JPH10173448A - 半導体増幅器 - Google Patents

半導体増幅器

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JPH10173448A
JPH10173448A JP33421596A JP33421596A JPH10173448A JP H10173448 A JPH10173448 A JP H10173448A JP 33421596 A JP33421596 A JP 33421596A JP 33421596 A JP33421596 A JP 33421596A JP H10173448 A JPH10173448 A JP H10173448A
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JP
Japan
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terminal
resistor
bipolar transistor
amplifier
semiconductor amplifier
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Application number
JP33421596A
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English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
紘一 小林
Hirokazu Komatsu
弘和 小松
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NEC Corp
NEC Miyagi Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Miyagi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カットオフ周波数の広帯域化および増幅感度
を向上することができる半導体増幅回路を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 R1は抵抗値「r1」の抵抗であり、電源端
子VccとバイポーラトランジスタQ1のコレクタ端子との
間に介挿され、バイポーラトランジスタQ1の負荷として
用いられる。バイポーラトランジスタQ1はNPN型のバイ
ポーラトランジスタであり、ベース端子がアンプOP1の
出力端子に接続され、エミッタ端子に入力端子IN1と、
抵抗R2と、アンプOP1の入力端子とが接続されており、
ベース端子とエミッタ端子と間の電圧がバイポーラトラ
ンジスタQ1のしきい値電圧よりも高ければオンする。バ
イポーラトランジスタQ1のコレクタ端子は、出力端子OU
T1と接続されている。R2は抵抗値「r2」の抵抗であり、
バイポーラトランジスタQ1のエミッタ端子と接地点であ
るGNDとの間に介挿されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトダイオード
を用いた光受信における微小電圧を増幅する半導体増幅
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来例の半導体光受信器のベース
接地トランスインピーダンス型プリアンプを示す。R1
01は抵抗値「r101」の抵抗であり、電源端子Vc
cとバイポーラトランジスタQ101のコレクタ端子と
の間に介挿され、バイポーラトランジスタQ101の負
荷として用いられる。バイポーラトランジスタQ101
はNPN型のバイポーラトランジスタであり、ベース端
子が定電圧源に接続されているバイアス端子TV101
に接続され、エミッタ端子に入力端子IN101と抵抗
R102とが接続されており、ベース端子とエミッタ端
子と間の電圧がバイポーラトランジスタQ101のしき
い値電圧よりも高ければオンする。バイポーラトランジ
スタQ101のコレクタ端子は出力端子OUT101と
接続されている。R102は抵抗値「r102」の抵抗
であり、バイポーラトランジスタQ101のエミッタ端
子と接地点であるGNDとの間に介挿されている。
【0003】図7に示すベース接地トランスインピーダ
ンス型プリアンプにおいて、入力端子IN101からの
入力電流をi101、入力端子IN101の電圧値を
「vi101」、入力端子101の容量値を「c10
1」、バイポーラトランジスタQ101の相互コンダク
タンスを「gm101」、角周波数を「ω」とすると、
ベース接地型プリアンプの入力インピーダンス「z10
1」は、以下に示す(1)式で表せられる。
【数1】
【0004】また、トランスインピーダンス利得(電流
電圧変換利得)「Z102」は、出力端子OUT101
の電圧値を「vo101」としたとき、以下に示す
(2)式で表せられる。
【数2】 ただし、gm101≧1/r102とする。そして、直
流トランスインピーダンス利得「Z103」は、(2)
式より|v101/i101|DC≒R101となる。
【0005】また、カットオフ周波数「fc101」
は、(2)式より以下に示す(3)式で表せられる。
【数3】 (3)式はバイポーラトランジスタQ101を用いたベ
ース接地増幅回路の相互コンダクタンスgm101に比
例し、入力容量値「c101」に反比例するため、広帯
域プリアンプを実現するためには、gmを大きくし、入
力容量を小さくすることが必要である。しかし、入力容
量値「c101」は実装状態および受光素子・LSI
(Large Scale Integrated c
ircuit)内部の寄生容量が原因であるため低減は
困難である。
【0006】しかしながら、相互コンダクタンス「gm
101」は、バイポーラトランジスタQ101のコレク
タ端子に流れる電流値「ic101」、ボルツマン定数
「k」、周囲の絶対温度値「T」および電子の電荷量
「q」を用いて以下に示す(4)式で表せられる。
【数4】 (4)式から判るようにバイポーラトランジスタQ10
1のコレクタ電流値「ic101」を大きくすることに
より、カットオフ周波数の高帯域化が可能となる。
【0007】一方で、電源端子Vccの電圧を「vc
c」、バイポーラトランジスタQ101のベース電圧を
「vB101」およびバイポーラトランジスタQ101
のベース−エミッタ電圧を「vBE101」とすると、バ
イポーラトランジスタQ101のコレクタ−エミッタ間
電圧値「vCE101」は、以下の(5)式で表される。
【数5】
【0008】そのため、バイポーラトランジスタQ10
1が、広い電圧範囲でリニア動作するためには、コレク
タ電流ic101、抵抗値「r101」を小さくする
か、電圧値「vcc」を上げる必要がある。しかしなが
ら、「ic101」を小さくすると、(3)式および
(4)式からカットオフ周波数の広帯域化に反し、ま
た、抵抗値「r101」を小さくすると(2)式からト
ランスインピーダンス利得が下がってしまうことが判
る。
【0009】さらに、昨今の電源電圧5Vおよび電源電
圧3.3Vといった低電圧回路において、Vccの電圧
値「vcc」を上げることは不可能である。また、バイ
ポーラトランジスタQ101で発生するノイズに注目す
ると、バイポーラトランジスタQ101で発生すノイズ
で最も支配的となるコレクタ電流によるショットノイズ
「inic101」は、以下に示す(6)式で表せられ
る。
【数6】
【0010】このように(6)式で示されるように、コ
レクタ電流値「ic101」の増加とともに、ショット
ノイズも増加してしまう。以上の理由より、従来のベー
ス接地トランスインピーダンス型プリアンプは、広帯域
化した場合、トランスインピーダンス利得を高くでき
ず、初段利得の低下および回路内で発生するノイズの増
加により、半導体増幅器の感度低下が問題となる。この
ように従来のベース接地トランスインピーダンス型プリ
アンプは高速化、広帯域化、高利得化および低雑音化の
トレードオフの関係が著しく、高速光通信用プリアンプ
には向いていないことがわかる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
半導体増幅器において、べ一ス接地トランスインピーダ
ンス型プリアンプは、トランスインピーダンス利得を高
く設定できないため初段アンプの低利得化と、回路内で
発生するノイズ増加による増幅感度低下が問題となる。
さらに、ベース接地バイポーラトランジスタで発生する
ノイズは、コレクタ電流の1/2乗に比例するので、コ
レクタ電流を増加させると、回路内で発生するノイズも
増加する。そのため、半導体増幅器のS/N比は劣化
し、増幅感度が低下する欠点がある。本発明はこのよう
な背景の下になされたもので、カットオフ周波数の広帯
域化および増幅感度を向上することができる半導体増幅
回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体増幅器において、第1の抵抗と、第2の抵抗と、
前記第1の抵抗と前記第二の抵抗との間に介挿された第
1のバイポーラトランジスタと、増幅回路とを具備し、
電源端子に前記第1の抵抗の一方が接続され、他方が前
記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ端子および
半導体増幅回路の出力端子に接続され、接地点に前記第
2の抵抗の一方接続され、他方が半導体増幅回路の入力
端子と、前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタ
端子と、前記増幅回路の入力端子とに接続され、前記第
1のバイポーラトランジスタのベース端子が前記増幅器
の出力端子と接続されていることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、半導体増幅器にお
いて、第1の抵抗と、第2の抵抗と、前記第1の抵抗と
前記第二の抵抗との間に介挿された第1の電界効果型ト
ランジスタと、増幅回路とを具備し、電源端子に前記第
1の抵抗の一方が接続され、他方が前記第1の電界効果
型トランジスタのドレイン端子および半導体増幅回路の
出力端子に接続され、接地点に前記第2の抵抗の一方接
続され、他方が半導体増幅回路の入力端子と、前記第1
の電界効果型トランジスタのソース端子と、前記増幅回
路の入力端子とに接続され、前記第1の電界効果型トラ
ンジスタのゲート端子が前記増幅器の出力端子と接続さ
れていることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の半
導体増幅器において、前記第二の抵抗の代わりにゲート
端子が電源端子に接続された電界効果型トランジスタを
用いることを特徴とする。請求項4記載の発明は、請求
項1または請求項3記載の半導体増幅器において、前記
増幅器が第3の抵抗と前記第2のバイポーラトランジス
タとで構成されるエミッタ接地増幅回路であることを特
徴とする。請求項5記載の発明は、請求項2記載の半導
体増幅器において、前記増幅器が第3の抵抗と前記第2
の電界効果トランジスタとで構成されるソース接地増幅
回路であることを特徴とする。請求項6記載の発明は、
請求項1、請求項3または請求項4記載の半導体増幅器
において、第1および第2のバイポーラトランジスタが
NPN型であることを特徴とする。請求項7記載の発明
は、請求項2または請求項5記載の半導体増幅器におい
て、第1および第2の電界効果型トランジスタがNチャ
ンネル型であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる半導体増幅器の構成を示すブロック図である。R1
は抵抗値「r1」の抵抗であり、電源端子Vccとバイ
ポーラトランジスタQ1のコレクタ端子との間に介挿さ
れ、バイポーラトランジスタQ1の負荷として用いられ
る。バイポーラトランジスタQ1はNPN型のバイポー
ラトランジスタであり、ベース端子がアンプOP1の出
力端子に接続され、エミッタ端子に入力端子IN1と、
抵抗R2と、アンプOP1の入力端子とが接続されてお
り、ベース端子とエミッタ端子と間の電圧がバイポーラ
トランジスタQ1のしきい値電圧よりも高ければオンす
る。バイポーラトランジスタQ1のコレクタ端子は、出
力端子OUT1と接続されている。R2は抵抗値「r
2」の抵抗であり、バイポーラトランジスタQ1のエミ
ッタ端子と接地点であるGNDとの間に介挿されてい
る。
【0016】次に、上述した実施の形態の動作について
図1と図2とを参照して詳細に説明する。図2は、図1
の半導体増幅器の小信号等価回路である。入力端子IN
1の入力電流値「i1」が増加すると、抵抗R2により
バイポーラトランジスタQ1のエミッタ電圧が上昇する
ため、バイポーラトランジスタQ1のコレクタ電流は減
少する。このコレクタ電流の減少分が抵抗R1により電
流電圧変換されるため、出力端子OUT2の電圧値「v
o1」は、電流無入力時よりも高い電圧となる。
【0017】このとき、トランスインピーダンス利得を
決める負荷抵抗R1の抵抗値「r1」は、出力電圧「v
o1」がもっとも低くなったときにバイポーラトランジ
スタQ1が飽和しないように設定すればよいので、コレ
クタ電流を減少させられ、抵抗値を大きくすることがで
きる。よって、アンプOP1がバイポーラトランジスタ
Q1のベース電圧を入力端子IN1の電圧値により調整
するため、トランスインピータンス利得は帯域に依存し
ない大きな値に設定でき、高利得化が可能となる。
【0018】次に、図2の小信号等価回路より、上述し
た半導体増幅器の入力インピーダンス、トランスインピ
ーダンス利得、帯域について説明する。ただし、図2で
は、トランスインピーダンス型プリアンプの周波数特性
に最も影響する入力容量を考慮し、バイポーラトランジ
スタQ1の寄生容量は省略し、アンプOP1の極性と入
カインピーダンスとは無視する。
【0019】図2より本半導体増幅器の入力インピーダ
ンス「z1」は、入力端子IN1の電圧値を「vi
1」、電流値を「i1」、入力容量を「c1」、バイポ
ーラトランジスタQ1の相互コンダクタンスを「gm
1」、アンプOP1の増幅度を「Av」とすると、以下
に示す(7)式によって表せられる。
【数7】 (7)式より判るように、(1)式で示される従来のベ
ース接地型の入力インピーダンスと比較して、本実施の
形態の入力インピーダンスは、アンプOP1の挿入によ
り低減することができる。
【0020】また、半導体増幅器のトランスインピーダ
ンス利得「Z1」は、バイポーラトランジスタQ1の入
力抵抗値を「r3」とすると、以下に示す(8)式で表
せられる。
【数8】 また、(8)式より、直流トランスインピーダンス利得
「ZDC1」は、ほぼ「r1」となる。
【0021】さらに、(8)式から半導体増幅器のカッ
トオフ周波数「fc1」は、以下に示す(9)式で表せ
られる。
【数9】
【0022】入カインピーダンスと同様に、(9)式よ
り、入力容量の影響を半導体増幅器の電圧利得「Av」
で低減することができ、周波数の広帯域化が容易とな
る。また、従来例と同様の周波数帯域とした場合、半導
体増幅器の電圧利得Avは数十倍の利得が得られるの
で、バイポーラトランジスタQ1の相互コンダクタンス
gm1を下げることができ、バイポーラトランジスタQ
1のコレクタ電流を減少させ、抵抗R1の抵抗値「r
1」をより大きい値に設定できる。その結果、半導体増
幅回路のトランスインピータンスの向上が可能である。
【0023】次に、本発明の実施形態について、図3を
参照して説明する。図3は、本発明の概要を示す回路図
である。この図において、R11は抵抗値「r11」の
抵抗であり、電源端子Vccとバイポーラトランジスタ
Q11のコレクタ端子との間に介挿されている。
【0024】Q11は相互コンダクタンスが「gm1
1」のNPNバイポーラトランジスタであり、コレクタ
端子が出力端子OUT11に接続され、ベース端子がバ
イポーラトランジスタQ12のコレクタ端子と接続さ
れ、エミッタ端子が入力端子IN11と、抵抗R12
と、バイポーラトランジスタQ12にベース端子と接続
されており、ベース端子とエミッタ端子との電位差がし
きい値電圧より高い場合オンする。抵抗R12は抵抗値
が「r12」の抵抗であり、バイポーラトランジスタQ
12のエミッタ端子と接地点であるGND端子との間に
介挿されている。
【0025】バイポーラトランジスタQ12は、相互コ
ンダクタンスが「gm12」のNPN型のバイポーラト
ランジスタであり、コレクタ端子が抵抗R13に接続さ
れ、ベース端子がバイポーラトランジスタQ11のエミ
ッタ端子に接続され、エミッタ端子がGNDに接続され
ている。抵抗R13は、抵抗値「r13」であり、電源
端子VccとバイポーラトランジスタQ13のコレクタ
端子との間に介挿されている。
【0026】次に、上記実施形態の動作を図3を参照し
て説明する。バイポーラトランジスタQ11のコレクタ
端子に流れる電流値「Ic11」は、入力端子IN11
に流れ込む電流値を「i11」、半導体増幅器の入力端
子と接地点との間に流れる低電流源の「I12」とする
と、以下に示す(10)式で表せられる。ここで、バイ
ポーラトランジスタQ12のベース電流は微小な値のた
め無視する。
【数10】
【0027】また、出力端子OUT11の電圧値「vo
11」は、電源端子Vccの電圧値「vcc」および抵
抗R11の抵抗値「r11」により以下に示す(11)
式で表せられる。
【数11】
【0028】そして、(11)式に(9)式を代入し
て、以下の出力端子OUT11の電圧値「vo11」を
示す(12)式が求められる。
【数12】
【0029】さらに、半導体増幅器のトランスインピー
ダンス利得「ZDC11」は以下に示す(13)式で表せ
られる。
【数13】
【0030】また、バイポーラトランジスタQ12と抵
抗R13とで構成される増幅回路の電圧利得「Av1
2」は、バイポーラトランジスタQ11の入力抵抗値を
「r14」とすると、以下に示す(14)式で表せられ
る。
【数14】
【0031】トランスインピーダンス利得「Z11」
は、入力容量値「c11」の影響等を考慮して、(9)
式および(14)式から以下に示す(15)式で表せら
れる。
【数15】
【0032】また、カットオフ周波数帯域「fc11」
は、以下に示される(16)式により表せられる。ここ
で「ω」は入力信号の角周波数である。
【数16】 この結果、エミッタ接地バイポーラトランジスタQ12
の電圧利得により、入力容量の感度が抑えられ、カット
オフ周波数の広帯域化が可能となる。
【0033】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、図4は
本発明の第二の実施形態を示す回路図である。この半導
体増幅回路は、第一の実施形態の抵抗R13を電界効果
トランジスタQC23の低電流回路に置き換え、低ノイ
ズ化を図ったものである。
【0034】トランジスタQC23は、相互コンダクタ
ンスが「gm23」のNチャネル型電界効果トランジス
タであり、ドレイン端子がバイポーラトランジスタQ1
1のエミッタに接続され、ゲート端子が電源端子Vcc
に接続され、ソース端子がGNDに接続されており、ゲ
ート端子とソース端子との電位差がしきい値電圧より高
い場合オンする。
【0035】次に、上記実施形態の動作を図4を参照し
て説明する。半導体増幅器の電流源は、抵抗R2を用い
た図2の回路と同様の電流値とし、(8)式および
(9)式と同等のトランスインピーダンス利得および周
波数帯域の値を得ることができる。
【0036】次に、図1と図4の回路における、定電流
源で発生するノイズを計算すると、図1の回路におい
て、抵抗R2を用いたときの熱ノイズ「inR2」は、以
下に示す(17)式で表せられる。ここで、「Δf」は
周波数の偏差である。
【数17】
【0037】また、図4の電界効果トランジスタQC2
3を用いたときの熱ノイズ「inQ3」は、以下に示す
(18)式で表せられる。
【数18】
【0038】そして、(18)式から判るように、電界
効果トランジスタQC23のゲート端子の電圧を電源端
子Vccの電圧まで高くし、リニア領域で動作させたと
き、電界効果トランジスタQ23の相互コンダクタンス
「gm23」が最小となり、「inQ3」を「inR2」より
小さくすることができる。したがって、半導体増幅回路
の重要な特性であるノイズ特性を従来例の図7の回路お
よび図1、図3の回路より向上させることができ、周波
数帯域を劣化させずに低ノイズ化ができるため、増幅感
度の向上が実現できる。
【0039】また、例えば、図5は本発明の第三の実施
形態を示す回路図である。この半導体増幅回路は、第一
の実施形態の抵抗R11に対して、ダイオードD31が
並列に電源端子VccとバイポーラトランジスタQ11
との間に介挿された構成となっている。ダイオードD3
1は、電源端子Vccにアノード端子が接続され、バイ
ポーラトランジスタQ11のコレクタ端子にカソード端
子が接続されており、出力端子OUT31の電圧値の飽
和が防止され、高入力ダイナミックレンジ化を実現して
いる。
【0040】ここで、入力電流は受光素子が受光時に電
流を入力端子IN31から流出するように、図には示さ
れていないが、受光素子であるフォトダイオードのアノ
ード端子は入力端子IN31に接続されている。
【0041】次に、上記実施形態の動作を図5を参照し
て説明する。図には示されていないがフォトダイオード
が受光すると、入力端子IN31から電流値「i31」
の電流が流出し、フォトダイオードに「i31」の電流
が流れる。図1と同様にバイポーラトランジスタQ11
から抵抗R12を経由してGNDに対して流れる電流値
を「i12」、バイポーラトランジスタQ11のコレク
タ電流値を「Ic11」とすると、このコレクタ電流
「Ic11」は、以下に示す(19)式で表せられる。
【数19】
【0042】また、出力端子OUT31の電圧値「vo
31」は、以下に示す(20)式で表される。
【数20】
【0043】このとき、(20)式から、「i31」が
「0」の場合、無入力時に電圧「vo31」は、「vc
c−I12・r11」となり、「i31」が任意の値の
場合、電圧「vo31」は「vcc−I12・r11」
以下の電圧値となり、入力電圧に対して反転出力され
る。
【0044】また受光強度が強く、フォトダイオードに
流れる電流値が大きくなった場合、出力端子OUT31
の電位が大きく下がり、ダイオードD1が動作状態とな
る。ダイオードD1が動作する電位差を「VDON」とす
ると、抵抗R11を流れる電流は、「VDON/r11」
で制限され、バイポーラトランジスタQ11の飽和を防
ぐことができる。そのため、広域出カのダイナミッグレ
ンジ化に向いている。以上より、図5の半導体増幅回路
は、図1の回路と同様に高トランスインピーダンス利得
と周波数の広帯域化、さらに、大入力ダイナミッグレン
ジ化が実現できる。
【0045】さらに、例えば、図6は本発明の第四の実
施形態を示す回路図である。この半導体増幅回路は、図
3に示される半導体増幅回路のバイポーラトランジスタ
Q11を電界効果トランジスタQC41へ、また、バイ
ポーラトランジスタQ12を電界効果トランジスタQC
42に置き換えたものである。
【0046】電界効果トランジスタQC41は、相互コ
ンダクタンスが「gm41」のNチャンネル型電界効果
トランジスタであり、ドレイン端子が抵抗R11に接続
され、ソース端子が抵抗R12に接続され、ゲート端子
が電界効果トランジスタQC42のドレイン端子に接続
されており、ゲート端子とソース端子との間の出に差が
しきい値電圧より高い場合にオンする。抵抗R11は、
抵抗値「r11」であり、電圧値「vDD」の電源端子V
DDと電界効果トランジスタQC41のドレイン端子との
間に介挿されている。
【0047】電界効果トランジスタQC42は、相互コ
ンダクタンスが「gm42」のNチャンネル型電界効果
トランジスタであり、ドレイン端子が抵抗R13に接続
され、ソース端子がGNDに接続され、ゲート端子が電
界効果トランジスタQC41のソース端子に接続されて
おり、ゲート端子とソース端子との間の出に差がしきい
値電圧より高い場合にオンする。抵抗R13は、抵抗値
「r13」であり、電圧値「vDD」の電源端子VDDと電
界効果トランジスタQC42のドレイン端子との間に介
挿されている。
【0048】次に、上記実施形態の動作を図6を参照し
て説明する。入力端子IN41に流入する電流の電流値
を「i41」とし、ソース端子に流れる電流の電流値を
「I12」とすると、電界効果トランジスタQC41に
流れるドレイン電流値「ID」は、以下に示す(21)
式で表せられる。
【数21】
【0049】また、出力端子OUT41の電圧値「vo
42」は、以下に示す(22)式で表させられる。
【数22】 さらに、(21)式により、出力端子OUT41の電圧
値「vo42」は、以下に示す(23)式で表せられ
る。
【数23】
【0050】また、直流トランスインピーダイス利得
「ZDC41」は、以下に示す(24)式で表せられる。
【数24】 さらに、半導体電圧増幅器の電圧利得「Av」は、以下
に示す(25)式で表せられる。
【数25】
【0051】次に、トランスインピーダンス利得「Z4
1」は、入力容量値「c11」を考慮して、(9)式お
よび(14)式から、以下に示す(26)式で表せられ
る。
【数26】 さらに、カットオフ周波数「fc41」は、以下に示す
(27)式で表せられる。
【数27】 (27)式から判るように、ソース接地電界効果トラン
ジスタQC42の電圧利得により、入力容量の感度が抑
えられ、周波数の広帯域化が可能となる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、半導体増幅器におい
て、第1の抵抗と、第2の抵抗と、前記第1の抵抗と前
記第二の抵抗との間に介挿された第1のバイポーラトラ
ンジスタと、増幅回路とを具備し、電源端子に前記第1
の抵抗の一方が接続され、他方が前記第1のバイポーラ
トランジスタのコレクタ端子および半導体増幅回路の出
力端子に接続され、接地点に前記第2の抵抗の一方接続
され、他方が半導体増幅回路の入力端子と、前記第1の
バイポーラトランジスタのエミッタ端子と、前記増幅回
路の入力端子とに接続され、前記第1のバイポーラトラ
ンジスタのベース端子が前記増幅器の出力端子と接続さ
れているため、半導体増幅器の入力端子に増幅回路を接
続したので、入カインビーダンスは増幅回路の利得に反
比例し低減され、入力容量による帯域劣化の影響を抑え
ることができ、さらに、増幅器挿入により入カインピー
ダンスが低減されたため、入力段の第1のバイポーラト
ランジスタのコレクタ電流を少なくしても周波数の帯域
劣化がないので、コレクタ電流および半導体増幅器の入
力端子に接続された定電流源を小電流化でき、半導体増
幅器内で発生するノイズが低減でき受信感度が向上する
効果がある。
【0053】また、本発明によれば、半導体増幅器にお
いて、第1の抵抗と、第2の抵抗と、前記第1の抵抗と
前記第二の抵抗との間に介挿された第1の電界効果型ト
ランジスタと、増幅回路とを具備し、電源端子に前記第
1の抵抗の一方が接続され、他方が前記第1の電界効果
型トランジスタのドレイン端子および半導体増幅回路の
出力端子に接続され、接地点に前記第2の抵抗の一方接
続され、他方が半導体増幅回路の入力端子と、前記第1
の電界効果型トランジスタのソース端子と、前記増幅回
路の入力端子とに接続され、前記第1の電界効果型トラ
ンジスタのゲート端子が前記増幅器の出力端子と接続さ
れているため、半導体増幅器の入力端子に増幅回路を接
続したので、入カインビーダンスは増幅回路の利得に反
比例し低減され、入力容量による帯域劣化の影響を抑え
ることができ、さらに、増幅器挿入により入カインピー
ダンスが低減されたため、入力段の第1の電界効果型ト
ランジスタのドレイン電流を少なくしても周波数の帯域
劣化がないので、ドレイン電流および半導体増幅器の入
力端子に接続された定電流源を小電流化でき、半導体増
幅器内で発生するノイズが低減でき受信感度が向上する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による半導体増幅回路の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の図1に示される実施形態による半導
体増幅回路の小信号等価回路図である。
【図3】 本発明の第一の実施形態による半導体増幅回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第二の実施形態による半導体増幅回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第三の実施形態による半導体増幅回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第四の実施形態による半導体増幅回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図7】 従来の半導体増幅回路の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
R1、R2 抵抗 Q1 バイポーラトランジスタ OP1 アンプ IN1 入力端子 OUT2 出力端子 C1 入力容量 R11、R12、R13 抵抗 Q11、Q12 バイポーラトランジスタ IN11 入力端子 OUT11 出力端子 QC23 電界効果トランジスタ IN21 入力端子 OUT21 出力端子 D31 ダイオード IN31 入力端子 OUT31出力端子 QC41、QC42 電界効果トランジスタ IN41 入力端子 OUT41 出力端子 VDD、VCC 電源端子 GND 接地点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 弘和 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の抵抗と、 第2の抵抗と、 前記第1の抵抗と前記第二の抵抗との間に介挿された第
    1のバイポーラトランジスタと、 増幅回路と、 を具備し、 電源端子に前記第1の抵抗の一方が接続され、他方が前
    記第1のバイポーラトランジスタのコレクタ端子および
    半導体増幅回路の出力端子に接続され、接地点に前記第
    2の抵抗の一方接続され、他方が半導体増幅回路の入力
    端子と、前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタ
    端子と、前記増幅回路の入力端子とに接続され、前記第
    1のバイポーラトランジスタのベース端子が前記増幅器
    の出力端子と接続されていることを特徴とする半導体増
    幅器。
  2. 【請求項2】 第1の抵抗と、 第2の抵抗と、 前記第1の抵抗と前記第二の抵抗との間に介挿された第
    1の電界効果型トランジスタと、 増幅回路と、 を具備し、 電源端子に前記第1の抵抗の一方が接続され、他方が前
    記第1の電界効果型トランジスタのドレイン端子および
    半導体増幅回路の出力端子に接続され、接地点に前記第
    2の抵抗の一方接続され、他方が半導体増幅回路の入力
    端子と、前記第1の電界効果型トランジスタのソース端
    子と、前記増幅回路の入力端子とに接続され、前記第1
    の電界効果型トランジスタのゲート端子が前記増幅器の
    出力端子と接続されていることを特徴とする半導体増幅
    器。
  3. 【請求項3】 前記第二の抵抗の代わりにゲート端子が
    電源端子に接続された電界効果型トランジスタを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体増幅器。
  4. 【請求項4】 前記増幅器が第3の抵抗と前記第2のバ
    イポーラトランジスタとで構成されるエミッタ接地増幅
    回路であることを特徴とする請求項1または請求項3記
    載の半導体増幅器。
  5. 【請求項5】 前記増幅器が第3の抵抗と前記第2の電
    界効果トランジスタとで構成されるソース接地型増幅回
    路であることを特徴とする請求項2記載の半導体増幅
    器。
  6. 【請求項6】 第1および第2のバイポーラトランジス
    タがNPN型であることを特徴とする請求項1、請求項
    3または請求項4記載の半導体増幅器。
  7. 【請求項7】 第1および第2の電界効果型トランジス
    タがNチャンネル型であることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項5記載の半導体増幅器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008123624A1 (ja) * 2007-04-02 2008-10-16 Niigata Seimitsu Co., Ltd. 低雑音増幅器
US20230327775A1 (en) * 2020-09-08 2023-10-12 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical Burst Transmitter

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