JPH10169697A - 流体マウント - Google Patents
流体マウントInfo
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- JPH10169697A JPH10169697A JP32427896A JP32427896A JPH10169697A JP H10169697 A JPH10169697 A JP H10169697A JP 32427896 A JP32427896 A JP 32427896A JP 32427896 A JP32427896 A JP 32427896A JP H10169697 A JPH10169697 A JP H10169697A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低周波での減衰効果を損なう事なしに高周波
での動的バネ定数を下げて効果的な振動抑制を可能とす
る。 【解決手段】 内筒1と外筒3との間に弾性体5を介設
して内外筒1、3間に周方向複数の液室7a、7b、7
c、7dを設け、 液室7a〜7d間に渡ると共に、通
連孔15a〜15hを介して液室7a〜7dに連通する
オリフィス9を設けた流体マウントにおいて、 オリフ
ィス9を介して液室7a〜7d間を流れる液体の流路長
Lを、オリフィス9内の低周波の流れと高周波の流れと
で選択的に変えることを特徴とする。
での動的バネ定数を下げて効果的な振動抑制を可能とす
る。 【解決手段】 内筒1と外筒3との間に弾性体5を介設
して内外筒1、3間に周方向複数の液室7a、7b、7
c、7dを設け、 液室7a〜7d間に渡ると共に、通
連孔15a〜15hを介して液室7a〜7dに連通する
オリフィス9を設けた流体マウントにおいて、 オリフ
ィス9を介して液室7a〜7d間を流れる液体の流路長
Lを、オリフィス9内の低周波の流れと高周波の流れと
で選択的に変えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二部材間に介設さ
れて振動を減衰する流体マウントに関する。
れて振動を減衰する流体マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の流体マウントとしては、例えば実
開平3ー753375公報に記載された図9、図10に
示すようなものがある。この流体マウントは、一方の部
材に固定される内筒1と他方の部材に固定される外筒3
とを備え、内筒1と外筒3との間に弾性体5が介設さ
れ、周方向に例えば4つの液室7a、7b、7c、7d
が設けられている。又、前記外筒3内に周方向に沿って
オリフィス9が設けられ、各液室7a、7b、7c、7
dの周方向中央部においてオリフィス9を液室7a、7
b、7c、7dに連通させる連通孔11a、11b、1
1c、11dが設けられている。又、前記液室7a、7
b、7c、7d及びオリフィス9内には粘性液体が封入
されている。そして、振動入力によって内筒1が液室7
a側に変位したとすると、液室7a側では液圧の増大
が、液室7c側では減少が生じる。この液圧変化によっ
て粘性流体が液室7aから連通孔11a、オリフィス
9、及び連通孔11cを通って液室7cへ流入するなど
して抵抗作用等が働き、振動を減衰することができる。
開平3ー753375公報に記載された図9、図10に
示すようなものがある。この流体マウントは、一方の部
材に固定される内筒1と他方の部材に固定される外筒3
とを備え、内筒1と外筒3との間に弾性体5が介設さ
れ、周方向に例えば4つの液室7a、7b、7c、7d
が設けられている。又、前記外筒3内に周方向に沿って
オリフィス9が設けられ、各液室7a、7b、7c、7
dの周方向中央部においてオリフィス9を液室7a、7
b、7c、7dに連通させる連通孔11a、11b、1
1c、11dが設けられている。又、前記液室7a、7
b、7c、7d及びオリフィス9内には粘性液体が封入
されている。そして、振動入力によって内筒1が液室7
a側に変位したとすると、液室7a側では液圧の増大
が、液室7c側では減少が生じる。この液圧変化によっ
て粘性流体が液室7aから連通孔11a、オリフィス
9、及び連通孔11cを通って液室7cへ流入するなど
して抵抗作用等が働き、振動を減衰することができる。
【0003】そして、液室7a、7b、7c、7dを四
つ設けて上下左右に配置することにより上下左右の二方
向に減衰作用が発生し、たとえばサスペンションメンバ
に設置された場合、そのメンバの剛体共振による、少な
くとも二つのモードに対する振動ピークレベルを低減す
ることができる。
つ設けて上下左右に配置することにより上下左右の二方
向に減衰作用が発生し、たとえばサスペンションメンバ
に設置された場合、そのメンバの剛体共振による、少な
くとも二つのモードに対する振動ピークレベルを低減す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造の流体マウントでは、各液室7a、7b、7c、7d
とオリフィス9を連通する連通孔11a、11b、11
c、11dが各液室7a、7b、7c、7dの周方向中
央にのみ設けられているため、連通孔11a、11b、
11c、11d相互間の距離が画一的なものになり、し
かも連通孔11a、11b、11c、11d相互間の距
離が長くなっている。従って、減衰が最大となる周波数
より上の高周波領域では連通孔11a〜11d相互間の
距離に対して流体の移動量が小さくなることより、隣り
合う連通孔11a〜11d相互間において液体がスティ
ックして流れなくなり、二方向の動的バネ定数が増大し
て振動を伝達しやすくなって、車室内音圧レベルが悪化
する恐れがあった。
造の流体マウントでは、各液室7a、7b、7c、7d
とオリフィス9を連通する連通孔11a、11b、11
c、11dが各液室7a、7b、7c、7dの周方向中
央にのみ設けられているため、連通孔11a、11b、
11c、11d相互間の距離が画一的なものになり、し
かも連通孔11a、11b、11c、11d相互間の距
離が長くなっている。従って、減衰が最大となる周波数
より上の高周波領域では連通孔11a〜11d相互間の
距離に対して流体の移動量が小さくなることより、隣り
合う連通孔11a〜11d相互間において液体がスティ
ックして流れなくなり、二方向の動的バネ定数が増大し
て振動を伝達しやすくなって、車室内音圧レベルが悪化
する恐れがあった。
【0005】そこで本発明は、高周波、低周波のいずれ
の振動入力に対しても減衰作用を的確に発揮する事ので
きる流体マウントの提供を課題とする。
の振動入力に対しても減衰作用を的確に発揮する事ので
きる流体マウントの提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内筒
と外筒との間に弾性体を介設して内外筒間に周方向複数
の液室を設け、該液室間に渡ると共に、通連孔を介して
前記液室に連通するオリフィスを設けた流体マウントに
おいて、前記オリフィスを介して液室間を流れる液体の
流路長を、前記オリフィス内の低周波の流れと高周波の
流れとで選択的に変えることを特徴とする。
と外筒との間に弾性体を介設して内外筒間に周方向複数
の液室を設け、該液室間に渡ると共に、通連孔を介して
前記液室に連通するオリフィスを設けた流体マウントに
おいて、前記オリフィスを介して液室間を流れる液体の
流路長を、前記オリフィス内の低周波の流れと高周波の
流れとで選択的に変えることを特徴とする。
【0007】従って、オリフィスを介した液室間を流れ
る流体の流路長をオリフィス内の低周波の流れと高周波
の流れとで選択的に変えることができ、たとえば流路長
が低周波の流れに対しては長く高周波の流れに対しては
短くなりいずれの流れに対しても液体がスティックを招
くことはない。
る流体の流路長をオリフィス内の低周波の流れと高周波
の流れとで選択的に変えることができ、たとえば流路長
が低周波の流れに対しては長く高周波の流れに対しては
短くなりいずれの流れに対しても液体がスティックを招
くことはない。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の流体マ
ウントであって、前記複数の液室間で、前記連通孔間の
距離を低周波の流れに対しては長く、高周波の流れに対
しては短くなるように設定したことを特徴とする。
ウントであって、前記複数の液室間で、前記連通孔間の
距離を低周波の流れに対しては長く、高周波の流れに対
しては短くなるように設定したことを特徴とする。
【0009】従って、請求項1の発明の作用に加え、連
通孔間の距離の設定によって流路長を低周波の流れに対
しては長く、高周波の流れに対しては短くすることがで
きる。
通孔間の距離の設定によって流路長を低周波の流れに対
しては長く、高周波の流れに対しては短くすることがで
きる。
【0010】請求項3の発明は、請求項2記載の流体マ
ウントであって、前記連通孔を、前記各液室を仕切る弾
性体の両脇で各液室の端部に設けたことを特徴とする。
ウントであって、前記連通孔を、前記各液室を仕切る弾
性体の両脇で各液室の端部に設けたことを特徴とする。
【0011】従って、請求項2の発明の作用に加え、高
周波の流れに対しては弾性体の両脇の連通孔が短絡する
ようにして流路長を短くすることができ、低周波の流れ
に対してはそれ以外の連通孔の距離によって流路長を長
くすることができる。
周波の流れに対しては弾性体の両脇の連通孔が短絡する
ようにして流路長を短くすることができ、低周波の流れ
に対してはそれ以外の連通孔の距離によって流路長を長
くすることができる。
【0012】請求項4の発明は、請求項3記載の流体マ
ウントであって、前記連通孔に加えて、新たな連通孔を
前記各液室を仕切る弾性体間で各液室の中央にも増設し
たことを特徴とする。
ウントであって、前記連通孔に加えて、新たな連通孔を
前記各液室を仕切る弾性体間で各液室の中央にも増設し
たことを特徴とする。
【0013】従って、請求項3の発明の作用に加え、低
周波の流体は径方向に対抗する液室相互間で液室の中央
の連通孔とオリフィスによって流すことができる。
周波の流体は径方向に対抗する液室相互間で液室の中央
の連通孔とオリフィスによって流すことができる。
【0014】請求項5の発明は、請求項4記載の流体マ
ウントであって、前記各液室の端部の連通孔と同中央の
連通孔とで形状を変えたことを特徴とする。
ウントであって、前記各液室の端部の連通孔と同中央の
連通孔とで形状を変えたことを特徴とする。
【0015】従って、請求項4の発明の作用に加え、連
通孔の形状を変えることによって、高周波の液体は弾性
体の両脇の連通孔によってオリフィスを介し短い流路長
で液体を流すことができる。又、低周波の液体は各液室
の周方向中央の連通孔によりオリフィスを介し長い流路
長で液体を流すことができる。
通孔の形状を変えることによって、高周波の液体は弾性
体の両脇の連通孔によってオリフィスを介し短い流路長
で液体を流すことができる。又、低周波の液体は各液室
の周方向中央の連通孔によりオリフィスを介し長い流路
長で液体を流すことができる。
【0016】請求項6の発明は、請求項5記載の流体マ
ウントであって、前記各液室の端部の連通孔が、同中央
の連通孔よりも小さいことを特徴とする。
ウントであって、前記各液室の端部の連通孔が、同中央
の連通孔よりも小さいことを特徴とする。
【0017】従って、請求項5の発明の作用に加え、高
周波の液体は弾性体の両脇の小さな連通孔によりオリフ
ィスを介し短い流路長で流すことができ、低周波の液体
は各液室の中央の大きな連通孔によりオリフィスを介し
長い流路長で流すことができる。
周波の液体は弾性体の両脇の小さな連通孔によりオリフ
ィスを介し短い流路長で流すことができ、低周波の液体
は各液室の中央の大きな連通孔によりオリフィスを介し
長い流路長で流すことができる。
【0018】請求項7の発明は、請求項5又は6記載の
流体マウントであって、前記各液室の端部の連通孔は、
液体の流れに交差する方向へ長く形成し、同中央の連通
孔は、液体の流れ方向へ長く形成したことを特徴とす
る。
流体マウントであって、前記各液室の端部の連通孔は、
液体の流れに交差する方向へ長く形成し、同中央の連通
孔は、液体の流れ方向へ長く形成したことを特徴とす
る。
【0019】従って、請求項5又は6の発明の作用に加
え、流体移動量の小さな高周波の液体は液体の流れ方向
に短い弾性体両脇の連通孔によりオリフィスを介し流す
ことができ、液体移動量が大きい低周波の液体は各液室
中央の液体の流れ方向へ長い連通孔によってオリフィス
を介し流すことができる。
え、流体移動量の小さな高周波の液体は液体の流れ方向
に短い弾性体両脇の連通孔によりオリフィスを介し流す
ことができ、液体移動量が大きい低周波の液体は各液室
中央の液体の流れ方向へ長い連通孔によってオリフィス
を介し流すことができる。
【0020】請求項8の発明は、請求項1記載の流体マ
ウントであって、前記液室の内周側と外周側とに前記オ
リフィスを設け、前記内周側のオリフィスは、前記内筒
に設けられると共に、該内筒の連通孔によって前記液室
に貫通することを特徴とする。
ウントであって、前記液室の内周側と外周側とに前記オ
リフィスを設け、前記内周側のオリフィスは、前記内筒
に設けられると共に、該内筒の連通孔によって前記液室
に貫通することを特徴とする。
【0021】従って、請求項1の発明の作用に加え、液
室の内周側のオリフィスと内筒の連通孔とによって液体
移動量の小さい高周波の液体を流すことができる。
室の内周側のオリフィスと内筒の連通孔とによって液体
移動量の小さい高周波の液体を流すことができる。
【0022】請求項9の発明は、請求項8記載の流体マ
ウントであって、前記内筒側の連通孔を、前記各液室を
仕切る弾性体の両脇で各液室の端部に設けたことを特徴
とする。
ウントであって、前記内筒側の連通孔を、前記各液室を
仕切る弾性体の両脇で各液室の端部に設けたことを特徴
とする。
【0023】従って、請求項8の発明の作用に加え内筒
側の弾性体の両脇の連通孔によって液室の内周側のオリ
フィスを介し高周波の液体を流すことができる。
側の弾性体の両脇の連通孔によって液室の内周側のオリ
フィスを介し高周波の液体を流すことができる。
【0024】請求項10の発明は、請求項3又は9記載
の流体マウントであって、前記弾性体の両脇の連通孔
は、液体の流れに沿うように隣接する液室側へ傾斜して
いることを特徴とする。
の流体マウントであって、前記弾性体の両脇の連通孔
は、液体の流れに沿うように隣接する液室側へ傾斜して
いることを特徴とする。
【0025】従って、請求項3又は9の発明の作用に加
え、連通孔の傾斜によって高周波の液体の流れが円滑と
なる。
え、連通孔の傾斜によって高周波の液体の流れが円滑と
なる。
【0026】請求項11の発明は請求項1記載の流体マ
ウントであって、前記オリフィスを、前記各液室の外周
側に設けると共に、該オリフィスを外側オリフィス部及
び内側オリフィス部で構成し、前記連通孔を、前記各液
室の周方向中央部に設けて前記内側オリフィス部と各液
室とを連通し、前記外側オリフィス部と内側オリフィス
部とを前記いずれかの連通孔の外周側で連通させる連通
部を設け、前記連通部内で連通孔の周方向の一側に、周
方向へ微小変位可能な可動板を備えて連通部から液室へ
微小振幅液体の流入のみを許す第1弁部を設け、前記第
1弁部を設けた連通孔に対して径方向の反対側に位置す
る連通孔に、前記第1弁部に対して周方向の同一側に配
置され周方向に微小変位可能な可動板を備えて内側オリ
フィス部から液室へ微小振幅液体の流入のみを許す第2
弁部を設けたことを特徴とする。
ウントであって、前記オリフィスを、前記各液室の外周
側に設けると共に、該オリフィスを外側オリフィス部及
び内側オリフィス部で構成し、前記連通孔を、前記各液
室の周方向中央部に設けて前記内側オリフィス部と各液
室とを連通し、前記外側オリフィス部と内側オリフィス
部とを前記いずれかの連通孔の外周側で連通させる連通
部を設け、前記連通部内で連通孔の周方向の一側に、周
方向へ微小変位可能な可動板を備えて連通部から液室へ
微小振幅液体の流入のみを許す第1弁部を設け、前記第
1弁部を設けた連通孔に対して径方向の反対側に位置す
る連通孔に、前記第1弁部に対して周方向の同一側に配
置され周方向に微小変位可能な可動板を備えて内側オリ
フィス部から液室へ微小振幅液体の流入のみを許す第2
弁部を設けたことを特徴とする。
【0027】従って、請求項1の発明の作用に加え、第
1弁部の可動板と第2弁部の可動板は高周波の液体移動
に対して微小変位し、連通部と内側オリフィス部とから
対応する液室へ微小振幅液体の流入を許す事ができる。
従って高周波の液体を各連通孔と内側オリフィス部とを
介して短い流路長で流すことができる。低周波の液体は
第1弁部及び第2弁部によって同該弁部が設けられた連
通孔から流入することができないため、第1弁部、第2
弁部が設けられていない連通孔と外側オリフィス部の全
体及び内側オリフィス部の一部とによる長い流路長で流
すことができる。
1弁部の可動板と第2弁部の可動板は高周波の液体移動
に対して微小変位し、連通部と内側オリフィス部とから
対応する液室へ微小振幅液体の流入を許す事ができる。
従って高周波の液体を各連通孔と内側オリフィス部とを
介して短い流路長で流すことができる。低周波の液体は
第1弁部及び第2弁部によって同該弁部が設けられた連
通孔から流入することができないため、第1弁部、第2
弁部が設けられていない連通孔と外側オリフィス部の全
体及び内側オリフィス部の一部とによる長い流路長で流
すことができる。
【0028】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれかに記載の流体マウントであって、前記弾性体は、
ゴムであることを特徴とする。
ずれかに記載の流体マウントであって、前記弾性体は、
ゴムであることを特徴とする。
【0029】従って、請求項1〜11のいずれかの発明
の作用に加え、内筒と外筒との間の振動をゴムによって
緩衝することができる。
の作用に加え、内筒と外筒との間の振動をゴムによって
緩衝することができる。
【0030】請求項13の発明は、請求項1〜11のい
ずれかに記載の流体マウントであって、前記弾性体は、
樹脂であることを特徴とする。
ずれかに記載の流体マウントであって、前記弾性体は、
樹脂であることを特徴とする。
【0031】従って、請求項1〜11のいずれかの発明
の作用に加え、内筒と外筒との間の振動を樹脂によって
緩衝することができる。
の作用に加え、内筒と外筒との間の振動を樹脂によって
緩衝することができる。
【0032】請求項14の発明は、請求項1〜13のい
ずれかに記載の流体マウントであって、自動車のエンジ
ンを含むパワープラントに用いられたことを特徴とす
る。
ずれかに記載の流体マウントであって、自動車のエンジ
ンを含むパワープラントに用いられたことを特徴とす
る。
【0033】従って、請求項1〜13のいずれかの発明
の作用に加え、自動車のエンジンを含むパワープラント
に用いられ、自動車エンジンの低周波から高周波に至る
振動を抑制することができる。
の作用に加え、自動車のエンジンを含むパワープラント
に用いられ、自動車エンジンの低周波から高周波に至る
振動を抑制することができる。
【0034】請求項15の発明は、請求項1〜13のい
ずれかに記載の流体マウントであって、自動車のサスペ
ンション装置に用いられたことを特徴とする。
ずれかに記載の流体マウントであって、自動車のサスペ
ンション装置に用いられたことを特徴とする。
【0035】従って、請求項1〜13のいずれかの発明
の作用に加え、自動車のサスペンション装置に用いられ
ることによって低周波から高周波に至るサスペンション
振動の伝達を抑制することができる。
の作用に加え、自動車のサスペンション装置に用いられ
ることによって低周波から高周波に至るサスペンション
振動の伝達を抑制することができる。
【0036】請求項16の発明は、請求項1〜13のい
ずれかに記載の流体マウントであって、自動車のリアデ
ファレンシャル装置のマウントに用いられたことを特徴
とする。
ずれかに記載の流体マウントであって、自動車のリアデ
ファレンシャル装置のマウントに用いられたことを特徴
とする。
【0037】従って、請求項1〜13のいずれかの発明
の作用に加え、自動車のリアデファレンシャル装置のマ
ウントに用いられることによってデフノイズの伝達を抑
制することができる。
の作用に加え、自動車のリアデファレンシャル装置のマ
ウントに用いられることによってデフノイズの伝達を抑
制することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明では、流路長が波長の長
い低周波の流れに対しては長く、波長の短かい高周波の
流れに対しては短くなりいずれの流れに対しても液体が
スティックを招くことはなく、低周波での高減衰と高周
波での低動バネ定数化との両立を図り、振動伝達を抑制
することができる。
い低周波の流れに対しては長く、波長の短かい高周波の
流れに対しては短くなりいずれの流れに対しても液体が
スティックを招くことはなく、低周波での高減衰と高周
波での低動バネ定数化との両立を図り、振動伝達を抑制
することができる。
【0039】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、連通孔間の距離の設定によって流路長を低周
波の流れに対しては長く、高周波の流れに対しては短く
することができる。従って、より確実に振動伝達を抑制
することができる。
果に加え、連通孔間の距離の設定によって流路長を低周
波の流れに対しては長く、高周波の流れに対しては短く
することができる。従って、より確実に振動伝達を抑制
することができる。
【0040】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、高周波の流れに対しては弾性体の両脇の連通
孔が短絡するようにして流路長を短くすることができ、
低周波の流れに対してはそれ以外の連通孔の距離によっ
て流路長を長くすることができ、より確実に振動伝達を
抑制することができる。
果に加え、高周波の流れに対しては弾性体の両脇の連通
孔が短絡するようにして流路長を短くすることができ、
低周波の流れに対してはそれ以外の連通孔の距離によっ
て流路長を長くすることができ、より確実に振動伝達を
抑制することができる。
【0041】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、低周波の流体は径方向に対抗する液室相互間
で液室の中央の連通孔とオリフィスによって流すことが
でき、より確実に振動伝達を抑制することができる。
果に加え、低周波の流体は径方向に対抗する液室相互間
で液室の中央の連通孔とオリフィスによって流すことが
でき、より確実に振動伝達を抑制することができる。
【0042】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、連通孔の形状を変えることによって、高周波
の液体は弾性体の両脇の連通孔によってオリフィスを介
し短い流路長で液体を流すことができる。又、低周波の
液体は各液室の周方向中央の連通孔によりオリフィスを
介し長い流路長で液体を流すことができる。従って、よ
り確実に振動伝達を抑制することができる。
果に加え、連通孔の形状を変えることによって、高周波
の液体は弾性体の両脇の連通孔によってオリフィスを介
し短い流路長で液体を流すことができる。又、低周波の
液体は各液室の周方向中央の連通孔によりオリフィスを
介し長い流路長で液体を流すことができる。従って、よ
り確実に振動伝達を抑制することができる。
【0043】請求項6の発明では、請求項5の発明の効
果に加え、高周波の液体は弾性体の両脇の小さな連通孔
によりオリフィスを介し短い流路長で流すことができ、
低周波の液体は各液室の中央の大きな連通孔によりオリ
フィスを介し長い流路長で流すことができ、より確実に
振動伝達を抑制することができる。
果に加え、高周波の液体は弾性体の両脇の小さな連通孔
によりオリフィスを介し短い流路長で流すことができ、
低周波の液体は各液室の中央の大きな連通孔によりオリ
フィスを介し長い流路長で流すことができ、より確実に
振動伝達を抑制することができる。
【0044】請求項7の発明では、請求項5又は6の発
明の効果に加え、流体移動量の小さな高周波の液体は液
体の流れ方向に短い弾性体両脇の連通孔によりオリフィ
スを介し流すことができ、液体移動量が大きい低周波の
液体は各液室中央の液体の流れ方向へ長い連通孔によっ
てオリフィスを介し流すことができ、より確実に振動伝
達を抑制することができる。
明の効果に加え、流体移動量の小さな高周波の液体は液
体の流れ方向に短い弾性体両脇の連通孔によりオリフィ
スを介し流すことができ、液体移動量が大きい低周波の
液体は各液室中央の液体の流れ方向へ長い連通孔によっ
てオリフィスを介し流すことができ、より確実に振動伝
達を抑制することができる。
【0045】請求項8の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、液室の内周側のオリフィスと内筒の連通孔と
によって液体移動量の小さい高周波の液体を流すことが
できる。又、流体移動量の大きい低周波の液体は、外周
側のオリフィスと連通孔を通るのでより確実に振動伝達
を抑制することができる。
果に加え、液室の内周側のオリフィスと内筒の連通孔と
によって液体移動量の小さい高周波の液体を流すことが
できる。又、流体移動量の大きい低周波の液体は、外周
側のオリフィスと連通孔を通るのでより確実に振動伝達
を抑制することができる。
【0046】請求項9の発明では、請求項8の発明の効
果に加え、内筒側の弾性体の両脇の連通孔によって液室
の内周側のオリフィスを介し高周波の液体を流すことが
でき、より確実に振動伝達を抑制することができる。
果に加え、内筒側の弾性体の両脇の連通孔によって液室
の内周側のオリフィスを介し高周波の液体を流すことが
でき、より確実に振動伝達を抑制することができる。
【0047】請求項10の発明では、請求項3又は9の
発明の効果に加え、連通孔の傾斜によって高周波の液体
の流れが円滑となり、より確実に振動伝達を抑制するこ
とができる。
発明の効果に加え、連通孔の傾斜によって高周波の液体
の流れが円滑となり、より確実に振動伝達を抑制するこ
とができる。
【0048】請求項11の発明では、請求項1の発明の
効果に加え、第1弁部の可動板と第2弁部の可動板は高
周波の液体移動に対して微小変位し、連通部と内側オリ
フィス部とから対応する液室へ微小振幅液体の流入を許
す事ができる。従って高周波の液体を各連通孔と内側オ
リフィス部とを介して短い流路長で流すことができる。
低周波の液体は第1弁部及び第2弁部によって同該弁部
が設けられた連通孔から流入することができないため、
第1弁部、第2弁部が設けられていない連通孔と外側オ
リフィス部の全体及び内側オリフィス部の一部とによる
長い流路長で流すことができ、より確実に振動伝達を抑
制することができる。
効果に加え、第1弁部の可動板と第2弁部の可動板は高
周波の液体移動に対して微小変位し、連通部と内側オリ
フィス部とから対応する液室へ微小振幅液体の流入を許
す事ができる。従って高周波の液体を各連通孔と内側オ
リフィス部とを介して短い流路長で流すことができる。
低周波の液体は第1弁部及び第2弁部によって同該弁部
が設けられた連通孔から流入することができないため、
第1弁部、第2弁部が設けられていない連通孔と外側オ
リフィス部の全体及び内側オリフィス部の一部とによる
長い流路長で流すことができ、より確実に振動伝達を抑
制することができる。
【0049】請求項12の発明では、請求項1〜11の
いずれかの発明の効果に加え、内筒と外筒との間の振動
をゴムによって緩衝することができる。
いずれかの発明の効果に加え、内筒と外筒との間の振動
をゴムによって緩衝することができる。
【0050】請求項13の発明では、請求項1〜11の
いずれかの発明の効果に加え、内筒と外筒との間の振動
を樹脂によって緩衝することができる。
いずれかの発明の効果に加え、内筒と外筒との間の振動
を樹脂によって緩衝することができる。
【0051】請求項14の発明では、請求項1〜13の
いずれかの発明の効果に加え、自動車のエンジンを含む
パワープラントに用いられ、自動車エンジンの低周波か
ら高周波に至る振動を抑制することができ、エンジンに
よる振動、車室内こもり音等をより確実に抑制すること
ができる。
いずれかの発明の効果に加え、自動車のエンジンを含む
パワープラントに用いられ、自動車エンジンの低周波か
ら高周波に至る振動を抑制することができ、エンジンに
よる振動、車室内こもり音等をより確実に抑制すること
ができる。
【0052】請求項15の発明では、請求項1〜13の
いずれかの発明の効果に加え、自動車のサスペンション
装置に用いられることによって低周波から高周波に至る
サスペンション振動の伝達を抑制することができ、サス
ペンション振動をより確実に抑制することができる。
いずれかの発明の効果に加え、自動車のサスペンション
装置に用いられることによって低周波から高周波に至る
サスペンション振動の伝達を抑制することができ、サス
ペンション振動をより確実に抑制することができる。
【0053】請求項16の発明では、請求項1〜13の
いずれかの発明の効果に加え、自動車のリアデファレン
シャル装置のマウントに用いられることによってデフノ
イズの伝達を抑制することができ、車室内こもり音とデ
フノイズとの抑制をより確実に行なうことができる。
いずれかの発明の効果に加え、自動車のリアデファレン
シャル装置のマウントに用いられることによってデフノ
イズの伝達を抑制することができ、車室内こもり音とデ
フノイズとの抑制をより確実に行なうことができる。
【0054】
(第一実施形態)図1は本発明の第一実施形態にかかる
流体マウントを示し(a)は正面から見た断面図、
(b)は(a)のbーb線矢視断面図である。
流体マウントを示し(a)は正面から見た断面図、
(b)は(a)のbーb線矢視断面図である。
【0055】図1のように、第一実施形態の流体マウン
トは、内筒1と外筒3との間に弾性体5を介設して内外
筒1、3間に周方複数の液室7a、7b、7c、7dが
設けられている。前記内筒1は例えばスチールなどで厚
肉の有底円筒状に形成されている。内筒1の底壁1aに
はボルト締結用の貫通孔1bが設けられている。前記外
筒3はスチールなどによって前記内筒1よりも薄肉の円
筒状に形成され内筒1を包囲するように配置されてい
る。
トは、内筒1と外筒3との間に弾性体5を介設して内外
筒1、3間に周方複数の液室7a、7b、7c、7dが
設けられている。前記内筒1は例えばスチールなどで厚
肉の有底円筒状に形成されている。内筒1の底壁1aに
はボルト締結用の貫通孔1bが設けられている。前記外
筒3はスチールなどによって前記内筒1よりも薄肉の円
筒状に形成され内筒1を包囲するように配置されてい
る。
【0056】前記弾性体5は、内筒1及び外筒3間に、
加硫成形などによって設けられ、両筒1、3の端部間を
閉塞する端壁5a、5bと、端壁5a、5bに対し一体
成形された四つの区画壁5c、5d、5e、5fとから
なっている。従って、弾性体5と内筒1及び外筒3との
間に前記液室7a、7b、7c、7dが(a)の正面か
ら見て90゜振り分けの扇形に形成されている。
加硫成形などによって設けられ、両筒1、3の端部間を
閉塞する端壁5a、5bと、端壁5a、5bに対し一体
成形された四つの区画壁5c、5d、5e、5fとから
なっている。従って、弾性体5と内筒1及び外筒3との
間に前記液室7a、7b、7c、7dが(a)の正面か
ら見て90゜振り分けの扇形に形成されている。
【0057】前記外筒3のの内周には断面U字状の通路
部材13が固着され、内部にオリフィス9を設けてい
る。従って、液室7a〜7dの外周において液室7a〜
7d間に渡るオリフィス9が設けられた構成となってい
る。このオリフィス9を形成する通路部材13の部分に
おいて前記弾性体5の区画壁5c、5d、5e、5fは
通路部材13の内周面13aに固着され、又、図示はし
ないが内周面13aから外れた部分においては、側周面
13b、13cにも固着され、さらには外筒3の内周面
3aにも固着されて前記液室7a〜7dの区画を行って
いる。
部材13が固着され、内部にオリフィス9を設けてい
る。従って、液室7a〜7dの外周において液室7a〜
7d間に渡るオリフィス9が設けられた構成となってい
る。このオリフィス9を形成する通路部材13の部分に
おいて前記弾性体5の区画壁5c、5d、5e、5fは
通路部材13の内周面13aに固着され、又、図示はし
ないが内周面13aから外れた部分においては、側周面
13b、13cにも固着され、さらには外筒3の内周面
3aにも固着されて前記液室7a〜7dの区画を行って
いる。
【0058】前記通路部材13には所定箇所に連通孔1
5a、15b、15c、15d、15e、15f、15
g、15hが設けられ、液室7a〜7dとオリフィス9
とを連通している。
5a、15b、15c、15d、15e、15f、15
g、15hが設けられ、液室7a〜7dとオリフィス9
とを連通している。
【0059】前記各液室7a〜7d及びオリフィス9に
は粘性液体が封入されている。
は粘性液体が封入されている。
【0060】そしてオリフィス9を介した液室7a〜7
d間を流れる液体の流路長を、振動減衰時における前記
オリフィス9内の低周波の流れと高周波の流れとで選択
的に変えることができるように構成されている。すなわ
ち複数、たとえば四つの液室7a〜7d間で連通孔15
a〜15hを選択的に組み合わせ、低周波の流れに対し
ては距離を長く、高周波の流れに対しては同短くなるよ
うに設定している。
d間を流れる液体の流路長を、振動減衰時における前記
オリフィス9内の低周波の流れと高周波の流れとで選択
的に変えることができるように構成されている。すなわ
ち複数、たとえば四つの液室7a〜7d間で連通孔15
a〜15hを選択的に組み合わせ、低周波の流れに対し
ては距離を長く、高周波の流れに対しては同短くなるよ
うに設定している。
【0061】具体的には連通孔15a〜15hが各液室
7a〜7dを仕切る弾性体5の区画壁5c〜5fの両脇
で各液室7a〜7dの端部に設けられたものである。従
って、流路長は、隣接する液室、たとえば7c、7d間
で区画壁5eの両脇の連通孔15f、15gとオリフィ
ス9の当該部分とによって形成される最小のL1と、連
通孔15fと15h及びオリフィス9の一部で形成され
る最小の流路長L1よりも長い流路長L2等となり、こ
のような流路長の関係が液室7a〜7dの隣接相互間で
構成されている。
7a〜7dを仕切る弾性体5の区画壁5c〜5fの両脇
で各液室7a〜7dの端部に設けられたものである。従
って、流路長は、隣接する液室、たとえば7c、7d間
で区画壁5eの両脇の連通孔15f、15gとオリフィ
ス9の当該部分とによって形成される最小のL1と、連
通孔15fと15h及びオリフィス9の一部で形成され
る最小の流路長L1よりも長い流路長L2等となり、こ
のような流路長の関係が液室7a〜7dの隣接相互間で
構成されている。
【0062】従ってオリフィス9内の低周波の流れは流
路長L2等によって流れ、高周波の流れは流路長L1に
よって流れることになる。
路長L2等によって流れ、高周波の流れは流路長L1に
よって流れることになる。
【0063】液室7cの連通孔15f、15eから流出
する粘性液体が高周波である場合にその液体移動量は小
さいが、オリフィス9の一部を通って隣接する連通孔1
5d、15gから流路長L1によって隣接する液室7
b、7dに流入することができる。
する粘性液体が高周波である場合にその液体移動量は小
さいが、オリフィス9の一部を通って隣接する連通孔1
5d、15gから流路長L1によって隣接する液室7
b、7dに流入することができる。
【0064】又、液室7b、7dからは連通孔15c、
15h、オリフィス9の一部及び連通孔15b、15a
によって液室7aに流入することができる。
15h、オリフィス9の一部及び連通孔15b、15a
によって液室7aに流入することができる。
【0065】又、液室7cから低周波で流出する粘性液
体は液体動量が大きいため、連通孔15e、15fから
オリフィス9の一部を通り隣接する液室7b、7dの連
通孔15c、15hを通り流路長L2によって液室7
b、7dに流入することができる。又、液室7b、7d
から低周波で流出する粘性液体は、連通孔15d、15
gからオリフィス9の一部を通り液室7aの連通孔15
b、15aから流入することができる。
体は液体動量が大きいため、連通孔15e、15fから
オリフィス9の一部を通り隣接する液室7b、7dの連
通孔15c、15hを通り流路長L2によって液室7
b、7dに流入することができる。又、液室7b、7d
から低周波で流出する粘性液体は、連通孔15d、15
gからオリフィス9の一部を通り液室7aの連通孔15
b、15aから流入することができる。
【0066】このようにして、内筒1に対する入力振動
は弾性体5によって外筒3との間に緩衝され、又、前記
粘性液体の流動によって減衰され効果的な振動抑制作用
を行うことができる。
は弾性体5によって外筒3との間に緩衝され、又、前記
粘性液体の流動によって減衰され効果的な振動抑制作用
を行うことができる。
【0067】又、液室7a、7cが上下方向に7b、7
dが左右方向に設けられているため、上下左右二方向に
減衰作用が発生し、たとえばサスペンションメンバに設
置された場合はメンバの剛体共振による少なくとも二つ
のモードに対する振動ピークレベルを低減することがで
きる。
dが左右方向に設けられているため、上下左右二方向に
減衰作用が発生し、たとえばサスペンションメンバに設
置された場合はメンバの剛体共振による少なくとも二つ
のモードに対する振動ピークレベルを低減することがで
きる。
【0068】かかる作用効果を図2を用いて更に説明す
る。一般に流体マウントに入力される振動は、低周波大
振幅振動に高周波小振幅振動が合成された形をしてお
り、オリフィス9内の液体も図2(a)に示すように振
動入力に対応した流れとなる。図2(b)、(c)は説
明のために図1と同様な円筒型タイプの流体マウントを
モデル化したもので、(b)、(c)では内筒1と外筒
3との間に二つの液室17a、17bが構成され、更に
連通孔19a、19bとオリフィス9の一部によって形
成される粘性液体の流路長をLに固定している。5は弾
性体である。外筒3が振動の被伝達側として内筒1が変
位したとき外筒3に伝達される力について考える。
る。一般に流体マウントに入力される振動は、低周波大
振幅振動に高周波小振幅振動が合成された形をしてお
り、オリフィス9内の液体も図2(a)に示すように振
動入力に対応した流れとなる。図2(b)、(c)は説
明のために図1と同様な円筒型タイプの流体マウントを
モデル化したもので、(b)、(c)では内筒1と外筒
3との間に二つの液室17a、17bが構成され、更に
連通孔19a、19bとオリフィス9の一部によって形
成される粘性液体の流路長をLに固定している。5は弾
性体である。外筒3が振動の被伝達側として内筒1が変
位したとき外筒3に伝達される力について考える。
【0069】外筒3に伝達される力は液室17a、17
bに発生する液圧が外筒3に作用することで生じる。内
筒1が変位して液体を片方の液室17a、17bから他
方の液室17b、17aに移動させるとしたとき、オリ
フィス9内の液体の慣性力と液体がオリフィス9を通過
する際の抵抗力とが流れを塞ごうとするため、変位した
方向の液室17a又は17bでは液圧の増大、他室17
b又は17aでは同減少が生じ、静的なバネ定数以上の
振動入力が外筒3に加わる。
bに発生する液圧が外筒3に作用することで生じる。内
筒1が変位して液体を片方の液室17a、17bから他
方の液室17b、17aに移動させるとしたとき、オリ
フィス9内の液体の慣性力と液体がオリフィス9を通過
する際の抵抗力とが流れを塞ごうとするため、変位した
方向の液室17a又は17bでは液圧の増大、他室17
b又は17aでは同減少が生じ、静的なバネ定数以上の
振動入力が外筒3に加わる。
【0070】低周波ではオリフィス9の長さLに対して
1/4サイクル(片振幅)の液体移動量が大きいため、
液体の慣性力よりオリフィス9通過時の抵抗力が大き
く、減衰として作用している。一方、高周波では微振幅
のため液体の移動量が少ないものの、低周波と同一オリ
フィス9内を通過するため慣性力はオリフィス9の長さ
分作用する。又振動数が高いため振幅が小さくても慣性
力が大きくなる。
1/4サイクル(片振幅)の液体移動量が大きいため、
液体の慣性力よりオリフィス9通過時の抵抗力が大き
く、減衰として作用している。一方、高周波では微振幅
のため液体の移動量が少ないものの、低周波と同一オリ
フィス9内を通過するため慣性力はオリフィス9の長さ
分作用する。又振動数が高いため振幅が小さくても慣性
力が大きくなる。
【0071】そして低周波でも高周波でも内筒1の変位
に対して液室17a又は17bの圧力を上方向に作用す
るが、根本的な違いは、図2(b)に対する同(c)の
ようにオリフィス9内で液体がスティックしていること
である。
に対して液室17a又は17bの圧力を上方向に作用す
るが、根本的な違いは、図2(b)に対する同(c)の
ようにオリフィス9内で液体がスティックしていること
である。
【0072】ここで、高周波での液体の慣性力+抵抗力
の式は F=ρAL(2πf)2 X+jC(2πf)X F: 液体の慣性力+抵抗力 ρ: 液体の比重 A: オリフィス断面積 C: 減衰係数 L: オリフィス長 f: 周波数 X: 振幅 となり、この式からもわかるように、高周波に対して振
動伝達を低減するには高周波成分のみに対する等価的な
オリフィス長Lを短くするか、流れの抵抗Cを小さくす
るか、比重ρを小さくする必要がある。
の式は F=ρAL(2πf)2 X+jC(2πf)X F: 液体の慣性力+抵抗力 ρ: 液体の比重 A: オリフィス断面積 C: 減衰係数 L: オリフィス長 f: 周波数 X: 振幅 となり、この式からもわかるように、高周波に対して振
動伝達を低減するには高周波成分のみに対する等価的な
オリフィス長Lを短くするか、流れの抵抗Cを小さくす
るか、比重ρを小さくする必要がある。
【0073】第一実施形態では、高周波の液体の流れに
対して等価的なオリフィス長Lを短くする事によって動
的バネ定数の低減をはかっているのである。すなわち、
周波数の違いによって流路長を選択する事ができない場
合には、図2(c)のスティックによって動的バネ定数
が上昇し十分な振動の抑制をはかることはできないが、
上記第一実施形態のように低周波と高周波の流体移動量
を利用して流路長を選択することができる場合には、高
周波の場合でもスティックすることなく粘性液体が円滑
に流れることができ、動的バネ定数の低減を確実にはか
ることができるのである。従って、第一実施形態におい
ては低周波、高周波のいずれの振動に対しても振動抑制
を確実に行うことができる。
対して等価的なオリフィス長Lを短くする事によって動
的バネ定数の低減をはかっているのである。すなわち、
周波数の違いによって流路長を選択する事ができない場
合には、図2(c)のスティックによって動的バネ定数
が上昇し十分な振動の抑制をはかることはできないが、
上記第一実施形態のように低周波と高周波の流体移動量
を利用して流路長を選択することができる場合には、高
周波の場合でもスティックすることなく粘性液体が円滑
に流れることができ、動的バネ定数の低減を確実にはか
ることができるのである。従って、第一実施形態におい
ては低周波、高周波のいずれの振動に対しても振動抑制
を確実に行うことができる。
【0074】(第二実施形態)図3は第二実施形態を示
し(a)は正面から見た断面図、(b)は連通孔相互の
形を示す展開図、(c)は(a)のc部の拡大図、
(d)は(c)のd部の拡大図である。なお第一実施形
態の同一構成部分には同符号を付して説明し、又、重複
した説明は省略する。更に後述するその他の実施形態に
おいても同様である。
し(a)は正面から見た断面図、(b)は連通孔相互の
形を示す展開図、(c)は(a)のc部の拡大図、
(d)は(c)のd部の拡大図である。なお第一実施形
態の同一構成部分には同符号を付して説明し、又、重複
した説明は省略する。更に後述するその他の実施形態に
おいても同様である。
【0075】第二実施形態では各液室7a、7b、7
c、7dの周方向の中央に連通孔21a、21b21
c、21dを増設している。又、各液室7a〜7dの端
部の連通孔15a〜15h、と同中央の連通孔21a〜
21dとの形状を変えている。
c、7dの周方向の中央に連通孔21a、21b21
c、21dを増設している。又、各液室7a〜7dの端
部の連通孔15a〜15h、と同中央の連通孔21a〜
21dとの形状を変えている。
【0076】すなわち、各液室7a〜7d端部の連通孔
15a〜15hが同中央の連通孔21a〜21dよりも
小さい。更に端部の連通孔15a〜15hと中央の連通
孔21a〜dは(b)のように矩形状を呈し、端部の連
通孔15a〜15hは液体の流れに交差する方向へ長く
形成され、同中央の連通孔21a〜21dは液体の流れ
方向へ長く形成されている。
15a〜15hが同中央の連通孔21a〜21dよりも
小さい。更に端部の連通孔15a〜15hと中央の連通
孔21a〜dは(b)のように矩形状を呈し、端部の連
通孔15a〜15hは液体の流れに交差する方向へ長く
形成され、同中央の連通孔21a〜21dは液体の流れ
方向へ長く形成されている。
【0077】そして弾性体5の区画壁5c〜5fの両脇
の連通孔、すなわち液室7a〜7dの端部の連通孔15
a〜15hは液体の流れに沿うように隣接する液室7a
〜7d側へ傾斜している。この第二実施形態では図3
(d)のように連通孔15a〜15hが断面略菱形(図
示)や断面平行四辺形(図示せず)に形成され、たとえ
ば(c)の液室7a、7d間で示す連通孔15a、15
hは、それぞれ区画壁5f側へ傾き、連通孔15aは液
室7d側へ傾斜し、連通孔15hは液室7a側に傾斜し
ている。
の連通孔、すなわち液室7a〜7dの端部の連通孔15
a〜15hは液体の流れに沿うように隣接する液室7a
〜7d側へ傾斜している。この第二実施形態では図3
(d)のように連通孔15a〜15hが断面略菱形(図
示)や断面平行四辺形(図示せず)に形成され、たとえ
ば(c)の液室7a、7d間で示す連通孔15a、15
hは、それぞれ区画壁5f側へ傾き、連通孔15aは液
室7d側へ傾斜し、連通孔15hは液室7a側に傾斜し
ている。
【0078】従って、第二実施形態では連通孔15a〜
15h、21a〜21dの大きさ、形状等の設定によっ
て低周波の液体を極力内筒1を挟んで対抗する液室間に
流すことができる。たとえば第一実施形態と同様な振動
入力に対して、低周波の液体の流れは、液室7a、7c
間では液室7cから連通孔21c、オリフィス9、及び
連通孔21aによって液室7aに流入させることができ
る。又、高周波の液体の流れは連通孔15a〜15hの
傾斜によって図3(c)のように隣接する液室間での流
れを容易にすることができる。従って、低周波での高減
衰と高周波での低動バネ定数化とを両立することがで
き、より振動抑制作用を向上させることができる。
15h、21a〜21dの大きさ、形状等の設定によっ
て低周波の液体を極力内筒1を挟んで対抗する液室間に
流すことができる。たとえば第一実施形態と同様な振動
入力に対して、低周波の液体の流れは、液室7a、7c
間では液室7cから連通孔21c、オリフィス9、及び
連通孔21aによって液室7aに流入させることができ
る。又、高周波の液体の流れは連通孔15a〜15hの
傾斜によって図3(c)のように隣接する液室間での流
れを容易にすることができる。従って、低周波での高減
衰と高周波での低動バネ定数化とを両立することがで
き、より振動抑制作用を向上させることができる。
【0079】なお、第二実施形態においても第一実施形
態と同様な作用効果を奏することができる。
態と同様な作用効果を奏することができる。
【0080】(第三実施形態)図4は第三実施形態にか
かる流体マウントの正面から見た断面図である。
かる流体マウントの正面から見た断面図である。
【0081】第三実施形態では液室7a〜7dの外周側
のオリフィス9の他に内周側のオリフィス23a、23
b、23c、23dを設けている。内周側のオリフィス
23a〜23dは内筒1に設けられ、隣接する液室(7
a、7b)、(7b、7c)、(7c、7d)、及び
(7d、7a)間を短絡するように区画壁5c〜5fの
内周側において直線的に設けられている。オリフィス2
3a〜23dの各両端は内筒1に形成された連通孔25
a〜25hによって各液室7a〜7dにそれぞれ貫通し
ている。
のオリフィス9の他に内周側のオリフィス23a、23
b、23c、23dを設けている。内周側のオリフィス
23a〜23dは内筒1に設けられ、隣接する液室(7
a、7b)、(7b、7c)、(7c、7d)、及び
(7d、7a)間を短絡するように区画壁5c〜5fの
内周側において直線的に設けられている。オリフィス2
3a〜23dの各両端は内筒1に形成された連通孔25
a〜25hによって各液室7a〜7dにそれぞれ貫通し
ている。
【0082】すなわち、内筒1側の連通孔25a〜25
hは各液室7a〜7dを仕切る弾性体5の区画壁5c〜
5fの両脇で、各液室7a〜7dの端部に設けられた構
成となっている。従って、オリフィス23a〜23dと
連通孔25a〜25hによって隣接する液室7a〜7d
間を高周波用の短い流路長で連通している。
hは各液室7a〜7dを仕切る弾性体5の区画壁5c〜
5fの両脇で、各液室7a〜7dの端部に設けられた構
成となっている。従って、オリフィス23a〜23dと
連通孔25a〜25hによって隣接する液室7a〜7d
間を高周波用の短い流路長で連通している。
【0083】外周側のオリフィス9は液室7a〜7dの
周方向中央に設けられた連通孔27a、27b、27
c、27dによって各液室7a〜7dに連通している。
従って、内筒1を挟んで対抗する液室(7a、7c)、
あるいは(7b、7d)間において連通孔(27a、2
7c)、及びオリフィス9、あるいは連通孔(27b、
27d)、及びオリフィス9によって低周波用の長い流
路長が形成される。
周方向中央に設けられた連通孔27a、27b、27
c、27dによって各液室7a〜7dに連通している。
従って、内筒1を挟んで対抗する液室(7a、7c)、
あるいは(7b、7d)間において連通孔(27a、2
7c)、及びオリフィス9、あるいは連通孔(27b、
27d)、及びオリフィス9によって低周波用の長い流
路長が形成される。
【0084】なお、連通孔25a〜25hの断面積は外
周側の連通孔27a〜27dに比較して断面積が小さく
形成され、減衰作用が損なわれないようになっている。
周側の連通孔27a〜27dに比較して断面積が小さく
形成され、減衰作用が損なわれないようになっている。
【0085】そして、低周波の液体の流れは外周側のオ
リフィス9を、高周波の液体の流れは内周側のオリフィ
ス23a〜23dを通過するので外周側のオリフィス9
に設けられた連通孔27a〜27dは各液室7a〜7d
の中央にすることができ、外周側の流路長と内周側の流
路長との比をより大きくすることができる。これによっ
て高周波の液体の流れに対しては等価オリフィス長を短
くできるので高周波での低動バネ定数化が得られ、又、
低周波の液体の流れに対しては等価オリフィス長を長く
することができるので高減衰を得ることができる。
リフィス9を、高周波の液体の流れは内周側のオリフィ
ス23a〜23dを通過するので外周側のオリフィス9
に設けられた連通孔27a〜27dは各液室7a〜7d
の中央にすることができ、外周側の流路長と内周側の流
路長との比をより大きくすることができる。これによっ
て高周波の液体の流れに対しては等価オリフィス長を短
くできるので高周波での低動バネ定数化が得られ、又、
低周波の液体の流れに対しては等価オリフィス長を長く
することができるので高減衰を得ることができる。
【0086】他の作用効果は第一形態と同様である。
【0087】(第四実施形態)図5は第四実施形態にか
かり、(a)は正面から見た断面図、(b)は側方から
みた断面図である。
かり、(a)は正面から見た断面図、(b)は側方から
みた断面図である。
【0088】第四実施形態では通路部材13内にオリフ
ィス9を設けて、各液室7a〜7dの外周側に構成し、
オリフィス9を更に外側オリフィス部9aと内側オリフ
ィス部9bとして構成している。又、連通孔29a、2
9b、29c、29dを各液室7a〜7dの周方向中央
部に設けて、内側オリフィス部9bと各液室7a〜7d
とを連通している。外側オリフィス部9aと内側オリフ
ィス部9bとは前記いずれかの連通孔、たとえば連通孔
29aの外周側で連通部31aによって連通されてい
る。
ィス9を設けて、各液室7a〜7dの外周側に構成し、
オリフィス9を更に外側オリフィス部9aと内側オリフ
ィス部9bとして構成している。又、連通孔29a、2
9b、29c、29dを各液室7a〜7dの周方向中央
部に設けて、内側オリフィス部9bと各液室7a〜7d
とを連通している。外側オリフィス部9aと内側オリフ
ィス部9bとは前記いずれかの連通孔、たとえば連通孔
29aの外周側で連通部31aによって連通されてい
る。
【0089】前記連通部31内では連通孔29aの周方
向一側(図5(a)では左側)に第1弁部33を設けて
いる。第1弁部33は周方向に微小変位可能な可動板3
5を備え、連通部31から液室7aへ微小振幅液体の流
入のみを許す構成となっている。可動板35は外筒3と
通路部材13とに設けられた変位規制部材37によって
周方向の変位が微小範囲に規制されている。
向一側(図5(a)では左側)に第1弁部33を設けて
いる。第1弁部33は周方向に微小変位可能な可動板3
5を備え、連通部31から液室7aへ微小振幅液体の流
入のみを許す構成となっている。可動板35は外筒3と
通路部材13とに設けられた変位規制部材37によって
周方向の変位が微小範囲に規制されている。
【0090】また、第1弁部33を設けた連通孔29a
に対して径方向の反対側に位置する連通孔29cに第2
弁部39を設けている。第2弁部39は、第1弁部33
に対して周方向の同一側、すなわち図5(a)において
半時計回り方向で連通孔29cの右側に配置されてい
る。第2弁部39は内側オリフィス部9b内に設けられ
たもので、周方向に微小変位可能な可動板41を備え、
内側オリフィス部9bから液室7cへ微小振幅液体の流
入のみを許す構成となっている。可動板41は通路部材
13内に設けられた変位規制部材43によってその変位
が微小範囲に規制されている。
に対して径方向の反対側に位置する連通孔29cに第2
弁部39を設けている。第2弁部39は、第1弁部33
に対して周方向の同一側、すなわち図5(a)において
半時計回り方向で連通孔29cの右側に配置されてい
る。第2弁部39は内側オリフィス部9b内に設けられ
たもので、周方向に微小変位可能な可動板41を備え、
内側オリフィス部9bから液室7cへ微小振幅液体の流
入のみを許す構成となっている。可動板41は通路部材
13内に設けられた変位規制部材43によってその変位
が微小範囲に規制されている。
【0091】このような構成とする事で高周波の液体
は、図5(a)の破線矢印Aのように第1弁部33、第
2弁部39を介して液室7a、7c内へ流入することが
でき、流路長は隣接する連通孔(29a、29b)、
(29b、29c)、(29c、29d)、(29d、
29a)間の長さとなる。高周波の液体は、第1弁部3
3、第2弁部39の規制によって液室7a、7cには流
入する事ができないので、図5(a)の矢印Bのように
長い流路長で流れる。従って、低周波の大振幅の流れに
対する等価オリフィス長は1、5周になるが高周波の微
小振幅の流れに対する等価オリフィス長は0、25周に
なるので、高周波での動的バネ定数を効果的に下げるこ
とができる。
は、図5(a)の破線矢印Aのように第1弁部33、第
2弁部39を介して液室7a、7c内へ流入することが
でき、流路長は隣接する連通孔(29a、29b)、
(29b、29c)、(29c、29d)、(29d、
29a)間の長さとなる。高周波の液体は、第1弁部3
3、第2弁部39の規制によって液室7a、7cには流
入する事ができないので、図5(a)の矢印Bのように
長い流路長で流れる。従って、低周波の大振幅の流れに
対する等価オリフィス長は1、5周になるが高周波の微
小振幅の流れに対する等価オリフィス長は0、25周に
なるので、高周波での動的バネ定数を効果的に下げるこ
とができる。
【0092】なお他の作用効果は第一実施形態などと同
様である。
様である。
【0093】また、第四実施形態においては図6あるい
は図7のように構成することもできる。
は図7のように構成することもできる。
【0094】図6では可動板35、41を弾性体で形成
して外筒3に固定し周方向に微小弾性変位可能に構成し
たものである。
して外筒3に固定し周方向に微小弾性変位可能に構成し
たものである。
【0095】又、図7では可動板35、41を一方向弁
とし可動板35は外筒3側に可動板41は連通部材13
側に固定一方向へ揺動変位可能に支持したものである。
とし可動板35は外筒3側に可動板41は連通部材13
側に固定一方向へ揺動変位可能に支持したものである。
【0096】この一方向への変位は可動板35は図7に
おいて図1から反時計回りの微小変位であり可動板41
は図1から同方向への微小変位である。
おいて図1から反時計回りの微小変位であり可動板41
は図1から同方向への微小変位である。
【0097】このような図6図7の構成によっても図5
と同様な作用効果を奏する事ができる。
と同様な作用効果を奏する事ができる。
【0098】他の作用効果は第一実施形態と同様であ
る。
る。
【0099】(第五実施形態)図8は第五実施形態にか
かり、流体マウント45の適用箇所の例を示している。
かり、流体マウント45の適用箇所の例を示している。
【0100】流体マウント45としては第一実施形態〜
第四実施形態のものが選択して用いられる。
第四実施形態のものが選択して用いられる。
【0101】図8においてはリヤデファレンシャル装置
47を車体側にマウントする場合に用いたものである。
サスペンション装置としてはコイルスプリング49とシ
ョックアブソーバー51とがロアリンク53上に設置さ
れ、リヤデファレンシャル装置47のデファレンシャル
キャリヤ47aが流体マウント45を介して、たとえば
リヤサスペンションメンバにマウントされたものであ
る。
47を車体側にマウントする場合に用いたものである。
サスペンション装置としてはコイルスプリング49とシ
ョックアブソーバー51とがロアリンク53上に設置さ
れ、リヤデファレンシャル装置47のデファレンシャル
キャリヤ47aが流体マウント45を介して、たとえば
リヤサスペンションメンバにマウントされたものであ
る。
【0102】このようなタイプのサスペンション装置で
は、その音振特性上、籠もり音低減とデファレンシャル
ノイズ低減の両立が厳しく、上記のような流体マウント
45を用いることによって、上記両立を図ることを最大
限に発揮することが可能である。
は、その音振特性上、籠もり音低減とデファレンシャル
ノイズ低減の両立が厳しく、上記のような流体マウント
45を用いることによって、上記両立を図ることを最大
限に発揮することが可能である。
【0103】更に流体マウント45を自動車のサスペン
ション装置の他の部分の弾性支持、あるいはエンジンを
含むパワープラントのサブフレームに対するマウント、
サブフレームの支持などに適用することもでき、振動伝
達抑制を有効に行うことができる。
ション装置の他の部分の弾性支持、あるいはエンジンを
含むパワープラントのサブフレームに対するマウント、
サブフレームの支持などに適用することもでき、振動伝
達抑制を有効に行うことができる。
【図1】本発明の第一実施形態にかかり、(a)は正面
から見た断面図、(b)は側面からみた断面図である。
から見た断面図、(b)は側面からみた断面図である。
【図2】第一実施形態の特性を説明するために用いるも
ので、(a)は低周波、高周波の液体の流れを振幅と時
間との関係で示すグラフ、(b)は低周波の液体の流れ
を示す特性図、(c)は高周波の液体の流れを示す特性
図である。
ので、(a)は低周波、高周波の液体の流れを振幅と時
間との関係で示すグラフ、(b)は低周波の液体の流れ
を示す特性図、(c)は高周波の液体の流れを示す特性
図である。
【図3】第二実施形態にかかり、(a)は正面から見た
断面図、(b)連通孔を示す展開図、(c)は(a)の
c部の拡大図、(d)は(c)のd部の拡大図である。
断面図、(b)連通孔を示す展開図、(c)は(a)の
c部の拡大図、(d)は(c)のd部の拡大図である。
【図4】第三実施形態にかかる正面から見た断面図であ
る。
る。
【図5】第四実施形態にかかり、(a)は正面から見た
断面図、(b)側面からみた断面図である。
断面図、(b)側面からみた断面図である。
【図6】第四実施形態の変形例にかかる正面から見た断
面図である。
面図である。
【図7】第四実施形態の他の変形例にかかる正面から見
た断面図である。
た断面図である。
【図8】第五実施形態にかかり、流体マウントの適用を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図9】従来例にかかる流体マウントの正面から見た断
面図である。
面図である。
【図10】従来例にかかる流体マウントの側面から見た
断面図である。
断面図である。
1 内筒 3 外筒 5 弾性体 7a、7b、7c、7d 液室 9、23a、23b、23c、23d オリフィス 9a 外側オリフィス部 9b 内側オリフィス部 11a、11b、11c、11d、15a、15a、1
5b、15c、15d、15e、15f、15g、15
h、21a、21b、21c、21d、25a、25
b、25c、25d、25e、25f、25g、25
h、27a、27b、27c、27d、29a、29
b、29c、29d 連通孔 13 通路部材 31 連通部 33 第一弁部 35、41 可動板 39 第二弁部 45 流体マウント 47 リヤデファレンシャル装置
5b、15c、15d、15e、15f、15g、15
h、21a、21b、21c、21d、25a、25
b、25c、25d、25e、25f、25g、25
h、27a、27b、27c、27d、29a、29
b、29c、29d 連通孔 13 通路部材 31 連通部 33 第一弁部 35、41 可動板 39 第二弁部 45 流体マウント 47 リヤデファレンシャル装置
Claims (16)
- 【請求項1】 内筒と外筒との間に弾性体を介設して内
外筒間に周方向複数の液室を設け、 該液室間に渡ると共に、通連孔を介して前記液室に連通
するオリフィスを設けた流体マウントにおいて、 前記オリフィスを介して液室間を流れる液体の流路長
を、前記オリフィス内の低周波の流れと高周波の流れと
で選択的に変えることを特徴とする流体マウント。 - 【請求項2】 請求項1記載の流体マウントであって、 前記複数の液室間で、前記連通孔間の距離を低周波の流
れに対しては長く、高周波の流れに対しては短くなるよ
うに設定したことを特徴とする流体マウント。 - 【請求項3】 請求項2記載の流体マウントであって、 前記連通孔を、前記各液室を仕切る弾性体の両脇で各液
室の端部に設けたことを特徴とする流体マウント。 - 【請求項4】 請求項3記載の流体マウントであって、 前記連通孔に加え、新たに連通孔を前記各液室を仕切る
弾性体間で各液室の中央にも増設したことを特徴とする
流体マウント。 - 【請求項5】 請求項4記載の流体マウントであって、 前記各液室の端部の連通孔と同中央の連通孔とで形状を
変えたことを特徴とする流体マウント。 - 【請求項6】 請求項5記載の流体マウントであって、 前記各液室の端部の連通孔が、同中央の連通孔よりも小
さいことを特徴とする流体マウント。 - 【請求項7】 請求項5又は6記載の流体マウントであ
って、 前記各液室の端部の連通孔は、液体の流れに交差する方
向へ長く形成し、同中央の連通孔は、液体の流れ方向へ
長く形成したことを特徴とする流体マウント。 - 【請求項8】 請求項1記載の流体マウントであって、 前記液室の内周側と外周側とに前記オリフィスを設け、
前記内周側のオリフィスは、前記内筒に設けられると共
に、該内筒表面の連通孔によって前記液室に貫通するこ
とを特徴とする流体マウント。 - 【請求項9】 請求項8記載の流体マウントであって、 前記内筒側の連通孔を、前記各液室を仕切る弾性体の両
脇で各液室の端部に設けたことを特徴とする流体マウン
ト。 - 【請求項10】 請求項3又は9記載の流体マウントで
あって、 前記弾性体の両脇の連通孔は、液体の流れに沿うように
隣接する液室側へ傾斜していることを特徴とする流体マ
ウント。 - 【請求項11】 請求項1記載の流体マウントであっ
て、 前記オリフィスを、前記各液室の外周側に設けると共
に、該オリフィスを外側オリフィス部及び内側オリフィ
ス部で構成し、 前記連通孔を、前記各液室の周方向中央部に設けて前記
内側オリフィス部と各液室とを連通し、 前記外側オリフィス部と内側オリフィス部とを前記いず
れかの連通孔の外周側で連通させる連通部を設け、 前記連通部内で連通孔の周方向の一側に、周方向へ微小
変位可能な可動板を備えて連通部から液室へ微小振幅液
体の流入のみを許す第1弁部を設け、 前記第1弁部を設けた連通孔に対して径方向の反対側に
位置する連通孔に、前記第1弁部に対して周方向の同一
側に配置され周方向に微小変位可能な可動板を備えて内
側オリフィス部から液室へ微小振幅液体の流入のみを許
す第2弁部を設けたことを特徴とする流体マウント。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の流
体マウントであって、 前記弾性体は、ゴムであることを特徴とする流体マウン
ト。 - 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の流
体マウントであって、 前記弾性体は、樹脂であることを特徴とする流体マウン
ト。 - 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の流
体マウントであって、 自動車のエンジンを含むパワープラントに用いられたこ
とを特徴とする流体マウント。 - 【請求項15】 請求項1〜13のいずれかに記載の流
体マウントであって、 自動車のサスペンション装置に用いられたことを特徴と
する流体マウント。 - 【請求項16】 請求項1〜13のいずれかに記載の流
体マウントであって、 自動車のリヤデファレンシャル装置のマウントに用いら
れたことを特徴とする流体マウント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32427896A JPH10169697A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 流体マウント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32427896A JPH10169697A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 流体マウント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169697A true JPH10169697A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18164028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32427896A Pending JPH10169697A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 流体マウント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10169697A (ja) |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32427896A patent/JPH10169697A/ja active Pending
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