JPH10175132A - 移動式ワーク処理能力計測評価装置 - Google Patents

移動式ワーク処理能力計測評価装置

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JPH10175132A
JPH10175132A JP35257996A JP35257996A JPH10175132A JP H10175132 A JPH10175132 A JP H10175132A JP 35257996 A JP35257996 A JP 35257996A JP 35257996 A JP35257996 A JP 35257996A JP H10175132 A JPH10175132 A JP H10175132A
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和弘 松井
Takayuki Toda
隆幸 戸田
Toshimitsu Kamigaki
敏光 神垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望するデータが発生される箇所に直接配線
を行うことなく、かつ、データ収集箇所の変更が容易
で、しかも、ワーク処理に関する評価結果をタイムリー
に得ることを可能とする。 【解決手段】 工程Aに対するワークの出入りに対応し
た第1乃至第3のセンサ1〜3による検出信号及び一時
停止、故障発生、復帰の情報に対応する入力スイッチ4
による信号がデータ集計装置5に入力されると、操作端
末装置6において、これら信号の状態に応じてワーク処
理時間、一時停止時間、故障時間、ワーク処理の処理数
等が計測され、さらに、計測データによって所定のグラ
フが作成され、また、所定のデータについては、異常か
否かの判定がなされて、必要に応じて操作端末装置6の
表示部6bに警告表示がなされるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるワークを
自動的に処理する自動機器を用いてなる生産ラインにお
ける各工程でのワークの処理能力を評価するための装置
に係り、特に、移動式ワークの計測、ワーク処理に関す
る評価並びに報知を行えるようにした移動式ワーク処理
能力計測評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生産ラインの各工程におけるワー
ク処理の計測、評価を行うにあたっての必要なデータの
収集技術としては、各工程で当該工程を制御するために
用いられる例えばシーケンサーに代表されるような制御
装置の適宜な箇所に、データを収集するための配線を直
接接続し、必要なデータを収集するのが一般的であっ
た。そして、上述のような制御装置からの配線は、デー
タの収集・蓄積を行うための装置に接続され、当該装置
に種々のデータが蓄積されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なデータの収集方法では、所望するデータが制御装置の
如何なる箇所から得られるかを事前に調査し、しかも、
当該箇所にデータ収集のための配線が接続可能であるか
否かを確認する必要がある。このため、ワーク処理の評
価方法の変更等により、収集するデータを変えようとす
るような場合や、新たに収集するデータを追加しようと
するような場合等において、比較的短時間に配線の変更
や追加が困難であり、フレキィシビリティが低いという
問題があった。また、従来、データの蓄積を行う装置に
は、収集されたデータの分析、評価機能が備えられてお
らず、このため、担当者が、例えば、手作業で、または
別個の評価支援装置のようなものを用いて、データ収集
とは別個に分析、評価を行うのが一般的であり、タイム
リーな分析、評価結果が得られないばかりか、これまで
の、分析、評価は、例え評価支援装置のようなものを用
いても担当者の手作業に依存する部分が多く、効率が悪
いという問題があった。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、所望するデータが発生される箇所に直接配線を行う
ことなく、かつ、データ収集箇所の変更が容易で、しか
も、ワーク処理に関する評価結果をタイムリーに得るこ
とが可能な移動式ワーク処理能力計測評価装置を提供す
るものである。本発明の他の目的は、データ収集箇所に
対する従来のような事前の詳細な調査を要することな
く、所望のデータ収集箇所を選定することの可能な移動
式ワーク処理能力計測評価装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る移動式ワーク処理能力計測評価装置は、複数の工程を
有し、工程間をワークが自動的に移動されるよう構成さ
れてなる生産ラインにおいて被測定対象となる工程の入
口近傍におけるワークの存在を、当該ワークを処理する
装置と電気的に非接触状態で検出する第1のワーク検出
手段と、前記工程内におけるワークの存在を、当該ワー
クを処理する装置と電気的に非接触状態で検出する第2
のワーク検出手段と、前記工程の出口近傍におけるワー
クの存在を、当該ワークを処理する装置と電気的に非接
触状態で検出する第3のワーク検出手段と、外部から入
力されたデータを、読み出し可能に蓄積するデータ蓄積
手段と、前記第1乃至第3のワーク検出手段の出力信号
に基づいて、前記工程においてワークが処理された時間
に対応するワーク処理時間を計測し、前記データ蓄積手
段へワーク処理時間として蓄積するワーク処理時間計測
手段と、前記第1乃至第3のワーク検出手段の出力信号
に基づいて、前記工程へワークが供給されるに要した時
間に対応するワーク待ち時間を計測し、前記データ蓄積
手段に蓄積するワーク待ち時間計測手段と、前記ワーク
処理時間計測手段により、データ蓄積手段にワーク処理
時間が蓄積される度毎に、ワークの処理数を計数し、前
記データ蓄積手段に処理数として蓄積する処理数計数手
段と、前記データ蓄積手段に蓄積されたワーク処理時間
を、工程別に、かつ、日毎に集計し、ワーク処理時間の
推移グラフを作成、表示するワーク処理時間推移グラフ
作成・表示手段と、前記データ蓄積手段に蓄積されたワ
ーク待ち時間を、工程別に、かつ、日毎に集計し、ワー
ク待ち時間の推移グラフを作成、表示するワーク待ち時
間推移グラフ作成・表示手段と、を具備してなるもので
ある。
【0006】かかる構成において、第1乃至第3のワー
ク検出手段は、例えば、超音波センサのようなものを用
いて、ワークとは勿論のこと、ワーク処理を行う工程の
動作を制御する種々の装置とも、従来と異なり、電気的
に非接触状態でワークの有無を検出することができる。
そのため、ワークの検出を行うために、ワーク処理を行
う工程の動作を制御する種々の装置に対して電気配線を
施す必要がなく、そのため、電気配線に要する従来のよ
うな事前の技術的な調査が不要となるものである。さら
に、上記構成において、ワーク処理時間計測手段、ワー
ク待ち時間計測手段、処理計数手段、ワーク処理時間推
移グラフ作成・表示手段及びワーク待ち時間推移グラフ
作成・表示手段は、例えば、いわゆるパーソナルコンピ
ュータやミニコンピュータとソフトウェアにより簡易に
実現できるものであり、特に、この種の従来装置におい
ては、単にワーク処理に関するデータを収集するのみで
あったのに対して、工程別にワーク処理時間の推移や、
ワーク待ち時間の推移のグラフが自動的に作成され、か
つ、表示されるため、ワーク処理の現状把握が容易とな
り、生産ラインのより効率的な運用に寄与することがで
きることとなるものである。
【0007】また、上記構成にさらに、手動操作に応じ
て、ワーク処理の一時停止に対応する第1の信号、故障
発生によるワーク処理の停止に対応する第2の信号、ワ
ーク処理の開始に対応し、かつ、前記第1及び第2の信
号の発生を解消したことに対応する第3の信号の何れか
を発生する特定信号発生手段と、前記特定信号発生手段
から出力された第1の信号及び第3の信号並びに第1乃
至第3のワーク検出手段の出力信号に基づいて、ワーク
処理の一時停止の時間を計測する一時停止時間計測手段
と、前記一時停止時間計測手段により計測された時間が
所定値以下であるか否かを判定し、所定値以下と判定さ
れた場合には、当該時間を一時停止時間としてデータ蓄
積手段に蓄積する一方、所定値を越えると判定された場
合には当該時間を故障時間としてデータ蓄積手段に蓄積
する一時停止時間判定手段と、特定信号発生手段から出
力された第2の信号及び第3の信号並びに第1乃至第3
のワーク検出手段の出力信号に基づいて、故障発生によ
るワーク処理の停止時間に対応する故障時間を計測し、
データ蓄積手段に蓄積する故障時間計測手段と、データ
蓄積手段に蓄積されたワーク処理時間、ワーク待ち時
間、一時停止時間及び故障時間の各工程毎の積算値を算
出し、その算出値から工程毎の棒状グラフを作成し、時
間負荷積上グラフとして表示する時間負荷積上グラフ作
成・表示手段と、前記一時停止時間判定手段によりデー
タ蓄積手段に一時停止時間が蓄積されたる度毎に一時停
止回数を計数し、データ蓄積手段に一時停止回数として
蓄積する一時停止回数計数手段と、前記故障時間計測手
段によりデータ蓄積手段に故障時間が蓄積される度毎及
び前記一時停止時間判定手段によりデータ蓄積手段に故
障時間が蓄積される度毎に故障回数を計数し、データ蓄
積手段に故障回数として蓄積する故障回数計数手段と、
データ蓄積手段に蓄積される所望のデータについての基
準値を設定する基準値設定手段と、前記基準値設定手段
により基準値が設定されたデータについて基準値との比
較判定を行い、データが異常であると判定された場合に
は、所定の異常表示を行う個別データ判定・表示手段
と、を付加した請求項2記載のようなものとしてもより
好適な装置が提供されることとなる。
【0008】かかる構成において、特に、一時停止時間
計測手段、一時停止時間判定手段、故障時間計測手段、
時間負荷積上グラフ作成・表示手段、一時停止回数計数
手段、故障回数計数手段、基準値設定手段及び個別デー
タ判定・表示手段は、例えば、いわゆるパーソナルコン
ピュータやミニコンピュータとソフトウェアにより簡易
に実現できるものである。この請求項2記載の構成にお
いては、特に、基準値設定手段及び個別データ判定・表
示手段を備えたことにより、従来装置にはなかったデー
タの評価、それに基づく警告動作を得ることができる。
例えば、一時停止回数について上限値としての基準値を
設定することにより、実際に計測された一時停止回数が
その基準値を上回る場合には、個別データ判定・表示手
段により異常表示がなされ、従来と異なり、生産ライン
の管理者がタイムリー、かつ、確実に生産ラインの状態
を把握可能となるものである。
【0009】またさらに、請求項2記載の構成に加え
て、処理数計数手段は、一時停止時間判定手段により一
時停止時間又は故障時間がデータ蓄積手段に蓄積された
際、または、故障時間計測手段により故障時間がデータ
蓄積手段に蓄積された際のそれぞれにおいても処理数を
計数するものであって、データ蓄積手段に蓄積された工
程別のワーク処理時間、ワーク待ち時間及び一時停止時
間の総和を稼働時間として算出し、この稼働時間でデー
タ蓄積手段に蓄積された工程別の処理数を除して、工程
別時間当たり処理数を算出し、この工程別時間当たり処
理数を日毎に集計すると共にグラフ化し、表示する工程
別時間当たり処理数グラフ作成・表示手段と、前記工程
別時間当たり処理数グラフ作成・表示手段により算出さ
れた日毎の工程別時間当たり処理数の変化が所定の基準
以上であるか否かを判定し、所定の基準以上と判定され
た場合には、所定の異常表示を行う処理数判定・表示手
段と、を具備する請求項3記載のような構成としてもよ
い。
【0010】かかる構成において、処理数計数手段、工
程別時間当たり処理数グラフ作成・表示手段及び処理数
判定・表示手段は、例えば、いわゆるパーソナルコンピ
ュータやミニコンピュータとソフトウェアにより簡易に
実現できるもので、このような構成を付加することによ
り、請求項2記載の発明に係る移動式ワーク処理能力計
測評価装置と同様に、従来装置にはなかったデータの評
価、それに基づく警告動作を得ることができる。そのた
め、従来と異なり、生産ラインの管理者がタイムリー、
かつ、確実に生産ラインの状態を把握可能となるもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図10を参照しつつ説明する。なお、以下
に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、本発明の実施の形態における移動
式ワーク処理能力計測評価装置(以下「本装置」と言
う)の構成について図1を参照しつつ説明する。本装置
は、複数の工程を有し、各工程へワークが移動されるよ
うになっている(いわゆる移動式ワーク)生産ラインを
前提とするもので、第1乃至第3のセンサ1〜3と、入
力スイッチ4と、データ集計装置5と、操作端末装置6
とを具備してなるものである。第1乃至第3のワーク検
出手段としての第1乃至第3のセンサ1〜3は、物体の
有無を検知するためのもので、その近傍に物体がある場
合に所定の信号を出力するようになっているものであ
る。このようなセンサとしては、例えば、超音波セン
サ、フォト・インタラプタ等の種々の公知・周知のもの
を用いることができ、超音波センサの場合には、ワーク
からの超音波の有無によりワークの存在の有無を検出す
ることができ、また、フォト・インタラプタの場合に
は、反射型のものを用いることにより、ワークからの反
射光の有無によりワークの存在の有無を検出することが
できる。
【0012】第1のセンサ1は、データを収集、評価し
ようとする工程Aの入力側において、ワークを一時的に
溜める場所であるバッファBの工程A側に最も近い箇所
に設けられるものである。換言すれば、バッファBの先
頭のワークが認識できる場所に設置されるものである。
また、第2のセンサ2は、工程Aに滞留するワークが検
出可能な箇所に設置され、さらに、第3のセンサ3は、
工程Aからワークが排出された瞬間を検出できる工程A
の出口近傍に設置されるものである。図1に示された例
においては、説明を簡単にするため、3つのセンサしか
示されていないが、ワーク処理の評価を所望する他の工
程があれば、上述した工程Aの場合と同様にして、それ
ぞれの工程に第1乃至第3のセンサ1〜3に対応するセ
ンサを設置すればよい。
【0013】特定信号発生手段としての入力スイッチ4
は、一時停止、故障発生、復帰の情報を操作端末装置6
へ入力するためのもので、少なくとも、一時停止ボタン
4a、故障ボタン4b及び復帰ボタン4cを有してな
り、作業者が手動により一時停止ボタン4a、故障ボタ
ン4b、復帰ボタン4cの何れかを押下すると、所定の
信号が出力されるようになっており、また、復帰ボタン
4cを再度押下することで、リセットされるようになっ
ているものである。データ蓄積手段としてのデータ集計
装置5は、上述した第1乃至第3のセンサ1〜3及び入
力スイッチ4の出力信号の波形整形、必要なレベル変換
等を施し、データを保存するためのものである。操作端
末装置6は、後述するようにデータ集計装置5に保存さ
れたデータの分類、保存されたデータの評価等を行う
(詳細は後述)と共に、所望のデータや評価結果の表示
等を使用者による操作に応じて行えるようになっている
ものである。この操作端末装置6は、例えば、キーボー
ド6aと、CRT等を用いてなる表示部6bと、CPU
本体部6cとに大別されてなるパーソナルコンピュータ
や、いわゆるミニコンにより実現されるものである。
【0014】次に、本装置は、第1乃至第3のセンサ1
〜3によって、ワークの有無を検出し、その検出信号に
基づいて、生産時における各工程のワーク処理の評価を
行うもので、予め非生産時間の開始時刻及び終了時刻を
入力しておくことにより、測定条件を満たす状態におい
て、データの収集、評価が自動的に行われるようになっ
ているものであるが、ここで、本装置における稼働時
間、非稼働時間の定義について図3を参照しつつ説明す
る。まず、本装置が用いられる生産ラインにおいて、就
業時間は、非生産時間帯と生産時間帯とに大別される
(図3参照)。ここで、非生産時間帯は、就業時間の中
で計画的に生産ラインを停止すると決められている時間
帯を意味するもので、換言すれば、毎日習慣的に行われ
ている生産行為以外の作業がなされる時間帯を意味する
ものである。具体的には、朝礼、昼礼、食事休息、コー
ヒブレーク、清掃、さらには、計画停止等がこの非生産
時間帯を構成するものである。
【0015】また、生産時間帯は、就業時間帯の中で、
上述した非生産時間帯を除いた時間帯を意味し、生産ラ
インにおいてワークが処理される状態にある時間帯であ
る。この時間帯は、さらに、稼働不可時間帯と稼働時間
帯とに区分されるものである。稼働不可時間帯は、ワー
クを処理しようとしていたが、何らかのトラブルにより
ワーク処理がなされなかった時間帯であり、稼働時間帯
は、ワークが処理されていた時間帯である。本装置で
は、生産時間帯の中で、ライン内の何れかの工程が例え
ば機械故障等により10分以上停止していた場合には、
その時間を稼働不可時間帯として集計するようにしてい
る。また、本装置は、生産時間帯の中から稼働不可時間
帯を除いた時間、すなわち、ワークが処理されていた時
間に加えて付帯作業を行っていた時間(例えば、ワーク
待ち、ブロッキング等)も含めて稼働時間帯として集計
するようにしている。
【0016】次に、図2及び図4を参照しつつ本装置の
概括的な動作について説明する。本装置は、予め設定さ
れた非生産時間の開始時間及び終了時間(図4参照)
を、操作端末装置6から入力しておくことにより、第1
及び第3のセンサ1〜3により自動的にデータ測定、評
価等が行われるようになっているものである。ここで、
本装置による測定開始の条件としては、生産時間帯であ
るか、または生産時間が開始された瞬間であることとし
てある。また、測定終了の条件としては、生産時間帯で
あるか、または生産時間が終了した瞬間としてある。こ
のような条件の下、本装置の動作が開始されると、最初
にデータ入力処理がなされ、第1乃至第3のセンサ1〜
3の検出信号がデータ集計装置5に入力されることとな
る(図2のステップ100)。また、このデータ入力処
理においては、入力スイッチ4の操作による信号入力が
生じた場合の当該信号の入力処理も行われるようになっ
ている(詳細は後述)。
【0017】続いて、入力されたデータに対するデータ
分類処理が施され(詳細は後述)、分類毎に定められた
データ集計装置5の所定の記憶領域にデータが保存され
ることとなる(図2のステップ200参照)。そして、
適宜な量のデータが収集されると、データ処理、すなわ
ち、後述するようにワーク処理能力を評価するための種
々の統計処理がなされ、ワーク処理能力を評価するため
の種々のグラフが作成されることとなる(図2のステッ
プ300参照)。データ処理がなされた後は、後述する
ようにデータ異常の有無が所定の基準の下に判定され
(図2のステップ400参照)、異常無しと判定された
場合(NOの場合)には、再び上述した一連の処理が繰
り返されることとなる一方、異常有りと判定された場合
(YESの場合)には、所定の警告表示(詳細は後述)
がなされ(図2のステップ500参照)、その後、上述
した一連の処理が繰り返されるようになっている。
【0018】次に、データ集計装置5に入力される第1
乃至第3のセンサ1〜3の出力信号及びデータ分類に関
し、特に、非生産時間帯から生産時間帯へ移行した場合
を除くいわば通常時(生産時間帯)における処理の仕方
について説明する。まず、前提として、第1乃至第3の
センサ1〜3は、物体、すなわち、ワークが当該第1乃
至第3のセンサ1〜3の近傍に位置すると、論理値
「1」に相当する信号を、ワークが近傍にない場合に
は、論理値「0」に対応する信号を、それぞれ出力する
ようになっているものである。本装置では、ドレッサの
目直しや形直し作業であるいわゆるドレス、基準となる
型との差を求めるいわゆるマスター合わせ等のワークを
処理する上で必要となる付帯的な作業に要する時間及び
測定対象の工程より後の工程での故障等によりワークの
流れが一時的に停止される状態となる時間であるいわゆ
るブロッキング時間を含んで、ワークが処理された時間
をワーク処理時間と定義しており、その測定は、第1乃
至第3のセンサ1〜3を用いて次述するようにしてなさ
れるようになっている。
【0019】すなわち、第1及び第3のセンサ1,3か
ら論理値「1」に対応する信号が出力され(図5(a)
及び(b)参照)、かつ、第2のセンサ2からも論理値
「0」に対応する信号が出力された(図5(c)参照)
ときをもって、工程Aにおけるワーク処理が開始された
とし、この時点(図5において時刻t0の時点)から時
間計測を開始する。すなわち、データ集計装置5へこれ
ら第1乃至第3のセンサ1〜3が入力されたことが、操
作端末装置6によって判定されると、時間計測のための
公知・周知の手法に基づくソフトウェアによる時間計測
が操作端末装置6内で開始されることとなる。そして、
工程AにバッファB側からワークが供給されると同時
に、工程Aの出口にあったワークが次の工程へ移動され
ることにより、第2のセンサ2からは、論理値「1」に
対応する信号が出力される(図5(c)参照))と同時
に、第3のセンサ3からは論理値「0」に対応する信号
が出力される(図5(b)参照)こととなる。さらに、
工程Aにおけるワークが終了して第3のセンサ3が設け
られている位置へ排出されると、第2のセンサ2から
は、論理値「0」に対応する信号が出力され(図5
(c)参照)、同時に第3のセンサ3からは、論理値
「1」に対応する信号が出力されることとなる。操作端
末装置6においては、この時点(図5において時刻tw
の時点)において、ワークが正常に終了されたとして、
先の時刻t0からの時間計測が終了され、計測された時
間は、工程Aにおける「ワーク処理時間」として操作端
末装置6の所定の記憶領域に記憶されることとなる。ま
た、同時に、操作端末装置6に「処理数」として記憶さ
れているワークの処理回数が1増加されることとなる。
なお。上述のようなデータ集計装置5及び操作端末装置
6の動作により、ワーク処理時間計測手段及び処理数計
数手段が実現されるようになっている。
【0020】次に、一時停止が生じた場合のデータの収
集について説明する。一時停止は、原則的には、故障以
外の比較的軽微な事象の発生等により、または、ワーク
処理の都合上、予め予定されている極短時間の停止を意
味するもので、作業者によって、一時停止ボタン4aが
押下された場合に生ずるものである。本発明の実施の形
態においては、ワークを処理していた時間を含めてこの
一時停止における時間を一時停止時間と定義している。
すなわち、第3のセンサ3から論理値「1」に対応する
信号が出力された時点から、操作端末装置6により時間
計測が開始されることとしており、この時間計測の開始
時点における他の第1及び第2のセンサ1,2の出力信
号については、特に、計測開始の条件としては、如何な
る信号状態であってもよいこととしている。そして、そ
の後、作業者により一時停止ボタン4aが、例えば、先
の図5において時刻t1で示されたような時点で、押下
されたとすると、この一時停止ボタン4aの押下に対応
する信号がデータ集計装置5へ入力され、操作端末装置
6によって、一時停止ボタン4aが押下されたことが認
識されることとなる。次いで、その後、作業者により復
帰ボタン4cが押下されると、ワーク処理が開始される
こととなるが、操作端末装置6においては、この復帰ボ
タン4cの押下がデータ集計装置5を介して認識された
時点において、上述の時間計測が終了されることとな
る。なお、上述のようなデータ集計装置5及び操作端末
装置6の動作により、一時停止時間計測手段が実現され
るようになっている。
【0021】次いで、操作端末装置6においては、この
計測された時間が所定の基準以下か否か、例えば、10
分以下であるか否かが判定され、10分以下であると判
定された場合には、当該計測時間は、「一時停止時間」
として操作端末装置6の所定の記憶領域に記憶されると
共に、操作端末装置6の所定の記憶領域に「一時停止回
数」として記憶されている一時停止の回数が1増加さ
れ、また、先に述べた「処理数」が1増加されることと
なる。一方、計測された時間が10分を越えるものであ
る場合には、その時間が「故障時間」として操作端末装
置6の所定の記憶領域に記憶されると共に、操作端末装
置6に「故障回数」として記憶されている故障発生の回
数が1増加され、また、先に述べた「処理数」が1増加
されることとなる。
【0022】なお、上述のように一時停止ボタン4aが
押下され、その後、復帰ボタン4cが押下された後は、
データ収集が再び開始されるようになっている。上述し
たようなデータ集計装置5及び操作端末装置6の動作に
より、一時停止時間判定手段、故障時間計測手段、処理
数計数手段、一時停止回数計数手段及び故障回数計数手
段が実現されるようになっている。
【0023】次に、故障発生の場合のデータの収集につ
いて説明する。この場合も、先の一時停止の場合と同様
にワークを処理していた時間を含めて故障発生時間を計
測することとしている。すなわち、先に述べたように第
3のセンサ3から論理値「1」に対応する信号が出力さ
れた時点から、操作端末装置6により時間計測が開始さ
れることとしており、この時間計測の開始時点における
他の第1及び第2のセンサ1,2の出力信号について
は、特に、計測開始の条件としては、如何なる信号状態
であってもよいこととしている。そして、その後、作業
者により故障ボタン4bが押下されたとすると、この故
障ボタン4bの押下に対応する信号がデータ集計装置5
へ入力され、操作端末装置6によって、故障ボタン4b
が押下されたことが認識されることとなる。次いで、そ
の後、故障の解消により作業者により復帰ボタン4cが
押下されると、ワーク処理が開始されることとなるが、
操作端末装置6においては、この復帰ボタン4cの押下
がデータ集計装置5を介して認識された時点において、
上述の時間計測が終了されることとなる。そして、操作
端末装置6においては、この計測された時間を、「故障
時間」として操作端末装置6の所定の記憶領域に記憶す
ると共に、操作端末装置6の所定の記憶領域に「故障回
数」として記憶されている故障発生の回数が1増加さ
れ、また、先に述べた「処理数」が1増加されることと
なる。なお、上述のように故障ボタン4bが押下され、
その後、復帰ボタン4cが押下された後は、データ収集
が再び開始されるようになっている。上述したようなデ
ータ集計装置5及び操作端末装置6の動作により、故障
時間計測手段、処理数計数手段及び故障回数計数手段が
実現されるようになっている。
【0024】次に、ワーク待ちの場合のデータ収集につ
いて説明する。ワーク待ち時間は、先の図1を参照して
言えば、工程AにバッファBからのワークが入るまでの
待ち時間を意味するもので次述するような条件で計測さ
れるようなっている。すなわち、第1及び第2のセンサ
1,2からは論理値「0」に対応する信号が、第3のセ
ンサ3からは論理値「1」に対応する信号が、それぞれ
出力された時点から操作端末装置6による時間計測が開
始される。換言すれば、工程Aからワークが排出された
が、バッファBからそれに続く新たなワークの供給が工
程Aに対してなされない状態が検出された時点から時間
計測が開始され、第1のセンサ1から論理値「1」に対
応する信号が検出された時点、すなわち、工程Aの入口
に近いバッファBの部位にワークが供給された時点で時
間計測が終了され、計測された時間は、「ワーク待ち時
間」として、操作端末装置6の所定の記憶領域に記憶さ
れることとなる。上述したようなデータ集計装置5及び
操作端末装置6の動作により、ワーク待ち時間計測手段
が実現されるようになっている。なお、ワーク待ち発生
中に一時停止ボタン4aまたは故障ボタン4bが押下さ
れた場合には、その時点まで計測された時間を「ワーク
待ち時間」として上述のように記憶し、引き続き時間計
測を、一時停止時間又は故障時間の計測として継続する
こととする。上述したワーク待ち時間の計測が終了した
直後には、再びデータ収集状態となる。
【0025】次に、非生産時間帯、例えば、食事休憩、
コーヒブレイク等などが終了し、生産時間帯が開始され
た直後における、ワーク処理時間、一時停止時間、故障
時間及びワーク待ち時間の計測について説明する。最初
にワーク処理時間の計測について説明する。まず、第2
のセンサ2から論理値「1」に対応する信号が、第3の
センサ3から論理値「0」に対応する信号が、それぞれ
出力された時点がワーク処理時間の計測開始点とされ、
第3のセンサ3から論理値「1」に対応する信号が出力
された時点まで計測された時間が「ワーク処理時間」と
して、操作端末装置6に記憶されると共に、「処理回
数」が1増加されることとなる。上述したようなデータ
集計装置5及び操作端末装置6の動作によって、ワーク
時間計測手段及び処理数計数手段が実現されるようにな
っている。なお、上述したように非生産時間帯から生産
時間帯へ移行した直後における計測条件を、先に説明し
た通常の場合と異なるものとしたのは、生産開始直後に
あっては、ワークが如何なる状態にあるか特定すること
ができず、必ずしも先に述べたような通常時における測
定条件が常に成立するとは限らないため、ワーク処理の
開始と認められる必要最小限の条件を計測条件とする主
旨である。なお、これは、この後に述べる一時停止時
間、故障時間及びワーク待ち時間の計測条件についても
基本的に同様である。
【0026】一時停止時間は、第1乃至第3のセンサ1
〜3の出力信号の状態に関わらず、一時停止ボタン4a
が押下された時点から計測が開始され、復帰ボタン4c
が押下されたことが検出された時点を以て、その一時停
止時間の計測を終了することとしている。そして、操作
端末装置6においては、先の通常時の場合と同様に、計
測された時間が所定の基準以下か否か、例えば、10分
以下であるか否かが判定され、10分以下であると判定
された場合には、当該計測時間は、「一時停止時間」と
して操作端末装置6の所定の記憶領域に記憶されると共
に、操作端末装置6の所定の記憶領域に「一時停止回
数」として記憶されている一時停止の回数が1増加さ
れ、また、先に述べた「処理数」が1増加されることと
なる。一方、計測された時間が10分を越えるものであ
る場合には、その時間が「故障時間」として操作端末装
置6の所定の記憶領域に記憶されると共に、操作端末装
置6に「故障回数」として記憶されている故障発生の回
数が1増加され、また、先に述べた「処理数」が1増加
されることとなる。上述したようなデータ集計装置5及
び操作端末装置6の動作により、一時停止時間計測手
段、一時停止時間判定手段、処理数計数手段、一時停止
回数計数手段及び故障回数計数手段が実現されるように
なっている。
【0027】なお、上述のように一時停止ボタン4aが
押下され、その後、復帰ボタン4cが押下された後は、
データ収集が再び開始されるようになっている。
【0028】次に、故障時間の計測について説明する。
故障時間も、先の一時停止時間の計測同様に、第1乃至
第3のセンサ1〜3の出力信号の状態に関わらず、故障
ボタン4bが押下された時点から計測が開始され、復帰
ボタン4cが押下されたことが検出された時点を以て、
その故障時間の計測を終了することとしているそして、
操作端末装置6においては、この計測された時間を、
「故障時間」として操作端末装置6の所定の記憶領域に
記憶すると共に、操作端末装置6の所定の記憶領域に
「故障回数」として記憶されている故障発生の回数が1
増加され、また、先に述べた「処理数」が1増加される
こととなる。上述したようなデータ集計装置5及び操作
端末装置6の動作により、故障時間計数手段、処理数計
数手段及び故障回数計数手段が実現されるようになって
いる。なお、上述のように故障ボタン4bが押下され、
その後、復帰ボタン4cが押下された後は、データ収集
が再び開始されるようになっている。
【0029】最後に、ワーク待ち時間は、第1及び第2
のセンサ1,2により論理値「0」に対応する信号が出
力された時点から時間計測が開始され、第1のセンサ1
から論理値「1」に対応する信号が検出された時点を以
て、そのワーク待ち時間の計測を終了することとしてい
る。そして、計測された時間は、「ワーク待ち時間」と
して操作端末装置6に記憶されることとなる。上述した
データ集計装置5及び操作端末装置6の動作により、ワ
ーク待ち時間計数手段が実現されるようになっている。
なお、ワーク待ち発生中に一時停止ボタン4aまたは故
障ボタン4bが押下された場合には、その時点まで計測
された時間を「ワーク待ち時間」として上述のように記
憶し、引き続き時間計測を、一時停止時間又は故障時間
の計測として継続することとする。上述したワーク待ち
時間の計測終了した直後には、再び、データ収集が開始
されることとなる。
【0030】次に、上述のようにして収集、分類された
データを基に行われるデータ処理について説明する。ま
ず、本装置においては、操作端末装置6により、「負荷
時間積上グラフ」が自動的に作成されるようになってい
る。この負荷時間積上グラフは、図6に示されたよう
に、各工程におけるワーク処理時間、一時停止時間、ワ
ーク待ち時間及び故障時間を、それぞれ積算した結果
を、棒状グラフとして表したもので、各工程における、
それぞれワーク処理時間、一時停止時間等が先に述べた
ように計測される度毎に、各工程毎におけるこれらワー
ク処理時間、一時停止時間等の積算値が操作端末装置6
において算出されるようになっている。同時に、図6に
示されたようなグラフ化がなされ、操作端末装置6の所
定のキーを押下することにより、または、キーボード6
aから所定のコマンドを入力することにより、操作端末
装置6の表示部6bに、図6に示されたように、各時間
が区別されるように各工程毎の負荷時間積上げグラフが
表示されるようになっている。上述した操作端末装置6
の動作により、負荷時間積上グラフ作成・表示手段が実
現されるようになっている。
【0031】また、個別要因推移グラフとして、各工程
毎のワーク処理時間推移グラフ及びワーク待ち時間推移
グラフ等が作成されるようになっている。ワーク処理時
間推移グラフは、図7に示されたように一つの工程にお
けるワーク処理時間を日毎に表したもので、操作端末装
置6によって日毎のワーク処理時間が積算され、これを
基に作成されるようになっている。ワーク待ち時間推移
グラフは、図8に示されたように一つの工程におけるワ
ーク待ち時間の変化を日毎に表したもので、操作端末装
置6によって日毎のワーク待ち時間が積算され、これを
基に作成されるようになっている。ワーク処理時間推移
グラフ、ワーク待ち時間推移グラフのいずれも、操作端
末装置6の所定のキーを押下することにより、または、
キーボード6aから所定のコマンドを入力することによ
り、操作端末装置6の表示部6bに表示されるようにな
っている。上述したような操作端末装置6の動作によ
り、ワーク処理時間推移グラフ作成・表示手段及びワー
ク待ち時間推移グラフ作成・表示手段が実現されるよう
になっている。
【0032】次に、データ評価、異常判定及び警告表示
について説明する。データ評価は、個別データ評価と、
工程別時間当たりの処理数評価とに大別される。個別デ
ータ評価は、上述したワーク処理時間、一時停止時間、
故障時間、ワーク待ち時間、処理回数、一時停止回数及
び故障回数の各データについての評価である。本装置に
おいては、各工程毎にそれぞれのデータについて、予め
評価の基準となる許容範囲を設定できるようになってお
り、個別データ評価は、収集されたデータがこの許容範
囲内か否かを判定することにより行われ、許容範囲を越
えると判定された場合には、自動的に操作端末装置6の
表示部6bに異常の表示がなされるようになっている。
より具体的な例について、図9を参照しつつ一時停止回
数の場合について説明する。一時停止回数についての評
価にあたっては、最初に、本装置を用いたデータ収集、
評価の開始前に、操作端末装置6の表示部6bに表示さ
れる例えば図9の符号イで示されたようなデータ入力画
面において、許容範囲を設定する必要がある。一時停止
回数の場合、各工程毎予め発生するであろう回数が大凡
予想できるので、各工程毎に予め生じうる一時停止回数
が設定値として設定されており(図9の符号イ参照)、
許容範囲としては、その設定回数に対して通常は、上限
を定めることができるようになっている。上限の設定の
仕方としては、百分率による入力又は、上限の回数の入
力いずれも可能となっており、百分率で入力した際に
は、データ入力画面において自動的にその百分率と設定
値から算出される上限の回数が表示される一方、上限の
回数を入力した際には、データ入力画面において自動的
に設定値とその上限の回数とから算出される百分率が表
示されるようになっている。そして、実際の測定データ
として、一時停止回数が15であったとすると、先の上
限値と比較される結果、許容範囲オーバと判定され、操
作端末装置6の表示部6bには、例えば、図9の符号ロ
で示されたような形式の異常表示画面が自動的に表示さ
れるようになっている。
【0033】この異常表示画面の例は、一時停止回数に
異常が発生した工程について、当該工程の表示と共に、
設定値、許容範囲、許容限界として上限値又は下限値及
び測定値を、それぞれ一覧表の形式で表示したものとな
っている。上述したような操作端末装置6の動作によ
り、基準値設定手段及び個別データ判定・表示手段が実
現されるようになっている。
【0034】次に、工程別時間当たりの処理数評価につ
いて説明する。工程別時間当たりの処理数は、各工程毎
の単位時間当たりの処理数を示すもので、具体的には、
工程別時間当たりの処理数=処理数/稼働時間として操
作端末装置6により算出されるようになっている。さら
に、操作端末装置6においては、この工程別時間当たり
の処理数を日毎の変化として表せるように、図10に示
されたような折れ線グラフを自動的に作成するようにな
っており、キーボード6aからの所定のコマンドの入力
又は所定のキーの押下によって、図10に示されたよう
な折れ線グラフが表示部6bに表示されるようになって
いる。またさらに、この工程別時間当たりの処理数の1
日当たりの変化量が所定の基準値よりも大であるか否か
が操作端末装置6により自動的に判定されるようになっ
ており、変化量が基準値よりも大と判定された場合に
は、所定の形式の異常表示画面により自動的に工程別時
間当たりの処理数の変化量が異常であることが表示され
るようになっている。例えば、図10の例においては、
19日の時間当たりの処理数に比して20日の時間当た
りの処理数(図10の点線円部分参照)が基準値より低
下しているとして、上述のようにして異常表示画面によ
る警告が行われることとなる。上述したような操作端末
装置6の動作により、工程別時間当たり処理数グラフ作
成・表示手段及び処理数判定・表示手段が実現されるよ
うになっている。
【0035】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
ワーク処理に関するデータを、所望の工程から複雑な電
気配線を施すことなく簡易に収集でき、収集されたデー
タの分析、評価、警告等の表示を行えるような構成とす
ることにより、所望するデータが発生される箇所に直接
配線を行うことなく、かつ、データ収集箇所の変更が容
易で、しかも、ワーク処理に関する評価結果をタイムリ
ーに得ることが可能な移動式ワーク処理能力計測評価装
置を提供することができる。特に、請求項2及び請求項
3記載の発明においては、上記効果に加えて、収集され
たデータの分析、評価が自動的に行われ、必要に応じて
警告表示が行われるため、従来と異なり生産ラインの管
理担当者による生産ラインの状況把握がタイムリーに、
かつ、的確に行われることとなり、生産ラインの効率の
よい運用が可能となる。さらに、従来に比して収集され
たデータの分析、評価等に関する生産ラインの管理担当
者の負担が大幅に軽減されるので、その分、生産ライン
全体のの運用、管理等の本来の業務に時間を割くことが
可能となり、より効率のよい運用管理が可能となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における移動式ワーク処理
能力計測評価装置の構成例を示す構成図である。
【図2】図1に示された移動式ワーク処理能力計測評価
装置によるデータ収集、評価における装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】生産時間帯と非生産時間帯を説明するための概
念図である。
【図4】図1に示された装置による測定開始と測定終了
を説明するための概念図である。
【図5】図1に示された装置によるワーク処理時間の通
常時における測定の際の第1乃至第3のセンサの出力信
号の変化を示すタイミング図である。
【図6】操作端末装置の表示部に表示される負荷時間積
上グラフの一例を示す特性線図である。
【図7】操作端末装置の表示部に表示されるワーク処理
時間推移を表す特性線図である。
【図8】操作端末装置の表示部に表示されるワーク待ち
時間推移を表す特性線図である。
【図9】データ評価における許容範囲のデータ入力画面
及び異常表示画面の一例を模式的に示す模式図である。
【図10】操作端末装置の表示部に表示される工程別時
間当たり処理数の変化を示す特性線図である。
【符号の説明】
1…第1のセンサ 2…第2のセンサ 3…第3のセンサ 4…入力スイッチ 4a…一時停止ボタン 4b…故障ボタン 4c…復帰ボタン 5…データ集計装置 6…操作端末装置 6a…キーボード 6b…表示部 6c…CPU本体部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工程を有し、工程間をワークが自
    動的に移動されるよう構成されてなる生産ラインにおい
    て被測定対象となる工程の入口近傍におけるワークの存
    在を、当該ワークを処理する装置と電気的に非接触状態
    で検出する第1のワーク検出手段と、 前記工程内におけるワークの存在を、当該ワークを処理
    する装置と電気的に非接触状態で検出する第2のワーク
    検出手段と、 前記工程の出口近傍におけるワークの存在を、当該ワー
    クを処理する装置と電気的に非接触状態で検出する第3
    のワーク検出手段と、 外部から入力されたデータを、読み出し可能に蓄積する
    データ蓄積手段と、 前記第1乃至第3のワーク検出手段の出力信号に基づい
    て、前記工程においてワークが処理された時間に対応す
    るワーク処理時間を計測し、前記データ蓄積手段へワー
    ク処理時間として蓄積するワーク処理時間計測手段と、 前記第1乃至第3のワーク検出手段の出力信号に基づい
    て、前記工程へワークが供給されるに要した時間に対応
    するワーク待ち時間を計測し、前記データ蓄積手段に蓄
    積するワーク待ち時間計測手段と、 前記ワーク処理時間計測手段により、データ蓄積手段に
    ワーク処理時間が蓄積される度毎に、ワークの処理数を
    計数し、前記データ蓄積手段に処理数として蓄積する処
    理数計数手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積されたワーク処理時間を、工
    程別に、かつ、日毎に集計し、ワーク処理時間の推移グ
    ラフを作成、表示するワーク処理時間推移グラフ作成・
    表示手段と、 前記データ蓄積手段に蓄積されたワーク待ち時間を、工
    程別に、かつ、日毎に集計し、ワーク待ち時間の推移グ
    ラフを作成、表示するワーク待ち時間推移グラフ作成・
    表示手段と、 を具備してなることを特徴とする移動式ワーク処理能力
    計測評価装置。
  2. 【請求項2】 手動操作に応じて、ワーク処理の一時停
    止に対応する第1の信号、故障発生によるワーク処理の
    停止に対応する第2の信号、ワーク処理の開始に対応
    し、かつ、前記第1及び第2の信号の発生を解消したこ
    とに対応する第3の信号の何れかを発生する特定信号発
    生手段と、 前記特定信号発生手段から出力された第1の信号及び第
    3の信号並びに第1乃至第3のワーク検出手段の出力信
    号に基づいて、ワーク処理の一時停止の時間を計測する
    一時停止時間計測手段と、 前記一時停止時間計測手段により計測された時間が所定
    値以下であるか否かを判定し、所定値以下と判定された
    場合には、当該時間を一時停止時間としてデータ蓄積手
    段に蓄積する一方、所定値を越えると判定された場合に
    は当該時間を故障時間としてデータ蓄積手段に蓄積する
    一時停止時間判定手段と、 特定信号発生手段から出力された第2の信号及び第3の
    信号並びに第1乃至第3のワーク検出手段の出力信号に
    基づいて、故障発生によるワーク処理の停止時間に対応
    する故障時間を計測し、データ蓄積手段に蓄積する故障
    時間計測手段と、 データ蓄積手段に蓄積されたワーク処理時間、ワーク待
    ち時間、一時停止時間及び故障時間の各工程毎の積算値
    を算出し、その算出値から工程毎の棒状グラフを作成
    し、時間負荷積上グラフとして表示する時間負荷積上グ
    ラフ作成・表示手段と、 前記一時停止時間判定手段によりデータ蓄積手段に一時
    停止時間が蓄積されたる度毎に一時停止回数を計数し、
    データ蓄積手段に一時停止回数として蓄積する一時停止
    回数計数手段と、 前記故障時間計測手段によりデータ蓄積手段に故障時間
    が蓄積される度毎及び前記一時停止時間判定手段により
    データ蓄積手段に故障時間が蓄積される度毎に故障回数
    を計数し、データ蓄積手段に故障回数として蓄積する故
    障回数計数手段と、 データ蓄積手段に蓄積される所望のデータについての基
    準値を設定する基準値設定手段と、 前記基準値設定手段により基準値が設定されたデータに
    ついて基準値との比較判定を行い、データが異常である
    と判定された場合には、所定の異常表示を行う個別デー
    タ判定・表示手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の移動式ワー
    ク処理能力計測評価装置。
  3. 【請求項3】 処理数計数手段は、一時停止時間判定手
    段により一時停止時間又は故障時間がデータ蓄積手段に
    蓄積された際、または、故障時間計測手段により故障時
    間がデータ蓄積手段に蓄積された際のそれぞれにおいて
    も処理数を計数するものであって、 データ蓄積手段に蓄積された工程別のワーク処理時間、
    ワーク待ち時間及び一時停止時間の総和を稼働時間とし
    て算出し、この稼働時間でデータ蓄積手段に蓄積された
    工程別の処理数を除して、工程別時間当たり処理数を算
    出し、この工程別時間当たり処理数を日毎に集計すると
    共にグラフ化し、表示する工程別時間当たり処理数グラ
    フ作成・表示手段と、 前記工程別時間当たり処理数グラフ作成・表示手段によ
    り算出された日毎の工程別時間当たり処理数の変化が所
    定の基準以上であるか否かを判定し、所定の基準以上と
    判定された場合には、所定の異常表示を行う処理数判定
    ・表示手段と、を具備することを特徴とする請求項2記
    載の移動式ワーク処理能力計測評価装置。
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