JPH1016764A - 高さ可変式シール装置をそなえた側壁型エアクッション艇 - Google Patents

高さ可変式シール装置をそなえた側壁型エアクッション艇

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JPH1016764A
JPH1016764A JP19138196A JP19138196A JPH1016764A JP H1016764 A JPH1016764 A JP H1016764A JP 19138196 A JP19138196 A JP 19138196A JP 19138196 A JP19138196 A JP 19138196A JP H1016764 A JPH1016764 A JP H1016764A
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JP
Japan
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sealing device
air
air cushion
seal
height
Prior art date
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Withdrawn
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JP19138196A
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English (en)
Inventor
Masanobu Kori
正信 郡
Akira Ishikawa
暁 石川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】側壁型エアクッション艇におけるエアクッショ
ン室を形成する可撓性シール装置の高さ調節を可能にす
る。 【解決手段】側壁型エアクッション艇の船底部1aに、
ヒンジ機構26を介してシール装置2の取付け台23を揺動
可能に取付け、取付け台23の上面と船底部1aとの間に
バッグ25を介装し、バッグ25に供給する空気圧Pbを調
節してエアクッション圧Pcに対する相対圧を変えるこ
とにより、シール装置2の高さの調節を可能にした。こ
れにより高波高時(一点鎖線で示す)における航行抵抗
の増加の抑制が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船底部に剛性の両
側壁と可撓性の船首用のシール装置および船尾用のシー
ル装置とで囲まれたエアクッション室を有する側壁型エ
アクッション艇に関し、特にそのシール装置の高さ(水
面に対する高さ)を可変式にした側壁型エアクッション
艇に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、側壁型エアクッション艇として
は、図6に示すようなものがあり、船体1の船底部に剛
性の両側壁4と可撓性の船首用のシール装置2および船
尾用のシール装置3とで囲まれたエアクション室Aが形
成されている。そして、リフトファン13によりエアクッ
ション室Aに向けて圧縮空気14が吹出されるようになっ
ており、このとき圧縮空気14はダクト16を通り、船首用
のシール装置2および船尾用のシール装置3を展張させ
る。このようにして各シール装置2,3を展張させた圧
縮空気14は、さらにエアクッション室Aに導かれ、船体
1を浮上させるための内圧15を発生させるようになって
いる。
【0003】従来の側壁型エアクッション艇では、船尾
用のシール装置3は、図7に示すように、第1段シール
6,第2段シール7および第3段シール8に区画されて
おり、その区画壁にはフィードホール9,10が設けられ
ている。そして、船尾用のシール装置3の内部で各フィ
ードホール9,10を通過した圧縮空気14は、第1段シー
ル6の内方の壁部に形成された図示しない通孔を通じて
エアクッション室Aへ流入するようになっている。
【0004】さらに、船尾用のシール装置3には、図8
(船体背面図)に示すように、船底部の側壁4との摺接
面にナイロン繊維で補強されたゴムシートからなるサイ
ドシール5が設けられて、船尾用のシール装置3の展張
に伴いサイドシール5は側壁4に押し付けられるように
なっている。このようにして船尾用のシール装置3は、
エアクッション室Aからの空気の漏洩を防止している。
【0005】一方、波による水位変化は常に短い周期で
発生しており、波の上下動に伴い、船尾用のシール装置
3は、波に追従するため側壁4と船尾用のシール装置3
のサイドシール5との間に摩擦を起しながらも、上下動
を繰り返している。なお図中の符号17は水面を示してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の側壁型エアクッション艇では、エアクッション
艇が設計値よりも深い吃水で航行した場合や、波が高い
ときのように頻繁に発生する空気漏れによってクッショ
ン圧が下がり、これによって吃水が増加する場合、シー
ル装置は高さが変えられないため、シール装置の没水深
さが増加し、これに伴ってシール装置に大きな流体力が
作用して、航走時の抵抗が増大したり、あるいは大きく
振動して乗り心地を悪くしたり、またシール装置の損傷
を招いたりするという問題点がある。
【0007】本発明は、このような問題点の解決をはか
ろうとするもので、シール装置の下端部の水面に対する
高さを調節可能としてエアクッション艇が沈んで航走す
る場合でもシール装置による抵抗の増加を防ぎ、かつシ
ール装置に過大な変形が発生するのを防止できるように
した、高さ可変式シール装置をそなえた側壁型エアクッ
ション艇を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、側壁型エアク
ッション艇において、エアクッション室を形成する可撓
性のシール装置を圧縮空気の供給を受けて展張するエア
バッグとして構成し、このエアバッグの下端部と水面と
の間に常に所定のエアギャップ量が確保されるようにエ
アバッグ下端部の水面に対する高さを調整するようにし
て、課題解決の手段としている。
【0009】また、側壁型エアクッション艇において、
エアクッション室を形成する可撓性のシール装置を、船
体に揺動可能に取り付けられたシール装置取付け台を介
して水面に対する高さを調節可能に取り付けて、課題解
決の手段としている。
【0010】さらに、上記シール装置取付け台の上面に
バッグを取り付ける一方、下面にシール装置を取り付
け、上記バッグに供給する空気圧を制御してシール装置
下端面の水面に対する高さの調節を行なうようにして、
課題解決の手段としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態について説明すると、図1はその第1実施形態として
の高さ可変式シール装置をそなえた側壁型エアクッショ
ン艇の側断面図、図2はその第2実施形態としての高さ
可変式シール装置をそなえた側壁型エアクッション艇の
通常航行時のシール装置の位置を示す側面図、図3は同
高波高時のシール装置の位置を示す側面図、図4は同斜
視図、図5は同側面図である。なお、図1〜5中図6〜
8と同じ符号はほぼ同一の部材を示している。
【0012】はじめに、図1により第1実施形態につい
て説明すると、この実施形態における船尾用シール装置
3も、第1段シール6,第2段シール7および第3段シ
ール8に区画されており、その区画壁には図示しないフ
ィードホールが設けられている。そして、船尾用のシー
ル装置3の内部で各フィードホールを通過した圧縮空気
は、第1段シール6の内方の壁部に形成された図示しな
い通孔を通じてエアクッション室Aへ流入するようにな
っている。
【0013】図中の符号11はダクト16の底板を示してい
て、その後端部が、底板11から分離されて船尾用のシー
ル装置3の取付け板11aを構成している。そして取付け
板11aの下面に船尾用のシール装置3の第3段シール8
の上面が貼着されている。さらに取付け板11aの前端部
(図1では右端部)が底板11の後端部(図1では左端
部)に蝶番12を介して接続されるとともに、取付け板11
aの後端部上面に油圧シリンダ装置18のピストン杆が取
付けられている。なお油圧シリンダ装置18はダクト16の
天井板11bに装着されている。
【0014】そして、船尾用のシール装置3は、従来の
場合と同様に、ダクト16から圧縮空気の供給を受けて展
張し、下端部20と水面17との間に適正なエアギャップ21
を確保することで、エアクッション室A内の圧力を高め
て艇体を浮上させるものであるが、そのために、すなわ
ち下端部20と水面17との間のエアギャップ21を適正な値
に保つために、油圧シリンダ装置18が操作される。符号
22はリーク空気を示している。
【0015】上述の構成により、船尾用のシール装置3
の下端部20の高さを調節することで、船尾シール装置3
の下端部20と水面17との間を常に適正なギャップ量に保
つことができ、これによってエアクッション艇が設計吃
水より深い状態や波浪中を航行する場合などでも、船尾
用のシール装置に大きな流体力が作用するのを防止する
ことができる。
【0016】この第1実施形態のものでは、側壁型エア
クッション艇における、船尾用のシール装置の下端部の
水面に対する高さを調節可能とすることにより、吃水が
設計値よりも深い場合や波浪中の航行においても、船尾
用のシール装置の下端部と水面との間に適正量のエアギ
ャップを確保でき、その結果船尾用のシール装置に大き
な流体力が作用しなくなり、その結果、抵抗増加を防止
できるほか、船尾用のシール装置の振動の減少をはかる
ことができるとともに、船尾用のシール装置の破損を防
止できる、という利点が得られる。なお上記の説明は、
船尾用のシール装置を例にしているが、船首用のシール
装置をこれと同様の構成としても、同様の作用効果が得
られることはいうまでもない。
【0017】次に、図2〜5により第2実施形態につい
て説明する。この第2実施形態の側壁型エアクッション
艇も、船体1の船底部1aに剛性の両側壁4,4と可撓
性の船尾用のシール装置(図示せず)および船首用のシ
ール装置2とで囲まれたエアクッション室Aが形成され
ている。符号28はエアクッション室Aに圧縮空気を供給
するためのリフトファンを示していて、この圧縮空気は
シール装置を展張させるとともに、エアクッション室A
に導かれてエアクッション艇を浮上させるための内圧を
発生させるようになっている。
【0018】エアクッション艇の船底部1aに、基端部
をヒンジ機構26を介してシール装置取付け台23が回動可
能に取り付けられ、このシール装置取付け台23の下側
に、可撓性の船首用のシール装置2が取り付けられる。
【0019】さらに、シール装置取付け台23の上面と船
底部1aとの間に、シール装置取付け台23の高さを変え
るためのバッグ25が介設され、このバッグ25に空気を供
給するためのファン27が設けられている。そしてファン
27よりバッグ25に空気を供給したり、あるいは供給を停
止したりすることで、バッグ25を展張させたり収縮させ
たりしてシール装置取付け台23を上下方向に揺動できる
ようになっている。
【0020】なお、バッグ25の下端はシール装置取付け
台23にボルト・ナット等により全周を取り付けられてい
る。またバッグ25とシール装置3とは独立していて、両
者間に気体の流通は行なわれない。
【0021】このシール取付け台23の上下方向の揺動
は、後に詳述するとおり、シール装置取付け台23の上下
面に作用するバッグ内圧力Pbとクッション圧力(エア
クッション室Aの圧力)Pcとの差圧力により行なわれ
る。
【0022】上述の構成により、通常航行時(このとき
水面は図5のa−a線の位置にある)には、Pb>Pcと
することでシール装置取付け台23は下方へ揺動させられ
て、図5に実線で示した状態、あるいは図2に示した状
態にある。高波高時(このとき水面は図5のb−b線の
位置にある)にはバッグ25への空気供給を停止してPb
=0とする。その結果Pb<Pcとなってクッション圧力
Pcによりシール装置取付け台23は上方へ押し上げられ
て図5の一点鎖線で示した状態、あるいは図3に示した
状態となる。
【0023】したがって、シール装置2による航走抵抗
の増大を防止できるとともに、シール装置2に過大な変
形が発生するのを防止できる。そしてこの場合、シール
装置取付け台23を上下方向に揺動させるためにバッグ25
とファン27とが必要なだけであり、またシール装置取付
け台23に作用する力は、PbとPcとの差圧力程度である
ため、シール装置3を上下方向に揺動させるための装置
を軽量化かつ簡略化できる。
【0024】なお、シール装置取付け台23の下側に取り
付けられるシール装置としては、図1に示した可撓性の
船尾用のシール装置でもよい。また、この第2実施形態
のものでは、シール装置取付け台23に落下防止のためバ
ックアップチェーン31が取り付けられている。
【0025】符号32はバックアップチェーン31の巻取り
用ウインチを示しており、このウインチ32は船内の船底
部1a上に設置されていて、このウインチ32を操作して
シール装置取付け台23を任意の位置に固定することがで
きる。
【0026】例えば、シール装置取付け台23を、図5の
1の位置で固定したい場合、バックアップチェーン31
をウインチ32で巻き取ってシール装置取付け台23をH1
に位置させ、バッグ25内圧力Pbをシール装置2側のク
ッション圧力Pcよりも常に高い状態(Pb>Pc)に維
持しておくと、バックアップチェーン31には常に張力が
働き、シール装置2は強制的に下方に押し上げられて、
ふらつくことはなく、この位置に安定して固定されるこ
とになる。図5のH2あるいはH3の位置におけるシール
装置取付け台23の固定もこれと同様の手段で行なうこと
ができる。
【0027】さらに、高波高時にバッグ25を収縮させ、
シール装置取付け台23を上方に移動させた状態でシール
装置取付け台23を固定するために、シール装置取付け台
23の先端部に固定金物24が装着されるとともに、この固
定金物24に係合可能なフック29を取り付けられた油圧シ
リンダ30が設けられている。
【0028】油圧シリンダ30は図5の矢印X−Y方向に
のみ作動するもので、高波高時シール装置取付け台23を
上方に移動させた時に油圧シリンダ30をX方向に伸張さ
せてフック29で固定金物24を握持させ、次いでY方向に
収縮させることで、しっかりとシール取付け台23を船体
に固定することができる。
【0029】なお、上述の第1実施形態のものおよび第
2実施形態のものにおいて、例えばシール装置の下端部
と水面との間のエアギャップを、当該ギャップからリー
クする空気量とクッション室の圧力とに基づいて検出
し、その検出値に基づいて上記エアギャップが一定にな
るようにシール装置の高さ制御を行なう制御系が設けら
れていて、シール装置(エアバッグ)の下端部の水面に
対する高さ調整が自動的に行なわれるようになってい
る。また、シール装置の高さ調整を海象条件に応じて手
動で行なってもよいことはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の高さ可変
式シール装置をそなえた側壁型エアクッション艇によれ
ば、海象条件によって吃水が変わる場合でも、シール位
置(エアバッグ)の下端部の水面に対する高さを調節し
て、水面との間に常に所定のエアギャップ量が確保され
るため、航行時抵抗を増加させることなく、またシール
装置に過大な変形を発生させることなく、エアクッショ
ン艇を航行させることができる、という利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての高さ可変式シー
ル装置をそなえた側壁型エアクッション艇の要部縦断面
図。
【図2】本発明の第2実施形態としての高さ可変式シー
ル装置をそなえた側壁型エアクッション艇の通常航行時
のシール装置の位置を示す要部模式縦断面図。
【図3】同高波高時のシール装置の位置を示す要部模式
縦断面図。
【図4】同要部斜視図。
【図5】同要部縦断面図。
【図6】従来の側壁型エアクッション艇の概略構成を示
す船体縦断面図。
【図7】同船尾用のシール装置の斜視図。
【図8】同船体背面図。
【符号の説明】
1 船体 1a 船底部 2 船首用のシール装置 3 船尾用のシール装置 4 側壁 6 第1段シール 7 第2段シール 8 第3段シール 13 リフトファン 14 圧縮空気 15 内圧 16 ダクト 17 水面 18 油圧シリンダ装置 19 ピストン杆 20 (船尾用シール装置の)下端部 21 エアギャップ 22 リーク空気 23 シール装置取付け台 24 固定金物 25 バッグ 26 ヒンジ機構 27 ファン 28 リフトファン 29 フック 30 油圧シリンダ 31 バックアップチェーン 32 ウインチ A エアクッション室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁型エアクッション艇において、同エ
    アクッション艇の船底部に、剛性の両側壁とともにエア
    クッション室を形成するための可撓性のシール装置をそ
    なえ、同シール装置が、圧縮空気の供給を受けて展張す
    るエアバッグとして構成され、同エアバッグが、その下
    端部の水面に対する高さを調節可能に構成されているこ
    とを特徴とする、高さ可変式シール装置をそなえた側壁
    型エアクッション艇。
  2. 【請求項2】 側壁型エアクッション艇において、同エ
    アクッション艇の船底部に、剛性の両側壁とともにエア
    クッション室を形成するための可撓性のシール装置をそ
    なえ、同シール装置が船体に揺動可能に取り付けられた
    シール装置取付け台を介して水面に対する高さを調節可
    能に構成されていることを特徴とする、高さ可変式シー
    ル装置をそなえた側壁型エアクッション艇。
  3. 【請求項3】 上記シール装置取付け台の上面にバッグ
    が取り付けられるとともに、同バッグに空気を供給する
    ファンが接続される一方、上記シール装置取付け台の下
    面に上記シール装置が取り付けられていることを特徴と
    する、請求項2に記載の高さ可変式シール装置をそなえ
    た側壁型エアクッション艇。
JP19138196A 1996-07-02 1996-07-02 高さ可変式シール装置をそなえた側壁型エアクッション艇 Withdrawn JPH1016764A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105128847A (zh) * 2015-08-31 2015-12-09 张为坚 一种新型的蜂窝形气垫船
CN106828480A (zh) * 2017-02-18 2017-06-13 蚌埠市圆周率电子科技有限公司 一种防沉挡风气垫船

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Effective date: 20030902