JPH10175983A - トリメトキシシラン化合物 - Google Patents
トリメトキシシラン化合物Info
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- JPH10175983A JPH10175983A JP33979696A JP33979696A JPH10175983A JP H10175983 A JPH10175983 A JP H10175983A JP 33979696 A JP33979696 A JP 33979696A JP 33979696 A JP33979696 A JP 33979696A JP H10175983 A JPH10175983 A JP H10175983A
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Abstract
触媒を用いて製造されるα−オレフィン重合体の立体規
則性を高める効果を有し、シランカップリング剤あるい
は樹脂改質剤等としても用いることができる新規なトリ
メトキシシラン化合物を提供する。 【解決手段】 一般式(1) (式中、R1 は炭素数が2〜10の直鎖状飽和脂肪族炭
化水素基、または炭素数が3〜10の分岐状もしくは環
状の飽和脂肪族炭化水素基を表わす。)で示されるトリ
メトキシシラン化合物。
Description
化合物に関する。さらに詳しく言えば、チーグラー・ナ
ッタ(Ziegler-Natta)触媒系においてα−オレフィン重
合体を製造する際に使用する電子供与性化合物として、
あるいはシランカップリング剤、樹脂改質剤等として有
用なトリメトキシシラン化合物に関するものである。
ッタ触媒系において、α−オレフィン、特にプロピレン
を重合する際に、得られるポリプロピレンの立体規則性
を上げ機械的特性を改善する目的で使用される電子供与
性化合物としてアルコキシシラン化合物がよく知られて
いる。
は、例えば、ケイ素原子に隣接する炭素原子がtert−ブ
チル基を有するアルコキシシラン化合物(特開昭63-193
906号公報等)、ケイ素原子に隣接する炭素原子が三級
である炭化水素基2つを配位子としたアルコキシシラン
化合物(EP 0 576 412 A1)、ケイ素原子に隣接する炭素
原子が三級である炭化水素基と、直鎖状の炭化水素基を
配位子としたアルコキシシラン化合物(特開平5-117319
号公報、特開平5-202123号公報)、ケイ素原子に隣接す
る炭素原子が三級である炭化水素基と、飽和の環状炭化
水素基を配位子としたアルコキシシラン化合物(特開平
4-227707号公報)などがある。
シラン化合物を使用しても、得られるポリプロピレンの
立体規則性を十分に高くすることはできていない。ま
た、アルコキシシラン化合物はシランカップリング剤あ
るいは樹脂改質剤などとしても利用されており、かねて
よりこれらの分野に有用な新規なアルコキシシラン化合
物の開発が強く望まれている。
は、塩化マグネシウム担持型チーグラー・ナッタ触媒を
用いて製造されるα−オレフィン重合体、特にポリプロ
ピレンの立体規則性を高くする効果があり、かつシラン
カップリング剤あるいは樹脂改質剤としても用いること
ができる新規なトリメトキシシラン化合物を提供するこ
とにある。
ネシウム担持型チーグラー・ナッタ触媒系において、α
−オレフィン重合体、特にポリプロピレンを製造する際
に有用な電子供与性化合物を開発すべく種々のトリアル
コキシシラン化合物について鋭意検討を行った。その結
果、一般式(1) で示される電子供与性のトリメトキシシシラン化合物
が、塩化マグネシウム担持型チーグラー・ナッタ触媒に
用いた場合に、得られるα−オレフィン重合体、特にポ
リプロピレンの立体規則性を高くする効果があり、前記
の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。
ランカップリング剤あるいは樹脂改質剤等、通常のシラ
ン化合物と同様の用途にも利用可能である。
が2〜10の直鎖状飽和脂肪族炭化水素基、または炭素
数が3〜10の分岐状もしくは環状の飽和脂肪族炭化水
素基を表わす。このような飽和脂肪族炭化水素基として
は、例えば、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、オクチル、ノニル、デシル基および炭素数が1
0までのこれらの異性体基、並びにシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げ
られる。
ン化合物の具体例としては、3−メチル−3−(トリメ
トキシシリル)ペンタン、4−メチル−4−(トリメト
キシシリル)ヘプタン、5−メチル−5−(トリメトキ
シシリル)ノナン、2,3,4−トリメチル−3−(ト
リメトキシシリル)ペンタン、3,4,5−トリメチル
−4−(トリメトキシシリル)へプタン、1,1−ジシ
クロペンチル−1−(トリメトキシシリル)エタン、
1,1−ジシクロヘキシル−1−(トリメトキシシリ
ル)エタン等が挙げられる。これらの中では、特に3−
メチル−3−(トリメトキシシリル)ペンタンが好まし
い。
々の方法により製造することができる。製造方法の1例
について説明する。まず、一般式(3) (式中、Xはハロゲン原子を表わし、R1 は前記と同じ
意味を表わす。)で示されるグリニャール試薬とジクロ
ロシランとを反応させることにより、一般式(4) で示されるアルキルシラン化合物を得る。
脱ハロゲン化水素酸の存在下で、メタノールと反応させ
ることにより、一般式(5) で示される化合物を得る。さらに、一般式(5)の化合
物を触媒の存在下、メタノールと反応させることによ
り、一般式(1)で示されるトリメトキシシラン化合物
を得ることができる。
ル試薬は、対応するアルキルハライドと金属マグネシウ
ムから常法に従って得ることができる。一般式(3)の
グリニャール試薬とジクロロシランとの反応は、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、
ヘキサン,トルエン等の炭化水素系溶媒、あるいはそれ
らの混合溶媒中で行なうことができる。その際の反応温
度は−100℃〜120℃、好ましくは−78℃〜10
0℃である。
(4)で示されるアルキルシラン化合物とメタノールと
をアルキルシラン化合物1モルに対して1〜10モルの
メタノール存在下で反応させることにより、一般式
(5)で表わされる化合物を得ることが出来る。
級アミン、窒素含有複素環化合物、例えばピリジン、キ
ノリン、イソキノリンなどが使用可能であるが、これら
の内でも尿素、ピリジン、キノリンが好ましく用いられ
る。反応は0℃〜120℃の温度で5分〜50時間、好
ましくは20℃〜100℃の温度で30分から6時間行
う。また製造に際しては溶媒を使用することもできる。
溶媒としては、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、ノナン、デカンのような炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランの
ようなエーテル類等の有機溶媒が挙げられる。
触媒の存在下、一般式(5)1モルに対して2〜50モ
ルのメタノールと反応させることにより、一般式(1)
で示されるトリメトキシシラン化合物を得ることができ
る。脱水素触媒としては、パラジウム、白金などの遷移
金属およびそれらの有機金属化合物、パラジウムカーボ
ン等の遷移金属担持触媒あるいはカリウム、ナトリウム
等のアルカリ金属が挙げられるが、これらの内でも、パ
ラジウムカーボン、ナトリウム等が好ましく用いられ
る。反応は0℃〜150℃の温度で5分〜50時間、好
ましくは20℃〜100℃の温度で10分〜6時間行な
う。
ンタンの合成 1−1)3−メチル−3−(クロロシリル)ペンタンの
合成 ジムロートおよび100ml滴下ロートを付した300
ml三口フラスコにマグネシウム 6.1gおよび触媒量の
ヨウ素を仕込んだ。これに3−クロロ−3−メチルペン
タン30gとジエチルエーテル63mlを1時間かけて
滴下し、対応するグリニャール試薬を得た。フラスコ内
容物を−78℃に冷却した。ジクロロシラン10mlを
30分かけてバブリングした。その後−78℃で1時間
撹拌したのち、ガスクロマトグラフィーで反応を追跡し
ながら加熱還流させた。反応は9時間で完結した。冷却
後、生じた沈澱をろ別し、溶媒を留去した後、蒸留して
145〜148℃の無色透明液体15gを得た。収率4
0%。 質量分析(EI法):m/z=150(M+ )。
ル)ペンタンの合成 磁気撹拌機、ジムロートおよび50ml滴下ロートを付
した300ml三口フラスコにメタノール50mlおよ
び尿素 4.5gを仕込んだ。上記で得られた3−メチル−
3−(メトキシシリル)ペンタン 7.3gを15分かけて
滴下した。滴下終了後、ガスクロマトグラフィーで反応
を追跡しながら室温で1時間撹拌した。蒸留することで
メタノールを留去し、ヘキサン60mlで3回抽出し
た。その後、ヘキサンを留去し、以下の反応に使用し
た。
シリル)ペンタンの合成 磁気撹拌機、ジムロートおよび50ml滴下ロートを付
した300ml三口フラスコにメタノール50ml、上
記で得られた3−メチル−3−(メトキシシリル)ペン
タンの粗溶液約6mlおよび触媒量のナトリウムを仕込
んだ。ガスクロマトグラフィーで反応を追跡しながらフ
ラスコ内容物を加熱還流した。反応後、溶媒を留去し、
蒸留して187〜189℃の無色透明液体 4.1gを得
た。収率41%(GC分析による純度:98%)。
H), 1.2(q,4H), 3.5(s,9H);13 C−NMR(CD3Cl):δ(13C/ppm):50.34, 25.98, 2
8.52, 20.36, 8.29;29 Si−NMR(CD3Cl,(Me)4Siを化学シフト基準物質
として使用):δ(29Si/ppm):-48.65。 上記分析結果から、得られた液状生成物は標題の3−メ
チル−3−(トリメトキシシリルメチル)ペンタンであ
ることが確認された。
媒の調製 無水塩化マグネシウム(市販の無水塩化マグネシウムを
乾燥塩化水素ガス気流中で約500℃において15時間
焼成乾燥することによって調製したもの)20g(0.21
mol)、四塩化チタン 3.0mlおよび粉砕助剤として
シリコンオイル(信越化学社製 TSS-451、20cs)
3.0mlを乾燥窒素気流下、振動ボールミル用の容器
(ステンレス製の円筒型、容積1リットル、直径が10mm
の磁性ボールを見かけ容積で約50%充填)に入れた。
これを振幅が6mmの振動ボールミルに取り付け、15
時間共粉砕を行うことによって共粉砕固形物が得られ
た。得られた共粉砕物15gを1,2−ジクロロエタン
150ml中に懸濁させ、80℃で2時間撹拌した後、
固体部をろ過によって採取し、ヘキサンにて、洗浄液中
に遊離の1,2−ジクロロエタンが検出されなくなるま
で十分洗浄した。これを30℃〜40℃にて減圧乾燥
し、ヘキサンを除去後、固体触媒成分を得た。得られた
固体触媒成分を分析したところ、この固体触媒成分のチ
タン原子の含有量は2.4 wt%)であった。
規則性の測定 内容積3リットルのステンレス製オートクレーブに上記の方
法で製造された固体触媒成分17mgとトリエチルアル
ミニウム91mg、実施例1で得た電子供与性化合物の
3−メチル3−(トリメトキシシリル)ペンタン37m
g、プロピレン760gおよび水素0.1 gを仕込んだ。
オートクレーブを昇温し、内温を70℃に1時間保ち、
その後内容ガスを放出して重合を終結させ、得られたポ
リプロピレンの立体規則性を沸騰ヘプタン抽出によって
調べたところ、ポリマーの沸騰ヘプタン不溶分は重量比
で99.3(wt%)であった。比較のために電子供与性化
合物としてtert−ブチルトリメトキシシランを用いて上
記と同様にして得られたポリプロピレンの立体規則性を
沸騰ヘプタン抽出によって調べたところ、ポリマーの沸
騰ヘプタン不溶分は重量比で95.7(wt%)であった。
化水素基、または炭素数が3〜10の分岐状もしくは環
状の飽和脂肪族炭化水素基を表わす。)で示されるトリ
メトキシシラン化合物は塩化マグネシウム担持型チーグ
ラー・ナッタ触媒系において、α−オレフィン、特にポ
リプロピレンを重合する際、得られる重合体の立体規則
性を高める電子供与性化合物として有用である。またこ
のトリメトキシシラン化合物はシランカップリング剤あ
るいは樹脂改質材として用いることも可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1) (式中、R1 は炭素数が2〜10の直鎖状飽和脂肪族炭
化水素基、または炭素数が3〜10の分岐状もしくは環
状の飽和脂肪族炭化水素基を表わす。)で示されるトリ
メトキシシラン化合物。 - 【請求項2】 R1 が炭素数2〜10の直鎖状飽和脂肪
族炭化水素基である請求項1に記載のトリメトキシシラ
ン化合物。 - 【請求項3】 式(2) で示される3−メチル−3−(トリメトキシシリル)ペ
ンタン。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33979696A JPH10175983A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | トリメトキシシラン化合物 |
| US08/868,673 US6063727A (en) | 1996-12-19 | 1997-06-04 | Catalyst for olefin polymerization and method for preparing polyolefins |
| CA002207467A CA2207467C (en) | 1996-12-19 | 1997-06-06 | Catalyst for olefin polymerization and method for preparing polyolefins |
| DE69710435T DE69710435T2 (de) | 1996-12-19 | 1997-07-02 | Katalysator zur Polymerisation von Olefinen und Verfahren zur Herstellung von Olefinpolymeren |
| EP97304818A EP0849291B1 (en) | 1996-12-19 | 1997-07-02 | Catalyst for olefin polymerization and method for preparing polyolefins |
| KR1019970032094A KR100468904B1 (ko) | 1996-12-19 | 1997-07-10 | 올레핀중합용촉매및폴리올레핀의제조방법 |
| US09/478,197 US6271167B1 (en) | 1996-12-19 | 2000-01-05 | Catalyst for olefin polymerization and method for preparing polyolefins |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33979696A JPH10175983A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | トリメトキシシラン化合物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175983A true JPH10175983A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18330898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33979696A Pending JPH10175983A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | トリメトキシシラン化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10175983A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016102067A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 信越化学工業株式会社 | オルガノキシシランの製造方法 |
| JP2016138086A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-08-04 | 東ソー株式会社 | 第3級アルキルシラン及び第3級アルキルアルコキシシランの製造方法 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP33979696A patent/JPH10175983A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016102067A (ja) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 信越化学工業株式会社 | オルガノキシシランの製造方法 |
| JP2016138086A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-08-04 | 東ソー株式会社 | 第3級アルキルシラン及び第3級アルキルアルコキシシランの製造方法 |
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