JPH10172306A - 車輌用灯具及びその製造方法 - Google Patents
車輌用灯具及びその製造方法Info
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- JPH10172306A JPH10172306A JP8337724A JP33772496A JPH10172306A JP H10172306 A JPH10172306 A JP H10172306A JP 8337724 A JP8337724 A JP 8337724A JP 33772496 A JP33772496 A JP 33772496A JP H10172306 A JPH10172306 A JP H10172306A
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- lens
- coat film
- fitting portion
- lamp body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック製でその表面にハードコート膜
が形成されたレンズを有する車輌用灯具において、レン
ズのランプボデイに嵌合される嵌合部にハードコート膜
が付着しないようにすることを課題とする。 【解決手段】 プラスチック製でその表面にハードコー
ト膜16が形成されたレンズ7を有する車輌用灯具1で
あって、上記レンズはランプボデイ2に形成された据付
溝6内に嵌合される嵌合部10と、該嵌合部の前側にお
いて外方へ突出したフランジ部11を有し、上記ハード
コート膜は、上記フランジ部の後面及び嵌合部を除いた
部分の外表面に形成されたものである。
が形成されたレンズを有する車輌用灯具において、レン
ズのランプボデイに嵌合される嵌合部にハードコート膜
が付着しないようにすることを課題とする。 【解決手段】 プラスチック製でその表面にハードコー
ト膜16が形成されたレンズ7を有する車輌用灯具1で
あって、上記レンズはランプボデイ2に形成された据付
溝6内に嵌合される嵌合部10と、該嵌合部の前側にお
いて外方へ突出したフランジ部11を有し、上記ハード
コート膜は、上記フランジ部の後面及び嵌合部を除いた
部分の外表面に形成されたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用灯具及
びその製造方法に関する。詳しくは、プラスチック製で
その表面にハードコート膜が形成されたレンズを有する
車輌用灯具において、レンズのランプボデイに嵌合され
る嵌合部にハードコート膜が付着しないようにする技術
に関する。
びその製造方法に関する。詳しくは、プラスチック製で
その表面にハードコート膜が形成されたレンズを有する
車輌用灯具において、レンズのランプボデイに嵌合され
る嵌合部にハードコート膜が付着しないようにする技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズは、ガラス製レンズ
に比較して、軽量である、耐衝撃性に優れ破損し難い、
形状設計の自由度が広い、シャープなレンズカットの形
成が容易で配光性能の向上が図れるなどの数々の優れた
利点を有する。このようなプラスチックレンズの利点
は、軽量化が要求され、且つ、優れた耐衝撃性やレンズ
による配光制御が求められる自動車用灯具のレンズとし
て好適である。
に比較して、軽量である、耐衝撃性に優れ破損し難い、
形状設計の自由度が広い、シャープなレンズカットの形
成が容易で配光性能の向上が図れるなどの数々の優れた
利点を有する。このようなプラスチックレンズの利点
は、軽量化が要求され、且つ、優れた耐衝撃性やレンズ
による配光制御が求められる自動車用灯具のレンズとし
て好適である。
【0003】しかしながら、その一方で、耐擦傷性が劣
り傷つき易い、耐候性が劣り太陽光の紫外線で劣化す
る、耐溶剤性が劣り溶剤が付着するとクラックが入る、
等の欠点を有する。
り傷つき易い、耐候性が劣り太陽光の紫外線で劣化す
る、耐溶剤性が劣り溶剤が付着するとクラックが入る、
等の欠点を有する。
【0004】そこで、従来においては、紫外線吸収剤を
含んだ固い被膜のハードコート膜をプラスチックレンズ
の表面に形成して、プラスチックレンズの有する上記欠
点をカバーしていた。
含んだ固い被膜のハードコート膜をプラスチックレンズ
の表面に形成して、プラスチックレンズの有する上記欠
点をカバーしていた。
【0005】そのようなハードコート膜を有するプラス
チックレンズを備えた車輌用灯具の一例aを図4に示
す。
チックレンズを備えた車輌用灯具の一例aを図4に示
す。
【0006】ランプボデイbは前面が開口された凹部c
を有し、後壁の中央部に電球dが支持されている。ラン
プボデイbの開口縁部には外方へ突出した据付縁eが形
成されており、該据付縁eには前方に開口した据付溝f
が形成されている。
を有し、後壁の中央部に電球dが支持されている。ラン
プボデイbの開口縁部には外方へ突出した据付縁eが形
成されており、該据付縁eには前方に開口した据付溝f
が形成されている。
【0007】前面レンズgはランプボデイbの前面開口
を覆う大きさの前面部hと該前面部hの周縁からほぼ後
方へ突出した側面部iとが一体に形成されて成り、側面
部iの後端部jは嵌合部とされている。このような前面
レンズgの基体kは透明な合成樹脂、例えば、ポリカー
ボネート樹脂、メタクリル樹脂等によって形成され、そ
の外表面のうち嵌合部jを除いた部分に紫外線吸収剤を
含んだ固い被膜のハードコート膜lが形成されている。
を覆う大きさの前面部hと該前面部hの周縁からほぼ後
方へ突出した側面部iとが一体に形成されて成り、側面
部iの後端部jは嵌合部とされている。このような前面
レンズgの基体kは透明な合成樹脂、例えば、ポリカー
ボネート樹脂、メタクリル樹脂等によって形成され、そ
の外表面のうち嵌合部jを除いた部分に紫外線吸収剤を
含んだ固い被膜のハードコート膜lが形成されている。
【0008】そして、前面レンズgは、その嵌合部jが
ホットメルト等のシール材mを介してランプボデイbの
据付溝f内に嵌合されて、ランプボデイbに取り付けら
れる。
ホットメルト等のシール材mを介してランプボデイbの
据付溝f内に嵌合されて、ランプボデイbに取り付けら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したハ
ードコート膜lの形成は、例えば、以下のようにしてい
た。即ち、紫外線硬化型の樹脂組成物をスプレーコート
法やディッピング法によりレンズ基体kの外表面に塗布
し、これに紫外線を照射して上記樹脂組成物を硬化させ
て、ハードコート膜lとしていた。
ードコート膜lの形成は、例えば、以下のようにしてい
た。即ち、紫外線硬化型の樹脂組成物をスプレーコート
法やディッピング法によりレンズ基体kの外表面に塗布
し、これに紫外線を照射して上記樹脂組成物を硬化させ
て、ハードコート膜lとしていた。
【0010】しかしながら、ハードコート膜lが嵌合部
jに付着すると、シール材mとの接着力が低下するとい
う問題がある。
jに付着すると、シール材mとの接着力が低下するとい
う問題がある。
【0011】そこで、図5に示すようなマスキング治具
nにより嵌合部jをマスキングして樹脂組成物のスプレ
ーコート法やディッピング法による塗布を行い、嵌合部
jにハードコート膜lが付着することが無いようにして
いるが、工数がかかると共に、マスキング治具nの精度
が良くないと樹脂組成物がマスキング治具nとの隙間か
ら嵌合部jの方へと入り込んでしまうので、マスキング
治具nが高価なものになると言う問題がある。また、マ
スキング治具nの精度がよすぎると、マスキング治具n
を取り付けるときに嵌合部jを傷つけてしまう惧がある
と言う問題がある。また、樹脂組成物の塗布後にマスキ
ング治具nを外したときに樹脂組成物が嵌合部jの方へ
流動してしまうこともある。
nにより嵌合部jをマスキングして樹脂組成物のスプレ
ーコート法やディッピング法による塗布を行い、嵌合部
jにハードコート膜lが付着することが無いようにして
いるが、工数がかかると共に、マスキング治具nの精度
が良くないと樹脂組成物がマスキング治具nとの隙間か
ら嵌合部jの方へと入り込んでしまうので、マスキング
治具nが高価なものになると言う問題がある。また、マ
スキング治具nの精度がよすぎると、マスキング治具n
を取り付けるときに嵌合部jを傷つけてしまう惧がある
と言う問題がある。また、樹脂組成物の塗布後にマスキ
ング治具nを外したときに樹脂組成物が嵌合部jの方へ
流動してしまうこともある。
【0012】そこで、本発明は、確実に且つ安価に嵌合
部に樹脂組成物が付着するのを防止することを課題とす
る。
部に樹脂組成物が付着するのを防止することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具は、上
記した課題を解決するために、レンズはランプボデイに
形成された据付溝内に嵌合される嵌合部と、該嵌合部の
前側において外方へ突出したフランジ部を有し、上記ハ
ードコート膜は、上記フランジ部の後面及び嵌合部を除
いた部分の外表面に形成されたものである。
記した課題を解決するために、レンズはランプボデイに
形成された据付溝内に嵌合される嵌合部と、該嵌合部の
前側において外方へ突出したフランジ部を有し、上記ハ
ードコート膜は、上記フランジ部の後面及び嵌合部を除
いた部分の外表面に形成されたものである。
【0014】従って、本発明車輌用灯具にあっては、フ
ランジ部が樹脂組成物を塗布する際の仕切となるため、
フランジ部の後面を載置する壁を有する簡単な治具を使
用することによって、嵌合部へのハードコート膜の付着
を確実に防止することができる。しかも、かかる治具
は、フランジ部の後面を確実に載置することができるも
のであれば良く、高い寸法精度を要求されず、安価に形
成することができると共に、レンズ基体を該治具に載置
する際に、嵌合部を傷つけてしまう虞がない。更に、樹
脂組成物の塗布後の嵌合部の方向への流動をフランジ部
が遮ることができる。
ランジ部が樹脂組成物を塗布する際の仕切となるため、
フランジ部の後面を載置する壁を有する簡単な治具を使
用することによって、嵌合部へのハードコート膜の付着
を確実に防止することができる。しかも、かかる治具
は、フランジ部の後面を確実に載置することができるも
のであれば良く、高い寸法精度を要求されず、安価に形
成することができると共に、レンズ基体を該治具に載置
する際に、嵌合部を傷つけてしまう虞がない。更に、樹
脂組成物の塗布後の嵌合部の方向への流動をフランジ部
が遮ることができる。
【0015】また、本発明車輌用灯具の製造方法は、レ
ンズの嵌合部の外側面を囲む壁部を有する塗装治具の該
壁部の上端に上記フランジ部を載置した状態でハードコ
ート処理液の塗布を行い、その後上記ハードコート処理
液を硬化させて、フランジ部の後面及び嵌合部を除いた
部分の外表面にハードコート膜が形成されたレンズを得
るものである。
ンズの嵌合部の外側面を囲む壁部を有する塗装治具の該
壁部の上端に上記フランジ部を載置した状態でハードコ
ート処理液の塗布を行い、その後上記ハードコート処理
液を硬化させて、フランジ部の後面及び嵌合部を除いた
部分の外表面にハードコート膜が形成されたレンズを得
るものである。
【0016】従って、本発明車輌用灯具の製造方法にあ
っては、嵌合部にハードコート膜が付着していないレン
ズを容易に且つ確実に得ることができる。
っては、嵌合部にハードコート膜が付着していないレン
ズを容易に且つ確実に得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用灯具及びそ
の製造方法の実施の形態を図示した実施例に従って詳細
に説明する。
の製造方法の実施の形態を図示した実施例に従って詳細
に説明する。
【0018】1は自動車用の前照灯であり、そのランプ
ボデイ2は前面が開口された凹部3を有し、後壁の中央
部に電球4が支持されている。ランプボデイ2の開口縁
部には外方へ突出した据付縁5が形成されており、該据
付縁5には前方に開口した据付溝6が形成されている。
ボデイ2は前面が開口された凹部3を有し、後壁の中央
部に電球4が支持されている。ランプボデイ2の開口縁
部には外方へ突出した据付縁5が形成されており、該据
付縁5には前方に開口した据付溝6が形成されている。
【0019】前面レンズ7はランプボデイ2の前面開口
を覆う大きさの前面部8と該前面部8の周縁からほぼ後
方へ突出した側面部9とが一体に形成されて成り、側面
部9の後端部10は嵌合部とされ、また、側面部9の外
側面の該嵌合部10の前方にフランジ部11が外方へ突
出されている。
を覆う大きさの前面部8と該前面部8の周縁からほぼ後
方へ突出した側面部9とが一体に形成されて成り、側面
部9の後端部10は嵌合部とされ、また、側面部9の外
側面の該嵌合部10の前方にフランジ部11が外方へ突
出されている。
【0020】そして、フランジ部11の前面には周方向
に間隔を置いて幅方向に延びる2本の突条12、12に
よって区切られた複数の係合部13、13、・・・が形
成され、該係合部13、13、・・・の外縁部には係合
突条14、14、・・・が形成されている。
に間隔を置いて幅方向に延びる2本の突条12、12に
よって区切られた複数の係合部13、13、・・・が形
成され、該係合部13、13、・・・の外縁部には係合
突条14、14、・・・が形成されている。
【0021】このような前面レンズ7の基体15は透明
な合成樹脂、例えば、ポリカーボネート樹脂、メタクリ
ル樹脂等によって形成され、その外表面のうち嵌合部1
0及びフランジ部11の後面を除いた部分に紫外線吸収
剤を含んだ固い被膜のハードコート膜16が形成されて
いる。該ハードコート膜16の膜厚は、3〜8μmの範
囲とされる。3μm以下であると、耐擦傷性及び耐候性
が劣り、8μm以上であると、耐熱性が劣り、また、ハ
ードコート膜に曇りやシワが発生する。
な合成樹脂、例えば、ポリカーボネート樹脂、メタクリ
ル樹脂等によって形成され、その外表面のうち嵌合部1
0及びフランジ部11の後面を除いた部分に紫外線吸収
剤を含んだ固い被膜のハードコート膜16が形成されて
いる。該ハードコート膜16の膜厚は、3〜8μmの範
囲とされる。3μm以下であると、耐擦傷性及び耐候性
が劣り、8μm以上であると、耐熱性が劣り、また、ハ
ードコート膜に曇りやシワが発生する。
【0022】また、上記係合部13、13、・・・にお
いてはハードコート膜16の膜厚がその他の部分の膜厚
より厚くなっている。それでも、8μmは越えないよう
にすることが大切である。
いてはハードコート膜16の膜厚がその他の部分の膜厚
より厚くなっている。それでも、8μmは越えないよう
にすることが大切である。
【0023】そして、前面レンズ7は、その嵌合部10
がホットメルト等のシール材17を介してランプボデイ
2の据付溝6内に嵌合され、板バネ材料を側面形状でC
字状に折曲加工して成るクリップ18、18、・・・の
一端を前面レンズ7のフランジ部11前面の係合部1
3、13、・・・に弾接させ、他端をランプボデイ2の
据付縁5の後面に弾接させて、ランプボデイ2に取り付
けられる。
がホットメルト等のシール材17を介してランプボデイ
2の据付溝6内に嵌合され、板バネ材料を側面形状でC
字状に折曲加工して成るクリップ18、18、・・・の
一端を前面レンズ7のフランジ部11前面の係合部1
3、13、・・・に弾接させ、他端をランプボデイ2の
据付縁5の後面に弾接させて、ランプボデイ2に取り付
けられる。
【0024】ハードコート膜16は、上記前面レンズ7
の基体15に、例えば以下のようにして形成される。
の基体15に、例えば以下のようにして形成される。
【0025】先ず、前面レンズの基体15の表面の洗浄
が為され、表面が洗浄されたレンズ基体15の外表面の
所定部分にハードコート処理液が塗布される。
が為され、表面が洗浄されたレンズ基体15の外表面の
所定部分にハードコート処理液が塗布される。
【0026】この時、レンズ基体15は、例えば、図3
に示す塗装治具19に載置された状態でハードコート処
理液が塗布される。即ち、塗装治具19は上面が開口し
た箱状をしており、その開口縁19aはレンズ基体15
のフランジ部11の後面に対応した形状を為し、レンズ
基体15を塗装治具19上に載置したとき、そのフラン
ジ部11の後面が塗装治具19の開口縁19aにぴった
りと当接するようになっている。このように、レンズ基
体15を塗装治具19に載置した状態でスプレーコート
法によってハードコート処理液を外表面のうち嵌合部1
0とフランジ部11の後面を除いた部分に塗装する。
に示す塗装治具19に載置された状態でハードコート処
理液が塗布される。即ち、塗装治具19は上面が開口し
た箱状をしており、その開口縁19aはレンズ基体15
のフランジ部11の後面に対応した形状を為し、レンズ
基体15を塗装治具19上に載置したとき、そのフラン
ジ部11の後面が塗装治具19の開口縁19aにぴった
りと当接するようになっている。このように、レンズ基
体15を塗装治具19に載置した状態でスプレーコート
法によってハードコート処理液を外表面のうち嵌合部1
0とフランジ部11の後面を除いた部分に塗装する。
【0027】ハードコート処理液は紫外線硬化型の樹脂
組成物と溶剤とから成るものであり、樹脂組成物として
は、例えば、多官能アクリレート系(通称アクリル
系)、シリコーン系のものが用いられる。
組成物と溶剤とから成るものであり、樹脂組成物として
は、例えば、多官能アクリレート系(通称アクリル
系)、シリコーン系のものが用いられる。
【0028】ハードコート処理液が塗布されたレンズ基
体15は図示しない加熱炉において加熱され、ハードコ
ート処理液内の溶剤が蒸発される。
体15は図示しない加熱炉において加熱され、ハードコ
ート処理液内の溶剤が蒸発される。
【0029】加熱炉において加熱されハードコート処理
液から溶剤が蒸発されて表面に樹脂組成物が残ったレン
ズ基体15は、図示しない紫外線照射炉内において紫外
線の照射が為され、ハードコート処理液の樹脂組成物が
硬化されてハードコート膜16が形成される。
液から溶剤が蒸発されて表面に樹脂組成物が残ったレン
ズ基体15は、図示しない紫外線照射炉内において紫外
線の照射が為され、ハードコート処理液の樹脂組成物が
硬化されてハードコート膜16が形成される。
【0030】上記した自動車用前照灯1にあっては、そ
の前面レンズ7の基体15にハードコート膜16を形成
するに際し、上記した塗装治具19上にレンズ基体15
を載置してハードコート処理液を塗布すれば、嵌合部1
0にハードコート処理液が付着することが無く、また、
フランジ部11が防壁の役目を為すため、塗布後のハー
ドコート処理液が嵌合部10の方へと流動してしてしま
うことがない。従って、嵌合部10にハードコート膜1
6が付着してしまうことによる不利益、即ち、シール材
17との接着力が低下するという不利益が生じることが
ない。しかも、形状的にフランジ部11が防壁となるの
で、塗装治具19は嵌合部10に密着するものである必
要はなく、その上縁19a上にフランジ部11を載置し
うるもであれば良く、高い精度を要求されることが無
く、安価に制作することができると共に、レンズ基体1
5、就中、嵌合部10を傷つけてしまうようなこともな
い。
の前面レンズ7の基体15にハードコート膜16を形成
するに際し、上記した塗装治具19上にレンズ基体15
を載置してハードコート処理液を塗布すれば、嵌合部1
0にハードコート処理液が付着することが無く、また、
フランジ部11が防壁の役目を為すため、塗布後のハー
ドコート処理液が嵌合部10の方へと流動してしてしま
うことがない。従って、嵌合部10にハードコート膜1
6が付着してしまうことによる不利益、即ち、シール材
17との接着力が低下するという不利益が生じることが
ない。しかも、形状的にフランジ部11が防壁となるの
で、塗装治具19は嵌合部10に密着するものである必
要はなく、その上縁19a上にフランジ部11を載置し
うるもであれば良く、高い精度を要求されることが無
く、安価に制作することができると共に、レンズ基体1
5、就中、嵌合部10を傷つけてしまうようなこともな
い。
【0031】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用灯具は、プラスチック製でその表面に
ハードコート膜が形成されたレンズを有する車輌用灯具
であって、上記レンズはランプボデイに形成された据付
溝内に嵌合される嵌合部と、該嵌合部の前側において外
方へ突出したフランジ部を有し、上記ハードコート膜
は、上記フランジ部の後面及び嵌合部を除いた部分の外
表面に形成されたことを特徴とする。
に、本発明車輌用灯具は、プラスチック製でその表面に
ハードコート膜が形成されたレンズを有する車輌用灯具
であって、上記レンズはランプボデイに形成された据付
溝内に嵌合される嵌合部と、該嵌合部の前側において外
方へ突出したフランジ部を有し、上記ハードコート膜
は、上記フランジ部の後面及び嵌合部を除いた部分の外
表面に形成されたことを特徴とする。
【0032】従って、本発明車輌用灯具にあっては、フ
ランジ部が樹脂組成物を塗布する際の仕切となるため、
フランジ部の後面を載置する壁を有する簡単な治具を使
用することによって、嵌合部へのハードコート膜の付着
を確実に防止することができる。しかも、かかる治具
は、フランジ部の後面を確実に載置することができるも
のであれば良く、高い寸法精度を要求されず、安価に形
成することができると共に、レンズ基体を該治具に載置
する際に、嵌合部を傷つけてしまう虞がない。更に、樹
脂組成物の塗布後の嵌合部の方向への流動をフランジ部
が遮ることができる。
ランジ部が樹脂組成物を塗布する際の仕切となるため、
フランジ部の後面を載置する壁を有する簡単な治具を使
用することによって、嵌合部へのハードコート膜の付着
を確実に防止することができる。しかも、かかる治具
は、フランジ部の後面を確実に載置することができるも
のであれば良く、高い寸法精度を要求されず、安価に形
成することができると共に、レンズ基体を該治具に載置
する際に、嵌合部を傷つけてしまう虞がない。更に、樹
脂組成物の塗布後の嵌合部の方向への流動をフランジ部
が遮ることができる。
【0033】また、請求項2に記載した発明にあって
は、レンズを両端部がフランジ部の前面とランプボデイ
に係合するクリップによってランプボデイに取り付ける
ようにすると共に、フランジ部のうち上記クリップが係
合される部分におけるハードコート膜の膜厚を他の部分
におけるハードコート膜の膜厚より厚くしたので、クリ
ップの係合によりストレスのかかる部位の強度を高めて
レンズ基体のフランジ部に傷が付くのを防止することが
できる。
は、レンズを両端部がフランジ部の前面とランプボデイ
に係合するクリップによってランプボデイに取り付ける
ようにすると共に、フランジ部のうち上記クリップが係
合される部分におけるハードコート膜の膜厚を他の部分
におけるハードコート膜の膜厚より厚くしたので、クリ
ップの係合によりストレスのかかる部位の強度を高めて
レンズ基体のフランジ部に傷が付くのを防止することが
できる。
【0034】更に、請求項3に記載した発明にあって
は、ハードコート膜の膜厚を3〜8μmとしたので、ハ
ードコート膜の膜厚を最適な値にすることができる。
は、ハードコート膜の膜厚を3〜8μmとしたので、ハ
ードコート膜の膜厚を最適な値にすることができる。
【0035】また、本発明車輌用灯具の製造方法は、プ
ラスチック製でその表面にハードコート膜が形成された
レンズを有する車輌用灯具の製造方法であって、上記プ
ラスチックレンズの基体は、ランプボデイへの取付時に
ランプボデイに形成された据付溝に嵌合される嵌合部と
該嵌合部の手前において外方へ突出されたフランジ部と
を有し、上記嵌合部の外側面を囲む壁部を有する塗装治
具の該壁部の上端に上記フランジ部を載置した状態でハ
ードコート処理液の塗布を行い、その後上記ハードコー
ト処理液を硬化させて、フランジ部の後面及び嵌合部を
除いた部分の外表面にハードコート膜が形成されたレン
ズを得ることを特徴とする。
ラスチック製でその表面にハードコート膜が形成された
レンズを有する車輌用灯具の製造方法であって、上記プ
ラスチックレンズの基体は、ランプボデイへの取付時に
ランプボデイに形成された据付溝に嵌合される嵌合部と
該嵌合部の手前において外方へ突出されたフランジ部と
を有し、上記嵌合部の外側面を囲む壁部を有する塗装治
具の該壁部の上端に上記フランジ部を載置した状態でハ
ードコート処理液の塗布を行い、その後上記ハードコー
ト処理液を硬化させて、フランジ部の後面及び嵌合部を
除いた部分の外表面にハードコート膜が形成されたレン
ズを得ることを特徴とする。
【0036】従って、本発明車輌用灯具の製造方法にあ
っては、塗装治具にレンズ基体を載置してハードコート
処理液を塗布するだけで、嵌合部にハードコート膜が付
着しないようにすることができる。依って、嵌合部にハ
ードコート膜が付着していないレンズを容易に且つ確実
に得ることができる。
っては、塗装治具にレンズ基体を載置してハードコート
処理液を塗布するだけで、嵌合部にハードコート膜が付
着しないようにすることができる。依って、嵌合部にハ
ードコート膜が付着していないレンズを容易に且つ確実
に得ることができる。
【0037】尚、上記した実施例に示した各部の具体的
形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具
体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあっ
てはならないものである。
形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての具
体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあっ
てはならないものである。
【図1】図2及び図3と共に本発明車輌用灯具及びその
製造方法の実施の一例を示すものであり、本図は車輌用
灯具の概略正面図である。
製造方法の実施の一例を示すものであり、本図は車輌用
灯具の概略正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】レンズ基体を塗装治具に載置した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図4】従来の車輌用灯具の一例を示す概略縦断面図で
ある。
ある。
【図5】従来の車輌用灯具のレンズにマスキング治具を
装着した状態を示す概略断面図である。
装着した状態を示す概略断面図である。
1…自動車用前照灯(車輌用灯具)、2…ランプボデ
イ、6…据付溝、7…前面レンズ(レンズ)、10…嵌
合部、11…フランジ部、16…ハードコート膜、18
…クリップ、19…塗装治具
イ、6…据付溝、7…前面レンズ(レンズ)、10…嵌
合部、11…フランジ部、16…ハードコート膜、18
…クリップ、19…塗装治具
Claims (4)
- 【請求項1】 プラスチック製でその表面にハードコー
ト膜が形成されたレンズを有する車輌用灯具であって、 上記レンズはランプボデイに形成された据付溝内に嵌合
される嵌合部と、該嵌合部の前側において外方へ突出し
たフランジ部を有し、 上記ハードコート膜は、上記フランジ部の後面及び嵌合
部を除いた部分のレンズ外表面に形成されたことを特徴
とする車輌用灯具。 - 【請求項2】 レンズを両端部がフランジ部の前面とラ
ンプボデイに係合するクリップによってランプボデイに
取り付けるようにすると共に、 フランジ部のうち上記クリップが係合される部分におけ
るハードコート膜の膜厚を他の部分におけるハードコー
ト膜の膜厚より厚くしたことを特徴とする請求項1に記
載の車輌用灯具。 - 【請求項3】 ハードコート膜の膜厚が3〜8μmであ
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌
用灯具。 - 【請求項4】 プラスチック製でその表面にハードコー
ト膜が形成されたレンズを有する車輌用灯具の製造方法
であって、 上記プラスチックレンズの基体は、ランプボデイへの取
付時にランプボデイに形成された据付溝に嵌合される嵌
合部と該嵌合部の手前において外方へ突出されたフラン
ジ部とを有し、 上記嵌合部の外側面を囲む壁部を有する塗装治具の該壁
部の上端に上記フランジ部を載置した状態でハードコー
ト処理液の塗布を行い、 その後上記ハードコート処理液を硬化させて、フランジ
部の後面及び嵌合部を除いた部分の外表面にハードコー
ト膜が形成されたレンズを得ることを特徴とする車輌用
灯具の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8337724A JPH10172306A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 車輌用灯具及びその製造方法 |
| CN97109382A CN1082646C (zh) | 1996-12-04 | 1997-12-04 | 塑料透镜、其制造方法及其车灯组件 |
| KR1019970065855A KR100376149B1 (ko) | 1996-12-04 | 1997-12-04 | 차량라이트조립체용플라스틱렌즈와그제조방법 |
| US08/985,202 US6059434A (en) | 1996-12-04 | 1997-12-04 | Plastic lens for vehicle light assembly and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8337724A JPH10172306A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 車輌用灯具及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10172306A true JPH10172306A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18311377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8337724A Pending JPH10172306A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 車輌用灯具及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10172306A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6435702B1 (en) | 1998-12-17 | 2002-08-20 | Koito Manufacturing Co., Inc. | Vehicle lamp lens with surface treatments |
| US6652651B2 (en) | 1998-12-17 | 2003-11-25 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Method of surface treatment for lens of vehicle lamp |
| CN101986017A (zh) * | 2009-07-28 | 2011-03-16 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP8337724A patent/JPH10172306A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6435702B1 (en) | 1998-12-17 | 2002-08-20 | Koito Manufacturing Co., Inc. | Vehicle lamp lens with surface treatments |
| US6652651B2 (en) | 1998-12-17 | 2003-11-25 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Method of surface treatment for lens of vehicle lamp |
| DE19960802B4 (de) * | 1998-12-17 | 2008-01-31 | Koito Mfg. Co., Ltd. | Fahrzeugleuchte |
| CN101986017A (zh) * | 2009-07-28 | 2011-03-16 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060315 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060529 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060620 |