JPH10169016A - 建物ユニットの連結構造 - Google Patents

建物ユニットの連結構造

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JPH10169016A
JPH10169016A JP33369196A JP33369196A JPH10169016A JP H10169016 A JPH10169016 A JP H10169016A JP 33369196 A JP33369196 A JP 33369196A JP 33369196 A JP33369196 A JP 33369196A JP H10169016 A JPH10169016 A JP H10169016A
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wall
heat insulating
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淳 綱島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な作業を必要とせずに二つの建物ユニッ
トの継ぎ目部分に断熱性および気密性を確保できる建物
ユニットの連結構造を提供すること。 【解決手段】 水平方向に並設した二つの建物ユニット
10を連結する建物ユニットの連結構造において、四本
の柱、これらの四本の柱の上端間を連結する上梁22、
および四本の柱の下端間を連結する下梁を含む骨組みに
天井面材31を組み付けて建物ユニット10を構成し、
これら二つの建物ユニット10に跨って各建物ユニット
10の天井面材31を連結する天井ジョイントパネル4
1を設置し、この天井ジョイントパネル41の上面側で
対向する各建物ユニット10の上梁22の上方に跨って
天井断熱材42を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平方向に並設し
た二つの建物ユニットを連結する建物ユニットの連結構
造、および上下に積層した二つの建物ユニットを連結す
る建物ユニットの連結構造に関する。
【0002】
【背景技術】近年、工業化率を高めて現場での施工期間
を短縮するために、予め工場で製造した箱形の建物ユニ
ットを現場まで搬送し、現場においてこれらの建物ユニ
ットを基礎上に組み立てて施工するユニット工法が多用
されている。このユニット工法に用いられる建物ユニッ
トは、柱および梁等からなる骨組み内に天井面材や壁面
材等を組み付けて製造され、建設現場において基礎上の
所定位置に配置される。この後、水平方向に隣接する二
つの建物ユニットの各天井面材の間には、これら二つの
建物ユニットに跨る天井ジョイントパネルを配置して、
天井面材を相互に接続するようにしていた。同様にし
て、隣接する建物ユニットの各壁面材の間には、壁面材
同士を連結する壁ジョイントパネルを設置して壁面材同
士を接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの天井
ジョイントパネルおよび壁ジョイントパネルにより二つ
の建物ユニットの継ぎ目部分の断熱性、気密性を高める
ためには、天井ジョイントパネルと天井面材、壁ジョイ
ントパネルと壁面材をそれぞれ気密に接合しなければな
らず、現場合わせの加工等、建設現場での接合作業が煩
雑であった。
【0004】本発明の目的は、特別な作業を必要とせず
に二つの建物ユニットの継ぎ目部分に断熱性および気密
性を確保できる建物ユニットの連結構造を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、水平方向に並設した二つの建物ユニット
10を連結する建物ユニットの連結構造であって、前記
建物ユニットは、四本の柱21、これらの四本の柱21
の上端間を連結する上梁(22,23)、および前記四
本の柱の下端間を連結する下梁(24,25)を含む骨
組み26と、この骨組み内の上部に組み付けられた天井
面材31とを備え、前記二つの建物ユニットの間には、
これらの建物ユニットに跨って各建物ユニットの前記天
井面材を連結する天井ジョイントパネル41が設置さ
れ、この天井ジョイントパネルの上面側で対向する前記
各建物ユニットの上梁の間には、これらの上梁の上方に
跨る天井断熱材42が設けられていることを特徴とす
る。
【0006】本発明では、二つの建物ユニットの間で対
向する上梁に跨って天井断熱材が設置されるため、これ
らの上梁の間には天井ジョイントパネルとともに天井断
熱材が架設されることになるから、特別な作業を必要と
せずに建物ユニットの継ぎ目部分に十分な断熱性および
気密性を確保できる。また、天井断熱材として多孔質材
料等の密度の低い材料を用いれば、音の吸収性が高いの
で、建物ユニットの継ぎ目部分の遮音性を高めることが
できる。さらに、天井断熱材は上梁の上方に跨って配置
されるので、骨組み内に組み付けられた天井面材やそれ
らを連結する天井ジョイントパネルに干渉することなく
簡単に設置できる。天井断熱材の設置にあたっても、一
端を予め一方の建物ユニットの天井面材の上面側に固定
しておけば、建物ユニットの配置後に、他端側を二つの
建物ユニットの上梁に上方から被せるだけで容易に施工
できる。これらにより、前記目的が達成される。
【0007】また、前記天井断熱材が設けられた上梁の
間には、これらの上梁に跨る遮音シート43が配置され
ていることが望ましい。
【0008】このように二つの建物ユニットの間で対向
する上梁の間に遮音シートを配置すると、これらの上梁
の間からの音の漏れを確実に低減できるようになるか
ら、建物ユニットの継ぎ目に優れた遮音性を確保でき
る。
【0009】前述した遮音シートは、天井ジョイントパ
ネルと上梁との間に介装してもよいが、遮音シートは、
天井断熱材と上梁との間に介装されていることが望まし
い。
【0010】このようにすれば、遮音シートは、天井断
熱材と上梁との間に挟み込むだけで簡単に施工できる。
また、遮音シートは上梁の上方に配置されているので、
露出する虞れがなくなり、寸法を厳密に形成しなくても
よくなるから、簡単に製造できる。さらに、遮音シート
は天井断熱材とともに上梁の上方から設置できるから、
下方から取り付けるよりも簡単に設置できる。
【0011】また、本発明は、水平方向に並設した二つ
の建物ユニットを連結する建物ユニットの連結構造であ
って、前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の
柱の上端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端
間を連結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内の上部
に組み付けられた天井面材とを備え、前記二つの建物ユ
ニットの間には、これらの建物ユニットに跨って各建物
ユニットの前記天井面材を連結する天井ジョイントパネ
ルが設置され、この天井ジョイントパネルの上面側で対
向する前記各建物ユニットの上梁の間には天井断熱材1
42が介装されていることを特徴とする。
【0012】本発明においては、二つの建物ユニットの
間で対向する上梁の間には天井断熱材が介装されるた
め、上梁の間には、天井ジョイントパネルだけでなく天
井断熱材が配置されることになるから、特別な作業を必
要とせずに建物ユニットの継ぎ目部分に十分な断熱性お
よび気密性を確保できる。また、天井断熱材として多孔
質材料等の密度の低い材料を用いれば、音の吸収性が高
いので、建物ユニットの継ぎ目部分の遮音性を高めるこ
とができる。さらに、天井断熱材は、建物ユニットの間
で隣接する上梁の間に配置されるので、骨組み内に組み
付けられた天井面材やそれらを連結する天井ジョイント
パネルに干渉することなく簡単に設置できる。また、設
置にあたっても、天井断熱材を予め一方の建物ユニット
の上梁に固定しておけば、建物ユニットを水平方向に並
列配置するだけで容易に施工できる。これらにより、前
記目的が達成される。
【0013】一方、本発明は、水平方向に並設した二つ
の建物ユニットを連結する建物ユニットの連結構造であ
って、前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の
柱の上端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端
間を連結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内に組み
付けられた壁面材33とを備え、前記二つの建物ユニッ
トの間には、これらの建物ユニットに跨って各建物ユニ
ットの前記壁面材を連結する壁ジョイントパネル51が
設置され、この壁ジョイントパネルの外側で対向する前
記各建物ユニットの柱の間には壁断熱材52が介装され
ていることを特徴とする。
【0014】本発明では、二つの建物ユニットの間で対
向する柱の間には壁断熱材が介装されるため、柱の間に
は、壁ジョイントパネルだけでなく壁断熱材が配置され
ることになるから、特別な作業を必要とせずに建物ユニ
ットの継ぎ目部分に十分な断熱性および気密性を確保で
きる。また、壁断熱材として多孔質材料等の密度の低い
材料を用いれば、音の吸収性が高いので、建物ユニット
の継ぎ目部分の遮音性を高めることができる。さらに、
壁断熱材は、建物ユニットの間で隣接する柱の間に配置
されるので、骨組み内に組み付けられた壁面材やそれら
を連結する壁ジョイントパネルに干渉することなく簡単
に設置できる。また、設置にあたっても、壁断熱材を予
め一方の建物ユニットの柱に固定しておけば、建物ユニ
ットを水平方向に並列配置するだけで容易に施工でき
る。これらにより、前記目的が達成される。
【0015】さらに、前記壁ジョイントパネルと、前記
壁断熱材が介装された前記柱との間には、断熱発泡シー
ト53が介装されていることが望ましい。
【0016】このようにすると、二つの建物ユニットの
間で対向する柱の間は、断熱発泡シートによっても塞が
れることになるから、建物ユニットの継ぎ目部分の断熱
性および気密性を一層向上させることができる。また、
柱は断熱発泡シートにより覆われるため、柱への熱の移
動を抑制できるようになり、柱の熱伝導による断熱性の
低下を防止できる。
【0017】一方、本発明は、上下に積層した二つの建
物ユニットを連結する建物ユニットの連結構造であっ
て、前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の柱
の上端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端間
を連結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内に組み付
けられた壁面材とを備え、前記二つの建物ユニットの間
には、これらの建物ユニットに跨って各建物ユニットの
前記壁面材を連結する壁ジョイントパネルが設置され、
この壁ジョイントパネルの外側で対向する上側の前記建
物ユニットの下梁と下側の前記建物ユニットの上梁との
間には壁断熱材が介装されていることを特徴とする。
【0018】本発明では、二つの建物ユニットの間で対
向する上側の建物ユニットの下梁と下側の建物ユニット
の上梁の間には壁断熱材が介装されるため、上梁および
下梁の間には、壁ジョイントパネルだけでなく壁断熱材
が配置されることになるから、特別な作業を必要とせず
に建物ユニットの継ぎ目部分に十分な断熱性および気密
性を確保できる。また、壁断熱材として多孔質材料等の
密度の低い材料を用いれば、音の吸収性が高いので、建
物ユニットの継ぎ目部分の遮音性を高めることができ
る。さらに、壁断熱材は、建物ユニットの間で上下に隣
接する上梁および下梁の間に配置されるので、骨組み内
に組み付けられた壁面材やそれらを連結する壁ジョイン
トパネルに干渉することなく簡単に設置できる。また、
設置にあたっても、壁断熱材を予め上側の建物ユニット
の下梁や下側の建物ユニットの上梁に固定しておけば、
建物ユニットを上下に積層するだけで容易に施工でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態の二階建て
のユニット式建物1が示されている。このユニット式建
物1は、基礎2上に複数の箱形の建物ユニット10を組
み合わせて積層配列した建物本体3と、この建物本体3
の上に図示しない屋根パネル等を配置して構成された屋
根4とを備えている。ユニット式建物1の一階部分1A
は、基礎2上に隣接配置された建物ユニット10により
構成され、これらの一階部分1A上に隣接配置された建
物ユニット10により二階部分1Bが構成されている。
【0020】このような建物ユニット10のうち、一階
部分1Aを構成する建物ユニット11は、図2に示すよ
うに、四本の柱21と、これらの四本の柱21の上端間
を連結する長辺上梁22および短辺上梁23と、四本の
柱21の下端間を連結する長辺下梁24および短辺下梁
25(各一本のみ図示)とを含む略直方体形状の骨組み
26を備え、長辺上梁22の間には所定間隔で小梁27
が架設され、長辺下梁24の間には所定間隔で根太28
が架設されている。この骨組み26内には、石膏ボード
等からなる天井面材31、床面材32および壁面材33
が組み付けられ、天井面材31は小梁27に、床面材3
2は根太28にそれぞれ取り付けられている。
【0021】なお、この建物ユニット11と同様に、他
の建物ユニット10も骨組み26、小梁27、根太2
8、天井面材31および床面材32を備え、適宜壁面材
33が組み付けられている。
【0022】図1に戻って、ユニット式建物1において
は、建物ユニット11,12が互いの長辺側が対向する
ように隣接配置されている。このように水平方向に並設
された二つの建物ユニット11,12では、図3に示す
ように、互いの天井面材31A,31Bが連結されてい
る。天井面材31A,31Bは、それぞれ二枚の石膏ボ
ード311,312を重ね合わせて構成され、その上面
にはグラスウール或いはロックウールからなる断熱材3
5が取り付けられている。なお、天井面材31A,31
Bは一枚の石膏ボードにより構成してもよい。各天井面
材31A,31Bの端部は、それぞれ長辺上梁22に沿
って設けられた通し材34と、短辺上梁23(図2参
照)に沿って設けられた図示しない通し材とに固定され
ている。この通し材34は小梁27を長辺上梁22に結
合するためのブラケット29に取り付けられている。
【0023】このように構成された各建物ユニット1
1,12の天井面材31A,31Bは、二つの建物ユニ
ット11,12の間に設置された天井ジョイントパネル
41により連結されている。天井ジョイントパネル41
は、二枚の石膏ボード411,412を重ね合わせて構
成され、二つの建物ユニット11,12の間で対向する
建物ユニット11,12の各長辺上梁22A,22Bに
跨って配置され、これらの長辺上梁22A,22Bに沿
って設けられた通し材34に釘等の止着具(図示省略)
および接着剤等により固定されている。この天井ジョイ
ントパネル41は天井面材31A,31Bと同じ厚さに
形成され、これにより、天井ジョイントパネル41およ
び天井面材31A,31Bが面一になっている。なお、
天井ジョイントパネル41は一枚の石膏ボードにより形
成してもよい。
【0024】この天井ジョイントパネル41の上面側で
対向する長辺上梁22A,22Bの間には、これらの長
辺上梁22A,22Bの上方に跨る天井断熱材42が設
けられている。この天井断熱材42は、グラスウール或
いはロックウールからなり、長辺上梁22A,22Bと
直交する方向の端部は、それぞれ各天井面材31A,3
1Bの断熱材35と結合されている。
【0025】また、長辺上梁22A,22Bの間には、
これらの長辺上梁22A,22Bの各上面に跨って遮音
シート43が配置されている。この遮音シート43は長
辺上梁22A,22Bと天井断熱材42との間に介装さ
れ、長辺上梁22A,22Bの間の隙間を塞いでいる。
【0026】このように構成された本実施形態の建物ユ
ニット11,12は、次のような手順で連結する。すな
わち、工場において、予め、天井面材31Aの断熱材3
5に天井断熱材42の一方の端部を接合しておき、建設
現場において、建物ユニット11,12を互いの長辺上
梁22A,22Bが隣接するように並列に配置してか
ら、長辺上梁22A,22Bの各上面に跨って遮音シー
ト43を上方から配置する。続いて、天井面材31Aの
断熱材35に取り付けておいた天井断熱材42を、遮音
シート43の上に被せて長辺上梁22A,22Bを覆
い、その他方の端部を天井面材31Bの断熱材35に結
合する。また、長辺上梁22A,22Bの下側において
は、長辺上梁22A,22Bの通し材34に下側から天
井ジョイントパネル41を固定する。
【0027】なお、天井断熱材42は建物ユニット12
側に取り付けておいてもよい。また、遮音シート43は
接着剤等を用いて長辺上梁21A,21Bや天井断熱材
42に接合してもよく、或いは、遮音シート43は、工
場において長辺上梁21A,21Bのいずれかに予め接
着しておいてもよい。
【0028】また、図示しないが、本実施形態のユニッ
ト式建物1では、隣接配置された建物ユニット10の天
井面材31同士は、建物ユニット11,12と略同様な
構造で連結され、天井ジョイントパネル41の上面側で
対向する長辺上梁22A,22Bの各上面、または短辺
上梁23の各上面に跨って天井断熱材42が配置されて
いる。これにより、短辺方向に並ぶ建物ユニット10同
士、長辺方向に並ぶ建物ユニット10同士がそれぞれ相
互に連結されている。
【0029】一方、図1に戻って、並列に配置された建
物ユニット11,12の屋外に面した短辺側の側面11
1,121には、図4に示すように、ALC或いはPA
LC等からなる外壁材36と、壁面材33A,33Bと
がそれぞれ組み付けられている。壁面材33A,33B
は、芯材を矩形枠状に組んだ枠体37(一部のみ図示)
の片面に取り付けられてそれぞれ内壁パネル38A,3
8Bを構成しており、その屋外側の面にはグラスウール
或いはロックウールからなる断熱材39が取り付けられ
ている。
【0030】このように構成された建物ユニット11,
12の各壁面材33A,33Bは、二つの建物ユニット
11,12の間に設置された壁ジョイントパネル51に
より連結されている。壁ジョイントパネル51は、石膏
ボード等からなり、二つの建物ユニット11,12の間
で対向する柱21A,21Bに跨って配置され、内壁パ
ネル38A,38Bの各枠体37の柱21A,21B側
の端部に釘等の止着具(図示省略)および接着剤等によ
り固定されている。この壁ジョイントパネル51は壁面
材33A,33Bと同じ厚さに形成され、これにより、
壁ジョイントパネル51および壁面材33A,33Bが
面一になっている。
【0031】この壁ジョイントパネル51の屋外側で対
向する柱21A,21Bの間には、グラスウール或いは
ロックウールからなる壁断熱材52が介装されている。
また、壁ジョイントパネル51と柱21A,21Bとの
間には合成樹脂製の断熱発泡シート53が介装され、気
密性を確保できるようになっている。この断熱発泡シー
ト53は、例えば、発泡ポリエチレンシートであり、そ
の端部が各内壁パネル38A,38Bの枠体37まで達
するように、柱21A,21Bの屋内側の側面に両面テ
ープ等によって貼着されている。これにより、柱21
A,21Bと内壁パネル38A,38Bとの間に隙間が
なくなるから優れた断熱効果が得られる。
【0032】このように構成された本実施形態の建物ユ
ニット11,12の壁面材33A,33Bは、次のよう
な手順で連結する。すなわち、工場において、柱21A
の柱21Bと対向する側面に壁断熱材52を接着剤等に
より固定しておき、建設現場において、建物ユニット1
1,12を互いの柱21A,21Bが隣接するように並
列に配置する。これにより、建物ユニット11の柱21
Aに接合しておいた壁断熱材52に建物ユニット12の
柱21Bが当接され、壁断熱材52は一対の柱21A,
21Bによって挟持される。この後、これらの柱21
A,21Bの屋内側の側面に断熱発泡シート53を貼り
付けて、これを覆う壁ジョイントパネル51を内壁パネ
ル38A,38Bの各枠体37に固定する。
【0033】なお、壁断熱材52は建物ユニット12側
に取り付けておいてもよく、断熱発泡シート53は、そ
の一端を工場で予め柱21A或いは柱21Bに取り付け
ておいてもよい。
【0034】また、図示しないが、本実施形態のユニッ
ト式建物1では、隣接する建物ユニット10の屋外に面
した側面を構成する壁面材33同士は、建物ユニット1
1,12と同様な構造で連結されており、短辺方向に並
ぶ建物ユニット10同士、長辺方向に並ぶ建物ユニット
10同士がそれぞれ相互に連結されている。
【0035】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、二つの建物ユニット10の
間で対向する長辺上梁22A,22Bに跨って天井断熱
材42が設置されるため、これらの長辺上梁22A,2
2Bの間には天井ジョイントパネル41とともに天井断
熱材が42架設されることになる。同様に、天井断熱材
42は二つの建物ユニット10の間で対向する短辺上梁
23に跨って設置されるので、短辺上梁23の間にも天
井ジョイントパネル41に加えて天井断熱材が42が架
設されることになる。従って、建物ユニット10の継ぎ
目部分に十分な断熱性および気密性を確保でき、ユニッ
ト式建物1全体の断熱性および気密性を高めることがで
きる。
【0036】また、天井断熱材42としてグラスウール
或いはロックウールを用いたため、音の吸収性が高いか
ら、建物ユニット10の継ぎ目部分の遮音性を高めるこ
とができる。
【0037】さらに、天井断熱材42は、長辺上梁22
A,22Bの上方または二つの建物ユニット10の間で
対向する短辺上梁23の上方に跨って配置されるので、
天井面材31や天井ジョイントパネル41に干渉するこ
となく上梁22,23の上方から簡単に設置できる。ま
た、天井断熱材42の設置にあたっても、一方の端部を
予め一方の天井面材31Aの上面側の断熱材35に固定
しておくので、建物ユニット10を基礎2上に設置した
後に、長辺上梁22A,22Bまたは短辺上梁23に上
方から被せるだけで容易に施工できる。
【0038】また、天井断熱材42を設けた長辺上梁2
2A,22Bの間にはこれらの長辺上梁22A,22B
に跨る遮音シート43が配置され、天井断熱材42を設
けた短辺上梁23の間には、これらの短辺上梁23に跨
る遮音シート43が配置されているので、これらの長辺
上梁22A,22Bの間、短辺上梁23の間からの音の
漏れを確実に低減できるようになるから、建物ユニット
10の継ぎ目に優れた遮音性を確保できる。
【0039】さらに、遮音シート43は、天井断熱材4
2と長辺上梁22A,22Bとの間、天井断熱材42と
短辺上梁23との間にそれぞれ介装されているので、天
井断熱材42と各上梁22A,22B,23との間に挟
み込むだけで簡単に施工できる。また、遮音シート43
は、上梁22A,22B,23の上方に配置されている
ので、露出する虞れがなくなるから、寸法を厳密にしな
くてもよくなり、簡単に製造できる。さらに、遮音シー
ト43は天井断熱材42とともに長辺上梁22A,22
Bや短辺上梁23の上方から設置できるから、下方から
取り付けるよりも簡単に設置できる。
【0040】二つの建物ユニット10の間で対向する柱
21A,21Bの間には壁断熱材52が介装されるた
め、柱21A,21Bの間には、壁ジョイントパネル5
1だけでなく壁断熱材52が配置されることになるか
ら、建物ユニット10の継ぎ目部分に十分な断熱性およ
び気密性を確保できる。また、壁断熱材52としてグラ
スウール或いはロックウールを用いたので、音の吸収性
が高いから、建物ユニット10の継ぎ目部分の遮音性を
高めることができる。さらに、壁断熱材52は、建物ユ
ニット10の間で隣接する柱21A,21Bの間に配置
されるので、骨組み26内に組み付けられた壁面材33
A,33Bやそれらを連結する壁ジョイントパネル51
に干渉することなく簡単に設置できる。また、設置にあ
たっても、壁断熱材52を予め一方の柱21Aに固定し
ておけば、建物ユニット10を並列配置するだけで容易
に施工できる。
【0041】さらに、壁ジョイントパネル51と柱21
A,21Bとの間には断熱発泡シート53が介装されて
いるので、柱21A,21Bの間の隙間は、断熱発泡シ
ート53によっても塞がれることになるから、建物ユニ
ット10の継ぎ目部分の断熱性および気密性を一層向上
させることができる。また、柱21A,21Bは断熱発
泡シート53により覆われるため、柱21A,21Bへ
の熱の移動を抑制できるようになり、柱21A,21B
の熱伝導による断熱性の低下を防止できる。
【0042】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、天井断熱材42が長辺上
梁22A,22Bの上方に跨って設置されていたが、図
5に示すように、天井断熱材142は、長辺上梁22
A,22Bの間に介装してもよい。この天井断熱材14
2は、予め工場で長辺上梁22A,22Bのいずれかに
固定しておき、建設現場で建物ユニット11,12を並
列に配置することにより長辺上梁22A,22Bで挟み
込むようにして設置する。このような天井断熱材142
を用いた構造でも、前記実施形態と同様な作用、効果を
奏することができる。
【0043】前記実施形態の天井断熱材42の両端部は
各天井面材31A,31Bの断熱材35にそれぞれ結合
されていたが、天井断熱材42はこれらの断熱材35ま
で達しないものであってもよく、長辺上梁22A,22
Bを跨ぐものであれば、その形状や大きさはとくに限定
されない。また、遮音シート43は長辺上梁22A,2
2Bの下面側に設置してもよく、天井ジョイントパネル
41の長辺上梁22A,22B側の面に取り付けてもよ
い。
【0044】前記実施形態では、水平方向に隣接する建
物ユニット10の壁面材33同士を壁ジョイントパネル
51により連結するとともに、その外側で対向する柱2
1間に壁断熱材52を介装したが、上下に隣接する建物
ユニット10の壁面材33同士を壁ジョイントパネルに
より連結し、その外側で対向する上側の建物ユニット1
0の長辺下梁24および下側の建物ユニット10の長辺
上梁22の間、或いは上側の建物ユニット10の短辺下
梁25および下側の建物ユニット10の短辺上梁23の
間に壁断熱材を介装し、これにより、上下に積層した建
物ユニット10同士を連結してもよい。
【0045】また、前記実施形態では、断熱発泡シート
53は柱21A,21Bに取り付けられていたが、この
断熱発泡シート53は壁ジョイントパネル51の柱21
A,21B側の面に取り付けてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
煩雑な接合作業を行うことなく、二つの建物ユニットの
継ぎ目部分に断熱性および気密性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記実施形態の建物ユニットの一部を破断して
示す斜視図。
【図3】前記実施形態の天井面材の連結構造を拡大して
示す断面図。
【図4】前記実施形態の壁面材の連結構造を拡大して示
す断面図。
【図5】本発明の他の連結構造を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 10,11,12 建物ユニット 21,21A,21B 柱 22,22A,22B 長辺上梁 23 短辺上梁 24 長辺下梁 25 短辺下梁 26 骨組み 31,31A,31B 天井面材 33,33A,33B 壁面材 41 天井ジョイントパネル 42,142 天井断熱材 43 遮音シート 51 壁ジョイントパネル 52 壁断熱材 53 断熱発泡シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に並設した二つの建物ユニット
    を連結する建物ユニットの連結構造であって、 前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の柱の上
    端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端間を連
    結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内の上部に組み
    付けられた天井面材とを備え、 前記二つの建物ユニットの間には、これらの建物ユニッ
    トに跨って各建物ユニットの前記天井面材を連結する天
    井ジョイントパネルが設置され、 この天井ジョイントパネルの上面側で対向する前記各建
    物ユニットの上梁の間には、これらの上梁の上方に跨る
    天井断熱材が設けられていることを特徴とする建物ユニ
    ットの連結構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した建物ユニットの連結
    構造において、前記天井断熱材が設けられた上梁の間に
    は、これらの上梁に跨る遮音シートが配置されているこ
    とを特徴とする建物ユニットの連結構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した建物ユニットの連結
    構造において、前記遮音シートは、前記天井断熱材と前
    記上梁との間に介装されていることを特徴とする建物ユ
    ニットの連結構造。
  4. 【請求項4】 水平方向に並設した二つの建物ユニット
    を連結する建物ユニットの連結構造であって、 前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の柱の上
    端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端間を連
    結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内の上部に組み
    付けられた天井面材とを備え、 前記二つの建物ユニットの間には、これらの建物ユニッ
    トに跨って各建物ユニットの前記天井面材を連結する天
    井ジョイントパネルが設置され、 この天井ジョイントパネルの上面側で対向する前記各建
    物ユニットの上梁の間には天井断熱材が介装されている
    ことを特徴とする建物ユニットの連結構造。
  5. 【請求項5】 水平方向に並設した二つの建物ユニット
    を連結する建物ユニットの連結構造であって、 前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の柱の上
    端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端間を連
    結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内のに組み付け
    られた壁面材とを備え、 前記二つの建物ユニットの間には、これらの建物ユニッ
    トに跨って各建物ユニットの前記壁面材を連結する壁ジ
    ョイントパネルが設置され、 この壁ジョイントパネルの外側で対向する前記各建物ユ
    ニットの柱の間には壁断熱材が介装されていることを特
    徴とする建物ユニットの連結構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した建物ユニットの連結
    構造において、前記壁ジョイントパネルと、前記壁断熱
    材が介装された前記柱との間には、断熱発泡シートが介
    装されていることを特徴とする建物ユニットの連結構
    造。
  7. 【請求項7】 上下に積層した二つの建物ユニットを連
    結する建物ユニットの連結構造であって、 前記建物ユニットは、四本の柱、これらの四本の柱の上
    端間を連結する上梁、および前記四本の柱の下端間を連
    結する下梁を含む骨組みと、この骨組み内に組み付けら
    れた壁面材とを備え、 前記二つの建物ユニットの間には、これらの建物ユニッ
    トに跨って各建物ユニットの前記壁面材を連結する壁ジ
    ョイントパネルが設置され、 この壁ジョイントパネルの外側で対向する上側の前記建
    物ユニットの下梁と下側の前記建物ユニットの上梁との
    間には壁断熱材が介装されていることを特徴とする建物
    ユニットの連結構造。
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