JPH10174861A - マイクロカプセル及びマイクロカプセルの製造方法 - Google Patents

マイクロカプセル及びマイクロカプセルの製造方法

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JPH10174861A
JPH10174861A JP8354536A JP35453696A JPH10174861A JP H10174861 A JPH10174861 A JP H10174861A JP 8354536 A JP8354536 A JP 8354536A JP 35453696 A JP35453696 A JP 35453696A JP H10174861 A JPH10174861 A JP H10174861A
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JP
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emulsion
hydrophilic
substance
microcapsules
weight
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JP8354536A
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English (en)
Inventor
Ryoji Yasue
良司 安江
Kentarou Kiyama
健太郎 貴山
Taku Akamatsu
卓 赤松
Kazuo Nagaai
一雄 永合
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 化粧品等の有効成分を含有する親水性芯
物質からなる内水相2を油分と所定の乳化剤とを含む油
相3に乳化させたW/O型エマルション粒子4を、温度
変化によりゲル化する水溶性高分子化合物からなる親水
性膜形成物質を含む外水相に分散・乳化して形成された
W/O/W型エマルションに温度変化を加えて外水相の
親水性膜形成物質を固化して、上記W/O型エマルショ
ン粒子4を覆って親水性膜形成物質のマイクロカプセル
膜5を形成したW/O/W膜型構造多核型のマイクロカ
プセル1。 【効果】 本発明によれば、化粧品等の有効成分又は生
理活性物質として使用される親水性物質を安定性よく内
包すると共に、その親水性物質を好適に放出することが
できる親水性芯物質含有多核型のマイクロカプセルを安
定的に、且つ効率よく調製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的又は物理的
に不安定であったり、苦みや異臭を有する親水性芯物質
をマイクロカプセル化した親水性芯物質含有多核型の化
粧品、医薬品又は食品用のマイクロカプセル、及び親水
性芯物質をW/O/W型複合エマルションを利用して、
安定的に、且つ効率よく親水性芯物質含有多核型マイク
ロカプセルに調製することができるマイクロカプセルの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、マイクロカプセルは、医薬品、農薬、食品、接着
剤、液晶などの多岐にわたる分野で検討され、種々の製
品が実用化又は実用化試験に至っているが、化学的又は
物理的に不安定であったり、苦みや異臭を有する、化粧
品、医薬品及び食品等に有効成分又は生理活性物質とし
て使用される親水性物質を芯物質としたものについて
は、その安定性及び放出性に改良の余地があった。
【0003】即ち、従来のマイクロカプセルの製法を、
大きく分けると、界面重合法,in−situ重合法等
の化学的な方法、コアセルベーション法,界面沈殿法,
液中乾燥法,オリフィス法等の物理化学的方法、噴霧乾
燥法,乾式混合法等の機械的な方法の3つに分類され
る。これらの中でも、親水性物質をマイクロカプセル化
する方法としては、界面重合法、in−situ重合
法、液中乾燥法、オリフィス法、コアセルベーション法
等を採用することが提案されている。
【0004】しかし、界面重合法によりマイクロカプセ
ルを製造する提案としては、具体的には、油溶性の多価
イソシアネートと水溶性の多価アミン、油溶性のエポキ
シ樹脂と水溶性の多価アミンとの界面での反応より膜を
形成するため、緻密な膜にならずに多孔性の膜を形成す
るために安定性が劣る。また、このようなマイクロカプ
セルを人体等に使用する場合には、未反応物が水中又は
油中に残存する可能性があり安全性に問題がある。
【0005】一方、高分子重合反応を利用しない方法と
しては、具体的には、特開昭60−48923号及び特
開昭63−36290号公報に、液中乾燥法を利用した
例が挙げられており、これらの場合、水溶性物質又は固
体を芯物質とすると共に、高分子重合体を含む有機溶剤
液を油層としてW/O型エマルションを調製し、次い
で、このW/O型エマルションと界面活性剤を含む水溶
液とで2次乳化させてW/O/W型複合エマルションを
調製し、得られたW/O/W型複合エマルションから有
機溶剤を蒸発させた後、分離、洗浄、乾燥して、水溶性
物質又は固体を芯物質としたマイクロカプセルを得る方
法が記載されている。しかしながら、これらの方法によ
り製造されるマイクロカプセルは、徐放性マイクロカプ
セルとして利用されているが、芯物質が膜外に散逸しや
すく、芯物質が有効にマイクロカプセル化されないなど
の問題がある。
【0006】また、特開昭51−8176号、特開昭5
2−148635号、特開昭58−22062号及び特
開昭57−19032号公報には、多重の同心円を有す
るノズルを用いて、マイクロカプセルの芯物質、膜物質
及び加熱加圧空気を、それぞれのノズルから噴出してカ
プセルを得る方法が記載されている。しかしながら、こ
れらの方法により製造されるマイクロカプセルは、カプ
セル粒径が比較的大きく、ワックスや固体脂肪酸を使用
した場合には芯物質を放出させにくい欠点がある。
【0007】更に、ゼラチンによるコアセルベーション
法によりW/O型エマルションをカプセル化する提案が
特公昭37−3874号及び特公昭37−3875号公
報等に記載されているが、これらの場合、W/O型エマ
ルションを調製する際に配合する界面活性剤により、ゼ
ラチンのコアセルベートがW/O型エマルションに吸着
するのを阻害したり、低濃度のマイクロカプセル分散液
しか得られないなどの欠点がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、化粧品、医薬品及び食品等の有効成分又は生理活性
物質として用いられる親水性物質を安定性よく内包する
と共に、その親水性物質を好適に放出することができる
親水性芯物質含有多核型の化粧品、医薬品又は食品用の
マイクロカプセル、及び上記のような親水性芯物質をW
/O/W型複合エマルションを利用して、安定的に、且
つ効率よく親水性芯物質含有多核型マイクロカプセルに
調製することができるマイクロカプセルの製造方法を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、化粧品、医薬品、食品等の有効成分又は生理活性物
質として使用される親水性物質を特定構造のW/O/W
型複合エマルションを利用することによって、上記親水
性物質を安定性よく、且つ効率的にマイクロカプセル化
することができ、親水性芯物質を放出し易い親水性芯物
質含有多核型のマイクロカプセルが得られることを知見
し、本発明をなすに至った。
【0010】即ち、本発明は、(1)化粧品、医薬品又
は食品用の有効成分を含有する親水性芯物質からなる内
水相を油分とグリセリン高級脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン高級脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステル及び蔗糖脂肪酸ポリエステルからなる
群から選ばれる1種又は2種以上の乳化剤とを含む油相
に乳化させたW/O型エマルション粒子を、更に温度変
化によりゲル化する水溶性高分子化合物からなる親水性
膜形成物質を含む外水相に分散・乳化して形成されたW
/O/W型エマルションに温度変化を加えて上記外水相
の親水性膜形成物質を固化することにより、上記W/O
型エマルション粒子を覆って上記親水性膜形成物質のマ
イクロカプセル膜を形成してなることを特徴とするW/
O/W膜型構造多核型のマイクロカプセル、及び(2)
親水性芯物質を含有する内水相を油分及び乳化剤を含む
油相に乳化させてW/O型エマルションを形成した後、
このW/O型エマルションを温度変化によりゲル化する
水溶性高分子化合物の親水性膜形成物質を含有する外水
相に分散・乳化させて、上記W/O型エマルション粒子
を分散質とするW/O/W型複合エマルションを形成
し、次いで温度変化を加えることによって、上記W/O
/W型複合型エマルション粒子の外水相の親水性膜形成
物質を固化させて、上記W/O型エマルション粒子を覆
って上記親水性膜形成物質のマイクロカプセル膜を形成
することによりW/O/W膜型構造多核型のマイクロカ
プセルを製造する際に、上記W/O型エマルションを形
成する際の内水相の配合量をa、油相の配合量をb、W
/O/W型複合エマルションを形成する際のW/O型エ
マルションの配合量をc、外水相の配合量をdとしたと
き、b/aの比を0.25〜20とすると共に、d/c
の比を1〜100とし、且つ上記マイクロカプセルの平
均カプセル径をA、内包されるW/O型エマルション粒
子の平均粒子径をB、内水相粒子の平均粒子径をCとし
たとき、W/O型エマルション粒子をC/Bの比率が0
より大きく1/10以下となるように形成すると共に、
W/O/W膜型構造多核型のマイクロカプセルをAが5
0〜3000μmであり、且つB/Aの比率が0より大
きく1/10以下となるように形成することを特徴とす
るマイクロカプセルの製造方法を提供する。
【0011】以下、本発明につき図面を用いて更に詳細
に説明する。図1は、本発明のマイクロカプセルの構成
例を示したものである。このマイクロカプセル1は、親
水性物質を含有する内水相粒子2を分散質として油分及
び乳化剤を含む油相3に分散したW/O型エマルション
粒子4を、更に特定の親水性膜形成物質からなるマイク
ロカプセル膜5により内包したW/O/W膜型構造多核
型のマイクロカプセルである。
【0012】ここで、本発明のマイクロカプセルの芯物
質となる親水性芯物質としては、化粧品、医薬品、食品
等の有効成分又は生理活性物質として使用される物質を
挙げることができ、具体的には、例えばアスコルビン
酸,アスコルビン酸ナトリウム,ビタミンB類等の水溶
性ビタミン類、リパーゼ,プロテアーゼ,デキストラナ
ーゼ等の水溶性酵素類、アニオン性界面活性剤,カチオ
ン性界面活性剤,ノニオン性界面活性剤等の界面活性
剤、フッ化ナトリウム、乳酸、水溶性色素、植物抽出液
などを挙げることができ、これらは1種単独で又は2種
以上を適宜組み合わせて使用することができる。なお、
本発明のマイクロカプセルは、上記親水性芯物質を水に
溶解して内水相とするに当たり、本発明の目的を妨げな
い範囲で上記親水性芯物質に加えて他の物質を通常量で
配合することもでき、例えば安定化剤としてキサンタン
ガム、ゼラチン、ペクチン、メチルセルロース等の水溶
性高分子を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて
配合することもでき、また、蔗糖、グルコース等の糖類
を1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合する
こともできる。
【0013】上記親水性芯物質の配合量は、その種類、
用途により適宜選定することができるが、マイクロカプ
セル全量に対して、0.01〜10%(重量%、以下同
様)、特に0.1〜8%程度が望ましい。親水性芯物質
の配合量が少なすぎると十分な有効性、生理活性等が得
られない場合があり、親水性芯物質の配合量が多すぎる
とマイクロカプセル化が困難となる場合がある。また、
同様の理由により、上記親水性芯物質からなる内水相の
配合量は、マイクロカプセル全量に対して、2〜40
%、特に5〜35%程度が望ましい。
【0014】本発明に用いる油分としては、上記のよう
な有効成分又は生理活性物質を芯物質とするマイクロカ
プセルの用途、目的の点から、食用、飲用、皮膚塗布用
などとして利用することができ、親水性芯物質の安定性
などを阻害することなく包含することができるものが使
用され、このような油分として、例えばコーン油,大豆
油,落花生油,綿実油等の植物油、牛脂,豚脂,イカ
油,鯨油等の動物油、中鎖トリグリセリド等の合成油な
どを挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0015】上記油分の配合量は、その種類等により適
宜選定することができるが、マイクロカプセル全量に対
して、2〜40%、特に4〜30%程度が望ましい。上
記範囲外では、エマルション形成が困難となる場合があ
る。
【0016】本発明に用いる乳化剤としては、上記のよ
うな有効成分又は生理活性物質を芯物質とするマイクロ
カプセルの用途、目的の点から、W/O型エマルション
を形成することができ、且つ食用、飲用、皮膚塗布等が
可能なものが使用されるが、本発明の場合、特にこのよ
うな乳化剤として、グリセリン高級脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン高級脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステル及び蔗糖脂肪酸ポリエステルが
好適に使用され、グリセリン高級脂肪酸エステルとして
は、グリセリンと炭素数6〜20、特に8〜18の脂肪
酸とのエステル、ポリグリセリン高級脂肪酸エステルと
しては、グリセリンの重合度が2〜12、特に4〜10
のポリグリセリンと炭素数6〜20、特に8〜18の脂
肪酸とのエステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルとしては、グリセリンの重合度が2〜12、特
に4〜10のポリグリセリンと縮合リシノレイン酸との
エステル、蔗糖脂肪酸ポリエステルとしては、蔗糖と炭
素数6〜20、特に8〜18の脂肪酸とのエステル組成
が、モノエステルが40%以下でかつジ、トリ以上のも
のが60%以上であるものが挙げられる。
【0017】これらの化合物としては、より具体的に
は、グリセリン高級脂肪酸エステルとして、モノグリセ
リルステアレート,モノグリセリルオレエート,モノグ
リセリルパルミテート等、ポリグリセリン高級脂肪酸エ
ステルとして、デカグリセリンデカステアリン酸エステ
ル,ヘキサグリセリントリステアリン酸エステル,ヘキ
サグリセリンペンタステアリン酸エステル,テトラグリ
セリンモノステアリン酸エステル,テトラグリセリント
リステアリン酸エステル,テトラグリセリンペンタステ
アリン酸エステル,デカグリセリンデカオレイン酸エス
テル,デカグリセリンモノカプリル酸エステル,ヘキサ
グリセリンペンタオレイン酸エステル,テトラグリセリ
ンモノオレイン酸エステル,テトラグリセリンペンタオ
レイン酸エステル等、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステルとして、ヘキサグリセリン縮合リシノレイン
酸エステル,テトラグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テル等、蔗糖脂肪酸ポリエステルとして、蔗糖ステアリ
ン酸ポリエステル,蔗糖パルミチン酸ポリエステル,蔗
糖オレイン酸ポリエステル,蔗糖ラウリン酸ポリエステ
ル,蔗糖ベヘニン酸ポリエステル,蔗糖エルカ酸ポリエ
ステル等が挙げられ、これらの中でも、特にヘキサグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステル,テトラグリセリン
縮合リシノレイン酸エステル等のポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸エステルがより好適に使用される。上記乳
化剤は、その1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わ
せて使用することができる。なお、本発明の場合、上記
乳化剤以外の乳化剤を適宜選定して併用することもでき
る。
【0018】上記乳化剤の配合量は、その種類等により
適宜選定することができるが、W/O型エマルション全
量に対して、0.1〜10%、特に0.5〜5%程度が
望ましい。乳化剤の配合量が少なすぎるとエマルション
形成が困難となる場合があり、配合量が多すぎると例え
ば親水性芯物質の含有量が低下したり、原料費が高くな
る場合がある。また、同様の理由により、油相における
上記油分と乳化剤との重量割合は、油分/乳化剤が95
/5〜50/50、特に80/20〜60/40程度が
望ましく、上記内水相との割合は、油相/内水相が0.
25〜20、特に0.3〜10であることが望ましい。
【0019】なお、本発明の場合、上記油分と乳化剤と
を含む油相を調製するに当たり、本発明の目的を損なわ
ない範囲で他の油性成分を配合することができる。
【0020】本発明における親水性膜形成物質として
は、低温から高温又は高温から低温の温度変化によって
ゲル化する水溶性高分子化合物が使用され、上記のよう
な有効成分又は生理活性物質を芯物質とするマイクロカ
プセルの用途、目的の点から、食用、飲用、皮膚塗布等
が可能なものが望ましく、例えばゼラチン、寒天、カラ
ギーナン、ジェランガム、ポリビニルアルコール、メチ
ルセルロース、グルコマンナン、カードラン及びファー
セランの1種又は2種以上が好適に使用される。なお、
上記水溶性高分子化合物の場合、ゼラチン、寒天、カラ
ギーナン、ジェランガム、グルコマンナン及びファーセ
ランは、高温から低温への温度変化によってゲル化する
ものであり、更にカラギーナン(カッパカラギーナン)
はカリウムイオン、ファーセランはアルカリの存在下で
それぞれゲル化する。また、ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース及びカードランは、低温から高温への温
度変化によってゲル化する。
【0021】上記親水性膜形成物質の配合量は、その種
類等により適宜選定することができるが、マイクロカプ
セル全量に対して、0.5〜20%、特に1〜15%程
度が望ましい。親水性膜形成物質の配合量が少なすぎる
とマイクロカプセル化が困難となる場合があり、親水性
膜形成物質の配合量が多すぎると、親水性芯物質の良好
な放出性が得られない場合がある。なお、同様の理由に
より、W/O/W膜型複合エマルションにおける上記親
水性膜形成物質からなる外水相と上記内水相と油相とか
らなるW/O型エマルションとの重量割合は、外水相/
(W/O型エマルション)が1〜100、特に2〜10
であることが望ましい。
【0022】なお、本発明の場合、上記親水性膜形成物
質を水等の水性溶媒に溶解して外水相を調製するに当た
り、本発明の目的を損なわない範囲で他の水溶性成分を
配合することができる。
【0023】次に、本発明のマイクロカプセルの製造方
法は、適宜選定された親水性芯物質を含有する内水相成
分と油分及び乳化剤を含む油相成分とを混合乳化して、
油相中に内水相が分散・乳化したW/O型エマルション
を形成した後、このW/O型エマルションを更に親水性
膜形成物質を含有する外水相に混合乳化して、W/O型
エマルション粒子4を分散質として外水相中に分散・乳
化したW/O/W型複合エマルションを形成し、次いで
このW/O/W型複合型エマルションの粒子の親水性膜
形成物質を含有する外水相を温度変化を加えることによ
って固化させて、W/O型エマルション粒子4を覆って
親水性膜形成物質のマイクロカプセル膜5を形成するも
のであり、本発明の製造方法の親水性芯物質、油分、乳
化剤及び親水性膜形成物質としては、上述したものと同
様のものを好適に使用することができ、上記と同様の理
由により、W/O型エマルションを形成する際の内水相
の配合量をa、油相の配合量をb、W/O/W型複合エ
マルションを形成する際のW/O型エマルションの配合
量をc、外水相の配合量をdとするとき、b/aの比が
0.25〜20、好ましくは0.3〜10であり、且つ
d/cの比が1〜100、好ましくは2〜10とする。
本発明の製造方法は、このような製造方法において、特
に内水相と油相とからなるW/O型エマルション粒子を
形成するに当たり、内水相粒子2の平均粒子径(図中、
矢印x)をC、W/O型エマルション粒子4の平均エマ
ルション径(図中、矢印y)をBとした時、C/Bの比
率が0より大きく1/10以下、特に1/400〜1/
15となるようにエマルション粒子4を形成すると共
に、マクロカプセル1を形成するに当たり、マクロカプ
セル1の平均カプセル径(図中、矢印z)をAとした
時、Aが50〜3000μm、特に100〜2000μ
mであり、且つB/Aの比率が0より大きく1/10以
下、特に1/200〜1/30となるように形成するも
のである。上記範囲以外では、親水性芯物質を安定的
に、且つ高カプセル化率でW/O/W膜型構造多核型の
マイクロカプセルに調製することが困難となる。
【0024】本発明の製造方法により、上記のような粒
子、マイクロカプセルの径比率を有するW/O型エマル
ション及びマイクロカプセルを製造するには、W/O型
エマルション及びW/O/W型複合エマルションを形成
する際の剪断力を調節することによって、目的とする粒
子、マイクロカプセルの径比率を有するW/O型エマル
ション及びマイクロカプセルを調製することができる。
【0025】具体的には、例えば適宜成分を添加した水
に上記親水性芯物質を常法により溶解して水相を調製す
ると共に、上記油分及び乳化剤を混合して油相を調製し
た後、これらを上記配合割合で撹拌容器内に仕込み、こ
の系に所定の剪断力を加えて撹拌する。ここで使用され
る撹拌装置は、その機種は特に制限されないが、系の粘
度がW/O型エマルションのW/O比により、高粘度に
なる場合もあることを考慮すれば、高粘度物を全体混合
でき、且つW/O型エマルションの内水相粒子径を細か
くすることができる剪断力の高い羽根を有するものが望
ましい。ここで、撹拌装置のタイプとしては、1組の羽
根によって剪断力を確保する装置と複数組の羽根によっ
て剪断力を確保する装置との2種類に大別できる。本発
明の製造方法においてW/O型エマルションを形成させ
るためには、強い剪断力をかけることができ、全体混合
ができるタイプのものが好ましい。一方、W/O/W型
複合エマルションを形成させる際に剪断力が強すぎると
W/O型エマルションが破壊されてしまい、一方、剪断
力が弱すぎるとW/O/W型複合エマルションが形成し
難くなるので、このような問題が生じない程度の剪断力
をかけることができるタイプのものが好ましい。
【0026】以下、W/O型エマルションを形成させる
装置及び製造条件とW/O/W型複合エマルションを形
成させる装置及び製造条件とに分けて本発明の製造方法
を図面を用いて説明する。
【0027】まず、W/O型エマルションを形成させる
装置としては、複数組の羽根を備えた装置が好適に使用
され、例えば図2に示すように、強い剪断力をかけるこ
とができる羽根12とその周囲を囲う内径D´のステー
ター13、全体混合を行うことができる掻き取り型の羽
根14とを備えた装置が使用される。このような装置の
場合、撹拌特性を考えると、剪断力は撹拌槽11内での
羽根12先端の周速が支配的であるので、強い剪断力を
付加するには羽根12先端の周速に着目する必要があ
り、この場合、強い剪断力を付加するには、羽根12先
端の周速Ut[m/s]のレベルを2m/s以上、好ま
しくは4m/s以上30m/s以下、より好ましくは6
m/s以上25m/s以下とすることが好ましい。な
お、羽根12先端の周速Utは、下記式により算出する
ことができる。
【0028】Ut=π×n×d n:羽根回転数[rps],d:羽根径[m]
【0029】また、この装置の場合、上記周速Utに着
目すると共に、羽根12の周囲を囲うステーター13の
内径D´に関するファクターを考慮する必要があり、そ
のためには下記式で定義される見掛けの剪断速度を40
0〜30,000[s-1]程度とすることが好ましい。
【0030】見掛けの剪断速度=Ut/(D´−d) Ut:周速[m/s],d:羽根径[m],ステーター
内径:D´[m]
【0031】また、複数組の羽根を備えた装置の場合、
上記装置とは別に図3に示すように、強い剪断力をかけ
ることができる羽根12と全体混合を行うことができる
掻き取り型の羽根14とを備えた装置も使用される。こ
のような装置の場合、強い剪断力を付加するには、上記
のように羽根12先端の周速に着目する必要があり、そ
の程度は、Ut[m/s]のレベルを0.5m/s以
上、好ましくは0.7m/s以上6m/s以下、より好
ましくは1m/s以上5m/s以下とすることが好まし
い。
【0032】上記のような複数組の羽根を備えた装置に
おいて、上記撹拌特性を付与できる羽根12としては、
ホモミキサー、ディスパーミキサー等が例示されるが、
通常これらの羽根径と撹拌層径との比D/dは、0.1
〜0.5程度であり、系の粘度がW/O型エマルション
のW/O比により高くなることを考慮すれば、このよう
な羽根12のみでは撹拌槽全体を混合するには力不足で
ある。そこで、高粘度物の混合に適した掻き取り型の羽
根14が好適に使用されるが、この場合、強い剪断力を
付加する羽根12に効率的に液を供給するためには、掻
き取り型の羽根14の先端の周速として0.5m/s以
上の流動を付加することが好ましい。
【0033】上記のような撹拌特性を有する装置として
は、例えばアジホモミキサー、ハイブリードミキサー、
逆流ミキサー等が好適に使用される。
【0034】上記のような撹拌装置を用いて、上記剪断
力を加えて撹拌することによって、上記構成のW/O型
エマルションを形成することができるが、この場合、撹
拌温度は10〜80℃、特に30〜60℃程度、撹拌時
間は1〜120分間、特に5〜90分間程度が好適であ
る。
【0035】次に、W/O/W型複合エマルションを調
製する際に使用される撹拌装置は、1組の羽根で全体混
合と上記のような問題が生じない程度の剪断力を確保で
きるものが好ましく、このような装置として、例えば図
4に示すような装置が使用され、この装置の場合、上記
と同様に剪断力は撹拌槽11内での羽根12先端の周速
が支配的であり、全体混合については、撹拌槽11全体
における単位液体積当たりの羽根12の回転による動力
や撹拌槽11全体における単位液体積当たりの羽根12
の吐出量が支配的である。従って、このような装置のに
おいて、W/O型エマルションを破壊せず、且つW/O
/W型複合エマルションを形成し易い剪断力を付加する
には、羽根12先端の周速Ut[m/s]のレベルが、
装置の大きさにはかかわらず0.5m/s以上6m/s
以下、好ましくは0.7m/s以上6m/s以下、より
好ましくは1m/s以上5m/s以下とすることが好ま
しい。
【0036】また、この装置の場合、全体混合力を確保
するには、装置の大きさに関するファクターを考慮する
必要があり、そのためには、上記D´に代えて撹拌槽の
内径Dを用いて算出された見掛けの剪断速度によって規
定することが望ましい。上記のような装置の場合、羽根
12先端の周速Utを一定にすると、装置が大きくなる
につれて、羽根12と撹拌槽11との間の距離が大きく
なり、見掛けの剪断速度の値は小さくなるものである。
このような見掛けの剪断速度を用いて上記剪断力を規定
する場合、見掛けの剪断速度が0.5〜600[s-1
程度とすることが好ましい。
【0037】また、剪断力と全体混合の同時確保をする
には、羽根径dと撹拌槽径Dとの比d/Dを0.2以上
にすることが好ましい。なお、その上限は0.9である
ことが望ましい。このような撹拌特性を有する具体的な
装置としては、例えばパドル、プロペラ、タービン等を
使用した撹拌機が好適である。
【0038】上記のような撹拌装置を用いて、上記剪断
力を加えて撹拌することによって、上記構成のW/O/
W型複合エマルションを形成することができるが、この
W/O/W型複合エマルションを形成する場合、上記撹
拌装置に形成されたW/O型エマルションと上記親水性
膜形成物質を適宜成分が添加された水に溶解した外水相
とを、上記W/O型エマルションとの配合割合となるよ
うに仕込み、更に親水性膜形成物質の種類により必要に
応じて上記乳化剤を適宜量、例えばW/O型エマルショ
ンと上記外水相との合計量に対して0.1〜5%程度を
加え、次いで上記剪断力を付加した状態で撹拌すること
によって、所望のエマルション径/マイクロカプセル径
となるマイクロカプセルを形成することができるW/O
/W型複合エマルションが形成される。この工程におけ
る撹拌温度は35〜90℃、特に45〜80℃程度、撹
拌時間は1〜120分間、特に5〜90分間程度が好適
である。なお、上記構成のW/O/W膜型マイクロカプ
セルを形成するに当たり、マクロカプセルの平均カプセ
ル径が50〜3000μm、特に100〜2000μm
であることを考慮すれば、W/O/W型複合エマルショ
ン中のW/O型エマルション粒子径は、5〜300μ
m、特に10〜200μmであることが好ましい。
【0039】本発明の製造方法において、このW/O/
W型複合エマルションの粒子の親水性膜形成物質を含有
した外水相を固化して、マイクロカプセル化する方法と
しては、エマルションの組成等により公知の方法を適宜
選定することができるが、本発明の場合、上記W/O/
W型複合エマルションを更に適宜油分、例えばコーン
油,大豆油,落花生油,綿実油等の植物油、牛脂,豚
脂,イカ油,鯨油等の動物油、中鎖トリグリセリド等の
合成油などを必要に応じて適宜乳化剤、例えばグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗
糖脂肪酸エステル等を油分/乳化剤=0.1〜5、特に
0.5〜3程度で混合した外油相成分をW/O/W型複
合エマルション全量に対して1〜40%、特に10〜2
0%程度配合して、例えば図4に示したように1組の羽
根で全体混合と剪断力を確保する装置を使用する場合、
剪断力として羽根先端の周速を0.5〜6[m/s]、
見掛けの剪断速度を0.5〜600[s-1]を付加して
W/O/W/O型複合エマルションを形成する。剪断力
が弱すぎるとカプセルが凝集する場合があり、強すぎる
とカプセルが破壊する場合がある。上記エマルションを
形成した後、このW/O/W/O型複合エマルションを
親水性膜形成物質が固化するように親水性膜形成物質の
ゲル化温度以下、例えばゲル化温度より1〜20℃、特
に5〜15℃以下に冷却、又は親水性膜形成物質のゲル
化温度以上、例えばゲル化温度より1〜20℃、特に5
〜15℃以上に加温することによって外水相を固化させ
て、マイクロカプセル膜を形成した後、外油相を例えば
減圧濾過により、油分を除去した後、石油エーテル、ヘ
キサン等の溶剤を用いてマイクロカプセル膜の膜壁の油
分を洗浄して、油分を除去する方法が好適に採用され
る。
【0040】また、W/O/W型複合エマルションをス
プレークーリングする方法も好適に採用され、この場
合、例えば図5に示すように、タワー21内の上部にフ
ィード22を備えたアトマイザー23が配設されたマイ
クロカプセル化装置を使用して、フィード22を経て供
給されたW/O/W型複合エマルションをアトマイザー
23より、線速0.1〜2m/s、特に0.2〜1m/
s程度で上記のゲル化点温度以下(又は以上)に調節さ
れたタワー21内に噴霧することによって、外水相を固
化させて、マイクロカプセル膜を形成する方法が好適に
採用される。
【0041】なお、本発明の製造方法は、上述した本発
明のマイクロカプセルを好適に製造することができるも
のであるが、他の構成の親水性芯物質含有多核型のW/
O/W膜型のマイクロカプセルの製造方法としても好適
なものである。
【0042】
【発明の効果】本発明のマイクロカプセルによれば、化
粧品、医薬品及び食品等の有効成分又は生理活性物質と
して使用される親水性物質を安定性よく内包すると共
に、その親水性物質を好適に放出することができる親水
性芯物質含有多核型のマイクロカプセルを得ることがで
き、また、本発明のマイクロカプセルの製造方法によれ
ば、上記のような親水性芯物質を安定的に、且つ効率よ
く親水性芯物質含有多核型マイクロカプセルとして調製
することができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0044】[実施例1]アスコルビン酸20.0重量
%、ソルビトール5.0重量%、キサンタンガム0.2
重量%を精製水74.8重量%に撹拌機を用いて60℃
で溶解して、芯物質(内水相)となるアスコルビン酸水
溶液を調製した。次に、アスコルビン酸水溶液20.0
重量部、油相(中鎖トリグリセリド、商品名ODO、日
清製油(株)(以下、MCT)85.0重量%、ポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステル:ヘキサグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステル15.0重量%)20.
0重量部を用いて、ホモミキサー(特殊機化(株))を
使用して、羽根先端の周速2m/s、60℃で10分間
撹拌して、W/O型エマルションを調製した後、予め溶
解しておいた20%ゼラチン水溶液70.0重量部にこ
のW/O型エマルション30.0重量部を添加し、パド
ル撹拌により、羽根先端の周速2m/s、60℃で40
分間撹拌してW/O/W型複合エマルションを調製し
た。更に、このW/O/W型複合エマルション10.0
重量部をコーン油50.0重量部中に添加し、上記パド
ル撹拌を用いて羽根先端の周速3m/s、60℃で10
分間撹拌して、所定粒径のW/O/W/O型複合エマル
ションを調製した後、このW/O/W/O型複合エマル
ションを撹拌しながら20℃まで冷却してゼラチンを固
化させた。冷却後、W/O/W型複合エマルションの分
散媒として利用したコーン油を吸引濾過により分離した
後、石油エーテルにて洗浄して、アスコルビン酸水溶液
のマイクロカプセルを調製した。
【0045】この時のマイクロカプセルの平均カプセル
径は500μm、上記B/A=1/10、上記C/B=
1/50でカプセル化率は99%であった。
【0046】[実施例2]デキストラナーゼ5.0重量
%、ショ糖5.0重量%、キサンタンガム0.2重量%
を精製水89.8重量%に撹拌機を用いて35℃で溶解
して、芯物質となるデキストラナーゼ水溶液を調製し
た。次に、デキストラナーゼ水溶液20.0重量部、油
相(コーン油80.0重量%、オレイン酸モノグリセリ
ド20.0重量%)10.0重量部の割合で配合して、
ホモミキサー(特殊機化(株))を使用して羽根先端の
周速4m/s、35℃で2分間撹拌し、W/O型エマル
ションを調製した後、予め溶解しておいた20%ゼラチ
ン水溶液30.0重量部にこのW/O型エマルション1
0.0重量部を添加して、上記パドル撹拌を用いて羽根
先端の周速6m/s、40℃で10分間撹拌してW/O
/W型複合エマルションを調製した。更に、このW/O
/W型複合エマルション30.0重量部をコーン油7
0.0重量部中に添加して、上記パドル撹拌を用いて羽
根先端の周速4m/s、60℃で10分間撹拌して、所
定粒径のW/O/W/O型複合エマルションを調製した
後、このW/O/W/O型複合エマルションを撹拌しな
がら20℃まで冷却して、ゼラチンを固化させた。冷却
後、W/O/W型複合エマルションの分散媒として利用
したコーン油を吸引濾過により分離した後、石油エーテ
ルにて洗浄して、デキストラナーゼ水溶液のマイクロカ
プセルを調製した。
【0047】この時のマイクロカプセル平均粒子径は3
00μm、B/A=1/30、C/B=1/100でカ
プセル化率は95%であった。
【0048】[実施例3]フッ化ナトリウム10.0重
量%、ソルビトール10.0重量%、グアガム0.2重
量%を精製水79.8重量%に撹拌機を用いて60℃で
溶解して、芯物質となるフッ化ナトリウム水溶液を調製
した。次に、フッ化ナトリウム水溶液20.0重量部、
油相(MCT75.0重量%、ポリグリセリン縮合リシ
ノレイン酸エステル:テトラグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステル25.0重量%)25.0重量部の割合で
配合して、上記ホモミキサー(特殊機化(株))を使用
して羽根先端の周速3m/s、60℃で60分間撹拌し
て、W/O型エマルションを調製した後、予め溶解して
おいた2%寒天水溶液20.0重量部にこのW/O型エ
マルション10.0重量部を添加して、上記パドル撹拌
を用いて羽根先端の周速1m/s、60℃で60分間撹
拌してW/O/W型複合エマルションを調製した。更
に、このW/O/W型複合エマルション10.0重量部
をコーン油100.0重量部中に添加して、上記パドル
撹拌を用いて羽根先端の周速1m/s、60℃で10分
間撹拌して、所定粒径のW/O/W/O型複合エマルシ
ョンを調製した後、このW/O/W/O型複合エマルシ
ョンを撹拌しながら20℃まで冷却して、寒天を固化さ
せた。冷却後、W/O/W型複合エマルションの分散媒
として利用したコーン油を吸引濾過により分離した後、
石油エーテルにて洗浄して、フッ化ナトリウム水溶液の
マイクロカプセルを調製した。
【0049】この時のマイクロカプセルの平均粒子径は
1000μm、B/A=3/100、C/B=1/15
でカプセル化率は、95%であった。
【0050】[実施例4]アスコルビン酸ナトリウム2
0.0重量%、ショ糖5.0重量%、キサンタンガム
0.2重量%を精製水74.8重量%に撹拌機を用いて
60℃で溶解し、芯物質となるアスコルビン酸ナトリウ
ム水溶液を調製した。次に、アスコルビン酸ナトリウム
水溶液2.0重量部、油相(コーン油85.0重量%、
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル:ヘキサグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステル15.0重量%)
20.0重量部の割合で配合してホモミキサー(特殊機
化(株))を使用して羽根先端の周速6m/s、60℃
で20分間撹拌して、W/O型エマルションを調製した
後、予め溶解しておいた3%ジェランガム水溶液10
0.0重量部にこのW/Oエマルション1.0重量部を
添加して、プロペラを用いて羽根先端の周速5m/s、
80℃で50分間撹拌してW/O/W型複合エマルショ
ンを調製した。このW/O/W型複合エマルションをス
プレ−クーリング法により、W/O/W型複合エマルシ
ョンを線速0.2m/sで設定温度20℃のタワー内に
噴霧して、カプセル化した。
【0051】この時のマイクロカプセルの平均粒子径は
800μm、B/A=1/40、C/B=1/400で
カプセル化率は90%であった。
【0052】[実施例5]赤色色素104号10.0重
量%、ソルビトール5.0重量%、グアガム0.2重量
%を精製水84.8重量%に撹拌機を用いて60℃で溶
解して、芯物質となる赤色色素104号水溶液を調製し
た。次に、赤色色素104号水溶液2.0重量部、油相
(MCT90.0重量%、オレイン酸モノグリセリド1
0.0重量%)40.0重量部の割合で配合して、ホモ
ミキサー(特殊機化(株))を使用して羽根先端の周速
5m/s、60℃で90分間撹拌して、W/O型エマル
ションを調製した後、予め溶解しておいた10%ゼラチ
ン水溶液70.0重量部にこのW/O型エマルション1
0.0重量部を添加して、パドルを用いて羽根先端の周
速5m/s、60℃で20分間撹拌してW/O/W型複
合エマルションを調製した。このW/O/W型複合エマ
ルションをスプレ−クーリング法により、W/O/W型
複合エマルションを線速0.5m/sで設定温度10℃
のタワー内に噴霧して、カプセル化した。
【0053】この時のマイクロカプセル平均粒子径は7
00μm、B/A=3/140、C/B=1/10でカ
プセル化率は95%であった。
【0054】[比較例1]アスコルビン酸20.0重量
%、ソルビトール5.0重量%、キサンタンガム0.2
重量%を精製水74.8重量%に撹拌機を用いて60℃
で溶解し、芯物質となるアスコルビン酸水溶液を調製し
た。次に、アスコルビン酸水溶液20.0重量部、油相
(MCT85.0重量%、オレイン酸モノグリセリド1
5.0重量%)20.0重量部の割合で配合して、パド
ルを使用して羽根先端の周速1m/s、60℃で30分
間撹拌してW/O型エマルションを調製した後、予め溶
解しておいた3%ジェランガム水溶液50.0重量部に
このW/O型エマルション10.0重量部を添加して、
上記パドルを用いて羽根先端の周速5m/s、80℃で
10分間撹拌してW/O/W型複合エマルションを調製
した。更に、このW/O/W型複合エマルション10.
0重量部をコーン油50.0重量部中に添加して、上記
パドルを用いて羽根先端の周速1m/s、80℃で10
分間撹拌して所定の粒径にW/O/W/O型複合エマル
ションを調製した後、撹拌しながら20℃まで冷却して
ジェランガムを固化させた。冷却後、W/O/W/O型
複合エマルションの分散媒として利用したコーン油を吸
引濾過により分離した後、石油エーテルにて洗浄して、
アスコルビン酸水溶液のマイクロカプセルを調製した。
【0055】この時のマイクロカプセルの平均粒子径は
1000μm、B/A=1/50、C/B=1/2でカ
プセル化率は60%であった。
【0056】[比較例2]赤色色素104号10.0重
量%、ソルビトール5.0重量%、キサンタンガム0.
2重量%を精製水84.8重量%に撹拌機を用いて60
℃で溶解して、芯物質となる赤色色素104号水溶液を
調製した。次に、赤色色素104号水溶液20.0重量
部、油相(MCT80.0重量%、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステル:ヘキサグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステル20.0重量%)40.0重量部の割
合で配合して、ホモミキサー(特殊機化(株))を使用
して羽根先端の周速2m/s、60℃で2分間撹拌して
W/O型エマルションを調製した後、予め溶解しておい
た10%ゼラチン水溶液70.0重量部にこのW/O型
エマルション10.0重量部を添加して、プロペラを用
いて羽根先端の周速0.4m/s、60℃で10分間撹
拌してW/O/W型複合エマルションを調製した。この
W/O/W型複合エマルションをスプレ−クーリング法
により、W/O/W型複合エマルションを線速0.7m
/sで設定温度10℃のタワー内に噴霧して、カプセル
化した。
【0057】この時のマイクロカプセル平均粒子径は3
00μm、B/A=1/6、C/B=1/100でカプ
セル化率は50%であった。
【0058】[比較例3]フッ化ナトリウム10.0重
量%、ショ糖5.0重量%、キサンタンガム0.2重量
%を精製水84.8重量%に撹拌機を用いて60℃で溶
解して、芯物質となるフッ化ナトリウム水溶液を調製し
た。次に、フッ化ナトリウム水溶液20.0重量部、油
相(コーン油80.0重量%、オレイン酸モノグリセリ
ド20.0重量%)4.0重量部の割合で配合して、ホ
モミキサー(特殊機化(株))を使用して羽根先端の周
速1m/s、60℃で10分間撹拌してW/O型エマル
ションを調製した後、予め溶解しておいた5%寒天水溶
液200.0重量部にこのW/O型エマルション10.
0重量部を添加して、パドルを用いて羽根先端の周速4
m/s、80℃で30分間撹拌してW/O/W型複合エ
マルションを調製した。このW/O/W型複合エマルシ
ョンをスプレ−クーリング法により、W/O/W型複合
エマルションを線速0.6m/sで設定温度20℃のタ
ワー内に噴霧して、カプセル化した。
【0059】この時のマイクロカプセル平均粒子径は5
00μm、B/A=1/20、C/B=1/50でカプ
セル化率は45%であった。
【0060】[比較例4]アスコルビン酸20.0重量
%、ショ糖5.0重量%、グアガム0.2重量%を精製
水74.8重量%に撹拌機を用いて60℃で溶解して、
芯物質となるアスコルビン酸水溶液を調製した。次に、
アスコルビン酸水溶液20.0重量部、油相(MCT8
0.0重量%、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テル:テトラグリセリン縮合リシノレイン酸エステル2
0.0重量%)40.0重量部の割合で配合して、パド
ルを使用して羽根先端の周速1m/s、60℃で90分
間撹拌してW/O型エマルションを調製した後、予め溶
解しておいた20%ゼラチン水溶液150.0重量部に
このW/O型エマルション1.0重量部を添加して、上
記パドルを用いて羽根先端の周速2m/s、60℃で4
0分間撹拌してW/O/W型複合エマルションを調製し
た。更に、このW/O/W型複合エマルション10.0
重量部をコーン油50.0重量部中に添加して、上記パ
ドルを用いて羽根先端の周速2m/s、60℃で10分
間撹拌して、所定粒径のW/O/W/O型複合エマルシ
ョンを調製した後、撹拌しながら20℃まで冷却して、
ゼラチンを固化させた。冷却後、W/O/W型複合エマ
ルションの分散媒として利用したコーン油を吸引濾過に
より分離した後、石油エーテルにて洗浄して、アスコル
ビン酸水溶液のマイクロカプセルを調製した。
【0061】この時のマイクロカプセルの平均粒子径は
700μm、B/A=1/28、C/B=1/50でカ
プセル化率は55%であった。上記実施例及び比較例の
カプセル化率を表1、2に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】表1、2の結果によれば、本発明の製造方
法によれば、親水性芯物質を高いカプセル化率でカプセ
ル化することができることが認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するマイクロカプセルの概略構成
図である。
【図2】本発明においてエマルションを調製する装置の
一例の概略断面図である。
【図3】本発明においてエマルションを調製する装置の
他の例の概略断面図である。
【図4】本発明においてエマルションを調製する装置の
さらに他の例の概略断面図である。
【図5】本発明においてマイクロカプセルを調製する装
置の一例の概略断面図である。
【符号の説明】
1 マイクロカプセル 2 内水相粒子 3 油相 4 W/O型エマルション粒子 5 マイクロカプセル膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永合 一雄 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品、医薬品又は食品用の有効成分を
    含有する親水性芯物質からなる内水相を油分とグリセリ
    ン高級脂肪酸エステル、ポリグリセリン高級脂肪酸エス
    テル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル及び
    蔗糖脂肪酸ポリエステルからなる群から選ばれる1種又
    は2種以上の乳化剤とを含む油相に乳化させたW/O型
    エマルション粒子を、更に温度変化によりゲル化する水
    溶性高分子化合物からなる親水性膜形成物質を含む外水
    相に分散・乳化して形成されたW/O/W型エマルショ
    ンに温度変化を加えて上記外水相の親水性膜形成物質を
    固化することにより、上記W/O型エマルション粒子を
    覆って上記親水性膜形成物質のマイクロカプセル膜を形
    成してなることを特徴とするW/O/W膜型構造多核型
    のマイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 親水性芯物質を含有する内水相を油分及
    び乳化剤を含む油相に乳化させてW/O型エマルション
    を形成した後、このW/O型エマルションを温度変化に
    よりゲル化する水溶性高分子化合物の親水性膜形成物質
    を含有する外水相に分散・乳化させて、上記W/O型エ
    マルション粒子を分散質とするW/O/W型複合エマル
    ションを形成し、次いで温度変化を加えることによっ
    て、上記W/O/W型複合型エマルション粒子の外水相
    の親水性膜形成物質を固化させて、上記W/O型エマル
    ション粒子を覆って上記親水性膜形成物質のマイクロカ
    プセル膜を形成することによりW/O/W膜型構造多核
    型のマイクロカプセルを製造する際に、上記W/O型エ
    マルションを形成する際の内水相の配合量をa、油相の
    配合量をb、W/O/W型複合エマルションを形成する
    際のW/O型エマルションの配合量をc、外水相の配合
    量をdとしたとき、b/aの比を0.25〜20とする
    と共に、d/cの比を1〜100とし、且つ上記マイク
    ロカプセルの平均カプセル径をA、内包されるW/O型
    エマルション粒子の平均粒子径をB、内水相粒子の平均
    粒子径をCとしたとき、W/O型エマルション粒子をC
    /Bの比率が0より大きく1/10以下となるように形
    成すると共に、W/O/W膜型構造多核型のマイクロカ
    プセルをAが50〜3000μmであり、且つB/Aの
    比率が0より大きく1/10以下となるように形成する
    ことを特徴とするマイクロカプセルの製造方法。
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