JPH10168716A - 通糸方法及び通糸装置 - Google Patents

通糸方法及び通糸装置

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JPH10168716A
JPH10168716A JP31990596A JP31990596A JPH10168716A JP H10168716 A JPH10168716 A JP H10168716A JP 31990596 A JP31990596 A JP 31990596A JP 31990596 A JP31990596 A JP 31990596A JP H10168716 A JPH10168716 A JP H10168716A
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JP
Japan
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warp
suction
reed
passage
guide member
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Application number
JP31990596A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kuroyanagi
和典 黒柳
Toyoshi Ito
豊志 伊藤
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ドロッパ、ヘルド及び筬への通糸
を簡単な構成で確実に行わせるようにした通糸方法及び
通糸装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明による通糸装置において、経糸の
先端部分3aは、複数の吸引部7,8,11で形成され
た真空吸引力により経糸搬送通路6内を筬5に向かって
流れる。このとき、経糸は、繰出し規制手段20の経糸
引掛け片30に引掛けられる。そして、経糸引掛け片3
0がリニアアクチュエータにより連続的に下降すると、
それにつれて、経糸3も経糸搬送通路6内で連続的に繰
り出される。その結果、ドロッパ9、ヘルド10及び筬
5へのスムーズな通糸が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通糸方法及び通糸
装置に係り、特に、経糸を織機に利用する準備段階とし
て、ドロッパ、ヘルド及び筬に経糸を引き込むための通
糸方法及び通糸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から存在する通糸装置通の一例とし
て、特開平2−300356号公報がある。この公報に
開示された装置は、ドロッパ、ヘルド及び筬への通糸を
一台の装置で行わせるようにしたものである。すなわ
ち、この装置は、先端側にドロッパ及びヘルドを並設さ
せて、後端側に筬を配置させるための経糸案内通路と、
経糸案内通路内に圧縮空気を供給するための噴射ノズル
とを備えている。そこで、経糸案内通路にドロッパの通
糸孔、ヘルドのメール及び筬の任意の筬目を並設させた
後、経糸案内通路の前方において、噴射ノズルのノズル
孔をドロッパの通糸孔及びヘルドのメールに整列させ
る。その後、ノズル孔から圧縮空気を送り出しながら、
経糸の先端部を経糸案内通路に向けて供給することで、
この圧縮空気の噴射力により、経糸は、ドロッパの通糸
孔及びヘルドのメールを通過した後、経糸案内通路を通
りながら筬の筬目にも通される。そして最後に、経糸案
内通路に向けて経糸払い出し用の圧縮空気が供給され
て、経糸が経糸案内通路外に払い出されて、ドロッパ、
ヘルド及び筬へ経糸を通糸させる一連の作業が完了す
る。
【0003】なお、特開平5−117943号公報や特
開昭63−315646号公報にも圧縮空気を利用した
経糸の通糸方法が開示されている。ここに開示した技術
は、経糸通路をロート状にし、各経糸通路に臨むように
して圧縮空気吹出口が形成され、この圧縮空気吹出口は
経糸通路の出口に向かって圧縮空気を噴出させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通糸装置は、上述したように構成されているため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、経糸案内通路に
ドロッパ及びヘルドを配置した際、ドロッパ及びヘルド
の前後で僅かな隙間が発生する。そこで、従来の通糸装
置は、ドロッパ、ヘルド及び筬へ経糸を通糸させる場
合、噴射ノズルのノズル孔から吹き出される圧縮空気を
利用しているので、経糸案内通路に形成された隙間にお
いて、経糸案内通路から外部に向けて圧縮空気が僅かな
がら漏れ、この空気漏れが発生している部分から経糸の
先端部が飛び出してしまう虞れがあった。また、圧縮空
気を利用して経糸を搬送する方式のものは、経糸通路を
ロート状に加工しなければならないので、加工コストが
高く、しかも経糸通路の出口に向かう圧縮空気を確実に
作り出すためには、圧縮空気噴出口の構造が複雑化する
といった問題点があった。なお、前述した特開平5−1
17943号公報には、経糸を一時的に収容し、且つ経
糸の先端をヘルドの前で一旦停止させるための吸引ボッ
クスをもった通糸装置が開示され、この吸引ボックスに
は、2個の真空ノズルが設けられ、これらの真空ノズル
を利用することで、吸引ボックス内の吸引室に上昇気流
を発生させ、経糸を、吸引ボックス内で一旦上昇させて
保持することができる。このような通糸装置では、経糸
案内通路内に圧縮空気を噴射させる噴射ノズルと、吸引
ボックス内で上昇気流を発生させる真空ノズルとを合わ
せもつことになるので、噴射ノズルと真空ノズルといっ
た機能的に異なる2種類のノズルが必要となり、構造が
複雑化するといった問題を有している。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、ドロッパ、ヘルド及び筬への通糸
を簡単な構成で確実に行わせるようにした通糸方法及び
通糸装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
通糸方法は、ドロッパの通糸孔とヘルドのメールと筬の
筬羽間の筬目とに、ワープビームに巻かれた所定の経糸
を通す通糸方法において、ワープビームと筬との間に設
けられた経糸搬送通路の途中に、ドロッパの通糸孔とヘ
ルドのメールとを並設させ、経糸搬送通路を筬に向けて
真空吸引させられた経糸を連続的に繰り出して、通糸
孔、メール及び筬目に経糸の先端部分を通すことを特徴
とする。
【0007】本発明による通糸方法においては、経糸搬
送通路の途中にドロッパの通糸孔とヘルドのメールとを
並設させた後、ワープビームから延びた経糸を、筬に向
けて真空吸引させながら経糸搬送通路の入口側から挿入
させる。その後、経糸は、真空吸引力により経糸搬送通
路内を通りながらドロッパに向けて流れる。このとき、
経糸は連続的に繰り出されるので、経糸は、経糸搬送通
路内で止まることなく、経糸搬送通路内の気流に乗って
流れる。その結果、経糸の先端部分は、ドロッパの通糸
孔、ヘルドのメール及び筬の筬目に順次通糸される。こ
のように、経糸を連続的に繰り出す際に、経糸搬送通路
内の真空吸引力が利用され、経糸の先端部分の連続的な
繰り出しが確実に行われる。
【0008】この場合、経糸搬送通路内の気流速度に対
して、経糸搬送通路内を移動する経糸の移動速度を遅く
すると好ましい。このような方法を採用した場合、経糸
は、経糸引掛け片に常に張られた状態で引掛けられるの
で、たとえ経糸搬送通路内で、経糸の先端部分近傍の折
れ曲がりや経糸の途中の中折れが発生した場合でも、そ
の状態は瞬時に解消されることになる。そして、経糸搬
送通路6内で経糸を常に真っすぐな状態に維持すること
ができる。
【0009】また、経糸搬送通路の途中に設けられた中
間吸引部の吸引口は、経糸の先端部分が吸引口上を通過
する前に、シャッタ部材により閉鎖させられると好まし
い。このような方法を採用すると、経糸の先端部分が、
中間吸引部の吸引口内に引き込まれないように、経糸の
先端部分が中間吸引部に近づいた時点で、中間吸引部の
吸引口をシャッタ部材により積極的に封鎖することがで
きる。従って、吸引が止まった中間吸引部の吸引口を単
に開いたままにしておくと、この吸引口近傍で発生して
いる空気の淀みや乱流により、経糸の先端部分が吸引口
内に入り込んでしまう虞れを回避させ、経糸の先端部分
が経糸搬送通路内をスムーズに移動することができる。
【0010】請求項4に係る本発明の通糸装置は、ドロ
ッパの通糸孔とヘルドのメールと筬の筬羽間の筬目と
に、ワープビームに巻かれた所定の経糸を通す通糸装置
において、ワープビームと筬との間に延在し、途中にド
ロッパ及びヘルドを前後に並設させ且つ待機させる経糸
ガイド部材と、経糸ガイド部材の内部に設けられると共
に、ワープビーム側の上流端及び筬側の下流端を開放さ
せて線状に延びる経糸搬送通路と、経糸搬送通路の全長
に亙り経糸を筬に向けて真空吸引させる吸引部と、経糸
ガイド部材の上流端に固定され、吸引部によって真空吸
引させられた経糸を連続的に繰り出す繰出し規制手段と
を備え、繰出し規制手段は、経糸ガイド部材の上流端に
固定された繰出し規制本体と、繰出し規制本体内でこの
長手方向に沿って形成され、経糸搬送通路に連通すると
共に経糸ガイド部材に設けられた最前吸引部からの真空
吸引力により、経糸ガイド部材の経糸搬送通路の前端に
向かう気流を形成する経糸繰出し通路と、繰出し規制本
体内で経糸繰出し通路に沿って形成されて、繰出し規制
本体の前面と経糸繰出し通路とを連通させるスリット
と、スリットに対峙し、スリットとワープビームとの間
の経糸の途中を引掛けると共に繰出し規制本体の前面に
沿い経糸ガイド部材の上流端に向けて移動する経糸引掛
け片と、経糸引掛け片を繰出し規制本体の前面に沿って
直線的に駆動させるリニアアクチュエータとを有するこ
とを特徴とする。
【0011】本発明による通糸装置においては、経糸ガ
イド部材内に設けられた経糸搬送通路の途中にドロッパ
の通糸孔とヘルドのメールとを並設させた後、ワープビ
ームから延びた経糸を、吸引部により筬に向けて真空吸
引させながら、経糸の先端部分を経糸搬送通路の入口側
から挿入させる。その後、経糸は、吸引部の真空吸引に
より経糸搬送通路内を通りながらドロッパに向けて流れ
る。このとき、経糸は連続的に繰り出されるので、経糸
は、経糸搬送通路内で止まることなく、経糸搬送通路内
の気流に乗って流れる。その結果、経糸の先端部分は、
ドロッパの通糸孔、ヘルドのメール及び筬の筬目に順次
通糸される。経糸におけるこのような連続的な繰出し
は、繰出し規制手段により達成される。すなわち、経糸
搬送通路内の気流は吸引部に影響下にあり、この経糸搬
送通路に連通する経糸繰出し通路の気流は、主として最
前吸引部の影響下にあり、経糸繰出し通路内には、経糸
ガイド部材の経糸搬送通路の前端に向かう気流が形成さ
れることになる。そこで、この気流を利用することで、
経糸は、繰出し規制本体のスリットを介して経糸繰出し
通路内に導入された後、経糸搬送通路に向かってスムー
ズに移行し、これと同時に経糸は、スリットに沿ってス
ムーズに移動する。このとき、経糸引掛け片は、スリッ
トに沿って移動させることのできる経糸の途中を引掛け
ながら、リニアアクチュエータにより繰出し規制本体の
前面に沿って直線的かつ連続的に移動するので、経糸
は、経糸搬送通路中の気流に引かれながら経糸搬送通路
内で止まることなく、ドロッパの通糸孔、ヘルドのメー
ル及び筬の筬目に順次通糸される。
【0012】この場合、リニアアクチュエータは、繰出
し規制本体の両端に設けられた一対のプーリと、一対の
プーリに巻回させると共に繰出し規制本体の長手方向に
沿って延設させ、経糸引掛け片を取付けるホルダー部を
もったベルトと、一対のプーリのうちの一方を回転させ
るモータとを有すると好ましい。このような構成を採用
した場合、ベルトには、ホルダー部を介して経糸引掛け
片が取付けられているので、ベルトの動きに追従する経
糸引掛け片は、繰出し規制本体の前面に沿って移動し、
経糸を連続的に繰り出すことができる。また、モータの
制御により、プーリの回転速度を変えることで、経糸引
掛け片の移動速度を適宜変更することができる。
【0013】また、リニアアクチュエータは、繰出し規
制本体の長手方向に沿って延設させ、経糸引掛け片を固
定する雌ネジ部をもったボールネジ軸と、ボールネジ軸
を回転させるモータとを有すると好ましい。このような
構成を採用した場合、ボールネジ軸には、雌ネジ部を介
して経糸引掛け片が取付けられているので、雌ネジ部の
動きに追従する経糸引掛け片は、繰出し規制本体の前面
に沿って移動し、経糸を連続的に繰り出すことができ
る。また、モータの制御により、ボールネジ軸の回転速
度を変えることで、経糸引掛け片の移動速度を適宜変更
することができる。
【0014】また、経糸搬送通路内の気流速度に対し
て、経糸搬送通路内を移動する経糸の移動速度を遅くす
ると好ましい。このような構成を採用した場合、経糸
は、経糸引掛け片に常に張られた状態で引掛けられるの
で、たとえ経糸搬送通路内で、経糸の先端部分近傍の折
れ曲がりや経糸の途中の中折れが発生した場合でも、そ
の状態は瞬時に解消されることになる。そして、経糸搬
送通路内で経糸を常に真っすぐな状態に維持することが
できる。
【0015】また、吸引部は複数の吸引部からなり、吸
引部の一部をなす中間吸引部は、経糸搬送通路の途中で
経糸搬送通路に連通する吸引口を有すると共に、吸引口
を開閉するシャッタ部材を有し、シャッタ部材は、経糸
の先端部分が吸引口上を通過する前に吸引口を閉鎖させ
ると好ましい。このような構成を採用した場合、経糸の
先端部分が、中間吸引部の吸引口内に引き込まれないよ
うに、経糸の先端部分が中間吸引部に近づいた時点で、
中間吸引部の吸引口をシャッタ部材により積極的に封鎖
することができる。従って、経糸の先端部分が吸引口内
に入り込んでしまう虞れを回避させ、経糸を経糸搬送通
路内でスムーズに移動させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による通
糸装置及び通糸方法の好適な実施形態について詳細に説
明する。
【0017】図1は、本実施形態に係る通糸装置を示す
斜視図であり、図2は、通糸装置の縦断面図である。こ
れら図面に示す通糸装置1は、ワープビーム2に巻かれ
た経糸3を水平方向に搬送するための経糸ガイド部材4
を備えている。この経糸ガイド部材4は、ワープビーム
2と筬5(図3参照)との間に延在すると共に、その内
部に線状の経糸搬送通路6が設けられている。この経糸
搬送通路6は、ワープビーム2側の上流端及び筬5側の
下流端で開放されると共に、経糸3を経糸搬送通路6か
ら外部に払い出すために上下に分割される。なお、経糸
搬送通路6は、直線的な形状であってもよいし、所望の
位置で屈曲させた形状であってもよい。
【0018】なお、経糸ガイド部材4は、図示しないベ
ースに固定された上側ガイド部材Vと上下に可動する下
側ガイド部材Wとからなり、経糸搬送通路6を通る水平
面で上下に2分割できる構成になっている。そこで、ド
ロッパ9、ワイヤヘルド10及び筬5に経糸3を通糸し
た後、下側ガイド部材Wを下方へ移動させ、経糸ガイド
部材4の前後に設けられたフック部C1及びC2を経糸
3に引掛けるようにして水平に移動させ、経糸3を、経
糸ガイド部材4の経糸搬送通路6から払い出す。また、
通糸装置1は、並設させられた2本の経糸搬送通路6を
有している。
【0019】経糸ガイド部材4には、経糸搬送通路6か
ら空気を抜きながら経糸搬送通路6内に空気の流れを作
り出すための中間吸引部7,8が設けられている。各中
間吸引部7,8は、経糸搬送通路6に連通する吸引口7
b,8bを有し、各吸引口7b,8bは、図示しないバ
ルブをもった据付け吸引パイプ7a,8aを介してポン
プ等からなる真空源(図示せず)に連結されている。ま
た、バルブを適宜開閉させることで、吸引口7b,8b
からの真空吸引を適宜にオン・オフさせることができ
る。
【0020】更に、経糸ガイド部材4は、ワープビーム
2側に位置する第1の経糸ガイド部材4Aと、筬5側に
位置する第2の経糸ガイド部材4Bと、第1の経糸ガイ
ド部材4Aと第2の経糸ガイド部材4Bとの間に位置す
る第3の経糸ガイド部材4Cとからなり、第1の経糸ガ
イド部材4Aと第3の経糸ガイド部材4Cとの間には、
ドロッパ9(図4参照)が直立状態で配置され、第2の
経糸ガイド部材4Bと第3の経糸ガイド部材4Cとの間
には、ワイヤヘルド10(図5参照)が上下に張られた
状態で配置されている。なお、ワイヤヘルド10に代え
てフラットヘルドでもよい。
【0021】そして、経糸ガイド部材4を利用して、ド
ロッパ9及びワイヤヘルド10へ経糸3を通糸させる場
合、ドロッパ9の略中央に設けられた通糸孔9aと、第
1の経糸ガイド部材4Aの排糸口4Aaと、第3の経糸
ガイド部材4Cの吸糸口4Caとを一列に整列させ、ワ
イヤヘルド10の略中央に設けられたメール10aと、
第3の経糸ガイド部材4Cの排糸口4Cbと、第2の経
糸ガイド部材4Bの吸糸口4Baとを一列に整列させ
る。その結果、ドロッパ9の通糸孔9a及びワイヤヘル
ド10のメール10aを、経糸搬送通路6上に一列に整
列させることができる。
【0022】更に、経糸ガイド部材4の後端4bの後方
には、内部に経糸搬送通路6Aを有する最終吸引部11
が配置され、この最終吸引部11と経糸ガイド部材4と
の間には筬5が配置されている。そして、第2の経糸ガ
イド部材4Bの排糸口4Bbと最終吸引部11の吸糸口
11aとを対峙させることにより、経糸3を、経糸ガイ
ド部材4から最終吸引部11へ確実に送り込むことがで
きると同時に、筬5の筬羽5A間に形成された筬目5a
に経糸3を通すことができる。なお、この最終吸引部1
1による経糸3の吸引は、真空源(図示せず)により達
成されると共に、ドロッパ9、ワイヤヘルド10及び筬
5への通糸が完了するまで続く。そして、最終吸引部1
1には、図示しないバルブが設けられ、このバルブを適
宜開閉させることで、吸引口11aからの真空吸引を適
宜にオン・オフさせることができる。
【0023】ここで、経糸ガイド部材4の前端部(上流
端)4aには、ワープビーム2から延びた経糸3の繰出
し長さを規制するための繰出し規制手段20が固定され
ている。この繰出し規制手段20は、経糸ガイド部材4
の上流端4aに起立状態で固定された柱状の繰出し規制
本体21を有し、この繰出し規制本体21はアルミの押
出しにより形成されている。この繰出し規制本体21内
には、経糸搬送通路6に直交し且つ繰出し規制本体21
の長手方向に沿って延在する2本の経糸繰出し通路22
が形成され、各経糸繰出し通路22の下端は経糸搬送通
路6の前端に連通し、経糸繰出し通路22の上端は開放
されている。
【0024】また、図2及び図6に示すように、繰出し
規制本体21内には、経糸繰出し通路22に沿うスリッ
ト23が形成され、このスリット23は、繰出し規制本
体21のワープビーム2側に形成され、繰出し規制本体
21の前面21aと経糸繰出し通路22とを連通させ、
経糸繰出し通路22の全長に亙って設けられている。更
に、スリット23は、経糸3を容易に通過移動させる必
要最小限の幅をもっているので、ワープビーム2から延
びた経糸3の途中をスリット23に沿って摺動させるこ
とができる。
【0025】更に、経糸ガイド部材4の前端部(上流
端)4aには最前吸引部24が設けられ、この最前吸引
部24は、経糸繰出し通路22の下端及び経糸搬送通路
6の前端に連通する吸引口24aを有し、この吸引口2
4aは、図示しないバルブをもった吸引パイプ24bを
介して真空源(図示せず)に連結されている。また、前
述した中間吸引部7は、第3の経糸ガイド部材4Cに設
けられると共に、ドロッパ9の直後に位置し、中間吸引
部8は、第2経糸ガイド部材4Bに設けられると共に、
ワイヤヘルド10の直後に位置している。従って、図示
しない真空源を作動させ前述した最前吸引部24、中間
吸引部7,8及び最終吸引部11で空気を吸引すること
ができる。経糸繰出し通路22の上端開放部分からの空
気の流入量は極めて大きくなっているので、経糸繰出し
通路22内で適切な下降気流が発生し、経糸3を経糸繰
出し通路22内に上から容易に挿入することができる。
【0026】更に、繰出し規制手段20は、図1及び図
2に示すように、スリット23とワープビーム2との間
に架け渡された経糸3の途中を引掛けるための経糸引掛
け片30を有している。この経糸引掛け片30は、図6
及び図7に示すように、繰出し規制本体21の外側面に
沿ってL字状に折り曲げられ、経糸引掛け片30の引掛
け部30aは、水平に延在すると共に、繰出し規制本体
21の前面21aから離間した位置でスリット23に対
峙している。また、繰出し規制手段20は、経糸引掛け
片30の引掛け部30aを繰出し規制本体21の前面2
1aに沿って直線的に駆動させるためのリニアアクチュ
エータ31を有している。
【0027】このリニアアクチュエータ31は、図8に
示すように、繰出し規制本体21の上下両端に回動自在
に取付けられた上下一対のタイミングプーリ32,33
と、各タイミングプーリ32,33に巻回させると共に
繰出し規制本体21の長手方向に沿って延設するタイミ
ングベルト34と、出力軸35a側を下側のタイミング
プーリ33に固定すると共に本体35b側を繰出し規制
本体21に固定させたモータ(例えば、パルスモータ又
はサーボモータ等)35とからなる。そして、図7に示
すように、経糸引掛け片30の基部30bは、タイミン
グベルト34の張り渡し部分34aとホルダー部36を
介して固定される。このホルダー部36はL字状に形成
され、ホルダー部36の一端は、経糸引掛け片30の基
部30bにネジ等で固定され、その他端は、タイミング
ベルト34の張り渡し部分34aを挟み付けるようにし
て固定される。
【0028】そこで、図8に示すように、モータ35の
出力軸35aを所定の方向に回転させることで、下側の
タイミングプーリ33は、所定方向に回転し、このタイ
ミングプーリ33に掛けられたタイミングベルト34の
ホルダー部36が下方に向けて移動し、タイミングベル
ト34の動きに追従して、経糸引掛け片30は下方に移
動する。このとき、経糸搬送通路6内の気流速度に対し
て、経糸搬送通路6内を移動する経糸3の移動速度が遅
くなるように、経糸引掛け片30の移動速度はモータ3
5の出力軸35aの回転速度により制御されている。従
って、経糸3は、経糸引掛け片30の引掛け部30aに
常に張られた状態で引掛けられ、たとえ経糸搬送通路6
内で経糸3の先端部分3a近傍や経糸3の途中が折れ曲
がった場合でも、その状態は瞬時に解消され、経糸3を
常に真っぐな状態に維持することができる。
【0029】なお、符号40及び41は、経糸引掛け片
30を検知することでモータ35の駆動を停止させて、
経糸引掛け片30の行き過ぎを防止するリミットセンサ
である。符号42は、経糸引掛け片30を検知すること
でモータ35の駆動を停止させて、経糸引掛け片30を
始動位置に停止させる原点センサである。また、繰出し
規制本体21の側面には、この長手方向に沿って延在す
るガイドレール43が固定され、経糸引掛け片30に設
けられたスライドベアリング44が、ガイドレール43
に対して摺動係合することで、経糸引掛け片30の直線
的な移動が簡単かつ確実に達成される。
【0030】次に、前述した通糸装置1の構成に基づい
て、その動作を説明する。
【0031】先ず、図示しない真空源を作動させ、最前
吸引部24、中間吸引部7,8及び最終吸引部11で、
経糸搬送通路6及び経糸繰出し通路22内の空気を真空
引きする。このとき、経糸搬送通路6で筬5に向かう空
気の適切な流れを作り出すように、中間吸引部7,8及
び最終吸引部11の真空吸引力は図示しないバルブ等で
調整されている。また、経糸繰出し通路22内で下方に
向かう空気の適切な流れを作り出すように、最前吸引部
24の真空吸引力は図示しないバルブ等により調整され
ている。
【0032】そこで、図2に示すように、ワープビーム
2から延びた経糸3の先端部分3aを、フリーにした
後、図示しない経糸引込み手段により経糸3を引掛ける
ようにして矢印F方向に引っ張り、経糸3の一部を、経
糸繰出し通路22の上端開放部分に位置させながらスリ
ット23内に入れる。その結果、経糸繰出し通路22内
に発生している下向きの気流により、ワープビーム2か
ら延びた経糸3が経糸繰出し通路22内に引き込まれ
る。このとき、図9に示すように、原点位置に停止した
経糸引掛け片30の引掛け部30aに経糸3の途中が引
っ掛かり、経糸3がV字状に張られた状態で、経糸3の
先端部分3aが、真空吸引中の最前吸引部24内に僅か
に入り込む。この状態が、経糸3を連続的に繰り出す準
備段階となる。
【0033】その後、図10に示すように、最前吸引部
24の図示しないバルブを閉じて、最前吸引部24の真
空吸引を停止させる。その結果、最前吸引部24内に入
っていた経糸3の先端部分3aが、経糸搬送通路6内の
気流により経糸搬送通路6内に僅かに引き込まれる。な
お、最前吸引部24の吸引力の如何によっては、経糸3
の先端部分3aが最前吸引部24に入る前に、吸引部7
等の吸引力により経糸搬送通路6内に既に引き込まれて
いることもある。この状態で、モータ35を駆動させ
て、下側のタイミングプーリ33を回転させる。その結
果、タイミングプーリ33に掛けられたタイミングベル
ト34の動きに追従して、経糸引掛け片30は下降す
る。このとき、経糸3が、経糸搬送通路6内の気流の速
度より遅い速度で下降するように、経糸引掛け片30を
移動させることで、経糸3は、経糸引掛け片30により
V字状に張られた状態を維持しつつ、スリット23に沿
って滑り落ち、経糸3の先端部分3aは、経糸搬送通路
6内をドロッパ9に向けて徐々に移動する。
【0034】そして、経糸引掛け片30の引掛け部30
aが、図10のA1位置に来たとき、経糸3の先端部分
3aは、ドロッパ9の通糸孔9aを通過後に吸引口7b
の直前に位置し、その瞬間、中間吸引部7の吸引口7b
を、後述する構成のシャッタ部材51(図14参照)で
閉鎖し、図示しないバルブを閉じることで中間吸引部7
の真空吸引を停止させる。そして、徐々に下降する引掛
け部30aに引掛けられた経糸3が、中間吸引部8及び
最終吸引部11の吸引力により引かれながら、経糸3の
先端部分3aはワイヤヘルド10のメール10aを通過
する。
【0035】更に、経糸引掛け片30の引掛け部30a
が、図11のA2位置に来たとき、経糸3の先端部分3
aは、ワイヤヘルド10のメール10a通過後に吸引口
8bの直前に位置し、その瞬間、中間吸引部8の吸引口
8bを、後述する構成のシャッタ部材51(図14参
照)で閉鎖し、図示しないバルブを閉じることで中間吸
引部8の真空吸引を停止させる。そして、徐々に下降す
る引掛け部30aに引掛けられた経糸3が、最終吸引部
11の吸引力により引かれながら、経糸3の先端部分3
aは経糸搬送通路6内を前進する。
【0036】更に、経糸引掛け片30の引掛け部30a
が、図12のA3位置に来たとき、経糸3の先端部分3
aは、筬5の筬目5aの直前に位置するが、最終吸引部
11の吸引力は維持されている。そこで、経糸引掛け片
30を徐々に下降し続けることで、経糸3の先端部分3
aは、筬5の筬目5aを通過した後、経糸搬送通路6A
内に入り込み、経糸3は、経糸搬送通路6に沿った形状
に維持される。このように、ワープビーム2から延びた
経糸3を連続的に繰り出すことで、ドロッパ9、ワイヤ
ヘルド10及び筬5に経糸3が確実に通糸される。
【0037】次に、通糸装置1の中間吸引部7及び8に
適用させるシャッタ機構について説明する。このような
シャッタ機構を採用する理由としては、吸引が止まった
吸引口7b,8bを単に開いたままにしておくと、この
吸引口7b,8b近傍で発生している空気の淀みや乱流
により、経糸3の先端部分3aが吸引口7b,8b内に
入り込んでしまう虞れがあるからである。なお、シャッ
タ機構は、中間吸引部7及び8に適用させているが、以
下では、中間吸引部7についてのみ代表して説明する。
【0038】図13に示すように、中間吸引部7にはシ
ャッタ機構50が設けられ、シャッタ機構50は、上下
方向に往復運動して、経糸搬送通路6に連通する吸引口
7bを開閉させるためのシャッタ部材51を有してい
る。このシャッタ部材51は、ピストン部材からなると
共に、第3の経糸ガイド部材4Cの下側ガイド部材Wに
形成されたピストン摺動穴52内を上下方向に摺動す
る。このピストン摺動穴52は、下側ガイド部材Wを上
下方向に直線的に貫通すると共に、経糸搬送通路6と外
部とを連通させている。なお、ピストン部材は、ピスト
ン摺動穴52内を密着摺動せず、僅かなクリアランスを
有する非接触往復運動でもよい。この場合のクリアラン
スは、空気の出入りを問題にしない程度に小さくなって
いる。
【0039】また、第3の経糸ガイド部材4Cには、ピ
ストン摺動穴52の途中から分岐した吸引孔53が形成
され、この吸引孔53は、第3の経糸ガイド部材4Cの
下側ガイド部材Wに固定された据付け吸引パイプ7aに
連結させている。このように、ピストン摺動穴52の途
中に吸引孔53を連結させることで、ピストン摺動穴5
2の途中に吸引孔53の入口部分が作り出され、これが
吸引口7bとなる。更に、シャッタ機構50は、ピスト
ン部材(シャッタ部材)51をピストン摺動穴52に沿
って駆動させる駆動手段としてのエアーシリンダ54を
有し、このエアーシリンダ54は、下側ガイド部材Wに
固定されている。なお、エアーシリンダ54に代えてプ
ッシュプルソレノイドを利用してもよい。
【0040】そこで、エアーシリンダ54を作動させ、
ピストン部材51を吸引口7bに向けて出射させること
で、図14に示すように、ピストン部材51の側面で吸
引口7bが塞がれ、ピストン部材51の先端面51aが
経糸搬送通路6に突出することなく経糸搬送通路6の壁
面と同一面になる。その結果、吸引口7bはピストン部
材51で蓋がされた状態となり、ピストン部材51の先
端面51aで経糸搬送通路6が平滑化され、経糸搬送通
路6内において、経糸3の引っ掛かりが無くなり、経糸
3の先端部分3aが吸引口7b内に引き込まれることが
ない。また、エアーシリンダ54を作動させて、ピスト
ン部材51を吸引口7bから引き戻すことで、図13に
示すように、ピストン部材51から吸引口7bは開放さ
れ、吸引口7bによる吸気が可能となる。このように、
前述したピストン部材(シャッタ部材)51は、経糸搬
送通路6を常時開放状態に維持する通路開放型のシャッ
タ部材となる。
【0041】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、図15に示すようなリニアアクチュエー
タ60を利用してもよい。このリニアアクチュエータ6
0は、繰出し規制本体21の上下両端に回動自在に軸支
されて、繰出し規制本体21の長手方向に沿って延在す
るボールネジ軸61と、このボールネジ軸61に螺合さ
せられて、経糸引掛け片30の基部30bに固定する雌
ネジ部62と、出力軸63a側をボールネジ軸61の一
端に固定すると共に本体63b側を繰出し規制本体21
に固定させたモータ(例えば、パルスモータ又はサーボ
モータ等)63とからなる。
【0042】そこで、モータ63の出力軸63aを所定
の方向に回転させることにより、ボールネジ軸61は所
定方向に回転し、このボールネジ軸61に螺合させられ
た雌ネジ部62は下方に向けて移動し、この雌ネジ部6
2の動きに追従させて、経糸引掛け片30は下降する。
このとき、モータ63の出力軸63aの回転速度は、経
糸搬送通路6内の気流速度に対して、経糸3の移動速度
が遅くなるように制御されている。従って、経糸3は、
経糸引掛け片30の引掛け部30aに常に張られた状態
で引掛けられるので、たとえ経糸搬送通路6内で、経糸
3の先端部分3a近傍の折れ曲がりや経糸3の途中の中
折れが発生した場合でも、その状態は瞬時に解消される
ことになる。そして、経糸搬送通路6内で経糸3を常に
真っすぐな状態に維持することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明による通糸方法は、以上のように
構成されているため、次のような効果を得る。すなわ
ち、経糸搬送通路を筬に向けて真空吸引させることによ
り、たとえ経糸搬送通路に外部と連通する隙間が形成さ
せた場合でも、その隙間から搬送用空気が漏れ出すこと
がなく、この空気漏れにより、経糸の先端部分が経糸搬
送通路から飛び出さず、経糸の通糸が簡単な構成で確実
に達成される。更に、経糸を連続的に繰り出すことで、
経糸搬送通路内における経糸の搬送速度を、経糸の種類
に応じて最適な速度に加減することができ、真空吸引力
と経糸の繰り出し速度との調和を簡単かつ確実に達成す
ることができる。
【0044】また、本発明による通糸装置は、経糸搬送
通路の全長に亙り経糸を筬に向けて真空吸引させる吸引
部を有することで、経糸の先端部分が経糸搬送通路から
飛び出すことがなく、経糸の通糸が簡単な構成で確実に
達成される。更に、繰出し規制手段により、経糸を連続
的に繰り出すことで、経糸搬送通路内における経糸の搬
送速度を、経糸の種類や大気の湿度等に応じて最適な速
度に加減することができ、真空吸引力と経糸の繰り出し
速度との調和を簡単かつ確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通糸装置の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1に示した通糸装置の縦断面図である。
【図3】一般的な筬を示す斜視図である。
【図4】一般的なドロッパを示す斜視図である。
【図5】一般的なワイヤヘルドを示す斜視図である。
【図6】繰出し規制本体を示す平面図である。
【図7】経糸引掛け片を示す斜視図である。
【図8】繰出し規制本体に経糸引掛け片及びリニアアク
チュエータを装着した状態を示す側面図である。
【図9】原点位置にある経糸引掛け片に経糸が引っ掛か
っている状態を示す断面図である。
【図10】経糸引掛け片が下降して、経糸の先端部分が
ドロッパ後方の吸引口の直前まで来た状態を示す断面図
である。
【図11】経糸引掛け片が更に下降して、経糸の先端部
分がワイヤヘルド後方の吸引口の直前まで来た状態を示
す断面図である。
【図12】経糸引掛け片が下降して、経糸の先端部分が
筬の直前まで来た状態を示す断面図である。
【図13】本発明の通糸装置に適用するシャッタ機構の
一例を示す断面図である。
【図14】図13に示したシャッタ部材で吸引口を閉鎖
した状態を示す断面図である。
【図15】リニアアクチュエータの他の例を示す側面図
である。
【符号の説明】
1…通糸装置、2…ワープビーム、3…経糸、3a…経
糸の先端部分、4…経糸ガイド部材、5…筬、5A…筬
羽、5a…筬目、6…経糸搬送通路、7,8…中間吸引
部(吸引部)、7a,8a…据付け吸引パイプ、7b,
8b…吸引口、9…ドロッパ、9a…通糸孔、10…ワ
イヤヘルド(ヘルド)、10a…メール、11…最終吸
引部(吸引部)、20…繰出し規制手段、21…繰出し
規制本体、22…経糸繰出し通路、23…スリット、2
4…最前吸引部、30…経糸引掛け片、30a…引掛け
部、31,60…リニアアクチュエータ、32,33…
タイミングプーリ(プーリ)、34…タイミングベルト
(ベルト)、35…モータ、36…ホルダー部、50…
シャッタ機構、51…シャッタ部材(ピストン部材)、
61…ボールネジ軸、62…雌ネジ部、63…モータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドロッパの通糸孔とヘルドのメールと筬
    の筬羽間の筬目とに、ワープビームに巻かれた所定の経
    糸を通す通糸方法において、 前記ワープビームと前記筬との間に設けられた経糸搬送
    通路の途中に、前記ドロッパの前記通糸孔と前記ヘルド
    の前記メールとを並設させ、前記経糸搬送通路を前記筬
    に向けて真空吸引させられた前記経糸を連続的に繰り出
    して、前記通糸孔、前記メール及び前記筬目に前記経糸
    の先端部分を通すことを特徴とする通糸方法。
  2. 【請求項2】 前記経糸搬送通路内の気流速度に対し
    て、前記経糸搬送通路内を移動する前記経糸の移動速度
    を遅くすることを特徴とする請求項1記載の通糸方法。
  3. 【請求項3】 前記経糸搬送通路の途中に設けられた中
    間吸引部の吸引口は、前記経糸の先端部分が前記吸引口
    上を通過する前に、シャッタ部材により閉鎖させられる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の通糸方法。
  4. 【請求項4】 ドロッパの通糸孔とヘルドのメールと筬
    の筬羽間の筬目とに、ワープビームに巻かれた所定の経
    糸を通す通糸装置において、 前記ワープビームと前記筬との間に延在し、途中に前記
    ドロッパ及び前記ヘルドを前後に並設させ且つ待機させ
    る経糸ガイド部材と、 前記経糸ガイド部材の内部に設けられると共に、前記ワ
    ープビーム側の上流端及び前記筬側の下流端を開放させ
    て線状に延びる経糸搬送通路と、 前記経糸搬送通路の全長に亙り前記経糸を前記筬に向け
    て真空吸引させる吸引部と、 前記経糸ガイド部材の上流端に固定され、前記吸引部に
    よって真空吸引させられた前記経糸を連続的に繰り出す
    繰出し規制手段とを備え、 前記繰出し規制手段は、 前記経糸ガイド部材の前記上流端に固定された繰出し規
    制本体と、 前記繰出し規制本体内でこの長手方向に沿って形成さ
    れ、前記経糸搬送通路に連通すると共に、前記経糸ガイ
    ド部材に設けられた最前吸引部からの真空吸引力によ
    り、前記経糸ガイド部材の前記経糸搬送通路の前端に向
    かう気流を形成する経糸繰出し通路と、 前記繰出し規制本体内で前記経糸繰出し通路に沿って形
    成されて、前記繰出し規制本体の前面と前記経糸繰出し
    通路とを連通させるスリットと、 前記スリットに対峙し、前記スリットと前記ワープビー
    ムとの間の前記経糸の途中を引掛けると共に前記前記繰
    出し規制本体の前記前面に沿い前記経糸ガイド部材の前
    記上流端に向けて移動する経糸引掛け片と、 前記経糸引掛け片を前記繰出し規制本体の前記前面に沿
    って直線的に駆動させるリニアアクチュエータとを有す
    ることを特徴とする通糸装置。
  5. 【請求項5】 前記リニアアクチュエータは、 前記繰出し規制本体の両端に設けられた一対のプーリ
    と、 前記一対のプーリに巻回させると共に繰出し規制本体の
    長手方向に沿って延設させ、前記経糸引掛け片を取付け
    るホルダー部をもったベルトと、 前記一対のプーリのうちの一方を回転させるモータとを
    有したことを特徴とする請求項4記載の通糸装置。
  6. 【請求項6】 前記リニアアクチュエータは、 前記繰出し規制本体の長手方向に沿って延設させ、前記
    経糸引掛け片を取付ける雌ネジ部をもったボールネジ軸
    と、 前記ボールネジ軸を回転させるモータとを有したことを
    特徴とする請求項4記載の通糸装置。
  7. 【請求項7】 前記経糸搬送通路内の気流速度に対し
    て、前記経糸搬送通路内を移動する前記経糸の移動速度
    を遅くすることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一
    項記載の通糸装置。
  8. 【請求項8】 前記吸引部は複数の吸引部からなり、前
    記吸引部の一部をなす中間吸引部は、前記経糸搬送通路
    の途中で前記経糸搬送通路に連通する吸引口を有すると
    共に、前記吸引口を開閉するシャッタ部材を有し、前記
    シャッタ部材は、前記経糸の先端部分が前記吸引口上を
    通過する前に前記吸引口を閉鎖させることを特徴とする
    請求項4〜7のいずれか一項記載の通糸装置。
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