JPH10175977A - 縮合インドール誘導体、その製造法及び用途 - Google Patents

縮合インドール誘導体、その製造法及び用途

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JPH10175977A
JPH10175977A JP33424196A JP33424196A JPH10175977A JP H10175977 A JPH10175977 A JP H10175977A JP 33424196 A JP33424196 A JP 33424196A JP 33424196 A JP33424196 A JP 33424196A JP H10175977 A JPH10175977 A JP H10175977A
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JP
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Application number
JP33424196A
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English (en)
Inventor
Keiji Kamiyama
圭司 神山
Yutaka Nakayama
豊 中山
Masafumi Nakao
雅文 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘリコバクター・ピロリに対し強い抗菌作用を
有し、抗菌剤及び潰瘍などの予防・治療剤として有用な
化合物を提供する。 【解決手段】式 【化1】 〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
2価の芳香族基、又は置換されていてもよい2価の脂環
式複素環基を、X1及びX2はそれぞれ結合手、酸素及び
硫黄原子から選ばれた1又は2個の原子を介した低級ア
ルキレン又はオキソで置換されていてもよい低級アルキ
レンを示す。(但し、X1が結合手で、X2が結合手又は
メチレンで、Xが 【化2】 であるとき、(1)Y2が置換されていてもよいフェニル
で、かつ5H−ピリミド〔5,4−b〕インドールの7,
8位の双方にメトキシを有するもの、 及び(2)Y2が4位
に塩素原子又はメトキシを有していてもよいフェニルで
かつY1が無置換のベンゼン環であるものを除く)]で
表される縮合インドール誘導体またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縮合インドール誘導
体に関する。より詳細には、本発明は、優れた抗菌活
性、特にヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylor
i)などのヘリコバクター属、キャンピロバクター(Cam
pylobacter)属菌等に対する強い抗菌活性を有する5H
−ピリミド[5,4−b]インドール誘導体、これを含
有してなる抗菌剤、抗潰瘍剤、抗胃癌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】消化管内で有毒な作用を及ぼす菌、例え
ばヘリコバクター・ピロリはヘリコバクター(Helicoba
cter)属に属するグラム陰性の微好気性細菌であり、胃
炎、十二指腸潰瘍、胃潰瘍などの再発の大きな原因とな
る可能性が示唆されている。このヘリコバクター・ピロ
リに起因する各種疾患の治療には、現在、ビスマス製剤
と抗生物質の二剤併用や、ビスマス製剤、メトロニダゾ
ール(米国特許第2,944,061号)、及びテトラ
サイクリン(例えば米国特許第2,712,517号)
もしくはアモキシシリン(米国特許第3,192,19
8号)の三剤併用などによる化学療法が行われている。
これらビスマス製剤、抗生物質及びメトロニダゾール等
は、内服の形で投与されている。しかしながら、上記の
ビスマス製剤、抗生物質及びメトロニダゾール等は、ヘ
リコバクター・ピロリの増殖を阻止する十分な濃度をそ
の増殖箇所に維持するために、一日に大量投与する必要
があり、それによって嘔吐、下痢等の副作用が発現する
等、多くの問題がある。5H−ピリミド[5,4−b]
インドール誘導体としては、「ジャーナル・オブ・ヘテ
ロサイクリック・ケミストリー」第23巻、647頁
(1986年)、「アーチーフ・デル・ファルマチー」
第326巻、879頁(1993年)、特開平6−22
0059号公報等に開示されているが、消化管内で有毒
な作用を及ぼす菌(例、ヘリコバクター属菌)に対する
抗菌活性を有することの開示はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた抗菌
活性、特にヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pyl
ori)等のヘリコバクター属菌に対する強い抗菌活性を
有する縮合インドール誘導体、これを含有してなる抗菌
剤、抗潰瘍剤、抗胃癌剤を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑み、消化管内で有害な作用を及ぼす菌(例、ヘリ
コバクター・ピロリ等のヘリコバクター属菌、カンピロ
バクター属菌)等に対して優れた抗菌作用、抗潰瘍作用
を有する薬剤を見いだすために鋭意研究を重ねた結果、
5H−ピリミド[5,4−b]インドールの特定位置に
置換基
【化7】
【化8】 〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
2価の芳香族基、又は置換されていてもよい2価の脂環
式複素環基を、X1及びX2はそれぞれ結合手、酸素及び
硫黄原子から選ばれた1又は2個の原子を介した低級ア
ルキレン又はオキソで置換されていてもよい低級アルキ
レンを示す。(但し、X1が結合手で、X2が結合手又は
メチレンで、Xが
【化9】 であるとき、(1)Y2が置換されていてもよいフェニル
で、かつ5H−ピリミド〔5,4−b〕インドールの7,
8位の双方にメトキシを有するもの、 及び(2)Y2が4位
に塩素原子又はメトキシを有していてもよいフェニルで
かつY1が無置換のベンゼン環であるものを除く)〕で
表される縮合インドール誘導体またはその塩を初めて合
成し、得られた化合物がその特異な化学構造に基づいて
予想外にも優れた医薬用途特にヘリコバクター属菌、キ
ャンピロバクター属菌、ペプトストレプトコッカス属
菌、クロストリジウム属菌、ユウバクテリウム属菌また
はバクテロイデス属菌に対する抗菌作用を有しているの
みならず、毒性が少なく臨床上の医薬品として優れた性
質を有していることを見出し、これらに基づいて本発明
を完成した。
【0005】すなわち本発明は、(1)式
【化10】 〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
2価の芳香族基、又は置換されていてもよい2価の脂環
式複素環基を、X1及びX2はそれぞれ結合手、酸素及び
硫黄原子から選ばれた1又は2個の原子を介した低級ア
ルキレン又はオキソで置換されていてもよい低級アルキ
レンを示す。(但し、X1が結合手で、X2が結合手又は
メチレンで、Xが
【化11】 であるとき、(1)Y2が置換されていてもよいフェニル
で、かつ5H−ピリミド〔5,4−b〕インドールの7,
8位の双方にメトキシを有するもの、 及び(2)Y2が4位
に塩素原子又はメトキシを有していてもよいフェニルで
かつY1が無置換のベンゼン環であるものを除く)〕で
表される縮合インドール誘導体またはその塩、
【0006】(2)Y2が置換されていてもよい芳香族
基である前記(1)記載の化合物、(3)置換されてい
てもよい芳香族基がそれぞれ置換されていてもよいフェ
ニル基、ピリジル基又はピリミジニル基である前記
(2)記載の化合物、(4)Xが置換されていてもよい
2価の脂環式複素環基である前記(1)記載の化合物、
(5)X1及びX2が結合手であり、Xが置換されていて
もよい2価の6員含窒素脂環式複素環基である前記
(1)記載の化合物、(6)X1−X−X2
【化12】 であり、Y1がハロゲン原子で置換されていてもよいベ
ンゼン環であり、Y2がそれぞれハロゲン原子、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよいC1-6 アルキル基、C
1-6アルカノイル基、C1-6アルコキシル基及びC1-6
ルコキシルカルボニル基から選ばれる1ないし3個の置
換基で置換されていてもよい(1)フェニル基、(2)
ピリジル基又は(3)ピリミジニル基である前記(1)
記載の化合物、
【0007】(7)抗菌作用を有する前記(1)記載の
化合物、(8)前記(1)記載の化合物を含有する医薬
組成物、(9)式
【化13】 〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
2価の芳香族基、又は置換されていてもよい2価の脂環
式複素環基を、X1及びX2はそれぞれ結合手、酸素及び
硫黄原子から選ばれた1又は2個の原子を介した低級ア
ルキレン又はオキソで置換されていてもよい低級アルキ
レンを、Rは水素原子又は置換基を示す。〕で表される
化合物またはその塩を含有する抗菌剤、
【0008】(10)化合物(I')またはその塩を含有
するヘリコバクター属菌に対する抗菌剤、(11)化合
物(I')またはその塩を含有する抗潰瘍剤、(12)化
合物(I')またはその塩を含有する抗胃癌剤、(13)
式(II)
【化14】 〔式中、Yは反応性基を示し、Y1は前記(1)記載の
定義と同じ。〕で表される化合物またはその塩と式(II
I)
【化15】 〔式中の各記号は前記(1)記載の定義と同じ。〕で表
される化合物またはその塩とを反応させることを特徴と
する前記(1)記載の化合物の製造法に関する。 上記一般式中Y2で示される「置換されていてもよい環
状基」の環状基としては芳香族炭化水素基及び芳香族複
素環基のような芳香族基、脂環式複素環基及び脂環式炭
化水素基などが挙げられるが、好ましくは芳香族炭化水
素基及び芳香族複素環基のような芳香族基である。
【0009】該芳香族炭化水素基としては、単環式また
は縮合多環式の炭素数6〜14の芳香族炭化水素環基な
どが挙げられる。該芳香族炭化水素環基としては、例え
ば、フェニル、1−または2−ナフチル、1−、2−ま
たは9−アントリル、1−,2−、3−、4−または9
−フェナントリル、1−、2−、4−、5−または6−
アズレニル、アセナフチレニルなど炭素数6〜14のも
のが挙げられ、なかでもフェニル、1−ナフチル、2−
ナフチルなどのC6-10アリールが好ましく、フェニルが
もっとも好ましい。
【0010】該芳香族複素環基としては、例えば、1個
の硫黄原子,窒素原子もしくは酸素原子を含む5〜7員
芳香族複素環基、2〜4個の窒素原子を含む5〜6員芳
香族複素環基または1〜2個の窒素原子および1個の硫
黄原子または酸素原子を含む5〜6員芳香族複素環基な
どが挙げられ、これらの芳香族複素環基は、2個以下の
窒素原子を含む6員環、ベンゼン環または1個の硫黄原
子を含む5員環と縮合していてもよい。該芳香族複素環
基としては、例えば、芳香族単環式複素環基(例、フリ
ル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾ
リル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オ
キサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザ
ニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジア
ゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリア
ゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリ
ジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリ
アジニル(1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリア
ジニル)等)及び芳香族縮合複素環基(例:ベンゾフラ
ニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ〔b〕チエニル、イ
ンドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベン
ズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、1,2−ベンズ
イソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾ
イソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリ
ル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノ
キサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニ
ル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリニル、
β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジニル、
フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、
フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナントリジ
ニル、フェナントロリニル、インドリジニル、ピロロ
〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピ
リジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ
〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダ
ジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、1,2,
4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、1,2,4−ト
リアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル等)などが挙げら
れる。好ましくは2−ピリジル、2−ピリミジニルなど
の芳香族単環式複素環基である。
【0011】該脂環式複素環基としては、1個の硫黄原
子、窒素原子または酸素原子を含む5〜7員非芳香族複
素環基または1個の窒素原子および3個以下のヘテロ原
子(例、窒素,酸素,硫黄原子)を含む3〜7員非芳香
族複素環基、例えば、オキシラニル、アゼチジニル、オ
キセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロ
フリル、チオラニル、ピペリジル、1,2,3,6−テト
ラヒドロピリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ホモピペリジ
ル、ピロリニル、イミダゾリジニル等が挙げられる。該
脂環式族複素環基は、ベンゼン環、2個以下の窒素原子
を含む6員環または1個の硫黄原子を含む5員環などと
縮合していてもよく、該縮合非芳香族複素環基としては
たとえば、クロマニル,イソクロマニル,インドリニ
ル,イソインドリニル,チオクロマニル,イソチオクロ
マニルなどが挙げられる。該脂環式炭化水素基として
は、飽和または不飽和の脂環式炭化水素基が挙げられ
る。
【0012】該飽和脂環式炭化水素基としては、炭素数
3〜12のもの(例、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シ
クロオクチル、ビシクロ〔2.2.1〕ヘプチル、ビシク
ロ〔2.2.2〕オクチル、ビシクロ〔3.2.1〕オクチ
ル、ビシクロ〔3.2.2〕ノニル、ビシクロ〔3.3.
1〕ノニル、ビシクロ〔4.2.1〕ノニル、ビシクロ
〔4.3.1〕デシルなどの単環式もしくは二環式のC
3-12シクロアルキル基など)が挙げられ、好ましくは、
炭素数5〜6の飽和脂環式炭化水素基などが挙げられ
る。該不飽和脂環式炭化水素基としては、炭素数3〜1
2のもの(例、1−シクロプロペニル、2−シクロプロ
ペニル、1−シクロブテニル、2−シクロブテニル、1
−シクロペンテニル、2−シクロペンテニル、3−シク
ロペンテニル、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘキ
セニル、3−シクロヘキセニル、1−シクロヘプテニ
ル、2−シクロヘプテニル、3−シクロヘプテニル、2
−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1
−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘ
キセン−1−イルなどのC3-12シクロアルケニル基な
ど、また、2,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,
4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘ
キサジエン−1−イル、2,4−シクロヘプタジエニル
などのC3-12シクロアルカジエニル基など)が挙げられ
る。
【0013】Y2で示される「置換されていてもよい環
状基」における環状基は、置換可能な位置に、任意の置
換基を1〜3個有していてもよい。該置換基としては、
(1)置換されていてもよい低級アルキル基、(2)置
換されていてもよい低級アルコキシ基、(3)置換され
ていてもよいアリール基、(4)置換されていてもよい
低級シクロアルキル基もしくはシクロアルケニル基、
(5)エステル化されていてもよいカルボキシル基、
(6)置換されていてもよいカルバモイル基、(7)置
換されていてもよいアミノ基、(8)置換されていても
よい水酸基、(9)置換されていてもよいチオール(メ
ルカプト)基、(10)アシル基、(11)ハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素など)、(12)ニトロ、
(13)シアノなどが挙げられる。該置換されていても
よい低級アルキル基(1)の低級アルキル基としては、
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソ
ヘキシル等のC1-6アルキル基などが挙げられる。該置
換されていてもよい低級アルコキシ基(2)の低級アル
コキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、se
c.−ブトキシ、tert.−ブトキシ、ペントキシ、イソペ
ントキシ、ネオペントキシ、ヘキシルオキシ、イソヘキ
シルオキシ等のC1-6アルコキシ基などが挙げられる。
【0014】該低級アルキル基(1)および低級アルコ
キシ基(2)は、置換基を置換可能な位置に1〜3個有
していてもよく、該置換基としては、例えば、ハロゲン
(例、フッ素、塩素、臭素など)、低級(C1-3)アル
コキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)など
が挙げられる。該置換されていてもよいアリール基
(3)のアリール基としては、フェニル、ナフチル、ア
ントリル、フェナントリル、アセナフチレニル等のC
6-14のアリール基が挙げられ、なかでもフェニル、1−
ナフチル、2−ナフチルなどが好ましい。該置換されて
いてもよい低級シクロアルキル基(4)の低級シクロア
ルキル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等のC
3-7シクロアルキル基等が挙げられる。該置換されてい
てもよい低級シクロアルケニル基(4)の低級シクロア
ルケニル基としては、シクロプロペニル、シクロブテニ
ル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル等のC3-6
クロアルケニル基等が挙げられる。該アリール基
(3)、低級シクロアルキル基(4)もしくは低級シク
ロアルケニル基(4)は、置換可能な位置に、任意の置
換基を1ないし5個、好ましくは1ないし3個有してい
てもよく、該置換基としては、アルコキシ基(例、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ等のC1-3アルコキシ)、
ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピル等のC1-3
ルキル)、アミノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シア
ノ基等が挙げられる。
【0015】該エステル化されていてもよいカルボキシ
ル(5)としては、カルボキシル基、C1-6アルコキシ
−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボ
ニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、
tert.−ブトキシカルボニル、sec.−ブトキシカルボニ
ル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカ
ルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル、tert.−ペ
ンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニルな
ど)、(C6-10アリール)オキシカルボニル(例、フェ
ノキシカルボニル、1−ナフトキシカルボニルなど)、
(C7-10アラルキル)オキシカルボニル(例、ベンジル
オキシカルボニルなどの(フェニル−C1-4アルキルオ
キシ)カルボニルなど)などが挙げられる。なかでもメ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基などが好ま
しい。
【0016】該置換されていてもよいカルバモイル基
(6)および置換されていてもよいアミノ基(7)の置
換基としては、例えば、置換されていてもよいC1-6
ルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシ
ル、イソヘキシルなど)、置換されていてもよいC3-6
シクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)、置換され
ていてもよいC6-10アリール基(例、フェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチルなど)、置換されていてもよいC
7-12アラルキル基(例、ベンジル、フェネチルなどのフ
ェニル−C1-4アルキル、ナフチル−C1-2アルキルな
ど)、置換されていてもよいC6-10アリールスルホニル
基(例、ベンゼンスルホニル、1−ナフタレンスルホニ
ル、2−ナフタレンスルホニルなど)などが挙げられ、
これらの置換基は同一又は異なって1個又は2個置換し
ていてもよい。該置換されていてもよいC1-6アルキ
ル、置換されていてもよいC3-6シクロアルキル基、置
換されていてもよいC6-10アリール基、置換されていて
もよいC7-12アラルキル基および置換されていてもよい
6-10アリールスルホニル基における置換基としては、
ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素など)、1〜3個の
ハロゲン原子で置換されていてもよいアルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1-4アル
コキシ)、1〜3個のハロゲン原子で置換されていても
よいアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル等のC
1-4アルキル)、ニトロ基などが挙げられ、これらが1
ないし5個置換していてもよい。また、置換されていて
もよいアミノ基(7)は、窒素原子上の2個の置換基が
窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成していても
よく、このような環状アミノ基の例としては、たとえば
1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペリジノ、モ
ルホリノ、チオモルホリノ、1−ピペラジニルなどが挙
げられる。
【0017】該置換されていてもよい水酸基(8)およ
び置換されていてもよいチオール基(9)における置換
基としては、例えば、置換されていてもよいC1-6アル
キル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec.−ブチル、tert.−ブチル、
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イ
ソヘキシルなど)、置換されていてもよいC3-6シクロ
アルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルなど)、置換されていても
よいC6-10アリール基(例、フェニル、1−ナフチル、
2−ナフチルなど)、置換されていてもよいC7-12アラ
ルキル基(例、ベンジル、フェネチルなどのフェニル−
1-4アルキル、ナフチル−C1-2アルキルなど)などが
挙げられる。該C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル
基、C6-10アリール基およびC7-12アラルキル基は、置
換可能な任意の位置に1〜5個の置換基を有していても
よく、該置換基としては、たとえばハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素など)、1〜3個のハロゲン原子で置換
されていてもよいアルコキシ基(例、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ等のC1-4アルコキシ)、1〜3個のハ
ロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基(例、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等のC
1-4アルキル)、ニトロ、アミノ、シアノ等が挙げられ
る。
【0018】該アシル基(10)としては、例えば、ホ
ルミル、置換されていてもよい炭化水素基で置換された
カルボニル基、置換されていてもよい炭化水素基で置換
されたスルフィニル基、置換されていてもよい炭化水素
基で置換されたスルホニル基などが挙げられる。該「置
換されていてもよい炭化水素基」としては、例えば、置
換されていてもよいC1-6アルキル基、置換されていて
もよいC3-6シクロアルキル基、置換されていてもよい
6-10アリール基(例、フェニル、ナフチルなど)、置
換されていてもよいC7-12アラルキル基(例、フェニル
−C1-4アルキル、ナフチル−C1-2アルキルなど)など
が挙げられる。すなわち該アシル基としては、ホルミル
基及び(C1-5アルキル)カルボニル基のようなC1-6
ルカノイル基、(C3-6シクロアルキル)カルボニル
基、(C6-10アリール)カルボニル基、(C7-12アラル
キル)カルボニル基、(C1-6アルキル)スルフィニル
基、(C3-6シクロアルキル)スルフィニル基、(C
6-10アリール)スルフィニル基、(C7-12アラルキル)
スルフィニル基、(C1-6アルキル)スルホニル基、
(C3-6シクロアルキル)スルホニル基、(C6-10アリ
ール)スルホニル基、(C7-12アラルキル)スルホニル
基が挙げられる。これらのアシル基は置換可能な任意の
位置に1〜5個の置換基を有していてもよく、該置換基
としては、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)、低級アルコキシ基(例、メトキシ、エト
キシ、プロポキシなどのC1-4アルコキシ基)、低級ア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピルなどのC1-4
アルキル基)が挙げられる。前記Y2で示される「置換
されていてもよい環状基」における環状基の置換基とし
ての好ましい例としては例えば、ハロゲン原子、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよいC1-6アルキル基、C1-6
アルカノイル基、C1-6アルコキシル基及びC1-6アルコ
キシルカルボニル基などが挙げられる。
【0019】Xで示される「置換されていてもよい2価
の脂肪族炭化水素基」の2価の脂肪族炭化水素基として
は、オキソ基で置換されていてもよい2価の低級脂肪族
炭化水素基及び2価の脂環式炭化水素基が挙げられる。
該「オキソ基で置換されていてもよい2価の低級脂肪族
基」としては例えば、−CH2−、−CH2CH2−、−
CH(CH3)−、−CH(CH3)CH2−、−CH2CH2
CH2−、−CH2CH2CH2CH2−、−CH=CH
−、−C≡C−、
【化16】 などのオキソ基1個で置換されていてもよいC1-6アル
キレン、C2-6アルケニレンまたはC2-6アルキニレン基
などが挙げられる。
【0020】該「2価の脂環式炭化水素基」の脂環式炭
化水素基としては例えば前記Y2で示される「置換され
ていてもよい環状基」の環状基としての脂環式炭化水素
基と同じものが挙げられる。Xで示される「置換されて
いてもよい2価の芳香族基」の芳香族基としては例え
ば、前記Y2で示される「置換されていてもよい環状
基」の環状基としての芳香族炭化水素基及び芳香族複素
環基と同様なものが挙げられる。Xで示される「置換さ
れていてもよい2価の脂環式複素環基」の脂環式複素環
基としては例えば、前記Y2で示される「置換されてい
てもよい環状基」の環状基としての脂環式複素環基と同
じものが挙げられるが、好ましくはピペリジル基及びピ
ペラジニル基のような2価の6員含窒素脂環式複素環基
である。Xで示される「置換されていてもよい2価の脂
肪族炭化水素基」、「置換されていてもよい2価の芳香
族基」、又は「置換されていてもよい2価の脂環式複素
環基」のそれぞれの置換基としては前記Y2で示される
「置換されていてもよい環状基」における環状基の置換
基として挙げられたものと同じものが挙げられる。X1
及びX2のそれぞれで示される「酸素および硫黄原子か
ら選ばれた1又は2個の原子を介した低級アルキレン」
としては、例えば−CH2O−、−OCH(CH3)−、−
CH2CH2O−、−OCH2O−、−OCH2CH2
−、−CH2S−、−SCH(CH3)−、−CH2CH2
−、−SCH2S−、−SCH2CH2S−、−OCH2
2S−などの炭素数1〜4のものが挙げられる。
【0021】X1及びX2のそれぞれで示される「オキソ
基で置換されていてもよい2価の低級アルキレン」とし
ては例えば、−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH
3)−、−CH(CH3)CH2−、−CH2CH2CH2−、
−CH2CH2CH2CH2−、
【化17】 などのオキソ基1個で置換されていてもよいC1-6アル
キレンなどが挙げられる。一般式(I)におけるX1−X
−X2の好ましい例としては例えば、
【化18】 などが挙げられる。
【0022】Y1で示される「置換されていてもよいベ
ンゼン環」におけるベンゼン環は置換可能な位置に任意
の置換基を1〜4個有していてもよい。該置換基として
は、例えば、前記Y2で示される「置換されていてもよ
い環状基」における環状基の置換基として挙げられたも
のと同じものが挙げられる。Y1で示される「置換され
ていてもよいベンゼン環」の好ましい例としては、無置
換のベンゼン環及び1〜4個のハロゲン(例、フッ素、
塩素、臭素など)で置換されたベンゼン環である。
【0023】Rで示される「置換基」としては例えば前
記Y2で示される「置換されていてもよい環状基」にお
ける環状基の置換基として挙げられたものと同じものが
挙げられる。式(I)で表わされる化合物は薬理学的に
許容される塩を形成してもよい。薬理学的に許容される
塩としては無機酸付加塩、有機酸付加塩、酸性アミノ酸
塩などが用いられる。無機酸付加塩を生成させうる無機
酸としてはたとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸などが、有機酸付加塩を生成させうる有機酸として
はギ酸、酢酸、酒石酸、クエン酸、フマール酸、マレイ
ン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、 p−ト
ルエンスルホン酸などが、酸性アミノ酸塩を生成させう
る酸性アミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン
酸などが挙げられる。尚、一般式(I)及び(I')で表
わされる縮合インドール誘導体またはその塩は水和物で
あってもよく、以下、塩、水和物も含め以下それぞれ化
合物(I)及び(I')と称する。
【0024】本発明化合物(I)及び(I')は分子内に
1ないしそれより多い不斉炭素を有する場合、これら不
斉炭素に関しR配置、S配置のいずれも本発明に包含さ
れる。化合物(I)は、例えば以下に示される方法等に
よって製造される。原料化合物及び合成中間体は、遊離
体のほか化合物(I)と同様の塩として用いてもよく、
また反応混合液のままあるいは公知の手段に従って単離
した後に反応に供してもよい。本発明の化合物(I)の
製造法を以下に詳しく述べる。 式(II):
【化19】 (式中、Yは反応性基を示し、Y1は前記と同意義を示
す)で表される化合物またはその塩(以下化合物(II)
という)と式(III):
【化20】 (式中、各記号は前記と同意義を示す)で表される化合
物またはその塩(以下化合物(III)という)とを反応
させることにより化合物(I)を合成することができ
る。一般式(II)において、Yで示される反応性基とし
ては、周知の反応性基を使用すればよい。該反応性基と
しては、例えばハロゲン原子(例、塩素、臭素、フッ
素、ヨウ素等)、 C6-10アリールスルホニルオキシ基
(例、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トリルスルホニ
ルオキシ等)、C1-4アルキルスルホニルオキシ(例、
メタンスルホニルオキシ等)等が挙げられる。一般式
(II)、(III)の各定義(Yを除く)における好まし
い例は、上記一般式(I)での説明と同様である。
【0025】本反応は一般に溶媒中で行なわれ、反応を
阻害しない溶媒が適宜に選択される。このような溶媒と
してはたとえばジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、エチレングリコール−ジメチルエーテ
ルなどのエーテル類、たとえばギ酸エチル、酢酸エチ
ル、酢酸n−ブチルなどのエステル類、たとえばジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクレン、
1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、
たとえばn−ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化
水素類、たとえばホルムアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル
−2−ピロリジノンなどのアミド類、たとえばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン類、たとえばアセトニトリル、プロピオニトリ
ルなどのニトリル類などのほか、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン、ヘキサメチルホスホルアミド、水など
の単独またはこれらの混合溶媒が挙げられる。また、本
反応は、必要に応じて塩基の存在下で行うことができ、
このような塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、トリエチレンジアミン、テトラメチルエチレンジア
ミン等の有機塩基、例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化
カリウム等の無機塩基等が用いられる。
【0026】本反応において、反応温度は約−20℃〜
200℃であり、約70℃〜160℃が好ましい。反応
時間は通常約1〜48時間であり、約2〜12時間が好
ましい。本反応を行う場合、化合物(III)の使用量
は、化合物(II)1モルに対して、通常約1〜10モル
であり,好ましくは約1〜3モルである。化合物(I)
の精製法 : 製造法に詳記した各種製造法により、反応
混合物中に生成した化合物(I)は抽出法,カラムクロ
マトグラフィー,沈澱法,再結晶法などの公知の処理手
段によって単離精製することができる。一方、単離され
た化合物(I)は所望により公知の方法によって塩に変
換することもできる。なお、化合物(I)がジアステレ
オマー、コンフォーマーなどとして存在する場合には、
所望により、前記分離、精製手段によりそれぞれを単離
することができる。また、化合物(I)がラセミ体であ
る場合には、通常の光学分割手段によりd体、l体に分
離することができる。化合物(I)が、塩基性基を含む
場合、自体公知の方法により、酸付加塩とすることがで
きる。
【0027】本反応の原料である化合物(II)は例えば
1が無置換のベンゼン環の場合は公知の方法(例え
ば、「ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミス
トリー」第23巻、647頁(1986年))によっ
て、また、それ以外の場合もその方法に準じて一般式
(IV):
【化21】 (式中、Y1は前記と同意義を示す)で表される化合物
にハロゲン化剤(例えば、オキシ塩化リン、五塩化リ
ン、フェニルホスホン酸ジクロリド等)、またはC6-10
アリールスルホニル化剤(例えば、ベンゼンスルホニル
クロリド、p−トリルスルホニルクロリド等)、C1-4
アルキルスルホニル化剤(例えば、メタンスルホニルク
ロリド、メタンスルホン酸無水物等)を塩基(例えば、
ジメチルアニリン等)の存在下又は非存在下で反応させ
ることにより製造することができる。 また、上記各反応において、反応に供される化合物また
はその塩において、反応に関与しないアミノ基、カルボ
キシル基、ヒドロキシ基に対して、保護基を用いてもよ
く、保護基の付加、除去は公知の手段により行うことが
できる。
【0028】アミノ基の保護基としては、例えば、ホル
ミル、それぞれ置換基を有していてもよい、C1-6アル
キルカルボニル(例えば、アセチル、プロピオニルな
ど)、フェニルカルボニル、C1-6アルキル−オキシカ
ルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニルなど)、フェニルオキシカルボニル、C7-10アラ
ルキルオキシ−カルボニル(例えば、ベンジルオキシカ
ルボニルなどのフェニル−C1-4アルキルオキシ−カル
ボニルなど)、トリチル、フタロイルまたはN,N−ジ
メチルアミノメチレンなどが用いられる。これらの置換
基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、ホルミル、C1-6アルキル−カルボ
ニル(例えば、アセチル、プロピオニル、バレリルな
ど)、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1ないし
3個程度である。カルボキシル基の保護基としては、例
えば置換基を有していてもよい、C1-6アルキル(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、tert.−ブチルなど)、フェニル、トリチルまたは
シリルなどが用いられる。これらの置換基としては、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例え
ば、アセチル、プロピオニル、バレリルなど)、ニトロ
基などが用いられ、置換基の数は1ないし3個程度であ
る。
【0029】ヒドロキシル基の保護基としては、例えば
置換基を有していてもよい、C1-6アルキル(例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、te
rt.−ブチルなど)、フェニル、C7-10アラルキル(例
えば、ベンジルなどのフェニル−C1-4アルキルな
ど)、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例え
ば、アセチル、プロピオニルなど)、フェニルオキシカ
ルボニル、ベンゾイル、(C7-10アラルキルオキシ)カ
ルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボニルなどのフ
ェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニルなど)、ピ
ラニル、フラニルまたはシリルなどが用いられる。これ
らの置換基としては、ハロゲン原子((例えば、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-6アルキル(例え
ば、メチル、エチル、プロピルなど)、フェニル、C
7-10アラルキル(例えば、ベンジルなどのフェニル−C
1-4アルキルなど)、ニトロ基などが用いられ、置換基
の数は1ないし4個程度である。また、保護基の除去方
法としては、それ自体公知またはそれに準じた方法が用
いられるが、例えば酸、塩基、還元、紫外光、ヒドラジ
ン、フェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミン
酸ナトリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド、
酢酸パラジウムなどで処理する方法が用いられる。
【0030】本発明の化合物(I)及び(I')は抗菌作
用を有し低毒性であるため、例えばヘリコバクター(He
licobacter)属菌、キャンピロバクター(Campylobacte
r)属菌、ペプトストレプトコッカス(Peptostreptococ
cus)属菌〔例、ペプトストレプトコッカス・アネロビ
ウス(Peptostreptococcus anaerobius)〕、クロスト
リジウム(Clostridium)属菌〔例、クロストリジウム
・パーフリンジェンス(Clostridium perfringen
s)〕、ユウバクテリウム(Eubacterium)属菌〔例、ユ
ウバクテリウム・エロファシエンス(Eubacterium aero
faciens)、ユウバクテリウム・アラクトリチカム(Eub
acterium alactolyticum)、ユウバクテリウム・リモサ
ム(Eubacterium limosum)〕、バクテロイデス(Bacte
roides)属菌〔例、バクテロイデス・フラジリス(Bact
eroides fragilis)、バクテロイデス・ブルガタス(Ba
cteroides vulgatus)などに対する抗菌剤として使用で
きる。特に、本発明の抗菌剤は例えば消化管内で有害な
作用を及ぼす菌に対して抗菌作用を示す。消化管として
は、例えば胃、十二指腸等が挙げられる。消化管内で有
害な作用を及ぼす菌としては、ヘリコバクター属菌
(例、ヘリコバクター・ピロリ)、キャンピロバクター
属菌(例、キャンピロバクター・フィタス、キャンピロ
バクター・ジェジューニ、キャンピロバクター・ムステ
ラ、キャンピロバクター・コリ等)が挙げられる。この
うち、ヘリコバクター属菌が好ましく、特にヘリコバク
ター・ピロリが好ましい。上記したように本発明の抗菌
剤は、消化管内で有害な作用を及ぼす菌、好ましくはヘ
リコバクター・ピロリに起因する各種消化器系統の疾患
(例、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、慢性胃炎等)の予防又は
治療に有効である。さらに、化合物(I)及び(I')は
ヘリコバクター・ピロリに起因しないストレス性潰瘍の
ような潰瘍の予防又は治療にも有効であり、新規な抗潰
瘍剤として十二指腸潰瘍および胃潰瘍等の予防又は治療
に有効である。化合物(I)及び(I')は低毒性であり
安全に用いられる。
【0031】本発明の抗菌剤、抗潰瘍剤、抗胃癌剤及び
組成物は、好ましくは一般式(I)及び(I')は下記に
例示するような薬理学的に許容される担体等を含有して
なる医薬組成物の形態である。本発明の抗菌剤、抗潰瘍
剤、抗胃癌剤及び組成物は、哺乳動物(例、ヒト、犬、
猫等)に経口的又は非経口的に投与することができる。
経口投与する場合の剤形としては、例えば錠剤(糖衣
錠、フィルムコーティング錠を含む)、丸剤、顆粒剤、
散剤、カプセル剤(ソフトカプセル剤を含む)、シロッ
プ剤、乳剤、懸濁剤等が挙げられる。非経口投与する場
合の剤形としては、例えば注射剤、注入剤、点滴剤、坐
剤等が挙げられる。化合物(I)を上記の剤形に製造す
る方法としては、当該分野で一般的に用いられている自
体公知の製造法を適用すればよい。また上記の剤形に製
造する場合には、必要に応じて、その剤形に製する際に
製剤分野において通常用いられている賦形剤、結合剤、
崩壊剤、滑沢剤、甘味剤、界面活性剤、懸濁化剤、乳化
剤等を含有させて製造することができる。
【0032】例えば化合物(I)を錠剤に製する場合に
は、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を含有させて製
造することができ、丸剤及び顆粒剤に製する場合には賦
形剤、結合剤、崩壊剤等を含有させて製造することがで
きる。また、散剤及びカプセル剤に製する場合には賦形
剤等を、シロップ剤に製する場合には甘味剤等を、乳剤
及び懸濁剤に製する場合には懸濁化剤、界面活性剤、乳
化剤等を含有させて製造することができる。賦形剤とし
ては、例えば乳糖、白糖、ブドウ糖、でんぷん、蔗糖、
微結晶セルロース、カンゾウ末、マンニトール、炭酸水
素ナトリウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム等が
挙げられる。結合剤としては、例えば5〜10重量%デ
ンプンのり液、10〜20重量%アラビアゴム液又はゼ
ラチン液、1〜5重量%トラガント液、カルボキシメチ
ルセルロース液、アルギン酸ナトリウム液、グリセリン
等が挙げられる。崩壊剤としては、例えばでんぷん、炭
酸カルシウム等が挙げられる。滑沢剤としては、例えば
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン
酸カルシウム、精製タルク等が挙げられる。甘味剤とし
ては、例えばブドウ糖、果糖、転化糖、ソルビトール、
キシリトール、グリセリン、単シロップ等が挙げられ
る。界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウ
ム、ポリソルベート80、ソルビタンモノ脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸ポリオキシル40等が挙げられる。懸
濁化剤としては、例えばアラビアゴム、アルギン酸ナト
リウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチ
ルセルロース、ベントナイト等が挙げられる。乳化剤と
しては、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、ポリソ
ルベート80等が挙げられる。
【0033】更に、化合物(I)及び(I')を上記の剤
形に製造する場合には、所望により、製剤分野において
通常用いられる着色剤、保存剤、芳香剤、矯味剤、安定
剤、粘稠剤等を添加してもよい。これらの製剤における
化合物(I)の配合割合は、製剤の種類により異なる
が、通常0.01〜50%配合される。化合物(I)及び
(I')は、安定かつ低毒性で安全に使用することができ
る。その1日の投与量は患者の状態や体重、化合物の種
類、投与経路等によって異なるが、経口投与の場合に
は、成人(50kg)の潰瘍患者に対して1日当たりの
投与量は約1〜500mgが適切であり、約10〜20
0mgが好ましい。化合物(I)及び(I')は、他の抗
菌剤及び抗潰瘍剤と併用して投与することができる。
【0034】該抗菌剤としては、例えばマクロライド系
抗菌剤(例、クラリス、ルリド、アジスロマイシン
等)、キノロン系抗菌剤(例、タリヴィッド、オゼック
ス、グレパフロキサシン、バロフロキサシン、NM−4
41、T−3761等)、ペニシリン系抗菌剤(例、フ
ロペネム、α−フェノキシメチルペニシリン、フェネチ
シリン、メチシリン、オキサシリン、アノイシリン、ア
モキシシリン等)、セファロスポリン系抗菌剤(例、フ
ルマックス、セファロチン、セファロリジン、セファピ
リン、セファレキシン、セフロキサジン、セフォチア
ム、セフロキシムセフォチアムヘキセチル、セフィキシ
ム、セフテラムピボキシル、ME1207等)等が挙げ
られる。該抗潰瘍剤としては、例えば消化性潰瘍治療薬
等が挙げられ、プロトンポンプ阻害薬、ヒスタミンH2
ブロッカー、粘膜保護型抗潰瘍薬等が挙げられる。
【0035】プロトンポンプ阻害薬としては、抗潰瘍性
を有するベンツイミダゾール系化合物、特に2−〔(ピ
リジル)−メチルスルフイニル又はメチルチオ〕ベンツ
イミダゾール系誘導体又はその塩が挙げられる。具体例
として、2−〔2−〔3−メチルー4−(2,2,2−
トリフルオロエトキシ)ピリジル〕メチルスルフィニ
ル〕ベンツイミダゾール(ランソプラゾール)、2−
〔(2−ピリジル)メチルスルフィニル〕ベンツイミダ
ゾール(チモプラゾール)、2−〔2−(3,5−ジメ
チル−4−メトキシピリジル)メチルスルフィニル〕−
5−メトキシ−1H−ベンツイミダゾール(オメプラゾ
ール)、2−〔2−〔4−(3−メトキシプロポキシ)
−3−メチルピリジル)メチルスルフィニル〕−1H−
ベンツイミダゾールナトリウム塩(E−3810)、2
−〔2−(3,4−ジメトキシピリジル)メチルスルフ
ィニル〕−5−ジフルオロメトキシ−1H−ベンツイミ
ダゾール(パントプラゾール)等が挙げられる。上記の
ベンツイミダゾール系化合物またはその塩は、例えば特
開昭54−141783号公報、特開昭58−1928
80号公報、特開昭61−50978号公報、特開昭6
2−116576号公報、特開平5−59043号公報
等に記載の方法及びそれらに準じた方法により製造され
る。さらに、例えば2−〔〔o−(イソブチルメチルア
ミノ)ベンジル〕スルフィニル〕ベンツイミダゾール
(レミノン)、2−〔(4−メトキシ−6,7,8,9
−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ〔b〕ピリジン−
9−イル)スルフィニル〕−1H−ベンツイミダゾール
ナトリウム塩(TY−11345)、5−メトキシ−2
−〔〔(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジ
ル)メチル〕スルフィニル〕−イミダゾ〔4,5−b〕
ピリジン(TU−199)等も挙げられる。
【0036】ヒスタミンH2ブロッカーとしては、例え
ば2−シアノ−1−メチル−3−〔2−〔〔(5−メチ
ルイミダゾールー4−イル)メチル〕チオ〕エチル〕グ
アニジン(シメチジン)、N−〔2−〔〔5−〔(ジメ
チルアミノ)メチル〕フルフリル〕チオ〕エチル〕−
N’−メチル−2−ニトリ−1,1−エテンジアミン
(ランチジン)、(±)−2−(フルフリルスルフィニ
ル)−N−〔4−〔4−(ピペリジニルメチル)−2−
ピリジル〕オキシ(z)−2−ブテニル〕アセタミド
(ロクチジン)等が挙げられる。粘膜保護型抗潰瘍薬と
しては、例えば(z)−7−〔(1R,2R,3R)−
2−〔(E)−(3R)−3−ヒドロキシ−4、4−ジ
メチル−1−オクテニル〕−3−メチル−5−オキソシ
クロペンチル〕−5−ヘプテノン酸(チモプロスチル、
ウルスター)、1−ブチリックアシド−7−(L−2−
アミノブチリックアシド)−26−L−アスパルチック
アシド−27−L−バリン−29−L−アラニン−1,
7−カルシトニン(エルカトニン)、3−エチル−7−
イソプロピル−1−アズレンスルフォネート ナトリウ
ム(エグアレンナトリウム)等が挙げられる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明はさらに下記の製剤例、参
考例,実施例で詳しく説明されるが、これらの例は単な
る実例であって本発明を限定するものではなく、また本
発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。 参考例,実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶
出はTLC(ThinLayer Chromatography, 薄層ク
ロマトグラフィー)による観察下に行なわれた。TLC
観察においては、TLCプレートとしてメルク(Merc
k)社製の60F254 を、展開溶媒としてはカラムクロ
マトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検
出法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲル
は同じくメルク社製のキーゼルゲル60(70〜230
メッシュ)を用いた。NMRスペクトルは内部または外
部基準としてテトラメチルシランを用いてGemini 20
0型スペクトロメーターで測定し、全δ値を ppm で示
した。混合溶媒において()内に示した数値は各溶媒の
容量混合比である。また溶液における%は溶液100ml
中のg数を表わす。また参考例,実施例中の記号は次の
ような意味である。 s :シングレット(singlet) d :ダブレット(doublet) t :トリプレット(triplet) q :クワルテット(quartet) ABq :AB型クワルテット(AB type quartet) dd :ダブル ダブレット(double doublet) m :マルチプレット(multiplet) bs :ブロ−ド シングレット(broad singlet) J :カップリング定数(coupling constant) 室温 :0〜30℃
【0038】製剤例1 上記(1)、(2)及び(3)の全量と5mgの(4)
を混和した後、顆粒化し、これに残りの(4)を5mg
加えて、全体をゼラチンカプセルに封入した。
【0039】製剤例2 上記(1)、(2)及び(3)の全量と20mgの
(4)及び2.5mgの(5)を混和した後、顆粒化
し、この顆粒に残りの(4)を10mgおよび(5)を
2.5mg加えて加圧成型し、錠剤とした。
【0040】参考例1 N−(5−クロロ−2−シアノフェニル)グリシン エ
チルエステル
【化22】 2−アミノ−4−クロロベンゾニトリル18.7g、エ
チルブロモアセタート22.5g、N,N−ジイソプロ
ピルエチルアミン100mlの混合物を2日間加熱還流
した。冷却後、混合物を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル
350mlと水300mlの混合物に溶解した。有機層
分取後、水200ml、飽和重曹水200mlで洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、活性炭1gを加え
た。濾過後、濾液を減圧濃縮した。濃縮残渣を、エタノ
ールから再結晶することにより、標記化合物8.23g
を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):1.21(3
H,t,J=7.1Hz), 4.09(2H,d,J
=6.2Hz), 4.14(2H,q,J=7.1H
z), 6.66(1H,t,J=6.2Hz),
6.74(1H,dd,J=9.0Hz,J=1.8H
z), 6.77(1H,d,J=1.8Hz),
7.54(1H,d,J=9.0Hz).
【0041】参考例2 エチル 3−アミノ−6−クロロ−1H−インドール−
2−カルボキシレート
【化23】 カリウム t−ブトキシド4.60gをテトラヒドロフ
ラン25mlに懸濁させ、N−(5−クロロ−2−シア
ノフェニル)グリシン エチルエステル4.60gのテ
トラヒドロフラン溶液75mlを温度30℃以下に保ち
ながら、滴下した。室温で2.5時間撹拌後、反応液を
氷水200gにあけた。テトラヒドロフランを減圧留去
し、析出した固体を濾取した。水洗後、減圧下乾燥する
ことにより、標記化合物7.94gを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):1.33(3
H,t,J=7.1Hz), 4.30(2H,q,J
=7.1Hz), 5.78(2H,bs), 6.9
1(1H,dd,J=8.5Hz,J=1.8Hz),
7.22(1H,d,J=1.8Hz), 7.78
(1H,d,J=8.5Hz), 10.54(1H,
bs).
【0042】参考例3 7−クロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
−4−オン
【化24】 エチル 3−アミノ−6−クロロ−1H−インドール−
2−カルボキシレート7.17gとホルムアミド30m
lの混合物を200℃で2時間撹拌した。冷却後、析出
した固体を濾取し、少量のエタノールで洗い、減圧下乾
燥することにより、標記化合物4.52gを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):7.25(1
H,dd,J=8.5Hz,J=1.8Hz), 7.
54(1H,d,J=1.8Hz), 8.01(1
H,d,J=8.5Hz),8.03(1H,d,J=
3.4Hz), 12.28(1H,bs), 12.
48(1H,bd).
【0043】参考例4 4,7−ジクロロ−5H−ピリミド[5,4−b]イン
ドール塩酸塩
【化25】 7−クロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
−4−オン4.39g、オキシ塩化リン25ml、ジオ
キサン50mlの混合物を6時間加熱還流した。冷却
後、減圧濃縮し、残渣をエタノール、ジエチルエーテル
で洗った。減圧下乾燥することにより、標記化合物5.
06gを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):7.41(1
H,dd,J=8.6HZ,J=1.8Hz), 7.
72(1H,d,J=1.8Hz), 8.28(1
H,d,J=8.6Hz), 8.89(1H,s),
12.62(1H,bs).
【0044】参考例5 4−[4−(4−メトキシフェニル)ピペラジニル]−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化26】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(4−メトキシフェニル)ピペラジン2塩酸塩
を実施例5と同様に処理することにより、標記化合物を
得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.33(4
H,m), 3.72(3H,s), 4.33(4
H,m), 6.89(2H,d,J=9.0Hz),
7.05 (2H,d,J=9.0Hz), 7.30
−7.85(3H,m), 8.36(1H,d,J=
8.0Hz), 8.86(1H,s), 12.48
(1H,bs).
【0045】参考例6 4−[4−(4−クロロフェニル)ピペラジニル]−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化27】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(4−クロロフェニル)ピペラジン塩酸塩を実
施例5と同様に処理することにより、標記化合物を得
た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.47(4
H,m), 4.34(4H,m), 7.03(2
H,d,J=9.2Hz), 7.29(2H,d,J
=9.2Hz), 7.30−7.90(3H,m),
8.42(1H,d,J=8.0Hz), 8.88
(1H,s), 12.57(1H,bs).
【0046】実施例1 4−[4−(4−アセチルフェニル)ピペラジニル]−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール
【化28】 4−クロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
塩酸塩2.03g、4′−ピペラジノアセトフェノン
1.90g、1−メチル−2−ピロリジノン15mlの
混合物を140℃で3.5時間撹拌した。冷却後、反応
液に水60mlを加え、更に1N水酸化ナトリウム溶液
10mlを加えた。析出した固体を濾取し、水洗後減圧
下乾燥することにより、標記化合物1.82gを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):2.48(3
H,s), 3.63(4H,m), 4.05(4
H,m), 7.05(2H,d,J=8.6Hz),
7.20−7.71(3H,m), 7.87(2H,
d,J=8.6Hz), 8.16(1H,d,J=
7.8Hz), 8.59(1H,s),11.63
(1H,bs).
【0047】実施例2 4−[4−(1,3−ピリミジン−2−イル)ピペラジ
ニル]−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
【化29】 4′−ピペラジノアセトフェノンの代わりに1−(2−
ピリミジル)ピペラジン2塩酸塩を実施例1と同様に処
理することにより、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.89−4.
00(8H,m), 6.69(1H,t,J=4.8
Hz), 7.20−7.70(3H,m),8.14
(1H,d,J=7.8Hz), 8.43(2H,
d,J=4.8Hz), 8.52(1H,s), 1
1.45(1H,bs).
【0048】実施例3 4−[4−(2−ピリジル)ピペラジニル]−5H−ピ
リミド[5,4−b]インドール
【化30】 4′−ピペラジノアセトフェノンの代わりに1−(2−
ピリジル)ピペラジンを実施例1と同様に処理すること
により、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.76(4
H,m), 3.92(4H,m), 6.69(1
H,dd,J=7.0Hz,J=5.0Hz), 6.
92(1H,d,J=8.6Hz), 7.20−7.
70(4H,m),8.11−8.19(2H,m),
8.51(1H,s), 11.45(1H,b
s).
【0049】実施例4 4−(4−ベンジルピペラジニル)−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール
【化31】 4′−ピペラジノアセトフェノンの代わりに1−ベンジ
ルピペラジンを実施例1と同様に処理することにより、
標記化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3,δ):2.59(4H,
m), 3.54(2H,s), 3.90(4H,
m), 7.20−7.60(8H,m), 8.24
(1H,d,J=7.8Hz), 8.69(1H,
s), 9.08(1H,bs).
【0050】実施例5 4−[4−(3−クロロフェニル)ピペラジニル]−5
H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化32】 4−クロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
塩酸塩400mgを1−メチル−2−ピロリジノン6m
lに溶解し、1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2
塩酸塩951mgを加えて油浴140℃で4時間撹拌し
た。反応液に水60ml加え、飽和重曹水で中性とした
後、酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機層を合わ
せて飽和食塩水で洗浄後減圧濃縮し、残渣にエタノール
8mlを加えて懸濁液とし、4N塩酸数滴を加えた。生
じた沈殿を濾取して乾燥し、標記化合物404mgを得
た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.52(4
H,m), 4.34(4H,m), 6.80−7.
86(7H,m), 8.40(1H,d,J=8.0
Hz), 8.88(1H,s), 12.53(1
H,bs).
【0051】実施例6 4−[4−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペラジニ
ル]−5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化33】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(3,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン塩
酸塩を実施例5と同様に処理することにより、標記化合
物を得た。1 H−NMR(CDCl3,δ):3.64(4H,
m), 3.76(3H,s), 3.80(3H,
s), 4.56(4H,m), 7.00−7.90
(6H,m), 8.41(1H,d,J=8.0H
z), 8.88(1H,s), 12.53(1H,
bs).
【0052】実施例7 4−[4−(p−トリル)ピペラジニル]−5H−ピリ
ミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化34】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(p−トリル)ピペラジン2塩酸塩を実施例5
と同様に処理することにより、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):2.23(3
H,s), 3.32(4H,m), 4.32(4
H,m), 6.94(2H,d,J=8.4H
z)), 7.09(2H,d,J=8.4Hz),
7.30−7.90(3H,m), 8.41(1H,
d,J=8.2Hz), 8.84(1H,s),1
2.53(1H,bs).
【0053】実施例8 4−(4−ベンゾイルピペラジニル)−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール塩酸塩
【化35】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りにベンゾイルピペラジンを実施例5と同様に処理する
ことにより、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.62(4
H,m), 4.27(4H,m), 7.30−7.
90(8H,m), 8.41(1H,d,J=8.0
Hz), 8.87(1H,s), 12.52 (1
H,bs).
【0054】実施例9 4−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジニル]−5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩
酸塩
【化36】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジ
ンを実施例5と同様に処理することにより、標記化合物
を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.58(4
H,m), 4.33(4H,m), 7.10−7.
90(7H,m), 8.37(1H,d,J=8.0
Hz), 8.85(1H,s), 12.45(1
H,bs).
【0055】実施例10 4−[4−(4−メトキシカルボニルフェニル)ピペラ
ジニル]−5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩
酸塩
【化37】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(4−メトキシカルボニルフェニル)ピペラジ
ンを実施例5と同様に処理することにより、標記化合物
を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.70(4
H,m), 3.80(3H,s), 4.37(4
H,m), 7.02(2H,d,J=8.2Hz),
7.86(2H,d,J=8.2Hz), 7.30
−7.90(3H,m), 8.40(1H,d,J=
8.4Hz), 8.87(1H,s), 12.53
(1H,bs).
【0056】実施例11 4−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジニル]−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化38】 1−(3−クロロフェニル)ピペラジン2塩酸塩の代わ
りに1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを実施例
5と同様に処理することにより、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.39(4
H,m), 4.34(4H,m), 7.00−7.
20(4H,m), 7.30−7.90(3H,
m), 8.41(1H,d,J=8.2Hz),
8.88(1H,s),12.56(1H,bs).
【0057】実施例12 4−[2−(4−フェニルピペラジニル)エトキシ]−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール
【化39】 1−フェニルピペラジン1.50gを1−メチル−2−
ピロリジノン8mlに溶解し、2−クロロエタノール
4.98mlとトリエチルアミン1.5mlを加えて1
00℃で6.5時間撹拌した。反応液に水70mlを加
え、飽和重曹水を加えて中性としたのち酢酸エチル50
mlで4回抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。
得られた油状物1.25gをテトラヒドロフラン10m
lに溶解し、この溶液を水素化ナトリウム(60% i
n oil)390mgのテトラヒドロフラン懸濁液1
0mlに加えた。氷冷下15分間撹拌したのち、4−ク
ロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール100
0mgのテトラヒドロフラン溶液20mlを加えた。こ
の溶液を油浴80℃で7.5時間加熱還流した。反応液
を減圧濃縮し、残渣をヘキサン、酢酸エチル、水で洗浄
し、乾燥して標記化合物594mgを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):2.70(4
H,m), 2.91(2H,t,J=5.6Hz),
3.14(4H,m), 4.78(2H,t,J=
5.6Hz), 6.70−7.70(8H,m),
8.17(1H,d,J=8.4Hz), 8.61
(1H,s).
【0058】実施例13 4−[3−(4−フェニルピペラジニル)プロピルオキ
シ]−5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化40】 2−クロロエタノールの代わりに3−ブロモプロパノー
ルを実施例12と同様に処理することにより、標記化合
物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):2.41(2
H,m), 3.10−3.90(10H,m),
4.80(2H,t,J=5.4Hz), 6.80−
7.80(8H,m), 8.38(1H,d,J=
7.8Hz), 8.94(1H,s), 12.84
(1H,bs).
【0059】実施例14 4−(4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピ
リジル)−5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩
酸塩
【化41】 4−クロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
300mgをN,N−ジメチルホルムアミド6mlに溶
解し、4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピ
リジン塩酸塩306mgと炭酸カリウム389mgを加
えて油浴120℃で5時間撹拌した。反応液に水70m
lを加え、4N塩酸で中性としたのち酢酸エチル50m
lで2回抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄
後減圧濃縮し、残渣にエタノール10mlを加えて懸濁
液とし、4N塩酸数滴を加えた。生じた沈殿を濾取して
乾燥し、標記化合物176mgを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):2.80(2
H,m), 4.38(2H,t,J=5.4Hz),
4.89(2H,m), 6.34(1H,m),
7.20−7.90(8H,m), 8.41(1H,
d,J=8.2Hz), 8.86(1H,s), 1
2.53(1H,bs).
【0060】実施例15 4−(4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジニル)−
5H−ピリミド[5,4−b]インドール塩酸塩
【化42】 4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
塩酸塩の代わりに4−ヒドロキシ−4−フェニルピペリ
ジンを実施例14と同様に処理することにより、標記化
合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):1.80−2.
30(4H,m), 3.84(2H,m), 4.8
8(2H,m), 5.50(1H,bs),7.20
−7.90(8H,m), 8.41(1H,d,J=
8.2Hz),8.85(1H,s), 12.42
(1H,bs).
【0061】実施例16 4−(4−フェニルピペリジニル)−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール塩酸塩
【化43】 4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
塩酸塩の代わりに4−フェニルピペリジンを実施例14
と同様に処理することにより、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):1.70−2.
20(4H,m), 3.07(1H,m), 3.3
3−3.70(2H,m), 5.07(2H,m),
7.20−7.90(8H,m), 8.43(1
H,d,J=8.0Hz), 8.84(1H,s),
12.49(1H,bs).
【0062】実施例17 4−[4−(4−アセチルフェニル)ピペラジニル]−
7−クロロ−5H−ピリミド[5,4−b]インドール
【化44】 参考例4で得られた4,7−ジクロロ−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール塩酸塩686mg、4′−ピ
ペラジノアセトフェノン1.02g、1−メチル−2−
ピロリジノン5mlの混合物を140℃で2時間撹拌し
た。冷却後、反応液に水20mlを加え、更に1N水酸
化ナトリウム溶液5mlを加えた。析出した固体を濾取
し、水洗後減圧下乾燥することにより、標記化合物63
0mgを得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):2.48(3
H,s), 3.58−3.64(4H,m), 3.
95−4.01(4H,m), 7.06(2H,d,
J=9.0Hz), 7.28(1H,dd,J=8.
5Hz,J=1.8Hz), 7.64(1H,d,J
=1.8Hz), 7.86(2H,d,J=9.0H
z), 8.12(1H,d,J=8.5Hz),
8.53(1H,s), 11.60(1H,bs).
【0063】実施例18 7−クロロ−4−[4−(1,3−ピリミジン−2−イ
ル)ピペラジニル]−5H−ピリミド[5,4−b]イ
ンドール
【化45】 4′−ピペラジノアセトフェノンの代わりに1−(2−
ピリミジル)ピペラジン2塩酸塩を実施例17と同様に
処理することにより、標記化合物を得た。1 H−NMR(DMSO−d6 ,δ):3.87−4.
01(8H,m), 6.70(1H,t,J=4.8
Hz), 7.28(1H,dd,J=8.5Hz,J
=1.8HZ),7.65(1H,d,J=1.8H
z), 8.13(1H,d,J=8.5Hz),
8.43(2H,d,J=4.8Hz), 8.53
(1H,s), 11.58(1H,bs).
【0064】実施例19 4−(4−ピペリジノピペリジニル)−5H−ピリミド
[5,4−b]インドール
【化46】 4′−ピペラジノアセトフェノンの代わりに4−ピペリ
ジノピペリジンを実施例1と同様に処理することによ
り、標記化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3,δ):1.35−2.70
(15H,m), 3.10(2H,m), 4.62
(2H,m), 7.23−7.57(3H,m),
8.26(1H,d,J=7.8Hz), 8.69
(1H,s), 9.13(1H,bs).
【0065】〔試験例〕ヘリコバクター・ピロリ(Heli
cobacter pylori)に対する抗菌活性試験 (試験方法)実施例で得られた化合物を使用し、各々の
抗菌活性を以下の方法〔寒天平板希釈(Agar Dilutio
n)方法〕によって測定した。被験化合物を、各々ジメ
チルスルホキシドに溶解し、滅菌蒸留水で2倍ずつ段階
的に希釈することによって被験サンプルを調製した。培
地として7%馬血液加Brucella agar を使用し、調製
した被験サンプル2mlを、各々7%馬血液加Brucella
agar 18mlと混和することによって、測定用平板
を作製した。被験菌として、ヘリコバクター・ピロリ菌
株NCTG11637およびCPY433を使用した。
各々の被験菌は、2.5%牛胎児血清加 Brucella bro
th培地を使用して、CampyPakTM(BBLR Beckton Di
ckinson Microbiology Systems)を挿入したガスパッ
クジャー中で、37℃、20時間振盪培養した。同培地
で約106 CFU/mlに調製した各菌液5マイクロリ
ットルを、各々の測定用平板に接種し、CampyPakTM
水を含ませた脱脂綿を挿入したガスパックジャー中で、
37℃、4日間培養した。培養後、菌株の発育を肉眼で
観察し、菌株の発育が観察されない最低濃度を該被験化
合物のMIC値(最小発育阻止濃度)とした。陽性対照
として、メトロニダゾール(公知の抗ヘリコバクター・
ピロリ作用を有するイミダゾール誘導体)を使用し、被
験化合物と同様に操作してメトロニダゾールのMIC値
を求めた。
【0066】(試験結果)被試験化合物およびメトロニ
ダゾール(陽性対照)のMIC値を〔表1〕に示す。
【表1】 これより、本発明の化合物は、メトロニダゾールに比べ
て優れた抗菌活性を有していることがわかる。
【0067】
【発明の効果】化合物(I)、(I')は、安定かつ低毒
性であり、消化管内で有害な作用を及ぼす菌(例、ヘリ
コバクター・ピロリ等のヘリコバクター属菌、キャンピ
ロバクター属菌)に対し強い抗菌活性を有するために、
抗菌剤として、例えば、上記の菌に起因する各種の疾患
(例、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、慢性胃炎等)の予防又は
治療に有効である。しかも、ヘリコバクター・ピロリは
潰瘍を再発させる大きな原因でもあるため、化合物
(I)、(I')は抗潰瘍剤として潰瘍の再発防止にも有
効である。さらに、化合物(I)、(I')は抗潰瘍剤と
して、ヘリコバクター属菌に起因しないストレス性潰瘍
のような潰瘍の予防または治療にも有効である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
    は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
    もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
    2価の芳香族基、又は置換されていてもよい2価の脂環
    式複素環基を、X1及びX2はそれぞれ結合手、酸素及び
    硫黄原子から選ばれた1又は2個の原子を介した低級ア
    ルキレン又はオキソで置換されていてもよい低級アルキ
    レンを示す。(但し、X1が結合手で、X2が結合手又は
    メチレンで、Xが 【化2】 であるとき、(1)Y2が置換されていてもよいフェニル
    で、かつ5H−ピリミド〔5,4−b〕インドールの7,
    8位の双方にメトキシを有するもの、 及び(2)Y2が4位
    に塩素原子又はメトキシを有していてもよいフェニルで
    かつY1が無置換のベンゼン環であるものを除く)〕で
    表される縮合インドール誘導体またはその塩。
  2. 【請求項2】Y2が置換されていてもよい芳香族基であ
    る請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】置換されていてもよい芳香族基がそれぞれ
    置換されていてもよいフェニル基、ピリジル基又はピリ
    ミジニル基である請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】Xが置換されていてもよい2価の脂環式複
    素環基である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】X1及びX2が結合手であり、Xが置換され
    ていてもよい2価の6員含窒素脂環式複素環基である請
    求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】X1−X−X2が 【化3】 であり、Y1がハロゲン原子で置換されていてもよいベ
    ンゼン環であり、Y2がそれぞれハロゲン原子、ハロゲ
    ン原子で置換されていてもよいC1-6 アルキル基、C
    1-6アルカノイル基、C1-6アルコキシル基及びC1-6
    ルコキシルカルボニル基から選ばれる1ないし3個の置
    換基で置換されていてもよい(1)フェニル基、(2)
    ピリジル基又は(3)ピリミジニル基である請求項1記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】抗菌作用を有する請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】請求項1記載の化合物を含有する医薬組成
    物。
  9. 【請求項9】式 【化4】 〔式中、Y1は置換されていてもよいベンゼン環を、Y2
    は置換されていてもよい環状基を、Xは置換されていて
    もよい2価の脂肪族炭化水素基、置換されていてもよい
    2価の芳香族基、又は置換されていてもよい2価の脂環
    式複素環基を、X1及びX2はそれぞれ結合手、酸素及び
    硫黄原子から選ばれた1又は2個の原子を介した低級ア
    ルキレン又はオキソで置換されていてもよい低級アルキ
    レンを、Rは水素原子又は置換基を示す。〕で表される
    化合物またはその塩を含有する抗菌剤。
  10. 【請求項10】化合物(I')またはその塩を含有するヘ
    リコバクター属菌に対する抗菌剤。
  11. 【請求項11】化合物(I')またはその塩を含有する抗
    潰瘍剤。
  12. 【請求項12】化合物(I')またはその塩を含有する抗
    胃癌剤。
  13. 【請求項13】式(II) 【化5】 〔式中、Yは反応性基を示し、Y1は請求項1記載の定
    義と同じ。〕で表される化合物またはその塩と式(II
    I) 【化6】 〔式中の各記号は請求項1記載の定義と同じ。〕で表さ
    れる化合物またはその塩とを反応させることを特徴とす
    る請求項1記載の化合物の製造法。
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