JPH10175141A - 3次元測定装置及び3次元測定方法 - Google Patents

3次元測定装置及び3次元測定方法

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JPH10175141A
JPH10175141A JP8334307A JP33430796A JPH10175141A JP H10175141 A JPH10175141 A JP H10175141A JP 8334307 A JP8334307 A JP 8334307A JP 33430796 A JP33430796 A JP 33430796A JP H10175141 A JPH10175141 A JP H10175141A
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JP
Japan
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measurement
data
point
measured
file
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JP8334307A
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Inventor
Akihisa Ootsuka
晶久 大塚
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定子の移動軌跡情報をモニタ上に映し出され
ている仮想の被測定面を見ながらGUI方式にて登録操
作できるようにして、測定子の移動軌跡情報の登録作業
の簡略化、測定のための工数の削減化を実現させる。 【解決手段】被測定面上での測定子の移動軌跡が測定ポ
イント毎に軌跡データとして登録された移動軌跡データ
ファイルF4から順次軌跡データを読み出し、この読み
出された軌跡データが示す位置に測定子を移動させて、
位置決めされた測定子の設定ポイントと被測定面上の測
定ポイントとの相対位置を測定データとして取り込むよ
うにした3次元測定装置において、仮想の被測定面に対
する座標入力によって、少なくとも測定開始位置、測定
範囲及び設定ポイントを順次決定する測定条件決定手段
(66,68,70)と、これら測定条件決定手段にて
決定された少なくとも測定開始位置、測定範囲及び設定
ポイントに基づいて移動軌跡データファイルF4を作成
するファイル作成手段80とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある被測定面の形
状を測定子を移動させながら測定して被測定面の3次元
測定データを得る3次元測定装置及び3次元測定方法に
関する。特に、オフライン・ティーチングにおいて、測
定子を移動させるための移動軌跡データ(NCデータ)
を簡便に作成することができ、しかも、設計値と実測値
との誤差を一目で確認することができる3次元測定装置
及び3次元測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、NC工作機械による加工において
は、直線的な形状への加工からより自然な自由曲線を有
する形状への加工が主流となってきており、特に自動車
のエンジン周りや車体等の加工において、流体(燃料そ
の他の液体並びに空気)の流れに対する抵抗をなるべく
小さくした形状に加工する技術が開発されている。
【0003】NC工作機械によって被加工物を自由曲線
を有する形状に加工する場合、工作機械のツールヘッド
に対して複雑な動きを行わせる必要があるため、現在で
は、ツールヘッドの動作手順をパート・プログラミング
によってメモリに例えばシーケンシャルに登録する手法
(オフライン・ティーチング)が用いられている。
【0004】このオフライン・ティーチングは、NC工
作機械のツールヘッドに対して複雑な動作をプログラミ
ングすることができ、しかも、その再現性が高いという
利点がある。
【0005】ところで、NC工作機械にて被加工物を加
工した際、その加工精度を測定するために、例えばNC
工作機械と同様の動きを行う3次元測定装置を使用する
ようにしている。この3次元測定装置は、NC工作機械
のツールヘッドの代わりに測定子が取り付けられた構成
を有し、通常のNC工作機械と同様にオフライン・ティ
ーチングにて測定子の移動軌跡をプログラミングするよ
うにしている。
【0006】従って、3次元測定装置においても、NC
工作機械と同様に、測定子に対して非常に複雑な動きを
行わせることができ、自由曲線を有する加工面の加工精
度を高精度に測定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の3次元測定
装置においては、通常のNC工作機械に対するオフライ
ン・ティーチングと同様に、測定子の座標値やアプロー
チ量等の移動軌跡情報を測定ポイント毎にエディタを使
用してCUI(キャラクタ・ユーザ・インターフェー
ス)方式にて登録するようにしている。即ち、測定子の
座標値等の移動軌跡情報を数字や記号を羅列させながら
入力するようにしている。
【0008】そのため、移動軌跡情報の登録作業に膨大
な時間がかかり、また、入力ミスを防ぐための配置を多
く要し、測定のための工数が増大するという不都合があ
る。しかも、移動軌跡情報の登録ミス(入力ミス)があ
った場合に、そのミスを発見・修正するために再び大き
な工数を必要とするという問題もある。
【0009】そこで、従来では、前記問題を解決するた
めに、3次元測定機のオフラインティーチングをCAD
データを利用することにより、ティーチングに要する時
間の短縮化を図った3次元測定機のオフラインティーチ
ング装置(例えば特開昭63−285615号公報参
照)や、3次元測定機のティーチングに基づいて自動運
転プログラムを修正するにあたり、修正もティーチング
で行い、その結果を自動運転プログラムに与えることに
よって修正に要する時間の短縮化を図ったものが提案さ
れている(例えば特開平5−274028号公報参
照)。
【0010】また、前記提案例のほかに、記憶されてい
る測定データと、基準となるCADデータとの差を可視
的に評価できるようにすることで、計測結果の評価に要
する時間の短縮化を図ったものも提案されている(例え
ば特開平7−21238号公報参照)。
【0011】このように、従来においては、自動測定作
業の前後に行われる準備と結果評価の時間を短縮すべく
このような提案がなされている。
【0012】しかし、現在では、更に、複雑な形状の部
品を測定して結果を評価するにあたって、その部品の評
価を行うに必要な測定ポイント群の設定、その測定ポイ
ント群が存在する線や面の範囲設定、その範囲内の各測
定ポイントをどのような順番にどのような動きで測定す
るかの設定といった点に関し、精度を保ったままの更な
る工数削減が求められている。
【0013】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、測定子の移動軌跡情報をモニタ上に映し
出されている仮想の被測定面を見ながらGUI(グラフ
ィック・ユーザ・インターフェース)方式にて登録操作
することができ、測定子の移動軌跡情報の登録作業の簡
略化、測定のための工数の削減化を実現することができ
る3次元測定装置及び3次元測定方法を提供することを
目的とする。
【0014】即ち、本発明の目的は、複雑な形状の部品
を測定して結果を評価するにあたって、その部品の評価
を行うに必要な測定ポイント群の設定、その測定ポイン
ト群が存在する線や面の範囲設定、その範囲内の各測定
ポイントをどのような順番にどのような動きで測定する
かの設定といった点に関し、精度を保ったままの更なる
工数削減を図ることができる3次元測定装置及び3次元
測定方法を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、前記条件に加
えて、入力ミスの削減及びデータ入力の変更・修正の容
易性を達成することができる3次元測定装置及び3次元
測定方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る3次元測定装置は、被測定面上での測定子の移動軌
跡が測定ポイント毎に軌跡データとしてシーケンシャル
に登録された移動軌跡データファイルから順次軌跡デー
タを読み出す軌跡データ読出し手段と、前記読み出され
た軌跡データが示す位置に測定子を移動させる測定子移
動手段と、位置決めされた測定子の設定ポイントと前記
被測定面上の測定ポイントとの相対位置を測定データと
して取り込む測定データ取込み手段と、CADデータに
基づいて画像表示された前記被測定面への座標入力にて
少なくとも測定開始位置、測定範囲及び設定ポイントを
順次決定する測定条件決定手段と、前記測定条件決定手
段にて決定された少なくとも前記測定開始位置、測定範
囲及び設定ポイントに基づいて前記移動軌跡データファ
イルを作成するファイル作成手段とを設けて構成する。
【0017】これにより、まず、軌跡データ読出し手段
を通じて移動軌跡データファイルから順次軌跡データが
読み出され、この読み出された軌跡データは順次、後段
の測定子移動手段に供給される。測定子移動手段は、供
給される軌跡データに基づいて、測定子をその軌跡デー
タに対応した位置、即ち移動軌跡データファイルにて予
め設定されたポイントに移動させる。測定子は、被測定
面のうち、前記測定子移動手段にて位置決めされた設定
ポイントと該設定ポイントに対応する被測定面上の測定
ポイントとの相対位置を測定する。
【0018】そして、本発明に係る3次元測定装置にお
いては、CADデータに基づいて画像表示された被測定
面への座標入力が行われることによって、即ち、例えば
CRT等のモニタ画面上に表示されている例えば3次元
の被測定面に対してマウスやジョイスティック等の座標
入力装置によって座標を入力することにより、前記測定
条件決定手段を通じて少なくとも測定開始位置、測定範
囲及び設定ポイントが順次決定される。該測定条件決定
手段にて決定された前記測定開始位置、測定範囲及び設
定ポイントに基づいて、前記ファイル作成手段を通じて
前記移動軌跡データファイルが作成される。
【0019】本発明に係る3次元測定装置においては、
CRT等のモニタ画面上に表示されている仮想の被測定
面に対して、測定子の移動を模擬的に行うことによって
測定子の移動軌跡データファイルが作成されるため、従
来のように、測定ポイント毎に、該測定ポイントに対応
するベクトルデータ(測定子の移動方向を示すデータや
移動量を示すデータ)を別途用意された電卓などを用い
て手計算しながらエディタにて設定されたキャラクタデ
ータに変換して入力する場合と比して、格段に移動軌跡
データファイルの作成が容易になり、しかも、入力作業
を迅速に行うことができる。
【0020】また、表示された仮想の被測定面に対して
ポイント指定、あるいは軌跡指定等を行うことで簡単に
入力ができるため、入力ミスが大幅に削減され、また、
複雑な測定定義も可能となり、例えばある被測定面に対
し、その面形状の測定、所望の曲線に沿った形状の測定
又は連続配列された点列に沿った形状の測定に合った移
動軌跡データファイルの作成も容易になる。
【0021】また、各測定定義に沿った複雑な手順は、
各パート毎にユニット化できるようになるため、測定定
義や測定手順の変更、修正作業が容易に行える。
【0022】このように、本発明に係る3次元測定装置
においては、複雑な形状の部品を測定して結果を評価す
るにあたって、その部品の評価を行うに必要な測定ポイ
ント群の設定、その測定ポイント群が存在する線や面の
範囲設定、その範囲内の各測定ポイントをどのような順
番にどのような動きで測定するかの設定といった点に関
し、精度を保ったままの更なる工数削減を図ることがで
きる。
【0023】そして、本発明に係る3次元測定装置にお
いては、前記構成において、前記測定データ取込み手段
からの測定データと、該測定データに関連する測定ポイ
ントと同一の測定ポイントに対応する画像表示上の前記
被測定面での相対位置データとの誤差を検出する誤差検
出手段を設けるようにしてもよい(請求項2記載の発
明)。
【0024】この場合、同一の測定定義下において、実
物の被測定面における形状とCADデータに基づく仮想
の被測定面における形状との誤差が検出されるため、前
記被測定面を例えばプレス型のダイフェースとした場
合、該ダイフェース形状の変更を前記検出された誤差に
基づいて簡単に行うことができ、プレス型の製作工程を
大幅に簡略化することができる。
【0025】また、前記構成において、最大誤差範囲を
所定範囲毎に色分け指定された色分けテーブルから前記
誤差検出手段にて検出された誤差レベルに対応する色情
報を読み出し、前記画像表示された被測定面の測定ポイ
ントに対応する部分に、当該測定ポントの誤差レベルに
対応した線図と前記読み出された色情報の組合せ画像を
重ねて表示する表示手段を設けるようにしてもよい(請
求項3記載の発明)。
【0026】これにより、まず、色分けテーブルに配列
された数種の色情報のうち、誤差検出手段にて検出され
た誤差レベルに対応する色情報が読み出され、更に、該
誤差レベルに対応した線図、例えば実物の被測定面に即
し、かつ測定ポイントの軌跡に沿った軌跡線の表示画像
と、仮想の被測定面における測定ポイントの軌跡に沿っ
た軌跡線との間に、前記読み出された色情報にて色分け
されたバー表示が行われることになる。
【0027】つまり、本発明に係る3次元測定装置にお
いては、従来のような基準面表示上に色点で表示するも
のと異なり、実測値と基準値の間を色分けした線で結ん
で表示するため、ずれ分をより視覚的に評価することが
でき、CADデータに基づく被測定面と実物の被測定面
との形状上の誤差を一目で確認できる。
【0028】なお、前記測定条件決定手段にて決定され
る属性として、被測定面の次元、即ち連続点列に沿った
測定(連続点列測定)、曲線に沿った測定(曲線沿い測
定)及び面測定を指定するための属性を含めるようにし
てもよい(請求項4記載の発明)。
【0029】次に、請求項5記載の本発明に係る3次元
測定方法は、被測定面上での測定子の移動軌跡が測定ポ
イント毎に軌跡データとしてシーケンシャルに登録され
た移動軌跡データファイルから順次軌跡データを読み出
す軌跡データ読出しステップと、前記読み出された軌跡
データが示す位置に測定子を移動させる測定子移動ステ
ップと、位置決めされた測定子の設定ポイントと前記被
測定面上の測定ポイントとの相対位置を測定データとし
て取り込む測定データ取込みステップと、CADデータ
に基づいて画像表示された前記被測定面への座標入力に
て少なくとも測定開始位置、測定範囲及び設定ポイント
を順次決定する測定条件決定ステップと、前記測定条件
決定手段にて決定された少なくとも前記測定開始位置、
測定範囲及び設定ポイントに基づいて前記移動軌跡デー
タファイルを作成するファイル作成ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0030】これにより、まず、軌跡データ読出しステ
ップを通じて移動軌跡データファイルから順次軌跡デー
タが読み出される。測定子移動ステップは、読み出され
た軌跡データに基づいて、測定子をその軌跡データに対
応した位置、即ち移動軌跡データファイルにて予め設定
されたポイントに移動させる。測定子は、被測定面のう
ち、前記測定子移動ステップにて位置決めされた設定ポ
イントと該設定ポイントに対応する被測定面上の測定ポ
イントとの相対位置を測定する。
【0031】そして、本発明に係る3次元測定方法にお
いては、CADデータに基づいて画像表示された被測定
面への座標入力が行われることによって、即ち、例えば
CRT等のモニタ画面上に表示されている例えば3次元
の被測定面に対してマウスやジョイスティック等の座標
入力装置によって座標を入力することにより、前記測定
条件決定ステップを通じて少なくとも測定開始位置、測
定範囲及び設定ポイントが順次決定される。該測定条件
決定ステップにて決定された前記測定開始位置、測定範
囲及び設定ポイントに基づいて、前記ファイル作成手段
を通じて前記移動軌跡データファイルが作成される。
【0032】このように、本発明に係る3次元測定方法
においては、CRT等のモニタ画面上に表示されている
仮想の被測定面に対して、測定子の移動を模擬的に行う
ことによって測定子の移動軌跡データファイルが作成さ
れるため、格段に移動軌跡データファイルの作成が容易
になり、しかも、入力作業を迅速に行うことができる。
【0033】また、表示された仮想の被測定面に対して
ポイント指定、あるいは軌跡指定等を行うことで簡単に
入力ができるため、入力ミスが大幅に削減され、また、
複雑な測定定義も可能となり、例えばある被測定面に対
し、その面形状の測定、所望の曲線に沿った形状の測定
又は連続配列された点列に沿った形状の測定に合った移
動軌跡データファイルの作成も容易になる。
【0034】また、各測定定義に沿った複雑な手順は、
各パート毎にユニット化できるようになるため、測定定
義や測定手順の変更、修正作業が容易に行える。
【0035】このように、本発明に係る3次元測定方法
においては、複雑な形状の部品を測定して結果を評価す
るにあたって、その部品の評価を行うに必要な測定ポイ
ント群の設定、その測定ポイント群が存在する線や面の
範囲設定、その範囲内の各測定ポイントをどのような順
番にどのような動きで測定するかの設定といった点に関
し、精度を保ったままの更なる工数削減を図ることがで
きる。
【0036】また、前記本発明に係る3次元測定方法に
おいて、前記測定データ取込みステップにて順次取り込
まれた測定データと、これら測定データに関連する各測
定ポイントと同一の測定ポイントに対応する画像表示上
の前記被測定面での相対位置データとの誤差を検出する
誤差検出ステップを含めるようにしてもよい(請求項6
記載の発明)。
【0037】この場合、同一の測定定義下において、実
物の被測定面における形状とCADデータに基づく仮想
の被測定面における形状との誤差が検出されるため、前
記被測定面を例えばプレス型のダイフェースとした場
合、該ダイフェース形状の変更を前記検出された誤差に
基づいて簡単に行うことができ、プレス型の製作工程を
大幅に簡略化することができる。
【0038】また、本発明に係る3次元測定方法におい
て、最大誤差範囲を所定範囲毎に色分け指定された色分
けテーブルから前記誤差検出ステップにて検出された誤
差レベルに対応する色情報を読み出し、前記画像表示さ
れた被測定面の測定ポイントに対応する部分に、当該測
定ポントの誤差レベルに対応した線図と前記読み出され
た色情報の組合せ画像を重ねて表示する表示ステップを
含めるようにしてもよい(請求項7記載の発明)。
【0039】これにより、まず、色分けテーブルに配列
された数種の色情報のうち、誤差検出手段にて検出され
た誤差レベルに対応する色情報が読み出され、更に、該
誤差レベルに対応した線図、例えば実物の被測定面に即
し、かつ測定ポイントの軌跡に沿った軌跡線の表示画像
と、仮想の被測定面における測定ポイントの軌跡に沿っ
た軌跡線との間に、前記読み出された色情報にて色分け
されたバー表示が行われることになる。
【0040】つまり、本発明に係る3次元測定方法にお
いては、従来のような基準面表示上に色点で表示するも
のと異なり、実測値と基準値の間を色分けした線で結ん
で表示するため、ずれ分をより視覚的に評価することが
でき、CADデータに基づく被測定面と実物の被測定面
との形状上の誤差を一目で確認できる。
【0041】なお、前記測定条件決定ステップにて決定
される属性に、被測定面の次元を含めるようにしてもよ
い(請求項8記載の発明)。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る3次元測定装
置及び3次元測定方法を例えば自動車部品をプレス加工
する際に用いられるプレス型のダイフェース形状を測定
する場合に適用した実施の形態例(以下、単に実施の形
態に係る3次元測定装置と記す)を図1〜図23を参照
しながら説明する。
【0043】本実施の形態に係る3次元測定装置の測定
原理は、図1に示すように、実物の被測定面10近傍の
決められた設定ポイント(p0,p1,p2・・・・)
まで測定子12を移動させ、その後、測定子12を被測
定面10上の設定ポイント(p0,p1,p2・・・
・)に対応する位置に対して面直(法線方向)に沿って
決められた移動量(アプローチ量Ap)ほど移動させ
る。
【0044】この移動時に測定子12が被測定面10に
当たった時点での相対座標、即ち、被測定面10上の測
定ポイントの相対座標を測定データとする。ここで、相
対座標とは、測定子12のスタートポイントあるいは無
限平面上の決められた位置あるいは測定開始位置を原点
としたときの相対座標を示し、この場合、直角座標系
(x、y及びz軸)が用いられる。
【0045】そして、この3次元測定装置は、移動軌跡
情報に基づいて測定子12の移動駆動を行う例えば3軸
ロボット(又は3軸NC工作機械)を動作させるための
測定処理プログラムと、前記移動軌跡情報をオフライン
・ティーチング(オフライン・プログラミング)にて作
成するためのティーチング処理プログラムが組み込まれ
ている。
【0046】具体的に、本実施の形態に係る3次元測定
装置の構成について図2を参照しながら説明する。
【0047】まず、この3次元測定装置には、キーボー
ド等の入力装置20、マウスやジョイスティック等の座
標入力装置22(ポインティング・デバイス)及びハー
ドディスク24がそれぞれインターフェース(以下、単
にI/Fと記す)回路26、28及び30を介して接続
され、更に、この3次元測定装置には、3次元CADデ
ータ等の受け渡しに使用されるLANがI/F回路32
を介して接続され、LANを通じて取り込まれたCAD
データや3次元測定装置内にて作成された画像データを
表示するためのモニタ34と、測定子12を3軸方向に
移動させるための3軸ロボット(又は3軸NC工作機
械)の駆動源である3つのDCサーボモータ(36、3
8及び40)がそれぞれ接続されている。
【0048】そして、この3次元測定装置は、各種プロ
グラム(測定処理プログラム、ティーチング処理プログ
ラム等)の動作用として用いられる動作用RAM42
と、外部機器(LAN、座標入力装置22、ハードディ
スク24等)からのデータや各種プログラムによってデ
ータ加工されたデータ等が格納されるデータRAM44
と、外部機器に対してデータの入出力を行う入出力ポー
ト46と、これら各種回路を制御するCPU(制御装置
及び論理演算装置)48とを有して構成されている。
【0049】そして、前記各種回路は、CPU48から
導出されたデータバスDBを介して各回路間のデータの
受渡しが行われ、更にCPU48から導出されたアドレ
スバスや制御バス(共に図示せず)を介してそれぞれC
PU48にて制御されるように構成されている。
【0050】前記3次元測定装置は、まず、図4に示す
ステップS1において、電源投入と同時に初期動作、例
えば、3次元測定装置内のシステムチェックやメモリチ
ェック及びセットアップ等が行われる。
【0051】次に、ステップS2において、ハードディ
スク24からティーチング処理手段(ティーチング処理
プログラム)が読み出されて、動作用RAM42にスト
アされると同時に、このプログラムの動作中において生
成されたデータを一時的に保存するためや、上記プログ
ラムを構成する各ルーチン間のパラメータの受渡しなど
に用いられる作業領域が動作用RAM42中に割り付け
られる。
【0052】また、データRAM44には、ティーチン
グ処理プログラムにて作成される各種格納領域やデータ
ファイルがそれぞれ割り付けられる。
【0053】通常、ロボット用プログラム言語(又はN
C工作機械)の動作命令に含まれるデータの種類は、 (1) 位置情報:各軌跡の始点と終点 (2) 軌跡の種類:直線経路(CPモード),最短時間経
路(PTPモード) (3) 速度 (4) ある点で実行する機能:時間遅れ、ツールの操作、
信号の入出力など (5) グリッパの状態:閉又は開 があるが、前記測定原理による測定子の動きに必要なデ
ータは、(1) の位置情報、(3) の速度、法線方向の情報
及び測定子12のアプローチ量である。但し、測定子1
2がスタートポイントや無限平面、又は測定開始点の上
方あるいは測定終了点の上方に位置する場合、実質的な
測定は行われないため、前記位置に対応するレコードに
はアプローチ量=0が登録される。即ち、アプローチ量
が0を示す場合、測定子12の移動のみで実際の測定は
行われない。
【0054】更に、このステップS2においては、ハー
ドディスク24に記録されていたアプローチ量に関する
データ(例えば15mmを示すデータ)がアプローチ量
格納用レジスタApに格納するという処理が行われる。
【0055】上記動作用RAM42にストアされた上記
ティーチング処理プログラムは、上記各種領域のデータ
RAM44への割り付け等が終了すると同時に起動され
る。
【0056】このティーチング処理プログラムは、図3
に示すように、CADシステムを用いて作成したCAD
データに基づいて被測定面の設計画像をモニタ34上に
表示させる仮想被測定面表示手段50と、キーボードな
どの入力装置20から入出力ポート46を通じて入力さ
れる入力データを受け取るキー入力受取り手段52と、
キー入力受取り手段52にて受け取られたキー入力デー
タをそのままデータRAM44上の入力データ格納領域
Z1に格納するキー入力処理手段54と、キー入力受取
り手段52にて受け取られた座標入力データをその座標
に対応するキー入力データに変換して前記入力データ格
納領域Z1に格納する座標入力変換手段56を有する。
【0057】この座標入力変換手段56は、現在、モニ
タ34上に表示されている内容に対応した有効座標入力
範囲とキー入力受取り手段52にて受け取られた座標入
力データが示す座標とを比較し、該座標が有効な場合に
その座標に対応した画面上の操作キーのキー入力データ
に変換して前記入力データ格納領域Z1に格納する手段
である。
【0058】また、前記ティーチング処理手段は、前記
各種手段のほか、座標入力装置22にて入力された座標
データを座標入力格納領域Z2に格納する座標入力処理
手段58と、座標入力装置22を通じて入力されたスタ
ートポイントSPの座標データをレジスタR1に格納す
るスタートポイント設定手段60と、座標入力装置22
を通じて入力された無限平面IPの座標データをレジス
タR2に格納する無限平面設定手段62と、座標入力装
置22を通じて入力された測定開始位置の座標データを
レジスタR3に格納する測定開始位置設定手段64と、
面測定に必要なパラメータを設定する面測定条件設定手
段66と、連続点列測定に必要なパラメータを設定する
連続点列測定条件設定手段68と、曲線測定に必要なパ
ラメータを設定する曲線測定条件設定手段70と、移動
順序ファイルF1からアドレス順次に座標データ(設定
ポイント(p0,p1,p2・・・・)の座標)を読み
出し、各設定ポイント(p0,p1,p2・・・・)か
ら仮想の被測定面への法線方向を求め、法線方向データ
として法線方向ファイルF2に格納する法線方向設定手
段72と、スタートポイントSPや無限平面IP等のス
タート関係の情報を移動順序ファイルF1に登録するス
タート関係登録手段74と、キー入力された移動速度を
移動速度格納領域Z3に格納する速度設定手段76と、
モニタ34の画面上に表示されている仮想の被測定面に
対応した座標値を実物の被測定面に対応した実寸座標値
に変換して実寸移動順序ファイルF3にアドレス順次に
格納する実寸変換手段78と、実寸移動順序ファイルF
3に格納された実寸座標データと法線方向ファイルF2
に格納された法線方向データと移動速度格納領域Z3に
格納された速度データに基づいて移動軌跡データファイ
ルF4を作成するファイル作成手段80と、作成された
移動軌跡データファイルF4をハードディスク24に転
送するファイル転送手段82とを有する。
【0059】そして、このティーチング処理プログラム
は、まず、図4のステップS3において、仮想被測定面
表示手段50を通じて、図14に示すように、被測定面
の設計画像(仮想の被測定面84)がモニタ34上に表
示される。具体的には、今回測定対象となっている被測
定面に関するCADデータをLAN及びI/F回路32
を通じて取り込み、この取り込んだCADデータを画像
データに変換してモニタ34に出力することにより、モ
ニタ34の画面上に今回の測定対象である被測定面の画
像、即ち、仮想の被測定面84が表示されることとな
る。
【0060】次に、ステップS4において、スタートポ
イント設定手段60を通じて、スタートポイントSPの
座標データがレジスタR1に格納される。具体的には、
例えば座標入力装置22にてスタートポイントSPの設
定メニューが指示されることにより、制御がスタートポ
イント設定手段60に移動し、この状態で、図14に示
すように、画面上の任意の箇所が座標入力装置22にて
指示されることにより、入力された座標データがスター
トポイントSPの座標データとしてレジスタR1に格納
される。
【0061】次に、ステップS5において、無限平面設
定手段62を通じて、無限平面IPの座標データがレジ
スタR2に格納される。具体的には、座標入力装置22
にて無限平面IPの設定メニューが指示されることによ
り、制御が無限平面設定手段62に移動し、この状態
で、図15に示すように、画面上の任意の箇所が座標入
力装置22にて指示されることにより、入力された座標
データが無限平面IPの座標データとしてレジスタR2
に格納される。図15の例では、ステップS4にて設定
されたスタートポイントSPのZ座標のみを変えて、ス
タートポイントSPの下方であって、かつ仮想の被測定
面84に影響を及ぼさない位置に無限平面IPを設定し
た例を示す。
【0062】次に、ステップS6において、測定開始位
置設定手段64を通じて、測定開始位置P0の座標デー
タがレジスタR3に格納される。具体的には、座標入力
装置22にて測定開始位置P0の設定メニューが指示さ
れることにより、制御が測定開始位置設定手段64に移
動し、この状態で、図16に示すように、画面上の任意
の箇所が座標入力装置22にて指示されることにより、
入力された座標データが測定開始位置P0の座標データ
としてレジスタR3に格納される。
【0063】次に、ステップS7において、測定種別の
判別が行われ、測定種類の選択メニューのうち、座標入
力装置22にて「面測定」が指示されることにより、ス
テップS8の面測定条件設定手段66(面測定条件設定
サブルーチン)に入り、座標入力装置22にて「連続点
列測定」が指示されることにより、ステップS9におい
て連続点列測定条件設定手段68による処理が行われ、
座標入力装置22にて「曲線測定」が指示されることに
より、ステップS10の曲線測定条件設定手段70(曲
線測定条件設定サブルーチン)に入る。
【0064】前記面測定条件設定手段66(面測定条件
設定サブルーチン)は、図6に示すように、座標入力装
置22を通じて入力された測定範囲を区画するための4
点の座標データを測定範囲格納領域Z10に格納し、こ
れら4点と被測定面にて決定される上方曲線データ、下
方曲線データ、左方曲線データ及び右方曲線データを曲
線格納領域Z11に格納する測定範囲設定手段90と、
キー入力された縦方向分解能値を縦分解能格納領域Z1
2に格納する縦方向分解能設定手段92と、キー入力さ
れた横方向分解能値を横分解能格納領域Z13に格納す
る横方向分解能設定手段94と、前記上方曲線データを
横方向分解能値にて等分して上方等分点(座標)を求
め、更に前記下方曲線データを横方向分解能値にて等分
して下方等分点(座標)を求め、対応する上方等分点と
下方等分点を結ぶ曲線データを縦方向曲線格納領域Z1
4に格納する縦方向曲線設定手段96と、前記左方曲線
データを縦方向分解能値にて等分して左方等分点(座
標)を求め、更に前記右方曲線データを縦方向分解能値
にて等分して右方等分点(座標)を求め、対応する左方
等分点と右方等分点を結ぶ曲線データを横方向曲線格納
領域Z15に格納する横方向曲線設定手段98と、縦方
向曲線格納領域Z14からアドレス順次に曲線データを
読み出し、各曲線データを縦分解能値にて等分し、各等
分点の座標を求めて縦方向等分座標格納領域Z16に格
納する縦移動方向設定手段100と、横方向曲線格納領
域Z15からアドレス順次に曲線データを読み出し、各
線分データについて横分解能値にて等分し、各等分点の
座標を求めて横方向等分座標格納領域Z17に格納する
横移動方向設定手段102と、縦方向等分座標格納領域
Z16と横方向等分座標格納領域Z17からそれぞれ等
分点座標を読み出し、測定開始位置P0からジグザグ状
の連続軌跡となるように、等分点座標を並び替えて移動
順序ファイルF1に順次格納する移動順序設定手段10
4を有して構成されている。
【0065】そして、この面測定条件設定手段66(面
測定条件設定サブルーチン)は、図7のステップS10
1において、測定範囲設定手段90を通じて、図17に
示すように、仮想の被測定面84の測定範囲を区画する
ための4点(P0,P1,P2及びP3)が設定され
る。具体的には、座標入力装置22を通じて入力された
前記4点(P0,P1,P2及びP3)についての座標
データを測定範囲格納領域Z10に格納し、上方2点
(P0,P1)間の曲線データ(上方曲線データ)と下
方2点(P2,P3)間の曲線データ(下方曲線デー
タ)と左方2点(P0,P2)間の曲線データ(左方曲
線データ)と右方2点(P1,P3)間の曲線データ
(右方曲線データ)を曲線格納領域Z11に格納すると
いう処理が行われる。図17の例では、測定開始位置P
0を含む4つの点(P0,P1,P2及びP3)を設定
した例を示す。
【0066】次に、ステップS102において、縦方向
分解能設定手段92を通じて、縦方向分解能値が設定さ
れる。この処理は、座標入力装置22にて縦方向の分解
能の設定メニューが指示されることにより、制御が縦方
向分解能設定手段92に移動し、この状態で、入力装置
20にて適当な数字が入力されることにより、その入力
された数字が縦方向分解能値として縦分解能格納領域Z
12に格納される。
【0067】次に、ステップS103において、横方向
分解能設定手段94を通じて、横方向分解能値が設定さ
れる。この処理は、前記縦方向分解能設定手段92と同
様に、座標入力装置22にて横方向の分解能の設定メニ
ューが指示されることにより、制御が横方向分解能設定
手段94に移動し、この状態で、入力装置20にて適当
な数字が入力されることにより、その入力された数字が
横方向分解能値として横分解能格納領域Z13に格納さ
れる。
【0068】次に、ステップS104において、縦方向
曲線設定手段96を通じて、縦方向に関する曲線の設定
が行われる。具体的には、まず、曲線格納領域Z11に
格納されている上方曲線データを横方向分解能値にて等
分して複数の上方等分点(座標)を求める。その後、前
記曲線格納領域Z11に格納されている下方曲線データ
を横方向分解能値にて等分して複数の下方等分点(座
標)を求める。その後、対応する上方等分点と下方等分
点を結ぶ曲線データを縦方向曲線格納領域Z14に格納
する。
【0069】次に、ステップS105において、横方向
曲線設定手段98を通じて、横方向の曲線の設定が行わ
れる。具体的には、まず、曲線格納領域Z11に格納さ
れている左方曲線データを縦方向分解能値にて等分して
複数の左方等分点(座標)を求める。その後、前記曲線
格納領域Z11に格納されている右方曲線データを縦方
向分解能値にて等分して複数の右方等分点(座標)を求
める。その後、対応する左方等分点と右方等分点を結ぶ
曲線データを横方向曲線格納領域Z15に格納する。
【0070】次に、ステップS106において、縦移動
方向設定手段100を通じて、前記縦方向曲線格納領域
Z14からアドレス順次に曲線データを読み出し、各曲
線データについて、縦分解能値にて等分し、各等分点の
座標を求め、縦方向等分座標格納領域Z16に格納す
る。
【0071】次に、ステップS107において、横移動
方向設定手段102を通じて、前記横方向曲線格納領域
Z15からアドレス順次に曲線データを読み出し、各曲
線データについて、横分解能値にて等分し、各等分点の
座標を求め、横方向等分座標格納領域Z17に格納す
る。
【0072】次に、ステップS108において、移動順
序設定手段104を通じて、縦方向等分座標格納領域Z
16と横方向等分座標格納領域Z17からそれぞれ等分
点座標を読み出し、図18に示すように、測定開始点か
ら順次ジグザグ状の連続軌跡となるように、等分点座標
を並び替えて移動順序ファイルF1に順次格納する。こ
の並び替えられた後の各等分点座標が被測定面上の測定
ポイントとなる。
【0073】前記ステップS108での処理が終了した
段階でこの面測定条件設定手段66(面測定条件設定サ
ブルーチン)が終了する。
【0074】次に、図5のメインルーチンにおける次の
ステップS11において、スタート関係登録手段74を
通じて、スタートポイントSPや無限平面IP等の移動
順序設定が行われる。具体的には、移動順序ファイルF
1の先頭に3レコード分の空きエリアが確保され、移動
順序ファイルF1の最終レコードの次に2レコード分の
空きエリアが確保される。そして、先頭の3レコード分
の空きエリアにスタートポイントSP、無限平面IP及
び測定開始位置P0上の任意の点Ps(図18参照)に
関する各座標がそれぞれ登録され、最終の2レコード分
の空きエリアに測定終了点上の任意の点Pe(図18参
照)及びスタートポイントSPに関する各座標がそれぞ
れ登録される。
【0075】次に、ステップS12において、法線方向
設定手段72を通じて、移動順序ファイルF1からアド
レス順次に座標データを読み出し、各座標データにおけ
る仮想の被測定面84の法線方向を求め、法線方向デー
タとして法線方向ファイルF2に格納する。なお、スタ
ートポイントSP、無限平面IP、測定開始位置P0上
の任意の点Ps及び測定終了点上の任意の点Peについ
ては、実質的な測定には無関係であるため、この場合、
法線方向は設定されず、例えば「0」が格納される。次
に、ステップS13において、速度設定手段76を通じ
て、測定子12の移動速度が設定される。具体的には、
座標入力装置22にて移動速度の設定メニューが指示さ
れることにより、制御が速度設定手段76に移動し、こ
の状態で、入力装置20にて適当な数字が入力されるこ
とにより、その入力された数字が移動速度データとして
移動速度格納領域Z3に格納される。
【0076】次に、ステップS14において、実寸変換
手段78を通じて、モニタ34の画面上に表示されてい
る仮想の被測定面84に対応した座標値を実物の被測定
面に対応した実寸座標値に変換する。具体的には、移動
順序ファイルF1からアドレス順次に座標値を読み出し
て、実寸座標値に変換した後、実寸移動順序ファイルF
3に順次格納するという処理が行われる。
【0077】次に、ステップS15において、ファイル
作成手段80を通じて、実寸移動順序ファイルF3に格
納された実寸座標データと、法線方向ファイルF2に格
納されている法線方向データと、移動速度格納領域Z3
に格納された移動速度データと、レジスタApに格納さ
れているアプローチ量に基づいて移動軌跡データファイ
ルF4を作成する。具体的には、実寸移動順序ファイル
F3からアドレス順次に実寸座標データを読み出し、更
に法線方向ファイルF2から各実寸座標データに対応す
る法線方向データを読み出して、前記読み出された実寸
座標データが示す位置から法線方向にアプローチ量の例
えば2/3の値(この例では10mm)だけ移動させた
位置(即ち、設定ポイント)の実寸座標を求める。各設
定ポイントは、前記面測定条件設定手段66にて設定さ
れた仮想の被測定面84上における複数の点(即ち、測
定ポイント)からそれぞれ法線方向にアプローチ量の2
/3の値だけ移動させた位置を示すものであり、図18
上において、p0,p1,p2・・・pj・・・pmで
示す点を指す。
【0078】そして、求めた設定ポイント(p0,p
1,p2・・・)の座標データと、それに対応する法線
方向の逆の方向(即ち、アプローチ方向)を示すデータ
と、移動速度データと、アプローチ量を示すデータを移
動軌跡データファイルの該当レコードに格納することに
より、移動軌跡データファイルF4を作成する。
【0079】次に、ステップS16において、ファイル
転送手段82を通じて、移動軌跡データファイルF4を
入出力ポート46及びI/F回路30を介してハードデ
ィスク24に転送する。
【0080】一方、図4に示すステップS7において、
「連続点列測定」であると判別された場合は、ステップ
S9に進み、連続点列測定条件設定手段68を通じて、
測定すべき連続点列が設定される。具体的には、図19
に示すように、座標入力装置22を通じて入力された複
数の座標データを移動順序ファイルF1に入力順次に格
納することにより行われる。
【0081】その後の処理は、前記したステップS11
ステップS16と同じであるため、その説明を省略する
が、これらステップS11〜ステップS16の一連の処
理において、図20に示すように、前記連続点列測定条
件設定手段68にて設定された仮想の被測定面84上に
おける複数の連続点からそれぞれ法線方向にアプローチ
量の2/3の値だけ移動させた位置である複数の設定ポ
イント(p0,p1,p2)が設定され、これら設定ポ
イント(p0,p1,p2)の座標データと、それに対
応する法線方向の逆の方向(即ち、アプローチ方向)を
示すデータと、移動速度データと、アプローチ量を示す
データが移動軌跡データファイルの該当レコードに格納
されて、連続点列測定用の移動軌跡データファイルF4
が作成される。
【0082】他方、図4に示すステップS7において、
「曲線測定」であると判別された場合は、ステップS1
0に進み、曲線測定条件設定手段70(曲線測定条件設
定サブルーチン)に入る。この曲線測定条件設定サブル
ーチンは、図8に示すように、測定すべき曲線を設定
し、座標入力装置22を通じて入力された1つの曲線デ
ータを曲線格納領域Z20に格納する曲線設定手段11
0と、キー入力された分解能値を分解能格納領域Z21
に格納する分解能設定手段112と、曲線格納領域Z2
0から曲線データを読み出し、この読み出された曲線デ
ータについて分解能値にて等分して、各等分点の座標を
求め、移動順序ファイルF1に順次格納する移動方向設
定手段114を有して構成されている。
【0083】そして、この曲線測定条件設定手段70
(曲線測定条件設定サブルーチン)は、図9に示すよう
に、まず、ステップS201において、曲線設定手段1
10を通じて、測定すべき曲線を設定する。具体的に
は、座標入力装置22を通じて入力された1つの曲線デ
ータを曲線格納領域Z20に格納する。
【0084】次に、ステップS202において、分解能
設定手段112を通じて、設定された曲線に対する分解
能値が設定される。この処理は、座標入力装置22にて
分解能の設定メニューが指示されることにより、制御が
分解能設定手段112に移動し、この状態で、入力装置
20にて適当な数字が入力されることにより、その入力
された数字が分解能値として分解能格納領域Z21に格
納される。
【0085】次に、ステップS203において、移動方
向設定手段114を通じて、前記曲線格納領域Z20か
ら曲線データを読み出し、該曲線データについて、分解
能格納領域Z21に格納されている分解能値にて等分
し、各等分点(測定ポイント)の座標を求め、図21に
示すように、測定開始点から設定された曲線Lに沿った
等分点座標を移動順序ファイルF1に順次格納する。
【0086】その後の処理は、前記したステップS11
ステップS16と同じであるため、その説明を省略する
が、これらステップS11〜ステップS16の一連の処
理において、図22に示すように、前記曲線測定条件設
定手段70にて設定された一つの曲線L上における複数
の点(測定ポイント)からそれぞれ法線方向にアプロー
チ量の2/3の値だけ移動させた位置である複数の設定
ポイント(p0,p1,p2・・・pm)が設定され、
これら設定ポイント(p0,p1,p2・・・pm)の
座標データと、それに対応する法線方向の逆の方向(即
ち、アプローチ方向)を示すデータと、移動速度データ
と、アプローチ量を示すデータが移動軌跡データファイ
ルの該当レコードに格納されて、曲線測定用の移動軌跡
データファイルF4が作成される。
【0087】前記ステップS16が終了した段階で、面
測定、連続点列測定又は曲線測定に関するオフライン・
ティーチング処理が終了することになるが、本実施の形
態に係る3次元測定装置においては、作成された移動軌
跡データファイルF4に基づいて実際の被測定面に対し
ての測定処理が行われる。
【0088】従って、次のステップS17において、測
定処理手段(測定処理プログラム)が起動される。
【0089】この測定処理手段は、図10に示すよう
に、ハードディスク24に格納されている移動軌跡デー
タファイルF4を受け取ってデータRAM44のファイ
ル格納領域Z30に格納するファイル受取り手段120
と、ファイル格納領域Z30に格納された移動軌跡デー
タファイルF4から1レコード分のデータを読み出すレ
コード読出し手段122と、1レコードに格納されてい
る位置情報、移動速度及びアプローチ方向並びにアプロ
ーチ量に基づいて、3軸モータ(3つのDCサーボモー
タ)36、38及び40に送出すべき制御電圧値(又は
制御電流値)を設定するモータ制御信号設定手段124
と、各DCサーボモータ(36,38,40)単位に設
定された制御電圧値(又は制御電流値)を対応するDC
サーボモータに出力するモータ制御信号出力手段126
と、測定子12がアプローチ方向に移動している間に、
所定の短いサンプリングタイミングにて測定子12の座
標データを更新しながらレジスタRに格納する座標デー
タ更新手段128と、測定子12が被測定面と当たった
時点のレジスタR内の座標データを出力する座標データ
出力手段130と、前記座標データ出力手段130から
出力される座標データを取り込んでデータRAM44に
展開されている測定データファイルF5にアドレス順次
にあるいはシーケンシャルに格納する測定データファイ
ル作成手段132と、作成された測定データファイルF
5を入出力ポート46及びI/F回路30を通じてハー
ドディスク24に転送するファイル転送手段と134を
有して構成されている。
【0090】そして、この測定処理手段は、図11に示
すように、まず、ステップS301において、ファイル
受取り手段120を通じて、ハードディスク24に記録
されている移動軌跡データファイルF4を受け取ってデ
ータRAM44のファイル格納領域Z30に格納する。
【0091】次に、ステップS302において、この測
定処理プログラムにて使用される各種レジスタのうち、
インデックスレジスタiとして宣言されたレジスタ(以
後、単にインデックスレジスタiと記す)に初期値
「0」を格納して、該インデックスレジスタiを初期化
する。
【0092】次に、ステップS303において、レコー
ド読出し手段122を通じて、移動軌跡データファイル
F4のうち、インデックスレジスタiの値が示すレコー
ド目(以下、単にiレコード目と記す)を読み出す。
【0093】次に、ステップS304において、被測定
面への測定が完了したかどうかの判別が行われる。この
判別は、iレコード目の内容がファイルの終了を示すE
OFコードであるかどうかで行われる。
【0094】iレコード目の内容がEOFコードではな
く、未だ測定が完了していないと判別された場合は、次
のステップS305に進み、モータ制御信号設定手段1
24を通じて、前記iレコード目に格納されている位置
情報、速度及びアプローチ方向並びにアプローチ量に基
づいて、3軸モータ(3つのDCサーボモータ)36,
38及び40に送出すべき制御電圧値(又は制御電流
値)を設定する。
【0095】次に、ステップS306において、モータ
制御信号出力手段126を通じて、各DCサーボモータ
(36,38,40)単位に設定された制御電圧値(又
は制御電流値)を対応するDCサーボモータに出力す
る。これによって、測定子12は供給された1レコード
に格納されている位置情報が示す設定ポイントに移動
し、更にその設定ポイントから今回のアプローチ方向に
沿ってアプローチ量が示す距離だけ移動する。
【0096】このとき、アプローチ量が「0」ではな
く、規定の例えば15mmである場合、測定子12は、
アプローチ方向に向かって15mmだけ移動するが、こ
の測定子12のアプローチ方向への移動の間に、座標デ
ータ更新手段128を通じて、所定の短いサンプリング
タイミングにて座標データが順次更新されてレジスタR
に格納される(ステップS308)。そして、測定子1
2が被測定面に当たった時点にて測定子12から割込み
信号が発生する。前記座標データ更新手段128は、前
記割込み信号の発生に基づいてその座標データの更新を
停止し、座標データ出力手段130に制御を移す。座標
データ出力手段130は、レジスタR内に格納されてい
る座標データを読み出して後段の測定データファイル作
成手段132に出力する(ステップS309)。
【0097】次に、ステップS310において、測定デ
ータファイル作成手段132を通じて、前記座標データ
出力手段130から出力される座標データが当該測定ポ
イントにおける測定データとして測定データファイルF
5に格納される。
【0098】次に、ステップS311において、インデ
ックスレジスタiの値を+1更新する。
【0099】一方、前記iレコード目に格納されている
アプローチ量が「0」である場合は、座標データの更新
や測定データの格納等を行わずに、ステップS307か
ら直接ステップS311に進む。即ち、測定子12の設
定ポイントへの移動のみが行われることになる。これ
は、測定子12がスタートポイントSPから無限平面I
Pに移動する場合や無限平面IPから測定開始点上の任
意の点Psに移動する場合、又は測定終了点から該測定
終了点上の任意の点Peに移動する場合、あるいは測定
終了点上の任意の点PeからスタートポイントSPに移
動する場合が相当する。
【0100】前記ステップS311でのインデックスレ
ジスタiの+1更新処理が終了した段階で、前記ステッ
プS303に戻り、該ステップS303以降の処理を繰
り返す。即ち、移動軌跡データファルF4から次のレコ
ードを読み出し、その読み出したレコードに登録されて
いる位置情報等に基づいて、測定子12を移動させると
いう処理が行われる。
【0101】そして、前記ステップS304において、
iレコード目の内容がEOFコードであって、すべての
測定が完了したと判別された場合は、次のステップS3
12に進み、ファイル転送手段134を通じて、測定デ
ータファイルF5を入出力ポート46及びI/F回路3
0を介してハードディスク24に転送する。
【0102】前記ステップS312の処理が終了した段
階でこの測定処理プログラムが終了し、実際の被測定面
上における各測定ポイントの測定データが測定データフ
ァイルF5に登録されてハードディスク24に記録され
ることとなる。
【0103】この実施の形態に係る3次元測定装置にお
けるティーチング処理プログラムは、図5のステップS
18において、前記測定処理プログラムが終了するのを
待ち、該測定処理プログラムが終了した時点で次のステ
ップS19に進む。
【0104】この段階では、実際の被測定面に対する実
測値(座標データ)がハードディスク24に記録され、
仮想の被測定面84に沿った測定子12の移動順序に関
する座標データがデータRAM44の移動順序ファイル
F1に格納されていることから、本実施の形態に係る3
次元測定装置においては、これらのデータファイルF1
及びF5から実際の被測定面と仮想の被測定面84(設
計値)との誤差を求めてその誤差レベルを色表示する誤
差検出処理プログラムが組み込まれている。
【0105】この誤差検出処理プログラムは、前記ステ
ップS19において、ティーチング処理プログラムを通
じて起動される。この誤差検出処理プログラムは、図1
2に示すように、移動順序ファイルF1から実質的な測
定に関与するレコードのみを抽出して、あるいは実質的
な測定に関与しないレコード(スタートポイントSPや
無限平面IP等に関するレコード)を削除して設計位置
データファイルF6とする設計位置設定手段140と、
前記設計位置データファイルF6からアドレス順次に位
置座標データを読み出して、実寸座標値に変換した後、
設計データファイルF7に順次格納する実寸変換手段1
42と、設計データファイルF7からアドレス順次に読
み出された設計位置座標データと、測定データファイル
F5からアドレス順次に読み出された測定データ(実測
位置座標データ)との差分をとり、差分データファイル
F8にアドレス順次に格納するデータ比較手段144
と、測定データファイルF5からアドレス順次に測定デ
ータを読み出して、モニタ34の画面上の座標値に変換
した後、変換測定データファイルF9に順次格納する座
標変換手段146と、差分データファイルF8からアド
レス順次に読み出された差分データ値に対応する色情報
を色分け情報テーブルTBLから読み出して、色情報デ
ータファイルF10にアドレス順次に格納する色情報設
定手段148と、設計位置データファイルF6からアド
レス順次に読み出された位置座標データが示す点と、変
換測定データファイルF9からアドレス順次に読み出さ
れた変換後の実測座標データが示す点とを結ぶ線分を、
色情報データファイルF10のうち、当該測定ポイント
に対応するレコードから読み出された色情報が示す色で
モニタ34の画面上に表示する誤差線分表示手段150
とを有して構成されている。
【0106】そして、この誤差検出プログラムは、図1
3に示すように、まず、ステップS401において、設
計位置設定手段140を通じて、移動順序ファイルF1
から実質的な測定に関与するレコードのみを抽出して、
あるいは実質的な測定に関与しないレコード(スタート
ポイントSPや無限平面IP等に関するレコード)を削
除して設計位置データファイルF6とする。
【0107】次に、ステップS402において、実寸変
換手段142を通じて、前記設計位置データファイルF
6からアドレス順次に位置座標データを読み出して、実
寸座標値に変換した後、設計データファイルF7に順次
格納する。
【0108】次に、ステップS403において、データ
比較手段を通じて、前記設計データファイルF7からア
ドレス順次に読み出された設計位置座標データと、ハー
ドディスク24に記録されている測定データファイルF
5からアドレス順次に読み出された測定データ(実測位
置座標データ)との差分をとり、その差分データを差分
データファイルF8にアドレス順次に格納する。
【0109】次に、ステップS404において、色情報
設定手段148を通じて、前記差分データファイルF8
からアドレス順次に読み出された差分データ値に対応す
る色情報を色分け情報テーブルTBLから読み出して、
色情報データファイルF10にアドレス順次に格納す
る。
【0110】次に、ステップS405において、座標変
換手段146を通じて、測定データファイルF5からア
ドレス順次に測定データを読み出して、モニタ34の画
面上の座標値に変換した後、変換測定データファイルF
9に順次格納する。
【0111】次に、ステップS406において、誤差線
分表示手段150を通じて、前記設計位置データファイ
ルF6からアドレス順次に読み出された位置座標データ
が示す点と、変換測定データファイルF9からアドレス
順次に読み出された変換後の実測座標データが示す点と
を結ぶ線分を、色情報データファイルF10のうち、当
該測定ポイントに対応するレコードから読み出された色
情報が示す色でモニタ画面上に表示する。
【0112】例えば、図23に示すように、一つの仮想
の被測定面84において、太い一点鎖線で示すバーは、
その誤差範囲が−0.500mm〜−0.300mmで
あって、例えば赤色の表示とされ、細い一点鎖線で示す
バーは、その誤差範囲が−0.300mm〜−0.10
0mmであって、例えば黄色の表示とされる。また、細
い破線で示すバーは、その誤差範囲が−0.100mm
〜0.100mmであって、例えば緑色の表示とされ、
細い実線で示すバーは、その誤差範囲が0.100mm
〜0.300mmであって、例えば水色の表示とされ
る。更に、太い破線で示すバーは、その誤差範囲が0.
300mm〜0.500mmであって、例えば青色の表
示とされ、太い実線で示すバーは、その誤差範囲が0.
500mm以上であって、例えば紫色の表示とされる。
なお、図23において、仮想の被測定面84に沿った実
線で示す曲線L1は、設計上の被測定面における形状を
示し、二点鎖線で示す曲線L2は、実際の被測定面にお
ける形状を示す。
【0113】このように、本実施の形態に係る3次元測
定装置においては、CRT等のモニタ画面上に表示され
ている仮想の被測定面84に対して、測定子12の移動
を模擬的に行うことによって測定子12の移動軌跡デー
タファイルF4が作成されるため、従来のように、測定
ポイント毎に、該測定ポイントに対応するベクトルデー
タ(測定子12の移動方向を示すデータや移動量を示す
データ)を別途用意された電卓などを用いて手計算しな
がらエディタにて設定されたキャラクタデータに変換し
て入力する場合と比して、格段に移動軌跡データファイ
ルF4の作成が容易になり、しかも、入力作業を迅速に
行うことができる。
【0114】また、表示された仮想の被測定面84に対
してポイント指定、あるいは軌跡指定等を行うことで簡
単に入力ができるため、入力ミスが大幅に削減され、ま
た、複雑な測定定義も可能となり、例えばある被測定面
に対し、その面形状の測定、所望の曲線に沿った形状の
測定又は連続配列された点列に沿った形状の測定に合っ
た移動軌跡データファイルF4の作成も容易になる。
【0115】また、各測定定義に沿った複雑な手順は、
各パート毎にユニット化できるようになるため、測定定
義や測定手順の変更、修正作業が容易に行える。
【0116】即ち、本実施の形態に係る3次元測定装置
においては、複雑な形状の部品を測定して結果を評価す
るにあたって、その部品の評価を行うに必要な測定ポイ
ント群の設定、その測定ポイント群が存在する線や面の
範囲設定、その範囲内の各測定ポイントをどのような順
番にどのような動きで測定するかの設定といった点に関
し、精度を保ったままの更なる工数削減を図ることがで
きる。
【0117】特に、本実施の形態に係る3次元測定装置
においては、測定データファイルF5から読み出された
測定データと、該測定データに関連する測定ポイントと
同一の測定ポイントに対応する画像表示上の前記被測定
面(仮想の被測定面84)での相対位置データ(移動順
序ファイルF1に登録された位置情報)との誤差を検出
する誤差検出手段を設けるようにしているため、同一の
測定定義下において、実物の被測定面における形状とC
ADデータに基づく仮想の被測定面における形状との誤
差が検出されることになる。従って、前記被測定面を例
えばプレス型のダイフェースとした場合、該ダイフェー
ス形状の変更を前記検出された誤差に基づいて簡単に行
うことができ、プレス型の製作工程を大幅に簡略化する
ことができる。
【0118】更に、最大誤差範囲を所定範囲毎に色分け
指定された色分け情報テーブルTBLから前記誤差検出
手段にて検出された誤差レベルに対応する色情報を読み
出し、前記画像表示された被測定面の測定ポイントに対
応する部分に、当該測定ポントの誤差レベルに対応した
線図と前記読み出された色情報の組合せ画像を重ねて表
示する誤差線分表示手段150を設けるようにしている
ため、従来のような基準面表示上に色点で表示するもの
と異なり、実測値と基準値の間を色分けした線で結んで
表示するため、ずれ分をより視覚的に評価することがで
き、CADデータに基づく被測定面と実物の被測定面と
の形状上の誤差を一目で確認できる。そのため、例え
ば、実物の被測定面を例えばプレス型のダイフェースと
した場合に、CADデータ上のダイフェース形状と実物
のダイフェース形状を容易に、かつ精度よく認識するこ
とができる。これは、ダイフェース形状の調整加工等を
精度よく、かつ迅速に行えることにつながる。
【0119】前記例は、3軸のロボットあるいはNC工
作機械のツールヘッドに代えて測定子を取り付けた3次
元測定装置に適用した例を示したが、その他、ロボット
の動作手順をロボット言語を用いてオフライン・ティー
チングにて登録する場合や、NC工作機械の動作手順を
パート・プログラミングにて登録する場合にも簡単に適
用させることができる。
【0120】なお、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る3次
元測定装置及び3次元測定方法によれば、測定子の移動
軌跡情報をモニタ上に映し出されている仮想の被測定面
を見ながらGUI(グラフィック・ユーザ・インターフ
ェース)方式にて登録操作することができ、測定子の移
動軌跡情報の登録作業の簡略化、測定のための工数の削
減化を実現することができ、しかも、入力ミスの削減及
びデータ入力の変更・修正の容易性を達成することがで
きるという効果が達成される。
【0122】即ち、複雑な形状の部品を測定して結果を
評価するにあたって、その部品の評価を行うに必要な測
定ポイント群の設定、その測定ポイント群が存在する線
や面の範囲設定、その範囲内の各測定ポイントをどのよ
うな順番にどのような動きで測定するかの設定といった
点に関し、精度を保ったままの更なる工数削減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元測定装置及び3次元測定方
法を例えば自動車部品をプレス加工する際に用いられる
プレス型のダイフェース形状を測定する場合に適用した
実施の形態例(以下、単に実施の形態に係る3次元測定
装置と記す)の測定原理を示す説明図である。
【図2】本実施の形態に係る3次元測定装置のハード構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る3次元測定装置に組み込ま
れるティーチング処理手段の構成を示す機能ブロック図
である。
【図4】ティーチング処理プログラムの処理動作を示す
フローチャート(その1)である。
【図5】ティーチング処理手段の処理動作を示すフロー
チャート(その2)である。
【図6】ティーチング処理手段に含まれる面測定条件設
定手段の構成を示す機能ブロック図である。
【図7】面測定条件設定手段の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】ティーチング処理手段に含まれる曲線測定条件
設定手段の構成を示す機能ブロック図である。
【図9】曲線測定条件設定手段の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図10】本実施の形態に係る3次元測定装置に組み込
まれる測定処理手段の構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図11】測定処理手段の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図12】本実施の形態に係る3次元測定装置に組み込
まれる誤差検出手段の構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図13】誤差検出手段の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図14】モニタ画面上に仮想の被測定面が表示され、
座標入力装置にてスタートポイントが設定された状態の
表示例を示す説明図である。
【図15】座標入力装置にて無限平面が設定された状態
の表示例を示す説明図である。
【図16】座標入力装置にて測定開始位置が設定された
状態の表示例を示す説明図である。
【図17】座標入力装置にて測定範囲を決めるための4
点が設定された状態の表示例を示す説明図である。
【図18】仮想の被測定面上での面測定に係る測定子の
移動軌跡を示す説明図である。
【図19】座標入力装置にて連続点列が設定された状態
の表示例を示す説明図である。
【図20】仮想の被測定面上での連続点列測定に係る測
定子の移動軌跡を示す説明図である。
【図21】座標入力装置にて測定すべき曲線が設定され
た状態の表示例を示す説明図である。
【図22】仮想の被測定面上での曲線測定に係る測定子
の移動軌跡を示す説明図である。
【図23】仮想の被測定面の測定ポイントに対応する部
分に、当該測定ポントの誤差レベルに対応した線図と該
誤差レベルに対応した色情報の組合せ画像を重ねて表示
した例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…被測定面 12…測定子 20…入力装置 22…座標入力
装置 24…ハードディスク 34…モニタ 36、38、40…サーボモータ 42…動作用R
AM 44…データRAM 46…入出力ポ
ート 48…CPU 50…仮想被測
定面表示手段 60…スタートポイント設定手段 62…無限平面
設定手段 64…測定開始位置設定手段 66…面測定条
件設定手段 68…連続点列測定条件設定手段 70…曲線測定
条件設定手段 72…法線方向設定手段 74…スタート
関係登録手段 76…速度設定手段 78…実寸変換
手段 80…ファイル作成手段 120…ファイ
ル受取り手段 124…モータ制御信号設定手段 126…モータ
制御信号出力手段 128…座標データ更新手段 130…座標デ
ータ出力手段 132…測定データファイル作成手段 140…設計位
置設定手段 144…データ比較手段 148…色情報
設定手段 150…誤差線分表示手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定面上での測定子の移動軌跡が測定ポ
    イント毎に軌跡データとしてシーケンシャルに登録され
    た移動軌跡データファイルから順次軌跡データを読み出
    す軌跡データ読出し手段と、 前記読み出された軌跡データが示す位置に測定子を移動
    させる測定子移動手段と、 位置決めされた測定子の設定ポイントと、前記被測定面
    上の測定ポイントとの相対位置を測定データとして取り
    込む測定データ取込み手段と、 CADデータに基づいて画像表示された前記被測定面へ
    の座標入力にて少なくとも測定開始位置、測定範囲及び
    設定ポイントを順次決定する測定条件決定手段と、 前記測定条件決定手段にて決定された少なくとも前記測
    定開始位置、測定範囲及び設定ポイントに基づいて前記
    移動軌跡データファイルを作成するファイル作成手段と
    を有することを特徴とする3次元測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の3次元測定装置において、 前記測定データ取込み手段からの測定データと、該測定
    データに関連する測定ポイントと同一の測定ポイントに
    対応する画像表示上の前記被測定面での相対位置データ
    との誤差を検出する誤差検出手段を有することを特徴と
    する3次元測定装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の3次元測定装置において、 最大誤差範囲を所定範囲毎に色分け指定された色分けテ
    ーブルから前記誤差検出手段にて検出された誤差レベル
    に対応する色情報を読み出し、 前記画像表示された被測定面上の測定ポイントに対応す
    る部分に、当該測定ポントの誤差レベルに対応した線図
    と前記読み出された色情報の組合せ画像を重ねて表示す
    る表示手段を有することを特徴とする3次元測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の3次元測定装置
    において、 前記測定条件決定手段にて決定される属性に、前記被測
    定面の次元が含まれることを特徴とする3次元測定装
    置。
  5. 【請求項5】被測定面上での測定子の移動軌跡が測定ポ
    イント毎に軌跡データとしてシーケンシャルに登録され
    た移動軌跡データファイルから順次軌跡データを読み出
    す軌跡データ読出しステップと、 前記読み出された軌跡データが示す位置に測定子を移動
    させる測定子移動ステップと、 位置決めされた測定子の設定ポイントと、前記被測定面
    上の測定ポイントとの相対位置を測定データとして取り
    込む測定データ取込みステップと、 CADデータに基づいて画像表示された前記被測定面へ
    の座標入力にて少なくとも測定開始位置、測定範囲及び
    設定ポイントを順次決定する測定条件決定ステップと、 前記測定条件決定手段にて決定された少なくとも前記測
    定開始位置、測定範囲及び設定ポイントに基づいて前記
    移動軌跡データファイルを作成するファイル作成ステッ
    プとを有することを特徴とする3次元測定方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の3次元測定方法において、 前記測定データ取込みステップにて順次取り込まれた測
    定データと、これら測定データに関連する各測定ポイン
    トと同一の測定ポイントに対応する画像表示上の前記被
    測定面での相対位置データとの誤差を検出する誤差検出
    ステップを有することを特徴とする3次元測定方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の3次元測定方法において、 最大誤差範囲を所定範囲毎に色分け指定された色分けテ
    ーブルから前記誤差検出ステップにて検出された誤差レ
    ベルに対応する色情報を読み出し、 前記画像表示された被測定面上の測定ポイントに対応す
    る部分に、当該測定ポントの誤差レベルに対応した線図
    と前記読み出された色情報の組合せ画像を重ねて表示す
    る表示ステップを有することを特徴とする3次元測定方
    法。
  8. 【請求項8】請求項5、6又は7記載の3次元測定方法
    において、 前記測定条件決定ステップにて決定される属性に、被測
    定面の次元が含まれることを特徴とする3次元測定方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178329A (ja) * 2001-12-11 2003-06-27 Minolta Co Ltd 2つの3次元データの差分の表示装置およびコンピュータプログラム
US6674891B1 (en) 1999-11-18 2004-01-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylindrical-shaped workpiece evaluation method and evaluation apparatus
JP2004009282A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Toyota Motor Corp 3次元物体測定評価システム
CN116183233A (zh) * 2023-04-06 2023-05-30 中国航发常州兰翔机械有限责任公司 一种叶轮内、外子午线的测量和评价方法

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