて経済的であるといった
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変断面押出成形装置の一実施形態を
示す概略構成図である。
【図2】図1のII−II線視断面図である。
【図3】図1のダイスアッセンブリを示す縦断面図であ
る。
【図4】図3のダイリングの正面図である。
【図5】図1の固定ダイスを示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI線視断面図である。
【図7】図1の移動ダイスを示す平面図である。
【図8】図1の変位測定手段を示す側面図である。
【図9】押出孔によってH型の成形材を押出す状態を示
す模式図である。
【図10】図9の移動ダイスをさらに移動させた状態を
示す模式図である。
【図11】図10の移動ダイスをさらに移動させてI型
の成形材を押出す状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ビレット(成形材) 2 コンテナ 3 ステム(加圧機) 4 押出孔 5 ダイスアッセンブリ 6 ダイスタック 8 駆動装置(駆動手段) 10 ダイリング 11 固定ダイス 12 移動ダイス 13 バックプレート 18 固定ダイス孔 22 孔部 23 案内壁 24 駆動軸(駆動部) 24a 先端部 30 移動ダイス孔 34、35 開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材が収納されるコンテナと、このコ
    ンテナの一端部側に配設されて上記コンテナ内の成形材
    を他端部側に押圧する加圧機と、上記コンテナの他端部
    に配設されて上記コンテナから押出される成形材を押出
    孔を介して製品形状に成形するダイスが組込まれたダイ
    スアッセンブリと、このダイスアッセンブリを基盤上に
    支承するダイスタックと、上記押出孔の形状を変化させ
    る駆動手段とを備えてなり、 上記ダイスアッセンブリは、上記ダイスタックに固定さ
    れ、固定ダイス孔が穿設された固定ダイスと、この固定
    ダイスに移動自在に設けられ、移動ダイス孔が穿設され
    た移動ダイスとを有し、上記固定ダイス孔と移動ダイス
    孔との連通部分によって形状が可変の上記押出孔が構成
    されるとともに、 上記移動ダイスに上記駆動手段の駆動部先端が連結さ
    れ、かつ上記ダイスアッセンブリと上記ダイスタックと
    には、それぞれ上記移動ダイスまたは上記駆動部が挿通
    可能な開口部が形成されるとともに、上記開口部に挿通
    されるとともに先端部が上記移動ダイスに係合し、当該
    移動ダイスの移動を測定する変位測定手段が設けられて
    いることを特徴とする可変断面押出成形装置。
  2. 【請求項2】 上記固定ダイスに上記固定ダイス孔に連
    通する孔部が穿設され、この孔部内に、上記移動ダイス
    が摺動自在に組込まれていることを特徴とする請求項1
    に記載の可変断面押出成形装置。
  3. 【請求項3】 上記加圧機、コンテナおよび上記ダイス
    アッセンブリを支持するダイスタックは、水平方向に順
    次配設され、上記固定ダイスおよび上記ダイスタックの
    側壁に上記開口部が形成されるとともに、上記ダイスタ
    ックの側壁に上記駆動手段が固定されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の可変断面押出成形装
    置。
  4. 【請求項4】 上記変位測定手段は、先端部が上記移動
    ダイスに当接するロッドと、このロッドを上記移動ダイ
    ス側に向けて付勢する付勢部材と、上記ロッドの基端部
    に連結されて当該ロッドの変位量を電気信号に変換する
    変位測定装置とを備えてなることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の可変断面押出成形装置。
  5. 【請求項5】 上記ダイスアッセンブリには、当該ダイ
    スアッセンブリを加熱する加熱手段が配設されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の可
    変断面押出成形装置。
  6. 【請求項6】 上記ダイスアッセンブリは、管状のダイ
    リング内に、上記成形材の押出方向に向けて順次上記固
    定ダイスと、この固定ダイスを支持するバックプレート
    とが収納されており、かつ上記ダイリングの外周部に
    は、上記固定ダイスの開口部と連通して上記移動ダイス
    または上記駆動部が挿通可能な開口部が穿設され、かつ
    上記ダイリングの外周に、周方向に沿って複数のヒータ
    が組込まれることによって上記加熱手段が構成されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の可変断面押出成形
    装置。
JP35234196A 1996-12-12 1996-12-12 可変断面押出成形装置 Pending JPH10166038A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108160404A (zh) * 2018-02-05 2018-06-15 镇江艾润润滑油有限公司 一种便捷式润滑剂挤压装置

Cited By (2)

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CN108160404A (zh) * 2018-02-05 2018-06-15 镇江艾润润滑油有限公司 一种便捷式润滑剂挤压装置
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